JP6055786B2 - クリーニング装置およびこれを備える画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体の表面に付着した残留トナーを除去するクリーニング装置およびこれを備える画像形成装置に関する。
一般的に、電子写真方式の画像形成装置は、画像情報に基づく光を感光体ドラムの周面に照射して静電潜像を形成する。静電潜像は現像装置によってトナー像に現像され、トナー像は用紙に転写して定着される。用紙に転写されずに感光体ドラムの表面に残ったトナーは、クリーニング装置によって除去される。
例えば、特許文献1には、感光体の表面を摺擦するクリーニングブレードと、クリーニングブレードによって除去された残留トナーを回収して、外部に排出するトナー排出スクリューと、を備えたクリーニングユニットが開示されている。
特開2002−139973号公報
ところで、一般的に、感光体に対するクリーニングブレードの接触側(ブレードエッジ)では、残留トナーの滞留が生じ易いという問題があった。この問題は、感光体の上方にクリーニングブレード等を配置(上面クリーニングレイアウト)したクリーニング装置において顕著になっていた。滞留する残留トナーは、トナー同士の摩擦や感光体との間の摩擦によって、外添剤の脱離や埋没を生じて徐々に劣化する。劣化したトナーは、感光体に対するクリーニングブレードの摺動性を悪化させ、クリーニングブレードの摩耗や損傷の原因となっていた。また、劣化したトナーから脱離した外添剤は、トナー粒径よりも小径であるため、クリーニングブレードをすり抜け、感光体を損傷させる虞があった。また、劣化したトナーは、帯電量を上昇させ過帯電となるため、感光体ドラムの耐圧を超えて放電を発生させ、感光体ドラムに損傷を与える虞もあった。
しかしながら、特許文献1に記載のクリーニングユニットは、ブレードエッジにおける残留トナーの滞留について考慮されていなかった。このため、特許文献1に記載のクリーニングユニットは、上面クリーニングレイアウトを適用した場合、残留トナーの滞留が深刻な問題となる虞を有していた。
また、一般的に、画像形成装置は、クリーニングブレードの損傷等を防止するために、現像装置からブレードエッジに新鮮なトナー(劣化していないトナー)の供給制御を行う。ブレードエッジで滞留した残留トナーを新鮮なトナーに入れ替えるためである。しかしながら、残留トナーの滞留量が増加した場合、残留トナーの凝集が生じて当該トナーの入れ替えが困難になるという問題があった。特許文献1に記載のクリーニングユニットは、上面クリーニングレイアウトを適用した場合、残留トナーの滞留によってブレードエッジに新鮮なトナーを十分に供給することができないという問題を有していた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、クリーニングブレードの周辺での残留トナーの滞留を解消すると共に滞留する残留トナーを適切に入れ替えるクリーニング装置およびこれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明のクリーニング装置は、トナー像を担持する像担持体の表面に上方から接触して回転し、前記像担持体の表面に付着した残留トナーを除去するクリーニングローラーと、前記クリーニングローラーよりも前記像担持体の回転方向下流側で前記像担持体の表面に接触し、前記像担持体の表面に付着した残留トナーを掻き落とすクリーニングブレードと、前記クリーニングブレードの近傍に配設され、前記クリーニングローラーおよび前記クリーニングブレードによって前記像担持体の表面から除去されてハウジング内に収容された残留トナーを回収するトナー回収体と、前記像担持体の表面に付着した残留トナーを除去する第1位置と、前記第1位置よりも前記クリーニングブレード側で前記像担持体の表面に対する前記クリーニングブレードの接触側であるブレードエッジに滞留する残留トナーを前記トナー回収体に向けて押し出す第2位置との間で、前記クリーニングローラーを前記像担持体の表面に接触させた状態で、前記クリーニングローラーを移動させる移動機構と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、クリーニングローラーは、移動機構によって像担持体の表面に接触しながら第1位置から第2位置に移動される。ブレードエッジに滞留する残留トナーは、第2位置に移動したクリーニングローラーによって押し出され、トナー回収体によって回収される。したがって、上面クリーニングレイアウトを採用するクリーニング装置であっても、ブレードエッジにおける残留トナーの滞留を解消することができる。これにより、残留トナーの劣化を防止し、クリーニングブレードを有効に保護することができる。また、残留トナーの劣化による外添剤の脱離・埋没や過帯電を防止することができるため、像担持体の損傷を防止すると共に画像形成不良の発生を防止することができる。また、ブレードエッジでの残留トナーの滞留を解消できるため、例えば、クリーニングブレードの保護を目的として、新鮮なトナーをブレードエッジに供給することができる。さらに、クリーニングローラーは、像担持体との接触を維持した状態で移動するため、像担持体の表面に付着した残留トナーや放電生成物を除去し続けることができる。
この場合、前記移動機構は、トナー供給手段から前記像担持体にトナーの供給を開始した時から、供給されたトナーが前記クリーニングブレードに至るまでの間に、前記クリーニングローラーを前記第2位置に移動させることが好ましい。
この構成によれば、ブレードエッジに滞留する残留トナーは、供給された新鮮なトナーがクリーニングブレードに至るまでの間に、第2位置に移動したクリーニングローラーによってトナー回収体に向けて押し出される。したがって、新鮮なトナーは、滞留トナーが無い(または少ない)状態となったブレードエッジに供給される。つまり、ブレードエッジに滞留した残留トナーは、新鮮なトナーに入れ替えられる。これにより、ブレードエッジに新鮮なトナーが十分に供給され、クリーニングブレードの摩耗や損傷等を防止することができる。
この場合、前記像担持体は、軸線周りに回転する感光体ドラムであり、前記移動機構は、前記像担持体の外周面に沿って前記クリーニングローラーを移動させることが好ましい。
この構成によれば、クリーニングローラーは、像担持体の表面に対する接触圧力を適切に維持されつつ移動することができる。これにより、クリーニングローラーは、像担持体の表面からの残留トナー除去と、滞留した残留トナーの押し出しと、を効果的に行うことができる。
この場合、前記像担持体は、アモルファスシリコンの感光層を含む感光体ドラムであることが好ましい。
この構成によれば、残留トナーの劣化による外添剤の脱離・埋没や過帯電が防止されるため、外添剤の付着に起因する感光層の損傷を防止することができる。これにより、アモルファスシリコンの感光層の特性を長期間に亘って維持することができる。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記したいずれかに記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする。
この構成によれば、ブレードエッジに滞留する残留トナーは、第2位置に移動したクリーニングローラーによって押し出され、トナー回収体によって回収される。これにより、上面クリーニングレイアウトを採用するクリーニング装置であっても、ブレードエッジにおける残留トナーの滞留(劣化)を解消することができ、クリーニングブレード等を有効に保護することができる。
本発明によれば、クリーニングブレードの周辺での残留トナーの滞留を解消することができる。また、クリーニングブレードの周辺での滞留する残留トナーを適切に入れ替えることができる。
本発明の第1実施形態に係るプリンターの内部構造の概略を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るクリーニング装置のクリーニングローラーが第1位置に移動した状態を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るクリーニング装置のクリーニングローラーが第2位置に移動した状態を模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るクリーニング装置の内部構造を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付した図面を参照しながら説明する。なお、以下、説明の便宜上、各図に示す矢印Frを正面側(前側)とする。
(第1実施形態)
図1を参照して、第1実施形態に係る画像形成装置としてのプリンター1の全体の構成について説明する。図1はプリンター1の内部構造の概略を示す模式図である。
プリンター1は、略箱型形状の装置本体2の内部に用紙Sを収納する給紙カセット3と、給紙カセット3から搬送経路4に供給された用紙Sにトナー像を転写する画像形成部5と、転写したトナー像を用紙Sに定着させる定着装置6と、定着後の用紙Sの排出先となる排紙トレイ7と、を含んで構成されている。プリンター1は、制御装置8によって統括制御される。なお、用紙Sは、紙製に限らず、樹脂フィルムやOHPシート等であってもよい。
画像形成部5は、補給用のトナーを収納したトナーコンテナ10と、像担持体としての感光体ドラム11と、を含んで構成されている。また、画像形成部5は、感光体ドラム11の周囲に転写プロセス順に配置される帯電器12と、露光器13と、現像装置14と、転写ローラー15と、クリーニング装置16と、を含んで構成されている。
感光体ドラム11は、軸線方向(図1の紙面奥行方向)に延びる円筒状に形成されている。感光体ドラム11は、例えば、アモルファスシリコンの感光層を含んで構成されている。感光体ドラム11は、軸線周りに回転可能な状態で装置本体2に支持されている。感光体ドラム11は、図示しない駆動モーターによって、図1で時計回りに回転駆動される。
ここで、プリンター1の動作について説明する。プリンター1に電源が投入されると、制御装置8は、各種パラメーターの初期化等を実行する。プリンター1に接続されたパーソナルコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成処理を実行する。
露光器13は、帯電器12によって所定電位に帯電させた感光体ドラム11の表面に、画像データに対応した露光(図1に示す矢印P参照)を行って静電潜像を形成する。現像装置14は、トナーコンテナ10から供給されたトナーによって静電潜像をトナー像に現像する。
一方、給紙カセット3から供給された用紙Sは、搬送経路4を搬送されて感光体ドラム11と転写ローラー15との間を通る。転写ローラー15は、印加された転写バイアスによってトナー像を用紙Sに転写する。定着装置6は、用紙Sにトナー像を定着させる。定着処理後の用紙Sは、排紙トレイ7に排出される。クリーニング装置16は、転写後に感光体ドラム11の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。
次に、図2および図3を参照して、クリーニング装置16について説明する。図2および図3はクリーニング装置16の内部構造を模式的に示す断面図である。
図2に示すように、クリーニング装置16は、感光体ドラム11の上部に配置されている(上面クリーニングレイアウト)。クリーニング装置16は、ハウジング20と、クリーニングローラー21と、クリーニングブレード22と、トナー回収体23と、移動機構24と、を含んで構成されている。
ハウジング20は、感光体ドラム11の軸線方向から見て(側面視で)、帯電器12と転写ローラー15との間に配設されている(図1参照)。ハウジング20は、下側(感光体ドラム11側)を開口され、感光体ドラム11の軸線方向に沿って延びる略箱状に形成されている。詳細には、ハウジング20は、天壁20aと、搬送経路4に対峙して配設される前壁20bと、帯電器12の上側に配設される後壁20cと、左右両側壁(図示せず)と、によって構成されている。各壁20a〜20cによって開口部20dが区画されている。
クリーニングローラー21は、感光体ドラム11の軸線方向に沿って延びる円筒状に形成されている。クリーニングローラー21は、例えば、芯金の表面を導電性発泡のエチレンゴム等で覆って構成されている。クリーニングローラー21は、ハウジング20の前壁20bの近傍に配設され、軸線周りに回転可能な状態で移動機構24(詳細は後述する。)に支持されている。クリーニングローラー21は、感光体ドラム11に押圧される状態で配置され、図2で反時計回りに従動回転される。
クリーニングローラー21は、開口部20dからハウジング20の外部に露出している。クリーニングローラー21は、トナー像を担持する感光体ドラム11の表面(感光層)に上方から接触して回転し、感光体ドラム11の表面に付着した残留トナーを除去する。クリーニングローラー21は、接触部分で感光体ドラム11と同一方向に回転し、トナー像を用紙Sに転写した後の感光体ドラム11の表面を研磨する。
なお、上面クリーニングレイアウトを採用するクリーニング装置16は、感光体ドラム11の軸心を原点Oとすると、当該接触部分から原点Oに延ばした線とX軸との成す角度が45°〜135°の範囲内となる位置に設けられている。
クリーニングブレード22は、ハウジング20の後壁20cの下端部に固定されるブレード支持部30と、ブレード支持部30から感光体ドラム11に向けて延設されるブレード本体31と、を有している。クリーニングブレード22は、クリーニングローラー21よりも感光体ドラム11の回転方向下流側で感光体ドラム11の表面に接触し、感光体ドラム11の表面に付着した残留トナーを掻き落とす。
ブレード支持部30およびブレード本体31は、それぞれ、感光体ドラム11の軸線方向に沿って延びる略板状に形成されている。ブレード支持部30は、例えば、亜鉛鋼板等によって構成されている。ブレード本体31は、例えば、ポリウレタンゴム等によって構成され、ブレード支持部30の下面に固定されている。ブレード本体31の先端部(ブレードエッジ32)は、感光体ドラム11の回転方向に対してカウンター方向から感光体ドラム11の表面に接触している。
トナー回収体23は、感光体ドラム11の軸線方向に沿って延びるスクリュー回転軸33と、スクリュー回転軸33の外周面に固定される螺旋状のスクリュー羽根34と、によってスクリュー状に形成されている。トナー回収体23は、クリーニングブレード22の近傍に配設されている。詳細には、トナー回収体23は、ブレードエッジ32よりも後上方に配設されている。トナー回収体23は、軸線周りに回転可能な状態でハウジング20(の側壁)に支持され、図示しない駆動モーターによって回転駆動される。
トナー回収体23は、クリーニングローラー21およびクリーニングブレード22によって感光体ドラム11の表面から除去されてハウジング20内に収容された残留トナーを回収する。詳細には、トナー回収体23は、螺旋状のスクリュー羽根34の回転によって残留トナーを軸方向(図2の紙面奥行方向)奥側に向けて搬送する。搬送された残留トナーは、トナー回収体23の下流端部に配設されるトナー回収容器(図示せず)に排出される。
移動機構24は、第1位置P1と第2位置P2との間でクリーニングローラー21を移動させる。移動機構24は、クリーニングローラー21を感光体ドラム11の表面に接触させた状態で、クリーニングローラー21を移動させる。ここで、第1位置P1とは、感光体ドラム11の表面に付着した残留トナーを除去する位置を指す(図2参照)。第2位置P2とは、第1位置P1よりもクリーニングブレード22側で感光体ドラム11の表面に対するクリーニングブレード22の接触側であるブレードエッジ32に滞留する残留トナーをトナー回収体23に向けて押し出す位置を指す(図3参照)。
移動機構24は、感光体ドラム11の外周面に沿ってクリーニングローラー21を移動させる。移動機構24は、クリーニングローラー21を回転可能に支持するフレーム40と、フレーム40を介してクリーニングローラー21を移動させる駆動装置41と、クリーニングローラー21の移動を案内する左右一対のガイドレール42と、を含んで構成されている。
フレーム40は、上下両面を開口される略矩形筒状に形成されている。上記したクリーニングローラー21の芯金の回転軸50は、フレーム40の軸方向両側壁に軸支されている。
駆動装置41は、ソレノイドアクチュエーター43と、リンク44と、第1コイルスプリング45と、第2コイルスプリング46と、を含んで構成されている。
ソレノイドアクチュエーター43は、ハウジング20の内部上側に設けられる棚部47に配設されている。棚部47は、クリーニングローラー21よりも前上方に設けられている。なお、ソレノイドアクチュエーター43は、駆動電源(図示せず)に接続されている。駆動電源は、制御装置8によって切替制御される。
リンク44は、その中間部に設けられる回動軸44aを介して棚部47の先端部に回転可能に支持されている。また、リンク44の上端部は、ソレノイドアクチュエーター43のプランジャー43aに回転可能に連結されている。リンク44の下端部は、フレーム40の前面に当接している。
第1コイルスプリング45は、ハウジング20の天壁20aから下方に突出する垂壁48とプランジャー43aとの間に架設されている。第1コイルスプリング45は、プランジャー43aを後方に向けて付勢している。第2コイルスプリング46は、ハウジング20の前壁20bとフレーム40との間に架設されている。第2コイルスプリング46は、フレーム40を前方に向けて付勢している。
左右一対のガイドレール42は、ハウジング20の左右両側壁に穿設されている。各ガイドレール42は、第1位置P1と第2位置P2とを結ぶように形成されている。各ガイドレール42は、側面視で、感光体ドラム11の外周面に沿うように後方に向けて僅かに下方に湾曲して形成されている。上記したクリーニングローラー21の回転軸50の軸方向両端部は、それぞれ、各ガイドレール42に摺動可能に支持されている。なお、各ガイドレール42の長さ(第1位置P1と第2位置P2との間隔)は任意であるが、第1実施形態では約5mmに設定されている。
なお、フレーム40の左右両側面にガイド突起を突設させてもよい。この場合、各ガイドレール42は、クリーニングローラー21の回転軸50に代えて、各ガイド突起を摺動可能に支持してもよい。また、各ガイドレール42は、直線的に形成されていてもよい。
次に、図2および図3を参照して、クリーニング装置16の作用について説明する。
図2に示すように、通常(画像形成処理中)のクリーニング装置16は、クリーニングローラー21を第1位置P1に移動させた状態で、トナー像を用紙Sに転写した後の感光体ドラム11の表面を研磨する。クリーニングローラー21およびクリーニングブレード22は、感光体ドラム11の表面に付着した残留トナーおよび放電生成物を除去する。なお、クリーニングローラー21およびクリーニングブレード22によって除去された残留トナーは、クリーニングブレード22の周辺(ブレードエッジ32)に滞留する。
プリンター1(制御装置8)は、例えば、一定枚数の用紙Sに印字(画像形成)を行った後に、ブレードエッジ32に滞留した残留トナー(図2の複数の黒い円参照)を除去する滞留解消動作を実行する。例えば、制御装置8は、500枚の用紙Sに対する連続印字が終了した後に滞留解消動作を実行する。なお、滞留解消動作は、1つのジョブ終了後に自動で行ってもよいし、ユーザーの操作によって任意のタイミングで行ってもよい。
図2および図3に示すように、移動機構24は、制御装置8に制御されて、クリーニングローラー21を第1位置P1から第2位置P2に移動させる。
詳細には、制御装置8は、駆動電源を制御して、ソレノイドアクチュエーター43に電力を供給する。ソレノイドアクチュエーター43に電流が流れると、プランジャー43aは、第1コイルスプリング45および第2コイルスプリング46の付勢力に抗して前方に向けて移動する(図3参照)。このため、リンク44は、回動軸44aを中心として図3で反時計回りに回動する。リンク44の下端部は、フレーム40を後方に向けて押し出す。これにより、フレーム40に支持されたクリーニングローラー21は、各ガイドレール42に案内されて第1位置P1から第2位置P2に移動する。
第2位置P2に移動したクリーニングローラー21は、ブレードエッジ32に滞留した残留トナーをトナー回収体23に向けて押し出す(図3の複数の黒い円参照)。これにより、ブレードエッジ32に滞留した残留トナーは、トナー回収体23の回転によってトナー回収容器まで搬送される。
以上説明したように、クリーニングローラー21は、移動機構24によって感光体ドラム11の表面に接触しながら第1位置P1から第2位置P2に移動される。ブレードエッジ32に滞留する残留トナーは、第2位置P2に移動したクリーニングローラー21によって押し出され、トナー回収体23によって回収される。したがって、上面クリーニングレイアウトを採用するクリーニング装置16であっても、ブレードエッジ32における残留トナーの滞留を解消することができる。これにより、残留トナーの劣化を防止し、クリーニングブレード22を有効に保護することができる。また、残留トナーの劣化による外添剤の脱離・埋没や過帯電を防止することができるため、感光体ドラム11の損傷を防止すると共に画像形成不良の発生を防止することができる。また、クリーニングブレード22の保護を目的として、新鮮なトナーを有効に供給することができる。さらに、クリーニングローラー21は、感光体ドラム11との接触を維持した状態で移動するため、感光体ドラム11の表面に付着した残留トナーや放電生成物を除去し続けることができる。
次に、制御装置8は、クリーニングブレード22を保護するために、劣化していない新鮮なトナー(図3の複数の破線円参照)をブレードエッジ32に供給するブレード保護動作を実行する。
クリーニングローラー21を第2位置P2に移動させてから1秒経過したことを制御装置8が認識すると、移動機構24は、制御装置8に制御されて、クリーニングローラー21を第2位置P2から第1位置P1に移動させる。なお、クリーニングローラー21を第2位置P2から第1位置P1に戻すタイミングは任意である。
詳細には、制御装置8は、駆動電源を制御して、ソレノイドアクチュエーター43に対する通電を停止する。すると、プランジャー43aは、第1コイルスプリング45に付勢されて後方に向けて移動する。同時に、リンク44は、第1コイルスプリング45に付勢されて回動軸44aを中心として図3で時計回りに回動する。また、フレーム40は、第2コイルスプリング46に付勢されて前方に引き戻される。これにより、フレーム40に軸支されたクリーニングローラー21は、各ガイドレール42に案内されて第2位置P2から第1位置P1に移動する(図2参照)。
続いて、制御装置8は、トナー供給手段としての現像装置14を制御して、新鮮なトナーを感光体ドラム11に供給する(図3の複数の破線円参照)。例えば、現像装置14は、感光体ドラム11の円周方向に約20mmに亘って新鮮なトナーを供給する。なお、新鮮なトナーの供給量は任意である。
ブレードエッジ32に滞留した残留トナーは既に回収されているため、現像装置14から供給された新鮮なトナーは、ブレードエッジ32に搬送される。換言すれば、ブレードエッジ32に滞留した残留トナーは、新鮮なトナーに入れ替えられたこととなる。
以上説明したように、クリーニングローラー21は、現像装置14から新鮮なトナーが供給される前に第2位置P2に移動される。すなわち、ブレードエッジ32に滞留する残留トナーは、新鮮なトナーの供給開始前にトナー回収体23に向けて押し出される。したがって、新鮮なトナーは、滞留トナーが無い(または少ない)状態となったブレードエッジ32に供給される。つまり、ブレードエッジ32に滞留した残留トナーは、新鮮なトナーに入れ替えられる。これにより、ブレードエッジ32に新鮮なトナーが十分に供給され、クリーニングブレード22の摩耗や損傷等を防止することができる。
なお、第1実施形態に係るクリーニング装置16は、クリーニングローラー21を第2位置P2から第1位置P1に戻した後に、現像装置14からの新鮮なトナーの供給が開始されていたが、本発明はこれに限定されない。移動機構24は、現像装置14から感光体ドラム11に新鮮なトナーの供給を開始した時から、新鮮なトナーがクリーニングブレード22に至るまでの間に、クリーニングローラー21を第2位置P2に移動させるように制御されればよい。例えば、クリーニングローラー21を第1位置P1から第2位置P2に移動させたと同時に現像装置14からの新鮮なトナー供給を開始してもよい。なお、供給された新鮮なトナーがトナー回収体23に回収されないように、新鮮なトナーがクリーニングブレード22に至る前にクリーニングローラー21を第2位置P2から第1位置P1に戻すことが好ましい。
以上説明したように、ブレードエッジ32に滞留する残留トナーは、供給される新鮮なトナーがクリーニングブレード22に至るまでの間に、第2位置P2に移動したクリーニングローラー21によってトナー回収体23に向けて押し出される。これにより、ブレードエッジ32でのトナーの入れ替えが適切に行われるため、クリーニングブレード22の損傷等を防止することができる。
また、第1実施形態に係るクリーニング装置16によれば、残留トナーの劣化による外添剤の脱離・埋没や過帯電が防止されるため、外添剤の付着に起因する感光層の損傷を防止することができる。これにより、アモルファスシリコンの感光層の特性を長期間に亘って維持することができる。
(第2実施形態)
次に、図4を参照して、第2実施形態に係るクリーニング装置60について簡単に説明する。ここで、図4はクリーニング装置60の内部構造を模式的に示す断面図である。なお、以下、上記した第1実施形態に係るクリーニング装置16と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態に係るクリーニング装置60の移動機構61は、感光体ドラム11の外周面に沿ってクリーニングローラー21を移動させる。具体的には、移動機構61は、感光体ドラム11と同一軸心となる回転軸を中心に回動可能な左右一対のアーム62を有している。各アーム62の先端部は、クリーニングローラー21の軸方向両端部(回転軸50)に接続されている。クリーニングローラー21の回転軸50は、各アーム62に軸支されている。
制御装置8は、図示しない駆動モーターを制御して各アーム62を回動させる。これにより、クリーニングローラー21は、第1位置P1と第2位置P2との間で移動(回動)する。なお、各アーム62の長さは、感光体ドラム11とクリーニングローラー21との接触状態が適切に維持されるように設定されている。なお、滞留解消動作およびブレード保護動作の詳細な説明は省略する。
以上説明した第2実施形態に係るクリーニング装置60によれば、クリーニングローラー21は、感光体ドラム11の表面に対する接触圧力を適切に維持されつつ移動することができる。これにより、クリーニングローラー21は、感光体ドラム11の表面からの残留トナー除去と、滞留した残留トナーの押し出しと、を効果的に行うことができる。
なお、第1実施形態に係るクリーニング装置16は、クリーニングローラー21を移動させる駆動源としてソレノイドアクチュエーター43を用いたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ソレノイドアクチュエーター43に代えて、モーターおよびラックアンドピニオンを用いてもよいし、リニアモーター等を用いてもよい。この場合、リンク44および各コイルスプリング45,46を省略してもよい。
なお、第1および第2実施形態に係るクリーニング装置16,60の制御装置8は、プリンター1の統括制御と移動機構24,61の制御とを行っていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、移動機構24,61が、駆動装置41を制御するための独立した制御装置を有していてもよい。
なお、第1および第2実施形態に係るクリーニング装置16,60は、プリンター1に適用されていたが、他の実施形態として、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に本発明の構成を適用してもよい。また、第1および第2実施形態に係るプリンター1は、モノクロプリンターであったが、カラープリンターに本発明の構成を適用してもよい。
なお、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係るクリーニング装置16,60およびこれを備えるプリンター1における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、且つ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 プリンター(画像形成装置)
11 感光体ドラム(像担持体)
14 現像装置(トナー供給手段)
16,60 クリーニング装置
20 ハウジング
21 クリーニングローラー
22 クリーニングブレード
23 トナー回収体
24,61 移動機構
32 ブレードエッジ
P1 第1位置
P2 第2位置

Claims (4)

  1. トナー像を担持する像担持体の表面に上方から接触して回転し、前記像担持体の表面に付着した残留トナーを除去するクリーニングローラーと、
    前記クリーニングローラーよりも前記像担持体の回転方向下流側で前記像担持体の表面に接触し、前記像担持体の表面に付着した残留トナーを掻き落とすクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードの近傍に配設され、前記クリーニングローラーおよび前記クリーニングブレードによって前記像担持体の表面から除去されてハウジング内に収容された残留トナーを回収するトナー回収体と、
    前記像担持体の表面に付着した残留トナーを除去する第1位置と、前記第1位置よりも前記クリーニングブレード側で前記像担持体の表面に対する前記クリーニングブレードの接触側であるブレードエッジに滞留する残留トナーを前記トナー回収体に向けて押し出す第2位置との間で、前記クリーニングローラーを前記像担持体の表面に接触させた状態で、前記クリーニングローラーを移動させる移動機構と、を備え
    前記移動機構は、トナー供給手段から前記像担持体にトナーの供給を開始した時から、供給されたトナーが前記クリーニングブレードに至るまでの間に、前記クリーニングローラーを前記第2位置に移動させることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記像担持体は、軸線周りに回転する感光体ドラムであり、
    前記移動機構は、前記像担持体の外周面に沿って前記クリーニングローラーを移動させることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記像担持体は、アモルファスシリコンの感光層を含む感光体ドラムであることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 請求項1ないしのいずれかに記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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