JP2842353B2 - 高周波加熱装置の調理メニュー選択表示装置 - Google Patents

高周波加熱装置の調理メニュー選択表示装置

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JP2842353B2
JP2842353B2 JP1012996A JP1012996A JP2842353B2 JP 2842353 B2 JP2842353 B2 JP 2842353B2 JP 1012996 A JP1012996 A JP 1012996A JP 1012996 A JP1012996 A JP 1012996A JP 2842353 B2 JP2842353 B2 JP 2842353B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、高周波加熱装置
の調理メニュー選択表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の電子レンジ等の高周波加熱装置で
は、マイクロコンピュータ性能の高度化に伴ってオート
/マニュアル両メニュー共に非常に多くの調理メニュー
機能の設定がなされるようになっている。特にオートメ
ニューなどの場合には、例えば10メニューを超える調
理メニュー機能を備えたものすら見られる状況になって
いる。
【0003】ところで、従来の高周波加熱装置の場合、
このような多数の調理メニューを表示するに際し、例え
ばその操作パネル部に液晶パネル等よりなる調理メニュ
ー表示部を設け、該表示部上に、マニュアル又はオート
の必要な調理メニュー群を例えば上下に分離して表示す
るようにし、該表示されたマニュアル又はオートのメニ
ュー群の内の何れかを別途設けた調理実行操作ボタンを
兼ねた1個の操作ダイヤルによって順次選択し、該選択
状態を所定の指標マークの点灯によって特定表示する表
示システムが採用されている。そして、該所定のメニュ
ーの指標マークを点灯させたメニュー表示状態において
当該操作ダイヤルが押されると、当該指標マークで指示
された調理メニューでの調理プログラムの実行が可能と
なるようになっている(例えば特開平6−50539号
公報参照)。
【0004】このような構成の調理メニュー選択表示装
置によると、オート又はマニュアル各調理メニュー表示
機能の選択と当該選択された機能に対応した調理メニュ
ーの表示並びに同表示メニューでの調理の実行とが、そ
れぞれ1つの操作ボタンで実現できるようになり、操作
性が向上するとともに構成が簡単で低コストになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なメニュー表示選択ボタンと調理実行操作ボタンとがワ
ンボタンとなっている構成の場合、調理メニューの選択
中に誤って調理実行操作ボタンが押されて目的としない
調理メニューの調理が実行されるということも生じ得
る。
【0006】また、調理メニューの選択に際し、最初の
操作ダイヤルの回動方向によってオート又はマニュアル
機能の何れかが決定されるため、一旦何れかの方向に回
してしまうと、そのままでは他の機能への切換えができ
ない。従って、これを解除するために、例えば取消ボタ
ンを押すようにしなければならず、せっかくのワンボタ
ン機能のメリットが十分に生かされていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願各発明は、上記のよ
うな問題を解決することを目的としてなされたもので、
該目的を達成するために、それぞれ次のような有効な課
題解決手段を備えて構成されている。
【0008】(1) 請求項1の発明 本願請求項1の発明の高周波加熱装置の調理メニュー選
択表示装置では、先ず調理メニューを表示するメニュー
表示部と、該メニュー表示部の調理メニュー表示状態を
選択するメニュー表示操作手段と、該メニュー表示操作
手段によって表示された調理メニューの調理を実行する
調理実行操作手段とを備えてなる高周波加熱装置におい
て、上記メニュー表示操作手段と調理実行操作手段とを
それぞれ別個の操作ボタンによって形成して構成してい
る。したがって、調理メニュー選択途中に、誤って調理
実行操作ボタンを押すというようなことが生じにくくな
る。
【0009】しかも、上記調理実行操作ボタンは、上記
メニュー表示操作ボタンの内側に位置して設けられてい
るため、実質的にワンボタンと同様の操作性を得ること
ができながら、しかも上記のような誤操作を合わせて防
止することができるようになる。
【0010】(2) 請求項2の発明 また、本願請求項2の発明の高周波加熱装置の調理メニ
ュー選択表示装置では、上記請求項1の発明の構成にお
ける上記メニュー表示操作ボタンが、突出状態又は没入
状態の各々に対応してオート又はマニュアル各調理メニ
ューの表示を行うことができるように構成されている。
したがって、それら各状態に応じてワンボタンでオート
又はマニュアル各メニューの表示を簡単に行うことがで
き、容易に調理を実行することができる。
【0011】(3) 請求項3の発明 また本願請求項3の発明の高周波加熱装置の調理メニュ
ー選択表示装置では、上記請求項1又は2の発明の構成
における上記メニュー表示操作ボタンが、その回動操作
によって、上記表示される調理メニューを変更するよう
になっている。
【0012】したがって、メニュー表示操作ボタンを回
動操作することによって、簡単に所望のメニューの表示
を行って調理を実行することができる。
【0013】(4) 請求項4の発明 また、本願請求項4の発明の高周波加熱装置の調理メニ
ュー選択表示装置では、調理メニューを表示するメニュ
ー表示部と、回動操作によって上記メニュー表示部の調
理メニュー表示状態を選択するメニュー表示操作手段
と、該メニュー表示操作手段によって表示された調理メ
ニューの調理を実行する調理実行操作手段とを備えてな
る高周波加熱装置において、上記メニュー表示部には、
オートおよびマニュアルの相互に一列に連続する調理メ
ニュー群が設けられ、上記メニュー表示操作手段の左又
は右への回動操作方向に応じて、マニュアルメニュー群
の各々からオートメニュー群の各々又はオートメニュー
群の各々からマニュアルメニュー群の各々へ任意に順番
を変えて表示するように構成されている。
【0014】したがって、該構成では、その回動操作に
より容易にオート又はマニュアル両メニューの表示を行
うことができ、容易に調理を実行することができる。
【0015】(5) 請求項5の発明 さらに、本願請求項5の発明の高周波加熱装置の調理メ
ニュー選択表示装置では、上記請求項1,2,3又は4
の発明の構成における上記調理実行操作ボタンが、押圧
操作によって作動、非作動となる押しボタンにより構成
されている。
【0016】したがって、以上の各発明の構成のように
して調理メニューが選択表示された時に、それに対応し
て調理実行操作ボタンを押すことにより、容易に調理を
実行することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 図1〜図5は、本願発明の実施の形態1に係る調理メニ
ュー選択表示装置を備えた高周波加熱装置(電子レンジ)
の構成および動作を示している。
【0018】先ず図1は、当該高周波加熱装置1の全体
的な構造(筺体部)を示すもので、その筺体1aの内側に
は加熱室(調理物収納庫)2が設けられている。そして、
該加熱室2の底部には調理物載置用のターンテーブルT
が回転可能に設置されている。また該加熱室2の正面側
開口部にはファィンダー部3aを形成したドア3がヒン
ジ部を介して上下方向に開閉可能な状態で取付けられて
いる。また、該ドア3に対応した筺体1a部上方側に
は、ドアスイッチ9が所定寸法前方に突出して設けられ
ている。
【0019】一方、上記筺体1a正面側の上記加熱室2
の開口部の右側部には当該高周波加熱装置の各種の機能
を操作・制御するための操作パネル部5が設置されてい
る。該操作パネル部5には、例えば図2に詳細に示すよ
うに、レンジ強、レンジ弱、トースター、オーブン、あ
たため等のマニュアルメニュー表示群部4a、トースト
(No1)、グラタン(No2)、牛乳あたため(No
3)、酒のかん(No4)、フライあたため(No
5)、煮込み(No6)、ハンバーグ(No7)、スポ
ンジケーキ(No8)、クッキー(No9)、ピザ(N
o10)等のオートメニュー表示群部4Bの他、液晶表
示部6、メニュー表示操作ボタン(メニュー表示操作手
段)7、あたため・スタートボタン(調理実行操作手
段)8、仕上り調節キー(弱強)9、とりけしキー10、
時間設定、量(g)設定の2つの操作手段としての機能を
備えた設定キー11等が各々適切に操作性良く配設され
ている。
【0020】上記メニュー表示操作ボタン7およびあた
ため・スタートボタン8は、例えば図3に示すように、
破線矢印方向への押圧操作によってON,OFFされる
あたため・スタートボタン(調理実行操作手段)8の外
周側に軸方向にプッシュ又はプル操作が可能な筒状のメ
ニュー表示操作ボタン(メニュー表示操作手段)7を所
定のクリアランスを有して外嵌させた外観上一体の構成
となっている。そして、メニュー表示操作ボタン7の後
端部外周面一側には、弾性を有する板バネよりなるマイ
クロスイッチ12の作動レバー13が上記プッシュ又は
プル状態に応じて係合可能となっており、プッシュ状態
の時に係合して当該作動レバー13を破線矢印方向に押
し、それによってマイクロスイッチ12の作動ロッド1
2aを押してマイクロスイッチ12をON作動させる。
他方、これとは逆にプル状態の時には、上記作動レバー
13の押圧状態を解除してマイクロスイッチ12をOF
F作動させる。
【0021】これらマイクロスイッチ12のON,OF
F信号は、図4に示すように制御ユニット16に入力さ
れ、制御ユニット16は例えば該ON信号が入力された
時には上記メニュー表示操作ボタン7の調理メニュー表
示機能をマニュアルメニュー表示機能に、またOFF信
号が入力された時にはオートメニュー表示機能に各々切
換えて設定するようになっている。
【0022】また、上記メニュー表示操作ボタン7は、
右又は左両方向に回動可能となっており、該回動により
上記プッシュ状態におけるマニュアルメニュー表示機
能、プル状態におけるオートメニュー表示機能の何れか
に対応した表示がなされる。
【0023】すなわち、上記メニュー表示操作ボタン7
の後端は、ロータリパルスエンコーダ15に連結されて
いる。そして、該ロータリパルスエンコーダ15は、所
定のパルス出力回路を構成し、その回転方向に応じて相
互に90°位相を異にするパルス出力信号を制御ユニッ
ト16に対して出力するようになっている。
【0024】そして、その入力パルス数に対応してマニ
ュアルメニュー表示群部4a又はオートメニュー表示群
部4bの何れかの調理メニューを点灯表示させる。
【0025】また、上記操作パネル部5の液晶表示部6
には、例えば上述した設定キー11がON操作される
と、それに対応して制御ユニット16を介し表示部駆動
回路17が作動して、図2に示すように、時間、量、時
刻等が表示されるようになっている。
【0026】該操作パネル部5の上記各操作キー9,1
0,11は、各々図4に示すようにマイクロプロセッサ
を中心として構成された制御ユニット16とデータバス
およびコントロールバスを介して接続されていて自由に
入出力信号の送受が行えるようになっている。
【0027】さらに、同図4から明らかなように、上記
高周波加熱装置1の筺体1a内部には、上記加熱室2内
のターンテーブルT上に載置された調理皿上の被加熱物
にマイクロ波を放射吸収させることによって加熱するマ
グネトロン23と、当該加熱室2内の被加熱物を必要に
応じてヒータ加熱するヒータ24およびヒータ回路25
と、換気用のファン26およびファンモータ27とが各
々図示のように設置されている。そして、上記制御ユニ
ット16と上記ターンテーブルTのターンテーブルモー
タTMとの間にはターンテーブルモータ駆動回路28
が、また同制御ユニット16と上記ファンモータ27と
の間にはファンモータ駆動回路29が、さらに同制御ユ
ニット16と上記マグネトロン23との間にはマグネト
ロン駆動部30が各々介設されている。上記ターンテー
ブルモータTM部には、重量センサ31が設けられ、該
重量センサ31で検出された検出値Kは調理物の量(重
量)の判定に使用される。さらに、符号32は電源回路
であり、AC電源100(V)からの電源電圧を上記マグ
ネトロン駆動部30、ターンテーブルモータ駆動回路2
8、ファンモータ駆動回路29に分配供給する。
【0028】一方、図示の如く、上記筺体1aの一側壁
33側には外気導入口34が、また他側壁35側には排
気口36が各々形成されているとともに、それらの間の
加熱室2の両側壁37,38部には換気口39,40がそ
れぞれ形成されている。そして、上記外気導入口34と
換気口39との間には上記ファンモータ27によって駆
動される上述のファン26が介設されていて、上記外気
導入口34から導入された外気が図示矢線で示すように
先ずマグネトロン23を冷却した後、加熱室2上部を経
て調理中の臭気や水蒸気を吸収して排気口36側から排
出されて行くようになっている。なお、上記換気口40
と排気口36との間は、ダクト部41に形成されている
一方、該ダクト部41の通路途中には同通路内に臨んで
加熱時、沸騰時および保温時などの湿度を検出する湿度
センサ42が設置されている。そして、該湿度センサ4
2の出力信号は所定の検知部43を介して上記制御ユニ
ット16に入力されてメモリされるようになっている。
【0029】次に、上記制御ユニット16による調理メ
ニュー選択表示制御の内容について図5のフローチャー
トを参照して詳細に説明する。
【0030】すなわち、先ず当該制御システムに対する
電源ON後、ステップS1で制御部各部の初期セットを
行うとともに各操作ボタンの操作状態を読み込む。
【0031】次に、ステップS2に進み、調理物が加熱
室2内に収納されてドアが閉められたかをドアスイッチ
9がONになったか否かで判定する。
【0032】その結果、YES(ドア閉)と判定される
と、ステップS3に進み、上記メニュー表示操作ボタン
7がプル操作されたか否かを判定する。該判定の結果、
YES(プル)の場合にはステップS4に進んで先ず上
記「オートメニュー」の表示を行ない、さらにステップ
5に進んで上記メニュー表示操作ボタン7の回動方向
が右回りであるか、左回りであるかを判定し、右回りで
あるYESの時はステップS6に進んで、例えば図2に
示すオートメニューNo1〜No10を順次順方向にス
クロールする一方、左回りであるNOの時はステップS
7に進んで同じ図2のオートメニューNo1〜No10
を逆方向にスクロールにすることによって各々スタート
位置から最短の時間で所望のオートメニューを選択して
表示する。
【0033】他方、上記ステップS3の判定で上記メニ
ュー表示操作ボタン7がプル操作されなかったNO判定
の時(プッシュ状態にある時)は、ステップS8に進ん
で先ずマニュアルメニューの表示を行ない、さらにステ
ップS9に進んで上記メニュー表示操作ボタン7の回動
操作方向がが右回りであるか、左回りであるかを判定
し、右回りであるYESの時はステップS10に進んで、
例えば図2に示す2段表示のマニュアルメニューを各々
順方向(右方向)にスクロールする一方、左回りである
NOの時はステップS11に進んで同じ図2のマニュアル
メニューを逆方向(左方向)にスクロールすることによ
って各々所望のマニュアルメニューを選択表示する。
【0034】そして、次にステップS12に進み、上記ス
テップS6又はS7およびステップS10又はS11で各々選
択されたオート又はマニュアルの何れかのメニューが表
示されている状態において、上記あたため・スタートボ
タン8がON操作されたか否かを判定し、YESになる
とステップS13に進んで、当該現在選択表示されている
オート又はマニュアル何れかのメニューに対応した調理
プログラムで調理を実行する。
【0035】以上のように、本実施の形態における高周
波加熱装置の調理メニュー選択表示装置では、メニュー
表示操作ボタン7がプル又はプッシュ操作可能な構造に
形成されており、プル操作された突出状態ではオートメ
ニュー選択ダイヤル機能に、またプッシュ操作された没
入状態ではマニュアルメニュー選択ダイヤル機能に各々
切換えられる。
【0036】したがって、該構成の場合、例えばマニュ
アルメニュー状態から図2のオートメニューNo1〜N
o10の最後のメニューNo10「ピザ」を選ぼうとす
ると、メニュー表示操作ボタン7をプルした後、同メニ
ュー表示操作ボタン7を左方向に1回(1ノッチ)回す
だけで簡単に選択表示することができ、極めて簡単かつ
短時間でのメニュー選択が可能となる。
【0037】(実施の形態2) 次に、図6は本願発明の実施の形態2に係る高周波加熱
装置の調理メニュー選択表示装置の表示メニュー操作ボ
タンの構成を示している。
【0038】上記実施の形態1におけるメニュー表示操
作ボタンは、マニュアルメニュー表示又はオートメニュ
ー表示各機能の切換えにプッシュ又はプル両操作を必要
とする欠点があり、不便である。
【0039】そこで、本実施の形態では、図示のように
マイクロスイッチ12の作動レバー13の板バネ弾性を
利用してメニュー表示操作ボタン7を突出方向に常時付
勢支持するように構成し、1回目に該メニュー表示操作
ボタン7のプッシュ操作がなされると、同メニュー表示
操作ボタン7が上記実施の形態1におけるプッシュ状態
(マイクロスイッチ12がON)となり、該状態から2
回目にプッシュすると、上記マイクロスイッチ12の作
動ロッド12aの突出力と板バネの復帰弾性により突出
して上記実施の形態1におけるプル状態となるようにし
たものである。
【0040】このような構成にすると、ワンタッチ操作
で、上記実施の形態1と全く同様の調理メニュー選択表
示機能を実現することができる。
【0041】(実施の形態3) 次に、図7のフロチャートは本願発明の実施の形態3に
係る高周波加熱装置の調理メニュー選択表示装置の制御
内容を示している。
【0042】上記実施の形態1および2における調理メ
ニュー表示は、その何れにあってもオート又はマニュア
ル両メニューの表示に際して操作ボタンを突没可能な構
造にしなければならず、構成が複雑になるとともにプッ
シュ・プル又はプッシュ・プッシュ等の2回の操作を必
要とし、操作にも手間がかかる。
【0043】そこで、本実施の形態では、上記実施の形
態1のメニュー表示操作ボタン7のプッシュプル構造を
なくし、単に右又は左方向への回動操作のみを可能にし
て、最初の1ノッチの回動方向によってオート又はマニ
ュアル判定を行うとともに、表示部の形態を変更してマ
ニュアルメニュー群部4aとオートメニュー群部4bを
例えば図8に示すように相互に縦に一列に連続させて設
け、それらを矢印A又はBで示すように可逆的にエンド
レス方向に任意に選択表示できるようにしたことを特徴
とするものである。
【0044】すなわち、該装置では、先ず当該制御シス
テムに対する電源ON後、ステップS1で制御部各部の
初期セットを行なうとともに操作ボタンの操作状態を読
み込む。
【0045】次に、ステップS2に進み、調理物が加熱
室2内に収納されてドアが閉められたか否かをドアスイ
ッチ9がONになったか否かで判定する。
【0046】その結果、YES(ドア閉)と判定される
と、ステップS3に進み、上記メニュー表示操作ボタン
7が1ノッチ回動操作されたか否かを判定する。該判定
の結果、YESの場合にはステップS4に進んで先ず前
回の調理メニューの表示を行なった後、さらにステップ
5に進んで上記メニュー表示操作ボタン7の回動方向
が右回りであるか、左回りであるかを判定し、右回りで
あるYESの時はマニュアルメニューであると判定して
ステップS6に進んで、メニューカウンタCの値をC=
C+1にカウントアップする。
【0047】そして、さらにステップS7で該カウント
アップされたメニューカウンタCの値が図8の最後のメ
ニューNo16「ピザ」に対応する数値16よりも大き
くなったか否かを判定し、YESの時は図8の最初のメ
ニューNo1「レンジ強」に対応した値C=1にリセッ
トした上でステップS7に進んで図8のマニュアルメニ
ューNo1「レンジ強」のメニュー表示を行う。
【0048】他方、上記ステップS3の判定でNOと判
定されたメニュー表示操作ボタン7の回動操作方向が左
回りの時は、オートメニューであると判定して、ステッ
プS8に進み、上記メニューカウンタCの値をC=C−
1にカウントダウンする。
【0049】そして、さらにステップS9で、該カウン
トダウンされたメニューカウンタCのカウント値Cが0
以下であるか否かを判定し、同判定結果がYESの時は
ステップS10に進んで上記メニューカウンタCのカウン
ト値Cを図の最後のマニュアルメニューNo16「ピ
ザ」にC=16にセットしてステップS7で当該NO1
6「ピザ」のメニュー表示を行う。
【0050】一方、上記ステップS9のC≦0の判定で
NOの時は、そのままステップS7に進んで当該カウン
トダウン(C=C−1)されたカウント値に対応したN
Oのメニュー表示を行う。
【0051】そして、続いてステップS11に進み、上記
ステップS6〜S7、S5〜S7、S10〜S7、S9〜S7
各々の内の何れかのメニュー表示が行われている状態に
おいて、上記あたため・スタートボタン8がON操作さ
れたか否かを判定し、あたため・スタートボタン8がO
N操作されたYESの時はステップS12に進んで、上記
ステップS7で現在表示されている調理メニューに対応
した調理プログラムを実行する。
【0052】そして、その後、ステップS13で調理の終
了を判定し、YESになるとステップS14で、上記メニ
ューカウンタCの値をC=0にリセットして上記制御を
終了する。
【0053】以上のように、本実施の形態に係る高周波
加熱装置の調理メニュー選択表示装置の構成では、オー
トおよびマニュアルの両メニューNo1〜No6、No
7〜No16を図8に示すように相互に可逆方向に順位
(NO)変化し得る状態で連続させて一列に並べて置
き、メニュー表示操作ボタン7を右に回動操作すると、
矢線Aで示すように、先ずマニュアルメニューNo1か
らNo6までNo1,2,3,4,5,6の順に表示さ
れ、その後オートメニューがNo7からNo16までN
o7,8,9,10,11,12,13,14,15,
16の順に表示される。そして、さらに続けてメニュー
表示操作ボタン7を右回りに回動すると、再び上記マニ
ュアルメニューNo1〜No6のNo1に戻る。
【0054】他方、上記メニュー表示操作ボタン7を上
記と逆の左回りに回動操作すると、矢線Bで示すよう
に、オートメニューとなってNo7からスタートして以
上とは逆の関係で全く同様の表示がなされる。
【0055】したがって、該構成によれば、単一のメニ
ュー表示操作ボタン7を何れかの方向に回動操作するだ
けで、オート/マニュアル両メニューの表示を任意に選
択して極めて簡単に実現することができる。
【0056】しかも、メニュー表示操作ボタン7は1個
で足りるので低コストである。
【0057】(実施の形態4) 次に、図9のフロチャートは、上記実施の形態3を改良
して前回メニューからの表示を可能とした本願発明の実
施の形態4に係る高周波加熱装置の調理メニュー選択表
示装置の制御内容を示している。
【0058】すなわち、先ず当該制御システムに対する
電源ON後、ステップS1で制御部各部の初期セットを
行なうとともに操作ボタンの操作状態を読み込む。
【0059】次に、ステップS2に進み、調理物が加熱
室2内に収納されてドアが閉められたかをドアスイッチ
9がONになったか否かで判定する。
【0060】その結果、YES(ドア閉)と判定される
と、ステップS3に進み、上記メニュー表示操作ボタン
7が1ノッチ回動操作されたか否かを判定する。該判定
の結果、YESの場合にはステップS4に進んで先ず前
回の調理メニューの表示を行なった後、さらにステップ
5に進んで上記メニュー表示操作ボタン7の回動方向
が右回りであるか、左回りであるかを判定し、右回りで
あるYESの時はマニュアルメニューであると判定して
ステップS6に進んで、メニューカウンタCの値をC=
C+1にカウントアップする。
【0061】そして、さらにステップS7で該カウント
アップされたメニューカウンタCの値が図8の最後のメ
ニューNo16「ピザ」に対応する数値16よりも大き
くなったか否かを判定し、YESの時はステップS8
図8の最初のメニューNo1「レンジ強」に対応した値
C=1にリセットした上でステップS9に進んで図8の
No1「レンジ強」のメニュー表示を行う。
【0062】他方、上記ステップS5の判定でNOと判
定されたメニュー表示操作ボタン7の回動操作方向が左
回りの時は、オートメニューであると判定して、ステッ
プS10に進み、上記メニューカウンタCの値をC=C−
1にカウントダウンする。
【0063】そして、さらにステップS11で、該カウン
トダウンされたメニューカウンタCのカウント値Cが0
以下であるか否かを判定し、同判定結果がYESの時は
ステップS12に進んで上記メニューカウンタCのカウン
ト値Cを図の最後のマニュアルメニューNo16「ピ
ザ」にC=16にセットしてステップS9で当該NO1
6「ピザ」のメニュー表示を行う。
【0064】一方、上記ステップS11のC≦0の判定で
NOの時は、そのままステップS9に進んで当該カウン
トダウン(C=C−1)されたカウント値に対応したN
Oのメニュー表示を行う。
【0065】そして、続いてステップS13に進み、上記
ステップS8〜S9、S7〜S9、S12〜S9、S11〜S9
各々の内の何れかのメニュー表示が行われている状態に
おいて、上記あたため・スタートボタン8がON操作さ
れたか否かを判定し、あたため・スタートボタン8がO
N操作されたYESの時はステップS14に進んで、上記
ステップS9で現在表示されている調理メニューに対応
した調理プログラムを実行する。
【0066】そして、その後、ステップS15で調理の終
了を判定し、YESになると上記制御を終了する。
【0067】以上のように、本実施の形態に係る高周波
加熱装置の調理メニュー選択表示装置の構成では、オー
トおよびマニュアルの両メニューNo1〜No6、No
7〜No16を図8に示すように相互に可逆方向に順位
(NO)変化し得る状態で一列に並べて置き、メニュー
表示操作ボタン7を右に回動操作すると、矢線Aで示す
ように、先ずマニュアルメニューNo1からNo6まで
No1,2,3,4,5,6の順に表示され、その後オ
ートメニューがNo7からNo16までNo7,8,
9,10,11,12,13,14,15,16の順に
表示される。そして、さらに続けてメニュー表示操作ボ
タン7を右回りに回動すると、再び上記マニュアルメニ
ューのNo1(レンジ強)に戻る。
【0068】他方、上記メニュー表示操作ボタン7を上
記と逆の左回りに回動操作すると、矢線Bで示すよう
に、以上とは逆の関係で全く同様の表示がなされる。
【0069】したがって、該構成によれば、上記実施の
形態3の場合同様単一のメニュー表示操作ボタン7を何
れかの方向に回動操作するだけで、オート/マニュアル
両メニューの表示を任意に選択して極めて簡単に実現す
ることができる。
【0070】しかも、前回のメニュー表示が可能となっ
ているので、毎日使うメニューや連続調理のメニュー選
択が不要となり、非常に便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の実施の形態1に係る高周波
加熱装置の筺体部外観構造を示す斜視図である。
【図2】図2は、同筺体部一側の操作パネル部の構造を
拡大して示す正面図である。
【図3】図3は、上記高周波加熱装置のメニュー表示操
作ボタンの拡大断面図である。
【図4】図4は、上記高周波加熱装置の制御システムの
構成を示すブロツク図である。
【図5】図5は、同図4の制御システムの調理メニュー
表示制御動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本願発明の実施の形態2に係る高周波
加熱装置のメニュー表示操作ボタンの拡大断面図であ
る。
【図7】図7は、本願発明の実施の形態3に係る高周波
加熱装置の調理メニュー表示制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】図8は、同図7の調理メニュー表示制御の表示
態様を示す説明図である。
【図9】図9は、本願発明の実施の形態4に係る高周波
加熱装置の調理メニュー表示制御動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2は加熱室、5は操作パネル部、6は表示部、7はメニ
ュー表示操作ボタン、8はあたため・スタートボタン、
9は仕上り調節キー、10は取消しキー、11は設定キ
ー、16は制御ユニットである。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理メニューを表示するメニュー表示部
    と、該メニュー表示部の調理メニュー表示状態を選択す
    るメニュー表示操作手段と、該メニュー表示操作手段に
    よって表示された調理メニューの調理を実行する調理実
    行操作手段とを備えてなる高周波加熱装置において、上
    記メニュー表示操作手段と調理実行操作手段とがそれぞ
    れ別個の操作ボタンによって形成され、かつ調理実行操
    作ボタンが、メニュー表示操作ボタンの内側に位置して
    設けられていることを特徴とする高周波加熱装置の調理
    メニュー選択表示装置。
  2. 【請求項2】 メニュー表示操作ボタンは、突出状態又
    は没入状態の各々に対応してオート又はマニュアル各調
    理メニューを表示するように構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の高周波加熱装置の調理メニュー選
    択表示装置。
  3. 【請求項3】 メニュー表示操作ボタンは、回動操作に
    よって、表示される調理メニューを変更するようになっ
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の高周波加
    熱装置の調理メニュー選択表示装置。
  4. 【請求項4】 調理メニューを表示するメニュー表示部
    と、回動操作によって上記メニュー表示部の調理メニュ
    ー表示状態を選択するメニュー表示操作手段と、該メニ
    ュー表示操作手段によって表示された調理メニューの調
    理を実行する調理実行操作手段とを備えてなる高周波加
    熱装置において、上記メニュー表示部には、オートおよ
    びマニュアルの相互に一列に連続する調理メニュー群が
    設けられ、上記メニュー表示操作手段の左又は右への回
    動操作方向に応じて、マニュアルメニュー群の各々から
    オートメニュー群の各々又はオートメニュー群の各々か
    らマニュアルメニュー群の各々へ任意に順番を変えて表
    示するように構成されていることを特徴とする請求項
    1,2又は3記載の高周波加熱装置の調理メニュー選択
    表示装置。
  5. 【請求項5】 調理実行操作ボタンは、押圧操作によっ
    て作動、非作動となる押しボタンであることを特徴とす
    る請求項1,2,3又は4記載の高周波加熱装置の調理
    メニュー選択表示装置。
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