JP2572987B2 - 電子レンジ - Google Patents
電子レンジInfo
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- JP2572987B2 JP2572987B2 JP62167296A JP16729687A JP2572987B2 JP 2572987 B2 JP2572987 B2 JP 2572987B2 JP 62167296 A JP62167296 A JP 62167296A JP 16729687 A JP16729687 A JP 16729687A JP 2572987 B2 JP2572987 B2 JP 2572987B2
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- Japan
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- humidity
- heating
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は湿度センサを用いた電子レンジに関する。
(ロ) 従来の技術 特公昭58−3171号公報等に示される電子レンジにおい
ては、湿度センサを用い該センサが検知する加熱室内の
湿度に基づいて加熱を実行しているが、この場合、加熱
食品にラップが施されていると加熱に基づいた湿度を確
実に検知することがなかなか困難であり、良好な加熱を
実行できないと云う欠点がある。
ては、湿度センサを用い該センサが検知する加熱室内の
湿度に基づいて加熱を実行しているが、この場合、加熱
食品にラップが施されていると加熱に基づいた湿度を確
実に検知することがなかなか困難であり、良好な加熱を
実行できないと云う欠点がある。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 本発明は、食品にラップが施されていても良好な湿度
制御加熱を実行できる電子レンジを提供しようとするも
のである。
制御加熱を実行できる電子レンジを提供しようとするも
のである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は、食品を収納する加熱室、該加熱室にマイク
ロ波を供給するマイクロ波供給手段、上記加熱室内の湿
度を検知する湿度センサ、該湿度センサの検知湿度に応
じて上記マイクロ波供給手段を駆動制御し加熱を実行せ
しめる制御部を備えた電子レンジにおいて、上記制御部
は、加熱開始初期時の上記検知湿度の変化率を算出する
第1算出手段と、該第1算出手段の変化率が所定値以下
かどうか検知する検知手段と、該検知手段で所定値以下
と検知したとき加熱開始初期時の検知湿度より高く設定
された加熱条件決定湿度レベルを設定する設定手段と、
該設定手段で設定された加熱条件決定湿度レベルに上記
検知湿度が達したかどうか判断する判断手段と、該判断
手段で加熱条件決定湿度レベルに達したと判断したとき
上記検知湿度の変化率を算出する第2算出手段と、該第
2算出手段の変化率に基づいて加熱終了までの加熱条件
を決定する決定手段と、該決定手段の加熱条件に基づい
て上記マイクロ波供給手段を駆動制御する駆動制御手段
とを有することを特徴とする。
ロ波を供給するマイクロ波供給手段、上記加熱室内の湿
度を検知する湿度センサ、該湿度センサの検知湿度に応
じて上記マイクロ波供給手段を駆動制御し加熱を実行せ
しめる制御部を備えた電子レンジにおいて、上記制御部
は、加熱開始初期時の上記検知湿度の変化率を算出する
第1算出手段と、該第1算出手段の変化率が所定値以下
かどうか検知する検知手段と、該検知手段で所定値以下
と検知したとき加熱開始初期時の検知湿度より高く設定
された加熱条件決定湿度レベルを設定する設定手段と、
該設定手段で設定された加熱条件決定湿度レベルに上記
検知湿度が達したかどうか判断する判断手段と、該判断
手段で加熱条件決定湿度レベルに達したと判断したとき
上記検知湿度の変化率を算出する第2算出手段と、該第
2算出手段の変化率に基づいて加熱終了までの加熱条件
を決定する決定手段と、該決定手段の加熱条件に基づい
て上記マイクロ波供給手段を駆動制御する駆動制御手段
とを有することを特徴とする。
(ホ) 作用 ラップが施された食品を加熱する場合、例えば加熱初
期の検知湿度の低いレベルにおける検知湿度の変化率が
所定以下であることが検知されるとラップ食品であるこ
とが判断される。斯る判断がなされると、その後検知湿
度が高いレベルに至つたところで、そこでの検知湿度の
変化率が算出される。ここに食品から多量の水蒸気が発
生しラップの隙間から急に多量の水蒸気が漏れだした時
に検知される検知湿度は、上記高いレベルの範囲にあ
り、従つて、検知湿度が上記高いレベルにあることはラ
ップから多量の水蒸気が急に漏れだしたことを意味す
る。
期の検知湿度の低いレベルにおける検知湿度の変化率が
所定以下であることが検知されるとラップ食品であるこ
とが判断される。斯る判断がなされると、その後検知湿
度が高いレベルに至つたところで、そこでの検知湿度の
変化率が算出される。ここに食品から多量の水蒸気が発
生しラップの隙間から急に多量の水蒸気が漏れだした時
に検知される検知湿度は、上記高いレベルの範囲にあ
り、従つて、検知湿度が上記高いレベルにあることはラ
ップから多量の水蒸気が急に漏れだしたことを意味す
る。
而して、上記高いレベルにおいて、確実にラップから
多量に漏れだした水蒸気による湿度が検知され、その検
知湿度の変化率が算出され、そして斯る算出された変化
率に基づいて所望の後加熱が実行される。これにより、
ラップが施された食品であつても、良好な湿度制御加熱
が実行される。
多量に漏れだした水蒸気による湿度が検知され、その検
知湿度の変化率が算出され、そして斯る算出された変化
率に基づいて所望の後加熱が実行される。これにより、
ラップが施された食品であつても、良好な湿度制御加熱
が実行される。
(ヘ) 実 施 例 第1図及び第2図は本発明実施例の電子レンジの構造
を示し、電子レンジ本体(1)内には食品(2)を収納
する加熱室(3)が配置されており、且つ、上記本体
(1)の前面には上記加熱室(3)の前面開口を開閉す
るドア(4)、及びキーボード(5)が配置されてい
る。斯るキーボード(5)は、湿度制御加熱を選択する
湿度キー(6)及びスタートキー(7)等を有してい
る。又上記加熱室(3)にはマイクロ波供給手段として
のマグネトロン(8)から食品(2)を加熱するための
マイクロ波が供給され、且つ、上記マグネトロン(8)
はフアン(9)の発生する冷却風にて冷却される。斯る
冷却風はその後上記加熱室(3)内に入り、そして食品
(2)からの水蒸気が含まれる加熱室(3)の雰囲気を
伴い排気ダクト(10)を通つて外部へ排気される。上記
排気ダクト(10)内には、そこを通る雰囲気の湿度即ち
加熱室(3)内の湿度を検知する湿度センサ(11)が設
けられている。
を示し、電子レンジ本体(1)内には食品(2)を収納
する加熱室(3)が配置されており、且つ、上記本体
(1)の前面には上記加熱室(3)の前面開口を開閉す
るドア(4)、及びキーボード(5)が配置されてい
る。斯るキーボード(5)は、湿度制御加熱を選択する
湿度キー(6)及びスタートキー(7)等を有してい
る。又上記加熱室(3)にはマイクロ波供給手段として
のマグネトロン(8)から食品(2)を加熱するための
マイクロ波が供給され、且つ、上記マグネトロン(8)
はフアン(9)の発生する冷却風にて冷却される。斯る
冷却風はその後上記加熱室(3)内に入り、そして食品
(2)からの水蒸気が含まれる加熱室(3)の雰囲気を
伴い排気ダクト(10)を通つて外部へ排気される。上記
排気ダクト(10)内には、そこを通る雰囲気の湿度即ち
加熱室(3)内の湿度を検知する湿度センサ(11)が設
けられている。
第3図は上記電子レンジの回路を示し、電子レンジの
制御は制御部としてのマイクロコンピュータ(12)にて
行なわれる。即ち、斯るマイクロコンピュータ(12)
は、上記キーボード(5)からのキー操作情報及び上記
湿度センサ(11)を含むセンサ回路(13)からの湿度情
報を入力し、これら情報に基づいて上記マグネトロン
(8)を含むマグネトロン駆動回路(14)及び上記フア
ン(9)を含むフアン駆動回路(15)を駆動制御する。
制御は制御部としてのマイクロコンピュータ(12)にて
行なわれる。即ち、斯るマイクロコンピュータ(12)
は、上記キーボード(5)からのキー操作情報及び上記
湿度センサ(11)を含むセンサ回路(13)からの湿度情
報を入力し、これら情報に基づいて上記マグネトロン
(8)を含むマグネトロン駆動回路(14)及び上記フア
ン(9)を含むフアン駆動回路(15)を駆動制御する。
第4図は上記マイクロコンピュータ(12)の制御プロ
グラムのフローチヤートを示し、且つ第5図は上記湿度
センサ(11)の出力(検知湿度)の時間的変化状況を示
し、以下第5図を参照しつつ第4図に沿つて電子レンジ
の動作を詳述する。
グラムのフローチヤートを示し、且つ第5図は上記湿度
センサ(11)の出力(検知湿度)の時間的変化状況を示
し、以下第5図を参照しつつ第4図に沿つて電子レンジ
の動作を詳述する。
ラップ(2a)が施された食品(2)を加熱室(3)内
に収納し、湿度制御加熱を実行すべくキーボード(5)
にて湿度キー(6)を操作すると、プログラムはS1ステ
ップに進む。該ステップでは上記マグネトロン駆動回路
(14)が駆動開始されてマイクロ波加熱が開始される。
且つ、上記フアン駆動回路(15)が駆動開始され、マグ
ネトロン(8)が冷却されると共にその後の冷却風は加
熱室(3)内に入りそして加熱室(3)内の雰囲気を伴
つて排気ダクト(10)を通り外部へ排気される。続くS2
ステップではマイクロコンピュータ(12)内のカウンタ
CNTにて時間のアップカウントが開始される。プログラ
ムは次いでS3ステップに至る。該ステップでは、上記カ
ウンタCNTにて加熱初期時の第1時間t1がカウントされ
るまで待ち、斯る第1時間t1がカウントされた時の上記
湿度センサ(11)の検知湿度の電圧V1が記憶される。続
くS4ステップでは、上記カウンタCNTにて続いて加熱初
期時の第2時間t2(>t1)がカウントされるまで待ち、
斯る第2時間t2がカウントされた時の上記湿度センサ
(11)の検知湿度の電圧V2が記憶される。プログラムは
次いで第1算出手段となるS5ステップに至り、上記電圧
V2から電圧V1を減算し減算値m1を求める。斯る減算値m1
は、加熱初期時の第1時間t1から第2時間t2までの間に
対する検知湿度の変化率に応じた電圧を表わす。
に収納し、湿度制御加熱を実行すべくキーボード(5)
にて湿度キー(6)を操作すると、プログラムはS1ステ
ップに進む。該ステップでは上記マグネトロン駆動回路
(14)が駆動開始されてマイクロ波加熱が開始される。
且つ、上記フアン駆動回路(15)が駆動開始され、マグ
ネトロン(8)が冷却されると共にその後の冷却風は加
熱室(3)内に入りそして加熱室(3)内の雰囲気を伴
つて排気ダクト(10)を通り外部へ排気される。続くS2
ステップではマイクロコンピュータ(12)内のカウンタ
CNTにて時間のアップカウントが開始される。プログラ
ムは次いでS3ステップに至る。該ステップでは、上記カ
ウンタCNTにて加熱初期時の第1時間t1がカウントされ
るまで待ち、斯る第1時間t1がカウントされた時の上記
湿度センサ(11)の検知湿度の電圧V1が記憶される。続
くS4ステップでは、上記カウンタCNTにて続いて加熱初
期時の第2時間t2(>t1)がカウントされるまで待ち、
斯る第2時間t2がカウントされた時の上記湿度センサ
(11)の検知湿度の電圧V2が記憶される。プログラムは
次いで第1算出手段となるS5ステップに至り、上記電圧
V2から電圧V1を減算し減算値m1を求める。斯る減算値m1
は、加熱初期時の第1時間t1から第2時間t2までの間に
対する検知湿度の変化率に応じた電圧を表わす。
次のS6ステップは本発明の検知手段に相当し、同ステ
ップでは、S5ステップで求めた湿度変化率に応じた電圧
m1が予め決められている所定値となる所定電圧値Vth以
下にあるか否かを検知する。今の場合、加熱初期であつ
て食品(2)から発生する水蒸気の量は少なく斯る水蒸
気はラップ(2a)から殆ど漏れることがなく、これによ
り上記電圧V1、V2はいずれも低いレベルの検知湿度に応
じており且つ互いに殆ど差のない検知湿度に応じてお
り、従つて上記湿度変化率に応じた電圧値m1は所定電圧
値Vth以下にあることが検知される。斯る検知は現在の
食品(2)がラップ食品であることを判断したことにな
り、プログラムはその後S7ステップに至る。尚、食品に
ラップが施されていない場合は、加熱初期であつて食品
から発生する水蒸気の量が少なくとも、それによる湿度
がそのまま検知され且つ第1時間t1及び第2時間t2にお
ける検知湿度には顕著な差が現われ、これにより上記電
圧V1及びV2にも顕著な差が現われ、従つて電圧値m1は所
定電圧値Vthより大きいことが検知される。斯る検知は
現在の食品がラップ食品でないことが判断されたことに
なり、プログラムはその後ラップが施されていない食品
に対する適切な湿度制御加熱が実行される。
ップでは、S5ステップで求めた湿度変化率に応じた電圧
m1が予め決められている所定値となる所定電圧値Vth以
下にあるか否かを検知する。今の場合、加熱初期であつ
て食品(2)から発生する水蒸気の量は少なく斯る水蒸
気はラップ(2a)から殆ど漏れることがなく、これによ
り上記電圧V1、V2はいずれも低いレベルの検知湿度に応
じており且つ互いに殆ど差のない検知湿度に応じてお
り、従つて上記湿度変化率に応じた電圧値m1は所定電圧
値Vth以下にあることが検知される。斯る検知は現在の
食品(2)がラップ食品であることを判断したことにな
り、プログラムはその後S7ステップに至る。尚、食品に
ラップが施されていない場合は、加熱初期であつて食品
から発生する水蒸気の量が少なくとも、それによる湿度
がそのまま検知され且つ第1時間t1及び第2時間t2にお
ける検知湿度には顕著な差が現われ、これにより上記電
圧V1及びV2にも顕著な差が現われ、従つて電圧値m1は所
定電圧値Vthより大きいことが検知される。斯る検知は
現在の食品がラップ食品でないことが判断されたことに
なり、プログラムはその後ラップが施されていない食品
に対する適切な湿度制御加熱が実行される。
さて、ラップ食品であることが判断されてプログラム
が設定手段となるS7ステップに至ると、そこでは検知湿
度に応じた電圧VXが予め決められている高い湿度レベ
ルに応じた加熱条件決定湿度レベルとなる電圧Vaに達し
たか否かが検知され、斯る検知がなされるまでプログラ
ムはS7ステップに留まる。而して、加熱がかなり進み、
食品(2)から多量の水蒸気が発生し出すと、ラップ
(2a)の隙間から急に多量の水蒸気が漏れ出し、この場
合上記電圧Vxは上記電圧Vaに到達する。すると、プログ
ラムは次いでS8ステップへ進み、上記カウンタCNTのこ
れまでのカウント時間t3が別途記憶される。斯る記憶
後、上記カウンタCNTでのカウント動作が停止され且つ
カウンタCNTのカウント内容がクリアされる。続くS9ス
テップでは、マイクロコンピュータ(12)内のタイマTM
に所定時間Δtがセットされ且つタイマTMにてΔtのダ
ウンカウントが開始される。次のS10ステップでは斯る
タイマTMの内容が0になつたか否かが検知され、0検知
がなされるまでプログラムは同ステップに留まる。その
後、0検知がなされると、プログラムは本発明の第2算
出手段に相当するS11ステップに至る。該ステップで
は、現在の高い検知湿度に応じた電圧Vxを得、斯る電圧
Vxから上記電圧Vaを減算した電圧値m2を算出する。斯る
電圧値m2は、上記所定時間Δtに対する検知湿度の変化
率に応じた電圧を表わす。
が設定手段となるS7ステップに至ると、そこでは検知湿
度に応じた電圧VXが予め決められている高い湿度レベ
ルに応じた加熱条件決定湿度レベルとなる電圧Vaに達し
たか否かが検知され、斯る検知がなされるまでプログラ
ムはS7ステップに留まる。而して、加熱がかなり進み、
食品(2)から多量の水蒸気が発生し出すと、ラップ
(2a)の隙間から急に多量の水蒸気が漏れ出し、この場
合上記電圧Vxは上記電圧Vaに到達する。すると、プログ
ラムは次いでS8ステップへ進み、上記カウンタCNTのこ
れまでのカウント時間t3が別途記憶される。斯る記憶
後、上記カウンタCNTでのカウント動作が停止され且つ
カウンタCNTのカウント内容がクリアされる。続くS9ス
テップでは、マイクロコンピュータ(12)内のタイマTM
に所定時間Δtがセットされ且つタイマTMにてΔtのダ
ウンカウントが開始される。次のS10ステップでは斯る
タイマTMの内容が0になつたか否かが検知され、0検知
がなされるまでプログラムは同ステップに留まる。その
後、0検知がなされると、プログラムは本発明の第2算
出手段に相当するS11ステップに至る。該ステップで
は、現在の高い検知湿度に応じた電圧Vxを得、斯る電圧
Vxから上記電圧Vaを減算した電圧値m2を算出する。斯る
電圧値m2は、上記所定時間Δtに対する検知湿度の変化
率に応じた電圧を表わす。
次のS12ステップでは、斯る変化率に応じた電圧値m2
が予め決められている所定電圧値ΔV以上であるか否か
が検知される。以上であるとプログラムはS13ステップ
に至り、ΔV以上の電圧値m2に応じた適切な係数K1がマ
イクロコンピュータ(12)内の係数レジスタKにセット
される。又、以上でない場合はプログラムはS14ステッ
プに至り、ΔVより小さい電圧値m2に応じた適切な係数
K2が上記係数レジスタKにセットされる。
が予め決められている所定電圧値ΔV以上であるか否か
が検知される。以上であるとプログラムはS13ステップ
に至り、ΔV以上の電圧値m2に応じた適切な係数K1がマ
イクロコンピュータ(12)内の係数レジスタKにセット
される。又、以上でない場合はプログラムはS14ステッ
プに至り、ΔVより小さい電圧値m2に応じた適切な係数
K2が上記係数レジスタKにセットされる。
プログラムは次いで本発明の決定手段に相当するS15
ステップに至り、上記時間t3に上記係数レジスタK内の
係数を乗じた後加熱のための時間がマイクロコンピュー
タ(12)内のタイマTにセットされ、且つこのタイマT
にてそのセット時間のダウンカウントが開始される。こ
こに、係数レジスタK内の係数は上記変化率に応じた電
圧値m2に適したものであるから、タイマT内の後加熱時
間は斯る電圧値m2に適して決定されたものとなつてい
る。続くS16ステツプではタイマT内の時間がダウンカ
ウントされて0になつたか否かが検知され、0検知がな
されるまでプログラムは同ステップに留まる。斯るS16
ステップで留まっている間はマグネトロン駆動回路(1
4)及びファン駆動回路(15)の駆動を継続させている
ので、各駆動回路の駆動期間を制御するものであり本発
明の駆動制御手段に相当する。そして、0検知がなされ
るとプログラムはS17ステップに至り、マグネトロン駆
動回路(14)及びフアン駆動回路(15)の駆動が停止さ
れ、ここにラップ食品の良好な湿度制御加熱が終了す
る。
ステップに至り、上記時間t3に上記係数レジスタK内の
係数を乗じた後加熱のための時間がマイクロコンピュー
タ(12)内のタイマTにセットされ、且つこのタイマT
にてそのセット時間のダウンカウントが開始される。こ
こに、係数レジスタK内の係数は上記変化率に応じた電
圧値m2に適したものであるから、タイマT内の後加熱時
間は斯る電圧値m2に適して決定されたものとなつてい
る。続くS16ステツプではタイマT内の時間がダウンカ
ウントされて0になつたか否かが検知され、0検知がな
されるまでプログラムは同ステップに留まる。斯るS16
ステップで留まっている間はマグネトロン駆動回路(1
4)及びファン駆動回路(15)の駆動を継続させている
ので、各駆動回路の駆動期間を制御するものであり本発
明の駆動制御手段に相当する。そして、0検知がなされ
るとプログラムはS17ステップに至り、マグネトロン駆
動回路(14)及びフアン駆動回路(15)の駆動が停止さ
れ、ここにラップ食品の良好な湿度制御加熱が終了す
る。
尚、上記実施例では後加熱は後加熱時間を決定して行
なつているが、後加熱は仕上り湿度に応じた電圧を決定
して行なうこともできる。これに関する説明を、マイク
ロコンピュータ(12)の制御プログラムの要部フローチ
ヤートを示す第6図、及び湿度センサ(11)の出力の時
間的変化状況を示す第7図に基づいて行なう。S12′ス
テップ以前の動作は第4図のS12ステップ以前の動作と
実質的に同じである。而して、S12′ステップにて湿度
変化率に応じた電圧m2が予め決められている所定電圧値
ΔV以上であることが検知されると、プログラムはS1
3′ステップへ進み、斯る電圧m2に応じた適切な後加熱
の仕上り湿度即ち電圧Vcがマイクロコンピュータ(12)
内の仕上りレジスタVendにセットされる。又、以上でな
いことが検知されると、プログラムはS14′ステップへ
進み、この場合の電圧m2に応じた適切な後加熱の仕上り
湿度即ち電圧Vdが上記仕上りレジスタVendにセットされ
る。これらS13′及びS14′ステップは本発明の決定手段
に相当する。そして、次のS15′ステップでは現在の検
知湿度に応じた電圧Vxが上記仕上りレジスタVend内の電
圧Vc(又はVd)に到達したか否かが検知され、到達検知
がなされるまでプログラムは同ステップに留まる。そし
て、到達検知がなされると、プログラムは第4図のS17
ステップと同じS16′ステップに至り、ラップ食品の良
好な湿度制御加熱が終了する。
なつているが、後加熱は仕上り湿度に応じた電圧を決定
して行なうこともできる。これに関する説明を、マイク
ロコンピュータ(12)の制御プログラムの要部フローチ
ヤートを示す第6図、及び湿度センサ(11)の出力の時
間的変化状況を示す第7図に基づいて行なう。S12′ス
テップ以前の動作は第4図のS12ステップ以前の動作と
実質的に同じである。而して、S12′ステップにて湿度
変化率に応じた電圧m2が予め決められている所定電圧値
ΔV以上であることが検知されると、プログラムはS1
3′ステップへ進み、斯る電圧m2に応じた適切な後加熱
の仕上り湿度即ち電圧Vcがマイクロコンピュータ(12)
内の仕上りレジスタVendにセットされる。又、以上でな
いことが検知されると、プログラムはS14′ステップへ
進み、この場合の電圧m2に応じた適切な後加熱の仕上り
湿度即ち電圧Vdが上記仕上りレジスタVendにセットされ
る。これらS13′及びS14′ステップは本発明の決定手段
に相当する。そして、次のS15′ステップでは現在の検
知湿度に応じた電圧Vxが上記仕上りレジスタVend内の電
圧Vc(又はVd)に到達したか否かが検知され、到達検知
がなされるまでプログラムは同ステップに留まる。そし
て、到達検知がなされると、プログラムは第4図のS17
ステップと同じS16′ステップに至り、ラップ食品の良
好な湿度制御加熱が終了する。
(ト) 発明の効果 本発明によれば、食品にラップが施されていても良好
な湿度制御加熱を実行でき、極めて実用的な電子レンジ
を提供できる。
な湿度制御加熱を実行でき、極めて実用的な電子レンジ
を提供できる。
第1図乃至第5図は本発明一実施例を示し、第1図は外
観斜視図、第2図は平面断面図、第3図は回路図、第4
図はマイクロコンピュータの制御プログラムのフローチ
ャート、第5図は湿度センサ出力の時間的変化状況を示
す図、第6図及び第7図は本発明他の実施例を示し、第
6図はマイクロコンピュータの制御プログラムの要部フ
ローチヤート、第7図は湿度センサ出力の時間的変化状
況を示す図である。 (3)……加熱室、(8)……マグネトロン、(11)…
…湿度センサ、(12)……マイクロコンピュータ。
観斜視図、第2図は平面断面図、第3図は回路図、第4
図はマイクロコンピュータの制御プログラムのフローチ
ャート、第5図は湿度センサ出力の時間的変化状況を示
す図、第6図及び第7図は本発明他の実施例を示し、第
6図はマイクロコンピュータの制御プログラムの要部フ
ローチヤート、第7図は湿度センサ出力の時間的変化状
況を示す図である。 (3)……加熱室、(8)……マグネトロン、(11)…
…湿度センサ、(12)……マイクロコンピュータ。
Claims (1)
- 【請求項1】食品を収納する加熱室、該加熱室にマイク
ロ波を供給するマイクロ波供給手段、上記加熱室内の湿
度を検知する湿度センサ、該湿度センサの検知湿度に応
じて上記マイクロ波供給手段を駆動制御し加熱を実行せ
しめる制御部を備えた電子レンジにおいて、上記制御部
は、加熱開始初期時の上記検知湿度の変化率を算出する
第1算出手段と、該第1算出手段の変化率が所定値以下
かどうか検知する検知手段と、該検知手段で所定値以下
と検知したとき加熱開始初期時の検知湿度より高く設定
された加熱条件決定湿度レベルを設定する設定手段と、
該設定手段で設定された加熱条件決定湿度レベルに上記
検知湿度が達したかどうか判断する判断手段と、該判断
手段で加熱条件決定湿度レベルに達したと判断したとき
上記検知湿度の変化率を算出する第2算出手段と、該第
2算出手段の変化率に基づいて加熱終了までの加熱条件
を決定する決定手段と、該決定手段の加熱条件に基づい
て上記マイクロ波供給手段を駆動制御する駆動制御手段
とを有することを特徴とする電子レンジ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62167296A JP2572987B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 電子レンジ |
US07/212,264 US4864088A (en) | 1987-07-03 | 1988-06-24 | Electronically controlled cooking apparatus for controlling heating of food using a humidity sensor |
GB8815325A GB2206425B (en) | 1987-07-03 | 1988-06-28 | Electronically controlled cooking apparatus for controlling heating of food using a humidity sensor |
KR1019880008266A KR910006173B1 (ko) | 1987-07-03 | 1988-07-02 | 전자 제어식 조리기 |
DE3822590A DE3822590C2 (de) | 1987-07-03 | 1988-07-04 | Mikrowellenkochgerät |
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