JP4424727B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
像担持体を有するカートリッジが着脱可能な画像形成装置であって、
前記カートリッジに設けられたカートリッジカップリング部と前記画像形成装置本体に設けられた本体カップリング部との連結が可能となるように前記カートリッジを装着する装着手段と、
前記カートリッジが前記装着手段に装着された状態で、前記カートリッジカップリング部と前記本体カップリング部とを連結させるために、前記本体カップリング部を第1の回転方向に駆動させ、前記カートリッジカップリング部と前記本体カップリング部の連結を解除させるために、前記本体カップリング部を前記第1の回転方向とは逆の第2の回転方向に駆動させる駆動手段と、を備え、
前記本体カップリング部の駆動を停止させた際に、
前記駆動手段により前記本体カップリング部が前記第1の回転方向に駆動した時間の積算値が所定値を超えていた場合には、前記第2の回転方向に前記本体カップリング部を駆動させ、
前記第1の回転方向に駆動した時間の積算値が所定値を超えていない場合には、前記第2の回転方向への前記本体カップリング部の駆動を禁止することを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる電子写真画像形成装置について、図1を参照して具体的に説明する。なお、図1はプロセスカートリッジを装着した電子写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)の断面図である。
この電子写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)Aは、図1に示すように、光学手段21から画像情報に応じたレーザー光をプロセスカートリッジ10の有するドラム形状であり画像を形成するための像担持体としての電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)1−1に照射して静電潜像を形成し、これを現像してトナー(現像剤)像を形成する電子写真画像形成プロセスによって画像を形成するものである。
次に、カップリング機構の構成について、図1及び図2を用いて説明する。なお、図2は本体カップリング部材とカートリッジカップリング部材の連結前の斜視図である。
続いて、本実施形態における電子写真画像形成装置の駆動動作を、図1、図2及び図5、図13を用いて説明する。
上記第1の実施形態では、前多回転後、もしくは画像形成終了後、ジャム時、異常検知時、その他モータ3の画像形成方向からの回転停止時に、モータ3の画像形成方向の駆動信号が停止した所定タイミング後、モータ3に一定時間、画像形成時の回転方向とは逆の方向に回転するように制御を行うことで、カップリング部材の連結を解除することとしたが、本発明はこれに限られず、例えば本体電源ON時に逆回転させて、カップリング部材の連結を解除するようにしてもよい。
本実施形態の電子写真画像形成装置の全体構成およびカップリング機構の構成、制御装置と電源装置及びモータとの関係を示すブロック図は上記第1の実施形態で示した図1及び図2、図13と同じであるため、その説明を省略する。
本実施形態における電子写真画像形成装置Aの駆動動作を、図4を用いて説明する。図4はユーザの誤操作を考慮した処理である。つまり、上記構成において、ユーザの誤操作により、モータ3が画像形成方向に回転中のタイミングにおいて、本体電源がOFFされてしまうと、モータ3が即座に停止し、感光ドラム1−1及び感光ドラム駆動大ギア2−1が強固な結合を維持したまま停止してしまう。そこで、図4に示すように、次回に本体電源がONされたタイミング(ステップS401)で、モータ3を画像形成時の回転方向とは逆の方向に回転させ(ステップS402)、一定時間待ち(ステップS403)、所定時間後に停止する(ステップS404)。この制御によってモータ3は逆転駆動され、回転軸3bが駆動ギア3aを記録媒体搬送方向と反対の方向(反時計回り方向)へ回転される。この結果、カップリングメス側部材2の感光ドラム駆動大ギア2−1も記録媒体搬送方向と反対の方向に回転し、カップリングメス側部材2の穴部2−2にも画像形成時の回転方向と反対の方向に回転する力が与えられる。
上記第2の実施形態では、モータ3が画像形成方向に回転中に本体電源がOFFされることで、カップリングオス側部材が感光ドラムとかしめ結合によって強固に結合された状態で停止した場合に対応すべく、次回電源ON時に、モータ3の逆転を行うようにしていた。しかしながら、本体電源が正常にOFFされた後に再度電源をONする場合にも同様に動作することとすると、モータ3による逆回転が積算されることなる。ここで、上記プロセスカートリッジ10は、感光ドラムが正転方向に駆動されるように設計されており、感光ドラムが逆方向に所定量以上駆動された場合には、弾性クリーニングブレード(図示せず)によって感光ドラム1−1からはき落とされ、除去トナー収納部(図示せず)へ集められた残留トナーが、カートリッジ外へ落下し、本体装置内が汚染されてしまう。そこで、本実施形態では、かかる場合を考慮し、モータ3による逆回転の積算を回避することでトナーによる機内汚染の防止を図ることが可能な電子写真画像形成装置について説明する。
本実施形態の電子写真画像形成装置の全体構成およびカップリング機構の構成、制御装置と電源装置及びモータとの関係を示すブロック図は上記第1の実施形態で示した図1及び図2、図13と同じであるため、その説明を省略する。
本実施形態について図6のフローチャートを用いて説明する。本体の電源がONされると(ステップS601)、すでにモータ3の逆転が完了しており、カップリングの強固な連結が開放されている可能性があるため、モータ3の逆転が積算しないように、モータ3を正転駆動し(ステップS602)、一定時間待つ(ステップS603)。その後、モータ3を停止し(ステップS604)、モータが完全停止するまでの一定時間待った後(ステップS605)、カップリングの強固な連結を開放するために、モータ3を逆転駆動する(ステップS606)。カップリングの強固な連結を開放するのに必要な一定時間待った後(ステップS607)、モータ3を停止する(ステップS608)。
上記第1乃至3の実施形態では、カップリング部材の連結状態に関わらず、モータ3は予め定められた動作を行うこととしたが、本発明はこれに限られない。本実施形態では、カップリング部材の連結状態を監視し、連結状態に応じてモータ3の動作させる場合について説明する。
本実施形態の電子写真画像形成装置の全体構成、制御装置と電源装置及びモータとの関係を示すブロック図は上記第1の実施形態で示した図1、図13と同じであるため、その説明を省略する。
図7に示すように本実施形態では、感光ドラム駆動大ギア2−1に対して光学センサ2−3を配置する。光学センサ2−3は、感光ドラム1−1及び感光ドラム駆動大ギア2−1が強固に連結している場合に、感光ドラム駆動大ギア2−1円周部によって遮光され、感光ドラム1−1及び感光ドラム駆動大ギア2−1が強固に連結していない場合には透過されるように配置されている。強固に連結している時の状態を図8に、強固な連結が解除されている場合の状態を図9に示す。
本実施形態にかかる電子写真画像形成装置の駆動動作を図10を用いて説明する。モータ3の画像形成時の回転方向の回転停止時及び、本体電源ON時において図10に示す処理が開始され、はじめにカップリングオス側部材1とカップリングメス側部材2の連結状態を確認する(ステップS1001)。
上記第4の実施形態では、センサを配置することでカップリング部材の連結状態を監視することとしたが、これに限られない。本実施形態では、モータ3の正転時間を加算することで、連結状態を判定する場合について説明する。
本実施形態の電子写真画像形成装置の全体構成およびカップリング機構の構成、制御装置と電源装置及びモータとの関係を示すブロック図は上記第1の実施形態で示した図1及び図7、図13と同じであるため、その説明を省略する。
図11を用いて感光ドラム1−1及び感光ドラム駆動大ギア2−1が連結しているか否かを判断する仕組みについて説明する。本体の電源がONされた以降のタイミングにおいて、モータ3の正転時間をカウントし(ステップS1101)、そのカウンタ値がカップリングが開放された状態から、強固に連結された状態になるまでの時間閾値Tを超えた時点で(ステップS1102)、強固に連結された状態に遷移したと判断し(ステップS1103)、不揮発性メモリに強固に連結されたという情報を書きこむ(ステップS1104)。
前述した実施形態で示した電子写真感光体としては、前記感光体ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれる。先ず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OPC)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状としては例えばドラム状またはベルト状のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光体にあっては、アルミ合金等のシリンダ上に光導電体を蒸着或いは塗工を行ったものである。
1−1 電子写真感光体
1−2 ボス
2 カップリングメス側部材
2−1 ドラム駆動大ギア
2−2 穴部
3 モータ
4 感光ドラム駆動系減速ギア
5 定着駆動系減速ギア
6 定着駆動系伝達ギア
7 定着器
8 給送ローラギア
9 搬送手段
9a 給送ローラ
10 プロセスカートリッジ
11 開閉カバー
12 ドアスイッチ
13 ジャムセンサ
26 帯電手段
27 現像手段
28 クリーニング手段
35 駆動解除機構
GL1 ドラム駆動ギア列
GL2 給送ローラ駆動ギア列
GL3 加圧ローラ駆動ギア列
50 電源装置
100 制御装置
Claims (3)
- 像担持体を有するカートリッジが着脱可能な画像形成装置であって、
前記カートリッジに設けられたカートリッジカップリング部と前記画像形成装置本体に設けられた本体カップリング部との連結が可能となるように前記カートリッジを装着する装着手段と、
前記カートリッジが前記装着手段に装着された状態で、前記カートリッジカップリング部と前記本体カップリング部とを連結させるために、前記本体カップリング部を第1の回転方向に駆動させ、前記カートリッジカップリング部と前記本体カップリング部の連結を解除させるために、前記本体カップリング部を前記第1の回転方向とは逆の第2の回転方向に駆動させる駆動手段と、を備え、
前記本体カップリング部の駆動を停止させた際に、
前記駆動手段により前記本体カップリング部が前記第1の回転方向に駆動した時間の積算値が所定値を超えていた場合には、前記第2の回転方向に前記本体カップリング部を駆動させ、
前記第1の回転方向に駆動した時間の積算値が所定値を超えていない場合には、前記第2の回転方向への前記本体カップリング部の駆動を禁止することを特徴とする画像形成装置。 - 前記積算値が前記所定値を超えたことを示す情報を保持する保持手段を備え、
前記画像形成装置の電源が投入された際に、前記保持手段に前記情報が保持されている場合には、前記第2の回転方向に前記本体カップリング部を駆動させ、前記情報が保持されていない場合には、前記第2の回転方向への前記本体カップリング部の駆動を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第2の回転方向に前記本体カップリング部を駆動させた場合、前記保持手段に保持された積算値をクリアすることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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