JP2873762B2 - 暖房器の室温制御装置 - Google Patents
暖房器の室温制御装置Info
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Description
とする暖房器の運転開始時の室温制御装置に関するもの
である。
ば実開昭62−135056号公報に開示されている如
く、暖房器の運転開始時には、夜間の冷え込みで部屋の
壁・床・天井が室内空気よりかなり低温であり、なかな
か温度が上昇しないので、実際に人が感じる体感温度と
室温センサ−等で検知する室温との間にはかなりのギャ
ップを生じる為、一定時間設定温度を実際より数度高め
に認識して制御することで、快適な室温が得られるよう
にしものであった。
ものでは、上記の設定温度を数度高めにして制御する運
転開始時の初期制御運転の解除は、一定時間経過しなけ
れば行われない為、例えばあまり暑いのは好まない使用
者が、初期制御運転が開始されてから一定時間経過する
前に、初期制御運転を解除して通常の制御状態にしたく
とも解除することができず、一定時間経過するまで使用
者の好みに関係なく初期制御運転が行われるので、使用
者の好みにあった良好な室温制御が得られず、又無駄な
燃料の消費にもつながる問題点を有するものであった。
目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、室温セン
サーによって検知される室温と室温設定手段により設定
される設定温度との偏差に応じて燃焼量を制御し、室温
を設定温度に保持するようにしたものに於いて、運転開
始時室温が所定温度以下では、検知室温を数度低めの補
正温度として制御する初期制御運転を、一定時間の経過
又は補正温度が設定温度を越えた場合のいずれかが成立
するまで行うと共に、前記初期制御運転時に室温設定手
段の設定温度を低温側へ変更した場合、直ちに初期制御
運転が解除されるようにしたものである。
され、これがマイクロコンピュ−タ−3(以下マイコン
と称す)に入力されこの温度が所定温度以下の場合に
は、一定時間Tの間初期制御運転が開始される。
ン3に入力した検知室温T1を数度低めの補正温度T4と
して、設定温度T2との偏差で燃焼制御し室温を希望す
る温度とするものであり、これによって運転初期に部屋
の壁・床・天井の温度が低いことで発生する、室温セン
サ−2による検知温度T1と人が感じる室温とのギャッ
プを、実際の室温より低い補正温度T4で燃焼制御する
ことで防止出来るものである。
より設定温度T 2 の低温側への変更を行った場合には直
ちに解除され、通常の制御状態に戻るものであり、使用
者の好みに応じて室温制御状態を適宜変更出来、常に良
好な室温制御が行えると共に、無駄な燃料の消費が無く
極めて経済的である。
図面に示された好適な一実施例について説明する。1は
1回目の押し込みでONし、2回目でOFFするプッシ
ュ式の運転スイッチで、暖房器具に運転の開始及び停止
の指示を与えるものである。2はサ−ミスタ等から成る
室温センサ−で、現在室温を検知してこれを検知温度T
1としてマイコン3に入力するものである。
2つのスイッチから成る室温設定手段で、使用者自身の
操作で希望の室温を設定することで、これを設定温度T
2としてマイコン3内に記憶される。5はマイコン3内
の計時手段で、運転スイッチ1よりの運転開始信号を受
けて計時開始し、30分後にタイムアップ信号を出力す
る。
で、暖房器具の運転開始によって先ず室温センサ−2か
らの検知室温T1を検知し、この時の検知室温T1が予め
設定された所定温度T3、ここでは15℃以下かどうか
を比較判断し、所定温度T3以下の場合には、検知室温
T1を数度低めの値、ここでは2℃引いた温度を補正温
度T4として燃焼制御させる初期制御運転を実行させ、
所定温度T3以上の場合には、補正せずに検知室温T1を
室温としてそのまま通常の室温制御運転を行わせるもの
である。
2と、上記温度補正手段6からの補正温度T4或いは検知
室温T1とを比較し、この偏差値から必要燃焼量を演算
する比較演算手段で、この演算結果を燃焼制御手段8に
入力し、燃焼量及び温風量等を制御するものである。
ャ−トに従って説明する。今運転スイッチ1をONすれ
ば(ステップ9)、室温センサ−2によって現在室温が
検知され検知室温T1として温度補正手段6に入力させ
ることで、温度補正手段6では室温が所定温度T3の1
5℃以下かどうかを判断し(ステップ10)、NO即ち
現在室温が15℃以上の場合には、室温設定手段3で設
定された設定温度T2と検知室温T1とを比較演算手段7
で比較して、この偏差に応じて燃焼制御手段8を制御し
室温が設定温度T2になるように順次制御する通常の室
温制御運転(ステップ11)を行わせるものである。
温度T3以下だった場合には、計時手段5が30分の一
定時間Tを計時開始(ステップ12)すると共に、温度
補正手段6で検知室温T1を2℃低めの補正温度T4とし
て比較演算手段7に入力し、設定温度T2との偏差で初
期制御運転(ステップ13)を行うものであり、この初
期制御運転では検知温度T1を数度低い補正温度T4とし
て制御するので、運転開始初期時で部屋の壁・床・天井
等が冷え込んでいることで生じる体感温度と室温とのギ
ャップを解消することが出来るものである。
が30分経過したかを判断し、YES即ち計時手段5が
タイムアップすることで、温度補正手段6による検知室
温T1−2℃の補正を解除させ、初期制御運転を停止さ
せてステップ11の通常の室温制御に戻すものであり、
又逆にNOの場合には、ステップ15に進み設定温度T
2が低温側に変更されたかを室温設定手段4の変化を比
較演算手段7で監視することにより判断し、YESであ
る時には上記同様ステップ11に戻り、NOの場合には
更にステップ16に進んで補正温度T4が設定温度T2を
オ−バ−していないかどうかを、比較演算手段7の比較
結果で判断し、YESでこれもステップ11に戻り、N
Oで再びステップ13に戻り順次ステップ14〜16を
繰り返し行い、長くても初期制御運転開始から一定時間
Tの30分経過まで続けられるものである。
制御運転を解除したい時には、室温設定手段を操作して
設定温度T 2 を低温側へ変更すれば、その変更した時が
一定時間経過前でも、また、その変更した時の室温が何
度であっても直ちに解除されるので、使用者の好みにあ
った室温制御状態を適宜変更することができ、また、初
期制御運転を解除するために専用のボタンやスイッチ等
の新たな部品を必要とせず、部品点数の増加によるコス
トアップを防ぎ、しかも簡単な操作で速やかに解除でき
るものである。 また、ステップ14〜16の一定時間T
経過及び、補正温度T 4 が設定温度T 2 以上となることの
いずれかが成立したときにも、初期制御運転が解除され
るので、室内の状況によって予想以上に室温上昇が早い
場合等の状況変化に対しても的確に対応して室温制御状
態を切替ることが出来、初期制御運転を含めて良好な室
温制御が行えるものであり、又室内の無駄な暖め過ぎが
なく極めて経済的な制御が得られるものである。
って検知される室温と室温設定手段により設定される設
定温度との偏差に応じて燃焼量を制御し、室温を設定温
度に保持するようにしたものに於いて、運転開始時室温
が所定温度以下では、検知室温を数度低めの補正温度と
して制御する初期制御運転を、一定時間の経過又は補正
温度が設定温度を越えた場合のいずれかが成立するまで
行うと共に、前記初期制御運転時に室温設定手段の設定
温度を低温側へ変更した場合、直ちに初期制御運転が解
除されるようにしたものであるから、初期制御運転が開
始されてから一定時間が経過する前でも、また、そのと
きの室温が何度であっても使用者の好みにより初期制御
運転を直ちに解除して通常の室温制御に戻すことができ
るので、簡単な操作で使用者の好みにあった良好な室温
制御を行うことができ、しかも無駄な燃料の消費も防止
され経済的にも優れているものである。また、初期制御
運転の解除を室温設定手段を操作することにより出来る
ようにしたので、専用のボタンやスイッチ等の新たな部
品を必要とせず、部品点数の増加によるコストアップを
防げるものである。
装置の電気回路を示すブロック図。
Claims (1)
- 【請求項1】室温センサーによって検知される室温と室
温設定手段により設定される設定温度との偏差に応じて
燃焼量を制御し、室温を設定温度に保持するようにした
ものに於いて、運転開始時室温が所定温度以下では、検
知室温を数度低めの補正温度として制御する初期制御運
転を、一定時間の経過又は補正温度が設定温度を越えた
場合のいずれかが成立するまで行うと共に、前記初期制
御運転時に室温設定手段の設定温度を低温側へ変更した
場合、直ちに初期制御運転が解除されることを特徴とす
る暖房器の室温制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4057001A JP2873762B2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 暖房器の室温制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05223349A JPH05223349A (ja) | 1993-08-31 |
JP2873762B2 true JP2873762B2 (ja) | 1999-03-24 |
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ID=13043245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4057001A Expired - Fee Related JP2873762B2 (ja) | 1992-02-06 | 1992-02-06 | 暖房器の室温制御装置 |
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Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0623608B2 (ja) * | 1986-01-30 | 1994-03-30 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 燃焼装置の燃焼量制御装置 |
JPS62135056U (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-25 | ||
JPH0646114B2 (ja) * | 1987-10-15 | 1994-06-15 | リンナイ株式会社 | 燃焼式暖房装置 |
-
1992
- 1992-02-06 JP JP4057001A patent/JP2873762B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05223349A (ja) | 1993-08-31 |
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