JP2007199258A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】感光体の使用状態に応じて感光体の周面に対し必要かつ十分な研磨処理を施すことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】複写機は、研磨モードにおいて軸心回りに回転する感光体ドラムの周面に供給されたトナーを研磨剤として用い所定の研磨ローラの軸心回りの回転で当該周面に研磨処理を施し得るように構成されており、感光体ドラム駆動時間計測部600は、感光体ドラムの駆動時間を計測し、研磨条件制御部22は、感光体ドラム駆動時間計測部600によって計測された感光体ドラムの駆動時間に応じて研磨モード時における研磨条件を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、感光体を備えた複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に感光体の周面に対して研磨による清浄化処理を施し得るように構成された画像形成装置に関するものである。
通常、複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、軸心回りに回転している感光体(感光体ドラム)の周面近傍で行われる帯電器による放電により当該感光体周面に帯電処理を施すようになされている。この帯電処理が施された感光体の周面に露光装置から画像情報に基づく光が照射され、光が当たった部分の帯電状態の消滅によって静電潜像が形成される。この静電潜像に向けて現像装置からトナーが供給されることにより感光体の周面にトナー像が形成され、このトナー像が用紙に転写されるようになされている。
ところで、感光体の周面に極めて滑らかで、かつ、高硬度であるが、吸湿性が高いという特質を備えたアモルファスシリコン(a−Si)層が形成されている場合(以下a−Si層が形成された感光体をa−Si感光体という)には、帯電器の放電で発生した水溶性の放電生成物(例えばNOx等の酸化物、オゾン)が高い吸湿性によりa−Si感光体の周面に付着し易くなる。
そして、この放電生成物がa−Si感光体の周面に付着したままになると、当該a−Si感光体の周面のトナー像が横に流れたようになる、所謂「画像流れ」が発生するというa−Si感光体特有の問題が生じる。因みに、通常の有機感光体(OPC)を用いた場合には、放電生成物が付着しても下記研磨ローラとの摺接で感光体周面が削られて新しい面が形成され易いため、前記のような問題は生じ難い。
そこで、従来、周面がa−Si感光体の周面と当接するように研磨ローラを配設し、この研磨ローラの駆動回転でトナーに含まれている研磨剤によりa−Si感光体の周面を研磨処理することが定期的に行われる。かかる研磨処理に関しては、例えば、特許文献1〜3に記載されたものが知られている。
まず、特許文献1に記載のものは、研磨モードの運転時に研磨ローラを強制駆動する一方、通常の画像形成モードのときには時には当該研磨ローラを感光体に従動させるようにしている。こうすることで感光体の周面の清浄化処理を確保しつつ画像形成時におけるジッタ(時間的なゆらぎ)の発生を防止し得ると特許文献1に記載されている。
また、特許文献2に記載のものは、研磨モードの運転時にa−Si感光体の周面に形成させるソリッド画像(全面が同一色の、いわゆるベタ画像)の形成時間を温度や湿度に応じて種々変化させるようにしている。こうすることで温度及び湿度に応じた放電生成物の量に適合する研磨処理が実現すると特許文献2に記載されている。
さらに、特許文献3に記載のものは、研磨モードの運転時にa−Si感光体の周面に形成させるソリッド画像の形成時間のみならず、ソリッド画像の形成繰り返し回数を温度や湿度によって変化させるようにしている。こうすることで温度及び湿度に応じた必要十分な研磨用のトナーを得ることができ、トナーの無駄な消費をおさえることができると特許文献3に記載されている。
特開2000−81820号公報 特開2002−14589号公報 特開2003−330319号公報
しかしながら、特許文献1〜3に記載のa−Si感光体の研磨処理にあっては、印刷枚数を重ねていくに従ってa−Si感光体が劣化し、放電生成物を充分に除去することが困難となる。上記のように、放電生成物がa−Si感光体の周面に残留したままになると、画像流れ等の不具合が発生する虞がある。
また、特許文献1〜3に記載のa−Si感光体の研磨処理にあっては、研磨モードのときに帯電器により帯電されたa−Si感光体の周面の全面に対し露光装置から光が万遍なく照射され、これによって全面の帯電状態が解消された感光体の周面に現像装置からトナーが供給されるようになされている。従って、a−Si感光体の周面には、全面に亘って均一に大量のトナーが付着したソリッド画像が形成された状態になる。
研磨モード時にこの大量のトナーが研磨ローラによる研磨処理の研磨材として使用されるため、a−Si感光体の周面を必要かつ十分に研磨処理する量を超えてしまい、これによってトナーが無駄に消費されたり、研磨処理の実行中にトナー切れになってしまったりするという不都合が生じる虞がある。
本発明は、従来のかかる状況に鑑みなされたものであって、感光体の使用状態に応じて感光体の周面に対し必要かつ十分な研磨処理を施すことができる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成モードにおいて軸心回りに回転する感光体の周面に対する所定の露光装置からの所定の画像情報に基づく露光処理により形成された静電潜像に所定の現像装置から現像ローラを介してトナーを供給することによって形成されたトナー像を用紙に転写する一方、研磨モードにおいて軸心回りに回転する感光体の周面に供給されたトナーを研磨剤として用い所定の研磨ローラの軸心回りの回転で当該周面に研磨処理を施し得るように構成された画像形成装置であって、前記感光体の駆動時間、及び前記感光体に帯電処理を施す帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方を計測する計測手段と、前記計測手段によって計測された前記感光体の駆動時間及び前記帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて前記研磨モード時における研磨条件を制御する研磨条件制御手段とを備える。
この構成によれば、感光体の周面に対して研磨処理を施す場合には、感光体を軸心回りに回転させた状態で現像装置から現像ローラを介して感光体の周面に研磨剤を含むトナーを供給し、この状態で周面が感光体の周面に当接した研磨ローラを軸心回りに回転させることにより、感光体の周面は研磨ローラのトナーを介した摺接で研磨され、付着していた放電生成物等が取り除かれて清浄化される。
そして、感光体の駆動時間及び感光体に帯電処理を施す帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方が計測され、計測された感光体の駆動時間及び帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨条件が制御される。したがって、感光体の駆動時間及び帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨条件が制御されるので、感光体の使用状態に応じて研磨条件を変更することができ、感光体の周面に対し必要かつ十分な研磨処理を施すことができる。
また、上記の画像形成装置において、前記帯電装置により帯電処理が施され、かつ前記露光処理が施されない状態での感光体の周面の表面電位をV0とし、前記現像装置内の現像ローラに印加される直流バイアス電圧をVdcとした場合、前記研磨条件制御手段は、前記感光体の駆動時間及び前記帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて前記研磨モード時におけるV0−Vdcの値を変化させることが好ましい。
この構成によれば、研磨処理において、感光体の周面に対し露光しない状態での表面電位をV0とし、現像装置内の現像ローラに印加される直流バイアス電圧をVdcとした場合、感光体の駆動時間及び帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時におけるV0−Vdcの値が変化される。例えば、感光体の駆動時間及び帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方が長くなるに従って、研磨モード時におけるV0−Vdcの値が小さくなるように直流バイアス電圧を制御する。これにより、感光体の周面とトナーとが同極の電荷を有している場合、研磨処理のときには、感光体との間の電位差が小さい分、均一にかつ少量のトナーを感光体の周面へ向かわせることが可能になる。このことは、種々の試験を行った結果確認されている。
したがって、従来、研磨モード時の現像ローラの電位を画像形成時のときと同一に設定し、かつ、感光体の周面を露光して電位を下げている場合には、感光体の周面の研磨処理には不必要な大量のトナーが研磨モード時に感光体の周面に供給されてしまい、これによってトナーが無駄に消費されてしまいメンテナンスコストが高騰するばかりか、研磨処理中にトナー切れになってしまって研磨処理を完遂させ得なくなるような不都合が生じることがあった。しかしながら、本発明においては、このような不都合の発生が有効に抑制され、研磨処理に必要かつ十分なトナーが感光体の周面に供給される。
また、上記の画像形成装置において、前記研磨条件制御手段は、前記感光体の駆動時間及び前記帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて前記研磨モード時における前記研磨ローラと前記感光体との周速比を変化させることが好ましい。
この構成によれば、感光体の駆動時間及び帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨ローラと感光体との周速比が変化される。例えば、感光体の駆動時間及び帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方が長くなるに従って、研磨ローラと感光体との周速比が大きくなるように研磨ローラ又は感光体の駆動を制御することにより、放電生成物を確実に除去することができ、感光体の周面に対して常に最適の研磨処理を施すことができる。
また、上記の画像形成装置において、前記研磨条件制御手段は、前記感光体の駆動時間及び前記帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて前記研磨モード時における前記研磨ローラの駆動時間を変化させることが好ましい。
この構成によれば、感光体の駆動時間及び帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨ローラの駆動時間が変化される。例えば、感光体の駆動時間及び帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方が長くなるに従って、研磨ローラの駆動時間が長くなるように研磨ローラの駆動を制御することにより、放電生成物を確実に除去することができ、感光体の周面に対して常に最適の研磨処理を施すことができる。
本発明によれば、感光体の駆動時間及び帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨条件が制御されるので、感光体の使用状態に応じて研磨条件を変更することができ、感光体の周面に対し必要かつ十分な研磨処理を施すことができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例である複写機1の内部構成の概要を説明するための正面断面視の説明図である。図1に示すように、複写機1は、本体部10内に画像形成部100、原稿読取部300及び給紙部400が内装されるとともに、本体部10の上部に原稿給送部200が設けられた基本構成を有している。画像形成部100は、本体部10の中央部に形成され、この本体部10の後述する胴内排紙トレイ131を介した上部位置に原稿読取部300が設けられているとともに、同下部位置に給紙部400が形成されている。また、本体部10の上部フロント位置に操作表示部500が設けられている。
原稿読取部300は、原稿の読み取りを行って当該原稿に対応する画像データを生成する。原稿読取部300は、光学的に取得した原稿の画像から画像データを生成するCCD(charge coupled device)イメージセンサ及び露光ランプ等を備えたスキャナ301などを備える。また、原稿読取部300は、その上面に、原稿画像を読み取るための原稿が載置される第1プラテンガラス302と、原稿給送部200のADF(原稿自動読取装置)用の第2プラテンガラス303とを備えている。
原稿読取部300は、第1プラテンガラス302上に載置された原稿、あるいは原稿給送部200で第2プラテンガラス303へ向けて自動送給された原稿を走査しつつ取得した画像データを後述する主制御部20へ出力する。
ADFを備えた原稿給送部200は、第2プラテンガラス303の原稿読み取り位置へ原稿を給送するとともに、原稿読取部300によって読み取られた原稿を原稿給送部200の排出部へ排出する。原稿給送部200は、装置の背面側を回動支点(回転中心軸)として原稿読取部300の上面に対して可倒式に構成されており、第1及び第2プラテンガラス302,303の上面を開放するようになされ、第1プラテンガラス302の上面に、例えば見開き状態にされた書籍等のブック原稿を載置することが可能になっている。
給紙部400は、画像形成部100に対して転写処理用の用紙を給紙する。給紙部400は、各サイズの用紙(記録紙)が収納される給紙カセット401,402と、本体部10の一側方に開閉自在に構成された手差しトレイ4031等からなる手差し給紙部403とを備える。
給紙部400は、各給紙カセット401,402から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送経路404と、手差し給紙部403から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送経路405とを備えている。各給紙カセット401,402及び手差し給紙部403は、収納されている用紙を取り出すためのピックアップローラ406,407,408、及び用紙を1枚ずつ各搬送経路に送り出す給紙ローラ409,410,411を備えている。搬送経路404には、用紙を搬送する搬送ローラ412,413及び搬送されてくる用紙を画像形成部100の手前で待機させるためのレジストローラ414が設けられている。なお、搬送経路405は、搬送ローラ413とレジストローラ414との間で搬送経路404と合流している。
画像形成部100は、給紙部400又は手差し給紙部403から搬送されてきた用紙に対して所定の画像を形成する。画像形成部100は、ドラムユニット部110及び定着部120を備えている。ドラムユニット部110の詳細については後述する。
定着部120は、ドラムユニット部110において用紙に転写されたトナー像を定着させる。定着部120は、ヒートローラ121及び周面がこのヒートローラ121の周面に対向配置された圧ローラ122を備える。用紙がこれらヒートローラ121と圧ローラ122とのニップ部に供給されることにより用紙上のトナー像がヒートローラ121からの熱を得て溶融し、用紙に定着される。
本体部10と原稿読取部300との間には、胴内排紙トレイ131が設けられているとともに、図1における左側部には機外排紙トレイ132が設けられている。定着部120から搬送されてきた用紙は、それぞれ排出ローラ133,134によって対象となる排紙トレイ131,132へ向けて排出される。なお、用紙の搬送方向は、排出分岐ガイド135によって、胴内排紙トレイ131向けの排出ローラ133側と機外排紙トレイ132向けの排出ローラ134側とに切り換え可能になっている。
操作表示部500は、ユーザの操作に応じて所定の指示入力を行う。操作表示部500は、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー501と、印刷部数等を入力するためのテンキー502と、各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示すると共に、種々の操作ボタン等が表示される液晶表示器(LCD)等からなるディスプレイ503とを備えている。
図2は、ユニット構成されたドラムユニット部110の一実施の形態の概要を説明するための正面断面視の説明図である。図2に示すように、ドラムユニット部110は、感光体ドラム101と、この感光体ドラム101の周囲に直上位置から時計方向に向けて順次配設された帯電部(帯電装置)102、現像部(現像装置)103、クリーニング部104、露光部105、転写部106、除電部107及び直流バイアス電圧記憶部108を備える。
感光体ドラム(感光体)101は、軸心回りに同図中に示す矢印方向に回転可能に支持されている。本実施の形態においては感光体ドラム101として周面にアモルファスシリコン(a−Si)が積層されてなるアモルファスシリコンドラム(a−Siドラム)が採用されている。a−Siドラムは、所定のドラム状の円筒体の表面にアモルファスシリコンの膜(例えば膜厚は20μm)が蒸着等により積層されたものである。このa−Si膜は、膜表面硬度が例えばビッカース硬さで約1500〜2000と極めて高い硬度を有している。感光体ドラム101の周面は、帯電部102により約+250Vに一様に帯電され、該周面上に露光部105からの光の照射で画像情報に応じた静電潜像が形成される。なお、感光体ドラム101は、約187mm/secのスピード(ドラム線速)で駆動回転されるようになっている。
帯電部102は、感光体ドラム101の表面を所定電位に均一に帯電させる。帯電部102は、感光体ドラム101の周面に対向配置された帯電ワイヤ1021を有している。この帯電ワイヤ1021に所定の電圧が印加されることによりコロナ放電で感光体ドラム101の周面(すなわちa−Si層)に一様な電荷が付与される。
現像部103は、露光部105からの光の照射で感光体ドラム101の周面に形成された静電潜像上にトナーを付着させて静電潜像を顕在化(現像)する。現像部103は、感光体ドラム101と僅かな隙間を介して対向配置された現像ローラ1031と、トナーを収納するトナー収納部1032と、現像ローラ1031の直上位置に配設された層規制ブレード1033とを備える。
層規制ブレード1033は、トナー収納部1032から現像ローラ1031上に供給されるトナー量が適正量となるように、すなわちトナーの薄層が形成されるようにトナー量を規制する。
通常の画像形成モード時における現像部103では、例えば周波数約6.0kHzで1.6kVの交流バイアス電圧と、180Vの直流バイアス電圧Vdcとを現像ローラ1031に印加することでトナーを例えばプラスに帯電し、このトナーを現像ローラ1031上から感光体ドラム101周面の露光した部分(露光により電荷が除去されてなる静電潜像の部分)に吸着させる。これにより静電潜像がトナーによる実像に置き換えられて現像ローラ1031の周面にトナー像が形成されることになる。
クリーニング部104は、研磨ローラ1041及びクリーニングブレード1042等を備える。クリーニング部104は、用紙への画像の転写が終了した後の感光体ドラム101の周面に残留しているトナー(転写残トナー)をクリーニング(清浄化処理)する。具体的には、研磨ローラ1041は、例えばEPDM(エチレンプロピレンゴム)材からなり、感光体ドラム101に摺接研磨しつつ回転し、該ドラム周面の放電生成物を除去する。また、クリーニングブレード1042は、その下端縁部1043を感光体ドラム101周面に圧接し、感光体ドラム101周面の残留トナーを機械的に除去する。
露光部105は、後述する画像記憶部30等から送信されてきた画像データに基づき、露光レーザ1051を感光体ドラム101の周面に照射し、当該周面をレーザービームで走査して露光することにより感光体ドラム101周面に静電潜像を形成する。
転写部106は、感光体ドラム101に形成されたトナー像を用紙に転写する。転写部106は、感光体ドラム101の周面に対向配置され、かつ、トナー像とは逆電位の電圧が印加される転写ローラ1061を備えている。そして、矢印A方向に搬送されてきた用紙は、転写ローラ1061によって感光体ドラム101に押し当てられる。これによって、現像部103において感光体ドラム101上に顕在化されたトナー像が静電気的に引き剥がされて用紙に転写される。なお、本実施の形態においては、顕在化された感光体ドラム101周面のトナー像は、転写ローラ1061において転写バイアス−2.5kVで用紙上に転写される。
除電部107は、LED光等の除電用光線を感光体ドラム101の周面に照射することによって当該感光体ドラム101の周面を除電処理し、残留電荷を消去する。
そして、本発明においては、感光体ドラム101の周面の研磨処理のために複写機1の動作に関し特に設定された研磨モードにおいて、軸心回りに回転する感光体ドラム101の周面を、現像部103の現像ローラ1031から当該周面に供給された研磨剤を含むトナーを用いて研磨ローラ1041の軸心回りの回転で研磨処理することにより清浄化するようにしている。
そのために、研磨モードにおいては、感光体ドラム101の周面に対する帯電ワイヤ1021による帯電処理が実行された後に露光部105からの感光体ドラム101周面に対する露光処理が停止された状態で感光体ドラム101に向けて現像ローラ1031からトナーを供給するようにしている。感光体ドラム101の周面に対して露光処理が施されないので、感光体ドラム101の周面には帯電状態が消去されることによって形成される静電潜像が全く存在しない。従って、現像ローラ1031の電圧条件が画像形成モードのときの電圧条件のままではトナー収納部1032内のトナーが現像ローラ1031の周面から感光体ドラム101の周面に向けて飛翔することがなく、感光体ドラム101の周面に研磨処理用のトナーを確保することができなくなる。
そこで、本発明においては、帯電部102による帯電処理後の感光体ドラム101の周面であって、露光部105によって露光されない状態における当該周面の表面電位をV0、通常の画像形成モード時の現像部103内のトナーに現像ローラ1031を介して印加される直流バイアス電圧Vdc1、研磨モードで現像部103内のトナーに現像ローラ1031を介して印加される直流バイアス電圧をVdc2とした場合、感光体ドラム101の周面に研磨処理を施す研磨モードにおいては、下記(1)〜(3)式を満足するように各電圧が設定される。
V0>Vdc1・・・(1)
V0>Vdc2・・・(2)
(V0−Vdc1)>(V0−Vdc2)・・・(3)
すなわち、これら(1)〜(3)式の意味するところは、感光体ドラム101の周面と現像ローラ1031との間の電位差については、研磨モードのときの方が画像形成モードのときより小さくなるように設定されるということである。こうすることによって、研磨モードにおいては、画像形成モードのときより感光体ドラム101との間の電位差が小さい分、トナーを感光体ドラム101の周面へ向かわせることが可能になる。
つまり、従来のように、研磨モード時に現像ローラ1031に印加される直流バイアス電圧Vdc2が画像形成モード時に現像ローラ1031に印加される直流バイアス電圧Vdc1と同一の電位であるなら(すなわちVdc2=Vdc1(V0−Vdc1=V0−Vdc2)であるなら)、研磨モード時に感光体ドラム101に対し露光部105による露光処理がない限り現像ローラ1031から感光体ドラム101へ向けてトナーが飛翔することはない。
これでは研磨処理用のトナーを感光体ドラム101の周面に確保することができなくなるため、研磨モード時の直流バイアス電圧Vdc2を画像形成モードの直流バイアス電圧Vdc1よりも高くして感光体ドラム101の表面電位V0に近付けるようにする。すなわち、感光体ドラム101の周面のプラスの帯電と、トナーのプラスの帯電との排斥力を弱くすることにより、現像ローラ1031の周面から感光体ドラム101の周面に向けてトナーを移し得るようにしている。
但し、上記の(2)式の条件によって、研磨モード時のトナーの直流バイアス電圧Vdc2が感光体ドラム101の表面電位V0を超えることがないようになされている。もし、トナーの直流バイアス電圧Vdc2が感光体ドラム101の表面電位V0より大きくなると、トナーが感光体ドラム101の周面に向けて静電気的な力で積極的に移動し得るようになる。すなわち、両者間の電位差の点で感光体ドラム101の周面に露光処理が施された場合と同様になる。これによって、従来と同様に大量のトナーが現像部103から感光体ドラム101へ供給されてしまう。そのため、かかる不都合をなくすべく上記の(2)式の条件が設定されているのである。
そして、上記の(1)〜(3)式の条件を満足するように電圧制御を行うことによって、本発明では、研磨モードにおける感光体ドラム101の周面に形成されるソリッド画像のトナー量は、従来の同ソリッド画像のトナー量より少なくすることができる。
従って、従来のように、研磨モード時の現像ローラ1031の電位を画像形成モードのときと同一に設定するとともに、感光体ドラム101の周面に対して露光部105による露光処理を実施している場合には、トナーと感光体ドラム101周面との間の大きな電位差により感光体ドラム101の周面の研磨処理には不必要な大量のトナーが研磨モード時に感光体ドラム101の周面に供給されてしまうこととなる。これによって、トナーが無駄に消費されてしまいメンテナンスコストが高騰するばかりか、研磨処理中にトナー切れになってしまって研磨処理を完遂させ得なくなるような不都合が生じることがある。しかしながら、本発明においては、このような不都合の発生が有効に抑制される。
さらに本発明においては、種々の試験を実施した結果、感光体ドラム101の周面の露光しない状態における表面電位V0と、研磨モード時に現像ローラ1031に印加される直流バイアス電圧Vdc2との間の電位差(上記(3)式の右辺)、すなわち以下の(4)式におけるVdの値を、感光体ドラム101の駆動時間に応じて変化させるようにしている。
Vd=V0−Vdc2・・・(4)
このようにされるのは、以下の理由による。すなわち、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるに従って、感光体ドラム101が劣化し、画像流れが増加することが種々の試験で確認されたためである。本実施の形態においては、感光体ドラム101の表面電位V0は不変とし、現像ローラ1031へ印加される直流バイアス電圧Vdc2(すなわちトナーの電圧)を感光体ドラム101の駆動時間に応じて種々変化させている。
図3は、第1の実施の形態における複写機1の構成を示すブロック図である。複写機1は、図3に示すような装置全体の動作を制御するマイクロコンピュータからなる主制御部20を備えている。主制御部20は、複写機1の各種の動作に関し予め入力されたプログラムに基づき制御を実行する演算処理装置としてのCPU(中央演算処理装置)、複写機1の制御プログラムを記憶するROM(リードオンリメモリ)、及び一時的にデータを保管するRAM(ランダムアクセスメモリ)等を備えて構成され、操作表示部500等において入力された所定の指示情報や、各所に設けられた各種センサからの検出信号に応じて装置全体の制御を行う。
主制御部20は、例えば所定期間、複写機1が使用されない(即ち、コピー動作が実行されない)場合に、複写機1各部を所謂スリープモードでの駆動状態に移行させる制御、或いはユーザがコピーを実行しようとした時点で当該スリープモードから自動的に通常印刷モードに復帰させる制御なども行う。また、主制御部20は、画像形成部100、原稿給送部200、原稿読取部300、給紙部400、操作表示部500、画像記憶部30、形成された画像に対して所定の処理を施すべく設けられた画像処理部40、及び研磨モードでの感光体ドラム101周面及び現像ローラ1031を対象とした電圧制御を行うための検出信号を得るべく設けられた感光体ドラム駆動時間計測部600などに電気的に接続されている。
感光体ドラム駆動時間計測部600は、感光体ドラム101の駆動時間を計測する。具体的には、感光体ドラム駆動時間計測部600は、感光体ドラム101を回転駆動するモータ(感光体ドラム駆動部)がオンされている時間を計測する。画像記憶部30は、原稿読取部300によって読み取られた原稿の画像データや図略のネットワークI/F部等を介して外部装置から送信されてきた画像データを一時的に記憶するメモリである。
画像処理部40は、画像データに対する各種画像処理、例えばガンマ処理や拡大縮小処理等を行う。画像処理部40では、例えば原稿読取部300によって読み取られた原稿画像に対する画像データのA/D変換が行われ、当該A/D変換によって得られたデジタルデータを用いて各種画像処理が行われる。なお、画像形成部100は、直流バイアス電圧記憶部108を含んでいる。
直流バイアス電圧記憶部108には、研磨モードにおいて感光体ドラム101の駆動時間に応じて現像ローラ1031に印加するべき直流バイアス電圧を設定したテーブルが記憶されている。このテーブルには、感光体ドラム101の駆動時間と、現像ローラ1031に印加するべき直流バイアス電圧とが対応付けられている。この直流バイアス電圧は、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるに従って値が大きくなるように設定されている。
そして、主制御部20は、感光体ドラム101に対して研磨処理を施すべきタイミングが到来したか否かを判別する研磨タイミング判別部21と、この研磨タイミング判別部21が研磨タイミングの到来を判別した場合、感光体ドラム101の駆動時間に応じて研磨条件を制御する研磨条件制御部22を備える。研磨条件制御部22は、直流バイアス電圧設定部221及び感光体ドラム駆動時間記憶部222を備える。
直流バイアス電圧設定部221は、感光体ドラム101の駆動時間に応じて現像ローラ1031に印加するべき直流バイアス電圧Vdc2の値を設定するとともに、現像ローラ1031に対し電圧を印加する所定の電源装置19(図2)へ制御信号を出力する。感光体ドラム駆動時間記憶部222は、感光体ドラム駆動時間計測部600によって計測された感光体ドラム101の駆動時間を積算して記憶する。
具体的には、直流バイアス電圧設定部221は、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるに従って、現像ローラ1031に印加するべき直流バイアス電圧Vdc2の値が大きくなるように設定する。これにより、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるに従って、感光体ドラム101の表面電位V0と直流バイアス電圧Vdc2との電位差(V0−Vdc2)が小さくなるように制御される。
研磨タイミング判別部21が感光体ドラム101の周面に対する研磨タイミングを判別するために、本体部10内の適所には、画像形成処理に供された用紙の枚数を検出する枚数センサ18(図1)が設けられている。画像形成部100に設けられたタイミング枚数記憶部109には、感光体ドラム101の周面に対して研磨処理を施すべき基準とされる上限用紙枚数が記憶されている。
そして、研磨タイミング判別部21は、枚数センサ18が画像形成処理に供された用紙を検出する都度、当該枚数を積算して積算値を記憶するとともに、当該積算値とタイミング枚数記憶部109が記憶している上限用紙枚数とを比較する。研磨タイミング判別部21は、積算値が上限用紙枚数を超えたときに画像形成モードから研磨モードにモード変更する時期が到来したと判別する。この判別結果は、直流バイアス電圧設定部221へ出力される。
直流バイアス電圧設定部221は、研磨タイミング判別部21から研磨モードへモード変更するべき時期が到来した旨の判別結果が入力されると、操作表示部500からの所定の信号に基づき複写機1が画像形成処理を実行していない状態であることを確認の上、関連各所に画像形成モードから研磨モードにモード変更する旨の制御信号を出力する。これによって複写機1は、画像形成モードから研磨モードに自動的にモード変更されることになる。
なお、こうする代わりに、直流バイアス電圧設定部221は、研磨タイミング判別部21から研磨モードへモード変更するべき時期が到来した旨の判別結果が入力されると、操作表示部500に向けてモード変更時期到来の表示出力を行わせるようにし、オペレータがこの表示出力に基づき所定のキーの押釦操作で画像形成モードから研磨モードにモード変更が行われるようにしてもよい。
そして、画像形成モードから研磨モードにモード変更が行われると、直流バイアス電圧設定部221は、特に露光部105に対して光照射を行わせないための制御信号を出力する(つまり露光部105に向けて光照射を行わせるべき信号を出力しないようにする)。また、直流バイアス電圧設定部221は、感光体ドラム駆動時間記憶部222に記憶されている感光体ドラム101の駆動時間に基づき、直流バイアス電圧記憶部108が記憶しているテーブルから現像ローラ1031へ印加させるべき直流バイアス電圧Vdc2を選択する。そして、直流バイアス電圧設定部221は、選択した直流バイアス電圧Vdc2を印加させるべき制御信号を電源装置19へ出力する。
従って、制御信号を受けた電源装置19は、そのときの感光体ドラム101の駆動時間に対応した最適の値の直流バイアス電圧Vdc2を現像ローラ1031へ出力する。そのため、この直流バイアス電圧Vdc2が印加された現像ローラ1031から感光体ドラム101の周面に向けて適量のトナーが供給されることになる。
また、直流バイアス電圧設定部221にはタイマーが設けられている一方、画像形成部100には研磨モードにおける研磨処理の時間(設定時間)を記憶する研磨時間記憶部1091が設けられている。
そして、直流バイアス電圧設定部221は、研磨モードの開始時にタイマーをスタートさせるとともに、タイマーの計時時間と研磨時間記憶部1091に記憶されている研磨処理の設定時間とを比較する。タイマーの計時時間が設定時間を経過したとき、直流バイアス電圧設定部221は、現像ローラ1031に対する電圧印加を中止させる制御信号を電源装置19へ出力するとともに、関連各所に向けて研磨モードから画像形成モードへモード変更させるための信号を出力する。
以下、図4を基に研磨モードにおける感光体ドラム101の周面の研磨処理の流れについて説明する。図4は、研磨モードにおける感光体ドラム101周面の研磨処理の流れの一実施の形態を示すフローチャートである。このフローチャートにおいては、複写機1が画像形成モードに設定された状態をスタート時点としている。
まず、ステップS1において、研磨タイミング判別部21は、画像形成処理された用紙の累積枚数がタイミング枚数記憶部109に記憶されている上限枚数を超えたか否かを判別する。ここで、累積枚数が上限枚数を超えていると判別された場合(ステップS1でYES)、研磨タイミング判別部21は、すでに感光体ドラム101の周面に研磨処理を施すべき時期が到来したと判断する。一方、累積枚数が上限枚数を超えていないと判別された場合(ステップS1でNO)、所定時間間隔でステップS1の処理を繰り返し実行する。
次に、研磨処理の時期が到来したと判別された後、ステップS2において、研磨タイミング判別部21は、感光体ドラム101の研磨処理を行っても支障のない状態になっているか否かを判別するべく当該複写機1がスリープモードに設定されているか否かを判別する。ここで、スリープモードに設定されていないと判別された場合(ステップS2でNO)、ステップS3において、研磨タイミング判別部21は、画像形成モードから研磨モードへのモード変更を行わずに、現状の画像形成モードを継続する。従って、たとえ用紙の積算枚数が上限枚数を超えていても、スリープモードになるまでの間については、上限枚数を超えて画像形成処理が継続されることになる。
一方、スリープモードに設定されていると判別された場合(ステップS2でYES)、ステップS4において、研磨タイミング判別部21は、関連機器に向けて現状の画像形成モードを研磨モードへモード変更するための制御信号を出力する。これにより、複写機1は、研磨モードに設定され、感光体ドラム101に対し研磨処理を施し得る態勢となる。具体的には、感光体ドラム101及び研磨ローラ1041がそれぞれ駆動回転しつつ帯電ワイヤ1021がコロナ放電を行うことにより、感光体ドラム101の周面に表面電位V0の電荷が形成される。
次に、ステップS5において、直流バイアス電圧設定部221は、感光体ドラム駆動時間記憶部222に記憶されている感光体ドラム101の駆動時間を読み出す。そして、直流バイアス電圧設定部221は、直流バイアス電圧記憶部108に記憶されている感光体ドラム101の駆動時間に応じて現像ローラ1031に印加するべき電圧を設定したテーブルを参照し、読み出した感光体ドラム101の駆動時間に対応する直流バイアス電圧Vdc2を選択して設定する。直流バイアス電圧設定部221は、電源装置19を介してこの直流バイアス電圧Vdc2を現像ローラ1031に印加する。
次に、ステップS6において、主制御部20は、研磨ローラ1041の駆動を開始するための制御信号を不図示の研磨ローラ駆動部へ出力する。研磨ローラ駆動部は、研磨ローラ1041を駆動する。このようにして、研磨剤としてのトナーを用いた感光体ドラム101の周面に対する研磨処理が実行されることになる。
次に、ステップS7において、直流バイアス電圧設定部221は、研磨時間記憶部1091に記憶されている予め設定された研磨時間と、タイマーが計時した計時時間とを比較し、計時時間が設定研磨時間を超えたか否かを判断する。ここで、計時時間が設定研磨時間を超えたと判断された場合(ステップS7でYES)、ステップS8において、直流バイアス電圧設定部221は、研磨モードから画像形成モードにモード変更し、感光体ドラム101の周面に対する研磨処理を終了する。一方、計時時間が設定研磨時間を超えていないと判断された場合(ステップS7でNO)、ステップS6の処理に戻り、継続して感光体ドラム101周面の研磨処理が実行される。
なお、本実施の形態では、感光体ドラム101の駆動時間に応じて直流バイアス電圧を変更しているが、本発明は特にこれに限定されない。帯電部102における帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間が長くなるに従って、感光体ドラム101が劣化し、画像流れが増加することが種々の試験で確認されている。そこで、本実施の形態において、感光体ドラム101の表面電位V0は不変とし、現像ローラ1031へ印加される直流バイアス電圧Vdc2(すなわちトナーの電圧)を、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて種々変化させてもよい。図5は、第1の実施の形態における複写機1の別の構成を示すブロック図である。図5において、図3に示す複写機1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図5に示す複写機1は、図3の感光体ドラム駆動時間計測部600に代えて帯電電圧印加時間計測部601を備える。また、研磨条件制御部22は、帯電部102が備える帯電ワイヤ1021への電圧印加時間に応じて研磨条件を制御し、直流バイアス電圧設定部221及び帯電電圧印加時間記憶部223を備える。帯電電圧印加時間計測部601は、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間を計測する。帯電電圧印加時間記憶部223は、帯電電圧印加時間計測部601によって計測された帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間を積算して記憶する。
直流バイアス電圧設定部221は、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて現像ローラ1031に印加するべき直流バイアス電圧Vdc2の値を設定するとともに、現像ローラ1031に対し電圧を印加する所定の電源装置19(図2)へ制御信号を出力する。
具体的には、直流バイアス電圧設定部221は、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間が長くなるに従って、現像ローラ1031に印加するべき直流バイアス電圧Vdc2の値が大きくなるように設定する。これにより、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間が長くなるに従って、感光体ドラム101の表面電位V0と直流バイアス電圧Vdc2との電位差(V0−Vdc2)が小さくなるように制御される。
直流バイアス電圧記憶部108には、研磨モードにおいて帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて現像ローラ1031に印加するべき直流バイアス電圧を設定したテーブルが記憶されている。このテーブルには、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間と、現像ローラ1031に印加するべき直流バイアス電圧とが対応付けられている。この直流バイアス電圧は、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間が長くなるに従って値が大きくなるように設定されている。
ここで、第1の実施の形態の変形例における感光体ドラム101の周面の研磨処理の流れについて図4を用いて説明する。なお、ステップS1〜S4,S6〜S8の処理は同じであるので説明を省略する。ステップS5において、直流バイアス電圧設定部221は、帯電電圧印加時間記憶部223に記憶されている帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間を読み出す。そして、直流バイアス電圧設定部221は、直流バイアス電圧記憶部108に記憶されている帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて現像ローラ1031に印加するべき電圧を設定したテーブルを参照し、読み出した帯電部102の電圧印加時間に対応する直流バイアス電圧Vdc2を選択して設定する。直流バイアス電圧設定部221は、電源装置19を介してこの直流バイアス電圧Vdc2を現像ローラ1031に印加する。
以上詳述したように、本発明に係る複写機1は、軸心回りに回転する感光体ドラム101の周面を、現像部103から当該周面に付与された研磨剤を含むトナーを用い周面が感光体ドラム101の周面に当接した研磨ローラ1041の軸心回りの回転で研磨することにより清浄化処理し得るように構成されている。
かかる構成によれば、感光体ドラム101の周面に対して研磨処理を施す場合には、感光体ドラム101を軸心回りに回転させた状態で、現像部103から感光体ドラム101の周面に研磨剤を含むトナーが供給される。この状態で、周面が感光体ドラム101の周面に当接した研磨ローラ1041を軸心回りに回転させることにより、感光体ドラム101の周面は研磨ローラ1041のトナーを介した摺接で研磨される。これによって感光体ドラム101の周面は、付着していた放電生成物等が取り除かれて清浄化される。
そして、感光体ドラム101の駆動時間及び感光体ドラム101に帯電処理を施す帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方が計測され、計測された感光体ドラム101の駆動時間及び帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨条件が制御される。したがって、感光体ドラム101の駆動時間及び帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨条件が制御されるので、感光体ドラム101の使用状態に応じて研磨条件を変更することができ、感光体ドラム101の周面に対し必要かつ十分な研磨処理を施すことができる。
また、研磨処理において、感光体ドラム101の周面に対し露光しない状態での表面電位をV0とし、現像部103内の現像ローラ1031に印加される直流バイアス電圧をVdcとした場合、感光体ドラム101の駆動時間及び帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時におけるV0−Vdcの値が変化される。例えば、感光体ドラム101の駆動時間及び帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方が長くなるに従って、研磨モード時におけるV0−Vdcの値が小さくなるように直流バイアス電圧を制御する。これにより、感光体ドラム101の周面とトナーとが同極の電荷を有している場合、研磨処理のときには、感光体ドラム101との間の電位差が小さい分、均一にかつ少量のトナーを感光体ドラム101の周面へ向かわせることが可能になる。このことは、種々の試験を行った結果確認されている。
つまり、従来のように、研磨モード時にトナーに印加される直流バイアス電圧Vdc2が画像形成モード時にトナーに印加される直流バイアス電圧Vdc1と同一の電位であるなら(すなわちVdc2=Vdc1(V0−Vdc1=V0−Vdc2)であるなら)、研磨モード時に感光体ドラム101に対し露光処理がない限りトナーが感光体ドラム101へ向けて飛翔することはない。これでは研磨処理用のトナーを感光体ドラム101の周面に確保することができなくなるため、研磨モード時の直流バイアス電圧Vdc2を画像形成時の直流バイアス電圧Vdc1よりも高くして感光体ドラム101の表面電位V0に近付けるようにする。すなわち、感光体ドラム101の周面のプラスの帯電と、トナーのプラスの帯電との排斥力を弱くする。これによって現像ローラ1031の周面から感光体ドラム101の周面に向けてトナーを移し得るようにしているのである。
したがって、従来、研磨モード時の現像ローラ1031の電位を画像形成時のときと同一に設定し、かつ、感光体ドラム101の周面を露光して電位を下げている場合には、感光体ドラム101の周面の研磨処理には不必要な大量のトナーが研磨モード時に感光体ドラム101の周面に供給されてしまい、これによってトナーが無駄に消費されてしまいメンテナンスコストが高騰するばかりか、研磨処理中にトナー切れになってしまって研磨処理を完遂させ得なくなるような不都合が生じることがあった。しかしながら、本発明においては、このような不都合の発生が有効に抑制され、研磨処理に必要かつ十分なトナーが感光体の周面に供給される。
なお、本実施の形態において、直流バイアス電圧設定部221は、感光体ドラム101の駆動時間と、帯電部102の電圧印加時間との両方に応じて直流バイアス電圧を変更してもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。上述した第1の実施の形態では、感光体ドラム101の駆動時間、及び帯電部102の電圧印加時間のうちの少なくとも一方に応じて直流バイアス電圧を変更している。これに対し、第2の実施の形態では、感光体ドラム101の駆動時間、及び帯電部102の電圧印加時間のうちの少なくとも一方に応じて研磨ローラと感光体ドラムとの周速比を変更する。
図6は、第2の実施の形態における複写機1の構成を示すブロック図である。なお、図6において、図3と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。主制御部20には、感光体ドラム駆動部700及び研磨ローラ駆動部701が接続されている。研磨条件制御部22は、感光体ドラム駆動時間記憶部222及び回転速度設定部224を備える。画像形成部100は、タイミング枚数記憶部109、周速比記憶部111及び研磨時間記憶部1091を備える。
感光体ドラム駆動部700は、感光体ドラム101を軸心回りに回転駆動する。研磨ローラ駆動部701は、研磨ローラ1041を軸心回りに回転駆動する。回転速度設定部224は、感光体ドラム101の駆動時間に応じて、研磨ローラ1041の回転速度と感光体ドラム101の回転速度との比率が所定の周速比となるように、研磨ローラ1041の回転速度を設定するとともに、設定した回転速度で研磨ローラ1041を駆動するべく研磨ローラ駆動部701へ制御信号を出力する。なお、研磨モード時における感光体ドラム101の回転速度は、通常の画像形成モード時の回転速度と同じであり、研磨ローラ1041の回転速度のみを変更する。
具体的には、回転速度設定部224は、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるに従って、研磨ローラ1041の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも速くなるように設定する。これにより、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるに従って、研磨ローラ1041の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも速くなるように制御される。
周速比記憶部111には、研磨モードにおいて感光体ドラム101の駆動時間に応じて、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を設定したテーブルが記憶されている。このテーブルには、感光体ドラム101の駆動時間と、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比とが対応付けられている。この周速比は、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるに従って研磨ローラ1041の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも速くなるように設定されている。
ここで、第2の実施の形態における感光体ドラム101の周面の研磨処理の流れについて図4を用いて説明する。なお、ステップS1〜S4,S7,S8の処理は同じであるので説明を省略する。
ステップS5において、回転速度設定部224は、感光体ドラム駆動時間記憶部222に記憶されている感光体ドラム101の駆動時間を読み出す。そして、回転速度設定部224は、周速比記憶部111に記憶されている感光体ドラム101の駆動時間に応じて研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を設定したテーブルを参照し、読み出した感光体ドラム101の駆動時間に対応する周速比を選択する。回転速度設定部224は、感光体ドラム101の回転速度を予め記憶しており、選択した周速比に基づいて、研磨ローラ1041の回転速度を設定する。
すなわち、回転速度設定部224は、周速比記憶部111に記憶されているテーブルから選択した周速比を、予め記憶されている感光体ドラム101の回転速度に乗算することにより、研磨ローラ1041の回転速度を算出して設定する。回転速度設定部224は、設定した回転速度で研磨ローラ1041を駆動するための制御信号を研磨ローラ駆動部701へ出力する。
次に、ステップS6において、回転速度設定部224は、設定した回転速度で研磨ローラ1041を駆動するための制御信号を研磨ローラ駆動部701へ出力する。研磨ローラ駆動部701は、設定された回転速度で研磨ローラ1041を駆動する。このようにして、研磨剤としてのトナーを用いた感光体ドラム101の周面に対する研磨処理が実行されることになる。
なお、本実施の形態では、感光体ドラム101の駆動時間に応じて、研磨ローラ1041の回転速度と感光体ドラム101の回転速度との比率が所定の周速比となるように、研磨ローラ1041の回転速度を設定しているが、本発明は特にこれに限定されない。回転速度設定部224は、感光体ドラム101の駆動時間に応じて、研磨ローラ1041の回転速度と感光体ドラム101の回転速度との比率が所定の周速比となるように、感光体ドラム101の回転速度を設定し、設定した回転速度で感光体ドラム101を駆動するべく感光体ドラム駆動部700へ制御信号を出力してもよい。
また、回転速度設定部224は、感光体ドラム101の駆動時間に応じて、研磨ローラ1041の回転速度と感光体ドラム101の回転速度との比率が所定の周速比となるように、研磨ローラ1041及び感光体ドラム101の回転速度を設定し、設定した回転速度で研磨ローラ1041及び感光体ドラム101を駆動するべく研磨ローラ駆動部701及び感光体ドラム駆動部700へ制御信号を出力してもよい。
さらに、本実施の形態では、感光体ドラム101の駆動時間に応じて研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を変更しているが、本発明は特にこれに限定されない。帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を変更してもよい。図7は、第2の実施の形態における複写機1の別の構成を示すブロック図である。図7において、図5及び図6に示す複写機1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図7に示す複写機1は、図6の感光体ドラム駆動時間計測部600に代えて帯電電圧印加時間計測部601を備える。また、研磨条件制御部22は、帯電部102が備える帯電ワイヤ1021への電圧印加時間に応じて研磨条件を制御し、回転速度設定部224及び帯電電圧印加時間記憶部223を備える。回転速度設定部224は、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて、研磨ローラ1041の回転速度と感光体ドラム101の回転速度との比率が所定の周速比となるように、研磨ローラ1041の回転速度を設定するとともに、設定した回転速度で研磨ローラ1041を駆動するべく研磨ローラ駆動部701へ制御信号を出力する。
具体的には、回転速度設定部224は、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間が長くなるに従って、研磨ローラ1041の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも速くなるように設定する。これにより、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間が長くなるに従って、研磨ローラ1041の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも速くなるように制御される。
周速比記憶部111には、研磨モードにおいて帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を設定したテーブルが記憶されている。このテーブルには、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間と、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比とが対応付けられている。この周速比は、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間が長くなるに従って研磨ローラ1041の回転速度が感光体ドラム101の回転速度よりも速くなるように設定されている。
ここで、第2の実施の形態の変形例における感光体ドラム101の周面の研磨処理の流れについて図4を用いて説明する。なお、ステップS1〜S4,S6〜S8の処理は同じであるので説明を省略する。
ステップS5において、回転速度設定部224は、帯電電圧印加時間記憶部223に記憶されている帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間を読み出す。そして、回転速度設定部224は、周速比記憶部111に記憶されている帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を設定したテーブルを参照し、読み出した帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に対応する周速比を選択する。回転速度設定部224は、感光体ドラム101の回転速度を予め記憶しており、選択した周速比に基づいて、研磨ローラ1041の回転速度を設定する。
すなわち、回転速度設定部224は、周速比記憶部111に記憶されているテーブルから選択した周速比を、予め記憶されている感光体ドラム101の回転速度に乗算することにより、研磨ローラ1041の回転速度を算出して設定する。回転速度設定部224は、設定した回転速度で研磨ローラ1041を駆動するべく研磨ローラ駆動部701へ制御信号を出力する。
このように、感光体ドラム101の駆動時間及び帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比が変化される。例えば、感光体ドラム101の駆動時間及び帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方が長くなるに従って、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比が大きくなるように研磨ローラ1041又は感光体ドラム101の駆動を制御することにより、放電生成物を確実に除去することができ、感光体ドラム101の周面に対して常に最適の研磨処理を施すことができる。
なお、第2の実施の形態において、感光体ドラム101の駆動時間及び帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を変化させるだけでなく、第1の実施の形態のように直流バイアス電圧を変更してもよい。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。上述した第2の実施の形態では、感光体ドラム101の駆動時間、及び帯電部102の電圧印加時間のうちの少なくとも一方に応じて研磨ローラと感光体ドラムとの周速比を変更している。これに対し、第3の実施の形態では、感光体ドラム101の駆動時間、及び帯電部102の電圧印加時間のうちの少なくとも一方に応じて研磨ローラの駆動時間を変更する。
図8は、第3の実施の形態における複写機1の構成を示すブロック図である。なお、図8において、図3及び6と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。主制御部20には、研磨ローラ駆動部701が接続されている。研磨条件制御部22は、感光体ドラム駆動時間記憶部222及び研磨ローラ駆動時間設定部225を備える。画像形成部100は、タイミング枚数記憶部109、研磨ローラ駆動時間記憶部112及び研磨時間記憶部1091を備える。
研磨ローラ駆動時間設定部225は、感光体ドラム101の駆動時間に応じて研磨ローラ1041の駆動時間を設定するとともに、設定した駆動時間だけ研磨ローラ1041を駆動するべく研磨ローラ駆動部701へ制御信号を出力する。
具体的には、研磨ローラ駆動時間設定部225は、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるに従って、研磨ローラ1041の駆動時間が長くなるように設定する。これにより、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるに従って、研磨ローラ1041の駆動時間が長くなるように制御される。
研磨ローラ駆動時間記憶部112には、研磨モードにおいて感光体ドラム101の駆動時間に応じて研磨ローラ1041の駆動時間を設定したテーブルが記憶されている。このテーブルには、感光体ドラム101の駆動時間と、研磨ローラ1041の駆動時間とが対応付けられている。研磨ローラ1041の駆動時間は、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるに従って、長くなるように設定されている。
ここで、第3の実施の形態における感光体ドラム101の周面の研磨処理の流れについて図4を用いて説明する。なお、ステップS1〜S4,S6〜S8の処理は同じであるので説明を省略する。
ステップS5において、研磨ローラ駆動時間設定部225は、感光体ドラム駆動時間記憶部222に記憶されている感光体ドラム101の駆動時間を読み出す。そして、研磨ローラ駆動時間設定部225は、研磨ローラ駆動時間記憶部112に記憶されている感光体ドラム101の駆動時間に応じて研磨ローラ1041の駆動時間を設定したテーブルを参照し、読み出した感光体ドラム101の駆動時間に対応する研磨ローラ1041の駆動時間を選択する。研磨ローラ駆動時間設定部225は、選択した研磨ローラ1041の駆動時間を研磨時間記憶部1091に設定する。これにより、研磨ローラ駆動時間設定部225は、設定した研磨ローラ1041の駆動時間の間だけ、研磨ローラ1041を駆動するための制御信号を研磨ローラ駆動部701へ出力する。
なお、本実施の形態では、感光体ドラム101の駆動時間に応じて研磨ローラ1041の駆動時間を変更しているが、本発明は特にこれに限定されない。帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて研磨ローラ1041の駆動時間を変更してもよい。図9は、第3の実施の形態における複写機1の別の構成を示すブロック図である。図9において、図5及び図8に示す複写機1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図9に示す複写機1は、図8の感光体ドラム駆動時間計測部600に代えて帯電電圧印加時間計測部601を備える。また、研磨条件制御部22は、帯電部102が備える帯電ワイヤ1021への電圧印加時間に応じて研磨条件を制御し、研磨ローラ駆動時間設定部225及び帯電電圧印加時間記憶部223を備える。研磨ローラ駆動時間設定部225は、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて研磨ローラ1041の駆動時間を設定するとともに、設定した駆動時間だけ研磨ローラ1041を駆動するべく研磨ローラ駆動部701へ制御信号を出力する。
具体的には、研磨ローラ駆動時間設定部225は、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間が長くなるに従って、研磨ローラ1041の駆動時間が長くなるように設定する。これにより、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間が長くなるに従って、研磨ローラ1041の駆動時間が長くなるように制御される。
研磨ローラ駆動時間記憶部112には、研磨モードにおいて帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて研磨ローラ1041の駆動時間を設定したテーブルが記憶されている。このテーブルには、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間と、研磨ローラ1041の駆動時間とが対応付けられている。研磨ローラ1041の駆動時間は、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間が長くなるに従って、長くなるように設定されている。
ここで、第3の実施の形態の変形例における感光体ドラム101の周面の研磨処理の流れについて図4を用いて説明する。なお、ステップS1〜S4,S6〜S8の処理は同じであるので説明を省略する。
ステップS5において、研磨ローラ駆動時間設定部225は、帯電電圧印加時間記憶部223に記憶されている帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間を読み出す。そして、研磨ローラ駆動時間設定部225は、研磨ローラ駆動時間記憶部112に記憶されている帯電部102の電圧印加時間に応じて研磨ローラ1041の駆動時間を設定したテーブルを参照し、読み出した帯電部102の電圧印加時間に対応する研磨ローラ1041の駆動時間を選択する。研磨ローラ駆動時間設定部225は、選択した研磨ローラ1041の駆動時間を研磨時間記憶部1091に設定する。これにより、研磨ローラ駆動時間設定部225は、設定した研磨ローラ1041の駆動時間の間だけ、研磨ローラ1041を駆動するための制御信号を研磨ローラ駆動部701へ出力する。
このように、感光体ドラム101の駆動時間及び帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨ローラ1041の駆動時間が変化される。例えば、感光体ドラム101の駆動時間及び帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方が長くなるに従って、研磨ローラ1041の駆動時間が長くなるように研磨ローラ1041の駆動を制御することにより、放電生成物を確実に除去することができ、感光体ドラム101の周面に対して常に最適の研磨処理を施すことができる。
なお、第3の実施の形態において、感光体ドラム101の駆動時間及び帯電部102の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて研磨モード時における研磨ローラ1041の駆動時間を変化させるだけでなく、第1の実施の形態のように直流バイアス電圧を変更してもよいし、第2の実施の形態のように研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を変更してもよい。
なお、上記の各実施の形態においては、画像形成装置として複写機1を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置が複写機1であることに限定されるものではなく、遠隔地から伝送された画像情報に基づき画像を形成するファクシミリ装置であってもよいし、コンピュータ等の外部機器からの画像情報に基づき画像形成処理を実行するプリンタ等であってもよい。また、画像形成装置は、複写機、ファクシミリ装置及びプリンタの機能を備える複合機であってもよい。
また、上記の各実施の形態においては、本発明に係る画像形成装置(複写機1)としてモノクロ印刷用のものを例として挙げているが、本発明は画像形成装置がモノクロ印刷用のものであることに限定されるものではなく、カラー印刷が可能な画像形成装置(いわゆるカラー機)であってもよい。
本発明の効果を確認するべく、感光体ドラム101の駆動時間に応じて現像ローラ1031を介して印加される直流バイアス電圧Vdc2を種々変化させた上で、実際に研磨ローラ1041の駆動で当該トナーによる感光体ドラム101周面の研磨処理を実行し、引き続き実際に画像形成処理を行った。そして、画像形成処理の結果得られた転写処理済みの用紙を目視観察することにより画像形成の状態を検査した。
この試験では、第1の実施の形態における複写機1を用いた。感光体ドラム101は、直径が30mm、a−Si層の厚み寸法が20μmである。感光体ドラム101の周面に帯電ワイヤ1021からの放電処理を施し、表面電位V0を300Vに設定した。
また、この機種の現像ローラ1031は、直径が20mm、層規制ブレード1033と現像ローラ1031周面との間の隙間寸法が0.55mmである。また、現像ローラ1031の周面と感光体ドラム101の周面との間の隙間寸法は0.50mmに設定されている。さらに、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比は、1.2に設定されている。
このような現像ローラ1031には、画像形成モードにおいて、周波数6kHzで1.6kVの交流バイアス電圧と、180Vの直流バイアス電圧Vdc1とが印加される。感光体ドラム101の駆動時間に応じて予め設定された条件、すなわち感光体ドラム101の表面電位V0の値から現像ローラ1031に印加される直流バイアス電圧Vdc2の値を差し引いた表1に示す値(V0−Vdc2)になる条件で直流バイアス電圧Vdc2のみを現像ローラ1031に対して20秒間印加した。なお、表1中には、「V0−Vdc2」の値を示し、特に括弧内に直流バイアス電圧Vdc2の値を示している。
Figure 2007199258
そして、感光体ドラム101の駆動時間毎に感光体ドラム101に対する20秒間の研磨処理を行った後に、複写機1により実際に画像形成処理を実行し、印刷された用紙の画像を目視で観察したが、いずれについても画像流れのない良好な画像であることを確認することができた。
感光体ドラム101の駆動時間が500時間未満の場合、V0−Vdc2の値が100Vとなる直流バイアス電圧Vdc2を印加することで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。また、感光体ドラム101の駆動時間が500時間から1000時間の場合、V0−Vdc2の値が80Vとなる直流バイアス電圧Vdc2を印加することで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらに、感光体ドラム101の駆動時間が1000時間から1500時間の場合、V0−Vdc2の値が60Vとなる直流バイアス電圧Vdc2を印加することで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらにまた、感光体ドラム101の駆動時間が1500時間以上の場合、V0−Vdc2の値が40Vとなる直流バイアス電圧Vdc2を印加することで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。
第1の実施の形態の場合、直流バイアス電圧記憶部108には、上記の表1に示すテーブルが記憶される。このように、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるにつれて、V0−Vdc2の値が小さくなるように直流バイアス電圧Vdc2を印加する。これにより、画像流れのない良好な画像を得ることができる。
また、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて予め設定された条件、すなわち感光体ドラム101の表面電位V0の値から現像ローラ1031に印加される直流バイアス電圧Vdc2の値を差し引いた表2に示す値(V0−Vdc2)になる条件で直流バイアス電圧Vdc2のみを現像ローラ1031に対して20秒間印加した。なお、表2中には、「V0−Vdc2」の値を示し、特に括弧内に直流バイアス電圧Vdc2の値を示している。
Figure 2007199258
そして、帯電部102の電圧印加時間毎に感光体ドラム101に対する20秒間の研磨処理を行った後に、複写機1により実際に画像形成処理を実行し、印刷された用紙の画像を目視で観察したが、いずれについても画像流れのない良好な画像であることを確認することができた。
帯電部102の電圧印加時間が400時間未満の場合、V0−Vdc2の値が100Vとなる直流バイアス電圧Vdc2を印加することで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。また、帯電部102の電圧印加時間が400時間から800時間の場合、V0−Vdc2の値が80Vとなる直流バイアス電圧Vdc2を印加することで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらに、帯電部102の電圧印加時間が800時間から1200時間の場合、V0−Vdc2の値が60Vとなる直流バイアス電圧Vdc2を印加することで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらにまた、帯電部102の電圧印加時間が1200時間以上の場合、V0−Vdc2の値が40Vとなる直流バイアス電圧Vdc2を印加することで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。
第1の実施の形態の変形例の場合、直流バイアス電圧記憶部108には、上記の表2に示すテーブルが記憶される。このように、帯電部102の電圧印加時間が長くなるにつれて、V0−Vdc2の値が小さくなるように直流バイアス電圧Vdc2を印加する。これにより、画像流れのない良好な画像を得ることができる。
実施例2においては、実施例1と同様に感光体ドラム101の駆動時間を区分した上で、各区分に先の現像ローラ1031へ印加する直流バイアス電圧Vdc2に代えて研磨ローラ1041と感光体ドラム101との間の周速比を表3に示すように変更する。なお、現像ローラ1031に印加される直流バイアス電圧Vdc2については一定の値である200Vに設定している。その他の条件については実施例1の場合と同様である。
Figure 2007199258
そして、感光体ドラム101の駆動時間毎にそれぞれの周速比で感光体ドラム101に対する20秒間の研磨処理を行った後に、複写機1により実際に画像形成処理を実行し、印刷された用紙の画像を目視で観察したが、いずれについても画像流れのない良好な画像であることを確認することができた。
感光体ドラム101の駆動時間が500時間未満の場合、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を1.2にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。また、感光体ドラム101の駆動時間が500時間から1000時間の場合、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を1.4にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらに、感光体ドラム101の駆動時間が1000時間から1500時間の場合、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を1.6にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらにまた、感光体ドラム101の駆動時間が1500時間以上の場合、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を1.8にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。
第2の実施の形態の場合、周速比記憶部111には、上記の表3に示すテーブルが記憶される。このように、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるにつれて、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比が大きくなるように研磨ローラ1041を駆動する。これにより、画像流れのない良好な画像を得ることができる。
また、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて予め設定された条件、すなわち研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比が表4に示す値になる条件で研磨ローラ1041を駆動した。
Figure 2007199258
そして、帯電部102の電圧印加時間毎に感光体ドラム101に対する20秒間の研磨処理を行った後に、複写機1により実際に画像形成処理を実行し、印刷された用紙の画像を目視で観察したが、いずれについても画像流れのない良好な画像であることを確認することができた。
帯電部102の電圧印加時間が400時間未満の場合、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を1.2にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。また、帯電部102の電圧印加時間が400時間から800時間の場合、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を1.4にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらに、帯電部102の電圧印加時間が800時間から1200時間の場合、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を1.6にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらにまた、帯電部102の電圧印加時間が1200時間以上の場合、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比を1.8にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。
第2の実施の形態の変形例の場合、周速比記憶部111には、上記の表4に示すテーブルが記憶される。このように、帯電部102の電圧印加時間が長くなるにつれて、研磨ローラ1041と感光体ドラム101との周速比が大きくなるように研磨ローラ1041を駆動する。これにより、画像流れのない良好な画像を得ることができる。
実施例3においては、実施例1と同様に感光体ドラム101の駆動時間を区分した上で、各区分に先の現像ローラ1031へ印加する直流バイアス電圧Vdc2に代えて研磨ローラ1041の駆動時間を表5に示すように変更する。なお、現像ローラ1031に印加される直流バイアス電圧Vdc2については一定の値である200Vに設定している。その他の条件については実施例1の場合と同様である。
Figure 2007199258
そして、感光体ドラム101の駆動時間毎にそれぞれの研磨ローラ1041の駆動時間で感光体ドラム101に対する研磨処理を行った後に、複写機1により実際に画像形成処理を実行し、印刷された用紙の画像を目視で観察したが、いずれについても画像流れのない良好な画像であることを確認することができた。
感光体ドラム101の駆動時間が500時間未満の場合、研磨ローラ1041の駆動時間を20秒にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。また、感光体ドラム101の駆動時間が500時間から1000時間の場合、研磨ローラ1041の駆動時間を30秒にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらに、感光体ドラム101の駆動時間が1000時間から1500時間の場合、研磨ローラ1041の駆動時間を40秒にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらにまた、感光体ドラム101の駆動時間が1500時間以上の場合、研磨ローラ1041の駆動時間を50秒にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。
第3の実施の形態の場合、研磨ローラ駆動時間記憶部112には、上記の表5に示すテーブルが記憶される。このように、感光体ドラム101の駆動時間が長くなるにつれて、研磨ローラ1041の駆動時間が長くなるように研磨ローラ1041を駆動する。これにより、画像流れのない良好な画像を得ることができる。
また、帯電部102の帯電ワイヤ1021への電圧の印加時間に応じて予め設定された条件、すなわち研磨ローラ1041の駆動時間が表6に示す値になる条件で研磨ローラ1041を駆動した。
Figure 2007199258
そして、帯電部102の電圧印加時間毎にそれぞれの研磨ローラ1041の駆動時間で感光体ドラム101に対する研磨処理を行った後に、複写機1により実際に画像形成処理を実行し、印刷された用紙の画像を目視で観察したが、いずれについても画像流れのない良好な画像であることを確認することができた。
帯電部102の電圧印加時間が400時間未満の場合、研磨ローラ1041の駆動時間を20秒にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。また、帯電部102の電圧印加時間が400時間から800時間の場合、研磨ローラ1041の駆動時間を30秒にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらに、帯電部102の電圧印加時間が800時間から1200時間の場合、研磨ローラ1041の駆動時間を40秒にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。さらにまた、帯電部102の電圧印加時間が1200時間以上の場合、研磨ローラ1041の駆動時間を50秒にすることで、画像流れのない良好な画像を得ることができた。
第3の実施の形態の変形例の場合、研磨ローラ駆動時間記憶部112には、上記の表6に示すテーブルが記憶される。このように、帯電部102の電圧印加時間が長くなるにつれて、研磨ローラ1041の駆動時間が長くなるように研磨ローラ1041を駆動する。これにより、画像流れのない良好な画像を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置の一例である複写機の内部構成の概要を説明するための正面断面視の説明図である。 ユニット構成されたドラムユニット部の一実施の形態の概要を説明するための正面断面視の説明図である。 第1の実施の形態における複写機の構成を示すブロック図である。 研磨モードにおける感光体ドラム周面の研磨処理の流れの一実施の形態を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における複写機の別の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における複写機の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における複写機の別の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における複写機の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における複写機の別の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 複写機
18 枚数センサ
19 電源装置
20 主制御部
21 研磨タイミング判別部
22 研磨条件制御部
30 画像記憶部
40 画像処理部
100 画像形成部
101 感光体ドラム
108 直流バイアス電圧記憶部
109 タイミング枚数記憶部
111 周速比記憶部
112 研磨ローラ駆動時間記憶部
200 原稿給送部
221 直流バイアス電圧設定部
222 感光体ドラム駆動時間記憶部
223 帯電電圧印加時間記憶部
224 回転速度設定部
225 研磨ローラ駆動時間設定部
300 原稿読取部
400 給紙部
500 操作表示部
600 感光体ドラム駆動時間計測部
601 帯電電圧印加時間計測部
700 感光体ドラム駆動部
701 研磨ローラ駆動部
1031 現像ローラ
1041 研磨ローラ
1091 研磨時間記憶部

Claims (4)

  1. 画像形成モードにおいて軸心回りに回転する感光体の周面に対する所定の露光装置からの所定の画像情報に基づく露光処理により形成された静電潜像に所定の現像装置から現像ローラを介してトナーを供給することによって形成されたトナー像を用紙に転写する一方、研磨モードにおいて軸心回りに回転する感光体の周面に供給されたトナーを研磨剤として用い所定の研磨ローラの軸心回りの回転で当該周面に研磨処理を施し得るように構成された画像形成装置であって、
    前記感光体の駆動時間及び前記感光体に帯電処理を施す帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方を計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測された前記感光体の駆動時間及び前記帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて前記研磨モード時における研磨条件を制御する研磨条件制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯電装置により帯電処理が施され、かつ前記露光処理が施されない状態での感光体の周面の表面電位をV0とし、前記現像装置内の現像ローラに印加される直流バイアス電圧をVdcとした場合、前記研磨条件制御手段は、前記感光体の駆動時間及び前記帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて前記研磨モード時におけるV0−Vdcの値を変化させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記研磨条件制御手段は、前記感光体の駆動時間及び前記帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて前記研磨モード時における前記研磨ローラと前記感光体との周速比を変化させることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記研磨条件制御手段は、前記感光体の駆動時間及び前記帯電装置の電圧印加時間の少なくとも一方に応じて前記研磨モード時における前記研磨ローラの駆動時間を変化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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