JP2004024644A - 炊飯器 - Google Patents

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Hiroshi Fukuda
福田 浩史
Mitsuru Takechi
武智 充
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】入力電流を検知して所定の制御値に制御する機能を有する炊飯器において、炊飯開始時に比べて規定以上の商用電源の電圧降下を検知したときには、商用電源からの入力電流を低く抑えて、ブレーカーが遮断するのを防止する。
【解決手段】制御手段20により炊飯動作を制御し、制御手段20は、入力電流の制御用に予め設定している第一の電流制御値と、第一の電流制御値より低くした第二の電流制御値を有し、炊飯開始時の入力電圧検知手段16により検知した値を第一の閾値とし、第一の閾値より規定の補正値を差し引いたものを第二の閾値とし、入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値より大きいときには入力電流検知手段15の制御値を第一の電流制御値とし、入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値より小さいときには入力電流検知手段15の制御値を第二の電流制御値にするように制御する機能を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力電流を検知して所定の制御値に制御する機能を有する炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の炊飯器は、図11に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図11に示すように、商用電源1は、整流回路2により整流し、その直流電力をインバータ回路4aにより高周波電力に変換し、加熱手段4により炊飯容器となる鍋3を加熱するよう構成している。入力電流検知手段5は商用電源1からの入力電流を検知するものである。操作手段7は開始スイッチ8を有し、マイクロコンピュータ6に接続している。制御手段9は、入力電流を制御するもので、予め設定している第一の電流制御値Ic1を有し、入力電流検知手段5の出力を入力し、インバータ回路4aの動作を制御するよう構成している。
【0004】
上記構成において動作を説明する。制御手段9は、入力電流の制御用に予め設定している第一の電流制御値Ic1を有し、入力電流検知手段5により検知した値が第一の電流制御値Ic1になるように制御する。このため、電源電圧の変動に関わらず、入力電流の制御値は、第一の電流制御値Ic1で一定であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の炊飯器では、同時に他の電化製品を使用する等してブレーカーの電源容量を越えて、電源電圧が低下したときには、すぐにブレーカーが遮断されて、すべての電化製品の動作が停止するといった問題があった。
【0006】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、炊飯開始時に比べて規定以上の商用電源の電圧降下を検知したときには、商用電源からの入力電流を低く抑えて、ブレーカーが遮断するのを防止することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、商用電源からの入力電流を入力電流検知手段により検知するとともに、商用電源の電圧を入力電圧検知手段により検知し、入力電流検知手段の出力と入力電圧検知手段の出力とを制御手段に入力して炊飯動作を制御するよう構成し、制御手段は、入力電流の制御用に予め設定している第一の電流制御値と、第一の電流制御値より低くした第二の電流制御値を有し、炊飯開始時の入力電圧検知手段により検知した値を第一の閾値とし、第一の閾値より規定の補正値を差し引いたものを第二の閾値とし、入力電圧検知手段により検知した値が第二の閾値より大きいときには入力電流検知手段の制御値を第一の電流制御値とし、入力電圧検知手段により検知した値が第二の閾値より小さいときには入力電流検知手段の制御値を第二の電流制御値にするように制御する機能を有するものである。
【0008】
これにより、炊飯開始時に比べて規定以上の商用電源の電圧降下を検知したときには、商用電源からの入力電流を低く抑えることができ、ブレーカーが遮断するのを防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、商用電源からの入力電流を検知する入力電流検知手段と、商用電源の電圧を検知する入力電圧検知手段と、前記入力電流検知手段の出力と前記入力電圧検知手段の出力とを入力し炊飯動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は入力電流の制御用に予め設定している第一の電流制御値と、前記第一の電流制御値より低くした第二の電流制御値を有し、炊飯開始時の前記入力電圧検知手段により検知した値を第一の閾値とし、前記第一の閾値より規定の補正値を差し引いたものを第二の閾値とし、前記入力電圧検知手段により検知した値が前記第二の閾値より大きいときには入力電流検知手段の制御値を第一の電流制御値とし、前記入力電圧検知手段により検知した値が前記第二の閾値より小さいときには入力電流検知手段の制御値を第二の電流制御値にするように制御する機能を有するものであり、電源電圧が規定以上に低下したときの入力電流を低減することができ、ブレーカーの定格電流に対する余裕がない状態で、炊飯器と他の電化製品が動作してブレーカーが遮断するといったことを防止することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、第一の閾値から差し引く補正値を任意に設定できる機能を有するものであり、入力電圧検知手段により検知した値に対する閾値が任意となるので、各家庭の使用環境に応じて、上記機能をより有効的に活用することができる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、複数の入力電流検知手段の制御値を有し、入力電圧検知手段により検知した値に応じて、複数の前記入力電流検知手段の制御値を切り換えて制御する機能を有するものであり、入力電圧検知手段により検知した値に対する閾値を複数持ち、検知値に応じて、商用電源からの入力電流値を切り換えることにより、ブレーカーが遮断されずに、なおかつ、可能な限り商用電源からの入力電流を大きくすることができ、おいしいご飯を得ることができる。
【0012】
請求項4に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、表示動作をする表示手段を備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときには、前記表示手段により使用者に知らせる構成としたものであり、商用電源からの入力電圧の電圧低下が大きいと検知したときには、表示手段により使用者に知らせることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜3に記載の発明において、報知動作をする報知手段を備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときには、前記報知手段により使用者に知らせる構成としたものであり、商用電源からの入力電圧の電圧低下が大きいと検知したときには、報知手段により炊飯器から離れている使用者も含めて知らせることができる。
【0014】
請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜4に記載の発明において、表示動作をする表示手段と、報知動作をする報知手段とを備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときには、前記表示手段と前記報知手段により、使用者に知らせる構成としたものであり、商用電源からの入力電圧の電圧低下が大きいと検知したときには、表示手段および報知手段により炊飯器から離れている使用者も含めて強く、知らせることができる。
【0015】
請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜5に記載の発明において、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいとき、入力電流検知手段の制御値を第二の電流制御値にするように制御した後、入力電圧検知手段により検知した値が、前記第二の閾値より大きいと検知したときには、前記入力電流検知手段の制御値を再び第一の電流制御値にするように制御する機能を有するものであり、商用電源からの入力電圧の電圧低下が大きいと検知したときに商用電源からの入力電流を低く抑えた後、商用電源からの入力電圧が高いと検知したときには、商用電源からの入力電流を通常の電流値に戻すことができ、可能な限り商用電源からの入力電流を大きくすることができ、おいしいご飯を得ることができる。
【0016】
請求項8に記載の発明は、上記請求項1〜6に記載の発明において、表示動作をする表示手段と、報知動作をする報知手段とを備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいと炊飯中に少なくとも一回以上検知したとき、炊飯終了時に前記表示手段または前記報知手段により使用者に知らせる構成としたものであり、商用電源からの入力電圧の電圧降下が炊飯中に少なくとも一回以上、大きいと検知したとき、炊飯終了時に表示手段または報知手段により、使用者に知らせることができ、注意を促すことができる。
【0017】
請求項9に記載の発明は、上記請求項1〜8に記載の発明において、表示動作をする表示手段と、報知動作をする報知手段と、報知機能を切り換える報知機能切換手段とを備え、前記報知機能切換手段は、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときに、前記報知手段または前記表示手段を用いた報知機能を切り換えてオンオフさせる構成としたものであり、商用電源からの入力電圧の電圧降下が大きいと検知したときに、表示手段または報知手段による報知機能を必要としないときには、その機能を任意に動作しないように切り換えることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施例1)
図1に示すように、商用電源11は、整流回路12により整流し、その直流電力をインバータ回路14aにより高周波電力に変換し、加熱手段14により炊飯容器となる鍋13を加熱するよう構成している。入力電流検知手段15は商用電源11からの電流を検知するもので、入力電圧検知手段16は商用電源11の電圧を検知するものである。
【0020】
操作手段18は開始スイッチ19を有し、マイクロコンピュータ17に接続している。制御手段20は、入力電流を制御するもので、予め設定した第一の電流制御値Ic1とそれよりも低くした第二の電流制御値Ic2を有し、入力電流検知手段15の出力と入力電圧検知手段16の出力を入力し、インバータ回路14aの動作を制御するよう構成している。
【0021】
ここで、制御手段20は、炊飯開始時の入力電圧検知手段16により検知した値を第一の閾値Vs1とし、第一の閾値Vs1より規定の補正値Vcaを差し引いたものを第二の閾値Vs2とし、入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値Vs2より大きいときには入力電流検知手段15の制御値を第一の電流制御値Ic1とし、入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値Vs2より小さいときには入力電流検知手段15の制御値を第二の電流制御値Ic2にするように制御する機能を有する。
【0022】
上記構成において動作を説明する。図2は、本実施例における入力電圧検知手段16の検知値による入力電流制御値の一例である。
【0023】
炊飯を開始するとき、まず、鍋13内に米などの調理物を投入し、開始スイッチ19により、炊飯を開始する。このとき、炊飯開始時の入力電圧検知手段16により検知した値を第一の閾値Vs1とし、それよりも規定の補正値Vcaを差し引いたものを第二の閾値Vs2とする。入力電圧検知手段16により検知した値が、第二の閾値Vs2より小さいときには、入力電流検知手段16の制御値を、第二の電流制御値Ic2とし、入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値Vs2より大きいときには、電流検知手段15の制御値を第一の電流制御値Ic1にするように制御する。
【0024】
以上のような制御をすることにより、炊飯開始時に比べて電源電圧が一定以上低下したときには、入力電流が第二の電流制御値Ic2に制御されるので、電源電圧低下時の入力電流を低減することができ、ブレーカーの定格電流に対する余裕がない状態で、炊飯器が動作してブレーカーが遮断するのを防止することができる。
【0025】
以上のように本実施例によれば、無用にブレーカーが遮断するのを防止することができ、炊飯中のご飯が炊けないといったことや、ブレーカーが遮断することによる機器の復旧動作の必要がなくなる。
【0026】
(実施例2)
図1に示す制御手段20は、第一の閾値Vs1から差し引く補正値を任意に設定できる機能を有している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0027】
上記構成において動作を説明する。図3は本実施例における入力電圧検知手段16の検知値による入力電流制御値の一例である。補正値Vcbを任意に設定することができるので、つまりは第一の閾値Vs1から補正値Vcbを差し引いた第二の閾値Vs2も任意の値に設定できる。
【0028】
以上のように本実施例によれば、入力電圧検知手段16の閾値となる第二の閾値Vs2を任意に設定することができるので、電源電圧の低下に対してブレーカーが遮断しない範囲で入力電流を可能な限り大きくすることができ、各家庭の電化製品の使用環境に応じて、上記機能をより有効的に活用することができる。
【0029】
(実施例3)
図1に示す制御手段20は、入力電流の制御用に予め設定している第一の電流制御値Ic1とそれよりも低くした複数の電流制御値Ic2・・Icnを有し、さらに、第一の閾値Vs1と、複数の補正値により規定された第一の閾値Vs1よりも低い複数の閾値Vs2・・Vsnを有している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0030】
上記構成において動作を説明する。図4は本実施例における入力電圧検知手段16の検知値による入力電流制御値の一例である。入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値Vs2より大きいときには、入力電流検知手段15の電流制御値を第一の電流制御値Ic1に切り換え、入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値Vs2より小さいときには、その電圧検知値に応じて、入力電流検知手段15の制御値を第一の電流制御値Ic1よりも予め低く設定している電流制御値に切り換えるように制御する。
【0031】
以上のように本実施例によれば、入力電圧検知手段16の閾値を複数持っているので、電源電圧の低下に対してブレーカーが遮断しない範囲で入力電流を可能な限り最大限に大きくすることができる。したがって、各家庭の電化製品の使用環境に応じて、上記機能をさらに有効的に活用することに加え、ご飯のでき上がりが低下することがなく、おいしいご飯を提供することができる。
【0032】
(実施例4)
図5に示すように、表示手段21は、液晶表示器、発光ダイオードなどで構成し、表示動作をするもので、制御手段20は、入力電圧検知手段16により検知した値が、第二の閾値Vs2より小さいときには、表示手段21により使用者に知らせる構成としている。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0033】
上記構成において動作を説明する。入力電圧検知手段16により検知した値が、第二の閾値Vs2より小さいときには、表示手段21を用いて使用者に知らせるように制御する。
【0034】
以上のような制御をすることにより、炊飯器と他の電化製品の同時使用で電源電圧が低下している場合には、使用者がそのことに気付いて、炊飯が終了するまでの間、直ちに他の機器を一時的に停止させれば、ブレーカーが定格電流を越えて遮断するといったことを防止することができ、さらに、炊飯器が持っている機能を損なうことなく、おいしいご飯を提供することができる。
【0035】
(実施例5)
図6に示すように、報知手段22は、ブザー等の発音手段により構成し、報知動作をするもので、制御手段20は、入力電圧検知手段16により検知した値が、第二の閾値Vs2より小さいときには、報知手段22により使用者に知らせる構成としている。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0036】
上記構成において動作を説明する。入力電圧検知手段16により検知した値が、第二の閾値Vs2より小さいときには、報知手段22を用いて使用者に知らせるように制御する。
【0037】
以上のような制御をすることにより、炊飯開始時に比べて電源電圧が一定以上低下したときには、炊飯器の近くにいる使用者だけでなく、離れた場所にいる使用者にも知らせることができる。その結果、炊飯器と他の電化製品の同時使用で電源電圧が低下している場合には、使用者がそのことに気付いて、炊飯が終了するまでの間、直ちに他の機器を一時的に停止させれば、ブレーカーが定格電流を越えて遮断するといったことを防止することができ、さらに、炊飯器が持っている機能を損なうことなく、おいしいご飯を提供することができる。
【0038】
(実施例6)
図7に示すように、制御手段20は、入力電圧検知手段16により検知した値が、第二の閾値Vs2より小さいときには、表示手段21と報知手段22により、使用者に知らせる構成としている。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0039】
上記構成において動作を説明する。入力電圧検知手段16により検知した値が、第二の閾値Vs2より小さいときには、液晶表示器、発光ダイオードなどで構成した表示手段21およびブザーなどの発音手段により構成した報知手段22により使用者に知らせるように制御する。
【0040】
以上のような制御をすることにより、炊飯開始時に比べて電源電圧が一定以上低下したときには、人間の視覚と聴覚の両方に訴えかけて、炊飯器の近くにいる使用者だけでなく、離れた場所にいる使用者にも強く認知させることができる。その結果、炊飯器と他の電化製品の同時使用で電源電圧が低下している場合には、使用者がそのことに気付いて、炊飯が終了するまでの間、直ちに他の機器を一時的に停止させれば、ブレーカーが定格電流を越えて遮断するといったことを防止することができ、さらに、炊飯器が持っている機能を損なうことなく、おいしいご飯を提供することができる。
【0041】
(実施例7)
図1に示す制御手段20は、入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値Vs2より小さいとき、入力電流検知手段15の電流制御値を第二の電流制御値Ic2とした後、入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値Vs2より大きいと検知したときには、入力電流検知手段15の電流制御値を第一の電流制御値Ic1にするように制御する機能を有する。他の構成は上記実施例1〜5と同じである。
【0042】
以上のような制御をすることにより、電源電圧が低下して入力電流が第二の入力電流制御値Ic2に制御されても、その後、同時に使用している電化製品の動作終了等により、電源電圧の低下が減少したと検知したときには、入力電流が第一の入力電流御値Ic1に制御されて、正規の入力電流で動作する。したがって、入力電流の低下を必要最小限にすることができ、できあがりのご飯の低下を防ぎ、おいしいご飯を使用者に提供することができる。
【0043】
(実施例8)
図7に示す制御手段20は、入力電圧検知手段16により検知した値が、第二の閾値Vs2より小さいと炊飯中に少なくとも一回以上検知したとき、炊飯終了時に表示手段21または報知手段22により使用者に知らせる構成としている。他の構成は上記実施例1〜6と同じである。
【0044】
上記構成において図8を参照しながら動作を説明する。ステップ30にて開始スイッチ19が押されると、ステップ31に進み、炊飯が開始されて、ステップ32に進む。ステップ32において、入力電圧検知手段16による検知がスタートし、ステップ33に進む。ステップ33において、入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値Vs2より小さいかどうかの判定を行い、小さければステップ34に進み、大きければステップ35に進む。
【0045】
ステップ34において、電流制御値を第二の電流制御値Ic2として制御し、ステップ36に進み、炊飯を終了しているかどうかの判定を行い、炊飯を終了していればステップ38に進む。ステップ38において、液晶表示器、発光ダイオードなどで構成した表示手段21およびブザーなどの発音手段により構成した報知手段22により報知し、ステップ39に進み、動作を終了する。ステップ36にて炊飯を終了していなければ、ステップ33に戻り、以下同様の動作を繰り返す。
【0046】
つぎに、ステップ35において、電流制御値を第一の電流制御値Ic1として制御し、ステップ37に進み、炊飯中かどうかの判定を行い、炊飯中であればステップ33に戻り、以下同様の動作を繰り返し、炊飯中でなければステップ39へ進んで、動作を終了する。
【0047】
以上のような制御をすることにより、炊飯器の近くにいなくても炊飯中に電源電圧の低下を検知したことを炊飯終了後でも認識することができ、炊飯器と他の電化製品の同時使用で電源電圧が低下した場合には使用者に注意を促すことができる。その結果、次回から炊飯器の使用時には、他の電化製品の使用を控えるといったことで、無用な電源電圧の低下の防止に結びつけることができ、炊飯器が持っている機能を損なうことなく、おいしいご飯を提供することができる。
【0048】
(実施例9)
図9に示すように、報知機能切換手段23は、報知機能を切り換えるもので、入力電圧検知手段16により検知した値が、第二の閾値Vs2より小さいときに、報知手段22または表示手段21を用いた報知機能のオン・オフを切り換える構成としている。他の構成は上記実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
【0049】
上記構成において図10を参照しながら動作を説明する。ステップ40にて開始スイッチ19が押されると、ステップ41に進み、炊飯が開始されて、ステップ42に進む。ステップ42において、入力電圧検知手段16による検知がスタートし、ステップ43に進む。ステップ43において、入力電圧検知手段16により検知した値が第二の閾値Vs2より小さいかどうかの判定を行い、小さければステップ44に進む。
【0050】
ステップ44において、報知手段22による報知を有効に設定しているかどうかの判定を行い、有効に設定していればステップ45に進み、有効に設定していなければステップ46に進む。ステップ45において、表示手段26による報知を有効に設定しているかどうかの判定を行い、有効に設定していればステップ47に進み、液晶表示器、発光ダイオードなどで構成した表示手段21およびブザーなどの発音手段により構成した報知手段22により報知し、ステップ48に進み、動作を終了する。
【0051】
ステップ45において、表示手段26による報知を有効に設定していなければ、ステップ49において、ブザー等の発音手段により構成した報知手段22による報知を行い、ステップ48に進み、動作を終了する。
【0052】
ステップ46において、表示手段26による報知を有効に設定しているかどうかの判定を行い、有効に設定していればステップ50に進み、有効に設定していなければステップ51に進む。ステップ50において、液晶表示器、発光ダイオードなどで構成した表示手段21による報知を行い、ステップ48に進み、動作を終了する。ステップ51において、報知はせずにステップ48に進み、動作を終了する。
【0053】
以上のような制御をすることにより、電源電圧の低下を検知したときの表示手段21または報知手段22による報知が不要な使用者に対しても、報知機能切換手段23による切り換えにより、使用者に最適な使用状態に設定することができる。その結果、表示手段21による報知機能を目障りと感じたり、報知手段22による報知機能を耳障りと感じる使用者が、炊飯器の使用を不快と感じることを未然に防ぐことができる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、商用電源からの入力電流を検知する入力電流検知手段と、商用電源の電圧を検知する入力電圧検知手段と、前記入力電流検知手段の出力と前記入力電圧検知手段の出力とを入力し炊飯動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は入力電流の制御用に予め設定している第一の電流制御値と、前記第一の電流制御値より低くした第二の電流制御値を有し、炊飯開始時の前記入力電圧検知手段により検知した値を第一の閾値とし、前記第一の閾値より規定の補正値を差し引いたものを第二の閾値とし、前記入力電圧検知手段により検知した値が前記第二の閾値より大きいときには入力電流検知手段の制御値を第一の電流制御値とし、前記入力電圧検知手段により検知した値が前記第二の閾値より小さいときには入力電流検知手段の制御値を第二の電流制御値にするように制御する機能を有するから、電源電圧が規定以上に低下したときの入力電流を低減することができ、ブレーカーの定格電流に対する余裕がない状態で、炊飯器と他の電化製品が動作してブレーカーが遮断するといったことを防止することができ、ご飯が炊けないことがなくなり、機器の復旧動作の必要がなくなる。
【0055】
また、請求項2に記載の発明によれば、第一の閾値から差し引く補正値を任意に設定できる機能を有するから、入力電圧検知手段により検知した値に対する閾値が任意となるので、各家庭の使用環境に応じて、上記機能をより有効的に活用することができる。
【0056】
また、請求項3に記載の発明によれば、複数の入力電流検知手段の制御値を有し、入力電圧検知手段により検知した値に応じて、複数の前記入力電流検知手段の制御値を切り換えて制御する機能を有するから、入力電圧検知手段により検知した値に対する閾値を複数持ち、検知値に応じて、商用電源からの入力電流値を切り換えることにより、ブレーカーが遮断されずに、なおかつ、可能な限り商用電源からの入力電流を大きくすることができ、おいしいご飯を得ることができる。
【0057】
また、請求項4に記載の発明によれば、表示動作をする表示手段を備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときには、前記表示手段により使用者に知らせる構成としたから、商用電源からの入力電圧の電圧低下が大きいと検知したときには、表示手段により使用者に知らせることができる。
【0058】
また、請求項5に記載の発明によれば、報知動作をする報知手段を備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときには、前記報知手段により使用者に知らせる構成としたから、商用電源からの入力電圧の電圧低下が大きいと検知したときには、報知手段により炊飯器から離れている使用者も含めて知らせることができる。
【0059】
また、請求項6に記載の発明によれば、表示動作をする表示手段と、報知動作をする報知手段とを備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときには、前記表示手段と前記報知手段により、使用者に知らせる構成としたから、商用電源からの入力電圧の電圧低下が大きいと検知したときには、表示手段および報知手段により炊飯器から離れている使用者も含めて強く、知らせることができる。
【0060】
また、請求項7に記載の発明によれば、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいとき、入力電流検知手段の制御値を第二の電流制御値にするように制御した後、入力電圧検知手段により検知した値が、前記第二の閾値より大きいと検知したときには、前記入力電流検知手段の制御値を再び第一の電流制御値にするように制御する機能を有するから、商用電源からの入力電圧の電圧低下が大きいと検知したときに商用電源からの入力電流を低く抑えた後、商用電源からの入力電圧が高いと検知したときには、商用電源からの入力電流を通常の電流値に戻すことができ、可能な限り商用電源からの入力電流を大きくすることができ、おいしいご飯を得ることができる。
【0061】
また、請求項8に記載の発明によれば、表示動作をする表示手段と、報知動作をする報知手段とを備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいと炊飯中に少なくとも一回以上検知したとき、炊飯終了時に前記表示手段または前記報知手段により使用者に知らせる構成としたから、商用電源からの入力電圧の電圧降下が炊飯中に少なくとも一回以上、大きいと検知したとき、炊飯終了時に表示手段または報知手段により、使用者に知らせることができ、注意を促すことができる。
【0062】
また、請求項9に記載の発明によれば、表示動作をする表示手段と、報知動作をする報知手段と、報知機能を切り換える報知機能切換手段とを備え、前記報知機能切換手段は、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときに、前記報知手段または前記表示手段を用いた報知機能を切り換えてオンオフさせる構成としたから、商用電源からの入力電圧の電圧降下が大きいと検知したときに、表示手段または報知手段による報知機能を必要としないときには、その機能を任意に動作しないように切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の炊飯器のブロック図
【図2】同炊飯器の入力電圧検知手段の検知値による入力電流制御値の一例を示す図
【図3】本発明の第2の実施例の炊飯器の入力電圧検知手段の検知値による入力電流制御値の一例を示す図
【図4】本発明の第3の実施例の炊飯器の入力電圧検知手段の検知値による入力電流制御値の一例を示す図
【図5】本発明の第4の実施例の炊飯器のブロック図
【図6】本発明の第5の実施例の炊飯器のブロック図
【図7】本発明の第6の実施例の炊飯器のブロック図
【図8】本発明の第8の実施例の炊飯器のフローチャート
【図9】本発明の第9の実施例の炊飯器のブロック図
【図10】同炊飯器のフローチャート
【図11】従来の炊飯器のブロック図
【符号の説明】
11 商用電源
15 入力電流検知手段
16 入力電圧検知手段
20 制御手段

Claims (9)

  1. 商用電源からの入力電流を検知する入力電流検知手段と、商用電源の電圧を検知する入力電圧検知手段と、前記入力電流検知手段の出力と前記入力電圧検知手段の出力とを入力し炊飯動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は入力電流の制御用に予め設定している第一の電流制御値と、前記第一の電流制御値より低くした第二の電流制御値を有し、炊飯開始時の前記入力電圧検知手段により検知した値を第一の閾値とし、前記第一の閾値より規定の補正値を差し引いたものを第二の閾値とし、前記入力電圧検知手段により検知した値が前記第二の閾値より大きいときには入力電流検知手段の制御値を第一の電流制御値とし、前記入力電圧検知手段により検知した値が前記第二の閾値より小さいときには入力電流検知手段の制御値を第二の電流制御値にするように制御する機能を有する炊飯器。
  2. 第一の閾値から差し引く補正値を任意に設定できる機能を有する請求項1記載の炊飯器。
  3. 複数の入力電流検知手段の制御値を有し、入力電圧検知手段により検知した値に応じて、複数の前記入力電流検知手段の制御値を切り換えて制御する機能を有する請求項1記載の炊飯器。
  4. 表示動作をする表示手段を備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときには、前記表示手段により使用者に知らせる構成とした請求項1または2記載の炊飯器。
  5. 報知動作をする報知手段を備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときには、前記報知手段により使用者に知らせる構成とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  6. 表示動作をする表示手段と、報知動作をする報知手段とを備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときには、前記表示手段と前記報知手段により、使用者に知らせる構成とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
  7. 入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいとき、入力電流検知手段の制御値を第二の電流制御値にするように制御した後、入力電圧検知手段により検知した値が、前記第二の閾値より大きいと検知したときには、前記入力電流検知手段の制御値を再び第一の電流制御値にするように制御する機能を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器。
  8. 表示動作をする表示手段と、報知動作をする報知手段とを備え、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいと炊飯中に少なくとも一回以上検知したとき、炊飯終了時に前記表示手段または前記報知手段により使用者に知らせる構成とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の炊飯器。
  9. 表示動作をする表示手段と、報知動作をする報知手段と、報知機能を切り換える報知機能切換手段とを備え、前記報知機能切換手段は、入力電圧検知手段により検知した値が、第二の閾値より小さいときに、前記報知手段または前記表示手段を用いた報知機能を切り換えてオンオフさせる構成とした請求項1〜8のいずれか1項に記載の炊飯器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333839A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイ装置
JP2013196990A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器およびその入力電源電力の検出方法

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