JPS6353448B2 - - Google Patents
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- JPS6353448B2 JPS6353448B2 JP56129241A JP12924181A JPS6353448B2 JP S6353448 B2 JPS6353448 B2 JP S6353448B2 JP 56129241 A JP56129241 A JP 56129241A JP 12924181 A JP12924181 A JP 12924181A JP S6353448 B2 JPS6353448 B2 JP S6353448B2
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- JP
- Japan
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- temperature
- temperature value
- set temperature
- thermostat
- target
- Prior art date
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Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 18
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 16
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 4
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 206010016334 Feeling hot Diseases 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000001143 conditioned effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000191 radiation effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F11/00—Control or safety arrangements
- F24F11/89—Arrangement or mounting of control or safety devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、空気調和機の温度制御装置に関し、
特に運転初期における室壁面からの輻射効果の影
響を加味して温度制御するようにしたものに関す
る。
特に運転初期における室壁面からの輻射効果の影
響を加味して温度制御するようにしたものに関す
る。
一般に、空気調和機は、空気調和を行う室内の
空気温度をサーモスタツトによつて検出し、該サ
ーモスタツトにより所定温度に温度制御のみを行
うようになされている。
空気温度をサーモスタツトによつて検出し、該サ
ーモスタツトにより所定温度に温度制御のみを行
うようになされている。
ところで、人間が感じる温度感覚は、前記の空
気温度のみならず、室の壁面からの熱輻射、空気
流、湿度等に大きく左右され、その中でも壁面か
らの輻射の影響が甚大である。
気温度のみならず、室の壁面からの熱輻射、空気
流、湿度等に大きく左右され、その中でも壁面か
らの輻射の影響が甚大である。
そのため、空気調和機の運転初期において、例
えば冷房運転時には、第１図に示すように運転開
始から一定時間経過して室の空気温度が設定温度
値T2″に達しても、室の壁面が空気より遅れて冷
えるので壁面温度は空気温度より高い状態にあ
り、この結果この壁面温度が空気温度（設定温度
値T2″）に下降するまでの間は壁面からの輻射熱
の影響により居住者は暑く感じるという問題があ
る。また、暖房運転時には、同様の理由により、
壁面温度が設定温度値に上昇するまでは寒く感じ
るという問題がある。
えば冷房運転時には、第１図に示すように運転開
始から一定時間経過して室の空気温度が設定温度
値T2″に達しても、室の壁面が空気より遅れて冷
えるので壁面温度は空気温度より高い状態にあ
り、この結果この壁面温度が空気温度（設定温度
値T2″）に下降するまでの間は壁面からの輻射熱
の影響により居住者は暑く感じるという問題があ
る。また、暖房運転時には、同様の理由により、
壁面温度が設定温度値に上昇するまでは寒く感じ
るという問題がある。
そこで、従来、このような空気調和機の運転初
期の不快感を解消すべく、例えば冷房運転時に
は、第２図に示すように、空気調和機の運転開始
後所定時間経過するまでの間は、壁面からの輻射
熱の影響を考慮して若干低めに設定した設定温度
値T2′になるように冷房運転し、所定時間経過し
て壁面温度が設定温度値T2′に下がり、壁面から
の輻射熱の影響が少なくなると、前記サーモスタ
ツトの設定温度値t′を、最適な温度となるように
所定値（例えば１℃）だけ上げて冷房運転するよ
うにする。また、暖房運転時には、同様にして運
転開始後所定時間経過した後はサーモスタツトの
設定温度値を所定値だけ下げて暖房運転するよう
にした温度制御装置が提案されている。
期の不快感を解消すべく、例えば冷房運転時に
は、第２図に示すように、空気調和機の運転開始
後所定時間経過するまでの間は、壁面からの輻射
熱の影響を考慮して若干低めに設定した設定温度
値T2′になるように冷房運転し、所定時間経過し
て壁面温度が設定温度値T2′に下がり、壁面から
の輻射熱の影響が少なくなると、前記サーモスタ
ツトの設定温度値t′を、最適な温度となるように
所定値（例えば１℃）だけ上げて冷房運転するよ
うにする。また、暖房運転時には、同様にして運
転開始後所定時間経過した後はサーモスタツトの
設定温度値を所定値だけ下げて暖房運転するよう
にした温度制御装置が提案されている。
しかしながら、この提案のものでは、サーモス
タツトの設定温度値t′を運転開始時の初期室温
T1′に関係なく、所定時間経過後一律に所定値だ
け増減補正しているため、初期室温T1′とサーモ
スタツトの設定温度値T2′との温度差が大きい場
合には、冷房運転時にあつては壁面温度が第２図
破線Ａで示すように運転開始後当分の間は設定温
度値T2′に充分に降下しないため、壁面の輻射熱
により暑く感じるという問題がある。また、暖房
運転時にあつては同様の理由により寒く感じる。
また、前記温度差が小さい場合には、冷房運転時
にあつては壁面温度が第２図破線Ｂで示すように
所定時間内に設定温度値T2′に達してしまい、そ
の間却つて寒く感じ、一方、暖房運転時にあつて
は同様に暑く感じる。よつて不快感解消効果が今
一つ不充分であつた。また、サーモスタツトのセ
ツトにあたつては、所定時間経過後の最適温度値
との温度差を見込んで設定温度値にセツトし、さ
らに途中で手動により変更する必要があり、その
セツト調整が難しいという問題もあつた。
タツトの設定温度値t′を運転開始時の初期室温
T1′に関係なく、所定時間経過後一律に所定値だ
け増減補正しているため、初期室温T1′とサーモ
スタツトの設定温度値T2′との温度差が大きい場
合には、冷房運転時にあつては壁面温度が第２図
破線Ａで示すように運転開始後当分の間は設定温
度値T2′に充分に降下しないため、壁面の輻射熱
により暑く感じるという問題がある。また、暖房
運転時にあつては同様の理由により寒く感じる。
また、前記温度差が小さい場合には、冷房運転時
にあつては壁面温度が第２図破線Ｂで示すように
所定時間内に設定温度値T2′に達してしまい、そ
の間却つて寒く感じ、一方、暖房運転時にあつて
は同様に暑く感じる。よつて不快感解消効果が今
一つ不充分であつた。また、サーモスタツトのセ
ツトにあたつては、所定時間経過後の最適温度値
との温度差を見込んで設定温度値にセツトし、さ
らに途中で手動により変更する必要があり、その
セツト調整が難しいという問題もあつた。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであ
り、前記した運転開始時の壁温に相当する初期室
温とサーモスタツトの運転開始時の目標設定温度
値との温度差に応じて前記サーモスタツトの設定
温度値を目標設定温度値より変更補正して、時間
の経過に伴つて段階的に目標設定温度値に修正す
るようにすることにより、室内の初期室温如何に
かかわらず、運転初期の室壁面からの輻射熱の影
響による不快感を一掃することができるようにし
た空気調和機の温度制御装置を提供せんとするも
のである。
り、前記した運転開始時の壁温に相当する初期室
温とサーモスタツトの運転開始時の目標設定温度
値との温度差に応じて前記サーモスタツトの設定
温度値を目標設定温度値より変更補正して、時間
の経過に伴つて段階的に目標設定温度値に修正す
るようにすることにより、室内の初期室温如何に
かかわらず、運転初期の室壁面からの輻射熱の影
響による不快感を一掃することができるようにし
た空気調和機の温度制御装置を提供せんとするも
のである。
すなわち、本発明は、運転開始時の初期室温を
検出する初期室温検出手段と、サーモスタツトの
運転開始時の目標設定温度値を検出する目標設定
温度検出手段と、上記初期室温検出手段の出力と
目標設定温度検出手段の出力との偏差を検出し、
該偏差が小さいときにはそのまま、大きいときに
は偏差に応じて前記サーモスタツトの設定温度値
を該温度値と初期室温との温度差を偏差よりも増
大する方向に目標設定温度値より変更補正し、時
間の経過に伴つて段階的に目標設定温度値に修正
するよう制御する制御回路とを備えていることを
特徴とするものである。
検出する初期室温検出手段と、サーモスタツトの
運転開始時の目標設定温度値を検出する目標設定
温度検出手段と、上記初期室温検出手段の出力と
目標設定温度検出手段の出力との偏差を検出し、
該偏差が小さいときにはそのまま、大きいときに
は偏差に応じて前記サーモスタツトの設定温度値
を該温度値と初期室温との温度差を偏差よりも増
大する方向に目標設定温度値より変更補正し、時
間の経過に伴つて段階的に目標設定温度値に修正
するよう制御する制御回路とを備えていることを
特徴とするものである。
以下、本発明を一実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
本発明に係る空気調和機の温度制御装置は初期
室温検出手段と目標設定温度検出手段と制御回路
とを備えている。前記初期室温検出手段は、通常
の温度センサ等よりなり、空気調和を行う室内に
配置されて、空気調和機の運転開始時の初期室温
T1（すなわち初期壁温に相当する）を検出するも
のである。
室温検出手段と目標設定温度検出手段と制御回路
とを備えている。前記初期室温検出手段は、通常
の温度センサ等よりなり、空気調和を行う室内に
配置されて、空気調和機の運転開始時の初期室温
T1（すなわち初期壁温に相当する）を検出するも
のである。
また、前記目標設定温度検出装置は、例えば空
気調和機の操作部内等に配置されたサーモスタツ
トの運転開始時の目標設定温度値T2（壁面からの
輻射熱を考慮した所定時間経過後の最適空気調和
温度値に相当する）を検出するものである。
気調和機の操作部内等に配置されたサーモスタツ
トの運転開始時の目標設定温度値T2（壁面からの
輻射熱を考慮した所定時間経過後の最適空気調和
温度値に相当する）を検出するものである。
さらに、前記制御回路は、前記初期室温検出手
段および目標設定温度検出手段の各出力を受け
て、初期室温検出手段の出力（初期室温T1）と
目標設定温度検出手段の出力（目標設定温度値
T2）との偏差△Ｔ（＝T1〜T2）を検出し、該偏
差△Ｔに応じて前記サーモスタツトの設定温度値
ｔを目標設定温度値T2より変更補正して、時間
の経過に伴つて段階的に目標設定温度値T2に修
正するよう制御するものである。
段および目標設定温度検出手段の各出力を受け
て、初期室温検出手段の出力（初期室温T1）と
目標設定温度検出手段の出力（目標設定温度値
T2）との偏差△Ｔ（＝T1〜T2）を検出し、該偏
差△Ｔに応じて前記サーモスタツトの設定温度値
ｔを目標設定温度値T2より変更補正して、時間
の経過に伴つて段階的に目標設定温度値T2に修
正するよう制御するものである。
すなわち、例えば冷房運転時において、前記初
期室温T1と目標設定温度値T2（T1＞T2）との偏
差△Ｔ（＝T1−T2）が５℃未満である場合には、
サーモスタツトの設定温度値ｔを運転開始時から
目標設定温度値T2に等しく（ｔ＝T2）セツトし
てサーモスタツトを通常通りに発停させ、また偏
差△Ｔが５℃以上10℃未満である場合には、サー
モスタツトの設定温度値ｔを、運転開始時目標設
定温度値T2より１℃低い温度値に変更補正して
（ｔ＝T2−1deg.）、運転開始後１時間経過すると
目標設定温度値T2に修正し（ｔ＝T2）、さらに偏
差値△Ｔが10℃以上である場合には、サーモスタ
ツトの設定温度値ｔを、運転開始時目標設定温度
値T2より２℃低い温度値に変更補正して（ｔ＝
T2−2deg.）、運転開始後１時間経過すると目標
設定温度値T2より１℃低い温度値に変更補正し
（ｔ＝T2−1deg.）、次いで運転開始後２時間経過
すると目標設定温度値T2に修正する（ｔ＝T2）
よう制御するものである。また、暖房運転時にお
いても、前記冷房運転時と同様に、偏差△Ｔ（＝
T2−T1）が５℃未満、５℃以上10℃未満および
10℃以上である場合に分け、サーモスタツトの設
定温度値ｔを目標設定温度値T2より高い温度値
から時間経過と共に段階的に目標設定温度値T2
に修正していくものである。
期室温T1と目標設定温度値T2（T1＞T2）との偏
差△Ｔ（＝T1−T2）が５℃未満である場合には、
サーモスタツトの設定温度値ｔを運転開始時から
目標設定温度値T2に等しく（ｔ＝T2）セツトし
てサーモスタツトを通常通りに発停させ、また偏
差△Ｔが５℃以上10℃未満である場合には、サー
モスタツトの設定温度値ｔを、運転開始時目標設
定温度値T2より１℃低い温度値に変更補正して
（ｔ＝T2−1deg.）、運転開始後１時間経過すると
目標設定温度値T2に修正し（ｔ＝T2）、さらに偏
差値△Ｔが10℃以上である場合には、サーモスタ
ツトの設定温度値ｔを、運転開始時目標設定温度
値T2より２℃低い温度値に変更補正して（ｔ＝
T2−2deg.）、運転開始後１時間経過すると目標
設定温度値T2より１℃低い温度値に変更補正し
（ｔ＝T2−1deg.）、次いで運転開始後２時間経過
すると目標設定温度値T2に修正する（ｔ＝T2）
よう制御するものである。また、暖房運転時にお
いても、前記冷房運転時と同様に、偏差△Ｔ（＝
T2−T1）が５℃未満、５℃以上10℃未満および
10℃以上である場合に分け、サーモスタツトの設
定温度値ｔを目標設定温度値T2より高い温度値
から時間経過と共に段階的に目標設定温度値T2
に修正していくものである。
次に、その作用について説明するに、空気調和
機の冷房運転時、第５図にフローチヤートを示す
ように、空気調和を行う室内の初期室温T1が初
期室温検出手段により検出され、次いで空気調和
機のサーモスタツトの目標設定温度値T2が目標
設定温度検出手段により検出され、これら初期室
温T1および目標設定温度値T2は共に制御回路に
入力される。該制御回路において、両者の偏差△
Ｔ＝T1−T2が検出され、この偏差△Ｔが10℃以
上であるか、５℃以上10℃未満であるか、あるい
は５℃未満であるか判別され、５℃未満である場
合（例えばT1が31℃、T2が27℃で△Ｔが４℃で
ある場合）には、サーモスタツトの設定温度値ｔ
は運転開始直後から前記目標設定温度値T2（27
℃）に保持される。その結果、第３図下側部分に
示すように、空気温度は冷房運転に伴つて目標設
定温度値T2（27℃）に下降し、この空気温度の下
降にやや遅れて壁面温度が下降する。
機の冷房運転時、第５図にフローチヤートを示す
ように、空気調和を行う室内の初期室温T1が初
期室温検出手段により検出され、次いで空気調和
機のサーモスタツトの目標設定温度値T2が目標
設定温度検出手段により検出され、これら初期室
温T1および目標設定温度値T2は共に制御回路に
入力される。該制御回路において、両者の偏差△
Ｔ＝T1−T2が検出され、この偏差△Ｔが10℃以
上であるか、５℃以上10℃未満であるか、あるい
は５℃未満であるか判別され、５℃未満である場
合（例えばT1が31℃、T2が27℃で△Ｔが４℃で
ある場合）には、サーモスタツトの設定温度値ｔ
は運転開始直後から前記目標設定温度値T2（27
℃）に保持される。その結果、第３図下側部分に
示すように、空気温度は冷房運転に伴つて目標設
定温度値T2（27℃）に下降し、この空気温度の下
降にやや遅れて壁面温度が下降する。
また、前記偏差△Ｔが５℃以上10℃未満である
場合（例えばT1が34℃、T2が27℃で△Ｔが７℃
である場合）には、サーモスタツトの設定温度値
ｔは、運転開始後の経過時間τが１時間以内では
前記目標設定温度値T2より１℃低く（26℃）保
たれ、前記経過時間τが１時間を越えると目標設
定温度値T2（27℃）に修正される。その結果、第
３図中央部分に示すように、空気温度は、冷房運
転に伴つて目標設定温度値T2より１℃低い温度
値（26℃）に下降して壁面を急速に冷却し、壁面
温度が目標設定温度値T2近くまで下降すると、
今度は目標設定温度値T2に上げて冷房運転が行
われる。
場合（例えばT1が34℃、T2が27℃で△Ｔが７℃
である場合）には、サーモスタツトの設定温度値
ｔは、運転開始後の経過時間τが１時間以内では
前記目標設定温度値T2より１℃低く（26℃）保
たれ、前記経過時間τが１時間を越えると目標設
定温度値T2（27℃）に修正される。その結果、第
３図中央部分に示すように、空気温度は、冷房運
転に伴つて目標設定温度値T2より１℃低い温度
値（26℃）に下降して壁面を急速に冷却し、壁面
温度が目標設定温度値T2近くまで下降すると、
今度は目標設定温度値T2に上げて冷房運転が行
われる。
さらに、前記偏差△Ｔが10℃以上である場合
（例えばT1が37℃、T2が27℃で△Ｔが10℃である
場合）には、サーモスタツトの設定温度値ｔは、
運転開始後の経過時間τが１時間以内では前記目
標設定温度値T2より２℃低く（25℃）保たれ、
前記経過時間τが１時間を越え２時間以内では目
標設定温度値T2より１℃低く（26℃）保たれ、
経過時間τが２時間を越えると目標設定温度値
T2（27℃）に修正される。その結果、第３図上側
部分に示すように、空気温度は、冷房運転に伴つ
て目標設定温度値T2より２℃低い温度値（25℃）
に下降して壁面をより急速に冷却し、壁面温度が
ある程度まで下降すると、目標設定温度値T2よ
り１℃低い温度値（26℃）に上昇し、さらに壁面
温度が目標設定温度値T2（27℃）近くまで下降す
るとそれに応じて目標設定温度値T2にさらに上
昇して冷房運転が行われる。
（例えばT1が37℃、T2が27℃で△Ｔが10℃である
場合）には、サーモスタツトの設定温度値ｔは、
運転開始後の経過時間τが１時間以内では前記目
標設定温度値T2より２℃低く（25℃）保たれ、
前記経過時間τが１時間を越え２時間以内では目
標設定温度値T2より１℃低く（26℃）保たれ、
経過時間τが２時間を越えると目標設定温度値
T2（27℃）に修正される。その結果、第３図上側
部分に示すように、空気温度は、冷房運転に伴つ
て目標設定温度値T2より２℃低い温度値（25℃）
に下降して壁面をより急速に冷却し、壁面温度が
ある程度まで下降すると、目標設定温度値T2よ
り１℃低い温度値（26℃）に上昇し、さらに壁面
温度が目標設定温度値T2（27℃）近くまで下降す
るとそれに応じて目標設定温度値T2にさらに上
昇して冷房運転が行われる。
一方、空気調和機の暖房運転時には、前記冷房
運転時と同様にして、第４図に示すように、初期
室温T1とサーモスタツトの目標設定温度値T2と
の偏差△Ｔ（＝T2−T1）に応じてサーモスタツト
の設定温度値ｔが目標設定温度値T2より高い側
に変更補正され、運転開始後の時間経過に伴つて
目標設定温度値T2に修正される。
運転時と同様にして、第４図に示すように、初期
室温T1とサーモスタツトの目標設定温度値T2と
の偏差△Ｔ（＝T2−T1）に応じてサーモスタツト
の設定温度値ｔが目標設定温度値T2より高い側
に変更補正され、運転開始後の時間経過に伴つて
目標設定温度値T2に修正される。
したがつて、このように、空気温度が初期室温
T1とサーモスタツトの目標設定温度値T2との偏
差の大きさに応じて時間の経過と共に段階的に変
化するので、該空気温度と壁面の輻射効果とを合
せた全体としての体感温度は略一定となり、壁面
の輻射熱による不快感のずれを和らげることがで
きる。
T1とサーモスタツトの目標設定温度値T2との偏
差の大きさに応じて時間の経過と共に段階的に変
化するので、該空気温度と壁面の輻射効果とを合
せた全体としての体感温度は略一定となり、壁面
の輻射熱による不快感のずれを和らげることがで
きる。
また、壁面温度が空気温度（室温）に近ずく時
間を予め平均的に設定してサーモスタツトの設定
温度値ｔを変更補正するため、壁面温度を直接検
出する必要がなく、高価な輻射温度計等を使用す
る必要がない。
間を予め平均的に設定してサーモスタツトの設定
温度値ｔを変更補正するため、壁面温度を直接検
出する必要がなく、高価な輻射温度計等を使用す
る必要がない。
さらに、サーモスタツトのセツトは、当初目標
設定温度値T2にセツトしておけばよく、セツト
調整が容易である。
設定温度値T2にセツトしておけばよく、セツト
調整が容易である。
尚、前記実施例では、初期室温T1とサーモス
タツトの目標設定温度値T2との偏差△Ｔを５℃
未満、５℃以上10℃未満および10℃以上と５℃刻
みで３つの範囲に分けて温度制御するようにした
が、前記各範囲を３℃や７℃等としたり、あるい
は分類数を３種類以外に増減してもよく、空気調
和機の性能や地域の気候条件等に応じて選定すれ
ばよい。
タツトの目標設定温度値T2との偏差△Ｔを５℃
未満、５℃以上10℃未満および10℃以上と５℃刻
みで３つの範囲に分けて温度制御するようにした
が、前記各範囲を３℃や７℃等としたり、あるい
は分類数を３種類以外に増減してもよく、空気調
和機の性能や地域の気候条件等に応じて選定すれ
ばよい。
以上説明したように、本発明の空気調和機の温
度制御装置によれば、運転開始時の初期室温とサ
ーモスタツトの目標設定温度値との偏差に応じて
前記サーモスタツトの設定温度値を目標設定温度
値より変更補正して、時間の経過に伴つて段階的
に目標設定温度値に修正するようにしたものであ
るので、輻射温度計等を使用せずに運転初期にお
ける室壁面からの輻射熱の影響による不快感を一
掃して、体感温度に応じた快適な空気調和を行う
ことができるとともに、エネルギー効率の向上を
も併せ図ることができるものである。
度制御装置によれば、運転開始時の初期室温とサ
ーモスタツトの目標設定温度値との偏差に応じて
前記サーモスタツトの設定温度値を目標設定温度
値より変更補正して、時間の経過に伴つて段階的
に目標設定温度値に修正するようにしたものであ
るので、輻射温度計等を使用せずに運転初期にお
ける室壁面からの輻射熱の影響による不快感を一
掃して、体感温度に応じた快適な空気調和を行う
ことができるとともに、エネルギー効率の向上を
も併せ図ることができるものである。
第１図および第２図はそれぞれ従来例の冷房時
の作動特性を示すグラフ、第３図および第４図は
それぞれ本発明の冷房時の作動特性および暖房時
の作動特性を示すグラフ、第５図は本発明による
制御回路の冷房時のフローチヤート図である。
の作動特性を示すグラフ、第３図および第４図は
それぞれ本発明の冷房時の作動特性および暖房時
の作動特性を示すグラフ、第５図は本発明による
制御回路の冷房時のフローチヤート図である。
Claims (1)
- １ 運転開始時の初期室温T1を検出する初期室
温検出手段と、サーモスタツトの運転開始時の目
標設定温度値T2を検出する目標設定温度検出手
段と、上記初期室温検出手段の出力と目標設定温
度検出手段の出力との偏差△Ｔを検出し、該偏差
△Ｔが小さいときにはそのまま、大きいときには
偏差△Ｔに応じて前記サーモスタツトの設定温度
値ｔを該温度値ｔと初期室温T1との温度差を偏
差△Ｔよりも増大する方向に目標設定温度値T2
より変更補正し、時間に経過に伴つて段階的に目
標設定温度値T2に修正するよう制御する制御回
路とを備えていることを特徴とする空気調和機の
温度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56129241A JPS5831244A (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 空気調和機の温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56129241A JPS5831244A (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 空気調和機の温度制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5831244A JPS5831244A (ja) | 1983-02-23 |
| JPS6353448B2 true JPS6353448B2 (ja) | 1988-10-24 |
Family
ID=15004675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56129241A Granted JPS5831244A (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 空気調和機の温度制御装置 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JPS5831244A (ja) |
Families Citing this family (7)
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Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5691139A (en) * | 1979-12-25 | 1981-07-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Air conditioner |
-
1981
- 1981-08-17 JP JP56129241A patent/JPS5831244A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5691139A (en) * | 1979-12-25 | 1981-07-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Air conditioner |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5831244A (ja) | 1983-02-23 |
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