JP2004278922A - 加熱調理装置 - Google Patents
加熱調理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004278922A JP2004278922A JP2003071402A JP2003071402A JP2004278922A JP 2004278922 A JP2004278922 A JP 2004278922A JP 2003071402 A JP2003071402 A JP 2003071402A JP 2003071402 A JP2003071402 A JP 2003071402A JP 2004278922 A JP2004278922 A JP 2004278922A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation knob
- cooking device
- sheet
- operation switch
- convex portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】従来のツマミを操作して使える加熱調理装置のコントロールパネルはギアを多用しているためツマミの操作力が大きく、高齢者などの弱い力ではうまく操作できない課題があり、ギア間にゴミが入ることや、ギアの摩耗によって加熱調理装置の制御ができなくなることがあった。
【解決手段】加熱調理装置の操作ツマミ2や3を操作するとシート状操作スイッチ部8やタッチパネル方式の操作スイッチ部10や板状印刷基板に配設したスイッチ手段12などから入力信号をマイコンに送る構成にすることによって、操作ツマミを設定するだけで使える簡単操作の加熱調理装置でありながら操作ツマミの操作力を軽減し、ギア間にゴミが入ることや、ギアの摩耗によって加熱調理装置の制御ができなくなることを防止し、使用上の便宜を図ることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】加熱調理装置の操作ツマミ2や3を操作するとシート状操作スイッチ部8やタッチパネル方式の操作スイッチ部10や板状印刷基板に配設したスイッチ手段12などから入力信号をマイコンに送る構成にすることによって、操作ツマミを設定するだけで使える簡単操作の加熱調理装置でありながら操作ツマミの操作力を軽減し、ギア間にゴミが入ることや、ギアの摩耗によって加熱調理装置の制御ができなくなることを防止し、使用上の便宜を図ることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は加熱調理装置に関するもので、特に機能や動作を選択操作し、或いは調理時間などを設定する加熱調理装置のコントロールパネルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この様な加熱調理装置のコントロールパネルには、一般に機械式と電子式の2通りのものがあり、機械式では例えば、図7に記載された従来の加熱調理装置のコントロールパネルを示すものであった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7において、1はパネル本体、2、3は操作ツマミ、4はタイマーである。
【0004】
また、電子式では例えば、図8に記載された従来の加熱調理装置のコントロールパネルを示すものであった(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
図8において、5はエンコーダ、6aはエンコーダを配設した印刷基板である。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−325471号公報
【特許文献2】
特開平5−322176号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
現在の加熱調理装置は高付加価値化が進み、様々なセンサー等を多用して大抵の調理は自動或いは半自動でできる商品が多くなったものの、操作方法が複雑であるものや、わかり難いものが多いのが実態である。しかし、一部の消費者、特に高齢者を中心にツマミを回すだけや、ツマミをスライドするなどの簡単操作で使える加熱調理器の需要が強くある。
【0008】
しかしながら、図7に示すようにツマミを操作して使える従来の機械式の加熱調理装置のコントロールパネルはラックとピニオンを使っているものや、ギアを多用しているので操作ツマミ2を操作するのに大きな力が必要で、特に高齢者や女性の弱い力では操作ツマミ2をうまく操作できない課題があった。
【0009】
さらに、従来の構成はタイマー4にもギアが使われており、製造時の切粉や鉄くずや埃などがギア間に入ることや、長期間の使用によるギアの摩耗によりタイマー4の時間が戻らなくなることがあった。タイマー4の時間が戻らなくなると、設定時間を経過しても加熱が続き、被調理物が過加熱されてしまう課題があった。
【0010】
また、図8に示すようにツマミを操作して使える従来の電子式の加熱調理装置のコントロールパネルは印刷基板6aに配設されたエンコーダを使っているため、エンコーダを配設した印刷基板6aは図9のように制御印刷基板6bと半田面が対向する位置関係になり、エンコーダを配設する印刷基板6aと制御印刷基板6bの2枚構成にしなければならなかった。さらに、基板を2枚構成にするにはパネル本体1から基板を支えるボスなど長く突き出さなければならず、しかも制御印刷基板6bには低圧トランスなどの重い部品を配設しているので製品輸送時などの落下や振動に対して基板を支えるボスなどの強度を上げる必要があり、構造が複雑になることが多かった。且つ組み立てもそれに応じて複雑で時間がかかってしまう課題があった。
【0011】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加熱調理装置の操作ツマミを操作するとシート状操作スイッチ部やタッチパネル方式の操作スイッチ部や板状の印刷基板に配設したスイッチ手段などからマイコンにキー入力信号を送る構成にすることで、操作力の大きさやゴミが噛み込むなどの機械的な課題を排除し、使用上の便宜を図ることを目的としている。
【0012】
さらに、シート状操作スイッチ部やタッチパネル方式の操作スイッチ部のフラットケーブルなどの薄いシートを経由して入力することで、制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで組み立ても簡単な加熱調理装置にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理装置は、機能や動作、調理時間などを入力する操作ツマミと、前記操作ツマミを配設するパネル本体と、前記パネル本体に貼り付けたシート状操作スイッチ部と、前記シート状操作スイッチ部前面に貼り付けた加熱調理装置の機能や動作や調理時間などを表示した化粧シートと、前記シート状操作スイッチ部で入力されたキーの信号に応じて所定の出力信号に変換するマイコンを備え、前記化粧シートの機能や動作や調理時間の表示に前記操作ツマミを合わせると前記化粧シートの後面に配置したシート状操作スイッチ部の規定のキーが入力され、選択した機能や動作や調理時間が前記マイコンにより出力されるようにしたものである。
【0014】
このように操作ツマミを操作することによってシート状操作スイッチ部のキー入力ができるため、機能や動作の切り替えやタイマーなどにギアは不要となり、ギアを使うことによって発生していたツマミの操作力を軽減でき、さらに切粉や鉄くず、埃などが噛み込んで起こる過加熱を防止することができる。さらにエンコーダを配設した構造に比べてシンプルで、簡単に組み立てることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、加熱調理装置の機能や動作、調理時間などを入力する操作ツマミと、前記操作ツマミを配設するパネル本体と、前記パネル本体に貼り付けたシート状操作スイッチ部と、前記シート状操作スイッチ部前面に貼り付けた加熱調理装置の機能や動作や調理時間などを表示した化粧シートと、前記シート状操作スイッチ部で入力されたキーの信号に応じて所定の出力信号に変換するマイコンを備え、前記操作ツマミに凸部を設け、前記化粧シートの機能や動作や調理時間の表示に前記操作ツマミを合わせると前記凸部によって前記化粧シートの後面に配置したシート状操作スイッチ部の規定のキーが入力され、選択した機能や動作や調理時間を前記マイコンにより出力する。操作ツマミを操作することによって動作指示や調理時間の設定ができるため、高齢者などにも簡単操作で加熱調理ができるとともに、従来のようにギアを使うことによって大きくなっていた操作ツマミの操作力を軽減することと、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や過加熱を防止することができる。さらに、シート状操作スイッチ部のフラットケーブルを経由して操作ツマミにより選択された信号を入力するため、エンコーダのような2枚構成の印刷基板ではなく、制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで組み立ても簡単な加熱調理装置にすることができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部はシート状操作スイッチ部のキーに対向する位置に擬半球状のダボを形成したもので、シート状操作スイッチ部のキーを押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項1に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部として回転自在のボールを備え、前記ボールをシート状操作スイッチ部のキーに対向する位置に配置することにより、シート状操作スイッチ部のキーを押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項2および3に記載の加熱調理装置において、操作ツマミに弾性変形部位を設けたもので、擬半球状のダボやボールを弾性力によりシート状操作スイッチ部のキーに押し当てることにより確実にキー入力することができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、加熱調理装置の機能や動作、調理時間などを入力する操作ツマミと、前記操作ツマミを配設するパネル本体と、前記パネル本体に貼り付けたタッチパネル方式の操作スイッチ部と、前記タッチパネル方式の操作スイッチ部前面に貼り付けた加熱調理装置の機能や動作や調理時間などを表示した化粧シートと、前記タッチパネル方式の操作スイッチ部で入力された信号に応じて所定の出力信号に変換するマイコンを備え、前記化粧シートの機能や動作や調理時間の表示に前記操作ツマミを合わせると前記化粧シートの後面に配置したタッチパネル方式の操作スイッチ部により信号が入力され、選択した機能や動作や調理時間を前記マイコンにより出力する。操作ツマミを操作することによって動作指示や調理時間の設定ができるため、高齢者などにも簡単操作で加熱調理ができるとともに、従来のようにギアを使うことによって大きくなっていた操作ツマミの操作力を軽減することと、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や過加熱を防止することができる。さらに、タッチパネル方式の操作スイッチ部のフラットケーブルを経由して操作ツマミにより選択された信号を入力するため、エンコーダのような2枚構成の印刷基板ではなく、制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで組み立ても簡単な加熱調理装置にすることができる。また、タッチパネル方式の操作スイッチ部は電気抵抗や電気容量などによって位置検出機能を有しているため、連動調理におけるヒーターなどの電熱加熱と電子レンジの高周波加熱の比率や、オーブン調理の温度設定、さらに電子レンジ調理の際に赤外線センサーなどで監視して被調理物の仕上がり温度を設定するなどのように、連続的に変化させることができ、使用者が適宜好みの動作を選択できる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項5に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部はタッチパネル方式の操作スイッチ部の信号入力部に対向する位置に擬半球状のダボを形成したもので、タッチパネル方式の操作スイッチ部の信号入力部を押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、特に、請求項5に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部として回転自在のボールを備え、前記ボールをタッチパネル方式の操作スイッチ部に対向する位置に配置することにより、タッチパネル方式の操作スイッチ部を押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0022】
請求項8に記載の発明は、特に、請求項6および7に記載の加熱調理装置において、操作ツマミに弾性変形部位を設けたもので、擬半球状のダボやボールを弾性力によりタッチパネル方式の操作スイッチ部に押し当てることにより確実にキー入力することができる。
【0023】
請求項9に記載の発明は、板状の印刷基板に配設したスイッチ手段と、前記スイッチ手段に対向する位置にラーメン構造を備えたパネル本体と、パネル本体に配設した調理モードや加熱条件を選択操作する操作ツマミと、前記パネル本体前面に配置し化粧シートと、前記スイッチ手段でキー入力された信号に応じて所定の出力信号に変換するマイコンを備え、前記操作ツマミに凸部を設け、その凸部によって前記パネル本体のラーメン構造を経由して前記スイッチ手段が押され、そのキー信号が入力され、選択した動作が前記マイコンにより出力する。操作ツマミを操作することによって動作指示や調理時間の設定ができるため、高齢者などにも簡単操作で加熱調理ができるとともに、従来のようにギアを使うことによって大きくなっていた操作ツマミの操作力を軽減することと、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や過加熱を防止することができる。
【0024】
請求項10に記載の発明は、特に、請求項9に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部はスイッチ手段の接点に対向する位置に擬半球状のダボを形成したもので、スイッチ手段の接点を押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0025】
請求項11に記載の発明は、特に、請求項9に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部として回転自在のボールを備え、前記ボールをスイッチ手段の接点に対向する位置に配置することにより、スイッチ手段の接点を押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0026】
請求項12に記載の発明は、特に、請求項10および11に記載の加熱調理装置において、操作ツマミに弾性変形部位を設けたもので、擬半球状のダボやボールを弾性力によりスイッチ手段の接点に押し当てることにより確実にキー入力することができる。
【0027】
請求項13に記載の発明は、特に、請求項1から12に記載の加熱調理装置において、化粧シートに表示した機能や動作、調理時間に操作ツマミが合うようにパネル本体の裏面に操作ツマミを誘導する溝を設けることにより操作時に使用者にクリック感を与える構成とした。これによって、使用者は感覚的にも操作ツマミをより目的の機能や動作や調理時間に合わせることが容易になる。
【0028】
請求項14に記載の発明は、特に、請求項1から13に記載の加熱調理装置において、シート状操作スイッチ部の複数のキーやタッチパネル方式のスイッチ部や板状の印刷基板に配設したスイッチ手段の複数の接点を前記操作ツマミの同心円上に配設したものである。つまり、ダイヤルのように操作ツマミを回転することによって加熱調理装置の機能や動作や調理時間を入力するもので、使用者が容易に使用方法を理解できる。
【0029】
請求項15に記載の発明は、特に、請求項1から13に記載の加熱調理装置において、操作ツマミは直線往復移動し、操作ツマミの移動方向と平行にシート状操作スイッチ部の複数のキーやタッチパネル方式の操作スイッチ部や板状の印刷基板に配設したスイッチ手段の複数の接点を直線上に配設したものである。つまり、操作ツマミをスライドさせて加熱調理装置の機能や動作や調理時間を入力するもので、使用者が容易に使用方法を理解できる。
【0030】
請求項16に記載の発明は、特に、請求項1から15に記載の加熱調理装置において、パネル本体に設定時間または動作中の残り時間を示す表示手段を備えたもので、操作ツマミによって設定した時間や残り時間を確認することができるため、時間設定のミスを防止できる。
【0031】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0032】
(実施例1)
図1および図2は、本発明の第1の実施例を示すものである。
【0033】
図1において、1はパネル本体で、2および3はパネル本体1に回転自在に取り付けられた操作ツマミである。パネル本体1の前面にはシート状操作スイッチ部8が貼り付けられており、そのさらに前面に化粧シート7が貼り付けられ、化粧シート7は加熱調理装置の機能や動作を操作ツマミ2の同心円上に表示し、調理時間などを操作ツマミ3の同心円上に表示した構成とした。図2は本実施例の断面を示したもので、8はシート状操作スイッチ部で、8aはシート状操作スイッチ部8のキーの電極である。操作ツマミ2および3には、シート状操作スイッチ部8のキーに対向する位置に擬半球状のダボ2aが形成された構成になっている。
【0034】
まず、使用者は加熱調理装置の操作ツマミ2を回転して化粧シート7に表示された機能や動作の表示に操作ツマミ2を合わせる。操作ツマミ2に形成されたダボ2aは化粧シート7を経由してシート状操作スイッチ部8のキー電極8aを接触させ、キー入力をおこなう。キー入力された信号は制御印刷基板に配設されたマイコンに伝えられ、使用者が操作ツマミ2を回して選択した機能や動作をマイコンにより出力する。次に使用者は適宜加熱調理装置の操作ツマミ3を回転して化粧シート7に表示された調理時間に操作ツマミ3を合わせ、スタートボタンを押すなどして調理を開始する。
【0035】
このように、操作ツマミ2と3を回転操作するだけで動作指示できるため、高齢者などの使用者にも容易に使用方法を理解でき、簡単に加熱調理ができるとともに、構造上ギアを必要としないため、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や被調理物の過加熱を防止することができる。また、シート状操作スイッチ部8のフラットケーブルを経由して操作ツマミ2と3により選択された信号をマイコンに入力するため、エンコーダのような2枚構成の印刷基板ではなく、制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで且つ組み立ても簡単な加熱調理装置にすることができる。さらに、本実施例では操作ツマミ2と3のシート状操作スイッチ部8のキーに対向する位置に擬半球状のダボ2aを形成しているため、シート状操作スイッチ部8のキーを押しながら操作ツマミ2や3を操作しても引っ掛かりなどがなく、高齢者などの弱い力でもスムーズに操作ツマミ2や3でキー入力することができる。
【0036】
(実施例2)
図3および図4は、本発明の第2の実施例を示すものである。
【0037】
図3において、図1との相違点はタッチパネル方式のスイッチ部(図示せず)により信号入力するものであり、操作ツマミ2は直線往復移動できる構造とし、パネル本体1には操作ツマミ3によって入力された時間や調理の残り時間を表示する表示手段9を備える構成とした。
【0038】
図4において、図2との相違点はタッチパネル方式のスイッチ部により信号入力するものであり、10がタッチパネル方式のスイッチ部である。操作ツマミ2とタッチパネル方式のスイッチ部10の間、および操作ツマミ3とタッチパネル方式のスイッチ部10の間には回転自在のボール11を備え、タッチパネル方式のスイッチ部10に対向する位置に配置した構成になっている。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造または同一機能を有し、説明は省略する。
【0039】
まず、使用者は加熱調理装置の操作ツマミ2を直線移動して化粧シート7に表示された機能や動作の表示に操作ツマミ2を合わせる。操作ツマミ2とタッチパネル方式のスイッチ部10の間に配置されたボール11はタッチパネル方式のスイッチ部10から信号入力をおこなう。入力された信号は制御印刷基板に配設されたマイコンに伝えられ、使用者が操作ツマミ2により選択した機能や動作をマイコンにより出力する。次に、使用者は適宜加熱調理装置の操作ツマミ3を回転して化粧シート7に表示された調理時間に操作ツマミ3を合わせ、パネル本体1の表示手段9を確認し、スタートボタンを押すなどして調理を開始する。
【0040】
このように、操作ツマミ2と3を操作するだけで動作指示でき、表示手段9により時間の確認もできるため、高齢者などの使用者にも容易に使用方法を理解でき、簡単に加熱調理ができるとともに、構造上ギアを必要としないため、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や被調理物の過加熱を防止することができる。また、タッチパネル方式の操作スイッチ部10のフラットケーブルを経由して操作ツマミ2と3により選択された信号をマイコンに入力するため、エンコーダのような2枚構成の印刷基板ではなく、制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで且つ組み立ても簡単な加熱調理装置にすることができる。さらに、本実施例では操作ツマミ2とタッチパネル方式の操作スイッチ部10の間、および操作ツマミ3とタッチパネル方式の操作スイッチ部10の間に回転自在のボール11を配置しているため、タッチパネル方式の操作スイッチ部10を押しながら操作ツマミ2や3を操作しても引っ掛かりなどがなく、高齢者などの弱い力でもスムーズにキー入力することができる。また、タッチパネル方式の操作スイッチ部10は電気抵抗や電気容量などによって位置検出機能を有しているため、連動調理におけるヒーターなどの電熱加熱と電子レンジの高周波加熱の比率や、調理時間、オーブン調理の温度設定、さらに電子レンジ調理の際に赤外線センサーなどで監視して被調理物の仕上がり温度を設定するなどのように、連続的に変化させることができ、使用者が適宜好みの動作や時間を選択できる。
【0041】
(実施例3)
図5は、本発明の第3の実施例を示すものである。
【0042】
図5において、12は板状の印刷基板6aに配設されたスイッチ手段で、スイッチ手段12に対向するパネル本体1にラーメン構造1aを備え、スイッチ手段12により信号入力する構成とした。なお、実施例1或いは実施例2と同一符号のものは同一構造または同一機能を有し、説明は省略する。
【0043】
まず、化粧シート7に表示された機能や動作の表示に操作ツマミ2を合わせるとパネル本体1に設けたラーメン構造1aが変位し、スイッチ手段12の接点が押される。スイッチ手段12によって入力された信号は制御印刷基板に配設されたマイコンに伝えられ、使用者が操作ツマミ2で選択した機能や動作をマイコンにより出力する。同様に操作ツマミ3を操作し、スタートボタンを押すなどして調理を開始する。
【0044】
このように、操作ツマミ2と3を操作するだけで動作指示できるため、高齢者などの使用者にも容易に使用方法を理解でき、簡単に加熱調理ができるとともに、構造上ギアを必要としないため、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や被調理物の過加熱を防止することができる。また、本実施例ではスイッチ手段12を用いているため、使用者に操作ツマミ2や3を操作する際にクリック感を与えることができ、操作感の向上を図ることができる。
【0045】
(実施例4)
図6は、本発明の第4の実施例を示すものである。
【0046】
図6において、1bはパネル本体1の裏面に設けた誘導溝で、13はボール11を誘導溝1bに押し当てる押さえで、誘導溝1bの溝幅は化粧シート7の表示に操作ツマミ2や3を合わせるとクリック感が得られるように形成された構造にした。
【0047】
このように、パネル本体1の裏面に誘導溝1bを設けることにより、操作ツマミ2や3を操作する際にクリック感を与えることができるため、シート状操作スイッチ部やタッチパネル方式の操作スイッチ部によりキー入力しても操作感の向上を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、請求項1から16に記載の発明によれば、操作ツマミを操作することによって加熱調理装置を動作させることができるため、高齢者などにも操作方法が容易に理解でき、従来のようにギアを使うことによって大きくなっていた操作ツマミの操作力を軽減することができると同時にギアにゴミが噛み込むことによる操作不能やタイマーが戻らなくなると発生する被調理物の過加熱を防ぐことができる。
【0049】
さらに、信号入力をシート状操作スイッチ部やタッチパネル方式の操作スイッチ部により行うため、エンコーダのような2枚構成の印刷基板ではなく制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで組み立ても簡単な加熱調理装置にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における加熱調理装置のコントロールパネルの分解斜視図
【図2】本発明の実施例1における要部断面図
【図3】本発明の実施例2における加熱調理装置のコントロールパネルの要部正面図
【図4】本発明の実施例2における要部断面図
【図5】本発明の実施例3における加熱調理装置のコントロールパネルの分解斜視図
【図6】本発明の実施例4における加熱調理装置のコントロールパネルの裏面分解斜視図
【図7】従来の加熱調理装置の機械式コントロールパネルの分解斜視図
【図8】従来の加熱調理装置の電子式コントロールパネルの要部断面図
【図9】従来の加熱調理装置の電子式コントロールパネルの分解斜視図
【符号の説明】
1 パネル本体
1a ラーメン構造
1b 誘導溝
2 操作ツマミ
2a ダボ
3 操作ツマミ
4 タイマー
5 エンコーダ
6a 印刷基板
6b 制御印刷基板
7 化粧シート
8 シート状操作スイッチ部
8a 電極
9 表示手段
10 タッチパネル方式の操作スイッチ部
11 ボール
12 スイッチ手段
13 押さえ
【発明の属する技術分野】
本発明は加熱調理装置に関するもので、特に機能や動作を選択操作し、或いは調理時間などを設定する加熱調理装置のコントロールパネルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この様な加熱調理装置のコントロールパネルには、一般に機械式と電子式の2通りのものがあり、機械式では例えば、図7に記載された従来の加熱調理装置のコントロールパネルを示すものであった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図7において、1はパネル本体、2、3は操作ツマミ、4はタイマーである。
【0004】
また、電子式では例えば、図8に記載された従来の加熱調理装置のコントロールパネルを示すものであった(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
図8において、5はエンコーダ、6aはエンコーダを配設した印刷基板である。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−325471号公報
【特許文献2】
特開平5−322176号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
現在の加熱調理装置は高付加価値化が進み、様々なセンサー等を多用して大抵の調理は自動或いは半自動でできる商品が多くなったものの、操作方法が複雑であるものや、わかり難いものが多いのが実態である。しかし、一部の消費者、特に高齢者を中心にツマミを回すだけや、ツマミをスライドするなどの簡単操作で使える加熱調理器の需要が強くある。
【0008】
しかしながら、図7に示すようにツマミを操作して使える従来の機械式の加熱調理装置のコントロールパネルはラックとピニオンを使っているものや、ギアを多用しているので操作ツマミ2を操作するのに大きな力が必要で、特に高齢者や女性の弱い力では操作ツマミ2をうまく操作できない課題があった。
【0009】
さらに、従来の構成はタイマー4にもギアが使われており、製造時の切粉や鉄くずや埃などがギア間に入ることや、長期間の使用によるギアの摩耗によりタイマー4の時間が戻らなくなることがあった。タイマー4の時間が戻らなくなると、設定時間を経過しても加熱が続き、被調理物が過加熱されてしまう課題があった。
【0010】
また、図8に示すようにツマミを操作して使える従来の電子式の加熱調理装置のコントロールパネルは印刷基板6aに配設されたエンコーダを使っているため、エンコーダを配設した印刷基板6aは図9のように制御印刷基板6bと半田面が対向する位置関係になり、エンコーダを配設する印刷基板6aと制御印刷基板6bの2枚構成にしなければならなかった。さらに、基板を2枚構成にするにはパネル本体1から基板を支えるボスなど長く突き出さなければならず、しかも制御印刷基板6bには低圧トランスなどの重い部品を配設しているので製品輸送時などの落下や振動に対して基板を支えるボスなどの強度を上げる必要があり、構造が複雑になることが多かった。且つ組み立てもそれに応じて複雑で時間がかかってしまう課題があった。
【0011】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加熱調理装置の操作ツマミを操作するとシート状操作スイッチ部やタッチパネル方式の操作スイッチ部や板状の印刷基板に配設したスイッチ手段などからマイコンにキー入力信号を送る構成にすることで、操作力の大きさやゴミが噛み込むなどの機械的な課題を排除し、使用上の便宜を図ることを目的としている。
【0012】
さらに、シート状操作スイッチ部やタッチパネル方式の操作スイッチ部のフラットケーブルなどの薄いシートを経由して入力することで、制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで組み立ても簡単な加熱調理装置にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理装置は、機能や動作、調理時間などを入力する操作ツマミと、前記操作ツマミを配設するパネル本体と、前記パネル本体に貼り付けたシート状操作スイッチ部と、前記シート状操作スイッチ部前面に貼り付けた加熱調理装置の機能や動作や調理時間などを表示した化粧シートと、前記シート状操作スイッチ部で入力されたキーの信号に応じて所定の出力信号に変換するマイコンを備え、前記化粧シートの機能や動作や調理時間の表示に前記操作ツマミを合わせると前記化粧シートの後面に配置したシート状操作スイッチ部の規定のキーが入力され、選択した機能や動作や調理時間が前記マイコンにより出力されるようにしたものである。
【0014】
このように操作ツマミを操作することによってシート状操作スイッチ部のキー入力ができるため、機能や動作の切り替えやタイマーなどにギアは不要となり、ギアを使うことによって発生していたツマミの操作力を軽減でき、さらに切粉や鉄くず、埃などが噛み込んで起こる過加熱を防止することができる。さらにエンコーダを配設した構造に比べてシンプルで、簡単に組み立てることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、加熱調理装置の機能や動作、調理時間などを入力する操作ツマミと、前記操作ツマミを配設するパネル本体と、前記パネル本体に貼り付けたシート状操作スイッチ部と、前記シート状操作スイッチ部前面に貼り付けた加熱調理装置の機能や動作や調理時間などを表示した化粧シートと、前記シート状操作スイッチ部で入力されたキーの信号に応じて所定の出力信号に変換するマイコンを備え、前記操作ツマミに凸部を設け、前記化粧シートの機能や動作や調理時間の表示に前記操作ツマミを合わせると前記凸部によって前記化粧シートの後面に配置したシート状操作スイッチ部の規定のキーが入力され、選択した機能や動作や調理時間を前記マイコンにより出力する。操作ツマミを操作することによって動作指示や調理時間の設定ができるため、高齢者などにも簡単操作で加熱調理ができるとともに、従来のようにギアを使うことによって大きくなっていた操作ツマミの操作力を軽減することと、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や過加熱を防止することができる。さらに、シート状操作スイッチ部のフラットケーブルを経由して操作ツマミにより選択された信号を入力するため、エンコーダのような2枚構成の印刷基板ではなく、制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで組み立ても簡単な加熱調理装置にすることができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部はシート状操作スイッチ部のキーに対向する位置に擬半球状のダボを形成したもので、シート状操作スイッチ部のキーを押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項1に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部として回転自在のボールを備え、前記ボールをシート状操作スイッチ部のキーに対向する位置に配置することにより、シート状操作スイッチ部のキーを押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明は、特に、請求項2および3に記載の加熱調理装置において、操作ツマミに弾性変形部位を設けたもので、擬半球状のダボやボールを弾性力によりシート状操作スイッチ部のキーに押し当てることにより確実にキー入力することができる。
【0019】
請求項5に記載の発明は、加熱調理装置の機能や動作、調理時間などを入力する操作ツマミと、前記操作ツマミを配設するパネル本体と、前記パネル本体に貼り付けたタッチパネル方式の操作スイッチ部と、前記タッチパネル方式の操作スイッチ部前面に貼り付けた加熱調理装置の機能や動作や調理時間などを表示した化粧シートと、前記タッチパネル方式の操作スイッチ部で入力された信号に応じて所定の出力信号に変換するマイコンを備え、前記化粧シートの機能や動作や調理時間の表示に前記操作ツマミを合わせると前記化粧シートの後面に配置したタッチパネル方式の操作スイッチ部により信号が入力され、選択した機能や動作や調理時間を前記マイコンにより出力する。操作ツマミを操作することによって動作指示や調理時間の設定ができるため、高齢者などにも簡単操作で加熱調理ができるとともに、従来のようにギアを使うことによって大きくなっていた操作ツマミの操作力を軽減することと、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や過加熱を防止することができる。さらに、タッチパネル方式の操作スイッチ部のフラットケーブルを経由して操作ツマミにより選択された信号を入力するため、エンコーダのような2枚構成の印刷基板ではなく、制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで組み立ても簡単な加熱調理装置にすることができる。また、タッチパネル方式の操作スイッチ部は電気抵抗や電気容量などによって位置検出機能を有しているため、連動調理におけるヒーターなどの電熱加熱と電子レンジの高周波加熱の比率や、オーブン調理の温度設定、さらに電子レンジ調理の際に赤外線センサーなどで監視して被調理物の仕上がり温度を設定するなどのように、連続的に変化させることができ、使用者が適宜好みの動作を選択できる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、特に、請求項5に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部はタッチパネル方式の操作スイッチ部の信号入力部に対向する位置に擬半球状のダボを形成したもので、タッチパネル方式の操作スイッチ部の信号入力部を押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0021】
請求項7に記載の発明は、特に、請求項5に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部として回転自在のボールを備え、前記ボールをタッチパネル方式の操作スイッチ部に対向する位置に配置することにより、タッチパネル方式の操作スイッチ部を押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0022】
請求項8に記載の発明は、特に、請求項6および7に記載の加熱調理装置において、操作ツマミに弾性変形部位を設けたもので、擬半球状のダボやボールを弾性力によりタッチパネル方式の操作スイッチ部に押し当てることにより確実にキー入力することができる。
【0023】
請求項9に記載の発明は、板状の印刷基板に配設したスイッチ手段と、前記スイッチ手段に対向する位置にラーメン構造を備えたパネル本体と、パネル本体に配設した調理モードや加熱条件を選択操作する操作ツマミと、前記パネル本体前面に配置し化粧シートと、前記スイッチ手段でキー入力された信号に応じて所定の出力信号に変換するマイコンを備え、前記操作ツマミに凸部を設け、その凸部によって前記パネル本体のラーメン構造を経由して前記スイッチ手段が押され、そのキー信号が入力され、選択した動作が前記マイコンにより出力する。操作ツマミを操作することによって動作指示や調理時間の設定ができるため、高齢者などにも簡単操作で加熱調理ができるとともに、従来のようにギアを使うことによって大きくなっていた操作ツマミの操作力を軽減することと、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や過加熱を防止することができる。
【0024】
請求項10に記載の発明は、特に、請求項9に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部はスイッチ手段の接点に対向する位置に擬半球状のダボを形成したもので、スイッチ手段の接点を押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0025】
請求項11に記載の発明は、特に、請求項9に記載の加熱調理装置において、操作ツマミの凸部として回転自在のボールを備え、前記ボールをスイッチ手段の接点に対向する位置に配置することにより、スイッチ手段の接点を押しながら操作ツマミを操作しても引っ掛かりなどがなく、軽い力でスムーズに操作ツマミでキー入力することができる。
【0026】
請求項12に記載の発明は、特に、請求項10および11に記載の加熱調理装置において、操作ツマミに弾性変形部位を設けたもので、擬半球状のダボやボールを弾性力によりスイッチ手段の接点に押し当てることにより確実にキー入力することができる。
【0027】
請求項13に記載の発明は、特に、請求項1から12に記載の加熱調理装置において、化粧シートに表示した機能や動作、調理時間に操作ツマミが合うようにパネル本体の裏面に操作ツマミを誘導する溝を設けることにより操作時に使用者にクリック感を与える構成とした。これによって、使用者は感覚的にも操作ツマミをより目的の機能や動作や調理時間に合わせることが容易になる。
【0028】
請求項14に記載の発明は、特に、請求項1から13に記載の加熱調理装置において、シート状操作スイッチ部の複数のキーやタッチパネル方式のスイッチ部や板状の印刷基板に配設したスイッチ手段の複数の接点を前記操作ツマミの同心円上に配設したものである。つまり、ダイヤルのように操作ツマミを回転することによって加熱調理装置の機能や動作や調理時間を入力するもので、使用者が容易に使用方法を理解できる。
【0029】
請求項15に記載の発明は、特に、請求項1から13に記載の加熱調理装置において、操作ツマミは直線往復移動し、操作ツマミの移動方向と平行にシート状操作スイッチ部の複数のキーやタッチパネル方式の操作スイッチ部や板状の印刷基板に配設したスイッチ手段の複数の接点を直線上に配設したものである。つまり、操作ツマミをスライドさせて加熱調理装置の機能や動作や調理時間を入力するもので、使用者が容易に使用方法を理解できる。
【0030】
請求項16に記載の発明は、特に、請求項1から15に記載の加熱調理装置において、パネル本体に設定時間または動作中の残り時間を示す表示手段を備えたもので、操作ツマミによって設定した時間や残り時間を確認することができるため、時間設定のミスを防止できる。
【0031】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0032】
(実施例1)
図1および図2は、本発明の第1の実施例を示すものである。
【0033】
図1において、1はパネル本体で、2および3はパネル本体1に回転自在に取り付けられた操作ツマミである。パネル本体1の前面にはシート状操作スイッチ部8が貼り付けられており、そのさらに前面に化粧シート7が貼り付けられ、化粧シート7は加熱調理装置の機能や動作を操作ツマミ2の同心円上に表示し、調理時間などを操作ツマミ3の同心円上に表示した構成とした。図2は本実施例の断面を示したもので、8はシート状操作スイッチ部で、8aはシート状操作スイッチ部8のキーの電極である。操作ツマミ2および3には、シート状操作スイッチ部8のキーに対向する位置に擬半球状のダボ2aが形成された構成になっている。
【0034】
まず、使用者は加熱調理装置の操作ツマミ2を回転して化粧シート7に表示された機能や動作の表示に操作ツマミ2を合わせる。操作ツマミ2に形成されたダボ2aは化粧シート7を経由してシート状操作スイッチ部8のキー電極8aを接触させ、キー入力をおこなう。キー入力された信号は制御印刷基板に配設されたマイコンに伝えられ、使用者が操作ツマミ2を回して選択した機能や動作をマイコンにより出力する。次に使用者は適宜加熱調理装置の操作ツマミ3を回転して化粧シート7に表示された調理時間に操作ツマミ3を合わせ、スタートボタンを押すなどして調理を開始する。
【0035】
このように、操作ツマミ2と3を回転操作するだけで動作指示できるため、高齢者などの使用者にも容易に使用方法を理解でき、簡単に加熱調理ができるとともに、構造上ギアを必要としないため、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や被調理物の過加熱を防止することができる。また、シート状操作スイッチ部8のフラットケーブルを経由して操作ツマミ2と3により選択された信号をマイコンに入力するため、エンコーダのような2枚構成の印刷基板ではなく、制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで且つ組み立ても簡単な加熱調理装置にすることができる。さらに、本実施例では操作ツマミ2と3のシート状操作スイッチ部8のキーに対向する位置に擬半球状のダボ2aを形成しているため、シート状操作スイッチ部8のキーを押しながら操作ツマミ2や3を操作しても引っ掛かりなどがなく、高齢者などの弱い力でもスムーズに操作ツマミ2や3でキー入力することができる。
【0036】
(実施例2)
図3および図4は、本発明の第2の実施例を示すものである。
【0037】
図3において、図1との相違点はタッチパネル方式のスイッチ部(図示せず)により信号入力するものであり、操作ツマミ2は直線往復移動できる構造とし、パネル本体1には操作ツマミ3によって入力された時間や調理の残り時間を表示する表示手段9を備える構成とした。
【0038】
図4において、図2との相違点はタッチパネル方式のスイッチ部により信号入力するものであり、10がタッチパネル方式のスイッチ部である。操作ツマミ2とタッチパネル方式のスイッチ部10の間、および操作ツマミ3とタッチパネル方式のスイッチ部10の間には回転自在のボール11を備え、タッチパネル方式のスイッチ部10に対向する位置に配置した構成になっている。なお、実施例1と同一符号のものは同一構造または同一機能を有し、説明は省略する。
【0039】
まず、使用者は加熱調理装置の操作ツマミ2を直線移動して化粧シート7に表示された機能や動作の表示に操作ツマミ2を合わせる。操作ツマミ2とタッチパネル方式のスイッチ部10の間に配置されたボール11はタッチパネル方式のスイッチ部10から信号入力をおこなう。入力された信号は制御印刷基板に配設されたマイコンに伝えられ、使用者が操作ツマミ2により選択した機能や動作をマイコンにより出力する。次に、使用者は適宜加熱調理装置の操作ツマミ3を回転して化粧シート7に表示された調理時間に操作ツマミ3を合わせ、パネル本体1の表示手段9を確認し、スタートボタンを押すなどして調理を開始する。
【0040】
このように、操作ツマミ2と3を操作するだけで動作指示でき、表示手段9により時間の確認もできるため、高齢者などの使用者にも容易に使用方法を理解でき、簡単に加熱調理ができるとともに、構造上ギアを必要としないため、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や被調理物の過加熱を防止することができる。また、タッチパネル方式の操作スイッチ部10のフラットケーブルを経由して操作ツマミ2と3により選択された信号をマイコンに入力するため、エンコーダのような2枚構成の印刷基板ではなく、制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで且つ組み立ても簡単な加熱調理装置にすることができる。さらに、本実施例では操作ツマミ2とタッチパネル方式の操作スイッチ部10の間、および操作ツマミ3とタッチパネル方式の操作スイッチ部10の間に回転自在のボール11を配置しているため、タッチパネル方式の操作スイッチ部10を押しながら操作ツマミ2や3を操作しても引っ掛かりなどがなく、高齢者などの弱い力でもスムーズにキー入力することができる。また、タッチパネル方式の操作スイッチ部10は電気抵抗や電気容量などによって位置検出機能を有しているため、連動調理におけるヒーターなどの電熱加熱と電子レンジの高周波加熱の比率や、調理時間、オーブン調理の温度設定、さらに電子レンジ調理の際に赤外線センサーなどで監視して被調理物の仕上がり温度を設定するなどのように、連続的に変化させることができ、使用者が適宜好みの動作や時間を選択できる。
【0041】
(実施例3)
図5は、本発明の第3の実施例を示すものである。
【0042】
図5において、12は板状の印刷基板6aに配設されたスイッチ手段で、スイッチ手段12に対向するパネル本体1にラーメン構造1aを備え、スイッチ手段12により信号入力する構成とした。なお、実施例1或いは実施例2と同一符号のものは同一構造または同一機能を有し、説明は省略する。
【0043】
まず、化粧シート7に表示された機能や動作の表示に操作ツマミ2を合わせるとパネル本体1に設けたラーメン構造1aが変位し、スイッチ手段12の接点が押される。スイッチ手段12によって入力された信号は制御印刷基板に配設されたマイコンに伝えられ、使用者が操作ツマミ2で選択した機能や動作をマイコンにより出力する。同様に操作ツマミ3を操作し、スタートボタンを押すなどして調理を開始する。
【0044】
このように、操作ツマミ2と3を操作するだけで動作指示できるため、高齢者などの使用者にも容易に使用方法を理解でき、簡単に加熱調理ができるとともに、構造上ギアを必要としないため、ギアに製造時の切粉や鉄くず、埃などのゴミが噛み込むことによる操作不能や被調理物の過加熱を防止することができる。また、本実施例ではスイッチ手段12を用いているため、使用者に操作ツマミ2や3を操作する際にクリック感を与えることができ、操作感の向上を図ることができる。
【0045】
(実施例4)
図6は、本発明の第4の実施例を示すものである。
【0046】
図6において、1bはパネル本体1の裏面に設けた誘導溝で、13はボール11を誘導溝1bに押し当てる押さえで、誘導溝1bの溝幅は化粧シート7の表示に操作ツマミ2や3を合わせるとクリック感が得られるように形成された構造にした。
【0047】
このように、パネル本体1の裏面に誘導溝1bを設けることにより、操作ツマミ2や3を操作する際にクリック感を与えることができるため、シート状操作スイッチ部やタッチパネル方式の操作スイッチ部によりキー入力しても操作感の向上を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、請求項1から16に記載の発明によれば、操作ツマミを操作することによって加熱調理装置を動作させることができるため、高齢者などにも操作方法が容易に理解でき、従来のようにギアを使うことによって大きくなっていた操作ツマミの操作力を軽減することができると同時にギアにゴミが噛み込むことによる操作不能やタイマーが戻らなくなると発生する被調理物の過加熱を防ぐことができる。
【0049】
さらに、信号入力をシート状操作スイッチ部やタッチパネル方式の操作スイッチ部により行うため、エンコーダのような2枚構成の印刷基板ではなく制御印刷基板が1枚で済み、構造的にシンプルで組み立ても簡単な加熱調理装置にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における加熱調理装置のコントロールパネルの分解斜視図
【図2】本発明の実施例1における要部断面図
【図3】本発明の実施例2における加熱調理装置のコントロールパネルの要部正面図
【図4】本発明の実施例2における要部断面図
【図5】本発明の実施例3における加熱調理装置のコントロールパネルの分解斜視図
【図6】本発明の実施例4における加熱調理装置のコントロールパネルの裏面分解斜視図
【図7】従来の加熱調理装置の機械式コントロールパネルの分解斜視図
【図8】従来の加熱調理装置の電子式コントロールパネルの要部断面図
【図9】従来の加熱調理装置の電子式コントロールパネルの分解斜視図
【符号の説明】
1 パネル本体
1a ラーメン構造
1b 誘導溝
2 操作ツマミ
2a ダボ
3 操作ツマミ
4 タイマー
5 エンコーダ
6a 印刷基板
6b 制御印刷基板
7 化粧シート
8 シート状操作スイッチ部
8a 電極
9 表示手段
10 タッチパネル方式の操作スイッチ部
11 ボール
12 スイッチ手段
13 押さえ
Claims (16)
- 調理モードや加熱条件を選択操作する操作ツマミと、前記操作ツマミを配設するパネル本体と、前記パネル本体に配設した電極印刷をしたシート状操作スイッチ部と、前記シート状の操作スイッチ部前面に配置した化粧シートと、前記シート状操作スイッチ部で入力されたキーの信号に応じて所定の出力信号に変換するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと言う)を備え、前記操作ツマミに凸部を設け、その凸部によってシート状操作スイッチ部のキーが入力され、選択した操作が前記マイコンにより出力されることを特徴とする加熱調理装置。
- 操作ツマミの凸部は、シート状操作スイッチ部のキーに対向する位置に擬半球状のダボを形成したことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理装置。
- 操作ツマミの凸部として回転自在のボールを備え、前記ボールはシート状操作スイッチ部のキーに対向する位置に配置したことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理装置。
- 操作ツマミの凸部に弾性変形部位を設け、弾性力により前記擬半球状のダボや前記ボールをシート状操作スイッチ部のキーに押し当てることを特徴とする請求項2または3に記載の加熱調理装置。
- 調理モードや加熱条件を選択操作する操作ツマミと、前記操作ツマミを配設するパネル本体と、前記パネル本体に配設したタッチパネル方式の操作スイッチ部と、前記タッチパネル方式の操作スイッチ部前面に配置した化粧シートと、前記タッチパネル方式の操作スイッチ部で入力されたキーの信号に応じて所定の出力信号に変換するマイコンを備え、前記操作ツマミに凸部を設け、その凸部によってタッチパネル方式の操作スイッチ部のキーが入力され、選択した操作が前記マイコンにより出力されることを特徴とする加熱調理装置。
- 操作ツマミの凸部は、タッチパネル方式の操作スイッチ部に対向する位置に擬半球状のダボを形成したことを特徴とする請求項5に記載の加熱調理装置。
- 操作ツマミの凸部として回転自在のボールを備え、前記ボールはタッチパネル方式の操作スイッチ部に対向する位置に配置したことを特徴とする請求項5に記載の加熱調理装置。
- 操作ツマミの凸部に弾性変形部位を設け、弾性力により前記擬半球状のダボや前記ボールをタッチパネル方式の操作スイッチ部に押し当てることを特徴とする請求項6または7に記載の加熱調理装置。
- 板状の印刷基板に配設したスイッチ手段と、前記スイッチ手段に対向する位置にラーメン構造を備えたパネル本体と、パネル本体に配設した調理モードや加熱条件を選択操作する操作ツマミと、前記パネル本体前面に配置した化粧シートと、前記スイッチ手段で入力されたキーの信号に応じて所定の出力信号に変換するマイコンを備え、前記操作ツマミに凸部を設け、その凸部によって前記パネル本体のラーメン構造を経由してスイッチ手段が押され、そのキー信号が入力され、選択した操作が前記マイコンにより出力されることを特徴とする加熱調理装置。
- 操作ツマミの凸部は、スイッチ手段の接点に対向する位置に擬半球状のダボを形成したことを特徴とする請求項9に記載の加熱調理装置。
- 操作ツマミの凸部として回転自在のボールを備え、前記ボールはスイッチ手段の接点に対向する位置に配置したことを特徴とする請求項9に記載の加熱調理装置。
- 操作ツマミの凸部に弾性変形部位を設け、弾性力により前記擬半球状のダボや前記ボールでスイッチ手段の接点を押し易くすることを特徴とする請求項10または11に記載の加熱調理装置。
- 化粧シートに表示した機能や動作に操作ツマミが合うように前記パネル本体の裏面に操作ツマミを誘導する溝を設け、操作ツマミを操作するときにクリック感をつけたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の加熱調理装置。
- シート状操作スイッチ部の複数のキーやタッチパネル方式の操作スイッチ部や板状の印刷基板に配設した複数のスイッチ手段を前記操作ツマミの同心円上に配設したことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の加熱調理装置。
- 前記操作ツマミは直線往復移動し、操作ツマミの移動方向と平行にシート状操作スイッチの複数のキーやタッチパネル方式の操作スイッチ部や板状の印刷基板に配設した複数のスイッチ手段を直線上に配設したことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の加熱調理装置。
- 前記パネル本体に設定時間または動作中の残り時間を示す表示手段を備えた請求項1〜15のいずれか1項に記載の加熱調理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071402A JP2004278922A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 加熱調理装置 |
CNB2004100396537A CN1330269C (zh) | 2003-03-17 | 2004-03-12 | 加热烹调装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071402A JP2004278922A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 加熱調理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004278922A true JP2004278922A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33287847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003071402A Pending JP2004278922A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 加熱調理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004278922A (ja) |
CN (1) | CN1330269C (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008145050A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Nichinen:Kk | カセットコンロ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2842353B2 (ja) * | 1996-01-24 | 1999-01-06 | タイガー魔法瓶株式会社 | 高周波加熱装置の調理メニュー選択表示装置 |
EP0948240B1 (en) * | 1998-03-30 | 2004-08-25 | Sharp Kabushiki Kaisha | Cooking apparatus |
GB2337319B (en) * | 1998-05-13 | 2000-07-19 | Samsung Electronics Co Ltd | Control panel for a microwave oven |
KR200345127Y1 (ko) * | 1999-02-27 | 2004-03-19 | 삼성전자주식회사 | 전자렌지의 컨트롤 패널 조립체 |
CN2366881Y (zh) * | 1999-04-20 | 2000-03-01 | 无锡小天鹅股份有限公司 | 机械程控器旋钮 |
-
2003
- 2003-03-17 JP JP2003071402A patent/JP2004278922A/ja active Pending
-
2004
- 2004-03-12 CN CNB2004100396537A patent/CN1330269C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008145050A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Nichinen:Kk | カセットコンロ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1330269C (zh) | 2007-08-08 |
CN1530059A (zh) | 2004-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2292105A1 (en) | Single knob rotary oven control apparatus providing continuous and discrete control information | |
CN105830347B (zh) | 具有传感器配置组件的旋转操作钮 | |
TW201033882A (en) | Capacitive position sensor | |
US20140338544A1 (en) | Cooking assembly | |
JP3420983B2 (ja) | 電子レンジのコントロールパネル組立体 | |
TWI544370B (zh) | 可改變操作模式的電腦輸入裝置及其操作模式的調整方法 | |
JP2004278922A (ja) | 加熱調理装置 | |
EP4033509A1 (en) | Operating assembly and household appliance | |
EP1865526A1 (en) | Program selector for domestic appliances | |
DE102021201800B3 (de) | Tragbares Bediengerät zum Steuern eines Küchengeräts aus unterschiedlichen Bedienpositionen und Küchengerätesystem | |
JP2003280809A (ja) | 電子機器 | |
US11534029B2 (en) | Bar blender | |
EP3063599B1 (en) | A household appliance comprising a knob | |
WO2013021459A1 (ja) | 調理器 | |
US9907434B2 (en) | Control element for a household appliance | |
JPS63289789A (ja) | 加熱調理器 | |
JP2012017882A (ja) | 調理器 | |
CN219166196U (zh) | 烘焙设备速度控制装置 | |
JP6399407B2 (ja) | 加熱調理器 | |
EP2256561B1 (en) | Method for operating a domestic appliance | |
JP3545600B2 (ja) | 電気機器 | |
CN210019070U (zh) | 一种打蛋器 | |
DE102021201801B3 (de) | Tragbares Bediengerät zum Steuern eines Küchengeräts aus unterschiedlichen Bedienpositionen und Küchengerätesystem | |
RU2782393C2 (ru) | Блендер с погружной насадкой | |
CN218299671U (zh) | 一种电陶炉新型按键结构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060307 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080205 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20080624 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |