JP3722468B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置であって、加熱定着装置を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置には、加熱定着方式を採用したものが広く知られている。この方式を採用した定着装置、即ち加熱定着装置は、中空のローラ内部にハロゲンランプ等の熱源が設けられた熱ローラと、該熱ローラに当接した圧ローラとによって主に構成され、トナー像が転写された用紙をこれら熱ローラと圧ローラとによって形成されたニップ部に通紙することで、用紙にトナーが定着されるようになっている。このような加熱定着装置では、通常、例えば用紙にトナーを定着する際約180℃(定着温度)の高温にする必要がある。このため、定着部周囲はかなりの高温になっている。
【0003】
通常、これら定着部周囲の温度を冷却するために冷却装置として冷却ファンを設けたものがある。
【0004】
該冷却ファンは、定着部の安定温度(例えば125℃)以上であれば作動させ、それ以下であれば作動させないようにしている。
【0005】
一方、画像形成装置内部には帯電部等で必要となる高圧電源が存在する。また、紙詰まり処理やメンテナンス等のために通常画像形成装置前面やあるいは側面等には開閉可能なドア部材が設けられている。例えば、紙詰まりが発生した場合には、該ドア部材を開いて画像形成装置内部に手を入れて紙詰まり処理を行うようにしている。このとき、前記高圧電源が存在する画像形成装置内部に手を入れるのは非常に危険であるので、安全上の観点から、該ドア部材の開閉に連動して高圧電源を電気的に接続している高圧電源ラインの通電を遮断するように構成したものが広く製品化されている。これら製品化されているものは、安全スイッチのOFFに伴って、前記冷却装置の作動も停止させるようになっていた。
【0006】
また、省エネの観点から一定時間装置が作動しなかった場合に自動的に電源を遮断するオートシャットオフ機能が搭載された画像形成装置がある。該画像形成装置には、タイマーが設けられており、画像形成動作の終了に伴って、該タイマーのカウントが開始される。該タイマーのカウント中に次の画像形成動作のために、原稿のセットや操作部の操作等装置の何かを操作すると該タイマーがリセットされるが、該タイマーのカウント中に前記のような装置の何らかの操作がされずタイムアップ(タイマーのカウント終了)すると、自動的に電源が遮断され省エネモードに入るようになっている。このようにオートシャットオフ機能が作動し省エネモード入った際には、前記冷却装置も作動が停止するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来技術においては、つぎのような問題があった。まず、安全スイッチのOFFに伴って高圧電源ラインを遮断する従来技術に関しては、安全スイッチのOFFは多くの場合、画像形成動作の途中に紙詰まり処理等でドア部材を開いたときに発生する。したがってその直前までは定着部の温度は定着可能な温度(上記従来技術の場合180℃)に達している。しかし、突如紙詰まりが発生し、その処理のためにドア部材が開かれると冷却装置の作動も停止する。このため、定着部周囲の温度は上昇する。したがって、定着部近傍にある部品等はこの温度上昇の影響を受ける可能性がある。部品の材質によっては、形状の変形や寿命等に影響を及ぼす可能性があった。
【0008】
また、小型機のように装置の小型化を追求するあまり、各部品が密集しており、例えば定着部の近傍にクリーニング部や現像部等のトナーが貯留された装置が配置された画像形成装置でしかも該画像形成装置が高温環境下で使用される場合には、上記冷却装置の作動停止による定着部周囲の温度上昇によって、該トナーが凝集し流動性が損なわれて、所謂ブロッキング現象を起こす。このブロッキング現象が発生すると、クリーニング部においては、このブロッキング部から下流側へ残留トナーを搬送しないので、新しい残留トナーはクリーニング部から溢れ出す。また現像部においては、トナーが攪拌または搬送されずに画像に影響を及ぼすといった問題が発生する可能性があった。
【0009】
また、オートシャットオフ機能を備えた従来技術についても、タイマーのタイムアップ寸前までいつ画像形成動作に入ってもすぐに作動できるように定着部は定着可能な温度(上記従来技術の場合180℃)に保たれている。該タイマーのタイムアップに伴って、冷却装置の作動は停止する。したがって、上記と同様の問題が発生する可能性があった。
【0010】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決することを目的としたものであり、紙詰まり処理等でドア部材を開いても一定時間冷却装置を作動させたり、あるいはオートシャットオフ機能が作動する一定時間前から冷却装置を強動作させることによって、定着部周囲の温度を冷却し、定着部周囲にある各部品等に影響を与えないようにしたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、用紙上に転写されたトナー像を加熱定着させるための定着部と、該定着部によって上昇した定着部周辺の温度を冷却するための冷却装置と、開閉可能なドア部材の開動作に連動してOFFとなる安全スイッチとを有し、該安全スイッチのOFFに伴って装置内の高圧電源ラインの通電を遮断するようにした画像形成装置において、該安全スイッチのOFFに伴ってカウントを開始する第1タイマーを有し、紙詰まりが発生して、前記ドア部材が開動作され該開動作に連動して前記安全スイッチOFFされても、前記第1タイマーのカウント終了までの間、冷却装置を作動させて定着部周囲の温度を冷却させることを特徴とする画像形成装置である。
【0012】
この発明によれば、安全スイッチがOFFされても冷却装置は所定時間作動しているので、定着部周囲の温度を冷却することができる。したがって、定着部周囲の温度上昇を抑えることができるので、定着部周囲に配置されている各部品の悪影響を防止することができる。
【0013】
また請求項2に記載の発明は、用紙上に転写されたトナー像を加熱定着させるための定着部と、該定着部によって上昇した定着部周辺の温度を冷却するための冷却装置と、画像形成動作の終了に伴ってカウントを開始する第2タイマーとを有し、該第2タイマーのカウント終了に伴って自動的に電源を遮断するオートシャットオフ機能を備えた画像形成装置において、該冷却装置は弱作動と弱作動よりも冷却力の強い強作動の少なくとも2段階にて作動が可能であり、該第2タイマーのカウント開始からカウント終了の所定時間前までの間冷却装置を弱作動させ、該第2タイマーのカウント終了の所定時間前からカウント終了までの間、冷却装置を強作動させて定着部周囲の温度を冷却させることを特徴とする画像形成装置である。
【0014】
この発明によれば、オートシャットオフ機能が作動する所定時間前から冷却装置が強作動するので、定着部周囲の温度を冷却することができる。したがって、定着部周囲の温度上昇を抑えることができるので、定着部周囲に配置されている各部品の悪影響を防止することができる。
【0015】
また請求項3に記載の発明は、前記画像形成装置は、前記定着部の近傍にクリーニング部または現像部が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。
【0016】
この発明によれば、定着部の近傍にクリーニング部や現像部が配置されている画像形成装置であっても、定着部周囲の温度上昇によるクリーニング部または現像部のトナーのブロッキングを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施例における画像形成装置の外観斜視図であり、図2は本発明の一実施例における画像形成装置の内部構造を示す概略図である。図1を参照して、画像形成装置本体10は、外観を本体ハウジング11によってカバーされており、上方から読み取り部12、排出部45、書き込み部13の順に構成されている。
【0018】
図2も同時に参照して、読み取り部12は原稿を載置するための原稿載置台20と該原稿載置台20上に開閉可能に搭載された自動原稿供給装置21と原稿載置台上に載置された原稿の画像を読み取る読み取り光学部22とによって構成されている。
【0019】
排出部45は読みとり光学部22の下方に位置しており、図1を参照して説明すると、本体ハウジング11の上下方向龍略中間部に内側に入り込んだ断面略コ字状の空間が形成されており、該空間に書き込み部13によって画像形成された用紙を排出する排出部45が構成されている。
【0020】
該排出部の左側及び下側(方向については図2に記載)にかけて書き込み部13が形成されており、該書き込み部13は給紙部30と画像形成部31と排出ローラ44とによって主に構成されている。給紙部30には用紙Pが堆積され、給紙ローラ301にて画像形成部31に用紙を給紙する構成となっている。画像形成部31は給紙部30の用紙Pの搬送方向下流側に位置しており、感光体ドラム310と該感光体ドラム310の周りに配置された帯電部311と書き込み光学部32と現像部312と転写部313とクリーニング部314と該感光体ドラム310の用紙Pの搬送方向下流側に配置された定着部315とによって主に構成されている。排出ローラ44は定着部315の用紙P搬送方向下流側に位置している。尚、定着部315は中空の定着ローラ51内部にハロゲンヒータ等と熱源50を有し、該定着ローラ51に圧ローラ52が当接している。定着部の温度制御については後述する。
【0021】
図3は本発明の一実施例における画像形成装置の簡略的な横断面図を示したものである。図2及び図3を参照して、排出部45の背面側(方向については図3参照)には冷却ファン70へ通じるルーバー67が設けられている。排出部45の左側で排出ローラ44の下方にもルーバー64が設けられ、さらに定着部315の左側にもルーバー73が設けられている。図外の駆動原によって冷却ファン70が回転すると、図3の矢印で示すような風の流れが発生し、定着部315及び該定着部周囲の温度を冷却できるようになっている。
【0022】
図4は本発明の一実施例におけるブロック図を示すものである。図4を参照して、帯電部311の電圧印加をコントロールする高圧基板321と定着部315と安全スイッチ322とが電気的に接続されており、これらによって高圧電源ライン320を構成している。該高圧電源ライン320は安全スイッチ322のONによって接続状態となり、安全スイッチ322のOFFによって非接続状態となるように構成されている。該高圧電源ライン320を構成する定着部315、高圧基板321及び安全スイッチ322はそれぞれ制御手段としてのCPU500に接続されており、それぞれ個々に制御されるようになっている。尚、本発明では、定着部を高圧電源ラインに接続せず、高圧基板と安全スイッチのみで高圧電源ラインを構成してもかまわないし、また他の電気部品を接続してもかまわない。
【0023】
前記安全スイッチ322のON、OFFの構成について図5を用いて説明する。図5は本発明の一実施例における簡略的な内部構造を示す図である。図5を参照して、本体ハウジング11の書き込み部13の正面側(方向については図5参照)には矢印A方向に回動自在なドア部材130が設けられている。また、ドア部材130には突起131が設けられている。一方、本体ハウジング11内には、該突起131に対応する位置に安全スイッチ322が設けられており、ドア部材130を本体ハウジング11に対して閉じる(図5の実線で示す状態)と該安全スイッチ322はONとなり、前述した高圧電源ラインは通電状態となる。また、該ドア部材130を矢印A方向に回動させて本体ハウジング11に対して開く(図5の破線で示す状態)と、安全スイッチ322はOFFとなり、高圧電源ライン320は電気的な接続が遮断されるようになっている。尚、該ドア部材130の開閉は、通常紙詰まり処理やメンテナンス等の際に行われる。
【0024】
再び図4を参照して、定着部315はCPU500に接続されており、該CPU500によって定着部315の温度を制御している。該定着部315にはサーミスタ等の温度測定器53が内蔵されており、定着部315の温度を測定できるようになっている。該温度測定器53で計測された温度はCPU500に送られ、定着部315が所定温度に保たれるように熱源50のONOFF制御をCPU500によって行っている。本実施例では、トナー像が転写された用紙に適正に定着される温度、即ち定着温度を180℃として、通常は定着部315が180℃に保たれるように制御されている。
【0025】
冷却ファン70と図外の駆動源とによって構成される冷却装置71はCPU500に接続されている。該冷却ファン70はCPU500によって定着部315の温度測定器53による測定値が125℃以上の場合にのみ駆動源を駆動させて、冷却ファン70を回転させるようになっている。また、本実施例における冷却装置は作動状態を2段階に切り替えることができるようになっている。具体的には、冷却ファン70の駆動源を全速で回転させる強作動と、全速よりも遅い回転速度で回転させる弱作動との2段階で冷却ファン70が回転できるようになっている。この強作動と弱作動との切り替えは駆動源に送られる電流値を切り替えることによって行われる。これらの指令もCPU500によって行われる。
【0026】
その他、電源1、第1タイマー200及び第2タイマー201もCPU500に接続されている。第1タイマー200は安全スイッチ322のOFFに伴ってカウントを開始し、60sec後にタイムアップ(カウント終了)する。第2タイマー201は画像形成動作の終了に伴ってカウントを開始し、600sec後にタイムアップ(カウント終了)する。第2タイマー201は画像形成動作終了から一定時間内に画像形成装置10に何の操作もされなかった場合に、自動的に電源がOFFとなる、所謂オートシャットオフ機能に用いられる。
【0027】
続いて、フローチャート及びタイミングチャートを参照して本発明の一実施例における作用について説明する。図6は安全スイッチのOFFに伴って冷却装置が作動する場合のフローチャートであり、図7はオートシャットオフ機能が作動する所定時間前に冷却装置が作動する場合のフローチャートである。また、図8は安全スイッチのOFFに伴って冷却装置が作動する場合のタイミングチャートであり、図9はオートシャットオフ機能が作動する所定時間前に冷却装置が作動する場合のタイミングチャートである。
【0028】
図6及び図8を参照して安全スイッチのOFFに伴って冷却装置が作動する場合について説明する。まず第1タイマー200がリセットされ(ステップ1)、安全スイッチ322がONの場合には、冷却装置は通常制御(ステップ2)が行われている。冷却装置の通常制御とは、上述したように定着部315の温度測定器53による測定温度が120℃以上であれば冷却装置を作動させ120℃よりも低ければ作動しないようにした制御のことである。尚、作動状態は強作動よりも遅い弱作動での作動であるが、この場合強作動であってもかまわない。ここで、例えば画像形成途中に書き込み部13にて用紙Pの紙詰まりが発生した場合、ドア部材130が開かれて、安全スイッチ322がOFFとなる(ステップ3)と、第1タイマー200のカウントが開始される(ステップ4)とともに、冷却装置71が作動する(ステップ5)。ステップ3にて安全スイッチ322がOFFの場合にはステップ1へ戻る。第1タイマー200のタイムアップまで安全スイッチ322のOFFが継続されていると、第1タイマー200はタイムアップし(ステップ7)、冷却装置は停止する(ステップ8)。第1タイマー200がタイムアップするまでに、ドア部材130が閉じられて、安全スイッチ322がONになるとステップ1へ戻って第1タイマー200はリセットされる。尚、本実施例では第1タイマー200のタイムアップの設定を60secとしているが、本発明はこの数値に限定されるものではなく、画像形成装置の様々な条件によって最適な数値を選択することが可能である。このように、安全スイッチのOFFに伴って冷却装置を一定時間作動させるようにしたので、定着部周囲の温度が安全スイッチのOFFに伴って上昇するというようなことはない。
【0029】
次に図7及び図9を参照して、第2タイマー201のリセットがされ(ステップ10)、冷却装置は通常制御(ステップ11)が行われている。冷却装置の通常制御とは、上述したように定着部315の温度測定器53による測定温度が120℃以上であれば冷却装置を作動させ120℃よりも低ければ作動しないようにした制御のことである。尚、作動状態は強作動よりも遅い弱作動での作動である。その後、画像形成動作の終了(ステップ12)に伴って、第2タイマー201のカウントが開始される。画像形成動作が終了していなければステップ11に戻る。第2タイマー201のカウント開始から第2タイマー201のタイムアップ60sec前までに画像形成装置10に何の操作もされなければ(ステップ14)第2タイマー201のタイムアップ60sec前に達し(ステップ15)冷却装置が強作動する(ステップ16)。第2タイマー201のカウント開始から第2タイマー201のタイムアップ60sec前までに画像形成装置10に何らかの操作がされればステップ11へ戻る。また、第2タイマー201のタイムアップ60sec前に達しなければステップ14に戻る。冷却装置の強作動が開始し第2タイマー201のタイムアップまでに画像形成装置10に何の操作もされなければ(ステップ17)第2タイマー201はタイムアップし(ステップ18)、該タイムアップに伴って、オートシャットオフ機能が作動する(ステップ19)。オートシャットオフ機能が作動すれば、電源が遮断されるので冷却装置の作動は停止する。尚、本実施例では冷却装置の強作動開始をオートシャットオフ機能の作動の60sec前からとしたが、本発明はこの数値に限定されるものではなく、画像形成装置の様々な条件によって最適な数値を選択することが可能である。このようにオートシャットオフ機能が作動する一定時間前から冷却装置を通常よりも強く作動させるようにしたので、オートシャットオフ機能の作動に伴って定着部周囲の温度が上昇するというようなことはない。
【0030】
上記実施例では冷却装置の強作動とオートシャットオフ機能の作動とを第2タイマー1つで行ったが、冷却装置の強作動用のタイマーとオートシャットオフ機能作動用のタイマーとを別々に設けてもかまわない。
【0031】
また、図2に示すように冷却装置71に加えて第2冷却装置60を設け、強作動の場合は冷却装置71と第2冷却装置60との両方を作動させ、弱作動の場合にはいずれか一方の冷却装置を作動させるようにしてもかまわない。
【0032】
また、定着部周囲の温度をさらに効果的に冷却するために、上記実施形態に加えて、即ち安全スイッチのOFFに伴って、あるいはオートシャットオフ機能の所定時間前から、定着部の温度制御を通常よりも若干低くするようにしてもかまわない。例えば、通常の定着の制御温度を180℃とすると、安全スイッチのOFFに伴って、あるいはオートシャットオフ機能の所定時間前になると定着の制御温度を175℃に変更してもかまわない。
【0033】
本願発明は、図2に示すような本体ハウジングの上下方向略中間部に略断面コ字状の排出部を設けた画像形成装置においては、画像形成部の各要素が密集しており、特に定着部の近傍にクリーニング装置が配置されていたり、あるいは図示していないが定着部の近傍に現像部が配置されている場合等においては、該クリーニング部や現像部内のトナーのブロッキングを防止することができるので特に有効である。
【0034】
以上説明したように本発明によれば、安全スイッチがOFFされても冷却装置は所定時間作動しているので、定着部周囲の温度を冷却することができる。したがって、定着部周囲の温度上昇を抑えることができるので、定着部周囲に配置されている各部品の悪影響を防止することができる。
【0035】
また、オートシャットオフ機能が作動する所定時間前から冷却装置が強作動するので、定着部周囲の温度を冷却することができる。したがって、定着部周囲の温度上昇を抑えることができるので、定着部周囲に配置されている各部品の悪影響を防止することができる。
【0036】
また、定着部の近傍にクリーニング部や現像部が配置されている画像形成装置であっても、定着部周囲の温度上昇によるクリーニング部または現像部のトナーのブロッキングを防止することができる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例における画像形成装置の外観斜視図である。
【図2】図2は本発明の一実施例における画像形成装置の内部構造を示す概略図である。
【図3】図3は本発明の一実施例における画像形成装置の簡略的な横断面図を示したものである。
【図4】図4は本発明の一実施例におけるブロック図を示すものである。
【図5】図5は本発明の一実施例における簡略的な内部構造を示す図である。
【図6】図6は安全スイッチのOFFに伴って冷却装置が作動する場合のフローチャートである。
【図7】図7はオートシャットオフ機能が作動する所定時間前に冷却装置が作動する場合のフローチャートである。
【図8】図8は安全スイッチのOFFに伴って冷却装置が作動する場合のタイミングチャートである。
【図9】図9はオートシャットオフ機能が作動する所定時間前に冷却装置が作動する場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10…画像形成装置本体
11…本体ハウジング
71…冷却装置
200…第1タイマー
201…第2タイマー
315…定着部
320…高圧電源ライン
500…CPU

Claims (3)

  1. 用紙上に転写されたトナー像を加熱定着させるための定着部と、該定着部によって上昇した定着部周辺の温度を冷却するための冷却装置と、開閉可能なドア部材の開動作に連動してOFFとなる安全スイッチとを有し、該安全スイッチのOFFに伴って装置内の高圧電源ラインの通電を遮断するようにした画像形成装置において、
    該安全スイッチのOFFに伴ってカウントを開始する第1タイマーを有し、紙詰まりが発生して、前記ドア部材が開動作され該開動作に連動して前記安全スイッチOFFされても、前記第1タイマーのカウント終了までの間、冷却装置を作動させて定着部周囲の温度を冷却させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 用紙上に転写されたトナー像を加熱定着させるための定着部と、該定着部によって上昇した定着部周辺の温度を冷却するための冷却装置と、画像形成動作の終了に伴ってカウントを開始する第2タイマーとを有し、該第2タイマーのカウント終了に伴って自動的に電源を遮断するオートシャットオフ機能を備えた画像形成装置において、
    該冷却装置は弱作動と弱作動よりも冷却力の強い強作動の少なくとも2段階にて作動が可能であり、該第2タイマーのカウント開始からカウント終了の所定時間前までの間冷却装置を弱作動させ、該第2タイマーのカウント終了の所定時間前からカウント終了までの間、冷却装置を強作動させて定着部周囲の温度を冷却させることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記定着部と隣りあわせてトナー貯留部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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