JP3758313B2 - 自動車用後写鏡におけるスイッチ回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用後写鏡におけるスイッチ回路であって、左右両側のミラーボディーの上下左右方向の傾倒操作と、左右両側のミラーアセンブリの起立格納の回動操作と、左右両側のヒータのオンオフを行うスイッチ回路に係り、特に左右両側のヒータへの消費電力の低減化を図るとともに、電気配線を簡単にしてコード類を減らすことができるように改良した自動車用後写鏡におけるスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路を図47乃至図49を参照して説明する。この例は、自動車の左右両側のドアーの外部に取り付けられるドアーミラーに使用された例を示す。
図において、A.Lは左側のドアーミラー、A.Rは右側のドアーミラーを示す。このドアーミラーA.L、A.Rは、ミラーハウジング1にミラーボディー(ミラー面(鏡面)を有する)10が上下左右方向に傾倒可能に取り付けられてミラーアセンブリ11が構成されており、このミラーアセンブリ11がミラーベース12に起立位置と格納位置との間を回動可能に取り付けられてなり、このミラーベース12が自動車の左右両側のドアー(図示せず)の外部にそれぞれ装備されることとなる。
【0003】
かかる自動車用後写鏡においては、遠隔操作で前記左右両側のミラーボディー10をそれぞれ別個に上下左右方向に傾倒させたり、前記左右両側のミラーアセンブリ11を同時に起立格納させたり、後述する左右両側のヒータH.L、H.Rのオンオフを行ったりしている。このミラーボディー10の上下左右方向の傾倒操作と、ミラーアセンブリ11の起立格納操作と、ヒータH.L、H.Rのオンオフ操作は、スイッチ回路を介して行われる。
【0004】
このスイッチ回路は、図48及び図49に示すように、
正転又は逆転することにより、右側のミラーボディー10を上方向又は下方向に傾倒させる右側の第1モータM.R1と、
正転又は逆転することにより、右側のミラーボディー10を右方向又は左方向に傾倒させる右側の第2モータM.R2と、
正転又は逆転することにより、左側のミラーボディー10を上方向又は下方向に傾倒させる左側の第1モータM.L1と、
正転又は逆転することにより、左側のミラーボディー10を右方向又は左方向に傾倒させる左側の第2モータM.L2と、
正転又は逆転することにより、左右両側のミラーアッセンブリ11を起立位置に復帰又は格納位置に格納させる左右両側の第3モータM.L3、M.R3と、
左右両側のミラーボディー10に付着した水滴等をそれぞれ除去する左右両側のヒータ(例えば、PTC面状発熱体であって、比較的消費電力が小さいヒータ)。このヒータにはタイマーコントローラが接続されている場合もある)H.L、H.Rと、
右側の第1モータM.R1の正転と逆転と第2モータM.R2の正転と逆転と、又は左側の第1モータM.L1の正転と逆転と第2モータM.L2の正転と逆転との切替を行う4方向リモコンスイッチ21、22、23、24、25、26、27、28と、
右側の第1モータM.R1及び第2モータM.R2への通電と、左側の第1モータM.L1及び第2モータM.L2への通電との切替を行う左右切替スイッチ31、32と、
前記左右両側の第3モータの正転と、前記左右両側の第3モータの逆転との切替を行う起立格納スイッチ41、42と、
左右両側のヒータH.L、H.Rのオンオフを行うヒータスイッチ4と、
左右両側の第1モータM.L1、M.R1と、左右両側の第2モータM.L2、M.R2と、左右両側の第3モータM.L3、M.R3と、左右両側のヒータH.L、H.Rと、4方向リモコンスイッチ21〜28と、左右切替スイッチ31、32と、起立格納スイッチ41、42と、ヒータスイッチ4と、電源+、グラウンド(アース)−との間を電気的に接続した配線51〜59、500、501と、
を備える。
前記左右両側のヒータH.L、H.Rは、配線53及び54を経てヒータスイッチ4(図47参照)を介して電源+、グラウンド(アース)−に並列に接続されている。
【0005】
上述の左右両側の第1モータM.L1、M.R1及び第2モータM.L2、M.R2及び第3モータM.L3、M.R3及びヒータH.L、H.Rは上述の左右両側のドアーミラーA.L、A.Rにそれぞれ装備されており、上述の4方向リモコンスイッチ21〜28及び左右切替スイッチ31、32及び起立格納スイッチ41、42及びヒータスイッチ4は車内のスイッチ装置SWにそれぞれ装備されており、上述の配線51〜59、500、501は上述の左右両側のドアーミラーA.L、A.R側の端子L1〜L7及びR1〜R7と上述のスイッチ装置SW側の端子S1〜S9と、またスイッチ装置SW側の端子S10、S11と電源+、グラウンド(アース)−との間をそれぞれ電気的に接続されている。
なお、上述の4方向リモコンスイッチは、ノーマルオープンの8個の可動接点21〜28から構成されており、連動して上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」のいずれかに接続される。また、上述の左右切替スイッチは、2個の可動接点31、32から構成されており、連動して中立位置「N」、左側切替位置「L」、右側切替位置「R」のいずれかに接続される。さらに、上述の起立格納スイッチは、2個の可動接点31、32から構成されており、連動して起立位置「起」、格納位置「格」のいずれかに接続される。さらにまた、上述のヒータスイッチ4は、1個の可動接点から構成されており、オン「ON」、オフ「OFF」のいずれかに接続される。さらにまた、上述のスイッチ装置SWは、端子S8、S9を介して電源+、グラウンド(アース)−にそれぞれ電気的に接続されている。
【0006】
次に、上述の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の操作作動について説明する。
まず、左右切替スイッチ31、32を中立位置「N」から例えば右側切替位置「R」に切り替えておく。この状態で、4方向リモコンスイッチ21、25を上位置「上」に操作すると、右側の第1モータM.R1が正転して右側のドアーミラーA.Rのミラーボディーが上方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ22、26を下位置「下」に操作すると、右側の第1モータM.R1が逆転して右側ドアーミラーA.Rのミラーボディー10が下方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ23、27を右位置「右」に操作すると、右側の第2モータM.R2が正転して右側のドアーミラーA.Rのミラーボディー10が右方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ24、28を左位置「左」に操作すると、右側の第2モータM.R2が逆転して右側のドアーミラーA.Rのミラーボディーが10左方向に傾倒する。
【0007】
次に、左右切替スイッチ31、32を中立位置「N」から例えば左側切替位置「L」に切り替えておく。この状態で、4方向リモコンスイッチ21、25を上位置「上」に操作すると、左側の第1モータM.L1が正転して左側のドアーミラーA.Lのミラーボディーが上方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ22、26を下位置「下」に操作すると、左側の第1モータM.L1が逆転して左側ドアーミラーA.Lのミラーボディー10が下方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ23、27を右位置「右」に操作すると、左側の第2モータM.L2が正転して左側のドアーミラーA.Lのミラーボディー10が右方向に傾倒し、4方向リモコンスイッチ24、28を左位置「左」に操作すると、左側の第2モータM.L2が逆転して左側のドアーミラーA.Lのミラーボディーが10左方向に傾倒する。
【0008】
また、起立格納スイッチ41、42を起立位置「起」に操作すると、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が正転して左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置から起立位置に回動して起立し、起立格納スイッチ41、42を格納位置「格」に操作すると、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が逆転して左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置から格納位置に回動して格納される。
【0009】
さらに、ヒータスイッチ4をオン「ON」に切替えると、図49中の太い実線に示すように、並列に接続された左右両側のヒータH.L、H.Rに通電され、その左右両側のヒータH.L、H.Rが発熱してミラーボディー10の表面に付着した水滴等を除去する。ヒータスイッチ4をオフ「OFF」に切替えると、図47に示すように、並列に接続された左右両側のヒータH.L、H.Rへの通電が遮断される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路は、左右両側のヒータH.L、H.Rが配線53及び54を経てヒータスイッチ4を介して電源+、グラウンド(アース)−に並列に接続されているので、左右両側のヒータH.L、H.Rの消費電力に問題がある。
【0011】
本発明は、左右両側のヒータへの消費電力の低減化を図ることができ、電気配線が簡単でコード類の少ない自動車用後写鏡におけるスイッチ回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の目的を達成するために、本発明は左右両側のヒータを直列に接続するとともに、モータ配線の一部を共用する。
すなわち、ミラーハウジングにミラーボディーが上下左右方向に傾倒可能に取り付けられてなるミラーアセンブリと、前記ミラーアセンブリが起立位置と格納位置との間を回動可能に取り付けられたミラーベースとを備え、前記ミラーベースが自動車の外部の左右両側にそれぞれ装備される自動車用後写鏡において、
正転又は逆転することにより、前記右側のミラーボディーを上方向又は下方向に傾倒させる右側の第1モータと、
正転又は逆転することにより、前記右側のミラーボディーを右方向又は左方向に傾倒させる右側の第2モータと、
正転又は逆転することにより、前記左側のミラーボディーを上方向又は下方向に傾倒させる左側の第1モータと、
正転又は逆転することにより、前記左側のミラーボディーを右方向又は左方向に傾倒させる左側の第2モータと、
正転又は逆転することにより、前記左右両側のミラーアッセンブリを起立位置に復帰又は格納位置に格納させる左右両側の第3モータと、
前記左右両側のミラーボディーに付着した水滴等をそれぞれ除去する左右両側のヒータと、
前記右側の第1モータの正転と逆転との切替及び第2モータの正転と逆転との切替、又は前記左側の第1モータの正転と逆転との切替及び第2モータの正転と逆転との切替を行う4方向リモコンスイッチと、
前記右側の第1モータ及び第2モータへの通電と、前記左側の第1モータ及び第2モータへの通電との切替を行う左右切替スイッチと、
前記左右両側の第3モータの正転と、前記左右両側の第3モータの逆転との切替を行う起立格納スイッチと、
前記左右両側のヒータのオンオフを行うヒータスイッチと、 を備えたスイッチ回路であって、
前記左右両側のヒータの消費電力の低減化を図るために、前記左右両側のヒータを直列に接続し、
前記左右両側の第1モータ及び第2モータ及び第3モータ及びヒータ側の端子と、前記4方向リモコンスイッチ及び左右切替スイッチ及び起立格納スイッチ及びヒータスイッチ側の端子との間の配線の数を減らすために、
前記左右両側の第1モータ及び第2モータの1本の配線と、前記左右両側の第3モータの1本の配線とを互いに共用し、
また左側又は右側の何れか一方の前記ヒータの一端と前記第3モータの共用配線側の一端とを接続し、
かつ左側又は右側の何れか他方の前記ヒータの一端と前記第3モータの共用配線側と反対側の他端とを接続し、
さらに前記左右両側のヒータの他端をダイオードを介して直列に接続したことを特徴とする。
【0013】
この結果、本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路は、左右両側のヒータを並列に接続した従来のスイッチ回路と比較して、消費電力の低減化を図ることができ、しかも、電気配線が簡単でコード類が少ない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の実施の形態のうちの4例を図1乃至図46を参照して説明する。
図1乃至図23は本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の第1の実施の形態を示す。この例は、自動車の左右両側のドアーの外部に取り付けられるドアーミラーに使用された例を示す。図中、図47乃至図49と同符号は同一のものを示す。
【0015】
本発明のスイッチ回路は、左右両側のヒータH.L、H.Rが後述する4方向リモコンスイッチ71、72、73、74及び左右切替スイッチ81、82及び起立格納スイッチ91、92を介して電源+及びグラウンド(アース)−に直列に接続されてなるものである。
【0016】
4方向リモコンスイッチは、ノーマルクローズの第1可動接点71及び第2可動接点72と、ノーマルオープンの第3可動接点73及び第4可動接点74から構成されており、連動して中立位置「中」、上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」のいずれかに接続される。
【0017】
また、左右切替スイッチは、中立位置「N」、左側切替位置「L」、右側切替位置「R」の3位置切替スイッチからなり、第1可動接点81及び第2可動接点82から構成されており、連動して中立位置「N」、左側切替位置「L」、右側切替位置「R」のいずれかに接続される。
【0018】
さらに、起立格納スイッチは、第1可動接点91及び第2可動接点92から構成されており、連動して起立位置「起」、格納位置「格」のいずれかに接続される。
【0019】
さらにまた、左右両側のドアーミラーA.L、A.R側の端子L1〜L5及びR1〜R5とスイッチ装置SW側の端子S1〜S8との間には配線61〜68が電気的に接続されている。かつスイッチ装置SWは、端子S9、S10及び配線69、600を介して電源+、グラウンド(アース)−にそれぞれ電気的に接続されている。
【0020】
そして、この実施の形態における本発明のスイッチ回路は、左右両側の第1モータM.L1、M.R1及び第2モータM.L2、M.R2の1本の配線63と左右両側の第3モータM.L3、M.R3の1本の配線63とがそれぞれ共用し、また、左側ヒータH.Lの一端と左側の第3モータM.L3の共用配線63側の一端とが接続され、かつ、右側のヒータH.Rの一端と右側の第3モータM.R3の共用配線63側と反対側の他端とが接続され、さらに、左右両側のヒータH.L、H.Rの他端が左右切替スイッチ81の中立位置「N」及びダイオードDを介して直列に接続されてなるものである。
【0021】
また、この実施の形態における本発明のスイッチ回路は、左右両側の第3モータM.L3、M.R3の他端及び右側のヒータH.Rの一端が起立格納スイッチ92の起立位置「起」を介して電源+に接続され、一方、左右両側の第1モータM.L1、M.R1及び第2モータM.L2、M.R2及び第3モータM.L3、M.R3の共用配線63及び左側のヒータH.Lの一端が4方向リモコンスイッチのノーマルクローズの第1可動接点71及び第2可動接点72及び起立格納スイッチ91の起立位置「起」を介してグラウンドに接続されてなるものである。
【0022】
この結果、この実施の形態においては、右側のヒータH.Rの一端が起立格納スイッチ91の起立位置「起」を介して電源+に接続されており、その右側のヒータH.Rの他端が左側のヒータH.Lの他端に左右切替スイッチ81の中立位置「N」及びダイオードDを介して接続されており、その左側のヒータH.Lの一端が4方向リモコンスイッチ71、72及び起立格納スイッチ91の起立位置「起」を介してグラウンド(アース)−に接続されることにより、左右両側のヒータH.L、H.Rが直列に接続されることとなる。
【0023】
さらに、この実施形態における本発明のスイッチ回路は、左右両側の第3モータM.L3、M.R3には左右両側のミラーアッセンブリ11が起立位置又は格納位置に位置したときに左右両側の第3モータM.L3、M.R3への給電を遮断する遮断手段SW.L、SW.Rが設けられている。この遮断手段SW.L、SW.Rは、例えば、PTC素子等を使用して電気的に給電を遮断する手段と、スイッチ機器等を使用して機械的に給電を遮断する手段と、固定導電プリント及び摺動端子等を使用して電気的及び機械的に給電を遮断する手段と、等が有る。
【0024】
この実施の形態における本発明のスイッチ回路は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動について図2乃至図23を参照して説明する。
まず、左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えた状態で、起立格納スイッチ91、92を起立「起」に操作すると、図2中の太い実線に示すように、電流が、電源+から起立格納スイッチ92を経て端子S4に至り、分岐して端子S4,L2又はR2→左右両側の遮断手段SW.L、SW.R→左右両側の第3モータM.L3、M.R3→端子L1、R1、S3→4方向リモコンスイッチ71、72→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が矢印起立方向に正転して、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置から起立位置に回動する。この左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置に位置したところで、遮断手段SW.L、SW.Rの作用により、図3に示すように、第3モータM.L3、M.R3への通電が遮断される。
【0025】
一方、左右切替スイッチ81、82が中立位置「N」に位置していると、図2及び図3中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→端子S4、R2→右側のヒータH.R→端子R3、S6→左右切替スイッチ81の中立位置「N」→ダイオードD→端子S5、L3→左側のヒータH.L→端子L1、S3→4方向リモコンスイッチ71、72→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、直列に接続された左右両側のヒータH.L、H.Rが発熱してミラーボディー10の表面に付着した水滴等を除去する。
【0026】
次に、左右切替スイッチ81、82を右側切替位置「R」又は左側切替位置「L」に切替えると、図4又は図5に示すように、直列に接続された左右両側のヒータH.L、H.Rへの通電が遮断される。
【0027】
そして、左右切替スイッチ81、82を右側切替位置「R」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を上位置「上」に操作すると、図6中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→4方向リモコンスイッチ72、71→端子S3、R1→右側の第1モータM.R1→端子R4、S7→左右切替スイッチ81→4方向リモコンスイッチ73→グラウンド(アース)−と流れ、右側の第1モータM.R1が矢印U方向に正転して、右側のミラーボディー10が上方向に傾倒する。
【0028】
次に、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を下位置「下」に操作すると、図7中の太い実線に示すように、電流が、電源+→4方向リモコンスイッチ73→左右切替スイッチ81→端子S7、R4→右側の第1モータM.R1→端子R1、S3→4方向リモコンスイッチ71、72→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、右側の第1モータM.R1が矢印D方向に逆転して、右側のミラーボディー10が下方向に傾倒する。
【0029】
さらに、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を右位置「右」に操作すると、図8中の太い実線に示すように、電流が、電源+→4方向リモコンスイッチ73→左右切替スイッチ81→端子S7、R4→右側の第2モータM.R2→端子R5、S8→左右切替スイッチ82→4方向リモコンスイッチ74、72→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、右側の第2モータM.R2が矢印R方向に正転して、右側のミラーボディー10が右方向に傾倒する。
【0030】
さらにまた、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を左位置「左」に操作すると、図9中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→4方向リモコンスイッチ74→左右切替スイッチ82→端子S8、R5→右側の第2モータM.R2→端子R4、S7→左右切替スイッチ81→4方向リモコンスイッチ73→グラウンド(アース)−と流れ、右側の第2モータM.R2が矢印L方向に逆転して、右側のミラーボディー10が左方向に傾倒する。
【0031】
それから、左右切替スイッチ81、82を左側切替位置「L」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を上位置「上」に操作すると、図10中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→4方向リモコンスイッチ72、71→端子S3、L1→左側の第1モータM.L1→端子L4、S2→左右切替スイッチ81→4方向リモコンスイッチ73→グラウンド(アース)−と流れ、左側の第1モータM.L1が矢印U方向に正転して、左側のミラーボディー10が上方向に傾倒する。
【0032】
次に、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を下位置「下」に操作すると、図11中の太い実線に示すように、電流が、電源+→4方向リモコンスイッチ73→左右切替スイッチ81→端子S2、L4→左側の第1モータM.L1→端子L1、S3→4方向リモコンスイッチ71、72→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、左側の第1モータM.L1が矢印D方向に逆転して、左側のミラーボディー10が下方向に傾倒する。
【0033】
さらに、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を右位置「右」に操作すると、図12中の太い実線に示すように、電流が、電源+→4方向リモコンスイッチ73→左右切替スイッチ81→端子S2、L4→左側の第2モータM.L2→端子L5、S1→左右切替スイッチ82→4方向リモコンスイッチ74、72→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、左側の第2モータM.L2が矢印R方向に正転して、左側のミラーボディー10が右方向に傾倒する。
【0034】
さらにまた、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を左位置「左」に操作すると、図13中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→4方向リモコンスイッチ74→左右切替スイッチ82→端子S1、L5→左側の第2モータM.L2→端子L4、S2→左右切替スイッチ81→4方向リモコンスイッチ73→グラウンド(アース)−と流れ、左側の第2モータM.L2が矢印L方向に逆転して、左側のミラーボディー10が左方向に傾倒する。
【0035】
以上に説明した第1の実施の形態において、起立位置のミラーアセンブリ11を格納する場合は、左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えた状態で、起立格納スイッチ91、92を格納「格」に操作すると、図14中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ91→4方向リモコンスイッチ72、71→端子S3、L1、R1→左右両側の第3モータM.L3、M.R3→左右両側の遮断手段SW.L、SW.R→端子L2、R2、S4→起立格納スイッチ92→グラウンド(アース)−と流れ、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が矢印格納方向に逆転して、左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置から格納位置に回動する。この左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置したところで、遮断手段SW.L、SW.Rの作用により、図15に示すように、第3モータM.L3、M.R3への通電が遮断される。一方、この格納操作時において、左右両側のヒータH.L、H.Rは発熱していない。
【0036】
このように、この第1の実施の形態における本発明のスイッチ回路は、左右両側のヒータH.LとヒータH.Rとが直列に接続されている。すなわち、右側のヒータH.Rの一端が起立格納スイッチ91の起立位置「起」を介して電源+に接続されており、その右側のヒータH.Rの他端が左側のヒータH.Lの他端に左右切替スイッチ81の中立位置「N」及びダイオードDを介して接続されており、該左側のヒータH.Lの一端が4方向リモコンスイッチ71、72及び起立格納スイッチ91の起立位置「起」を介してグラウンド(アース)−に接続されている。この結果、左右両側のヒータを並列に接続した従来のスイッチ回路と比較して、消費電力の低減化と電気配線の簡略化とを図ることができる。
【0037】
特に、この実施の形態においては、左右両側の第3モータM.L3、M.R3の一方の端子が共用配線63を経て4方向リモコンスイッチのノーマルクローズの第1可動接点71及び第2可動接点72及び起立格納スイッチの第1可動接点91を介してグラウンド(アース)に電気的に接続されていると共に、左右両側の第3モータM.L3、M.R3の他方の端子が起立格納スイッチの第2可動接点92を介して電源に電気的に接続されている。
このため、次に述べるような安全機能が働く。
例えば図2〜図13のように、起立格納スイッチ91,92が起立位置になっている場合は、4方向リモコンスイッチ71,72,73,74の操作によって
左側の第1モータM.L1及び第2モータM.L2又は右側の第1モータM.R1及び第2モータM.R2が選択的に通電されるが、
図16〜図23のように、起立格納スイッチ91,92が格納位置になっている場合は、4方向リモコンスイッチ71,72,73,74を操作しても、左側の第1モータM.L1及び第2モータM.L2又は右側の第1モータM.R1及び第2モータM.R2は何れも通電されない。
この結果、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置する時に、ミラーボディー10が上下左右に傾倒するのを防ぐことができる。
【0038】
また、この実施の形態においては、左右両側の第1モータM.L1、M.R1及び第2モータM.L2、M.R2の1本の配線63と左右両側の第3モータM.L3、M.R3側の1本の配線63とを共用する。また、左側ヒータH.Lの一端と左側の第3モータM.L3の共用配線63側の一端とが接続され、かつ、右側のヒータH.Rの一端と右側の第3モータM.R3の共用配線63側と反対側の他端とが接続されている。この結果、従来のスイッチ回路と比較して、左右両側のドアーミラーA.L、A.R側の各端子L1〜L5、R1〜R5を5個に、スイッチ装置SW側の端子S1〜S10を10個に、左右両側のドアーミラーA.L、A.R側の端子L1〜L5、R1〜R5とスイッチ装置SW側の端子S1〜S8との間の配線61〜68を8本に、それぞれ減らすことができ、部品点数の軽減化が図られる。
このように、電気配線が簡略化されてコード類を減らし得たのは、本発明(請求項1)を適用して、前記左右両側の第1モータ及び第2モータの1本の配線と、前記左右両側の第3モータの1本の配線とを互いに共用し、
また左側又は右側の何れか一方の前記ヒータの一端と前記第3モータの共用配線側の一端とを接続し、
かつ左側又は右側の何れか他方の前記ヒータの一端と前記第3モータの共用配線側と反対側の他端とを接続し、
さらに前記左右両側のヒータの他端をダイオードを介して直列に接続したことの実用的な効果である。
【0039】
さらに、この実施の形態においては、左右切替スイッチ81、82は右側切替位置、中立位置、左側切替位置の3位置切替スイッチからなり、かつ起立格納スイッチ91、92は起立位置、格納位置の2位置切替スイッチからなり、しかも左右両側のヒータH.L、H.Rは左右切替スイッチ81の中立位置「N」と起立格納スイッチ91、92の起立位置「起」とを介して電源+及びグラウンド−に直列に接続されている。この結果、起立格納スイッチ91、92が起立位置「起」に操作された状態で、左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えると、左右両側のヒータH.L、H.Rに通電でき、また左右切替スイッチ81、82を右側切替位置「R」又は左側切替位置「L」に切替えると、左右両側のヒータH.L、H.Rへの通電が遮断される。従って、ヒータオンオフ専用のスイッチが不要となり、さらに部品点数の軽減化が図られる。
【0040】
さらにまた、この実施の形態においては、4方向リモコンスイッチがノーマルクローズの第1可動接点71及び第2可動接点72とノーマルオープンの第3可動接点73及び第4可動接点74との4個の可動接点から構成されており、左右切替スイッチが2個の可動接点81、82から構成されており、起立格納スイッチが2個の可動接点91、92から構成されおり、可動接点が合計で8個からなるので、可動接点が13個からなる従来のスイッチ回路(図47乃至図49を参照)と比較して、5個減らすことができ、その分部品点数を低減できると共に、スイッチ操作の信頼性及び耐久性の向上を図ることができる。
【0041】
図24は、以上に説明した第1の実施の形態の変形例を示す。このスイッチ回路は、表示灯(発光ダイオード)9の一端が端子S4と起立格納スイッチ92との間に接続され、かつ該表示灯(発光ダイオード)9の他端が端子S3と4方向リモコンスイッチ71との間に接続されているものである。この表示灯(発光ダイオード)9はヒータH.L、H.Rと並列をなし、これらのヒータが発熱状態の時に点灯表示するものであって、例えば、スイッチ装置SWに配設される。
【0042】
図25乃至図32は本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の第2の実施の形態を示す。図中、図1乃至図24及び図47乃至図49と同符号は同一のものを示す。
【0043】
このスイッチ回路は、左右両側のヒータH.L、H.Rの他端が左右切替スイッチ81の中立位置「N」を介さずに直接ダイオードDを介して接続したものであって、上述の第1の実施の形態のものと同様の作用効果を達成することができる。その上、図25に示すように、スイッチ装置SW側の端子S1〜S8を8個に、左右両側のドアーミラーA.L、A.R側の端子L1〜L5、R1〜R5とスイッチ装置SW側の端子S1〜S6との間の配線61〜66を6本に、それぞれ減らすことができ、部品点数の軽減化がさらに図られる。しかも、直列に接続した左右両側のヒータH.L、H.Rのオン、オフは起立格納スイッチ91、92の起立位置「起」、格納位置「格」の操作により行うことができ、ヒータ専用のスイッチが不要となる。
【0044】
この第2の実施の形態におけるスイッチ回路を操作したときの作動は次のとおりである。左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えた状態で、起立格納スイッチ91、92を起立「起」に操作すると、図26中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→端子S4、L2、R2→左右両側の遮断手段SW.L、SW.R→左右両側の第3モータM.L3、M.R3→端子L1、R1、S3→4方向リモコンスイッチ71、72→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が矢印起立方向に正転して、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置から起立位置に回動する。この左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置に位置したところで、遮断手段SW.L、SW.Rの作用により、図27に示すように、第3モータM.L3、M.R3への通電が遮断される。
【0045】
一方、左右切替スイッチ81、82が中立位置「N」に位置していると、図26及び図27中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→端子S4、R2→右側のヒータH.R→端子R3→ダイオードD→端子L3左側のヒータH.L→端子L1、S3→4方向リモコンスイッチ71、72→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、直列に接続された左右両側のヒータH.L、H.Rが発熱してミラーボディー10の表面に付着した水滴等を除去する。
【0046】
次に、左右切替スイッチ81、82を右側切替位置「R」又は左側切替位置「L」に切替えると、図28又は図29に示すように、直列に接続された左右両側のヒータH.L、H.Rへの通電が遮断される。
【0047】
そして、図28又は図29に示すように、左右切替スイッチ81、82を右側切替位置「R」又は左側切替位置「L」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」に操作すると、右側又は左側のミラーボディー10が上下左右に傾倒する。
【0048】
この第2の実施の形態に係るミラーアセンブリ11が起立状態であるとき、これを格納する場合は、左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えた状態で、起立格納スイッチ91、92を格納「格」に操作すると、図30中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ91→4方向リモコンスイッチ72、71→端子S3、L1、R1→左右両側の第3モータM.L3、M.R3→左右両側の遮断手段SW.L、SW.R→端子L2、R2、S4→起立格納スイッチ92→グラウンド(アース)−と流れ、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が矢印格納方向に逆転して、左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置から格納位置に回動する。この左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置したところで、遮断手段SW.L、SW.Rの作用により、図31に示すように、第3モータM.L3、M.R3への通電が遮断される。一方、この格納操作時において、左右両側のヒータH.L、H.Rは発熱していない。
【0049】
また、この第2の実施の形態における本発明のスイッチ回路は、先に説明した第1の実施の形態のスイッチ回路と同様に、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置しているとき、左右切替スイッチ81、82を左側切替位置「L」又は右側切替位置「R」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」に操作しても、例えば図32に示すように、左側の第1モータM.L1及び第2モータM.L2又は右側の第1モータM.R1及び第2モータM.R2には通電されない。この結果、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置する時に、ミラーボディー10が上下左右に傾倒するのを防ぐことができる。
【0050】
なお、この実施の形態において、ヒータH.L、H.Rが発熱状態の時に点灯表示する表示灯(図示せず)の一端を端子S4と起立格納スイッチ92との間に、他端を端子S3と4方向リモコンスイッチ71との間に、それぞれ接続しても良い。
【0051】
図33乃至図39は本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の第3の実施の形態を示す。図中、図1乃至図32及び図47乃至図49と同符号は同一のものを示す。
【0052】
第3の実施の形態に係るスイッチ回路は、起立格納スイッチが3個の可動接点91、92、93から構成されているものであって、先に説明した第1及び第2の実施の形態のスイッチ回路と同様の作用効果を達成することができる。
【0053】
この第3の実施の形態に係るスイッチ回路を操作したときの作動は次のとおりである。左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えた状態で、起立格納スイッチ91、92、93を起立「起」に操作すると、図33中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→端子S4、L2、R2→左右両側の遮断手段SW.L、SW.R→左右両側の第3モータM.L3、M.R3→端子L1、R1、S3→4方向リモコンスイッチ71、72→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が矢印起立方向に正転して、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置から起立位置に回動する。この左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置に位置したところで、遮断手段SW.L、SW.Rの作用により、図34に示すように、第3モータM.L3、M.R3への通電が遮断される。
【0054】
一方、左右切替スイッチ81、82が中立位置「N」に位置していると、図33及び図34中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→端子S4、R2→右側のヒータH.R→端子R3、S6→左右切替スイッチ81の中立位置「N」→ダイオードD→端子S5、L3→左側のヒータH.L→端子L1、S3→4方向リモコンスイッチ71、72→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、直列に接続された左右両側のヒータH.L、H.Rが発熱してミラーボディー10の表面に付着した水滴等を除去する。
【0055】
次に、左右切替スイッチ81、82を右側切替位置「R」又は左側切替位置「L」に切替えると、図35又は図36に示すように、直列に接続された左右両側のヒータH.L、H.Rへの通電が遮断される。
【0056】
そして、図35又は図36に示すように、左右切替スイッチ81、82を右側切替位置「R」又は左側切替位置「L」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」に操作すると、右側又は左側のミラーボディー10が上下左右に傾倒する。
【0057】
以上に説明した第3の実施の形態に係るスイッチ回路のミラーアッセンブリ11(図1参照)が起立位置であるとき、これを格納する場合は、左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えた状態で、起立格納スイッチ91、92、93を格納「格」に操作すると、図37中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ91→4方向リモコンスイッチ72、71→端子S3、L1、R1→左右両側の第3モータM.L3、M.R3→左右両側の遮断手段SW.L、SW.R→端子L2、R2、S4→起立格納スイッチ92→グラウンド(アース)−、と流れ、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が矢印格納方向に逆転して、左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置から格納位置に回動する。この左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置したところで、遮断手段SW.L、SW.Rの作用により、図38に示すように、第3モータM.L3、M.R3への通電が遮断される。一方、この格納操作時において、左右両側のヒータH.L、H.Rは発熱していない。
【0058】
また、この第3の実施の形態における本発明のスイッチ回路は、先に説明した第1及び第2の実施の形態のスイッチ回路と同様に、左右両側のミラーアセンブリ11(図1参照)が格納位置に位置している時において、左右切替スイッチ81、82を左側切替位置「L」又は右側切替位置「R」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ71、72、73、74を上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」に操作しても、例えば図39に示すように、左側の第1モータM.L1及び第2モータM.L2又は右側の第1モータM.R1及び第2モータM.R2には通電されない。この結果、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置する時に、ミラーボディー10が上下左右に傾倒するのを防ぐことができる。
【0059】
さらに、この第3の実施の形態に係るスイッチ回路の可動接点の数は、先に説明した第1及び第2の実施の形態のスイッチ回路よりも1個多い9個であるが、従来のスイッチ回路の13個の可動接点と比較して4個少ない。
【0060】
なお、この実施の形態において、ヒータH.L、H.Rが発熱状態の時に点灯表示する表示灯(図示せず)の一端を端子S4と起立格納スイッチ92との間に、他端を端子S3と4方向リモコンスイッチ71との間に、それぞれ接続しても良い。
【0061】
図40乃至図46は本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の第4の実施の形態を示す。図中、図1乃至図39及び図47乃至図49と同符号は同一のものを示す。
【0062】
この第4の実施の形態に係るスイッチ回路は、4方向リモコンスイッチがノーマルクローズの第1可動接点75とノーマルオープンの第2可動接点76及び第3可動接点77とから構成されており、かつ左右両側の第1モータM.L1、M.R1及び第2モータM.L2、M.R2と第3モータM.L3、M.R3との共有配線63側が4方向リモコンスイッチのノーマルクローズの第1可動接点75及び起立格納スイッチの第1可動接点91を介してグラウンド(アース)に電気的に接続されているものであって、先に説明した第1、及び第2並びに第3の実施の形態のスイッチ回路と同様の作用効果を達成することができる。
【0063】
また、このスイッチ回路において、ヒータH.L、H.Rが発熱状態の時に点灯表示する表示灯9の一端を端子S4と起立格納スイッチ92との間に、他端を左右切替スイッチ82の中立位置「N」にそれぞれ接続する。なお、この表示灯9は省略しても良い。
【0064】
この第4の実施の形態に係るスイッチ回路を操作したときの作動は次のとおりである。左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えた状態で、起立格納スイッチ91、92を起立「起」に操作すると、図40中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→端子S4、L2、R2→左右両側の遮断手段SW.L、SW.R→左右両側の第3モータM.L3、M.R3→端子L1、R1、S3→4方向リモコンスイッチ75→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が矢印起立方向に正転して、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置から起立位置に回動する。この左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置に位置したところで、遮断手段SW.L、SW.Rの作用により、図41に示すように、第3モータM.L3、M.R3への通電が遮断される。
【0065】
一方、左右切替スイッチ81、82が中立位置「N」に位置していると、図40及び図41中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→端子S4、R2→右側のヒータH.R→端子R3、S6→左右切替スイッチ81の中立位置「N」→ダイオードD→端子S5、L3→左側のヒータH.L→端子L1、S3→4方向リモコンスイッチ75→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、直列に接続された左右両側のヒータH.L、H.Rが発熱してミラーボディー10の表面に付着した水滴等を除去する。
【0066】
また、電流が、電源+→起立格納スイッチ92→表示灯9→左右切替スイッチ82の中立位置「N」→4方向リモコンスイッチ75→起立格納スイッチ91→グラウンド(アース)−と流れ、上述の左右両側のヒータH.L、H.Rの発熱中表示灯9が点灯している。
【0067】
次に、左右切替スイッチ81、82を右側切替位置「R」又は左側切替位置「L」に切替えると、図42又は図43に示すように、直列に接続された左右両側のヒータH.L、H.Rへの通電が遮断される。
【0068】
そして、図42又は図43に示すように、左右切替スイッチ81、82を右側切替位置「R」又は左側切替位置「L」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ75、76、77を上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」に操作すると、右側又は左側のミラーボディー10が上下左右に傾倒する。
【0069】
以上に説明した第4の実施の形態に係るスイッチ回路のミラーアッセンブリ11(図1参照)が起立位置であるとき、これを格納する場合は、左右切替スイッチ81、82を中立位置「N」に切替えた状態で、起立格納スイッチ91、92を格納「格」に操作すると、図44中の太い実線に示すように、電流が、電源+→起立格納スイッチ91→4方向リモコンスイッチ75→端子S3、L1、R1→左右両側の第3モータM.L3、M.R3→左右両側の遮断手段SW.L、SW.R→端子L2、R2、S4→起立格納スイッチ92→グラウンド(アース)−と流れ、左右両側の第3モータM.L3、M.R3が矢印格納方向に逆転して、左右両側のミラーアセンブリ11が起立位置から格納位置に回動する。この左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置したところで、遮断手段SW.L、SW.Rの作用により、図45に示すように、第3モータM.L3、M.R3への通電が遮断される。一方、この格納操作時において、左右両側のヒータH.L、H.Rは発熱していない。
【0070】
また、この第4の実施の形態に係るスイッチ回路は、先に説明した第1、及び第2並びに第3の実施の形態におけると同様に、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置している時において、左右切替スイッチ81、82を左側切替位置「L」又は右側切替位置「R」に切替えた状態で、4方向リモコンスイッチ75、76、77を上位置「上」、下位置「下」、左位置「左」、右位置「右」に操作しても、例えば図46に示したように、左側の第1モータM.L1及び第2モータM.L2又は右側の第1モータM.R1及び第2モータM.R2には通電されない。この結果、左右両側のミラーアセンブリ11が格納位置に位置する時に、ミラーボディー10が上下左右に傾倒するのを防ぐことができる。
【0071】
また、この第4の実施の形態に係るスイッチ回路の可動接点の数は、先に説明した第1及び第2の実施の形態のスイッチ回路よりも1個少なく、第3の実施の形態のスイッチ回路よりも21個少ない7個である。
【0072】
上述の実施の形態における本発明のスイッチ回路は、自動車の左右両側のドアーの外部に取り付けられるドアーミラーに使用された例であるが、本発明のスイッチ回路は、ドアーミラー以外の自動車用後写鏡、例えばフェンダミラーなどにも使用できる。
【0073】
なお、本発明のスイッチ回路は、図48及び図49従来のスイッチ回路)において、左右両側のヒータH.L、H.Rを直列に接続しても良い。例えば、端子S4→端子L2→左側のヒータH.L→端子L1→端子R2→右側のヒータH.R→端子R1→端子S3と接続する。
【0074】
なお、上述の実施の形態においては、左側ヒータH.Lの一端と左側の第3モータM.L3の共用配線63側の一端とが接続され、かつ、右側のヒータH.Rの一端と右側の第3モータM.R3の共用配線63側と反対側の他端とが接続されているものであるが、その逆に、左側ヒータH.Lの一端と左側の第3モータM.L3の共用配線63側と反対側の他端とが接続され、かつ、右側のヒータH.Rの一端と右側の第3モータM.R3の共用配線63側の一端とが接続されていても良い。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路は、左右両側のヒータを直列に接続したものであるから、左右両側のヒータを並列に接続した従来のスイッチ回路と比較して、消費電力の低減化を図ることができ、しかも、電気配線が簡単でコード類の部品点数が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の第1の実施の形態を示した左右両側のドアミラーとスイッチ装置と配線との概略図である。
【図2】同じく左右切替スイッチが中立位置の状態で起立格納スイッチを起立に操作して左右両側の第3モータ及び左右両側のヒータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図3】同じく左右両側の第3モータへの通電が遮断され、かつ左右切替スイッチが中立位置の状態で左右両側のヒータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図4】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて左右両側のヒータへの通電を遮断した状態を示した電気回路図である。
【図5】同じく左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて左右両側のヒータへの通電を遮断した状態を示した電気回路図である。
【図6】 同じく右側のミラー面が上側へ回動するように操作した状態の電気回路図である。
【図7】 同じく右側のミラー面が下側へ回動するように操作した状態の電気回路図である。
【図8】 同じく右側のミラー面が右側へ回動するように操作した状態の電気回路図である。
【図9】 同じく右側のミラー面が左側へ回動するように操作した状態の電気回路図である。
【図10】 同じく左側のミラー面が上側へ回動するように操作した状態の電気回路図である。
【図11】 同じく左側のミラー面が下側へ回動するように操作した状態の電気回路図である。
【図12】 同じく左側のミラー面が右側へ回動するように操作した状態の電気回路図である。
【図13】 同じく左側のミラー面が左側へ回動するように操作した状態の電気回路図である。
【図14】同じく左右切替スイッチが中立位置の状態で起立格納スイッチを格納に操作して左右両側の第3モータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図15】同じく左右両側の第3モータへの通電が遮断された状態を示した電気回路図である。
【図16】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを上に操作した状態を示した電気回路図である。
【図17】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを下に操作した状態を示した電気回路図である。
【図18】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを右に操作した状態を示した電気回路図である。
【図19】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを左に操作した状態を示した電気回路図である。
【図20】同じく左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを上に操作した状態を示した電気回路図である。
【図21】同じく左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを下に操作した状態を示した電気回路図である。
【図22】同じく左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを右に操作した状態を示した電気回路図である。
【図23】同じく左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを左に操作した状態を示した電気回路図である。
【図24】本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の第1の実施の形態の変形例(表示灯を組み込んだ例)を示した電気回路図である。
【図25】本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の第2の実施の形態を示した左右両側のドアミラーとスイッチ装置と配線との概略図である。
【図26】同じく左右切替スイッチが中立位置の状態で起立格納スイッチを起立に操作して左右両側の第3モータ及び左右両側のヒータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図27】同じく左右両側の第3モータへの通電が遮断され、かつ左右切替スイッチが中立位置の状態で左右両側のヒータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図28】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて左右両側のヒータへの通電を遮断した状態を示した電気回路図である。
【図29】同じく左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて左右両側のヒータへの通電を遮断した状態を示した電気回路図である。
【図30】同じく左右切替スイッチが中立位置の状態で起立格納スイッチを格納に操作して左右両側の第3モータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図31】同じく左右両側の第3モータへの通電が遮断された状態を示した電気回路図である。
【図32】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを上に操作した状態を示した電気回路図である。
【図33】本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の第3の実施の形態を示し、左右切替スイッチが中立位置の状態で起立格納スイッチを起立に操作して左右両側の第3モータ及び左右両側のヒータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図34】同じく左右両側の第3モータへの通電が遮断され、かつ左右切替スイッチが中立位置の状態で左右両側のヒータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図35】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて左右両側のヒータへの通電を遮断した状態を示した電気回路図である。
【図36】同じく左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて左右両側のヒータへの通電を遮断した状態を示した電気回路図である。
【図37】同じく左右切替スイッチが中立位置の状態で起立格納スイッチを格納に操作して左右両側の第3モータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図38】同じく左右両側の第3モータへの通電が遮断された状態を示した電気回路図である。
【図39】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを上に操作した状態を示した電気回路図である。
【図40】本発明の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路の第4の実施の形態を示し、左右切替スイッチが中立位置の状態で起立格納スイッチを起立に操作して左右両側の第3モータ及び左右両側のヒータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図41】同じく左右両側の第3モータへの通電が遮断され、かつ左右切替スイッチが中立位置の状態で左右両側のヒータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図42】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて左右両側のヒータへの通電を遮断した状態を示した電気回路図である。
【図43】同じく左右切替スイッチを左側切替位置に切替えて左右両側のヒータへの通電を遮断した状態を示した電気回路図である。
【図44】同じく左右切替スイッチが中立位置の状態で起立格納スイッチを格納に操作して左右両側の第3モータに通電している状態を示した電気回路図である。
【図45】同じく左右両側の第3モータへの通電が遮断された状態を示した電気回路図である。
【図46】同じく左右切替スイッチを右側切替位置に切替えて4方向リモコンスイッチを上に操作した状態を示した電気回路図である。
【図47】従来の自動車用後写鏡のスイッチ回路を示した左右両側のドアミラーとスイッチ装置と配線との概略図である。
【図48】ヒータスイッチがオフ状態の電気回路図である。
【図49】ヒータスイッチがオン状態の電気回路図である。
【符号の説明】
A.L…左側のドアミラー、A.R…右側のドアミラー、H.L…左側のヒータ、H.R…右側のヒータ、M.L1…左側の第1モータ、M.L2…左側の第2モータ、M.L3…左側の第3モータ、M.R1…右側の第1モータ、M.R2…右側の第2モータ、M.R3…右側の第3モータ、SW…スイッチ装置、SW.L…左側の遮断手段、SW.R…右側の遮断手段、1…ミラーハウジング、10…ミラーボディー、11…ミラーアッセンブリ、12…ミラーベース、L1〜L5…左側のドアーミラー側の端子、R1〜R5…右側のドアーミラー側の端子、S1〜S10…スイッチ装置側の端子、61〜69、600…配線、+…電源、−…グラウンド(アース)、71〜77…4方向リモコンスイッチ、81、82…左右切替スイッチ、9…表示灯、91〜93…起立格納スイッチ。
Claims (6)
- ミラーハウジングにミラーボディーが上下左右方向に傾倒可能に取り付けられてなるミラーアセンブリと、前記ミラーアセンブリが起立位置と格納位置との間を回動可能に取り付けられたミラーベースとを備え、前記ミラーベースが自動車の外部の左右両側にそれぞれ装備される自動車用後写鏡において、
正転又は逆転することにより、前記右側のミラーボディーを上方向又は下方向に傾倒させる右側の第1モータと、
正転又は逆転することにより、前記右側のミラーボディーを右方向又は左方向に傾倒させる右側の第2モータと、
正転又は逆転することにより、前記左側のミラーボディーを上方向又は下方向に傾倒させる左側の第1モータと、
正転又は逆転することにより、前記左側のミラーボディーを右方向又は左方向に傾倒させる左側の第2モータと、
正転又は逆転することにより、前記左右両側のミラーアッセンブリを起立位置に復帰又は格納位置に格納させる左右両側の第3モータと、
前記左右両側のミラーボディーに付着した水滴等をそれぞれ除去する左右両側のヒータと、
前記右側の第1モータの正転と逆転との切替及び第2モータの正転と逆転との切替、又は前記左側の第1モータの正転と逆転との切替及び第2モータの正転と逆転との切替を行う4方向リモコンスイッチと、
前記右側の第1モータ及び第2モータへの通電と、前記左側の第1モータ及び第2モータへの通電との切替を行う左右切替スイッチと、
前記左右両側の第3モータの正転と、前記左右両側の第3モータの逆転との切替を行う起立格納スイッチと、
前記左右両側のヒータのオンオフを行うヒータスイッチと、を備えたスイッチ回路であって、
前記左右両側のヒータの消費電力の低減化を図るために、前記左右両側のヒータを直列に接続し、
前記左右両側の第1モータ及び第2モータ及び第3モータ及びヒータ側の端子と、前記4方向リモコンスイッチ及び左右切替スイッチ及び起立格納スイッチ及びヒータスイッチ側の端子との間の配線の数を減らすために、
前記左右両側の第1モータ及び第2モータの1本の配線と、前記左右両側の第3モータの1本の配線とを互いに共用し、
また左側又は右側の何れか一方の前記ヒータの一端と前記第3モータの共用配線側の一端とを接続し、
かつ左側又は右側の何れか他方の前記ヒータの一端と前記第3モータの共用配線側と反対側の他端とを接続し、
さらに前記左右両側のヒータの他端をダイオードを介して直列に接続したことを特徴とする自動車用後写鏡におけるスイッチ回路。 - 前記ヒータスイッチを省略するために、
前記左右切替スイッチは右側切替位置、中立位置、左側切替位置の3位置切替スイッチからなり、
前記起立格納スイッチは起立位置、格納位置の2位置切替スイッチからなり、
前記左右両側のヒータは、前記左右切替スイッチの中立位置と前記起立格納スイッチの起立位置とを介して、前記電源及びグラウンドに直列に接続されており、前記左右切替スイッチが中立位置に位置しかつ前記起立格納スイッチが起立位置に位置する時には前記左右両側のヒータが発熱することを特徴とする、請求項1に記載の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路。 - 前記ヒータスイッチを省略すると共に、前記端子及び前記配線の数を減らすために、
前記起立格納スイッチは起立位置、格納位置の2位置切替スイッチからなり、
前記左右両側のヒータは、前記起立格納スイッチの起立位置を介して、前記電源及びグラウンドに直列に接続されており、前記起立格納スイッチが起立位置に位置する時には前記左右両側のヒータが発熱することを特徴とする、請求項1に記載の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路。 - 前記左右両側のミラーアセンブリが格納位置に位置する時に、左右両側のミラーボディーが上下左右に傾倒するのを防ぐため、前記左右両側の第3モータが前記4方向リモコンスイッチ及び前記起立格納スイッチを介して電源及びグラウンドに電気的に接続されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路。
- 前記左右両側のヒータが発熱状態の時に点灯表示する表示灯が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路。
- 前記左右両側の第3モータには、前記左右両側のミラーアッセンブリが前記起立位置又は前記格納位置に位置したときに前記左右両側の第3モータへの給電を遮断する手段が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の自動車用後写鏡におけるスイッチ回路。
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