JP3748357B2 - 用紙排出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、用紙を搬入側から排出口へ搬送する用紙排出装置に関し、例えばレシートやチケットなどの印字後の用紙に印字を行うプリンタの搬送装置に適用して有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばキャッシュレジスタに備わるサーマルプリンタや、チケットに印字を行ったのちに発行するチケット発行装置などには、用紙状の用紙を排出口へ搬送し排出させる用紙排出装置が設けられている。
【0003】
キャッシュレジスタやチケット発行装置などにおいては、用紙排出時に用紙の先端が排出口から飛び出ていると、完全に用紙が排出される前に装置外で用紙が引っ張られたり、或いは把持されて用紙が押えられてしまうなどの事態が生じるおそれがある。
【0004】
用紙が完全に排出される前に用紙が引っ張られたり、或いは押えられたりすると、用紙排出装置より前段の印字装置や用紙切断装置ないで用紙に不要な張力や応力がかかって印字品質が低下したり、切断部が不揃いになったりすると云った不具合が生じる。また、用紙に応力がかかることで印字装置や切断装置内でジャムを起こす場合も考えられる。
【0005】
このような不具合を防ぐために、従来、印字処理や用紙の切断処理が完了するまで用紙排出装置内に用紙を留めておき、印字処理や切断処理が完了した後に用紙を排出するようにした用紙排出装置が考案されている。例えば、図7に示す特許番号2721112号の用紙搬送装置160がそれである。
【0006】
この用紙搬送装置160は、用紙が搬入されてくる用紙の搬入側に設けられた搬入口165と、用紙を搬送する搬送ローラ161,162との間に、用紙を貯留する保管空間164を設けておき、搬入口165から送られてきた用紙60の先端を搬送ローラ161,162で把持した後、搬送ローラ161,162を停止するとともに前段の装置(印字装置171,切断装置172)から用紙60の搬入を続けることで、用紙60を保管空間164内で一時的に撓ませて貯留し、印字や切断処理が完了した後に搬送ローラ161,162を駆動して用紙を排出口166へと排出するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許発明の用紙搬送装置にあっては、その公報にも記載があるように、用紙60を装置内でうまく撓ませるのはそれほど容易なことではなく、例えば、搬送ローラ161,162の角度を用紙60の搬送路に対して適度な角度で配置しないとうまく撓まなかったり、また、用紙60を撓ませるために搬送ローラ161,162が用紙60を把持した後に搬送ローラ161,162を微少量逆回転して用紙60に応力を与える必要があり、この逆回転を行わないと用紙60がうまく撓んでくれないといった現象がある。
【0008】
用紙を撓ませて貯留させる構造の用紙搬出装置において用紙がうまく撓まないと、用紙に無理な応力が働いて用紙に縦方向に伸びるしわや折り目が生じてしまったり、無理な応力が印字機構や切断機構にある用紙に伝わってジャムを発生させるなど、種々の不具合が発生する。
【0009】
さらに、用紙を撓ませて貯留させる構造の用紙排出装置では、用紙の種類に対する適合性が低く、例えば厚い用紙やコシの強い紙、プラスチック用紙などに対応できないという課題も有している。
【0010】
その他、印字処理や用紙の切断処理が完了するまで装置内に用紙を留めておくようにした用紙排出装置として、例えば、切断装置から排出口までの用紙搬送経路を迂回するなどして長くとり、この経路で用紙を貯留するようにした用紙排出装置も考案されているが、このような装置の場合、貯留できる用紙長は搬送経路長と同じなので一定となってしまい、それより長い用紙が送られてきた場合には前段の装置の処理が完了する前に用紙の先が排出口から出てしまうという課題がある。
【0011】
また、特許番号2893663号には、搬送経路の途中でシート状物品の送り方向を反転させるシート状物品の搬送方向切換装置が開示されている。この搬送方向切換装置は、搬入通路の先に一対の搬送ローラを設けておき、この搬送ローラ対を挟んで搬入通路の反対側に第2の搬送通路を、搬入通路の側にこの搬入通路と分岐するように第1の搬送通路をそれぞれ設け、搬入通路から送られたシート状物品を上記搬送ローラ対により一旦第2の搬送通路に送ると共に、シート状物品の後端が搬送ローラ対の箇所に達し、且つシート状物品の後端がまだ搬送ローラ対の間に把持されている間にシート状物品の送り方向を反転させて、搬入通路と分岐している第1の搬送通路側にシート状物品を進入させることで、シート状物品の搬送方向を反転させるものである。
【0012】
しかしながら、上記の搬送方向切換装置は、用紙等を外部に排出させる装置ではなく、装置内で様々な処理を行っていく過程でシート状物品の搬送方向を切り換えるための装置であり、本発明の技術分野に属するものでない。
【0013】
また、上記の搬送方向切換装置は、シート状物品を搬入通路側から第1搬送通路側に方向転換させるために、次のような構成を採用している。すなわち、搬入通路は搬送ローラ対に対してシート状物品が斜めに進入していく方向(搬送ローラ対の中心点間を結ぶ直線に対して直角より傾むいた方向)に設ける一方、第1搬送通路は搬送ローラ対からシート状物品がまっすぐ進行する方向(搬送ローラ対の中心点間を結ぶ直線に対して直角の方向)に設けている。
【0014】
しかしながら、上記のような構成では、腰の強いまっすぐな用紙に対しては問題なく対応できるものの、例えば紙癖の強い用紙や腰の弱い用紙を扱った場合に、搬送ローラ対に挟まれた用紙がまっすぐ伸びず、先端が紙癖や腰の弱さで横に反れて、第1搬送通路側に用紙がうまく進入しないと云うおそれがあった。
【0015】
この発明の目的は、用紙にしわや折り目などを付けることなく、印字や切断等の前段の処理が完了するまで用紙を一時的に留めておき当該処理の完了後に用紙を排出口から排出することが可能であり、且つ、対応可能な用紙の種類と長さに制限のない用紙排出装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、駆動ローラと、該駆動ローラに接して追従する従動ローラと、上記駆動ローラを回転させる回転駆動手段とを備え、上記駆動ローラと従動ローラとの間に用紙を挟んで搬入側から排出口へと搬送する用紙排出装置であって、上記搬入側から上記駆動ローラと従動ローラとの間へ用紙を導く第1搬送路と、上記駆動ローラと従動ローラが接する箇所より搬入側に近い部位で始端が上記第1搬送路と合流し終端が上記排出口につながる第2搬送路と、上記駆動ローラと従動ローラの接触箇所を挟んで上記搬入側と反対の側に設けられた用紙保管空間と、上記駆動ローラと従動ローラとの接触箇所から上記用紙保管空間へ用紙を導く第3搬送路と、上記第1搬送路に沿って上記搬入側から搬入された用紙を上記駆動ローラと従動ローラとにより上記用紙保管空間側へ搬送するとともに、用紙の後端が上記第1搬送路と第2搬送路の合流点を過ぎた後に、上記駆動ローラによる用紙送り方向を逆転させて用紙を第2搬送路に沿って上記排出口へ送るように上記回転駆動手段を制御する制御手段とを備えたものである。
【0017】
このような手段によれば、搬入側から搬入された用紙を上記駆動ローラにより順方向に送って上記用紙保管空間へ誘導するとともに、用紙の後端が上記第1搬送路と第2搬送路の合流点を過ぎた後に、上記駆動ローラの用紙の送り方向を逆転させて用紙の後端を第2搬送路へと導入し、その後、用紙を排出口へ送らせるといった搬送が可能となる。
【0018】
そして、このような搬送方法により、用紙保管空間に用紙を貯留できる分、前段の装置の処理(例えば印字や切断)が完了するまで用紙を排出口から出さず、前段の装置の処理が完了した後に用紙を排出口から外部に出すことができる。
【0019】
更に、用紙の貯留方法が、用紙をそのまま順方向に送って用紙保管空間で自重で垂れ下がるようにしておくだけなので、用紙を貯留させるのに難しい制御は必要でなく、また、用紙に特別な応力や張力を付加する必要がないため、用紙にしわや折り目を付けてしまう心配がなく、また、厚手の用紙やコシの強い用紙、プラスチック用紙などの種々の用紙、及び様々な用紙長さに対応することが出来る。
【0020】
ここで、上記一連の搬送制御は、例えばプリンタなどの装置全体の制御を行う制御装置に行わせることも出来るし、用紙排出装置の制御装置を専用に設けてこの制御装置に行わせるようにしても良い。
【0021】
望ましくは、上記第1搬送路と第2搬送路の合流点には、逆方向に送出される用紙を第1搬送路へ流入するのを阻止して第2搬送路側に誘導する誘導手段を設けると良い。
【0022】
このような誘導手段により、用紙を逆送りしたときに用紙の後端が第2搬送路側に進入せずに第1搬送路側に進入してしまうといったミスを、たとえ強い紙癖を有する用紙や腰の弱い用紙であっても未然に防ぐことが出来る。
【0023】
具体的には、上記誘導手段は、弾性を有するガイド片(例えば薄手のプラスチック片など)を片持支持すると共に先端側を上記駆動ローラ又は従動ローラの何れかに接触するように設けることで、上記第1搬送路に沿って上記駆動ローラと従動ローラとの間に用紙が送られる場合には上記ガイド片が変形して用紙を通過させる一方、上記第1搬送路と第2搬送路の合流点を逆方向に用紙が送られた場合には上記ガイド片が上記第1搬送路側への経路を遮断し上記第2搬送路側に用紙を誘導するように構成できる。
【0024】
さらに望ましくは、上記第1搬送路と第2搬送路の合流点の近傍に用紙の有無を検出する第1検出手段を備え、上記制御手段は第1検出手段の検出結果に基づいて上記回転駆動手段の動作を切り換えるように構成すると良い。
【0025】
このように構成することで、用紙の後端が第1搬送路と第2搬送路との合流点を通過し、用紙の送り方向が逆転可能になったことを正確に認識することが出来る。従って、第2搬送路側に用紙の後端を導入する際にまだ用紙の後端が第1搬送路側にあって、第2搬送路側にうまく導入されないといったミスを未然に回避することが出来る。
【0026】
また望ましくは、上記駆動ローラと従動ローラとの接触箇所の近傍に用紙の有無を検出する第2検出手段を備え、上記制御手段は上記第1検出手段と第2検出手段の検出結果に基づいて上記回転駆動手段の動作を切り換えるように構成すると良い。
【0027】
用紙の後端が駆動ローラと従動ローラとの接触箇所を通りぬけてしまうと、搬送機構から用紙が離れてしまうため、駆動ローラと従動ローラを逆転させても用紙を逆方向に搬送することが出来なくなる。それゆえ、用紙を第2搬送路に導入するため逆方向に送るタイミングは、用紙の後端が第1搬送路と第2搬送路の合流点を通過し、且つ、用紙が駆動ローラと従動ローラとの間に残っているタイミングでなければならないが、上記の手段によれば、第2検出手段の検出により用紙が駆動ローラと従動ローラとの間に残っている状態を正確に認識することが出来る。
【0028】
さらに、上記第3搬送路の先には、後端がローラ間を通過した用紙を保管する回収空間が設けられ、上記制御手段は予め設定された条件に基づいて上記回転駆動手段を制御し、上記第2搬送路に残された用紙を第3搬送路および上記用紙保管空間を経て上記回収空間へ搬送させる構成にしても良い。
【0029】
このように構成することで、例えば排出された用紙が排出口から飛び出した状態のまま取り出されずそのまま残って所定時間経過してしまった場合には、用紙を排出口から装置内部に引き戻して上記の回収空間に回収させることが出来る。
【0030】
さらに、上記用紙保管空間は、上記駆動ローラと従動ローラとにより搬送された用紙の先端が自重で垂れ下がるのを許容するように形成されていると良く、このように設けることで用紙を無理無く貯留させておくことが出来る。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図1〜図6の図面に基づいて説明する。
【0032】
図1は、本発明の用紙排出装置の実施例である用紙排出機構103を備えたプリンタを示すもので、用紙排出機構103の縦断面の詳細とプリンタの概略構成を示した図である。また、図2は、実施例の用紙排出機構の正面図である。
【0033】
この実施例のプリンタ100は、例えばロール紙などの連続紙に印字を行い、印字終了後に紙を自動で切断して外部に排出するチケット発行装置に設けられるプリンタであり、1ラインずつ印字を行うサーマルヘッド等の印字ヘッドや印字とともに間歇的に用紙60を送っていく紙送り機構を備えた印字機構101や、装置内を通過する用紙60を例えばV字状の可動刃および固定刃で挟んで切断する切断機構102、並びに、本発明に係る用紙排出機構103、上記印字機構101、切断機構102および用紙排出機構103を一括的に制御する制御手段としての制御装置120(図3参照)等を備えて構成される。
【0034】
この実施例の用紙排出機構103は、図1と図2に示すように、順方向と逆方向との両方向に回転駆動可能な駆動ローラ2と、この駆動ローラ2に上下からそれぞれ当接された2つの従動ローラ3,4と、搬送経路に沿って設けられ用紙60の有無を検出する第1検出手段としての第1のセンサ5、第2検出手段としての第2のセンサ6、および排出口17の近傍に設けられた第3のセンサ7と、用紙60を一時的に貯留させておく用紙保管空間8と、用紙回収受け9Aにより仕切られた用紙60を回収するための回収空間9と、用紙60の搬送経路を規制する用紙ガイド10,11,13〜15および誘導手段としてのガイド片12と、ギヤ22を介して駆動ローラ2と接続され駆動ローラ2を回転駆動させる回転駆動手段としての搬送モータ20等を備えて構成される。
【0035】
この実施例の用紙排出機構103においては、用紙60が搬送される経路は3つに区分することが出来る。すなわち、用紙の搬入側に設けられた搬入口16から駆動ローラ2と従動ローラ3との接触箇所としての当接点P1にかけた第1搬送路31と、第1搬送路31と合流点P2で合流され該合流点P2から排出口17にかけて通じる第2搬送路32と、駆動ローラ2と従動ローラ3の当接点P1から下流側(搬入口16と反対の側)の用紙保管空間8にかけた第3搬送路33である。
【0036】
これらのうち第1搬送路31は、用紙がない状態で経路の途中がガイド片12により遮断されているが、駆動ローラ2と従動ローラ3との当接点P1から、ローラ2,3の中心点間を結ぶ直線に対して直角な方向(すなわちローラ2,3に挟まれた用紙がまっすぐ伸びる方向)に向けて設けられている。第2搬送路32はその始端部においてローラ2,3の中心点間を結ぶ直線に対して直角よりやや傾きを有する方向に向けて設けられている。第3搬送路33は駆動ローラ2や従動ローラに近い部分において、ローラ2,3の中心点間を結ぶ直線に対して直角な方向に向けて設けられている。
【0037】
上記の駆動ローラ2や従動ローラ3,4は、図2に示すように、それぞれ回転自在な状態で横架された回転軸2a,3a,4aに対し一定間隔をあけて複数個(例えば2個)ずつ設けられ、それら回転軸2a,3a,4aを中心に回転可能に支持されている。これらローラ2,3,4のうち、駆動ローラ2と従動ローラ3とが主要な用紙搬送手段となるものであり、これらローラ2と3により用紙60が第1搬送路31から第3搬送路33へ搬送されたり、第3搬送路33から第2搬送路32へ搬送されたり、第2搬送路32から第3搬送路33へ搬送されるように紙送りが行われる。従動ローラ4は、用紙60が第2搬送路32に送られた際に用紙60を排出口まで搬送するための補助的なローラである。
【0038】
また、図2において、用紙ガイド10,11,13〜15およびガイド片12は、機枠19の幅全域に架けて設けられている。これらのうち用紙ガイド10,11,13〜15は金属やプラスチック製の変形しないものである。また、用紙ガイド10,13〜15には、駆動ローラ2や従動ローラ3,4と重なる範囲にはローラ2〜4と干渉しないように開口部14a,14bが設けられている。用紙ガイド10,13,15の開口部については図示を省略する。
【0039】
このうち用紙ガイド13は、ローラ2,3を通りぬけた用紙60が自重で垂れ下がるのを許容する下向きに湾曲した空間8を形成するように湾曲されている。これによって腰の強い用紙が使用されたときは、紙を強制的に湾曲させることができる。湾曲させてももともと腰が強いのでしわになることはない。
【0040】
誘導手段としてのガイド片12は、可撓性または弾性を有するシート状の部材から形成され、一端が固定され、先端がローラ3の外周面と接触するように取り付けられており、用紙60が通過する際にガイド片12は用紙60の厚み分だけ若干変形し、紙がなくなると弾性で元に戻る。このガイド片12は、上記の第1搬送路31と第2搬送路32との合流点P2において両搬送路31,32を分岐させる役割を担っており、用紙60が通過してない状態で図1に示すように従動ローラ3との間の隙間を閉ざすことで、用紙60の後端が合流点P2を過ぎてから逆送りされた場合に、用紙60の後端を第1搬送路31側に進入させず第2搬送路32側に誘導するように作用する。
【0041】
センサ5〜7は、例えば反射型のフォトセンサであり、用紙ガイド10,15の対応する箇所に開口窓5a〜7aを設け、該開口窓に臨むように取り付けられている。なお、センサとしては透過型のフォトセンサや近接スイッチなどの機械式センサを用いても良い。これらのうち第1検出手段としての第1のセンサ5は、第1搬送路31と第2搬送路32の合流点P2の近傍で、且つ、合流点P2よりやや第1搬送路31に沿った上流側(搬入口16側)に設けられており、用紙60の後端が合流点P2を過ぎたことが検出可能になっている。
【0042】
また、第2検出手段としての第2のセンサ6は、駆動ローラ2と従動ローラ3の当接点P1の近傍で、且つ、当接点P1よりやや下流側に設けられており、用紙60が駆動ローラ2と従動ローラ3とにまだ把持されている状態か否かが検出可能になっている。
【0043】
第3のセンサ7は用紙60が排出口17から取り出されずに排出口17に取り残されている状態を検出するものである。
【0044】
なお、この明細書において、センサの取付け位置に関して近傍といった場合には、側方から見た場合に近傍という意味であり、用紙60の幅方向に対してはセンサの位置は左右または中央など何処に設定しても良い。
【0045】
用紙保管空間8は、3次元的な広がりをもった空間で、駆動ローラ2と従動ローラ3により第3搬送路33へ送られた用紙の先端が自重で下方に垂れ下がるのを許容するように下方に向かって末広がりに形成されており、それにより用紙60がしわにならず自然に伸びた状態で保管できるようになっている。また、用紙保管空間8の下方には縦横ともに大きな広がりをもった回収空間9が設けられており、それにより、印字長が長くなり用紙60が用紙保管空間8より長くなった場合でも、回収空間9が用紙保管空間8の補助空間として用紙60を保管する役割も兼ねることができるようになっている。
【0046】
図3は、実施例のプリンタ100の制御系回路の構成を示すブロック図である。
【0047】
同図に示すように、この制御装置120は、プリンタ100の全体的な制御を行うCPU121と、CPU121が実行する各種の制御プログラムや制御データが記憶されているROM122と、ホストコンピュータ140から送られる印字データを一時的に記憶する記憶領域やCPU121に作業領域を提供するRAM123、ホストコンピュータ140並びに印字機構101、印字機構101に備わる用紙搬送機構101a、切断機構102および用紙排出機構103と信号の入出力を行うI/Oインターフェース124、印字機構101、印字機構101に備わる用紙搬送機構101a、切断機構102および用紙排出機構103に備わる各種アクチュエータ(用紙搬送機構101aの搬送用モータ、印字機構101の印字ヘッド、切断機構102の切断刃駆動用モータ、用紙排出機構103の搬送モータ20など)を駆動させるドライバ回路126〜129等を備えて構成される。
【0048】
上記I/Oインターフェース124には、用紙排出機構103の第1〜第3のセンサ5〜7が接続され、センサのオン・オフを示す検出信号をCPU121に入力するようになっている。
【0049】
この実施例のプリンタ100では、該プリンタ100の制御装置120が、印字機構101、切断機構102および用紙排出機構103を一括的に制御するようになっている。また、この制御装置120にはチケット発行装置のホストコンピュータ140から印字データが送られてくるようになっており、この印字データに基づいて印字機構101、切断機構102および用紙排出機構103の制御を行って、印字から用紙60の切断と用紙60の排出まで一連のプリンタ処理を行うようになっている。
【0050】
次に、上記のように構成された用紙排出機構103の動作について簡単に説明する。
【0051】
この実施例の用紙排出機構103では、先ず、印字機構101や切断機構102など前段の機構から送られた用紙60が駆動ローラ2と従動ローラ3の間に差し掛かると、第1のセンサがこれを検出して搬送モータ20が起動し、駆動ローラ2が図1において反時計方向に回転駆動する。そして、そのまま用紙60が送られると用紙60が駆動ローラ2と従動ローラ3との間に把持され、駆動ローラ2の回転に伴い用紙は第1搬送路31から第3搬送路33へと搬送されていく。
【0052】
次いで、切断機構102により切断された用紙60の後端が駆動ローラ2と従動ローラ3との間に入る直前に、第1のセンサ5が用紙の後端を検出して制御装置120がその検出から所定のタイミングで駆動ローラ2の反時計方向への回転を停止させる。ここで、所定のタイミングとは、用紙60の後端が第1搬送路31と第2搬送路32の合流点P2から駆動ローラ2と従動ローラ3との当接点P1までの間にあるようなタイミングである。このとき、用紙60の後端は可撓性を有するガイド片12と従動ローラ3との間を抜けて第2搬送路32に進入するものの駆動ローラ2と従動ローラ3との間を通り抜けていない状態となる。
【0053】
なお、この実施例においては上記合流点P2から当接点P1までの距離は比較的短い構成であるため、第1のセンサ5の検出に基づいて上記のタイミングを決定しているが、例えば合流点P2から当接点P1までが長い構成の場合には、合流点P2と当接点P1との中間や、当接点P1の近傍で且つ上流側にセンサを設け、該センサの検出に基づき上記のタイミングを決定するようにしても良い。
【0054】
上記タイミングで駆動ローラ2の反時計方向への回転が停止すると、次に、搬送モータ20が逆転して駆動ローラ2を時計方向に回転させる。それにより用紙60はその後端がガイド片12に当たって進路を第2搬送路32へと変更し、排出口17へと送られる。そして、排出口17から用紙60の一端がとび出した状態で搬送モータ20が停止する。
【0055】
その後、用紙60が外部に取り出されずに排出口17に残されている場合には、駆動ローラ2が反時計方向に回転駆動して、用紙60が第2搬送路32に沿って逆行すると共に第3搬送路33を通過して回収空間9に回収される。用紙60の回収を開始するまでの待ち時間は、例えば用紙60が排出口17に出てからの経過時間や次の印字処理の実行要求などに基づく所定条件により適宜決定してやれば良い。
【0056】
以下、上記プリンタ100により行われる印字から排出までのプリンタの制御手順を、図4〜図6のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0057】
図4〜図6は、CPU121により実行されるプリンタ処理の制御プログラムを示すフローチャートである。
【0058】
このプリンタ処理は、ホストコンピュータ140から制御装置120に印字データが送信されることで開始される。このプリンタ処理が開始されると、先ず、ステップS1においてホストコンピュータ140から印字データを受信してRAM123中に記憶させる印字データ受信処理を行ってステップS2に移行する。
【0059】
ステップS2では、用紙排出機構103の第3のセンサ7からの検出信号を入力してセンサ7がオフであるか否かの判別を行う。その結果、用紙60が排出口17になくセンサ7がオフ状態であればステップS8にジャンプして該ステップからの印字処理に移行するが、用紙60が排出口17にあってセンサ7がオン状態であればステップS3に移行する。
【0060】
ステップS3では、用紙回収を行うために予め設定されている設定時間T1(例えば10秒)と印字データの受信終了からの時間を比較して、未だ設定時間T1を経過していなければステップS2に戻ってセンサ7の判別処理を繰り返すが、設定時間T1を経過した場合には、ステップS4に移行して該ステップからステップS6までの用紙回収処理を実行する。
【0061】
ステップS4に移行すると、用紙排出機構103の搬送モータ20を順方向に回転駆動させてステップS5に移行する。この搬送モータ20の駆動により排出口17に残された用紙60が第2搬送路32を逆行しはじめる。
【0062】
ステップS5では用紙排出機構103の第2のセンサ6がオン状態か否かの判別を行い、排出口17に残された用紙60が駆動ローラ2と従動ローラ3との間に差し掛かってセンサ6がオンになれば次のステップS6に移行し、用紙60がまだ駆動ローラ2と従動ローラ3との間に差し掛からずにセンサ6がオフ状態であれば、センサ6がオン状態に変わるまでこのステップS5の処理を繰り返す。
【0063】
ステップS6では上記第2のセンサ6がオフ状態か否かの判別を行い、駆動ローラ2と従動ローラ3との間に差し掛かった用紙60が該ローラ2,3間を通りすぎてセンサ6がオフ状態になった場合には、次のステップS7に移行するが、まだ用紙60がローラ2,3間に残っていてセンサ6がオン状態の場合には、センサ6がオフ状態に変わるまでこのステップS6の処理を繰り返す。
【0064】
その結果、排出口17に残された用紙60が回収空間9に回収されてステップS7に移行すると、該ステップで用紙排出機構103の搬送モータ20を停止して、ステップS8からの印字処理に移行する。
【0065】
ステップS8では、印字機構101の印字ヘッドに印字データに基づく駆動信号を送って単位ラインずつ印字を行うとともに、印字機構101の用紙搬送用モータを微少駆動させて単位ライン分ずつ間歇的に紙送りを行い、ステップS9に移行する。
【0066】
ステップS9では、用紙排出機構103に設けられた第1センサ5の検出信号を入力して、用紙60の先端が用紙排出機構103の駆動ローラ2の手前まで搬送されずにセンサ5がオフであればそのままステップS11に移行するが、手前まで搬送されてセンサ5がオンになればステップS10に移行する。
【0067】
その結果、用紙60の先端が駆動ローラ2の手前まで搬送されてステップS10に移行した場合には、該ステップで用紙排出機構103の搬送モータ20の順方向の回転を開始させてステップS11に移行する。
【0068】
つまり、このステップS10の処理により、印字中の用紙60が用紙排出機構103の駆動ローラ2の箇所に差し掛かった場合に、駆動ローラ2が順方向回転を開始し、用紙60が用紙保管空間8へ搬送されるようになっている。
【0069】
ステップS11では、RAM123中に記憶されている印字データを全て印字したか判別し、印字終了していれば印字処理を終了して次のステップS12に移行するが、印字終了していなければ印字が終了するまでステップS8からの印字処理を繰り返す。
【0070】
印字処理が終了してステップS12に移行されると、該ステップにおいて印字終了ラインから切断ラインまでの余白をとるために、印字機構101の用紙搬送用モータを所定量回転駆動して停止させ、次いでステップS13において切断機構102の切断刃駆動用モータを駆動して用紙60を切断しステップS14に移行する。
【0071】
このステップS13からステップS14に移行したタイミングにおいては、先のステップS10により用紙排出機構103の搬送モータ20が順方向に回転駆動しているため、用紙60は用紙排出機構103の第1搬送路31から第3搬送路33へと搬送されている状態にある。
【0072】
ステップS14では、用紙排出機構103の第1センサ5からの検出信号を入力して、用紙60の後端が第1搬送路31と第2搬送路32の合流点P2を過ぎてセンサ5がオフ状態になれば、ステップS15に移行するが、用紙60の後端が合流点P2をまだ過ぎずにセンサ5がオン状態であればセンサがオフになるまでこのステップを繰り返す。
【0073】
その結果、用紙60の後端が合流点P2を過ぎてステップS15に移行したら、該ステップで搬送モータ20を一旦停止し、次いでステップS16において予め設定された微少量だけ搬送モータ20を順方向に回転してステップS17に移行する。このステップS16の駆動処理は、用紙60の後端を確実に合流点P2を通過させるためのものであり、その駆動量は、第1センサ5の配置や合流点P2の位置、並びに、合流点P2から駆動ローラ2と従動ローラ3との当接点P1との距離を考慮して、用紙60の後端が確実に合流点P2を通過し、且つ、用紙60が回収空間9に落ちないように用紙60の後端が駆動ローラ2と従動ローラ3との当接点P1より手前側に残るように設定される。
【0074】
このステップS16の処理により、用紙60の後端は従動ローラ3とガイド片12との間を抜けて第2搬送路32側へと移動する。
【0075】
ステップS17では、駆動ローラ2と従動ローラ3の当接点P1の近傍に設けられた第2のセンサ6の検出信号を入力して、用紙60が回収空間9に落ちずに駆動ローラ2と従動ローラ3の間に把持されていることを確認し、用紙60が落ちてしまってセンサ6がオフとなっている場合にはステップS18に移行してエラー処理を行うが、用紙60が残っていてセンサ6がオンとなっている場合には、ステップS19に移行する。
【0076】
ステップS19では、搬送モータ20の逆方向駆動を開始させて、ステップS20に移行する。このステップS19の搬送モータ20の駆動により、用紙保管空間8に保管され後端部が駆動ローラ2と従動ローラ3に把持されている用紙60が、第2搬送路32に沿って排出口17側へ搬送されていく。
【0077】
ステップS20では、第3のセンサ7の検出信号を監視して、用紙60が排出口17に到達したか否かの判別処理を行う。そして、用紙60が排出口17に到達せずに第3のセンサ7がオフの場合には、第3のセンサ7がオンとなるまでこのステップを繰り返し、用紙60が排出口17に到達し、第3のセンサ7がオンとなればステップS21に移行する。
【0078】
ステップS21では、用紙60の先端が排出口17から所定量排出されるように予め設定された回転量だけ搬送モータ20を駆動する。そして、次のステップS22において搬送モータ20を停止して、このプリンタ処理を終了し、次の印字データがホストコンピュータ140から入力されるまで待機する。
【0079】
以上のように、この実施例のプリンタ100並びに用紙排出機構103によれば、印字済みの用紙60を一旦用紙保管空間8に貯留できるので、前段の機構の処理(例えば印字や切断処理)が完了するまで用紙の端を排出口17から出さずに、前段の機構の処理が完了した後に用紙60を排出口17から外部に出すことができるので、内部処理の完了前に用紙60が外部から引っ張られてしまうと云った事態を防止できる。
【0080】
更に、用紙60の貯留方法が、用紙60をそのまま順方向に送って用紙60を用紙保管空間で自重で垂れ下がるようにしておくだけなので、用紙60を撓ませて貯留する先願発明に比べて用紙60を貯留させるのに難しい制御が必要でなく、また、用紙60に特別な応力や張力を付加されることがないので、用紙60にしわや折り目の付く心配がなく、更に、厚手の用紙やコシの強い用紙、プラスチック用紙などの種々の用紙、及び様々な用紙長さに対応することも出来る。
【0081】
また、第1搬送路31と第2搬送路32との合流点P2の近傍に第1センサ5を設置してあるので、この第1センサ5のセンサ出力により用紙60の後端が第1搬送路31と第2搬送路32との合流点を通過し、用紙60の送り方向が逆転可能になったことを正確に認識することが出来る。従って、用紙60を排出口17から排出されるために駆動ローラ2を逆転させて用紙60の後端を第2搬送路32側に誘導する際に、まだ用紙60の後端が第1搬送路31側にあって、第2搬送路32側にうまく誘導されないといったミスを未然に防ぐことが出来る。
【0082】
また、用紙60を排出口17から排出されるために駆動ローラ2を逆転させて用紙60の後端を第2搬送路32側に誘導する際に、用紙60の後端が駆動ローラ2と従動ローラ3との間を通り過ぎてしまうと、用紙60がローラ2,3間を通り抜けてしまい方向転換させて排出口17から排出させることができなくなってしまう。しかし、駆動ローラ2と従動ローラ3の当接点P1の近傍に第2のセンサ6を設けているので、このセンサ6のセンサ出力により用紙60が駆動ローラ2と従動ローラ3との間を通り抜けてしまったことを検出することができ、例えば印字機構101に対する再印字指令を与えたり、未排出用紙の回収動作の際にモータの停止タイミングを与えることが出来る。
【0083】
また、第1搬送路31と第2搬送路32との間に設けられたガイド片12により、用紙60を逆送りしたときに用紙60の後端が第2搬送路32側に進入せずに第1搬送路31側に進入してしまうといったミスを防ぐことが出来る。
【0084】
また、上記用紙保管空間の下流側に用紙60を回収する回収空間9を設け、排出された用紙が排出口17に残されたまま所定時間経過したような場合や、センサの信号からジャムや切断ミスならびに印字不良などを検出した場合など、所定の条件に基づいて用紙60を回収空間9に回収するようにしたので、排出口17に用紙60が残ったまま次の用紙を排出してジャムを起こすなどの不具合を回避することが出来る。
【0085】
以上本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0086】
例えば、搬送機構として、駆動ローラと従動ローラとで用紙を把持して送る構成を示したが、その他、搬送ベルトなどの形式にしても良い。また、用紙の搬送路は用紙ガイドにより仕切ることで構成しているが、用紙を規制しなくても用紙の経路が決まる範囲には用紙ガイドを設けないでも良い。また、第1搬送路31と第2搬送路32との合流点に設けられる誘導手段は、実施例のように可撓性を有するタイプのガイド片12に限られず、例えば、剛性を有する切替弁をモータにより回転されるカム等で回動させて送路を切り換えて逆送りされた用紙の後端が第1搬送路31側に進入しないような構成にしても良い。また、特別な誘導手段を設けずに用紙ガイドを適宜な配置に設けたり、用紙の曲がりぐせを利用することで、逆送りされた用紙の後端が第1搬送路側に進入しないような構成にすることも出来る。
【0087】
また、第1〜第3搬送路の各経路は、図1に示す実施例の第1搬送路31、第2搬送路32、第3搬送路33のものに限定されるものでなく、例えば、第1搬送路と第2搬送路との合流点は、駆動ローラと従動ローラの接触箇所の近傍にある必要はなく、もっと上流側にあっても良い。同様に、第1搬送路と第2搬送路と第3搬送路とはほぼ一箇所で交わる必要はなく、各搬送路の端部が三又に分かれていれば各経路の交わるところは一箇所でなくても良い。その他、各経路の交わる角度や各経路の曲線は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0088】
以上の説明では本発明をその利用分野であるプリンタの用紙排出機構について説明したがこの発明はそれに限定されるものでなく、印字用紙等の用紙を排出口まで搬送する用紙排出装置に広く利用することができる。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に従うと、用紙を排出口から排出する前に装置内に一時的に留めておくことが可能であり、さらにその際、用紙にしわや折り目の付く心配がなく、また、厚手の印字用紙やコシの強い印字用紙、プラスチック用紙などの種々の用紙、及び様々な用紙長さに対応することも出来るという効果がある。
【0090】
また、第1搬送路と第2搬送路の合流点や、駆動ローラと従動ローラの接触箇所の近傍に設けられた第1および第2のセンサにより、用紙を方向転換させる際に、回転駆動手段を逆転させて用紙の後端を第2搬送路側に誘導させるタイミングをうまく認識できるという効果が得られる。
【0091】
また、第1搬送路と第2搬送路の合流点に設けられた誘導手段により、用紙を排出口へ送る際、用紙の後端を第2搬送路側にうまく誘導して用紙を確実に排出口側に送ることが出来るという効果がある。
【0092】
また、上記用紙保管空間の下流側に用紙を回収する回収空間を設け、予め設定された条件に基づいて排出口に残された用紙を回収空間に回収するようにしたので、排出口に用紙が残ったまま次の用紙を排出してジャムを起こすなどの不具合を回避することが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の用紙排出機構を備えたプリンタを示すもので、用紙搬出機構の詳細縦断面とプリンタの概略構成を示した図である。
【図2】実施例の用紙排出機構を示す正面図である。
【図3】実施例の用紙排出機構を用いたプリンタの回路構成を示すブロック図である。
【図4】図3のCPUにより実行される印字および用紙排出処理の手順を示すフローチャートの前段部である。
【図5】図3のCPUにより実行される印字および用紙排出処理の手順を示すフローチャートの中段部である。
【図6】図3のCPUにより実行される印字および用紙排出処理の手順を示すフローチャートの後段部である。
【図7】従来の用紙搬送装置の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 駆動ローラ
3 従動ローラ
5 第1のセンサ(第1検出手段)
6 第2のセンサ(第2検出手段)
7 第3のセンサ(第3検出手段)
8 用紙保管空間
9 回収空間
12 ガイド片(誘導手段)
17 排出口
20 搬送モータ
31 第1搬送路
32 第2搬送路
33 第3搬送路
60 用紙
100 プリンタ
101 印字機構
102 切断機構
103 用紙排出機構
120 制御装置(制御手段)
P1 当接点
P2 合流点

Claims (8)

  1. 駆動ローラと、該駆動ローラに接して追従する従動ローラと、上記駆動ローラを回転させる回転駆動手段とを備え、上記駆動ローラと従動ローラとの間に用紙を挟んで搬入側から排出口へと搬送する用紙排出装置であって、
    上記搬入側から上記駆動ローラと従動ローラとの間へ用紙を導く第1搬送路と、
    上記駆動ローラと従動ローラが接する箇所より搬入側に近い部位で始端が上記第1搬送路と合流し終端が上記排出口につながる第2搬送路と、
    上記駆動ローラと従動ローラの接触箇所を挟んで上記搬入側と反対の側に設けられた用紙保管空間と、
    上記駆動ローラと従動ローラとの接触箇所から上記用紙保管空間へ用紙を導く第3搬送路と、
    上記第1搬送路に沿って上記搬入側から搬入された用紙を上記駆動ローラと従動ローラとにより上記用紙保管空間側へ搬送するとともに、用紙の後端が上記第1搬送路と第2搬送路の合流点を過ぎた後に、上記駆動ローラによる用紙送り方向を逆転させて用紙を第2搬送路に沿って上記排出口へ送るように上記回転駆動手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする用紙排出装置。
  2. 上記第1搬送路と第2搬送路の合流点には、逆方向に送出される上記用紙を第1搬送路へ流入するのを阻止して第2搬送路側に誘導する誘導手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の用紙排出装置。
  3. 上記誘導手段は、片持支持されると共に先端側を上記駆動ローラ又は従動ローラの何れかに接触するように配置された弾性を有するガイド片から構成され、上記第1搬送路に沿って上記駆動ローラと従動ローラとの間に用紙が送られる場合には上記ガイド片が変形して用紙を通過させる一方、上記第1搬送路と第2搬送路の合流点を逆方向に用紙が送られる場合には上記ガイド片が上記第1搬送路側への経路を遮断し上記第2搬送路側に用紙を誘導するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の用紙排出装置。
  4. 上記第1搬送路と第2搬送路の合流点の近傍に用紙の有無を検出する第1検出手段を備え、上記制御手段は第1検出手段の検出結果に基づいて上記回転駆動手段の動作を切り換えることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送手段。
  5. 上記駆動ローラと従動ローラとの接触箇所の近傍に用紙の有無を検出する第2検出手段を備え、上記制御手段は上記第1検出手段と第2検出手段の検出結果に基づいて上記回転駆動手段の動作を切り換えることを特徴とする請求項4記載の用紙排出装置。
  6. 上記第3搬送路の先には、後端がローラ間を通過した用紙を保管する回収空間が設けられ、上記制御手段は予め設定された条件に基づいて上記回転駆動手段を制御し、上記第2搬送路に残された用紙を第3搬送路および上記用紙保管空間を経て上記回収空間へ搬送させることを特徴とする請求項1記載の用紙排出装置。
  7. 上記用紙保管空間は、上記駆動ローラと従動ローラとにより搬送された用紙の先端が自重で垂れ下がるのを許容するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の用紙排出装置。
  8. 上記第2搬送路に送られた用紙を上記排出口まで搬送するための第2の従動ローラが設けられていることを特徴とする請求項1記載の用紙搬出装置。
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