JP3070361B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP3070361B2
JP3070361B2 JP5273787A JP27378793A JP3070361B2 JP 3070361 B2 JP3070361 B2 JP 3070361B2 JP 5273787 A JP5273787 A JP 5273787A JP 27378793 A JP27378793 A JP 27378793A JP 3070361 B2 JP3070361 B2 JP 3070361B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、本体側操作パネル部
をドアが覆うタイプの高周波加熱装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に電子レンジ等の高周波加熱装置で
は、例えばオートメニューキー又はマニュアルメニュー
キー何れかの操作メニューキーにより所定の加熱メニュ
ーが選択された場合、それに対応して自動又は手動設定
された所定の加熱量、加熱時間、加熱パターンでマグネ
トロン又はヒータを駆動して加熱を行う加熱制御システ
ムが採用されている。
【0003】したがって、通常当該高周波加熱装置の本
体60側操作パネル部61には、例えば図6に示すよう
に、マニュアルメニュー指定キー62およびオートメニ
ュー指定キー63に加え、それらの操作に関連して操作
されるマニュアルメニュー用の加熱時間設定キー(5分
用64a、1分用64b、10秒用64c)、マニュアル加
熱キー(解凍65a、トースター65b、ピザ加熱65c、
おかゆ65d)、自動加熱キー(酒のかん66a、トースト
66b、冷凍トースト66c、炊飯66d)、仕上り調節キ
ー67、あたため・スタートキー68、取消キー69な
どの多数の操作キーが設けられている。
【0004】したがって、該操作パネル部61の必要な
操作キーの判断識別は相当に繁雑であり、年少者や老人
ユーザにとっては必ずしもその判断が容易ではない。ま
た、使い慣れたユーザにとっても、日常的に使用頻度の
高い操作キーは、自ずと限られてくる。
【0005】そこで、最近では例えば図7に示すように
上記装置本体60側の操作パネル部61を含む前部全面
をドア70で覆うようにし、上記各種の操作キーの内の
日常的に使用頻度の高い例えばマニュアルメニュー指定
キー62、オートメニューキー指定キー63、仕上り調
節キー67、トーストキー65b、解凍キー65a、あた
ため・スタートキー68、取消キー69などを当該ドア
70のファィンダー部71下部に設け、それらをドア裏
側の操作パネル部61の制御ユニットと電気的に接続す
ることによって操作時の繁雑さを解消するとともに装置
前面部のデザイン性を向上させたものが提案されるよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
構成を採用すると、加熱室からの高熱を受けるドア部に
電子部品が存在するようになるために相当に高度な断熱
対策が必要になるとともに操作パネル側制御ユニットと
の接続用の電気配線が必要となり、ドア構造が複雑にな
ると同時にコストも相当に上昇する。
【0007】また、実質的な操作キー数の減少にはつな
がらない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1および2
各項記載の発明は、各々上記の問題を解決し、ドアの開
閉状態如何に拘わらず、外部からのキー操作が可能で、
しかも当該操作キーのオート又はマニュアルの両メニュ
ーキーの共用化により操作キー数の減少を可能とするこ
とを目的としてなされたものであって、それぞれ次のよ
うに構成されている。
【0009】(1) 請求項1記載の発明の構成 この発明の高周波加熱装置は、本体側操作パネル部と、
該本体側操作パネル部に設けられたプッシュスイッチ付
ロータリエンコーダと、閉時において上記本体側操作パ
ネル部を覆うとともに該本体側操作パネル部を覆った状
態において上記ロータリエンコーダのロータを前面側に
遊嵌突出させる遊嵌孔を備えたドアと、該ドアの開閉状
態を検出するドア開閉検出手段と、該ドア開閉検出手段
の検出結果に対応して上記ロータリエンコーダからの入
力パルスに基ずくメニュー設定機能をマニュアル又はオ
ート何れか一方側から他方側に切換えるメニュー設定機
能切換手段とから構成されている。
【0010】(2) 請求項2記載の発明の構成 この発明の高周波加熱装置は、上記請求項1記載の発明
の構成を前提とし、同構成において、そのドア開閉検出
手段はドアの開閉動作に対応してON又はOFF信号を
発生するドアスイッチにより構成されている。
【0011】
【作用】本願の請求項1および2各項記載の発明は、そ
れぞれ上記の構成に対応して各々次のような作用を奏す
る。
【0012】(1) 請求項1記載の発明の作用 この発明の高周波加熱装置の構成では、上述のように、
本体側操作パネル部にプッシュスイッチ付ロータリエン
コーダを設けるとともに同本体側操作パネル部を覆うド
ア側にドア閉時において当該ロータリエンコーダのロー
タ部を遊嵌突出させるロータ部遊嵌孔を形成することに
よってドアの開閉状態如何に拘わらず前面側からのロー
タ部の回転操作を可能にしている一方、ドア開閉検出手
段により、ドアの開閉状態を検出してドアが開状態にあ
るか閉状態にあるかによってマニュアル又はオート何れ
か一方側のメニュー設定機能が選択されるようにしてい
る。
【0013】従って、上記ロータリエンコーダからの入
力パルスに基づくメニュー設定動作とドアの開又は閉状
態との関係によってマニュアル機能又はオート機能に任
意に切換えて実行することができる。
【0014】また、上記ロータリエンコーダはタイマー
入力手段として利用することも可能となり、さらにプッ
シュスイッチを備えているのでスタートスイッチとして
の機能も兼ねさせることもできる。
【0015】(2) 請求項2記載の発明の作用 この発明の高周波加熱装置の構成では、上記請求項1記
載の発明の作用を実現するに際し、そのドア開閉検出手
段が、ドアの開閉動作に対応してON、OFFするドア
スイッチよりなり、そのON又はOFF信号を基準とし
て上記ロータリエンコーダからの入力パルスに基づくメ
ニュー設定機能がマニュアルメニュー又はオートメニュ
ーに自動的に切換えられる。
【0016】
【発明の効果】従って、本願発明の高周波加熱装置によ
ると、単一のロータ(ロータリエンコーダのダイヤルつ
まみ)だけで、従来のマニュアルメニューキー、オート
メニューキー、スタートスイッチキー、タイマーキーの
全てを共用できるようになり、ドア操作面部のワンキー
化が実現される。
【0017】しかも、同ロータはドア裏側の本体側操作
パネル部に設けられていて、ドア側にはドア閉時におい
て当該ロータをその前面側に操作可能な高さだけ突出さ
せるロータ遊嵌孔を形成しさえすれば足りるから、ドア
前面側に直接操作キーを設けた場合のような加熱室に対
する高度な断熱対策が不要になる。
【0018】又、ドアと本体側との電気的な配線も不要
となり、ドア構造の簡素化と低コスト化が可能となる。
【0019】
【実施例】図1〜図5は、本願発明の実施例に係るプッ
シュスイッチ付ロータリエンコーダを備えた高周波加熱
装置(電子レンジ)の構成および動作を示している。
【0020】先ず図1および図2は、当該高周波加熱装
置1の全体的な構造(筺体部前面の構造)を示すもので、
その筺体1aの内側には加熱室(調理物収納庫)2が設け
られている。そして、該加熱室2の底部には調理物載置
用のターンテーブルが回転可能に設置されている。また
該加熱室2の正面側開口部16にはファィンダー部3a
を形成したドア3がヒンジ部18を介して上下方向に開
閉可能な状態で取付けられている。また、該ドア3に対
応した筺体1a部上方側には、ドアスイッチ9をON/
OFFさせるための作動ロッド9aが所定寸法前方に突
出して設けられている。そして、ドア3の対応する位置
には、該作動ロッド9aを押圧するための突部8が形成
されている。
【0021】一方、上記筺体1a正面側の上記加熱室2
の開口部16の右側部には当該高周波加熱装置1の各種
の機能を操作・制御するための操作パネル部5が設置さ
れている。該操作パネル部5には、例えば図1に示すよ
うに、表示部(液晶表示部)6、マニュアルメニュー用の
手動加熱キー群20A(生もの解凍、トースター、ピザ
加熱、おかゆの4つのキーよりなる)、自動加熱キー群
20B(酒のかん、トースト、冷凍トースト、炊飯の4
つのキーよりなる)、取消スイッチ13、スタートスイ
ッチキー、タイマーキー兼マニュアル/オートメニュー
指定キーとしての3つの機能を備えたプッシュスイッチ
付きのロータリエンコーダ11のロータ(ロータノブ)1
0が各々適切に操作性良く配設されている。
【0022】また、図1および図2から明らかなよう
に、ドア3の上記ファインダー部3aの右側部3cは上記
操作パネル部5の表示部6に対応した表示窓6Aを除い
て盲板部となっており、該部分には上記取消スイッチ1
3およびロータ10遊嵌用の第1、第2の遊嵌孔14,
7が各々上下に設けられている。従って、上記ドア3は
図2の実線で示す開状態ではドアパネル単体として何等
操作キーのない状態となるが、図1および図2の仮想線
に示す閉状態では上記ロータ10および取消スイッチ1
3が前面に突出するようになる。
【0023】そして、上記操作パネル部5の表示部6に
は、例えば上述した各種の操作キーがON操作される
と、それに対応して制御ユニット12を介し表示部駆動
回路6aが作動して表示部6が駆動され、各種の選択設
定状態が表示されるようになっている。
【0024】該操作パネル部5の各操作キーは各々図3
に示すようにマイクロコンピュータを中心として構成さ
れた電子レンジコントロール用の制御ユニット12とデ
ータバスおよびコントロールバスを介して接続されてい
て自由に入出力信号の送受が行えるようになっている。
【0025】さらに、同図3から明らかなように、上記
高周波加熱装置1の筺体1a内部には、上記加熱室2内
のターンテーブルT上に載置された調理皿21上の被加
熱物22にマイクロ波を放射吸収させることによって加
熱するマグネトロン23と、当該加熱室2内の被加熱物
22に必要に応じ赤外線を照射することによって加熱す
るヒータ24およびヒータ回路25と、換気用のファン
26およびファンモータ27とが各々図示のように設置
されている。そして、上記制御ユニット12と上記ター
ンテーブルTのターンテーブルモータTMとの間にはタ
ーンテーブルモータ駆動回路28が、また同制御ユニッ
ト12と上記ファンモータ27との間にはファンモータ
駆動回路29が、さらに同制御ユニット12と上記マグ
ネトロン23との間にはマグネトロン駆動部30が各々
介設されている。上記ターンテーブルモータTM部に
は、重量センサ31が設けられ、該重量センサ31で検
出された検出値Kは調理物の量(重量)の判定に使用され
る。さらに、符号32は電源回路であり、AC電源10
0(V)からの電源電圧を上記マグネトロン駆動部30、
ターンテーブルモータ駆動回路28、ファンモータ駆動
回路29に分配供給する。
【0026】上記ファン26は、煮込み状態の換気に使
用される一方、例えばオート「あたため加熱」連続加熱時
の加熱実行前の庫内湿度の排気にも使用される。
【0027】一方、図示の如く、上記筺体1aの一側壁
33側には外気導入口34が、また他側壁35側には排
気口36が各々形成されているとともに、それらの間の
加熱室2の両側壁37,38部には換気口39,40がそ
れぞれ形成されている。そして、上記外気導入口34と
換気口39との間には上記ファンモータ27によって駆
動される上述のファン26が介設されていて、上記外気
導入口34から導入された外気が図示矢線で示すように
先ずマグネトロン23を冷却した後、加熱室2上部を経
て調理中の臭気や水蒸気を吸収して排気口36側から排
出されて行くようになっている。なお、上記換気口40
と排気口36との間は、ダクト部41に形成されている
一方、該ダクト部41の通路途中には同通路内に臨んで
加熱時、沸騰時および保温時などの湿度を検出する湿度
センサ42が設置されている。そして、該湿度センサ4
2の出力信号は所定の検知部43を介して上記制御ユニ
ット20に入力されてメモリされるようになっている。
【0028】上記制御ユニット12は、上記ドア3の開
閉に対応してON/OFFする上述のドアスイッチ9の
ON信号に基くドア閉検出信号、同OFF信号に基くド
ア開検出信号を各々入力してドアの閉状態又は開状態を
判定するとともに、その判定結果に基いて上記ロータリ
エンコーダ11からの入力パルス数に基くメニュー設定
手段のメニュー設定機能をマニュアルメニュー設定機能
とオートメニュー設定機能に選択的に切換えるように構
成されている。上記ロータリエンコーダ11は、上記ロ
ータ10の所定回転角毎にパルス信号出力を発生するよ
うになっており、右方向に回転されると上記メニュー設
定手段のメニュー設定Noを増加させる一方、左方向に
回転されると同Noを減少させるように機能する。
【0029】次に、上記制御ユニット(CPU)12によ
るレンジ制御動作の内容について図4および図5の相互
に連続する一連のフローチャートを参照して詳細に説明
する。
【0030】すなわち、先ず図4のステップS1におい
て、上記各種操作キーの操作信号およびドアスイッチ9
aを含む各センサの出力信号をCPUに入力する。
【0031】その後、ステップS2で、上記入力された
センサ信号の内のドアスイッチ9aの出力信号のレベル
から、現在ドア3が開かれているか否かを判定する。そ
の結果、NO(ドア閉)と判定されると、上記メニュー設
定制御部のファンクションをオートメニューモードに切
換えてステップS3以下のオートメニューモードの制御
に進む。そして、先ずステップS3で上記ロータリエン
コーダ11からの出力パルスが入力されたか否かを判定
する。他方、ドア3が開かれていてYESと判定された
時はステップS13以下のマニュアルメニューモードの制
御に移って、同様に上記ロータリエンコーダ11からの
出力パルスが入力されたか否かを判定する(このステッ
プS13以下の制御内容については後述する)。
【0032】先ず上記ステップS3のオートメニューモ
ードにおけるパルス入力判定において、パルス入力あり
(YES)と判定された時は、続くステップS4で実際の
設定状態とは関係なく先ずそれまでのマニュアルメニュ
ーNoをクリア(リセット)処理した上でステップS5に進
み、上述のロータ10の回転操作方向が右回転であるか
左回転であるかを判定する。他方、パルス入力なしと判
定されたNOのパルス入力判定およびオートメニューN
o設定完了時は、次に述べるステップS4〜S 8、S10
12のメニュー設定動作を全てジャンプして後述するス
テップS9のスタートスイッチのON,OFF操作判定動
作に移る。
【0033】一方、上記ステップS5でのロータ回転方
向判定の結果、右回転ではなく左回転である(NO)と判
定された時は、ステップS6でオートメニューNo(AM
No)をmax方向から0方向に当該ロータ10の回転角量
に応じたパルス数毎に1ずつ小さくデクリメントして行
き、ステップS7で当該オートメニューNo(AMNo)が
AMNo=0となったか否かを判定する。
【0034】そして、その結果、YES(AMNo=0)
と判定されると、ステップS8でオートメニューNo(A
MNo)をAMNo=0(あたため)に設定した上でステッ
プS9のスタートスイッチのON,OFF判定動作に進
む。
【0035】一方、上記ステップS5のロータ回転方向
の判定において、右回転(YES)であると判定された時
は、ステップS10に移って、上記オートメニューNo(A
MNo)を当該ロータ10の回転角量に応じたパルス数毎
に1ずつ大きくエンクリメントして行き、ステップS11
で当該オートメニューNo(AMNo)がAMNo=max(最
大値=3以上)となったか否かを判定する。
【0036】そして、その結果、YES(AMNo=max)
と判定されると、ステップS12でオートメニューNo(A
MNo)をAMNo=max(野菜下ごしらえ)に設定した上で
ステップS9のスタートスイッチのON,OFF判定動作
に進む。
【0037】他方、上述のステップS2のドア開閉状態
如何の判定において、ドア開(YES)であると判定され
てステップS13に移ったマニュアルメニュー機能選択時
は、上述の如くステップS13で上記ステップS3の場合
と同様に上記ロータリエンコーダ11からの出力パルス
が入力されたか否かを判定する。その結果、パルス入力
あり(YES)と判定された時は、続くステップS14で、
上記ステップS4と逆に実際の設定状態と関係なく先ず
それまでのオートメニューNoをクリア(リセット)処理
した上でステップS15に進み、上述のロータ10の回転
操作方向が右回転であるか左回転であるかを判定する。
他方、パルス入力なしと判定されたNOのパルス入力判
定およびマニュアルメニューNo設定完了時は、次に述
べるステップS14〜S23のメニューおよびタイマー設定
動作を行うことなく再び前記ステップS2のドア開閉判
定動作に戻る。
【0038】一方、上記ステップS15でのロータ回転方
向判定の結果、右回転ではなく左回転である(NO)と判
定された時は、ステップS16でマニュアルメニューNo
(MMNo)を当該ロータ10の回転角量に応じたパルス
数毎に1ずつ小さくデクリメントして行き、ステップS
17で当該マニュアルメニューNo(MMNo)がMMNo=
1となったか否かを判定する。
【0039】そして、その結果、YES(MMNo=1)
と判定されると、ステップS18でマニュアルメニューN
o(MMNo)をMMNo=1(レンジ強)に設定した上でス
テップS19のタイマーセツト操作がなされた否かの判定
動作に進む。
【0040】一方、上記ステップS15のロータ回転方向
の判定において、右回転(YES)であると判定された時
は、ステップS21に移って、上記マニュアルメニューN
o(MMNo)を当該ロータ10の回転角量に応じたパルス
数毎に1ずつ大きくエンクリメントして行き、ステップ
22で当該マニュアルメニューNo(MMNo)がMMNo
=max(最大値=3以上)となったか否かを判定する。
【0041】そして、その結果、YES(MMNo=max)
と判定されると、ステップS23でマニュアルメニューN
o(MMNo)をMMNo=max(トースター)に設定した上で
ステップS19のタイマーセツト操作の判定動作に進む。
【0042】以上のMMNo=1〜MMNo=maxの各場
合において、上記ステップS19で各々タイマーセット操
作あり(YES)と判定されると、続くステップS20で、
その操作量(時間)に応じたタイマーセットを行った上で
再び上述のステップS2のドア開閉判定動作に進み、そ
の後ドアが閉じられると(YESになると)、ステップS
3のパルス入力判定動作を経て(通常、該マニュアルメニ
ュー設定後ドア3が閉じられた調理開始状態の場合には
パルス入力がない筈なのでNO判定がなされる)、その
ままステップS9のスタートスイッチのON,OFF判定
動作に進む。
【0043】このようにして、ドア3の開状態又は閉状
態に対応したロータ操作によって各々マニュアルメニュ
ーNo(1〜max)又はオートメニューNo(0〜max)が設定
された状態において、さらにスタートスイッチがONさ
れると、次に図5のステップS24に進んで、当該設定さ
れたメニューがオートメニュー(マニュアルメニューNo
=0)であるか否(マニュアルメニュー)かを判別し、そ
の上でオートメニュー(MMNo=0)でないマニュアル
メニューの場合にはステップS29(MMNo=1?)、ス
テップS31(MMNo=2?)の各マニュアルメニューNo
の判定を、又MMNo=0(YES)のオートメニューの
時はステップS25(AMNo=0?)、ステップS34(AM
No=1?)、ステップS36(AMNo=2?)の各オート
メニューNoの判定を行って、その判定結果に応じた加
熱レベル(ステップS29でYESのMMNo=1)の時は
ステップS30で「レンジ強」、ステップS31でYESのM
MNo=2の時はステップS32で「レンジ弱」)、加熱内容
(ステップS31でNOのMMNoが1,2以外のmaxの時は
ステップS33で「トースター」)、加熱パターン(ステップ
25でYESのAMNo=0の時はステップS26で「あた
ため」、ステップS34でYESのAMNo=1の時はステ
ップS35で「牛乳あたため」、ステップS36でYESのA
MNo=2の時は「酒かん」、ステップS36でNOのAM
Noが0,1,2以外のmaxの時はステップS38で「野菜下
ごしらえ」)の各種調理加熱を実行する。
【0044】そして、該マニュアルメニュー又はオート
メニューの各調理が終了すると、ステップS27で、それ
ら各設定内容をクリアした後、ステップS28で調理完了
処理を行って当該制御を終える。
【0045】なお、以上の実施例では、説明の都合上、
オートメニューNoを0,1,2とそれ以外のmaxNo(例え
ば3)の4種類(0=あたため、1=牛乳あたため、2=
酒かん、3=野菜下ごしらえ)の場合について説明した
が、該max側Noは例えば更に他の種類(4=冷凍トース
ト、5=炊飯・・・)のように追加しても良いことは言
うまでもない。この点は、マニュアルメニューNoにつ
いても全く同様である。
【0046】以上のように、本願発明実施例の構成で
は、プッシュスイッチ機能を備えたロータリエンコーダ
用のロータ10とロータリエンコーダ11とを組合わせ
ることによってマニュアルメニュー時のレンジ加熱レベ
ル、ヒータ加熱時間のマニュアル設定を可能にするとと
もに、ドアの開閉状態に対応して当該ロータリエンコー
ダ11からのパルス入力に基く設定内容をマニュアルメ
ニュー又はオートメニューの両内容に切換え得るように
しているので、単一のロータ(ダイヤルつまみ)10だけ
で、従来のマニュアルメニューキー、オートメニューキ
ー、スタートキー、タイマーキーなどを共用できるよう
になり、操作部のワンキー化が実現される。
【0047】しかも、上記ロータ10はドア3裏側の本
体側操作パネル部5に設けられていて、ドア3側には、
ドア3閉時において当該ロータ10をその前面側に操作
可能な高さだけ突出させる遊嵌孔7が形成されているだ
けであるから、ドア3の前面側に直接操作キーを設けた
場合のような加熱室2に対する高度な断熱対策が不要に
なる。又、ドア3と装置本体側との電気的な配線も不要
となり、ドア構造の簡素化と低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施例に係る高周波加熱装
置の正面図である。
【図2】図2は、同装置のドア開状態における本体要部
の側面図である。
【図3】図3は、同装置の制御回路構成を示すシステム
ブロック図である。
【図4】図4は、同装置の制御ユニットによる調理制御
の内容を示すフローチャートである。
【図5】図5は、上記図4のフローチャートに続くフロ
ーチャートである。
【図6】図6は、従来一般の高周波加熱装置の操作パネ
ル部の構成を示す斜視図である。
【図7】図7は、図6の装置の改良例を示す高周波加熱
装置の正面図である。
【符号の説明】
3はドア、6は表示部、6aは表示部駆動回路、7はロ
ータ遊嵌孔、8はドアスイッチ作動ロッド押圧部、9は
ドアスイッチ、10はロータ、11はロータリエンコー
ダ、12は制御ユニット、13は取消スイッチ、23は
マグネトロンである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 301 F24C 7/02 521 F24C 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体側操作パネル部と、該本体側操作パ
    ネル部に設けられたプッシュスイッチ付ロータリエンコ
    ーダと、閉時において上記本体側操作パネル部を覆うと
    ともに該本体側操作パネル部を覆った状態において上記
    ロータリエンコーダのロータを前面側に遊嵌突出させる
    遊嵌孔を備えたドアと、該ドアの開閉状態を検出するド
    ア開閉検出手段と、該ドア開閉検出手段の検出結果に対
    応して上記ロータリエンコーダからの入力パルスに基ず
    くメニュー設定機能をマニュアル又はオート何れか一方
    側から他方側に切換えるメニュー設定機能切換手段とか
    らなる高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 ドア開閉検出手段は、ドアの開閉動作に
    対応してON又はOFF信号を発生するドアスイッチよ
    りなることを特徴とする請求項1記載の高周波加熱装
    置。
JP5273787A 1993-11-01 1993-11-01 高周波加熱装置 Expired - Lifetime JP3070361B2 (ja)

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