JP2008003444A - 静電潜像担持体のクリーニング装置 - Google Patents

静電潜像担持体のクリーニング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】クリーニングローラとクリーニングブレードとの間に挟まった異物によって画質が低下するのを防止することにある。
【解決手段】ハウジング251と、クリーニングローラ252と、掻き取りブレード254と、回転制御装置256とを有する。ハウジング251は、感光体ドラム21の近傍に配置され、転写残トナーを収納するための内部空間が形成されている。クリーニングローラ252は、ハウジング251に回転自在に装着され、第1方向に回転することにより感光体ドラム21の表面に摺接して転写残トナーを除去する。掻き取りブレード254はクリーニングローラ252に摺接して配置されクリーニングローラ252上の残留トナーを掻き取るための部材である。回転制御装置256は、第1方向とは逆の第2方向にクリーニングローラ252を回転させて、クリーニングローラ252と掻き取りブレード254との間の異物を除去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、静電潜像担持体のクリーニング装置、特に、静電潜像担持体の表面の転写残トナーを除去して回収するための静電潜像担持体のクリーニング装置に関する。
画像形成装置は、画像情報に基づいて表面に静電潜像が形成される静電潜像担持体と、静電潜像担持体の表面にトナーを供給する現像器と、静電潜像担持体上に残ったトナーを除去するクリーニング装置とを有している。この画像形成装置では、静電潜像担持体上に画像情報に基づいた静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された静電潜像担持体に現像器からトナーが供給される。このようにして静電潜像担持体上に画像が形成され、静電潜像担持体上のトナー画像が用紙に転写される。
以上のようなトナー画像の形成過程において、静電潜像担持体の上にトナーが残留する。この静電潜像担持体上に残留したトナーがクリーニング装置によって除去される。具体的には、クリーニング装置は、残留したトナーを収納するためのハウジングと、静電潜像担持体に摺接するクリーニングローラと、静電潜像担持体に摺接してトナーを掻き取るクリーニングブレードと、クリーニングローラに摺接してローラ上の残留トナーを掻き取る掻き取りブレードとを備えている(特許文献1参照)。
静電潜像担持体をクリーニングする際は、先ず静電潜像担持体の回転に伴って、クリーニングローラが静電潜像担持体に摺接しながら回転し、クリーニングローラが静電潜像担持体上に残留したトナーを除去する。次に、クリーニングローラによって除去できなかった静電潜像担持体上のトナーをクリーニングブレードによって掻き取る。そして、クリーニングローラは静電潜像担持体上に残留していたトナーを表面に付着させた状態で回転し、掻き取りブレードによってクリーニングローラ上の残留トナーが掻き取られる。このようにして、静電潜像担持体上に残留していたトナー(転写残トナー)がハウジング内に回収される。
特開平9―185303号公報
特許文献1に記載の画像形成装置のクリーニング装置では、残留トナーだけではなく、用紙などの繊維質の物質(紙粉)等の異物が静電潜像担持体に付着する場合がある。この場合には、異物は、クリーニングローラによって静電潜像担持体上から除去され、クリーニングローラの回転に伴って掻き取り部材とクリーニングローラとが接触する部分に搬送される。このとき、繊維質状の異物は、掻き取りブレードによっては除去されずに、クリーニングローラと掻き取りブレードとの間に挟まる可能性がある。
このように、異物がクリーニングローラと掻き取りブレードとの間に挟まると、異物が挟まった部分は他の部分よりもクリーニングローラ上のトナーを多く掻き取ることになる。ここで、クリーニングローラは表面にトナーが存在しない部分の方が表面にトナーが存在している部分よりも研磨力が強くなる。このために、クリーニングローラのトナーが少ない部分によって研磨された静電潜像担持体の一部は、他の部分に比較してより研磨される。その結果、静電潜像担持体の表面に溝が形成される場合がある。静電潜像担持体の表面に溝が形成されると、スジ画像が用紙上に形成されることになり画質が低下する。
本発明の課題は、クリーニングローラとクリーニングブレードとの間に挟まった異物によって画質が低下するのを防止することにある。
請求項1に係る静電潜像担持体のクリーニング装置は、静電潜像担持体の表面の転写残トナーを除去して回収するための静電潜像担持体のクリーニング装置であって、ハウジングと、クリーニングローラと、掻き取りブレードと、異物除去手段とを有する。ハウジングは、静電潜像担持体の近傍に配置され、転写残トナーを収納するための内部空間が形成されている。クリーニングローラは、ハウジングに回転自在に装着され、第1方向に回転することにより静電潜像担持体の表面に摺接して転写残トナーを除去する。掻き取りブレードはクリーニングローラに摺接して配置されクリーニングローラ上の残留トナーを掻き取るための部材である。異物除去手段は、第1方向とは逆の第2方向にクリーニングローラを回転させて、クリーニングローラと掻き取りブレードとの間の異物を除去する。
この静電潜像担持体のクリーニング装置では、クリーニングローラが、静電潜像担持体の回転に伴って回転しながら、静電潜像担持体上の用紙に転写されなかったトナー(転写残トナー)を除去する。クリーニングローラによって除去された残留トナーはハウジングの内部に回収される。クリーニングローラは、静電潜像担持体上の転写残トナーを除去した後、転写残トナーを保持しながら回転し、このクリーニングローラ上の転写残トナーは、掻き取りブレードによって掻き取られる。
ここで、特に紙粉等の異物は、掻き取りブレードによってもクリーニングローラ表面から除去されにくく、クリーニングローラと掻き取りブレードとの間に挟まりやすい。そこで、この発明では、クリーニングローラを第1方向とは逆の第2方向に回転させるようにしている。
ここでは、クリーニングローラをクリーニング動作時の第1方向とは逆の第2方向に回転させるためにクリーニングローラと規制部材との間に挟まった異物を取り除くことができる。
請求項2に係る静電潜像担持体のクリーニング装置は、請求項1に記載の画像形成装置のクリーニング装置であって、異物除去手段は画像形成動作を実行していないときにクリーニングローラを第2方向に回転させる。
ここでは、非画像形成動作時にクリーニングローラを第2方向に回転させるために、異物除去動作による画像形成動作への影響が少なくなる。
請求項3に係る静電潜像担持体のクリーニング装置は、請求項1または2に記載の静電潜像担持体のクリーニング装置であって、クリーニングローラを断続的に第2方向に回転させる。
ここでは、クリーニングローラの第2方向への回転と停止とを繰り返すために、一度の回転では除去されなかった異物を除去することができる。このために、クリーニングローラと静電潜像担持体との間に挟まれた異物をさらに除去しやすくなる。
請求項4に係る静電潜像担持体のクリーニング装置は、請求項3に記載の静電潜像担持体のクリーニング装置であって、静電潜像担持体の回転軸の一端に設けられた静電潜像担持体側ギアと、クリーニングローラの回転軸の一端に設けられた静電潜像担持体側ギアと噛み合うクリーニングローラ側ギアとをさらに備えている。
ここでは、一つの駆動源によって静電潜像担持体とクリーニングローラとを回転させることができる。
請求項5に係る静電潜像担持体のクリーニング装置は、請求項4のいずれかに記載の静電潜像担持体のクリーニング装置であって、静電潜像担持体は、筒状の本体と、筒状の本体の中心に設けられ本体を回転自在に支持する回転軸と、回転軸と本体との間に設けられたワンウェイクラッチとを有し、ワンウェイクラッチは、回転軸に第2方向の回転が入力されたときには回転軸の回転を本体に伝達し、回転軸に第1方向の回転が入力されたときには回転軸の回転を本体に伝達しない。
この静電潜像担持体のクリーニング装置では、画像形成時においては、静電潜像担持体の回転軸は、第2方向に回転している。この回転は、静電潜像担持体側ギア及びクリーニングローラ側ギアを介してクリーニングローラに伝達され、クリーニングローラは第1方向に回転する。この場合には、回転軸の回転はワンウェイクラッチを介して本体に伝達され、したがって静電潜像担持体は第2方向に回転する。一方、クリーニングローラと掻き取りブレードとの間に挟まった異物を除去する場合は、回転軸が前記とは逆の第1方向に回転する。この回転は、静電潜像担持体側ギア及びクリーニングローラ側ギアを介してクリーニングローラに伝達され、これによりクリーニングローラは第2方向に回転する。一方、この場合は、回転軸の回転はワンウェイクラッチによって本体に伝達されない。すなわち、異物除去動作を実行する場合は、静電潜像担持体は回転しない。このために、クリーニングローラと掻き取りブレードとの間の異物を除去する際に、負荷が小さくなり、効率よく異物除去動作を行うことができる。
請求項6に係る静電潜像担持体のクリーニング装置は、請求項1から5のいずれかに記載の静電潜像担持体のクリーニング装置であって、静電潜像担持体上から除去されたトナーを収集するための回収スパイラルをさらに備えている。
ここでは、トナーを回収する効率が良くなる。
請求項7に係る静電潜像担持体のクリーニング装置は、請求項1から6のいずれかに記載の静電潜像担持体のクリーニング装置であって、クリーニングローラは静電潜像担持体の周速度よりも速い周速度で回転する。
ここでは、クリーニングローラが静電潜像担持体よりも速い周速度で回転するために、クリーニングローラ表面と静電潜像担持体表面とが摺接することになり、摩擦が発生して静電潜像担持体上の転写残トナーをクリーニングしやすくなる。
請求項8に係る静電潜像担持体のクリーニング装置は、請求項1から7のいずれかに記載の静電潜像担持体のクリーニング装置であって、異物除去手段は、画像形成動作を実行しているか否かを判断する第1判断手段と、第1判断手段によって画像形成動作が実行されていないと判断された際に、画像形成命令が有ったか否かを判断する第2判断手段と、第2判断手段によって画像形成命令が存在しないと判断されたときにクリーニングローラを第2方向に回転させる回転制御手段とを有する。
この静電潜像担持体のクリーニング装置の異物除去手段では、先ず、第1判断手段によって現在画像形成動作が実行されていないか否かが判断される。第1判断手段によって画像形成動作が実行されていないと判断されると、第2判断手段によって画像形成命令が存在するか否かが判断される。第2判断手段によって画像形成命令が存在しないと判断された場合には、クリーニングローラが第2方向に回転させられる。
ここでは、静電潜像担持体のクリーニング動作によって画像形成動作が妨げられにくくなる。このために、ユーザーの利便性が向上する。
請求項9に係る静電潜像担持体のクリーニング装置は、請求項1から8のいずれかに記載の静電潜像担持体のクリーニング装置であって、静電潜像担持体の軸方向に沿うように装着され、静電潜像担持体の表面に摺接して静電潜像担持体の表面の転写残トナーを除去するクリーニングブレードをさらに備えている。
ここでは、クリーニングローラによってもクリーニングされなかったトナーをクリーニングブレードでクリーニングすることができるために、転写残トナーが減少する。
本発明では、クリーニングローラとクリーニングブレードとの間に挟まった異物によって画質が低下するのを防止することができる。
1.構成
図1に本発明の一実施形態に係るクリーニング装置を備えたカラープリンタ1を示す。この図1はカラープリンタ1の概略断面図であって、詳細は省略している。このカラープリンタ1は外部に接続されたコンピュータなどから送信された画像情報に基づいて画像を形成することができる装置であって、画像形成部2と、定着部3と、用紙搬送部4と、用紙収納部5と、排出部6とを有している。
画像形成部2は、コンピュータなどから送信された画像情報に基づいて画像を形成する部分であって、感光体ドラム21(静電潜像担持体)と、回転現像装置22と、帯電装置23と、レーザユニット24と、クリーニング装置25とを有している。なお、クリーニング装置25については後に詳述する。
感光体ドラム21は、表面に静電潜像が形成される部材であって、カラープリンタ1のほぼ中央に配置されている。また、感光体ドラム21は、図3に示すように、直径30ミリのドラム状の部材であって、筒状の本体21aと、図1の紙面に直交する方向に延びる回転軸211とを有している。本体21aは、その両端が回転軸211に対して軸受けによって回転自在に支持されており、一方の端部にはワンウェイクラッチ212が配置されている。このワンウェイクラッチ212は、回転軸211が図2の矢印Aの方向に回転する際には動力を感光体ドラム21に伝達するが、矢印Aの逆方向に回転する際には動力を遮断するようになっている。なお、感光体ドラム21の下側に、感光体ドラム21に近接して感光体ドラム21上のトナー画像を用紙に転写するための中間転写ベルト213が配置されている。ここで。図2は感光体ドラム21とクリーニングローラ252などを示した図である。
回転現像装置22は、感光体ドラム21に隣接して配置された部材であって、円柱状の装置である。回転現像装置22は、4つの現像器221と、回転枠222とを有している。回転枠222は、感光体ドラム21の回転軸222aと平行な回転軸222aに4枚の板状部材222bが等間隔に配置されている部材であって、この4枚の板状部材222bによって4つの空間が形成されている。この4つの空間にそれぞれ内部に異なる色のトナーを収納する現像器221が配置される。現像器221は、容器本体221aと、現像ローラ221bとを備えている。容器本体221aは、円柱を周方向に4分割したような形状であって、長手方向に延びる開口を有している。また、容器本体221aの内部には感光体ドラム21に供給するためのトナーが収納されている。ここで、4つの容器本体221aには内部にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナーがそれぞれ収納されている。現像ローラ221bは、回転現像装置22の回転軸222aが延びる方向と同じ方向に延びる円柱状の部材であって、開口に配置される部材である。現像ローラ221bは感光体ドラム21の表面にトナーを供給するための部材である。
帯電装置23は、感光体ドラム21の表面を帯電させるための装置であって、感光体ドラム21の上側に配置されている。
レーザユニット24は、回転現像装置22の上側に配置された部材であって、帯電装置23によって帯電された感光体ドラム21の表面に画像データに基づいた静電潜像を形成するためにレーザ光を照射するための部分である。
定着部3は、回転現像装置22の下側に回転現像装置22に近接して配置されており、加熱ローラ31と加圧ローラ32とを有している。加熱ローラ31は、用紙上に形成された画像を形成するトナーを熱で溶解するための部材であって、加圧ローラ32の上側に加圧ローラに対向して配置されている。
用紙搬送部4は、各機能部(画像形成部2や定着部3など)に用紙を搬送するための部分であって、用紙収納部5から排出部6まで延びている。
用紙収納部5は、用紙を収納する部分であって、カラープリンタ1の下部に配置された部分である。用紙収納部5は、給紙カセット51を有している。
排出部6は、カラープリンタ1の上部表面に配置され、画像が形成された用紙を載置する。
2.クリーニング装置25の構成
クリーニング装置25は、感光体ドラム21の表面に残留した残留トナーなどの付着物を除去するための装置であって、感光体ドラム21に近接して設けられた部分である。クリーニング装置25は、図2に示すように、ハウジング251と、クリーニングローラ252と、クリーニングブレード253と、掻き取りブレード254と、回収スパイラル255とを有している。
ハウジング251は、感光体ドラム21上に残された転写残トナーを収納する部材であって、箱状の部材である。ハウジング251の内部には、転写されずに感光体ドラム21の表面に残留したトナーを収納するための空間が設けられている。さらに、ハウジング251の感光体ドラム21側には開口が配置されており、開口にはウレタンシール251aが配置されている。
クリーニングローラ252は、感光体ドラム21の表面の転写残トナーをハウジング251内に除去する部材であって、直径14ミリのドラム状の部材である。また、クリーニングローラ252は、感光体ドラム21の回転軸222aと平行に配置された回転軸を有しており、表面がスポンジ状部材(例えば、EPDM)によって形成されている。そして、画像形成時においては、感光体ドラム21とクリーニングローラ252とは逆方向に回転しており、クリーニングローラ252は感光体ドラム21に対して15%から20%の周速差が設けられている、具体的にはクリーニングギア252は感光体ドラム21の周速度の115%から120%の周速度で回転している。さらに、図3に示すように、クリーニングローラ252の回転軸の端部にはクリーニングローラ側ギア252aが設けられており、感光体ドラム21の回転軸の端部に設けられた感光体ドラム側ギア214と噛み合っている。このために、感光体ドラム21の回転軸211が駆動させられると、この回転は、感光体ドラム側ギア214を介してクリーニングローラ側ギア252aに伝達され、これによりクリーニングローラ252が回転する。
クリーニングブレード253は、クリーニングローラ252によって除去されなかった残留トナーを感光体ドラム21から掻き取り、ハウジング251内に回収するための部材である。クリーニングブレード253は、本カラープリンタ1では感光体ドラム21の上側に感光体ドラム21の軸方向全体にわたって設けられている。
掻き取りブレード254は、クリーニングローラ252上に一定以上のトナーが存在する場合に、クリーニングローラ252上のトナーを除去する部材である。掻き取りブレード254は、クリーニングローラ252に摺接して配置され、クリーニングローラ252上に存在する残留トナーを掻き取るための部材である。
回収スパイラル255は、転写されずに残った残留トナーを回収するための部材であって、クリーニングローラ252の近傍に配置されている。回収スパイラル255は、回転軸と、回転軸の回りに取り付けられた羽根状の部材とによって構成されている。
クリーニング装置25は、図4に示すような、回転制御装置256をさらに備えている。回転制御装置256は、感光体ドラム21の回転軸の回転を制御するための装置であって、CPUがプログラムを実行することによって画像形成動作判断手段256aと、画像形成命令判断手段256bと、回転制御手段256cとして機能する。画像形成動作判断手段256aは画像形成動作時か否かどうかを判断する。画像形成命令判断手段256bは画像形成命令が存在するか否かを判断する。回転制御手段256cは画像形成動作判断手段256aが画像形成動作時ではないと判断するとともに画像形成命令が存在しないと画像形成命令判断手段256bが判断したときにクリーニングローラを図2の矢印Bの反対の方向に0.5から1秒(駆動がほぼ安定するまでの時間)の間回転させることを2〜10回繰り返す。
3.動作
次に動作について図5のフローチャートを参照して説明する。
先ず、通常の画像形成動作を実行する(S1)。すなわち、先ず、外部に接続されたコンピュータから画像情報が送信されてくると、帯電装置23によって感光体ドラム21の表面が帯電させられる。画像情報に基づいて感光体ドラム21の表面にレーザ光が照射され、感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。そして、回転現像装置22の回転枠222を回転制御して、4つの現像器221の現像ローラ221bが、それぞれ順に感光体ドラム21に対向するように現像器221を位置させる。このとき、用紙収納部5から画像形成部2に用紙が搬送され、感光体ドラム21のトナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は用紙搬送部4を介して定着部3に搬送され、定着部3でトナー像が用紙に定着される。定着部3でトナー像が定着された用紙は排出部6から排出される。
以上のような画像形成動作後には、感光体ドラム21上の残留トナーの除去動作が行われる。具体的には、感光体ドラム21の回転軸211が駆動源(図示せず)によって回転させられ、この感光体ドラム21の回転は感光体ドラム側ギア214及びクリーニングローラ側ギア252aを介してクリーニングローラ252に伝達される。このとき、感光体ドラム21とクリーニングローラ252aとが互いに回転することによって摺接し、感光体ドラム21上の残留トナー(転写されなかったトナー)がクリーニングローラ252によって除去されて、ハウジング251内に回収される(S2)。なお、クリーニングローラ252によっても除去されなかった残留トナーは感光体ドラム21の回転に伴ってクリーニングブレード253と感光体ドラム21との接触する部分まで搬送され、クリーニングブレード253によって除去されてハウジング251内に回収される。また、クリーニングローラ252によって除去された残留トナーは、ハウジング251内の掻き取りブレード254によって掻き取られる。
その後、画像形成命令が存在するか否かが判断される(S3)。画像形成命令が存在する場合(S3のYES)には、その画像形成命令に基づいて画像形成動作を行う(S1)。画像形成命令がない場合(S3のNO)には、感光体ドラム21の回転軸211が画像形成動作時とは逆に回転させられ、これによりクリーニングローラ252が逆回転(図2の矢印Bの反対方向の回転)させられる。具体的には、クリーニングローラ252aが感光体ドラム21の表面の残留トナー除去動作時と逆方向に0.5〜1秒間回転させられる。この逆方向に0.5〜1秒間の回転が2〜10回繰り返される(S4)。このとき、感光体ドラム21の回転軸211にワンウェイクラッチ212が取り付けられているために、感光体ドラム21は逆回転せずに、クリーニングローラ252のみが逆回転するようになっている。
ここでは、非画像形成動作時であって画像形成命令がない場合にクリーニングローラ252が逆回転するためにクリーニングローラ252と掻き取りブレード254との間に挟まっている紙粉などの異物を除去することができる。また、所定の時間の間にクリーニングローラ252が逆回転・停止を断続的に繰り返すためにさらにクリーニングローラ252と掻き取りブレード254との間に挟まっている異物を取り除きやすくなる。さらに、感光体ドラム21の回転軸にワンウェイクラッチ212が取り付けられているためにクリーニングローラ252を逆回転させる際にクリーニングローラ252のみを逆回転させることができる。このため、逆回転させる際の動力の効率が良くなる。
4.他の実施形態
(a)上記実施形態では、感光体ドラム21にワンウェイクラッチ212を取り付けて、クリーニングローラ252の逆回転時にクリーニングローラ252のみ逆回転させたが、本発明はこれに限られずに、クリーニングローラ252及び感光体ドラム21の両方を回転させても良い。
(b)また、上記実施形態では、カラープリンタ1について説明したが、本発明はこれに限られずに、複写機や複合機など他の画像形成装置であっても良い。
カラープリンタ1の全体概略図。 感光体ドラムとクリーニングローラやハウジングなどを示す図。 感光体ドラムとクリーニングローラとの駆動機構を示す図。 回転制御装置のブロック図。 動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 カラープリンタ
21 感光体ドラム(静電潜像担持体)
25 クリーニング装置
212 ワンウェイクラッチ
214 感光体ドラム側ギア
251 ハウジング
252 クリーニングローラ
252a クリーニングローラ側ギア
253 クリーニングブレード
254 掻き取りブレード
255 回収スパイラル
256 回転制御装置(異物除去手段)
256a 画像形成動作判断手段
256b 画像形成命令判断手段
256c 回転制御手段

Claims (9)

  1. 静電潜像担持体の表面の転写残トナーを除去して回収するための静電潜像担持体のクリーニング装置であって、
    前記静電潜像担持体の近傍に配置され、前記転写残トナーを収納するための内部空間が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに回転自在に装着され、第1の方向に回転することにより前記静電潜像担持体の表面に摺接して転写残トナーを除去するクリーニングローラと、
    前記クリーニングローラに摺接して配置され前記クリーニングローラ上の残留トナーを掻き取るための掻き取りブレードと、
    前記第1方向とは逆の第2方向に前記クリーニングローラを回転させて、前記クリーニングローラと前記掻き取りブレードとの間の異物を除去するための異物除去手段と、
    を備えた静電潜像担持体のクリーニング装置。
  2. 前記異物除去手段は画像形成動作を実行していないときに前記クリーニングローラを前記第2方向に回転させる、請求項1に記載の静電潜像担持体のクリーニング装置。
  3. 前記異物除去手段は前記クリーニングローラを断続的に前記第2方向に回転させる、請求項1又は2に記載の静電潜像担持体のクリーニング装置。
  4. 前記静電潜像担持体の回転軸の一端に設けられた静電潜像担持体側ギアと、
    前記クリーニングローラの回転軸の一端に設けられた前記静電潜像担持体側ギアと噛み合うクリーニングローラ側ギアと、
    をさらに備えた、
    請求項1から3のいずれかに記載の静電潜像担持体のクリーニング装置。
  5. 前記静電潜像担持体は、筒状の本体と、前記筒状の本体の中心に設けられ前記本体を回転自在に支持する回転軸と、前記回転軸と前記本体との間に設けられたワンウェイクラッチと、を有し、
    前記ワンウェイクラッチは、前記回転軸に前記第2方向の回転が入力されたときには前記回転軸の回転を前記本体に伝達し、前記回転軸に前記第1方向の回転が入力されたときには前記回転軸の回転を前記本体に伝達しない、
    請求項4に記載の静電潜像担持体のクリーニング装置。
  6. 前記静電潜像担持体上から除去されたトナーを収集するための回収スパイラルをさらに備えた、請求項1から5のいずれかに記載の静電潜像担持体のクリーニング装置。
  7. 前記クリーニングローラは、前記静電潜像担持体の周速度よりも速い周速度で前記第1方向に回転する、請求項1から6のいずれかに記載の静電潜像担持体のクリーニング装置。
  8. 前記異物除去手段は、
    画像形成動作を実行しているか否かを判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段によって画像形成動作が実行されていないと判断された際に、画像形成命令が有ったか否かを判断する第2判断手段と、
    前記第2判断手段によって画像形成命令が存在しないと判断されたときに前記クリーニングローラを前記第2方向に回転させる回転制御手段とを有する、
    請求項1から7のいずれかに記載の静電潜像担持体のクリーニング装置。
  9. 前記静電潜像担持体の軸方向に沿うように装着され、前記静電潜像担持体の表面に摺接して前記静電潜像担持体の表面の転写残トナーを除去するクリーニングブレードをさらに備えた、請求項1から8のいずれかに記載の静電潜像担持体のクリーニング装置。
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