JP4854268B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、調理器本体の上面を構成するトッププレート上に載置される被加熱調理器具を加熱するための加熱手段を備えた加熱調理器に関する。
誘導加熱調理器においては、アルミ製や銅製の鍋のように低透磁率、低抵抗の材料で構成される被加熱調理器具を如何にして加熱するかが課題となっている。この課題を解決するための従来技術として、特許文献1には、誘導加熱を行う場合に発生する反発力による鍋の浮きや移動を検出し、加熱コイルに供給する電流を制限する構成が開示されている。また、特許文献2には、加熱コイルと鍋との間にアルミ板を挿入し、そのアルミ板を誘導加熱することにより鍋を間接的に加熱する構成が開示されている。
特開昭61−230289号公報 特許第3465712号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、鍋の重量が軽く反発力を抑制しにくい場合には電流の供給を大幅に制限することになり、結果として火力が低下し、十分な加熱を行うことができなくなるという問題がある。
また、特許文献2に開示されている技術では、アルミ板を介して鍋を間接的に加熱するので加熱効率が低下する。すなわち、アルミ板は鍋と同様に誘導加熱されるので、その分だけインバータや加熱コイルにおける損失が増加する。特に、アルミには大きな電流が流れることから、加熱コイルの巻き数を3倍程度に増加させたり交流電流の周波数を高めるようにする必要があり、鉄製の鍋などを加熱する場合に比較して損失が大きくなる。
その加熱効率は65%程度であり、一般的な誘導加熱調理器の加熱効率85%に比べると非常に悪い。特許文献2に記載された技術について具体的な数値例を挙げると、入力電力3kW、アルミ鍋を直接加熱する電力を800W、アルミ板による間接加熱の電力を2.2kWとすれば、その35%として770W分だけ効率が低下することになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、低透磁率、低抵抗の材料で構成される被加熱調理器具をより効率よく加熱することができる加熱調理器を提供することにある。
本発明の加熱調理器は、
調理器本体と、
この調理器本体の上面を構成し被加熱調理器具が載置されるトッププレートと、
誘導加熱コイルと発熱体と前記誘導加熱コイルを駆動するインバータとを有し前記トッププレートに載置された被加熱調理器具を加熱する加熱手段と、
前記被加熱調理器具が高透磁率、高抵抗の被加熱調理器具か低透磁率、低抵抗の被加熱調理器具かを判定する判定手段と、
前記被加熱調理器具の加熱に供する入力電力を設定するための操作手段と、
前記誘導加熱コイルと前記発熱体の少なくとも一方に通電することにより高透磁率の被加熱調理器具と低透磁率の被加熱調理器具とを加熱可能とし、前記低透磁率の被加熱調理器具を加熱する場合における前記誘導加熱コイルの電力に対する前記発熱体の電力の割合が、前記高透磁率の被加熱調理器具を加熱する場合における前記誘導加熱コイルの電力に対する前記発熱体の電力の割合よりも大きくなるように前記加熱手段を制御し、前記判定手段により前記被加熱調理器具が高透磁率と判定された場合と低透磁率と判定された場合とで前記インバータの共振コンデンサの容量値を切り替えて前記インバータに供給される前記誘導加熱コイルの最大電力を設定し、前記判定手段により前記被加熱調理器具が低透磁率と判定された場合において、前記操作手段による入力電力設定値が前記誘導加熱コイルの最大電力を超えた場合、前記誘導加熱コイルをその最大電力に維持し、前記加熱手段の電力が前記入力電力設定値に一致するように前記発熱体の電力を制御する加熱制御手段とを備えたことを特徴とする。
軽量の低透磁率の被加熱調理器具を誘導加熱すると反発力が発生して移動(浮きを含む)が生じ易く、誘導加熱コイルの加熱電力が制限される。上記構成によれば、低透磁率の被加熱調理器具を加熱する場合、高透磁率の被加熱調理器具を加熱する場合に比べ、誘導加熱コイルの加熱電力に対する発熱体の加熱電力の割合が大きくなるので、低透磁率の被加熱調理器具をより高火力で加熱することができる。
本発明によれば、誘導加熱コイルによる加熱と発熱体による加熱の割合を制御することにより、低透磁率の材料で構成される被加熱調理器具をより効率よく加熱することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図6を参照しながら説明する。
図1は、加熱調理器本体の縦断正面図である。調理器本体1は、外殻が本体ケース2であり、これの上方にトッププレート3が位置することによって、調理器本体の上面をトッププレート3が構成している。本体ケース2の内部には、上記トッププレート3の載置部4、5(所定載置位置に相当)の直下に位置して誘導加熱コイル6、7が配設されており、これらによって、載置部4、5に載置される鍋8(被加熱調理器具に相当:図2参照)をそれぞれ誘導加熱するようにしている。図2は、図1の載置部4部分を拡大して示す図である。
本体ケース2の前面には、操作パネル9とオーブン扉10が設けられている。操作パネル9によって、上記誘導加熱コイル6、7についての操作をユーザが行い得るようにしており、オーブン扉10の後方(本体ケース2の内部)には、オーブン(図示せず)が連なっている。そして、トッププレート3の下面中、特に載置部4、5の中心部の直下位置には、サーミスタなどで構成される温度検知器11、12が設けられている。また、誘導加熱コイル6、7は、コイルベース13、14によって支持されており、それらのコイルベース13、14の下面側には、誘導加熱コイル6、7の磁束の磁路を形成するためのフェライト15、16が配置されている。
また、トッププレート3の下面側で載置部4、5に対応する部位には、例えば非磁性SUSなどの高抵抗の非磁性体で構成される発熱用導体(発熱体に相当)17、18と、断熱絶縁体19、20とが配置されている。発熱用導体17、18は、具体的には図示しないが同一形状の一対の導体から構成されており、その各導体は、直線状の導体を内周側と外周側とで折り返しながら径方向に往復させた形状をなしている。この発熱用導体17、18は通電が行われるとジュール熱を発生し、発熱体加熱(ヒータ加熱)を行うために使用される。
図3は、制御系の構成を示す機能ブロック図である。加熱制御部21(加熱制御手段、移動検出手段、載置状態検出手段に相当)は、上記本体ケース2の内部に設けられており、マイクロコンピュータを主体として構成されている。加熱制御部21には、操作パネル9に配置された操作部22(操作手段に相当)から操作信号が入力されるとともに、温度検知器11、12から温度検知信号が入力されている。加熱制御部21は、これらの入力および予め記憶された制御プログラムに基づいて、操作パネル9に配置されている表示部23の動作を制御するとともに、インバータ24を制御して誘導加熱コイル6、7への高周波電流の供給を制御する。
また、インバータ24は、各誘導加熱コイル6、7と直列に接続された共振コンデンサ(図示せず)を備えている。インバータ24は、加熱制御部21で判定された鍋8の材質に応じて共振コンデンサの容量を切り替え、高透磁率、高抵抗の鍋と判定された場合と低透磁率、低抵抗の鍋と判定された場合のそれぞれについて適した高周波電流を各誘導加熱コイル6、7に供給するようになっている。本実施形態では、高透磁率、高抵抗の鍋と判定された場合にはインバータ24に供給される最大電力が各誘導加熱コイル6、7について2kWとなり、低透磁率、低抵抗の鍋と判定された場合にはインバータ24に供給される最大電力が各誘導加熱コイル6、7について1kWとなるように共振回路が構成されている。
インバータ24には、商用交流電源25を整流回路26を介して直流に変換したものが駆動用電源として供給されている。また、商用交流電源25は、発熱体通電制御部27にも供給されている。発熱体通電制御部27は、発熱用導体17、18に交流電源を通電するもので例えばリレーにより構成されている。加熱制御部21は、発熱体通電制御部27の通電のオン期間とオフ期間の比(デューティ比)を制御することにより、発熱用導体17、18に供給する平均的な電力WHEAT(ave)を制御するようになっている。本実施形態では、デューティ比100%のフル通電時における各発熱用導体17、18の最大電力は1kWとされている。
また、整流回路26の入力側とインバータ24の出力側には、それぞれCT28、29が配置されている。加熱制御部21は、これらCT28、29から入力される電流検知信号に基づいて、それぞれ加熱調理器への入力電流、インバータ24の出力電流(コイル電流)を検出するようになっている。なお、上述の誘導加熱コイル6、7、インバータ24、発熱用導体17、18および発熱体通電制御部27は、加熱手段30を構成している。
次に、本実施形態の作用について図4ないし図6も参照しながら説明する。
加熱制御部21は、操作部22から入力した操作信号に基づいて、ユーザにより設定された加熱のための入力電力設定値WINを得る。加熱制御部21は、インバータ24の入力電力を制御することにより誘導加熱コイル6、7による鍋8の加熱電力(火力)を制御し、発熱体通電制御部27のオンオフ通電制御を行い発熱用導体17、18への入力電力を制御することにより発熱用導体17、18による鍋8の加熱電力(火力)を制御する。以下では、誘導加熱コイル6と発熱用導体17とを用いた加熱制御について説明するが、誘導加熱コイル7と発熱用導体18とを用いた加熱制御についても同様となる。
図4は、加熱制御部21が実行する加熱制御処理のフローチャートである。加熱制御部21は、ステップS1において、インバータ24内に設けられた共振コンデンサを、低透磁率、低抵抗の鍋に適した容量値に切り替える。そして、ステップS2でインバータ24を駆動し、CT28により検出した入力電流とCT29により検出したコイル電流との関係に基づいて、トッププレート3に載置された鍋8の材質判定を行う。ここでの材質判定とは、鉄などに代表される高透磁率、高抵抗の材料か、アルミや銅に代表される低透磁率、低抵抗の材料の何れであるかの判定である。その後、ステップS3に移行して、ユーザによる操作部22の操作により設定された入力電力設定値WINを得る。
加熱制御部21は、ステップS4において、上記ステップS2の判定結果に基づいてトッププレート3に載置された鍋8が低透磁率、低抵抗の鍋か否かを判断する。ここで「NO」と判断するとステップS5に移行し、共振コンデンサを高透磁率、高抵抗の鍋に適した容量値に切り替える。この切り替えにより、誘導加熱コイル6の最大電力が2kWに設定される。その後、ステップS6に移行して、インバータ24の入力電力(誘導加熱の電力WIH)が入力電力設定値WINに一致するようにインバータ24を制御する。
その結果、高透磁率、高抵抗の鍋8に対しては、発熱用導体17の通電による発熱体加熱は行われず、0から定格入力電力2kWまでの全範囲において誘導加熱コイル6を用いた誘導加熱が行われる。図5は、高透磁率、高抵抗の鍋8についての入力電力設定値WINとインバータ24の入力電力との関係を示している。
一方、加熱制御部21は、上記ステップS4で「YES」(つまり低透磁率、低抵抗の鍋)と判断するとステップS7に移行する。この場合、誘導加熱コイル6の最大電力は1kWに設定されている。入力電力設定値WINとインバータ24の入力電力(誘導加熱の電力WIH)および発熱用導体17の入力電力(発熱体加熱の電力WHEAT(ave))との関係は、図6に示すようになる。
加熱制御部21は、ステップS7において入力電力設定値WINが1kW(誘導加熱コイル6の最大電力)以下であるか否かを判断し、1kW以下である(YES)と判断するとステップS8に移行して、インバータ24の入力電力(誘導加熱の電力WIH)が入力電力設定値WIN1(図6参照)に一致するようにインバータ24を制御する。この場合も、誘導加熱に起因する反力による鍋8の移動(鍋の浮きを含む)が生じない限り、発熱用導体17の通電による発熱体加熱は行われない。
これに対し、ステップS7で1kW以下でない(NO)と判断すると、ステップS9に移行して誘導加熱の電力WIHを誘導加熱コイル6の最大電力である1kWにまで高める。その後、ステップS10において、誘導加熱の電力WIHを1kWに維持したまま、誘導加熱の電力WIHと発熱体加熱の電力WHEAT(ave)とを合わせた平均電力が入力電力設定値WIN2(図6参照)に一致するように発熱体通電制御部27のオンオフ通電制御を行う。この場合の定格入力電力も、誘導加熱コイル6の最大電力(1kW)と発熱用導体17の最大電力(1kW)とを加算した2kWとなる。
ステップS6、S8、S10の処理の後は再びステップS3に移行して入力電力設定値WINを得る。なお、図4には示されていないが、ユーザが操作部22を操作すると、その操作信号に基づいて直ちに操作に応じた入力電力設定値WINが設定される。また、トッププレート3に載置された鍋8が外された時には、誘導加熱コイル6と発熱用導体17への通電が停止する。
以上説明したように、本実施形態の加熱調理器は、誘導加熱コイル6(、7)と発熱用導体17(、18)とを備え、検出した鍋8の材質と入力電力設定値WINとに応じて、誘導加熱コイル6への通電による誘導加熱と発熱用導体17への通電による発熱体加熱とを組み合わせて鍋8を加熱する。この場合、高透磁率、高抵抗の鍋8に対しては入力電力設定値WINにかかわらず誘導加熱のみを行い、低透磁率、低抵抗の鍋8に対しては入力電力設定値WINに応じて誘導加熱に追加して発熱体加熱を行う。すなわち、低透磁率、低抵抗の鍋8を加熱する場合、高透磁率、高抵抗の鍋8を加熱する場合に比べ、誘導加熱コイル6の電力(誘導加熱の電力WIH)に対する発熱用導体17の電力(発熱体加熱の電力WHEAT(ave))の割合が大きくなるように制御している。
低透磁率、低抵抗の鍋8は、周知のように誘導加熱に起因する鍋の移動(鍋の浮きを含む)を生じ易く、従来のものは入力電力を鍋の移動が生じない誘導加熱の電力WIHに止めておく必要があり火力不足となる場合があった。具体的には、500g程度の軽量アルミ製フライパンを加熱する場合、加熱調理器は高々1kW程度の電力しか入力できず、予熱に時間を要し、高火力調理ができなかった。これに対し、本実施形態の加熱調理器によれば、低透磁率、低抵抗の鍋8を加熱する際に必要に応じて発熱体加熱を実行し、最大で2kWの入力電力で加熱できるので、軽量アルミ製フライパンであっても高火力での調理が可能となる。
この発熱体加熱は、発熱用導体17による直接加熱であるため、既述の特許文献2に記載された間接的な加熱とは異なり加熱効率が高い。また、誘導加熱に適した高透磁率、高抵抗の鍋8に対しては発熱体加熱を行わず誘導加熱のみを行うので、例えば鉄製フライパンの加熱効率を低下させることがない。
誘導加熱コイル6の最大電力よりも大きい電力で低透磁率、低抵抗の鍋8を加熱する場合、加熱開始から誘導加熱コイル6の最大電力(1kW)に至るまでの期間は誘導加熱を行う。その後、誘導加熱の電力WIHを上記最大電力に維持したまま、入力電力設定値WINとの差に相当する電力で発熱体加熱を行う。このように誘導加熱を優先させることにより、より高い加熱効率が得られる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図7および図8を参照しながら説明する。
本実施形態の加熱調理器は、第1の実施形態と同様の回路構成を備えており、加熱開始から鍋の材質判定までの処理および高透磁率、高抵抗の鍋と判定したときの加熱制御は第1の実施形態と同様である。第1の実施形態と異なるのは、低透磁率、低抵抗の鍋と判定したときの誘導加熱コイル6、7と発熱用導体17、18の加熱制御である。
図7は、誘導加熱コイル6と発熱用導体17について加熱制御部21(図3参照)が実行する加熱制御処理を示すフローチャートである。ステップS11、S12以外の各ステップは、図4に示すフローチャートと同じである。加熱制御部21は、ステップS4で低透磁率、低抵抗の鍋である(YES)と判断すると、ステップS7において入力電力設定値WINが1kW(誘導加熱コイル6の最大電力)以下であるか否かを判断する。
ここで、1kW以下でない(NO)と判断するとステップS11に移行し、発熱体通電制御部27を介して発熱用導体17をフル通電する。その後、ステップS12において、発熱体加熱の電力WHEATを最大電力である1kWに維持したまま、誘導加熱の電力WIHと発熱体加熱の電力WHEATとを合わせた電力が入力電力設定値WIN2(図8参照)に一致するようにインバータ24への入力電力(誘導加熱の電力WIH)を制御する。この場合の定格入力電力も、誘導加熱コイル6の最大電力(1kW)と発熱用導体17の最大電力(1kW)とを加算した2kWとなる。図8は、入力電力設定値WINとインバータ24の入力電力(誘導加熱の電力WIH)および発熱用導体17の入力電力(発熱体加熱の電力WHEAT)との関係を示している。
本実施形態によれば、低透磁率、低抵抗の鍋8を誘導加熱コイル6の最大電力(1kW)を超える電力で加熱する場合、発熱用導体17をフル通電し、入力電力設定値WINと発熱用導体17の最大電力との差電力を誘導加熱の電力WIHで補うように制御するので、最大で2kWの入力電力で加熱できる。
また、誘導加熱コイル6の最大電力(1kW)は、発熱用導体17の最大電力(1kW)以上に設定されている。このような設定条件の下で上記制御を行うと、発熱用導体17は断電またはフル通電の何れかの状態となり、オンオフ通電制御(デューティ比の制御)を行うことなく入力電力を入力電力設定値WINに一致させることができる。その結果、第1の実施形態に比べて発熱体通電制御部27の作動回数が低減するので、リレーの耐久性ひいては加熱調理器の信頼性を高めることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図9および図10を参照しながら説明する。
本実施形態の加熱調理器も、第1、第2の実施形態と同様の回路構成を備えている。そして、第1、第2の実施形態で説明した各加熱制御において、誘導加熱から発熱体加熱に移行する前に鍋の移動を検出すると、その鍋移動を抑制するように加熱制御を行う。
図9は、加熱開始からの加熱制御処理を示している。すなわち、加熱制御部21(図3参照)は、ステップT1でインバータ24の入力電力を増やして誘導加熱の電力WIHを所定量ずつ増加させ、ステップT2で鍋移動の検出の有無を判断する。検出してない(NO)と判断するとステップT3に移行し、誘導加熱の電力WIHが入力電力設定値WINに応じて定められた所定値よりも低いか否かを判断する。低ければ「YES」と判断してステップT1に戻り、所定値以上であれば「NO」と判断してステップT5に移行する。
一方、ステップT2で鍋の移動を検出した(YES)と判断すると、ステップT4に移行して誘導加熱の電力WIHを鍋の移動が生じない電力WIH(det)にまで下げた後、ステップT5に移行する。ステップT5では、誘導加熱の電力をWIH(det)に維持したまま、誘導加熱の電力WIHと発熱体加熱の電力WHEAT(ave)とを合わせた平均電力が入力電力設定値WINに一致するように発熱体通電制御部27を制御する。
図10は、誘導加熱の電力WIHと発熱体加熱の電力WHEATの時間変化を示している。入力電力設定値WINが誘導加熱の電力WIH(det)と発熱用導体17の最大電力との加算電力よりも小さい場合には、図10(a)に示すように誘導加熱の電力WIH(det)と発熱体加熱の電力WHEAT(ave)とを合わせた平均電力が入力電力設定値WINに一致するように発熱体通電制御部27のオンオフ通電制御を行う。これに対し、入力電力設定値WINが誘導加熱の電力WIH(det)と発熱用導体17の最大電力との加算電力以上である場合には、図10(b)に示すように発熱用導体17をフル通電することにより、加熱電力を入力電力設定値WINに極力近づける。
なお、加熱制御部21は、調理の途中でも鍋の移動の有無を検出している。例えば、加熱調理中に鍋の中の調理物の一部を取り出すと、鍋全体の重量が減少して鍋移動が発生する場合がある。この場合にも、加熱制御部21は、上述のステップT4、T5と同様の処理を行う。
本実施形態によれば、鍋移動の発生を抑えるとともに、誘導加熱で不足する加熱電力を発熱体加熱により補うことができる。その結果、誘導加熱に起因して生じる反力による鍋移動が問題となる低透磁率、低抵抗の鍋、例えば500g程度の軽量アルミ製フライパンを加熱する場合でも、移動(浮き)が生じることがなく、しかも従来よりも高火力での調理が可能となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について図11および図12を参照しながら説明する。
本実施形態の加熱調理器は、第2の実施形態で説明した加熱調理器に対し、誘導加熱と発熱体加熱による同時加熱中における調理性能の改善を図ったものである。
例えばフライパン調理においては、食材をまんべんなく加熱するためにユーザによりフライパン返しが行われることがある。ところが、トッププレート3からフライパンを持ち上げると、インバータ24が無負荷状態となるため、加熱制御部21(図3参照)は誘導加熱を停止し、その停止状態から再び材質判定を行って誘導加熱を開始する。アルミ製フライパンのような低透磁率、低抵抗の鍋を加熱する場合には、インバータ24を保護するため、高透磁率、高抵抗の鍋を加熱する場合に比べて緩やかに火力を立ち上げる必要がある。この立ち上げに要する時間td(図12参照)は、例えば5秒程度である。
図11は、調理性能の改善を図った加熱制御処理を示すフローチャートである。この図11において、図7と同一処理には同一のステップ番号が付されており、以下では異なる処理ステップについて説明する。加熱制御部21は、ステップS21においてトッププレート3の載置部4に鍋8が載置されているか否かを判断する。ここで、載置されている(YES)と判断すると、ステップS22に移行してカウンタをゼロクリアする。このカウンタは、載置部4に鍋8が載置されていない状態の連続検出回数を計数するものである。ステップS22の後は、既述したステップS3以降の処理を実行する。
一方、ステップS21において、載置部4に鍋8が載置されていない(NO)と判断すると、ステップS23に移行して直ちに誘導加熱を停止する。続いて、ステップS24でカウンタをインクリメントし、ステップS25でそのカウント値が1よりも大きいか否かを判断する。鍋8が外されたことを初めて検出したときには、カウント値が1になるため「NO」と判断する。この場合には、発熱用導体17への通電(発熱体加熱)を停止することなくステップS1に戻る。
図12は、フライパン返しなど短時間の鍋外しが行われた場合の誘導加熱の電力WIHと発熱体加熱の電力WHEATの時間変化を示している。発熱体加熱の電力WHEATを最大電力(1kW)とし、インバータ24への入力電力(誘導加熱の電力WIH)を可変制御している時刻t1に鍋8が外されると、誘導加熱の電力WIHは直ちに0になるが、発熱体加熱の電力WHEATは最大電力(1kW)のまま維持される。
通常、フライパン返しにより鍋8(フライパン)がトッププレート3を離れる時間は1秒以下である。従って、通常のフライパン返しを行った場合には、次に実行される鍋の材質判定の時(時刻t2)には既に鍋8が載置部4に戻されており、加熱制御部21は、ステップS21で「YES」(鍋が載置されている)と判断して時刻t2から再び誘導加熱を開始する。
これに対し、調理が終了したためにフライパンを外したような場合には、次に実行される鍋の材質判定の時(時刻t2)にも鍋8が載置部4に戻されていないので、加熱制御部21は、ステップS21で「NO」と判断して再度ステップS23に移行する。この場合、ステップS24でカウンタをインクリメントした結果カウント値は2となる。そこで、加熱制御部21は、ステップS25でカウント値が1よりも大きい(YES)と判断し、ステップS26に移行して発熱用導体17の通電(発熱体加熱)を停止する。
本実施形態の加熱調理器によれば、フライパン返しを行っても発熱体加熱が継続するので、再び誘導加熱が立ち上がるまでの間も鍋8の加熱が行われる。特に、発熱体加熱が用いられる低透磁率、低抵抗の鍋の場合には誘導加熱の立ち上げに5秒程度の時間tdを要する。従って、本実施形態の加熱調理器を用いると、フライパン返しを行っても従来の加熱調理器と比べて高火力を維持しながら調理(例えばアルミ製フライパンを用いた炒め物)をすることができる。
なお、図11に示すステップS25において、カウント値が1よりも大きいか否かを判断したが、これに替えてカウント値が2(または3、4、…)よりも大きいか否かを判断するようにしてもよい。これにより、鍋外しの検出から発熱体加熱を停止するまでの時間を適宜調整することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
第4の実施形態は、第2の実施形態に対し改善を加えたものであるが、第1の実施形態に対し同様の改善を加えてもよい。
第4の実施形態は、誘導加熱と発熱体加熱による同時加熱中に鍋外しを検出した時に発熱体加熱を継続する処理に特徴があるが、誘導加熱のみの加熱中に鍋外しを検出した時に所定時間だけ発熱体加熱を行うように制御してもよい。この場合の所定時間とは、例えば誘導加熱の立ち上げに要する時間tdである。
鍋8の材質は、加熱調理器側が自動的に判定するものに限らず、例えばユーザが材質を入力して設定するものであってもよい。
本発明の第1の実施形態を示す加熱調理器本体の縦断正面図 載置部の拡大図 制御系の構成を示す機能ブロック図 加熱制御部が実行する加熱制御処理のフローチャート 高透磁率、高抵抗の鍋についての入力電力設定値WINとインバータの入力電力(誘導加熱の電力WIH)との関係を示す図 低透磁率、低抵抗の鍋についての入力電力設定値WINとインバータの入力電力(誘導加熱の電力WIH)および発熱用導体の入力電力(発熱体加熱の電力WHEAT(ave))との関係を示す図 本発明の第2の実施形態を示す図4相当図 図6相当図 本発明の第3の実施形態を示す鍋移動の検出に係る加熱制御処理のフローチャート 誘導加熱の電力WIHと発熱体加熱の電力WHEATの時間変化を示す図 本発明の第4の実施形態を示す図4相当図 フライパン返しが行われた場合の誘導加熱の電力WIHと発熱体加熱の電力WHEATの時間変化を示す図
符号の説明
図面中、1は調理器本体、3はトッププレート、6、7は誘導加熱コイル、8は鍋(被加熱調理器具)、17、18は発熱用導体(発熱体)、21は加熱制御部(加熱制御手段、移動検出手段、載置状態検出手段)、22は操作部(操作手段)、30は加熱手段である。

Claims (6)

  1. 調理器本体と、
    この調理器本体の上面を構成し被加熱調理器具が載置されるトッププレートと、
    誘導加熱コイルと発熱体と前記誘導加熱コイルを駆動するインバータとを有し前記トッププレートに載置された被加熱調理器具を加熱する加熱手段と、
    前記被加熱調理器具が高透磁率、高抵抗の被加熱調理器具か低透磁率、低抵抗の被加熱調理器具かを判定する判定手段と、
    前記被加熱調理器具の加熱に供する入力電力を設定するための操作手段と、
    前記誘導加熱コイルと前記発熱体の少なくとも一方に通電することにより高透磁率の被加熱調理器具と低透磁率の被加熱調理器具とを加熱可能とし、前記低透磁率の被加熱調理器具を加熱する場合における前記誘導加熱コイルの電力に対する前記発熱体の電力の割合が、前記高透磁率の被加熱調理器具を加熱する場合における前記誘導加熱コイルの電力に対する前記発熱体の電力の割合よりも大きくなるように前記加熱手段を制御し、前記判定手段により前記被加熱調理器具が高透磁率と判定された場合と低透磁率と判定された場合とで前記インバータの共振コンデンサの容量値を切り替えて前記インバータに供給される前記誘導加熱コイルの最大電力を設定し、前記判定手段により前記被加熱調理器具が低透磁率と判定された場合において、前記操作手段による入力電力設定値が前記誘導加熱コイルの最大電力を超えた場合、前記誘導加熱コイルをその最大電力に維持し、前記加熱手段の電力が前記入力電力設定値に一致するように前記発熱体の電力を制御する加熱制御手段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 低透磁率の被加熱調理器具を加熱する場合における加熱手段の最大電力は、誘導加熱コイルの最大電力と発熱体の最大電力とを加算した電力であることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 加熱制御手段は、低透磁率の被加熱調理器具を加熱する場合、誘導加熱コイルによる加熱から開始することを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
  4. 誘導加熱コイルへの通電中に、トッププレートに載置された被加熱調理器具の移動の有無を検出する移動検出手段を備え、
    加熱制御手段は、前記誘導加熱コイルへの通電中に前記移動検出手段が前記被加熱調理器具の移動を検出すると、前記誘導加熱コイルの電力を前記移動検出時点における前記誘導加熱コイルの電力よりも低く設定し、加熱手段の電力が加熱のための入力電力設定値に一致するように発熱体の電力を制御することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の加熱調理器。
  5. 被加熱調理器具がトッププレートの所定載置位置から外されたことを検出する載置状態検出手段を備え、
    加熱制御手段は、誘導加熱コイルと発熱体との同時加熱中に前記載置状態検出手段が前記被加熱調理器具の外れを検出すると、前記誘導加熱コイルによる加熱を停止し、その後前記被加熱調理器具の外れを検出したままの状態で前記発熱体による加熱を所定時間継続すると前記発熱体による加熱を停止することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の加熱調理器。
  6. 被加熱調理器具がトッププレートの所定載置位置から外されたことを検出する載置状態検出手段を備え、
    加熱制御手段は、誘導加熱コイルによる加熱中に前記載置状態検出手段が前記被加熱調理器具の外れを検出すると、前記誘導加熱コイルによる加熱を停止し、発熱体による加熱を所定時間行うことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の加熱調理器。
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