JP2701430B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP2701430B2
JP2701430B2 JP1052280A JP5228089A JP2701430B2 JP 2701430 B2 JP2701430 B2 JP 2701430B2 JP 1052280 A JP1052280 A JP 1052280A JP 5228089 A JP5228089 A JP 5228089A JP 2701430 B2 JP2701430 B2 JP 2701430B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭において使用される。衣類の乾燥状
態に応じて自動的に運転を停止する衣類乾燥機に関する
ものである。
従来の技術 従来の衣類乾燥機の構成を第5図〜第14図に示す。第
5図に示すように、ハウジング1の上部にモータ2を設
け、このモータ2とハウジング1の背面側に設けた熱交
換ファン3およびこの熱交換ファン3の前方に設けたド
ラム4との間にそれぞれベルト5,6を張設して、モータ
2の駆動により熱交換ファン3およびドラム4を回転さ
せる。また、ハウジング1の正面側にヒータ7を配設
し、熱交換ファン3の前方、ドラム4の後方に第1の温
度センサー8と、温度を感知する接点を有した温度調節
器9を設け、熱交換ファン3とヒータ7を継ぐ通風経路
10内に第2の温度センサー11を設けている。そして、熱
交換ファン3の回転により、ヒータ7を通って加熱され
た熱風がドラム4内に導入され、これによってドラム4
内に収容された被乾燥物(衣類)が加熱乾燥されるとと
もに、熱交換ファン3の背面側に流れる冷たい空気と正
面側の暖かい湿った空気が熱交換ファン3により熱乾燥
され、暖かい湿った空気中の水分は水滴となって排水口
12より機外へ流出し、乾いた空気がヒータ7を介して再
びドラム4内に導入されるようになっている。矢印Aは
循環風の流れ、矢印Bは冷却風の流れを示す。そしてハ
ウジング1前面部には、タイマーツマミを廻すことによ
り時限を設定するタイマーと、このタイマを駆動するタ
イマーモータと、前記ヒータの入力を強・弱等に切換え
る切換えスイッチを設けている。第6図にドラム4内に
洗濯機で脱水した被乾燥物を入れて運転した場合の第1
の温度センサー8により検出された温度aと第2の温度
センサー11により検出された温度bの時間変化を示して
いる。第7図に示すcはaとbの差であり、乾燥が進行
するとともに上昇する。第8図には、運転開始後所定時
間t1経過後におけるcの単位時間t当りの変化率pを示
している。所定の値k1と比較してp<k1となった時刻を
t2とし、時刻t2以降はcの単位時間t当りの変化率pと
所定の値k2を比較し、p>k2となった時刻t3において乾
燥がほぼ終了したと判断した後、前記タイマーモータを
駆動し、タイマーに内蔵された前記ヒータおよびモータ
の接点を開き乾燥運転を停止するものである。なお、時
刻t2を設定するのは、それ以前に運転開始時の変化率p
もk2以上となるため、誤検知を防止するためである。
次に投入される被乾燥物が少量例えば0.5kg以下の場
合の検知方法を説明する。少量の場合、被乾燥物の水分
も少ないため、第1の温度センサー8および第2の温度
センサー11より検出された温度a′,b′は第9図に示す
ようになり、その差温c′,差温c′の変化率p′も第
10図,第11図に示す特性をもつ。すなわち、差温の変化
率p′は前述した所定の値k2以上には上昇することはな
い。結果的に前述した差温の変化率p′の変化からでは
乾燥の検知は不可能である。第9図の温度T1は被乾燥物
および機器全体を高温から防止するため設けられたドラ
ム内温度調節温度であり、前記温度調節器9により検出
すると同時にヒータの全体あるいは一部の通電を復帰温
度T2まで停止することで前記第1の温度センサー8およ
び第2の温度センサーの温度特性となる。そしてこのよ
うな少量の場合の検知方法は前記温度調節器9が温度T1
に達したこと検知した後、所定時間運転を続行した後、
前記タイマーモータへ通電することで運転を停止する方
法を取っていた。
発明が解決しようとする課題 上記構成において、比較的低温雰囲気例えば5℃以上
の環境下で、前述した少容量の被乾燥物を投入し、なお
かつ、前記ヒータ切換えスイッチによりヒータの一部を
使用する弱コースを選択した場合、第1の温度センサー
8および温度調節器9が検出した温度a″、第2の温度
センサー11が検出した温度b″の挙動は第12図のように
なる。すなわち、ヒータ7からの発熱量が少なくなると
同時に環境温度が低いため前記ファン3による熱交換量
が大となり、第1温度センサーと第2のセンサーの温度
差c″が均衡し、結果的に、前述した差温変化率p″の
上昇による検知も温度調節器の動作からの検知も行え
ず、運転を終了させることができない。
本発明はこのような課題を解決するもので、使用環境
が低温で被乾燥物が少量の場合であっても、ヒータ切換
えスイッチを弱に選択して使用でき、適当な時間で運転
を停止させることのできる乾燥機を安価に提供できるこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、熱源となるヒー
タと、駆動源となるモータと、被乾燥物を収納して回転
撹拌させるドラムと、前記ヒータを通過して加熱された
熱風を前記ドラム内に導入するファンと、前記ドラム内
の被乾燥物を通過した湿った空気から水分を分離させる
熱交換器と、前記熱交換器の入り口側に取り付けられた
第1の温度センサー及び出口側に取り付けられた第2の
温度センサーと、前記第1の温度センサー及び第2の温
度センサーからの温度を検知する温度検知手段と、前記
温度センサー等からの信号によりモータ、ヒータなどに
負荷を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、運
転開始後所定時間内に、前記温度検知手段が検知した前
記第1の温度センサーと第2の温度センサーの検知温度
の温度差の変化率が所定の温度差変化率より大きく、か
つ、温度差が所定の温度差より大きくなると、所定時間
運転した後、モータ及びヒータの運転を停止するもので
ある。
作 用 この構成により、温度差変化率が所定の温度差変化率
より大きく、かつ、温度差が所定の温度差より大きくな
る場合、つまり、第1の温度センサーが温度調節器の動
作温度に達しない低温環境下で少量衣類を投入した場合
でもヒータの切換状態を弱であると判断して適当な時間
に運転を停止させることができる。
実施例 以下、本発明の実施例について第1図〜第4図を参照
して説明する。なお、この実施例にかかわらず衣類乾燥
機の基本構成は第5図の衣類乾燥機の構成で同等であ
り、重複を避けるため同一構成部分には同一符号を付し
その説明を省略する。
第1図において、13は温度検知手段であり、第1の温
度センサー8および第2の温度センサー10の温度を検知
する。14はマイクロコンピューター(制御手段)であ
り、温度検知手段13により検知した2つの温度の温度差
を検知する温度差検知手段15、前記温度差の単位時間当
りの変化率を検知する温度差変化率検知手段16、前記温
度差と前記温度差変化率をそれぞれ所定の値と比較する
比較手段17を内蔵する。18はマイクロコンピューター14
から出力される制御信号に従ってタイマー19のタイマー
モータへの電流制御を行なうタイマーモータ制御手段で
ある。20は手動によるヒータ切換えスイッチでヒータ7
a,7bへ通電を切換え強の場合ヒータ7a,7b共に弱の場合
ヒータ7bのみへの通電を行なう。9は前記第1の温度セ
ンサー8と同位置に設けられ、ドラム4からの温度を検
知し、所定温度以上でヒータ7bへと通電を停止、復帰す
る接点を有した温度調節器である。
上記構成において、使用環境温度が常温すなわち20℃
前後の雰囲気で、ヒータ切換えスイッチ20を強に選択し
た場合、被乾燥物の量により検知方法は異なるが、温
度,温度差,温度差変化率の時間変化および判断動作は
第6図〜第11図に示したものと同様である。
上記構成において、ヒータ切換えスイッチを弱に選択
しかつ、使用環境温度が低く被乾燥物が少量の場合を考
える。第2図にはこの場合の第1の温度センサー8によ
り検出された温度a1と第2の温度センサー11により検出
された温度b1の時間変化を示している。ヒータ7が弱に
もかかわらずファン3の持つ熱交換量は低温のため増加
する。従って第1の温度センサー検出温度a1は、温調温
度T1に達することなく平衡状態となる。又前述したよう
に低温のため熱交換能力が増加することで第3図に示す
温度差c1は常温雰囲気中と比較し、絶対値が増加すると
いう特徴を示す。そこで、運転開始誤所定時刻t5経過後
から所定時間t6の間に差温c1の演算を開始し、所定温度
差ΔT3と比較し、c1>ΔT3である場合には、低温下で被
乾燥物が少量であると判断し、所定時間t7運転を続行し
た後タイマーモータ制御手段18によりタイマー19を制御
しモータ2、ヒータ7の運転を停止する。
あるいは、前記した運転開始後所定時刻t5よりc1の単
位時間t当りの変化率p1の演算を開始し、p1と所定値k3
を比較し前記変化率p1が連続して前記所定値k3以上の場
合において前述した温度差c1がc1>ΔT3となった場合に
は前述同様低温下で被乾燥物が少量であると判断し、所
定時間t8運転を続行した後タイマーモータ制御手段18に
よりタイマー19を制御しモータ2、ヒータ7の運転を停
止する。第4図に示すp1が前記所定値k3以上である状態
とは、言い換えれば差温c1が上昇中であり、熱交換ファ
ン3による冷却効果で循環温度が均衡する前の状態であ
ることを検出できるもので、前述した差温c1とΔT3の比
較実施時間t6内にこの条件が成立した場合には、低温下
で被乾燥物が少量である判断をより早く行なうことがで
き、乾燥運転時間の短縮を図ることができるものであ
る。
なお、前述した差温c1が所定値ΔT3以上になり時間t7
又はt8の運転続行中においても温度調節器9が温調温度
T1に達したことを接点検知手段21により検出した場合に
おいては、ヒータ切換えスイッチが強であると判断し、
運転続行時t7あるいはt8の時間を変更することは可能で
ある。
発明の効果 以上の実施例から明らなように本発明によれば、低温
雰囲気中でのヒータの切換え状態が強あるいは弱である
か、又被乾燥物の容量が少量であることが検出可能であ
るため、従来のシーケンスにおいては永久に停止できな
かったものを適当な時間で停止させることができ、衣類
の損傷を防止できるとともに、より精度の高い自動乾燥
運転を実現できる。本発明の実施にあたっては、各検知
手段は従来のままで使用でき、マイクロコンピューター
内のシーケンスを変更するのみで安価に実現できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の衣類乾燥機の一実施例を示すブロック
図、第2図は同衣類乾燥機の低下雰囲気でヒータが弱で
運転した場合の第1の温度センサーおよび第2の温度セ
ンサーの温度の時間変化を示したグラフ、第3図は同第
1および第2の温度センサーの温度差の時間変化を示し
たグラフ、第4図は同温度差の変化率の時間変化を示し
たグラフ、第5図は一般的な衣類乾燥機を示す縦断面
図、第6図は一般的な衣類乾燥機に通常の被乾燥物を入
れて運転した場合の第1および第2の温度センサーの時
間変化を示したグラフ、第7図は同第1および第2の温
度センサーの温度差の時間変化を示したグラフ、第8図
は同温度差の変化率の時間的変化を示したグラフ、第9
図は一般的な乾燥機をヒータ強で使用し少容量の被乾燥
物を入れた場合の第1および第2の温度センサーの温度
の時間変化を示したグラフ、第10図は同第1および第2
の温度センサーの温度差の時間変化を示したグラフ、第
11図は同温度差の変化率の時間変化を示したグラフ、第
12図は従来例の衣類乾燥機を低温下でヒータ弱で使用し
た場合の第1および第2の温度センサーの時間変化を示
したグラフ、第13図は同第1および第2の温度センサー
の温度差の時間変化を示したグラフ、第14図は同温度差
の変化率の時間変化を示したグラフである。 2……モータ、3……熱交換ファン、4……ドラム、7
……ヒータ、8……第1の温度センサ、9……温度調節
器、11……第2の温度センサー、13……温度検知手段、
14……マイクロコンピューター、15……温度差検知手
段、16……温度差変化率検知手段、17……比較手段、18
……タイマモータ制御手段、21……接点検知手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−288198(JP,A) 特開 昭60−31796(JP,A) 特開 昭63−318999(JP,A) 特開 昭61−170495(JP,A) 特開 平1−270900(JP,A) 特開 昭60−145199(JP,A) 特開 昭58−198395(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱源となるヒータと、駆動源となるモータ
    と、被乾燥物を収納して回転撹拌させるドラムと、前記
    ヒータを通過して加熱された熱風を前記ドラム内に導入
    するファンと、前記ドラム内の被乾燥物を通過した湿っ
    た空気から水分を分離させる熱交換器と、前記熱交換器
    の入り口側に取り付けられた第1の温度センサー及び出
    口側に取り付けられた第2の温度センサーと、前記第1
    の温度センサー及び第2の温度センサーからの温度を検
    知する温度検知手段と、前記温度センサー等からの信号
    によりモータ、ヒータなどに負荷を制御する制御手段と
    を備え、前記制御手段は、運転開始後所定時間内に、前
    記温度検知手段が検知した前記第1の温度センサーと第
    2の温度センサーの検知温度の温度差の変化率が所定の
    温度差変化率より大きく、かつ、温度差が所定の温度差
    より大きくなると、所定時間運転した後、モータ及びヒ
    ータの運転を停止する衣類乾燥機。
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JP5755036B2 (ja) * 2011-06-09 2015-07-29 株式会社東芝 洗濯乾燥機
JP5974291B2 (ja) * 2012-09-19 2016-08-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 衣類乾燥機

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