以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるシステムの概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態におけるシステムは、サーバ装置10、複数のサーバ装置12(12−1,12−2,…,12−N)、複数の電子機器14(14−1,14−2,…,14−n)がネットワーク16を介して接続される。
サーバ装置10は、ネットワーク16を介して接続された電子機器14に対して情報検索サービスを提供するためのWebサイトを開設する。本実施形態におけるサーバ装置10は、例えば地域における介護関連の情報を提供する検索サイトを開設する。検索サイトには、例えば、各地域において介護に関わる利用者をサポートするためのサービス提供元の情報(以下、地域資源情報と称する場合がある)や介護に関係する記事コンテンツやセミナーで発表された情報を提供する機能、利用者間でのコミュニケーション(掲示板やスケジュール調整/アンケートなど)をサポートするための機能などが設けられる。ここで、サービス提供元としては、民間事業者や公共機関などを含む。また、利用者としては、例えばケアマネージャ、ケアワーカー、ソーシャルワーカー、介護従事者、介護事業管理者(サービス事業者)、介護家族、要介護者、自治体関係者、団体関係者(NPO、ボランティア)、医師、看護師、薬剤師、リハビリテーション、管理栄養士などを含む。
サービス提供元の情報は、例えば「健康・生きがい」、「家事援助・付き添い・介助」、「介護者・認知症サポート」、「緊急通報・見守り・防災」、「配食・配送」、「移送・福祉用具」、「支給・助成金」、「相談窓口・その他」などの複数のカテゴリ別に分類されており、さらに行政区分などに基づく地域別に分類されている。
複数のサーバ装置12(12−1,12−2,…,12−N)は、各サービス提供元のホームページなどを開設する。サーバ装置12が開設するホームページには、サーバ装置10の検索サイトにより検索されたサービス提供元の情報(地域資源情報)に含まれる、ホームページのURL(uniform resource locator)とリンクが設定されている。従って、サーバ装置10の検索サイトの検索結果からURLを指定することで、サーバ装置12が開設するホームページにアクセスすることができる。
電子機器14は、利用者が使用するもので、ネットワーク16を介して、サーバ装置10が開設する検索サイトや、サーバ装置12が開設するサービス提供元のホームページなどにアクセスしてデータを送受信する。また、電子機器14は、他の電子機器14との間でデータを送受信する。電子機器14は、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、携帯電話機、通信機能付きテレビ、カーナビゲーション装置、家庭用ゲーム装置などにより実現される。
ネットワーク16は、インターネット、公衆回線網(有線、無線)などの各種通信手段を含む。
図2は、本実施形態におけるサーバ装置10を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ装置10は、プロセッサ20、メモリ21、記憶装置22、入力装置23、表示装置24、及び通信装置25とを含む。
プロセッサ20は、サーバ装置10全体の制御を司るもので、メモリ21あるいは記録部22に記録された基本プログラムや各種アプリケーションプログラムを実行することで各部を制御するための回路である。プロセッサ20は、検索サイトプログラムを実行することにより、検索サイトを通じて各種のサービスを提供するための処理を実行する。
メモリ21は、基本プログラムや検索サイトプログラムを含む各種プログラム、各種データが記憶される。記憶装置22は、検索サイトを通じて提供する地域資源情報が登録されたデータベースが記憶される。記憶装置22のデータベースには、地域別及びカテゴリ別に分類された地域資源情報が登録される。
入力装置23は、キーボードやポインティングデバイスなどであり、サーバ装置10の管理者などによる操作に応じたデータを入力する。表示装置24は、LCD(Liquid Crystal Display)などであり、サーバ装置10の処理に応じた情報を表示する。通信装置25は、ネットワーク16に接続し、サーバ装置12や電子機器14との通信を制御する。
図3は、本実施形態における電子機器14の構成を示すブロック図である。図3に示すように、電子機器14は、プロセッサ30、メモリ31、記憶装置32、入力装置33、表示装置34、及び通信装置35とを含む。
プロセッサ30は、電子機器14全体の制御を司るもので、メモリ21あるいは記録部22に記録された基本プログラムや各種アプリケーションプログラムを実行することで各部を制御するための回路である。プロセッサ30は、ブラウザプログラムを実行することにより、サーバ装置10,12が提供する検索サイト(ページ)の画面を表示し、画面を通じて入力されたデータをサーバ装置10,12に送信する。
メモリ31は、基本プログラムやブラウザプログラムを含む各種プログラム、各種データが記憶される。記憶装置32は、検索サイトを通じて受信された地域資源情報のデータなどが記憶される。
入力装置33は、キーボードやポインティングデバイス(マウス、タッチパッド)などであり、電子機器14の利用者などによる操作に応じたデータを入力する。表示装置34は、LCD(Liquid Crystal Display)などであり、電子機器14の処理に応じた情報を表示する。通信装置35は、ネットワーク16に接続し、サーバ装置12,14や他の電子機器14との通信を制御する。
次に、本実施形態におけるサーバ装置10の動作について説明する。サーバ装置10は、プロセッサ20により検索サイトプログラムを実行することにより、以下に説明する各種処理を実現する。
まず、サーバ装置10が開設する検索サイトの画面について説明する。サーバ装置10は、電子機器14により検索サイトのホームページにアクセスされると、検索サイトのホームページを電子機器14において表示させる。
図4は、本実施形態におけるサーバ装置10の検索サイトのホームページ例を示す図である。検索サイトは、サービス提供元(地域資源:民間事業者、公共機関)を検索するための地域資源検索サイトであって、条件を指定して地域資源情報候補を検索するための条件検索メニュー(キーワード検索、サービス種類(カテゴリ)検索、地域検索)と、利用者(ケアマネージャ等)指定の指定地域(事前登録)に絞り込んだ地域資源情報候補(地図表示、リスト表示)とを選択的に表示することができる。
図4に示すホームページ画面50には、例えばログインボタン50A、第1メニュー50B、新着の地域資源表示領域50C、第2メニュー(メインメニュー)50D、ログインボタン50E、会員登録ボタン50F、キーワード検索領域50G、カテゴリ検索領域50H、地域検索領域50Jが設けられている。
ログインボタン50A及びログインボタン50Eは、ログインの指示を入力するためのボタンである。ログインボタン50A及びログインボタン50Eが、例えばマウスなどの入力装置33の操作により選択(マウスのクリック)した場合には、会員IDとパスワードを入力してログインを指示するためのログイン画面が表示される。
第1メニュー50Bは、検索サイトが提供する機能を選択するためのもので、例えば「ホーム」「地域資源をさがす」「記事コンテンツ」「グループツール」「セミナー」「お問い合わせ」のメニュー項目が設けられている。第1メニュー50Bは、何れの画面に遷移された場合でも常に表示されるメニューである。「ホーム」は、ホームページの表示を指示するためのメニュー項目、「地域資源をさがす」は、検索条件を入力するための詳細検索条件指定画面を表示させるためのメニュー項目である。「記事コンテンツ」「セミナー」は、それぞれに関する情報の表示を指示するためのメニュー項目である。「グループツール」は、複数の会員により構成されるグループら関する機能を指示するためのメニュー項目である。「グループツール」には、例えば「掲示板」「会合調整&選択確認」「グループ管理」のサブメニューが設けられている(「グループ管理」は、ログイン後に表示)。「掲示板」「会合調整&選択確認」「グループ管理」のサブメニューが指示された場合の処理の詳細については後述する。
新着の地域資源表示領域50Cは、新着の地域資源を表示するための領域であり、一定時間ごと(サイクリック)に表示内容が変更される。新着の地域資源表示領域50Cに表示される情報は、ログイン後には、会員が会員登録において指定した地域(登録地域)に該当する情報に限定される。
第2メニュー50Dは、検索サイトが提供する機能を選択するためのもので、例えば「地域資源をさがす」「地域資源の活用法」「最近の介護事情」「知っておきたい介護」「掲示板」「会合調整&選択確認」のメニュー項目が設けられている。
会員登録ボタン50Fは、新規の会員登録を指示するためのボタンである。会員登録ボタン50Fを指示した場合には会員登録用の画面が表示される。
本実施形態における検索サイトのホームページでは、地域資源情報を検索するための条件を入力するための3種類の異なる条件検索メニュー、すなわちキーワード検索領域50G、カテゴリ検索領域50H、地域検索領域50Jが設けられている。
キーワード検索領域50Gでは、少なくとも1つのキーワードが入力されることで地域資源情報を検索する。例えば、キーワードとして、[港区、送迎、見守り]などの複数のキーワードを組み合わせて入力することができる。ログイン後は、登録地域の範囲内の地域資源情報が検索される。カテゴリ検索領域50Hでは、例えば8つのカテゴリ「健康・生きがい」、「家事援助・付き添い・介助」、「介護者・認知症サポート」、「緊急通報・見守り・防災」、「配食・配送」、「移送・福祉用具」、「支給・助成金」、「相談窓口・その他」が一覧(リスト)表示されている。各カテゴリには、それぞれに含まれる地域資源情報の数が表示されている。ログイン後は、登録地域の範囲内の地域資源情報の数に更新される。カテゴリの一覧表示から何れかのカテゴリを選択した場合、カテゴリに含まれる地域資源情報が一覧表示される。
地域検索領域50Jは、地域資源を地図から検索するために日本地図と地域名(例えば都道府県名)のリストが表示されている。地域検索領域50Jでは、都道府県を選択することで、検索条件を指定するための画面が表示される。なお、地域検索領域50Jは、ログイン後は、登録地域の範囲内の地図(地域資源マップ)に表示形態が変更される(詳細については後述する)。
このように、複数の異なる方法により地域資源情報を検索する条件を指定できるので、利用者は、状況に応じて条件の指定方法を任意に選択して必要とするサービス(地域資源情報)を容易に検索することができる。例えば、施設やサービスなどの名称をもとに検索する、サービスの種類を特定して検索する、自宅から近い場所に制限して検索するなどの方法を選択することができる。
次に、検索サイトを通じて会員登録する場合の処理について説明する。
サーバ装置10は、電子機器14において表示されたホームページにおいて会員登録ボタン50Fが選択された場合、利用者の基本情報を入力するための会員登録用の画面を電子機器14において表示させる。会員登録用の画面には、例えば会員登録しようとする利用者の個人情報(氏名、性別、生年月日、職種)の他、登録する会員ID(例えば電子メールアドレス)やパスワードを入力するための入力欄が設けられている。また、会員登録用の画面では、利用者が希望する地域資源情報の検索対象とする地域を示す情報(場所情報)が入力される。地域としては、例えば、都道府県、市区町村の名前が入力されるものとする。通常、利用者がケアマネージャの場合には、担当する自治体の市区町村名が入力される。また、事業者の場合には事業所の住所、利用者家族の場合には利用者の住所が入力される。さらに、会員登録用の画面では、介護業界に従事している利用者については事業者に関する情報(事業者番号、事業者名など)、介護者家族の場合には、要介護者についての個人情報(氏名、性別、生年月日、要介護度など)を入力することができる。これらの情報は、地域資源情報の検索において、情報の絞り込みに利用することができる。
さらに、会員登録用の画面からは、検索サイトにより検索した地域資源情報を適用する対象者を登録することができる。例えば、利用者がケアマネージャの場合に、担当する介護者を対象者として登録しておくことができる。利用者は、対象者を登録しなくても良いし、1人以上の対象者を任意に登録することができる。予め登録した対象者に対しては、例えば後述するクリップ機能により、検索処理により検索された地域資源情報を対応づけて登録させておくことができる。
サーバ装置10は、会員登録用の画面を通じて入力されたデータを、記憶装置22に会員データとして記録する。利用者は、会員登録を完了した後、ホームページのログインボタン50Aを選択することで検索サイトの会員用サービスにログインすることができる。
次に、本実施形態のサーバ装置10による検索処理について、図5及び図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
サーバ装置10は、電子機器14によりアクセスされると、図4に示すホームページを表示させ(ステップB1)。サーバ装置10は、ホームページのログインボタン50Aが電子機器14の利用者の操作により選択され、ログイン要求が受信されるとログイン画面を電子機器14において表示させる。このログイン画面において会員IDとパスワードが入力され、会員登録された利用者であることが確認できると、サーバ装置10は、電子機器14の利用者からのログイン要求を受諾する(ステップB2、Yes)。サーバ装置10は、ログインした利用者に応じて、ホームページの表示を変更するための処理をする(ステップB3〜B6)。
まず、サーバ装置10は、ログイン要求した利用者が会員登録時に入力した基本情報を記憶装置22から取得し、基本情報に含まれる場所情報をもとに、各カテゴリについて地域資源情報を絞り込む。すなわち、サーバ装置10は、データベースに登録された全国の地域資源情報から場所情報に該当する地域の地域資源情報のみをカテゴリ毎に抽出する(以下、絞り込まれた地域資源情報を地域資源情報候補と称する)(ステップB4)。
また、サーバ装置10は、利用者の場所情報をもとに抽出された地域資源情報候補に該当する位置を示すための地図情報を設定する。すなわち、サーバ装置10は、利用者が基本情報として登録した場所情報が含まれる地図をホームページに表示することができる地図の縮尺を設定する(ステップB5)。なお、後述する詳細検索条件の設定において、場所情報が追加、あるいは複数の場所情報が選択された場合には、全ての場所情報が含まれる地図が表示されるように地図の縮尺を設定する。
サーバ装置10は、ログイン前のカテゴリ検索領域50Hに表示された各カテゴリに含まれる地域資源情報の件数を、場所情報に基づいて絞り込んだ地域資源情報候補の数に更新し、地域検索領域50Jに代えて、地域資源情報候補に該当する位置を示す地図を含む地域資源マップ領域50Kに変更したホームページを電子機器14において表示させる(ステップB6)。すなわち、ログオン時に、利用者に応じて絞り込まれた地域資源情報候補に基づいて、カテゴリ検索領域50Hと地域資源マップ領域50Kを表示するため、その後の検索処理において絞り込まれた地域資源情報候補を対象とすることで、利用者が必要とする地域資源情報の検索を容易にすることができる。
図7は、本実施形態におけるログイン後のホームページの一部(条件検索メニュー)を示す図である。
図7に示すように、カテゴリ検索領域50Hでは、各カテゴリの地域資源情報の数を示す数字が更新されている。また、地域検索領域50Jに代えて地域資源マップ領域50Kが表示されている。地域資源マップ領域50Kには、全ての地域資源情報に該当する位置(例えば、サービス提供する施設の住所)にピンマークが付された地図と、地図内でピンマークが付された各地域資源情報(例えば、施設名称)の一覧がピンマークと共に表示される。地図中に付されるピンマークは、例えば、カテゴリ毎に色分けして表示され、カテゴリ(サービスの種類)が容易に識別可能にしている。また、ピンマークは、後述するクリップ機能によりクリップ対象として指定された地域資源情報については、他の地域資源情報と異なる色が用いられるものとする。これにより、地域資源マップ領域50Kから利用者が必要とする地域資源情報を容易に検索できるようにしている。
ここで、条件検索メニューのキーワード検索領域50Gにおいて、キーワードとする文字が入力され、検索実行が指示されると(ステップB7、Yes)、サーバ装置10は、場所情報をもとに絞り込まれた地域資源情報候補からキーワードに該当する地域資源情報を抽出して一覧表示させる(ステップB8)。地域資源情報の一覧表示の表示形態については後述する(図8参照)。
また、条件検索メニューのカテゴリ検索領域50Hにおいて、何れかのカテゴリが選択された場合(ステップB9、Yes)、サーバ装置10は、選択されたカテゴリに該当する地域資源情報を一覧表示させる(ステップB10)。
図8は、本実施形態における地域資源情報の一覧画面52の一例を示す図である。図8は、例えば図7に示すカテゴリ検索領域50Hのカテゴリ「健康・生きがい」が選択された場合の詳細検索条件指定画面52を示している。詳細検索条件指定画面52では、カテゴリに含まれる各地域資源情報候補について、例えばサービスイメージ(アイコン、シンボル、マークなど)、サービス名、提供元(会社名、単体名、役所名など)、サービスの有料/無料の表示、クリップしたユーザ数、役に立った数のデータが対応づけられた情報リスト52Aが表示される。なお、クリップしたユーザ数と役に立った数は、後述する地域資源情報の詳細表示において(図12参照)、他の会員が地域資源情報に対してクリップあるいは役に立った選択をした数を集計したものである。
また、地域資源情報の一覧画面52には、表示方法を切り替える表示形態切換ボタン52B、及び詳細検索条件の設定を指示するための検索条件再設定ボタン52Cが設けられている。なお、各ボタン52B,52Cが選択された場合の処理については後述する。
また、条件検索メニューの地域資源マップ領域50Kにおいて、地図あるいは一覧に対する操作がされた場合(ステップB11、Yes)、サーバ装置10は、操作に応じた処理を実行する。例えば、地図に対する操作としては、例えば、地図の拡大縮小の操作、拡大縮小された地図を最初に表示された地図に戻す表示リセット操作がある。サーバ装置10は、拡大縮小の操作に応じて、地図の縮尺倍率を変更して表示すると共に、拡大縮小された地図に合わせて地域資源情報に対応するピンマークを表示する。
また、地図に表示されたピンマーク、あるいは一覧表示されたピンマークが選択された場合、サーバ装置10は、ピンマークに対応する地域資源情報の一部、例えば地域資源情報に含まれる施設名、サービス種類(カテゴリ)、住所と共に、地域資源情報の詳細情報を表示させるためのリンクボタンをポップアップ表示させる。ポップアップ表示中のリンクボタンが選択された場合、サーバ装置10は、後述する地域資源情報の詳細を表示する画面を表示させる(図12参照)。
なお、ホームページには、詳細検索条件の設定を指示するための詳細検索ボタン50Lが設けられている。サーバ装置10は、詳細検索ボタン50Lが選択された場合(ステップB13、Yes)、詳細検索条件指定画面を表示させる(ステップB14)。
図9及び図10は、本実施形態における詳細検索条件指定画面54の一例を示す図である。詳細検索条件指定画面52には、場所情報を選択するための場所情報毎の場所情報チェックボックス54A、エリアの変更を指示するためのエリア変更ボタン54B、キーワードを入力するためのキーワード検索領域54C、カテゴリごとの詳細な選択肢ごとのカテゴリ詳細チェックボックス54D、検索対象とする地域資源情報が登録された期間を指定するための期間指定ボタン54E、サービスの有償/無償の条件を指定するための費用条件選択ボタン54F、検索対象とする地域資源情報を提供する提供元を指定するための提供元指定ボタン54Gが設けられている。また、地域資源情報の一覧画面52の最下位置には、選択した条件(チェックボックスにチェックを入れた選択肢)を取り消すための条件クリアボタン54H、検索の実行を指示するための検索ボタン54Jが設けられている。
なお、詳細検索条件指定画面54を表示する際、その時点で利用者により指定された条件が設定された状態で表示する。例えば、場所情報チェックボックス54Aでは、利用者が登録した場所情報(図9では「港区」)にチェックが入り、カテゴリ詳細チェックボックス54Dのカテゴリ「健康・生きがい」にチェックが入っている。詳細検索条件指定画面54では、先に設定済みの条件を取り消す(チェックを外す)、あるいは条件を追加/変更を任意にすることができる。また、エリア変更ボタン54Bが選択された場合、サーバ装置10は、図7に示す地域検索領域50Jと同様の画面を表示させ、任意に地域(場所情報)を選択させることができる。
なお、詳細検索条件指定画面54の全体が表示装置34の画面中に表示できない場合、サーバ装置10は、図11に示すように、条件クリアボタン54H及び検索ボタン54Jが表示されない範囲を表示中には、条件クリアボタン54H及び検索ボタン54Jと同等の機能を有する条件クリアボタン54Ha及び検索ボタン54Jaを、例えば画面の最下位置に一時的に表示させる。なお、画面の最下位置に限らず、画面中の予め決められた固定位置に表示されるようにすれば良い。
これにより、詳細検索条件指定画面54をスクロールさせながら各種条件を指定する際に、条件クリアボタン54H及び検索ボタン54Jが表示されていない範囲の表示中であっても、条件クリアボタン54Ha及び検索ボタン54Jaが表示されているため、条件クリアあるいは検索実行を指示する際にスクロールさせて条件クリアボタン54H及び検索ボタン54を表示させる操作をしなくて済む。よって、利用者により操作性の向上を図ることができる。
なお、詳細検索条件指定画面54の条件クリアボタン54Hと検索ボタン54Jに限らず、他の画面の表示中においても、画面中に表示されないボタンがある場合に(例えば、図7に示す詳細検索ボタン50L、図8に示す地域資源情報の一覧画面52の検索条件再設定ボタン52Cなど)、図11に示すように、同等の機能を有するボタンを一時的に表示させることができる。これにより、何れの画面においても操作性の向上を図ることができる。
ここで、詳細検索条件指定画面54において任意に条件指定が入力された後(ステップB15)、検索ボタン54J(検索ボタン54Ja)の操作により検索実行が指示されると(ステップB16、Yes)、サーバ装置10は、新たに設定された検索条件に該当する地域資源情報候補を再検索して、該当する地域資源情報候補を含む地域資源情報の一覧画面52を表示させる(ステップB17)。
また、地域資源情報の一覧画面52が表示された状態において、表示形態切換ボタン52Bの「マップ」が選択された場合(ステップB18、Yes)、サーバ装置10は、情報リスト52Aの表示に代えて、図7に示す地域資源マップ領域50Kと同様のマップ表示に変更する(ステップB21)。このマップ表示には、同様に表示形態切換ボタン52Bが設けられており、「リスト」が選択された場合には(ステップB22)、情報リスト52Aの表示に切り替える(ステップB17)。すなわち、表示形態切換ボタン52Bの操作により、情報リスト52Aとマップ表示を簡単に切り換えることができるので、利用者は地域資源情報を選択しやすい表示形態を任意に選択することができる。よって、必要とする地域資源情報の検索を容易にすることができる。
また、地域資源情報の一覧画面52には、詳細検索条件の設定を指示するための検索条件再設定ボタン52Cが設けられている。サーバ装置10は、検索条件再設定ボタン52Cが選択された場合(ステップB19、Yes)、詳細検索条件指定画面を表示させる。なお、詳細検索条件指定画面は、前述した詳細検索ボタン50Lが操作された場合に表示される画面と同じであるので詳細については後述する(ステップB14〜B16)。
また、地域資源情報の一覧画面52において何れかの地域資源情報が選択された場合(ステップB20、Yes)、サーバ装置10は、選択された地域資源情報の詳細を表示する地域資源情報の詳細画面を表示させる(ステップB23)。
図12は、本実施形態における地域資源情報の詳細画面55の一例を示す図である。地域資源情報の詳細画面55には、例えば地域資源情報に含まれるサービス名称、サービス概要、サービス説明HP(ホームページアドレス)、対象エリア、サービス対象者、有償/無償、料金目安、申し込み方法、問い合わせ先情報(住所、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス)などを含む基本情報エリア55A、クリップボタン55B、役に立ったボタン55C、サービス提供元情報(名称、住所など)とサービス提供元HP(ホームページアドレス)とを含むサービス提供元情報エリア55Dが設けられている。
地域資源情報の詳細画面55に表示されたホームページアドレスを選択することで、電子機器14のブラウザプログラムは、ホームページアドレスが示すホームページ、すなわち地域資源情報が示すサービス提供元のサイトのページを表示させる。このため、利用者は、地域資源情報の詳細画面55を通じて、容易にサービス提供元が公開している詳細な情報を取得することができる。
こうして、地域資源情報の詳細画面55では、条件指定により検索された地域資源情報の詳細を表示させることで、利用者は、地域資源情報の詳細な内容を確認することができる。ここで、利用者は、地域資源情報を確認した結果、例えば有用な情報であると判断した場合に、地域資源情報をクリップボタン55Bの操作により登録して容易に読み出せるようにすることができる。サーバ装置10は、クリップボタン55Bが選択された場合(ステップB25、Yes)、クリップ機能により、詳細表示中の地域資源情報を利用者と対応づけて登録する(ステップB26)。また、役に立ったボタン55Cが選択された場合(ステップB27、Yes)、サーバ装置10は、役に立った選択がされたことを示すデータを詳細表示中の地域資源情報と対応づけて登録する(ステップB28)。
サーバ装置10は、利用者と対応づけられた地域資源情報については、図7に示す地域資源マップ領域50Kにおいて、クリップされたことを明示する他の地域資源情報とは異なる色のピンマークを表示させる。
また、サーバ装置10は、各地域資源情報について、クリップボタン55B及び役に立ったボタン55Cが操作された数をカウントしており、そのカウント数を例えば図8に示す情報リスト52Aのクリップしたユーザ数、役に立った数にそれぞれ反映させたり、図12に示す地域資源情報の詳細画面55において表示させたりすることができる。これにより、他の利用者に対して、個々の地域資源情報についての評価状況を知らせることができる。すなわち、クリップボタン55B及び役に立ったボタン55Cの操作により、有用な情報であることを他の利用者に通知できるようにすることができる。
なお、前述した説明では、クリップボタン55Bの操作により地域資源情報を利用者と対応づけて登録するとしているが、会員登録時に予め登録した対象者と対応づけて登録しておき、対象者毎に登録した地域資源情報を表示させることも可能である。
図13は、本実施形態における対象者毎に地域資源情報を対応づけて登録する処理を説明するためのフローチャート、図14は、本実施形態におけるクリップされた地域資源情報を表示するための処理を説明するためのフローチャートである。
サーバ装置10は、クリップボタン55Bが選択された場合(ステップC1、Yes)、地域資源情報の詳細画面55に表示中の地域資源情報を関連づける対象者を判別する。例えば、サーバ装置10は、図15に示すように、クリップボタン55Bの近傍に、地域資源情報の登録先を示す登録先一覧55Eを表示させる。登録先一覧55Eには、例えば自分のみ(利用者を示す)、対象者全員、登録済みの対象者1〜5(ここでは、5名の対象者が登録されていることを示す)が一覧表示されている。ここで、利用者の入力装置33の操作により登録先一覧55Eから何れかが選択された場合、サーバ装置10は、この選択された登録先と詳細表示中の地域資源情報とを対応づけて登録する。対象者全員が選択された場合には、全ての対象者1〜5のそれぞれと対応づけて登録する。
図16は、本実施形態における対象者と登録された地域資源情報(クリップデータ)との関係を示す図である。例えば、対象者1については、クリップデータ1,3,4が対応づけられ、対象者2については、クリップデータ1,4が対応づけられていることを示している。すなわち、本実施形態におけるクリップ機能では、利用者が検索した有用と判断された地域資源情報を、複数の対象者に対して個々に対応づけて登録しておくことができる。例えば、利用者がケアマネージャであり、担当する介護者(対象者)が複数いる場合に、介護者毎に有用な地域資源情報を判断して、介護者別に地域資源情報を登録しておくことができる。
サーバ装置10は、利用者の操作によりクリップされた地域資源情報の表示が指示された場合に(ステップD1、Yes)、クリップデータ(クリップにより登録された地域資源情報)を一覧表示させる(ステップD2)。例えば、ホームページ画面50のログインボタン50Eは、ログイン後には、ログイン中の表示に変更されている。ここで、ログインボタン50Eにマウスポインタなどによりフォーカスすると、例えば図17に示すような、利用者に関係する情報を表示させるための複数のボタンを含むマイページ画像57をポップアップ表示させる。マイページ画像57には、例えばユーザ基本情報ボタン57A、クリップした地域情報ボタン57B、クリップした記事ボタン57C、地域資源のユーザ投稿ボタン57D、及びログアウトボタン57Eが設けられている。
ここで、何れかのボタン57A〜57Dが選択された場合、サーバ装置10は、利用者に関係するユーザ基本情報、クリップした地域情報、クリップした記事、地域資源のユーザ投稿を表示させるための、マイページ詳細画面を表示させる。
図18は、本実施形態におけるマイページ詳細画面59の一例を示す図である。図18に示すマイページ詳細画面59では、クリップした地域情報ボタン57Bが選択された場合の表示例を示している。マイページ詳細画面59には、表示対象を変更するための選択タグ59Aが設けられている。また、クリップした地域情報を表示するための画面において、対象者名表示領域59B、地域資源情報一覧59Cが設けられている。対象者名表示領域59Bでは、ボタン操作により、登録先一覧55Eに表示された対象者を一覧表示させて、何れかを任意に選択することができる。
地域資源情報一覧59Cには、初期状態として、利用者と対応づけられた地域資源情報が一覧表示されている。一覧表示では、例えば情報更新日、サービス名称、サービス提供元名称、有償/無償、クリップしたユーザ数の各情報が地域資源情報ごとに対応づけて表示されている。
ここで、対象者名表示領域59Bの操作により何れかの対象者が選択された場合(ステップD3、Yes)、サーバ装置10は、選択された対象者と対応づけられた地域資源情報のみを一覧表示させる(ステップD4)。従って、利用者は、対象者毎に登録した地域資源情報を、対象者を簡単に切り替えてそれぞれ一覧表示させて確認することができる。
なお、前述した説明では、クリップボタン55Bの操作があった場合に登録先一覧55Eを表示させて、地域資源情報を対応づける対象者を選択するようにしているが、例えば検索処理をする際に、予め対象者を選択しておくようにしても良い。こり場合、その後に、検索処理によって検索した地域資源情報を表示する地域資源情報の詳細画面55においてクリップボタン55Bを選択した場合に、詳細表示中の地域資源情報を先に選択した対象者と対応づけて登録する。このように、予め対象者を選択しておくことで、例えば1人の対象者について、まとめて複数の地域資源情報を検索して登録する場合に、地域資源情報をクリップする度に対象者を選択しなくても良く、操作性を向上することができる。
なお、前述した説明では、地域資源情報をクリップする場合について説明しているが、第1メニュー50Bの「記事コンテンツ」「セミナー」のメニュー項目を選択することで表示可能な情報についても同様にしてクリップすることができる。「記事コンテンツ」「セミナー」からクリップされた情報についても、前述した地域資源情報と同様にして対象者と対応づけて登録し、クリップした記事ボタン57Cの操作により一覧表示させることが可能である。
また、ユーザ基本情報ボタン57Aを選択することで、利用者が会員登録時に入力した情報を一覧表示させることができる。ここで、登録内容を編集することができ、場所情報の変更や対象者の追加/削除をすることができる。ここで登録内容を変更することで、その後にホームページ画面50を表示する際に、変更後の情報に基づいて絞り込まれた地域資源情報をもとにホームページ画面50(カテゴリ検索領域50H、地域資源マップ領域50K)が表示される。
なお、前述した説明では、図7に示すホームページ画面50のカテゴリ検索領域50Hにおいてカテゴリが選択された場合には、カテゴリに含まれる地域資源情報を一覧表示するとしているが、地域資源マップ領域50Kにおける表示と連携させることもできる。例えば、カテゴリ検索領域50Hから何れかのカテゴリが選択された場合に、地域資源マップ領域50Kの地図と一覧において、選択された仮に対応するピンマークのみを表示するようにしても良い。また、地域資源マップ領域50Kにおいて、何れかのピンマークが選択された場合に、このピンマークに該当するカテゴリに含まれる地域資源情報を一覧表示させることも可能である。
このようにして、本実施形態では、サーバ装置10により、図7に示すように、ログイン後には、利用者が予め指定した場所情報もとに絞り込んだ地域資源情報候補を対象として、カテゴリ検索領域50Hと地域資源マップ領域50K地域とが表示されるので、利用者は、カテゴリ別に分類された地域資源情報、あるいは地域資源情報に該当する位置にピンマークが付された地図を組み合わせて、必要に応じて検索方法を選択しながら、容易に必要とする地域資源情報を検索することが可能となる。
次に、会員登録された利用者によりグループツールが使用される場合の処理について説明する。「グループツール」には、「掲示板」「会合調整&選択確認」「グループ管理」がある。
まず、本実施形態における「グループ管理」の機能について、図19に示すフローチャートを参照しながら説明する。
サーバ装置10は、「グループツール」のサブメニュー「グループ管理」が選択された場合、利用者のグループステータス一覧画面60を表示させる(ステップA1)。
図20は、本実施形態におけるグループステータス一覧画面60の一例を示す図である。グループステータス一覧画面60では、利用者が属するグルーブにおける利用者の状態(ステータス)を、例えば色別に示している。利用者が属するグループには、利用者がオーナーとなって新規に作成して他の利用者を招待したグループと、他の利用者が作成したグループに招待されて参加したグループがある。
例えば、図20に示すグループG1は、利用者「○○次郎」がオーナーとなって作成したグループである。図20に示すように、各グループの表示では、グループ名、グループオーナー名、グループメンバー数、グループ作成日が表示されている。
新規にグループを作成する場合、グループステータス一覧画面60に設けられたグループ新規作成ボタン60Aが選択される。グループ新規作成ボタン60Aが選択されると(ステップA4、Yes)、サーバ装置10は、グループの新規作成用の画面を表示させる(ステップA5)。グループの新規作成用の画面には、グループ名、グループオーナー名、メンバー名を入力するための入力欄が設けられている。なお、メンバーは、グループに招待する他の会員登録済みの利用者(既存ユーザ)であり、会員登録時に入力した名前を入力することで招待することができる。メンバーとして複数の会員を招待することができる。
各入力欄に入力された後、新規作成が指示されると(ステップA7、Yes)、サーバ装置10は、新規グループを作成して、グループに招待されたメンバー(オーナーを含む)に対して通知する(ステップA8)。すなわち、サーバ装置10は、各メンバーにグループ招待されたことを通知する電子メールを送信すると共に、招待された他の利用者がグループステータスを表示した際に、グループに招待されていることを表すグループステータスを表示させる。
図20に示す、各グループに対して操作があった場合(ステップA2、Yes)、サーバ装置10は、操作に応じたグループ管理処理を実行する(ステップA3)。例えば、利用者がオーナーである作成グループG1には、「詳細」「編集」「削除」のボタンが設けられている。グループG1の「詳細」ボタンを選択することで、グループと、グループに参加しているメンバー(他の利用者)のグループ参加(名前、ユーザ名、ログイン数、ステータスなど)に関する詳細な情報を表示させるとができる。また、「編集」ボタンを選択することで、グループの新規作成用の画面と同様の画面が表示され、メンバーの追加/削除、オーナーの変更、グループ名の変更をすることができる。「削除」ボタンを選択することで、グループを削除することができる。
また、図20に示すグループG2は、他の利用者「□□太郎」がオーナーとするグループから招待されている状態を示している(参加前)。この場合、「詳細」「参加」「辞退」のボタンが設けられている。「参加」ボタンを選択することで、招待を受諾してグループへの参加状態となる。一方、「辞退」ボタンを選択することで、グループへの参加を拒否して、利用者を退出(グループへの不参加)状態にすることができる。
また、図20に示すグループG3、G4は、それぞれ他の利用者「△△三郎」「□□太郎」がオーナーとするグループに参加中の状態を示している。この場合、「詳細」「退出」のボタンが設けられる。「退出」ボタンを選択することで、グループへの不参加状態となり「退出」ボタンが「参加」ボタンに変更される(退出中)。「参加」ボタンを選択することで、グループへの参加状態にすることができる。
次に、本実施形態におけるグループツールの「掲示板」の機能について、図21及び図22に示すフローチャートを参照しながら説明する。
サーバ装置10は、「グループツール」のサブメニュー「掲示板」が選択された場合、メンバーが属するグループの投稿データを取得し(ステップE1)、各投稿データに対する、グループ内の既読メンバーの確認とコメント件数の確認を実行する(ステップE2)。投稿データの既読については後述する。サーバ装置10は、グループ内のメンバーが投稿した投稿データについて設定された未読/既読公開の設定に応じて、それぞれの投稿データの件名を含む掲示板一覧を表示させる(ステップE3)。掲示板一覧の表示の具体例については後述する(図26参照)。
ここで、まず投稿データの新規作成時における未読/既読公開の設定について説明する。
「掲示板」の機能の実行中の画面には、グループ内の利用者が使用する電子機器14において表示させるための投稿データの新規作成を指示するための新規作成ボタン、投稿データを検索するためのキーワード入力エリア、メンバーの一覧(リスト)を表示させるためのメンバーリスト表示ボタンが設けられている。
新規作成ボタンが選択された場合(ステップE14、Yes)、サーバ装置10は、掲示板新規作成画面(投稿画面)を表示させ、この掲示板新規作成画面を通じて投稿データを入力する(ステップE15)。
図23は、本実施形態における掲示板新規作成画面61の一例を示す図である。図23は、投稿先グループとして「特許出願テスト」グループを選択して、新規作成を選択した場合の表示例を示している。図23に示すように、掲示板新規作成画面61には、新規作成ボタン61A、キーワード入力エリア60B、メンバーリスト表示ボタン61Cが設けられている。
また、掲示板新規作成画面61には、投稿内容を示す件名と本文とを入力するための投稿内容入力領域61D、添付ファイル指定領域61E、添付プレビュー領域61F、未読/既読公開設定領域61G、メール配信設定領域61Hが設けられている。また、掲示板新規作成画面61には、投稿データの入力を中止するための戻るボタン61Jと、投稿データの入力完了を指示するための書き込みボタン61kが設けられている。
未読/既読公開設定領域61Gは、掲示板新規作成画面61において作成(あるいは編集)した投稿データについて、閲覧可能なグループ内の他の利用者が未読の状態であるか、あるいは既読の状態であるかを公開する範囲を指定するために設けられている。本実施形態では、未読/既読の公開範囲の指定を入力するために、例えば「自分のみ表示」「メンバーに公開」「非表示」の各ボタンが設けられている。利用者は、何れかのボタンを選択することができる。「自分のみ表示」ボタンが選択された場合、サーバ装置10は、投稿データを作成した利用者が投稿データの一覧や詳細を電子機器14において表示させる場合にのみ、投稿データの既読あるいは未読の状況を示す既読/未読情報を付加する。「メンバーに公開」ボタンが選択された場合、サーバ装置10は、グループ内の利用者が投稿データの一覧や詳細を電子機器14において表示させる場合にのみ既読/未読情報を付加する。「非表示」ボタンが選択された場合、サーバ装置10は、グループ内の利用者の何れが投稿データの一覧や詳細を表示する場合であっても既読/未読情報を付加しない。
既読/未読情報は、例えば投稿データを作成した利用者の数(1名)をグループの利用者数から引いた数を分母、投稿データを既読の利用者の数を分子とする形式により表示する。なお、既読/未読情報の表示形態についてはこれに限定されるものではなく、既読/未読の利用者数が判別することができればどのような形態であっても良い。
また、図23に示す未読/既読公開設定領域61Gでは、「自分のみ表示」「メンバーに公開」「非表示」の何れかを選択するようにしているが、他の選択肢が設けられていても良い。例えば、「メンバーに公開」については、グループ内の全ての利用者を対象とするのではなく、グループ内の特定の利用者を選択できるようにしてもよい。また、既読/未読情報を公開する場合において、公開する期間(例えば日単位)や公開する時間帯(例えば時間単位)を指定できるようにしても良い。サーバ装置10は、未読/既読公開設定領域61Gを通じて入力された設定に応じて、グループ内の利用者が掲示板を閲覧する場合に既読/未読情報の表示を制御する。
サーバ装置10は、書き込みボタン61kの操作により投稿データの入力完了が指示されると(ステップE16、Yes)、既読/未読公開の設定に応じて掲示板詳細画面を表示させる(ステップE17)。また、サーバ装置10は、投稿データに対する未読メンバーがいるかを判別し、未読メンバーがいる場合には(ステップE18、Yes)、掲示板詳細画面に未読メンバーボタンを付加する(ステップE19)。
図24は、本実施形態における掲示板詳細画面64の一例を示す図である。掲示板詳細画面64には、掲示板新規作成画面61と同様に、新規作成ボタン64A、キーワード入力エリア64B、メンバーリスト表示ボタン64Cが設けられている。また、掲示板詳細画面64には、掲示板データを表示するための掲示板領域64D、投稿データを一覧表示する掲示板一覧領域64Mが設けられている。
掲示板一覧領域64Mには、投稿データ毎の簡易表示領域が設けられている。簡易表示領域には、例えば投稿データの件名、作成(更新)日時、作成者、グループ名の他、未読/既読公開設定に応じて付加される既読/未読情報が表示される。図24に示す例では、現在表示中の投稿データに対応する簡易表示領域において、既読/未読情報64Nとして例えば「既読:0/2」が表示されている。この既読/未読情報64Nは、投稿データの作成者を除く残りのグループメンバーの2人のうち、既読済みのメンバーが0人であることを表している。
一方、掲示板領域64Dには、投稿データの件名、投稿した利用者名と投稿(更新)日時の他、本文の文字列データ64Eが表示される。また、掲示板領域64Dには、コメントを入力するためのコメント投稿領域64Gの他、掲示板領域64Dの表示を終了させるための閉じるボタン64H、投稿データの編集を指示するための編集ボタン64J、投稿データの削除を指示するための削除ボタン64Kが設けられている。
さらに、新規に投稿データが作成された場合には、当然ながら他のメンバーが未読の状態であるため、掲示板領域64Dには、未読メンバーボタン64Fが付加されている。未読メンバーボタン64Fでは、例えば入力装置33の操作によりマウスポインタなどによりフォーカスすると、図25に示すように、未読のメンバーの名前一覧64Lがプルダウン表示される。
従って、掲示板詳細画面64では、掲示板一覧領域64Mにおける簡易表示領域に表示される既読/未読情報により既読状態のメンバーの数を簡単に把握することができ、また未読メンバーボタン64Fを利用してメンバー名を表示させることで、具体的にどのメンバーが未読状態であるかを簡単に把握することができる。また、未読メンバーボタン64Fによって未読のメンバーの名前一覧64Lを表示させているが、メンバーの名前だけでなく、未読状態の電子機器14に関する情報を表示させるようにしても良い。
なお、掲示板領域64Dにおいて、コメント投稿領域64Gにコメントデータ(文字列)が入力され、コメント投稿が指示された場合、サーバ装置10は、掲示板領域64Dの本文の文字列データ64Eの下に、コメントデータを表示させる。また、コメントデータが入力された場合には、既読/未読情報64Nと同様にして、コメント件数を示すコメント件数情報を付加する。
ここで、閉じるボタン64Hが選択された場合(ステップE20、Yes)、サーバ装置10は、掲示板一覧表示の画面に切り替える(ステップE1〜E3)。また、編集ボタン64Jが選択された場合には(ステップE21、Yes)、サーバ装置10は、図23と同様の投稿データの掲示板編集画面を表示させて、利用者からの入力に応じて投稿データを編集する(後述するステップE11〜E13)。投稿データの掲示板編集画面では、本文の内容を変更できる他、未読/既読公開の設定内容を変更することもできる。また、削除ボタン64Kが操作された場合には(ステップE21、No)、サーバ装置10は、現在表示中の投稿データを削除する(ステップE22)。なお、他のボタン等に対する操作があった場合には(ステップE21、No)、サーバ装置10は、操作に応じた他の処理を実行する(ステップE22)。
また、本実施形態では、掲示板一覧表示の画面が電子機器14において表示されることで、投稿データが既読状態となったものとする。サーバ装置10は、電子機器14における掲示板一覧表示の有無に応じて、未読状態であるか既読状態であるかを判別して、後述する既読/未読情報62Eの表示を制御する。なお、掲示板一覧表示ではなく、投稿データの詳細を表示する掲示板詳細画面が表示された際に既読状態となったと判別するようにしても良い。
次に、本実施形態における掲示板一覧の表示の具体例について説明する。図26は、本実施形態における掲示板一覧表示画面62の一例を示す図である。掲示板一覧表示画面62には、掲示板新規作成画面61と同様に、新規作成ボタン62A、キーワード入力エリア62B、メンバーリスト表示ボタン62Cが設けられている。また、掲示板一覧表示画面62には、投稿データ一覧領域62Dが設けられている。
投稿データ一覧領域62Dには、グループ内の各利用者が投稿した投稿データが一覧表示されており、各投稿データについて、例えば投稿データの件名、作成(更新)日時、作成者、グループ名、本文の文字列データが表示される。さらに、図26に示す1つめの投稿データ(件名「新規作成」)については、利用者自身が投稿した投稿データであり、未読/既読公開設定が例えば「自分のみ表示」あるいは「メンバーに公開」であるため既読/未読情報62Eとして「既読:0/2」が表示されている。また、図26に示す2つめの投稿データ(件名「未表示の確認のためのメッセージ」)については、他の利用者により投稿データであり、未読/既読公開設定が例えば「自分のみ表示」であるため既読/未読情報62Eが表示されていない。また、2つめの投稿データについては、何れかのグループ内のメンバー1人によりコメントが入力されたことを示すコメント件数情報62Fが表示されている。なお、2つめの投稿データを投稿した利用者が投稿データを編集して、未読/既読公開設定を「メンバーに公開」に変更した場合には、それ以後に掲示板一覧表示画面62を表示する際には、1つめの投稿データと同様にして既読/未読情報62Eが付加される。
サーバ装置10は、投稿データ一覧領域62Dから何れかの投稿データが選択された場合(ステップE4、Yes)、選択された投稿データについての掲示板詳細画面64を表示させ(ステップE5)、この投稿データに未読メンバーがいる場合には(ステップE6、Yes)、掲示板詳細画面に未読メンバーボタンを付加する(ステップE7)。なお、利用者自身が投稿した投稿データが選択された場合、サーバ装置10は、図24に示す掲示板詳細画面64を表示させるが、他のメンバーが投稿した投稿データが選択された場合には、編集ボタン64J及び削除ボタン64Kが表示されない。すなわち、投稿データの編集及び削除は、投稿者のみが可能であり、その他のメンバーは、閲覧のみが可能としている。また、掲示板詳細画面64においてコメントが投稿された場合には(ステップE8、Yes)、サーバ装置10は、コメント投稿領域64Gから入力されたコメントデータを詳細表示に追加表示する(ステップE9)。
また、前述したように、利用者自身が投稿した投稿データの掲示板詳細画面64が表示されている場合に、編集ボタン64Jの選択により編集実行が指示された場合(ステップE10、Yes)、サーバ装置10は、図23と同様の投稿データの掲示板編集画面を表示させて、利用者からの入力に応じて投稿データを編集する(後述するステップE11)。この掲示板編集画面には編集を取り消すための「戻る」ボタンと投稿データの更新を指示するための「更新」ボタンが設けられている。「更新」ボタンが選択された場合(ステップE12、Yes)、サーバ装置10は、掲示板編集画面において入力された投稿データに応じて、先に入力済みの投稿データを変更し、更新された投稿データに基づく掲示板詳細画面64を表示させる。未読/既読公開の設定内容が変更されている場合には、掲示板詳細画面64及び掲示板一覧表示画面62における既読/未読情報の表示を切り替える。すなわち、既読/未読情報を公開する設定に変更された場合には、その時点における各メンバーによる既読/未読の状態に応じた既読/未読情報を付加する。
このようにして、本実施形態におけるサーバ装置10では、未読/既読公開の設定において、投稿データを投稿する利用者が既読/未読情報の公開範囲として「メンバーに公開」を設定することで、投稿データを閲覧する側(情報の受信者側)において、投稿データを閲覧可能な他のメンバーによる既読あるいは未読の状況を確認することが可能となる。また、既読/未読情報の公開範囲を任意に設定することができるので、例えば投稿データの内容によって既読/未読情報の公開範囲を変更して、既読/未読情報を他のメンバーに確認できないようにすることもできる。
なお、投稿データが編集された場合、編集前の投稿データについては閲覧済みであるが、編集後の投稿データについては閲覧していないメンバーも存在しうる。従って、投稿データの編集がされた場合には、各メンバーを未読状態にリセットして、既読/未読情報を更新するようにしても良い。また、投稿データ編集された場合には、編集(更新)日を変更履歴として一覧表示できるようにして、それぞれの編集(更新)日において作成された投稿データについて、個別に既読/未読情報を付加するようにしても良い。さらに、複数回の編集(更新)がされた投稿データについて、何れかの段階の投稿データが閲覧された場合には、閲覧された投稿データ(例えば、最新の投稿データ)より以前の投稿データについては全て閲覧済み(既読状態)と判別するようにしても良い。
また、前述した説明では、掲示板新規作成画面61において入力される投稿データについて、未読/既読公開の設定に応じて既読/未読情報を表示するとしているが、投稿データに対して何れのメンバーであっても投稿可能なコメントデータについても、未読/既読公開の設定をして既読/未読情報を表示するようにしても良い。この場合、コメントデータを投稿する利用者が、未読/既読公開設定領域61Gにおける設定と同様にして、既読/未読情報の公開範囲を設定する。サーバ装置10は、既読/未読情報の公開範囲の設定に応じて、掲示板詳細画面64の掲示板領域64Dに表示されるコメントデータへの既読/未読情報の付加を制御する。これにより、任意のタイミングで投稿されるコメントについても、グループ内の各メンバーによる既読/未読の状況を把握することが可能となる。
次に、本実施形態におけるグループツールの「会合調整&選択確認」の機能について、図27及び図28に示すフローチャートを参照しながら説明する。「会合調整&選択確認」の機能は、グループ内のメンバーによるコミュニケーションツールとして用いられるもので、例えば会合(会議)などのスケジュール調整やアンケート集計に使用することができる会合/選択リストをメンバーが任意に作成(投稿)することができる。
サーバ装置10は、「グループツール」のサブメニュー「会合調整&選択確認」が選択された場合、メンバーが属するグループの会合/選択リストに関係する会合/選択データを取得し(ステップF1)、各会合/選択データに対する、グループ内の既読メンバーの確認とコメント件数の確認を実行する(ステップF2)。会合/選択データの既読については後述する。サーバ装置10は、グループ内のメンバーが投稿した会合/選択データについて設定された未読/既読公開の設定に応じて、それぞれの会合/選択データに応じた会合/選択リスト一覧を表示させる(ステップF3)。会合/選択リスト一覧の表示の具体例については後述する(図31、図32参照)。
ここで、まず会合/選択データの新規作成時における未読/既読公開の設定について説明する。
「会合調整&選択確認」の機能の実行中の画面には、グループ内の利用者が使用する電子機器14において表示させるための会合/選択データの新規作成を指示するための新規作成ボタン、会合/選択データを検索するためのキーワード入力エリア、メンバーの一覧(リスト)を表示させるためのメンバーリスト表示ボタンが設けられている。
新規作成ボタンが選択された場合(ステップF18、Yes)、サーバ装置10は、会合調整&選択確認新規作成画面(以下、会合選択新規作成画面と称する)(投稿画面)を表示させ、この会合選択新規作成画面を通じて会合/選択データを入力する(ステップF19)。
図29は、本実施形態における会合選択新規作成画面66の一例を示す図である。図29は、投稿先グループとして「特許出願テスト」グループを選択して、新規作成を選択した場合の表示例を示している。図29に示すように、会合選択新規作成画面66には、新規作成ボタン66A、キーワード入力エリア60B、メンバーリスト表示ボタン66Cが設けられている。
また、会合選択新規作成画面66には、会合/選択リストに付加する各種情報を入力するための投稿内容入力領域66D、会合/選択リストを定義するためのリスト項目を入力するためのリスト項目領域66E1及び調整項目を入力するための調整項目領域66E2、未読/既読公開設定領域66Fが設けられている。また、会合選択新規作成画面66には、会合/選択データの入力を中止するための戻るボタン66Gと、会合/選択データの入力完了を指示するための書き込みボタン66Hが設けられている。
投稿内容入力領域66Dには、例えばグループ名、件名、場所、締め切り日時、本文の各情報を入力ためのエリアが設けられている。調整項目領域66E2は、少なくとも1つの調整対象とする調整項目が入力され、リスト項目領域66E1は、調整項目領域66E2において入力された調整項目についての選択肢とする少なくとも1つのリスト項目が入力される。図29に示す例では、リスト項目として4つの選択肢「準備中」「処理等」「修正中」「完了」が入力された例を示している。リスト項目領域66E1には、追加ボタン66Ebが設けられており、追加ボタン66Ebの選択に応じて調整項目入力エリア66Eaが1つずつ追加される。図29に示す例では、4つの調整項目入力エリア66Eaが設けられ、それぞれに「第1工程」「第2工程」「第3工程」「第4工程」が入力された例を示している。なお、調整項目入力エリア66Eaは、それぞれ削除ボタンが設けられており、削除ボタンの選択により削除することができる。
なお、未読/既読公開設定領域66Fは、前述した「掲示板」の機能における未読/既読公開設定領域61Gと同様にして使用されるものとして、「会合調整&選択確認」の機能における説明を省略する。
サーバ装置10は、書き込みボタン66Hの操作により会合/選択データの入力完了が指示されると(ステップF20、Yes)、会合調整&選択確認詳細画面(以下、会合選択詳細画面)を表示させる。また、会合選択詳細画面に対する入力操作があった場合には、サーバ装置10は、入力操作に応じた処理を実行する(ステップF21)。
図30は、本実施形態における会合選択詳細画面80の一例を示す図である。会合選択詳細画面80には、会合選択新規作成画面66と同様に、新規作成ボタン84A、キーワード入力エリア84B、メンバーリスト表示ボタン84Cが設けられている。また、会合選択詳細画面80には、会合調整&選択確認データを表示するための会合調整&選択確認領域80D、会合/選択データを一覧表示する会合調整&選択確認一覧領域80Jが設けられている。
会合調整&選択確認一覧領域80Jには、会合/選択データ毎の簡易表示領域が設けられている。簡易表示領域には、例えば会合/選択データの件名、作成(更新)日時、作成者、グループ名の他、未読/既読公開設定に応じて付加される既読/未読情報が表示される。図30に示す例では、現在表示中の会合/選択データに対応する簡易表示領域において、既読/未読情報として例えば「既読:0/2」が表示されている。
一方、会合調整&選択確認領域80Dには、会合/選択データの件名、投稿した利用者名と投稿(更新)日時の他、場所、締め切り日時、本文の文字列データが表示される。また、会合調整&選択確認領域80Dには、選択リスト項目一覧80E、コメントを入力するためのコメント投稿領域80Hの他、会合調整&選択確認領域64Dの表示を終了させるための閉じるボタン80K、会合/選択データの編集を指示するための編集ボタン80M、会合/選択データの削除を指示するための削除ボタン80Nが設けられている。
さらに、新規に会合/選択データが作成された場合には、当然ながら他のメンバーが未読の状態であるため、会合調整&選択確認領域80Dには、未読メンバーボタン80Pが付加されている。未読メンバーボタン80Pでは、例えば入力装置33の操作によりマウスポインタなどによりフォーカスすると、「掲示板」の機能と同様に未読のメンバーの名前一覧がプルダウン表示される。
会合調整&選択確認領域80Dの選択リスト項目一覧80Eには、会合/選択データを投稿した利用者自身と他の利用者のそれぞれについて、各調整項目に対して選択したリスト項目が一覧表示される。リーダーに対応するリスト項目については、調整項目毎に、何れかのリスト項目を選択できるようになっている。例えば、入力装置33の操作によりマウスポインタを入力項目に付されたボタンが選択されると、サーバ装置10は、リスト項目一覧80Gを表示させて、例えばクリック操作により何れかを選択させる。サーバ装置10は、リスト項目一覧80Gから選択されたリスト項目を選択リスト項目一覧80Eに表示させる。
なお、会合調整&選択確認領域80Dにおいて、コメント投稿領域80Hにコメントデータ(文字列)が入力され、コメント投稿が指示された場合、サーバ装置10は、会合調整&選択確認領域80Dの本文の文字列データの下に、コメントデータを表示させる。また、コメントデータが入力された場合には、既読/未読情報と同様にして、コメント件数を示すコメント件数情報を付加する。
ここで、閉じるボタン80Kが選択された場合(ステップF22、Yes)、サーバ装置10は、会合調整&選択確認一覧表示の画面に切り替える(ステップF1〜F3)。また、編集ボタン80Mが選択された場合には(ステップF23、Yes)、サーバ装置10は、図23と同様の会合/選択データの会合調整&選択確認編集画面(以下、会合選択編集画面)を表示させて、利用者からの入力に応じて会合/選択データを編集する。会合/選択データの会合選択編集画面では、投稿内容入力領域66Dにおいて入力される各情報、未読/既読公開の設定内容を変更する他、会合/選択リストを定義するリスト項目及び調整項目を変更することもできる。また、削除ボタン80Nが操作された場合には(ステップF23、No)、サーバ装置10は、現在表示中の会合/選択データを削除する(ステップF24)。なお、他のボタン等に対する操作があった場合には(ステップF23、No)、サーバ装置10は、操作に応じた他の処理を実行する(ステップF24)。
次に、本実施形態における会合調整&選択確認一覧の表示の具体例について説明する。図31は、本実施形態における会合調整&選択確認一覧表示画面(以下、会合選択一覧表示画面)68の一例を示す図である。会合選択一覧表示画面68には、会合選択新規作成画面66と同様に、新規作成ボタン、キーワード入力エリアが設けられている。また、会合選択一覧表示画面68には、グループ内の利用者が投稿した会合/選択データに基づいて作成される会合/選択リスト68B,68Cが表示される。なお、会合/選択リスト68Bは、利用者自身(利用者「○○次郎」)が投稿した会合/選択データに基づいて作成されたもので、会合/選択リスト68Cは、他の利用者(利用者「××四郎」)が投稿した会合/選択データに基づいて作成されたものである。
会合/選択リスト68Bには、会合/選択データの件名、作成(更新)日時、作成者、グループ名の他、既読/未読情報が付加される。また、会合/選択リスト68Bには、会合/選択データにおいて設定された調整項目68Baが横方向に配列され、会合/選択データにおいて設定された複数のリスト項目のそれぞれについて選択したリスト項目の人数68Bbが縦方向に配列されている。すなわち、調整項目68Baとリスト項目の人数68Bbとによりリストが形成されている。
また、利用者自身が作成した会合/選択リスト68Bでは、調整項目のそれぞれに対して「確定」ボタンが設けられている。「確定」ボタンは、対応する調整項目について、グループ内の全ての利用者がリスト項目を選択できないようにするボタンである。例えば、スケジュールの調整に会合/選択リストを利用する場合に、会合/選択リストを作成した利用者が他の利用者によるリスト項目の選択状況を確認し、スケジュール調整ができた時点で確定(変更不可状態)するために使用することができる。
会合/選択リスト68Cには、会合/選択リスト68Bと同様にして、調整項目68Caが横方向に配列され、リスト項目の人数68Cbが縦方向に配列されている。会合/選択リスト68Cでは、2つの調整項目「2015/11/11」「2015/11/15」が設定され、リスト項目として「参加」「不参加」「検討中」が設定されていることを表している。また、会合/選択リスト68Cでは、調整項目「2015/11/15」68Cdについて、会合/選択リスト68Cを作成した利用者「××四郎」の操作により確定されたことを表す表示形態となっている。なお、その他については、会合/選択リスト68Bと同じであるので説明を省略する。
サーバ装置10は、「確定」ボタンが選択された場合(ステップF4、Yes)、「確定」ボタンに代えて「確定解除」ボタンを表示させると共に、グループ内の他のメンバー(利用者)に通知する(ステップF5)。すなわち、サーバ装置10は、各メンバーに確定されたことを通知する電子メールを送信すると共に、会合選択一覧表示画面を表示した際に、確定された調整項目について確定されたことを表す表示形態により表示させる。
図32は、本実施形態における会合選択一覧表示画面70の一例を示す図である。会合選択一覧表示画面70は、利用者「××四郎」が使用する電子機器14において表示される画面例を示している。会合選択一覧表示画面70に示す会合/選択リスト70Bは、図31に示す会合/選択リスト68Bに対応し、会合/選択リスト68Bと同じ調整項目70Baが横方向に配列され、リスト項目の人数70Bbが縦方向に配列されている。また、会合/選択リスト70Cは、図31に示す会合/選択リスト68Cに対応し、会合/選択リスト68Cと同じ調整項目70Caが横方向に配列され、リスト項目の人数70Cbが縦方向に配列されている。
会合/選択リスト70Cには、利用者「××四郎」が作成者のため、調整項目「2015/11/11」に対して「確定」ボタン70Cdが設けられている。また、調整項目「2015/11/15」については、「確定」ボタンの操作により確定されたため、「確定」ボタンに代えて「確定解除」ボタン70Cfが設けられていると共に、確定されたことを表す表示形態となっている。
サーバ装置10は、「確定解除」ボタンが選択された場合(ステップF6、Yes)、「確定解除」ボタンに代えて「確定」ボタンを表示させると共に、グループ内の他のメンバー(利用者)に通知する(ステップF7)。すなわち、サーバ装置10は、各メンバーに確定解除されたことを通知する電子メールを送信すると共に、会合選択一覧表示画面を表示した際に、確定解除された調整項目について未確定の表示形態により表示させる。
サーバ装置10は、会合選択一覧表示画面から何れかの会合/選択データ(会合/選択リスト)が選択された場合(ステップF8、Yes)、選択された会合/選択データについての会合選択詳細画面を表示させ(ステップF9)、この会合/選択データに未読メンバーがいる場合には会合選択詳細画面に未読メンバーボタンを付加する。なお、利用者自身が投稿した会合/選択データ、例えば、図31に示す会合/選択リスト68Bが選択された場合、サーバ装置10は、図30に示す会合選択詳細画面80を表示させる。
会合選択詳細画面80では、選択リスト項目一覧80Eにおいて、各調整項目についてリスト項目を選択可能な状態となっている。リスト項目が選択されると(ステップF10、Yes)、前述したようにリスト項目一覧80Gを表示させて、何れかのリスト項目を選択させる(ステップF11)。また、コメント投稿領域80Hにコメントデータ(文字列)が入力され、コメント投稿が指示された場合(ステップF12、Yes)、サーバ装置10は、会合調整&選択確認領域80Dの本文の文字列データの下に、コメントデータを表示させる(ステップF13)。
なお、他の利用者が投稿した会合/選択データ、例えば、図31に示す会合/選択リスト68Cが選択された場合、サーバ装置10は、図33に示す会合選択詳細画面82を表示させる。会合選択詳細画面82では、グループ内の各利用者による各調整項目について選択したリスト項目が表示される。
また、会合選択詳細画面82を閲覧している利用者については、前述と同様にして、リスト項目一覧(参加、不参加、検討中)を表示させて、何れかを任意に選択させることができる(ステップF10,F11)。ただし、図33に示す例では、調整項目「2015/1/15」が確定状態となっているためリスト項目の再設定をすることができず、調整項目「2015/1/15」についてのみ設定可能である。
なお、他の利用者が投稿した会合/選択データが選択された場合には、会合/選択データの編集及び削除ができないようにするため、「編集」ボタンと「削除」ボタンは表示されない。また、会合選択詳細画面82においてコメントが投稿された場合には、サーバ装置10は、コメント投稿領域82Fから入力されたコメントデータを詳細表示に追加表示する(ステップF12,F13)。
また、前述したように、利用者自身が投稿した会合/選択データの会合選択詳細画面80が表示されている場合に、編集ボタン80Mの選択により編集実行が指示された場合(ステップF14、Yes)、サーバ装置10は、図29と同様の会合/選択データの会合選択編集画面を表示させて、利用者からの入力に応じて会合/選択データを編集する(ステップF15)。この会合選択編集画面には編集を取り消すための「戻る」ボタンと会合/選択データの更新を指示するための「更新」ボタンが設けられている。「更新」ボタンが選択された場合(ステップF16、Yes)、サーバ装置10は、会合選択編集画面において入力された会合/選択データに応じて、先に入力済みの会合/選択データを変更し、更新された会合/選択データに基づく会合選択詳細画面80を表示させる(ステップF17)。以下、前述したように処理が実行される。
このようにして、本実施形態におけるサーバ装置10では、図31及び図32に示す会合選択一覧表示画面68,70に示すように、各利用者が投稿した会合/選択データに基づいて作成された会合/選択リストにおいて、それぞれの利用者により選択されたリスト項目の集計結果(各リスト項目を選択した人数)が表示される。すなわち、それぞれの調整項目についての入力項目の選択状況を簡単に把握することが可能である。また、会合選択一覧表示画面68,70から何れかの会合/選択データ(会合/選択リスト)を選択することで、例えば図33に示す会合選択詳細画面82を表示させることができる。会合選択詳細画面82では、グループ内の各利用者による各調整項目について選択したリスト項目が表示される。従って、本実施形態における「会合調整&選択確認」の機能では、グループ内の各利用者が会合選択一覧表示画面と会合選択詳細画面を参照することで、グループ内の各利用者の登録状況を確認しながら会合(会議)などのスケジュール調整や、アンケート集計の状況を把握することが可能となる。
なお、前述した説明では、介護関連の情報を扱うシステムの例を説明しているが、その他の情報を扱うシステムに適用することも可能である。また、前述した説明では、サーバ装置10による処理として説明しているが、電子機器14の処理によって実現することも可能である。この場合、電子機器14のプロセッサ30は、前述した検索プログラムと同様のアプリケーションプログラムを実行し、サーバ装置10から必要な処理に必要なデータを受信することで、前述したサーバ装置10と同等の機能を実現する。また、前述した説明では、1台のサーバ装置10により情報検索サービスを提供するとしているが、複数台のサーバ装置が協同して情報検索サービスを提供するようにしても良い。
また、実施形態において記載した手法、すなわち各フローチャートに示す処理等の各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。そして、コンピュータは、外部記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、実施形態において説明した機能と同様の処理を実現することができる。
また、各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワーク(インターネット)上を伝送させることができ、このネットワーク(インターネット)に接続されたコンピュータ(サーバ装置等)からプログラムデータを取り込み、前述した実施形態と同様の機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]地域別及びカテゴリ別に分類された地域資源情報を記録する情報記録手段と、
前記地域資源情報を検索するための条件を入力するための画面を表示させる第1表示手段と、
利用者に関係する場所情報を入力する入力手段と、
前記場所情報に基づいて絞り込んだ地域資源情報候補をカテゴリ毎に分類したリストと
、前記地域資源情報候補に該当する位置を示す地図とを表示させる第2表示手段とを有する情報処理装置。
[2]
前記第2表示手段は、前記地域資源情報候補に該当する位置に応じて縮尺を変更した地図を表示する請求項1記載の情報処理装置。
[3]前記第1表示手段は、前記地域資源情報を検索するための条件として、地域、カテゴリ、キーワードの少なくとも何れか1つを入力するための画面を表示する請求項1記載の情報処理装置。
[4]前記地域資源情報を検索するための条件を再入力するための再設定画面を表示させる第3表示手段をさらに有し、
前記第2表示手段は、前記再設定画面を通じて入力された条件に応じて絞り込んだ前記地域資源情報候補に基づいて、前記リストと前記地図とを表示させる請求項1記載の情報処理装置。
[5]前記情報処理装置とネットワークを介して通信接続される電子機器であって、
前記情報処理装置に対して情報を送信し、受信する請求項1乃至4の何れかに記載の電子機器。
[5]コンピュータを、
地域別及びカテゴリ別に分類された地域資源情報を記録する情報記録手段と、
前記地域資源情報を検索するための条件を入力するための画面を表示させる第1表示手段と、
利用者に関係する場所情報を入力する入力手段と、
前記場所情報に基づいて絞り込んだ地域資源情報候補をカテゴリ毎に分類したリストと、前記地域資源情報候補に該当する位置を示す地図とを表示させる第2表示手段として機能させるためのプログラム。