JP2006154094A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クリーニングローラによる感光体表面の研磨ムラの発生を効果的に回避するとともに、当該研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ファーブラシ23の駆動軸34とモータ27の間には、一方向クラッチ36が設けられている。この一方向クラッチ36は、画像形成時におけるファーブラシ23の回転方向の駆動力がかかった場合に、ファーブラシ23の駆動軸34に対してモータ27の駆動力を伝達するとともに、ファーブラシ23の回転方向と逆方向の駆動力がかかった場合に、駆動軸34に対してスリップする。従って、感光体11に対するファーブラシ23の駆動周期を変化させることが可能になる。
【選択図】 図3
【解決手段】ファーブラシ23の駆動軸34とモータ27の間には、一方向クラッチ36が設けられている。この一方向クラッチ36は、画像形成時におけるファーブラシ23の回転方向の駆動力がかかった場合に、ファーブラシ23の駆動軸34に対してモータ27の駆動力を伝達するとともに、ファーブラシ23の回転方向と逆方向の駆動力がかかった場合に、駆動軸34に対してスリップする。従って、感光体11に対するファーブラシ23の駆動周期を変化させることが可能になる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に、トナー像が形成される感光体ドラム等の像担持体をクリーニングする際に用いられるファーブラシ等のクリーニングローラを備える画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、帯電装置により像担持体である感光体の表面が一様に帯電させられた後、画像読取部によって読み取られた画像に基づく光が、露光装置により感光体の表面に照射されて、その画像の静電潜像が形成され、その後、現像装置によりその静電潜像にトナーを付着させトナー像が形成される。
そして、このような画像形成装置においては、感光体上のトナー像を記録用紙に転写した後に、当該転写に寄与しなかったトナーが感光体上に残留することになるため、当該残留トナーを感光体から除去する必要がある。そこで、一般に、感光体に対向させてクリーニング装置を配置し、当該クリーニング装置によって、感光体上の残留トナーを除去・回収している。
また、この様なクリーニング装置として、クリーニングブレードとファーブラシ等のクリーニングローラを備えたものが知られている。より具体的には、まず、クリーニングブレードの上流側(感光体の回転方向上流側)に配置され、感光体11とのニップにおいて、当該感光体を摺擦するようにして感光体表面の回転方向と同一の方向に回転駆動されるファーブラシにより、感光体上の残留トナーを解す。次いで、感光体表面に圧接されたクリーニングブレードにより、感光体表面に残存するトナーを掻き取ることにより、感光体上の残留トナーを除去・回収する構成としている。
また、上記ファーブラシの駆動機構において、感光体の駆動モータを用いて、当該ファーブラシを駆動する画像形成装置が知られている。より具体的には、感光体の駆動モータを、駆動ギアを介して感光体ギアに接続するとともに、当該感光体ギアを、アイドルギアを介してファーブラシギアに接続する。そして、通常のコピーモードにおいて、アイドルギアによって感光体ギアとファーブラシギアを連動させることにより、同一の駆動モータで、感光体とファーブラシを駆動する構成としている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−160819号公報
しかし、上記従来の画像形成装置のごとく、感光体の駆動モータを用いてファーブラシを駆動する構成では、感光体とファーブラシの駆動周期が変化しないため、当該駆動周期において、ファーブラシによる感光体表面の研磨ムラが発生しやすい。特に、感光体として、有機感光体(OPC)を用いる画像形成装置においては、当該有機感光体は、アモルファスシリコン感光体等の無機感光体に比し、表面の耐磨耗性が劣っているため、上記研磨ムラが発生しやすくなる。その結果、当該研磨ムラに起因する画像不良が発生しやすくなるという不都合が生じていた。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、クリーニングローラによる感光体表面の研磨ムラの発生を効果的に回避するとともに、当該研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、回転可能に軸支された像担持体と、回転可能に軸支され、像担持体の表面に当接して像担持体の表面に付着したトナーを除去するクリーニングローラと、像担持体とクリーニングローラを駆動する駆動源と、を備える画像形成装置において、画像形成時におけるクリーニングローラの回転方向の駆動力がかかった場合に、クリーニングローラの駆動軸に対して駆動力を伝達するとともに、クリーニングローラの回転方向と逆方向の駆動力がかかった場合に、駆動軸に対してスリップする一方向クラッチが、クリーニングローラの駆動軸と駆動源の間に設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、画像形成が終了し、駆動源が停止すると、像担持体の回転は停止するが、この際、クリーニングローラの駆動軸と駆動源の間に、一方向クラッチが設けられているため、クリーニングローラには、回転の慣性力により、画像形成時における回転方向に回転し続けようとする力が作用することになる。従って、クリーニングローラが、画像形成時における回転方向に回転することになる。その結果、像担持体に対するクリーニングローラの駆動周期を変化させることが可能になる。従って、同一の駆動源で、像担持体とクリーニングローラを駆動する場合であっても、クリーニングローラによる像担持体の表面における研磨ムラの発生を効果的に回避することが可能になり、結果として、研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止することが可能になる。
請求項2に記載の発明では、駆動源は正逆方向に回転可能であるとともに、駆動源の回転方向を制御する制御手段を更に備え、制御手段は、非画像形成時に、駆動源を、画像形成時の回転方向と逆方向に回転させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の画像形成装置において、像担持体は、画像形成時における回転方向と逆方向に回転するが、一方向クラッチには、画像形成時におけるクリーニングローラの回転方向と逆方向の駆動力がかかるため、一方向クラッチは駆動軸に対してスリップすることになる。そうすると、クリーニングローラは、回転することなく、停止したままの状態になる。その結果、感光体に対するクリーニングローラの駆動周期を変化させることが可能になる。従って、同一の駆動源で、像担持体とクリーニングローラを駆動する構成とした場合であっても、クリーニングローラによる像担持体の表面における研磨ムラの発生を効果的に回避することが可能になり、結果として、研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止することが可能になる。
なお、この場合、像担持体として、請求項3に記載の発明のように、有機感光体を採用する構成とすることができる。本発明では、像担持体に対するクリーニングローラの駆動周期を変化させることが可能になるため、有機感光体を採用する構成とした場合であっても、クリーニングローラによる像担持体の表面における研磨ムラの発生を効果的に回避することが可能になり、結果として、研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止することが可能になる。
請求項4に記載の発明では、回転可能に軸支された像担持体と、回転可能に軸支され、像担持体の表面に当接して像担持体の表面に付着したトナーを除去するクリーニングローラと、像担持体とクリーニングローラを駆動する駆動源と、クリーニングローラの駆動軸と駆動源の間に設けられたクラッチと、を備える画像形成装置において、駆動源の回転方向とクラッチのON/OFFを制御する制御手段を更に備え、制御手段は、画像形成が開始される前にクラッチをONにし、クラッチをONにしてから予め設定した第1時間が経過したときに駆動源を回転させ、駆動源の回転により開始された画像形成が終了してから予め設定された第2時間が経過したときにクラッチをOFFにし、クラッチをOFFにしてから予め設定した第3時間が経過したときに駆動源の回転を停止させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、画像形成時においては、像担持体とクリーニングローラの各々が回転するが、クラッチをOFFにすると、クリーニングローラは、像担持体と当接しているため、像担持体の回転力により、画像形成時における回転方向に回転することになる。しかし、クラッチがOFFになっており、駆動源の駆動力が伝達されないため、スリップしながら像担持体の回転速度よりも遅い回転速度により回転することになる。従って、像担持体に対するクリーニングローラの駆動周期を変化させることが可能になる。従って、同一の駆動源で、像担持体とクリーニングローラを駆動する場合であっても、クリーニングローラによる像担持体の表面における研磨ムラの発生を効果的に回避することが可能になり、結果として、研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止することが可能になる。
なお、この場合、像担持体として、請求項5に記載の発明のように、有機感光体を採用する構成とすることができる。本発明では、像担持体に対するクリーニングローラの駆動周期を変化させることが可能になるため、有機感光体を採用する構成とした場合であっても、クリーニングローラによる像担持体の表面における研磨ムラの発生を効果的に回避することが可能になり、結果として、研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止することが可能になる。
本発明によれば、クリーニングローラによる像担持体の表面における研磨ムラの発生を効果的に回避することが可能になり、結果として、研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止することが可能になる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。図1に示す様に、この画像形成装置1は、画像形成装置本体1aの下部に配設された給紙部2と、この給紙部2の側方および上方に配設された用紙搬送部3と、この用紙搬送部3の上方に配設された画像形成部4と、この画像形成部4よりも排出側に配設された定着部5と、これらの画像形成部4、および定着部5の上方に配設された画像読取部6を備えている。
以下に、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。図1に示す様に、この画像形成装置1は、画像形成装置本体1aの下部に配設された給紙部2と、この給紙部2の側方および上方に配設された用紙搬送部3と、この用紙搬送部3の上方に配設された画像形成部4と、この画像形成部4よりも排出側に配設された定着部5と、これらの画像形成部4、および定着部5の上方に配設された画像読取部6を備えている。
給紙部2は、用紙9が収容された複数(本実施形態においては4つ)の給紙カセット7を備えており、給紙ローラ8の回転動作により、当該複数の給紙カセット7のうち選択された給紙カセット7から用紙9が用紙搬送部3側に送り出され、用紙9が1枚ずつ確実に用紙搬送部3に給紙されるように構成されている。尚、これら4つの給紙カセット7は、画像形成装置本体1aに対し、着脱自在となるように構成されている。
用紙搬送部3に給紙された用紙9は、用紙供給経路10を経由して画像形成部4に向けて搬送される。この画像形成部4は、電子写真プロセスによって、用紙9に所定のトナー像を形成するものであり、所定の方向(図中の矢印Aの方向)に回転可能に軸支された像端持体である感光体11と、この感光体11の周囲にその回転方向に沿って、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、転写装置(または、転写部材)としての転写ローラ15、クリーニング装置16、および除電装置17を備えている。なお、本実施形態においては、感光体として、有機感光体(OPC)を用いる構成としている。
帯電装置12は、高電圧が印加される帯電ワイヤを備えており、この帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体11の表面に所定電位を与えることにより、感光体11の表面が一様に帯電させられる。そして、露光装置13により、画像読取部6によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、感光体11に照射されることにより、感光体11の表面電位が選択的に減衰されて、この感光体11の表面に静電潜像が形成される。次いで、現像装置14により、上記静電潜像にトナーが付着し、感光体11の表面にトナー像が形成され、転写ローラ15により、感光体11の表面のトナー像が、感光体11と転写ローラ15との間に供給された用紙9に転写される。
トナー像が転写された用紙9は、画像形成部4から定着部5に向けて搬送される。この定着部5は、画像形成部4の用紙搬送方向の下流側に配置されており、画像形成部4においてトナー像が転写された用紙9は、定着部5に設けられた加熱ローラ18、および当該加熱ローラ18に押し付けられる加圧ローラ19によって挟まれるとともに加熱され、用紙9上にトナー像が定着される。次いで、画像形成部4から定着部5において画像形成がなされた用紙9は、排出ローラ対20によって排出トレイ21上に排出される。一方、上記転写後、感光体11の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置16により除去され、感光体11の表面の残留電荷は、除電装置17により除去される。そして、感光体11は帯電装置12によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われることになる。
次に、本実施形態におけるクリーニング装置に関して、図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置におけるクリーニング装置を示す断面図であり、図3は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置におけるクリーニング装置におけるファーブラシの駆動手段を説明するための断面図である。
図2に示す様に、本実施形態に係るクリーニング装置16は、感光体11に対向して配置されており、例えば、ポリウレタンゴムなどの弾性材料からなるクリーニングブレード22と、当該クリーニングブレード22の上流側(即ち、感光体11の回転方向上流側)に配置され、クリーニングローラとして使用されるファーブラシ23と、これらのクリーニングブレード22、およびファーブラシ23を保持するためのハウジング24を備えている。
クリーニングブレード22は、ハウジング24内に取り付けられているホルダー25に装着されており、クリーニングブレード22の先端が感光体11の表面に圧接されるように構成されている。また、ファーブラシ23は、ブラシ先端が感光体11の表面に当接するように設けられており、感光体11とファーブラシ23のニップにおいて、感光体11の回転方向と同一の方向に回転可能となるように軸支される構成となっている。
そして、トナー像転写後の感光体11の表面に付着している残存トナーは、まず、ファーブラシ23が感光体11の表面を摺擦することにより、当該ファーブラシ23により解されて、感光体11の表面から浮いた状態となる。次いで、感光体11の表面に圧接されたクリーニングブレード22により、残存トナーが掻き取られて、当該残留トナーがハウジング24内に回収される。このように、本実施形態においては、ファーブラシ23とクリーニングブレード22により、感光体11の表面に付着した残存トナーを除去する構成としている。
また、図3に示す様に、ファーブラシ23の駆動手段26は、感光体11とファーブラシ23を駆動するための駆動源であり、正逆方向に回転可能なモータ27と、原動軸28を介してモータ27に接続された駆動入力ギア29と、感光体11の駆動軸30に接続され、当該駆動入力ギア29と噛合する感光体ギア31と、感光体用フランジ32に設けられた中間ギア33と、ファーブラシ23の駆動軸34に接続され、中間ギア33と噛合するファーブラシギア35とを備えている。そして、モータ27が駆動し、原動軸28が回転すると、駆動力が、駆動入力ギア29→感光体ギア31→駆動軸30の順で伝達されて、感光体11が回転するとともに、中間ギア33→ファーブラシギア35→駆動軸34の順で伝達されて、ファーブラシ23が回転する構成となっている。即ち、本実施形態においては、この様に、同一のモータ27で、感光体11とファーブラシ23を駆動する構成としている。なお、感光体11とファーブラシ23の周速差が大きくなると、ファーブラシ23による感光体11の表面の磨耗作用が大きくなるおそれがあるため、本実施形態においては、画像形成時における感光体11とファーブラシ23の回転速度は略同一に設定する構成としている。
ここで、本実施形態においては、図3に示す様に、ファーブラシ23の駆動軸34とモータ27の間に、一方向クラッチ(ワンウェイクラッチ)36が設けられている点に特徴がある。より具体的には、この、一方向クラッチ36は、ファーブラシ23の駆動軸34に接続されたファーブラシギア35に設けられており、ファーブラシギア35に、画像形成時におけるファーブラシ23の回転方向(即ち、図2に示す矢印Bの方向)の駆動力がかかったときにのみ、駆動軸34に対してモータ27の駆動力を伝達するものであり、ファーブラシ23の回転方向と逆方向(即ち、上記矢印Bと逆方向)の駆動力がかかった場合には、駆動軸34に対してスリップする構成となっている。
従って、画像形成が終了し、モータ27の駆動が停止すると、感光体11の回転は停止するが、この際、上述のごとく、ファーブラシ23の駆動軸34とモータ27の間に、一方向クラッチ36が設けられているため、ファーブラシ23には、回転の慣性力やファーブラシ23の毛のコシにより、画像形成時における回転方向(即ち、図2に示す矢印Bの方向)に回転し続けようとする力が作用することになる。従って、ファーブラシ23が、上記矢印Bで示す回転方向に回転することになる。
その結果、感光体11に対するファーブラシ23の駆動周期を変化させることが可能になる。従って、同一のモータ27で、感光体11とファーブラシ23を駆動するとともに、感光体11に有機感光体を用いる構成とした場合であっても、ファーブラシ23による感光体11の表面における研磨ムラの発生を効果的に回避することが可能になり、結果として、当該研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止することが可能になる。
また、本実施形態においては、上記構成の下、モータ27の回転方向を制御することにより、ファーブラシ23による感光体11の表面における研磨ムラの発生を効果的に回避する構成とすることもできる。以下に、図面を参照して、詳細に説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係るクリーニング装置におけるモータを制御するための制御系を示すブロック図であり、図5は、本発明の第1の実施形態に係るクリーニング装置におけるモータの制御に関するタイムチャートである。
図4に示す様に、画像形成装置1は、制御手段としてのCPU71と、ROM72およびRAM73を含むメモリ74、および、モータ27の駆動を行うモータドライバ75を備えている。当該モータドライバ75には、CPU71により発生した駆動パルス信号(以下、「駆動信号」という。)が入力され、モータドライバ75は、当該駆動信号に基づいて、モータ27の駆動を行う。尚、モータ27の駆動パターンは、モータドライバ75に入力される駆動信号を適宜変化させることによって、制御可能な構成となっている。また、メモリ74は、CPU71に接続されており、CPU71は、ROM72に記憶されているプログラムに従い、各部の制御を行う。
また、CPU71には、画像形成を行う際に、設定条件を入力し、表示するための操作パネル37と上述のモータドライバ75が接続されている。そして、操作パネル37に配置された画像形成開始ボタン(不図示)が押され、画像形成が開始されると、操作パネル37に接続されたCPU71に、当該操作パネル37から画像形成信号が入力され、次いで、当該CPU71が上述の駆動信号を発生させる構成となっている。
より具体的には、CPU71に、操作パネル37から画像形成信号が入力されると、当該CPU71は、画像形成動作を開始すべく、モータ27を順方向に回転させるための駆動信号を発生する。そうすると、当該駆動信号がモータドライバ75に入力され、モータドライバ75は、モータ27を順方向に駆動させ、次いで、上述の各種軸28、30、34、および各種ギア29、31、33、35を介して、モータ27の駆動力が感光体11、およびファーブラシ23に伝達され、当該感光体11、およびファーブラシ23の各々が、上述の矢印A、Bの方向に回転する構成となっている。
また、本実施形態においては、CPU71は、モータ27の回転方向を制御する構成としている。即ち、画像形成動作時間T0が経過すると、CPU71は、画像形成動作を終了すべく、モータ27を停止させるための駆動信号を発生する。そうすると、当該駆動信号がモータドライバ75に入力され、当該モータドライバ75は、モータ27の駆動を停止させ、感光体11の回転が停止するとともに、上述の慣性力やファーブラシ23の毛のコシにより、ファーブラシ23が回転した後に、当該ファーブラシ23が停止することになる。
次いで、モータ27の駆動停止後、予め設定された時間T1が経過すると、CPU71は、モータ27を逆方向(即ち、画像形成時の場合と反対の方向)に回転させるための駆動信号を発生する。そうすると、当該駆動信号がモータドライバ75に入力され、モータドライバ75は、モータ27を逆方向に駆動させる。
そうすると、上述の原動軸28、駆動入力ギア29、駆動軸30、および感光体ギア31を介して、モータ27の駆動力が感光体11に伝達され、当該感光体11が、上述の矢印Aと反対の方向に回転する。また、上述の一方向クラッチ36には、ファーブラシギア35の回転方向と逆方向(即ち、上記矢印Bと逆方向)の駆動力がかかるため、当該一方向クラッチ36は駆動軸34に対してスリップすることになる。従って、駆動軸34には、モータ27の駆動力が伝達されないため、ファーブラシ23は回転することなく、停止したままの状態になる。そして、逆回転時間T2が経過すると、CPU71は、モータ27の逆回転を停止すべく、モータ27を停止させるための駆動信号を発生する。そうすると、当該駆動信号がモータドライバ75に入力され、モータドライバ75は、モータ27の駆動を停止させ、感光体11の回転が停止することになる。
以上に説明したように、本実施形態においては、駆動源であるモータ27は正逆方向に回転可能であるとともに、当該モータ27の回転方向を制御する制御手段であるCPU71を備え、当該CPU71が、非画像形成時に、モータ27を、画像形成時の回転方向と逆方向に回転させる構成としている。その結果、感光体11に対するファーブラシ23の駆動周期を変化させることが可能になる。従って、同一のモータ27で、感光体11とファーブラシ23を駆動するとともに、感光体11に有機感光体を用いる構成とした場合であっても、ファーブラシ23による感光体11の表面における研磨ムラの発生を効果的に回避することが可能になり、結果として、当該研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止することが可能になる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。尚、上記第1の実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。また、画像形成装置の全体構成についても、上述の第1の実施形態と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。尚、上記第1の実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。また、画像形成装置の全体構成についても、上述の第1の実施形態と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置におけるクリーニング装置におけるファーブラシの駆動手段を説明するための断面図であり、図7は、本発明の第2の実施形態に係るクリーニング装置におけるモータを制御するための制御系を示すブロック図である。また、図8は、本発明の第2の実施形態に係るクリーニング装置におけるモータの制御に関するタイムチャートである。
本実施形態においては、上述の第1の実施形態において使用した一方向クラッチ36の代わりに、ファーブラシ23の駆動軸34とモータ27の間にクラッチ38を設けるとともに、CPU71により、当該クラッチ38のON/OFFを制御する点に特徴がある。以下に、本特徴について詳しく説明する。
図6に示す様に、本実施形態においては、ファーブラシ23の駆動軸34に接続されたファーブラシギア35に、クラッチ38が設けられている。このクラッチ38は、駆動軸34に対してモータ27の駆動力を伝達するものである。なお、駆動手段26における他の構成については、上述の第1の実施形態の図3と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
また、図7に示す様に、画像形成装置1は、上述の図4に示した制御系において、クラッチ38の駆動を行うクラッチ駆動部39を備えている。そして、当該クラッチ駆動部39には、CPU71により発生したクラッチ駆動パルス信号(以下、「クラッチ駆動信号」という。)が入力され、クラッチ駆動部39は、当該クラッチ駆動信号に基づいて、クラッチ38の駆動を行う構成となっている。そして、本実施形態においては、CPU71は、モータの回転方向と、クラッチ38のON/OFFを制御する構成としている。
より具体的には、CPU71に、操作パネル37から画像形成信号が入力されると、当該CPU71は、画像形成動作を開始する前に、クラッチ38をONにするためのクラッチ駆動信号を発生する。そうすると、当該駆動信号がクラッチ駆動部39に入力され、当該クラッチ駆動部39により、クラッチ38がONの状態になる。次いで、クラッチ38をONの状態にしてから、予め設定した時間T3が経過すると、CPU71は、画像形成動作を開始すべく、モータ27を回転させるための駆動信号を発生する。そうすると、当該駆動信号がモータドライバ75に入力され、モータドライバ75は、モータ27を駆動させる。そうすると、上述の各種軸28、30、34、および各種ギア29、31、33、35を介して、モータ27の駆動力が感光体11、およびファーブラシ23に伝達され、当該感光体11、およびファーブラシ23の各々が、上述の矢印A、Bの方向に回転し、画像形成動作(即ち、画像形成)が開始される構成となっている。
次いで、モータ27の駆動により開始された画像形成が終了後、予め設定された時間T4が経過すると、CPU71は、クラッチ38をOFFにするためのクラッチ駆動信号を発生し、当該駆動信号がクラッチ駆動部39に入力され、当該クラッチ駆動部39により、クラッチ38がOFFの状態になる。この際、ファーブラシ23は、感光体11と当接しているため、感光体11の回転力により、画像形成時における回転方向に回転することになるが、クラッチがOFFになっており、モータ27の駆動力が伝達されないため、スリップしながら感光体11の回転速度よりも遅い回転速度により回転することになる。従って、感光体11の表面に対するファーブラシ23の接触部分が変化しながら、当該ファーブラシ23が回転することになる。
次いで、クラッチ38がOFFの状態になってから、一定時間T5が経過(即ち、画像形成動作時間T6が経過)すると、CPU71は、モータ27の回転を停止すべく、モータ27を停止させるための駆動信号を発生する。そうすると、当該駆動信号がモータドライバ75に入力され、モータドライバ75は、モータ27の駆動を停止させ、感光体11の回転が停止するとともに、ファーブラシ23の回転も停止することになる。
以上に説明したように、本実施形態においては、モータ27の回転方向とクラッチ38のON/OFFを制御するCPU71を備える構成としている。そして、当該CPU71は、画像形成が開始される前にクラッチ38をONにし、クラッチ38をONにしてから予め設定した第1時間(即ち、上述の時間T3)が経過したときにモータ27を回転させる。次いで、当該CPU71は、モータ27の回転により開始された画像形成が終了してから予め設定された第2時間(即ち、上述の時間T4)が経過したときにクラッチ38をOFFにし、当該クラッチ38をOFFにしてから予め設定した第3時間(即ち、上述の時間T5)が経過したときにモータ27の回転を停止させる構成としている。従って、画像形成時においては、感光体11とファーブラシ23の各々が回転するが、クラッチ38をOFFにすると、ファーブラシ23は、感光体11の回転速度よりも遅い回転速度により回転することになる。その結果、感光体11に対するファーブラシ23の駆動周期を変化させることが可能になる。従って、同一のモータ27で、感光体11とファーブラシ23を駆動する場合であっても、ファーブラシ23による感光体11の表面における研磨ムラの発生を効果的に回避することが可能になり、結果として、当該研磨ムラに起因する不良画像の発生を防止することが可能になる。
なお、上記実施形態は、単なる説明例であり、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各構成物品の形状、寸法、材料等を変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上記実施形態においては、クリーニングローラとしてファーブラシ23を使用する構成としてが、当該クリーニングローラとしてスポンジローラを使用する構成としても良い。
また、上記実施形態においては、感光体11として、有機感光体を用いる構成としてが、当該感光体として、アモルファスシリコン感光体等の無機感光体を使用する構成としても良い。
また、上記実施形態においては、画像形成時における感光体11とファーブラシ23の回転速度は略同一に設定する構成としたが、感光体11の回転速度の方を大きく(または、ファーブラシ23の回転速度の方を大きく)する構成としても良い。
さらに、上記実施形態においては、画像形成装置の一例として、プリンタを示したが、ファクシミリやデジタル複写機等の他の画像形成装置であっても良いことは言うまでもない。
本発明の活用例としては、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関し、特に、トナー像が形成される感光体ドラム等の像担持体をクリーニングする際に用いられるファーブラシ等のクリーニングローラを備える画像形成装置が挙げられる。
1…画像形成装置、1a…画像形成装置本体、2…給紙部、4…画像形成部、5…定着部、6…画像読取部、7…給紙カセット、8…給紙ローラ、9…用紙、11…感光体、16…クリーニング装置、22…クリーニングブレード、23…ファーブラシ、24…ハウジング、25…ホルダー、26…駆動手段、27…モータ、28…原動軸、29…駆動入力ギア、30…駆動軸、31…感光体ギア、33…中間ギア、34…駆動軸、35…ファーブラシギア、36…一方向クラッチ、37…操作パネル、38…クラッチ、39…クラッチ駆動部、71…CPU、75…モータドライバ、T3…第1時間、T4…第2時間、T5…第3時間
Claims (5)
- 回転可能に軸支された像担持体と、回転可能に軸支され、前記像担持体の表面に当接して前記像担持体の表面に付着したトナーを除去するクリーニングローラと、前記像担持体と前記クリーニングローラを駆動する駆動源と、を備える画像形成装置において、
画像形成時における前記クリーニングローラの回転方向の駆動力がかかった場合に、前記クリーニングローラの駆動軸に対して前記駆動力を伝達するとともに、前記クリーニングローラの回転方向と逆方向の駆動力がかかった場合に、前記駆動軸に対してスリップする一方向クラッチが、前記クリーニングローラの駆動軸と前記駆動源の間に設けられていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記駆動源は正逆方向に回転可能であるとともに、前記駆動源の回転方向を制御する制御手段を更に備え、前記制御手段は、非画像形成時に、前記駆動源を、画像形成時の回転方向と逆方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体が、有機感光体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
- 回転可能に軸支された像担持体と、回転可能に軸支され、前記像担持体の表面に当接して前記像担持体の表面に付着したトナーを除去するクリーニングローラと、前記像担持体と前記クリーニングローラを駆動する駆動源と、前記クリーニングローラの駆動軸と前記駆動源の間に設けられたクラッチと、を備える画像形成装置において、
前記駆動源の回転方向と前記クラッチのON/OFFを制御する制御手段を更に備え、前記制御手段は、画像形成が開始される前に前記クラッチをONにし、前記クラッチをONにしてから予め設定した第1時間が経過したときに前記駆動源を回転させ、前記駆動源の回転により開始された画像形成が終了してから予め設定された第2時間が経過したときに前記クラッチをOFFにし、前記クラッチをOFFにしてから予め設定した第3時間が経過したときに前記駆動源の回転を停止させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記像担持体が、有機感光体であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004342483A JP2006154094A (ja) | 2004-11-26 | 2004-11-26 | 画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009205121A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-09-10 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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JP2011191524A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Ricoh Co Ltd | 作像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
CN107283287A (zh) * | 2017-05-31 | 2017-10-24 | 安庆永大体育用品有限公司 | 一种木板抛光机的清扫机构 |
-
2004
- 2004-11-26 JP JP2004342483A patent/JP2006154094A/ja active Pending
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