JP2800652B2 - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2800652B2
JP2800652B2 JP5205080A JP20508093A JP2800652B2 JP 2800652 B2 JP2800652 B2 JP 2800652B2 JP 5205080 A JP5205080 A JP 5205080A JP 20508093 A JP20508093 A JP 20508093A JP 2800652 B2 JP2800652 B2 JP 2800652B2
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turntable
food
microwave oven
heater
cooking
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、トースターレンジ等
のヒータ機能を備えた電子レンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にヒータ付電子レンジにおけるヒー
タ加熱は、調理物をターンテーブル上の所定の位置に載
置し、ターンテーブルモータを駆動して一定速度で回転
させながら、所定設定時間内均等な加熱制御を実行する
ようになっている(例えば実開平2−64803号公報
参照)。そして、上記所定の設定時間が経過すると、上
記ターンテーブルモータは、その時点で直ちに停止さ
れ、その後ドアを開いてユーザが加熱室内に手を入れて
調理物を取り出すことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に調理物の位置如何に関係なく、加熱設定時間が経過す
るとただちにターンテーブルを停止させる構成では、そ
の停止位置によっては調理物がヒータに接近した位置で
停止した状態となり、調理物の取り出しが遅れるとヒー
タの余熱によって必要以上に焼けてしまう場合が生じた
り、また取り出しにくい位置で止った状態となるなどの
問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜3各項
記載の発明は、各々上記従来の課題を解決することを目
的としてなされたものであって、それぞれ次のように構
成されている。
【0005】(1) 請求項1記載の発明の構成 この発明の電子レンジは、調理物を載置するターンテー
ブルと、調理時に上記ターンテーブルを回転駆動するタ
ーンテーブル回転制御手段とを備えてなる電子レンジに
おいて、上記ターンテーブルの回転に応じ同ターンテー
ブル上の調理物の存在を所定の位置で検出する調理物検
出センサと、該調理物検出センサの調理物検出信号を基
に調理開始後の上記ターンテーブル上の調理物の個数を
判定する個数判定手段と、上記調理物検出センサの調理
開始後の調理物の検出信号と上記個数判定手段の判定値
とを基に調理終了後の調理物がその個数に応じて所定の
設定位置に位置する状態で上記ターンテーブルの回転を
停止させるターンテーブル停止制御手段とを設けたこと
を特徴とするものである。
【0006】(2) 請求項2記載の発明の構成 この発明の電子レンジは、上記請求項1記載の発明の構
成を前提とし、同構成における調理物を停止させる所定
の設定位置が電子レンジ本体側のヒータから離れた位置
であることを特徴とするものである。
【0007】(3) 請求項3記載の発明の構成 この発明の電子レンジは、上記請求項1記載の発明の構
成を前提とし、同構成における調理物加熱用のヒータが
電子レンジ本体の加熱室内奥部に偏位して設けられてお
り、しかも調理物を停止させる所定の設定位置がターン
テーブル中央部付近からドア側の領域に設定されている
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本願の請求項1〜3各項記載の発明の電子レン
ジは、上記構成に基いて各々次のような作用を奏する。
【0009】(1) 請求項1記載の発明の電子レンジの
作用 請求項1記載の発明の電子レンジの構成では、調理物を
載置するターンテーブルと、調理時に上記ターンテーブ
ルを回転駆動するターンテーブル回転制御手段とを備え
てなる電子レンジにおいて、上記ターンテーブルの回転
に応じ同ターンテーブル上の調理物の存在を所定の位置
で検出する調理物検出センサと、該調理物検出センサの
調理物検出信号を基に調理開始後の上記ターンテーブル
上の調理物の個数を判定する個数判定手段と、上記調理
物検出センサの調理開始後の調理物の検出信号と上記個
数判定手段の判定値とを基に調理終了後の調理物がその
個数に応じて所定の設定位置に位置する状態で上記ター
ンテーブルの回転を停止させるターンテーブル停止制御
手段とを設けて構成されており、先ず調理開始後の調理
物検出信号によりターンテーブル上の調理物の個数を判
定するとともに、その後、調理が完了すると、ターンテ
ーブル停止制御手段により、調理物が上記調理物検出セ
ンサの調理開始後の調理物検出信号と上記個数判定手段
により判定されたターンテーブル上の調理物の個数に応
じて最適な所定の設定位置に位置する状態となった時に
初めてターンテーブルが停止するように制御される。
【0010】従って、最終的な調理物の停止位置を、タ
ーンテーブル上の調理物の個数に加え、そのターンテー
ブル上の載置位置をも考慮して正確かつ適切にコントロ
ールして設定し得るようになり、取り出しに便利で、特
に複数の調理物をその載置状態をも考慮して当該電子レ
ンジのヒータ設置位置に応じた良好な停止位置に設定す
ることが可能となる。
【0011】(2) 請求項2記載の発明の電子レンジの
作用 請求項2記載の発明の電子レンジの構成では、上記請求
項1記載の発明の構成を前提とし、当該構成における調
理物を停止させる所定の設定位置がヒータから離れた位
置であることから、上記請求項1の作用に加え、例えば
ターンテーブル上の調理物が1個の場合、複数個の場合
共に可及的にヒータの余熱による必要以上の焼き焦げが
生じることを避けることができるようになる。
【0012】(3) 請求項3記載の発明の電子レンジの
作用 請求項3記載の発明の電子レンジの構成では、上述のよ
うに、請求項1記載の発明の構成を前提とし、同構成に
おけるヒータが電子レンジ本体の加熱室内奥部に偏位し
て設けられており、しかも調理物を停止させるための所
定の設定位置がターンテーブル中央部付近からドア側の
領域に設定されていることから、上記請求項1の作用に
加え、例えばターンテーブル上の調理物が1個の場合、
複数個の場合共に可及的にヒータの余熱による焼き焦げ
が生じることを避けることができるようになり、またヒ
ータに手を近付けることなく安全かつ容易に調理物を取
り出すことができる。
【0013】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の電子レンジによ
ると、調理時の調理物の個数に応じた適切な調理加熱時
間が得られることはもとより、単数又は複数の各調理物
を安全かつ取出しが容易で、可及的にヒータの余熱を避
け得る最適な設定位置に停止させることができることか
ら、調理完了後の操作性が良好になるとともに家電製品
としての安全性が向上し、焼き上げレベル等調理物の仕
上り精度も向上する。
【0014】
【実施例】図1〜図8は、本願発明の実施例に係るヒー
タ加熱機能を備えた電子レンジの構成および動作を示し
ている。
【0015】先ず図1および図2は、当該電子レンジ1
の全体的な構造(筺体構造)を示すもので、その筺体1a
の内側には加熱室(調理物収納庫)2が設けられている。
そして、該加熱室2の底部には調理物載置用のターンテ
ーブル3が回転可能に設置されている。また該加熱室2
の正面側開口部19にはファィンダー部17を形成した
ドア16が上下方向に開閉可能な状態で取付けられてい
る。また、ドア16に対応した本体部側には、ラッチス
イッチ18が設けられている。
【0016】一方、上記筺体1a正面側の上記加熱室2
の開口部19の右側部には当該高周波加熱装置の各種の
機能を操作・制御するための操作パネル部26が設置さ
れている。該操作パネル部26には、例えば図2に詳細
に示すように、先ず上方側から下方側にかけて、表示部
(例えば液晶表示部)34、マニュアルメニュー用の加熱
時間設定キー(5分用27a、1分用27b、10秒用2
7cの3つのキーよりなる)、手動加熱キー群(レンジ
強、、レンジ弱、トースター、ピザ加熱の4つのキーよ
りなる)29、自動加熱キー群(牛乳あたため、酒かん、
冷凍トースト、炊飯の4つのキーよりなる)30、マニ
ュアルメニュー指定キー41、オートメニュー指定キー
42が各々適切に操作性良く配設されている。
【0017】また、図1から明らかなように上記ドア1
6のファインダー17下方には、左側から右側方向に仕
上り調節キー37、トーストキー39、解凍キー43、
あたため・スタートーキー44、取消キー45、レンジ
1分加熱キー47などの特に日常使用頻度が高いドアキ
ー群38が設けられている。
【0018】そして、上記ドア内側の操作パネル部26
の表示部34には、例えば上述した各種の操作キーがO
N操作されると、それに対応して各種の選択設定状態が
表示されるようになっている。
【0019】該操作パネル部26および上述のドアキー
群38は各々相互に接続され、例えば図3に示すように
マイクロコンピュータを中心として構成された電子レン
ジコントロール用の制御ユニット20とデータバスおよ
びコントロールバスを介して接続されていて自由に入出
力信号の送受が行えるようになっている。
【0020】さらに、同図3から明らかなように、上記
高周波加熱装置1の筺体1a部には、上記加熱室2内の
ターンテーブル3上の被加熱物(調理物)にマイクロ波を
放射吸収させることによって加熱するマグネトロン13
と、当該加熱室2内の被加熱物に上下両方向から熱を照
射することによって加熱する上下ヒータ36a,36bお
よび、それらを駆動するヒータ回路35とが各々図示の
ように設置されている。そして、さらに上記制御ユニッ
ト20とターンテーブルモータ4との間にはターンテー
ブルモータ駆動回路24が、また同制御ユニット20と
上記マグネトロン13との間にはマグネトロン駆動部2
2が各々介設されている。上記ターンテーブルモータ4
部には、また重量センサWSが設けられ、該重量センサ
WSで検出された検出値は各種の調理物の量Wの判定に
使用される。
【0021】さらに、上記加熱室2の前部開口側上部に
は、図示のように発光部52aが設けられており、例え
ばホーローネット3aが着脱可能に設けられた透明なタ
ーンテーブル3上のトーストパン(通常、冷凍)A,B等
の調理物を介して下部側に対向設置された受光センサ5
2bに光を入射して、その入射状態のON/OFFから
当該トーストパン等調理物A,Bの個々の存在および枚
数が検出されるようになっている。又その他側には庫内
ランプ51が設けられており、該庫内ランプ51は点灯
回路53により点灯駆動されるようになっている。
【0022】そして、上記ドアキー群38又は操作パネ
ル部26のトーストメニューキー39等のヒータメニュ
ーキーがON操作されると、それによって図6のフロチ
ャートに示すようなヒータおよびターンテーブルモータ
の制御が開始され、上述の上下ヒータ36a,36bがO
Nされ、ターンテーブル3が回転駆動されるとともに上
記庫内ランプ51が点灯される。
【0023】また、その結果、上記ターンテーブル3上
の例えば1つ又は2つの調理物であるトーストパンA,
Bも回転する。
【0024】さらに、上記上下ヒータ36a,36bのO
N、ターンテーブル3の回転駆動並びに庫内ランプ51
の点灯に略同期して上記発光部52a、受光センサ52b
もON作動せしめられる。
【0025】上記受光センサ52bの受光信号(H,L信
号・・・図8の(a))は、ホーロネットによるチャタリン
グ波形となるので、図示しない波形整形回路を介して、
図8の(b)に示すような波形に波形整形された上で上記
制御ユニット20内に入力されて現在のターンテーブル
3上のトーストパンA,Bの枚数判定に利用され、さら
に、また枚数判定の判定完了後のターンテーブル3の回
転停止位置の制御の基準信号に使用される。
【0026】ところで、図4および図5は特に本実施例
の特徴であるところの電子レンジ本体に対する上下ヒー
タ36a,36bの設置構造を示しており、上述の上下ヒ
ータ36a,36bは電子レンジ本体の加熱室2の奥側背
面位置側に寄せて天井部とフロア部に位置して各々上下
に対向する状態で配設されている。
【0027】そして、該上下ヒータ36a,36bと上記
ターンテーブル3および上記発光部52a、受光センサ
52bとの位置関係は図5のように設定されており、タ
ーンテーブル3が矢印で示すように回転駆動されると、
その上のホーロネットに載置されている1枚のトースト
パンA又は2枚のトーストパンA・Bも矢印方向に回転
移動し、該移動過程において上記上下ヒータ36a,36
bからの放射熱により加熱される。上記発光部52aおよ
び受光センサ52bは図示のように、当該トーストパン
A,Bの移動軌跡上の上記上下ヒータ36a,36b位置か
ら戻って再び同上下ヒータ36a,36bに近付き始める
中間位置に検出位置を設定しており、上下ヒータ36a,
36bの間からドア16側に戻り当該検出位置を通り過
ぎてトーストパンA,Bが再び上記上下ヒータ36a,3
6bの間に進行して行く過程で図7に示すように受光セ
ンサ52bの出力信号がHからLに変化することを利用
し上記ターンテーブルモータ4の1回転によりトースト
パンA,Bの枚数を判定するようになっている。
【0028】次に、本実施例の上記制御ユニット20に
よるトーストメニュー選択時のヒータ(トーストパン焼
き上げ)およびターンテーブルモータ回転停止位置制御
の内容について、図6のフローチャートを参照して詳細
に説明する。
【0029】すなわち、先ずステップS1で、現在トー
ストメニューキー39が押されてトーストメニューが選
択されたか否かを判定する。
【0030】その結果、YESと判定されると、ステッ
プS2,S3,S4により、庫内ランプ51、ターンテーブ
ルモータ4、上下ヒータ36a,36bを各々ONにする
とともにステップS5で、図7の(a)に示すターンテーブ
ル3の1回転間の設定時間taの経過を検出するtaタイマ
ーのデクリメント動作をスタートさせる。
【0031】そして、続くステップS6で、上記受光セ
ンサ52aを介して検出したパン枚数検出信号(図7の
(b)又は(c))を入力して、先ず、その信号レベルがH(ハ
イ)からL(ロウ)に変化したか否かを判定する。
【0032】上記の如く、該パン枚数検出信号は、上述
の発光部52aと受光センサ52bとの間の検出位置にト
ーストパンA又はBが存在しない時はH出力を発生し、
一方同位置にトーストパンA又はBが存在する時には発
光部52aからの受光が遮断されてL出力を発生する。
従って、ターンテーブル3の回転に応じ上記時間ta内に
上記検出位置にトーストパンA又はBが来ればそれに対
応して上記パン枚数検出信号はHからLに変化する。該
L信号状態は、当該トーストパンA又はBの幅に対応し
た時間内継続する。
【0033】そして、上記判定の結果、YES(Hから
Lへ変化)になると、ステップS7に進んでトーストパン
の到来を示す第1のパン枚数カウントパラメータCTL
の値をCTL=CTL+1にエンクリメントした上で、
さらにステップS8に進んで、今度は同トーストパンA
又はBの通過によって当該パン枚数検出信号が再びLか
らHに変化したか否かを判定する。その結果、YESと
なると、次にステップS9に進んで、トーストパンA又
はBの通過を示す第2のパン枚数カウントパラメータC
THの値をCTH=CTH+1にエンクリメントする。
これらの動作は、上記ターンテーブル3が1回転する間
(時間ta内)繰り返される。
【0034】そして、ステップS10で上記taタイマーの
設定時間taの経過、すなわち、ta=0となってターンテ
ーブル3が1回転したことを先ず判定し、さらにステッ
プS11で、その間における第1、第2のパン枚数カウン
トパラメータCTL,CTHの両カウント値(L→H、H
→L両方の適正な変化回数の累積値)から演算したパン
枚数演算値CTE(該CTEは、上記CTL+CTH=
2の時がパン1枚を、CTL+CTH=4の時がパン2
枚を示す)が1枚又は2枚の何れを示しているかを判定
する。ここで、もし枚数演算値CTEが0枚(CTL+
CTH=0)を示す時にはターンテーブル上へのトース
トパンの納入がない場合であると判定して、エラー表示
を行う。
【0035】一方、上記判定によりターンテーブル上の
トーストパンは1枚(A又はBの一方のみ)である認めら
れると、次にステップS12に進んで、当該1枚のトース
トパンA又はBの焼き上げに適した焼き上げ時間t1をセ
ットして同焼き上げ時間t1内、上記上下ヒータ36a,3
6bのON、ターンテーブル3の回転を継続させる。該t
1は、パンの枚数と焼き色の選択によりマップにより決
まる。
【0036】また、それに続いてステップS13で、上記
ターンテーブル3の1回転終了時を起点として2回転目
からの上記受光センサ52bの出力信号のHからLへの
変化(パンの到来)を再び判定し、YESになると、ステ
ップS14に進んで、その時点からトーストパンが1枚の
時のパン停止位置決定用のtbタイマーをスタートさせて
タイマー値カウントを開始させる。そして、さらにステ
ップS15で、今度は同受光センサ出力信号のLからHへ
の変化(パンの通過)を判定し、YESになると、ステッ
プS16に進んでその時点で上記tbタイマーを直ちに停止
させ、1枚のパンの幅に応じたタイマー値tbをRAMに
メモリする。その後、さらにステップS22に進んで上記
設定された焼き上げ時間t1の経過(t1=0)を判定し、Y
ES(t1=0)と判定されると、ステップS23に進んで上
下ヒータ36a,36bをOFFにして当該1枚のトース
トパンA又はBの焼き上げ加熱を終了する。
【0037】他方、上記ステップS11のパン枚数判定に
よりターンテーブル3上のトーストパンは2枚(Aおよ
びB)である認められると、次にステップS17に進ん
で、当該2枚のトーストパンA,Bの焼き上げに適した
焼き上げ時間t2をセットして同焼き上げ時間t2内、上記
上下ヒータ36a,36bのON、ターンテーブル3の回
転を継続させる。
【0038】また、それに続いてステップS18で、上記
ターンテーブル3の1回転終了時を起点として2回転目
からの上記受光センサ52bの出力信号のLからHへの
変化(1枚目のパンの通過)を判定し、YESになると、
ステップS19に進んで、その時点からトーストパンが2
枚の時のパン停止位置決定用のtbタイマーをスタートさ
せてタイマー値のカウントを開始させる。そして、さら
にステップS20で、同受光センサ出力信号のHからLへ
の変化(2枚目のパンの到来)を判定し、YESと判定さ
れると、ステップS21で同tbタイマーを停止させること
により1枚目のパンと2枚目のパンとの間の間隔に応じ
たタイマー値tbをRAMにメモリする。その上で上記の
場合と同様にステップS22に進んで上記設定された焼き
上げ時間t2の経過(t2=0)を判定し、YES(t2=0)と
判定されると、ステップS23に進んで上下ヒータ36a,
36bをOFFにして当該2枚のトーストパンAおよび
Bの焼き上げ加熱を終了する。
【0039】以上のようにしてトーストパンの焼き上げ
加熱が終了すると、通常は該段階で更にターンテーブル
3、庫内ランプ51をOFFにして制御終了処理を行う
ことになるが、本実施例では、さらに次に述べるステッ
プS24〜S29の制御を行って焼き上げられたトーストパ
ンA又はA・Bが上下ヒータ36a,36bから離れた前
側又は左右の取出し易い位置に来て停止されるようにタ
ーンテーブル3の回転停止位置を制御する。
【0040】すなわち、上記ステップS23のヒータOF
Fに続いて再び上記ステップS11の判定データのメモリ
値から現在のターンテーブル上のトーストパンの枚数を
判定し、その判定枚数1又は2に応じてステップS25
はS27に進んで、上記受光センサ52b出力信号のHか
らL(1枚の場合)、又はLからH(2枚の場合)への変化
を各々検出判定し、ステップS26,S28で当該各判定時
点から各々新たなタイマーをスタートさせ、上記ステッ
プS16、S21で各々メモリされたタイマー値tb,tbに対
応してステップS29で同各タイマー値tbの半分、すなわ
ち1/2tb時間の経過を判定する。
【0041】そして、その判定結果がYESになった時
に初めて、ステップS30,S31に進んで上記ターンテー
ブルモータ4、庫内ランプ51を各々OFFにして制御
を終える。
【0042】この結果、該制御システムによれば、最初
にユーザがトーストパンA,Bをターンテーブル3上の
何処の位置に置いたとしても焼き上げ完了時には、トー
ストパンが1枚の時は図5の(イ)に示すような常にドア
16側最前部に位置する状態に、又トーストパンが2枚
の時は図5の(ロ),(ハ)に示すような左右の取り出し易
い位置にきて停止させられることになる。
【0043】その結果、何れの場合にもヒータ近辺で停
止させられることによる余熱による焼き焦げや取出し時
の火傷などの恐れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例に係るヒータ機能を
備えた電子レンジのドアパネル部の正面図である。
【図2】図2は、同電子レンジのドア開時の筺体構造を
示す斜視図である。
【図3】図3は、同電子レンジの要部の制御回路構成を
示すブロック図である。
【図4】図4は、同電子レンジの上下ヒータ、パン枚数
検出センサ、ターンテーブル相互のレイアウト関係を示
す概略断面図である。
【図5】図5は、同レイアウト関係を示す概略平面図で
ある。
【図6】図6は、同電子レンジの制御ユニットによるト
ーストパン焼き上げ時の制御動作を示すフローチャート
である。
【図7】図7は、同電子レンジの図6の制御動作の一部
を示すタイムチャートである。
【図8】図8は、同電子レンジの図6の制御動作におけ
る受光センサ出力の波形整形作用を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
1aは筺体、2は加熱室、3はターンテーブル、4はタ
ーンテーブルモータ、13はマグネトロン、20は制御
ユニット、26は操作パネル部、36aは上ヒータ、3
6bは下ヒータ、52aは発光部、52bは受光センサで
ある。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物を載置するターンテーブルと、調
    理時に上記ターンテーブルを回転駆動するターンテーブ
    ル回転制御手段とを備えてなる電子レンジにおいて、上
    記ターンテーブルの回転に応じ同ターンテーブル上の調
    理物の存在を所定の位置で検出する調理物検出センサ
    と、該調理物検出センサの調理物検出信号を基に調理開
    始後の上記ターンテーブル上の調理物の個数を判定する
    個数判定手段と、上記調理物検出センサの調理開始後の
    調理物の検出信号と上記個数判定手段の判定値とを基に
    調理終了後の調理物がその個数に応じて所定の設定位置
    に位置する状態で上記ターンテーブルの回転を停止させ
    るターンテーブル停止制御手段とを設けたことを特徴と
    する電子レンジ。
  2. 【請求項2】 所定の設定位置は、ヒータから離れた位
    置であることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 ヒータが電子レンジ本体の加熱室内奥部
    に偏位して設けられ、かつ所定の設定位置がターンテー
    ブル中央部付近からドア側の領域に設定されていること
    を特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
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