JP5278734B2 - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、特に電子写真方式の画像形成装置における帯電器の保護に関する。
一般に、帯電器の帯電ワイヤが汚れると放電効率等が低下するため、帯電器を収納するケースに開口部を設け、開口部からアクセスして帯電ワイヤを清掃したり、帯電時に発生するオゾンを開口部から放出したりする技術が、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2006−053233公報
しかしながら、画像形成装置内部をスプレー方式の清掃器具で清掃するようなユーザがいた場合、スプレーガスが残留中に帯電器で異常な放電が発生すると、使用されるスプレーガスによっては、帯電ワイヤを焦げ付きやすくし、ひいては帯電器の寿命を短くする虞があった。
本発明は、帯電器の劣化を好適に抑制する画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る画像形成装置は、感光体と、空気が流入可能な開口部および帯電ワイヤを含む帯電器であって、前記感光体を前記帯電ワイヤからの放電によって帯電する帯電器とを有し、帯電された前記感光体に担持された現像剤像を用いて被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、少なくとも前記帯電器の起動時からの所定時間、前記帯電器の前記開口部を閉鎖する遮へい手段とを備える。
本構成によれば、帯電器の起動時においては、清掃のため吹き付けられた可燃性スプレーガスが装置本体の内部や周辺に残留している可能性が、使用中の帯電開始時と比べて高いといえる。そのため、帯電器の起動時からの所定時間、帯電器の開口部を閉鎖することによって、所定時間内において帯電器の異常放電が発生した場合にあっても、異常放電と可燃性ガスとの接触に起因する不都合、例えば、帯電ワイヤの焦げ付き等を抑制することができる。したがって、帯電器の劣化を好適に抑制することができる。
なお、ここで「開口部を閉鎖する」とは、気体が開口部を介して帯電器内に流入することを完全に遮断することを意味しない。そのため、気体が開口部を介して帯電器内に多少流入する状態であっても、「開口部を閉鎖する」ことに含まれる。
第2の発明は、第1の発明の画像形成装置において、前記画像形成装置は、装置本体を備え、前記画像形成部は、前記装置本体に対して着脱可能であり、前記遮へい手段は、前記画像形成部の前記装置本体への装着時において、前記帯電器の前記開口部を閉鎖する。
通常、画像形成部の装置本体への装着時においては、装置内部の清掃等のために可燃性スプレーガスが装置内部に吹き付けられている可能性が高い。そのため、本構成によれば、画像形成部の装置本体への装着時において帯電器の開口部を閉鎖することによって、残留する可燃性ガスの帯電器内への流入を抑制できる。その結果、帯電器の起動時に帯電器の異常放電が発生した場合にあっても、異常放電と可燃性ガスとの接触に起因する不都合が好適に抑制される。
第3の発明は、第2の発明の画像形成装置において、前記遮へい手段は、前記画像形成部の前記装置本体に対する着脱に連動して前記開口部を閉鎖する第1連動部材を含む。
本構成によれば、動力を必要とせずに、画像形成部の装置本体に対する着脱に連動して自動的に開口部を閉鎖することができるので、利便性がよい。また、画像形成部の装置本体に対する着脱時において帯電器の開口部が閉鎖されるため、帯電器内部への可燃性ガスあるいは塵埃等の侵入が好適に抑制される。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか一つの発明の画像形成装置において、前記帯電器の異常放電を検出する検出手段をさらに備え、前記遮へい手段は、前記所定時間内において前記帯電器の前記異常放電が検出された場合、前記帯電器の開口部の閉鎖をその後においても維持し、前記所定時間内において前記帯電器の前記異常放電が検出されなかった場合、前記帯電器の開口部の閉鎖を解除する。
本構成によれば、帯電器の異常放電が検出された場合には帯電器の開口部が閉鎖される、あるいは閉鎖が維持されるため、帯電器の異常放電と可燃性ガスとの接触に起因する不都合を低減させることができる。
第5の発明は、第4の発明の画像形成装置において、前記遮へい手段は、前記開口部の閉鎖の解除後において前記帯電器の前記異常放電が検出された場合、前記帯電器の開口部を再閉鎖する。
本構成によれば、帯電器の起動時からの所定時間経過以降の印刷時において帯電器の異常放電が再度検出された場合においても、帯電器の開口部が再閉鎖されるため、帯電器の異常放電と可燃性ガスとの接触に起因する不都合を低減させることができる。
第6の発明は、第1〜第5のいずれか一つの発明の画像形成装置において、前記遮へい手段は、前記画像形成部を駆動する駆動モータに連動して、前記開口部を閉鎖および開放するための第1連動部材を含む。
本構成によれば、メカ的に開口部を閉鎖および開放することができるので、制御が簡略化する。また、画像形成部の印字動作と関連付けて遮へい手段を制御することができる。
第7の発明は、第1〜第6のいずれか一つの発明の画像形成装置において、外部から前記画像形成手部にアクセス可能とする開閉可能なカバーと、前記カバーの開放と連動して前記遮へい手段によって前記帯電器の開口部を閉鎖させる制御手段と、をさらに備える。
画像形成部の清掃等のために、画像形成部にアクセス可能なカバーを開いて、可燃性スプレーガスが画像形成部に吹き付けられる可能性がある。本構成によれば、その場合であっても、カバーの開放と連動して帯電器の開口部が閉鎖されるため、帯電器の開口部からその内部に可燃性ガスが流入することが好適に抑制される。
第8の発明に係るプロセスカートリッジは、画像形成装置に対して着脱自在に装着されるプロセスカートリッジであって、担持された現像剤像を被記録媒体に転写させる感光体と、空気が流入可能な開口部および帯電ワイヤを有し、前記感光体を前記帯電ワイヤからの放電によって帯電する帯電器と、該プロセスカートリッジが前記画像形成装置に装着されている状態において、前記画像形成装置からの操作に応じて前記帯電器の開口部を閉鎖および開放する前記遮へい手段とを備え、前記遮へい手段は、少なくとも該プロセスカートリッジの前記画像形成装置に対する着脱時において、前記帯電器の前記開口部を閉鎖する。
本構成によれば、画像形成装置からの操作に応じて、プロセスカートリッジの印字動作と関連付けて、適宜、遮へい手段を制御することができる。例えば、異常放電と可燃性ガスとの接触に起因する不都合を抑制するために、少なくとも帯電器の起動時からの所定時間、帯電器の開口部を閉鎖し、その所定時間内に異常放電が発生したかどうかに応じて、開口部の閉鎖を継続するか、あるいは開口部を開放するか等の制御を行うことができる。
また、通常、プロセスカートリッジの画像形成装置への装着時においては、装置内部の清掃等のために可燃性スプレーガスが装置内部に吹き付けられている可能性がある。そのため、少なくともプロセスカートリッジの画像形成装置への装着時において帯電器の開口部を閉鎖することによって、帯電器内への残留可燃性ガスの侵入の可能性を低減し、帯電器の起動の際に異常放電が発生した場合にあっても、異常放電と可燃性ガスとの接触に起因する不都合を抑制することができる。また、少なくともプロセスカートリッジが画像形成装置から外される際にも帯電器の開口部が閉鎖されるため、帯電器内部への可燃性ガスあるいは塵埃等の侵入が好適に抑制される。そのため、帯電器の劣化を好適に抑制することができる。
第9の発明は、第8の発明のプロセスカートリッジにおいて、前記遮へい手段は、前記プロセスカートリッジが前記画像形成装置に装着されている状態において、前記プロセスカートリッジを駆動する前記画像形成装置の駆動モータに連動して、前記開口部を閉鎖および開放するための連動部材を有する。
本構成によれば、既存の構成である駆動モータを利用して、メカ的に帯電器の開口部を閉鎖および開放することができるので、制御が簡略化する。
本発明の画像形成装置およびプロセスカートリッジによれば、帯電器の劣化を好適に抑制することができる。
<実施形態>
本発明の一実施形態を、図1〜図6を参照しつつ説明する。
1.画像形成装置の全体構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ1は、本体フレーム(本発明の「装置本体」に相当)2内に、用紙3(本発明の「被記録媒体」に相当)を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。なお、画像形成装置はレーザプリンタに限られず、例えば、LEDプリンタ、あるいはコピー機能およびファクシミリ機能を備えたいわゆる複合機等であってもよい。また、モノクロプリンタに限られず、カラープリンタであってもよい。
(1)フィーダ部
フィーダ部4は、本体フレーム2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端側(以下、一端側(図1で紙面右側)を前側、その反対側(図1で紙面左側)を後側とする)端部の上方に設けられる給紙ローラ8と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、給紙ローラ8の回転によって1枚毎に給紙される。給紙された用紙3は、レジストローラ12に送られる。レジストローラ12は、1対のローラからなり、用紙3をレジスト後に、感光ドラム27上のトナー像を転写位置に用紙3を送る。
(2)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ(本発明における「画像形成部」に相当)17および定着部18を備えている。
(a)スキャナ部
スキャナ部16は、本体フレーム2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー19、複数のレンズ、および複数の反射鏡等を備えている。レーザ発光部からの発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、複数のレンズ、および複数の反射鏡を介してプロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
(b)プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に設けられる。プロセスカートリッジ17は、本体フレーム2に対して着脱自在に装着されるドラムカートリッジ26、ドラムカートリッジ26に収容される現像カートリッジ28、および帯電器29の開口部29cを閉鎖する遮へいユニット(本発明の「遮へい手段」に相当)70(図2参照)を備えている。
現像カートリッジ28は、ドラムカートリッジ26に対して着脱自在に収容されており、現像ローラ31、供給ローラ33、トナーホッパ34を備えている。トナーホッパ34内には、現像剤として、例えば、正帯電性のトナーが充填されている。
そして、トナーホッパ34内のトナーは、トナーホッパ34の後側部に開口されたトナー供給口37から放出される。トナー供給口37の後方位置には、供給ローラ33が回転可能に設けられており、また、供給ローラ33に対向して、現像ローラ31が回転可能に設けられている。トナー供給口37から放出されるトナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給され、この時、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。
ドラムカートリッジ26は、感光ドラム27(本発明の「感光体」に相当)、帯電器29、および転写ローラ30を備えている。
感光ドラム27は、現像ローラ31の後方において、現像ローラ31と対向配置され、ドラムカートリッジ26において、矢印方向(時計方向)に回転可能に支持されている。感光ドラム27は、ドラム本体と、ドラム本体を支持し、ドラム本体の軸心に設けられる金属製のドラム軸27aとを備えている。ドラム本体の表面には、ここでは正帯電性の感光層が形成されている。
帯電器29は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27に接触しないように所定間隔を隔てて対向配置され、ドラムカートリッジ26に支持されている。帯電器29は、帯電ワイヤ29aおよびグリッド29bを備えたスコロトロン型帯電器であり、帯電ワイヤ29aからコロナ放電を発生させ、感光ドラム27の表面を一様に、ここでは正極性に帯電させる。帯電ワイヤ29aには、所定の帯電電圧が印加される。
感光ドラム27の表面は、感光ドラム27の回転に伴って、まず、帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31の表面上に担持されかつ正極性に帯電されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触するときに、感光ドラム27の表面上に形成された静電潜像に供給され、選択的に担持されることで可視化され現像が達成される。
転写ローラ30は、感光ドラム27の下方において、この感光ドラム27に対向配置され、ドラムカートリッジ26に、矢印方向(反時計方向)に回転可能に支持されている。転写ローラ30は、転写動作時には、所定の転写バイアス電圧が印加され、現像された静電潜像が用紙3に転写される。
なお、本体フレーム2の前面には、図1に示すように、下端部側を中心軸として開閉可能な前面カバー2aが設けられており、プロセスカートリッジ17はこの前面カバー(本発明における「カバー」に相当する)2aを開けて本体フレーム2内に着脱可能に収容される。また、本体フレーム2内の、前面カバー2aの近傍には、前面カバー2aの開閉を検知するカバー開閉センサ2bが設けられている。
(c)定着部
定着部18は、図1に示すように、プロセスカートリッジ17の後方下流側に設けられ、加熱ローラ41、加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42、および、これら加熱ローラ41および押圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。
定着部18では、プロセスカートリッジ17において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送する。排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45に送られて、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。
2.遮へいユニットの構成
次に、図2〜図4を参照して、プロセスカートリッジ17に設けられる遮へいユニット70について説明する。図2は、プロセスカートリッジ17が本体フレーム2に装着された直後の遮へいユニット70の状態を示す説明図であり、図3は、遮へいユニット70がプリンタ1の駆動ギア51によって駆動されている状態を示す説明図である。また、図4は、プロセスカートリッジ17が本体フレーム2から取り出された直後の遮へいユニット70の状態を示す説明図である。
遮へいユニット70は、例えば、図2に示されるように、シャッタ71、ギア72、内ギア72a、可動ギア73、可動ギア支軸73a、中間継ぎ手74、バネ75および規制部材76を含む。シャッタ71は、L字状に屈曲した形状となっており、支持部71aによってプロセスカートリッジ17に対し回動可能に支持されている。ギア72と内ギア72aとは一体に回転する。可動ギア73は、可動ギア支軸73aによって内ギア72aに結合される。また、可動ギア73は、内ギア72aと噛合い、ギア72の回転に伴って回転する。中間継ぎ手74はシャッタ71と可動ギア73との間に設けられる。規制部材76は、シャッタ71が当接することによって、シャッタ71の開度を規制する。
ギア72は、プロセスカートリッジ17が本体フレーム2から取り出された状態において、回転自在に設けられている。また、ギア72は、プロセスカートリッジ17が本体フレーム2に装着された場合、レーザプリンタ(以下、単に「プリンタ」と記す)1内に設けられる駆動ギア51と係合する位置に配置されている。なお、駆動ギア51は、例えば、所定の動力伝達機構(図示せず)を介してメインモータMによって駆動される。メインモータMは印字のための画像形成部5の各種構成要素、例えば、感光体27等を駆動するためのものである。このメインモータMをシャッタ71の開閉に兼用し、帯電ON後に印字に係る構成のウォームアップ、印字動作を行うように制御すれば、印字動作に連動してシャッタ71を開放することができる。
このような、遮へいユニット70の構成において、プロセスカートリッジ17の本体フレーム2に装着時においては、図2に示されるように、シャッタ71は、バネ75によって帯電器29の開口部29cを閉鎖する。このように、プロセスカートリッジ17の装着時に帯電器29の開口部29cを閉鎖する理由は以下による。
すなわち、プロセスカートリッジ17の本体フレーム2への装着時においては、プリンタ1内部の清掃等のために可燃性スプレーガスがプリンタ1の内部に吹き付けられている可能性がある。そのため、プロセスカートリッジ17の本体フレーム2への装着時において帯電器29の開口部29cを閉鎖して、帯電器29内への残留可燃性ガスの侵入の可能性を低減させることによって、帯電器29の起動の際に異常放電が発生した場合にあっても、異常放電と可燃性ガスとの接触に起因する不都合を抑制することができるからである。
また、駆動ギア51の駆動時には、例えば、図3に示されるように、駆動ギア51の時計回りの回転に応じてギア72が反時計回りに回転する。そして、ギア72の回転に応じて、可動ギア73は内ギア72aと噛合った状態で反時計回りに移動する。それに伴って、中間継ぎ手74がシャッタ71を規制部材76に当接させる方向へ移動することによって、シャッタ71は、支持部71aを軸として、バネ75の収縮力に抗して回転し、開口部29cを開放させる。なお、シャッタ71が規制部材76に当接した以降においても駆動ギア51が回転を継続する場合には、図3に示されるように、可動ギア73がギア72の回転に応じて時計回りの回転を開始し、駆動ギア51からのエネルギを解放する。また、駆動ギア51の回転が逆転されると、可動ギア73の逆方向の移動に応じて中間継ぎ手74が逆方向に移動することによって、シャッタ71は開口部29cを閉鎖する。
このような構成によって、プリンタ1からの操作の応じて、プロセスカートリッジ17の印字動作と関連付けて、適宜、遮へいユニット70を制御することができる。例えば、帯電器29の異常放電と可燃性ガスとの接触に起因する不都合を抑制するために、帯電器29の起動時からの所定時間、帯電器の開口部29cを閉鎖し、その所定時間内に異常放電が発生したかどうかに応じて、開口部の閉鎖を継続するか、あるいは開口部を開放するか等の制御を行うことができる。また、既存のプリンタ1の構成であるメインモータMを利用して、メカ的に帯電器の開口部29cを閉鎖および開放することができるので、制御が簡略化する。
また、プロセスカートリッジ17が本体フレーム2から取り出された直後においては、仮に、帯電器29の開口部29cが開放状態にあったとしても、図4に示されるように、シャッタ71は、バネ75の収縮力によって帯電器29の開口部29cを閉鎖する。そのため、帯電器29内部への可燃性ガスあるいは塵埃等の侵入が好適に抑制される。
なお、シャッタ71、ギア72、内ギア72a、可動ギア73、可動ギア支軸73a、中間継ぎ手74、およびバネ75は、本発明における「連動部材」、「第1連動部材」、および「第2連動部材」に相当する。
3.電気的構成
次に、図5を参照して、プリンタ1の本発明にかかる電気的構成を説明する。図5は、回路基板52に実装される電気回路60の概略的なブロック図である。電気回路60は、CPU(本発明における制御部の一例)61、およびCPU61に接続されたROM62、RAM63、タイマ64、モータ駆動部65、帯電電圧印加部66、帯電電流検出回路67を含む。
CPU61はプリンタ1全体の制御を司り、カバー開閉センサ2b、画像形成部5および表示装置21に接続される。CPU61は、前面カバー2aの開放をカバー開閉センサ2bによって検知した場合、モータ駆動部65を駆動して、前面カバー2aの開放と連動して遮へいユニット70によって帯電器29の開口部29cを閉鎖させる。そのため、プリンタ1内部、例えば、画像形成部5の清掃等のために、前面カバー2aを開いて、可燃性スプレーガスが画像形成部5に吹き付けられる場合であっても、帯電器29の開口部29cからその内部に可燃性ガスが流入することが好適に抑制される。なお、前面カバー2aの開放時にすでに開口部29cが遮へいユニット70によって閉鎖されている場合には、CPU61は、例えば、開口部29cの閉鎖を所定のセンサによって検知し、モータ駆動部65を駆動しない。
また、ROM62は、装置全体の動作プログラム等を記憶し、RAM63は印刷処理に用いる画像データ等を記憶する。タイマ64はプリンタ1の制御に係る所定時間、例えば、待機時間をカウントする。
また、モータ駆動部65は、メインモータM等のモータを駆動するための駆動信号を生成する。帯電電圧印加部66は帯電器29に印加するため帯電電圧を生成し、帯電電流検出回路67は帯電電圧の印加によって流れる帯電電流を検出する。
4.異常放電発生時の制御
次に、図6を参照して帯電器29による感光ドラム27への帯電時における異常放電が発生した場合の制御について説明する。図6は、プリンタ1の印字処理中に異常放電が発生した場合の処理を示すフローチャートであり、該処理は、CPU61によって所定のプログラムにしたがって実行される。なお、本処理の開始時には、帯電器29の開口部29cはプロセスカートリッジ17のシャッタ71によって閉鎖されている。
プリンタ1が印字待機状態であるときに所定の印刷指示が入力されると、本処理は開始される。すると、ステップS110において、CPU61は、帯電電圧印加部66の動作をONして帯電器29への帯電を開始させる。すなわち、帯電器29を起動させる。
次いで、ステップS120において、CPU61は、帯電器29の起動から所定時間、例えば、300msec〜500msecの間、待機する。そして、ステップS130において、待機中に異常放電が発生したかどうかを判定する。なお、異常放電が発生したかどうかの判定は、通常、異常放電が発生すると帯電電流が増加するため、例えば、帯電電流検出回路67によって検出される帯電電流に基づいて行われる。
ステップS130において、待機中に異常放電が発生したと判定された場合には、ステップS210に移行する。一方、ステップS130において、待機中に異常放電が発生しなかったと判定された場合には、ステップS140において、CPU61は、帯電器29の開口部29cを開放するために、メインモータMの駆動を開始する。メインモータMの駆動が開始されると、駆動ギア51が、シャッタ71による開口部29cの閉鎖を開放させる方向に回転して、シャッタ71がバネ75の力に抗して開く。次いで、ステップS150において、印字動作を行うため、画像形成部5をウォームアップさせ、印字動作を開始させ、ステップS160において、印字動作中に異常放電が発生したかどうかを判定する。ステップS160において、印字動作中に異常放電が発生したと判定された場合には、ステップS210に移行する。すなわち、ここではメインモータMがシャッタ71の開閉に兼用され、帯電ON後のウォームアップ、印字動作に連動してシャッタ71が開放される。
ステップS210において、CPU61は、異常放電が発生したため、印字動作を停止させる。そして、ステップS220において、現在、シャッタ71が開いているかどうか判定する。シャッタ71が閉じている場合、すなわち、ステップS120の待機中に異常放電が発生した場合には、ステップS240に移行する。一方、ステップS220において、現在、シャッタ71が開いていると判定した場合には、ステップS230において、メインモータMを所定時間逆転させて、シャッタ71を閉じる。そして、ステップS240に移行する。
ステップS240において、CPU61は、異常放電の発生をユーザに報知し、適切な処置を促すために、放電エラーを表示装置21に表示させる。そして、ステップS250において、エラー解除指示があるかどうかを判定する。エラー解除指示があった場合には、印字処理を再開するために、ステップS110に戻る。エラー解除指示がない場合にはエラー解除指示を待つ。
一方、ステップS160の判定において、印字動作中に異常放電が発生していないと判定した場合には、印字動作を継続し、ステップS170において印字動作が終了したかどうかを判定する。印字動作が終了していない場合には、ステップS160の処理に戻り、印字動作が終了した場合には、ステップS180において、印字動作を停止して、印字待機状態に移行する。そして、ステップS190において、次の印刷動作指示があるかどうかを判定する。次の印刷動作指示があった場合には、ステップS110に戻り、次の印刷動作指示がない場合には、次の印刷動作指示があるまで待機する。
5.実施形態の効果
帯電器29の起動時においては、清掃のため吹き付けられた可燃性スプレーガスが本体フレーム2の内部や周辺に残留している可能性が、起動時以降の帯電動作時と比べて高いといえる。そのため、帯電器29の起動時からの所定時間(例えば、300msec〜500msec)、帯電器29の開口部29cを閉鎖することによって、可燃性ガスの帯電器29の内部への侵入する可能性あるいは侵入量を低減させることができる。その結果、帯電器29の起動時から所定時間内において帯電器29の異常放電が発生した場合にあっても、異常放電と可燃性ガスとの接触に起因する不都合、例えば、帯電ワイヤ29aの焦げ付き等の発生を抑制し、帯電器29の劣化を好適に抑制することができる。
また、帯電器29の起動時に異常放電が検出された場合には、帯電器29の開口部29cの閉鎖が維持され、同起動時からの所定時間経過した以降の印字中に帯電器29の異常放電が検出された場合には、印字中に開放された開口部29cが再閉鎖される。そのため、帯電器29の異常放電と可燃性ガスとの接触に起因する不都合を低減させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)画像形成部を本体フレーム2に着脱可能なプロセスカートリッジ17とする例を示したが、画像形成部は、本体フレーム2に固定のものであってもよい。
(2)遮へいユニット(遮へい手段)70がプロセスカートリッジ(画像形成部)17に設けられる例を示したが、これに限られない。遮へいユニット70は、本体フレーム2内部、例えば、スキャナ部16等に設けられてもよい。
(3)遮へいユニット(遮へい手段)70を、メインモータMに連動して動作する連動部材(シャッタ71、ギア72、可動ギア73、中間継ぎ手74およびバネ75等)によって構成する例を示したが、これに限定されない。遮へい手段は、要は、少なくとも帯電器の起動時からの所定時間、帯電器の開口部29cを閉鎖することができる構成であればよい。例えば、CPU61によって制御される電磁式の遮へい手段によって開口部29cを開閉するようにしてもよい。
本発明の実施形態1に係るレーザプリンタの内部構成を示す概略的な側断面図 プロセスカートリッジの装着時の遮へいユニットについて説明図 駆動ギア駆動時の遮へいユニットについて説明図 プロセスカートリッジの取り出し直後の遮へいユニットについて説明図 プリンタの電気回路の概略的なブロック図 異常放電が発生した場合の処理を示すフローチャート
符号の説明
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
2a…前面カバー(カバー)
3…用紙(被記録媒体)
17…プロセスカートリッジ(画像形成部)
27…感光ドラム(感光体)
29…スコロトロン型帯電器(帯電器)
29c…帯電器の開口部
61…CPU(制御手段)
70…遮へいユニット(遮へい手段)
71…シャッタ(遮へい手段、連動部材)
72…ギア(遮へい手段、連動部材)
72a…内ギア(遮へい手段、連動部材)
73…可動ギア(遮へい手段、連動部材)
73a…可動ギア支軸(遮へい手段、連動部材)
74…中間継ぎ手(遮へい手段、連動部材)
75…バネ(遮へい手段、連動部材)
M…メインモータ(駆動モータ)

Claims (7)

  1. 感光体と、空気が流入可能な開口部帯電ワイヤ、および前記感光体と前記帯電ワイヤとの間において前記感光体に対向するように設けられたグリッドを含む帯電器であって、前記開口部は前記帯電ワイヤに対して前記感光体および前記グリッドとは反対側に設けられ、前記感光体を前記帯電ワイヤからの放電によって帯電する帯電器とを有し、帯電された前記感光体に担持された現像剤像を用いて被記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    少なくとも前記帯電器の起動時からの所定時間、前記帯電器の前記開口部を閉鎖し、前記画像形成部による画像形成の際に前記開口部を開放する前記遮へい手段と
    を備えた、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、装置本体を備え、
    前記画像形成部は、前記遮へい手段を有し、前記装置本体に対して着脱可能であり、
    前記遮へい手段は、前記画像形成の前記装置本体への装着時において、前記帯電器の前記開口部を閉鎖する、画像形成装置
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記遮へい手段は、前記画像形成部の前記装置本体に対する着脱に連動して前記開口部を閉鎖する第1連動部材を含む、画像形成装置
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記帯電器の異常放電を検出する検出手段をさらに備え、
    前記遮へい手段は、
    前記所定時間内において前記帯電器の前記異常放電が検出された場合、前記帯電器の開口部の閉鎖をその後においても維持し、
    前記所定時間内において前記帯電器の前記異常放電が検出されなかった場合、前記帯電器の開口部の閉鎖を解除する、画像形成装置
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記遮へい手段は、
    前記開口部の閉鎖の解除後において前記帯電器の前記異常放電が検出された場合、前記帯電器の開口部を再閉鎖する、画像形成装置
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成部を駆動する駆動モータを備え、
    前記遮へい手段は、前記駆動モータに連動して、前記開口部を閉鎖および開放するための第2連動部材を含む、画像形成装置
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
    外部から前記画像形成部にアクセス可能とする開閉可能なカバーと、
    前記カバーの開放と連動して前記遮へい手段によって前記帯電器の開口部を閉鎖させる制御手段と、
    をさらに備える、画像形成装置
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