JP2014190665A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力需要を考慮しつつ、高機能化したオーブンレンジをユーザーの指向に応じて有効に使うことができる加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱部26と、温度検知部27と、記憶部24と、入力部25と、表示部21と、制御部31と、送信部23と、受信部22と、を備え、記憶部24は、調理メニュー毎に、調理開始から調理終了までの時間情報と、庫内温度又は調理物の温度と、最大消費電力情報と、を関連付ける加熱プロファイル情報を記憶し、制御部31は、入力部25により選択された調理に供する調理メニューに対応する加熱プロファイル情報のうちの最大消費電力情報と、HEMS11から受信した電気機器の使用電力情報の合計電力情報と、家屋の契約電力情報と、を比較して、入力部25により選択された調理に供する調理メニューの調理可否を報知するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱調理器、例えば、オーブンレンジに関し、特に、HEMS(Home Energy Management System)と、オーブンレンジとの連動制御に関する。
多機能化するオーブンレンジにより、今まではレンジしか使わなかったユーザーが、レンジとグリル機能のリレー調理が自動でできるオーブンレンジや、多数のオートメニューを搭載した機種により、オーブンレンジのオーブンやグリル機能を使用する機会がふえてきている。通常、オーブン機能を使った後は庫内が高温になり、すぐにレンジ機能を使う場合には、冷めるまで使用できないかもしくは、手動のみなどの制約が出てくる。
一方、オール電化に伴い、IHクッキングヒーターやエコキュート(登録商標)など、電気を多く使う製品が増え、電力負荷の大きい製品を使用中に、オーブンレンジを使うと、ブレーカー容量の心配がでてくる。しかし近年、家電製品や太陽光発電などの発電システムを全てつないで、モニターをするHEMSが開発され、全ての電力使用状況をモニターし、効率よく電力を分配するなど、色々な使い方が想定できる。
特許文献1に記載の技術では、調理センターなど大規模な施設において、調理機器の電力予測使用量が契約電力量を超過しないように、調理センター全体の電力使用量の時間変化予測を画面に表示する管理システムが開示されている。しかし、大規模な調理システムを前提とした業務用システムであり、料理の配達時間と、電力使用調整とを主体としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−332003号公報(段落[0017])
ところで、例えば、レンジとグリルのリレー調理を使ったメニューを作りたい日に、冷凍ご飯などの温めも行いたい場合は、食べる直前にレンジで温めたいが、グリル調理後の庫内は高温になり、温度センサーの検知が難しいため、庫内が冷めるまでレンジが使用できない、もしくは、手動のみとなるケースがある。
さらに冷凍庫等で保存する際に使用していたプラスチック容器をそのまま入れると庫内が熱いので底が溶けてしまう心配などもある。よって、どのような順で調理を行えば良いのか、迷いが生じる。
さらに、オール電化した家庭では、IHクッキングヒーター、エコキュート(登録商標)、及びエアコン等がフルパワーで使用中に、オーブンレンジを使用した場合、ブレーカーが落ちる虞がある。
換言すれば、電力需要を考慮しつつ、高機能化したオーブンレンジをユーザーの指向性に応じて有効に使うことができないという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、電力需要を考慮しつつ、高機能化したオーブンレンジをユーザーの指向性に応じて有効に使うことができる加熱調理器を提供することを目的とするものである。
本発明に係る加熱調理器は、調理物を収納する加熱庫を有する加熱調理器において、前記調理物を加熱する複数の加熱部と、前記加熱庫の庫内温度、又は、前記調理物の温度を検知する温度検知部と、複数の調理メニューを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記複数の調理メニューから調理に供する調理メニューを選択する入力部と、前記記憶部に記憶された前記複数の調理メニューを表示する表示部と、前記入力部により選択された調理メニューに基づき前記加熱部を制御する制御部と、当該加熱調理器が使用される家屋内の電気機器の使用電力を検知する電力管理装置へ、前記電気機器の使用電力情報を要求する指令を送信する送信部と、前記電力管理装置から送信された前記電気機器の使用電力情報を受信する受信部と、を備え、前記記憶部は、前記調理メニュー毎に、調理開始から調理終了までの時間情報と、前記庫内温度又は前記調理物の温度と、最大消費電力情報と、を関連付ける加熱プロファイル情報を記憶し、前記制御部は、前記入力部により選択された前記調理に供する調理メニューに対応する前記加熱プロファイル情報のうちの前記最大消費電力情報と、前記電力管理装置から受信した前記電気機器の使用電力情報の合計電力情報と、前記家屋の契約電力情報と、を比較して、前記入力部により選択された前記調理に供する調理メニューの調理可否を報知するものである。
本発明は、HEMSと連係しつつ、調理メニューに応じた各種提案を報知することで、電力需要を考慮しつつ、高機能化したオーブンレンジをユーザーの指向性に応じて有効に使うことができるという効果を有する。
本発明の実施の形態1における加熱調理器1と、HEMS11と、電気機器との接続構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における加熱調理器1の庫内81を示す図である。 本発明の実施の形態1における各種データ同士の紐付け関係の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における加熱調理器1の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における各種優先アルゴリズムを説明する図である。 本発明の実施の形態1における電力制約アルゴリズムを説明する図である。 本発明の実施の形態1における庫内温度と消費電力との対応関係の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における加熱調理器1の制御例を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1における表示部21の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態1における調理の順番の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態1における電力制約時の調理の順番の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態2における表示部21の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態2における調理メニューの階層構造の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態2における加熱調理器1の制御例を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態3における表示部21の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態3における加熱調理器1の制御例を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態4における表示部21の表示例を示す図である。 本発明の実施の形態5における加熱調理器1の制御例を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明の実施の形態1〜5の動作を行うプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列に行われる処理であるが、必ずしも時系列に処理されなくても、並列的又は個別に実行される処理をも含んでもよい。
また、本実施の形態1〜5で説明される各機能をハードウェアで実現するか、ソフトウェアで実現するかは問わない。つまり、本実施の形態1〜5で説明される各ブロック図は、ハードウェアのブロック図と考えても、ソフトウェアの機能ブロック図と考えてもよい。例えば、各ブロック図は、回路デバイス等のハードウェアで実現されてもよく、図示しないプロセッサ等の演算装置上で実行されるソフトウェアで実現されてもよい。
また、本実施の形態1〜5で説明されるブロック図の各ブロックは、その機能が実施されればよく、それらの各ブロックで構成が分離されなくてもよい。
また、本実施の形態1〜5で説明される表示例は一例を示し、図示された記載事項に限定されるものではない。
なお、本実施の形態1〜5のそれぞれにおいて、特に記述しない項目については実施の形態1〜5と同様とし、同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
また、本実施の形態1〜5は、単独で実施されてもよく、組み合わせて実施されてもよい。いずれの場合においても、下記で説明する有利な効果を奏することとなる。
また、本実施の形態1〜5のそれぞれで説明する各種値等の設定例は一例を示すだけであり、特にこれらに限定しない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における加熱調理器1と、HEMS11と、電気機器との接続構成の一例を示す図である。図1に示すように、加熱調理器1、例えば、オーブンレンジは、表示部21、受信部22、及び送信部23等を備え、バス71を介して各種機器と接続している。
例えば、バス71には、空気調和機2、空気調和機3、テレビジョン受像機4、電気ケトル5、除湿機6、電磁調理器7、太陽光発電システム8、自然冷媒ヒートポンプ給湯機9、端末10、HEMS11、スマートメータ12、及びインターネットGW14等が接続されている。つまり、各種家電製品が接続されている。
電磁調理器7は、例えば、IHクッキングヒータである。太陽光発電システム8は、ソーラーパネル61及びパワーコンディショナー62を備えている。自然冷媒ヒートポンプ給湯機9は、例えば、エコキュート(登録商標)である。HEMS11は、電力管理装置であり、受信部51及び送信部52等を備えている。スマートメータ12は、電力会社13と接続されており、電力会社13から各種電力情報等を取得する。インターネットGW14は、インターネット15を介して、各種Webサービス等を提供するサービス16と接続されている。
図1に示すようにHEMS11と家電製品とをバス71等のネットワークで接続してある環境において、HEMS11と情報伝達ができる機能を持った加熱調理器1、例えば、オーブンレンジは、レンジとオーブンの連動やレンジとグリルの連動ができる機能があるものと想定する。また、家庭内の家電製品を全てHEMS11に搭載されるコントローラーが家庭内のネットワークで繋げると伴に、HEMS11のコントローラーで電力情報を管理できるものとする。
また、オーブンレンジの付属でメニュー集などがあるものでは、ホームページ上で公開しているメニューも含め、レンジとオーブンもしくはレンジとグリルの連動の自動メニューやオーブンメニューが含まれている。
加熱調理器1には、加熱方式、加熱時間、加熱温度の情報に加え、各メニューを作るのに必要な消費電力や最大火力時の電力量の情報、更にそのメニューを作った後の庫内81の温度情報が記憶されている。ここで、加熱方式には、例えば、3つの場合が想定される。それは、マイクロ波加熱方式のマイクロ波加熱器、オーブン加熱方式のオーブン加熱器、及びグリル加熱方式のグリル加熱器である。
オーブンレンジは、通常予め定められた温度のプロファイルになるように後述する加熱部26への通電量を制御している。また、庫内温度は、例えば、赤外線センサーで検知される。よって、オーブンレンジは、自動運転の場合であっても、実際には食材の初期温度、分量、各材料の庫内81での配置位置によって、実際の通電時間が毎回変わる。
また、オーブンレンジは、インターネット15上から自動的にメニューの情報をダウンロードできる機能を搭載している。なお、オーブンレンジへのメニュー情報のダウンロードは、HEMS11を経由してもよい。また、図示しないスマートフォンにダウンロードしたメニュー情報を近接通信してオーブンレンジに取り込んでもよい。
図2は、本発明の実施の形態1における加熱調理器1の庫内81を示す図である。図2に示すように、加熱調理器1は、庫内81に調理物を入れ、各種調理メニューに応じた調理を実行する。
図3は、本発明の実施の形態1における各種データ同士の紐付け関係の一例を示す図である。図3に示すように、加熱調理器側記憶項目として、複数のメニューがある。複数のメニューのそれぞれは、各種情報が紐付けされている。例えば、メニューは、加熱プロファイル情報、温度属性情報、下準備情報、及び調理情報等が紐付けされている。
加熱プロファイル情報は、例えば、調理時間、庫内温度、調理物温度、及び最大消費電力等が紐付けされている。加熱プロファイル情報のうち、調理時間は、例えば、調理開始から調理終了までの時間情報である。温度属性情報は、例えば、調理開始許容温度範囲、調理終了時想定温度、及び調理手順等が紐付けされている。
また、HEMS側記憶項目として、電力情報がある。電力情報は、例えば、電気機器の使用電力及び契約電力が紐付けされている。電気機器の使用電力は、例えば、複数の電気機器のそれぞれと紐付けされている。つまり、電気機器の使用電力を参照することで、複数の電気機器の使用電力の合計を求めることができるため、結果として、複数の電気機器の使用電力の合計値が参照可能となる。
また、最大消費電力と、温度属性情報とは、電力情報と紐付けされている。よって、最大消費電力と、複数の電気機器の使用電力の合計電力と、家屋の契約電力とが相互参照可能となっているため、これらを比較することで、例えば、ユーザーがオーブンレンジに入力等して設定された調理メニューが調理可能か否かを判定できる。なお、上記で説明した紐付けは一例を示し、特にこれらに限定しない。
図4は、本発明の実施の形態1における加熱調理器1の機能構成の一例を示す図である。図4に示すように、加熱調理器1は、その機能構成として、上記で説明した表示部21、受信部22、及び送信部23の他に、記憶部24、入力部25、加熱部26、温度検知部27、調理モード選択部28、電気機器選択部29、メニュー情報受信部30、及び制御部31等を備えている。
加熱部26は、複数設けられ、調理物を加熱するものである。温度検知部27は、庫内81の庫内温度、又は、調理物の温度を検知するものである。記憶部24は、詳細については後述するが、複数の調理メニューを記憶するものである。入力部25は、記憶部24に記憶された複数の調理メニューから調理に供する調理メニューを選択するものである。表示部21は、記憶部24に記憶された複数の調理メニューを表示するものである。制御部31は、入力部25により選択された調理メニューに基づき加熱部26を制御するものである。送信部23は、加熱調理器1、例えば、オーブンレンジが使用される家屋内の電気機器の使用電力を検知する電力管理装置、例えば、HEMS11へ、電気機器の使用電力を要求する指令を送信するものである。受信部22は、電力管理装置、例えば、HEMS11から送信された電気機器の使用電力を受信するものである。
記憶部24には、各種情報が記憶されている。各種情報の一例を図5〜7を用いて説明する。また、記憶部24は、調理メニュー毎に、加熱プロファイル情報を記憶している。
また、オーブンレンジには、ユーザーが1回の食事を作るのに、複数回オーブンレンジを使用する場合、入力部25を介して、使用する全ての項目を入力できるようなアプリケーションを搭載する。アプリケーションの中には、複数回使用するオーブンレンジの調理項目や、各調理の量を把握する為に何人分を作るのか、さらに、調理手順を決める際に、手間を省き時間短縮、調理時間短縮を優先するのか、おいしさを優先するのかなどが調理モード選択部28を介して選ぶことができる。なお、複数回使用するオーブンレンジの調理項目としては、付属のメニューブックやホームページで公開中のメニューや、冷蔵もしくは冷凍ご飯の温め、冷凍肉魚の解凍、ゆで野菜、飲み物や惣菜などのおかず温めなどである。
次に、ユーザーが、夕食を作る前に、オーブンレンジで夕食を作るのにオーブンレンジで使う項目を検討する。例えば、冷凍の鶏肉の解凍、レンジとグリルの連動調理で作るから揚げと冷凍ご飯の温めの入力が想定される。そこで、考えられる組み合わせは、庫内81が高温でもレンジが使用できるオーブンレンジの場合、レンジで鶏肉の解凍、レンジグリルの自動でから揚げ、レンジの手動で冷凍ご飯の温め(ただし、庫内81が高温の為、耐熱容器に入れ替えて温める)という組み合わせが想定できる。
また、冷凍と常温のものを同時に調理できるオーブンレンジでは、冷凍のままレンジグリルでから揚げ、レンジの手動で冷凍ご飯の温め(ただし、庫内81が高温の為、耐熱容器に入れ替えて温める)という組み合わせが想定できる。
さらに、ご飯は温めた後、さらに調理を加えたい場合や、庫内81が高温のときにレンジが使用できないオーブンレンジの場合では、初めにご飯を温めてから、から揚げをつくる場合も想定される。もしくは、から揚げを早めに作っておき、食べる直前にご飯の温めをし、から揚げも再加熱する等の方法もある。
これらの組み合わせを、ユーザーの希望とHEMS11からの電力情報を加味して、オーブンレンジにお勧めの調理手順を提示する。
次に、各種優先内容の詳細について図5を用いて説明する。
図5は、本発明の実施の形態1における各種優先アルゴリズムを説明する図である。図5に示すように、省エネ優先の場合には、1番目として、ご飯やおかずの温めは最後にする。2番目として、レンジで温めをする場合は、オーブンまたはグリルモードを使った後に回す。ただし、材料に火を通すもの、例えば、野菜を茹でるなどは含まない。3番目として、温度帯の違うオーブンもしくはグリルの調理をする場合は、温度の低いものから調理をする。
また、おいしさ優先の場合には、1番目として、ご飯やおかずの温めは最後にする。2番目として、冷凍の肉や魚を使用する場合は、初めに解凍を行う。3番目として、省エネ優先の2番目を行う。4番目として、省エネ優先の3番目を行う。
また、時短優先の場合には、1番目として、ご飯やおかずの温めは最後にする。2番目として、冷凍の肉や魚は、メニューによって可能なものは、冷凍のまま調理する。3番目として、省エネ優先の2番目を行う。4番目として、省エネ優先の3番目を行う。
具体例について説明する。冷凍のお肉を解凍モードで解凍するのは、ムラがでないようゆっくり加熱するため、時間がかかる。しかし、冷凍のものをいきなり加熱調理すると、肉厚や材料の重なり具合によって加熱ムラが発生し、焦げたりぱさついたりと仕上がりに影響がでる。さらに、冷凍のお肉にから揚げのように味をつける場合は、くっついて固まっている場合は、その間に調味料がいきわたらず、お肉自体にも調味料が浸透しにくい。よって、ある程度制御方法(レンジをかけながらオーブンで加熱等)で抑制できたとしても、おいしさを選ぶならば、解凍してから調理が良い。よって、から揚げとご飯の温めであれば、次のようになる。
おいしさ優先の場合、鶏肉の解凍、レンジグリルでから揚げ調理、ご飯のあたため、という順番である。時短優先の場合、冷凍のままレンジグリルでから揚げ、ご飯の温め、という順番である。
図6は、本発明の実施の形態1における電力制約アルゴリズムを説明する図である。1番目として、W数を下げて調理できるものは下げる。2番目として、一定時間のみ電力制限がある場合は、制限がある間、W数の低いものを選び、電力制限のない時間帯にW数の高い調理の順とする。3番目として、調理するのに全く電力が足りない場合は、HEMS11側で調整できる家電製品がないか指令を出す。
なお、記憶部24には、上記で説明した各種情報の他にもさまざまな情報が記憶されている。例えば、オーブンレンジに付属のメニューブックやホームページ上で公開している、レンジとグリルの連動の自動メニューやオーブンメニューにおいて、加熱方式、加熱時間、加熱温度の情報に加え、各メニューを作るのに必要な消費電力や最大火力時の電力量の情報やそのメニューを作った後の庫内81の温度情報も記憶させている。
また、受信部22を利用することで、インターネット上から自動的に前記情報をダウンロードすることができる。
ところで、庫内81の温度が高い状態で、冷凍ご飯を入れると、ご飯の周囲温度でもご飯が温められるので時間短縮になる。温度センサーでご飯単体の温度が判別できないものの、予め冷凍のご飯を何gいれるのかわかっている場合は、庫内81の複数の温度テーブル毎に冷凍ご飯○gに対し△W、□分必要であるかを図7に示すデータとして記憶してもよい。
図7は、本発明の実施の形態1における庫内温度と消費電力との対応関係の一例を示す図である。図7に示すように、庫内温度が高い場合には、ご飯の温めは、冷凍ご飯の場合と、冷蔵ご飯の場合とで、対応する消費電力と、調理時間とが異なる。
具体的には、庫内温度が高い場合のご飯の温めとして、冷凍ごはんの場合、庫内温度50℃未満では、100gまでで、400W、2分となり、101〜150gまでで、600W、1.5分となり、151〜200gまでで、600W、2分となる。
また、庫内温度が50〜80℃では、100gまでで、400W、1分となり、101〜150gまでで、600W、1分となり、151〜200gまでで、600W、1.5分となる。81〜100℃については省略する。
また、冷蔵ごはんの場合、庫内温度50℃未満では、100gまでで、400W、50秒、101〜150gまでで、600W、1分、151〜200gまでで、600W、1.5分となる。50〜80℃では、100gまでで、400W、40秒となり、101〜150gまでで、600W、40秒となり、151〜200gまでで、600W、1分となる。81〜100℃については省略する。
なお、使用可能な電力が足りない時は、レンジの温めであれば、600W出力のところを500Wに適宜変更したり、HEMS11と連動して他の家電製品で電力を調整できるもの、例えば、空気調和機2、3又はIHクッキングヒーターなどを提示し、ユーザー側で適宜選ぶことができるものとする。
つまり、図7で示した庫内温度と消費電力との対応関係を利用することで、省エネで制御を実行できる。例えば、省エネの観点から考えた場合、から揚げとご飯の温めの手順は、鶏肉の解凍、レンジグリルでから揚げ、ご飯の温めの順番が想定される。この方法の場合、通常庫内が熱いとご飯の温めを手動でなくてはならないのが、自動で行うことができ、使い勝手も向上できる。
図8は、本発明の実施の形態1における加熱調理器1の制御例を説明するフローチャートである。まず、加熱調理器1の制御の内容について説明する。
複数回使用するオーブンレンジの調理項目や、各調理の量を把握する為に何人分を作るのかが入力される。また、複数人分の調理をする場合、1人分の調理の場合と比べ、加熱時間が長く設定される。さらに、調理手順を決める際に、手間を省き時間短縮するのか、おいしさを優先するのかの入力ができるものとする。
なお、「レンジグリル」とは、レンジのあとグリルをする連動動作を意味する。レンジで食材の中まで火を通し、グリルで表面に焦げ目をつける考え方である。レンジからグリルへは、自動の場合、庫内81の温度(例えば、80℃)または蒸気の発生で検知し、グリルへ移行する。ただし、本実施の形態1においては、手動の設定例で説明する。
また、オーブンレンジには、ユーザーが1回の食事を作るのに、複数回オーブンレンジを使用する場合、使用する全ての項目を入力できるように、図9に示すような入力画面を表示する。図9は、本発明の実施の形態1における表示部21の表示例を示す図である。
図10は、本発明の実施の形態1における調理の順番の表示例を示す図である。図11は、本発明の実施の形態1における電力制約時の調理の順番の表示例を示す図である。
次に、以上のことを前提にして動作例について順に説明する。
前提条件として、例えば、HEMS11を所有するユーザーにおいて、ユーザーが、今夜の夕飯を作るのにオーブンレンジを使いたい項目をオーブンレンジに入力する場合を想定する。ユーザーからオーブンレンジに入力が実行されると、オーブンレンジは、HEMS11に現在の電力使用状況と今から1時間以内の予想電力使用量情報を伝達する指令を出す(ステップS11〜ステップS13及びステップS61〜ステップS62)。
HEMS11側は、今から夕飯を作ることを検知し、夕飯を作るときの一時間以内の予想電力を算出し、算出結果をオーブンレンジに伝達をする。ここで、メニューブックに掲載の選択できるメニューは、運転のモード、庫内温度、加熱時間をオーブンレンジ内もしくはインターネット経由で入手するものとする。例えば、から揚げであれば、加熱情報は、「初めレンジ600Wで4分加熱後、グリルに切り替え、グリル250℃設定で10分加熱をする」等である。また、下準備の情報としては、「鶏肉にから揚げ粉をまぶし、付属の角皿の上に付属の網をのせ、その上に並べる」等である。また、メニューブックどおりの配分であれば、一人分増やす場合も、人数を入力することで、大よその加熱時間を事前に検証できるため、データとして記憶させておき、調理時間算出時の値として使用する。また、これらの加熱時間とヒーターのW数を使って、消費電力も計算する(ステップS11〜ステップS13及びステップS61〜ステップS62)。
算出結果を受信したオーブンレンジは、夕飯のメニューを作るのに使用電力に制限があるかを判定する(ステップS14)。電力に制限がない場合(ステップS14NO)は、ステップS15に進み、図9の画面になる。電力制限ある場合(ステップS14YES)は、レンジのW数を下げるもしくは、オーブンやグリルの温度を下げて対応できるメニューか判断する(ステップS23)。対応できるものは対応し、ステップS15に進む。対応できない場合は、HEMS11側に現在使用中の家電製品で電力調整できるものがないか指令を出す(ステップS24)。HEMS11は、空気調和機2、3などの温度調節により電力調整可能な家電製品があると判断した場合は、図11に示すように、オーブンレンジにその情報を伝達する(ステップS65等)。オーブンレンジは、その情報を画面に表示させ、調節するかどうかユーザーの判断を仰ぐ。電力調整可能な家電製品がない場合や、ユーザーが調整可能な他の家電製品の電力調整を拒否した場合は、調理の時間帯の変更や他のメニューにできないか、ユーザーに指示を仰ぐ。ここで事前にオーブンレンジに所有している他の調理機器を登録して、他で代替ができないか算出しても良い(ステップS28〜ステップS31等)。
換言すれば、家電製品、すなわち、電気機器の使用電力の合計が、家屋内の契約電力と比べて大きい場合には、加熱部26に供給する電力を抑制するか、電気機器に供給する電力を抑制するか、何れの選択肢が表示される。
オーブンレンジのメニュー側もしくは、他の家電製品で電力調整ができる場合は、その旨を表示する。ここで、HEMS11とオーブンレンジの情報伝達による結果表示及び操作は、全てオーブンレンジ側に表示することで、ユーザーはオーブンレンジの画面を見るだけでよいものとする。
他の家電製品で電力を調整することにユーザーが同意した場合は、ユーザー手動もしくはHEMS11が自動的に他製品のモードを変更もしくは、電源を切る。他製品側の電力調整がHEMS11で確認されたら、現在の電力算出結果をオーブンレンジに伝達する。
ユーザーより入力されたオーブンレンジを使用する今夜の夕飯のメニューの中で、ご飯の温めなど、食べる直前、調理の最後にオーブンレンジを使用した方が良いものや下ごしらえで早めに調理した方が良いものがあるかを判定する(ステップS15等)。
順番が必要な項目がある場合(ステップS15YES)は、優先にし、効率的な手順を算出し、画面に算出結果を表示する。オーブンレンジは、算出した手順で良いかどうか、図10に示すように、ユーザーに判断を仰ぐ。ユーザーが算出手順で良い場合は、一番初めの調理モードに自動的に設定され、さらに、次工程の内容を画面に表示し、一番初めのメニューを調理中に次工程の準備ができるようにする。ユーザーがオーブンレンジの算出した手順がNGの場合は、別の手順を算出し、再度算出された手順を画面に表示し、この手順で良いか判断を仰ぐ(ステップS16〜ステップS21等)。
以上の説明から、一つのオーブンレンジで複数の調理を行う際の最適な手順が提示され、オーブン料理前にレンジを使用する場合は、庫内81が高温の時はご飯をお茶碗に移してから温めるなどの情報提示により、料理初心者にもスムーズに調理を進めることができる。更に次に行う調理も提示されている為、オーブンレンジで調理中に次の調理の準備ができ、調理時間の短縮にも繋がる。
以上、本実施の形態1において、調理物を収納する加熱庫を有する加熱調理器1において、調理物を加熱する複数の加熱部26と、加熱庫の庫内温度、又は、調理物の温度を検知する温度検知部27と、複数の調理メニューを記憶する記憶部24と、記憶部24に記憶された複数の調理メニューから調理に供する調理メニューを選択する入力部25と、記憶部24に記憶された複数の調理メニューを表示する表示部21と、入力部25により選択された調理メニューに基づき加熱部26を制御する制御部31と、加熱調理器1が使用される家屋内の電気機器の使用電力を検知するHEMS11へ、電気機器の使用電力情報を要求する指令を送信する送信部23と、HEMS11から送信された電気機器の使用電力情報を受信する受信部22と、を備え、記憶部24は、調理メニュー毎に、調理開始から調理終了までの時間情報と、庫内温度又は調理物の温度と、最大消費電力情報と、を関連付ける加熱プロファイル情報を記憶し、制御部31は、入力部25により選択された調理に供する調理メニューに対応する加熱プロファイル情報のうちの最大消費電力情報と、HEMS11から受信した電気機器の使用電力情報の合計電力情報と、家屋の契約電力情報と、を比較して、入力部25により選択された調理に供する調理メニューの調理可否を報知する加熱調理器1が構成される。
上記構成のため、電力需要を考慮しつつ、高機能化したオーブンレンジをユーザーの指向性に応じて有効に使うことができる。
実施の形態2.
オーブンレンジのメニューブックは、メニューが多い為、全メニューを一度に画面に表示することはスペース的に難しく、また検索性が悪い。そこで、図12に示すようにメニューブックの分類の項目、例えば、ヘルシーメニュー、7分メニュー、及び野菜のおかずをまず画面に表示する。
図12は、本発明の実施の形態2における表示部21の表示例を示す図である。図12に示すように、レンジグリルのメニュー集として、上記で説明した3つのメニューが表示されている。
ここで、調理メニューの階層構造の一例について図13を用いて説明する。図13は、本発明の実施の形態2における調理メニューの階層構造の一例を説明する図である。図13に示すように、メニューブックの分類の項目として、ヘルシーメニュー、7分メニュー、及び野菜のおかずが紐付けされている。さらに、ヘルシーメニューの具体的な調理メニューが複数紐付けされている。7分メニューにおいても具体的な調理メニューが複数紐付けされている。また、野菜のおかずにおいても具体的な調理メニューが複数紐付けされている。
よって、ユーザーがその項目の中から1つ選ぶと、その項目のメニューのみが一覧となって表示され、ユーザーは更にその中からメニューを選ぶことができる。
図14は、本発明の実施の形態2における加熱調理器1の制御例を説明するフローチャートである。
(ステップS81)
加熱調理器1は、電力制限があるか否かを判定する。加熱調理器1は、電力制限がある場合、ステップS82に進む。一方、加熱調理器1は、電力制限がない場合、ステップS81に戻る。
(ステップS82)
加熱調理器1は、他の家電製品で電力使用量を低減できるか否かを判定する。加熱調理器1は、他の家電製品で電力使用量を低減できる場合、処理を終了する。一方、加熱調理器1は、他の家電製品で電力使用量を低減できない場合、ステップS83に進む。
(ステップS83)
加熱調理器1は、夕飯の作る時間帯をずらせるか否かを判定する。加熱調理器1は、夕飯の作る時間帯をずらせる場合、処理を終了する。一方、加熱調理器1は、夕飯の作る時間帯をずらせない場合、ステップS84に進む。
(ステップS84)
加熱調理器1は、類似メニューを検索する。なお、検索ソースは特に限定しないが、例えば、図1に示すように、インターネット15を介して各種サービスを提供するサービス16から取得してもよい。
(ステップS85)
加熱調理器1は、検索結果を表示し、処理を終了する。
つまり、電力制限があり、他の家電製品で電力使用量を低減したり、夕飯の作る時間帯をずらす等ができない場合は、オーブンレンジがインターネット15の情報を検索できる環境下を利用することで、インターネット上の料理メニューの中から類似メニューで代用できるものがあるか検索できる。また、検索結果をオーブンレンジに表示し、代替案を算出できても良い。
実施の形態3.
図15は、本発明の実施の形態3における表示部21の表示例を示す図である。図15の点線の楕円枠の箇所で示すように、ユーザーから仕上がり希望時間が入力可能となり、その入力結果の表示例として、午後7時が表示されている。
つまり、上記実施の形態3において、夕飯のメニューを入力する際、図15のように全てのメニューが出来上がる希望予定時刻を入力できるようにしている。
また、例えば、早めに入力した場合、電力調整がしやすくなり、更に、各メニューのお勧め調理時間を表示することで、ユーザーが時間を効率よく使うことができるようになる。次に、電力調整を行い、お勧め調理時間を表示する動作例について図16を用いて説明する。
図16は、本発明の実施の形態3における加熱調理器1の制御例を説明するフローチャートである。
(ステップS91)
加熱調理器1は、希望予定時刻が入力されたか否かを判定する。加熱調理器1は、希望予定時刻が入力された場合、ステップS92に進む。一方、加熱調理器1は、希望予定時刻が入力されない場合、処理を終了する。
(ステップS92)
加熱調理器1は、希望予定時刻に基づいて電力調整できるか否かを判定する。加熱調理器1は、希望予定時刻に基づいて電力調整できる場合、ステップS93に進む。一方、加熱調理器1は、希望予定時刻に基づいて電力調整できない場合、処理を終了する。
(ステップS93)
加熱調理器1は、電力調整を行う。
(ステップS94)
加熱調理器1は、電力調整に基づいて各メニューのお勧め調理時間を表示し、処理を終了する。
したがって、加熱調理器1は、HEMS11と連係することで電力情報を取得できるので、電力調整を含んだ調理時間を報知することができる。
実施の形態4.
オーブンレンジを使用するのに電力調整が必要な場合は、図17で説明するようにHEMS11側で電力が調整できる家電製品を数パターン算出し、加熱調理器1に伝達し、ユーザーに選ばせても良い。
例えば、エアコンで冷房中であれば、電力の使用量を減らすため、温度設定を上げる動作として、「エアコンの温度設定を28℃にする。」、「エアコンを切る。」、及び「エアコンを切って除湿機の省エネモードで運転する。」などがある。
また、電気ケトル5又はアイロンがけなどのように、短時間に高い電力を使用する電気機器の場合には、提示案として、例えば、「電気ケトルもしくはアイロンの使用が終われば、オーブンレンジを使うことができます」等と表示しても良い。次に、表示の具体例について図17を用いて説明する。
図17は、本発明の実施の形態4における表示部21の表示例を示す図である。図17に示すように、今夜の晩御飯の調理メニューを調理する場合においては、電力が不足する旨が表示され、電力調整が可能な家電製品の一覧が表示されている。また、加熱調理器1自体の設定を変える選択肢も表示されている。
つまり、加熱調理器1がHEMS11と連係することで電力情報を取得できるので、電力不足であっても、代替案を報知することができる。
実施の形態5.
HEMS11側より電力が足りない旨を受信し、他の家電製品でタイマー運転が行われ、例えば、あと数分で運転が終了する場合は、代替案を提示してもよい。例えば、「エアコンの運転がタイマー運転により、あと10分で運転が終了します。10分お待ち頂ければ、オーブンレンジを使うことができます」等のように表示しても良い。次に、上記で説明したように、電力制限がかかっている場合、加熱調理器1が代替案を提示する処理の一例を図18を用いて説明する。
図18は、本発明の実施の形態5における加熱調理器1の制御例を説明するフローチャートである。
(ステップS101)
加熱調理器1は、電力制限があるか否かを判定する。加熱調理器1は、電力制限がある場合、ステップS102に進む。一方、加熱調理器1は、電力制限がない場合、ステップS101に戻る。
(ステップS102)
加熱調理器1は、使用中の家電製品でタイマー運転中があるか否かを判定する。加熱調理器1は、使用中の家電製品でタイマー運転中がある場合、ステップS103に進む。一方、加熱調理器1は、使用中の家電製品でタイマー運転中がない場合、処理を終了する。
(ステップS103)
加熱調理器1は、現在タイマー運転中の家電製品が予め定めた閾値以内に運転を終了するか否かを判定する。加熱調理器1は、現在タイマー運転中の家電製品が予め定めた閾値以内に運転を終了する場合、ステップS104に進む。一方、加熱調理器1は、現在タイマー運転中の家電製品が予め定めた閾値以内に運転を終了しない場合、処理を終了する。
(ステップS104)
加熱調理器1は、待ち時間を表示する。
(ステップS105)
加熱調理器1は、タイマー運転終了後に使用可能な家電製品を表示し、処理を終了する。
したがって、加熱調理器1は、HEMS11と連係することでタイマー運転中の家電製品を把握できるので、待ち時間を考慮した代替案を提示することができる。
1 加熱調理器、2、3 空気調和機、4 テレビジョン受像機、5 電気ケトル、6 除湿機、7 電磁調理器、8 太陽光発電システム、9 自然冷媒ヒートポンプ給湯機、10 端末、11 HEMS、12 スマートメータ、13 電力会社、14 インターネットGW、15 インターネット、16 サービス、21 表示部、22 受信部、23 送信部、24 記憶部、25 入力部、26 加熱部、27 温度検知部、28 調理モード選択部、29 電気機器選択部、30 メニュー情報受信部、31 制御部、51 受信部、52 送信部、61 ソーラーパネル、62 パワーコンディショナー、71 バス、81 庫内。

Claims (14)

  1. 調理物を収納する加熱庫を有する加熱調理器において、
    前記調理物を加熱する複数の加熱部と、
    前記加熱庫の庫内温度、又は、前記調理物の温度を検知する温度検知部と、
    複数の調理メニューを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記複数の調理メニューから調理に供する調理メニューを選択する入力部と、
    前記記憶部に記憶された前記複数の調理メニューを表示する表示部と、
    前記入力部により選択された調理メニューに基づき前記加熱部を制御する制御部と、
    当該加熱調理器が使用される家屋内の電気機器の使用電力を検知する電力管理装置へ、前記電気機器の使用電力情報を要求する指令を送信する送信部と、
    前記電力管理装置から送信された前記電気機器の使用電力情報を受信する受信部と、
    を備え、
    前記記憶部は、
    前記調理メニュー毎に、調理開始から調理終了までの時間情報と、前記庫内温度又は前記調理物の温度と、最大消費電力情報と、を関連付ける加熱プロファイル情報を記憶し、
    前記制御部は、
    前記入力部により選択された前記調理に供する調理メニューに対応する前記加熱プロファイル情報のうちの前記最大消費電力情報と、前記電力管理装置から受信した前記電気機器の使用電力情報の合計電力情報と、前記家屋の契約電力情報と、を比較して、前記入力部により選択された前記調理に供する調理メニューの調理可否を報知する
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記複数の加熱部は、
    少なくとも、マイクロ波加熱器、オーブン加熱器、及びグリル加熱器の何れかの加熱器で形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記記憶部は、前記調理メニュー毎に、前記調理メニューの温度に関する温度属性情報を記憶し、
    前記制御部は、
    前記入力部により調理に供する複数の調理メニューが選択されたとき、選択されたそれぞれの調理メニューに対応して、前記記憶部が記憶する前記加熱プロファイル情報及び前記温度属性情報に基づき、選択された前記複数の調理メニューの調理の順番と、それぞれの調理メニューに対し通電する前記加熱部と、を決定し、前記調理の順番を報知する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
  4. 前記記憶部は、前記調理メニュー毎に、前記調理メニューの温度に関する温度属性情報を記憶し、
    前記調理物の調理時間の短縮を優先する調理モードである調理時間短縮優先モード、又は、前記調理物の前記調理メニューの手順に従わせ、仕上がり状態を優先するおいしさ優先モード、の何れかを選択する調理モード選択部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記入力部により調理に供する複数の調理メニューが選択されたとき、選択されたそれぞれの調理メニューに対応して前記記憶部が記憶する前記温度属性情報、及び、前記調理モード選択部により選択された調理モードに基づき、選択された前記複数の調理メニューの調理の順番と、それぞれの調理メニューに対し通電する前記加熱部と、を決定し、前記調理の順番を報知する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
  5. 前記制御部は、
    該制御部が決定する前記調理の順番と共に、前記調理の順番で調理実行の可否を報知する
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の加熱調理器。
  6. 前記制御部は、
    前記入力部により調理に供する複数の調理メニューが選択されたとき、少なくとも2番目以降に実行する調理メニューに対し、当該調理メニューの実行を開始するときの前記温度検知部が検知する前記庫内温度に応じて、前記調理物を容れる容器を予め定めた耐熱温度を有するものを使用するように報知する
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の加熱調理器。
  7. 前記記憶部は、
    前記調理メニュー毎に、調理開始に必要な食材に応じた情報である下準備情報を記載し、
    前記制御部は、
    前記入力部により調理に供する複数の調理メニューが選択されたとき、少なくとも、2番目以降に実行する前記調理メニューに対し、当該調理メニューの直前に実行する調理メニューの終了前から前記記憶部が記憶する当該調理メニューの前記下準備情報を報知する
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の加熱調理器。
  8. 前記温度属性情報は、前記加熱庫内の調理開始許容温度範囲と、前記加熱庫内の調理終了時想定温度と、を含む
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の加熱調理器。
  9. 前記温度属性情報は、ご飯又は総菜を温める前記調理メニューを実行する前記調理の順番を最後に調理する情報を含む
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の加熱調理器。
  10. 前記制御部は、
    前記入力部により調理に供する複数の調理メニューが選択されたとき、それぞれの調理メニュー毎に仕上がり時刻情報又は仕上がり時間情報の入力を受け付けると共に、前記調理メニュー毎の前記仕上がり時刻情報又は前記仕上がり時間情報を前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の加熱調理器。
  11. 前記制御部は、
    前記合計電力情報が前記契約電力情報と比べて大きい場合、当該加熱調理器の前記加熱部に供給する電力、又は、前記電気機器に供給する電力、の何れか一方を抑制するかを選択するように報知する
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の加熱調理器。
  12. 前記表示部に、現在通電中の前記電気機器を表示すると共に、
    前記電気機器のうち、供給する電力を抑制する前記電気機器を選択する電気機器選択部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項11記載の加熱調理器。
  13. 前記記憶部に記憶される調理メニューの調理情報を、当該加熱調理器の外部から受信する調理メニュー情報受信部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の加熱調理器。
  14. 前記制御部は、
    前記加熱部に供給する電力に制限がある場合、前記調理メニューに対応する類似メニューを当該加熱調理器の外部から検索し、表示する
    ことを特徴とする請求項1〜13の何れか一項に記載の加熱調理器。
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