JPH07325533A - プロセスカートリッジ - Google Patents

プロセスカートリッジ

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JPH07325533A
JPH07325533A JP6118674A JP11867494A JPH07325533A JP H07325533 A JPH07325533 A JP H07325533A JP 6118674 A JP6118674 A JP 6118674A JP 11867494 A JP11867494 A JP 11867494A JP H07325533 A JPH07325533 A JP H07325533A
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JP
Japan
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protective cover
process cartridge
opening
photosensitive drum
photoconductor
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JP6118674A
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English (en)
Inventor
Kozo Ezawa
弘造 江澤
Keizo Takeuchi
敬三 武内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体ドラムを保護するための感光体保護カ
バーが、開閉時に感光体ドラム表面を擦り、感光体ドラ
ム表面を損傷すること、および感光体ドラム上のトナー
をかきとって画像形成装置内部をトナーで汚染すること
を防止する。 【構成】 感光体ドラム保護カバー7の内面両端部に、
感光体ドラム保護突起66を設ける。感光体ドラム保護
突起66を静電潜像形成領域外に設けることによって、
実質的に感光体ドラム1の表面を保護カバー7が擦るこ
とを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置本体に着
脱可能なプロセスカートリッジ内に設けられた感光体ド
ラムの保護手段に関する。さらに詳しくは、プロセスカ
ートリッジの転写手段用の開口部の感光体ドラムを保護
するための感光体ドラム保護カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを一体的に構成し、画
像形成装置本体に着脱可能とした、所謂一体型プロセス
カートリッジは、保守のために専門のサービスマンを必
要としないため、小型でパーソナルを目的とした電子写
真複写機、ファクシミリ、レーザビームプリンタに適し
ている。
【0003】一体型のプロセスカートリッジの取扱い
は、電子写真技術には無知の一般ユーザに任されるの
で、 プロセスカートリッジが多少乱暴に取り扱われたと
しても機能を損わないように配慮して設計しておく必要
がある。
【0004】ユーザがプロセスカートリッジ内の感光体
ドラムに損傷を与える可能性が最も大きいのは、 画像形
成装置本体に紙詰まりが発生した場合である。 ユーザ
は、 画像形成装置の扉を開けて紙を除去する。 これだけ
で紙が除去できない場合には、さらにプロセスカートリ
ッジを画像形成装置本体から抜き出し本体の開口をより
大きくして紙の除去作業を容易にする。
【0005】この紙除去作業でプロセスカートリッジを
損傷する可能性があるのは、光による感光体ドラムの光
劣化、紙除去時に感光体を手で触れる、紙その他で感光
体表面を損傷する、プロセスカートリッジを抜き出して
装置の脇に置くとき鋭利な端面に感光体を当てて打痕を
つけるなどである。
【0006】これらの損傷を避けるため、 プロセスカー
トリッジの開口部である、 転写部、露光部などには感光
体を保護するための保護カバーが設けられている。 通
常、保護カバーは、弾性部材によって閉じられている。
プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着し本体
の扉を閉じると、扉の開閉動作に連動して自動的に感光
体保護カバーが開閉する。
【0007】従来のプロセスカートリッジの保護カバー
の開閉機構の一例を、図9で説明する。図9は転写部の
開放部の保護カバーであり、101は感光体ドラム、1
02は保護カバー、103は保護カバー102の内面に
張ったクッション部材、104と107は保護カバー1
03を回動するためのアームでであり、夫々が支点10
5、106と108、109とを持つ。回動アーム10
4は、ばねで時計方向に付勢されており、図は保護カバ
ーが閉じた状態である。プロセスカートリッジを画像形
成装置本体に装着するまでは保護カバー102は閉じた
状態にあり、感光体ドラム101を保護している。画像
形成装置の扉を閉じる時に、扉に設けてある保護カバー
開閉突起(図には示していない)が、回動アーム104
を反時計方向の矢印方向に押し上げる。保護カバー10
2が点線の位置まで移動して、転写部と感光体ドラム1
01が対向するようになり、印字可能となる。
【0008】クッション部材103は、固い保護カバー
102と、感光体ドラム101とが直接接触するのを嫌
うためである。従来の保護カバーは薄い成型品であるた
め、寸法精度が悪く、剛性も小さいので開閉時に感光体
ドラム101の表面をこすったり、あるいは開閉時のシ
ョックで保護カバー102がたわんで感光体ドラムに打
恨をつける恐れがあるからである。これを防止するため
に、クッション部材103には、フェルト部材のような
柔らかい部材を使用し、保護カバー103の全域を覆っ
ている。多くの場合には、クッション部材103の大き
さを保護カバー102より大きくして、遮蔽、遮光、防
塵効果を高めていた。
【0009】従来機構での一つの課題は、保護カバーの
開閉動作時にクッション部材103が感光体ドラム10
1の表面をこすることである。勿論クッション部材10
3がが、感光体ドラム101を損傷することはない。ユ
ーザが画像形成装置の扉を開くのは、多くの場合紙詰ま
りしたときである。紙詰まり時には、画像形成装置本体
が紙詰まりの異常を検知して印字プロセスを途中で止め
てマシンが停止する。したがって、感光体ドラム表面に
はトナー像が転写されずに残っている。紙詰まり等の異
常の度に、感光体ドラム101上のトナーが、クッショ
ン部材103にこすり落とされて画像形成装置内部を汚
す不都合を生じる。本体内部に堆積したトナーは、コピ
ー用紙に付着し印字不良を引き起こす。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決するものであり、クッション部材を使用しない感光
体ドラムの保護カバーを使用したプロセスカートリッジ
を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成装置
本体に着脱可能で、少なくとも感光体ドラムと、前記感
光体ドラムを保護するための保護カバーとを有するプロ
セスカートリッジであって、前記感光体ドラムを内包
し、かつ前記感光体ドラムを回転可能に支持する感光体
支持筐体と、前記保護カバーを開閉する開閉機構部材
と、前記感光体ドラムの静電潜像形成領域外の両端とで
のみ前記感光体ドラムと当接可能な感光体ドラム保護突
起を有する保護カバーとよりなることを特徴とするプロ
セスカートリッジである。
【0012】
【作用】本発明の感光体ドラム保護カバーの内面の両端
には、感光体ドラムと保護カバーが直接当接するのを防
止するための、感光体ドラム保護突起が設けてある。保
護突起は、感光体ドラムの静電潜像形成領域外の両端と
でのみ当接するように構成しているので、保護カバーと
感光体ドラムの中央部とは当接することはないた。した
がって、本発明のプロセスカートリッジでは、紙詰まり
等の異常時にユーザが画像形成装置本体の扉を開けて紙
を除去する場合に、保護カバーで感光体ドラムの画像領
域を傷つけたり、感光体ドラム上のトナーをかきおとし
て本体内を汚染することはない。
【0013】
【実施例】 (実施例1)図1は本発明のプロセスカートリッジの全
体概要の一例をしめすフレーム別の斜視図、図2は組み
立てたプロセスカートリッジの中央断面図、図3は感光
体ドラム保護カバーの開閉機構部材を示す斜視図、図4
は回動レバー部の正面図、図5は回動レバー部の組図、
図6は保護カバー部の斜視図、図7は保護カバーの開閉
動作を説明する正面図、図8はプロセスカートリッジと
画像形成装置の位置関係を示す断面図である。
【0014】図1、図2に示す構成例は、感光体ドラム
の内部に磁石を内包する一成分現像器を搭載したプロセ
スカートリッジの一例である。このプロセスカートリッ
ジは、内部に固定磁石2を有する感光体ドラム1と、前
記感光体ドラム1に対向して設けられ内部に固定磁石4
を有する電極ローラ3とを組み込んだ第1フレームと、
クリーニングブレード5と、廃トナー収容室6と、感光
体ドラム保護カバー7と、感光体ドラム保護カバー7を
開閉する開閉機構部8とを有する第2フレームと、磁性
一成分トナー9を収容するトナーホッパー10と、感光
体ドラム1にトナーを供給するアジテータ16と、コロ
ナ帯電器12とを有する第3フレームとの合計3個の筐
体より構成されている。これら3個の筐体は、フレーム
別に組み立てられ、最後に各フレームに設けられた締結
部を合体することによって図2に断面配置を示したプロ
セスカートリッジが完成する。
【0015】第2フレームに組み込まれる感光体ドラム
保護カバー関連の機構部品を図3に示す。30は第2フ
レームの筐体、31は感光体ドラム保護カバーの開閉機
構保持筐体であり、これはプロセスカートリッジを画像
形成装置本体に着脱するときの把手を兼ねている。32
は31と対象の形状の把手、33は開閉機構保持筐体に
取りつけられる回動レバー、34はフレーム30に取り
つけられるアーム付きの歯車、64はフレーム30と保
護カバーを回動可能に係合するアームを有する針金軸で
ある。
【0016】図4、図5に開閉機構部の構成を示す。開
閉機構保持筐体31には、回動レバーの回動穴36を軸
支するための軸35と、軸35と同軸の2つの扇状の案
内溝37、38が設けられている。回動レバー33に
は、回動穴36の周辺に案内溝37、38に対応した2
つの抜け防止爪39、40と、回動レバー33を付勢す
るばね41の一端を止めるための溝42と、アーム付き
歯車34と噛合する歯43が設けられている。軸35に
付勢ばね41をかける。さらに、軸35に回動レバー穴
36が、案内溝37、38に抜け防止爪39、40が嵌
合するように組み付ける。図4は開閉機構保持筐体31
に回動レバー33を取り付けた図である。回動レバー3
3は付勢ばね41によって矢印方向に付勢されており、
筐体31に設けた第1ストッパー44位置に停止する。
回動アーム33の当接部46を矢印と反対方向に押すと
回動アームは軸35を支点として左方向に回動し、第2
ストッパー45位置で停止する。回動レバーのは43
は、アーム付き歯車34と図4のように噛合しているの
で、レバー当接部46を押しこむことによってアーム歯
車34のアームの角度を変えることができる。
【0017】本発明の開閉機構部の回動レバーの回動中
心点は、案内溝37、38に噛んだ抜け防止爪39、4
0によって抜け止め防止している。従来がグリップリン
グ等で抜け止めしていたが、グリップリングと比較する
と本発明で採用した溝と抜け止め防止ピンの方法は、安
定した回動レバーの運動を可能にしている。回動レバー
の中心軸36には、付勢ばね41による強いねじれが作
用する。本発明の開閉機構部は、回動レバーの支点の剛
性を高めたので、従来以上に強い付勢ばねの使用が可能
になり、安定した保護カバー7の回動を可能にした。
【0018】図6は、感光体ドラム保護カバー7の構造
を説明する図であり、上は保護カバーの外側を、下は内
側を示す図である。保護カバー7には、2つの回転軸が
設けられている。1つは保護カバーを回動するときの回
動穴であり、ここには針金軸64が通され、針金軸64
の両端が筐体30の回転穴48、49(49は図には示
していない)にかけられる。他の一つは、保護カバー7
の位置を変えるためのアーム34が取り付くアーム穴6
5である。アーム歯車34は、筐体30に設けた軸47
に取り付けられ、そのアーがムアーム穴65に挿入され
る。
【0019】保護カバー7の内面両側には、感光体ドラ
ム保護突起66、67がある。保護突起の断面は図7に
示すように、感光体ドラムとの当接部分は感光体ドラム
と同じ曲率の円弧状をしている。保護突起66、67と
感光体ドラムの当接位置は、画像形成域以外であればど
こでもよいが、通常は感光材が塗布していない端面のア
ルミニュウム部に設けることが好ましい。
【0020】保護カバー中央は隆起部71があり、隆起
部71に沿ってリブ68が設けられている。リブ68
は、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着し
たとき紙搬送ガイドとなる突起である。また、保護カバ
ー先端の複数個の切り欠き69は、プロセスカートリッ
ジを本体に装着時、筐体30に設けた紙搬送ガイド70
が噛み合うための切り欠きである。(図2)保護カバー
7に設けた隆起部71とリブ68によって、保護カバー
7は十分な寸法精度と剛性を持つようになる。
【0021】図4、図7によって、保護カバー7の回動
動作の説明をする。図4に示すように、アーム付き歯車
34の歯と、回動レバー33の歯43とは噛み合ってい
る。また、歯車34と一体になったアームは保護カバー
33のアーム穴65によって連結されている。したがっ
て、図4でレバー当接部46を矢印と反対方向に押す
と、アーム付き歯車34は反時計方向に回転する。
【0022】図7は感光体ドラム保護カバー7の回動動
作を示す図である。34がアームの、48が針金軸64
の回動中心である。当接レバー46が押しこまれるとア
ーム歯車34は反時計回りに回動し回動点65は、34
を中心点としてAの軌跡を描く。一方、回動点61は4
8を中心点としてBの軌跡を描く。保護カバー先端部の
保護突起66の軌跡は、A、B軌跡によって決められる
が、感光体ドラム1の表面を擦るようにして回動する。
したがって、保護カバー7の両端に保護突起66がない
場合には、保護カバーの先端部が感光体ドラム1の表面
を擦るように移動し、感光体ドラム表面を損傷する。本
発明の保護突起66は、画像領域外で感光体ドラム表面
と当接しながら滑るので、有効画像域の感光体ドラム表
面を損傷することはない。
【0023】保護カバー7の回動は、画像形成装置本体
の扉に設けた突起をプロセスカートリッジの当接部46
に付き当てて行う。このとき本体扉の開閉を急激に行う
と、保護カバーの回動運動も急激になり、保護カバーの
先端で感光体ドラム表面を傷つける恐れがある。本発明
の保護カバーでは保護カバーの回動範囲を規制している
のは第1ストッパー44と、第2ストッパー45とであ
る。したがって、これらのストッパーの位置を適切に設
定して置けば、急激な回動運動による保護カバー7と感
光体ドラム1との当接を防止することができる。また、
本発明の保護カバーは2つの回転軸を中心にして回動す
るので、支点の位置を選ぶことによっても保護カバー7
と感光体ドラム1との衝撃を弱めることも可能である。
【0024】次に、図2と図8によって画像形成装置本
体にプロセスカートリッジを装着したときの保護カバー
7の動きと、紙搬送ガイドとしての機能とを説明する。
【0025】図2で保護カバー7は、閉じた状態と開い
た状態の2つの位置で描かれている。感光体ドラムを覆
っている状態が閉じた状態であり、保護カバー7は感光
体ドラム1を光や異物との接触から保護している。一
方、保護カバー7が、プロセスカートリッジの上部にあ
るのが開いた状態であり、保護カバーは紙搬送ガイドと
して機能する。これを図8で説明する。
【0026】図8は画像形成装置本体81に、本発明の
プロセスカートリッジ82を装着したときの断面を示す
図である。図で、81は画像形成装置本体、82はプロ
セスカートリッジ、83は画像形成装置81の側板に設
けたプロセスカートリッジ82を装着するための案内
溝、84は紙搬送用のタイミングロール、85はトナー
を定着するための定着器である。86は支点87を中心
として開閉する扉である。扉86には、感光体ドラム上
のトナーを転写するための転写ロール88と、転写紙を
定着器に案内する紙ガイド89と、回動レバー33の当
接部46を押し込むための突起90が設けられている。
【0027】プロセスカートリッジ82を画像形成装置
81に装着するには、扉86を開け、案内溝83に沿っ
てプロセスカートリッジ82を挿入する。装着状態では
プロセスカートリッジ82の保護カバー7は閉じた状態
にある。次に扉86を閉めると、突起90が回動レバー
33の当接部46を押し、保護カバー7は図のAの位置
に移動する。同時に、保護カバー7で覆われていた開放
部の感光体ドラム1の表面には、転写ロール17が軽く
圧接する。紙ガイド89は、プロセスカートリッジに設
けられたリブ70と対向する位置に移動する。A位置に
移動した保護カバー7上のリブ68は、転写用紙を定着
器85に送りこむための紙ガイドとなる。
【0028】このようにしてプロセスカートリッジ82
を画像形成装置81に装着し、本体の電源を入れる。
【0029】図2において、1は直径が30mmのアル
ミニュウム素管の上に、フタロシアニン系の感光材料を
塗布した積層型の有機感光体ドラムであり、装置本体か
ら駆動力を受けて矢印の方向に回転する。2は感光体ド
ラム1と同軸に固定された回転しない磁石である。12
は感光体1をマイナスに帯電するコロナ帯電器、13は
レーザ信号光、10はトナーホッパー、9は磁性一成分
トナー、3は感光体ドラム1とギャップを開けて設定し
た非磁性の電極ローラ、4は電極ローラ3の内部に設置
された回転しない磁石、14は電極ローラ3に電圧を印
加する交流高圧電源、15は電極ローラ3上のトナーを
かきおとす燐青銅製のスクレーパ、16はトナーホッパ
10中のトナーを感光体ドラム1に供給するアジテー
タ、17は転写ローラ、5はクリーナである。
【0030】このような装置の像形成プロセスを図2、
図8によって簡単に説明する。感光体ドラム1を32.
5mm/sの速度で回転させ、コロナ帯電器3で−50
0Vに帯電させた後、レーザ信号光13で静電潜像を形
成する。この感光体ドラム1表面上に、磁石2の磁力を
用いて磁性トナー9を磁力により付着させる。次に感光
体ドラム1を電極ローラ3の前を通過させる。−500
Vに帯電し静電潜像が書き込まれた感光体ドラム1の通
過時には、電極ローラ8には交流高圧電源14により、
−300Vの交流電圧(周波数3kHz)を印加する。
すると、感光体ドラム1の帯電部分に付着したトナーは
電極ローラ3に回収され、感光体ドラム1上には画像部
のみネガポジ反転したトナー像が残る。画像形成プロセ
スの進行に合わせ、給紙カセット(図示せず)から送ら
れた転写用紙は、タイミングロール84を経て転写ニッ
プ部に到達し、トナー像が転写用紙に転写される。転写
用紙は、転写用紙ガイド70と33の間隙を通過し、リ
ブ68によって定着器に案内され、定着器によりトナー
が固定されたハードコピーが画像形成装置のトレイに排
出される。転写のこりトナーはクリーニングブレード5
によってクリーニングし、次の像形成工程に移る。矢印
方向に回転する電極ローラ3に付着したトナーは、スク
レーパ15によってかきとり、再びトナーホッパ10内
に戻し次の像形成に用いる。
【0031】上記画像形成プロセスの途中で紙ずまりが
発生すると、画像形成装置81は紙ずまり表示をして停
止する。ユーザが扉86を開けると、保護カバー7が閉
じ、転写ロール17と紙ガイド89がプロセスカートリ
ッジ82の近辺より遠ざかる。この構造の画像形成装置
は、扉86を開けると前面が大きく開放されるので容易
に紙詰まりを除去できる。紙を除去した後扉86を閉じ
ると印字可能状態になる。
【0032】
【発明の効果】本発明の感光体ドラム保護カバーの内面
の両端には、感光体ドラムと保護カバーが直接当接する
のを防止するための、感光体ドラム保護突起が設けてあ
る。保護突起は、感光体ドラムの静電潜像形成領域外の
両端とでのみ当接するように構成しているので、保護カ
バーと感光体ドラムの中央部とは当接することはない
た。したがって、本発明のプロセスカートリッジでは、
紙詰まり等の異常時にユーザが画像形成装置本体の扉を
開けて紙を除去する場合に、保護カバーで感光体ドラム
の画像領域を傷つけたり、感光体ドラム上のトナーをか
きおとして本体内を汚染することはない。
【0033】また、従来の保護カバーは薄い成型品であ
ったので、寸法精度が悪く、剛性も小さかった。このた
め、保護カバーの両端に多少の突起を設けたとしても、
中央部では保護カバーと感光体ドラム表面が接触する可
能性は皆無ではなかった。そこで本発明の保護カバー
は、剛性を高めるために保護カバーにリブを設けてい
る。このリブは、転写用紙用の紙ガイドを兼ねることも
できる。
【0034】さらに、画像形成装置本体の扉の開閉運動
に連動して、保護カバーを開閉するとき保護カバーは慣
性力をうけ、たわみを生じる。本発明の保護カバーは、
保護カバーの回動範囲を規制する開閉規制部材が設けら
れているので、保護カバーの慣性力が直接感光体ドラム
に作用することはない。
【0035】またさらに、本発明の保護カバー開閉機構
部の回動レバーの回動部を、回動軸と、回動軸の周囲に
設けた案内溝とより構成しているので、回動レバーの回
動動作が安定している。したがって、保護カバーの回動
動作によって誤って感光体ドラムを損傷することはな
い。
【0036】上記説明したように、本発明の感光体ドラ
ム保護カバーは従来のように、クッション部材を必要と
しないので、コストが安く、製造工数が少ない。また、
保護カバーを軽量化できるので、保護カバーの開閉が円
滑になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例における本発明のプロセスカートリッ
ジのフレーム別構成を示す図
【図2】本発明のプロセスカートリッジの断面構成を示
す図
【図3】本発明の保護カバーの開閉機構部材を示す斜視
【図4】本発明の感光体ドラムの開閉機構部材を示す斜
視図
【図5】本発明の回動レバー部の正面図
【図6】本発明の回動レバー部の組図
【図7】本発明の感光体保護カバーの開閉動作を説明す
る正面図
【図8】本発明のプロセスカートリッジと画像形成装置
の位置関係を示す断面図
【図9】従来の感光体保護カバーの構成を示す図
【符号の説明】 1 感光体ドラム 7 保護カバー 8 保護カバーの開閉機構部 31 開閉機構部保持筐体 33 回動レバー 45、46 開閉規制部材 37、38 案内溝 39、40 抜け防止爪 66、67 感光体ドラム保護突起 68 リブ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置本体に着脱可能で、少なくと
    も感光体ドラムと、前記感光体ドラムを保護するための
    保護カバーとを有するプロセスカートリッジであって、 前記感光体ドラムを内包し、かつ前記感光体ドラムを回
    転可能に支持する感光体支持筐体と、 前記保護カバーを開閉する開閉機構部材と、 前記感光体ドラムの静電潜像形成領域外の両端とでのみ
    前記感光体ドラムと当接可能な感光体保護突起を有する
    保護カバーとよりなることを特徴とするプロセスカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】開閉機構部材が、開閉機構部材を保持する
    開閉機構部材保持筐体と、当接部を有する回動レバー
    と、回動レバーを回動可能に支持する軸支部と、回動レ
    バーと噛み合い保護カバーを開閉する開閉機構と、保護
    カバーを閉回動方向に付勢する弾性部材と、よりなる請
    求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】回動レバーの移動範囲を規制する開閉規制
    部材が、開閉機構保持筐体に設けてあり、保護カバーの
    回動範囲が開閉規制部材によって規制される請求項2に
    記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】回動レバーの回転軸支部が、開閉機構保持
    筐体に設けた軸と、前記軸と同心の複数個の扇状の案内
    穴と、回動レバーに設けた基準穴と、抜け防止爪とより
    なる請求項2〜請求項3に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】保護カバーが感光体の回転方向と平行なリ
    ブを有し、リブの高さが保護カバーの平均肉厚の50%
    以上の高さである請求項1〜請求項4に記載のプロセス
    カートリッジ。
  6. 【請求項6】リブが転写用紙搬送用の紙ガイドである請
    求項5に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】保護カバーが長手方向方向に保護カバーの
    長手寸法の50%以上の長さの隆起部を有し、かつ隆起
    部の高さが、隆起部を除く保護カバーの平均肉厚の50
    %以上である請求項1〜請求項6に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  8. 【請求項8】感光体保護突起が、感光体ドラムの曲率と
    等しい凹面の曲率を有する請求項1〜請求項7に記載の
    プロセスカートリッジ。
JP6118674A 1994-05-31 1994-05-31 プロセスカートリッジ Pending JPH07325533A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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