JP2654166B2 - 電子制御式調理器 - Google Patents

電子制御式調理器

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JP2654166B2
JP2654166B2 JP1039937A JP3993789A JP2654166B2 JP 2654166 B2 JP2654166 B2 JP 2654166B2 JP 1039937 A JP1039937 A JP 1039937A JP 3993789 A JP3993789 A JP 3993789A JP 2654166 B2 JP2654166 B2 JP 2654166B2
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heating
food
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heating chamber
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澄 稗島
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、加熱時の湿度に基づいて加熱制御を行う電
子レンジ等の電子制御式調理器に関する。
(ロ) 従来の技術 特願昭62−167296号には、加熱時の湿度センサーによ
る検知湿度に基づいて加熱制御を行う電子レンジが開示
されている。具体的には、加熱開始から第1及び第2一
定時間経過時における第1及び第2検知湿度の差に基づ
いて加熱を制御する。
又、電子レンジにおいては、食品を回転するターンテ
ーブルを有するものがあり、この場合食品は加熱室内で
逐次移動するため、上記湿度センサーに対する食品から
水蒸気の流れ方向が逐次変化し、従って、この水蒸気に
伴って湿度検知を行うに際し、この検知湿度も逐次変化
する。
すると、上記第1及び第2一定時間経過時における水
蒸気の流れ方向が各々変化して異なっていると、第1及
び第2一定時間経過時に検知する第1及び第2検知湿度
に関し、その差には上記水蒸気の流れ方向による影響が
誤差として現れてしまい、正確な加熱制御を行うことが
できない。
特に、食品にラップ等がなされていると、食品からの
水蒸気はラップの切れ目部分を通じてのみ流れ、この場
合ターンテーブルによる食品の移動において食品からの
水蒸気の流れ方向は顕著に変化することとなり、正確な
加熱制御を行うことが一層できなくなる。
(ハ) 発明が解決しょうとする課題 本発明は、加熱開始から第1及び第2一定時間経過時
における第1及び第2検知湿度の差に基づいて加熱を制
御する構成において、ターンテーブルにより食品が回転
して食品からの水蒸気の流れ方向が逐次変化しても、こ
の影響が上記差に現れることなく、正確な加熱制御を行
うことができるようにするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明の電子制御式調理器は、ラップで覆った食品を
収納する加熱室と、該加熱室の食品を加熱する加熱源
と、前記加熱室内に配置され上記食品を載置するターン
テーブルと、該ターンテーブルを回転させるモータと、
前記加熱室に設けられ前記加熱室内の空気を排気ダクト
を介して排気する排気口と、前記排気ダクト内に配置し
た前記加熱源による上記食品加熱時の湿度を検知する湿
度センサーと、加熱開始から第1一定時間を計時する第
1計時部と、該第1計時部で第1一定時間経過時の上記
湿度センサーの第1検知湿度を検知する第1湿度検知部
と、加熱開始から上記第1一定時間より長い時間を計時
しかつ上記第1一定時間との差が上記ターンテーブルの
回転周期の自然数倍の時間となる第2一定時間を計時す
る第2計時部と、該第2計時部で第2一定時間経過時の
上記湿度センサーの第2検知湿度を検知する第2湿度検
知部と、上記第1湿度検知部の第1検知湿度と上記第2
湿度検知検知部の第2検知湿度との差に基づいて上記加
熱源を制御する制御部と、をから構成する。
(ホ) 作用 ターンテーブルは第1一定時間経過時から第2一定時
間経過時までの間で自然数回回転することになり、第1
及び第2一定時間経過時の双方においてターンテーブル
の回転位置は同じとなって食品の移動位置も同じとな
り、従って双方の経過時における食品からの水蒸気の流
れ方向は同じとなり、第1及び第2一定時間経過時に検
知する第1及び第2検知湿度に関し、その差には水蒸気
の流れ方向による影響が現れず、斯る検知湿度の差によ
る正確な加熱制御が行われる。
(ヘ) 実施例 第1図及び第2図は本発明実施例の電子レンジの構造
を示し、電子レンジ本体(1)内には食品(2)を収納
する加熱室(3)が配置されており、且つ、上記本体
(1)の前面には上記加熱室(3)の前面開口を開閉す
るドア(4)、及びキーボード(5)が配置されてい
る。斯るキーボード(5)は、湿度制御加熱を選択する
湿度キー(6)及びスタートキー(7)等を有してい
る。又上記加熱室(3)には加熱源となるマグネトロン
(8)から食品(2)を加熱するためのマイクロ波が供
給され、且つ、ファン(9)の発生する換気風が供給さ
れる。斯る換気風は加熱室(3)内に供給されると、食
品(2)からの水蒸気が含まれる加熱室(3)内の雰囲
気を伴い排気ダクト(10)を通って外部へ排気される。
上記排気ダクト(10)内には、そこを通る雰囲気の湿度
即ち加熱室(3)内の湿度を検知する湿度センサー(1
1)が設けられている。又、上記加熱室(3)内には食
品(2)を回転するターンテーブル(12)が設けられて
いる。斯るターンテーブル(12)は同期モータ(13)で
駆動される。
第3図は上記電子レンジの回路を示し、電子レンジの
制御は制御部としてのマイクロコンピュータ(14)にて
行われる。即ち、斯るマイクロコンピュータ(14)は、
上記キーボード(5)からのキー操作情報及び上記湿度
センサー(11)を含むセンサ回路(15)からの湿度情報
を入力し、これら情報に基づいて上記マグネトロン
(8)を含むマグネトロン駆動回路(16)、上記同期モ
ータ(13)を含むターンテーブル駆動回路(17)、及び
上記ファン(9)を含むファン駆動回路(18)を駆動制
御する。
第4図は上記マイクロコンピュータ(14)の制御プロ
グラムのフローチャートを示し、且つ第5図は上記湿度
センサー(11)の出力(検知湿度)の時間的変化状況を
示し、以下第3図を参照しつつ第4図に沿って電子レン
ジの動作を詳述する。
ラップが施された食品(2)(ラップと食品との間に
は水蒸気が漏れる隙間が存在する)を加熱室(3)内の
ターンテーブル(12)上に配置し、湿度制御加熱を実行
すべくキーボード(5)にて湿度キー(6)を操作する
と、S1ステップにて上記マグネトロン駆動回路(16)、
ターンテーブル駆動回路(17)、及びファン駆動回路
(18)が駆動開始され、マイクロ波加熱及びターンテー
ブル(12)の回転が開始されると共に加熱室(3)内に
換気風が供給される。斯る換気風は加熱室(3)内に供
給されると、加熱室(3)内の雰囲気を伴って排気ダク
ト(10)を通り外部へ排出される。続くS2ステップで
は、マイクロコンピュータ(14)内のカウンタCNTにて
加熱経過時間が計時開始される。次のS3ステップでは斯
る計時時間が第1一定時間T1即ち30秒に到達するのを待
つ。このS3ステップは第1計時部に相当する。そして、
加熱開始から第1一定時間T1(30秒)が経過すると、S4
ステップにて、この時上記湿度センサー(11)により検
知される第1検知湿度H1がマイクロコンピュータ(14)
内の第1レジスタR1に記憶される。このS4ステップは第
1湿度検知部に相当する。更にS5ステップにて上記カウ
ンタCNTによる計時時間が第2一定時間T2即ち30秒に到
達するのを待つ。このS5ステップは第2計時部に相当す
る。そして、加熱開始から第2一定時間T2(50秒)が経
過すると、S6ステップにて、この時湿度センサー(11)
により検知される第2検知湿度H2がマイクロコンピュー
タ(14)内の第2レジスタR2に記憶される。このS6ステ
ップは第2湿度検知部に相当する。続くS7ステップでは
上記第1及び第2検知湿度H1、H2の差ΔH(=H2−H1)
を算出し、次のS8ステップにて斯る差ΔHが所定値Ha以
上であるか否かを判断する。斯る判断に基づいて加熱の
制御がなされる。
ここで、上記ターンテーブル(12)の回転周期は電源
周波数60Hzで10秒であり、而して上記第1及び第2一定
時間T1、T2の差は20秒(=50秒−20秒)であり、斯る差
20秒はターンテーブル(12)の回転周期の自然数倍即ち
2倍の時間となっている。
従って、ターンテーブル(12)による食品(2)の回
転に伴って食品からの水蒸気の流れ方向が逐次変化し
て、検知湿度が第5図に示す如く逐次変化しているが、
上記第1及び第1一定時間T1、T2の経過時の双方におい
てターンテーブル(12)の回転位置は同じとなって食品
(2)の移動位置も同じとなるため、双方の経過時にお
ける食品(2)からの水蒸気の流れ方向が同じとなり、
上記第1、第2検知湿度H1、H2の差ΔHには水蒸気の流
れ方向による影響が現れることがない。よって斯る差Δ
Hが所定値Ha以上であるか否かに係る判断(S8ステッ
プ)が正確になされ、正確な加熱制御が行われる。
(ト) 発明の効果 本発明によれば、加熱開始から第1及び第2一定時間
経過時における第1及び第2検知湿度の差に基づいて加
熱を制御する構成において、ターンテーブルにより食品
が回転して食品からの水蒸気の流れ方向が逐次変化して
も、この影響が上記差に現れることがなく、従って正確
な加熱制御を行うことができる、実用的な調理器を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明実施例の電子レンジを示し、第1図は正面
図、第2図は断面図、第3図は回路図、第4図はマイク
ロコンピュータの制御プログラムのフローチャート、第
5図は湿度センサー出力の時間的変化状況を示す図であ
る。 (11)……湿度センサー、(12)……ターンテーブル、
(14)……マイクロコンピュータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラップで覆った食品を収納する加熱室と、
    該加熱室の食品を加熱する加熱源と、前記加熱室内に配
    置され上記食品を載置するターンテーブルと、該ターン
    テーブルを回転させるモータと、前記加熱室に設けられ
    前記加熱室内の空気を排気ダクトを介して排気する排気
    口と、前記排気ダクト内に配置した前記加熱源による上
    記食品加熱時の湿度を検知する湿度センサーと、加熱開
    始から第1一定時間を計時する第1計時部と、該第1計
    時部で第1一定時間経過時の上記湿度センサーの第1検
    知湿度を検知する第1湿度検知部と、加熱開始から上記
    第1一定時間より長い時間を計時しかつ上記第1一定時
    間との差が上記ターンテーブルの回転周期の自然数倍の
    時間となる第2一定時間を計時する第2計時部と、該第
    2計時部で第2一定時間経過時の上記湿度センサーの第
    2検知湿度を検知する第2湿度検知部と、上記第1湿度
    検知部の第1検知湿度と上記第2湿度検知部の第2検知
    湿度との差に基づいて上記加熱源を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする電子制御式調理器。
JP1039937A 1989-02-20 1989-02-20 電子制御式調理器 Expired - Lifetime JP2654166B2 (ja)

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JPH02219914A JPH02219914A (ja) 1990-09-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58150718A (ja) * 1982-03-03 1983-09-07 Hitachi Heating Appliance Co Ltd 加熱調理器
JP2537832B2 (ja) * 1987-01-16 1996-09-25 松下電器産業株式会社 加熱調理器
JP2572987B2 (ja) * 1987-07-03 1997-01-16 三洋電機株式会社 電子レンジ

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JPH02219914A (ja) 1990-09-03

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