JP2671566B2 - 暖房機の暖房能力制御装置 - Google Patents
暖房機の暖房能力制御装置Info
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- JP2671566B2 JP2671566B2 JP2148318A JP14831890A JP2671566B2 JP 2671566 B2 JP2671566 B2 JP 2671566B2 JP 2148318 A JP2148318 A JP 2148318A JP 14831890 A JP14831890 A JP 14831890A JP 2671566 B2 JP2671566 B2 JP 2671566B2
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- heating
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- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は温風暖房機等の暖房能力制御装置に関するも
のである。
のである。
従来の技術 一般にこの種の暖房能力温度制御装置は設定温度と室
温との差によってその暖房能力を強〜弱に変化させるよ
うになっているが、室温が低い暖房開始時は早期に室温
を立ち上げるため強制的に最大(強)暖房能力で暖房を
開始するようにし、室温が設定温度に達した後に前記室
温と設定温度との差によって定められる暖房能力(強〜
弱)で暖房を行なうようになっていた。
温との差によってその暖房能力を強〜弱に変化させるよ
うになっているが、室温が低い暖房開始時は早期に室温
を立ち上げるため強制的に最大(強)暖房能力で暖房を
開始するようにし、室温が設定温度に達した後に前記室
温と設定温度との差によって定められる暖房能力(強〜
弱)で暖房を行なうようになっていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような暖房能力制御装置では暖房開
始時の室温が特に低い場合、室温が設定温度に達しても
体感的には寒く感じることがあった。これは暖房開始
時、特に低温からの暖房開始時には室内の空気温度は早
く設定温度に達しても、熱容量の大きい室内の壁,床,
天井等は冷えきっていてなかなか暖まらないので、冷熱
輻射により実際に人間が感じる体感温度が低くなるので
ある。
始時の室温が特に低い場合、室温が設定温度に達しても
体感的には寒く感じることがあった。これは暖房開始
時、特に低温からの暖房開始時には室内の空気温度は早
く設定温度に達しても、熱容量の大きい室内の壁,床,
天井等は冷えきっていてなかなか暖まらないので、冷熱
輻射により実際に人間が感じる体感温度が低くなるので
ある。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、快適な
暖房が得られるようにすることを目的としたものであ
る。
暖房が得られるようにすることを目的としたものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため室温検出部と室温設
定部との出力差に基づいて暖房能力を決定するとともに
暖房開始時は最大暖房能力で暖房を開始する暖房能力制
御部と、前記暖房開始時の最大暖房能力を室温設定部で
設定された設定温度に基づいて定められる温度に室温が
達すると解除する解除部と、暖房を開始する時の室温を
基にして前記最大暖房能力の解除温度を補正する解除温
度補正部とを備えた構成である。
定部との出力差に基づいて暖房能力を決定するとともに
暖房開始時は最大暖房能力で暖房を開始する暖房能力制
御部と、前記暖房開始時の最大暖房能力を室温設定部で
設定された設定温度に基づいて定められる温度に室温が
達すると解除する解除部と、暖房を開始する時の室温を
基にして前記最大暖房能力の解除温度を補正する解除温
度補正部とを備えた構成である。
作用 本発明は上記構成によって暖房開始時の室温が低い場
合ほど最大暖房能力解除温度を高目に設定するようにな
る。したがって、暖房開始時の室温が低いほど設定温度
より高目になるまで最大暖房能力で暖房することにな
り、その結果、壁,床,天井等から冷輻射があっても体
感的には短時間で設定温度まで暖房できる、すなわち快
適な暖房が可能となる。
合ほど最大暖房能力解除温度を高目に設定するようにな
る。したがって、暖房開始時の室温が低いほど設定温度
より高目になるまで最大暖房能力で暖房することにな
り、その結果、壁,床,天井等から冷輻射があっても体
感的には短時間で設定温度まで暖房できる、すなわち快
適な暖房が可能となる。
実施例 以下本発明の一実施例を第1図〜第4図を用いて説明
する。第2図において1は室温検出部で、室温サーミス
タ2と抵抗3とで分圧して得られる電圧VTMはA/D変換器
4に入力され、A/D変換器4にてデジタル値に変換され
てマイクロコンピュータ5に通信される。6は室温設定
部で、設定温度のダウンスイッチ7とアップスイッチ8
はそれぞれ抵抗9,10を介してプルダウンされており、ダ
ウンスイッチ7が押されたことを伝える信号線aとアッ
プスイッチ8が押されたことを伝える信号線bはそれぞ
れマイクロコンピュータ5に接続されている。さらに11
は運転スイッチ12のプルダウン抵抗であり、運転スイッ
チが押されたことを伝える信号線cもマイクロコンピュ
ータ5に接続されている。13は温風暖房器の運転,停
止,暖房等のシーケンスを行なう負荷群、14は室温と設
定温度を示すLEDからなる表示器である。
する。第2図において1は室温検出部で、室温サーミス
タ2と抵抗3とで分圧して得られる電圧VTMはA/D変換器
4に入力され、A/D変換器4にてデジタル値に変換され
てマイクロコンピュータ5に通信される。6は室温設定
部で、設定温度のダウンスイッチ7とアップスイッチ8
はそれぞれ抵抗9,10を介してプルダウンされており、ダ
ウンスイッチ7が押されたことを伝える信号線aとアッ
プスイッチ8が押されたことを伝える信号線bはそれぞ
れマイクロコンピュータ5に接続されている。さらに11
は運転スイッチ12のプルダウン抵抗であり、運転スイッ
チが押されたことを伝える信号線cもマイクロコンピュ
ータ5に接続されている。13は温風暖房器の運転,停
止,暖房等のシーケンスを行なう負荷群、14は室温と設
定温度を示すLEDからなる表示器である。
第1図は上記回路をブロック図で示したもので、15は
室温検出部1と室温設定部6からの入力に基づいて暖房
能力を決定するとともに暖房開始時は最大暖房能力で暖
房を開始するように負荷群13に出力する暖房能力制御
部、16は前記暖房開始時の最大暖房能力を室温設定部6
で設定された設定温度に基づいて決められる温度(設定
温度そのもの、もしくは設定温度より例えば2℃低い温
度)に室温が達すると解除する解除部、17は室温検出部
1が検出した暖房開始時の室温から判断し、前記最大暖
房能力の解除温度を補正する解除温度補正部で、暖房開
始時の室温が低い場合ほど最大暖房能力解除温度を高い
側に補正するように構成してある。
室温検出部1と室温設定部6からの入力に基づいて暖房
能力を決定するとともに暖房開始時は最大暖房能力で暖
房を開始するように負荷群13に出力する暖房能力制御
部、16は前記暖房開始時の最大暖房能力を室温設定部6
で設定された設定温度に基づいて決められる温度(設定
温度そのもの、もしくは設定温度より例えば2℃低い温
度)に室温が達すると解除する解除部、17は室温検出部
1が検出した暖房開始時の室温から判断し、前記最大暖
房能力の解除温度を補正する解除温度補正部で、暖房開
始時の室温が低い場合ほど最大暖房能力解除温度を高い
側に補正するように構成してある。
上記構成において、第3図のフローチャートに従って
動作を説明する。まず運転スイッチをONし、表示器14の
LEDの初期設定値、例えば20℃部が点灯し、同時に室温
サーミスタ5で検出された室温(例えば10℃)が点滅す
る。ここでアップダウンスイッチ7,8を操作すれば初期
設定値20℃を変更して好みの温度とすることができる。
そして、変更された設定値が点灯表示される。次に上記
運転スイッチON後は最大暖房能力で暖房が開始され、そ
の時の室温の絶対温度を検出し、その温度がマイクロコ
ンピュータ5の解除温度補正部17で判断される。すなわ
ちあらかじめ定められた所定値、例えば第4図(A)の
ように室温が5℃未満の場合で室内が非常に寒いと判断
された場合は、実線で示す室温、一点鎖で示す体感温
度、点線で示す壁等の温度に大きな差が生じる。すなわ
ち、室内の壁,床,天井等の温度も冷えているため、暖
房によって室温が上昇しても熱容量が大きい壁等はまだ
温度が低く冷熱輻射の影響により体感温度は室温より低
くなると考えられる。したがって、設定温度より高い室
温度、例えたプラス2degになるまで最大暖房能力で暖房
を行なうように解除温度補正部17によって補正を行な
う。この場合、表示上の設定温度は補正なしのまま変化
しない。そして設定温度プラス2degに室温が達すると、
解除部16によって補正が解除され、その後は設定温度と
室温の差に基づいて暖房能力が決定される。
動作を説明する。まず運転スイッチをONし、表示器14の
LEDの初期設定値、例えば20℃部が点灯し、同時に室温
サーミスタ5で検出された室温(例えば10℃)が点滅す
る。ここでアップダウンスイッチ7,8を操作すれば初期
設定値20℃を変更して好みの温度とすることができる。
そして、変更された設定値が点灯表示される。次に上記
運転スイッチON後は最大暖房能力で暖房が開始され、そ
の時の室温の絶対温度を検出し、その温度がマイクロコ
ンピュータ5の解除温度補正部17で判断される。すなわ
ちあらかじめ定められた所定値、例えば第4図(A)の
ように室温が5℃未満の場合で室内が非常に寒いと判断
された場合は、実線で示す室温、一点鎖で示す体感温
度、点線で示す壁等の温度に大きな差が生じる。すなわ
ち、室内の壁,床,天井等の温度も冷えているため、暖
房によって室温が上昇しても熱容量が大きい壁等はまだ
温度が低く冷熱輻射の影響により体感温度は室温より低
くなると考えられる。したがって、設定温度より高い室
温度、例えたプラス2degになるまで最大暖房能力で暖房
を行なうように解除温度補正部17によって補正を行な
う。この場合、表示上の設定温度は補正なしのまま変化
しない。そして設定温度プラス2degに室温が達すると、
解除部16によって補正が解除され、その後は設定温度と
室温の差に基づいて暖房能力が決定される。
次に暖房開始時の室温が5℃以上10℃未満の場合には
上記した同じようにして設定温度プラス1degになるまで
最大暖房が行なわれる。さらに第4図(B)のように室
温が10℃以上15℃未満の場合には室温、体感温度、壁等
の温度にある差を生じないので、室温が設定温度になる
まで最大暖房が行なわれる。さらに室温が15℃以上の場
合には設定温度マイナス1degになるまで最大暖房が行な
われる。
上記した同じようにして設定温度プラス1degになるまで
最大暖房が行なわれる。さらに第4図(B)のように室
温が10℃以上15℃未満の場合には室温、体感温度、壁等
の温度にある差を生じないので、室温が設定温度になる
まで最大暖房が行なわれる。さらに室温が15℃以上の場
合には設定温度マイナス1degになるまで最大暖房が行な
われる。
以上のように第4図(A)、(B)で明らかなように
暖房開始時の室温によって暖房開始からの室温と壁,
床,天井との温度上昇が異なり、冷熱輻射にも差が生じ
ていてもそれに応じて温度補正値を変化させるので設定
温度と体感温度を近づけることができ、短時間で快適な
暖房が実現できる。
暖房開始時の室温によって暖房開始からの室温と壁,
床,天井との温度上昇が異なり、冷熱輻射にも差が生じ
ていてもそれに応じて温度補正値を変化させるので設定
温度と体感温度を近づけることができ、短時間で快適な
暖房が実現できる。
なお上記実施例では暖房開始時の室温に対し4種類の
温度補正を行なうものであるが、これはさらに細分化し
てもよく、また暖房開始時の室温の範囲、補正温度をそ
の暖房機の暖房能力によって自由に変化させてもよい。
また上記温度補正、すなわち第1図の解除部16と解除温
度補正部17をファジィ推論部で構成してもよく、本発明
の目的を達成するものであればどのように構成してもよ
い。
温度補正を行なうものであるが、これはさらに細分化し
てもよく、また暖房開始時の室温の範囲、補正温度をそ
の暖房機の暖房能力によって自由に変化させてもよい。
また上記温度補正、すなわち第1図の解除部16と解除温
度補正部17をファジィ推論部で構成してもよく、本発明
の目的を達成するものであればどのように構成してもよ
い。
発明の効果 以上実施例の説明から明らかなように本発明によれば
暖房開始時の室温によって左右される冷熱輻射による寒
さを感じることのない快適な暖房が短時間で得られる。
すなち、暖房開始時の室温を判断し、希望温度と冷熱輻
射の影響による体感温度の差が少くなるまで最大暖房能
力で暖房を行なうようになるので短時間で快適な暖房が
実現できる。
暖房開始時の室温によって左右される冷熱輻射による寒
さを感じることのない快適な暖房が短時間で得られる。
すなち、暖房開始時の室温を判断し、希望温度と冷熱輻
射の影響による体感温度の差が少くなるまで最大暖房能
力で暖房を行なうようになるので短時間で快適な暖房が
実現できる。
第1図は本発明の一実施例における暖房機の暖房能力制
御装置のブロック図、第2図はその具体的な回路図、第
3図は同動作を説明するフローチャート、第4図
(A),(B)は室温と壁等の温度との関係を示すグラ
フである。 1……室温検出部、6……室温設定部、15……暖房能力
制御部、16……解除部、17……解除温度補正部。
御装置のブロック図、第2図はその具体的な回路図、第
3図は同動作を説明するフローチャート、第4図
(A),(B)は室温と壁等の温度との関係を示すグラ
フである。 1……室温検出部、6……室温設定部、15……暖房能力
制御部、16……解除部、17……解除温度補正部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫛田 慎治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 竹岡 政彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 羽根田 忠典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】室温検出部と室温設定部との出力差に基づ
いて暖房能力を決定するとともに暖房開始時は最大暖房
能力で暖房を開始する暖房能力制御部と、前記暖房開始
時の最大暖房能力を室温設定部で設定された設定温度に
基づいて定められる温度に室温が達すると解除する解除
部と、暖房を開始する時の室温を基にして前記最大暖房
能力の解除温度を補正する解除温度補正部とを備え、上
記解除温度補正部は室温が低い場合ほど最大暖房能力解
除温度を高い側に補正するように構成した暖房機の暖房
能力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2148318A JP2671566B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 暖房機の暖房能力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2148318A JP2671566B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 暖房機の暖房能力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0439541A JPH0439541A (ja) | 1992-02-10 |
JP2671566B2 true JP2671566B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=15450108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2148318A Expired - Fee Related JP2671566B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 暖房機の暖房能力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2671566B2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-05 JP JP2148318A patent/JP2671566B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0439541A (ja) | 1992-02-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070711 Year of fee payment: 10 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711 Year of fee payment: 11 |
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