JP3733700B2 - 自動車用後写鏡におけるスイッチ回路 - Google Patents

自動車用後写鏡におけるスイッチ回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用後写鏡におけるスイッチ回路であって、左右両側のミラーボディーの上下左右方向の傾倒操作と、左右両側のミラーアセンブリの起立格納の回動操作とを行うスイッチ回路に係り、特に可動接点の数を少なくすることができる自動車用後写鏡におけるスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路を図22及び図23を参照して説明する。この例は、自動車の左右両側のドアーの外部に取り付けられるドアーミラーに使用された例を示す。
図において、A.Lは左側のドアーミラー、A.Rは右側のドアーミラーを示す。このドアーミラーA.L、A.Rは、ミラーハウジング1にミラーボディー(ミラー面(鏡面)を有する)10が上下左右方向に傾倒可能に取り付けられてミラーアセンブリ11が構成されており、このミラーアセンブリ11がミラーベース12に起立位置と格納位置との間を回動可能に取り付けられてなり、このミラーベース12が自動車の左右両側のドアー(図示せず)の外部にそれぞれ装備されることとなる。
【0003】
かかる自動車用後写鏡においては、遠隔操作で前記左右両側のミラーボディー10をそれぞれ別個に上下左右方向に傾倒させたり、前記左右両側のミラーアセンブリ11を同時に起立格納させたりしている。このミラーボディー10の上下左右方向の傾倒操作と、ミラーアセンブリ11の起立格納操作とは、スイッチ回路を介して行われる。
【0004】
このスイッチ回路は、図23に示すように、
正転又は逆転することにより、右側のミラーボディー10を上方向又は下方向に傾倒させる右側の第1モータM.R1と、
正転又は逆転することにより、右側のミラーボディー10を右方向又は左方向に傾倒させる右側の第2モータM.R2と、
正転又は逆転することにより、左側のミラーボディー10を上方向又は下方向に傾倒させる左側の第1モータM.L1と、
正転又は逆転することにより、左側のミラーボディー10を右方向又は左方向に傾倒させる左側の第2モータM.L2と、
正転又は逆転することにより、左右両側のミラーアッセンブリ11を起立位置に復帰又は格納位置に格納させる左右両側の第3モータM.L3、M.R3と、
右側の第1モータM.R1の正転と逆転と第2モータM.R2の正転と逆転と、又は左側の第1モータM.L1の正転と逆転と第2モータM.L2の正転と逆転との切替を行う4方向リモコンスイッチ21、22、23、24、25、26、27、28と、
右側の第1モータM.R1及び第2モータM.R2への通電と、左側の第1モータM.L1及び第2モータM.L2への通電との切替を行う左右切替スイッチ31、32と、
前記左右両側の第3モータの正転と、前記左右両側の第3モータの逆転の逆転との切替を行う起立格納スイッチ41、42と、
左右両側の第1モータM.L1、M.R1と、左右両側の第2モータM.L2、M.R2と、左右両側の第3モータM.L3、M.R3と、4方向リモコンスイッチ21〜28と、左右切替スイッチ31、32と、起立格納スイッチ41、42と、電源+、グラウンド(アース)−との間を電気的に接続した配線51〜59と、
を備える。
【0005】
上述の左右両側の第1モータM.L1、M.R1及び第2モータM.L2、M.R2及び第3モータM.L3、M.R3及びヒータH.L、H.Rは上述の左右両側のドアーミラーA.L、A.Rにそれぞれ装備されており、上述の4方向リモコンスイッチ21〜23及び左右切替スイッチ31、32及び起立格納スイッチ41、42は車内のスイッチ装置SWにそれぞれ装備されており、上述の配線51〜59は上述の左右両側のドアーミラーA.L、A.R側の端子L1〜L5及びR1〜R5と上述のスイッチ装置SW側の端子S1〜S7との間、またスイッチ装置SW側の端子S8、S9と電源+、グラウンド(アース)−との間をそれぞれ電気的に接続されている。
上述の4方向リモコンスイッチは、ノーマルオープンの8個の可動接点21〜28から構成されており、連動して上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」のいずれかに接続される。また、上述の左右切替スイッチは、2個の可動接点31、32から構成されており、連動して中立位置「N」、左側切替位置「L」、右側切替位置「R」のいずれかに接続される。さらに、上述の起立格納スイッチは、2個の可動接点31、32から構成されており、連動して起立位置「起」、格納位置「格」のいずれかに接続される。
【0006】
次に、上述の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の操作作動について説明する。
まず、左右切替スイッチ31、32を中立位置「N」から例えば右側切替位置「R」に切り替えておく。この状態で、4方向リモコンスイッチ21、25を上位置「上」に操作すると、右側の第1モータM.R1が正転して右側のドアーミラーA.Rのミラーボディーが上方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ22、26を下位置「下」に操作すると、右側の第1モータM.R1が逆転して右側ドアーミラーA.Rのミラーボディー10が下方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ23、27を右位置「右」に操作すると、右側の第2モータM.R2が正転して右側のドアーミラーA.Rのミラーボディー10が右方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ24、28を左位置「左」に操作すると、右側の第2モータM.R2が逆転して右側のドアーミラーA.Rのミラーボディーが10左方向に傾倒する。
【0007】
次に、左右切替スイッチ31、32を中立位置「N」から例えば左側切替位置「L」に切り替えておく。この状態で、4方向リモコンスイッチ21、25を上位置「上」に操作すると、左側の第1モータM.L1が正転して左側のドアーミラーA.Lのミラーボディーが上方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ22、26を下位置「下」に操作すると、左側の第1モータM.L1が逆転して左側ドアーミラーA.Lのミラーボディー10が下方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ23、27を右位置「右」に操作すると、左側の第2モータM.L2が正転して左側のドアーミラーA.Lのミラーボディー10が右方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ24、28を左位置「左」に操作すると、左側の第2モータM.L2が逆転して左側のドアーミラーA.Lのミラーボディーが10左方向に傾倒する。
【0008】
また、起立格納スイッチ41、42を起立位置「起」に操作すると、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が正転して左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置から起立位置に回動して起立し、起立格納スイッチ41、42を格納位置「格」に操作すると、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が逆転して左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置から格納位置に回動して格納される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路は、左右両側のドアーミラーA.L、A.R側の端子L1〜L5及びR1〜R5とスイッチ装置SW側の端子S1〜S7との数、及びその端子間の配線51〜57の数、及び可動接点(特に4方向リモコンスイッチの可動接点21〜28)の数が多いと言う課題がある。
【0010】
そこで、本出願人は、上述の課題を解決したスイッチ回路(特願平7−246250号(特開平9−86275号))を先に出願した。
【0011】
本発明は、上述のスイッチ回路の改良に係り、可動接点の数をさらに減らすことができる自動車用後写鏡におけるスイッチ回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の目的を達成するために、4方向リモコンスイッチがノーマルクローズの第1可動接点と、ノーマルオープンの第2可動接点及び第3可動接点との3個の可動接点から構成されており、左右切替スイッチが第1可動接点及び第2可動接点の2個の可動接点から構成されており、起立格納スイッチが第1可動接点及び第2可動接点の2個の可動接点から構成されており、前記左右両側の第1モータ及び第2モータの1本の配線と前記左右両側の第3モータの1本の配線とがそれぞれ共用されており、この共用配線が前記4方向リモコンスイッチの第1可動接点及び前記起立格納スイッチを介して前記電源又は前記グラウンドに接続されており、前記左右両側の第1モータ及び第2モータの他の配線が前記左右切替スイッチ及び前記4方向リモコンスイッチの第2可動接点及び第3可動接点を介して前記電源又は前記グラウンドにそれぞれ接続されており、前記左右両側の第3モータの他の配線が前記起立格納スイッチを介して前記グラウンド又は前記電源にそれぞれ接続されている、ことを特徴とする。
【0013】
この結果、本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路は、4方向リモコンスイッチ及び左右切替スイッチの操作により、左側のミラーボデー又は右側のミラーボディーを上下左右に傾倒させることができ、また起立格納スイッチの操作により、左右両側のミラーアセンブリを起立位置又は格納位置に回動位置させることができる。そして、可動接点、特に4方向リモコンスイッチの可動接点の数を3個と少なく減らすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の一実施の形態を図1乃至図21を参照して説明する。この例は、自動車の左右両側のドアーの外部に取り付けられるドアーミラーに使用された例を示す。
【0015】
本発明のスイッチ回路は、左右両側の第1モータM.L1、M.R1、第2モータM.L2、M.R2、第3モータM.L3、M.R3が後述する4方向リモコンスイッチ71、72、73及び左右切替スイッチ81、82及び起立格納スイッチ91、92及び配線61〜68を介して電源+及びグラウンド(アース)−に直列に接続されてなるものである。
【0016】
4方向リモコンスイッチは、ノーマルクローズの第1可動接点71と、ノーマルオープンの第2可動接点72及び第3可動接点73から構成されており、連動して中立位置「中」、上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」のいずれかに接続される。
すなわち、第1可動接点71は、常時上位置「上」、左位置「左」に接続され、下、右の操作により、下位置「下」、右位置「右」に接続される。また、第2可動接点72は、常時中立位置「中」に接続され、上の操作により、上位置「上」に接続され、かつ下の操作により、下位置「下」に接続される。さらに、第3可動接点73は、常時中立位置「中」に接続され、右の操作により、右位置「右」に接続され、かつ左の操作により、左位置「左」に接続される。
【0017】
また、左右切替スイッチは、中立位置「N」、左側切替位置「L」、右側切替位置「R」の3位置切替スイッチからなり、第1可動接点81及び第2可動接点82から構成されており、連動して中立位置「N」、左側切替位置「L」、右側切替位置「R」のいずれかに接続される。
すなわち、第1可動接点81及び第2可動接点82は、常時中立位置「N」に接続され、左側切替操作により、左側切替位置「L」に接続され、かつ右側切替操作により、右側切替位置「R」に接続される。
【0018】
さらに、起立格納スイッチは、第1可動接点91及び第2可動接点92から構成されており、連動して起立位置「起」、格納位置「格」のいずれかに接続される。
すなわち、第1可動接点91及び第2可動接点92は、起立操作により、起立位置「起」に接続され、かつ格納操作により、格納位置「格」に接続される。
【0019】
さらにまた、左右両側のドアーミラーA.L、A.R側の端子L1〜L4及びR1〜R4とスイッチ装置SW側の端子S1〜S6との間には配線61〜66が電気的に接続されている。かつスイッチ装置SWは、端子S7、S8及び配線67、68を介して電源+、グラウンド(アース)−にそれぞれ電気的に接続されている。
【0020】
そして、この実施の形態における本発明のスイッチ回路は、左右両側の第1モータM.L1、M.R1及び第2モータM.L2、M.R2の1本の配線63と左右両側の第3モータM.L3、M.R3の1本の配線63とがそれぞれ共用されており、この共用配線63が4方向リモコンスイッチのノーマルクローズの第1可動接点71及び起立格納スイッチ91、92を介して電源+又は前記グラウンド(アース)−に接続されている。
【0021】
また、この実施の形態における本発明のスイッチ回路は、左右両側の第1モータM.L1、M.R1及び第2モータM.L2、M.R2の他の配線61、62、65、66が左右切替スイッチ81、82及び4方向リモコンスイッチの第2可動接点72及び第3可動接点73を介して電源+又はグラウンド(アース)−にそれぞれ接続されている。
【0022】
さらに、この実施の形態における本発明のスイッチ回路は、左右両側の第3モータM.L3、M.R3の他の配線64が起立格納スイッチの第2可動接点92を介して電源+又はグラウンド(アース)−にそれぞれ接続されている。
【0023】
さらにまた、この実施形態における本発明のスイッチ回路は、左右両側の第3モータM.L3、M.R3には左右両側のミラーアッセンブリ11が起立位置又は格納位置に位置したときに左右両側の第3モータM.L3、M.R3への給電を遮断する左右両側の遮断手段SW.L、SW.Rがそれぞれ設けられている。この左右両側の遮断手段SW.L、SW.Rは、例えば、PTC素子等を使用して電気的に給電を遮断する手段と、スイッチ機器等を使用して機械的に給電を遮断する手段と、固定導電プリント及び摺動端子等を使用して電気的及び機械的に給電を遮断する手段と、等が有る。
【0024】
この実施の形態における本発明のスイッチ回路は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動について図2乃至図21を参照して説明する。
まず、左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えた状態で、起立格納スイッチ91、92を起立「起」に操作すると、図2中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→端子S4、L2、R2→左右両側の遮断手段SW.L、SW.R→左右両側の第3モータM.L3、M.R3→端子L1、R1、S3→4方向リモコンスイッチのノーマルクローズの第1可動接点71→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が矢印起立方向に正転して、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置から起立位置に回動する。この左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置に位置したところで、遮断手段SW.L、SW.Rの作用により、図3に示すように、第3モータM.L3、M.R3への通電が遮断される。
【0025】
そして、左右切替スイッチ81、82を右側切替位置「R」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ71、72、73を上位置「上」に操作すると、図4中の太い実線に示すように、電流が、電源+→4方向リモコンスイッチ72→左右切替スイッチ81→端子S5、R3→右側の第1モータM.R1→端子R1、S3→4方向リモコンスイッチ71→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、右側の第1モータM.R1が矢印U方向に正転して、右側のミラーボディー10が上方向に傾倒する。
【0026】
次に、4方向リモコンスイッチ71、72、73を下位置「下」に操作すると、図5中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→4方向リモコンスイッチ71→端子S3、R1→右側の第1モータM.R1→端子R3、S5→左右切替スイッチ81→4方向リモコンスイッチ72→グラウンド(アース)−と流れ、右側の第1モータM.R1が矢印D方向に逆転して、右側のミラーボディー10が下方向に傾倒する。
【0027】
さらに、4方向リモコンスイッチ71、72、73を右位置「右」に操作すると、図6中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→4方向リモコンスイッチ71→端子S3、R1→右側の第2モータM.R2→端子R4、S6→左右切替スイッチ82→4方向リモコンスイッチ73→グラウンド(アース)−と流れ、右側の第2モータM.R2が矢印R方向に正転して、右側のミラーボディー10が右方向に傾倒する。
【0028】
さらにまた、4方向リモコンスイッチ71、72、73を左位置「左」に操作すると、図7中の太い実線に示すように、電流が、電源+→4方向リモコンスイッチ73→左右切替スイッチ82→端子S6、R4→右側の第2モータM.R2→端子R1、S3→4方向リモコンスイッチ71→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、右側の第2モータM.R2が矢印L方向に逆転して、右側のミラーボディー10が左方向に傾倒する。
【0029】
それから、左右切替スイッチ81、82を左側切替位置「L」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ71、72、73を上位置「上」に操作すると、図8中の太い実線に示すように、電流が、電源+→4方向リモコンスイッチ72→左右切替スイッチ81→端子S1、L3→左側の第1モータM.L1→端子L1、S3→4方向リモコンスイッチ71→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、左側の第1モータM.L1が矢印U方向に正転して、左側のミラーボディー10が上方向に傾倒する。
【0030】
次に、4方向リモコンスイッチ71、72、73を下位置「下」に操作すると、図9中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→4方向リモコンスイッチ71→端子S3、L1→左側の第1モータM.L1→端子L3、S1→左右切替スイッチ81→4方向リモコンスイッチ72→グラウンド(アース)−と流れ、左側の第1モータM.L1が矢印D方向に逆転して、左側のミラーボディー10が下方向に傾倒する。
【0031】
さらに、4方向リモコンスイッチ71、72、73を右位置「右」に操作すると、図10中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→4方向リモコンスイッチ71→端子S3、L1→左側の第2モータM.L2→端子L4、S2→左右切替スイッチ82→4方向リモコンスイッチ73→グラウンド(アース)−と流れ、左側の第2モータM.L2が矢印R方向に正転して、左側のミラーボディー10が右方向に傾倒する。
【0032】
さらにまた、4方向リモコンスイッチ71、72、73を左位置「左」に操作すると、図11中の太い実線に示すように、電流が、電源+→4方向リモコンスイッチ73→左右切替スイッチ82→端子S2、L4→左側の第2モータM.L2→端子L1、S3→4方向リモコンスイッチ71→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、左側の第2モータM.L2が矢印L方向に逆転して、左側のミラーボディー10が左方向に傾倒する。
【0033】
上述の起立位置のミラーアセンブリ11を格納する場合は、左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えた状態で、起立格納スイッチ91、92を格納「格」に操作すると、図12中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ91→4方向リモコンスイッチ71→端子S3、L1、R1→左右両側の第3モータM.L3、M.R3→左右両側の遮断手段SW.L、SW.R→端子L2、R2、S4→起立格納スイッチ92→グラウンド(アース)−と流れ、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が矢印格納方向に逆転して、左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置から格納位置に回動する。この左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置したところで、遮断手段SW.L、SW.Rの作用により、図13に示すように、第3モータM.L3、M.R3への通電が遮断される。
【0034】
このように、この実施の形態における本発明のスイッチ回路は、可動接点、特に4方向リモコンスイッチの可動接点71、72、73の数を3個と少なく減らすことができる。その結果、部品点数を低減できると共に、スイッチ操作の信頼性及び耐久性の向上を図ることができる。
【0035】
特に、この実施の形態においては、左右両側の第3モータM.L3、M.R3の一方の端子が共用配線63を経て4方向リモコンスイッチのノーマルクローズの第1可動接点71及び起立格納スイッチの第1可動接点91、92を介してグラウンド(アース)に電気的に接続されていると共に、左右両側の第3モータM.L3、M.R3の他方の端子が起立格納スイッチの第2可動接点92を介して電源に電気的に接続されている。このために、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置している時において、左右切替スイッチ81、82を左側切替位置「L」又は右側切替位置「R」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」に操作しても、図14乃至図21に示すように、左側の第1モータM.L1及び第2モータM.L2又は右側の第1モータM.R1及び第2モータM.R2には通電されない。この結果、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置する時に、ミラーボディー10が上下左右に傾倒するのを防ぐことができる。
【0036】
また、この実施の形態においては、左右両側の第1モータM.L1、M.R1及び第2モータM.L2、M.R2の1本の配線63と左右両側の第3モータM.L3、M.R3側の1本の配線63とを共用するので、左右両側のドアーミラーA.L、A.R側の各端子L1〜L4、R1〜R4を4個に、スイッチ装置SW側の端子S1〜S8を8個に、左右両側のドアーミラーA.L、A.R側の端子L1〜L4、R1〜R4とスイッチ装置SW側の端子S1〜S6との間の配線61〜66を6本に、それぞれ減らすことができ、部品点数の軽減化が図られる。
【0037】
上述の実施の形態における本発明のスイッチ回路は、自動車の左右両側のドアーの外部に取り付けられるドアーミラーに使用された例であるが、本発明のスイッチ回路は、ドアーミラー以外の自動車用後写鏡、例えばフェンダミラーなどにも使用できる。
【0038】
なお、上述の実施の形態において、左右切替スイッチは2個の可動接点81、82が中立位置「N」、左側切替位置「L」、右側切替位置「R」のいずれかに接続するものであるが、その中立位置「N」を省略して、左側切替位置「L」、右側切替位置「R」のいずれかに接続するものであっても良い。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路は、可動接点、特に4方向リモコンスイッチの可動接点の数を少なく減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の一実施の形態を示した左右両側のドアミラーとスイッチ装置と配線との概略図である。
【図2】同じく左右切替スイッチが中立位置の状態で起立格納スイッチを起立に操作して左右両側の第3モータ及び左右両側のヒータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図3】同じく起立状態で遮断手段の作用により左右両側の第3モータへの通電が遮断された状態を示した電気回路図である。
【図4】同じく起立状態で右側のミラー面において上側に操作した状態の電気回路図である。
【図5】同じく起立状態で右側のミラー面において下側に操作した状態の電気回路図である。
【図6】同じく起立状態で右側のミラー面において右側に操作した状態の電気回路図である。
【図7】同じく起立状態で右側のミラー面において左側に操作した状態の電気回路図である。
【図8】同じく起立状態で左側のミラー面において上側に操作した状態の電気回路図である。
【図9】同じく起立状態で左側のミラー面において下側に操作した状態の電気回路図である。
【図10】同じく起立状態で左側のミラー面において右側に操作した状態の電気回路図である。
【図11】同じく起立状態で左側のミラー面において左側に操作した状態の電気回路図である。
【図12】同じく左右切替スイッチが中立位置の状態で起立格納スイッチを格納に操作して左右両側の第3モータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図13】同じく格納状態で遮断手段の作用により左右両側の第3モータへの通電が遮断された状態を示した電気回路図である。
【図14】同じく格納状態で左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを上に操作した状態を示した電気回路図である。
【図15】同じく格納状態で左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを下に操作した状態を示した電気回路図である。
【図16】同じく格納状態で左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを右に操作した状態を示した電気回路図である。
【図17】同じく格納状態で左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを左に操作した状態を示した電気回路図である。
【図18】同じく格納状態で左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを上に操作した状態を示した電気回路図である。
【図19】同じく格納状態で左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを下に操作した状態を示した電気回路図である。
【図20】同じく格納状態で左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを右に操作した状態を示した電気回路図である。
【図21】同じく格納状態で左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを左に操作した状態を示した電気回路図である。
【図22】従来の自動車用後写鏡のスイッチ回路を示した左右両側のドアミラーとスイッチ装置と配線との概略図である。
【図23】従来の自動車用後写鏡のスイッチ回路の電気回路図である。
【符号の説明】
A.L…左側のドアミラー、A.R…右側のドアミラー、H.L…左側のヒータ、H.R…右側のヒータ、M.L1…左側の第1モータ、M.L2…左側の第2モータ、M.L3…左側の第3モータ、M.R1…右側の第1モータ、M.R2…右側の第2モータ、M.R3…右側の第3モータ、SW…スイッチ装置、SW.L、SW.R…遮断手段、1…ミラーハウジング、10…ミラーボディー、11…ミラーアッセンブリ、12…ミラーベース、L1〜L4…左側のドアーミラー側の端子、R1〜R4…右側のドアーミラー側の端子、S1〜S8…スイッチ装置側の端子、61〜68…配線、+…電源、−…グラウンド(アース)、71、72、73…4方向リモコンスイッチ、81、82…左右切替スイッチ、91、92…起立格納スイッチ。

Claims (2)

  1. ミラーハウジングにミラーボディーが上下左右方向に傾倒可能に取り付けられてなるミラーアセンブリと、前記ミラーアセンブリが起立位置と格納位置との間を回動可能に取り付けられたミラーベースとを備え、前記ミラーベースが自動車の外部の左右両側にそれぞれ装備される自動車用後写鏡において、
    正転又は逆転することにより、前記右側のミラーボディーを上方向又は下方向に傾倒させる右側の第1モータと、
    正転又は逆転することにより、前記右側のミラーボディーを右方向又は左方向に傾倒させる右側の第2モータと、
    正転又は逆転することにより、前記左側のミラーボディーを上方向又は下方向に傾倒させる左側の第1モータと、
    正転又は逆転することにより、前記左側のミラーボディーを右方向又は左方向に傾倒させる左側の第2モータと、
    正転又は逆転することにより、前記左右両側のミラーアッセンブリを起立位置に復帰又は格納位置に格納させる左右両側の第3モータと、
    前記右側の第1モータの正転と逆転と第2モータの正転と逆転と、又は前記左側の第1モータの正転と逆転と第2モータの正転と逆転との切替を行う4方向リモコンスイッチと、
    前記右側の第1モータ及び第2モータへの通電と、前記左側の第1モータ及び第2モータへの通電との切替を行う左右切替スイッチと、
    前記左右両側の第3モータの正転と、前記左右両側の第3モータの逆転の逆転との切替を行う起立格納スイッチと、
    前記左右両側の第1モータと、前記左右両側の第2モータと、前記第3モータと、前記左右両側のヒータと、前記4方向リモコンスイッチと、前記左右切替スイッチと、前記起立格納スイッチと、前記ヒータスイッチと、電源と、グラウンドとの間を電気的に接続された配線と、
    を備えたスイッチ回路であって、
    前記4方向リモコンスイッチは、ノーマルクローズの第1可動接点と、ノーマルオープンの第2可動接点及び第3可動接点との3個の可動接点から構成されており、この3個の可動接点が連動して中立位置、上位置、下位置、左位置、右位置のいずれかに接続され、
    前記左右切替スイッチは、第1可動接点及び第2可動接点の2個の可動接点から構成されており、この2個の可動接点が連動して中立位置、左側切替位置、右側切替位置のいずれかに、又は左側切替位置、右側切替位置のいずれかに接続され、
    前記起立格納スイッチは、第1可動接点及び第2可動接点の2個の可動接点から構成されており、この2個の可動接点が連動して起立位置、格納位置のいずれかに接続され、
    前記左右両側の第1モータ及び第2モータの1本の配線と前記左右両側の第3モータの1本の配線とがそれぞれ共用されており、この共用配線が前記4方向リモコンスイッチの第1可動接点及び前記起立格納スイッチを介して前記電源又は前記グラウンドに接続されており、
    前記左右両側の第1モータ及び第2モータの他の配線が前記左右切替スイッチ及び前記4方向リモコンスイッチの第2可動接点及び第3可動接点を介して前記電源又は前記グラウンドにそれぞれ接続されており、
    前記左右両側の第3モータの他の配線が前記起立格納スイッチを介して前記グラウンド又は前記電源にそれぞれ接続されている、
    ことを特徴とする自動車用後写鏡におけるスイッチ回路。
  2. 前記左右両側の第3モータには、前記左右両側のミラーアッセンブリが前記起立位置又は前記格納位置に位置したときに前記左右両側の第3モータへの給電を遮断する手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路。
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