JP3368728B2 - 自動車用後写鏡のスイッチ回路 - Google Patents

自動車用後写鏡のスイッチ回路

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JP3368728B2
JP3368728B2 JP24625095A JP24625095A JP3368728B2 JP 3368728 B2 JP3368728 B2 JP 3368728B2 JP 24625095 A JP24625095 A JP 24625095A JP 24625095 A JP24625095 A JP 24625095A JP 3368728 B2 JP3368728 B2 JP 3368728B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用後写鏡の
スイッチ回路であって、ミラーボディーの上下左右方向
の傾倒操作と、ミラーアッセンブリの復帰操作及び格納
操作とを行うスイッチ回路に係り、特にモータ側とスイ
ッチ装置側とを接続する端子の数を減らすことができる
自動車用後写鏡のスイッチ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用後写鏡は、一般に、車体に固定
されたミラーベースと、ミラーハウジングにミラーボデ
ィーが上下左右方向に傾倒可能に取り付けられたミラー
アッセンブリであって、前記ミラーベースに使用位置と
格納位置との間を移動可能に取り付けられたミラーアッ
センブリと、を備え、自動車の外部の左右両側にそれぞ
れ装備されている。かかる自動車用後写鏡においては、
遠隔操作で前記右側のミラーボディーと左側のミラーボ
ディーとをそれぞれ上下左右方向に傾倒させたり、前記
右側のミラーアッセンブリ及び前記左側のミラーアッセ
ンブリを格納位置から使用位置に復帰させたり、使用位
置から格納位置に格納させたりすることが行われてい
る。上述のミラーボディーの上下左右方向の傾倒操作
と、ミラーアッセンブリの復帰操作及び格納操作は、ス
イッチ回路を介して行われる。
【0003】このスイッチ回路は、ミラーボディーを上
下左右方向に傾倒させたり、ミラーアッセンブリを復帰
させたり格納させたりするモータ群と、ミラーボディー
の上下左右方向の傾倒操作と、ミラーアッセンブリの復
帰操作及び格納操作を行うスイッチ装置とからなる。前
記モータ群は、正転又は逆転することにより、右側のミ
ラーボディーを上方向又は下方向に傾倒させる右側第1
モータと、正転又は逆転することにより、右側のミラー
ボディーを右方向又は左方向に傾倒させる右側第2モー
タと、正転又は逆転することにより、左側のミラーボデ
ィーを上方向又は下方向に傾倒させる左側第1モータ
と、正転又は逆転することにより、左側のミラーボディ
ーを右方向又は左方向に傾倒させる左側第2モータと、
正転又は逆転することにより、右側のミラーアッセンブ
リを使用位置に復帰又は格納位置に格納させる右側第3
モータと、正転又は逆転することにより、左側のミラー
アッセンブリを使用位置に復帰又は格納位置に格納させ
る左側第3モータと、から構成されている。一方、スイ
ッチ装置は、右側第1モータの正転と逆転と右側第2モ
ータの正転と逆転と又は左側第1モータの正転と逆転と
左側第2モータの正転と逆転との切替を行う4方向スイ
ッチ装置と、右側第1モータ及び右側第2モータへの通
電と左側第1モータ及び左側第2モータへの通電との切
替を行う第1の2方向スイッチ装置と、右側第3モータ
の正転及び左側第3モータの正転と右側第3モータの逆
転及び左側第3モータの逆転との切替を行う第2の2方
向スイッチ装置と、から構成されている。そして、4方
向スイッチ装置及び第2の2方向スイッチ装置は第1端
子と第2端子とを介して電源とアースとにそれぞれ接続
されており、第1の2方向スイッチ装置は第3端子及び
第4端子を介して右側第1モータ及び右側第2モータと
かつ第5端子及び第6端子を介して左側第1モータ及び
左側第2モータとにそれぞれ接続されており、4方向ス
イッチ装置は第7端子を介して右側第1モータ、右側第
2モータのうち少なくとも何れか一方及び左側第1モー
タ、左側第2モータのうち少なくとも何れか一方に接続
され、第2の2方向スイッチ装置は第8端子及び第9端
子を介して右側第3モータ及び左側第3モータにそれぞ
れ接続されている。
【0004】次に、上述の自動車用後写鏡のスイッチ回
路の操作作動について説明する。まず、第2の2方向ス
イッチ装置が「復帰操作側」に切り替わった状態のまま
で、第1の2方向スイッチ装置を例えば「右側」に切り
替えておく。この状態で、4方向スイッチ装置の「上
側」を操作すると右側第1モータが正転して右側のミラ
ーボディーが上方向に傾倒し、「下側」を操作すると右
側第1モータが逆転して右側のミラーボディーが下方向
に傾倒し、「右側」を操作すると右側第2モータが正転
して右側のミラーボディーが右方向に傾倒し、「左側」
を操作すると右側第2モータが逆転して右側のミラーボ
ディーが左方向に傾倒する。
【0005】次に、第2の2方向スイッチ装置が「復帰
操作側」に切り替わった状態のままで、第1の2方向ス
イッチ装置を「左側」に切り替えておく。この状態で、
4方向スイッチ装置の「上側」を操作すると左側第1モ
ータが正転して左側のミラーボディーが上方向に傾倒
し、「下側」を操作すると左側第1モータが逆転して左
側のミラーボディーが下方向に傾倒し、「右側」を操作
すると左側第2モータが正転して左側のミラーボディー
が右方向に傾倒し、「左側」を操作すると左側第2モー
タが逆転して左側のミラーボディーが左方向に傾倒す
る。
【0006】それから、第2の2方向スイッチ装置を
「格納操作側」に切り替えると右側第3モータ及び左側
第3モータがそれぞれ正転して右側ミラーアッセンブリ
及び左側ミラーアッセンブリがそれぞれ使用位置から格
納位置に移動して格納される。また、第2の2方向スイ
ッチ装置を「復帰操作側」に切り替えると右側第3モー
タ及び左側第3モータがそれぞれ逆転して右側ミラーア
ッセンブリ及び左側ミラーアッセンブリがそれぞれ格納
位置から使用位置に移動して復帰される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の自動車用後写鏡のスイッチ回路は、スイッチ装置とモ
ータ群及び電源及びアースとが9個の端子を介して接続
されているので、スイッチ装置側の9個の端子と、モー
タ群側の7個の端子と、スイッチ装置側の9個の端子と
モータ群側の7個の端子及び電源及びアースとを接続す
る9本のハーネスコードと、部品点数が多い等の問題が
有る。
【0008】本発明は、端子の数を減らして部品点数の
軽減化を図った自動車用後写鏡のスイッチ回路を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、右側第1モータ又は右側第2モータの
うち少なくとも何れか一方及び左側第1モータ又は左側
第2モータのうち少なくとも何れか一方と4方向スイッ
チ装置とが接続された端子と、右側第3モータ及び左側
第3モータと第2の2方向スイッチ装置とが接続される
端子とを共通にする。そして、この端子と、右側第1モ
ータ又は右側第2モータのうち少なくとも何れか一方,
左側第1モータ又は左側第2モータのうち少なくとも何
れか一方,右側第3モータ及び左側第3モータとの接続
ラインを共通にしたことを特徴とする。
【0010】本発明は、上記の構成により、上述の従来
のスイッチ回路と比較して、スイッチ装置側の端子を8
個に、モータ群側の端子を6個に、スイッチ装置側の8
個の端子とモータ群側の6個の端子及び電源及びアース
とを接続するハーネスコードを8本にそれぞれ減らすこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動車用後写鏡の
スイッチ回路の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。図1は本発明のスイッチ回路により遠隔操作される
自動車用後写鏡としてのドアミラーの一部を破断した平
面図である。なお、図1は右側のドアミラーを図示す
る。図において、Aは自動車用後写鏡としてのドアミラ
ーである。このドアミラーAは、車体に固定されるミラ
ーベース1にミラーアッセンブリ10が、電動格納機構
11を介して、使用位置と格納位置(後方傾倒位置)と
の間、また使用位置と(前方傾倒位置)との間を移動可
能に取り付けられている。このミラーアッセンブリ10
は、ミラーハウジング12と、このミラーハウジング1
2にパワーユニット13を介して上下左右方向に傾倒可
能に取り付けられたミラーボディー14とを備える。な
お、上述の電動格納機構11はミラーハウジング12内
に内蔵されている。
【0012】上述のパワーユニット13内には、正転又
は逆転することによりミラーボディー14を上方向又は
下方向に傾倒させる第1モータ(図示せず)と、正転又
は逆転することによりミラーボディー14を右方向又は
左方向に傾倒させる第2モータ(図示せず)とがそれぞ
れ内蔵されている。一方、上述の電動格納機構11に
は、正転又は逆転することによりミラーアッセンブリ1
0を使用位置に復帰又は格納位置に格納させる第3モー
タ15(M13、M23)が装備されている。
【0013】上記のように構成されたドアミラーAは、
自動車の外部の左右両側のドア(図示せず)にミラーベ
ース1を介してそれぞれ装備されている。なお、左側の
ドアミラー(図示せず)には、右側のドアミラーAと同
様に、第1モータ、第2モータ、第3モータがそれぞれ
装備されており、これら右側のドアミラーの第1モー
タ、第2モータ、第3モータと、左側のドアミラーの第
1モータ、第2モータ、第3モータとがモータ群を構成
する。
【0014】また、上述のドアミラーAのミラーアッセ
ンブリ10は、第3モータにより使用位置と格納位置と
の間を回動変位させることができ、また手動により使用
位置と格納位置(後方傾倒位置)との間及び使用位置と
前方傾倒位置との間を回動変位させることができ、さら
に緩衝作用により使用位置から後方傾倒位置に及び使用
位置から前方傾倒位置に回動変位することができる。
【0015】図2はミラーボディーの上下左右方向の傾
倒操作とミラーアッセンブリの復帰操作及び格納操作と
をそれぞれ行うスイッチ装置の平面図である。図におい
て、Bはスイッチ装置である。このスイッチ装置Bは、
ケース2の上面の右側に4方向スイッチ装置SWの正方
形形状のプッシュプレート20が4方向にプッシュ操作
可能に取り付けられている。このプッシュプレート20
の中央には第1の2方向スイッチ装置SW1の切替ノブ
21が2方向に切替操作可能に配置されている。また、
ケース2の上面の左側に第2の2方向スイッチ装置SW
2のプッシュプレート22が1方向(下方向)にプッシ
ュ操作可能に取り付けられている。
【0016】前記4方向スイッチ装置SWは、右側のド
アミラーAの第1モータの正転と逆転と第2モータの正
転と逆転と、又は左側のドアミラー(図示せず)の第1
モータの正転と逆転と第2モータの正転と逆転との切替
を行うものである。前記第1の2方向スイッチ装置SW
1は、右側のドアミラーAの第1モータ及び第2モータ
への通電と、左側のドアミラーの第1モータ及び第2モ
ータへの通電との切替を行うものである。前記第2の2
方向スイッチ装置SW2は、右側のドアミラーAの第3
モータの正転及び左側のドアミラーの第3モータの正転
と、右側第3モータの逆転及び左側第3モータの逆転と
の切替を行うものである。
【0017】図3はミラーボディーの上下左右方向の傾
倒操作とミラーアッセンブリの復帰操作及び格納操作と
をそれぞれ行うスイッチ装置の底面図である。図におい
て、31、32、33、34、35、36、37、38
は、第1端子、第2端子、第3端子、第4端子、第5端
子、第6端子、第7端子、第8端子である。そして、4
方向スイッチ装置SW及び第2の2方向スイッチ装置S
W2は第1端子31と第2端子32とを介して電源(図
示せず)とアース(図示せず)とにそれぞれ接続されて
いる。第1の2方向スイッチ装置SW1は第3端子33
及び第4端子34を介して右側のドアミラーAの第1モ
ータ及び第2モータと、かつ第5端子35及び第6端子
36を介して左側のドアミラーの第1モータ及び第2モ
ータとにそれぞれ接続されている。4方向スイッチ装置
SWは第7端子37を介して右側のドアミラーAの第1
モータ、第2モータのうち少なくとも何れか一方及び左
側のドアミラーの第1モータ、第2モータのうち少なく
とも何れか一方に接続されている。第2の2方向スイッ
チ装置SW2は上述の第7端子37、すなわち共通端子
37及び第8端子38を介して右側のドアミラーAの第
3モータ及び左側のドアミラーの第3モータにそれぞれ
接続されている。
【0018】図4乃至図14はミラーボディーの上下左
右方向の傾倒操作とミラーアッセンブリの復帰操作及び
格納操作を行う本発明のスイッチ回路を示した電気回路
図である。この本発明のスイッチ回路は、ミラーボディ
ー14を上下左右方向に傾倒させたり、ミラーアッセン
ブリ10を復帰させたり格納させたりするモータ群(M
11、M12、M13、M21、M22、M23)と、
ミラーボディー14の上下左右方向の傾倒操作と、ミラ
ーアッセンブリ10の復帰操作及び格納操作を行うスイ
ッチ装置(SW、SW1、SW2)と、このモータ群及
び電源+及びアース−とスイッチ装置とを接続する端子
群(31、32、33、34、35、36、37、3
8)及びハーネスコードと、を備える。
【0019】図において、A.Rは右側のドアミラーの
である。この右側のドアミラーA.R内には、右側のミ
ラーボディー14を上下させる第1モータM11と、右
側のミラーボディー14を左右させる第2モータM12
と、右側のミラーアッセンブリ10を格納及び復帰させ
る第3モータM13とが内蔵されている。
【0020】図において、A.Lは側のドアミラーの
である。この左側のドアミラーA.L内には、左側のミ
ラーボディー14を上下させる第1モータM21と、左
側のミラーボディー14を左右させる第2モータM22
と、左側のミラーアッセンブリ10を格納及び復帰させ
る第3モータM23とが内蔵されている。
【0021】図において、SWは4方向スイッチ装置で
ある。この4方向スイッチ装置SWは、4個のトランス
ファ接点構造のスイッチ(1極双投スイッチ)41、4
2、43、44から構成されている。これらのスイッチ
41、42、43、44は、それぞれB固定接点41
0、420、430、440と、A固定接点411、4
21、431、441と、C固定接点412、422、
432、442と、可動接点413、423、433、
443とから構成されている。これらのスイッチ41、
42、43、44は、4方向スイッチ装置SWのプッシ
ュプレート20の「上」の箇所をプッシュ操作すると第
1スイッチ41及び第2スイッチ42の可動接点413
及び423がB固定接点410及び420からA固定接
点411及び421に切り替わり、上述の「上」の箇所
のプッシュ操作を止めると第1スイッチ41及び第2ス
イッチ42の可動接点413及び423がA固定接点4
11及び421からB固定接点410及び420に切り
替わる。また、プッシュプレート20の「下」の箇所を
プッシュ操作すると第3スイッチ43及び第4スイッチ
44の可動接点433及び443がB固定接点430及
び440からA固定接点431及び441に切り替わ
り、上述の「下」の箇所のプッシュ操作を止めると第3
スイッチ43及び第4スイッチ44の可動接点433及
び443がA固定接点431及び441からB固定接点
430及び440に切り替わる。さらに、プッシュプレ
ート20の「右」の箇所をプッシュ操作すると第2スイ
ッチ42及び第3スイッチ43の可動接点423及び4
33がB固定接点420及び430からA固定接点42
1及び431に切り替わり、上述の「右」の箇所のプッ
シュ操作を止めると第2スイッチ42及び第3スイッチ
43の可動接点423及び433がA固定接点421及
び431からB固定接点420及び430に切り替わ
る。さらにまた、プッシュプレート20の「左」の箇所
をプッシュ操作すると第1スイッチ41及び第4スイッ
チ44の可動接点413及び443がB固定接点410
及び440からA固定接点411及び441に切り替わ
り、上述の「左」の箇所のプッシュ操作を止めると第1
スイッチ41及び第4スイッチ44の可動接点413及
び443がA固定接点411及び441からB固定接点
410及び440に切り替わる。
【0022】図において、SW1は第1の2方向スイッ
チ装置である。この第1の2方向スイッチ装置SW1
は、2個のトランスファ接点構造のスイッチ(1極双投
スイッチ)51、52から構成されている。これらのス
イッチ51、52は、それぞれB固定接点510、52
0と、A固定接点511、521と、C固定接点51
2、522と、可動接点513、523とから構成され
ている。これらのスイッチ51、52は、第1の2方向
スイッチ装置SW1の切替ノブ21を「右側」に切替操
作すると第1スイッチ51及び第2スイッチ52の可動
接点513及び523がA固定接点511及び521か
らB固定接点510及び520に切り替わる。上述の切
替ノブ21を「左側」に切替操作すると第1スイッチ5
1及び第2スイッチ52の可動接点513及び523が
B固定接点510及び520からA固定接点511及び
521に切り替わる。
【0023】図において、SW2は第2の2方向スイッ
チ装置である。この第2の2方向スイッチ装置SW2
は、2個のトランスファ接点構造のスイッチ(1極双投
スイッチ)61、62から構成されている。これらのス
イッチ61、62は、それぞれB固定接点610、62
0と、A固定接点611、621と、C固定接点61
2、622と、可動接点613、623とから構成され
ている。これらのスイッチ61、62は、第2の2方向
スイッチ装置SW2のプッシュプレート22を1度目の
「格納操作」によるプッシュ操作すると第1スイッチ6
1及び第2スイッチ62の可動接点613及び623が
B固定接点610及び620からA固定接点611及び
621に切り替わる。上述のプッシュプレート22を2
度目の「復帰操作」によるプッシュ操作すると第1スイ
ッチ61及び第2スイッチ62の可動接点613及び6
23がA固定接点611及び621からB固定接点61
0及び620に切り替わる。
【0024】図において、70及び71はミラーアッセ
ンブリ10が使用位置又は格納位置に位置したときに右
側の第3モータM13及び左側の第3モータM23とへ
の給電を遮断する手段である。この遮断手段70及び7
1は、右側の第3モータM13及び左側の第3モータM
23と、スイッチ装置との間に設けられている。この遮
断手段70及び71は、例えば、PTC素子等を使用し
て電気的に給電を遮断する手段と、スイッチ機器等を使
用して機械的に給電を遮断する手段と、固定導電プリン
ト及び摺動端子等を使用して電気的及び機械的に給電を
遮断する手段と、等が有る。
【0025】そして、上述のスイッチ装置(SW、SW
1、SW2)と、上述のモータ群(M11、M12、M
13、M21、M22、M23)及び電源+及びアース
−とは、上述の8個の端子31、32、33、34、3
5、36、37、38及び及び8本のハーネスコードを
介して接続されている。すなわち、第1端子31は、電
源+と、4方向スイッチ装置SWの第1スイッチ41の
C固定接点412及び第3スイッチ43のA固定接点4
31及び第4スイッチ44のA固定接点441と、第2
の2方向スイッチ装置SW2の第1のスイッチ61のA
固定接点611及び第2スイッチ62のB固定接点62
0と、にそれぞれ接続されている。第2端子32は、ア
ース−と、第2の2方向スイッチ装置SW2の第1のス
イッチ61のB固定接点610及び第2スイッチ62の
A固定接点621と、にそれぞれ接続されている。第3
端子33は、右側の第1モータM11の一方の端子と、
第1の2方向スイッチ装置SW1の第1スイッチ51の
B固定接点510と、にそれぞれ接続されている。第4
端子34は、右側の第2モータM12の一方の端子と、
第1の2方向スイッチ装置SW1の第2スイッチ52の
B固定接点520と、にそれぞれ接続されている。第5
端子35は、左側の第1モータM21の一方の端子と、
第1の2方向スイッチ装置SW1の第1スイッチ51の
A固定接点511と、にそれぞれ接続されている。第6
端子36は、左側の第2モータM22の一方の端子と、
第1の2方向スイッチ装置SW1の第2スイッチ52の
A固定接点521と、にそれぞれ接続されている。第7
端子37は、右側の第1モータM11の他方の端子及び
第2モータM12の他方の端子及び第3モータM13の
一方の端子と、左側の第1モータM21の他方の端子及
び第2モータM22の他方の端子及び第3モータM23
の一方の端子と、4方向スイッチ装置SWの第3スイッ
チ43のC固定接点432と、にそれぞれ接続されてい
る。第8端子38は、右側の遮断手段70を介して第3
モータM13の他方の端子と、左側の遮断手段71を介
して第3モータM23の他方の端子と、第2の2方向ス
イッチ装置SW2のC固定接点622と、にそれぞれ接
続されている。
【0026】さらに、スイッチ装置内においては、4方
向スイッチ装置SWの第1スイッチ41のA固定接点4
11と第2スイッチのA固定接点421とが相互に接続
されている。4方向スイッチ装置SWの第2スイッチ4
2のB固定接点420と、第3スイッチ43のB固定接
点430と、第4スイッチ44のB固定接点440と、
第2の2方向スイッチ装置SW2の第1スイッチ61の
C固定接点612とが相互に接続されている。4方向ス
イッチ装置SWの第2スイッチ42のC固定接点422
と、第1の2方向スイッチ装置SW1の第1スイッチ5
1のC固定接点512とが相互に接続されている。4方
向スイッチ装置SWの第4スイッチ44のC固定接点4
42と、第1の2方向スイッチ装置SW1の第2スイッ
チ52のC固定接点522とが相互に接続されている。
【0027】この実施例における本発明のスイッチ回路
は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動につい
て図4乃至図14を参照して説明する。まず、第2の2
方向スイッチ装置SW2が「復帰操作」の状態のまま
で、第1の2方向スイッチ装置SW1の切替ノブ21を
「右側」に切り替えておく(図4を参照)。
【0028】上述の状態で、4方向スイッチ装置SWの
プッシュプレート20の「上」の箇所をプッシュ操作す
ると、図5に示すように、4方向スイッチ装置4の第1
スイッチ41及び第2スイッチ42の可動接点413及
び423がB固定接点410及び420からA固定接点
411及び421に切り替わる。この結果、電流が、電
源+→第1端子31→4方向スイッチ装置SWの第1ス
イッチ41のC固定接点412→可動接点413→A固
定接点411→第2スイッチ42のA固定接点421→
可動接点423→C固定接点422→第1の2方向スイ
ッチ装置SW1の第1スイッチ51のC固定接点512
→可動接点513→B固定接点510→第3端子33→
右側の第1モータM11→第7端子37→4方向スイッ
チ装置SWの第3スイッチ43のC固定接点432→可
動接点433→B固定接点430→第2の2方向スイッ
チ装置SW2の第1スイッチ61のC固定接点612→
可動接点613→B固定接点610→第2端子32→マ
イナス−、と流れ、右側の第1モータM11が矢印U方
向に正転して、右側のミラーボディー14が上方向に傾
倒する。上述のプッシュプレート20の「上」の箇所の
プッシュ操作を止めると、上述の第1スイッチ41及び
第2スイッチ42の可動接点413及び423がA固定
接点411及び421からB固定接点410及び420
に切り替わるので、図4に示すように、上述の電流の流
れが止り、右側のミラーボディー14の上方向の傾倒が
停止する。
【0029】次に、4方向スイッチ装置SWのプッシュ
プレート20の「下」の箇所をプッシュ操作すると、図
6に示すように、4方向スイッチ装置4の第3スイッチ
43及び第4スイッチ44の可動接点433及び443
がB固定接点430及び440からA固定接点431及
び441に切り替わる。この結果、電流が、電源+→第
1端子31→4方向スイッチ装置SWの第3スイッチ4
3のA固定接点431→可動接点433→C固定接点4
32→第7端子37→右側の第1モータM11→第3端
子33→第1の2方向スイッチSW1の第1スイッチ5
1のB固定接点510→可動接点513→C固定接点5
12→4方向スイッチ装置SWの第2スイッチ42のC
固定接点422→可動接点423→B固定接点420→
第2の2方向スイッチ装置SW2の第1スイッチ61の
C固定接点612→可動接点613→B固定接点610
→第2端子32→マイナス−、と流れ、右側の第1モー
タM11が矢印D方向に逆転して、右側のミラーボディ
ー14が下方向に傾倒する。上述のプッシュプレート2
0の「下」の箇所のプッシュ操作を止めると、上述の第
3スイッチ43及び第4スイッチ44の可動接点433
及び443がA固定接点431及び441からB固定接
点430及び440に切り替わるので、図4に示すよう
に、上述の電流の流れが止り、右側のミラーボディー1
4の下方向の傾倒が停止する。
【0030】さらに、4方向スイッチ装置SWのプッシ
ュプレート20の「右」の箇所をプッシュ操作すると、
図7に示すように、4方向スイッチ装置4の第2スイッ
チ42及び第3スイッチ43の可動接点423及び43
3がB固定接点420及び430からA固定接点421
及び431に切り替わる。この結果、電流が、電源+→
第1端子31→4方向スイッチ装置SWの第3スイッチ
43のA固定接点431→可動接点433→C固定接点
432→第7端子37→右側の第2モータM12→第4
端子34→第1の2方向スイッチSW1の第2スイッチ
52のB固定接点520→可動接点523→C固定接点
522→4方向スイッチ装置SWの第4スイッチ44の
C固定接点442→可動接点443→B固定接点440
→第2の2方向スイッチ装置SW2の第1スイッチ61
のC固定接点612→可動接点613→B固定接点61
0→第2端子32→マイナス−、と流れ、右側の第2モ
ータM12が矢印R方向に正転して、右側のミラーボデ
ィー14が右方向に傾倒する。上述のプッシュプレート
20の「右」の箇所のプッシュ操作を止めると、上述の
第2スイッチ42及び第3スイッチ43の可動接点42
3及び433がA固定接点421及び431からB固定
接点420及び430に切り替わるので、図4に示すよ
うに、上述の電流の流れが止り、右側のミラーボディー
14の右方向の傾倒が停止する。
【0031】さらにまた、4方向スイッチ装置SWのプ
ッシュプレート20の「左」の箇所をプッシュ操作する
と、図8に示すように、4方向スイッチ装置4の第1ス
イッチ41及び第4スイッチ44の可動接点413及び
443がB固定接点410及び440からA固定接点4
11及び441に切り替わる。この結果、電流が、電源
+→第1端子31→4方向スイッチ装置SWの第4スイ
ッチ44のA固定接点441→可動接点443→C固定
接点442→第1の2方向スイッチSW1の第2スイッ
チ52のC固定接点522→可動接点523→B固定接
点520→第4端子34→右側の第2モータM12→第
7端子37→4方向スイッチ装置SWの第3スイッチ4
3のC固定接点432→可動接点433→B固定接点4
30→第2の2方向スイッチ装置SW2の第1スイッチ
61のC固定接点612→可動接点613→B固定接点
610→第2端子32→マイナス−、と流れ、右側の第
2モータM12が矢印L方向に逆転して、右側のミラー
ボディー14が左方向に傾倒する。上述のプッシュプレ
ート20の「左」の箇所のプッシュ操作を止めると、上
述の第1スイッチ41及び第4スイッチ44の可動接点
413及び443がA固定接点411及び441からB
固定接点410及び440に切り替わるので、図4に示
すように、上述の電流の流れが止り、右側のミラーボデ
ィー14の左方向の傾倒が停止する。
【0032】それから、第2の2方向スイッチ装置SW
2が「復帰操作」の状態のままで、第1の2方向スイッ
チ装置SW1の切替ノブ21を「左側」に切り替える。
この状態で、4方向スイッチ装置SWのプッシュプレー
ト20の「上」の箇所をプッシュ操作すると、図9に示
すように、4方向スイッチ装置4の第1スイッチ41及
び第2スイッチ42の可動接点413及び423がB固
定接点410及び420からA固定接点411及び42
1に切り替わる。この結果、電流が、電源+→第1端子
31→4方向スイッチ装置SWの第1スイッチ41のC
固定接点412→可動接点413→A固定接点411→
第2スイッチ42のA固定接点421→可動接点423
→C固定接点422→第1の2方向スイッチ装置SW1
の第1スイッチ51のC固定接点512→可動接点51
3→A固定接点511→第5端子35→左側の第1モー
タM21→第7端子37→4方向スイッチ装置SWの第
3スイッチ43のC固定接点432→可動接点433→
B固定接点430→第2の2方向スイッチ装置SW2の
第1スイッチ61のC固定接点612→可動接点613
→B固定接点610→第2端子32→マイナス−、と流
れ、左側の第1モータM21が矢印U方向に正転して、
左側のミラーボディー14が上方向に傾倒する。上述の
プッシュプレート20の「上」の箇所のプッシュ操作を
止めると、上述の第1スイッチ41及び第2スイッチ4
2の可動接点413及び423がA固定接点411及び
421からB固定接点410及び420に切り替わるの
で、上述の電流の流れが止り、左側のミラーボディー1
4の上方向の傾倒が停止する。
【0033】次に、4方向スイッチ装置SWのプッシュ
プレート20の「下」の箇所をプッシュ操作すると、図
10に示すように、4方向スイッチ装置4の第3スイッ
チ43及び第4スイッチ44の可動接点433及び44
3がB固定接点430及び440からA固定接点431
及び441に切り替わる。この結果、電流が、電源+→
第1端子31→4方向スイッチ装置SWの第3スイッチ
43のA固定接点431→可動接点433→C固定接点
432→第7端子37→左側の第1モータM21→第5
端子35→第1の2方向スイッチSW1の第1スイッチ
51のA固定接点511→可動接点513→C固定接点
512→4方向スイッチ装置SWの第2スイッチ42の
C固定接点422→可動接点423→B固定接点420
→第2の2方向スイッチ装置SW2の第1スイッチ61
のC固定接点612→可動接点613→B固定接点61
0→第2端子32→マイナス−、と流れ、左側の第1モ
ータM21が矢印D方向に逆転して、左側のミラーボデ
ィー14が下方向に傾倒する。上述のプッシュプレート
20の「下」の箇所のプッシュ操作を止めると、上述の
第3スイッチ43及び第4スイッチ44の可動接点43
3及び443がA固定接点431及び441からB固定
接点430及び440に切り替わるので、上述の電流の
流れが止り、左側のミラーボディー14の下方向の傾倒
が停止する。
【0034】さらに、4方向スイッチ装置SWのプッシ
ュプレート20の「右」の箇所をプッシュ操作すると、
図11に示すように、4方向スイッチ装置4の第2スイ
ッチ42及び第3スイッチ43の可動接点423及び4
33がB固定接点420及び430からA固定接点42
1及び431に切り替わる。この結果、電流が、電源+
→第1端子31→4方向スイッチ装置SWの第3スイッ
チ43のA固定接点431→可動接点433→C固定接
点432→第7端子37→左側の第2モータM22→第
6端子36→第1の2方向スイッチSW1の第2スイッ
チ52のA固定接点521→可動接点523→C固定接
点522→4方向スイッチ装置SWの第4スイッチ44
のC固定接点442→可動接点443→B固定接点44
0→第2の2方向スイッチ装置SW2の第1スイッチ6
1のC固定接点612→可動接点613→B固定接点6
10→第2端子32→マイナス−、と流れ、左側の第2
モータM22が矢印R方向に正転して、左側のミラーボ
ディー14が右方向に傾倒する。上述のプッシュプレー
ト20の「右」の箇所のプッシュ操作を止めると、上述
の第2スイッチ42及び第3スイッチ43の可動接点4
23及び433がA固定接点421及び431からB固
定接点420及び430に切り替わるので、上述の電流
の流れが止り、左側のミラーボディー14の右方向の傾
倒が停止する。
【0035】さらにまた、4方向スイッチ装置SWのプ
ッシュプレート20の「左」の箇所をプッシュ操作する
と、図12に示すように、4方向スイッチ装置4の第1
スイッチ41及び第4スイッチ44の可動接点413及
び443がB固定接点410及び440からA固定接点
411及び441に切り替わる。この結果、電流が、電
源+→第1端子31→4方向スイッチ装置SWの第4ス
イッチ44のA固定接点441→可動接点443→C固
定接点442→第1の2方向スイッチSW1の第2スイ
ッチ52のC固定接点522→可動接点523→A固定
接点521→第6端子36→左側の第2モータM22→
第7端子37→4方向スイッチ装置SWの第3スイッチ
43のC固定接点432→可動接点433→B固定接点
430→第2の2方向スイッチ装置SW2の第1スイッ
チ61のC固定接点612→可動接点613→B固定接
点610→第2端子32→マイナス−、と流れ、左側の
第2モータM22が矢印L方向に逆転して、左側のミラ
ーボディー14が左方向に傾倒する。上述のプッシュプ
レート20の「左」の箇所のプッシュ操作を止めると、
上述の第1スイッチ41及び第4スイッチ44の可動接
点413及び443がA固定接点411及び441から
B固定接点410及び440に切り替わるので、上述の
電流の流れが止り、左側のミラーボディー14の左方向
の傾倒が停止する。
【0036】そして、図4に示す状態、すなわち第1の
2方向スイッチ装置SW1の切替ノブ21が「右側」に
切り替わっている状態(又は図示しないが第1の2方向
スイッチ装置SW1の切替ノブ21が「左側」に切り替
わっている状態)において、第2の2方向スイッチ装置
SW2を「格納操作」に切り替える。すると、図13に
示すように、電流が、電源+→第1端子31→第2の2
方向スイッチ装置SW2の第1スイッチ61のA固定接
点611→可動接点613→C固定接点612→4方向
スイッチ装置SWの第3スイッチ43のB固定接点43
0→可動接点433→C固定接点432→第7端子37
→右側の第3モータM13及び左側の第3モータM23
→遮断手段70及び71→第8端子38→第2の2方向
スイッチ装置SW2の第2スイッチ62のC固定接点6
22→可動接点623→A固定接点621→第2端子3
2→マイナス−、と流れ、右側の第3モータM13及び
左側の第3モータM23が矢印F方向にそれぞれ正転し
て、右側のミラーアッセンブリ10及び左側のミラーア
ッセンブリ10が使用位置から格納位置に回動変位す
る。上述の右側のミラーアッセンブリ10及び左側のミ
ラーアッセンブリ10が格納位置に位置すると、遮断手
段70及び71が作動して、上述の電流の流れが止り、
右側のミラーアッセンブリ10及び左側のミラーアッセ
ンブリ10が格納位置に格納される。
【0037】このとき、4方向スイッチ装置SWの4個
のスイッチ41、42、43、44において、プッシュ
プレート20を上下左右にプッシュ操作しても、アース
−側には接続されないので、ミラーボディー14は上下
左右に傾倒されない。この場合、ミラーアッセンブリ1
0が格納位置に格納されているので、ミラーボディー1
4で後方を視認する必要が無いので、特に問題は無い。
なお、この実施例においては、アース−側に接続されな
いように構成されているが、電源+側に接続されないよ
うに構成したものであっても良い。
【0038】それから、上述の図13の状態から第2の
2方向スイッチ装置SW2を「使用操作」に切り替える
と、図14に示すように、電流が、電源+→第1端子3
1→第2の2方向スイッチ装置SW2の第2スイッチ6
2のB固定接点620→可動接点623→C固定接点6
22→第8端子38→右側の遮断手段70及び左側の遮
断手段71→右側の第3モータM13及び左側の第3モ
ータM23→第7端子37→4方向スイッチ装置SWの
第3スイッチ43のC固定接点432→可動接点433
→B固定接点430→第2の2方向スイッチ装置SW2
の第1スイッチ61のC固定接点612→可動接点61
3→B固定接点610→第2端子32→マイナス−、と
流れ、右側の第3モータM13及び左側の第3モータM
23が矢印G方向にそれぞれ逆転して、右側のミラーア
ッセンブリ10及び左側のミラーアッセンブリ10が格
納位置から使用位置に回動変位する。上述の右側のミラ
ーアッセンブリ10及び左側のミラーアッセンブリ10
が使用位置に位置すると、遮断手段70及び71が作動
して、上述の電流の流れが止り、右側のミラーアッセン
ブリ10及び左側のミラーアッセンブリ10が使用位置
に復帰する。
【0039】この使用位置の状態において、上述の図5
乃至図12に示すように、4方向スイッチ装置SW及び
第1の2方向スイッチ装置SW1を操作して右側のミラ
ーボディー14又は左側のミラーボディー14を上下左
右に傾倒させる際に、上述の遮断手段70及び71の作
動により右側の第3モータM13及び左側の第3モータ
M23への給電が遮断されているので、この右側の第3
モータM13及び左側の第3モータM23は駆動するこ
とが無い。この結果、右側のミラーボディー14又は左
側のミラーボディー14を上下左右に傾倒させる際に、
左右のミラーアッセンブリ10が格納されたり復帰した
りするような虞は無い。
【0040】このように、この実施例における本発明の
自動車用後写鏡のスイッチ回路は、右側の第1モータM
11及び第2モータM12及び左側の第1モータM21
及び第2モータM22と4方向スイッチ装置SWの第3
スイッチ43とが接続された端子(所謂コモン端子)
と、右側の第3モータM13及び左側の第3モータM2
3と第2の2方向スイッチ装置SW2の第1スイッチと
が(4方向スイッチ装置SWの第3スイッチ43を介し
て)接続された端子と、が第7端子として共通化されて
いる。この結果、本発明のスイッチ回路は、上述の従来
のスイッチ回路と比較して、スイッチ装置(SW、SW
1、SW2)側の端子を8個に、モータ群(M11、M
12、M13、M21、M22、M23)側の端子を6
個に、スイッチ装置(SW、SW1、SW2)側の8個
の端子とモータ群(M11、M12、M13、M21、
M22、M23)側の6個の端子及び電源+及びアース
−とを接続するハーネスコードを8本にそれぞれ減らす
ことができる。
【0041】なお、この実施例において、第7端子37
には右側の第1モータM11及び第2モータM12及び
左側の第1モータM21及び第2モータM22がそれぞ
れ接続されているが、この第7端子37には右側の第1
モータM11、第2モータM12の何れか一方と左側の
第1モータM21、第2モータM22の何れか一方とが
接続されていれば良い。この場合、右側の第1モータM
11及び第2モータM12を第3端子33、第4端子3
4の何れか一方を介して第1の2方向スイッチ装置SW
1の第1スイッチ51、第2スイッチ52の何れか一方
に接続し、かつ右側の第1モータM11、第2モータM
12の他方を第3端子33、第4端子34の他方を介し
て第1の2方向スイッチ装置SW1の第1スイッチ5
1、第2スイッチ52の他方に接続し、また、左側の第
1モータM21及び第2モータM22を第5端子35、
第6端子36の何れか一方を介して第1の2方向スイッ
チ装置SW1の第1スイッチ51、第2スイッチ52の
何れか一方に接続し、かつ左側の第1モータM21、第
2モータM22の他方を第5端子35、第6端子36の
他方を介して第1の2方向スイッチ装置SW1の第1ス
イッチ51、第2スイッチ52の他方に接続する。
【0042】特に、この実施例においては、4方向スイ
ッチ装置SWは、4個のスイッチのうち少なくとも3個
のスイッチ42、43、44が第2の2方向スイッチ装
置SW2の第1スイッチ61を介してアース−側(図4
及び図14を参照)又は電源+側(図13を参照)に常
時接続されているノーマルクローズのトランスファ接点
構造のスイッチから構成されているので、第2の2方向
スイッチ装置SW2の復帰操作時又は格納操作時にはこ
の4方向スイッチ装置SW及び第2の2方向スイッチ装
置SW2を介して右側の第3モータM13及び左側の第
3モータM23と電源+とアース−とからなる回路が構
成される。この結果、上述のように、第7端子37を共
通化したとしても、第2の2方向スイッチ装置SW2の
復帰操作又は格納操作による左右のミラーアッセンブリ
10の復帰又は格納に何等支障を来すような虞は無い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
後写鏡のスイッチ回路は、右側第1モータ又は右側第2
モータのうち少なくとも何れか一方及び左側第1モータ
又は左側第2モータのうち少なくとも何れか一方と4方
向スイッチ装置とが接続された端子と、右側第3モータ
及び左側第3モータと第2の2方向スイッチ装置とが
続される端子とを共通にする。そして、この端子と、右
側第1モータ又は右側第2モータのうち少なくとも何れ
か一方,左側第1モータ又は左側第2モータのうち少な
くとも何れか一方,右側第3モータ及び左側第3モータ
との接続ラインを共通にしたものである。これが為、ス
イッチ装置側の端子を8個に、モータ群側の端子を6個
に、スイッチ装置側の8個の端子とモータ群側の6個の
端子及び電源及びアースとを接続するハーネスコードを
8本にそれぞれ減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ回路により遠隔操作される自
動車用後写鏡としてのドアミラーの一部を破断した平面
図である。
【図2】ミラーボディーの上下左右方向の傾倒操作とミ
ラーアッセンブリの復帰操作及び格納操作とをそれぞれ
行うスイッチ装置の平面図である。
【図3】同じくスイッチ装置の底面図である。
【図4】本発明のスイッチ回路の電気回路図である。
【図5】同じく右側のミラー面において上側に操作した
状態の電気回路図である。
【図6】同じく右側のミラー面において下側に操作した
状態の電気回路図である。
【図7】同じく右側のミラー面において右側に操作した
状態の電気回路図である。
【図8】同じく右側のミラー面において左側に操作した
状態の電気回路図である。
【図9】同じく左側のミラー面において上側に操作した
状態の電気回路図である。
【図10】同じく左側のミラー面において下側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図11】同じく左側のミラー面において右側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図12】同じく左側のミラー面において左側に操作し
た状態の電気回路図である。
【図13】同じく左右両側のミラーアッセンブリを格納
操作した状態の電気回路図である。
【図14】同じく左右両側のミラーアッセンブリを復帰
操作した状態の電気回路図である。
【符号の説明】
A…ドアミラー、1…ミラーベース、10…ミラーアッ
センブリ、11…電動格納機構、12…ミラーハウジン
グ、13…パワーユニット、14…ミラーボディー、B
…スイッチ装置、SW…4方向スイッチ装置、SW1…
第1の2方向スイッチ装置、SW2…第2の2方向スイ
ッチ装置、20…4方向スイッチ装置のプッシュプレー
ト、21…第1の2方向スイッチ装置の切替ノブ、22
…第2の2方向スイッチ装置のプッシュプレート、31
…第1端子、32…第2端子、33…第3端子、34…
第44端子、35…第5端子、36…第6端子、37…
第7端子、38…第8端子、41…4方向スイッチ装置
の第1スイッチ、42…同じく第2スイッチ、43…同
じく第3スイッチ、44…同じく第4スイッチ、51…
第1の2方向スイッチ装置の第1スイッチ、52…同じ
く第2スイッチ、61…第2の2方向スイッチ装置の第
1スイッチ、62…同じく第2スイッチ、70及び71
…遮断手段。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定されたミラーベースと、 ミラーハウジングにミラーボディーが上下左右方向に傾
    倒可能に取り付けられると共に、前記ミラーベースに使
    用位置と格納位置との間を移動可能に取り付けられたミ
    ラーアッセンブリと、 を有する自動車の外部の左右両側にそれぞれ装備された
    自動車用後写鏡のスイッチ回路であって、 正転又は逆転することにより、前記右側のミラーボディ
    ーを上方向又は下方向に傾倒させる右側第1モータと、 正転又は逆転することにより、前記右側のミラーボディ
    ーを右方向又は左方向に傾倒させる右側第2モータと、 正転又は逆転することにより、前記左側のミラーボディ
    ーを上方向又は下方向に傾倒させる左側第1モータと、 正転又は逆転することにより、前記左側のミラーボディ
    ーを右方向又は左方向に傾倒させる左側第2モータと、 正転又は逆転することにより、前記右側のミラーアッセ
    ンブリを使用位置に復帰又は格納位置に格納させる右側
    第3モータと、 正転又は逆転することにより、前記左側のミラーアッセ
    ンブリを使用位置に復帰又は格納位置に格納させる左側
    第3モータと、 前記右側第1モータの正転と逆転の切替及び前記右側第
    2モータの正転と逆転の切替、又は前記左側第1モータ
    の正転と逆転の切替及び前記左側第2モータの正転と逆
    転の切替を行う4方向スイッチ装置と、 前記右側第1モータ及び前記右側第2モータへの通電
    と、前記左側第1モータ及び前記左側第2モータへの通
    電との切替を行う第1の2方向スイッチ装置と、 前記右側第3モータの正転及び前記左側第3モータの正
    転と、前記右側第3モータの逆転及び前記左側第3モー
    タの逆転との切替を行う第2の2方向スイッチ装置と、 電源と前記4方向スイッチ装置及び前記第2の2方向ス
    イッチ装置とが接続された第1端子と、 アースと前記4方向スイッチ装置及び前記第2の2方向
    スイッチ装置とが接続された第2端子と、 前記右側第1モータ及び前記右側第2モータと前記第1
    の2方向スイッチ装置とが接続された第3端子及び第4
    端子と、 前記左側第1モータ及び前記左側第2モータと前記第1
    の2方向スイッチ装置とが接続された第5端子及び第6
    端子と、 前記右側第1モータ又は前記右側第2モータのうち少な
    くとも何れか一方及び前記左側第1モータ又は前記左側
    第2モータのうち少なくとも何れか一方と前記4方向ス
    イッチ装置とが接続された第7端子と、 前記右側第3モータ及び前記左側第3モータと前記第2
    の2方向スイッチ装置とが接続された第8端子と、 を備え、 前記右側第3モータ及び前記左側第3モータが接続され
    る他方の端子を前記第7端子と共通にし、 前記第7端子と、前記右側第1モータ又は前記右側第2
    モータのうち少なくとも何れか一方,前記左側第1モー
    タ又は前記左側第2モータのうち少なくとも何れか一
    方,前記右側第3モータ及び前記左側第3モータとの接
    続ラインを共通にした ことを特徴とする自動車用後写鏡
    のスイッチ回路。
  2. 【請求項2】 前記4方向スイッチ装置は、4個のスイ
    ッチから構成されており、この4個のスイッチのうち少
    なくとも3個のスイッチが前記第2の2方向スイッチ装
    置を介して前記電源又は前記アース側に常時接続されて
    いるノーマルクローズのトランスファスイッチから構成
    されており、前記第2の2方向スイッチ装置の復帰操作
    時又は格納操作時にはこの4方向スイッチ装置及び第2
    の2方向スイッチ装置を介して前記右側第3モータ及び
    前記左側第3モータと前記電源と前記アースとからなる
    回路が構成されることを特徴とする請求項1に記載の自
    動車用後写鏡のスイッチ回路。
  3. 【請求項3】 前記4方向スイッチ装置及び前記第2の
    2方向スイッチ装置は、前記第2の2方向スイッチ装置
    が格納操作状態において、前記4方向スイッチ装置と前
    記電源又は前記アースとの接続が遮断されており、前記
    右側第1モータ及び前記右側第2モータ及び前記左側第
    1モータ及び前記左側第2モータの駆動が止められてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用後
    写鏡のスイッチ回路。
  4. 【請求項4】 前記右側第3モータと前記左側第3モー
    タとには、前記ミラーアッセンブリが前記使用位置又は
    前記格納位置に位置したときに前記右側第3モータと前
    記左側第3モータとへの給電を遮断する手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の自
    動車用後写鏡のスイッチ回路。
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