JPH06281151A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
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- JPH06281151A JPH06281151A JP4925393A JP4925393A JPH06281151A JP H06281151 A JPH06281151 A JP H06281151A JP 4925393 A JP4925393 A JP 4925393A JP 4925393 A JP4925393 A JP 4925393A JP H06281151 A JPH06281151 A JP H06281151A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooking
- heating
- course
- mounting plate
- program
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動調理用の調理メニューに対して、スピー
ド優先で調理を行いたい場合や出来栄え優先で調理を行
いたい場合にも自動調理を実行可能にして、使い勝手を
大幅に向上させる。 【構成】 同一の調理メニューに対して、調理の出来上
り状態が良くなるように加熱手段を駆動制御する標準コ
ース用加熱プログラムと、前記調理メニューの調理に要
する調理時間が短くなるように複数種の加熱手段を選択
して駆動制御する快速コース用加熱プログラムとを記憶
する記憶手段を設けると共に、上記二つの加熱プログラ
ムの一方を選択する本格コース選択スイッチ28a及び
快速コース選択スイッチ28bを設けたものである。
ド優先で調理を行いたい場合や出来栄え優先で調理を行
いたい場合にも自動調理を実行可能にして、使い勝手を
大幅に向上させる。 【構成】 同一の調理メニューに対して、調理の出来上
り状態が良くなるように加熱手段を駆動制御する標準コ
ース用加熱プログラムと、前記調理メニューの調理に要
する調理時間が短くなるように複数種の加熱手段を選択
して駆動制御する快速コース用加熱プログラムとを記憶
する記憶手段を設けると共に、上記二つの加熱プログラ
ムの一方を選択する本格コース選択スイッチ28a及び
快速コース選択スイッチ28bを設けたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱調理室内の食品を
加熱する加熱手段を備え、調理メニューに応じた加熱プ
ログラムに従って加熱手段を駆動制御して調理を自動的
に行うように構成された加熱調理器に関する。
加熱する加熱手段を備え、調理メニューに応じた加熱プ
ログラムに従って加熱手段を駆動制御して調理を自動的
に行うように構成された加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱調理器である例えばオーブ
ングリルレンジは、加熱手段としてマグネトロン、オー
ブンヒータ及びグリルヒータを備え、電子レンジ調理、
オーブン調理及びグリル調理を行うことができるように
構成されている。この構成において、自動調理を行う場
合、調理したい所望の調理メニューを選択して設定した
後、スタートキーを操作すると、設定された調理メニュ
ーに応じた加熱プログラムに従って調理が自動的に行わ
れる。
ングリルレンジは、加熱手段としてマグネトロン、オー
ブンヒータ及びグリルヒータを備え、電子レンジ調理、
オーブン調理及びグリル調理を行うことができるように
構成されている。この構成において、自動調理を行う場
合、調理したい所望の調理メニューを選択して設定した
後、スタートキーを操作すると、設定された調理メニュ
ーに応じた加熱プログラムに従って調理が自動的に行わ
れる。
【0003】この場合、調理メニューに応じた加熱プロ
グラムは、電子レンジ調理用の調理メニューの場合、一
般に調理に要する調理時間が短くなるように即ちスピー
ド優先に制御がプログラムされており、一方、オーブン
調理及びグリル調理用の調理メニューの場合、調理の出
来上り状態が良くなるように即ち出来栄え優先に制御が
プログラムされている。
グラムは、電子レンジ調理用の調理メニューの場合、一
般に調理に要する調理時間が短くなるように即ちスピー
ド優先に制御がプログラムされており、一方、オーブン
調理及びグリル調理用の調理メニューの場合、調理の出
来上り状態が良くなるように即ち出来栄え優先に制御が
プログラムされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成におい
て、オーブン調理及びグリル調理用の調理メニューを選
択実行する場合に、調理の出来上り状態が多少悪くなっ
てもスピード優先で調理を行いたいと希望したり、又
は、電子レンジ調理用の調理メニューの場合に、調理時
間が長くなっても出来栄え優先で調理を行いたいと希望
したりしたときには、自動調理を行うことができなかっ
た。このような場合には、手動操作により加熱手段の出
力を調理の進行に応じて随時調整するという非常に面倒
な作業を行わなければならず、使い勝手が非常に悪かっ
た。
て、オーブン調理及びグリル調理用の調理メニューを選
択実行する場合に、調理の出来上り状態が多少悪くなっ
てもスピード優先で調理を行いたいと希望したり、又
は、電子レンジ調理用の調理メニューの場合に、調理時
間が長くなっても出来栄え優先で調理を行いたいと希望
したりしたときには、自動調理を行うことができなかっ
た。このような場合には、手動操作により加熱手段の出
力を調理の進行に応じて随時調整するという非常に面倒
な作業を行わなければならず、使い勝手が非常に悪かっ
た。
【0005】一方、このような自動調理を行う電子レン
ジとして、近年、食品を載置板に載置した状態で加熱調
理室内に収納してスタートスイッチを操作すれば(調理
メニュー選択が不要)、後は、自動的に食品を加熱調理
するものが開発されて販売されている。この構成では、
載置板センサにより食品を載置する載置板の種類や収納
位置を検知して調理に使用する加熱手段を判断すると共
に、各種センサにより食品の高さ、重量、臭い等を検知
して食品の種類及び量を判断するように構成されてい
る。
ジとして、近年、食品を載置板に載置した状態で加熱調
理室内に収納してスタートスイッチを操作すれば(調理
メニュー選択が不要)、後は、自動的に食品を加熱調理
するものが開発されて販売されている。この構成では、
載置板センサにより食品を載置する載置板の種類や収納
位置を検知して調理に使用する加熱手段を判断すると共
に、各種センサにより食品の高さ、重量、臭い等を検知
して食品の種類及び量を判断するように構成されてい
る。
【0006】この構成の場合、載置板センサは、複数対
の透過形光センサから構成されており、該複数対の透過
形光センサにより載置板の種類に応じて異なる複数の収
納位置を検知することによって載置板を検知するように
している。このため、上記載置板センサは、発光素子及
び受光素子の個数が多く、配線構造等の構成が複雑で製
造コストが高いという欠点があった。また、載置板セン
サをマイクロスイッチから構成したものもあるが、この
場合も、マイクロスイッチの個数が多くなり、やはり構
成が複雑で製造コストが高くなる。
の透過形光センサから構成されており、該複数対の透過
形光センサにより載置板の種類に応じて異なる複数の収
納位置を検知することによって載置板を検知するように
している。このため、上記載置板センサは、発光素子及
び受光素子の個数が多く、配線構造等の構成が複雑で製
造コストが高いという欠点があった。また、載置板セン
サをマイクロスイッチから構成したものもあるが、この
場合も、マイクロスイッチの個数が多くなり、やはり構
成が複雑で製造コストが高くなる。
【0007】そこで、本発明の目的は、自動調理用の調
理メニューに対して、スピード優先で調理を行いたい場
合や出来栄え優先で調理を行いたい場合にも自動調理を
実行可能にして、使い勝手を大幅に向上させることがで
きる加熱調理器を提供するにある。また、本発明の他の
目的は、食品を載置する載置板を検知する載置板センサ
の構成を簡単化し得て、製造コストを安くすることがで
きる加熱調理器を提供するにある。
理メニューに対して、スピード優先で調理を行いたい場
合や出来栄え優先で調理を行いたい場合にも自動調理を
実行可能にして、使い勝手を大幅に向上させることがで
きる加熱調理器を提供するにある。また、本発明の他の
目的は、食品を載置する載置板を検知する載置板センサ
の構成を簡単化し得て、製造コストを安くすることがで
きる加熱調理器を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱調理器は、
加熱調理室内の食品を加熱する複数種の加熱手段を備え
ると共に、調理メニューに応じた加熱プログラムに従っ
て前記加熱手段を駆動制御して調理を自動的に行う制御
手段を備えて成る加熱調理器において、同一の調理メニ
ューに対して、調理の出来上り状態が良くなるように前
記加熱手段を駆動制御する標準コース用加熱プログラム
と、前記調理メニューの調理に要する調理時間が短くな
るように前記複数種の加熱手段を選択して駆動制御する
快速コース用加熱プログラムとを記憶する記憶手段を備
え、そして、前記標準コース用加熱プログラム又は前記
快速コース用加熱プログラムの一方を選択するコース選
択手段を備えたところに特徴を有する。
加熱調理室内の食品を加熱する複数種の加熱手段を備え
ると共に、調理メニューに応じた加熱プログラムに従っ
て前記加熱手段を駆動制御して調理を自動的に行う制御
手段を備えて成る加熱調理器において、同一の調理メニ
ューに対して、調理の出来上り状態が良くなるように前
記加熱手段を駆動制御する標準コース用加熱プログラム
と、前記調理メニューの調理に要する調理時間が短くな
るように前記複数種の加熱手段を選択して駆動制御する
快速コース用加熱プログラムとを記憶する記憶手段を備
え、そして、前記標準コース用加熱プログラム又は前記
快速コース用加熱プログラムの一方を選択するコース選
択手段を備えたところに特徴を有する。
【0009】この場合、前記食品を載置した載置板を前
記加熱調理室内に収納した状態で前記載置板の収納位置
を検知する収納位置検知手段を備え、この収納位置検知
手段により検知された前記載置板の収納位置に基づいて
前記標準コース用加熱プログラム又は前記快速コース用
加熱プログラムの一方を選択する自動コース選択手段を
備える構成とすることが好ましい。
記加熱調理室内に収納した状態で前記載置板の収納位置
を検知する収納位置検知手段を備え、この収納位置検知
手段により検知された前記載置板の収納位置に基づいて
前記標準コース用加熱プログラム又は前記快速コース用
加熱プログラムの一方を選択する自動コース選択手段を
備える構成とすることが好ましい。
【0010】また、前記載置板の種類を検知する載置板
検知手段を備え、この載置板検知手段により検知された
前記載置板の種類に基づいて前記標準コース用加熱プロ
グラム又は前記快速コース用加熱プログラムの一方を選
択する自動コース選択手段を備える構成とすることも考
えられる。
検知手段を備え、この載置板検知手段により検知された
前記載置板の種類に基づいて前記標準コース用加熱プロ
グラム又は前記快速コース用加熱プログラムの一方を選
択する自動コース選択手段を備える構成とすることも考
えられる。
【0011】更に、本発明の変形態様の加熱調理器は、
食品を載置板に載置した状態で加熱調理室内に収納し、
加熱手段により前記食品を加熱調理するように構成して
成る加熱調理器において、前記載置板を検知する載置板
センサを、前記加熱調理室の底部に上方に向けて設けた
ところに特徴を有する。この場合、前記載置板センサ
を、反射形光センサ又は超音波センサから構成すること
が好ましい。
食品を載置板に載置した状態で加熱調理室内に収納し、
加熱手段により前記食品を加熱調理するように構成して
成る加熱調理器において、前記載置板を検知する載置板
センサを、前記加熱調理室の底部に上方に向けて設けた
ところに特徴を有する。この場合、前記載置板センサ
を、反射形光センサ又は超音波センサから構成すること
が好ましい。
【0012】
【作用】上記手段によれば、選択設定した自動調理用の
調理メニューに対して、スピード優先で調理を行いたい
場合には、コース選択手段により快速コース用加熱プロ
グラムを選択し、一方、出来栄え優先で調理を行いたい
場合には、コース選択手段により標準コース用加熱プロ
グラムを選択する。これにより、快速コース用加熱プロ
グラム又は標準コース用加熱プログラムに従って、自動
調理をスピード優先又は出来栄え優先で行うことが可能
になるので、面倒な作業が不要になり、使い勝手が大幅
に向上する。
調理メニューに対して、スピード優先で調理を行いたい
場合には、コース選択手段により快速コース用加熱プロ
グラムを選択し、一方、出来栄え優先で調理を行いたい
場合には、コース選択手段により標準コース用加熱プロ
グラムを選択する。これにより、快速コース用加熱プロ
グラム又は標準コース用加熱プログラムに従って、自動
調理をスピード優先又は出来栄え優先で行うことが可能
になるので、面倒な作業が不要になり、使い勝手が大幅
に向上する。
【0013】この場合、食品を載置した載置板の収納位
置を検知したり、載置板の種類を検知したりして、検知
した収納位置や検知した載置板の種類に基づいて、標準
コース用加熱プログラム又は快速コース用加熱プログラ
ムの一方を自動的に選択する構成とすれば、標準コース
又は快速コースの選択作業も不要になり、より一層使い
勝手が向上する。
置を検知したり、載置板の種類を検知したりして、検知
した収納位置や検知した載置板の種類に基づいて、標準
コース用加熱プログラム又は快速コース用加熱プログラ
ムの一方を自動的に選択する構成とすれば、標準コース
又は快速コースの選択作業も不要になり、より一層使い
勝手が向上する。
【0014】一方、載置板を検知する載置板センサを、
加熱調理室の底部に上方に向けて設ける構成としたの
で、載置板と加熱調理室の底部との間の距離即ち載置板
と載置板センサとの間の距離を測定することにより、載
置板の複数の収納位置即ち載置板の種類を一つの載置板
センサにより検知することが可能になる。このため、載
置板センサの構成が簡単になり、その製造コストも安く
なる。そして、上記距離を測定する載置板センサとして
は、具体的には、反射形光センサや超音波センサを用い
ることができる。
加熱調理室の底部に上方に向けて設ける構成としたの
で、載置板と加熱調理室の底部との間の距離即ち載置板
と載置板センサとの間の距離を測定することにより、載
置板の複数の収納位置即ち載置板の種類を一つの載置板
センサにより検知することが可能になる。このため、載
置板センサの構成が簡単になり、その製造コストも安く
なる。そして、上記距離を測定する載置板センサとして
は、具体的には、反射形光センサや超音波センサを用い
ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明をオーブングリルレンジに適用
した第1の実施例について図1ないし図8を参照しなが
ら説明する。まず、電気的構成を示す図2において、電
源プラグ1から電源ライン2、3が導出されており、こ
れら電源ライン2、3からマグネトロン駆動回路4を介
して加熱手段としてのマグネトロン5へ給電される構成
となっている。このマグネトロン5は、加熱調理室内へ
マイクロ波を供給して該加熱調理室内に収容された食品
を電子レンジ調理するものである。
した第1の実施例について図1ないし図8を参照しなが
ら説明する。まず、電気的構成を示す図2において、電
源プラグ1から電源ライン2、3が導出されており、こ
れら電源ライン2、3からマグネトロン駆動回路4を介
して加熱手段としてのマグネトロン5へ給電される構成
となっている。このマグネトロン5は、加熱調理室内へ
マイクロ波を供給して該加熱調理室内に収容された食品
を電子レンジ調理するものである。
【0016】また、一方の電源ライン2のうちの電源プ
ラグ1に接続される側の部分には、第1のドアスイッチ
6、第2のドアスイッチ7及びヒューズ8が直列に設け
られている。上記第1のドアスイッチ6及び第2のドア
スイッチ7は、加熱調理室の開口部を開閉するドアが閉
塞されたときオンするスイッチである(図2はドアが開
放された状態を示す)。そして、ドアが開放されたとき
にオンする第3のドアスイッチ9が、電源ライン2、3
間に接続されている。
ラグ1に接続される側の部分には、第1のドアスイッチ
6、第2のドアスイッチ7及びヒューズ8が直列に設け
られている。上記第1のドアスイッチ6及び第2のドア
スイッチ7は、加熱調理室の開口部を開閉するドアが閉
塞されたときオンするスイッチである(図2はドアが開
放された状態を示す)。そして、ドアが開放されたとき
にオンする第3のドアスイッチ9が、電源ライン2、3
間に接続されている。
【0017】さて、電源ライン2、3間には、熱風ヒー
タ10及び熱風ファン11から成る並列回路と、熱風ヒ
ータリレー12aとが直列に接続されている。上記熱風
ヒータ10及び熱風ファン11から熱風供給装置12が
構成され、この熱風供給装置12は加熱調理室の背面側
に配設されており、熱風を加熱調理室内に循環供給して
食品をオーブン調理するものである。上記熱風供給装置
12が加熱手段を構成している。
タ10及び熱風ファン11から成る並列回路と、熱風ヒ
ータリレー12aとが直列に接続されている。上記熱風
ヒータ10及び熱風ファン11から熱風供給装置12が
構成され、この熱風供給装置12は加熱調理室の背面側
に配設されており、熱風を加熱調理室内に循環供給して
食品をオーブン調理するものである。上記熱風供給装置
12が加熱手段を構成している。
【0018】また、電源ライン2、3間には、加熱手段
であるグリルヒータ13とグリルヒータリレー14とが
直列に接続されていると共に、送風ファン15とファン
リレー15aとが直列に接続され、更に、ターンテーブ
ルモータ16とモータリレー16aとが直列に接続され
ている。上記グリルヒータ13は、加熱調理室の上部又
は下部に配設されており、加熱調理室内の食品をグリル
調理するものである。上記送風ファン15は、マグネト
ロンを冷却すると共に、加熱調理室内へ外気を送風する
ものである。また、ターンテーブルモータ16は、加熱
調理室の内底部に設けられた回転板を回転駆動するもの
である。
であるグリルヒータ13とグリルヒータリレー14とが
直列に接続されていると共に、送風ファン15とファン
リレー15aとが直列に接続され、更に、ターンテーブ
ルモータ16とモータリレー16aとが直列に接続され
ている。上記グリルヒータ13は、加熱調理室の上部又
は下部に配設されており、加熱調理室内の食品をグリル
調理するものである。上記送風ファン15は、マグネト
ロンを冷却すると共に、加熱調理室内へ外気を送風する
ものである。また、ターンテーブルモータ16は、加熱
調理室の内底部に設けられた回転板を回転駆動するもの
である。
【0019】上記したマグネトロン駆動回路4、熱風ヒ
ータリレー12a、グリルヒータリレー14、ファンリ
レー15a、モータリレー16aの動作制御は、制御回
路17により行われるように構成されている。この制御
回路17は、マイクロコンピュータ、ROM、RAM等
を含んで構成されており、オーブングリルレンジの運転
全般を制御する制御プログラムや自動調理用の多数の調
理メニューに対応する加熱プログラムを記憶している。
ータリレー12a、グリルヒータリレー14、ファンリ
レー15a、モータリレー16aの動作制御は、制御回
路17により行われるように構成されている。この制御
回路17は、マイクロコンピュータ、ROM、RAM等
を含んで構成されており、オーブングリルレンジの運転
全般を制御する制御プログラムや自動調理用の多数の調
理メニューに対応する加熱プログラムを記憶している。
【0020】この場合、調理メニューに対応する加熱プ
ログラムは、同一の調理メニューに対して、調理の出来
上り状態が良くなるように加熱手段即ちマグネトロン
5、熱風供給装置12、グリルヒータ13を駆動制御す
る標準コース用加熱プログラムと、調理メニューの調理
に要する調理時間が短くなるように上記複数種の加熱手
段即ちマグネトロン5、熱風供給装置12、グリルヒー
タ13を選択して駆動制御する快速コース用加熱プログ
ラムとを備えている。上記制御回路17が制御手段及び
記憶手段を構成している。
ログラムは、同一の調理メニューに対して、調理の出来
上り状態が良くなるように加熱手段即ちマグネトロン
5、熱風供給装置12、グリルヒータ13を駆動制御す
る標準コース用加熱プログラムと、調理メニューの調理
に要する調理時間が短くなるように上記複数種の加熱手
段即ちマグネトロン5、熱風供給装置12、グリルヒー
タ13を選択して駆動制御する快速コース用加熱プログ
ラムとを備えている。上記制御回路17が制御手段及び
記憶手段を構成している。
【0021】そして、制御回路17は、操作パネル18
(図1参照)に配設された各種スイッチを備えてなる操
作部19からの各種スイッチ信号、食品の重量を検出す
る重量センサ20からの検出信号、食品から出る水蒸気
等のガスを検出する気体センサ21からの検出信号、加
熱調理室内の温度を検出する温度センサ22からの検出
信号を受けるようになっている。制御回路17は、上記
入力信号並びに予め記憶しているプログラムに従って、
前記各リレー12a、14、15a、16a、マグネト
ロン駆動回路4を駆動制御して加熱調理を自動的に行う
と共に、操作パネル18に配設された各種の表示器を備
えてなる表示部23並びに報知装置としてのブザー24
を駆動制御するようになっている。尚、制御回路17
は、電源ライン2、3から直流電源回路25を介して直
流定電圧を供給されるようになっている。
(図1参照)に配設された各種スイッチを備えてなる操
作部19からの各種スイッチ信号、食品の重量を検出す
る重量センサ20からの検出信号、食品から出る水蒸気
等のガスを検出する気体センサ21からの検出信号、加
熱調理室内の温度を検出する温度センサ22からの検出
信号を受けるようになっている。制御回路17は、上記
入力信号並びに予め記憶しているプログラムに従って、
前記各リレー12a、14、15a、16a、マグネト
ロン駆動回路4を駆動制御して加熱調理を自動的に行う
と共に、操作パネル18に配設された各種の表示器を備
えてなる表示部23並びに報知装置としてのブザー24
を駆動制御するようになっている。尚、制御回路17
は、電源ライン2、3から直流電源回路25を介して直
流定電圧を供給されるようになっている。
【0022】さて、操作パネル18を示す図1におい
て、その上部には、調理時間や時刻、調理の種類、調理
コース、検出重量等を表示する各種の表示器26が配設
されている。また、操作パネル18の中央部には、自動
調理用の多数の調理メニューを選択設定するための調理
メニュー選択スイッチ27a〜27lが配設されている
と共に、標準コース用加熱プログラムを選択設定する本
格コース選択スイッチ28a及び快速コース用加熱プロ
グラムを選択設定する快速コース選択スイッチ28bが
配設されている。これら本格コース選択スイッチ28a
及び快速コース選択スイッチ28bがコース選択手段を
構成している。そして、操作パネル18の下部には、手
動調理を行うときに、電子レンジ調理、オーブン調理、
グリル調理を選択設定する選択スイッチ29a〜29c
が配設されていると共に、スタートスイッチ30、取消
スイッチ31、並びに、時間や時刻を設定するダイヤル
スイッチ32が配設されている。
て、その上部には、調理時間や時刻、調理の種類、調理
コース、検出重量等を表示する各種の表示器26が配設
されている。また、操作パネル18の中央部には、自動
調理用の多数の調理メニューを選択設定するための調理
メニュー選択スイッチ27a〜27lが配設されている
と共に、標準コース用加熱プログラムを選択設定する本
格コース選択スイッチ28a及び快速コース用加熱プロ
グラムを選択設定する快速コース選択スイッチ28bが
配設されている。これら本格コース選択スイッチ28a
及び快速コース選択スイッチ28bがコース選択手段を
構成している。そして、操作パネル18の下部には、手
動調理を行うときに、電子レンジ調理、オーブン調理、
グリル調理を選択設定する選択スイッチ29a〜29c
が配設されていると共に、スタートスイッチ30、取消
スイッチ31、並びに、時間や時刻を設定するダイヤル
スイッチ32が配設されている。
【0023】次に、上記構成の作用を図3ないし図8も
参照して説明する。図3及び図4は、制御プログラムの
うちの調理メニューが「肉類解凍」である場合の自動調
理の制御内容を示すフローチャートである。まず、図1
において、電源が投入されると、制御回路17は各部の
初期設定を行い、表示器26に時刻を表示する(ステッ
プS1)。
参照して説明する。図3及び図4は、制御プログラムの
うちの調理メニューが「肉類解凍」である場合の自動調
理の制御内容を示すフローチャートである。まず、図1
において、電源が投入されると、制御回路17は各部の
初期設定を行い、表示器26に時刻を表示する(ステッ
プS1)。
【0024】続いて、ステップS2へ進み、使用者によ
り調理メニュー及び調理コースが選択設定されるのを待
つ。ここでは、使用者によりこれから調理される調理メ
ニューに対応するスイッチが押圧操作されると、選択さ
れた調理メニューについて標準コース(本格コース)と
快速コースの二つのコースが用意されている場合には、
表示器26の「本格コース」と「快速コース」の表示が
交互に点滅表示される。この場合、本格コース選択スイ
ッチ28a又は快速コース選択スイッチ28bの一方を
押圧操作すると、「本格コース」又は「快速コース」の
一方が選択されてその表示が点灯表示される。
り調理メニュー及び調理コースが選択設定されるのを待
つ。ここでは、使用者によりこれから調理される調理メ
ニューに対応するスイッチが押圧操作されると、選択さ
れた調理メニューについて標準コース(本格コース)と
快速コースの二つのコースが用意されている場合には、
表示器26の「本格コース」と「快速コース」の表示が
交互に点滅表示される。この場合、本格コース選択スイ
ッチ28a又は快速コース選択スイッチ28bの一方を
押圧操作すると、「本格コース」又は「快速コース」の
一方が選択されてその表示が点灯表示される。
【0025】尚、コースの選択を行わずに次のステップ
(調理開始)へ進んだときには、快速コースが自動的に
選択されるようになっている。また、選択された調理メ
ニューについて標準コース(本格コース)又は快速コー
スのうちのいずれか一方のコースしか用意されていない
場合には、用意されているコースが表示器26に点灯表
示される。
(調理開始)へ進んだときには、快速コースが自動的に
選択されるようになっている。また、選択された調理メ
ニューについて標準コース(本格コース)又は快速コー
スのうちのいずれか一方のコースしか用意されていない
場合には、用意されているコースが表示器26に点灯表
示される。
【0026】そして、スタートスイッチ30が押圧操作
されると、ステップS3にて「YES」へ進み、選択さ
れた調理メニューについての本格コース又は快速コース
用の加熱プログラムに従って調理が自動的に実行される
(ステップS4)。この自動調理について、図4を参照
して具体的に説明する。
されると、ステップS3にて「YES」へ進み、選択さ
れた調理メニューについての本格コース又は快速コース
用の加熱プログラムに従って調理が自動的に実行される
(ステップS4)。この自動調理について、図4を参照
して具体的に説明する。
【0027】今、調理メニューとして「肉類解凍」が選
択されているとすると、図4のステップA1にて「YE
S」へ進み、調理コースが快速コースであるか否かの判
断がなされる(ステップA2)。ここで、快速コースが
選択されているとすると、ステップA2にて「YES」
へ進み、マグネトロン5による調理即ち電子レンジ調理
を設定し、その旨として「レンジ」を表示器26に点灯
表示する(ステップA3)。続いて、加熱調理室内に収
容された食品の重量Wを重量センサ20により検出する
(ステップA4)。
択されているとすると、図4のステップA1にて「YE
S」へ進み、調理コースが快速コースであるか否かの判
断がなされる(ステップA2)。ここで、快速コースが
選択されているとすると、ステップA2にて「YES」
へ進み、マグネトロン5による調理即ち電子レンジ調理
を設定し、その旨として「レンジ」を表示器26に点灯
表示する(ステップA3)。続いて、加熱調理室内に収
容された食品の重量Wを重量センサ20により検出する
(ステップA4)。
【0028】そして、調理時間Tを算出する(ステップ
A5)。この場合、次の計算式 T=0.7W+70 により算出する。ここで、調理時間Tの単位は秒、Wは
食品の重量である。
A5)。この場合、次の計算式 T=0.7W+70 により算出する。ここで、調理時間Tの単位は秒、Wは
食品の重量である。
【0029】この後、ファンリレー15aをオンして送
風ファン15を駆動すると共に、モータリレー16aを
オンしてターンテーブルモータ16を駆動する(ステッ
プA6)。そして、マグネトロン5の加熱出力が下記の
表1の快速コースで示されるデータに設定されるように
マグネトロン駆動回路4を介してマグネトロン5を駆動
制御する(ステップA7)。そして、調理時間Tを減算
しながら、その減算時間である残り時間を表示器26に
表示する(ステップA8)。
風ファン15を駆動すると共に、モータリレー16aを
オンしてターンテーブルモータ16を駆動する(ステッ
プA6)。そして、マグネトロン5の加熱出力が下記の
表1の快速コースで示されるデータに設定されるように
マグネトロン駆動回路4を介してマグネトロン5を駆動
制御する(ステップA7)。そして、調理時間Tを減算
しながら、その減算時間である残り時間を表示器26に
表示する(ステップA8)。
【0030】
【表1】
【0031】この後、調理が終了したら、即ち、調理時
間の残り時間が零になったら、ステップA9にて「YE
S」へ進み、ファンリレー15a及びモータリレー16
aをオフして送風ファン15及びターンテーブルモータ
16を停止すると共に、マグネトロン5を停止する(ス
テップA10)。これにより、マグネトロン5の加熱出
力が図5(a)に示すように変化する加熱パターンで解
凍調理が実行される。そして、上述した快速コースの調
理が終了すると、図3のステップS5へ進み、ブザー2
4が鳴動されて調理終了が報知される。
間の残り時間が零になったら、ステップA9にて「YE
S」へ進み、ファンリレー15a及びモータリレー16
aをオフして送風ファン15及びターンテーブルモータ
16を停止すると共に、マグネトロン5を停止する(ス
テップA10)。これにより、マグネトロン5の加熱出
力が図5(a)に示すように変化する加熱パターンで解
凍調理が実行される。そして、上述した快速コースの調
理が終了すると、図3のステップS5へ進み、ブザー2
4が鳴動されて調理終了が報知される。
【0032】一方、本格コースが選択されている場合に
は、ステップA2にて「NO」へ進み、マグネトロン5
による調理即ち電子レンジ調理を設定し、その旨として
「レンジ」を表示器26に点灯表示する(ステップA1
1)。続いて、加熱調理室内に収容された食品の重量W
を重量センサ20により検出する(ステップA12)。
そして、調理時間Tを算出する(ステップA13)。こ
の場合、次の計算式 T=0.5W+260 により算出する。ここで、調理時間Tの単位は秒、Wは
食品の重量である。
は、ステップA2にて「NO」へ進み、マグネトロン5
による調理即ち電子レンジ調理を設定し、その旨として
「レンジ」を表示器26に点灯表示する(ステップA1
1)。続いて、加熱調理室内に収容された食品の重量W
を重量センサ20により検出する(ステップA12)。
そして、調理時間Tを算出する(ステップA13)。こ
の場合、次の計算式 T=0.5W+260 により算出する。ここで、調理時間Tの単位は秒、Wは
食品の重量である。
【0033】この後、送風ファン15及びターンテーブ
ルモータ16を駆動する(ステップA14)と共に、マ
グネトロン5の加熱出力が上記表1の本格コースで示さ
れるデータに設定されるようにマグネトロン駆動回路4
を介してマグネトロン5を駆動制御する(ステップA1
5)。そして、調理時間Tを減算しながら、その減算時
間である残り時間を表示器26に表示する(ステップA
16)。この後、調理が終了したら、即ち、調理時間T
の残り時間が零になったら、ステップA17にて「YE
S」へ進み、送風ファン15及びターンテーブルモータ
16を停止すると共に、マグネトロン5を停止する(ス
テップA18)。これにより、マグネトロン5の加熱出
力が図5(b)に示すように変化する加熱パターンで解
凍調理が実行される。尚、上記本格コースの調理が終了
した後は、図3のステップ5へ進み、ブザー24が鳴動
される。
ルモータ16を駆動する(ステップA14)と共に、マ
グネトロン5の加熱出力が上記表1の本格コースで示さ
れるデータに設定されるようにマグネトロン駆動回路4
を介してマグネトロン5を駆動制御する(ステップA1
5)。そして、調理時間Tを減算しながら、その減算時
間である残り時間を表示器26に表示する(ステップA
16)。この後、調理が終了したら、即ち、調理時間T
の残り時間が零になったら、ステップA17にて「YE
S」へ進み、送風ファン15及びターンテーブルモータ
16を停止すると共に、マグネトロン5を停止する(ス
テップA18)。これにより、マグネトロン5の加熱出
力が図5(b)に示すように変化する加熱パターンで解
凍調理が実行される。尚、上記本格コースの調理が終了
した後は、図3のステップ5へ進み、ブザー24が鳴動
される。
【0034】また、調理メニューとして「肉類解凍」以
外のメニューが選択された場合には、図4のステップA
1にて「NO」へ進み、その選択された調理メニュー及
び選択された調理コースに対応する加熱プログラムに従
って調理が自動的に行われるようになっている。例えば
調理メニューとして「鶏肉の照焼」が選択された場合で
あって、快速コースが選択されたときには、マグネトロ
ン5によりその加熱出力が図6(a)に示すように変化
する加熱パターンで電子レンジ調理が実行される。具体
的には、マグネトロン5を加熱出力600Wで10分間
駆動する。
外のメニューが選択された場合には、図4のステップA
1にて「NO」へ進み、その選択された調理メニュー及
び選択された調理コースに対応する加熱プログラムに従
って調理が自動的に行われるようになっている。例えば
調理メニューとして「鶏肉の照焼」が選択された場合で
あって、快速コースが選択されたときには、マグネトロ
ン5によりその加熱出力が図6(a)に示すように変化
する加熱パターンで電子レンジ調理が実行される。具体
的には、マグネトロン5を加熱出力600Wで10分間
駆動する。
【0035】一方、調理メニューが「鶏肉の照焼」であ
って、本格コースが選択されたときには、グリルヒータ
13を通電駆動して、図6(b)に示すように変化する
加熱パターンでグリル調理が実行される。具体的には、
グリルヒータ13(加熱出力1300W)を24分間通
電駆動する。
って、本格コースが選択されたときには、グリルヒータ
13を通電駆動して、図6(b)に示すように変化する
加熱パターンでグリル調理が実行される。具体的には、
グリルヒータ13(加熱出力1300W)を24分間通
電駆動する。
【0036】また、調理メニューとして例えば「ロース
トビーフ」が選択された場合であって、快速コースが選
択されたときには、マグネトロン5によりその加熱出力
が図7(a)に示すように変化する加熱パターンで電子
レンジ調理が実行される。具体的には、マグネトロン5
を加熱出力600Wで10分間駆動する。
トビーフ」が選択された場合であって、快速コースが選
択されたときには、マグネトロン5によりその加熱出力
が図7(a)に示すように変化する加熱パターンで電子
レンジ調理が実行される。具体的には、マグネトロン5
を加熱出力600Wで10分間駆動する。
【0037】一方、調理メニューが「ローストビーフ」
であって、本格コースが選択されたときには、熱風ヒー
タ10及び熱風ファン11を通電駆動して、図7(b)
に示すように変化する加熱パターンでオーブン調理が実
行される。具体的には、熱風ヒータ10(加熱出力13
00W)及び熱風ファン11を50分間通電駆動する。
尚、上記オーブン調理を実行する場合は、加熱調理室内
の温度が予め定められた設定温度に保持されるように、
熱風ヒータ10及び熱風ファン11が通断電運転される
ようになっている。
であって、本格コースが選択されたときには、熱風ヒー
タ10及び熱風ファン11を通電駆動して、図7(b)
に示すように変化する加熱パターンでオーブン調理が実
行される。具体的には、熱風ヒータ10(加熱出力13
00W)及び熱風ファン11を50分間通電駆動する。
尚、上記オーブン調理を実行する場合は、加熱調理室内
の温度が予め定められた設定温度に保持されるように、
熱風ヒータ10及び熱風ファン11が通断電運転される
ようになっている。
【0038】また、調理メニューとして例えば「焼きい
も」が選択された場合であって、快速コースが選択され
たときには、マグネトロン5による電子レンジ調理と、
熱風ヒータ10及び熱風ファン11によるオーブン調理
とを組み合わせて、図8(a)に示すように変化する加
熱パターンで加熱調理が実行される。具体的には、最初
マグネトロン5を加熱出力600Wで7分間駆動した
後、熱風ヒータ10(加熱出力1300W)及び熱風フ
ァン11を30分間通電駆動し、その後は、電子レンジ
調理(マグネトロン5の加熱出力300W)とオーブン
調理(熱風ヒータ10の加熱出力1300W)を交互に
30秒間ずつ繰り返して、全体の調理時間が40分間に
なるように設定されている。
も」が選択された場合であって、快速コースが選択され
たときには、マグネトロン5による電子レンジ調理と、
熱風ヒータ10及び熱風ファン11によるオーブン調理
とを組み合わせて、図8(a)に示すように変化する加
熱パターンで加熱調理が実行される。具体的には、最初
マグネトロン5を加熱出力600Wで7分間駆動した
後、熱風ヒータ10(加熱出力1300W)及び熱風フ
ァン11を30分間通電駆動し、その後は、電子レンジ
調理(マグネトロン5の加熱出力300W)とオーブン
調理(熱風ヒータ10の加熱出力1300W)を交互に
30秒間ずつ繰り返して、全体の調理時間が40分間に
なるように設定されている。
【0039】一方、調理メニューが「焼きいも」であっ
て、本格コースが選択されたときには、熱風ヒータ10
(加熱出力1300W)及び熱風ファン11を50分間
通電駆動して、図8(b)に示すように変化する加熱パ
ターンでオーブン調理が実行される。
て、本格コースが選択されたときには、熱風ヒータ10
(加熱出力1300W)及び熱風ファン11を50分間
通電駆動して、図8(b)に示すように変化する加熱パ
ターンでオーブン調理が実行される。
【0040】尚、上記実施例では、調理メニュー毎に設
けられた多数の調理メニュー選択スイッチ27a〜27
lで調理メニューを選択する構成としたが、これに限ら
れるものではなく、調理メニュー選択ダイヤルで選択す
る構成としても良い。
けられた多数の調理メニュー選択スイッチ27a〜27
lで調理メニューを選択する構成としたが、これに限ら
れるものではなく、調理メニュー選択ダイヤルで選択す
る構成としても良い。
【0041】図9ないし図18は、本発明の第2の実施
例を示すものであり、第1の実施例と同一部分には同一
符号を付し、異なるところを説明する。まず、オーブン
グリルレンジの全体構成を示す図9において、レンジ本
体33内には加熱調理室34が設けられており、この加
熱調理室34の前面開口部はドア35により開閉される
ようになっている。上記加熱調理室34の内底部には、
ターンテーブルモータ16により回転駆動される回転板
36が配設されている。この回転板36上には、載置板
としての回転皿37(図12参照)又は載置板としての
丸天板38(図13参照)が載置されて一体に回転され
るように構成されている。上記回転皿37は、電子レン
ジ調理を行うときに使用するものである。上記丸天板3
8は、オーブン調理を行うとき、又は、オーブン調理と
電子レンジ調理を組み合わせた複合調理を行うときに使
用するものである。
例を示すものであり、第1の実施例と同一部分には同一
符号を付し、異なるところを説明する。まず、オーブン
グリルレンジの全体構成を示す図9において、レンジ本
体33内には加熱調理室34が設けられており、この加
熱調理室34の前面開口部はドア35により開閉される
ようになっている。上記加熱調理室34の内底部には、
ターンテーブルモータ16により回転駆動される回転板
36が配設されている。この回転板36上には、載置板
としての回転皿37(図12参照)又は載置板としての
丸天板38(図13参照)が載置されて一体に回転され
るように構成されている。上記回転皿37は、電子レン
ジ調理を行うときに使用するものである。上記丸天板3
8は、オーブン調理を行うとき、又は、オーブン調理と
電子レンジ調理を組み合わせた複合調理を行うときに使
用するものである。
【0042】また、加熱調理室34内の左右側壁部に
は、一対の上部棚支え部39、39並びに一対の下部棚
支え部40、40が突設されている。これら上部棚支え
部39及び下部棚支え部40上に、それぞれ載置板とし
ての角天板41(図14参照)が載置支持されるように
構成されている。上記角天板41は、オーブン調理を行
うとき、グリル調理を行うとき、又は、オーブン調理と
グリル調理を組み合わせた複合調理を行うときに使用す
るものである。この場合、グリル調理時と複合調理時に
は、1個の角天板41を上部棚支え部39上にだけ載置
して調理を行う。オーブン調理時には、2個の角天板4
1を上部棚支え部39及び下部棚支え部40上にそれぞ
れ載置するか、又は、1個の角天板41を下部棚支え部
40上にだけ載置して調理を行うように設定されてい
る。
は、一対の上部棚支え部39、39並びに一対の下部棚
支え部40、40が突設されている。これら上部棚支え
部39及び下部棚支え部40上に、それぞれ載置板とし
ての角天板41(図14参照)が載置支持されるように
構成されている。上記角天板41は、オーブン調理を行
うとき、グリル調理を行うとき、又は、オーブン調理と
グリル調理を組み合わせた複合調理を行うときに使用す
るものである。この場合、グリル調理時と複合調理時に
は、1個の角天板41を上部棚支え部39上にだけ載置
して調理を行う。オーブン調理時には、2個の角天板4
1を上部棚支え部39及び下部棚支え部40上にそれぞ
れ載置するか、又は、1個の角天板41を下部棚支え部
40上にだけ載置して調理を行うように設定されてい
る。
【0043】ここで、加熱調理室34の内底部における
右端側には、載置板の種類や収納位置を検出する載置板
センサ42が設けられている。この載置板センサ42
が、載置板検知手段及び収納位置検知手段を構成してい
る。上記載置板センサ42は、例えば反射形光センサか
ら構成されており、図10にも示すように、発光ダイオ
ードやランプ等からなる発光素子43とフォトトランジ
スタやCDS等からなる受光素子44とを有している。
上記発光素子43は制御回路17により駆動制御される
ようになっていると共に、受光素子44からの受光信号
が制御回路17に与えられるようになっている。
右端側には、載置板の種類や収納位置を検出する載置板
センサ42が設けられている。この載置板センサ42
が、載置板検知手段及び収納位置検知手段を構成してい
る。上記載置板センサ42は、例えば反射形光センサか
ら構成されており、図10にも示すように、発光ダイオ
ードやランプ等からなる発光素子43とフォトトランジ
スタやCDS等からなる受光素子44とを有している。
上記発光素子43は制御回路17により駆動制御される
ようになっていると共に、受光素子44からの受光信号
が制御回路17に与えられるようになっている。
【0044】そして、制御回路17は、詳しくは後述す
るようにして受光素子44からの受光信号に基づいて載
置板の種類(回転皿37、丸天板38、角天板41のい
ずれであるか)や収納位置(載置板が角天板41である
場合、その角天板41が上部棚支え部39上に載置収納
されているか、下部棚支え部40上に載置収納されてい
るか)を判別する構成となっている。
るようにして受光素子44からの受光信号に基づいて載
置板の種類(回転皿37、丸天板38、角天板41のい
ずれであるか)や収納位置(載置板が角天板41である
場合、その角天板41が上部棚支え部39上に載置収納
されているか、下部棚支え部40上に載置収納されてい
るか)を判別する構成となっている。
【0045】また、操作パネル18に設けられた表示器
45には、図11に示すように、調理コースの種類を示
す表示として、「本格コース」及び「快速コース」に加
えて「複合コース」の表示が設けられている。この「複
合コース」は、複数種の加熱手段を組み合わせて駆動し
て加熱調理を行うコースであり、「快速コース」に比較
すると、調理時間が長くなるが、調理の出来栄えが良く
なるコースである。尚、「複合コース」は、勿論、「本
格コース」に比較すると、調理時間は短くなるが、調理
の出来栄えはやや劣るコースであり、本発明の快速コー
スに相当するコースである。即ち、第2の実施例では、
本発明の快速コースに相当するコースが二つ容易されて
いる。そして、調理実行中は、実行する調理の種類に応
じて上記各コースのいずれかが点灯表示されるようにな
っている。また、この第2の実施例では、コースを後述
するようにして自動的に選択するので、操作パネル18
には第1の実施例のコース選択スイッチ28a、28b
が設けられていない。尚、上記した以外の構成は、第1
の実施例の構成とほぼ同一の構成となっている。
45には、図11に示すように、調理コースの種類を示
す表示として、「本格コース」及び「快速コース」に加
えて「複合コース」の表示が設けられている。この「複
合コース」は、複数種の加熱手段を組み合わせて駆動し
て加熱調理を行うコースであり、「快速コース」に比較
すると、調理時間が長くなるが、調理の出来栄えが良く
なるコースである。尚、「複合コース」は、勿論、「本
格コース」に比較すると、調理時間は短くなるが、調理
の出来栄えはやや劣るコースであり、本発明の快速コー
スに相当するコースである。即ち、第2の実施例では、
本発明の快速コースに相当するコースが二つ容易されて
いる。そして、調理実行中は、実行する調理の種類に応
じて上記各コースのいずれかが点灯表示されるようにな
っている。また、この第2の実施例では、コースを後述
するようにして自動的に選択するので、操作パネル18
には第1の実施例のコース選択スイッチ28a、28b
が設けられていない。尚、上記した以外の構成は、第1
の実施例の構成とほぼ同一の構成となっている。
【0046】次に、上記構成の作用を、図15ないし図
18も参照して説明する。図15及び図16は、制御プ
ログラムのうちの調理メニューが「焼き豚」である場合
の自動調理の制御内容を示すフローチャートである。ま
ず、図15において、電源が投入されると、制御回路1
7は各部の初期設定を行い、表示器45に時刻を表示す
る(ステップB1)。
18も参照して説明する。図15及び図16は、制御プ
ログラムのうちの調理メニューが「焼き豚」である場合
の自動調理の制御内容を示すフローチャートである。ま
ず、図15において、電源が投入されると、制御回路1
7は各部の初期設定を行い、表示器45に時刻を表示す
る(ステップB1)。
【0047】続いて、ステップB2へ進み、使用者によ
り調理メニューが選択設定されるのを待つ。ここで、使
用者により、これから調理する調理メニューに対応する
スイッチが押圧操作されると、例えば調理メニュー「焼
き豚」が選択されると、ステップB3にて「YES」へ
進み、表示器45に調理メニュー番号、載置板、調理コ
ースが表示される(ステップB4)。ここで、選択され
た調理メニューに複数の調理コースが用意されている場
合には、用意されている調理コースが順次点滅表示され
ると共に、点滅表示された調理コースに使用する載置板
が同期して点滅表示されるようになっている。
り調理メニューが選択設定されるのを待つ。ここで、使
用者により、これから調理する調理メニューに対応する
スイッチが押圧操作されると、例えば調理メニュー「焼
き豚」が選択されると、ステップB3にて「YES」へ
進み、表示器45に調理メニュー番号、載置板、調理コ
ースが表示される(ステップB4)。ここで、選択され
た調理メニューに複数の調理コースが用意されている場
合には、用意されている調理コースが順次点滅表示され
ると共に、点滅表示された調理コースに使用する載置板
が同期して点滅表示されるようになっている。
【0048】これにより、使用者は、上記点滅表示を視
認することにより、調理コースと載置板との関係を認識
することができ、これから調理したい調理コースに使用
する載置板を知ることができる。使用者は、この認識に
基づいて載置板を選択し、その載置板に食品を載置する
と共に、該載置板を加熱調理室34内に収納するように
操作することも可能である。勿論、使用者は、調理メニ
ューを選択する操作を行う前に、予め食品を載置板に載
置すると共に、該載置板を加熱調理室34内に収納して
おいても良い。
認することにより、調理コースと載置板との関係を認識
することができ、これから調理したい調理コースに使用
する載置板を知ることができる。使用者は、この認識に
基づいて載置板を選択し、その載置板に食品を載置する
と共に、該載置板を加熱調理室34内に収納するように
操作することも可能である。勿論、使用者は、調理メニ
ューを選択する操作を行う前に、予め食品を載置板に載
置すると共に、該載置板を加熱調理室34内に収納して
おいても良い。
【0049】さて、ドア35を閉塞した後、スタートス
イッチ30を押圧操作すると、ステップB5にて「YE
S」へ進み、選択された調理メニューに対応する加熱プ
ログラムに従って調理が自動的に実行される。ここで
は、選択された調理メニューに複数の調理コースが用意
されている場合(例えば調理メニューが「焼き豚」の場
合、三つの調理コースが用意されている)には、加熱調
理室34内に収納された載置板に基づいて上記複数の調
理コースのなかからいずれのコースが選択されたのかを
自動的に判別する。この場合、まず、加熱調理室34内
に収納された載置板の種類や収納位置を判別する(ステ
ップB6)。この判別制御については、図16に従って
以下具体的に説明する。
イッチ30を押圧操作すると、ステップB5にて「YE
S」へ進み、選択された調理メニューに対応する加熱プ
ログラムに従って調理が自動的に実行される。ここで
は、選択された調理メニューに複数の調理コースが用意
されている場合(例えば調理メニューが「焼き豚」の場
合、三つの調理コースが用意されている)には、加熱調
理室34内に収納された載置板に基づいて上記複数の調
理コースのなかからいずれのコースが選択されたのかを
自動的に判別する。この場合、まず、加熱調理室34内
に収納された載置板の種類や収納位置を判別する(ステ
ップB6)。この判別制御については、図16に従って
以下具体的に説明する。
【0050】今、回転皿37は例えばホワイトに着色さ
れ、丸天板38は例えばライトグレーに着色され、角天
板41は例えばグレーに着色されているとする。このよ
うに着色された載置板が加熱調理室34内に収納された
状態で、載置板センサ42の発光素子43から光が発光
されると、該光は載置板に当たって反射し、受光素子4
4へ受光される。このとき、載置板からの反射光の強さ
即ち受光素子44から出力される受光信号のレベルの大
きさは、載置板の色と距離との関係から、回転皿37、
丸天板38、下部棚支え部40上に載置された角天板4
1、上部棚支え部39上に載置された角天板41の順に
小さくなる。これにより、受光素子44から出力される
受光信号のレベルの大きさに基づいて、載置板の種類及
び載置板の収納位置を検知することができる。
れ、丸天板38は例えばライトグレーに着色され、角天
板41は例えばグレーに着色されているとする。このよ
うに着色された載置板が加熱調理室34内に収納された
状態で、載置板センサ42の発光素子43から光が発光
されると、該光は載置板に当たって反射し、受光素子4
4へ受光される。このとき、載置板からの反射光の強さ
即ち受光素子44から出力される受光信号のレベルの大
きさは、載置板の色と距離との関係から、回転皿37、
丸天板38、下部棚支え部40上に載置された角天板4
1、上部棚支え部39上に載置された角天板41の順に
小さくなる。これにより、受光素子44から出力される
受光信号のレベルの大きさに基づいて、載置板の種類及
び載置板の収納位置を検知することができる。
【0051】具体的には、図16に示すように、発光素
子43を150msの時間だけ発光させる(ステップC
1)と共に、それに同期して受光素子44を受光動作さ
せる(ステップC2)。そして、この発光受光動作を、
5回繰り返す(ステップC3)。続いて、5回の受光信
号のレベル値の平均を算出し、該平均値をXとする(ス
テップC4)。
子43を150msの時間だけ発光させる(ステップC
1)と共に、それに同期して受光素子44を受光動作さ
せる(ステップC2)。そして、この発光受光動作を、
5回繰り返す(ステップC3)。続いて、5回の受光信
号のレベル値の平均を算出し、該平均値をXとする(ス
テップC4)。
【0052】そして、平均値Xが4V以上であれば、ス
テップC5にて「YES」へ進み、載置板が回転皿37
であると判断する(ステップC6)。また、上記平均値
Xが4V未満且つ3V以上であれば、ステップC7にて
「YES」へ進み、載置板が丸天板38であると判断す
る(ステップC8)。更に、上記平均値Xが3V未満且
つ2V以上であれば、ステップC9にて「YES」へ進
み、載置板が角天板41であると共に、その角天板41
が下部棚支え部40上に載置されている(上部棚支え部
39上に角天板41が載置されているかどうかは不明)
と判断する(ステップC10)。そして、上記平均値X
が2V未満且つ1V以上であれば、ステップC11にて
「YES」へ進み、載置板が角天板41であると共に、
角天板41が上部棚支え部39上に載置されている(下
部棚支え部40上には角天板41が載置されていない)
と判断する(ステップC12)。
テップC5にて「YES」へ進み、載置板が回転皿37
であると判断する(ステップC6)。また、上記平均値
Xが4V未満且つ3V以上であれば、ステップC7にて
「YES」へ進み、載置板が丸天板38であると判断す
る(ステップC8)。更に、上記平均値Xが3V未満且
つ2V以上であれば、ステップC9にて「YES」へ進
み、載置板が角天板41であると共に、その角天板41
が下部棚支え部40上に載置されている(上部棚支え部
39上に角天板41が載置されているかどうかは不明)
と判断する(ステップC10)。そして、上記平均値X
が2V未満且つ1V以上であれば、ステップC11にて
「YES」へ進み、載置板が角天板41であると共に、
角天板41が上部棚支え部39上に載置されている(下
部棚支え部40上には角天板41が載置されていない)
と判断する(ステップC12)。
【0053】尚、平均値Xが1V未満であれば、ステッ
プC11にて「NO」へ進み、載置板がないと判断し
(ステップC13)、ブザーを鳴動させて使用者に異常
報知を行い(ステップC14)、運転(調理)を停止す
る。
プC11にて「NO」へ進み、載置板がないと判断し
(ステップC13)、ブザーを鳴動させて使用者に異常
報知を行い(ステップC14)、運転(調理)を停止す
る。
【0054】次に、載置板の種類や収納位置を判別した
後は、図15のステップB7へ進む。そして、今、載置
板が回転皿37であると判断されたとすると、ステップ
B7にて「YES」へ進み、快速コース用の加熱プログ
ラムで調理が自動的に実行される(ステップB8)。こ
の快速コースでは、マグネトロン5による調理即ち電子
レンジ調理を行う。具体的には、図17(a)に示すよ
うに、マグネトロン5を加熱出力600Wで20分間駆
動して、焼き豚を加熱調理する。この場合、マグネトロ
ン5、送風ファン15、ターンテーブルモータ16等
(電子レンジ調理に必要な各部)を駆動すると共に、調
理時間T(20分間)を調理の進行に応じて減算しなが
ら、その残り時間を表示器45に表示する(ステップB
9)。
後は、図15のステップB7へ進む。そして、今、載置
板が回転皿37であると判断されたとすると、ステップ
B7にて「YES」へ進み、快速コース用の加熱プログ
ラムで調理が自動的に実行される(ステップB8)。こ
の快速コースでは、マグネトロン5による調理即ち電子
レンジ調理を行う。具体的には、図17(a)に示すよ
うに、マグネトロン5を加熱出力600Wで20分間駆
動して、焼き豚を加熱調理する。この場合、マグネトロ
ン5、送風ファン15、ターンテーブルモータ16等
(電子レンジ調理に必要な各部)を駆動すると共に、調
理時間T(20分間)を調理の進行に応じて減算しなが
ら、その残り時間を表示器45に表示する(ステップB
9)。
【0055】この後、調理が終了したら、即ち、調理時
間の残り時間が零になったら、ステップB10にて「Y
ES」へ進み、マグネトロン5、送風ファン15、ター
ンテーブルモータ16を停止した後、ブザー24を鳴動
させて調理終了を報知する(ステップB11)。
間の残り時間が零になったら、ステップB10にて「Y
ES」へ進み、マグネトロン5、送風ファン15、ター
ンテーブルモータ16を停止した後、ブザー24を鳴動
させて調理終了を報知する(ステップB11)。
【0056】一方、載置板が丸天板38であると判断さ
れたとすると、ステップB7にて「NO」へ進み、ステ
ップB12にて「YES」へ進み、複合コース用の加熱
プログラムで調理が自動的に実行される(ステップB1
3)。この複合コースでは、マグネトロン5による調理
即ち電子レンジ調理と、熱風ヒータ10及び熱風ファン
11による調理即ちオーブン調理とを組み合わせた調理
を行う。
れたとすると、ステップB7にて「NO」へ進み、ステ
ップB12にて「YES」へ進み、複合コース用の加熱
プログラムで調理が自動的に実行される(ステップB1
3)。この複合コースでは、マグネトロン5による調理
即ち電子レンジ調理と、熱風ヒータ10及び熱風ファン
11による調理即ちオーブン調理とを組み合わせた調理
を行う。
【0057】具体的には、図17(c)に示すように、
最初マグネトロン5を加熱出力600Wで5分間駆動し
た後、熱風ヒータ10(加熱出力1300W)及び熱風
ファン11を25分間通電駆動し、その後は、2分間の
電子レンジ調理(加熱出力300W)と3分間のオーブ
ン調理(加熱出力1300W)とを交互に繰り返して、
全体の調理時間が45分間になるように設定されてお
り、もって、焼き豚が加熱調理される。この場合、マグ
ネトロン5等(電子レンジ調理に必要な各部)又は熱風
ヒータ10等(オーブン調理に必要な各部)を駆動する
と共に、調理時間T(45分間)を調理の進行に応じて
減算しながら、その残り時間を表示器45に表示する
(ステップB14)。
最初マグネトロン5を加熱出力600Wで5分間駆動し
た後、熱風ヒータ10(加熱出力1300W)及び熱風
ファン11を25分間通電駆動し、その後は、2分間の
電子レンジ調理(加熱出力300W)と3分間のオーブ
ン調理(加熱出力1300W)とを交互に繰り返して、
全体の調理時間が45分間になるように設定されてお
り、もって、焼き豚が加熱調理される。この場合、マグ
ネトロン5等(電子レンジ調理に必要な各部)又は熱風
ヒータ10等(オーブン調理に必要な各部)を駆動する
と共に、調理時間T(45分間)を調理の進行に応じて
減算しながら、その残り時間を表示器45に表示する
(ステップB14)。
【0058】尚、上記オーブン調理を実行する場合は、
加熱調理室内の温度が予め定められた設定温度(例えば
190℃)に保持されるように、熱風ヒータ10及び熱
風ファン11が通断電運転されるようになっている。こ
の後、調理が終了したら、ステップB15にて「YE
S」へ進み、マグネトロン5及び熱風ヒータ10等を停
止した後、ブザー24を鳴動させて調理終了を報知する
(ステップB11)。
加熱調理室内の温度が予め定められた設定温度(例えば
190℃)に保持されるように、熱風ヒータ10及び熱
風ファン11が通断電運転されるようになっている。こ
の後、調理が終了したら、ステップB15にて「YE
S」へ進み、マグネトロン5及び熱風ヒータ10等を停
止した後、ブザー24を鳴動させて調理終了を報知する
(ステップB11)。
【0059】また、載置板が角天板41であると判断さ
れたときには、ステップB7にて「NO」へ進み、ステ
ップB12にて「NO」へ進み、本格コース用の加熱プ
ログラムで調理が自動的に実行される(ステップB1
6)。この本格コースでは、熱風ヒータ10及び熱風フ
ァン11による調理即ちオーブン調理により焼き豚を加
熱調理する。
れたときには、ステップB7にて「NO」へ進み、ステ
ップB12にて「NO」へ進み、本格コース用の加熱プ
ログラムで調理が自動的に実行される(ステップB1
6)。この本格コースでは、熱風ヒータ10及び熱風フ
ァン11による調理即ちオーブン調理により焼き豚を加
熱調理する。
【0060】具体的には、図17(b)に示すように、
熱風ヒータ10(加熱出力1300W)及び熱風ファン
11を1時間20分間通電駆動する。この場合、熱風ヒ
ータ10等(オーブン調理に必要な各部)を駆動すると
共に、調理時間T(1時間20分間)を調理の進行に応
じて減算しながら、その残り時間を表示器45に表示す
る(ステップB17)。そして、上記オーブン調理を実
行する場合は、加熱調理室内の温度が設定温度(例えば
190℃)に保持されるように、熱風ヒータ10及び熱
風ファン11が通断電運転される。この後、調理が終了
したら、ステップB18にて「YES」へ進み、熱風ヒ
ータ10等を停止させた後、ブザー24を鳴動させて調
理終了を報知する(ステップB11)。
熱風ヒータ10(加熱出力1300W)及び熱風ファン
11を1時間20分間通電駆動する。この場合、熱風ヒ
ータ10等(オーブン調理に必要な各部)を駆動すると
共に、調理時間T(1時間20分間)を調理の進行に応
じて減算しながら、その残り時間を表示器45に表示す
る(ステップB17)。そして、上記オーブン調理を実
行する場合は、加熱調理室内の温度が設定温度(例えば
190℃)に保持されるように、熱風ヒータ10及び熱
風ファン11が通断電運転される。この後、調理が終了
したら、ステップB18にて「YES」へ進み、熱風ヒ
ータ10等を停止させた後、ブザー24を鳴動させて調
理終了を報知する(ステップB11)。
【0061】一方、調理メニューとして「グラタン」が
選択設定された場合には、調理コースとしては「本格コ
ース」と「複合コース」の二つの調理コースが用意され
ているので、この場合には、載置板として使用する角天
板41の収納位置に基づいて上記二つの調理コースのう
ちのどちらを実行するかを自動的に選択する。
選択設定された場合には、調理コースとしては「本格コ
ース」と「複合コース」の二つの調理コースが用意され
ているので、この場合には、載置板として使用する角天
板41の収納位置に基づいて上記二つの調理コースのう
ちのどちらを実行するかを自動的に選択する。
【0062】具体的には、角天板41が下段である下部
棚支え部40上に載置されている場合には、「本格コー
ス」が自動的に選択される。この場合、図18(a)に
示すように、熱風ヒータ10(加熱出力1300W)及
び熱風ファン11を35分間通電駆動するオーブン調理
が実行される。このオーブン調理を実行する場合は、加
熱調理室内の温度が設定温度(例えば250℃)に保持
されるように、熱風ヒータ10及び熱風ファン11が通
断電運転される。
棚支え部40上に載置されている場合には、「本格コー
ス」が自動的に選択される。この場合、図18(a)に
示すように、熱風ヒータ10(加熱出力1300W)及
び熱風ファン11を35分間通電駆動するオーブン調理
が実行される。このオーブン調理を実行する場合は、加
熱調理室内の温度が設定温度(例えば250℃)に保持
されるように、熱風ヒータ10及び熱風ファン11が通
断電運転される。
【0063】一方、角天板41が上段である上部棚支え
部39上に載置されている場合には、「複合コース」が
自動的に選択される。この場合、オーブン調理とグリル
調理とが組み合わされて実行される。具体的には、図1
9(b)に示すように、最初に熱風ヒータ10(加熱出
力1300W)及び熱風ファン11を16分間通電駆動
するオーブン調理を実行した後、グリルヒータ13(加
熱出力1300W)を8分間通電駆動するグリル調理を
実行して、全体の調理時間が24分間で調理終了するよ
うになっている。
部39上に載置されている場合には、「複合コース」が
自動的に選択される。この場合、オーブン調理とグリル
調理とが組み合わされて実行される。具体的には、図1
9(b)に示すように、最初に熱風ヒータ10(加熱出
力1300W)及び熱風ファン11を16分間通電駆動
するオーブン調理を実行した後、グリルヒータ13(加
熱出力1300W)を8分間通電駆動するグリル調理を
実行して、全体の調理時間が24分間で調理終了するよ
うになっている。
【0064】従って、上記第2の実施例においても、第
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第2の実施例では、食品を載置した載置板の種類
を検知したり、載置板の収納位置を検知したりして、検
知した載置板の種類や検知した収納位置に基づいて、本
格コース、快速コース又は複合コースを自動的に選択す
る構成としたので、コースを選択する手作業も不要にな
り、より一層使い勝手を向上させることができる。
1の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることができる。
特に、第2の実施例では、食品を載置した載置板の種類
を検知したり、載置板の収納位置を検知したりして、検
知した載置板の種類や検知した収納位置に基づいて、本
格コース、快速コース又は複合コースを自動的に選択す
る構成としたので、コースを選択する手作業も不要にな
り、より一層使い勝手を向上させることができる。
【0065】また、第2の実施例では、載置板を検知す
る載置板センサ42として一対の反射形光センサを、加
熱調理室34の底部に上方に向けて設ける構成としたの
で、一対の反射形光センサにより載置板の収納位置及び
種類を検知することが可能になる。このため、従来構成
と比べて、載置板センサ42の構成を簡単化することが
でき、その製造コストを安くし得る。更に、第2の実施
例の場合、載置板センサ42の受光素子44は載置板の
下面からの反射光を受光する構成であるので、載置板上
の食品及び容器による乱反射光(外乱光)の影響を受け
ることがなく、載置板センサ42の検出精度が高くな
る。
る載置板センサ42として一対の反射形光センサを、加
熱調理室34の底部に上方に向けて設ける構成としたの
で、一対の反射形光センサにより載置板の収納位置及び
種類を検知することが可能になる。このため、従来構成
と比べて、載置板センサ42の構成を簡単化することが
でき、その製造コストを安くし得る。更に、第2の実施
例の場合、載置板センサ42の受光素子44は載置板の
下面からの反射光を受光する構成であるので、載置板上
の食品及び容器による乱反射光(外乱光)の影響を受け
ることがなく、載置板センサ42の検出精度が高くな
る。
【0066】尚、上記第2の実施例では、載置板を種類
に応じて異なる色に着色する構成としたが、これに限ら
れるものではなく、各載置板を同一の色に着色する構成
としても良い。この場合も、各載置板と載置板センサ4
2との間の距離が載置板の種類及び収納位置によって異
なることから、各載置板からの反射光の強さ即ち受光素
子44から出力される受光信号のレベルの大きさが、載
置板の種類及び収納位置に対応する。これにより、受光
素子44から出力される受光信号のレベルの大きさに基
づいて、載置板の種類及び収納位置を検知することが可
能である。
に応じて異なる色に着色する構成としたが、これに限ら
れるものではなく、各載置板を同一の色に着色する構成
としても良い。この場合も、各載置板と載置板センサ4
2との間の距離が載置板の種類及び収納位置によって異
なることから、各載置板からの反射光の強さ即ち受光素
子44から出力される受光信号のレベルの大きさが、載
置板の種類及び収納位置に対応する。これにより、受光
素子44から出力される受光信号のレベルの大きさに基
づいて、載置板の種類及び収納位置を検知することが可
能である。
【0067】また、上記各実施例では、本格コースの他
に、快速コースや複合コースを設けたが、更に、調理時
間や出来上り状態の異なる調理コースを複数設ける構成
としても良い。
に、快速コースや複合コースを設けたが、更に、調理時
間や出来上り状態の異なる調理コースを複数設ける構成
としても良い。
【0068】図19ないし図25は、本発明の第3の実
施例を示すものであり、第2の実施例と同一部分には同
一符号を付し、異なるところを説明する。まず、オーブ
ングリルレンジの全体構成を示す図19において、レン
ジ本体33の加熱調理室34内には、食品の高さを検知
する高さセンサ51が設けられている。この高さセンサ
51は、例えば6対の透過形光センサから構成されてお
り、これら6対の透過形光センサの発光素子52a〜5
2fが加熱調理室34内の右側壁部に配設されていると
共に、受光素子53a〜53fが加熱調理室34内の左
側壁部に配設されている。
施例を示すものであり、第2の実施例と同一部分には同
一符号を付し、異なるところを説明する。まず、オーブ
ングリルレンジの全体構成を示す図19において、レン
ジ本体33の加熱調理室34内には、食品の高さを検知
する高さセンサ51が設けられている。この高さセンサ
51は、例えば6対の透過形光センサから構成されてお
り、これら6対の透過形光センサの発光素子52a〜5
2fが加熱調理室34内の右側壁部に配設されていると
共に、受光素子53a〜53fが加熱調理室34内の左
側壁部に配設されている。
【0069】そして、図20に示すように、上記発光素
子52a〜52fは制御回路54により駆動制御される
ようになっていると共に、受光素子53a〜53fから
の受光信号が制御回路54に与えられるようになってい
る。この場合、制御回路54は、各発光素子52a〜5
2fから発光された光が、対向する受光素子53a〜5
3fに受光されるか否か(食品により遮光されるか否
か)により、食品の高さを検出するように構成されてい
る。
子52a〜52fは制御回路54により駆動制御される
ようになっていると共に、受光素子53a〜53fから
の受光信号が制御回路54に与えられるようになってい
る。この場合、制御回路54は、各発光素子52a〜5
2fから発光された光が、対向する受光素子53a〜5
3fに受光されるか否か(食品により遮光されるか否
か)により、食品の高さを検出するように構成されてい
る。
【0070】また、制御回路54は、食品から出るアル
コールガスを検出するアルコールセンサ55からの検出
信号を受けるようになっている。このアルコールセンサ
55は、気体センサ21と同様にして、加熱調理室34
内の空気を排出する排気ダクト内に配設されている。
尚、上記した以外の構成は、第2の実施例の構成とほぼ
同一の構成となっている。
コールガスを検出するアルコールセンサ55からの検出
信号を受けるようになっている。このアルコールセンサ
55は、気体センサ21と同様にして、加熱調理室34
内の空気を排出する排気ダクト内に配設されている。
尚、上記した以外の構成は、第2の実施例の構成とほぼ
同一の構成となっている。
【0071】次に、上記構成の作用を、図21ないし図
25も参照して説明する。図21は、制御回路54に記
憶された制御プログラムのうちの調理を全自動で行う場
合(即ち、食品を載置板に載置した状態で加熱調理室3
4内に収容した後、スタートスイッチ30を操作して調
理を自動的に行う場合)の制御内容を示すフローチャー
トである。まず、図21において、電源が投入される
と、制御回路54は各部の初期設定を行い、表示器45
に時刻を表示する(ステップD1)。
25も参照して説明する。図21は、制御回路54に記
憶された制御プログラムのうちの調理を全自動で行う場
合(即ち、食品を載置板に載置した状態で加熱調理室3
4内に収容した後、スタートスイッチ30を操作して調
理を自動的に行う場合)の制御内容を示すフローチャー
トである。まず、図21において、電源が投入される
と、制御回路54は各部の初期設定を行い、表示器45
に時刻を表示する(ステップD1)。
【0072】続いて、ステップD2へ進み、使用者によ
りスタートスイッチ30がオン操作されるのを待つ。こ
こで、スタートスイッチ30がオン操作されると、ステ
ップD2にて「YES」へ進み、加熱調理室34内に収
納された載置板の判別処理を行う(ステップD3)。こ
の判別制御については、第2の実施例で説明した図16
に示す判別制御と同じである。簡単に述べると、載置板
センサ42の発光素子43から光が発光されると、該光
は載置板の下面に当たって反射し、その反射光が受光素
子44へ受光される。このとき、載置板からの反射光の
強さ即ち受光素子44から出力される受光信号のレベル
の大きさは、載置板の種類及び収納位置(具体的には、
載置板の色並びに載置板と載置板センサとの間の距離)
に対応して異なる。
りスタートスイッチ30がオン操作されるのを待つ。こ
こで、スタートスイッチ30がオン操作されると、ステ
ップD2にて「YES」へ進み、加熱調理室34内に収
納された載置板の判別処理を行う(ステップD3)。こ
の判別制御については、第2の実施例で説明した図16
に示す判別制御と同じである。簡単に述べると、載置板
センサ42の発光素子43から光が発光されると、該光
は載置板の下面に当たって反射し、その反射光が受光素
子44へ受光される。このとき、載置板からの反射光の
強さ即ち受光素子44から出力される受光信号のレベル
の大きさは、載置板の種類及び収納位置(具体的には、
載置板の色並びに載置板と載置板センサとの間の距離)
に対応して異なる。
【0073】即ち、上記受光信号のレベルの大きさは、
載置板として図22に示すように回転皿37を使用した
場合が最も大きく(反射光が最も強い)、載置板として
図23に示すように丸天板38を使用した場合がその次
に大きく、以下、載置板として図24に示すように角天
板41を使用し且つその角天板41を下部棚支え部40
上に載置した場合、載置板として図25に示すように角
天板41を使用し且つその角天板41を上部棚支え部3
9上に載置した場合の順に小さくなる。これにより、受
光素子44から出力される受光信号のレベルの大きさに
基づいて、載置板の種類及び載置板の収納位置を検知し
て判別することができる。
載置板として図22に示すように回転皿37を使用した
場合が最も大きく(反射光が最も強い)、載置板として
図23に示すように丸天板38を使用した場合がその次
に大きく、以下、載置板として図24に示すように角天
板41を使用し且つその角天板41を下部棚支え部40
上に載置した場合、載置板として図25に示すように角
天板41を使用し且つその角天板41を上部棚支え部3
9上に載置した場合の順に小さくなる。これにより、受
光素子44から出力される受光信号のレベルの大きさに
基づいて、載置板の種類及び載置板の収納位置を検知し
て判別することができる。
【0074】続いて、ステップD4へ進み、食品判別す
る処理を行う。ここでは、高さセンサ51、アルコール
センサ55及び重量センサ20等からの各検出信号に基
づいて食品の種類及び量を判別する。そして、この食品
の判別結果と上記載置板の判別結果とに基づいて、制御
回路54に記憶された複数の食品加熱プログラムの中か
ら最適な食品加熱プログラムを選択して決定する(ステ
ップD5)。
る処理を行う。ここでは、高さセンサ51、アルコール
センサ55及び重量センサ20等からの各検出信号に基
づいて食品の種類及び量を判別する。そして、この食品
の判別結果と上記載置板の判別結果とに基づいて、制御
回路54に記憶された複数の食品加熱プログラムの中か
ら最適な食品加熱プログラムを選択して決定する(ステ
ップD5)。
【0075】この場合、載置板の判別結果により、複数
の加熱手段の中から調理に使用する加熱手段をほぼ決定
することができる。具体的には、図22に示すように、
載置板が回転皿37であれば、電子レンジ調理即ちマグ
ネトロン5を使用すると判断する。また、図23に示す
ように、載置板が丸天板38であれば、オーブン調理、
又は、オーブン調理と電子レンジ調理を組み合わせた複
合調理、即ち、熱風ヒータ10及び熱風ファン11、又
は、マグネトロン5を使用すると判断する。更に、図2
4に示すように、載置板が角天板41であり、且つ、角
天板41下部棚支え部40上に載置していれば、オーブ
ン調理即ち熱風ヒータ10及び熱風ファン11を使用す
ると判断する。更にまた、図25に示すように、載置板
が角天板41であり、且つ、角天板41を上部棚支え部
39上にだけ載置していれば、オーブン調理、グリル調
理、又は、オーブン調理とグリル調理を組み合わせた複
合調理、即ち、熱風ヒータ10及び熱風ファン11、又
は、グリルヒータ13を使用すると判断する。
の加熱手段の中から調理に使用する加熱手段をほぼ決定
することができる。具体的には、図22に示すように、
載置板が回転皿37であれば、電子レンジ調理即ちマグ
ネトロン5を使用すると判断する。また、図23に示す
ように、載置板が丸天板38であれば、オーブン調理、
又は、オーブン調理と電子レンジ調理を組み合わせた複
合調理、即ち、熱風ヒータ10及び熱風ファン11、又
は、マグネトロン5を使用すると判断する。更に、図2
4に示すように、載置板が角天板41であり、且つ、角
天板41下部棚支え部40上に載置していれば、オーブ
ン調理即ち熱風ヒータ10及び熱風ファン11を使用す
ると判断する。更にまた、図25に示すように、載置板
が角天板41であり、且つ、角天板41を上部棚支え部
39上にだけ載置していれば、オーブン調理、グリル調
理、又は、オーブン調理とグリル調理を組み合わせた複
合調理、即ち、熱風ヒータ10及び熱風ファン11、又
は、グリルヒータ13を使用すると判断する。
【0076】そして、上記したようにした加熱手段をだ
いたい判断した上で、食品の判別結果に基づいて、調理
に使用する加熱手段及び調理コースを最終的に決定する
ようになっている。続いて、決定した食品加熱プログラ
ムに従って加熱調理を開始すると共に、判別した載置板
並びに使用する加熱手段を表示器45に表示する(ステ
ップD6)。
いたい判断した上で、食品の判別結果に基づいて、調理
に使用する加熱手段及び調理コースを最終的に決定する
ようになっている。続いて、決定した食品加熱プログラ
ムに従って加熱調理を開始すると共に、判別した載置板
並びに使用する加熱手段を表示器45に表示する(ステ
ップD6)。
【0077】更に、ステップD7へ移行し、気体センサ
21、アルコールセンサ55及び温度センサ22等から
の各検出信号に基づいて加熱調理運転を自動的に制御す
ると共に、調理が終了するまでに要する時間即ち調理残
り時間を調理の進行に応じてカウントダウンしながら表
示器45に表示する。この後、調理が終了したら(調理
時間が経過したら)、ステップD8にて「YES」へ進
み、加熱手段を停止させた後、ブザー24を鳴動させて
調理終了を報知する(ステップD9)。
21、アルコールセンサ55及び温度センサ22等から
の各検出信号に基づいて加熱調理運転を自動的に制御す
ると共に、調理が終了するまでに要する時間即ち調理残
り時間を調理の進行に応じてカウントダウンしながら表
示器45に表示する。この後、調理が終了したら(調理
時間が経過したら)、ステップD8にて「YES」へ進
み、加熱手段を停止させた後、ブザー24を鳴動させて
調理終了を報知する(ステップD9)。
【0078】このような構成の第3の実施例において
も、第2の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることがで
きる。特に、第3の実施例では、食品を載置板上に載置
した状態で加熱調理室34内に収容してスタートスイッ
チ30を操作するだけで、自動調理を行うことができる
から、調理メニューを選択する操作が不要になり、一層
使い勝手が向上する。
も、第2の実施例とほぼ同様な作用効果を得ることがで
きる。特に、第3の実施例では、食品を載置板上に載置
した状態で加熱調理室34内に収容してスタートスイッ
チ30を操作するだけで、自動調理を行うことができる
から、調理メニューを選択する操作が不要になり、一層
使い勝手が向上する。
【0079】尚、上記第2及び第3の実施例では、載置
板センサ42として反射形光センサを用いたが、これに
代えて、超音波センサを用いても良い。この場合、超音
波センサにより載置板と超音波センサとの間の距離を測
定し、測定した距離に基づいて載置板の種類及び載置板
の収納位置を判別するように制御すれば良い。また、第
2及び第3の実施例では、載置板センサ42を加熱調理
室34の内底部に上方に向けて配設したが、代わりに、
加熱調理室34の内側壁部の下部に上方に向けて配設し
ても良く、要は載置板の下面に光や超音波を当てること
が可能な位置又は配設形態であれば良い。
板センサ42として反射形光センサを用いたが、これに
代えて、超音波センサを用いても良い。この場合、超音
波センサにより載置板と超音波センサとの間の距離を測
定し、測定した距離に基づいて載置板の種類及び載置板
の収納位置を判別するように制御すれば良い。また、第
2及び第3の実施例では、載置板センサ42を加熱調理
室34の内底部に上方に向けて配設したが、代わりに、
加熱調理室34の内側壁部の下部に上方に向けて配設し
ても良く、要は載置板の下面に光や超音波を当てること
が可能な位置又は配設形態であれば良い。
【0080】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、同一の調理メニューに対して、調理の出来上り状態
が良くなるように加熱手段を駆動制御する標準コース用
加熱プログラムと、前記調理メニューの調理に要する調
理時間が短くなるように複数種の加熱手段を選択して駆
動制御する快速コース用加熱プログラムとを備え、これ
ら二つの加熱プログラムの一方を選択する構成としたの
で、自動調理をスピード優先又は出来栄え優先で行うこ
とが可能になり、面倒な作業が不要になり、使い勝手が
大幅に向上するという優れた効果を奏する。
に、同一の調理メニューに対して、調理の出来上り状態
が良くなるように加熱手段を駆動制御する標準コース用
加熱プログラムと、前記調理メニューの調理に要する調
理時間が短くなるように複数種の加熱手段を選択して駆
動制御する快速コース用加熱プログラムとを備え、これ
ら二つの加熱プログラムの一方を選択する構成としたの
で、自動調理をスピード優先又は出来栄え優先で行うこ
とが可能になり、面倒な作業が不要になり、使い勝手が
大幅に向上するという優れた効果を奏する。
【0081】この場合、食品を載置した載置板の収納位
置を検知したり、載置板の種類を検知したりして、検知
した収納位置や検知した載置板の種類に基づいて、標準
コース用加熱プログラム又は快速コース用加熱プログラ
ムの一方を自動的に選択する構成とすれば、標準コース
又は快速コースの選択作業も不要になり、より一層使い
勝手を向上させることができる。
置を検知したり、載置板の種類を検知したりして、検知
した収納位置や検知した載置板の種類に基づいて、標準
コース用加熱プログラム又は快速コース用加熱プログラ
ムの一方を自動的に選択する構成とすれば、標準コース
又は快速コースの選択作業も不要になり、より一層使い
勝手を向上させることができる。
【0082】また、載置板を検知する載置板センサを加
熱調理室の底部に上方に向けて設ける構成としたので、
一つの載置板センサにより載置板の収納位置及び載置板
の種類を検知することが可能になり、従来構成と比べ
て、載置板センサの構成を簡単化することができ、その
製造コストを安くし得る。
熱調理室の底部に上方に向けて設ける構成としたので、
一つの載置板センサにより載置板の収納位置及び載置板
の種類を検知することが可能になり、従来構成と比べ
て、載置板センサの構成を簡単化することができ、その
製造コストを安くし得る。
【図1】本発明の第1の実施例を示す操作パネルの正面
図
図
【図2】電気回路図
【図3】フローチャート
【図4】フローチャート
【図5】(a)は肉類解凍の快速コースの加熱パターン
を示す図、(b)は肉類解凍の本格コースの加熱パター
ンを示す図
を示す図、(b)は肉類解凍の本格コースの加熱パター
ンを示す図
【図6】(a)は鶏肉の照焼の快速コースの加熱パター
ンを示す図、(b)は鶏肉の照焼の本格コースの加熱パ
ターンを示す図
ンを示す図、(b)は鶏肉の照焼の本格コースの加熱パ
ターンを示す図
【図7】(a)はローストビーフの快速コースの加熱パ
ターンを示す図、(b)はローストビーフの本格コース
の加熱パターンを示す図
ターンを示す図、(b)はローストビーフの本格コース
の加熱パターンを示す図
【図8】(a)は焼きいもの快速コースの加熱パターン
を示す図、(b)は焼きいもの本格コースの加熱パター
ンを示す図
を示す図、(b)は焼きいもの本格コースの加熱パター
ンを示す図
【図9】本発明の第2の実施例を示すレンジ全体の斜視
図
図
【図10】部分電気回路図
【図11】操作パネルの部分正面図
【図12】回転皿の斜視図
【図13】丸天板の斜視図
【図14】角天板の斜視図
【図15】フローチャート
【図16】フローチャート
【図17】(a)は焼き豚の快速コースの加熱パターン
を示す図、(b)は焼き豚の本格コースの加熱パターン
を示す図、(c)は焼き豚の複合コースの加熱パターン
を示す図
を示す図、(b)は焼き豚の本格コースの加熱パターン
を示す図、(c)は焼き豚の複合コースの加熱パターン
を示す図
【図18】(a)はグラタンの本格コースの加熱パター
ンを示す図、(b)はグラタンの複合コースの加熱パタ
ーンを示す図
ンを示す図、(b)はグラタンの複合コースの加熱パタ
ーンを示す図
【図19】本発明の第3の実施例を示すレンジ全体の斜
視図
視図
【図20】部分電気回路図
【図21】フローチャート
【図22】加熱調理室内に回転皿を収容した状態を示す
部分斜視図
部分斜視図
【図23】加熱調理室内に丸天板を収容した状態を示す
部分斜視図
部分斜視図
【図24】加熱調理室内の上下2段に角天板を収容した
状態を示す部分斜視図
状態を示す部分斜視図
【図25】加熱調理室内の上段だけに角天板を収容した
状態を示す部分斜視図
状態を示す部分斜視図
2、3は電源ライン、4はマグネトロン駆動回路、5は
マグネトロン(加熱手段)、10は熱風ヒータ、11は
熱風ファン、12は熱風供給装置(加熱手段)、12a
は熱風ヒータリレー、13はグリルヒータ(加熱手
段)、14はグリルヒータリレー、15は送風ファン、
15aはファンリレー、16はターンテーブルモータ、
16aはモータリレー、17は制御回路(制御手段、記
憶手段)、18は操作パネル、19は操作部、27a〜
27lは調理メニュー選択スイッチ、28aは本格コー
ス選択スイッチ(コース選択手段)、28bは快速コー
ス選択スイッチ(コース選択手段)、33はレンジ本
体、34は加熱調理室、36は回転板、37は回転皿
(載置板)、38は丸天板(載置板)、39は上部棚支
え部、40は下部棚支え部、41は角天板(載置板)、
42は載置板センサ(載置板検知手段、収納位置検知手
段)、43は発光素子、44は受光素子、51は高さセ
ンサ、52a〜52fは発光素子、53a〜53fは受
光素子、54は制御回路(制御手段、記憶手段)を示
す。
マグネトロン(加熱手段)、10は熱風ヒータ、11は
熱風ファン、12は熱風供給装置(加熱手段)、12a
は熱風ヒータリレー、13はグリルヒータ(加熱手
段)、14はグリルヒータリレー、15は送風ファン、
15aはファンリレー、16はターンテーブルモータ、
16aはモータリレー、17は制御回路(制御手段、記
憶手段)、18は操作パネル、19は操作部、27a〜
27lは調理メニュー選択スイッチ、28aは本格コー
ス選択スイッチ(コース選択手段)、28bは快速コー
ス選択スイッチ(コース選択手段)、33はレンジ本
体、34は加熱調理室、36は回転板、37は回転皿
(載置板)、38は丸天板(載置板)、39は上部棚支
え部、40は下部棚支え部、41は角天板(載置板)、
42は載置板センサ(載置板検知手段、収納位置検知手
段)、43は発光素子、44は受光素子、51は高さセ
ンサ、52a〜52fは発光素子、53a〜53fは受
光素子、54は制御回路(制御手段、記憶手段)を示
す。
Claims (5)
- 【請求項1】 加熱調理室内の食品を加熱する複数種の
加熱手段を備えると共に、調理メニューに応じた加熱プ
ログラムに従って前記加熱手段を駆動制御して調理を自
動的に行う制御手段を備えて成る加熱調理器において、 同一の調理メニューに対して、調理の出来上り状態が良
くなるように前記加熱手段を駆動制御する標準コース用
加熱プログラムと、前記調理メニューの調理に要する調
理時間が短くなるように前記複数種の加熱手段を選択し
て駆動制御する快速コース用加熱プログラムとを記憶す
る記憶手段と、 前記標準コース用加熱プログラム又は前記快速コース用
加熱プログラムの一方を選択するコース選択手段とを備
えたことを特徴とする加熱調理器。 - 【請求項2】 前記食品を載置した載置板を前記加熱調
理室内に収納した状態で前記載置板の収納位置を検知す
る収納位置検知手段と、 この収納位置検知手段により検知された前記載置板の収
納位置に基づいて、前記標準コース用加熱プログラム又
は前記快速コース用加熱プログラムの一方を選択する自
動コース選択手段とを備えたことを特徴とする請求項1
記載の加熱調理器。 - 【請求項3】 前記食品を載置した載置板を前記加熱調
理室内に収納した状態で前記載置板の種類を検知する載
置板検知手段と、 この載置板検知手段により検知された前記載置板の種類
に基づいて、前記標準コース用加熱プログラム又は前記
快速コース用加熱プログラムの一方を選択する自動コー
ス選択手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
加熱調理器。 - 【請求項4】 食品を載置板に載置した状態で加熱調理
室内に収納し、加熱手段により前記食品を加熱調理する
ように構成して成る加熱調理器において、 前記載置板を検知する載置板センサを、前記加熱調理室
の底部に上方に向けて設けたことを特徴とする加熱調理
器。 - 【請求項5】 前記載置板センサは、反射形光センサ又
は超音波センサから構成されていることを特徴とする請
求項4記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4925393A JPH06281151A (ja) | 1993-01-29 | 1993-03-10 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1381993 | 1993-01-29 | ||
JP5-13819 | 1993-01-29 | ||
JP4925393A JPH06281151A (ja) | 1993-01-29 | 1993-03-10 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06281151A true JPH06281151A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=26349662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4925393A Pending JPH06281151A (ja) | 1993-01-29 | 1993-03-10 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06281151A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003090537A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-03-28 | Paloma Ind Ltd | コンビネーションレンジ |
JP2014190665A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
JP2020169739A (ja) * | 2019-04-01 | 2020-10-15 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 加熱調理器 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP4925393A patent/JPH06281151A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003090537A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-03-28 | Paloma Ind Ltd | コンビネーションレンジ |
JP2014190665A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
JP2020169739A (ja) * | 2019-04-01 | 2020-10-15 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 加熱調理器 |
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