JP4711577B2 - 地図情報表示プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地図画像と地図に関連付けられた情報との表示内容が連動する地図情報表示プログラムに関し、特に、クライアント端末の画面に、WEBを経由して取得した地図と該地図範囲内の施設等の情報との対応を連動させた地図情報表示をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットやイントラネット等のネットワークを介して、サーバに格納されている地図情報を検索し、クライアント端末の画面に所望の地図又は地図関連情報等を表示するシステムがある。該システムは、施設検索システム、不動産システム、顧客管理システム、マーケティングシステム等で利用され、これらのシステムでは、コンピュータによって実行される地図情報表示プログラムが稼動している。
【0003】
そこで、図1を参照して、地図情報表示プログラムが実行される地図情報表示システムの概要を説明する。このシステムを構成するWEBサーバ3及び6と複数のクライアント端末1−1乃至1−nとは、インターネット、イントラネット等のネットワーク2を介して通信できるように接続されている。クライアント端末1−1乃至1−nでは、地図情報表示プログラムに従ったクライアントシステムが稼動する。
【0004】
サーバ側の構成について説明すると、WEBサーバ3には、負荷分散ミドルウエアが配置されており、複数のクライアント端末からのアクセスが集中したときに各アプリケーションサーバに処理を分散している。さらに、この負荷分散ミドルウエアを中継して、クライアント端末1−1乃至1−nからのリクエストに応じて、地図又は地図関連情報を検索し、必要情報を作成して当該クライアント端末に送信するアプリケーションサーバ4−1、4−2と、ベクトル地図データ及び地図関連情報を格納したベクトル地図データサーバ5とを備えている。
【0005】
なお、WEBサーバ6は、ベクトル地図データサーバ5に格納されている地図関連情報に含まれる施設に係るURLによって、ネットワークを介してリンクされるサーバである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成による地図情報表示システムでは、見たい地区の地図をクライアント端末1−1乃至1−nのいずれかの画面に表示する場合、WEBサーバ3にアクセスして、ベクトル地図データサーバ5を検索し、該当する地図が見つかったとき、そのベクトル地図データを読み込むようにしている。
【0007】
ところが、既に検索したことのある地区の地図を再度見ようとしても、再度見る度に、同一地区の地図を検索し直さなければならないという煩雑さがあった。また、見たい地区を登録するようにして操作を簡略化したサイトもあるが、この登録はサーバ上に行われるものであり、ユーザ管理のためには、パスワードが必要で、当該地区の地図を見るときには、パスワード入力が要求されて、ここでも、操作が煩わしいという問題があると共に、サーバ側でも、ユーザの登録情報を管理しなければならないという問題もある。
【0008】
また、クライアント端末において地図画像上に表示される地図関連情報、例えば、施設等の種類を絞って地図を検索できるが、同じ種類を検索する場合でも、毎回絞込みを行う必要があり、施設の種類を絞り込むことができない場合には、関心のない施設の種類の情報が表示されることになる。
【0009】
見たい場所や施設がその都度変わる場合もあるが、毎回同じ地区や同じ分類の施設等の情報を検索する場面は多く、このような場合に、毎回地区検索や施設の分類選択を行って、目的とする場所や施設等を探す操作を行うことは効率的ではないので、このような煩雑となる操作をできるだけ省略する必要がある。
【0010】
従来のシステムでは、地図画像上のシンボルで示される複数の場所(スポット)と、これらのスポットに対応する施設等のリストとを、クライアント端末の画面に表示できるようになっている。しかし、この画面表示では、画像上のシンボルに対応する施設が、リスト上のどれであるのか、或いは、リスト上に示されている施設が、地図画像上のスポットのいずれであるのか、一見して関連性を把握することができないものであった。特に、デパートの名店街等のように、1つの建物内に複数の店舗が入居していても、その事実をクライアント端末の画面上で知ることができなかった。そのため、スポットとリスト中の施設等の相互関係がわかるように表示する必要がある。
【0011】
また、従来のシステムでは、例えば、表示されていた地図を、さらに縮小して表示する場合、その縮小された地図の画像上に、施設等のシンボルを表示すると、シンボル自体の表示の大きさは変わらないため、その縮小の程度によっては多数のシンボルで地図が埋め尽くされてしまう場合がある。そのため、一般には、地図の表示縮尺が一定以上である場合にシンボルを表示するようにしている。しかし、その場合には、シンボルが表示されなくなり、知りたいスポットの位置がわからなくなるという問題がある。地図を小縮尺で表示する場合でも、縮尺に関係無く、シンボルが表示されなくとも、知りたいスポットの位置を知らせることができるようにする必要がある。
【0012】
さらに、地図上の施設等に関する広告宣伝等の詳細情報について知りたい場合は、当該施設のシンボルをクリックすると、リンク先のWEBサーバ6における当該施設のWEBページに直接アクセスし、その結果が画面に表示されるようになっている。しかし、当該施設について、住所、電話番号等の連絡先程度の概要情報だけを知りたい場合であっても、強制的にWEBページにアクセスさせられてしまうものであった。当該の施設等については、詳細情報取得の前に、概要情報を手軽に入手できると便利である。
【0013】
そこで、本発明は、クライアント端末の画面上に、WEBを経由して取得した地図と該地図範囲内の施設等の情報との対応を連動させた地図情報の表示をコンピュータに実行させる地図情報表示プログラムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
そこで、以上の課題を解決するために、本発明では、指示された地図範囲の地図画像を取得するステップと、前記地図範囲内のスポットに対応付けられているスポット情報を取得するステップと、前記スポット情報に係るシンボルマークが重ね合わされた前記地図画像と、前記スポット情報に係る項目のリストとを画面に表示するステップと、前記地図画像上の一つのシンボルマーク又は前記リスト中の一項目のどちらか一方が選択され、該一方が他方に対応しているとき、前記シンボルマークと前記項目を強調表示するステップとをコンピュータに実行させる地図情報表示プログラムとした。
【0015】
さらに、前記リストに、スポット情報分類毎に前記項目を表示するステップと、前記スポット情報に含まれる項目に関する概要情報を取得するステップと、前記項目が前記リストから選択されたとき、当該項目に係る前記概要情報を表示するようにした。
【0016】
また、前記シンボルマークが前記地図画像上で選択されたとき、該シンボルマークに対応して複数のスポット情報が存在する場合、前記リスト中で該当する複数のスポット情報に係る項目を強調表示するようにした。
【0017】
そして、スポット情報分類を含み保存された特定地区を選択して、該地区の地図画像と、該スポット情報分類に応じ該地図画像範囲内におけるスポット情報に含まれる項目の概要情報を取得し、或いは、前記特定地区は初期設定でき、システム起動時に該設定に基づいて、該地区の地図画像と、該スポット情報分類に応じ該地図画像範囲内におけるスポット情報に含まれる項目に関する概要情報を取得するようにした。
【0018】
また、前記シンボルマークの強調表示は、該シンボルマークの画像位置を示すマークであり、前記地図の表示範囲が拡大、縮小又は移動されて地図画像が変更されたとき、前記マークが前記表示範囲に含まれている場合、変更された前記地図画像上に前記マークを表示するようにし、前記概要情報には、前記項目に係るホームページのアドレスが含まれ、前記リスト中の一つの項目が選択されたときに表示される該概要情報の前記アドレスに従ってホームページにリンクするようにした。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明によるネットワークを利用した地図情報表示システムにおけるクライアントシステムで実行される地図情報表示プログラムの実施形態について、図を参照しながら説明する。
【0020】
このプログラムが実行されるシステムは、図1に示されるように、ネットワーク2を介して接続されたWEBサーバ3とクライアント端末1に係るものである。クライアント端末1からのリクエストに応じたWEBサーバ3との通信結果が、クライアント端末1の画面に表示される。クライアント端末1の画面に表示される通信結果の画像例を、図2に示した。
【0021】
図2に示した画像例では、クライアント端末1の画面に表示される画像Xには、地図画像欄P、表示モード欄M1〜M5、施設リスト欄L、表示スポット選択欄A1、地区保存欄A2、そしてメッセージ欄Nを含んでいる。
【0022】
地図画像欄Pでは、クライアント端末1からのリクエストに従って、WEBサーバ3にアクセスし、ベクトル地図データベース5で検索されて送信された特定地域の地図画像が表示され、また地図画像には、地図に関連付けされた情報が存在する場所(スポット)がシンボライズされて表されている。そして、施設リスト欄Lには、同じくリクエストの結果として、地図画像欄Pに表示された地図範囲内にある、地図に関連付けられている情報に係る項目の一覧が、リストに羅列表示される。
【0023】
ここで、リスト中には最小限の情報のみを表示する。これは、リストに情報の全てを表示してしまうと1行の幅が大きくなってしまい、地図上のスポットとの対応を把握する際に反って判り難くなってしまうからである。そのため、図2のリスト欄のタイトルにあるように、地図上の情報が、例えば、地図上の施設に関するものであれば、「食べる」「遊ぶ」「泊まる」「観る」「おしゃれ」「買う」「交通機関」といった表示スポット選択と対応したカテゴリであることを表わす大分類と共に、大分類のうちの「食べる」であれば、例えば、「和食」「中華」「洋食」のような、また、「買う」であれば、「楽器」「運道具」「本」「薬」のようなユーザにとって判りやすいカテゴリに分けた小分類と、その施設等の名称とを表示するといった形態としている。このような分類や名称は、リクエストの結果としてWEBサーバ3から送信された情報に含まれるものである。
【0024】
さらに、リストに1度に表示しきれない程の情報がWEBサーバ3から送信された場合に備え、施設情報リスト欄Lはスクロールできるようになっている。
【0025】
表示モード欄M1〜M5は、クライアント端末1における表示機能に係る設定モードを示しており、各欄は、ボタンになっており、いずれかのボタンを押すと、そのボタンに係る操作を行うことができる。
【0026】
表示スポット選択欄A1は、表示したいスポットを選択するための分類を設定するものであり、各分類に対応したチェックボックスが備えられており、表示したいスポットに関わる分類を1つ又は複数選択し、「設定」ボタンを押すと、表示に必要な分類がサーバにリクエストされ、地図画像欄Pと施設リスト欄Lの表示が、該当する分類のスポットとそれに対応する施設の一覧に更新される。
【0027】
地区保存欄A2は、見る頻度が高いと思われる、地図上の場所や表示スポットの分類をお気に入りの地区として登録するためのものであり、「地区名称」欄にユーザが判り易い地区名称を入力し、「保存」ボタンを押すと、当該地区名称で、地図画像欄Pに表示されている地図位置、範囲、縮尺及び表示スポット分類等が、クライアントシステムのクッキー等に設定情報として登録される。
【0028】
「地区選択」M1は、例えば、図3に示されるようなメニューウインドウBを利用して、地区保存欄A2によって保存された地区の中から必要とする地区を選択するボタンである。メニューウインドウBには、地区名称欄があり、スクロールにより目的とする地区名称を選択できるようになっている。
【0029】
お気に入りの地区の登録がある場合に、「地区選択」M1を押すことによって、メニューウインドウBが表示され、登録したお気に入りの地区名称が羅列表示される。複数の地区が登録されている場合、地区名称をクリックすることにより地区を選択し、「地区表示」ボタンを押すと、地区名称で登録された設定情報によってクライアント端末1の画面が更新され、メニューウインドウBは閉じられる。或いは、「地区削除」ボタンを押すと、地区名称で登録された設定情報がクッキー等から削除され、メニューウインドウBは閉じられる。
【0030】
ここで、図3の例にあるように、丸印でマークされた地区は、初期表示対象を表している。地区を選択した後、「初期表示設定」ボタンを押すと、選択した地区に対し初期表示を行うフラグを付与し直してクッキー等に保存され、メニューウインドウBは閉じられる。次回、クライアントシステムが起動されたときは、初期表示対象の地区の設定情報によってクライアント端末1の画面が最初に表示される。なお、地区登録が1つしかないときは、これが自動的に初期表示対象となる。また、地区登録がないときには、「地区選択」M1を無効とするか、メニューウインドウBを空の状態で表示してもよい。
【0031】
「検索」M2は、住所、郵便番号、電話番号等や、鉄道駅やランドマークとして利用できる目標物の名称等を入力でき、これらに基づいて地図を表示する地域を検索する指示をサーバに送信する手段を提供するボタンである。
【0032】
「範囲拡大」M3は、表示されている地図について、地図画像欄Pの任意の範囲を指定して拡大する場合に用いられ、「拡大縮小」M4は、地図画像欄Pに表示されている地図について、表示中心位置を変えずに拡大縮小表示をしたい場合に用いられる。また、「移動」M5は、表示されている地図について、地図画像欄Pの任意の場所をドラッグして表示範囲を移動する場合に用いられる。これらの表示モードが選択されたときには、表示する地図の位置、範囲、縮尺に関わる情報が、表示スポット選択欄A1で選択されたスポットの分類情報と共にリクエスト情報としてWEBサーバ3に送信され、地図画像欄Pのサイズに合わされた拡大、縮小又は移動された地図が、当該地図範囲内にあるスポットのシンボルと重畳されて返され表示される。そして、施設リスト欄Lには、地図範囲内の施設等の名称が分類毎に羅列表示される。
【0033】
また、メッセージ欄Nには、地図画像欄Pに表示される地図に係わる情報、例えば、表示されている地図の中心を示す位置、住所等、或いは、一つのスポットについて、施設リスト欄Lに複数の施設等が存在するときに、選択を促すメッセージを表示する。
【0034】
以上の様に、クライアント端末1には、図2の画面が表示され、本実施形態の地図情報表示プログラムに従ったクライアントシステムにより、地図、当該地図に係る情報が表示され、画面操作を実行できる。
【0035】
次に、図4を参照して、本実施形態の地図情報表示プログラムに従ったクライアントシステムにおいて、クライアント端末1に表示された図2の画面による具体例について説明する。図4は、画面に表示される画像X1を示している。
【0036】
画像X1は、表示スポットが、「食べる」と「買う」とが選択され、そして、メッセージ欄N1に表示された場所を中心位置とする地図が表示された状態を示している。
【0037】
この表示状態が、お気に入りの地区として保存され、初期表示に設定されたものとすると、クライアントシステムを再起動したときには、クライアントシステムのクッキー等に、設定された地区名称と、当該地区の座標値と、スポット分類コードと、保存日時と、初期表示ON/OFFとが登録されているので、サーバに対する各種コマンド情報、地図画像サイズ、当該地区範囲の座標値、対象地図図形のレイヤ、図形の分類コードがリクエスト情報に含まれてWEBサーバ3に送信される。ここで、表示画像サイズは、地図画像欄P1の四隅で示される大きさであり、その縦横のピクセル数で表される。
【0038】
リクエスト情報がアプリケーションサーバ4に送信されると、ベクトル地図データベース5において、このリクエスト情報に従って地図、施設情報等が検索され、さらに、当該地図について、表示画像サイズに調整され、地図の位置に係わるメッセージが作成される。次いで、クライアント端末1は、アプリケーションサーバ4から、レイヤ情報、地図画像範囲を示す座標値、リクエストした地区のスポットシンボルを含む地図画像、当該地区範囲内に含まれるスポットの座標値及びスポットに関わる施設情報、そして、メッセージを受信する。
【0039】
そこで、クライアント端末1の画面に、図4に示されるように、お気に入りの地区として登録した地区に係る地図画像について地図画像欄P1に表示する。受信した地図画像のサイズは、アプリケーションサーバ4で既に調整されているので、そのまま表示すればよい。さらに、メッセージ欄N1には、アプリケーションサーバ4で作成されたメッセージとして、地図画像に表示された当該地区の中心位置を表示する。そして、施設リスト欄L1に、受信した施設情報のうち、施設名と分類とを表示する。
【0040】
施設リスト欄L1に施設名が表示されたとき、地図画像欄P1中に表示されたシンボルがどの施設名に対応しているのかを確認することができる。施設リスト欄L1から地図上の位置を確認したい施設名を選択してクリックする。図4の例では、クリックした状態を太い黒線枠で示した。本実施形態によるクライアントシステムでは、アプリケーションサーバ4から送信されたスポットの座標値に基づいて、クリックされた当該施設のスポットについて強調表示を行う。図4の例では、四角のシンボルを囲む太線による丸印で強調表示した。この強調表示は、丸印に限らず、他の形状、例えば、×印、四角印でもよく、他のシンボルと明確に区別できればよい。また、背景の色にもよるが、赤印とすることができる。
【0041】
このように、施設リスト欄L1に表示された施設名と、当該施設がある地図画像上の位置との関連が即時に表示される。さらに、施設リスト欄L1の施設名がクリックされると、クライアント端末1の画面上に、図5に示される施設情報表示ウインドウCが自動的に表示される。
【0042】
施設情報表示ウインドウCは、当該施設に関する施設概要を表示するものであり、大分類、小分類、施設名、住所、電話番号、FAX、Eメールアドレス、URL、簡単な施設案内等が示されている。これらの項目により当該施設の所在等の概要を知ることができ、さらに、詳細な様子を知りたい場合には、URLの表示欄に付随する「開く」ボタンを押すと、このURLが自動送信され、リンク先であるWEBサーバ6の当該施設のホームページにアクセスできるようになっている。そして、施設概要を見る必要がないときには、「閉じる」ボタンを押すと、図4に示された画像X1の状態に戻る。
【0043】
次に、地図画像欄P2の地図上に表示されたシンボルに該当する施設が、施設リスト欄L2中に表示された施設名のどれに対応しているのかを検索することができる画像X2の具体例を、図6に示した。図6に示した画像X2の表示内容は、図4に示した画像X1と同様であるが、画像X2では、特に、画像地図上に表示されたスポットのシンボルが、施設リスト欄L2のどの施設名に該当するかを検索するために、画像中に表示されたシンボルのうち、知りたいスポットのシンボルをクリックする。そうすると、当該シンボルが、クリックされたことを示すために、例えば、当該シンボルを囲む黒い丸印を表示する。
【0044】
ここで、知りたいスポットが特定されると、施設リスト欄L2に表示されている施設名の中で、当該スポットに対応する施設名が強調表示される。これで、地図上のシンボルがどの施設に対応しているかが分かる。このとき、同一のスポットに複数の施設が存在している場合には、図6の画像X2のように、施設リスト欄L2の複数の施設名について強調表示される。この強調表示は、対応する欄の色を変化させる、或いは、白黒反転させることで表示することができる。
【0045】
そして、メッセージ欄N2には、アプリケーションサーバ4で作成されたメッセージが表示される。例えば、「複数の施設があります。いずれかを選んでください。」というように表示する。このメッセージにより、クリックしたスポットには、複数の施設があることを知らせ、どの施設の施設情報を表示するのかを促す。なお、同一のスポットに異なる分類に属する施設が存在する場合には、分類に対応するシンボルが重ね合わされて表示されている。
【0046】
そこで、施設リスト欄L2において強調表示された複数の施設名から一つを選択してクリックすると、図5に示した施設情報表示ウインドウCが画像X2に重ねて表示され、当該施設に係る施設概要を見ることができる。
【0047】
なお、当該地区に係る地図画像を「検索」、「範囲拡大」、「拡大縮小」又は「移動」の機能により、表示されている地図画像を変更する場合は、変更する地図表示範囲をサーバにリクエストし直し、地図画像欄Pには、変更された地図画像が画像サイズに合わされた状態で表示される。そして、変更された地図画像の範囲内にある施設情報が送信し直されてきて、そのうちの分類、名称が施設リスト欄Lに表示される。従って、「検索」、「範囲拡大」、「拡大縮小」又は「移動」の機能により地図画像が変更表示されても、画像X1及びX2で説明したと同様に、地図画像上のスポットと、施設リスト欄L中の施設との対応関係を表示する機能を、さらに、該当施設に関する施設情報を表示する機能も有している。
【0048】
ただ、「拡大縮小」機能を利用して、表示されている地図を縮小する場合に、地図画像上に表示されるスポット分類に対応するシンボルのサイズを、その表示縮尺に応じて小さくすることも考えられるが、小さくするとシンボルの判別がつかなくなるので、通常、アプリケーションサーバ4から送信されるレイヤ情報に含まれるシンボルの表示サイズは、その縮尺に関係なく、同じ大きさである。そのため、縮尺によっては、表示される地図画像が多数のシンボルで埋め尽くされるという状態になる。そこで、所定の縮尺を超えて縮小するときには、これらのシンボルが表示されないようにしている。そうすると、かつて確認しておいた施設の所在を見失う結果となる。
【0049】
そこで、少なくとも施設の所在していた位置を見失うことのないように、シンボルを囲んでいる丸印を、縮尺に関係なく、当該シンボルの表示が消えた状態になっても表示させておくようにする。
【0050】
以上では、図2乃至図6に示された表示画像を中心にして、本実施形態の地図情報表示プログラムに従ったクライアントシステムの動作を説明した。次いで、図7乃至図11の各フローを参照しながら、地図情報表示プログラムの実行に伴って、クライアント端末1と、サーバ側のWEBサーバ3及びアプリケーションサーバ4との間における情報の送受信手順について説明する。
【0051】
図7のフローは、クライアント端末1によって、サーバ側に最初にアクセスした場合における送受信手順を示している。
【0052】
先ず、クライアント端末1のWEBブラウザにより、WEBサーバ3にアクセスし、クライアントシステムファイルのダウンロード要求をWEBサーバ3に送信する(ステップS1)。
【0053】
WEBサーバ3は、ダウンロード要求を受信して、クライアント端末1にクライアントシステムファイルを送信する(ステップS2)。このクライアントシステムファイルには、地図画像表示プログラムが含まれている。
【0054】
クライアント端末1では、送信されたクライアントシステムファイルの読込みを行い(ステップS3)、そこで、クライアントシステムが起動される(ステップS4)。
【0055】
クライアントシステムが起動されると、クライアント端末1には、図2に示されるような初期画面が表示される。初回のアクセスということで、クライアント端末1は自動的にサーバに対する各種コマンド情報、地図画像サイズ、全域範囲の地図座標値、スポットの全分類コードからなるリクエスト情報を送信する(ステップS5)。
【0056】
アプリケーションサーバ4では、送信されてきたリクエスト情報に基づいて、ベクトル地図データベース5から必要情報を読み出し、レイヤ情報読込み、縮尺に応じた地図・情報の表現設定、全域の地図画像の作成、地図画像範囲の座標値計算、そして、スポットを表示できる縮尺であれば、スポットの座標値読込とスポットの施設情報読込みを行い、そしてメッセージ作成の各処理を実行し(ステップS6)、その処理結果をリクエスト応答情報としてクライアント端末1に送信する(ステップS7)。
【0057】
クライアント端末1では、リクエスト応答情報を受信し(ステップS8)、図2に示される画像Xにおいて、地図画像欄Pを表示し、施設情報が含まれていれば、施設リスト欄Lに施設等のリストを表示し、また、メッセージ情報があれば、メッセージ欄Nにそれを表示する(ステップS9)。
【0058】
このような手順に従って、クライアント端末1の画面に初回アクセス時の画像が表示される。次いで、初回アクセス時での表示では、全分類の施設、全域範囲の地図が表示されるので、さらに、「検索」機能を利用して、知りたい施設等のある地域を検索することになる。図8のフローでは、所望の地域について検索する場合の情報の送受信手順を示した。
【0059】
そこで、先ず、クライアント端末1において、図2の画像Xにある「検索」ボタンを操作して、施設に関するの対象図形の名称又は住所、駅名、目標物名を入力して検索指示を行う(ステップS11)。そして、サーバへの各種コマンド、地図画像のサイズ、設定されたスポット分類のコード、対象図形のレイヤ、分類コード及び地図表示名称からなる送信情報が、アプリケーションサーバ4に送信される(ステップS12)。
【0060】
アプリケーションサーバ4では、この送信情報を受信して、検索対象図形の検索、縮尺に応じた地図・情報の表現設定、検索対象図形のある地域範囲の地図作成、地図画像範囲の座標値計算、縮尺に応じたスポットの座標値読込みとスポットの施設情報読込み、メッセージの作成等の各処理を実行し(ステップS13)、これらの各処理の結果を、クライアント端末1に送信する(ステップS14)。
【0061】
クライアント端末1では、この送信情報を受信して(ステップS15)、画像Xの地図画像欄Pに指定した対象図形を含む地図画像が、送信された施設情報に基づいて施設リスト欄Lに当該範囲における施設に関するリストがそれぞれ表示され、さらに、メッセージ情報がある場合には、メッセージ欄Nにメッセージが表示される(ステップS16)。
【0062】
次に、「範囲拡大」、「拡大縮小」又は「移動」の各機能により地図画像欄Pに表示される地図について、その表示範囲を拡大、縮小、移動の変更を行う場合を、図9のフローを参照して説明する。
【0063】
先ず、クライアント端末1の画面に表示されている図4又は図6に示された画像X中の「範囲拡大」M3、「拡大縮小」M4又は「移動」M5のどれかのボタンを選択する。クライアントシステムにおいて、操作部の操作や入力に従い、サーバへの各種コマンド、地図画像のサイズ、拡大縮小条件、移動範囲の座標値、設定されたスポット分類のコードを作成し、リクエスト情報としてサーバ4に送信する(ステップS22)。
【0064】
そして、アプリケーションサーバ4では、受信したリクエスト情報に基づいて、縮尺に応じた地図・情報の表現設定、移動範囲の地図作成、地図画像範囲の座標値計算、縮尺に応じたスポットの座標値読込みとスポットの施設情報読込み、そして、メッセージ作成の各処理を実行し(ステップS23)、これらの処理結果を、応答情報としてクライアント端末1に送信する(ステップS24)。
【0065】
そこで、クライアント端末1では、サーバからの応答情報を受信し(ステップS25)、この応答情報に基づいて、画像Xの地図画像欄Pには、指定した縮尺に応じた地図画像又は移動した地域に該当した地図画像が、施設リスト欄Lには、受信した施設情報に基づいた当該範囲における施設に関するリストがそれぞれ表示され、さらに、メッセージ情報がある場合には、メッセージ欄Nにメッセージが表示される(ステップS26)。
【0066】
ここで、図10のフローを参照して、お気に入りの地区の設定に関する処理について説明する。この処理は、クライアントシステム内でのみで実行され、クッキー等に予め設定情報を登録しておくものであり、初期表示設定をしておくことにより、登録後のクライアントシステム起動時には、この設定情報に従ってリクエスト情報が作成される。
【0067】
ユーザは、前述した図7乃至図9のフローによって、目的の地域を表示する一方、表示スポット選択欄A1を利用して、該当する分類にあるチェックボックスを、見たいスポットの種類に応じて選択する。「設定」ボタンをクリックすることによって分類が指定される。さらに、地区保存欄A2を利用して、地区名を入力し、「保存」ボタンをクリックし、地区名を登録する。この地区名を登録するときには、図3に示されるようなメニューウインドウBが表示される。そして、この地区名の選択に併せて、初期表示地区としてON/OFFが設定できる。初期表示設定ボタンを押すことで、当該地区名に対応して初期表示地区であることを示すマークが付される。
【0068】
クライアントシステムのクッキー等には、ステップS31で入力設定された地区名とスポット分類に従い、地区名、地区範囲の座標値、スポット分類のコード、保存日時、初期表示地区としてのON/OFF情報が登録される。お気に入り地区の登録は、複数の地区について行うことができる。初期表示が設定されてない場合には、例えば、最新登録日に基づいて該当する地区名に対して、初期表示をONに設定される。
【0069】
この様にスポット分類と地区範囲の座標値と初期表示とが設定されることにより、次回にクライアントシステムを起動したとき、クッキー等から登録情報を自動的に読み出し、この登録情報がリクエスト情報として、アプリケーションサーバ4に送信される。
【0070】
次に、クライアントシステム起動時に、図10に示したお気に入りの地区が保存されている場合について、図11のフローを参照して説明する。
【0071】
先ず、クライアント端末1のWEBブラウザによりダウンロードされているクライアントシステムが再起動される(ステップS41)。このとき、クッキー等に地区名が保存されているときには、クッキー等に登録されている登録情報を読込む。ここで、登録情報として、地区名、地区範囲の座標値、スポット分類のコード、保存日時、初期表示地区であるかを示すON/OFFに関するデータが読込まれる。
【0072】
次いで、これらを送信情報としてアプリケーションサーバ4に送信する(ステップS43)。
【0073】
アプリケーションサーバ4では、受信した送信情報に基づいて、縮尺に応じた地図・情報表現設定、表示希望地区の地図画像の作成、地図画像範囲の座標値計算、縮尺に応じたスポットの座標値読込みとスポットの施設情報読込み、そしてメッセージ作成の各処理を実行し(ステップS44)、これらの処理結果を、応答情報としてクライアント端末1に送信する(ステップS45)。
【0074】
そこで、クライアント端末1では、この応答情報に基づいて、画像Xの地図画像欄Pには、お気に入りの地区に対応する地図画像が、施設リスト欄Lには、送信された施設情報に基づく、当該範囲における施設に関するリストがそれぞれ表示され、さらに、メッセージ情報がある場合には、メッセージ欄Nにメッセージが表示される(ステップS47)。
【0075】
以上では、図7乃至図11のフローに従って、地図情報表示システムにおけるクライアント端末1とアプリケーションサーバ4との情報の送受信を中心に説明してきたが、次に、図12乃至図15のフローチャートを参照しながら、クライアント端末1内における地図情報表示プログラムの動作を説明する。
【0076】
図12は、クライアント端末1にダウンロードされているクライアントシステムの起動時の処理に関するフローチャートを示している。
【0077】
先ず、クライアントシステムが起動されたとき(ステップS51)、クッキー等に保存地区の設定情報がある場合には、そのデータ読み込みを行う(ステップS52)。
【0078】
ここで、登録された保存地区が存在しない場合(ステップS53の無)、表示要求の範囲を、全域に設定する(ステップS54)。さらに、表示要求のスポット分類を、全分類に設定する(ステップS55)。
【0079】
一方、ステップS53において、保存地区が登録されている場合(有)、表示要求の範囲を、初期表示ONの地区に設定する(ステップS56)。
【0080】
さらに、クッキー等に登録されている設定情報において、スポットの分類が登録されているかが判断される(ステップS57)。
【0081】
そこで、スポット分類の登録がある場合(有)、表示要求スポットの分類として、その登録されているスポット分類を設定する(ステップS58)が、スポット分類が登録されてない場合には(無)、ステップS55に進み、表示要求のスポット分類を、全分類に設定する。
【0082】
ここで、地区に関する表示要求範囲と、表示したいスポットに関する分類とを設定できたので、この表示要求範囲とスポット分類に基づいて、各種コマンド、表示するための地図画像サイズ、地域範囲の座標値、表示要求スポットの分類コード設定し、これらの情報をリクエスト情報としてアプリケーションサーバ4に送信する(ステップS59)。
【0083】
次いで、アプリケーションサーバ4からの応答情報として表示希望地区に係るスポットシンボルを含む地図画像、地図画像範囲を示す座標値、スポットの座標値とスポットの施設情報、そしてメッセージの各情報を受信する(ステップS60)。
【0084】
そこで、取得した各情報に基づいて、クライアント端末1の画面に表示されている画像Xの地図画像欄Pに、表示希望地区の地図画像を表示する(ステップS61)。この表示希望地区の地図画像のサイズは、アプリケーションサーバ4において地図画像欄Pのサイズに合わされている。
【0085】
そして、画像Xの施設リスト欄Lに、表示希望地区の範囲内にあり、表示要求スポット分類に従った施設等の名称が表示される(ステップS62)。
【0086】
また、応答情報にメッセージが含まれている場合には、図4又は図6に示される画像Xのメッセージ欄Nのように、そのメッセージがメッセージ欄Nに表示される(ステップS63)。
【0087】
以上の様に、クライアントシステムでは、起動時に、保存地区又は表示要求スポット分類の登録がなされているかどうかが判断され、その登録状況に応じて、地図画像、施設リスト、メッセージを表示することができる。
【0088】
次に、画像X中の施設リスト欄Lに表示されたリスト内で所望の施設名を選択した場合における処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。
【0089】
例えば、図4に示されるような画像X1において、施設リスト欄L1に表示されている施設名のうち、施設名n4をクリックする(ステップS71)。
【0090】
そして、クリックされた施設名n4を強調表示する(ステップS72)。図4の例では、黒枠で表示しているが、反転表示でも良い。
【0091】
リスト中で施設名n4が選定されると、応答情報に含まれる当該施設に係るスポットの座標値に基づいて、地図画像欄P2に表示されるスポットの座標を中心に丸印を表示する(ステップS73)。
【0092】
リスト中で施設名n4が選定されると、さらに、施設名n4に係る施設情報について、図5に示されるような施設情報表示ウインドウCでクライアント端末1の画面上に表示される(ステップS74)。
【0093】
この様にして、施設リスト欄Lに表示された施設名に対応するスポットが、地図画像中の何処にあるのかを的確に知ることができる。次いで、この場合と逆に、画像X中の地図画像欄Pに表示された所望の位置にあるスポットを選択した場合における処理ついて、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0094】
例えば、図6に示される画像X2において、所望するスポットとして、上方にある四角印のシンボル上をポインティングしてクリックする(ステップS81)。
【0095】
ここで、クリックされた画像位置を読み取り、地図画像範囲の座標に基づいて地図座標に換算し、その位置の最近傍にあるスポットの座標を中心に丸印を表示する。図6では黒丸印で示したが、赤丸印で表示する(ステップS82)。この赤丸印の表示とともに、この赤丸印の表示位置の座標を記憶する(ステップS83)。
【0096】
そして、この赤丸印表示されたスポットに関連する施設名を、施設リスト欄L2中で強調表示する(ステップS84)。この強調表示は、反転表示でも、黒枠表示でもよい。このとき、例えば、同一の建造物の中に、複数の施設が入っている場合には、1つのスポットに対し複数の施設情報が関連付けられているので、図6に示されるように、施設リスト欄L2には、複数の施設名n2、n4、n9がリストアップされる。これにより、指示した位置のスポットに関わる施設が、施設リスト欄L2中のどの施設名であるかが分かる。
【0097】
そこで、施設リスト欄L2において、強調表示された施設名の数が判断され(ステップS85)、その数が1つである場合には、当該施設に係る概要情報を、図5に示される概要情報表示ウインドウCで画面に表示する(ステップS86)。
【0098】
また、その施設の数が複数である場合には、図6に示されるように、施設リスト欄L2から施設情報を表示したい施設名を選択するように促すメッセージをメッセージ欄N2に表示する(ステップS87)。ここで、1つの施設名、例えば、施設名n4が選択されると、図5に示される施設情報表示ウインドウCによって、施設名n4に関する概要情報が表示される。
【0099】
次に、画像Xに設けられている、例えば、「範囲拡大」、「拡大縮小」又は「移動」ボタンを選択して、地図画像欄Pに表示される地図範囲が変更されたときの赤丸印の表示の処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。なお、表示される地図の範囲を変更する際の、サーバへのリクエスト情報の送信、そして、サーバからの応答情報の受信についての詳細は図9に示されているので、図15においては、そのサーバとの情報の送受信については簡単に示している。図15では、地図の表示範囲の変更に伴う赤丸印の表示のフローを示している。
【0100】
今、「範囲拡大」、「拡大縮小」又は「移動」ボタンを選択して、地図範囲の変更をアプリケーションサーバ4にリクエストする(ストップS91)。そして、アプリケーションサーバ4から、範囲変更した地図画像を取得する(ステップS92)。取得した範囲変更地図が地図画像欄Pに表示される。
【0101】
ここで、図14におけるステップS83において、前回、つまり、範囲変更前の地図画像上で表示された赤丸印の表示位置がスポットの座標値によって記憶されている。そのため、選択された施設が変更されない限り、赤丸印は、前回における表示位置が保持されるようにして表示される。そこで、前回の赤丸印の表示位置が、今回範囲変更した地図画像の範囲内にあるかどうかが判断される(ステップS93)。
【0102】
前回の赤丸印表示位置が今回変更の地図画像の範囲内にある場合(YES)、前回の赤丸印表示位置で引き続いて、赤丸印を表示する(ステップS94)。例えば、表示されていた地図画像の縮尺を変更して表示したような場合に、スポットのシンボル表示が消えても、選択したスポットの位置について、赤丸印表示が残るため、変更後の地図画像上での位置を確認することができる。
【0103】
一方、その表示位置が変更後の地図画像範囲外となった場合(NO)には、選択された施設は、地図画像の外に位置することになり、再び地図画像に入るまで、待機する。
【0104】
【発明の効果】
以上の様に、本発明の地図情報表示プログラムを実行すれば、お気に入り地区の設定を設けて、表示頻度の高い表示希望の地区やスポット分類の登録、或いは、その設定情報の呼び出しを行うことを、地図情報表示のためのクライアントシステム内で処理できるようにしたので、パスワード、各種設定等を一々入力する必要がなくなり、このクライアントシステムを利用するユーザにとって、その操作が手軽となるばかりでなく、サーバ側においても、ユーザ・データ管理の必要がなくなる。そして、WEB上の地図について、お気に入りの地区や施設を表示させることが、登録しておいたお気に入り地区を選択するだけという迅速かつ簡単な操作で済むようになる。
【0105】
そして、お気に入り地区に対して、初期表示の設定もできるようにしたので、クライアントシステムの起動時に、ユーザの希望する分類のスポットと施設リストとが自動的に表示されるので、利便性が向上した。
【0106】
さらに、地図上のシンボルや、施設等のリストに対する選択操作と同時に、強調表示や、施設の概要情報が表示されるので、これらの関係が一目で分かるようになり、地図上に表示された一つのシンボルが、複数の施設等に対応している場合であっても、シンボルと施設等の関係が簡単に見られる。他に見たい施設があって、選択している施設を変更した場合にも、スポットの座標値及び施設情報がクライアントに送信されてきているので、シンボルと施設との関係をリアルタイムに表示することができる。
【0107】
また、表示されている地図画像においてスポットが選択されたとき、当該施設を囲む赤丸印を付与し、この赤丸印の位置を記憶するようにしたので、他のスポットや施設名が選択されるまで、或いは、表示されている地図画像を拡大、縮小、移動の変更した結果、当該スポットが表示範囲外になるまで、表示される地図画像上に、当該施設に係る赤丸印が表示され続けるので、選択されたスポットの位置が常に明示され、分かり易くなる。
【0108】
なお、これまで説明してきた本発明の実施形態においては、地図に関連付けられた情報として、施設を例に挙げたが、この他にも、地図上のエリアに関連づけられている統計情報、ユーザの書き込んだコメントといったデータ、或いは、携帯端末の位置をスポットとし、その携帯端末の所有者に関わる情報をリストとして表示する等の形態においても、当実施形態で示した概念を適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】地図情報表示プログラムが実行される地図情報表示システムの概要を説明する図である。
【図2】地図情報表示システムで用いられる画面の例を説明する図である。
【図3】図2の地図情報表示システム画面における地区選択と地区保存の設定に係る画面表示例を説明する図である。
【図4】特定施設を指定したときの具体的な画像表示例を説明する図である。
【図5】指定された特定施設に関する施設情報の表示例を説明する図である。
【図6】表示画像中の特定シンボルを指定したときの画面表示例を説明する図である。
【図7】地図情報表示システムにおいて、クライアントシステムが最初に起動されるときのクライアント端末とサーバとの通信手順を説明するフロー図である。
【図8】地図情報表示システムにおいて、地区検索するときのクライアント端末とサーバとの通信手順を説明するフロー図である。
【図9】地図の画面表示範囲を拡大・縮小・移動の変更するときのクライアント端末とサーバとの通信手順を説明するフローチャートである。
【図10】クライアントシステムにおいて、地区保存を行うときの手順を説明する図である。
【図11】クライアントシステムの起動時において地区保存されているときのクライアント端末とサーバとの通信手順を説明するフローチャートである。
【図12】クライアントシステムの起動時における処理を説明するフローチャートである。
【図13】画面表示された施設リストによる施設選択するときの処理を説明するフローチャートである。
【図14】画面表示された施設をクリックしたときの処理を説明するフローチャートである。
【図15】地図の画像表示範囲を変更したときにおける強調表示処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1−1〜1−n…クライアント端末
2…ネットワーク
3、6…WEBサーバ
4−1、4−1…アプリケーションサーバ
5…ベクトル地図データサーバ

Claims (7)

  1. データサーバに格納されている地図データの中からアプリケーションサーバにより取得されて送信された、指示された地図範囲の地図画像をネットワークを介して取得するステップと、
    前記地図範囲のスポットに対応付けられているスポット情報及び前記スポット情報に含まれる項目に関する概要情報を、前記アプリケーションサーバからネットワークを介して取得するステップと、
    前記スポット情報に係るシンボルマークが重ね合わされた前記地図画像と、前記スポット情報に係る項目のリストとを画面に表示するステップと、
    前記地図画像上の一つのシンボルマーク又は前記リスト中の一項目のどちらか一方が選択され、該一方が他方に対応しているとき、前記シンボルマークと前記項目を前記画面に強調表示するステップであって、前記シンボルマークが前記地図画像上で選択されたとき、該シンボルマークに対応して複数のスポット情報が存在する場合、前記リスト中で該当する複数のスポット情報に係る項目を前記画面に強調表示し、前記項目の内の一つが前記リストから選択されたとき、当該項目に係る前記概要情報を前記画面に表示するステップと
    前記アプリケーションサーバとネットワークを介して接続されたクライアント端末コンピュータに実行させる地図情報表示プログラム。
  2. 前記リストに、スポット情報分類毎に前記項目を前記画面に表示するステップ含めてクライアント端末コンピュータに実行させる請求項1に記載の地図情報表示プログラム。
  3. スポット情報分類を含み前記クライアント端末コンピュータのメモリに保存された特定地区を選択して、該地区の地図画像と、該スポット情報分類に応じ該地図画像範囲内におけるスポット情報に含まれる項目に関する概要情報を前記アプリケーションサーバからネットワークを介して取得するステップを含めてコンピュータに実行させる請求項1乃至2のいずれか一項に記載の地図情報表示プログラム。
  4. 前記特定地区は初期設定でき、システム起動時に該設定に基づいて、該地区の地図画像と、該スポット情報分類に応じ該地図画像範囲内におけるスポット情報に含まれる項目に関する概要情報を前記アプリケーションサーバからネットワークを介して取得するステップを含めてクライアント端末コンピュータに実行させる請求項3に記載の地図情報表示プログラム。
  5. 前記シンボルマークの強調表示は、該シンボルマークの画像位置を示すマークであり、前記地図の表示範囲が拡大、縮小又は移動されて地図画像が変更されたとき、前記マークが前記表示範囲に含まれている場合、変更された前記地図画像上に前記マークを前記画面に表示するステップを含めてクライアント端末コンピュータに実行させる請求項1乃至4のいずれか一項に記載の地図情報表示プログラム。
  6. 選択されている前記地図画像上の一つのシンボルマーク又は前記リスト中の一項目以外の一つのシンボルマーク又は前記リスト中の一項目が新たに選択された場合には、それまで選択されていた前記シンボルマークと前記項目の強調表示をやめるステップを含めてクライアント端末コンピュータに実行させる請求項1乃至5のいずれか一項に記載の地図情報表示プログラム
  7. 前記概要情報には、前記項目に係るホームページのアドレスが含まれ、前記リスト中の一つの項目が選択されたときに表示される該概要情報の前記アドレスに従ってホームページにリンクするステップを含めてクライアント端末コンピュータに実行させる請求項1乃至6のいずれか一項に記載の地図情報表示プログラム。
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