JP2017199460A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーに駆動周波数の音が聞こえる恐れを低減しつつ複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制し、使い勝手が良いこと。【解決手段】隣接する加熱コイル3を複数同時に加熱する場合は同一周波数でインバータを駆動する制御部5を備え、制御部5は、インバータ回路4のスイッチング手段の導通時間を検知する導通時間検知部6を有し、導通時間が所定値以下となる場合にはスイッチング手段の駆動周波数を切り替えずに加熱し、導通時間が所定値より長くなる場合には導通時間が所定値より長くなることに該当するインバータ回路4の駆動周波数を低下させて加熱する。【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭のキッチンなどに用いられる誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、複数の加熱コイルと、被加熱体を誘導加熱するインバータ回路と、入力電流検知手段と、スイッチング電圧検知手段と、インバータを制御し、複数同時加熱の場合に同一周波数でインバータを駆動して被加熱体の干渉音を抑制する制御手段とを備え、制御手段は、鍋種判定手段を有し、一番目に動作させた加熱コイル動作時には、入力電流に対してスイッチング電圧が所定値以下となる領域でインバータ回路の駆動周波数を切り替えずに定格の入力電力を得るように誘導加熱し、入力電流に対してスイッチング電圧が所定値より高くなりそのままの駆動周波数で誘導加熱を行うとスイッチング手段の電圧責務が大きくスイッチング素子を破壊に至らしめる可能性を有している領域に入ると一番目に動作させた加熱コイルの最適な駆動周波数まで低下させて定格の入力電力を得る駆動周波数切り替え動作をして誘導加熱し、複数同時加熱で二番目以降に動作させた加熱コイル動作時においては、二番目以降で動作させた加熱コイルの駆動周波数を一番目に動作させた加熱コイルの最適な駆動周波数に合わせるようにした誘導加熱装置が記載されており、インバータ回路の駆動周波数をその被加熱体に対して最適なものとし、最大入力電力を得ることで使用者に対して火力感の低下を抑制するとともにスイッチング手段に対しても電気的責務またはインバータ回路構成部品の電気的責務を低減しつつ複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制することを可能としている。
特許第4325446号公報
しかしながら、前記従来の構成では、一度駆動周波数を最適な駆動周波数に低下させると加熱を継続している間は常に可聴領域に近づいた駆動周波数に固定となるため、ユーザーは駆動周波数の音が聞こえる恐れがあり不快感を抱く可能性が高まるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ユーザーに駆動周波数の音が聞こえる恐れを低減しつつ複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制し、ユーザーに使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、被加熱体が載置されるトッププレートと、前記トッププレートの下方に配置されており、前記被加熱体を加熱する複数の加熱コイルと、複数の前記加熱コイルに対応して設けられており、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の動作を制御する制御部と、動作状態を選択する操作表示部と、を備え、前記インバータ回路には、共振回路の電流をスイッチングするスイッチング手段が備えられ、前記制御部には、前記被加熱体が前記加熱コイルの上方に載置されたか否かを判断する被加熱体検出部と、前記スイッチング手段の導通時間を検知する導通時間検知部と、が備えられ、前記制御部は、前記操作表示部が操作され、前記加熱コイルから第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルが選択され
ており、前記被加熱体が載置された前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルを同時に動作させて前記被加熱体を加熱する場合において、前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間は第1の所定距離以上離れており、且つ、前記導通時間が所定値以下となる場合には、前記インバータ回路の駆動周波数を所定の周波数から切り替えずに前記所定の周波数で対応する前記加熱コイルを動作させ前記被加熱体を誘導加熱し、前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間は第1の所定距離以上離れており、且つ、導通時間が前記所定値より長くなる場合には、前記導通時間が前記所定値より長いと検知した前記インバータ回路の駆動周波数を前記所定の周波数より低下させ、対応する加熱コイルを動作させ前記被加熱体を誘導加熱する構成としたものである。
本構成により、ユーザーに駆動周波数の音が聞こえる恐れを低減しつつ複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制し、ユーザーに使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することができる。
本発明の誘導加熱調理器は、ユーザーに駆動周波数の音が聞こえる恐れを低減しつつ複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制し、ユーザーに使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することができる。
本発明の実施の形態1、2における誘導加熱調理器の全体構成図 本発明の実施の形態3、4における誘導加熱調理器の上面から見た図 本発明の実施の形態3、4における誘導加熱調理器の第1の加熱エリアの加熱コイルを切り替える切り替え手段の回路図
第1の発明は、被加熱体が載置されるトッププレートと、前記トッププレートの下方に配置されており、前記被加熱体を加熱する複数の加熱コイルと、複数の前記加熱コイルに対応して設けられており、前記加熱コイルに高周波電流を供給する複数のインバータ回路と、前記インバータ回路の動作を制御する制御部と、動作状態を選択する操作表示部と、を備え、前記インバータ回路には、共振回路の電流をスイッチングするスイッチング手段が備えられ、前記制御部には、前記被加熱体が前記加熱コイルの上方に載置されたか否かを判断する被加熱体検出部と、前記スイッチング手段の導通時間を検知する導通時間検知部と、が備えられ、前記制御部は、前記操作表示部が操作され、前記加熱コイルから第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルが選択されており、前記被加熱体が載置された前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルを同時に動作させて前記被加熱体を加熱する場合において、前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間は第1の所定距離以上離れており、且つ、導通時間が所定値以下となる場合には、前記インバータ回路のスイッチング手段の駆動周波数を切り替えずに前記所定の周波数で対応する前記加熱コイルを動作させ前記被加熱体を誘導加熱し、前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間は第1の所定距離以上離れており、且つ、導通時間が前記所定値より長くなる場合には、前記導通時間が前記所定値より長いと検知した前記インバータ回路の駆動周波数を前記所定周波数より低下させ、対応する加熱コイルを動作させ前記被加熱体を誘導加熱する構成としたものである。これにより、ユーザーに駆動周波数の音が聞こえる恐れを低減しつつ複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制することができ、使い勝手を向上することが可能となる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記制御部は、前記操作表示部が操作され、前記加熱コイルから第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルが選択されており、前記被加熱体が載置された前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルを同時に動作させて
前記被加熱体を加熱する場合において、前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間が前記第1の所定距離よりも接近した第2の所定距離れている場合には、同一周波数で前記インバータ回路を駆動する構成としたものである。これにより、加熱コイルの距離が近い場合においてもユーザーに駆動周波数の音が聞こえる恐れを低減しつつ複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制することができ、使い勝手を向上することが可能となる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記被加熱体が載置される第1の加熱エリア及び第2の加熱エリアが前記トッププレートに設けられており、前記第1の加熱エリアにおいて、円形または楕円形の前記加熱コイルが前後方向あるいは左右方向に3個以上複数個並列に配置されており、前記第2の加熱エリアにおいて、前記第1の加熱エリアを構成する1つの加熱コイルの短径または直径より径大となるように形成されており、前記第1の加熱エリアにおいて、前記制御部は、前記操作表示部が操作され、前記第1の加熱エリアが選択されており、上方に前記被加熱体がまたがって載置され前記加熱コイルの数に応じて同時に動作させ前記被加熱体を加熱する前記加熱コイルの数を切り替え、前記制御部は、前記第1の加熱エリアで連続して並ぶ複数の前記加熱コイルを同時に動作させる場合には、同一周波数で前記インバータ回路を駆動し、前記第2の加熱エリアと、前記第1の加熱エリアで同時に加熱する場合に、前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間の距離に応じて前記インバータ回路の駆動周波数を決定する構成としたものである。これにより、第1の加熱エリア内で被加熱体の位置を変えて加熱できるようになり、使い勝手を向上することができるとともに限られたスペースを有効活用することが可能となる。また、第1の加熱エリア内並びに第1のエリア及び第2のエリアの複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制することができ、使い勝手を向上することが可能となる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、前記第2の加熱エリアを前記第1の加熱エリアの左右のいずれか一方または両方に設けた構成としたものである。これにより、ユーザーが製品手前から近い位置で第1および第2の加熱エリアともに使うことができるようになり、さらに使い勝手を向上することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1、2における誘導加熱調理器の全体構成図である。
図1において、交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するダイオードブリッジからなる整流回路によりチョークコイルと平滑コンデンサからなる平滑回路に接続される。
さらに、平滑回路の出力側には、内部に逆導通ダイオードを内包する第1スイッチング素子(IGBT)と第2スイッチング素子(IGBT)の直列接続体が接続されている。
第1スイッチング素子と第2スイッチング素子との接続点と、平滑コンデンサの低電位側または高電位側の間には、被加熱体1を誘導加熱する加熱コイル3と加熱コイル3と共振回路を形成する共振コンデンサが直列に接続されている。
加熱コイル3の上部には、絶縁体であり、耐熱ガラスでできたトッププレート2が設けられており、被加熱体1はトッププレート2を挟んで加熱コイル3と対向するように載置される。
加熱コイル3aと加熱コイル3bとは、第1の所定距離(例えば4cm)離して設置している。図2に示すように、ここでいう第1の加熱コイルと第2の加熱コイル間の距離と
は、第1の加熱コイル外周と第2の加熱コイル外周との間の最も近い距離Xのことである。
インバータ回路4は、加熱コイル3に高周波共振電流を供給するもので、第1スイッチング素子、第2スイッチング素子、加熱コイル3および共振コンデンサで構成される。
制御部5は、操作表示部から送信される信号により第1スイッチング素子および第2スイッチング素子を一定周波数で排他的に交互に導通させ、インバータ回路4の出力を制御することで機器の加熱の開始や停止を行う。
操作表示部は制御部5から送信される信号により、機器が認識している情報をユーザーへ表示により伝えたり、機器の操作を促す。
またインバータ回路4の共振電圧を検知する共振電圧検出部を設け、入力電流検出部と共振電圧検出部の検出値に基づき、被加熱体1が載置されたか否かを判定する被加熱体検出部を設けている。加熱コイル3のインピーダンスは、加熱コイル3の上方に載置された被加熱体1の有無や大きさに依存して変化するため、これにともなってインバータ回路4に流れる電流量も変化し、共振電圧も変化する。入力電流検出部での検知電流が所定の値となるようにスイッチング素子のオン時間を制御する。スイッチング素子のオン時間が増えると加熱コイル3に流れる電流が増大し、加熱コイル3と共振コンデンサによる共振電圧が高くなる。それぞれの加熱コイル3に検知電流を流し、これによる検出値の変化に基づいて被加熱体検出部が設定した閾値と比較して加熱コイル3に対する上方の位置に被加熱体1があるかないかを判定し、加熱コイル3における上方の位置に被加熱体1が配置されていると判断した場合に、検出信号を制御部5に出力するよう構成されている。なお本実施の形態では共振電圧で検知を行ったが、コイル電流を検知する方法もあり、検知方法は限定されるものではない。
以上のように構成された誘導加熱調理器について以下その動作、作用を説明する。
まず、誘導加熱調理器の電源スイッチを押下すると、整流回路によって交流電源から直流電源に変換される。この状態では、スイッチング素子を駆動する信号はなく被加熱体1の加熱は行われない。
次に、操作表示部の加熱入/切キーを押下すると、被加熱体検出部にて被加熱体1が加熱コイル3の上方に載置されたか否かを判定し、載置していると判定した場合には制御部5は操作表示部に表示している火力になるように被加熱体1の加熱を行う。載置していないと判定した場合には操作表示部に被加熱体1が載置していない情報を表示し、(例えば“--”を表示するなど)被加熱体1の加熱は行わない。この時、被加熱体検出部は一定の周期(例えば2秒周期)で判定を行い途中で被加熱体1を載置した場合に即座に加熱を行うことができる。また、一定時間(例えば1分間)載置されない状態が継続した場合には加熱する意思がないと判断して電源スイッチを押下した状態に戻る。
複数バーナー加熱する場合は、操作表示部でそれぞれ該当する加熱入/切キーを押下する。
次に制御部5の動作について説明する。制御部5は、スイッチング素子(IGBT)の導通時間を検知する導通時間検知部6を有し、導通時間が所定値以下(例えば32μs)となる場合には駆動周波数を切り替えずに(例えば23kHz、周期が43.4μs)誘導加熱し、火力が大きくなり、導通時間が所定値より長くなる場合には、導通時間が所定値より長くなることに該当するバーナーのインバータ回路4の駆動周波数を低下させて(
例えば20.8kHz、周期が48μs)誘導加熱する。また、加熱コイル3aと加熱コイル3bとの間に第1の所定距離(例えば4cm)をとることにより、一つの被加熱体1に複数の加熱コイル3からの磁束が入らない。
以上のような構成により、ユーザーに駆動周波数の音が聞こえる恐れを低減しつつ複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制することができ、使い勝手を向上することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における加熱調理器について説明する。
なお、実施の形態1と同じ機能、同じ構成の部品に関しては同じ番号を付し、説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
実施の形態1との相違点は、互いの加熱コイル間の距離が第1の所定距離よりも接近した第2の所定距離を離した複数の加熱コイルに替えた場合には、制御部5は、隣接する加熱コイル3を複数同時に加熱する場合に同一周波数でインバータを駆動するようにした点である。
第1の所定距離(例えば4cm)よりも接近した第2の所定距離(例えば2cm)とすることで一つの被加熱体1に複数の加熱コイル3からの磁束が入るため、隣接する複数の加熱コイル3を同時に加熱する場合は、該当する全てのインバータ回路4の駆動周波数を同一(例えば23kHz)とし、一つの被加熱体1に複数の加熱コイル3からの磁束が入らない場合は上述のように導通時間が所定値より高くなる場合に該当するバーナーのインバータ回路4の駆動周波数を低下させて(例えば20.8kHz)誘導加熱する。同時加熱時は総電力の規制がかかるため(ブレーカ断防止)一つのインバータ回路4の出力する電力も単独加熱時と比較すると低くなるため、駆動周波数を低下させなくとも所望の電力を供給することが可能である。また、被加熱体の干渉音は一つの被加熱体1に複数の加熱コイル3から異なる周波数帯の磁束が入ることで発生していることから、該当しない場合の同時加熱においては駆動周波数を同一とする必要はない。
以上のような構成により、ユーザーに駆動周波数の音が聞こえる恐れを低減しつつ複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制することができ、使い勝手を向上することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における加熱調理器について説明する。
なお、実施の形態1、2と同じ機能、同じ構成の部品に関しては同じ番号を付し、説明を省略し、相違点についてのみ説明する。図2は、本発明の実施の形態3、4における加熱調理器の上面から見た図である。図3は、本発明の実施の形態3、4における誘導加熱調理器の第1の加熱エリアの加熱コイルを切り替える切り替え手段の回路図である。
実施の形態1、2との相違点は、被加熱体1を載置する第1の加熱エリア2-1及び第2の加熱エリア2-2をトッププレート2に設け、第1の加熱エリア2-1の加熱コイル3-1は円形または楕円形の加熱コイルを前後左右方向に3個以上複数個並列に配して構成し、第2の加熱エリア2-2の加熱コイル3-2は、第1の加熱エリア2-1を構成する1つの加熱コイル3-1の短径または直径より径大となるよう形成したものとし、第1の加熱エリア2-1において、被加熱体1に応じて加熱する加熱コイルの数を切り替えるようにした点である。
図3に示すように、第1の加熱エリア2-1において、第1の加熱エリア直下の複数の加熱コイル3‐1の接続を切り替える切替手段7の接点、例えばリレーの接点、を制御部5が制御して、トッププレート2上に載置された被加熱体1に応じて加熱コイル3-1の数を切り替えることができるので、例えば、4つ並んだ楕円の加熱コイル3-1の右2個にまたがって被加熱体1を載置して加熱操作された場合は、この右2個の加熱コイル3-1で加熱を行い、残りの左2個の加熱コイル3-1には高周波電流を供給しない。また、4つ並んだ楕円の加熱コイル3-1の中央2個にまたがって被加熱体1を載置して、加熱操作された場合は、この中央2個の加熱コイル3-1で加熱を行い、残りの加熱コイル3-1には高周波電流を供給しない。左2個に載置した場合も同様となる。また、4つ並んだ楕円の加熱コイル3-1の全4個にまたがって被加熱体1を載置して、加熱操作された場合は、この全4個の加熱コイル3-1で加熱を行う。また、4つ並んだ楕円の加熱コイル3-1の右3個にまたがって被加熱体1を載置して、加熱操作された場合は、この右3個の加熱コイル3-1で加熱を行う。左3個のコイルに被加熱体1を載置した場合も同様となる。また、4つ並んだ楕円の加熱コイル3-1の1個のコイルに被加熱体1を載置して、加熱操作された場合は、この1個の加熱コイルのみで加熱を行う。
これにより、第1の加熱エリア2-1の中で左右中というように3箇所位置を選んで加熱することができ、キッチンなどのキャビネットに組み込んで使用される誘導加熱調理器は、設置できる本体やトッププレートの大きさに制限があるが、この制限の中で、トッププレート2内を有効に活用することができる。
以上のような構成により、第1の加熱エリア2-1内で被加熱体1の位置を変えて加熱できるようになり、使い勝手を向上することができるとともに限られたスペースを有効活用することが可能となる。
なお、実施の形態1、実施の形態2に説明したように、第1の加熱エリアまたは/及び第2の加熱エリアにおいて、同時に動作させる2つの加熱コイル間の互いの距離、例えば、第1の所定距離あるいは第1の所定距離より近い第2の所定距離、により各加熱コイルに対応するインバータ回路の駆動周波数を決定することにより、複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1〜3と同じ機能、同じ構成の部品に関しては同じ番号を付し、説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
実施の形態1〜3との相違点は、第2の加熱エリア2-2を第1の加熱エリア2-1の左右のいずれか一方または両方に設けたようにした点である。
以上のような構成により、ユーザーが製品手前から近い位置で第1および第2の加熱エリア2-1、2-2ともに使うことができるようになり、さらに使い勝手を向上することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、ユーザーに駆動周波数の音が聞こえる恐れを低減しつつ複数のコイルの駆動周波数の差によって発生する鍋鳴りを抑制することができるので、一般家庭の台所や業務用の厨房で使用されるその他の調理器に対しても同様に応用することができる。
1 被加熱体
2 トッププレート
2-1 第1の加熱エリア
2-2 第2の加熱エリア
3 加熱コイル
3a 加熱コイル
3b 加熱コイル
3-1 第1の加熱エリア直下の加熱コイル
3-2 第2の加熱エリア直下の加熱コイル
4 インバータ回路
5 制御部
6 導通時間検知部
7 切替手段

Claims (4)

  1. 被加熱体が載置されるトッププレートと、前記トッププレートの下方に配置されており、前記被加熱体を加熱する複数の加熱コイルと、複数の前記加熱コイルに対応して設けられており、前記加熱コイルに高周波電流を供給するインバータ回路と、前記インバータ回路の動作を制御する制御部と、動作状態を選択する操作表示部と、を備え、
    前記インバータ回路には、共振回路の電流をスイッチングするスイッチング手段が備えられ、
    前記制御部には、前記被加熱体が前記加熱コイルの上方に載置されたか否かを判断する被加熱体検出部と、前記スイッチング手段の導通時間を検知する導通時間検知部と、が備えられ、
    前記制御部は、前記操作表示部が操作され、前記加熱コイルから第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルが選択されており、
    前記被加熱体が載置された前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルを同時に動作させて前記被加熱体を加熱する場合において、
    前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間は第1の所定距離以上離れており、且つ、前記導通時間が所定値以下となる場合には、
    前記インバータ回路の駆動周波数を所定の周波数から切り替えずに前記所定の周波数で対応する前記加熱コイルを動作させ前記被加熱体を誘導加熱し、
    前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間は第1の所定距離以上離れており、且つ、導通時間が前記所定値より長くなる場合には、前記導通時間が前記所定値より長いと検知した前記インバータ回路の駆動周波数を前記所定の周波数より低下させ、対応する前記加熱コイルを動作させ前記被加熱体を誘導加熱する誘導加熱調理器。
  2. 前記制御部は、前記操作表示部が操作され、前記加熱コイルから第1の加熱コイル及び第2の加熱コイルが選択されており、
    前記被加熱体が載置された前記第1の加熱コイル及び前記第2の加熱コイルを同時に動作させて前記被加熱体を加熱する場合において、
    前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間が前記第1の所定距離よりも接近した第2の所定距離離れている場合には、
    同一周波数で前記インバータ回路を駆動する請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記被加熱体が載置される第1の加熱エリア及び第2の加熱エリアが前記トッププレートに設けられており、
    前記第1の加熱エリアにおいて、円形または楕円形の前記加熱コイルが前後方向あるいは左右方向に3個以上複数個並列に配置されており、
    前記第2の加熱エリアにおいて、前記第1の加熱エリアを構成する1つの前記加熱コイルの短径または直径より径大となるように形成されており、
    前記第1の加熱エリアにおいて、
    前記制御部は、前記操作表示部が操作され、前記第1の加熱エリアが選択されており、
    上方に前記被加熱体がまたがって載置され前記加熱コイルの数に応じて同時に動作させ前記被加熱体を加熱する前記加熱コイルの数を切り替え、
    前記制御部は、前記第1の加熱エリアで連続して並ぶ複数の前記加熱コイルを同時に動作させる場合には、同一周波数で前記インバータ回路を駆動し、
    前記第2の加熱エリアと、前記第1の加熱エリアで同時に加熱する場合に、
    前記第1の加熱コイルと前記第2の加熱コイルとの間の距離に応じて前記インバータ回路の駆動周波数を決定する請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記第2の加熱エリアを前記第1の加熱エリアの左右のいずれか一方または両方に設けた請求項3に記載の誘導加熱調理器。
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