JP3750323B2 - 車両用ナビゲーション装置及びそのプログラムを記録した記憶媒体 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置及びそのプログラムを記録した記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、階層的なリスト表示から所望の情報を選択して表示する際に、所望のジャンルの情報を容易に迅速に得ることを可能にし、更には情報の選択状態が認識良く表示される車両用ナビゲーション装置及びその情報表示方法及びそのプログラムを記録した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両用ナビゲーション装置においては、情報記憶装置に地図データの他、登録地点のデータを格納している。この登録地点のデータは、店や施設等の情報であり、実際にその店や施設等の位置座標が格納され、地図データとリンクしている。使用者は、所望の登録地点を選択することにより、地図表示上にその選択された登録地点を表示し、その登録地点を目的地として設定して現在位置からの経路探索を行わせ、その経路に沿った経路誘導を得る。このような装置は、例えば特開平8−184455号に示されている。
【0003】
店や施設等の登録地点データには、各種の詳細情報が格納され、使用者はその詳細情報を参照して数多い登録地点から所望のものを選択することができる。目的地を設定する際、使用者が元から行くべき地点の情報を知り得ている場合と、ジャンルまでの曖昧な情報しか知り得ていない場合とがある。従来より、ナビゲーション装置においては、前者の場合、その地点の住所や電話番号を入力することにより地点を設定することができる。これに対して後者の場合、例えば、京都周辺で泊まるところを探したいというニーズがある場合、例えば地域を絞り込んで、その地域内にある所定のジャンル(ホテル、旅館、温泉等)を指定して、いくらかその指定したジャンルに含まれる登録地点の各種情報を見て、希望のものを探すようにしている。この登録地点のデータは、ジャンルや地域毎に分類可能なような階層構造のデータ構造となっている。表示画面にはジャンルを選択するメニュ画面、地域を階層的に選択する画面、選択されたジャンルや地域に含まれる登録地点を選択する画面が順次リスト表示される。この登録地点を選択する際の階層的なリスト表示方法は、表示画面全体に現在選択されている階層のリスト表示を行い、選択操作に伴い順次次階層の画面に切り換えるようにしている。このように画面全体にメニュ表示を行うようにすると、現在表示されている階層の前後の階層の選択状況を知ることができない。そこで、階層的に選択されるメニュ表示の選択履歴をウィンドウ表示して、選択状況を確認できるようにしている。
【0004】
上記の方法で、階層的に希望の登録地点を選択し、登録地点の各種詳細情報を表示させ、その詳細情報を見て登録地点を選択すべきか否かを判断する。例えば、使用者がある地域周辺の駐車場を探す場合、駐車場の詳細情報である、営業時間、駐車台数、料金、車両制限等のジャンルの情報を見て、使用者は希望に合致したものを選択する。従来の装置においては、ある登録地点が選択されると、複数のジャンルの詳細情報が一度に表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のナビゲーション装置よると、ある登録地点の詳細情報を表示させ、使用者がその詳細情報を見て希望に合致しなければ、他の登録地点の詳細情報を表示させる操作を繰り返し、希望に合致する登録地点を探すようにしている。この時、詳細情報が表示された画面から登録地点のリスト表示に戻り、登録地点を選択し直して詳細情報を表示させる。つまり、複数の上位階層のデータの下位となる情報を出力する際、上位階層の情報を切り換える際には、表示画面を下位階層から上位階層のリスト表示へ一旦戻す必要がある。特に情報量が多くなると、何回も上位階層の画面と下位階層の画面とを切り換える必要がある。また、登録地点の詳細情報は、1つの画面に複数の情報が表示されるため、車両用の表示装置では見づらかったり、情報を十分に表示できないことがある。
【0006】
また、詳細情報を種々のジャンルに分け、登録地点の選択後、表示すべき詳細情報のジャンルを選択して、そのジャンルに限定して詳細情報を表示する方法が考えられる。この方法においても、階層的に登録地点を選択し、その後ジャンルを選択するという階層的な操作方法を採っている。従って、登録地点を変更する際には、詳細情報の表示画面から一旦登録地点のリスト表示に戻り、登録地点を切り換える操作を必要とし、操作が煩わしい。例えば、使用者が、料金の安い駐車場を探すという目的で登録地点を検索する場合、登録地点を選択して、その登録地点の詳細情報のジャンルで「料金」を指定する。ある登録地点の料金が希望に合致しなければ、登録地点のリスト表示に戻して、他の登録地点に切り換えて、再度詳細情報の「料金」を指定し料金を表示させる。この操作を、希望に合致する登録地点が見つかるまで繰り返す必要がある。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するものであり、階層的なリスト表示から所望の情報を選択して表示する際に、所望のジャンルの情報を容易に迅速に得ることを可能にし、更には情報の選択状態が認識良く表示される可能にした車両用ナビゲーション装置及びそのプログラムを記録した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、複数の物件、および各物件に対して複数の詳細情報ジャンルを持たせた詳細情報を記憶する情報記憶手段と、前記物件、および詳細情報ジャンルを選択する選択手段と、前記物件をリスト表示する表示手段と、前記選択手段により選択された物件に対応する詳細情報を前記情報記憶手段より検索する検索手段と、前記検索手段により検索された詳細情報を前記表示手段に表示する制御手段とを有する車両用ナビゲーション装置において、前記制御手段は、前記複数の詳細情報ジャンルのうち前記選択手段により1つの詳細情報ジャンルが選択されると、前記選択手段により物件が変更されるに伴って該物件に対応する前記選択された詳細情報ジャンルの詳細情報を切り換えて表示することを特徴としている
【0010】
このような構成とすることにより、物件(上位階層の情報)の詳細情報ジャンルを予め決めると、物件の切り換えに対応して、その物件の詳細情報ジャンルの詳細情報(下位階層の情報)を表示することができ、物件と詳細情報の表示画面の移行操作を行うことなく、所望の詳細情報ジャンルの詳細情報を得ることができる。即ち、所望の詳細情報ジャンルの詳細情報を少ない操作で容易に迅速に得ることができる。
【0011】
また、本発明における車両用ナビゲーション装置は、詳細情報ジャンルが、選択手段によって選択された物件を含む地図を表示する項目であることを特徴とする。
【0012】
本発明における車両用ナビゲーション装置記憶媒体は、選択された物件に対応する詳細情報を検索、表示すると共に、複数の詳細情報ジャンルのうち1つの詳細情報ジャンルが選択されると、物件が変更されるに伴って該物件に対応する前記選択された詳細情報ジャンルの詳細情報を切り換えて表示するプログラムを格納することを特徴とする
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る車両用ナビゲーション装置の実施の1形態における構成を示す図である。本実施の形態に係る車両用ナビゲーション装置は、図1に示すように経路案内に関する情報を入力したり、出力させるサービス情報を選択指示するための入力装置1、自車両の現在位置に関する情報を検出する現在位置検出装置2、経路の算出に必要なナビゲーション用データや誘導案内に必要な表示案内データ等が記録されている情報記憶装置3、経路探索処理や経路案内に必要な表示案内処理を行うとともに、システム全体の制御を行う中央処理装置4、外部から送信された情報を受信し、また本装置から各種情報を他の装置または媒体へ送信する情報送受信装置5、及び誘導案内に関する各種情報やサービス情報を出力する出力装置6から構成されている。
【0014】
入力装置1は、目的地や通過点、或は誘導経路の探索条件を入力したり、または運転者の意志により画面に出力される情報を制御するための指示入力を行い、中央処理処理装置4にその入力された指示内容を送信する。その機能を実現するための手段として、表示画面上に配されたタッチスイッチやリモートコントローラ、或は音声認識装置を有する。これら入力装置により運転者は、目的地を電話番号や地図上の座標や住所などから選択して入力したり、経路案内の出力要求や表示装置に表示される地図情報や種々のサービス情報の表示選択等、使用者が所望とする処理の指示を入力可能とする。
【0015】
出力装置2は、中央処理装置4で処理された情報、及び情報記憶装置3に格納された情報、或は情報送受信装置5から受信された各種情報を出力するものであり、地図情報や経路案内に関する情報やサービス情報を画面に表示出力するディスプレイ、またそれら情報を音声出力により出力するスピーカを備えている。
【0016】
ディスプレイは、カラーCRTやカラー液晶表示器により構成されており、中央処理装置4が処理する地図データや案内データに基づく目的地入力画面、経路設定画面、区間図画面、交差点図画面などナビゲーションに必要なすべての画面をカラー表示出力すると共に、本画面に経路案内の設定および経路誘導中の案内や画面の切り換え操作を行うためのタッチスイッチが表示される。特に、通過交差点名などの通過交差点情報は、随時、区間図画面に重畳してカラー表示され、また、目的地入力画面では入力途中において、共通読み部分を有する全ての目標名の残りリスト数や、目的地の選択画面等が表示され、選択キーやリモートコンロール操作で目標名を選択したとき、目的地の周辺の地図が表示されるようになっている。
【0017】
このディスプレイは、運転席近傍のインストルメントパネル内に設けられており、運転者は区間図を見ることにより自車両の現在地を確認し、またこれからの経路についての情報を得ることができる。また、ディスプレイには機能ボタンの表示に対応してタッチパネルが設けられており、ボタンをタッチすることにより入力される信号に基づいて上記の操作が実行されるように構成されている。このボタンとタッチスイッチなどから構成される入力信号発生手段は入力部を構成するものであるが、ここではその詳細な説明を省略する。また、インストルメントパネル内に設けられたディスプレイと併用して、運転者の視線に合わせてフロントガラスの一部を利用して、或はダッシュボード上にヘッドアップディスプレイを設け、設定された経路において右左折等案内すべき交差点での進行方向等、経路案内を行うための必要最小限の情報を表示するようにしてもよい。
【0018】
現在位置検出装置2は、車両の現在位置に関する情報を検出、或は受信する装置であり、地磁気センサ等で構成される絶対方位センサ、ジャイロセンサ、ステアリングセンサ等で構成される相対方位センサ、車輪の回転数から走行距離を検出する距離センサ、衛星航法システム(GPS)を利用したGPS受信装置、その他現在位置に関する各種情報を車両外の装置から受信する現在位置情報通信装置を備えている。該現在位置情報通信装置は、交通情報受信装置やデータ送受信装置から構成され、交通情報受信装置は、VICS(道路交通情報システム)受信装置等からなり、該装置により電波ビーコンや光ビーコン等により送信される現在位置における位置情報を受信する。また、データ送受信装置は、GPSから送信される位置情報の誤差情報を送信するセンタからその情報を受信する(D(ディファレンシャル)−GPS)装置や情報センタに電話発信することにより発信された位置情報を得るための携帯電話等からなる。
【0019】
情報記憶装置3は、ナビゲーションプログラム及びデータをCD−ROM(以下、単にCDという)、DVD(ディジタル・ビデオディスク)−ROM、MD(ミニディスク)、光CD、ICカード等の外部記憶媒体に記憶した外部記憶装置である。プログラムは、地図描画部、経路探索部、経路案内部、現在位置計算部、目的地設定操作制御部等からなりナビゲーションを行うための信号処理を行うアプリケーション部及びOS部等で構成され、ここに、経路探索などの処理を行うためのプログラムや経路の表示案内に必要な表示出力制御、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデータ、さらには、経路案内及び地図表示に必要な表示情報データが格納されている。また、データには、地図データ、交差点データ、道路データ、各種サービス情報等の案内データ等、ナビゲーションを実行するために必要な全てのデータが格納されている。
【0020】
具体的には、現在位置検出装置2からの位置情報、入力装置1からの入力信号に基づき目的地や通過点を設定し、探索道路データを用いて経路探索を実行するプログラム、交通情報受信装置から取得された交通情報に基づき探索道路データを変換して再度経路探索を実行させるためのプログラム、探索された経路を立体的に描画するために変換するプログラム、或は地図描画やマップマッチング、経路に沿って音声出力タイミングや音声フレーズの内容を決定するためのプログラム、さらには画像撮影手段であるビデオカメラから取り込まれた画像から特徴物を認識して案内出力に利用するプログラム等が格納され、これら情報記憶装置3に格納されたプログラムを起動することにより、本実施の形態におけるナビゲーションの各機能が実行される。つまり、本実施の形態においては、本発明の機能が実現されるためのプログラムが外部記憶媒体である情報記憶装置3に格納されている。
【0021】
また、本実施の形態の機能が実現されるためのプログラムの全部又は一部、データの全部又は一部を情報センタや他の車両から後述する情報送受信装置5を介して受信し、ナビゲーション装置内の記録媒体であるフラッシュメモリやRAMに記憶させるようにしてもよい。また本実施の形態における情報記憶装置は外部記憶装置3のみであってもよいし、外部記憶装置と中央処理装置内に装備されるROMやRAMやフラッシュメモリとの併用、或は中央処理装置内に装備されるRAMやフラッシュメモリのみであってもよい。
【0022】
中央処理装置4は、種々の演算処理を実行するCPU、情報記憶装置3のCDからプログラムを読み込んで格納するフラッシュメモリを備えている。このフラッシュメモリは、CDのプログラムの変更があっても既存のプログラムを消去して書き換え可能にするものである。また、フラッシュメモリのプログラムチェック、更新処理を行うプログラムを格納した第1ROM、設定された目的地の地点座標、道路コードNo.等の探索された経路案内情報や演算処理中のデータを一時的に格納するRAM、経路案内及び地図表示に必要な表示情報データが格納された第2ROMを備えている。なお、前記した更新処理を行うプログラムを外部記憶装置に格納しておいてもよい。
【0023】
さらに、ディスプレイへの画面表示に使用する画像データが記憶された画像メモリ、CPUからの表示出力制御信号に基づいて画像メモリから画像データを取り出し、画像処理を施してディスプレイに経路案内情報を表示したり、地図を描画する画像プロセッサ、CPUからの音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置3から読み出した音声、フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変換してスピーカに出力する音声プロセッサ、通信による入出力データのやり取りを行う通信インタフェースおよび現在位置検出装置2のセンサ信号を取り込むためのセンサ入力インタフェース、内部ダイアグ情報に日付や時間を記入するための時計などを備えている。ここで、経路案内は画面表示と音声出力で行うが、画面表示または音声出力どちらか一方のみによる経路案内も運転者が選択できるように構成されている。
【0024】
この中央処理装置4において、現在位置検出装置2の各センサにより取得されたデータをセンサ入力インターフェースより取り込むと、そのデータに基づきCPUは、一定時間毎に現在位置座標を算出し、一時的にRAMに書き込む。この現在位置座標は、各種データの検出誤差を考慮してマップマッチング処理を行ったものである。また、各種センサによる出力値は、マップマッチング処理の結果を用いたり、センサ相互のデータを比較することにより、常に補正が行われる。
【0025】
ディスプレイへの画面表示に使用する画像データが一時的に格納される画像メモリ(VRAM)は、中央処理装置4により、情報記憶装置3に格納された各種データを読み出して、画面に表示すべき情報を描画処理し、その処理されたデータを格納する。本実施の形態では、表示画面を左右2分割にし、左右に異なる情報を表示するナビゲーション装置について説明する。本装置においては、例えば一方の画面に現在位置を中心とした地図表示を行い、もう一方の画面に目的地や通過点となる地点を検索するための検索画面や種々のサービス情報を表示する。または、左右の画面に縮尺の異なる地図を表示したり、情報量の詳細度の異なる地図を表示する。或は、左右の画面の両方を検索画面として使用し、特に予め情報記憶装置3に記憶されている登録地点情報を階層的に検索する際に、選択状況を認識し易くするために、一方の画面に現在の選択状況を、他方の画面に選択状況の履歴を表示する。例えば、階層的なリストにより所望の地点を選択する際、現在の階層のリストを右画面に表示し、その階層の上位の階層のリストを選択の履歴とともに左画面に表示する。中央処理装置4においては、左右の画面の描画制御を独立して行う。そして、画像メモリはメモリ領域を少なくとも2つの領域に分割し、それぞれを左右画面用に分担する。本実施の形態においては、画像メモリを3つに分割し、階層的に表示されるリスト表示のうち、3階層分を画像メモリに蓄積することが可能となっている。上記においては、1つの画像メモリを複数の領域に分割して、左右の画面用に分担したが、予め複数の画像メモリを用意して、左右の画面用に分担するようにしてもよい。尚、複数の画像メモリの領域、或は複数の画像メモリを、左画面用、右画面用として固定的に分担させることも可能であるし、表示状態により適宜左画面用と右画面用とを入れ換えるようにすることも可能である。後者の場合は、例えば、右画面に表示していた内容を左画面に移動させる場合は、描画メモリ内の描画データは変えずに、右画面表示から左画面表示に切り換えるようにする。
【0026】
ナビゲーションに必要なプログラムは、中央処理装置4のROMに予め格納するように構成してもよいし、情報記憶装置(記憶媒体)3に格納するように構成してもよい。なお、情報記憶装置3にプログラムを格納した場合には、例えば情報記憶装置3からプログラムを読み出してフラッシュメモリに記憶させるようにすると、情報記憶装置3を交換することにより、新たなプログラムを更新、実行することが可能となる。また、情報記憶装置3から読み出したプログラムを一時的にRAMに記憶させてナビゲーション機能を処理するようにすることもできる。
【0027】
情報送受信装置5は、情報センタや他の車両と通信することによりナビゲーションを実行するために必要な各種データを受信したり、送信するための装置であり、VICS受信装置や携帯電話、或はその他光通信を行うための装置である。VICS(道路交通情報システム)は、情報センタから道路交通情報をリアルタイムでFM多重放送、電波ビーコン、光ビーコンによって車両に伝送するもので、VICS受信装置は、それらの情報を受信することができるようになっている。VICS送信データは、各道路毎に付けられたリンク番号に対して、渋滞度(例えば、通行不可、渋滞、混雑、交通量)、渋滞先頭位置、渋滞長、通行規制(工事情報、通行止め等)、旅行時間(所定速度での所要時間)等のデータから構成されている。また、携帯電話や光通信により情報センタにアクセスして、運転者の要求により交通情報センタ(例えばATIS)との間で情報のやり取りを行う。また、電話回線や光通信等により他の車両と通信することにより、他の車両の位置情報や固有情報を送受信する。これら情報送受信装置6により送受信される情報は、交通情報の他、目的地を入力するための位置に関するデータ、地図データの全部又は追加、補正情報、交差点近傍や観光ポイントの風景のデジタル画像データ等である。また、この送受信される情報は、ナビゲーションを実行するためのプログラムの全部又は一部であってもよい。
【0028】
その他、情報送受信装置5として、ICカードや磁気カードに記録されたデータを読み取るための記録カード読み取り装置を付加することもできる。予め地図データや目的地データなどの運転者の固有データが記憶されているパソコンや電子化手帳などの情報源との間でデータのやり取りを行うようにしてもよい。
【0029】
情報記憶装置3に記憶される道路、交差点データ、或は情報送受信装置6から受信される道路、交差点データのデータ構成について説明する。道路データには、交差点から隣接する交差点単位、或は所定の2点のノード単位で表される各データについて、道路番号、長さ、幅、道路属性、形状、案内に関する情報が付与されている。道路データは、入力装置1により入力された目的地までの経路探索を実行し、探索された経路に基づき経路案内を行うためのデータと、表示装置上に地図表示を行うためのデータとを有する。また、交差点データには交差点の位置座標、名称、その交差点で接続する道路の接続情報等が格納される。これらの道路データ、交差点データは、経路探索、経路案内用のデータと地図表示用のデータとを別個のデータとして格納することもできるし、それらのデータを共有することもできる。また、交差点データに格納されている各データを道路データに格納することもできる。
【0030】
道路データは、方向(往路、復路)別に格納されている。道路の幅については、実際の数値でもよいし、簡易的に車線数に比例した値を格納するようにしてもよい。道路属性については、その道路の道路種別(国道、県道等)の他、その道路が高架であるとか、地下道であるとか、有料道路である等の情報も格納するようにしてもよい。形状に関する情報については、道路の形状を表現するための座標列(ノードデータ)であり、東経、北緯で表される絶対座標、或は絶対座標をコード化して格納される。案内に関する情報については、車両が探索された経路を走行中に、経路上の現在走行中の道路の道路データ、或は現在位置から所定距離前方までの道路データを検索し、進行方向や目印情報を出力するため、道路データに各種情報を付加したものである。具体的には、各道路データに接続する道路の接続状態として、右左折や道なりや直進、或は方面名称を格納し、該情報を用いて音声案内出力や画面表示出力を行う。また、各道路に面している目印となる建造物の名称や看板の画像情報、或は信号機や踏み切りやトンネル、ビーコン等の設置位置、その他カーブ位置やカーブ曲率、制限速度等の情報を格納し、現在走行中である道路、または車両現在位置から所定距離前方の道路における情報を取得して、音声出力または表示出力する。
【0031】
中央処理装置4は、CPUにおいて前記情報記憶装置3に記憶された道路データ、或は交差点データと、入力装置3により入力された目的地や通過点や有料道路の優先、非優先等の探索条件に関する情報とを使用して、現在位置或は出発地から目的地までの経路探索を実行する。経路探索処理では、各道路データにおける、長さ、幅、接続する道路の接続関係、道路の種別等の情報を数値化してパラメータとして、該パラメータを用いて最適となる道路データ列を求める。また、情報送受信装置6により取得される渋滞情報や規制情報等の交通情報、或はICカードやその他携帯情報記憶装置に記憶された個人的な情報(探索条件の好み等)を新たなパラメータとして付加して、或はそれらの情報を加味して探索することもできる。経路探索の具体的な方法は種々の技術が提案されているが、ここでは詳細な説明は割愛する。
【0032】
前記中央処理装置4内のCPUで求められた経路の情報を経路データとして中央処理装置4内のRAMに一時的に記憶する。この記憶内容は、新たに目的地が設定されて新たな経路を求めた場合に更新されるか、目的地に車両が到達したことを判断して消去される。一度探索された経路データをICカード等に記憶するようにしてもよい。そして、現在位置検出手段により検出された車両の現在位置が移動中の道路、及びその道路上の位置を特定し、その現在走行中の位置、或は所定距離前方における経路データをRAMから検索して、経路誘導に関する情報を音声出力又は表示出力により案内する。また、車両現在位置が探索された経路から外れた場合には、新たな経路を探索する。
【0033】
図2は本実施の形態に係るナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明するための図である。中央処理装置4のCPUにより経路案内システムのプログラムが起動されると、現在位置検出装置2により現在位置を検出して現在位置を中心としてその周辺地図を表示すると共に、現在位置の名称等を表示する(S1)。次に、地名や施設名称等の目標名、電話番号や住所、登録地点名等を用いて目的地を設定し(S2)、現在位置から目的地までの経路探索を行う(S3)。経路が決まると、現在位置検出装置2による現在位置追跡を行いながら、目的地に到着するまで経路案内・表示を繰り返し行う(S4)。本実施の形態におけるメニュ表示制御は、図2におけるシステム全体の処理の中で、ステップS2の目的地或いは通過点を設定するために、例えば使用者が所望のジャンルに該当する登録地点の情報を表示させて選択する場合や、ステップS4の経路案内・表示中に使用者の指示により、目的地を変更したり、目的地周辺の所望の登録地点に関する情報を表示させる場合に行われる。また、本ナビゲーション装置の使用方法として、予め登録されている登録地点の種々の情報を表示制御する車両用情報表示装置としても利用される。この際には、メニュ表示制御を行い、使用者が所望の登録地点を選択して、その登録地点の詳細情報を表示装置に出力することにより、使用者は、詳細情報を取得したり、更にはその地点を目的地として設定することを可能とする。
【0034】
図3から図8により、本実施の形態における登録地点の詳細情報表示出力処理を行った際の画面遷移例について説明する。
図3は、地図表示画面からメニュ表示モードに切り換えた後の表示画面例を示す。通常は表示装置の表示画面全体に地図表示がなされている。ここで、入力装置1の1つであるリモートコントローラの「メニュ」キーを操作すると、表示画面が左右に分割され、左画面に地図表示がなされ、右画面にメニュ表示がなされる。このメニュ画面は、使用者が情報記憶装置3に記憶された種々の情報を検索するモードや、本ナビゲーション装置の設定を変更するモードを選択するためのものである。リモートコントローラのジョイスティックを上下に移動させると、メニュ表示の項目のうち他のものとは色が異なる項目(図中斜線の付した項目位置。以下カーソル位置と述べる。)が、ジョイスティックの上下移動に合わせて上下に移動する。右画面に表示されたメニュ表示の中の「登録地点検索」の項目にカーソル位置を合わせて、エンターキーを操作すると、登録地点検索のメニュ表示画面が表示される。
【0035】
図4は、登録地点検索のメニュ表示画面を示す。登録地点データは、予め情報記憶装置3に記憶された情報であり、ジャンル毎に物件情報が格納され、各物件について詳細情報が格納される。この詳細情報は、複数のジャンルに細分化されて格納され、ジャンル毎の検索を可能とする。また、地図情報にリンクして、物件の位置座標が格納される。登録地点データのデータ構造については後述する。図4に示される登録地点検索のメニュ表示画面においては、左画面に上位の階層のメニュ項目が表示される。この最上位の階層では、使用者が何の目的で登録地点を検索するかという大雑把な選択を行う。右画面には、左画面のメニュ項目のうちカーソル位置のある項目の下位の階層の項目がメニュ表示される。図4においては、使用者が泊まるところを探す目的で、上位の階層のメニュで「泊まる」の項目にカーソル位置を合わせている。そうすると、右画面には、「泊まる」の項目の下位のジャンルとして、宿泊施設のジャンルが項目としてリスト表示される。
【0036】
図4で示されるメニュ表示画面で、下位のジャンルの項目リストの1つである「アミューズメントホテル」の項目にカーソルを合わせ、エンターキーを操作すると、図5に示されるように、右画面表示が左画面に移動するよう表示制御される。車両用ナビゲーション装置における表示装置は、せいぜい5インチないし7インチのモニターであり、画面上に表示される内容に制限がある。登録地点を検索する場合等、階層的にリスト表示を行うには、画面の表示をリストの選択操作に応じて切り換える必要がある。しかしながら、階層的なリスト表示であると、上位の階層のリスト表示と下位の階層のリスト表示が類似しているため、現在どこの階層まで選択されているのかが認識しづらくなったり、正確にエンター操作が行われて画面が下位の階層に遷移したか否かが認識しづらいことがある。また、画面を2画面に分割して、単に右画面に現在の階層のリスト表示を、左画面に現在の階層の上位の階層のリスト表示を行うようにしたのみでも、正確にエンター操作が行われて、所望の項目が選択されたか否かを瞬時に認識しづらい。そこで、本例のごとく、右画面に現在選択対象となっているリスト表示を行い、そのリスト中の1つの項目が選択完了すると、右画面のリスト表示が左画面に流れるように移動させるよう、中央処理装置4は表示制御を行う。そして、右画面には、次の階層のリスト表示がなされている。具体的な処理方法としては、描画メモリを3領域に分割し、第1の領域にある階層(第1階層)のリスト表示が描画され、第2の領域に、第1の領域に描画されたリストの階層の下位階層(第2階層)のリスト表示が描画される。そして、右画面のリスト表示の項目の1つが選択されると、その項目に対応する下位階層(第3階層)のリスト表示が第3の領域に描画される。そして、第1階層のリスト表示が左画面、第3の階層のリスト表示が右画面に表示され、第2の階層のリスト表示が第1と第3の階層のリスト表示の上(画面手前側)を右画面の位置から左画面の位置へ移動するよう表示制御を行う。第2階層のリスト表示が左画面位置まで移動完了した後、右画面の第3階層のリスト表示のうちの1つが選択されると、第3階層の下位階層(第4階層)のリスト表示が描画メモリの第1の領域に描画され、第3階層のリスト表示が右画面の位置から左画面の位置に移動される。この操作及び処理を上位階層から下位階層へと繰り返す。また、リモートコントローラに配された「戻る」キーを操作すると、上記と逆の処理が行われ、左画面に表示されているリスト表示が、右画面に移動する。上記のように階層的メニュ選択における表示遷移を行うように構成すると、使用者は、メニュの表示画面の選択状態を認識し易くなり、正確にキー操作がなされているか否かを判断し易くなる。
【0037】
図6は、図4において「アミューズメントホテル」の項目が選択された場合、左画面には、現在、「アミューズメントホテル」が選択されていることを示し、右画面には、左画面の下位階層のリスト表示として、「アミューズメントホテル」のリストが表示される。
【0038】
右画面のリストのうちの1つが選択されると、図7で示すように、右画面のリストが左画面に移動する。
【0039】
その後、図8に示すように、左画面には、「アミューズメントホテル」のリスト表示とともに現在選択されているホテルの項目位置にカーソルがマークされ、右画面には選択されている項目の詳細情報が表示される。左画面の下部には、現在選択されている項目の詳細情報のジャンルが表示される。情報記憶装置3に記憶された登録地点データの各物件の詳細情報は、複数のジャンルに対応して格納されており、ジャンル毎に検索可能となっている。この詳細情報は例えば、物件の写真データ、営業時間、料金、駐車可能台数、その他のサービス情報等であり、物件のジャンルに対応して詳細情報のジャンルが設定されて格納される。この表示状態で、ジョイスティックを左右操作すると、詳細情報のジャンルが変更できる。また、ジョイスティックを上下操作すると、物件を変更することができる。この処理についての詳細については後述する。
【0040】
次に、本実施の形態における登録地点データのデータ構造例について図9により説明する。登録地点データは、情報記憶装置3に格納され、図3から図8を用いて説明した登録地点検索処理に使用される。登録地点データは、使用者が自動車により移動して到達するであろう地点(物件)について、階層的にジャンル分けして格納され、各物件の詳細情報、位置座標が格納される。具体的には、図9(A)は、登録地点データの上位のジャンルリストを示す。この上位のジャンルは、何の目的(例えば、食事、宿泊、遊び、スポーツ等のジャンル)で登録地点を検索するかという絞り込みを行うためのものである。この上位のジャンルそれぞれについて、下位のジャンルリスト(物件の種類を絞り込むためのジャンルリスト)が与えられる。図9(B)は、上位のジャンルのうち、「泊まる」という項目に対応するジャンルリストとして、ホテル、温泉等のジャンルが与えられることを示す。そして、下位のジャンルそれぞれについて、個々の物件リストが格納される。図9(C)は、下位のジャンルのうち、「アミューズメントホテル」という項目に対応する物件リストを示す。そして、物件の詳細情報のジャンルを選択するための詳細情報ジャンルリストを格納する。図9(D)は、「アミューズメントホテル」の詳細情報ジャンルリストを示す。そして、図9(E)に示すように、詳細情報ジャンルに対応して各物件の詳細情報を格納する。ここで、その下位ジャンル(「アミューズメントホテル」)に含まれる物件全てについて、詳細情報ジャンルが同一であれば、物件個々に詳細情報ジャンルリストを格納する必要はなく、この下位ジャンルについては1つで良い。
【0041】
図10は、図9で説明した物件の詳細情報のデータ構造の詳細例を示す。各詳細情報データの上部に付された3つのアルファベットは、情報記憶装置3内における詳細情報データの格納番地を簡略的に表したものである。ここで、3つのアルファベットのうち、最初の文字は下位ジャンルの種類を、次の文字は物件を、最後の文字は詳細情報ジャンルの種類を示したものである。この例によると、ホテルAの詳細情報データの格納番地は「HA…」で表される。本実施の形態では、図8に示された画面表示において、左画面の下部に示された詳細情報ジャンルを固定して、左画面上部に示された物件リストのカーソルを上下に移動させ、詳細情報を変更することが可能である。即ち、詳細情報ジャンルを決めて(例えば料金)、その詳細情報ジャンルに該当するジャンルについてのみ、個々の物件の詳細情報を出力させることができる。例えば、アミューズメントホテルの各物件の料金のみを出力させて、最も安い物件を探そうとする場合、詳細情報ジャンルを「料金」に合わせ、カーソルで順に物件を選択していくようにすればよい。このデータを検索する際、格納番地が「H…R」で表されるものを検索する。この例で示すように、ある(下位)ジャンルの各物件の詳細情報データについて、同一の詳細情報ジャンルのものはリンクするように格納すると、詳細情報ジャンルを固定して物件を切り換えて詳細情報を出力させる場合、情報記憶装置3からの検索が容易となる。また、現在選択されている下位ジャンル(「アミューズメントホテル」)の詳細情報ジャンル(「料金」)の情報についてのみ予め読み込んで、RAMに一時的に格納しておくと、詳細情報の読み出しが速くなる。
【0042】
図11及び図12は、詳細情報ジャンルを固定的に選択し、物件を切り換えた場合の表示例を示す。図11は、下位ジャンルで「アミューズメントホテル」が選択され、詳細情報ジャンルとして「料金」を選択し、物件は「ホテルA」が選択され、右画面に「ホテルA」の料金が表示された例を示す。この図11の表示状態において、使用者が、ジョイスティックを下側に操作し、左画面上部に示された物件リスト表示のカーソル位置を「ホテルA」から「ホテルB」に移動させると、図12に示すように、右画面には「ホテルB」の料金が表示される。更に「ホテルC」「ホテルD」…とカーソル位置を移動させると、それに対応して順次右画面の詳細情報が切り換わる。
【0043】
次に、中央処理装置4による、登録地点検索処理の方法について、図13に示す処理フローを用いて説明する。
図13に示す処理は、図2に示すナビゲーション装置のシステム全体の処理の中で、目的地或は通過点を設定するために(S2)、使用者が所望のジャンルに該当する登録地点を階層的に選択する場合や、経路案内・表示中(S4)に、使用者が指示することにより、処理を割り込ませ、目的地を変更したり、目的地周辺の所望の登録地点に関する情報を表示させる場合に行われる。まず、登録地点検索処理が開始されると、上位ジャンルリストを左画面に表示し(S11)、右画面に下位ジャンルリストを表示する(S12)。ここで、登録地点検索モードに入った時、上位ジャンルリストにおけるカーソル位置は、上位ジャンルリストの先頭位置に表示され、右画面には上位ジャンルの先頭の項目に対する下位ジャンルリストが表示されるようにする。この表示状態で、使用者がジョイスティックを用いてカーソルの上下操作を行ったか否かを判断する(S13)。カーソル操作があればS14に進み、カーソル操作がなければS17に進む。上位ジャンルリストのカーソル上下操作があると、そのカーソル移動に対応して上位ジャンルリストのカーソル位置を移動し表示更新を行う(S14)。現在上位ジャンルリストのカーソル位置のある項目の下位ジャンルリストを情報記憶装置3から読み込む(S15)。そして、読み込まれた下位ジャンルリストを右画面に表示する(S16)。S13でNOの判断、或はS16の処理の後、下位ジャンルの選択操作がなされたか否かを判断する(S17)。選択操作がなされないとS13に戻る。選択操作がなされると、下位ジャンルリストを右画面から左画面に移動表示する(S18)。そして、右画面に選択された下位ジャンルの物件リストを表示する(S19)。ここで、下位ジャンルリストのカーソルの上下操作があったか否かを判断する(S20)。カーソル操作があればS21に進み、カーソル操作がなければS24に進む。下位ジャンルリストのカーソル操作があれば、そのカーソル移動に対応して下位ジャンルリストのカーソル位置を移動し表示更新を行う(S21)。現在下位ジャンルリストのカーソル位置のある項目の物件リストを情報記憶装置3から読み込む(S22)。そして、読み込まれた物件リストを右画面に表示する(S23)。S20でNOの判断、或はS23の処理の後、物件の選択が行われたか否かを判断する(S24)。物件の選択が行われると図14に示される物件リスト選択処理に移行し、物件の選択が行われないとS20に戻る。
【0044】
図14は、図8、図11、及び図12で図説した物件リスト選択処理について具体的にフローを用いて説明する。
図13の処理フローにおいて、S24で物件選択が行われたと判断されると、物件リストを右画面から左画面に移動表示する(S31)。左画面の下部に詳細情報ジャンルリストを表示する(S32)。そして、右画面に選択された物件の詳細情報を表示する(S33)。ここで、ジョイスティックによるカーソルの上下操作があったか否かを判断する(S34)。カーソルの上下操作を行うと、図8に示す表示画面の左画面上部の物件リスト表示について、カーソルが上下に移動され、物件を変更することができる。S34で、上下操作があったと判断されると、カーソルの移動に対応させて、物件リストのカーソル位置を移動し表示更新を行う(S35)。次に、選択されている物件の詳細情報ジャンルリストを情報記憶装置3から読み込む(S36)。現在選択されている左画面下部の詳細情報ジャンルが、S36で読み込まれた現在選択されている物件の詳細情報ジャンルリストにあるか否かを判断する(S37)。S37でYESであると、対応する詳細情報を情報記憶装置3から読み込み(S38)、読み込んだ詳細情報を右画面に表示する(S39)。S37でNOであると、右画面に「詳細情報がありません」と表示する(S40)。S35からS40の処理の後、或はS34でNOの判断がなされると、ジョイスティックによるカーソルの左右操作があったか否かを判断する(S41)。カーソルの左右操作を行うと、表示画面の左画面下部の詳細情報ジャンルリスト表示について、カーソルが左右に移動され、物件の詳細情報のジャンルを変更することができる。S41で、左右操作があったと判断されると、カーソルの移動に対応させて、詳細情報ジャンルリストのカーソル位置を移動し表示更新を行う(S41)。次に、現在選択されている詳細情報ジャンルが、現在選択されている物件の詳細情報ジャンルリストにあるか否かを判断する(S43)。S43でYESであると、対応する詳細情報を情報記憶装置3から読み込み(S44)、読み込んだ詳細情報を右画面に表示する(S45)。S43でNOであると、右画面に「詳細情報がありません」と表示する(S46)。S42からS43の処理の後、或はS41でNOの判断がなされると、選択操作があったか否かを判断する(S47)。選択操作が地図表示を選択したか、或は詳細情報の全画面表示を選択したかを判断する(S48)。地図表示を選択した場合は、選択されている物件の位置座標を読み込んで、その位置座標を画面中心として所定の縮尺で地図表示を行う(S49)。物件を中心とした地図表示を行っている時に、物件位置を目的地や通過点として設定可能とする。詳細情報の全画面表示を選択した場合は、右画面に表示されている詳細情報を画面全体に表示する(S50)。ここで、全画面に表示される詳細情報は、それまで右画面に表示されていた内容そのものでも良いが、表示されるスペースが大きくなるため、複数の情報を表示するようにしても良い。
【0045】
上記実施例においては、上位ジャンルから詳細情報までの階層的データについて、登録地点の物件データが本実施の形態における上位階層の情報であり、詳細情報ジャンルが本実施の形態における下位階層の情報のジャンルであり、詳細情報が本実施の形態における下位階層の情報として説明した。
【0046】
図8で示される表示画面において、左画面下部に表示される詳細情報ジャンルの項目に「地図」を加えた場合の表示例について図15、及び図16を用いて説明する。
図15に示すように、詳細情報ジャンルで「地図」を選択すると、右画面には車両の現在位置を中心とした所定の縮尺の地図表示中に、現在選択されている下位ジャンルの各物件の位置に図のようにマークが表示される。図15では、左画面上部の物件リストは「ホテルA」の位置にカーソル位置があり、この「ホテルA」の地図上の位置を明示するため、右画面の地図において、「ホテルA」のマークに枠表示がなされる。枠表示の他、輝度を変えたり、点滅表示することもできる。左画面の物件リストのカーソル位置を「ホテルA」から「ホテルB」に移動させると、図16に示すように、右画面の地図において、枠表示のされたマークが「ホテルA」から「ホテルB」に切り換わる。ここで、右画面に表示される地図の縮尺は予め固定の縮尺であってもよいし、左画面に表示された物件リストにある物件全てのマークが含まれる最大の縮尺等としてもよい。また、上記図15、及び図16の説明では、右画面に車両の現在位置を中心として地図を表示するようにしたが、現在選択されている物件の位置(マーク位置)を中心として地図を表示するようにしてもよい。
【0047】
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上記実施例においては、登録地点検索処理について説明したが、その他の上位から下位へと階層的に情報を検索する処理にも適用される。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の物件、および各物件に対して複数の詳細情報ジャンルを持たせた詳細情報を記憶する情報記憶手段と、前記物件や詳細情報ジャンルを選択する選択手段と、前記物件をリスト表示する表示手段と、前記選択手段により選択された物件に対応する詳細情報を前記情報記憶手段より検索する検索手段と、前記検索手段により検索された詳細情報を前記表示手段に表示する制御手段とを有する車両用ナビゲーション装置において、前記制御手段は、前記複数の詳細情報ジャンルのうち前記選択手段により1つの詳細情報ジャンルが選択されると、前記選択手段により物件が変更されるに伴って該物件に対応する前記選択された詳細情報ジャンルの詳細情報を切り換えて表示することを特徴としている
【0049】
このような構成とすることにより、物件(上位階層の情報)の詳細情報ジャンルを予め決めると、物件の切り換えに対応して、その物件の詳細情報ジャンルの詳細情報(下位階層の情報)を表示することができ、物件と詳細情報の表示画面の移行操作を行うことなく、所望の詳細情報ジャンルの詳細情報を得ることができる。即ち、所望の詳細情報ジャンルの詳細情報を少ない操作で容易に迅速に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る車両用ナビゲーション装置の実施の1形態における構成を示す図である。
【図2】 本実施の形態に係るナビゲーション装置のシステム全体の流れを説明するための図である。
【図3】 地図表示画面からメニュ表示モードに切り換えた後の表示画面例を示す図である。
【図4】 登録地点検索のメニュ表示画面例を示す図である。
【図5】 図4において下位のジャンルの項目を選択した際の表示画面の遷移例を示す図である。
【図6】 図4において下位のジャンルの項目を選択した後の表示画面例を示す図である。
【図7】 図6において登録地点を選択した際の表示画面の遷移例を示す図である。
【図8】 図6において登録地点を選択した後の表示画面例を示す図である。
【図9】 情報記憶装置3に記憶された登録地点データの構造例を示す図である。
【図10】 情報記憶装置3に記憶された詳細情報データの構造例を示す図である。
【図11】 登録地点の詳細情報を選択した時の表示画面例を示す図である。
【図12】 図11の表示画面から詳細情報ジャンルを固定し物件を切り換えた場合の表示画面例を示す図である。
【図13】 登録地点検索処理の具体的な処理方法を示す図である。
【図14】 登録地点検索処理における物件検索処理の具体的な方法を示す図である。
【図15】 登録地点の詳細情報として登録地点の位置を地図に重畳した表示画面例を示す図である。
【図16】 図15の表示画面から物件を切り換えた場合の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…現在位置検出装置、3…情報記憶装置、4…中央処理装置、5…情報送受信装置、6…出力装置

Claims (3)

  1. 複数の物件、および各物件に対して複数の詳細情報ジャンルを持たせた詳細情報を記憶する情報記憶手段と、
    前記物件、および詳細情報ジャンルを選択する選択手段と、
    前記物件をリスト表示する表示手段と、
    前記選択手段により選択された物件に対応する詳細情報を前記情報記憶手段より検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された詳細情報を前記表示手段に表示する制御手段とを有する車両用ナビゲーション装置において、
    前記制御手段は、前記複数の詳細情報ジャンルのうち前記選択手段により1つの詳細情報ジャンルが選択されると、前記選択手段により物件が変更されるに伴って該物件に対応する前記選択された詳細情報ジャンルの詳細情報を切り換えて表示する
    ことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 前記詳細情報ジャンルは、前記選択手段によって選択された物件を含む地図を表示する項目であることを特徴とする請求項1記載の車両用ナビゲーション装置。
  3. 選択された物件に対応する詳細情報を検索、表示すると共に、複数の詳細情報ジャンルのうち1つの詳細情報ジャンルが選択されると、物件が変更されるに伴って該物件に対応する前記選択された詳細情報ジャンルの詳細情報を切り換えて表示するプログラムを格納する
    ことを特徴とする車両用ナビゲーション装置の記憶媒体。
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