JP3734402B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線センサからの出力信号に基づいて食品温度を検出する構成の加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
上記加熱調理器には赤外線センサからの出力信号を演算処理することに基づいて4乗を求め、4乗に基づいて食品温度を算出する構成のものがある。この構成の場合、4乗の算出プログラムが大きくなるので、食品温度の検出に時間がかかってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、食品温度を迅速に検出することができる加熱調理器を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の加熱調理器は、調理室内の食品から放出される赤外線を検出し測定対象物の絶対温度の4乗(Tb 4 )と自身の絶対温度の4乗(Ta 4 )との差に定数を乗じた大きさの電圧信号(V)および自身の絶対温度(Ta)に比例した電圧信号(Vt)を出力する赤外線センサと、複数の温度(T)および当該複数の温度(T)の4乗の一部の桁(H´T 4 )あるいは複数の温度(T)および当該複数の温度(T)の4乗の全ての桁(HT 4 )がデータとして記録された記録手段と、前記赤外線センサの電圧信号(Vt)に基いて前記自身の絶対温度(Ta)を演算する第1の手段と、前記記録手段に記録された複数のデータ(H´T 4 )から前記第1の手段の演算結果(Ta)に応じたものを選択または前記記録手段に記録された複数のデータ(HT 4 )から前記第1の手段の演算結果(Ta)に応じたものを選択する第2の手段と、前記第2の手段の選択結果(H´T 4 )および前記赤外線センサの電圧信号(V)に基いて前記測定対象物の絶対温度の4乗(Tb 4 )を演算または前記第2の手段の選択結果(HT 4 )および前記赤外線センサの電圧信号(V)に基いて前記測定対象物の絶対温度の4乗(Tb 4 )を演算する第3の手段と、前記記録手段に記録された複数のデータ(T)から前記第3の手段の演算結果(Tb 4 )に応じたものを選択する第4の手段と、前記第4の手段の選択結果(T)に基いて食品の加熱内容を制御する第5の手段とを備えたところに特徴を有している。
上記手段によれば、赤外線センサからの出力信号に応じた乗べきデータを記録手段から選び出すことに基づいて食品温度が検出される。このため、食品温度の検出時に乗べきを算出する必要がなくなるので、食品温度の検出プログラムが小さくなり、食品温度が高速度で検出されるようになる。しかも、食品温度の検出時に乗べきデータに応じた乗根データが記録手段から選び出される。このため、乗べきに加えて乗根を算出する必要がなくなるので、食品温度の検出プログラムが一層小さくなり、食品温度が一層高速度で検出されるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。まず、図4において、キャビネット1内には前面が開口する調理室2が形成されており、調理室2の右側板には、図3に示すように、励振口3が形成されている。また、キャビネット1には、図4に示すように、扉4が回動可能に装着されており、調理室2の前面は扉4の回動操作に基づいて開閉される。
【0008】
キャビネット1内には、図3に示すように、調理室2の右側に位置して機械室5が形成されており、励振口3の周縁部には機械室5内に位置して導波管6が固定されている。この導波管6にはマグネトロン7が固定されており、マグネトロン7の駆動時にはマグネトロン7から導波管6および励振口3を通して調理室2内にマイクロ波が照射される(レンジ調理)。
【0009】
調理室2内には天井部に位置してヒータ8が固定されている。このヒータ8はガラス管ヒータからなるものであり、ヒータ8の駆動時にはヒータ8から調理室2内に輻射熱が照射される(ヒータ調理)。また、機械室5内にはファンモータ9が固定されている。このファンモータ9の回転軸にはファン10が固定されており、ファンモータ9の駆動時にはファン10からマグネトロン7に冷却風が吐出される。
【0010】
キャビネット1内には調理室2の下方に位置してRTモータ11が固定されている。このRTモータ11は商用交流電源周波数に同期して回転する同期モータからなるものであり、RTモータ11の回転軸には調理室2内に位置してガラス製の回転皿12が着脱可能に連結されている。このRTモータ11はギア機構 (図示)を内蔵するものであり、ギア機構はRTモータ11の回転力を減速して回転皿12に伝達することに基づいて回転皿12を設定速度で一定方向へ回転させる。
【0011】
尚、ギア機構のギア比は商用交流電源周波数が「50Hz」の場合に回転皿12が12秒間で1回転し、商用交流電源周波数が「60Hz」の場合に10秒間で1回転するように設定されている。また、符号13は回転皿12の回転軸を示すものである。
【0012】
調理室2内の右上部には庫内温度センサ14が固定されている。この庫内温度センサ14はサーミスタからなるものであり、調理室2内の雰囲気温度に応じた電圧レベルの庫内温度信号を出力する。また、調理室2の右側板には導波管6の上方に位置して貫通孔状の温度検出口15が形成されており、温度検出口15の右斜め上方には機械室5内に位置して食品温度センサ16が固定されている。この食品温度センサ16は赤外線センサに相当するものであり、次のように構成されている。
【0013】
<食品温度センサ16について>
センサケース17は、図5に示すように、左側面が開口する矩形箱状をなすものであり、センサケース17内には右側部に位置して基板18が固定され、左側部に位置してレンズ19が固定されている。このレンズ19は調理室2の温度検出口15を介して回転皿12の上面に対向するものであり、調理室2内の光を温度検出口15を通して集光する。
【0014】
基板18の左側面には8個の食品温度検出素子20が搭載されており、レンズ19から投射される光は8個の食品温度検出素子20に照射される。これら各食品温度検出素子20はレンズ19から照射される赤外線量に応じた電圧レベルの温度信号Vを出力するサーモパイルからなるものであり、最上部の食品温度検出素子20の検出視野Aは、図6に示すように、回転皿12の回転軸13を中心とする円形領域に設定され、最下部の食品温度検出素子20の検出視野Hは回転皿12の外周面に接する円形領域に設定され、残り6個の食品温度検出素子20の検出視野B〜Gは検出視野AおよびHを除いた部分を6等分する円形領域に設定されている。
【0015】
基板18の右側面には、図5に示すように、1個の基準温度検出素子21が搭載されており、レンズ19から投射される光は基板18により遮断されて基準温度検出素子21に照射されないようになっている。この基準温度検出素子21はサーモパイルからなるものであり、センサケース17の内部赤外線量(食品温度検出素子20および基準温度検出素子21の温度)に応じた電圧レベルの基準信号Vtを出力する。食品温度センサ16は以上のように構成されている。
【0016】
機械室5内には、図3に示すように、温度検出手段および加熱制御手段に相当する制御装置22が配設されている。この制御装置22はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、制御装置22の入力端子には庫内温度センサ14および食品温度センサ16が電気的に接続され、制御装置22の出力端子にはマグネトロン7,ヒータ8,ファンモータ9,RTモータ11が電気的に接続されている。
【0017】
キャビネット1の前面には、図4に示すように、右側部に位置して操作パネル23が固定されている。この操作パネル23にはヒータ調理スイッチ24,レンジ調理スイッチ25,調理時間スイッチ26,庫内温度スイッチ27,食品温度スイッチ28,スタートスイッチ29が装着されており、ヒータ調理スイッチ24〜スタートスイッチ29は、図3に示すように、制御装置22の入力端子に電気的に接続されている。
【0018】
操作パネル23の前面には、図4に示すように、液晶表示器30が固定されている。この表示器30は、図3に示すように、制御装置22の出力端子に電気的に接続されており、制御装置22はヒータ調理スイッチ24〜スタートスイッチ29の操作内容等の運転情報を表示器30に表示する。
【0019】
制御装置22の入力端子にはパルス発生回路31が電気的に接続されている。このパルス発生回路31は商用交流電源周波数1Hzについて1個の割合でパルス状の同期信号Pを出力するものであり、制御装置22には回転皿12が1回転する間に600個(=電源周波数60Hz×10秒,電源周波数50Hz×12秒)の同期信号Pが与えられる。
【0020】
次に上記構成の作用について説明する。尚、下記動作は制御装置22が内部ROM32(図3参照)に予め記録された制御プログラムに基づいて実行するものである。
【0021】
<ヒータ調理について>
制御装置22はヒータ調理スイッチ24が操作されたことを検出すると、調理モードをヒータ調理に設定する。この状態で調理時間スイッチ26および庫内温度スイッチ27が操作されたことを検出すると、調理時間スイッチ26の操作内容および庫内温度スイッチ27の操作内容に基づいて調理時間T1 および庫内温度T2 を設定する。
【0022】
制御装置22は調理時間T1 および庫内温度T2 の設定状態でスタートスイッチ29が操作されたことを検出すると、設定時間T1 が経過するまでヒータ8を駆動し、調理室2内の食品をヒータ調理する。このとき、庫内温度センサ14からの庫内温度信号を設定温度T2 と比較し、両者が一致するようにヒータ8をオンオフ制御する。
【0023】
<レンジ調理について>
制御装置22はレンジ調理スイッチ25が操作されたことを検出すると、調理モードをレンジ調理に設定し、食品温度スイッチ28が操作されたことを検出すると、食品温度スイッチ28の操作内容に基づいて食品温度T3 を設定する。この状態でスタートスイッチ29が操作されたことを検出すると、下記▲1▼〜▲3▼の動作を実行することに基づいてレンジ調理を開始する。
【0024】
▲1▼マグネトロン7を駆動し、調理室2内にマイクロ波を照射する。
▲2▼ファンモータ9を駆動し、ファン10からマグネトロン7に冷却風を送る。
▲3▼RTモータ11を駆動し、回転皿12を食品のセット状態で一定方向へ定速回転させる。
【0025】
制御装置22はレンジ調理を開始すると、パルス発生回路31からの同期信号Pをカウントする。そして、カウンタ値が「30」だけ増える毎に1個の基準温度検出素子21および8個の食品温度検出素子20から基準信号Vtおよび温度信号Vを検出し、基準信号Vtを基準として8個の温度信号Vから8個の食品温度Tb(K)を検出する。
【0026】
下記(A)式は黒体の総放射エネルギーが絶対温度の4乗に比例するシュテファン−ボルツマンの方程式を示すものであり、下記(A)式のVは赤外線センサからの出力電圧,cは定数,Taは赤外線センサ自身の絶対温度,Tbは測定対象物の絶対温度である。下記(B)式は下記(A)式を変形することに基づいて得られるものであり、制御装置22は食品温度Tbを下記(B)式に基づいて検出する。以下、食品温度Tbの検出手順について説明する。
【数1】
Figure 0003734402
【0027】
制御装置22は図1のステップS1へ移行すると、下記(1)式に基づいて基準温度Ta(K)を算出する。この(1)式は制御装置22のROM32に予め記録されたものであり、例えば「C1 =100K/V」,「Vt=2.66V」であるときには「Ta=2.66×100=266K」になる。
Ta(基準温度)=Vt(基準信号)×C1 (定数) ……(1)
【0028】
制御装置22は基準温度Taを算出すると、下記(2)式に基づいてデータ番号Noを演算する。この(2)式は制御装置22のROM32に予め記録されたものであり、例えば「Ta=266K」および「C2 =253K」であるときには「No=266−253=13」になる。
No(データ番号)=Ta(基準温度)−C2 (定数) ……(2)
【0029】
制御装置22のROM32は記録手段に相当するものであり、ROM32には、図2に示すように、変換テーブルが予め記録されている。この変換テーブルはデータ番号Noと温度Tと4乗温度H´Tとを対応付けて示すものであり、データ番号Noおよび温度Tは10進数で記録され、温度Tの範囲は253K〜373Kに設定され、温度Tの分解能は1Kに設定されている。尚、変換テーブルの温度Tおよび4乗温度H´Tは乗根データおよび乗べきデータに相当するものである。
【0030】
4乗温度H´Tは温度Tを4乗した後に16進数に変換し、変換データの上位2バイト(4バイト目および5バイト目)を16進数で記録したものであり、制御装置22はデータ番号Noを算出すると、図1のステップS2へ移行する。そして、データ番号Noに応じた4乗温度H´Tを変換テーブルから選び出し、検出データH´Tを4乗基準温度H´Taに投入する(H´T→H´Ta)。例えば「No=13」であるときには「H´Ta=12A」になる。
【0031】
尚、図2の4乗温度Tは温度Tを4乗した10進数の演算結果を示すものであり、ROM32の記録データではない。また、4乗温度HTは温度Tを4乗した後に16進数に変換した変換結果を示すものであり、ROM32の記録データではない。また、誤差Eは4乗温度HTとH´Tとの誤差(%)を示すものであり、ROM32の記録データではない。
【0032】
制御装置22は4乗基準温度H´Taを設定すると、下記(3)式に基づいて温度補正値ΔKを演算する。この(3)式は制御装置22のROM32に予め記録されたものであり、例えば「V=10.88V」,「C3 =10−7V/K」であるときには「ΔK=10.88/10−7=1.088×10K」になる。
ΔK(温度補正値)=V(温度信号)/C3 (定数) ……(3)
【0033】
制御装置22は温度補正値ΔKを算出すると、温度補正値ΔKを16進数に変換する。そして、変換データの上位2バイト(4バイト目および5バイト目)を抽出し、温度補正値H´ΔKを得る。例えば「ΔK=1.088×10」は16進数で「2887FA000」になり、上位2バイトの温度補正値H´ΔKは「288」になる。
【0034】
制御装置22は温度補正値H´ΔKを抽出すると、図1のステップS3へ移行し、下記(4)式に基づいて16進数の4乗食品温度Tbを演算する。この (4)式は制御装置22のROM32に予め記録されたものであり、例えば「H´ΔK=288」,「H´Ta=12A」であるときには「Tb=3B2」になる。
Tb(4乗食品温度)=H´ΔK(V/C3 )+H´Ta……(4)
【0035】
制御装置22は4乗食品温度Tbを算出すると、4乗温度H´Tに投入し(Tb→H´T)、図1のステップS4へ移行する。ここで、4乗温度H´Tに応じた温度Tを図2の変換テーブルから選び出し、食品温度Tbに投入することに基づいて食品温度Tbを得る(T→Tb)。例えば「4乗食品温度Tb=3B2」であるときには「食品温度Tb=355K」になる。食品温度Tbは以上の手順で検出される。
【0036】
制御装置22は同期信号Pのカウンタ値が「600」に達したことを検出すると、食品温度Tbの1回目の検出から回転皿12が1回転したと判断し、多数の食品温度Tbの中から最高値を抽出する。そして、食品温度Tbの最高値を食品温度の設定値T3 と比較し、最高値が設定値T3 より低いときには上記一連の動作を繰返す。また、最高値が設定値T3 に達したときにはマグネトロン7,ファンモータ9,RTモータ11を駆動停止させ、レンジ調理を終える。
【0037】
上記実施例によれば、食品温度センサ16からの基準信号Vtに応じた4乗温度H´TをROM32から選び出すことに基づいて食品温度Tbを検出した。このため、食品温度Tbの検出時に4乗を算出する必要がなくなるので、食品温度Tbの検出プログラムが小さくなり、食品温度Tbが高速度で検出されるようになる。
【0038】
また、制御装置22のROM32に4乗温度H´Tを16進数で記録したので、ROM32に10進数の4乗温度Tを記録する場合に比べてROM32のデータ量が少なくなる。
【0039】
また、制御装置22のROM32に4乗温度HTの一部の桁を記録したので、ROM32に4乗温度HTの全てを記録する場合に比べてROM32のデータ量が少なくなる。しかも、ROM32に4乗温度HTの一部の桁として上位の2バイトを記録したので、図2の誤差Eの欄に示すように、少ないデータ量であるにも拘らず精度の悪化が抑えられる。
【0040】
また、制御装置22のROM32に複数の4乗温度H´Tに関して複数の温度Tを記録し、食品温度Tbの検出時に4乗温度H´Tに応じた温度TをROM32から選び出した。このため、乗べきに加えて乗根を算出する必要がなくなるので、食品温度Tbの検出プログラムが一層小さくなり、食品温度Tbが一層高速度で検出されるようになる。
【0041】
尚、上記実施例においては、制御装置22のROM32に温度Tを予め記録しておき、4乗温度H´Tに応じた温度TをROM32から選び出すようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば4乗温度H´Tの4乗根を演算するようにしても良い。
【0042】
また、上記実施例においては、制御装置22のROM32に16進数の4乗温度H´Tを記録したが、これに限定されるものではなく、例えば10進数の4乗温度Tを記録するようにしても良い。
【0043】
また、上記実施例においては、制御装置22のROM32に上位2バイトの4乗温度H´Tを記録したが、これに限定されるものではなく、例えば全桁の4乗温度HTを記録するようにしても良い。
【0044】
また、上記実施例においては、制御装置22のROM32に10進数の温度Tを記録したが、これに限定されるものではなく、10進数の温度Tを16進数に変換して記録しても良い。
【0045】
また、上記実施例においては、食品温度Tbの最高値に基づいて調理終了を判定したが、これに限定されるものではなく、例えば食品温度Tbに基づいて食品の温度分布を判定しても良い。この場合、食品の高温部分を調理室2の弱電界領域内で停止加熱したり、食品の低温部分を調理室2の強電界領域内で停止加熱することに基づいて食品の加熱分布を均一化すると良い。
【0046】
また、上記実施例においては、レンジ調理時のみに食品温度Tbを検出したが、これに限定されるものではなく、レンジ調理時およびヒータ調理時の双方で食品温度Tbを検出するようにしても良い。
【0047】
また、上記実施例においては、食品温度センサ16を8個の食品温度検出素子20と1個の基準温度検出素子21とから構成したが、これに限定されるものではなく、要は少なくとも1個の食品温度検出素子20と基準温度検出素子21とから構成すれば良い。
【0048】
また、上記実施例においては、ヒータ調理機能を有する電子レンジに本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えばレンジ調理専用の加熱調理器,ヒータ調理専用の加熱調理器,誘導加熱調理用の加熱調理器等に適用しても良い。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の加熱調理器は次の効果を奏する。
請求項1記載の手段によれば、赤外線センサからの出力信号に応じた乗べきデータを記録手段から選び出すことに基づいて食品温度を検出するようにしたので、少ないデータの記憶で済むことから食品温度の検出動作が高速化される。しかも、食品温度の検出時に乗べきデータに応じた乗根データを記録手段から選び出すようにしたので、食品温度の検出動作が一層高速化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図(食品温度の検出手順を示すフローチャート)
【図2】ROMの記録データを示す図
【図3】全体構成を概略的に示す図
【図4】外観を示す斜視図
【図5】食品温度センサの内部構成を示す断面図
【図6】食品温度検出素子の検出視野を示す図
【符号の説明】
2は調理室、16は食品温度センサ(赤外線センサ)、22は制御装置(温度検出手段)、32はROM(記録手段)を示す。

Claims (1)

  1. 調理室内の食品から放出される赤外線を検出し、測定対象物の絶対温度の4乗(Tb 4 )と自身の絶対温度の4乗(Ta 4 )との差に定数を乗じた大きさの電圧信号(V)および自身の絶対温度(Ta)に比例した電圧信号(Vt)を出力する赤外線センサと、
    複数の温度(T)および当該複数の温度(T)の4乗の一部の桁(H´T 4 )、あるいは、複数の温度(T)および当該複数の温度(T)の4乗の全ての桁(HT 4 )がデータとして記録された記録手段と、
    前記赤外線センサの電圧信号(Vt)に基いて前記自身の絶対温度(Ta)を演算する第1の手段と、
    前記記録手段に記録された複数のデータ(H´T 4 )から前記第1の手段の演算結果(Ta)に応じたものを選択、または、前記記録手段に記録された複数のデータ(HT 4 )から前記第1の手段の演算結果(Ta)に応じたものを選択する第2の手段と、
    前記第2の手段の選択結果(H´T 4 )および前記赤外線センサの電圧信号(V)に基いて前記測定対象物の絶対温度の4乗(Tb 4 )を演算、または、前記第2の手段の選択結果(HT 4 )および前記赤外線センサの電圧信号(V)に基いて前記測定対象物の絶対温度の4乗(Tb 4 )を演算する第3の手段と、
    前記記録手段に記録された複数のデータ(T)から前記第3の手段の演算結果(Tb 4 )に応じたものを選択する第4の手段と、
    前記第4の手段の選択結果(T)に基いて食品の加熱内容を制御する第5の手段と
    を備えたことを特徴とする加熱調理器。
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