JP2004008297A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者を煩わせることなく自動で炊飯器の使用できる電流値を決定し、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理するとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるようにしてブレーカの動作をなくす。
【解決手段】鍋に入れた米および水等の調理物20を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段21により調理加熱し、電源電流配分手段22によりコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。制御手段24は、電源電流配分手段22により決定された制御電流値を入力し、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段23から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、調理加熱手段21で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】鍋に入れた米および水等の調理物20を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段21により調理加熱し、電源電流配分手段22によりコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。制御手段24は、電源電流配分手段22により決定された制御電流値を入力し、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段23から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、調理加熱手段21で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯器と同じコンセントに接続される各機器と通信して、炊飯器本体の使用電流値および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の使用電流値を制御し、コンセントの電流定格を越えないようにする炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている炊飯器は図15に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図15に示すように、調理物1は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段2は調理物1の調理を行うもので、使用電力を可変できる。1/2電力調理設定手段3は定格電力の1/2で炊飯する調理メニューを設定するものである。記憶手段4は使用する各調理メニューの最適シーケンスを記憶している。制御手段5は、1/2電力調理設定手段3で1/2電力で炊飯するメニューが設定されているときは、記憶手段4に記憶されている1/2電力炊飯の最適シーケンスに基づいて、調理加熱手段2を制御して調理物1を定格電力の1/2で調理する。
【0004】
つぎに、制御手段5の動作を図16のフローチャートにより説明する。ステップ10でシーケンスがスタートしステップ11に進む。ステップ11では1/2電力調理が設定されているかを判断する。ここで、使用者はコンセントに接続されている炊飯器以外の各機器の消費電力等を自分で計算して1/2電力炊飯にするか、定格電力炊飯にするかを決定して1/2電力調理設定手段3でこれを設定している。また、使用者はそのコンセントで使用できる最大電流値を知っておく必要がある。
【0005】
ステップ11で1/2電力炊飯が設定されているときはステップ12に進み、調理加熱手段2で使用する電力を1/2に設定する。つぎにステップ13に進み、制御手段5は1/2電力で炊飯できる最適シーケンスを記憶手段4から選択する。ここで、1/2電力炊飯が可能な調理量は最大調理量の約半分に制限されており、これを使用者が守る必要がある。
【0006】
よって調理量を制限量以上調理したい場合は定格電力炊飯する必要があり、炊飯器と同じコンセントに接続されている他の機器を使用できなくなる。また1/2電力炊飯を設定した状態で最大炊飯量を炊く場合は非常に炊飯時間が長くなってしまう。つぎに、ステップ14に進み、1/2電力に対応した最適シーケンスに基づいて、調理加熱手段2で1/2電力にて調理を行い、ステップ15に進み調理を完了する。
【0007】
ステップ11で定格電力炊飯が設定されているときは、ステップ16に進み、調理加熱手段2で使用する電力を定格電力に設定する。つぎに、ステップ17に進み、制御手段5は定格電力で炊飯できる最適シーケンスを記憶手段4から選択する。つぎにステップ18に進み、定格電力に対応した最適シーケンスに基づいて、調理加熱手段2で定格電力にて調理を行い、ステップ15に進み調理を完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の炊飯器では、炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の消費電力とそのコンセントで使用できる最大電力量を使用者が知っている必要があり、さらに、炊飯器で使用できる電力量を使用者が自分で計算し、使用電力を自分で設定しなければならないという面倒な作業が必要であるという問題があった。
【0009】
また、設定できる使用電力量は定格電力と1/2電力の2種類のみであり、炊飯器と同じコンセントに接続されている機器の消費電力に応じた細かい炊飯電力の設定ができないという問題があった。
【0010】
さらに、定格電力より小さい1/2電力炊飯に設定したときに調理量の制限があるにもかかわらず、使用者が制限量以上の調理をする可能性があるという問題があった。
【0011】
さらに、使用者の計算間違い等でコンセントの最大電流値を越えた設定になっても炊飯する可能性があるので、途中でブレーカが動作してそのコンセントに接続されている機器の動作が停止するという問題があった。
【0012】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、使用者を煩わせることなく自動で炊飯器の使用できる電流値を決定し、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理するとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるようにしてブレーカの動作をなくすことを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、鍋に入れた米および水等の調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段により調理加熱し、電源電流配分手段によりコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力し、制御手段は、電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成したものである。
【0014】
これにより、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定し、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できて、ブレーカの動作をなくすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、前記記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、前記調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、前記記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、前記調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、さらに、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段により、炊飯器が接続されるコンセントが変更されても、コンセントの電流容量値を変更設定できるので、変更されたコンセントに対応した制御電流値を決定することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されても、コンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、電流変更禁止設定手段により、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない記場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理でき、さらに、表示・報知手段により炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合は、これを使用者に認識させることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、調理量検知手段により調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理することができる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合は、これを使用者に認識させることができる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう制御し、また前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されていない場合は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理でき、また、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合はこれを使用者に認識させることができる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0023】
(実施例1)
図1に示すように、調理物20は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段21は調理物20を調理加熱するもので、調理加熱するときに使用する電流値を可変できるようにしている。電源電流配分手段22はコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算し、決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段23は制御電流値に応じた複数の最適調理シーケンスを記憶している。制御手段24は調理加熱手段21を制御するもので、電源電流配分手段22により決定された制御電流値を入力し、記憶手段23から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、調理加熱手段21で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成している。
【0024】
上記構成において図2のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0025】
ステップ30でシーケンスがスタートしステップ31に進み、ステップ31では電源電流配分手段22により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、予め決められているコンセントの最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段24に出力する。
【0026】
つぎに、ステップ32に進み、ステップ32では炊飯器および各機器の制御手段24は電源電流配分手段22により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ33に進み、制御手段24はステップ32で入力した制御電流値に応じた最適調理シーケンスを記憶手段23から選択して入力する。つぎにステップ34に進み、制御手段24はステップ33で入力した制御電流値に応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段21の使用電流値をステップ32で入力した制御電流値に制御して調理物20を調理する。調理が完了するとステップ35に進み終了する。
【0027】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができる。
【0028】
(実施例2)
図3に示すように、調理物40は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段41は調理物40を調理加熱するもので、調理加熱するときに使用する電流値を可変できるようにしている。最大電流設定手段42はコンセントで使用できる最大電流値を設定するものである。電源電流配分手段43は最大電流設定手段42の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。
【0029】
記憶手段44は制御電流値に応じた複数の最適調理シーケンスを記憶している。制御手段45は調理加熱手段41を制御するもので、電源電流配分手段43により決定された制御電流値を入力し、制御電流値に応じた複数の最適調理シーケンスを記憶している記憶手段44から最適調理シーケンスを選択し、調理加熱手段41で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成している。
【0030】
上記構成において図4のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0031】
ステップ50でシーケンスがスタートしステップ51に進み、ステップ51では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段42により入力する。つぎに、ステップ52に進み、ステップ52では電源電流配分手段43により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ51で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段45に出力する。
【0032】
つぎに、ステップ53に進み、ステップ53では炊飯器および各機器の制御手段45は電源電流配分手段43により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ54に進み、制御手段45はステップ53で入力した制御電流値に応じた最適調理シーケンスを記憶手段44から選択して入力する。つぎに、ステップ55に進み、制御手段45はステップ54で入力した制御電流値に応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段41の使用電流値をステップ53で入力した制御電流値に制御して調理物40を調理する。調理が完了するとステップ56に進み終了する。
【0033】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるのでブレーカの動作をなくすことができ、さらに、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定できるので、変更されたコンセントに対応した制御電流値を決定できる。
【0034】
(実施例3)
図5に示すように、調理物60は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段61は調理物60を調理加熱するもので、調理物60を調理加熱するときに使用する電流値を可変できるようにしている。最大電流設定手段62はコンセントで使用できる最大電流値を設定するものである。
【0035】
電源電流配分手段63は最大電流設定手段62の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段64は調理加熱手段61で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している。電流変更禁止設定手段65は調理加熱手段61で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる。
【0036】
制御手段66は調理加熱手段61を制御するもので、電流変更禁止設定手段65の信号を入力し変更が禁止されている場合は、定格電流値を調理加熱手段61で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて調理加熱手段61を制御して電源電流配分手段63に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成している。
【0037】
上記構成において図6のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0038】
ステップ70でシーケンスがスタートしステップ71に進み、ステップ71では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段62により入力する。つぎに、ステップ72に進み、ステップ72では電源電流配分手段63により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ71で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段66に出力する。
【0039】
つぎに、ステップ73に進み、ステップ73では炊飯器および各機器の制御手段66は電源電流配分手段63により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ74に進み、制御手段66は電流変更禁止設定手段65により調理加熱手段61で使用する電流値の変更が禁止されているかどうかを判定する。電流変更が禁止されている場合はステップ75に進む。ここで、電流変更が禁止される場合は、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合で定格電流がどうしても必要な場合である。
【0040】
ステップ75では制御手段66は定格電流値を調理加熱手段61で使用する最終調理電流値としてステップ76に進み、ステップ76では制御手段66は電源電流配分手段63に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、定格電流から電流変更が禁止されていない場合に炊飯器に配分される電流値を引いた分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより、炊飯器が定格電流で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなり、コンセントの最大電流値以内に制御できる。つぎに、ステップ76からステップ78に進む。
【0041】
一方、ステップ74で電流変更が禁止されていない場合は、ステップ77に進み、ステップ77ではステップ73で入力した制御電流値を最終調理電流値としてステップ78に進み、ステップ78では最終調理電流値に応じた最適調理シーケンスを記憶手段64から選択して入力する。つぎに、ステップ79に進み、制御手段66はステップ75もしくはステップ77で入力した最終調理電流値に応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段61の使用電流値をステップ75もしくはステップ77で入力した最終調理電流値に制御して調理物60を調理する。調理が完了するとステップ80に進み終了する。
【0042】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるのでブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理することができる。
【0043】
(実施例4)
図7に示すように、調理物90は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段91は調理物90を調理加熱するもので、調理物90を調理加熱するときに使用する電流値を可変できるようにしている。最大電流設定手段92はコンセントで使用できる最大電流値を設定するものである。
【0044】
電源電流配分手段93は最大電流設定手段92の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段94は調理加熱手段91で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している。電流変更禁止設定手段95は調理加熱手段91で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる。
【0045】
制御手段96は調理加熱手段91を制御するもので、電流変更禁止設定手段95の信号を入力し変更が禁止されている場合は、定格電流値を調理加熱手段91で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて調理加熱手段91を制御して電源電流配分手段93に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成している。
【0046】
表示・報知手段97は電源電流配分手段93にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、これを表示もしくは報知するように制御している。ここで、表示・報知手段97は電源電流配分手段93の信号を入力して表示および報知をするブロック図になっているが、直接制御手段96で制御してもよい。
【0047】
上記構成において図8のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0048】
ステップ100でシーケンスがスタートしステップ101に進み、ステップ101では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段92により入力する。つぎに、ステップ102に進み、ステップ102では電源電流配分手段93により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ101で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段96に出力する。
【0049】
つぎに、ステップ103に進み、ステップ103では炊飯器および各機器の制御手段96は電源電流配分手段93により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ104に進み、制御手段96は電流変更禁止設定手段95により調理加熱手段91で使用する電流値の変更が禁止されているかどうかを判定する。電流変更が禁止されている場合はステップ105に進む。ここで、電流変更が禁止される場合は、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合で定格電流がどうしても必要な場合である。
【0050】
ステップ105では制御手段96は定格電流値を調理加熱手段91で使用する最終調理電流値としステップ106に進み、ステップ106では制御手段96は電源電流配分手段93に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、定格電流から電流変更が禁止されていない場合に炊飯器に配分される電流値を引いた分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより炊飯器が定格電流で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなりコンセントの最大電流値以内に制御できる。
【0051】
つぎに、ステップ106からステップ107に進み、ステップ107では電源電流配分手段93がステップ106で再度演算した各機器が使用できる電流値の値により炊飯器以外の各機器が使用可能かを判断する。炊飯器以外の各機器を使用できない場合はステップ108に進み、ステップ108では他の機器が使用できないことを表示・報知手段97により表示および報知する。つぎに、ステップ108からステップ110に進む。
【0052】
また、ステップ107で炊飯器以外の各機器を使用できる場合はステップ110に進む。一方、ステップ104で電流変更が禁止されていない場合はステップ109に進み、ステップ109ではステップ103で入力した制御電流値を最終調理電流値としてステップ110に進み、ステップ110では最終調理電流値に応じた最適調理シーケンスを記憶手段94から選択して入力する。
【0053】
つぎに、ステップ111に進み、ステップ111では制御手段96はステップ105もしくはステップ109で入力した最終調理電流値に応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段91の使用電流値をステップ105もしくはステップ109で入力した最終調理電流値に制御して調理物90を調理する。調理が完了するとステップ112に進み終了する。
【0054】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合はこれを使用者に認識させることができる。
【0055】
(実施例5)
図9に示すように、調理物120は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段121は調理物120を調理加熱するもので、調理物120を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる。調理量検知手段122は調理物120の量を検知する。ここで、調理量の検知方法は例えば調理物120の重さを直接測定するか、使用者に調理量を入力してもらってもよい。
【0056】
最大電流設定手段123はコンセントで使用できる最大電流値を設定する。電源電流配分手段124は最大電流設定手段123の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段125は調理加熱手段121で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している。
【0057】
制御手段126は調理加熱手段121を制御するもので、記憶手段125から調理量検知手段122により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、電源電流配分手段124から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を調理加熱手段121で使用する最終調理電流値とし、記憶手段125からこの最終調理電流値と調理量検知手段122により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して調理加熱手段121を制御し、また、最終調理電流値が電源電流配分手段124により決定した制御電流値より大きい場合は、電源電流配分手段124に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成している。
【0058】
上記構成において図10のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0059】
ステップ130でシーケンスがスタートしステップ131に進み、ステップ131では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段123により入力する。つぎに、ステップ132に進み、ステップ132では電源電流配分手段124により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ131で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段126に出力する。
【0060】
つぎに、ステップ133に進み、ステップ133では炊飯器および各機器の制御手段126は電源電流配分手段124により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ134に進み、制御手段126は調理量検知手段122が検知した調理量を入力する。つぎに、ステップ135に進み、制御手段126はステップ134で検知した調理量に応じて記憶手段125に記憶してある調理に必要な最低必要電流値を決定する。
【0061】
つぎに、ステップ136に進み、制御手段126はステップ133で入力した制御電流値とステップ135で決定した調理量に応じた調理に必要な最低必要電流値とを比較する。制御電流値が最低必要電流値よりも小さいときはステップ137に進み、制御手段126は最低必要電流値を調理加熱手段121で使用する最終調理電流値としステップ138に進み、制御手段126は電源電流配分手段124に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより炊飯器が調理量に応じた最低必要電流値で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなりコンセントの最大電流値以内に制御できる。
【0062】
つぎに、ステップ138からステップ140に進む。一方、ステップ136で制御電流値が最低必要電流値と同じもしくは大きいときはステップ139に進み、制御手段126は制御電流値を調理加熱手段121で使用する最終調理電流値に設定する。ステップ139からステップ140に進み、ステップ140では制御手段126は記憶手段125からステップ137もしくはステップ139で決定した最終調理電流値および調理量検知手段122により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスを選択する。
【0063】
つぎに、ステップ141に進み、制御手段126はステップ137もしくはステップ139で入力した最終調理電流値および調理量検知手段122により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段121の使用電流値をステップ137もしくはステップ139で入力した最終調理電流値に制御して調理物120を調理する。調理が完了するとステップ142に進み終了する。
【0064】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるのでブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理できる。
【0065】
(実施例6)
図11に示すように、調理物150は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段151は調理物150を調理加熱するもので、調理物150を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる。調理量検知手段152は調理物150の量を検知する。ここで、調理量の検知方法は、例えば調理物150の重さを直接測定するか、使用者に調理量を入力してもらってもよい。
【0066】
最大電流設定手段153はコンセントで使用できる最大電流値を設定する。電源電流配分手段154は最大電流設定手段153の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段155は調理加熱手段151で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している。
【0067】
制御手段156は調理加熱手段151を制御するもので、記憶手段155から調理量検知手段152により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、電源電流配分手段154から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を調理加熱手段151で使用する最終調理電流値とし、記憶手段155からこの最終調理電流値と調理量検知手段152により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して調理加熱手段151を制御し、また、最終調理電流値が電源電流配分手段154により決定した制御電流値より大きい場合は、電源電流配分手段154に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成している。
【0068】
表示・報知手段157は電源電流配分手段154にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、これを表示もしくは報知するように制御している。ここで、表示・報知手段157は電源電流配分手段154の信号を入力して表示および報知をするブロック図になっているが、直接制御手段156で制御してもよい。
【0069】
上記構成において図12のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0070】
ステップ160でシーケンスがスタートしステップ161に進み、ステップ161では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段153により入力する。つぎに、ステップ162に進み、ステップ162では電源電流配分手段154により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ161で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段156に出力する。
【0071】
つぎに、ステップ163に進み、ステップ163では炊飯器および各機器の制御手段156は電源電流配分手段154により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ164に進み、ステップ164では制御手段156は調理量検知手段152が検知した調理量を入力する。つぎに、ステップ165に進み、制御手段156はステップ164で検知した調理量に応じて記憶手段155に記憶してある調理に必要な最低必要電流値を決定する。
【0072】
つぎに、ステップ166に進み、制御手段156はステップ163で入力した制御電流値とステップ165で決定した調理量に応じた調理に必要な最低必要電流値とを比較する。制御電流値が最低必要電流値よりも小さいときはステップ167に進み、制御手段156は最低必要電流値を調理加熱手段151で使用する最終調理電流値としステップ168に進み、制御手段156は電源電流配分手段154に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより炊飯器が調理量に応じた最低必要電流値で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなり、コンセントの最大電流値以内に制御できる。
【0073】
つぎに、ステップ168からステップ169に進み、ステップ169では電源電流配分手段154がステップ168で再度演算した各機器が使用できる電流値の値により炊飯器以外の各機器が使用可能かを判断する。炊飯器以外の各機器を使用できない場合はステップ170に進み、ステップ170では他の機器が使用できないことを表示・報知手段157により表示および報知する。
【0074】
つぎに、ステップ170からステップ172に進む。また、ステップ169で炊飯器以外の各機器を使用できる場合はステップ172に進む。一方、ステップ166で制御電流値が最低必要電流値と同じもしくは大きいときはステップ171に進み、ステップ171では制御手段156は制御電流値を調理加熱手段151で使用する最終調理電流値に設定する。ステップ171からステップ172に進む。
【0075】
ステップ172では制御手段156は記憶手段155からステップ167もしくはステップ171で決定した最終調理電流値および調理量検知手段152により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスを選択する。つぎに、ステップ173に進み、制御手段156はステップ167もしくはステップ171で入力した最終調理電流値および調理量検知手段152により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段151の使用電流値をステップ167もしくはステップ171で入力した最終調理電流値に制御して調理物150を調理する。調理が完了するとステップ174に進み終了する。
【0076】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるのでブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合はこれを使用者に認識させることができる。
【0077】
(実施例7)
図13に示すように、調理物180は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段181は調理物180を調理加熱するもので、調理物180を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる。調理量検知手段182は調理物180の量を検知する。ここで、調理量の検知方法は、例えば調理物150の重さを直接測定するか、使用者に調理量を入力してもらってもよい。
【0078】
最大電流設定手段183はコンセントで使用できる最大電流値を設定する。電源電流配分手段184は最大電流設定手段183の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段185は調理加熱手段181で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している。電流変更禁止設定手段186は調理加熱手段181で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる。
【0079】
制御手段187は調理加熱手段181を制御するもので、電流変更禁止設定手段184の信号を入力し変更が禁止されている場合は、定格電流値を調理加熱手段181で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値と調理量検知手段182で検知した調理量に応じた最適調理シーケンスにて調理加熱手段181を制御して電源電流配分手段184に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう制御し、また、電流変更禁止設定手段186の信号を入力し変更が禁止されていない場合は、記憶手段185から調理量検知手段182により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、電源電流配分手段184から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を調理加熱手段181で使用する最終調理電流値とし、記憶手段185からこの最終調理電流値と調理量検知手段182により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して調理加熱手段181を制御し、また、最終調理電流値が電源電流配分手段184により決定した制御電流値より大きい場合は、電源電流配分手段184に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成している。
【0080】
表示・報知手段188は電源電流配分手段184にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、これを表示もしくは報知するように制御している。ここで、表示・報知手段188は電源電流配分手段184の信号を入力して表示および報知をするブロック図になっているが、直接制御手段187で制御してもよい。
【0081】
上記構成において図14のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0082】
ステップ190でシーケンスがスタートしステップ191に進み、ステップ191では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段183により入力する。つぎに、ステップ192に進み、ステップ192では電源電流配分手段184により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ191で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段187に出力する。
【0083】
つぎに、ステップ193に進み、ステップ193では炊飯器および各機器の制御手段187は電源電流配分手段184により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ194に進み、ステップ194では制御手段187は調理量検知手段182が検知した調理量を入力する。つぎに、ステップ195に進み、制御手段187は電流変更禁止設定手段186により調理加熱手段181で使用する電流値の変更が禁止されているかどうかを判定する。電流変更が禁止されている場合はステップ196に進む。ここで電流変更が禁止される場合は常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合で定格電流がどうしても必要な場合である。
【0084】
ステップ196では制御手段187は定格電流値を調理加熱手段181で使用する最終調理電流値とし、ステップ197に進み、制御手段187は電源電流配分手段184に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、定格電流から電流変更が禁止されていない場合に炊飯器に配分される電流値を引いた分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより、炊飯器が定格電流で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなり、コンセントの最大電流値以内に制御できる。
【0085】
つぎに、ステップ197からステップ198に進み、ステップ198では電源電流配分手段184がステップ197で再度演算した各機器が使用できる電流値の値により炊飯器以外の各機器が使用可能かを判断する。炊飯器以外の各機器を使用できない場合はステップ199に進み、ステップ199では他の機器が使用できないことを表示・報知手段188により表示および報知する。つぎに、ステップ199からステップ207に進む。また、ステップ198で炊飯器以外の各機器を使用できる場合はステップ207に進む。
【0086】
一方、ステップ195で電流変更が禁止されていない場合はステップ200に進み、ステップ200では制御手段187はステップ194で検知した調理量に応じて記憶手段185に記憶してある調理に必要な最低必要電流値を決定する。つぎに、ステップ201に進み、制御手段187はステップ193で入力した制御電流値とステップ200で決定した調理量に応じた調理に必要な最低必要電流値とを比較する。
【0087】
制御電流値が最低必要電流値よりも小さいときはステップ202に進み、制御手段187は最低必要電流値を調理加熱手段181で使用する最終調理電流値とし、ステップ203に進み、制御手段187は電源電流配分手段184に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより炊飯器が調理量に応じた最低必要電流値で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなり、コンセントの最大電流値以内に制御できる。
【0088】
つぎに、ステップ203からステップ204に進み、ステップ204では電源電流配分手段184がステップ203で再度演算した各機器が使用できる電流値の値により炊飯器以外の各機器が使用可能かを判断する。炊飯器以外の各機器を使用できない場合はステップ205に進み、ステップ205では他の機器が使用できないことを表示・報知手段188により表示および報知する。つぎに、ステップ205からステップ207に進む。また、ステップ204で炊飯器以外の各機器を使用できる場合はステップ207に進む。
【0089】
一方、ステップ201で制御電流値が最低必要電流値と同じもしくは大きいときはステップ206に進み、ステップ206では制御手段187は制御電流値を調理加熱手段181で使用する最終調理電流値に設定する。ステップ206からステップ207に進み、ステップ207では制御手段187は記憶手段185からステップ196もしくはステップ202もしくはステップ206で決定した最終調理電流値および調理量検知手段182により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスを選択する。
【0090】
つぎに、ステップ208に進み、制御手段187はステップ196もしくはステップ202もしくはステップ206で入力した最終調理電流値および調理量検知手段182により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段181の使用電流値をステップ196もしくはステップ202もしくはステップ206で入力した最終調理電流値に制御して調理物180を調理する。調理が完了するとステップ209に進み終了する。
【0091】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるのでブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合はこれを使用者に認識させることができる。
【0092】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、前記記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、前記調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができる。
【0093】
また、請求項2に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、前記記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、前記調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、さらに、炊飯器が接続されるコンセントが変更されても、コンセントの電流容量値を変更設定できるので、変更されたコンセントに対応した制御電流値を決定することができる。
【0094】
また、請求項3に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されても、コンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理することができる。
【0095】
また、請求項4に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない記場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合は、これを使用者に認識させることができる。
【0096】
また、請求項5に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理することができる。
【0097】
また、請求項6に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合は、これを使用者に認識させることができる。
【0098】
また、請求項7に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう制御し、また前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されていない場合は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理でき、また、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合はこれを使用者に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の炊飯器のブロック図
【図2】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施例の炊飯器のブロック図
【図4】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図5】本発明の第3の実施例の炊飯器のブロック図
【図6】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図7】本発明の第4の実施例の炊飯器のブロック図
【図8】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図9】本発明の第5の実施例の炊飯器のブロック図
【図10】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図11】本発明の第6の実施例の炊飯器のブロック図
【図12】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図13】本発明の第7の実施例の炊飯器のブロック図
【図14】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図15】従来の炊飯器のブロック図
【図16】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
20 調理物
21 調理加熱手段
22 電源電流配分手段
23 記憶手段
24 制御手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯器と同じコンセントに接続される各機器と通信して、炊飯器本体の使用電流値および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の使用電流値を制御し、コンセントの電流定格を越えないようにする炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている炊飯器は図15に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図15に示すように、調理物1は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段2は調理物1の調理を行うもので、使用電力を可変できる。1/2電力調理設定手段3は定格電力の1/2で炊飯する調理メニューを設定するものである。記憶手段4は使用する各調理メニューの最適シーケンスを記憶している。制御手段5は、1/2電力調理設定手段3で1/2電力で炊飯するメニューが設定されているときは、記憶手段4に記憶されている1/2電力炊飯の最適シーケンスに基づいて、調理加熱手段2を制御して調理物1を定格電力の1/2で調理する。
【0004】
つぎに、制御手段5の動作を図16のフローチャートにより説明する。ステップ10でシーケンスがスタートしステップ11に進む。ステップ11では1/2電力調理が設定されているかを判断する。ここで、使用者はコンセントに接続されている炊飯器以外の各機器の消費電力等を自分で計算して1/2電力炊飯にするか、定格電力炊飯にするかを決定して1/2電力調理設定手段3でこれを設定している。また、使用者はそのコンセントで使用できる最大電流値を知っておく必要がある。
【0005】
ステップ11で1/2電力炊飯が設定されているときはステップ12に進み、調理加熱手段2で使用する電力を1/2に設定する。つぎにステップ13に進み、制御手段5は1/2電力で炊飯できる最適シーケンスを記憶手段4から選択する。ここで、1/2電力炊飯が可能な調理量は最大調理量の約半分に制限されており、これを使用者が守る必要がある。
【0006】
よって調理量を制限量以上調理したい場合は定格電力炊飯する必要があり、炊飯器と同じコンセントに接続されている他の機器を使用できなくなる。また1/2電力炊飯を設定した状態で最大炊飯量を炊く場合は非常に炊飯時間が長くなってしまう。つぎに、ステップ14に進み、1/2電力に対応した最適シーケンスに基づいて、調理加熱手段2で1/2電力にて調理を行い、ステップ15に進み調理を完了する。
【0007】
ステップ11で定格電力炊飯が設定されているときは、ステップ16に進み、調理加熱手段2で使用する電力を定格電力に設定する。つぎに、ステップ17に進み、制御手段5は定格電力で炊飯できる最適シーケンスを記憶手段4から選択する。つぎにステップ18に進み、定格電力に対応した最適シーケンスに基づいて、調理加熱手段2で定格電力にて調理を行い、ステップ15に進み調理を完了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の炊飯器では、炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の消費電力とそのコンセントで使用できる最大電力量を使用者が知っている必要があり、さらに、炊飯器で使用できる電力量を使用者が自分で計算し、使用電力を自分で設定しなければならないという面倒な作業が必要であるという問題があった。
【0009】
また、設定できる使用電力量は定格電力と1/2電力の2種類のみであり、炊飯器と同じコンセントに接続されている機器の消費電力に応じた細かい炊飯電力の設定ができないという問題があった。
【0010】
さらに、定格電力より小さい1/2電力炊飯に設定したときに調理量の制限があるにもかかわらず、使用者が制限量以上の調理をする可能性があるという問題があった。
【0011】
さらに、使用者の計算間違い等でコンセントの最大電流値を越えた設定になっても炊飯する可能性があるので、途中でブレーカが動作してそのコンセントに接続されている機器の動作が停止するという問題があった。
【0012】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、使用者を煩わせることなく自動で炊飯器の使用できる電流値を決定し、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理するとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるようにしてブレーカの動作をなくすことを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、鍋に入れた米および水等の調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段により調理加熱し、電源電流配分手段によりコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力し、制御手段は、電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成したものである。
【0014】
これにより、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定し、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できて、ブレーカの動作をなくすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、前記記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、前記調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、前記記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、前記調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、さらに、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段により、炊飯器が接続されるコンセントが変更されても、コンセントの電流容量値を変更設定できるので、変更されたコンセントに対応した制御電流値を決定することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されても、コンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、電流変更禁止設定手段により、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない記場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理でき、さらに、表示・報知手段により炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合は、これを使用者に認識させることができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、調理量検知手段により調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理することができる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合は、これを使用者に認識させることができる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう制御し、また前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されていない場合は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したものであり、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理でき、また、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合はこれを使用者に認識させることができる。
【0022】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0023】
(実施例1)
図1に示すように、調理物20は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段21は調理物20を調理加熱するもので、調理加熱するときに使用する電流値を可変できるようにしている。電源電流配分手段22はコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算し、決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段23は制御電流値に応じた複数の最適調理シーケンスを記憶している。制御手段24は調理加熱手段21を制御するもので、電源電流配分手段22により決定された制御電流値を入力し、記憶手段23から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、調理加熱手段21で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成している。
【0024】
上記構成において図2のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0025】
ステップ30でシーケンスがスタートしステップ31に進み、ステップ31では電源電流配分手段22により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、予め決められているコンセントの最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段24に出力する。
【0026】
つぎに、ステップ32に進み、ステップ32では炊飯器および各機器の制御手段24は電源電流配分手段22により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ33に進み、制御手段24はステップ32で入力した制御電流値に応じた最適調理シーケンスを記憶手段23から選択して入力する。つぎにステップ34に進み、制御手段24はステップ33で入力した制御電流値に応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段21の使用電流値をステップ32で入力した制御電流値に制御して調理物20を調理する。調理が完了するとステップ35に進み終了する。
【0027】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができる。
【0028】
(実施例2)
図3に示すように、調理物40は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段41は調理物40を調理加熱するもので、調理加熱するときに使用する電流値を可変できるようにしている。最大電流設定手段42はコンセントで使用できる最大電流値を設定するものである。電源電流配分手段43は最大電流設定手段42の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。
【0029】
記憶手段44は制御電流値に応じた複数の最適調理シーケンスを記憶している。制御手段45は調理加熱手段41を制御するもので、電源電流配分手段43により決定された制御電流値を入力し、制御電流値に応じた複数の最適調理シーケンスを記憶している記憶手段44から最適調理シーケンスを選択し、調理加熱手段41で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成している。
【0030】
上記構成において図4のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0031】
ステップ50でシーケンスがスタートしステップ51に進み、ステップ51では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段42により入力する。つぎに、ステップ52に進み、ステップ52では電源電流配分手段43により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ51で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段45に出力する。
【0032】
つぎに、ステップ53に進み、ステップ53では炊飯器および各機器の制御手段45は電源電流配分手段43により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ54に進み、制御手段45はステップ53で入力した制御電流値に応じた最適調理シーケンスを記憶手段44から選択して入力する。つぎに、ステップ55に進み、制御手段45はステップ54で入力した制御電流値に応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段41の使用電流値をステップ53で入力した制御電流値に制御して調理物40を調理する。調理が完了するとステップ56に進み終了する。
【0033】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるのでブレーカの動作をなくすことができ、さらに、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定できるので、変更されたコンセントに対応した制御電流値を決定できる。
【0034】
(実施例3)
図5に示すように、調理物60は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段61は調理物60を調理加熱するもので、調理物60を調理加熱するときに使用する電流値を可変できるようにしている。最大電流設定手段62はコンセントで使用できる最大電流値を設定するものである。
【0035】
電源電流配分手段63は最大電流設定手段62の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段64は調理加熱手段61で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している。電流変更禁止設定手段65は調理加熱手段61で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる。
【0036】
制御手段66は調理加熱手段61を制御するもので、電流変更禁止設定手段65の信号を入力し変更が禁止されている場合は、定格電流値を調理加熱手段61で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて調理加熱手段61を制御して電源電流配分手段63に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成している。
【0037】
上記構成において図6のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0038】
ステップ70でシーケンスがスタートしステップ71に進み、ステップ71では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段62により入力する。つぎに、ステップ72に進み、ステップ72では電源電流配分手段63により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ71で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段66に出力する。
【0039】
つぎに、ステップ73に進み、ステップ73では炊飯器および各機器の制御手段66は電源電流配分手段63により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ74に進み、制御手段66は電流変更禁止設定手段65により調理加熱手段61で使用する電流値の変更が禁止されているかどうかを判定する。電流変更が禁止されている場合はステップ75に進む。ここで、電流変更が禁止される場合は、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合で定格電流がどうしても必要な場合である。
【0040】
ステップ75では制御手段66は定格電流値を調理加熱手段61で使用する最終調理電流値としてステップ76に進み、ステップ76では制御手段66は電源電流配分手段63に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、定格電流から電流変更が禁止されていない場合に炊飯器に配分される電流値を引いた分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより、炊飯器が定格電流で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなり、コンセントの最大電流値以内に制御できる。つぎに、ステップ76からステップ78に進む。
【0041】
一方、ステップ74で電流変更が禁止されていない場合は、ステップ77に進み、ステップ77ではステップ73で入力した制御電流値を最終調理電流値としてステップ78に進み、ステップ78では最終調理電流値に応じた最適調理シーケンスを記憶手段64から選択して入力する。つぎに、ステップ79に進み、制御手段66はステップ75もしくはステップ77で入力した最終調理電流値に応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段61の使用電流値をステップ75もしくはステップ77で入力した最終調理電流値に制御して調理物60を調理する。調理が完了するとステップ80に進み終了する。
【0042】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるのでブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理することができる。
【0043】
(実施例4)
図7に示すように、調理物90は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段91は調理物90を調理加熱するもので、調理物90を調理加熱するときに使用する電流値を可変できるようにしている。最大電流設定手段92はコンセントで使用できる最大電流値を設定するものである。
【0044】
電源電流配分手段93は最大電流設定手段92の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段94は調理加熱手段91で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している。電流変更禁止設定手段95は調理加熱手段91で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる。
【0045】
制御手段96は調理加熱手段91を制御するもので、電流変更禁止設定手段95の信号を入力し変更が禁止されている場合は、定格電流値を調理加熱手段91で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて調理加熱手段91を制御して電源電流配分手段93に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成している。
【0046】
表示・報知手段97は電源電流配分手段93にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、これを表示もしくは報知するように制御している。ここで、表示・報知手段97は電源電流配分手段93の信号を入力して表示および報知をするブロック図になっているが、直接制御手段96で制御してもよい。
【0047】
上記構成において図8のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0048】
ステップ100でシーケンスがスタートしステップ101に進み、ステップ101では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段92により入力する。つぎに、ステップ102に進み、ステップ102では電源電流配分手段93により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ101で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段96に出力する。
【0049】
つぎに、ステップ103に進み、ステップ103では炊飯器および各機器の制御手段96は電源電流配分手段93により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ104に進み、制御手段96は電流変更禁止設定手段95により調理加熱手段91で使用する電流値の変更が禁止されているかどうかを判定する。電流変更が禁止されている場合はステップ105に進む。ここで、電流変更が禁止される場合は、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合で定格電流がどうしても必要な場合である。
【0050】
ステップ105では制御手段96は定格電流値を調理加熱手段91で使用する最終調理電流値としステップ106に進み、ステップ106では制御手段96は電源電流配分手段93に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、定格電流から電流変更が禁止されていない場合に炊飯器に配分される電流値を引いた分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより炊飯器が定格電流で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなりコンセントの最大電流値以内に制御できる。
【0051】
つぎに、ステップ106からステップ107に進み、ステップ107では電源電流配分手段93がステップ106で再度演算した各機器が使用できる電流値の値により炊飯器以外の各機器が使用可能かを判断する。炊飯器以外の各機器を使用できない場合はステップ108に進み、ステップ108では他の機器が使用できないことを表示・報知手段97により表示および報知する。つぎに、ステップ108からステップ110に進む。
【0052】
また、ステップ107で炊飯器以外の各機器を使用できる場合はステップ110に進む。一方、ステップ104で電流変更が禁止されていない場合はステップ109に進み、ステップ109ではステップ103で入力した制御電流値を最終調理電流値としてステップ110に進み、ステップ110では最終調理電流値に応じた最適調理シーケンスを記憶手段94から選択して入力する。
【0053】
つぎに、ステップ111に進み、ステップ111では制御手段96はステップ105もしくはステップ109で入力した最終調理電流値に応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段91の使用電流値をステップ105もしくはステップ109で入力した最終調理電流値に制御して調理物90を調理する。調理が完了するとステップ112に進み終了する。
【0054】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合はこれを使用者に認識させることができる。
【0055】
(実施例5)
図9に示すように、調理物120は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段121は調理物120を調理加熱するもので、調理物120を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる。調理量検知手段122は調理物120の量を検知する。ここで、調理量の検知方法は例えば調理物120の重さを直接測定するか、使用者に調理量を入力してもらってもよい。
【0056】
最大電流設定手段123はコンセントで使用できる最大電流値を設定する。電源電流配分手段124は最大電流設定手段123の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段125は調理加熱手段121で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している。
【0057】
制御手段126は調理加熱手段121を制御するもので、記憶手段125から調理量検知手段122により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、電源電流配分手段124から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を調理加熱手段121で使用する最終調理電流値とし、記憶手段125からこの最終調理電流値と調理量検知手段122により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して調理加熱手段121を制御し、また、最終調理電流値が電源電流配分手段124により決定した制御電流値より大きい場合は、電源電流配分手段124に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成している。
【0058】
上記構成において図10のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0059】
ステップ130でシーケンスがスタートしステップ131に進み、ステップ131では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段123により入力する。つぎに、ステップ132に進み、ステップ132では電源電流配分手段124により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ131で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段126に出力する。
【0060】
つぎに、ステップ133に進み、ステップ133では炊飯器および各機器の制御手段126は電源電流配分手段124により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ134に進み、制御手段126は調理量検知手段122が検知した調理量を入力する。つぎに、ステップ135に進み、制御手段126はステップ134で検知した調理量に応じて記憶手段125に記憶してある調理に必要な最低必要電流値を決定する。
【0061】
つぎに、ステップ136に進み、制御手段126はステップ133で入力した制御電流値とステップ135で決定した調理量に応じた調理に必要な最低必要電流値とを比較する。制御電流値が最低必要電流値よりも小さいときはステップ137に進み、制御手段126は最低必要電流値を調理加熱手段121で使用する最終調理電流値としステップ138に進み、制御手段126は電源電流配分手段124に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより炊飯器が調理量に応じた最低必要電流値で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなりコンセントの最大電流値以内に制御できる。
【0062】
つぎに、ステップ138からステップ140に進む。一方、ステップ136で制御電流値が最低必要電流値と同じもしくは大きいときはステップ139に進み、制御手段126は制御電流値を調理加熱手段121で使用する最終調理電流値に設定する。ステップ139からステップ140に進み、ステップ140では制御手段126は記憶手段125からステップ137もしくはステップ139で決定した最終調理電流値および調理量検知手段122により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスを選択する。
【0063】
つぎに、ステップ141に進み、制御手段126はステップ137もしくはステップ139で入力した最終調理電流値および調理量検知手段122により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段121の使用電流値をステップ137もしくはステップ139で入力した最終調理電流値に制御して調理物120を調理する。調理が完了するとステップ142に進み終了する。
【0064】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるのでブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理できる。
【0065】
(実施例6)
図11に示すように、調理物150は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段151は調理物150を調理加熱するもので、調理物150を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる。調理量検知手段152は調理物150の量を検知する。ここで、調理量の検知方法は、例えば調理物150の重さを直接測定するか、使用者に調理量を入力してもらってもよい。
【0066】
最大電流設定手段153はコンセントで使用できる最大電流値を設定する。電源電流配分手段154は最大電流設定手段153の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段155は調理加熱手段151で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している。
【0067】
制御手段156は調理加熱手段151を制御するもので、記憶手段155から調理量検知手段152により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、電源電流配分手段154から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を調理加熱手段151で使用する最終調理電流値とし、記憶手段155からこの最終調理電流値と調理量検知手段152により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して調理加熱手段151を制御し、また、最終調理電流値が電源電流配分手段154により決定した制御電流値より大きい場合は、電源電流配分手段154に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成している。
【0068】
表示・報知手段157は電源電流配分手段154にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、これを表示もしくは報知するように制御している。ここで、表示・報知手段157は電源電流配分手段154の信号を入力して表示および報知をするブロック図になっているが、直接制御手段156で制御してもよい。
【0069】
上記構成において図12のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0070】
ステップ160でシーケンスがスタートしステップ161に進み、ステップ161では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段153により入力する。つぎに、ステップ162に進み、ステップ162では電源電流配分手段154により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ161で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段156に出力する。
【0071】
つぎに、ステップ163に進み、ステップ163では炊飯器および各機器の制御手段156は電源電流配分手段154により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ164に進み、ステップ164では制御手段156は調理量検知手段152が検知した調理量を入力する。つぎに、ステップ165に進み、制御手段156はステップ164で検知した調理量に応じて記憶手段155に記憶してある調理に必要な最低必要電流値を決定する。
【0072】
つぎに、ステップ166に進み、制御手段156はステップ163で入力した制御電流値とステップ165で決定した調理量に応じた調理に必要な最低必要電流値とを比較する。制御電流値が最低必要電流値よりも小さいときはステップ167に進み、制御手段156は最低必要電流値を調理加熱手段151で使用する最終調理電流値としステップ168に進み、制御手段156は電源電流配分手段154に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより炊飯器が調理量に応じた最低必要電流値で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなり、コンセントの最大電流値以内に制御できる。
【0073】
つぎに、ステップ168からステップ169に進み、ステップ169では電源電流配分手段154がステップ168で再度演算した各機器が使用できる電流値の値により炊飯器以外の各機器が使用可能かを判断する。炊飯器以外の各機器を使用できない場合はステップ170に進み、ステップ170では他の機器が使用できないことを表示・報知手段157により表示および報知する。
【0074】
つぎに、ステップ170からステップ172に進む。また、ステップ169で炊飯器以外の各機器を使用できる場合はステップ172に進む。一方、ステップ166で制御電流値が最低必要電流値と同じもしくは大きいときはステップ171に進み、ステップ171では制御手段156は制御電流値を調理加熱手段151で使用する最終調理電流値に設定する。ステップ171からステップ172に進む。
【0075】
ステップ172では制御手段156は記憶手段155からステップ167もしくはステップ171で決定した最終調理電流値および調理量検知手段152により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスを選択する。つぎに、ステップ173に進み、制御手段156はステップ167もしくはステップ171で入力した最終調理電流値および調理量検知手段152により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段151の使用電流値をステップ167もしくはステップ171で入力した最終調理電流値に制御して調理物150を調理する。調理が完了するとステップ174に進み終了する。
【0076】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるのでブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合はこれを使用者に認識させることができる。
【0077】
(実施例7)
図13に示すように、調理物180は、鍋(図示せず)に入れられた米および水等である。調理加熱手段181は調理物180を調理加熱するもので、調理物180を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる。調理量検知手段182は調理物180の量を検知する。ここで、調理量の検知方法は、例えば調理物150の重さを直接測定するか、使用者に調理量を入力してもらってもよい。
【0078】
最大電流設定手段183はコンセントで使用できる最大電流値を設定する。電源電流配分手段184は最大電流設定手段183の信号を入力し、コンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する。記憶手段185は調理加熱手段181で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している。電流変更禁止設定手段186は調理加熱手段181で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる。
【0079】
制御手段187は調理加熱手段181を制御するもので、電流変更禁止設定手段184の信号を入力し変更が禁止されている場合は、定格電流値を調理加熱手段181で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値と調理量検知手段182で検知した調理量に応じた最適調理シーケンスにて調理加熱手段181を制御して電源電流配分手段184に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう制御し、また、電流変更禁止設定手段186の信号を入力し変更が禁止されていない場合は、記憶手段185から調理量検知手段182により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、電源電流配分手段184から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を調理加熱手段181で使用する最終調理電流値とし、記憶手段185からこの最終調理電流値と調理量検知手段182により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して調理加熱手段181を制御し、また、最終調理電流値が電源電流配分手段184により決定した制御電流値より大きい場合は、電源電流配分手段184に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成している。
【0080】
表示・報知手段188は電源電流配分手段184にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、これを表示もしくは報知するように制御している。ここで、表示・報知手段188は電源電流配分手段184の信号を入力して表示および報知をするブロック図になっているが、直接制御手段187で制御してもよい。
【0081】
上記構成において図14のフローチャートにより動作を説明する。また、各機器にも本発明の実施例と同一の構成要素があるとして説明する。
【0082】
ステップ190でシーケンスがスタートしステップ191に進み、ステップ191では使用者は炊飯器が接続されるコンセントで使用可能な最大電流値を最大電流設定手段183により入力する。つぎに、ステップ192に進み、ステップ192では電源電流配分手段184により、炊飯器および炊飯器と同じコンセントに接続される各機器の制御電流値をその合計値が、ステップ191で設定したコンセントの使用可能な最大電流値以下になるように演算して決定し、その制御電流値を炊飯器および各機器の制御手段187に出力する。
【0083】
つぎに、ステップ193に進み、ステップ193では炊飯器および各機器の制御手段187は電源電流配分手段184により配分された各々の制御電流値を入力する。つぎに、ステップ194に進み、ステップ194では制御手段187は調理量検知手段182が検知した調理量を入力する。つぎに、ステップ195に進み、制御手段187は電流変更禁止設定手段186により調理加熱手段181で使用する電流値の変更が禁止されているかどうかを判定する。電流変更が禁止されている場合はステップ196に進む。ここで電流変更が禁止される場合は常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合で定格電流がどうしても必要な場合である。
【0084】
ステップ196では制御手段187は定格電流値を調理加熱手段181で使用する最終調理電流値とし、ステップ197に進み、制御手段187は電源電流配分手段184に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、定格電流から電流変更が禁止されていない場合に炊飯器に配分される電流値を引いた分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより、炊飯器が定格電流で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなり、コンセントの最大電流値以内に制御できる。
【0085】
つぎに、ステップ197からステップ198に進み、ステップ198では電源電流配分手段184がステップ197で再度演算した各機器が使用できる電流値の値により炊飯器以外の各機器が使用可能かを判断する。炊飯器以外の各機器を使用できない場合はステップ199に進み、ステップ199では他の機器が使用できないことを表示・報知手段188により表示および報知する。つぎに、ステップ199からステップ207に進む。また、ステップ198で炊飯器以外の各機器を使用できる場合はステップ207に進む。
【0086】
一方、ステップ195で電流変更が禁止されていない場合はステップ200に進み、ステップ200では制御手段187はステップ194で検知した調理量に応じて記憶手段185に記憶してある調理に必要な最低必要電流値を決定する。つぎに、ステップ201に進み、制御手段187はステップ193で入力した制御電流値とステップ200で決定した調理量に応じた調理に必要な最低必要電流値とを比較する。
【0087】
制御電流値が最低必要電流値よりも小さいときはステップ202に進み、制御手段187は最低必要電流値を調理加熱手段181で使用する最終調理電流値とし、ステップ203に進み、制御手段187は電源電流配分手段184に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力する。これにより炊飯器が調理量に応じた最低必要電流値で調理しても、大きくなった電流値分だけ他の機器の使用電流値が小さくなり、コンセントの最大電流値以内に制御できる。
【0088】
つぎに、ステップ203からステップ204に進み、ステップ204では電源電流配分手段184がステップ203で再度演算した各機器が使用できる電流値の値により炊飯器以外の各機器が使用可能かを判断する。炊飯器以外の各機器を使用できない場合はステップ205に進み、ステップ205では他の機器が使用できないことを表示・報知手段188により表示および報知する。つぎに、ステップ205からステップ207に進む。また、ステップ204で炊飯器以外の各機器を使用できる場合はステップ207に進む。
【0089】
一方、ステップ201で制御電流値が最低必要電流値と同じもしくは大きいときはステップ206に進み、ステップ206では制御手段187は制御電流値を調理加熱手段181で使用する最終調理電流値に設定する。ステップ206からステップ207に進み、ステップ207では制御手段187は記憶手段185からステップ196もしくはステップ202もしくはステップ206で決定した最終調理電流値および調理量検知手段182により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスを選択する。
【0090】
つぎに、ステップ208に進み、制御手段187はステップ196もしくはステップ202もしくはステップ206で入力した最終調理電流値および調理量検知手段182により検知した調理量とに応じた最適調理シーケンスに基づいて、調理加熱手段181の使用電流値をステップ196もしくはステップ202もしくはステップ206で入力した最終調理電流値に制御して調理物180を調理する。調理が完了するとステップ209に進み終了する。
【0091】
以上のように本実施例によれば、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく、炊飯器と各機器を使用できるのでブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合はこれを使用者に認識させることができる。
【0092】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、前記記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、前記調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができる。
【0093】
また、請求項2に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、前記記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、前記調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、さらに、炊飯器が接続されるコンセントが変更されても、コンセントの電流容量値を変更設定できるので、変更されたコンセントに対応した制御電流値を決定することができる。
【0094】
また、請求項3に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されても、コンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理することができる。
【0095】
また、請求項4に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない記場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合は、これを使用者に認識させることができる。
【0096】
また、請求項5に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、さらに、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理することができる。
【0097】
また、請求項6に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合は、これを使用者に認識させることができる。
【0098】
また、請求項7に記載の発明によれば、鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう制御し、また前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されていない場合は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成したから、使用者を煩わせることなく、自動で炊飯器の使用できる電流値を決定でき、その電流値に応じた最適調理シーケンスで調理できるとともに、コンセントの最大電流値を越えることなく炊飯器と各機器を使用できるので、ブレーカの動作をなくすことができ、また、炊飯器が接続されるコンセントが変更されてもコンセントの電流容量値を変更設定でき、また、常にコンセントに他の機器を接続しない場合や、常に最大の調理量を調理する場合は必ず定格電力で調理でき、また、調理量に応じた調理に最低限必要な電流値を確保して調理できるとともに、炊飯器と同じコンセントに接続された機器の使用電流値を再決定できるので、ブレーカを動作させることなく調理でき、さらに、炊飯器と同じコンセントに接続されている各機器が使用できない場合はこれを使用者に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の炊飯器のブロック図
【図2】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施例の炊飯器のブロック図
【図4】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図5】本発明の第3の実施例の炊飯器のブロック図
【図6】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図7】本発明の第4の実施例の炊飯器のブロック図
【図8】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図9】本発明の第5の実施例の炊飯器のブロック図
【図10】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図11】本発明の第6の実施例の炊飯器のブロック図
【図12】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図13】本発明の第7の実施例の炊飯器のブロック図
【図14】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【図15】従来の炊飯器のブロック図
【図16】同炊飯器の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
20 調理物
21 調理加熱手段
22 電源電流配分手段
23 記憶手段
24 制御手段
Claims (7)
- 鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、前記記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、前記調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成した炊飯器。
- 鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、複数の調理シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電源電流配分手段により決定された制御電流値を入力し、前記記憶手段から制御電流値に応じた最適調理シーケンスを選択し、前記調理加熱手段で使用する電流値を制御電流値に制御するよう構成した炊飯器。
- 鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ、電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう構成した炊飯器。
- 鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値に応じた複数の最適炊飯シーケンスを記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成した炊飯器。
- 鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御するよう構成した炊飯器。
- 鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し、前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成した炊飯器。
- 鍋に入れた米および水等の調理物と、前記調理物を調理加熱するときに使用する電流値を可変できる調理加熱手段と、前記調理物の量を検知する調理量検知手段と、コンセントで使用できる最大電流値を設定する最大電流設定手段と、前記最大電流設定手段の信号を入力しコンセントで使用できる最大電流値からコンセントに接続されている各機器が使用できる電流値を演算して決定した制御電流値を各機器に出力する電源電流配分手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値と調理量に応じた複数の最適炊飯シーケンスと調理量に応じた調理に必要な最低電流値を記憶している記憶手段と、前記調理加熱手段で使用する電流値の変更を禁止するよう設定できる電流変更禁止設定手段と、表示動作もしくは報知動作する表示・報知手段と、前記調理加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されている場合は定格電流値を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし、この定格電流値に応じた最適調理シーケンスにて前記調理加熱手段を制御して前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ電流変更を禁止して大きくなった電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するよう制御し、また前記電流変更禁止設定手段の信号を入力し変更が禁止されていない場合は、前記記憶手段から前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた調理に必要な最低電流値を入力し前記電源電流配分手段から入力した制御電流値と比較して大きい電流値の方を前記調理加熱手段で使用する最終調理電流値とし前記記憶手段からこの最終調理電流値と前記調理量検知手段により検知した調理量に応じた最適調理シーケンスを入力して前記調理加熱手段を制御し、また最終調理電流値が前記電源電流配分手段により決定した制御電流値より大きい場合は前記電源電流配分手段に各機器が使用できる電流値を再度演算させ大きい電流値分だけ他の機器の制御電流値を小さくして各機器に再出力するように制御し、前記電源電流配分手段にて再演算した結果他の機器を使用できない場合は、前記表示・報知手段によりこれを表示もしくは報知するよう構成した炊飯器。
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JP2002162502A JP2004008297A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 炊飯器 |
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Publications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004008297A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014190665A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
EP3524888A1 (de) * | 2017-12-15 | 2019-08-14 | Rational Aktiengesellschaft | Verfahren zum steuern eines gargerätes sowie gargerät |
-
2002
- 2002-06-04 JP JP2002162502A patent/JP2004008297A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014190665A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 加熱調理器 |
EP3524888A1 (de) * | 2017-12-15 | 2019-08-14 | Rational Aktiengesellschaft | Verfahren zum steuern eines gargerätes sowie gargerät |
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