JPH04288200A - 衣類乾燥機の乾燥運転制御装置 - Google Patents
衣類乾燥機の乾燥運転制御装置Info
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- JPH04288200A JPH04288200A JP3052162A JP5216291A JPH04288200A JP H04288200 A JPH04288200 A JP H04288200A JP 3052162 A JP3052162 A JP 3052162A JP 5216291 A JP5216291 A JP 5216291A JP H04288200 A JPH04288200 A JP H04288200A
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- drying
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類乾燥機の運転制御
装置に係り、特に残時間表示を行なわせるようにした衣
類乾燥機の運転制御装置に関するものである。
装置に係り、特に残時間表示を行なわせるようにした衣
類乾燥機の運転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の衣類乾燥機では、特公昭63−6
5361 号公報に記載のように、被乾燥物の乾燥時間
は例えば運転スタートからのドラム出口と外気温度の温
度差の上昇度合により予測している。さらに詳しく図8
により説明する。ドラム出口の温度と外気温度との温度
差ΔTHは乾燥経過と共に次のような乾燥期間により3
つのパターンで変化する。運転スタート後、被乾燥物お
よび被乾燥物に含まれる水分が加熱され、ΔTHが上昇
を続ける予熱期間、被乾燥物に含まれる水分の蒸発が定
常的に起こりΔTHが一定温度となる恒率乾燥期間、お
よび水分の蒸発が進み、ΔTHが上昇する減率乾燥期間
である。 前記予熱期間において、ある一定時間T1 におけるΔ
THは被乾燥物の乾燥時間Txが長くなるに従い、ΔT
H1 〜ΔTH3 の様に小さくなる。つまり、ΔTH
を運転スタート後のある一定時間を検知し、その値によ
り被乾燥物の乾燥時間を予測するわけである。
5361 号公報に記載のように、被乾燥物の乾燥時間
は例えば運転スタートからのドラム出口と外気温度の温
度差の上昇度合により予測している。さらに詳しく図8
により説明する。ドラム出口の温度と外気温度との温度
差ΔTHは乾燥経過と共に次のような乾燥期間により3
つのパターンで変化する。運転スタート後、被乾燥物お
よび被乾燥物に含まれる水分が加熱され、ΔTHが上昇
を続ける予熱期間、被乾燥物に含まれる水分の蒸発が定
常的に起こりΔTHが一定温度となる恒率乾燥期間、お
よび水分の蒸発が進み、ΔTHが上昇する減率乾燥期間
である。 前記予熱期間において、ある一定時間T1 におけるΔ
THは被乾燥物の乾燥時間Txが長くなるに従い、ΔT
H1 〜ΔTH3 の様に小さくなる。つまり、ΔTH
を運転スタート後のある一定時間を検知し、その値によ
り被乾燥物の乾燥時間を予測するわけである。
【0003】しかし、このドラム出口と外気温度の温度
差の上昇度合により予測する検知方法は、真の被乾燥物
の温度上昇度合いを検知してないため、水温(洗濯,脱
水時に使用される水温)が異なると同じ容量の被乾燥物
で実際、同乾燥時間のものが図5に示すように、上昇度
合いに差が生じ、異なった容量の被乾燥物と予測し、こ
れに伴い被乾燥物の乾燥時間予測も異なった値を示す。 従って、乾燥時間予測の精度が悪いものとなる。
差の上昇度合により予測する検知方法は、真の被乾燥物
の温度上昇度合いを検知してないため、水温(洗濯,脱
水時に使用される水温)が異なると同じ容量の被乾燥物
で実際、同乾燥時間のものが図5に示すように、上昇度
合いに差が生じ、異なった容量の被乾燥物と予測し、こ
れに伴い被乾燥物の乾燥時間予測も異なった値を示す。 従って、乾燥時間予測の精度が悪いものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術である予
熱乾燥期間のドラム出口と外気温度の温度差の上昇度合
により乾燥時間を予測する検知方法は、被乾燥物に含ま
れる水温が考慮されないために、洗濯,脱水に使用され
る水温によって乾燥時間予測が異なり予測精度が悪いな
どの問題があった。
熱乾燥期間のドラム出口と外気温度の温度差の上昇度合
により乾燥時間を予測する検知方法は、被乾燥物に含ま
れる水温が考慮されないために、洗濯,脱水に使用され
る水温によって乾燥時間予測が異なり予測精度が悪いな
どの問題があった。
【0005】本発明の目的は、何度の水温で洗濯,脱水
されようとも、乾燥時間予測に差が生じないように被乾
燥物に含まれる水温を考慮した乾燥時間予測をする運転
制御装置を提供することにある。
されようとも、乾燥時間予測に差が生じないように被乾
燥物に含まれる水温を考慮した乾燥時間予測をする運転
制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ドラム出口
と外気温度の温度差の上昇度合により乾燥時間を予測す
る運転制御装置でなく、真の被乾燥物の温度上昇度合い
を検知する方法として、運転スタートから送風(ヒータ
OFF)運転を一定時間行い、被乾燥物に含まれる乾燥
前の水温をドラム出口で検知し、その温度を基準とし、
その後、加熱送風(ヒータON)運転を一定時間行い、
ドラム出口の乾燥前の水温に対する温度上昇度合いより
乾燥時間を予測する。
と外気温度の温度差の上昇度合により乾燥時間を予測す
る運転制御装置でなく、真の被乾燥物の温度上昇度合い
を検知する方法として、運転スタートから送風(ヒータ
OFF)運転を一定時間行い、被乾燥物に含まれる乾燥
前の水温をドラム出口で検知し、その温度を基準とし、
その後、加熱送風(ヒータON)運転を一定時間行い、
ドラム出口の乾燥前の水温に対する温度上昇度合いより
乾燥時間を予測する。
【0007】
【作用】運転スタートから送風(ヒータOFF)運転を
一定時間行うドラム出口の排気温度は被乾燥物と被乾燥
物に含まれる水温と同じ温度になる。この温度を基準と
し、送風運転後、加熱送風(ヒータON)運転を一定時
間行うことで、ドラム出口の排気温度は被乾燥物と被乾
燥物に含まれる水温の上昇を検出でき、上昇率によって
乾燥時間予測が精度良く算出されることになる。
一定時間行うドラム出口の排気温度は被乾燥物と被乾燥
物に含まれる水温と同じ温度になる。この温度を基準と
し、送風運転後、加熱送風(ヒータON)運転を一定時
間行うことで、ドラム出口の排気温度は被乾燥物と被乾
燥物に含まれる水温の上昇を検出でき、上昇率によって
乾燥時間予測が精度良く算出されることになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図4,図6〜
図7および、図9〜図11により説明する。
図7および、図9〜図11により説明する。
【0009】図1は、本発明の乾燥機の外観図である。
1は乾燥機の外枠、2は衣類投入口3を覆い開閉自在に
したドア、4は表示パネル部で乾燥時間の予測値を表示
する表示装置18を有する、5は操作基板、6は電源ス
イッチである。7はマイクロコンピュータの指定により
電動機13,ヒータ9等を駆動制御したり、乾燥時間予
測制御等をする制御装置である。外枠1の内部とは、図
2に示すように、乾燥室であるドラム8を回動自在に支
承し、該ドラム内に温風を送るためのヒータ9と送風装
置10を備え、該送風装置10およびドラム8を駆動す
るためのドラムベルト11とファンベルト12および電
動機13を備えている。16はドラム排気口14の一部
に設けた温度検知装置で17は送風装置の外気吸気口の
一部に設けた温度検知装置であり該制御装置7と信号的
に接続され、後記する乾燥時間予測制御を行うために設
けている。
したドア、4は表示パネル部で乾燥時間の予測値を表示
する表示装置18を有する、5は操作基板、6は電源ス
イッチである。7はマイクロコンピュータの指定により
電動機13,ヒータ9等を駆動制御したり、乾燥時間予
測制御等をする制御装置である。外枠1の内部とは、図
2に示すように、乾燥室であるドラム8を回動自在に支
承し、該ドラム内に温風を送るためのヒータ9と送風装
置10を備え、該送風装置10およびドラム8を駆動す
るためのドラムベルト11とファンベルト12および電
動機13を備えている。16はドラム排気口14の一部
に設けた温度検知装置で17は送風装置の外気吸気口の
一部に設けた温度検知装置であり該制御装置7と信号的
に接続され、後記する乾燥時間予測制御を行うために設
けている。
【0010】制御装置7を構成する回路は図3に示され
ている。制御装置7は主要部には、電源,電動機13,
ヒータ9,温度検知装置16,17,表示部18が接続
されている。
ている。制御装置7は主要部には、電源,電動機13,
ヒータ9,温度検知装置16,17,表示部18が接続
されている。
【0011】被乾燥物の収納される乾燥室としてのドラ
ム8,送風手段として送風装置10を動かす電動機13
および加熱手段としてのヒータ9はマイクロコンピュー
タの指示により作動する駆動回路を介して駆動される。 温度検知手段としての温度検知装置16,17の検知信
号はマイクロコンピュータに取り込まれる。マイクロコ
ンピュータはその検知信号を受けて処理計算をし、乾燥
運転に要する時間を算定して表示部18に表示させる。 乾燥の進行に合わせて進行状況の表示を表示部18に行
なう。
ム8,送風手段として送風装置10を動かす電動機13
および加熱手段としてのヒータ9はマイクロコンピュー
タの指示により作動する駆動回路を介して駆動される。 温度検知手段としての温度検知装置16,17の検知信
号はマイクロコンピュータに取り込まれる。マイクロコ
ンピュータはその検知信号を受けて処理計算をし、乾燥
運転に要する時間を算定して表示部18に表示させる。 乾燥の進行に合わせて進行状況の表示を表示部18に行
なう。
【0012】次に本実施例の動作について説明する。
【0013】運転をスタートさせると、電動機13が駆
動され被乾燥物を収納したドラム8が回転し、同時に送
風装置10を回転する。これにより、ドラム8内の空気
はドラム排気口14を通って送風装置10に吸入され、
循環ダクト15を通り、通電されていないヒータ9を経
てドラム8内に循環される。ここで被乾燥物および被乾
燥物に含まれた水分の温度とドラム排気口14の一部に
設けた温度検知装置16の温度が同じ温度になる一定時
間運転し、その後、ヒータ9に通電して加熱された温風
をドラム8内に循環させる。被乾燥物および被乾燥物に
含まれた水分はこの温風により加熱されるわけである。
動され被乾燥物を収納したドラム8が回転し、同時に送
風装置10を回転する。これにより、ドラム8内の空気
はドラム排気口14を通って送風装置10に吸入され、
循環ダクト15を通り、通電されていないヒータ9を経
てドラム8内に循環される。ここで被乾燥物および被乾
燥物に含まれた水分の温度とドラム排気口14の一部に
設けた温度検知装置16の温度が同じ温度になる一定時
間運転し、その後、ヒータ9に通電して加熱された温風
をドラム8内に循環させる。被乾燥物および被乾燥物に
含まれた水分はこの温風により加熱されるわけである。
【0014】次に乾燥時間予測制御の動作について図4
,図9,図11,図12をもとに説明する。衣類を乾燥
する場合、前記した予熱乾燥期間,恒率乾燥期間,減率
乾燥期間の3つの期間に分けられる。前記予熱乾燥期間
において、運転スタートから一定時間(本実施例ではT
0=1.5分)の送風運転後の温度をドラム排気口14
の一部に設けた温度検知装置16で捕らえ、その温度差
を基準とし、その後ヒータ9に通電して加熱された温風
をドラム8内に循環させる。被乾燥物および被乾燥物に
含まれた水分はこの温風により加熱され温度は予熱乾燥
期間中上昇を続ける。この予熱乾燥期間のある点(本実
施例では運転スタートからT1=4.5分後)の温度を
温度検知装置16で捕らえる。前記予熱乾燥期間ある点
(本実施例では運転スタートからT1=4.5分)の温
度と運転スタートから一定時間(本実施例ではT0=1
.5分)の送風運転後の温度差ΔTHは図4に示す如く
容量が大きくなるに従い(G1:少量,G2:中量,G
3:大量)ΔTH1,ΔTH2,ΔTH3の様に小さく
なり、図11にその関係を示す。つまり、ドラム排気口
14の一部に設けた温度検知装置16の運転スタート1
.5 分送風運転後の温度と運転スタート4.5 分の
加熱送風運転後の温度検知装置16の温度差ΔTHを検
知することによりドラム8内の乾燥容量(Y)を予測で
きる。従って、乾燥容量が予測できれば、ヒータ9の出
力がわかっているので、図12に示すように乾燥時間(
Z)が予測できるわけである。上記の乾燥時間予測制御
におけるΔTHの検知,乾燥容量の算出,乾燥時間の算
出はすべて前記制御装置7に設けてあるマイクロコンピ
ュータにより行っている。
,図9,図11,図12をもとに説明する。衣類を乾燥
する場合、前記した予熱乾燥期間,恒率乾燥期間,減率
乾燥期間の3つの期間に分けられる。前記予熱乾燥期間
において、運転スタートから一定時間(本実施例ではT
0=1.5分)の送風運転後の温度をドラム排気口14
の一部に設けた温度検知装置16で捕らえ、その温度差
を基準とし、その後ヒータ9に通電して加熱された温風
をドラム8内に循環させる。被乾燥物および被乾燥物に
含まれた水分はこの温風により加熱され温度は予熱乾燥
期間中上昇を続ける。この予熱乾燥期間のある点(本実
施例では運転スタートからT1=4.5分後)の温度を
温度検知装置16で捕らえる。前記予熱乾燥期間ある点
(本実施例では運転スタートからT1=4.5分)の温
度と運転スタートから一定時間(本実施例ではT0=1
.5分)の送風運転後の温度差ΔTHは図4に示す如く
容量が大きくなるに従い(G1:少量,G2:中量,G
3:大量)ΔTH1,ΔTH2,ΔTH3の様に小さく
なり、図11にその関係を示す。つまり、ドラム排気口
14の一部に設けた温度検知装置16の運転スタート1
.5 分送風運転後の温度と運転スタート4.5 分の
加熱送風運転後の温度検知装置16の温度差ΔTHを検
知することによりドラム8内の乾燥容量(Y)を予測で
きる。従って、乾燥容量が予測できれば、ヒータ9の出
力がわかっているので、図12に示すように乾燥時間(
Z)が予測できるわけである。上記の乾燥時間予測制御
におけるΔTHの検知,乾燥容量の算出,乾燥時間の算
出はすべて前記制御装置7に設けてあるマイクロコンピ
ュータにより行っている。
【0015】次に従来技術の乾燥時間予測方法は不具合
を図5を元に説明する。図5は予熱乾燥期間を表し、従
来の運転をスタートさせると、電動機13とヒータ9が
同時に通電され、被乾燥物および被乾燥物に含まれた水
分はこの温風により加熱され温度が上昇する。この上昇
過程のドラム排気口14の一部に設けた温度検知装置1
6と送風装置10の外気吸気口の一部に設けた温度検知
装置17との温度差ΔTHよりドラム8内の容量を予測
し、乾燥時間を算出方法であるが、図5に示す様に同じ
衣類を7,16,28(℃)の水で洗濯,脱水した後、
乾燥すると実際の乾燥時間が同じにもかかわらず温度差
ΔTHはΔTH1<ΔTH2<ΔTH3 となり乾燥時
間予測に差が生じる。
を図5を元に説明する。図5は予熱乾燥期間を表し、従
来の運転をスタートさせると、電動機13とヒータ9が
同時に通電され、被乾燥物および被乾燥物に含まれた水
分はこの温風により加熱され温度が上昇する。この上昇
過程のドラム排気口14の一部に設けた温度検知装置1
6と送風装置10の外気吸気口の一部に設けた温度検知
装置17との温度差ΔTHよりドラム8内の容量を予測
し、乾燥時間を算出方法であるが、図5に示す様に同じ
衣類を7,16,28(℃)の水で洗濯,脱水した後、
乾燥すると実際の乾燥時間が同じにもかかわらず温度差
ΔTHはΔTH1<ΔTH2<ΔTH3 となり乾燥時
間予測に差が生じる。
【0016】次に図6をもとに本発明の乾燥時間予測方
法で上記同様、同じ衣類を7,16,28(℃)の水で
洗濯,脱水した後乾燥した場合の説明をする。運転スタ
ートからある一定時間(本実施例ではT0=1.5分)
の送風運転後の温度のドラム排気口14の一部に設けた
温度検知装置16で捕らえ、その温度を基準とする。こ
の送風運転の間に温度解知装置16で捕らえる基準の温
度は、被乾燥物および被乾燥物に含まれた水分と同じ温
度になる。この送風運転時間は15秒以上必要である。 その後ヒータ9に通電して加熱された温風をドラム8内
に循環させる。被乾燥物および被乾燥物に含まれた水分
はこの温風により加熱され温度は予熱乾燥期間中上昇を
続ける。この予熱乾燥期間のある点(本実施例では運転
スタートからT1=4.5分後)の温度を温度検知装置
16で捕らえる。前記予熱乾燥期間のある点(本実施例
では運転スタートからT1=4.5分)の温度と運転ス
タートからある一定時間(本実施例ではT0=1.5分
)の送風運転後の温度差ΔTHは図6に示す如く、7,
16,28(℃)の水で洗濯,脱水した後乾燥した場合
でもΔTH1≒ΔTH2≒ΔTH3 の様になり、つま
り、同じ容量と予測でき、乾燥時間予測に差が生じるこ
とがない。
法で上記同様、同じ衣類を7,16,28(℃)の水で
洗濯,脱水した後乾燥した場合の説明をする。運転スタ
ートからある一定時間(本実施例ではT0=1.5分)
の送風運転後の温度のドラム排気口14の一部に設けた
温度検知装置16で捕らえ、その温度を基準とする。こ
の送風運転の間に温度解知装置16で捕らえる基準の温
度は、被乾燥物および被乾燥物に含まれた水分と同じ温
度になる。この送風運転時間は15秒以上必要である。 その後ヒータ9に通電して加熱された温風をドラム8内
に循環させる。被乾燥物および被乾燥物に含まれた水分
はこの温風により加熱され温度は予熱乾燥期間中上昇を
続ける。この予熱乾燥期間のある点(本実施例では運転
スタートからT1=4.5分後)の温度を温度検知装置
16で捕らえる。前記予熱乾燥期間のある点(本実施例
では運転スタートからT1=4.5分)の温度と運転ス
タートからある一定時間(本実施例ではT0=1.5分
)の送風運転後の温度差ΔTHは図6に示す如く、7,
16,28(℃)の水で洗濯,脱水した後乾燥した場合
でもΔTH1≒ΔTH2≒ΔTH3 の様になり、つま
り、同じ容量と予測でき、乾燥時間予測に差が生じるこ
とがない。
【0017】次に図7,図10を元に本発明の乾燥時間
予測方法で、運転スタートと同時に電動機13,ヒータ
9に通電する場合について説明する。上記同様、同じ衣
類を7,16,28(℃)の水で洗濯,脱水した後、乾
燥した場合の説明をする。運転スタートからある一定時
間(本実施例ではT0 =3分)の後の温度をドラム排
気口14の一部に設けた温度検知装置16で捕らえ、そ
の温度を基準とする。このある一定時間(本実施例では
T0 =3分)の間に温度検知装置16で捕らえる基準
の温度は、乾燥前の被乾燥物および被乾燥物に含まれた
水分より上昇し高い温度になるが、乾燥前の被乾燥物お
よび被乾燥物に含まれた水分の温度影響によって、差が
生じることなく温度上昇率が一定になる時間で、少なく
とも60秒以上必要である。この基準からさらにある一
定時間(本実施例では運転スタートからT1 =6分後
)の温度を温度検知装置16で捕らえ、T1 時とT0
時の温度差ΔTHより容量を予測すればΔTH1 ≒
ΔTH2 ≒ΔTH3 となり、同じ容量と予測でき、
乾燥時間予測に差が生じることがない。但し、運転スタ
ートと同時に電動機13,ヒータ9に通電する場合は図
6に示す様に運転スタートに送風運転する場合より基準
までの時間が長く必要となる。
予測方法で、運転スタートと同時に電動機13,ヒータ
9に通電する場合について説明する。上記同様、同じ衣
類を7,16,28(℃)の水で洗濯,脱水した後、乾
燥した場合の説明をする。運転スタートからある一定時
間(本実施例ではT0 =3分)の後の温度をドラム排
気口14の一部に設けた温度検知装置16で捕らえ、そ
の温度を基準とする。このある一定時間(本実施例では
T0 =3分)の間に温度検知装置16で捕らえる基準
の温度は、乾燥前の被乾燥物および被乾燥物に含まれた
水分より上昇し高い温度になるが、乾燥前の被乾燥物お
よび被乾燥物に含まれた水分の温度影響によって、差が
生じることなく温度上昇率が一定になる時間で、少なく
とも60秒以上必要である。この基準からさらにある一
定時間(本実施例では運転スタートからT1 =6分後
)の温度を温度検知装置16で捕らえ、T1 時とT0
時の温度差ΔTHより容量を予測すればΔTH1 ≒
ΔTH2 ≒ΔTH3 となり、同じ容量と予測でき、
乾燥時間予測に差が生じることがない。但し、運転スタ
ートと同時に電動機13,ヒータ9に通電する場合は図
6に示す様に運転スタートに送風運転する場合より基準
までの時間が長く必要となる。
【0018】
【発明の効果】本発明の乾燥時間予測方法によれば、乾
燥前の被乾燥物および被乾燥物に含まれた水分の温度に
よる影響での乾燥時間予測誤差を最少限に抑えることが
できるため、何れの水温で洗濯,脱水したものを乾燥さ
れても、運転スタート数分後には、実際の乾燥時間と比
べて、誤差の少ない乾燥時間の予測が可能となり、信頼
性に優れた衣類乾燥機を提供することができる。
燥前の被乾燥物および被乾燥物に含まれた水分の温度に
よる影響での乾燥時間予測誤差を最少限に抑えることが
できるため、何れの水温で洗濯,脱水したものを乾燥さ
れても、運転スタート数分後には、実際の乾燥時間と比
べて、誤差の少ない乾燥時間の予測が可能となり、信頼
性に優れた衣類乾燥機を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す衣類乾燥機の外観図。
【図2】衣類乾燥機の縦断面図。
【図3】ブロック回路図。
【図4】ドラム排気口の温度の推移とヒータ、電動機の
タイムチャート図。
タイムチャート図。
【図5】従来のドラム排気口の温度推移とヒータ、電動
機のタイムチャート図。
機のタイムチャート図。
【図6】本発明によるドラム排気口の温度推移とヒータ
、電動機のタイムチャート図。
、電動機のタイムチャート図。
【図7】本発明によるドラム排気口の温度推移とヒータ
、電動機のタイムチャート図。
、電動機のタイムチャート図。
【図8】従来のドラム排気口と外気の温度差の運転中の
推移図。
推移図。
【図9】本発明の加熱送風運転前に送風運転を加えた制
御方式のフローチャート図。
御方式のフローチャート図。
【図10】本発明の運転スタートから加熱送風運転する
制御方式のフローチャート図。
制御方式のフローチャート図。
【図11】本発明の温度差(ΔTH)と乾燥容量(Y)
の特性図。
の特性図。
【図12】本発明の乾燥容量(Y)と乾燥時間(Z)の
特性図。
特性図。
7…制御装置、8…回転ドラム、9…ヒータ、10…送
風装置、13…電動機、16,17…温度検知装置。
風装置、13…電動機、16,17…温度検知装置。
Claims (16)
- 【請求項1】外枠と、この外枠に内置され、被乾燥物を
収納する乾燥室と、この乾燥室に通風を行なう送風手段
と、乾燥室に流入する通風を加熱する加熱手段と、乾燥
室の排気温度を検知する排気温度検知手段と、予熱乾燥
運転期間、恒率乾燥運転期間、減率乾燥運転期間の順に
乾燥運転が進行するように乾燥運転制御をする乾燥運転
制御手段とを備え、衣類乾燥機の運転開始から所定時間
経過後に検知する予熱乾燥運転期間内の第1排気温度と
第1排気温度検知から所定時間経過後に検知する予熱乾
燥運転期間内の第2排気温度との温度差値に基づいて乾
燥運転に費やする時間を乾燥運転制御手段で算定する衣
類乾燥機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項2】外枠と、この外枠に内置され、被乾燥物を
収納する乾燥室と、この乾燥室に通風を行なう送風手段
と、乾燥室に流入する通風を加熱する加熱手段と、乾燥
室の排気温度を検知する排気温度検知手段と、予熱乾燥
運転期間、恒率乾燥運転期間、減率乾燥運転期間の順に
乾燥運転が進行するように運転制御する乾燥運転制御手
段とを備え、加熱手段による加熱のない通風による運転
開始から所定時間経過後に検知する予熱乾燥運転期間内
の第1排気温度と第1排気温度検知後に加熱手段による
加熱を加えた通風による運転の所定時間経過後に検知す
る予熱乾燥運転期間内の第2排気温度との温度差値に基
づいて乾燥運転に費やする時間を乾燥運転制御手段で算
定する衣類乾燥機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項3】外枠と、この外枠に内置され、被乾燥物を
収納する乾燥室と、この乾燥室に通風を行なう送風手段
と、乾燥室に流入する通風を加熱する加熱手段と、乾燥
室の排気温度を検知する排気温度検知手段と、予熱乾燥
運転期間、恒率乾燥運転期間、減率乾燥運転期間の順に
乾燥運転が進行するように運転制御をする乾燥運転制御
手段とを備え、加熱手段による加熱を伴う通風の運転開
始から所定時間経過後に検知する予熱乾燥運転期間内の
第1の排気温度と第1排気温度検知から所定時間経過後
に検知する予熱乾燥運転期間内の第2排気温度との温度
差値に基づいて乾燥運転に費やする時間を乾燥運転制御
手段で算定する衣類乾燥機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項4】外枠と、この外枠に内置され、被乾燥物を
収納する乾燥室と、この乾燥室に通風を行なう送風手段
と、乾燥室に流入する通風を加熱する加熱手段と、乾燥
室の排気温度を検知する排気温度検知手段と、予熱乾燥
運転期間、恒率乾燥運転期間、減率乾燥運転期間の順に
乾燥運転が進行するように運転制御する乾燥運転制御手
段とを備え、加熱手段による加熱の伴わない通風の運転
開始後に、被乾燥物のもつ熱量の影響でほぼ一定の温度
になる排気温度を検知する予熱乾燥運転期間内の第1排
気温度と加熱手段による加熱を加えた通風による運転の
所定時間経過後に検知する予熱乾燥運転期間内の第2排
気温度との温度差値に基づいて乾燥運転に費やする時間
を乾燥運転制御手段で算定する衣類乾燥機の乾燥運転制
御装置。 - 【請求項5】請求項1,2,3,4のいずれか一つにお
いて、乾燥室として回転式のドラムを用い、乾燥運転時
にドラムを回転させる回動駆動手段を設けたことを特徴
とする衣類乾燥機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項6】請求項1,2,3,4,5のいずれか一つ
において、熱交換器を有する循環式の乾燥機に用いたこ
とを特徴とする衣類乾燥機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項7】請求項1,2,3,4,5のいずれか一つ
において、乾燥室から排出された排気を外部に排出する
排気タイプの乾燥機に用いたことを特徴とする衣類乾燥
機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項8】外枠と、この外枠に内置され、被乾燥物を
収納する回転式のドラムと、このドラムを回す回動駆動
手段と、ドラムに通風を行なう送風手段と、ドラムに流
入する通風を加熱する加熱手段と、ドラムの排気温度を
検知する排気温度検知手段と、ドラムから排出された排
気を再びドラムに戻す循環用風路と、この循環用風路に
設けた熱交換器と、予熱乾燥運転期間,恒率乾燥運転期
間,減率乾燥運転期間の順に乾燥運転が進行するように
運転制御をする乾燥運転制御手段とを備え、上記加熱手
段としてのヒータを熱交換器の下流側にあたる循環用風
路に設け、上記排気温度検知手段を熱交換器の上流側に
あたる循環用風路に設け、衣類乾燥機の運転開始から所
定時間経過後に検知する予熱乾燥運転期間内の第1排気
温度と第1排気温度検知から所定時間経過後に検知する
予熱期間内の第2排気温度との温度差値に基づいて乾燥
運転に費やす時間を乾燥運転制御手段で算定する衣類乾
燥機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項9】請求項8において、熱交換器として送風手
段を兼ね備えた熱交換型ファンを用いたことを特徴とす
る衣類乾燥機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項10】請求項9において、熱交換型ファンは、
背中合わせに温風と冷却風が混流しないように流れる二
つのファンをもって構成し、温風側のファンを循環用風
路に臨ませ、冷却側のファンを外気側に臨ませたことを
特徴とする衣類乾燥機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項11】請求項10において、温風側と冷却側の
ファンを波目が放射状に延在する波形ファンで形成した
ことを特徴とする衣類乾燥物の乾燥運転制御装置。 - 【請求項12】請求項1から11までのいずれか一つに
おいて、乾燥運転に費やす時間を表示する表示装置を設
けたことを特徴とする衣類乾燥機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項13】請求項12において、表示装置は時間を
数字で示すデジタル表示,乾燥運転の進行位置をアナロ
グ的に示すアナログ表示,進行状況を文字または図等で
示す多種の表示形態を含むことを特徴とする衣類乾燥機
の乾燥運転制御装置。 - 【請求項14】請求項12または13において、乾燥運
転の進行とともに、残り時間が少なくなる残時間表示の
表示形態をとるようにしたことを特徴とする衣類乾燥機
の乾燥運転制御装置。 - 【請求項15】請求項2において、第1排気温度検知は
、運転開始から15秒程度以上経過後に行なうようにし
たことを特徴とする衣類乾燥機の乾燥運転制御装置。 - 【請求項16】請求項3において、第1排気温度検知は
、運転開始から60秒程度以上経過後に行なうようにし
たことを特徴とする衣類乾燥機の乾燥運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3052162A JP3002554B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 衣類乾燥機の乾燥運転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3052162A JP3002554B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 衣類乾燥機の乾燥運転制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04288200A true JPH04288200A (ja) | 1992-10-13 |
JP3002554B2 JP3002554B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=12907141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3052162A Expired - Fee Related JP3002554B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 衣類乾燥機の乾燥運転制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3002554B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4552359B2 (ja) * | 2001-06-05 | 2010-09-29 | パナソニック株式会社 | 洗濯乾燥機 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3350810B2 (ja) | 1997-12-29 | 2002-11-25 | 太陽誘電株式会社 | イオンセンサ及びイオンセンサプレート |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62243595A (ja) * | 1986-04-15 | 1987-10-24 | 株式会社 日本プレス製作所 | 衣類乾燥機における乾燥度の決定方法 |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP3052162A patent/JP3002554B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62243595A (ja) * | 1986-04-15 | 1987-10-24 | 株式会社 日本プレス製作所 | 衣類乾燥機における乾燥度の決定方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4552359B2 (ja) * | 2001-06-05 | 2010-09-29 | パナソニック株式会社 | 洗濯乾燥機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3002554B2 (ja) | 2000-01-24 |
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