JP3943940B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式の画像形成装置に関し、詳しくは像担持体と対向して配置される転写部材に印加される電圧を制御する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に、一般的な画像形成装置の概略構成を模式的に示す。同図に示す画像形成装置は電子写真プロセスを利用した転写方式のプリンタである。
【0003】
像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(感光ドラム)1は、矢印R9方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動され、この感光ドラム1に対して、帯電、画像露光、現像、転写、クリーニングの作像プロセスが適用される。
【0004】
すなわち、感光ドラム1は、回転駆動されて、その表面が帯電ローラ(一次帯電器)2によって所定の極性・電位に一様に帯電処理される。本例では、マイナス帯電される感光ドラムを使用した場合について説明する。
【0005】
次いで、その帯電処理面に画像情報書き込み手段としての画像露光手段(画像変調されたレーザビームの走査露光装置など)3による画像露光がなされることで、露光明部の帯電電位が減衰して感光ドラム1表面に露光画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0006】
この静電潜像は、現像部位N6において現像器4の現像スリーブ4aにより可転写のトナー像(顕画化像)として順次に現像(可視画像化)される。
【0007】
こうして現像されたトナー像は転写部位(転写ニップ部)N5において転写手段により記録材Pに転写される。本例における転写手段はローラ形状の転写ローラ(接触転写帯電器)9を用いた接触転写方式の転写手段である。
【0008】
転写ローラ9は、例えば、芯金とこの芯金の周囲に形成した中抵抗の弾性層によって構成されており、感光ドラム1に弾性層の弾性に抗して所定の押圧力をもって圧接されて転写部位N5を形成している。転写ローラ9は、感光ドラム1の矢印R9方向の回転に対して順方向に、感光ドラム1の周速度とほぼ同じ周速度で矢印R10方向に回転する。
【0009】
記録材Pは給紙カセット(給送手段部)13から給紙され、転写部位N5の手前側に配設したレジストローラ(不図示)によりタイミング合わせされて転写部位N5に給送される。すなわち、レジストローラは、感光ドラム1の表面に形成されたトナー像領域の先端部が転写部位N5に到達したときに、記録材Pの先端部も丁度、転写部位N5に到達するようなタイミングで、記録材Pを転写部位N5に給送する。
【0010】
転写部位N5に給送された記録材Pは、その表面が感光ドラム1に密着されて転写部位N5を挟持搬送されていく。また、転写部位N5に記録材Pの先端部が到達してから後端部が転写部位N5を抜け出るまでの間、転写ローラ9の芯金には転写バイアス印加電源(不図示)から所定のプラス極性の転写バイアスが印加される。
【0011】
そして、記録材Pが転写部位N5を挟持搬送されていく過程において、転写ローラ9によって形成される転写電界の作用及び転写部位N5における押圧力により、感光ドラム1側のトナー像が記録材P側に順次に転写されていく。
【0012】
記録材Pは、転写部位N5を出ると感光ドラム1の表面から分離されて定着器12に搬送され、転写を受けたトナー像が永久固着像として記録材P表面に定着処理され、画像形成物(コピー、プリント)として排出される。
【0013】
記録材P分離後の感光ドラム1は、表面に残った残留トナーや紙粉等の付着汚染物がクリーナ11のクリーニングブレード10によって除去され、次の画像形成に供される。
【0014】
画像形成方式として、例えば、帯電した感光体表面に画像情報のバックグラウンド部に対応して露光し(バックグラウンド露光方式)、バックグラウンド部以外の非露光部分を現像する正規現像方式と、逆に画像情報部に対応して露光し(イメージ露光方式)、露光部分を現像する反転現像方式があり、それぞれの特徴を生かして用いられている。
【0015】
ここで、記録材Pが転写部位N5を通過し、次の記録材Pが転写部位N5に到達するまでの間、感光ドラムの電位むらを防止するため、また次の記録材の時の転写電圧の立ち上がりを速くするため、転写ローラ9は転写バイアス印加電源から電圧が印加される。この電圧は転写時より小さい電圧(非通紙部バイアス)が印加される。これは、記録材Pのない状態で転写時と同等の転写バイアスを印加することによる、感光ドラム1への過剰な電流の流入を防止し、さらに、感光ドラム1がプラス帯電することを防止するためである。
【0016】
従来、この非通紙部バイアスは、感光ドラム1の放電開始電圧以下とするなど、感光ドラム1への影響を最小限に抑えるものに固定されている。この点については、例えば、転写ローラ9の外に記録材搬送ベルト、記録材搬送ドラム等を使用する画像形成装置においても同様である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の転写ローラ9、記録材搬送ベルト、記録材搬送ドラム等は使用環境により大きく抵抗が変化する。このため、非通紙部バイアスを一定にしたものでは、これらの部材の抵抗が下がった場合、感光ドラム1が受けるプラスの帯電量が過剰となり、帯電ローラ2によって一次帯電された後も、所定の帯電量を維持できず、帯電電位が小さくなってしまうことがある。
【0018】
この場合、反転現像では記録材Pの先端からドラム1周分、濃度が濃い画像となり、正規現像では、記録材Pの先端からドラム1周分、濃度が薄い画像となってしまう。
【0019】
さらに、DC帯電を用いた場合、DC帯電では帯電電位以上に帯電された電荷は除電できないため、環境変動や耐久変動によって記録材Pの抵抗が上がると、過帯電部の除電不良による反転現像では白点、正規現像では黒点が発生し、さらに、ハーフトーン画像等に帯電むらなどが発生してしまう。
【0020】
これに対し、従来は帯電前露光や帯電前予備帯電処理を行なうことで対処していた。
【0021】
しかし、これによると、帯電前露光や帯電前予備帯電処理を行うための装置(機器)が必要であり、その分、構成が複雑になるという問題があった。
【0022】
本発明の目的は、環境変動等があっても像担持体上の帯電電位を安定化させ、画像の濃度むらを防止する画像形成装置を提供することにある。
【0023】
本発明の他の目的は、像担持体と、像担持体上のトナー像を転写部で記録材上に転写する転写部材と、を有し、記録材が転写部に存在しない時に転写部材に電圧を印加し、その時転写部材に流れる電流に基づき、像担持体の非画像部が転写部にある時に転写部材に印加される電圧が制御される画像形成装置を提供することにある。
【0024】
本発明の更なる目的は、以下の説明で明らかになるであろう。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、移動可能な無端状の像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電部材と、前記像担持体上のトナー像を転写部で記録材上に転写する転写部材と、を有し、前記像担持体上のトナー像を記録材に転写する時に前記転写部材には転写バイアスを印加し、前記転写部材へ転写バイアスを印加するまでは、前記像担持体が1周する以上の時間に渡って非通紙部バイアスを印加し続ける画像形成装置において、
記録材が前記転写部に存在しない時でかつ前記転写部材に電圧を印加している時に前記転写部材に流れる電流に基づいて、前記転写バイアス及び前記非通紙部バイアスを設定することを特徴とする画像形成装置である。
【0026】
本発明の一実施態様によると、前記非通紙部バイアスの電圧値は、前記転写バイアスの電圧値よりも小さい。
【0027】
本発明の他の実施態様によると、連続して複数の記録材にトナー像を転写する場合において、記録材と記録材の間で前記転写部に記録材が存在しない時に前記非通紙部バイアスを前記転写部に印加する。
【0028】
本発明の他の実施態様によると、前記非通紙部バイアスは定電圧制御される。
【0029】
本発明の他の実施態様によると、前記転写バイアスは定電圧制御される。
【0034】
本発明の他の実施態様によると、前記帯電部材は直流電圧交流電圧が重畳された電圧が印加されるか、或いは、前記帯電部材は直流電圧が印加される。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
【0036】
図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す。同図に示す画像形成装置は、電子写真方式のレーザビームプリンタであり、同図はその概略構成を示す縦断面図である。なお、以下の説明においては、マイナスの帯電特性の感光ドラム101、及びマイナスの電荷を帯びるトナーを使用して、反転現像を行う場合を例に説明する。
【0037】
図1に示す画像形成装置は、像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)101を備えている。感光ドラム101は、画像形成装置本体(以下単に「装置本体」という)Mによって回転自在に支持されており、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動される。感光ドラム101の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、感光ドラム表面を一様に帯電する帯電ローラ(帯電手段、一次帯電器)102、帯電後の感光ドラム101表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する露光装置(露光手段)103、静電潜像を現像する現像器(現像手段)104、感光ドラム101上のトナー像を紙等の記録材Pに転写する転写ローラ(転写部材)109、感光ドラム101上の一次転写残トナーを除去するクリーニング装置(クリーニング手段)110などが配置されている。
【0038】
つづいて、上述の各部材等について補足説明をする。
【0039】
感光ドラム101は、アルミニウムの円筒状の芯金(基体)の表面に、例えば、マイナスの帯電特性を有するOPC(有機光半導体)感光層を設けて構成されている。
【0040】
一次帯電器は、感光ドラム101表面に接触配置された帯電ローラ102と、これに所望の暗部電位VDに相当するDC電圧に2×Vth(Vthは、感光ドラムの放電開始電圧)以上のピーク間電圧を重畳した振動電圧を帯電ローラに印加する帯電バイアス印加電源(不図示)とを有しており、感光ドラム101表面を所定の極性・電位に均一に帯電するものである。
【0041】
露光装置103は、例えば、画像情報に応じたレーザ光を発光するレーザ発振器、ポリゴンミラー等を有し、帯電後の感光ドラム表面を走査して光照射部分の電荷を除去することにより静電潜像を形成するようになっている。
【0042】
現像器104には、摩擦によってマイナスに電荷を帯びるネガトナーが収納されており、このネガトナーは、現像ローラ104a表面に担持されて感光ドラム101表面に対面する現像部位に搬送される。現像器104には、現像バイアス印加電源(不図示)によって現像バイアスが印加され、これにより、感光ドラム101表面の静電潜像の電荷が除去された部分に、トナーが付着される。これにより静電潜像はトナー像として現像されることになる。
【0043】
転写ローラ109は、感光ドラム101表面に当接されて感光ドラム101表面との間に転写部位(転写ニップ部)N1を構成する。転写ローラ109には、電圧印加手段としての高圧電源である転写バイアス印加電源114によって転写バイアスが印加され、これにより、感光ドラム101表面のトナー像が記録材P表面に転写されるようになっている。
【0044】
クリーニング装置110は、感光ドラム表面に当接されて感光ドラム表面に付着している転写残トナーを掻き落とすクリーニングブレード110a、及び掻き落とされたトナーを回収する廃トナー容器111を備えている。
【0045】
次に、上述構成の画像形成装置の動作について説明する。
【0046】
例えば、感光ドラム101表面は、帯電ローラ102によって直流電圧−700Vに2×Vthに相当するピーク間電圧1200Vの交流電圧を重畳した振動電圧が印加され、−700Vに均一に帯電される。次いで、露光装置103による画像情報に応じた露光が行われて静電潜像が形成される。露光後の感光ドラム101表面は、未露光部分の暗部電位VDが−700V、露光部分の明部電位VLが−100Vとなる。現像器104の現像スリーブ104aには、現像バイアス印加電源によって−400Vの現像バイアスが印加され、これによりマイナス帯電のネガトナーは、感光ドラム101表面の未露光部分(以下「VD部」という)には付着しないのに反し、露光部分(以下「VL部」という)には付着されてトナー像として顕像化(現像)される。
【0047】
感光ドラム101と転写ローラ109とは、同じ周速度でそれぞれ矢印R1方向、矢印R2方向に回転し、転写ローラ109には、転写バイアス印加電源114によって一次転写バイアスが印加される。これにより、感光ドラム101上のトナー像は転写部位N1において感光ドラム101と転写ローラ109との電位差によって感光ドラム101表面から、記録材Pに転写される。なお、記録材Pは、給紙カセット113から給紙ローラ113a等によって転写部位N1に供給されるようになっている。
【0048】
トナー像転写後の感光ドラム101は、記録材Pに転写されないで表面に残った転写残トナーがクリーニング装置110のクリーニングブレード110aによって除去され廃トナー容器111に回収され、次の画像形成に供される。
【0049】
一方、トナー像転写後の記録材Pは、搬送手段(不図示)によって定着装置112に搬送され、ここで加熱・加圧されて表面にトナー像が永久画像として定着された後、装置本体M外部に排出される。
【0050】
次に、本発明の特徴である、非通紙部バイアス制御について説明する。
【0051】
先ず、画像形成動作を開始する際、感光ドラム101と転写ローラ109を駆動手段によってそれぞれ矢印R1、矢印R2方向に回転する。
【0052】
このとき、転写ローラ109に対して転写バイアス印加電源114から1000VのDC電圧を印加する。そして、この電圧を印加した際の、転写ローラ109と感光ドラム101との間に流れる電流Iを電流検知手段115で検知する。つまり、この電流Iから、感光ドラム101と転写ローラ109との間に流れる1000V印加当たりの電流を検知する。
【0053】
図2は、検知電流に対する非通紙部転写バイアスを示す図であり、検知電流から、非通紙部(非画像形成部)に最適な電流を流すような非通紙部転写バイアスを表している。
【0054】
この検知電流Iと図2とから、実際に検知された電流Iに相当する非通紙部転写バイアスの制御電圧値Vを決定し、非通紙部に印加するように定電圧制御する。なお、図2に示す1000V印加当たりの検知電流と、非通紙部転写バイアスとの関係は、例えば実験等によって、予め変換テーブルや変換式の形にまとめるようにしてもよい。
【0055】
この非通紙部転写バイアスを印加するタイミングについて、図3と図4を使って説明する。
【0056】
図3及び図4はそれぞれ、1枚プリント(画像形成)と連続プリントする場合の転写ローラ109に印加される電圧を時系列で示したものである。
【0057】
図3に示すように、非通紙部転写バイアスを印加する時間T1は、記録材Pの先端から前に、少なくとも感光ドラム109の1回転分以上とすることが好ましい。ただし、図4のように連続通紙等で画像間(記録材と記録材の間)の非通紙部T2が感光ドラム1回転分に満たない場合は、通紙部における適正バイアスが優先的に印加されるので、上述の非通紙部転写バイアスの印加が感光ドラム1回転分に満たなくとも問題は無い。
【0058】
以上のようにすることで、環境変動によって転写ローラ109の抵抗が変化しても、非通紙部において感光ドラム101が受けるプラス帯電量を適正にすることができる。
【0059】
このことを図5を用いて説明する。図5は検知電流に対して、非通紙部で感光ドラムが受けるプラス帯電量を示す図である。従来、転写ローラの抵抗が下がり、検知電流が大きくなると、感光ドラムが受けるプラス帯電量が過剰となり、記録材Pの先端の高濃度(反転現像の場合)画像が発生していた。
【0060】
しかし、本実施形態の構成・制御を用いることにより、図5に示すように、制御電圧はプラス帯電量が適正範囲に制御されるので、上述のような問題は発生せず、良好な画像が得られた。
【0061】
以上説明したように、この制御によって、高温・高湿(H/H:温度32.5℃、湿度85%)環境下において、電流Iは大きくなり、転写ローラ109の抵抗が小さいことが分かるので、比較的低い非画像部電圧Vaが印加され、逆に低温・低湿(L/L:温度15℃、湿度10%)環境下において、電流Iは小さくなり、転写ローラ109の抵抗が大きいことが分かるので、比較的高い非画像部電圧Vcが印加される。そして、常温・常湿(N/N:温度23℃、湿度64%)環境下においては転写ローラ109に上述のVaとVcとのほぼ中間のVbの電圧が転写時に印加されることにより、全環境でほぼ所望の非通紙部転写バイアスが得られるようにしたものである。
【0062】
本実施形態においては、上述の感光ドラム101、帯電ローラ102、現像器104、クリーニング装置110とをカートリッジ容器100に一体的に組み込んで、装置本体Mに対して着脱自在なプロセスカートリッジPCを構成している。なお、プロセスカートリッジとしては、少なくとも感光ドラム101を有するものであればよい。
【0063】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
【0064】
図6に、本発明に係る画像形成装置の他の実施形態を示す。同図に示す画像形成装置は、電子写真方式のレーザビームプリンタであり、同図はその概略構成を示す縦断面図である。なお、以下の説明においては、マイナスの帯電特性の感光ドラム201、及びマイナスの電荷を帯びるトナーを使用して、反転現像を行う場合を例に説明する。
【0065】
図6に示す画像形成装置は、像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)201を備えている。感光ドラム201は、画像形成装置本体(以下単に「装置本体」という)Mによって回転自在に支持されており、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動される。感光ドラム201の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、感光ドラム表面を一様に帯電する帯電ローラ(帯電手段、一次帯電器)202、帯電後の感光ドラム201表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する露光装置(露光手段)203、静電潜像を現像する現像器(現像手段)204、感光ドラム201上のトナー像を紙等の記録材Pに転写する転写ローラ(転写部材)209、感光ドラム201上の転写残トナーを除去するクリーニング装置(クリーニング手段)210などが配置されている。
【0066】
つづいて、上述の各部材等について補足説明をする。
【0067】
感光ドラム201は、アルミニウムの円筒状の芯金(基体)の表面に、例えば、マイナスの帯電特性を有するOPC(有機光半導体)感光層を設けて構成されている。
【0068】
一次帯電器は、感光ドラム201表面に接触配置された帯電ローラ202と、これにマイナスのDC(直流)バイアスを印加する帯電バイアス印加電源(不図示)とを有しており、感光ドラム201表面を所定の極性・電位に均一に帯電するものである。
【0069】
露光装置203は、例えば、画像情報に応じたレーザ光を発光するレーザ発振器、ポリゴンミラー等を有し、帯電後の感光ドラム表面を走査して光照射部分の電荷を除去することにより静電潜像を形成するようになっている。
【0070】
現像器204には、摩擦によってマイナスに電荷を帯びるネガトナーが収納されており、このネガトナーは、現像ローラ204a表面に担持されて感光ドラム201表面に対面する現像部位に搬送される。現像器204には、現像バイアス印加電源(不図示)によって現像バイアスが印加され、これにより、感光ドラム201表面の静電潜像の電荷が除去された部分に、トナーが付着される。これにより静電潜像はトナー像として現像されることになる。
【0071】
転写ローラ209は、感光ドラム201表面に当接されて感光ドラム201表面との間に転写部位(転写ニップ部)N1を構成する。転写ローラ209には、電圧印加手段としての高圧電源である転写バイアス印加電源214によって転写バイアスが印加され、これにより、感光ドラム201表面のトナー像が記録材P表面に転写されるようになっている。
【0072】
クリーニング装置210は、感光ドラム表面に当接されて感光ドラム表面に付着している転写残トナーを掻き落とすクリーニングブレード210a、及び掻き落とされたトナーを回収する廃トナー容器211を備えている。
【0073】
定着装置212は、記録材P上に転写されたトナー像を加熱・加圧して記録材P表面に定着するものである。
【0074】
次に、上述構成の画像形成装置の動作について説明する。
【0075】
例えば、感光ドラム201表面は、帯電ローラ202によって直流電圧−1250を印加すると、−700Vに均一に帯電される。次いで、露光装置203による画像情報に応じた露光が行われて静電潜像が形成される。露光後の感光ドラム201表面は、未露光部分の暗部電位VDが−700V、露光部分の明部電位VLが−100Vとなる。現像器204の現像スリーブ204aには、現像バイアス印加電源によって−400Vの現像バイアスが印加され、これによりマイナス帯電のネガトナーは、感光ドラム201表面の未露光部分(以下「VD部」という)には付着しないのに反し、露光部分(以下「VL部」という)には付着されてトナー像として顕像化(現像)される。
【0076】
感光ドラム201と転写ローラ209とは、同じ周速度でそれぞれ矢印R1方向、矢印R2方向に回転し、転写ローラ209には、転写バイアス印加電源214によって一次転写バイアスが印加される。これにより、感光ドラム201上のトナー像は転写部位N1において感光ドラム201と転写ローラ209との電位差によって感光ドラム201表面から、紙等の記録材Pに転写される。なお、記録材Pは、給紙カセット213から給紙ローラ213a等によって転写部位N1に供給されるようになっている。
【0077】
トナー像転写後の感光ドラム201は、記録材Pに転写されないで表面に残った転写残トナーがクリーニング装置210のクリーニングブレード210aによって除去され廃トナー容器211に回収され、次の画像形成に供される。
【0078】
一方、トナー像転写後の記録材Pは、搬送手段(不図示)によって定着装置212に搬送され、ここで加熱・加圧されて表面にトナー像が永久画像として定着された後、装置本体M外部に排出される。
【0079】
次に、本発明の特徴である、非通紙部バイアス制御について説明する。
【0080】
先ず、画像形成動作を開始する際、感光ドラム201と転写ローラ209を駆動手段(不図示)によってそれぞれ矢印R1、矢印R2方向に回転する。
【0081】
このとき、転写ローラ209に対して転写バイアス印加電源214から1000VのDC電圧を印加する。そして、この電圧を印加した際の、転写ローラ209と感光ドラム201との間に流れる電流Iを電流検知手段215で検知する。つまりIから、感光ドラム201と転写ローラ209との間に流れる1000V印加当たりの電流を検知する。
【0082】
上述したように、図2は、検知電流に対する非通紙部転写バイアスを示す図であり、検知電流から非通紙部に最適な電流を流すような非通紙部転写バイアスを表している。
【0083】
この検知電流Iと図2とから、実際に検知された電流Iに相当する非通紙部転写バイアスの制御値Vを決定し、非通紙部に印加するように制御する。なお、図2に示す1000V印加当たりの検知電流と、非通紙部転写バイアスとの関係は、例えば実験等によって、予め変換テーブルや変換式の形にまとめるようにしてもよい。
【0084】
この非通紙部転写バイアスを印加するタイミングについて、上述した図3と図4を使って説明する。
【0085】
図3及び図4はそれぞれ、1枚プリント(画像形成)と連続プリントする場合の転写ローラ209に印加される電圧を時系列で示したものである。
【0086】
図3に示すように、非通紙部転写バイアスを印加する時間T1は、記録材Pの先端から前に、少なくとも感光ドラム201の1回転分以上とすることが好ましい。ただし、図4のように連続通紙等で画像間の非通紙部T2が感光ドラム1回転分に満たない場合は、通紙部における適正バイアスが優先的に印加されるので、上述の非通紙部転写バイアスの印加が感光ドラム1回転分に満たなくとも問題は無い。
【0087】
以上のようにすることで、環境変動によって転写ローラ209の抵抗が変化しても、非通紙部において感光ドラム201が受けるプラス帯電量を適正にすることができる。
【0088】
このことを図5を用いて説明する。図5は検知電流に対して、非通紙部で感光ドラム201が受けるプラス帯電量を示す図である。従来、転写ローラの抵抗が下がり、検知電流が大きくなると、感光ドラムが受けるプラス帯電量が過剰となり、記録材Pの先端の高濃度(反転現像の場合)画像が発生していた。
【0089】
反対に、転写ローラの抵抗が上り検知電流が小さくなると、感光ドラムが受けるプラス帯電量が不足し、DC帯電を採用している場合、ハーフトーン画像等に帯電むらが発生していた。
【0090】
しかし、本実施形態の構成・制御を用いることにより、上述した図5に示すように、制御電圧はプラス帯電量が適正範囲に制御されるので、上述のような問題は発生せず、良好な画像が得られた。
【0091】
さらには、L/L環境でのみ、転写ローラ209と感光ドラム201との間に流れる電流値を増やすなどの制御も可能になり、帯電むらの発生しやすいL/L環境で積極的にプラス帯電量を増やし、帯電むらの発生を防止することもできる。
【0092】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
【0093】
図7に、本発明に係る画像形成装置の他の実施形態を示す。同図に示す画像形成装置は、4色フルカラーの電子写真方式のレーザビームプリンタであり、記録材を担持搬送する記録材搬送ベルト(転写ベルト)314を使用している。同図はその概略構成を示す縦断面図である。なお、以下の説明においては、マイナスの帯電特性の感光ドラム301、及びマイナスの電荷を帯びるトナーを使用して、反転現像を行う場合を例に説明する。
【0094】
図7に示す画像形成装置は、装置本体Mに対して着脱可能な4個のプロセスカートリッジ、すなわち、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のプロセスカートリッジ300Y、300M、300C、300K)を備えている。
【0095】
各プロセスカートリッジ300Y、300M、300C、300Kは、それぞれ像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(感光ドラム)301を備えている。感光ドラム301は、装置本体Mによって回転自在に支持されており、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に回転駆動される。感光ドラム301の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、感光ドラム301表面を一様に帯電する帯電ローラ(帯電手段、一次帯電器)302、帯電後の感光ドラム301表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する露光装置(露光手段)303、静電潜像を現像する現像器(現像手段)304、感光ドラム301上のトナー像を紙等の記録材Pに転写する転写ローラ(転写手段)309、感光ドラム301上の転写残トナーを除去するクリーニング装置(クリーニング手段)310が配置されている。
【0096】
また、記録材搬送ベルト314の周囲には、ジャム等によって付着した記録材搬送ベルト314表面のトナーを除去すべく、記録材搬送ベルト314に対向するように位置された、記録材搬送ベルトクリーニング装置315が配置されており、さらに、記録材搬送ベルト314を介して、感光ドラム301と対向した位置に転写部材である転写ローラ309が配置されている。転写ローラ309は、記録材搬送ベルト314をその裏面側から感光ドラム301表面に押圧している。
【0097】
つづいて、上述の各部材等について補足説明をする。
【0098】
感光ドラム301は、アルミニウムの円筒状の芯金(基体)の表面に、例えば、マイナスの帯電極性を有するOPC(有機光半導体)感光層を設けて構成されている。
【0099】
一次帯電器は、感光ドラム301表面に接触配置された帯電ローラ302と、これにマイナスのDC(直流)バイアスを印加する帯電バイアス印加電源(不図示)とを有し、感光ドラム301表面を所定の極性・電位に均一に帯電するものである。
【0100】
露光装置303は、例えば、画像情報に応じたレーザ光を発光するレーザ発振器、ポリゴンミラー等を有し、帯電後の感光ドラム表面を走査して光照射部分の電荷を除去することにより静電潜像を形成するようになっている。
【0101】
現像器304には、摩擦によってマイナスに電荷を帯びるネガトナーが収納されており、このネガトナーは、現像ローラ304a表面に担持されて感光ドラム301表面に対面する現像部位に搬送される。現像器304には、現像バイアス印加電源(不図示)によって現像バイアスが印加され、これにより、感光ドラム301表面の静電潜像の電荷が除去された部分に、トナー付着される。これにより静電潜像はトナー像として現像されることになる。
【0102】
転写ローラ309は、感光ドラム301表面に記録材搬送ベルト314を押し付けて、記録材搬送ベルト314と感光ドラム301との間に転写部位(転写ニップ部)N1を構成する。記録材搬送ベルト314表面に担持された記録材Pが各転写部位N1を通過する際に、各転写ローラ309には転写バイアス印加電源316によって転写バイアスが印加され、これにより、記録材P表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が順次に転写されて重ね合わされるようになっている。
【0103】
クリーニング装置310は、感光ドラム301表面に当接されて感光ドラム表面に付着している転写残トナーを廃トナー容器311に掻き落とすクリーニングブレード310aを備えている。
【0104】
次に、上述構成の画像形成装置の動作について説明する。
【0105】
先ず、イエローの画像情報に応じた画像形成プロセスについて説明する。
【0106】
例えば、イエローの帯電ローラ302によって直流電圧−1250Vを印加すると、感光ドラム301表面は−700Vに均一に帯電され、次いで露光装置303によってイエローの画像情報に応じた露光が行われて静電潜像が形成される。露光後の感光ドラム301表面は、未露光部分の暗部電位VDが−700V、露光部分の明部電位VLが−100Vとなる。
【0107】
現像器304の現像スリーブ304aには−400Vの現像バイアスが印加され、これによりマイナス帯電のネガトナーは、感光ドラム301表面の未露光部分(VD部)には付着しないのに反し、露光部分(VL部)には付着されてイエローのトナー像として顕像化(現像)される。
【0108】
感光ドラム301と転写ローラ309とは、ほぼ同じ周速度でそれぞれ矢印R1方向、矢印R2方向に回転し、転写ローラ309には転写バイアス印加電源316によって転写バイアスが印加される。これにより、感光ドラム301上のイエローのトナー像は、転写部位N1において感光ドラム301と転写ローラ309との電位差によって感光ドラム301表面から、矢印R3方向に回転する記録材搬送ベルト314に静電吸着されている記録材Pに転写される。
【0109】
転写時に、記録材Pに転写されないで感光ドラム301表面に残った転写残トナーは、クリーニング装置310のクリーニングブレード310aによって除去され、廃トナー容器311に回収される。
【0110】
上述のイエローと同様の工程を他の3色であるマゼンタ、シアン、ブラックの各色についても行う。すなわち、マゼンタ、シアン、ブラックの各色について、帯電、露光、現像、転写、クリーニングの各画像形成プロセスを行うことで、記録材搬送ベルト314上の記録材Pに4色のトナー像が重ね合わされる。
【0111】
トナー像転写後の記録材Pは、記録材搬送ベルト314から分離されて搬送手段(不図示)により定着装置312に搬送され、ここで加熱・加圧されて4色のトナー像が表面に定着され、フルカラー画像となって装置本体Mの外部に排出される。
【0112】
次に、本発明の特徴である、非通紙部バイアス制御について説明する。
【0113】
先ず、画像形成動作を開始する際、イエローの感光ドラム301とイエローの転写ローラを309を駆動手段(不図示)によってそれぞれ矢印R1方向、矢印R2方向に回転させる。同様に、他の3色の感光ドラム301、転写ローラ309も回転させる。
【0114】
このとき、転写ローラ309に対して、転写バイアス印加電源316から1000VのDC電圧を印加する。そして、この電圧を印加した際の、転写ローラ309と感光ドラム301との間に流れる電流Iを検知手段317により検知する。つまり、この電流Iから、感光ドラム301と転写ローラ309との間に流れる1000V印加当たりの電流を検知する。検知手段317は各色に対応してそれぞれ設けられており、各色毎に検知電流が検知される。
【0115】
上述したように、図2は、検知電流に対する非通紙部転写バイアスを示す図であり、検知電流から非通紙部に最適な電流を流すような非通紙部転写バイアスを表している。
【0116】
この検知電流Iと図2とから、実際に検知された電流Iに相当する非通紙部転写バイアスの制御値Vを決定し、非通紙部に印加するように制御する。なお、図2に示す1000V印加当たりの検知電流と、非通紙部転写バイアスとの関係は、例えば実験等によって、予め変換テーブルや変換式の形にまとめるようにしてもよい。
【0117】
この非通紙部転写バイアスを印加するタイミングについて、上述した図3と図4を使って説明する。
【0118】
図3及び図4はそれぞれ、1枚プリントと連続プリントする場合の転写ローラに印加される電圧を時系列で示したものである。
【0119】
図3に示すように、非通紙部転写バイアスを印加する時間T1は、記録材Pの先端から前に、少なくとも感光ドラム309の1回転分以上とすることが好ましい。ただし、図4のように連続通紙等で画像間の非通紙部T2が感光ドラム1回転分に満たない場合は、通紙部における適正バイアスが優先的に印加されるので、上述の非通紙部転写バイアスの印加が感光ドラム1回転分に満たなくとも問題は無い。
【0120】
以上のようにすることで、環境変動によって転写ローラ309の抵抗が変化しても、非通紙部において感光ドラム301が受けるプラス帯電量を適正にすることができる。
【0121】
このことを上述した図5を用いて説明する。図5は検知電流に対して、非通紙部で感光ドラム301が受けるプラス帯電量を示す図である。従来、転写ローラと記録材搬送ベルトの抵抗が下がり検知電流が大きくなると、感光ドラムが受けるプラス帯電量が過剰となり、記録材の先端の高濃度(反転現像の場合)画像が発生していた。
【0122】
反対に、転写ローラと記録材搬送ベルトの抵抗が上り検知電流が小さくなると、感光ドラムが受けるプラス帯電量が不足し、DC帯電を採用している場合、ハーフトーン画像等に帯電むらが発生していた。
【0123】
しかし、本実施形態の構成・制御を用いることにより、図5に示すように、制御電圧はそれぞれの感光ドラム301に対してプラス帯電量が適正範囲に制御されるので、いずれの色のトナー像においても上述のような問題は発生せず、良好な画像が得られた。
【0124】
さらには、L/L環境でのみ転写ローラ309と感光ドラム301との間に流れる電流値を増やすなどの制御も、転写ローラ309と記録材搬送ベルト314との双方の抵抗変化を検知することで、より適正に行なうことが可能になり、帯電むらの発生しやすいL/L環境で積極的にプラス帯電量を増やし、帯電むらの発生を防止することもできる。
【0125】
本実施形態では、各色の帯電電位は同じ設定を用いているが、必要により各色の帯電電位を変える場合などは、各色の帯電電位に応じたそれぞれの制御を行なうことも可能である。
【0126】
以上説明したように、上述した実施形態によると、転写部材の環境変動を検知し、より適正な非通紙部転写バイアスを選択し、転写部位通過後の像担持体が受ける電荷を適正なものとし、像担持体の暗減衰増加による記録材先端の高濃度画像の発生を防止できる。
【0127】
また、DC帯電を採用した場合には、低温・低湿環境においてハーフトーン画像等に現れる帯電むらの発生を防止できる。
【0128】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
【0129】
図9は、本発明に従う画像形成装置の他の実施形態の概略構成を示す断面図である。
【0130】
本実施形態の画像形成装置は、電子写真方式のレーザービームプリンタであり、記録材担持体として搬送ベルトEを使用している。なお、以下の説明では、像担持体としてマイナスの帯電特性の感光ドラム、及びマイナスの電荷を帯びるトナーを使用して、反転現像で画像を現像して、画像形成を行う場合について説明する。
【0131】
画像形成装置は、装置本体に着脱可能な複数のカートリッジ400Y、400M、400C、400Kを備え、各カートリッジはそれぞれ、像担持体として感光ドラム(ドラム状電子写真感光体)401Y、401M、401C、401Kを有している。感光ドラム401(401Y〜401K)は、画像形成装置本体に回転自在に支持され、駆動手段(図示せず)によって矢印R1方向に回転駆動される。
【0132】
感光ドラム401の周囲には、その回転方向に沿ってほぼ順に、一次帯電器402(402Y〜402K)、露光装置403(403Y〜403K)、現像装置404(404Y〜404K)、転写ローラ409(409Y〜409K)、及びクリーニング装置410(410Y〜410K)が配置されている。搬送ベルトEの周囲には、記録材のジャム等によって搬送ベルトEの表面に付着したトナーを除去する、搬送ベルトに対向したクリーニング装置414等が配置されている。
【0133】
上述の各部材について簡単に説明すれば、感光ドラム401は、アルミニウムの円筒状の芯金の表面に、例えばマイナスの帯電極性を有するOPC(有機光半導体)感光層を設けて構成されている。一次帯電器402は、感光ドラム401表面に接触配置された帯電ローラとされ、図示しない高圧電源から帯電バイアスが印加されることにより、感光ドラム401の表面を均一に帯電するものである。露光装置403は、例えば、画像情報に応じたレーザー光を発光するレーザー発振器、ポリゴンミラー等を有し、帯電後の感光ドラム表面を走査して光照射部分の電荷を除去することにより、感光ドラム401の表面に画像情報に応じた静電潜像を形成する。
【0134】
現像器404は、摩擦によってマイナスに電荷を帯びるネガトナーを収納しており、感光ドラム401の表面の静電潜像の電荷が除去された部分(露光部)にトナーを付着して現像し、静電潜像をトナー像として可視化する。クリーニング装置410はブレード410aを有し、そのブレード410aを感光ドラム401の表面に当接して、感光ドラム表面に付着している転写残りトナーを掻き落とす。
【0135】
次に、上述の構成の画像形成装置の動作について説明する。
【0136】
感光ドラム401Yの表面は、高圧電源から帯電ローラ402Yに直流電圧−700Vに2×Vthに相当するピーク間電圧1200Vの交流電圧を重畳した振動電圧を印加することにより、帯電ローラ402Yによって−700Vに均一に帯電される。次いで、露光装置403Yによってイエローの画像情報に応じた露光が行われて、感光ドラム401Yの表面に静電潜像が形成される。露光後の感光ドラム401Yの表面は、未露光部分の電位(暗部電位)VDが−700V、露光部分の電位(明部電位)VLが−100Vとなる。
【0137】
現像器404Yの現像スリーブ404aには−400Vの現像バイアスが印加され、これによりマイナス帯電のネガトナーは、感光ドラム401Yの表面の未露光部分(VD部)に付着しないのに反し、露光部分(VL部)には付着して潜像を現像し(反転現像)、トナー像として可視化する。
【0138】
転写ローラ409Yは、矢印R1方向に回転する感光ドラム401Yと同じ周速度で矢印R2方向(順方向)に回転し、転写ローラ409Yに高圧電源415(415Y〜415K)によって転写バイアスが印加される。これにより、感光ドラム401Yと搬送ベルトEとが当接した転写ニップ部N1Yにおいて、感光ドラム401Y上のイエロートナー像が搬送ベルトEに担持して搬送された紙等の記録材に、感光ドラム401Yと転写ローラ409Yとの電位差によって転写される。
【0139】
記録材は、感光ドラム401Yへの画像形成に合わせて給紙装置413から搬送され、搬送ベルトEに供給して担持される。上記の転写で記録材に転写されずに、感光ドラム401Yの表面に残留した転写残りトナーは、クリーニング装置410Yのブレード410aによって除去され、装置410Yの廃トナー容器410bの部分に収納される。
【0140】
上記の要領で、感光ドラム401M、401C、401Kに対し、帯電、露光、現像のプロセスを経てマゼンタ、シアン、ブラックのトナー像が形成され、そのトナー像を各転写ニップ部N1M、N1C、N1Kで転写ローラ409M、409C、409Kで、搬送ベルトE上の記録材上に重ねて転写することにより、記録材に4色の重畳したトナー像が形成される。4色のトナー像を転写した記録材は、次いで図示しない搬送手段によって搬送ベルトEから定着装置412に搬送され、定着装置412で加熱及び加圧してトナー像が定着され、フルカラーの永久画像に形成された後、装置の機外に排出される。
【0141】
さて、本発明は、転写部材の転写ローラ409や搬送ベルトE等の抵抗値が環境により変動しても、記録材の紙間に印加される非通紙部転写バイアスを適切に選択することにより、転写ニップ部通過時に感光ドラムが受ける帯電を緩和して、感光ドラムの暗減衰による記録材先端に高濃度画像が形成されるのを防止できるようにした。
【0142】
以下、本発明の特徴である非通紙部バイアス制御について説明する。
【0143】
先ず、画像形成動作が開始されて、感光ドラム401Yと転写ローラ409Yが矢印R1、矢印R2方向に回転され、同様に、他の感光ドラム401M〜401K、転写ローラ409M〜409Kも回転される。
【0144】
この状態で、図示しない高圧電源より転写ローラ409Yに1000VのDC電圧を印加して、そのとき転写ローラ409Yと感光ドラム401Yの間に流れる電流Iを電流検知手段416により検知する。
【0145】
環境の温湿度が変化して、転写ローラ409や搬送ベルトE等の転写に関する部材の抵抗が変化すると、同一電圧を印加しても流れる電流は異なってきて、上記の検知電流Iは転写ローラ409や搬送ベルトE等の抵抗に対応する。そこで、環境変化による転写関係部材の抵抗変化に対応した検知電流Iと、非通紙部に最適な電流を流すような、すなわち感光ドラムが受けるプラスの帯電量が過剰とならず、かつ不足とないような非通紙部バイアスとの関係を調べると、図10のようなグラフが得られる。
【0146】
そこで、本実施形態では、画像形成時、この検知電流Iを検知し、検知された電流Iから図10のグラフ(画像形成装置に変換式若しくは変換テーブルとして与えておく)を参照して、非通紙部転写バイアス(制御バイアス電圧)Viを決定し、搬送ベルトEの非通紙部が各転写ローラ409(409Y〜409K)を通過するとき、各転写ローラ409にViを印加するように制御する。つまり本実施形態では、イエローの画像形成部で決定した非通紙部転写バイアスの制御電圧値をイエローのみならず、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成部でも共通に適用している。
【0147】
1枚プリント時の非通紙部転写バイアスの印加タイミングを図11に示す。図11に示すように、各転写ローラにおいて非通紙部転写バイアスを印加する時間T1は、記録材の先端から前に少なくとも感光ドラム1回転分に相当する区間以上とすることが好ましい。これは、非通紙部バイアスの印加により感光ドラム全面の電位むらやメモリを消し、画像不良の発生を抑えるためには、感光ドラム1回転分に相当する区間以上に対して行うことが好ましいからである。
【0148】
連続プリント時の非通紙部転写バイアスの印加タイミングを図12に示す。図12に示されるように、連続通紙等で記録材間(画像間)の非通紙部T2が感光ドラム1回転分に満たない場合があるが、通紙部における正規の転写バイアスを優先的に印加するため、かつ連続プリント時の1枚目で非通紙部バイアスを、記録材の先端前に感光ドラム1回転分以上の相当区間印加していることとから、非通紙部バイアスの印加が感光ドラム1回転分に満たなくとも問題はない。
【0149】
検知電流Iによる非通紙部バイアス制御の有無によって、感光ドラムの非通紙部で受けるプラス帯電量の変化の違いを上述した図5に基づき説明する。
【0150】
従来は、検知電流による非通紙部バイアスの制御がないので、図5に示すように、検知電流が大きくなるに従って、すなわち、転写ローラ等の抵抗が下がるに従って、非通紙部バイアスから感光ドラムが受けるプラス帯電量が大きく直線的に上昇して、容易にプラス帯電量が過剰になり、その結果、反転現像の場合、記録材先端が高濃度画像となる画像不良が発生した(正規現像の場合は、記録材後端が低濃度画像になる)。
【0151】
これに対し、本実施形態によれば、検知電流Iにより適切な非通紙部バイアスを選択する制御を行ったので、図5に示すように、検知電流の増大(転写ローラ等の抵抗低下)に対し、感光ドラムが非通紙部バイアスから受けるプラス帯電量の増加は緩やかであり、プラス帯電量が適正範囲に制御された。その結果、上記の記録材先端の高濃度画像ような問題は発生せず、良好な画像が得られた。
【0152】
以上のように、本実施形態では、高温・高湿(H/H、32.5℃/85%)環境下で、転写ローラ409等の抵抗が小さくなると、そのことが、検知電流Iが大きくなることにより分かるので、検知電流Iが大きくなったときは、非通紙部バイアス(非画像部電位)Viとして比較的低い電圧を転写ローラ409に印加し、逆に低温・低湿(L/L、15℃/10%)環境下で、転写ローラ等の抵抗が大きくなったことが、検知電流Iが小さくなることにより分かるので、検知電流Iが小さくなったときは、非通紙部バイアスViを比較的高く印加する。常温・常湿(N/N、23℃・64%)環境下では、検知電流Iは、上記の高温・高湿環境と低温・低湿環境のほぼ中間の検知電流値を示すので、その高温・高湿環境と低温・低湿環境のほぼ中間の電圧を非通紙部バイアスViとして印加する。
【0153】
従って、本実施形態によれば、全環境でほぼ最適な非通紙部転写バイアスを印加して、記録材の先端の高濃度画像もしくは後端の低濃度画像などの画像不良を防止でき、良好な画像を得ることができる。
【0154】
又、本実施形態では、イエローの画像形成部で決定した非通紙部転写バイアスの制御電圧値をイエローのみならず、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成部でも共通に適用しているので、電流検知手段は1つでよく、装置構成を簡略化することができる。
【0155】
以上の実施形態では、記録材担持体として搬送ベルトを使用したが、ドラム状の記録材担持体(いわゆる転写ドラム)を使用することができ、同様な効果を得ることができる。
【0156】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
【0157】
図9に示した実施形態では、高圧電源から各帯電ローラ402(402Y〜402K)に、直流電圧−700Vにピーク間電圧1200V(2×Vthに相当する)の交流電圧を重畳した振動電圧を印加して、各感光ドラム401(401Y〜401K)の表面を−700Vに帯電したが、本実施形態では、各帯電ローラ402に直流電圧−1250Vを印加して、感光ドラム401の表面を−700Vに帯電した。本実施形態のその他の構成は、前述の実施形態と同じであるので、以下必要に応じ図9を参照して説明する。
【0158】
図9の感光ドラム401の帯電された表面に、前述の実施形態と同様に、露光装置403(403Y〜403K)によって各色の画像情報に応じた露光を行い、感光ドラム401の表面に静電潜像を、未露光部分の電位(暗部電位)VD=−700V、露光部分の電位(明部電位)VL=−100Vで形成し、現像器404(404Y〜404K)の現像スリーブ404aに−400Vの現像バイアスを印加して潜像を反転現像し、得られた各色のトナー像を搬送ベルトEに担持して搬送された記録材に各転写ニップ部N1(N1Y〜N1K)で、転写バイアスを印加した転写ローラ409(409Y〜409K)により重ねて転写し、ついで記録材を定着装置112に送ってトナー像を定着し、フルカラーの永久画像に形成する。
【0159】
前述の実施形態で述べたように、環境の温湿度変化により、転写ローラや搬送ベルト等の転写に関する部材の抵抗値が小さくなると、非通紙部転写バイアスから感光ドラムが受けるプラス帯電量が過剰となり、記録材の先端に高濃度画像(反転現像の場合)が発生する。一方、転写ローラや搬送ベルト等の転写に関する部材の抵抗値が大きくなると、非通紙部転写バイアスから感光ドラムが受けるプラス帯電量が不足し、感光ドラムの一次帯電にDC帯電を採用したような場合には、一次帯電により感光ドラムの表面に局所的に所望の帯電量を得ることができず、ハーフトーン画像等に帯電むらによる濃度むら(横筋)が発生する。
【0160】
そこで、本実施形態でも、前述の実施形態と同様に、非通紙部転写バイアスの制御を行う。すなわち、画像形成時、先ず、転写ローラ409Yに1000VのDC電圧を印加して、転写ローラ409Yと感光ドラム401Yの間に流れる電流Iを検知し、図10のような検知電流Iと最適通紙部バイアスとの関係に基づき、非通紙部転写バイアスViを決定して、搬送ベルトEの非通紙部が各転写ローラ409を通過するとき、各転写ローラ409にViを印加するように制御する。
【0161】
これにより、先の図5に示すように、検知電流の変化(転写ローラ等の抵抗変化)に対し、感光ドラムが非通紙部バイアスから受けるプラス帯電量の変化が緩やかになって、プラス帯電量が適正範囲に制御されるので、記録材先端の高濃度画像の問題の不発生はもちろん、ハーフトーン画像等の帯電むらによる横筋の濃度むらも発生しなかった。
【0162】
以上では、非通紙部バイアスの制御を全環境としたが、本発明では、転写ローラに所定電圧を印加したときに、転写ローラと感光ドラムとの間に流れる電流を検知した検知電流により、転写ローラと搬送ベルトの両方の抵抗を検知していることになるので、低温・低湿(L/L)環境でのみ、非通紙部バイアスによる転写ローラと感光ドラムとの間に流れる電流量を増すなどの制御を行う場合にも、より適正に制御することが可能となる。従って、帯電むらの発生しやすいL/L環境でのハーフトーン画像等の帯電むらによる濃度むらの防止をより確実に行うことができる。
【0163】
以上の実施形態では、各色の感光ドラムの一次帯電電位を同じとしたが、必要により各色の帯電電位を変える場合には、その各色の異なる帯電電位に応じて非通紙部転写バイアスを制御することも可能である。
【0164】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術思想内であらゆる変形が可能である。
【0165】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、使用環境により転写部材の転写ローラや搬送ベルト等の転写に関する部材の抵抗が変化しても、非画像形成時、転写部材に所定の電圧を印加して、そのとき転写部材と像担持体との間に流れる電流を検知して、その検知電流に基づき非通紙部バイアスを決定して制御しているので、画像形成時に、非通紙部バイアスにより帯電される像担持体に過剰帯電や帯電不足を生じるのを防止でき、帯電前露光や帯電前予備帯電処理等を使用することなく、記録材先端の高濃度等の画像不良やハーフトーン画像との帯電むらによる濃度むらを防止することができる。
【0166】
なお、転写部材としてはローラに限らず、ブレード、ブラシ、ブラシロール、転写ドラムを使用することができ、これらを使用した場合でも転写ローラを使用した場合とほぼ同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である画像形成装置の断面図である。
【図2】検知電流と非通紙部転写バイアスの関係を示す図である。
【図3】1枚プリントにおいて、非通紙部転写バイアスを印加するタイミングを示す図である。
【図4】連続プリントにおいて、非通紙部転写バイアスを印加するタイミングを示す図である。
【図5】検知電流と感光ドラムのプラス帯電量との関係を示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態である画像形成装置の断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態である画像形成装置の断面図である。
【図8】従来の画像形成装置の断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態である画像形成装置の断面図である。
【図10】検知電流と非通紙部転写バイアスの関係を示す図である。
【図11】1枚プリントにおいて、非通紙部転写バイアスを印加するタイミングを示す図である。
【図12】連続プリントにおいて、非通紙部転写バイアスを印加するタイミングを示す図である。
【符号の説明】
101、201、301 感光ドラム(像担持体)
102、202、302 帯電ローラ(帯電手段)
103、203、303 露光装置(露光手段)
104、204、304 現像器(現像手段)
109、209、309 転写ローラ(転写部材)
300(Y、M、C、K) プロセスカートリッジ
314 記録材搬送ベルト
400(Y、M、C、K) プロセスカートリッジ
401(Y、M、C、K) 感光ドラム(像担持体)
402(Y、M、C、K) 帯電ローラ(帯電手段)
403(Y、M、C、K) 露光装置(露光手段)
404(Y、M、C、K) 現像装置(現像手段)
409(Y、M、C、K) 転写ローラ(転写部材)
E 搬送ベルト
N1、N1(Y、M、C、K)転写部位(転写ニップ部)
P 記録材

Claims (7)

  1. 移動可能な無端状の像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電部材と、前記像担持体上のトナー像を転写部で記録材上に転写する転写部材と、を有し、前記像担持体上のトナー像を記録材に転写する時に前記転写部材には転写バイアスを印加し、前記転写部材へ転写バイアスを印加するまでは、前記像担持体が1周する以上の時間に渡って非通紙部バイアスを印加し続ける画像形成装置において、
    記録材が前記転写部に存在しない時でかつ前記転写部材に電圧を印加している時に前記転写部材に流れる電流に基づいて、前記転写バイアス及び前記非通紙部バイアスを設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記非通紙部バイアスの電圧値は、前記転写バイアスの電圧値よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 連続して複数の記録材にトナー像を転写する場合において、記録材と記録材の間で前記転写部に記録材が存在しない時に前記非通紙部バイアスを前記転写部に印加することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記非通紙部バイアスは定電圧制御されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写バイアスは定電圧制御されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記帯電部材は直流電圧交流電圧が重畳された電圧が印加されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記帯電部材は直流電圧が印加されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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