JPH07184767A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH07184767A
JPH07184767A JP5333370A JP33337093A JPH07184767A JP H07184767 A JPH07184767 A JP H07184767A JP 5333370 A JP5333370 A JP 5333370A JP 33337093 A JP33337093 A JP 33337093A JP H07184767 A JPH07184767 A JP H07184767A
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rice
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Nobumi Kumamura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炊飯機能を備えた電子レンジにおいて、合
数、炊き分けレベル等に応じた自動的な白米炊飯、おか
ゆ炊飯を可能とする。 【構成】 炊飯キーのONによる炊飯制御と例えば仕上
り調節キーのON操作による設定レベルとを組合わせる
ことにより、仕上り調節キーの仕上りレベル設定操作に
より炊飯時の合数設定、炊き分けレベル(かため、ふつ
う、やわらかめ)の設定を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動炊飯機能を備え
た高周波加熱装置(電子レンジ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の電子レンジ(特にトースター型レ
ンジ)には、その調理機能のひとつとして白米炊飯機能
やおかゆ炊飯機能を備えたものが提供されるようになっ
ている。
【0003】そして、このようなタイプの電子レンジで
は、例えば炊飯そのものを目的とした電気炊飯器などの
場合とは異なって、一般に多くの合数の御飯を炊き上げ
ることを目的とするものではない関係で、実際の合数に
は関係なく殆んどのものが一定の炊き上げシーケンスで
炊き上げる制御シーケンスを採用している。また、例え
ば温湿度センサを利用して自動的に合数判定を行おうと
しても、現在の温湿度センサの検知精度では電子レンジ
自体の筺体構造の関係から見て一般に実現することは難
しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、上記従来
の電子レンジにおいて、合数に応じた適切な炊飯や、又
「硬め」、「柔かめ」、「普通」などの好みに応じた炊き分
け、さらに「おかゆ」の場合の「3分がゆ」、「5分がゆ」、
「7分がゆ」、「全がゆ」などの炊き分けを自動的に実現す
ることは不可能であった。また、「おかゆ」炊飯の場合、
合数を別にしても、御飯から炊き上げる「おかゆ」と米の
状態から炊き上げる「おかゆ」では、自ずと加熱シーケン
スを変えなければならないが、それも不可能であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1および2
各項記載の発明は、それぞれ上記従来の問題を解決する
ことを目的としてなされたものであって、各々次のよう
に構成されている。
【0006】(1) 請求項1記載の発明の構成 この発明の高周波加熱装置では、炊飯メニューを含む複
数の調理メニューの各々を任意に選択設定する複数の調
理メニュー設定キーと、マイクロ波出力又はヒータ出力
によって被調理物を加熱する加熱調理手段と、該加熱調
理手段の加熱調理シーケンスを上記各調理メニュー設定
キーにより設定された調理メニューに対応して設定制御
する加熱制御手段と、該加熱制御手段による加熱レベル
を複数の段階に調整設定する仕上り調節キーとを備えて
なる高周波加熱装置において、上記炊飯メニューの加熱
調理シーケンスを複数種設け、上記炊飯メニューに対応
した調理メニュー設定キーがON操作されている時には
上記仕上り調節キーが該複数種の加熱調理シーケンスの
選択設定手段となるように構成している。
【0007】(2) 請求項2記載の発明の構成 この発明の高周波加熱装置は、炊飯メニューを含む複数
の調理メニューの各々を任意に選択設定する複数の調理
メニュー設定キーと、マイクロ波出力又はヒータ出力に
よって被調理物を加熱する加熱調理手段と、該加熱調理
手段の加熱調理シーケンスを上記各調理メニュー設定キ
ーにより設定された調理メニューに対応して設定制御す
る加熱制御手段とを備えてなる高周波加熱装置におい
て、上記炊飯メニューの加熱調理シーケンスを複数種設
けるとともに、上記炊飯メニューに対応した調理メニュ
ー設定キーのON操作回数に応じて該複数種の加熱調理
シーケンスの選択設定を行うように構成している。
【0008】
【作用】本願の請求項1及び2各項記載の発明の高周波
加熱装置は、上記構成に対応して各々次のような作用を
奏する。
【0009】(1) 請求項1記載の発明の作用 この発明の高周波加熱装置の構成では、上述のように、
炊飯メニューを含む複数の調理メニューの各々を任意に
選択設定する複数の調理メニュー設定キーと、マイクロ
波出力又はヒータ出力によって被調理物を加熱する加熱
調理手段と、該加熱調理手段の加熱調理シーケンスを上
記各調理メニュー設定キーにより設定された調理メニュ
ーに対応して設定制御する加熱制御手段と、該加熱制御
手段による加熱レベルを複数の段階に調整設定する仕上
り調節キーとを備えてなる高周波加熱装置において、上
記炊飯メニューの加熱調理シーケンスを複数種設けてい
るとともに、上記炊飯メニューに対応した調理メニュー
設定キーがON操作された時には上記仕上り調節キーの
ファンクションが切り変って当該炊飯メニューの複数種
の加熱調理シーケンスの選択設定手段として機能する。
【0010】したがって、該仕上り調節キーの例えば
強、中、弱のレベル設定によって白米炊飯時やおかゆ炊
飯時の合数設定ができるようになり、それに対応したシ
ーケンスでのかため、ふつう、やわらかめなどの炊き分
けレベルの設定、自動炊飯が可能となる。
【0011】(2) 請求項2記載の発明の作用 この発明の高周波加熱装置の構成では、上述のように、
炊飯メニューを含む複数の調理メニューの各々を任意に
選択設定する複数の調理メニュー設定キーと、マイクロ
波出力又はヒータ出力によって被調理物を加熱する加熱
調理手段と、該加熱調理手段の加熱調理シーケンスを上
記各調理メニュー設定キーにより設定された調理メニュ
ーに対応して設定制御する加熱制御手段とを備えてなる
高周波加熱装置において、上記炊飯メニューの加熱調理
シーケンスを複数種設けるとともに、上記炊飯メニュー
に対応した調理メニュー設定キーのON操作回数に応じ
て該複数種の加熱調理シーケンスの何れかが任意に選択
設定される。
【0012】したがって、該炊飯メニュー設定キーの例
えば1回、2回、3回等のON回数によって白米炊飯時
やおかゆ炊飯時の合数設定、かため、ふつう、やわらか
めなどの炊き分けレベルの設定ができるようになり、そ
れに対応したシーケンスでの自動炊飯が可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上の結果、本願発明によれば、従来の
電子レンジにおいては不可能であった合数に応じた適切
な炊飯や、又「硬め」、「柔かめ」、「普通」などのユーザの
好みに応じた炊き分け、さらには「おかゆ」の場合の「3
分がゆ」、「5分がゆ」、「7分がゆ」、「全がゆ」などの炊
き分けをも自動的かつ低コストに実現することができ
る。また、「おかゆ」炊飯の場合の御飯から炊き上げる
「おかゆ」と米の状態から炊き上げる「おかゆ」の2種の炊
き分けも容易となる。
【0014】
【実施例】
(1) 第1実施例 図1〜図4は、本願発明の第1実施例に係る自動炊飯機
能を備えた高周波加熱装置(電子レンジ)の構成および動
作を示している。
【0015】先ず図1および図2は、当該高周波加熱装
置1の全体的な構造(筺体構造)を示すもので、その筺体
1aの内側には加熱室(調理物収納庫)2が設けられてい
る。そして、該加熱室2の底部には調理物載置用のター
ンテーブル3が回転可能に設置されている。また該加熱
室2の正面側開口部19にはファィンダー部17を形成
したドア16が上下方向に開閉可能な状態で取付けられ
ている。また、ドア16に対応した本体部側には、ドア
スイッチ18が設けられている。
【0016】一方、上記筺体1a正面側の上記加熱室2
の開口部19の右側部には当該高周波加熱装置の各種の
機能を操作・制御するための操作パネル部26が設置さ
れている。該操作パネル部26には、例えば図2に詳細
に示すように、先ず上方側から下方側にかけて、表示部
(液晶表示部)34、マニュアルメニュー用の加熱時間設
定キー(5分用27a、1分用27b、10秒用27cの3
つのキーよりなる)、手動加熱キー群(生もの解凍、トー
スター、ピザ加熱、おかゆの4つのキーよりなる)2
9、自動加熱キー群(酒のかん、トースト、冷凍トース
ト、炊飯の4つのキーよりなる)30、マニュアルメニ
ュー指定キー41、オートメニュー指定キー42が各々
適切に操作性良く配設されている。
【0017】また、図1から明らかなようにドア16の
ファインダー部17下方には、左側から右側方向に仕上
り調節キー38a、炊飯キー38b、トーストキー38
c、解凍キー38d、あたため・スタートキー38e、取
消キー38fなどの特に日常的に使用頻度が高いドアキ
ー群38が設けられている。
【0018】そして、上記操作パネル部26の表示部3
4には、例えば上述した各種の操作キーがON操作され
ると、それに対応して各種の選択設定状態が表示される
ようになっている。
【0019】該操作パネル部26および上述のドアキー
群38は各々相互に接続され、例えば図3に示すように
マイクロコンピュータを中心として構成された電子レン
ジコントロール用の制御ユニット20とデータバスおよ
びコントロールバスを介して接続されていて自由に入出
力信号の送受が行えるようになっている。
【0020】さらに、同図3から明らかなように、上記
高周波加熱装置1の筺体1a内部には、上記加熱室2内
のターンテーブル3上に載置された炊飯容器5中の被加
熱物(米水又は飯米水)40にマイクロ波を放射吸収させ
ることによって加熱するマグネトロン13と、当該加熱
室2内の被加熱物に必要に応じ赤外線を照射することに
よって加熱するヒータHuおよびヒータ回路35と、換
気用のファン12aおよびファンモータ12とが各々図
示のように設置されている。そして、上記制御ユニット
20とターンテーブルモータ4との間にはターンテーブ
ルモータ駆動回路24が、また同制御ユニット20と上
記ファンモータ12との間にはファンモータ駆動回路2
5が、さらに同制御ユニット20と上記マグネトロン1
3との間にはマグネトロン駆動部22が各々介設されて
いる。上記ターンテーブルモータ4部には、重量センサ
36が設けられている。さらに、符号37は電源回路で
あり、AC電源100(V)からの電源電圧を上記マグネ
トロン駆動部22、ターンテーブルモータ駆動回路2
4、ファンモータ駆動回路25に分配供給する。
【0021】一方、図示の如く、上記筺体1aの一側壁
31側には外気導入口8が、また他側壁32側には排気
口11が各々形成されているとともに、それらの間の加
熱室2の両側壁6,7部には換気口9,10がそれぞれ形
成されている。そして、上記外気導入口8と換気口9と
の間には上記ファンモータ12によって駆動される上述
のファン12aが介設されていて、上記外気導入口8か
ら導入された外気が図示矢線で示すように先ずマグネト
ロン13を冷却した後、加熱室2上部を経て調理中の臭
気や水蒸気を吸収して排気口11側から排出されて行く
ようになっている。なお、上記換気口10と排気口11
との間は、ダクト部14に形成されている一方、該ダク
ト部14の通路途中には同通路内に臨んで加熱時、沸騰
時および保温時などの湿度を検出する湿度センサ15が
設置されている。そして、該湿度センサ15の出力信号
Vsは所定の検知部23を介して上記制御ユニット20
に入力されてメモリされるようになっている。また、符
号THBは庫内温度T1を検出する温度センサ、THA
は外気温T2を検出する温度センサであり、これらの各
検出値も上記検知部23を介して制御ユニット20に入
力される。
【0022】上記制御ユニット20は、上記オートメニ
ュー指定キー42の操作に対応して各種オート調理メニ
ューの中から調理すべき調理メニューを選択設定する調
理メニュー設定手段と、上記マグネトロン13のマイク
ロ波出力又はヒータHuのヒータ出力による加熱調理状
態(シーケンス)を上記調理メニュー設定手段により設定
された調理メニューに対応して設定制御する加熱制御手
段とを備え、自動的に調理メニューに応じた加熱制御を
実行するとともに、さらに炊飯メニューの加熱調理シー
ケンスを複数種設けていて、上記炊飯メニューに対応し
た炊飯メニュー設定キー38bがON操作された時には
上記仕上り調節キー38aが該複数種の加熱調理シーケ
ンスの選択設定手段となるように機能を切換えるように
構成されていて、合数等に応じた適切な自動炊飯制御を
実行するようになっている。
【0023】次に該制御ユニット20の合数(炊飯量)に
応じた自動炊飯制御の内容を図4のフローチャートを参
照して詳細に説明する。
【0024】図4のフローチャートでは、例えば(A)0.
5合、(B)1合〜1.5合、(C)2合の3段階の合数を各々
上記仕上り調節キー38aを使用することにより、仕上
りレベル“弱"で0.5合、仕上りレベル“中"で1〜1.5
合、仕上りレベル“強"で2合の各合数に応じた相異な
る最適な制御シーケンス(吸水、加熱)を自動的に選択設
定して実際の白米の合数に対応した最適な炊き上り状態
の御飯を提供できるように構成されている。
【0025】すなわち、今例えばドア16が開状態から
閉になってドアスイッチ18がONになると上記制御ユ
ニット20の制御動作が開始され、先ずステップS1
上記各操作キーの操作データが入力される。
【0026】次に、該入力データに基き、ステップS2
で上記炊飯キー38bがON操作されたか否かを判定す
る。その結果、炊飯キー38bがON操作されていない
NOの時は、後述する炊飯制御シーケンスを実行するす
ることなく制御を終える。
【0027】一方、炊飯キー38bがON操作されたY
ESの時は、さらにステップS3に進んで、今度は上記
仕上り調節キー38aがON操作されたか否かを判断す
る。
【0028】そして、仕上り調節キー38aがON操作
されているYESの時は、さらにステップS4又はS19
に進んで、当該仕上り調節キー38aの設定レベルが弱
(0.5合)か、中(1〜1.5合)か、弱(0.5合)でも中(1〜1.
5合)でもない強(2合)であるかの判定、すなわち合数の
判定を行う。
【0029】その結果、弱(0.5合)判定の時は、先ず当
該0.5合制御シーケンスの吸水工程に移り、そのステッ
プS5に進んで、上記マグネトロン13の出力をデュー
ティー比5/16(最大出力(16/16=500W)×
5/16=約150W)に設定して所定設定時間t1(t1
5分)内吸水加熱を行う。その後、続くステップS6で当
該吸水加熱時間t1(5分)の経過が判定されると、ステッ
プS7で一旦上記マグネトロン13をOFFにして所定
設定時間t2(t2=5分)内所定温度下での浸漬状態を継続
させ、十分な吸水を行う。
【0030】次に、ステップS8で該浸漬設定時間t2(5
分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続いて「炊
き上げ工程」に移り、先ずステップS9で上記マグネトロ
ン13の出力デューティー比を最大出力16/16(5
00W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワーで
当該0.5合の白米を炊き上げる。
【0031】その後、ステップS10で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS11で当該検出値
Vが第1の設定値13H以上となったか否かを判定す
る。該第1の湿度設定値(13H)は、該シーケンスの合
数が0.5合で、最も炊飯量が少ないことに対応して後述
するシーケンス(1〜1.5合,2合)のものに比較して低い
値に設定されている。
【0032】上記判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS12に進んで上記マグネ
トロン13の出力デューティー比を5/16(約150
W)に落し、所定設定時間t3(t3=17分)のレベル加熱
を実行する。
【0033】その後、ステップS13で該加熱時間t3(1
7分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS14で上記マグネトロン13をOFFにして「炊
き上げ工程」を終了する。
【0034】そして、さらにステップS15以下の「むら
し工程」に移る。
【0035】ステップS15では、先ず上述のヒータHu
をONにして上記合数0.5合に対応した所定設定加熱時
間t4(t4=1分30秒)内ヒータ加熱を実行する。
【0036】その後、ステップS16で該加熱時間t4(1
分30秒)の経過を判定し、YESになると、ステップ
17に進んで、上記ヒータHuをOFFにする。
【0037】そして、その後、該ヒータOFFの時間を
所定設定時間t5(t5=8分)内継続して余熱によるむらし
を実行する。
【0038】そして、最後に、ステップS18で該余熱時
間t5の経過を判定し、該時間t5が経過してYESになる
と、該0.5合の白米炊飯シーケンスの制御を終了する。
【0039】これにより、上記仕上り調節キー38aの
弱レベル設定によって選択された合数0.5合の白米炊飯
制御シーケンスにより、同0.5合分の白米が自動的に最
適な炊き上り状態で炊き上げられるようになる。
【0040】一方、上記と異なり、上記ステップS4
判定でNO、ステップS19の判定でYESと判定された
仕上り調節キー38aの設定レベルが中の時、つまり合
数(B)1〜1.5合の選択がなされている時は、先ず同シ
ーケンス側の「吸水工程」であるステップS20に進んで、
上記マグネトロン13の出力をデューティー比7/16
(最大出力(16/16=500W)×7/16=約20
0W)に設定して所定設定時間t1(t1=5分)内吸水加熱
を行う。その後、続くステップS21で当該吸水加熱時間
t1(5分)の経過が判定されると、ステップS22で一旦上
記マグネトロン13をOFFにして所定設定時間t2(t2
=5分)内所定温度下での浸漬状態を継続させ、十分な
吸水を行う。
【0041】次に、ステップS23で該浸漬設定時間t
2(5分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続い
て「炊き上げ工程」に移り、先ずステップS24で上記マグ
ネトロン13の出力デューティー比を最大出力16/1
6(500W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワ
ーで当該1〜1.5合の白米を炊き上げる。
【0042】その後、ステップS25で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS26で当該検出値
Vが第2の設定値15H以上となったか否かを判定す
る。該第2の湿度設定値(15H)は、該シーケンスの合
数が1〜1.5合で、炊飯量が中間量であることに対応し
て前述のシーケンス(0.5合)および後述するシーケンス
(2合)のものに比較して、それらの中間の値に設定され
ている。
【0043】上記判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS27に進んで上記マグネ
トロン13の出力デューティー比を6/16(約180
W)に落し、所定設定時間t3(t3=17分)のレンジ加熱
を実行する。
【0044】その後、ステップS28で該加熱時間t3(1
7分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS29で上記マグネトロン13をOFFにして「炊
き上げ工程」を終了する。
【0045】そして、さらにステップS30以下の「むら
し工程」に移る。
【0046】ステップS30では、先ず上述のヒータHu
をONにして上記合数1〜1.5合に対応した所定設定加
熱時間t4(t4=1分30秒)内ヒータ加熱を実行する。
【0047】その後、ステップS31で該加熱時間t4(1
分30秒)の経過を判定し、YESになると、ステップ
32に進んで、上記ヒータHuをOFFにする。
【0048】そして、その後、該ヒータOFFの時間を
所定設定時間t5(t5=8分)内継続して余熱によるむらし
を実行する。
【0049】そして、最後に、ステップS33で該余熱時
間t5の経過を判定し、該時間t5が経過してYESになる
と、該1〜1.5合の白米炊飯シーケンスの制御を終了す
る。
【0050】これにより、上記仕上り調節キー38aの
中レベル設定によって選択された合数1〜1.5合の白米
炊飯制御シーケンスにより、同1〜1.5合分の白米が自
動的に最適な炊き上り状態で炊き上げられるようにな
る。
【0051】他方、これとも異なり上記ステップS19
判定でもNOと判定された仕上り調節キー38aによる
設定レベルが弱(0.5合)でも、中(1〜1.5合)でもない
強、すなわち2合の合数が選択されている時は、先ずス
テップS34の方に進んで、吸水工程に移り、上記マグネ
トロン13の出力をデューティー比12/16(最大出
力(16/16=500W)×12/16=約300W)
に設定して所定設定時間t1(t1=5分)内吸水加熱を行
う。その後、続くステップS35で当該吸水加熱時間t
1(5分)の経過が判定されると、ステップS36で一旦上
記マグネトロン13をOFFにして所定設定時間t2(t2
=5分)内所定温度下での浸漬状態を継続させ、十分な
吸水を行う。
【0052】次に、ステップS37で該浸漬設定時間t
2(5分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続い
て「炊き上げ工程」に移り、先ずステップS38で上記マグ
ネトロン13の出力デューティー比を最大出力16/1
6(500W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワ
ーで当該2合の白米を炊き上げる。
【0053】その後、ステップS39で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS40で当該検出値
Vが第3の設定値17H以上となったか否かを判定す
る。該第3の湿度設定値(17H)は、該シーケンスの合
数が2合で、最も炊飯量が多いことに対応して前述した
2つのシーケンス(0.5合,1〜1.5合)のものに比較して
最も高い値に設定されている。
【0054】上記判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS41に進んで上記マグネ
トロン13の出力デューティー比を7/16(約200
W)に落し、所定設定時間t3(t3=17分)のレンジ加熱
を実行する。
【0055】その後、ステップS42で該加熱時間t3(1
7分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS43で上記マグネトロン13をOFFにして「炊
き上げ工程」を終了する。
【0056】そして、さらにステップS44以下の「むら
し工程」に移る。
【0057】ステップS44では、先ず上述のヒータHu
をONにして上記合数2合に対応した所定設定加熱時間
t4(t4=2分)内ヒータ加熱を実行する。
【0058】その後、ステップS45で該加熱時間t4(2
分)の経過を判定し、YESになると、ステップS46
進んで、上記ヒータHuをOFFにする。
【0059】そして、その後、該ヒータOFFの時間を
所定設定時間t5(t5=8分)内継続して余熱によるむらし
を実行する。
【0060】そして、最後に、ステップS47で該余熱時
間t5の経過を判定し、該時間t5が経過してYESになる
と、該2合の白米炊飯シーケンスの制御を終了する。
【0061】これにより、上記仕上り調節キー38aの
強レベル設定によって選択された合数2合の白米炊飯制
御シーケンスにより、同2合分の白米が自動的に最適な
炊き上り状態で炊き上げられるようになる。
【0062】(2) 第2実施例 次に、図5のフローチャートは本願発明の第2実施例に
係る高周波加熱装置の自動炊飯制御の内容を示してい
る。
【0063】上述の第1実施例の自動炊飯制御では、仕
上り調節キー38aを合数設定キーとして使用するよう
にしたが、本実施例では、該仕上り調節キー38aを、
(a)かため、(b)ふつう、(c)やわらかめの3段階の炊き
分けレベルの設定キーとして使用することにより、任意
の炊き分けレベルでの自動炊飯制御を可能にしたことを
特徴としている。
【0064】すなわち、上記第1実施例の場合と同様
に、今例えばドア16が開状態から閉になってドアスイ
ッチ18がONになると制御ユニット20の制御動作が
開始され、先ずステップS1で上記各操作キーの操作デ
ータが入力される。
【0065】次に、該入力データに基き、ステップS2
で先ず上記炊飯キー38bがON操作されたか否かを判
定する。その結果、炊飯キー38bがON操作されてい
ないNOの時は、後述する炊飯制御シーケンスを実行す
るすることなく制御を終える。
【0066】一方、炊飯キー38bがON操作されたY
ESの時は、さらにステップS3に進んで、今度は上記
仕上り調節キー38aがON操作されたか否かを判断す
る。
【0067】そして、仕上り調節キー38aがON操作
されているYESの時は、さらにステップS4又はS19
に進んで、当該仕上り調節キー38aの設定レベルが強
(かため)か、中(ふつう)か、強(かため)でも中(ふつう)
でもない弱(やわらかめ)であるかの判定、すなわち炊き
分けレベルの判定を行う。
【0068】その結果、強(かため)の時は、先ずステッ
プS5に進んで当該かためシーケンスの吸水工程に移
り、上記マグネトロン13の出力をデューティー比5/
16(最大出力(16/16=500W)×5/16=約
150W)に設定して所定設定時間t1(t1=5分)内吸水
加熱を行う。その後、続くステップS6で当該吸水加熱
時間t1(5分)の経過が判定されると、ステップS7で一
旦上記マグネトロン13をOFFにして所定設定時間t2
(t2=5分)内所定温度下での浸漬状態を継続させ、十分
な吸水を行う。
【0069】次に、ステップS8で該浸漬設定時間t2(5
分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続いて「炊
き上げ工程」に移り、先ずステップS9で上記マグネトロ
ン13の出力デューティー比を最大出力16/16(5
00W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワーで
炊き上げる。
【0070】その後、ステップS10で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS11で当該検出値
Vが第1の設定値15H以上となったか否かを判定す
る。該第1の湿度設定値(15H)は、該シーケンスの炊
き分けレベルが「かため」で、最も水分が少ないことに対
応して後述する「普通」、「やわらかめ」のシーケンスのも
のに比較して最も高い値に設定されている。
【0071】上記判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS12に進んで上記マグ
ネトロン13の出力デューティー比を7/16(約20
0W)に落し、所定設定時間t3(t3=17分)のレンジ加
熱を実行する。
【0072】その後、ステップS13で該加熱時間t3(1
7分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS14で上記マグネトロン13をOFFにして「炊
き上げ工程」を終了する。
【0073】そして、さらにステップS15以下の「むら
し工程」に移る。
【0074】ステップS15では、先ず上述のヒータHu
をONにして上記炊き分けレベル「かため」に対応した所
定設定加熱時間t4(t4=2分)内ヒータ加熱を実行する。
【0075】その後、ステップS16で該加熱時間t4(2
分)の経過を判定し、YESになると、ステップS17
進んで、上記ヒータHuをOFFにする。
【0076】そして、その後、該ヒータOFFの時間を
所定設定時間t5(t5=8分)内継続して余熱によるむらし
を実行する。
【0077】そして、最後に、ステップS18で該余熱時
間t5の経過を判定し、該時間t5が経過してYESになる
と、該炊き分けレベル「かため」の白米炊飯シーケンスの
制御を終了する。
【0078】これにより、上記仕上り調節キー38aの
強レベル設定によって選択された炊き分けレベル「かた
め」の白米炊飯制御シーケンスにより、白米が自動的に
「かため」の最適な炊き上り状態で炊き上げられるように
なる。
【0079】一方、上記と異なり、上記ステップS4
判定でNO、ステップS19の判定でYESと判定された
仕上り調節キー38aの設定レベルが中の時、つまり、
炊き分けレベル「ふつう」の選択がなされている時は、ス
テップS20のふつうシーケンスの「吸水工程」に進んで、
上記マグネトロン13の出力をデューティー比5/16
(最大出力(16/16=500W)×5/16=約15
0W)に設定して所定設定時間t1(t1=5分)内吸水加熱
を行う。その後、続くステップS21で当該吸水加熱時間
t1(5分)の経過が判定されると、ステップS22で一旦上
記マグネトロン13をOFFにして所定設定時間t2(t2
=5分)内所定温度下での浸漬状態を継続させ、十分な
吸水を行う。
【0080】次に、ステップS23で該浸漬設定時間t
2(5分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続い
て「炊き上げ工程」に移り、先ずステップS24で上記マグ
ネトロン13の出力デューティー比を最大出力16/1
6(500W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワ
ーで炊き上げる。
【0081】その後、ステップS25で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS26で当該検出値
Vが第2の設定値14H以上となったか否かを判定す
る。該第2の湿度設定値(14H)は、該シーケンスの炊
き分けレベルが「ふつう」であることに対応して前述のシ
ーケンス(かため)および後述するシーケンス(やわらか
め)のものに比較して、それらの中間の値に設定されて
いる。
【0082】上記判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS27に進んで上記マグネ
トロン13の出力デューティー比を6/16(約180
W)に落し、所定設定時間t3(t3=17分)のレンジ加熱
を実行する。
【0083】その後、ステップS28で該加熱時間t3(1
7分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS29で上記マグネトロン13をOFFにして「炊
き上げ工程」を終了する。
【0084】そして、さらにステップS30以下の「むら
し工程」に移る。
【0085】ステップS30では、先ず上述のヒータHu
をONにして上記炊き分けレベル「ふつう」に対応した所
定設定加熱時間t4(t4=1分30秒)内ヒータ加熱を実行
する。
【0086】その後、ステップS31で該加熱時間t4(1
分30秒)の経過を判定し、YESになると、ステップ
32に進んで、上記ヒータHuをOFFにする。
【0087】そして、その後、該ヒータOFFの時間を
炊き分けレベル「ふつう」に対応して所定設定時間t5(t5
=7分)内継続して余熱によるむらしを実行する。
【0088】そして、最後に、ステップS33で該余熱時
間t5の経過を判定し、該時間t5が経過してYESになる
と、該炊き分けレベル「ふつう」の白米炊飯シーケンスの
制御を終了する。
【0089】これにより、上記仕上り調節キー38aの
中レベル設定によって選択された炊き分けレベル「ふつ
う」の白米炊飯制御シーケンスにより、同レベルの御飯
が自動的に最適な炊き上り状態で炊き上げられるように
なる。
【0090】他方、これとも異なり上記ステップS19
判定でもNOと判定された仕上り調節キー38aによる
設定レベルが強(かため)でも、中(ふつう)でもない弱、
すなわち「やわらかめ」の炊き分けレベルが選択されてい
る時は、ステップS34のやわらかめシーケンスの方に進
んで、先ずその吸水工程に移り、上記マグネトロン13
の出力をデューティー比5/16(最大出力(16/16
=500W)×5/16=約150W)に設定して所定設
定時間t1(t1=5分)内吸水加熱を行う。その後、続くス
テップS35で当該吸水加熱時間t1(5分)の経過が判定さ
れると、ステップS36で一旦上記マグネトロン13をO
FFにして所定設定時間t2(t2=5分)内所定温度下での
浸漬状態を継続させ、十分な吸水を行う。
【0091】次に、ステップS37で該浸漬設定時間t
2(5分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続い
て「炊き上げ工程」に移り、先ずステップS38で上記マグ
ネトロン13の出力デューティー比を最大出力16/1
6(500W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワ
ーで当該2合の白米を炊き上げる。
【0092】その後、ステップS39で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS40で当該検出値
Vが第3の設定値13H以上となったか否かを判定す
る。該第3の湿度設定値(13H)は、該シーケンスの炊
き分けレベルが「やわらかめ」で、最も必要とする水分量
が多いことに対応して前述した2つのシーケンス(かた
め、ふつう)のものに比較して最も低い値に設定されて
いる。
【0093】上記判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS41に進んで上記マグネ
トロン13の出力デューティー比を5/16(約150
W)に落し、所定設定時間t3(t3=17分)のレンジ加熱
を実行する。
【0094】その後、ステップS42で該加熱時間t3(1
7分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS43で上記マグネトロン13をOFFにして「炊
き上げ工程」を終了する。
【0095】そして、さらにステップS44以下の「むら
し工程」に移る。
【0096】ステップS44では、先ず上述のヒータHu
をONにして上記上記炊き分けレベル「やわらかめ」に対
応した所定設定加熱時間t4(t4=1分)内ヒータ加熱を実
行する。
【0097】その後、ステップS45で該加熱時間t4(1
分)の経過を判定し、YESになると、ステップS46
進んで、上記ヒータHuをOFFにする。
【0098】そして、その後、該ヒータOFFの時間を
当該炊き分けレベル「やわらかめ」に対応した所定設定時
間t5(t5=6分)内継続して余熱によるむらしを実行す
る。
【0099】そして、最後に、ステップS47で該余熱時
間t5の経過を判定し、該時間t5が経過してYESになる
と、該炊き分けレベル「やわらかめ」の白米炊飯シーケン
スの制御を終了する。
【0100】これにより、上記仕上り調節キー38aの
弱レベル設定によって選択された「やわらかめ」白米炊飯
制御シーケンスにより、同炊き分けレベルでの御飯が自
動的に最適な炊き上り状態で炊き上げられるようにな
る。
【0101】(3) 第3実施例 次に、図6および図7は、本願発明の第3実施例に係る
高周波加熱装置およびその自動炊飯制御の内容を示して
いる。
【0102】上記第1、第2の実施例の自動炊飯制御で
は、その何れの場合にも白米炊飯制御の場合を例として
説明した。
【0103】しかし、炊飯は以上のような白米炊飯の場
合のみに限られる訳ではなく、例えば「炊き込み御飯」な
ども炊かれることが多い。
【0104】ところが、該「炊き込み御飯」は、具や調味
料が入っている関係で白米炊飯の場合に比べて吸水や加
熱に時間がかかる。従って、上述のように単に合数や炊
き分けレベルに応じた炊飯制御を可能としただけでは該
場合に対応することはできない。
【0105】そこで、本実施例では、例えば図6に示す
ように、上記図1の白米炊飯キー38bとは別に炊き込
みキー38gを設けることにより、白米炊飯と炊き込み
炊飯とを最適に炊き分けられるようにしたことを特徴と
している。
【0106】次に、図7のフローチャートを参照して同
制御の内容を詳細に説明する。
【0107】すなわち、今例えばドア16が開状態から
閉になってドアスイッチ18がONになると上記制御ユ
ニット20の制御動作が開始され、先ずステップS1
上記各操作キーの操作データが入力される。
【0108】次に、該入力データに基き、先ず最初にス
テップS2で上記白米炊飯キー38bがON操作されたか
否かを判定する。その結果、白米炊飯キー38bがON
操作されていないNOの時は、さらに、ステップS3
進んで今度は炊き込みキー38gがON操作されている
か否かを判定する。その結果、どちらもON操作されて
いない時は、後述する全ての炊飯制御シーケンスを実行
するすることなく制御を終える。
【0109】一方、白米炊飯キー38bがON操作され
ているステップS2でYESの時は、先ずステップS4
白米炊飯シーケンスの吸水工程に進んで、上記マグネト
ロン13の出力をデューティー比5/16(最大出力(1
6/16=500W)×5/16=約150W)に設定し
て所定設定時間t1(t1=5分)内吸水加熱を行う。その
後、続くステップS5で当該吸水加熱時間t1(5分)の経
過が判定されると、ステップS6で一旦上記マグネトロ
ン13をOFFにして所定設定時間t2(t2=5分)内所定
温度下での浸漬状態を継続させ、十分な吸水を行う。
【0110】次に、ステップS7で該浸漬設定時間t2(5
分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続いて「炊
き上げ工程」に移り、先ずステップS8で上記マグネトロ
ン13の出力デューティー比を最大出力16/16(5
00W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワーで
当該所定量の白米を炊き上げる。
【0111】その後、ステップS9で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS10で当該検出値
Vが第1の設定値13H以上となったか否かを判定す
る。該第1の湿度設定値(13H)は、該制御シーケンス
が白米炊飯の場合であることに対応して後述する炊き込
み炊飯の制御シーケンスの場合に比較して低い値に設定
されている。
【0112】上記判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS11に進んで上記マグネ
トロン13の出力デューティー比を5/16(約150
W)に落し、所定設定時間t3(t3=17分)のレンジ加熱
を実行する。
【0113】その後、ステップS12で該加熱時間t3(1
7分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS13で上記マグネトロン13をOFFにして「炊
き上げ工程」を終了する。
【0114】そして、さらにステップS14以下の「むら
し工程」に移る。
【0115】ステップS14では、先ず上述のヒータHu
をONにして当該白米炊飯に対応した所定設定加熱時間
t4(t4=1分30秒)内ヒータ加熱を実行する。
【0116】その後、ステップS15で該加熱時間t4(1
分30秒)の経過を判定し、YESになると、ステップ
16に進んで、上記ヒータHuをOFFにする。
【0117】そして、その後、該ヒータOFFの時間を
所定設定時間t5(t5=8分)内継続して余熱によるむらし
を実行する。
【0118】そして、最後に、ステップS17で該余熱時
間t5の経過を判定し、該時間t5が経過してYESになる
と、該白米炊飯のシーケンスの制御を終了する。
【0119】これにより、所定量の白米炊飯制御シーケ
ンスにより、所定量の白米が自動的に最適な炊き上り状
態で炊き上げられるようになる。
【0120】他方、上記ステップS3での判定の結果、
YESと判定された炊き込みキー38gがONの時は、
ステップS18の炊き込みシーケンスの吸水工程に進ん
で、上記マグネトロン13の出力を上記白米炊飯の場合
よりも若干高めのデューティー比6/16(最大出力(1
6/16=500W)×6/16=約180W)に設定し
て所定設定時間t1(t1=5分)内吸水加熱を行う。その
後、続くステップS19で当該吸水加熱時間t1(5分)の経
過が判定されると、ステップS20で一旦上記マグネトロ
ン13をOFFにして上記白米炊飯の場合よりも長い所
定設定時間t2(t2=7分)内白米炊飯時より若干高めの温
度下での浸漬状態を継続させ、より十分な吸水を行う。
【0121】次に、ステップS21で該浸漬設定時間t
2(7分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続い
て「炊き上げ工程」に移り、先ずステップS22で上記マグ
ネトロン13の出力デューティー比を最大出力16/1
6(500W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワ
ーで当該炊き込み米を炊き上げる。
【0122】その後、ステップS23で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS24で当該検出値
Vが上記白米炊飯時よりも高い第2の設定値15H以上
となったか否かを判定する。
【0123】この判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS25に進んで上記マグネ
トロン13の出力デューティー比を上記白米炊飯時より
若干高めの6/16(約180W)に落し、さらに白米炊
飯時より若干長い所定設定時間t3(t3=18分)のレンジ
加熱を実行する。
【0124】その後、ステップS13で該加熱時間t3(1
8分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS27で上記マグネトロン13をOFFにして「炊
き上げ工程」を終了する。
【0125】そして、さらにステップS28以下の「むら
し工程」に移る。
【0126】ステップS28では、先ず上述のヒータHu
をONにして当該炊き込み炊飯に対応した所定設定加熱
時間t4(t4=2分)内ヒータ加熱を実行する。
【0127】その後、ステップS29で該加熱時間t4(2
分)の経過を判定し、YESになると、ステップS30
進んで、上記ヒータHuをOFFにする。
【0128】そして、その後、該ヒータOFFの時間を
上記白米炊飯時よりも2分長い所定設定時間t5(t5=1
0分)内継続して余熱による十分なむらしを実行する。
【0129】そして、最後に、ステップS31で該余熱時
間t5の経過を判定し、該時間t5が経過してYESになる
と、該炊き込み炊飯の白米炊飯シーケンスの制御を終了
する。
【0130】これにより、上記炊き込みキー38gによ
って選択設定された炊き込み御飯が、上記炊き込み炊飯
制御シーケンスにより、自動的に最適な炊き上り状態で
炊き上げられるようになる。
【0131】(4) 第4実施例 次に図8〜図10は、本願発明の第4実施例に係る高周
波加熱装置の構成およびその自動炊飯制御の内容を示し
ている。
【0132】最近では、満腹感があって低カロリーで、
しかも消化の良い「おかゆ」が見直されており、従来のよ
うな病人の食事や乳幼児の離乳食としてだけでなく、一
般の人の健康食としての認識が高まっている。このよう
な事情から、最近のトースターレンジなどでは、「おか
ゆ」炊飯機能も付加されるようになっている。
【0133】ところが、従来のものでは、やはり上記白
米炊飯の場合と同様に一定の加熱シーケンスで炊き上げ
るのみで、例えば(イ)全がゆ、(ロ)5分がゆ、(ハ)3分
がゆ等の炊き分けを実現することができない問題があっ
た。
【0134】そこで、本実施例では、例えば図8のよう
に上述した図1の炊飯キー38bとは別に専用のおかゆ
キー38hを設け、該おかゆキー38hのON操作回数に
よって、例えば1回の場合には(イ)の全がゆ、2回の場
合には(ロ)の5分がゆ、3回の場合は(ハ)の3分がゆと
いうように対応する吸水、加熱シーケンス(図10のt1,
t2,t3)の選択設定ができるようにしたことを特徴として
いる。
【0135】次に、図9のフローチャートおよび図10
のタイムチャートを参照して同おかゆ炊飯制御の内容を
詳細に説明してゆく。
【0136】すなわち、今例えばドア16が開状態から
閉になってドアスイッチ18がONになると制御ユニッ
ト20の制御動作が開始され、先ずステップS1で上記
各操作キーの操作データが入力される。
【0137】次に、該入力データに基き、ステップS2
で上記おかゆキー38hがON操作されたか否かを判定
する。その結果、おかゆキー38hがON操作されてい
ないNOの時は、後述する炊飯制御シーケンスを実行す
るすることなく制御を終える。
【0138】一方、おかゆキー38hがON操作された
YESの時は、さらにステップS3,S4,S25に進んで、
今度は同おかゆキー38hがON操作された回数が1回
か、2回か、3回かを判断する。
【0139】そして、先ずおかゆキー38hがON操作
された回数が1回の時は、上述した(イ)の全がゆである
から、同全がゆの制御シーケンスであるステップS5
吸水工程に進んで、上記マグネトロン13の出力をデュ
ーティー比5/16(最大出力(16/16=500W)
×5/16=約150W)に設定して所定設定時間t1(t1
=5分)内吸水加熱を行う。その後、続くステップS6
当該吸水加熱時間t1(5分)の経過が判定されると、ステ
ップS7で一旦上記マグネトロン13をOFFにして所
定設定時間t2(t2=5分)内所定温度下での浸漬状態を継
続させ、十分な吸水を行う。
【0140】次に、ステップS8で該浸漬設定時間t2(5
分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続いて「炊
き上げ工程」に移り、先ずステップS9で上記マグネトロ
ン13の出力デューティー比を最大出力16/16(5
00W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワーで
当該白米を炊き上げる。
【0141】その後、ステップS10で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS11で当該検出値
Vが設定値60H以上となったか否かを判定する。該湿
度設定値(60H)は、「おかゆ」炊飯に対応した値に設定
されている。
【0142】上記判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS12に進んで上記マグネ
トロン13の出力デューティー比を3/16(約100
W)に落し、所定設定時間t3(t3=40分)のレンジ加熱
を実行する。
【0143】その後、ステップS13で該加熱時間t3(4
0分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS14で上記マグネトロン13をOFFにして当該
「全がゆ」の炊き上げ工程を終了する。
【0144】この結果、該制御シーケンスにより、上記
おかゆキー38hの1回押し操作で指定された「全がゆ」
が自動的かつ最適な炊き上り状態で炊き上げられる。
【0145】一方、上記と異なり、上記ステップS3
判定でNO、ステップS4の判定でYESと判定された
おかゆキー38hのON回数が2回の時、つまり上記
(ロ)の5分がゆの選択がなされている時は、先ず5分が
ゆの制御シーケンスであるステップS15の吸水工程に進
んで、上記マグネトロン13の出力をデューティー比5
/16(最大出力(16/16=500W)×5/16=
約150W)に設定して所定設定時間t1(t1=6分)内吸
水加熱を行う。その後、続くステップS17で当該吸水加
熱時間t1(6分)の経過が判定されると、ステップS22
一旦上記マグネトロン13をOFFにして所定設定時間
t2(t2=6分)内所定温度下での浸漬状態を継続させ、十
分な吸水を行う。
【0146】次に、ステップS18で該浸漬設定時間t
2(6分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続い
て「炊き上げ工程」に移り、先ずステップS19で上記マグ
ネトロン13の出力デューティー比を最大出力16/1
6(500W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワ
ーで当該白米を炊き上げる。
【0147】その後、ステップS20で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS21で当該検出値
Vが設定値60H以上となったか否かを判定する。
【0148】この判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS22に進んで上記マグネ
トロン13の出力デューティー比を3/16(約100
W)に落し、所定設定時間t3(t3=45分)のレンジ加熱
を実行する。
【0149】この結果、該制御シーケンスにより、上記
おかゆキー38hの2回押し操作で指定された「5分が
ゆ」が自動的かつ最適な炊き上り状態で炊き上げられ
る。
【0150】他方、これとも異なり上記ステップS4
判定ではNOと判定されたがステップS25の判定ではY
ESと判定された上記おかゆキー38hが3回ON操作
された上記(ハ)の「3分がゆ」の時は、先ず対応する制御
シーケンスであるステップS26の方に進んで、その吸水
工程に移り、上記マグネトロン13の出力をデューティ
ー比5/16(最大出力(16/16=500W)×5/
16=約150W)に設定して所定設定時間t1(t1=7
分)内吸水加熱を行う。その後、続くステップS27で当
該吸水加熱時間t1(5分)の経過が判定されると、ステッ
プS28で一旦上記マグネトロン13をOFFにして3分
がゆに対応した所定設定時間t2(t2=7分)内所定温度下
での浸漬状態を継続させ、十分な吸水を行う。
【0151】次に、ステップS29で該浸漬設定時間t
2(7分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続い
て「炊き上げ工程」に移り、先ずステップS30で上記マグ
ネトロン13の出力デューティー比を最大出力16/1
6(500W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワ
ーで当該白米を炊き上げる。
【0152】その後、ステップS31で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS32で当該検出値
Vが設定値60H以上となったか否かを判定する。
【0153】この判定の結果、YES、つまり沸騰状態
が検知されると、次にステップS33に進んで上記マグネ
トロン13の出力デューティー比を3/16(約100
W)に落し、所定設定時間t3(t3=50分)のレンジ加熱
を実行する。
【0154】その後、ステップS34で該加熱時間t3(5
0分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS35で上記マグネトロン13をOFFにして当該
「3分がゆ」の炊き上げを終了する。
【0155】この結果、該制御シーケンスにより、上記
おかゆキー38hの3回押し操作で指定された「3分が
ゆ」が自動的かつ最適な炊き上り状態で炊き上げられ
る。
【0156】(5) 第5実施例 次に図11および図12は、本願発明の第5実施例に係
る高周波加熱装置のおかゆ炊飯制御の内容を示してい
る。
【0157】上記第4実施例のおかゆ炊飯制御では白米
から炊き上げるおかゆ炊飯の場合を前提として説明し
た。しかし、通常「おかゆ」には、上記のように米から炊
き上げるおかゆだけでなく、例えば御飯から炊き上げる
「おかゆ」もある。これら両者の吸水、加熱シーケンス
は、図12の(a),(b)に示すように自ずと異なる。
【0158】そこで、本実施例では、上記第4実施例で
設けたおかゆキー38hを利用し、そのON操作回数が
1回の時は御飯からのおかゆシーケンス(図12(b))
が、他方2回の時は履くまいからのおかゆシーケンス
(図12の(a))が各々自動的に設定されるようにしたも
のである。
【0159】以下、図11のフローチャートを参照して
同2種のおかゆ炊き分け制御について詳細に説明してゆ
く。
【0160】すなわち、今例えばドア16が開状態から
閉になってドアスイッチ18がONになると制御ユニッ
ト20の制御動作が開始され、先ずステップS1で上記
各操作キーの操作データが入力される。
【0161】次に、該入力データに基き、ステップS2
で上記おかゆキー38hがON操作されたか否かを判定
する。その結果、同おかゆキー38hがON操作されて
いないNOの時は、後述する炊飯制御シーケンスを実行
するすることなく制御を終える。
【0162】一方、おかゆキー38hがON操作されて
いるYESの時は、さらにステップS3,S10に進んで、
今度は当該おかゆキー38hのON操作回数が1回か、
又は2回かを判定する。
【0163】すなわち、今ユーザが炊こうとしているお
かゆが御飯からのものであるか、又は白米からのもので
あるかの判定を行う。
【0164】その結果、ON操作回数が1回の御飯から
のおかゆである時は、続いて「炊き上げ工程」に移り、先
ずステップS4で上記マグネトロン13の出力デューテ
ィー比を最大出力16/16=(500W)に設定してレ
ンジ加熱を実行し、フルパワーで炊き上げる。
【0165】その後、ステップS5で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS6で当該検出値
Vが所定の設定値60H以上となったか否かを判定す
る。
【0166】同判定の結果、YES、つまり沸騰状態が
検知されると、次にステップS7に進んで上記マグネト
ロン13の出力デューティー比を5/16(約150W)
に落し、後述する白米からのシーケンスに比べて相当に
短かい所定設定時間t3(t3=20分)のレンジ加熱を実行
する。
【0167】その後、ステップS8で該加熱時間t3(20
分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ステ
ップS9で上記マグネトロン13をOFFにして当該御
飯からのおかゆ炊き上げを終了する。
【0168】これにより、上記おかゆキー38hの1回
押しによって選択された御飯からのおかゆの炊飯制御シ
ーケンスにより、同御飯からのおかゆが自動的に最適な
炊き上り状態で炊き上げられるようになる。
【0169】他方、以上とは逆に上記ステップS10で上
記おかゆキー38hが2回ON操作されたことが判定さ
れると、白米からのおかゆが選択されたと認めて、それ
に対応した制御シーケンス側の先ず吸水工程に移り、ス
テップS11で、上記マグネトロン13の出力をデューテ
ィー比5/16(最大出力(16/16=500W)×5
/16=約150W)に設定して所定設定時間t1(t1=5
分)内吸水加熱を行う。その後、続くステップS12で当
該吸水加熱時間t1(5分)の経過が判定されると、ステッ
プS13で一旦上記マグネトロン13をOFFにして所定
設定時間t2(t2=5分)内所定温度下での浸漬状態を継続
させ、十分な吸水を行う。
【0170】次に、ステップS14で該浸漬設定時間t
2(5分)の経過を判定し、同時間t2が経過すると、続い
て「炊き上げ工程」に移り、先ずステップS15で上記マグ
ネトロン13の出力デューティー比を最大出力16/1
6(500W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパワ
ーで当該白米を炊き上げる。
【0171】その後、ステップS16で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS17で当該検出値
Vが所定の設定値60H以上となったか否かを判定す
る。
【0172】同判定の結果、YES、つまり沸騰状態が
検知されると、次にステップS18に進んで上記マグネト
ロン13の出力デューティー比を上記御飯からのシーケ
ンスよりも高い6/16(約180W)に落し、上記御飯
からのシーケンスに比べて十分に長い所定設定時間t3(t
3=40分)のレンジ加熱を実行する。
【0173】その後、ステップS19で該加熱時間t3(4
0分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS20で上記マグネトロン13をOFFにして当該
白米からのおかゆの炊き上げを終了する。
【0174】これにより、上記おかゆキー38hの2回
押しによって選択された白米からのおかゆの炊飯制御シ
ーケンスにより、同白米からのおかゆが自動的に最適な
炊き上り状態で炊き上げられるようになる。
【0175】(6) 第6実施例 次に、図13〜図14は、本願発明の第6実施例に係る
高周波加熱装置の構成とおかゆ炊飯制御の内容を示して
いる。
【0176】該実施例では、例えば御飯からのおかゆを
炊くに際し、上記第4実施例のように、おかゆ専用のキ
ーを設けるのではなく、図13に示すように炊飯キー3
8bと兼用させ、該炊飯キー38bと仕上り調節キー38
aとを組合わせて、上記第4実施例と略同様に(ア)5分
がゆ、(イ)7分がゆ、(ウ)全がゆの3種類のおかゆを炊
き分けることができるようにしたものである。
【0177】次に、同制御の内容を図14のフローチャ
ートを参照して詳細に説明する。
【0178】すなわち、今例えばドア16が開状態から
閉になってドアスイッチ18がONになると上記制御ユ
ニット20の制御動作が開始され、先ずステップS1
上記各操作キーの操作データが入力される。
【0179】次に、該入力データに基き、ステップS2
で上記おかゆキー兼用の炊飯キー38bがON操作され
たか否かを判定する。その結果、同炊飯/おかゆキー3
8bがON操作されていないNOの時は、後述する炊飯
制御シーケンスを実行するすることなく制御を終える。
【0180】一方、炊飯/おかゆキー38bがON操作
されたYESの時は、さらにステップS3に進んで、今
度は上記仕上り調節キー38aがON操作されたか否か
を判断する。
【0181】そして、仕上り調節キー38aがON操作
されているYESの時は、さらにステップS4又はS11
に進んで、当該仕上り調節キー38aの設定レベルが強
(5分がゆ)か、中(7分がゆ)か、強でも中でもない弱
(全がゆ)であるか判定を行う。
【0182】その結果、強(5分がゆ)の時は、当該5分
がゆの制御シーケンスの炊き上げ工程に移り、先ずステ
ップS5で、上記マグネトロン13の出力をデューティ
ー比を最大出力(16/16=500W)に設定してレン
ジ加熱を実行し、フルパワーで炊き上げる。
【0183】その後、ステップS6で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS7で当該検出値
Vが所定の設定値60H以上となったか否かを判定す
る。
【0184】同判定の結果、YES、つまり沸騰状態が
検知されると、次にステップS8に進んで上記マグネト
ロン13の出力デューティー比を6/16(約180W)
に落し、所定設定時間t3(t3=30分)のレンジ加熱を実
行する。
【0185】その後、ステップS9で該加熱時間t3(30
分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ステ
ップS10で上記マグネトロン13をOFFにして当該5
分がゆの炊き上げを終了する。
【0186】これにより、上記仕上り調節キー38aの
強レベル設定によって選択された炊飯制御シーケンスに
より、同5分がゆが自動的に最適な炊き上り状態で炊き
上げられるようになる。
【0187】一方、上記ステップS11での判定の結果、
中(7分がゆ)判定の時は、当該7分がゆの制御シーケン
スの炊き上げ工程に移り、先ずステップS12で、上記マ
グネトロン13の出力をデューティー比を最大出力16
/16(500W)に設定してレンジ加熱を実行し、フル
パワーで炊き上げる。
【0188】その後、ステップS13で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS14で当該検出値
Vが所定の設定値60H以上となったか否かを判定す
る。
【0189】同判定の結果、YES、つまり沸騰状態が
検知されると、次にステップS15に進んで上記マグネト
ロン13の出力デューティー比を6/16(約180W)
に落し、所定設定時間t3(t3=25分)のレンジ加熱を実
行する。
【0190】その後、ステップS16で該加熱時間t3(2
5分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS17で上記マグネトロン13をOFFにして当該
5分がゆの炊き上げを終了する。
【0191】これにより、上記仕上り調節キー38aの
中レベル設定によって選択された7分がゆの炊飯制御シ
ーケンスにより、同7分がゆが自動的に最適な炊き上り
状態で炊き上げられるようになる。
【0192】他方、上記ステップS11での判定の結果、
弱(全がゆ)判定の時は、当該全がゆの制御シーケンスの
「炊き上げ工程」に移り、先ずステップS18で、上記マグ
ネトロン13の出力をデューティー比を最大出力16/
16(500W)に設定してレンジ加熱を実行し、フルパ
ワーで炊き上げる。
【0193】その後、ステップS19で上記湿度センサ1
5の検出値Vを入力し、続くステップS20で当該検出値
Vが所定の設定値60H以上となったか否かを判定す
る。
【0194】同判定の結果、YES、つまり沸騰状態が
検知されると、次にステップS21に進んで上記マグネト
ロン13の出力デューティー比を6/16(約180W)
に落し、所定設定時間t3(t3=20分)のレンジ加熱を実
行する。
【0195】その後、ステップS22で該加熱時間t3(2
0分)の経過を判定し、同加熱時間t3が経過すると、ス
テップS23で上記マグネトロン13をOFFにして当該
全がゆの炊き上げを終了する。
【0196】これにより、上記仕上り調節キー38aの
弱レベル設定によって選択された全がゆの炊飯制御シー
ケンスにより、同全がゆが自動的に最適な炊き上り状態
で炊き上げられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る高周波加
熱装置の構造を示すドア閉状態の正面図である。
【図2】図2は、同装置のドア開状態の斜視図である。
【図3】図3は、同装置の制御回路の構成を示すシステ
ムブロック図である。
【図4】図4は、同装置による自動炊飯制御の内容を示
すフローチャートである。
【図5】図5は、本願発明の第2実施例に係る高周波加
熱装置の自動炊飯制御の内容を示すフローチャートであ
る。
【図6】図6は、本願発明の第3実施例に係る高周波加
熱装置の構造を示すドア閉状態の正面図である。
【図7】図7は、同装置による自動炊飯制御の内容を示
すフローチャートである。
【図8】図8は、本願発明の第4実施例に係る高周波加
熱装置の構造を示すドア閉状態の正面図である。
【図9】図9は、同装置による自動炊飯制御の内容を示
すフローチャートである。
【図10】図10は、同制御の内容を示すタイムチャー
トである。
【図11】図11は、本願発明の第5実施例に係る高周
波加熱装置の自動炊飯制御の内容を示すフローチャート
である。
【図12】図12は、同制御の内容を示すタイムチャー
トである。
【図13】図13は、本願発明の第6実施例に係る高周
波加熱装置の構造を示すドア閉状態の正面図である。
【図14】図14は、同装置による自動炊飯制御の内容
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1aは筺体部、2は加熱室、3はターンテーブル、5は
炊飯容器、13はマグネトロン、15は湿度センサ、2
0は制御ユニット、22はマグネトロン駆動部、36は
重量センサ、38はドアキー群、38bは炊飯キー、3
8hはおかゆキーである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯メニューを含む複数の調理メニュー
    の各々を任意に選択設定する複数の調理メニュー設定キ
    ーと、マイクロ波出力又はヒータ出力によって被調理物
    を加熱する加熱調理手段と、該加熱調理手段の加熱調理
    シーケンスを上記各調理メニュー設定キーにより設定さ
    れた調理メニューに対応して設定制御する加熱制御手段
    と、該加熱制御手段による加熱レベルを複数の段階に調
    整設定する仕上り調節キーとを備えてなる高周波加熱装
    置において、上記炊飯メニューの加熱調理シーケンスを
    複数種設け、上記炊飯メニューに対応した調理メニュー
    設定キーがON操作されている時には上記仕上り調節キ
    ーが複数種の加熱調理シーケンスの選択設定手段となる
    ように構成したことを特徴とする高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 炊飯メニューを含む複数の調理メニュー
    の各々を任意に選択設定する複数の調理メニュー設定キ
    ーと、マイクロ波出力又はヒータ出力によって被調理物
    を加熱する加熱調理手段と、該加熱調理手段の加熱調理
    シーケンスを上記各調理メニュー設定キーにより設定さ
    れた調理メニューに対応して設定制御する加熱制御手段
    とを備えてなる高周波加熱装置において、上記炊飯メニ
    ューの加熱調理シーケンスを複数種設けるとともに、上
    記炊飯メニューに対応した調理メニュー設定キーのON
    操作回数に応じて該複数種の加熱調理シーケンスの選択
    設定を行うように構成したことを特徴とする高周波加熱
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6884449B2 (en) 2001-08-07 2005-04-26 Samsung Electronics Co., Ltd Microwave oven having rice cooking function and method of controlling the same
JP2018149069A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 東芝ホームテクノ株式会社 炊飯器
JP2020106217A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社 クリスタル電器 電子レンジ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018149069A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 東芝ホームテクノ株式会社 炊飯器
JP2020106217A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社 クリスタル電器 電子レンジ

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