JPH117207A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH117207A
JPH117207A JP9161443A JP16144397A JPH117207A JP H117207 A JPH117207 A JP H117207A JP 9161443 A JP9161443 A JP 9161443A JP 16144397 A JP16144397 A JP 16144397A JP H117207 A JPH117207 A JP H117207A
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image
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JP9161443A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Kikui
伸介 菊井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、転写ベルト上のトナーをクリーニ
ングブレードでクリーニングしきれなくなってしまうと
いう課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、像担持体1上のトナー付着
量を検知するトナー付着量検知手段6と、像担持体1上
の非画像形成領域にトナーを付着させることにより該ト
ナーを転写ベルト8に転写させてクリーニングブレード
15に入力せしめるトナー付着手段16と、像担持体1
上の非画像形成領域のトナーに対するトナー付着量検知
手段6の検知結果により前記非画像形成領域のトナーの
付着状態を変更するトナー付着状態変更手段7とを備え
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は転写ベルトを有する
複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、感光体上に形成したトナー像を転写紙に転写するた
めに、コロナ転写方式がよく用いられていたが、近年は
転写紙の分離搬送性の向上、あるいは、オゾン生成量の
低減等を目的として、中抵抗のゴム材料等の弾性体から
なる転写ベルトを有する接触転写装置が用いられてい
る。この接触転写装置は、電圧印加装置により転写バイ
アスを転写ベルトに印加し、転写ベルトにより転写紙を
搬送すると共に、感光体上に形成したトナー像を転写ベ
ルトにより転写紙に転写させる。また、画像形成装置に
おいて転写ベルトを有する接触転写装置を用いる場合に
は、転写ベルト上の残留トナーによる転写紙裏面の汚れ
を防止するために、転写ベルトの表面を清掃するための
クリーニングブレードがよく設けられる。
【0003】上記接触転写装置を備えた画像形成装置に
おいては、画像面積率の低い画像形成、あるいは、白紙
の画像形成を多数枚行うと、転写ベルト上に残留トナー
がほとんど無い状態となることがあり、転写ベルトが接
触しているクリーニングブレードのエッジ部においても
トナーがほとんど無くなってしまう。この状態では、転
写ベルトとクリーニングブレードとの摩擦係数が上が
り、クリーニングブレードのエッジが転写ベルト表面に
より引っ張られることになり、クリーニングブレードエ
ッジ部の振動、あるいは、めくれが発生し、転写ベルト
のクリーニング不良、あるいは、転写ベルトの損傷、あ
るいは、クリーニングブレードの破損を引き起こすこと
になる。
【0004】このような不具合の対策として、感光体上
の画像形成領域外の一部にトナー像を形成し、このトナ
ー像を転写ベルトに定期的に供給してクリーニングブレ
ードの潤滑性を保つことにより、転写ベルトやクリーニ
ングブレードを長期にわたり効率よく使用できるように
する技術が特開平3ー235977号公報に記載されて
いる。また、感光体のクリーニングブレードによるクリ
ーニングについても同様な技術が特開昭64ー5928
7号公報や特開平4ー198974号公報に記載されて
いる。
【0005】すなわち、特開昭64ー59287号公報
には、クリーニングブレードのめくれを防止するための
黒帯を網目状に形成することにより、黒帯を形成する現
像剤の付着量の減少を図り、品質の高い画像が得られる
ようにする技術が記載されている。特開平4ー1989
74号公報には、感光体の画像形成に常に使用されない
領域にトナー配置手段でトナーを配置することにより、
クリーニングブレードのめくれや振動等の不具合をより
効果的に抑制可能にする技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3ー235
977号公報記載の技術は、感光体上の画像形成領域外
の一部にトナー像を形成し、このトナー像を転写ベルト
に定期的に供給してクリーニングブレードの潤滑性を保
つようにしているが、転写ベルト上にトナーが付着する
のは、ジャム等により転写紙が無い状態で転写ベルトに
感光体から直接トナー像を入力しまい、あるいは、感光
体上の画像形成領域と転写紙のサイズ、位置がずれてし
まうことで、同様に転写ベルトに感光体からトナー像を
入力しまう場合ばかりではない。
【0007】画像形成装置に用いられる現像装置はトナ
ーを摩擦等で帯電させて各トナーに同極性の電荷を与え
ているが、その度合は均一にはならず、微弱に、あるい
は、逆極性に帯電したトナーが発生する。この微弱に、
あるいは、逆極性に帯電したトナーは、現像装置から感
光体を介して転写ベルトに入力されてしまう。この現象
は、トナーの帯電量をトナー量にて制御する2成分現像
方式で顕著であり、低温低湿環境下では、トナーの帯電
量が上昇し、結果としてトナー量が増加するために、特
に顕著になる。
【0008】この状態では、転写紙間、あるいは、転写
紙搬送方向と垂直な方向の非画像形成領域において、上
述した微弱に、あるいは、逆極性に帯電したトナーが転
写ベルトに連続して入力されるので、上記対策として、
さらにトナーを転写ベルトに入力すると、転写ベルトの
トナー入力過多となり、転写ベルト上のトナーをクリー
ニングブレードでクリーニングしきれなくなってしま
い、転写ベルト上のトナーにより転写紙の裏面を汚して
しまう恐れがある。
【0009】本発明は、転写ベルト用クリーニングブレ
ードのめくれを防止することができる画像形成装置、転
写ベルト用クリーニングブレードのめくれを防止するこ
とができると共に転写ベルト用クリーニングブレードの
クリーニング不良を防止することができる画像形成装
置、及び潜像を形成して画像形成を行う方式にも拘らず
転写ベルト用クリーニングブレードのめくれを防止する
ことができると共に転写ベルト用クリーニングブレード
のクリーニング不良を防止することができる画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、像担持体と、この像担持体
上に潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体上の
潜像を現像してトナー像とする現像装置と、転写材を搬
送して前記像担持体上のトナー像を前記転写材へ転写さ
せる転写ベルトと、この転写ベルトに転写バイアスを印
加する転写バイアス印加手段と、前記転写ベルトの表面
を清掃するクリーニングブレードとを有する画像形成装
置において、前記像担持体上のトナー付着量を検知する
トナー付着量検知手段と、前記像担持体上の非画像形成
領域にトナーを付着させることにより該トナーを前記転
写ベルトに転写させて前記クリーニングブレードに入力
せしめるトナー付着手段と、前記像担持体上の非画像形
成領域のトナーに対する前記トナー付着量検知手段の検
知結果により前記非画像形成領域のトナーの付着状態を
変更するトナー付着状態変更手段とを備えたものであ
り、転写ベルト用クリーニングブレードのめくれを防止
することができる。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記トナー付着状態変更手段は前
記像担持体上の非画像形成領域のトナーに対する前記ト
ナー付着量検知手段の検知結果により前記非画像形成領
域のトナー付着量を変更するものであり、転写ベルト用
クリーニングブレードのめくれを防止することができる
と共に転写ベルト用クリーニングブレードのクリーニン
グ不良を防止することができる。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記トナー付着状態変更手段は前
記前記像担持体上の非画像形成領域のトナーに対する前
記トナー付着量検知手段の検知結果により前記非画像形
成領域のトナー付着間隔を変更するものであり、潜像を
形成して画像形成を行う方式にも拘らず転写ベルト用ク
リーニングブレードのめくれを防止することができると
共に転写ベルト用クリーニングブレードのクリーニング
不良を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態の制
御系を示し、図2は第1実施形態の概略を示す。この第
1実施形態は請求項1、2に係る発明の一実施形態であ
り、デジタル画像形成装置の一実施形態である。像担持
体としての感光体は、例えば感光体ドラム1が用いら
れ、回転駆動部により回転駆動される。この感光体ドラ
ム1は、帯電器2により均一に帯電された後に図示しな
い露光手段にて画像露光光3により露光されて静電潜像
が形成される。
【0014】この露光手段は、例えば周知のレーザ光学
系からなる書き込み装置が用いられ、画像信号を光信号
3に変換して該光信号3により感光体ドラム1を露光す
ることで画像を感光体ドラム1に書き込んでネガーポジ
潜像を感光体ドラム1上に形成する。従って、帯電器2
及び露光手段は感光体ドラム1上に静電潜像を形成する
潜像形成手段を構成する。
【0015】この場合、露光手段は、外部又は画像読み
取り装置からの画像形成を行うための画像信号により感
光体ドラム1を露光して画像形成用の静電潜像を形成す
るだけでなく、画像間(各画像の間、つまり、転写紙上
に画像形成を行うための各静電潜像の間)にて基準濃度
パターン発生部からの所定の基準濃度を有する基準濃度
パターンの画像信号により感光体ドラム1を露光して基
準濃度パターンの静電潜像を形成する。
【0016】現像装置は、接触現像器4及びトナー補給
器5が用いられ、接触現像器4は現像バイアス電源から
現像バイアス電圧が印加されると共に現像器用駆動部2
6により駆動されて感光体ドラム1上の静電潜像をあら
かじめ決められた現像ポテンシャル(=感光体ドラム1
の表面電位(潜像電位)−現像バイアス電圧)で2成分
現像剤により現像してトナー像とする。光学センサから
なるトナー付着量検知手段6は感光体ドラム1上の基準
濃度パターン(基準濃度パターンの静電潜像を接触現像
器4で現像して得た基準濃度パターンのトナー像)のト
ナー付着量を検知する。
【0017】トナー補給器5は、制御部7により制御さ
れ、接触現像器4へトナーを補給することにより現像剤
にトナーを補給する。制御部7は、現像能力制御手段を
兼ね、感光体ドラム1上の基準濃度パターンに対する光
学センサ6の出力値を読み込んで該出力値に基づいて基
準濃度パターンのトナー付着量が一定になるようにトナ
ー補給器5を制御することにより、接触現像器4の現像
能力を制御する。
【0018】つまり、制御部7は、基準濃度パターンの
トナー付着量が設定値より多い場合には、トナー補給器
5を停止させトナーの帯電量をアップさせて接触現像器
4の現像能力を低下させる。また、制御部7は、基準濃
度パターンのトナー付着量が設定値より少ない場合に
は、トナー補給器5に接触現像器4へトナーを補給させ
トナーの帯電量をダウンさせて接触現像器4の現像能力
を向上させる。これにより、基準濃度パターンのトナー
付着量=接触現像器4の現像能力が一定に制御される。
このため、接触現像器4におけるトナー自体の帯電能力
が変化しても接触現像器4の現像能力が安定に維持さ
れ、安定した画像が得られる。
【0019】転写装置は中抵抗のゴム材料等の弾性体か
らなる転写ベルト8を有する接触転写装置が用いられ
る。この接触転写装置においては、転写ベルト8は、感
光体ドラム1に圧接され、導電性ローラ9、10に掛け
渡されて図示しない回転駆動部により駆動ローラ9が回
転駆動されて転写ベルト8が感光体ドラム1と同じ線速
で回転する。導電性ローラ9、10は、転写ベルト8を
アースに接地する第2電極部材を兼ね、電圧印加装置1
1を介してアースに接地される。
【0020】バイアスローラからなる第1電極部材12
は転写ベルト8の内面側に当接し、電圧印加装置11は
バイアスローラ12を介して転写ベルト8に所定の電圧
を印加して転写ベルト8に電荷を付与する。転写紙から
なる転写材13は給紙装置から給紙されて搬送系により
転写ベルト8へ搬送され、転写ベルト8は転写紙13を
搬送して転写ベルト8と感光体ドラム1とのニップ部で
感光体ドラム1上の画像形成用のトナー像(画像形成用
の静電潜像を現像したもの)を転写紙13に転写させる
ことにより転写紙13上に画像を形成する。
【0021】電圧印加装置11は、バイアスローラ12
に印加する電圧を、電圧印加装置11からバイアスロー
ラ12に流れる総電流より駆動ローラ9及び従動ローラ
10を介して帰還される電流を除いた差分電流値、すな
わち、バイアスローラ12より感光体ドラム1へ流れる
転写電流を一定にするように制御している。このように
することで、転写ベルト8の電気特性のバラツキにかか
わらず、転写電流=差分電流値が一定に制御され、安定
した転写特性が得られる。
【0022】転写紙13は図示しない定着装置によりト
ナー像が定着されて外部へ排出される。感光体ドラム1
は、画像形成用トナー像の転写後にクリーニング装置1
4により清掃されて基準濃度パターン及び残留トナーが
除去され、次の画像形成動作に備える。転写ベルト8の
表面は、残留トナーによる転写紙13の裏汚れを防止す
るため、クリーニング装置のクリーニングブレード15
により常時クリーニングされて残留トナーが除去され
る。
【0023】本実施形態では、第3図に示すタイミング
で予め決まった画像形成間隔毎に感光体ドラム1上の画
像間(画像形成用トナー像の間)の非画像形成領域に画
像形成領域の幅いっぱいに決められた幅のトナーライン
が感光体ドラム1上に形成されるようになっており、こ
のトナーラインが転写ベルト8上に転写されて入力され
る。このトナーラインは、トナーにより主走査方向(感
光体ドラム1及び転写ベルト8の幅方向)と平行に決め
られた幅で直線状に形成されるものである。
【0024】トナーライン信号発生部16は図3に示す
タイミングで感光体ドラム1の起動時にトナーライン信
号を発生し、露光手段はトナーライン信号発生部16か
らのトナーライン信号により感光体ドラム1上の帯電器
2により均一に帯電された画像間の非画像形成領域を露
光してトナーラインの静電潜像を形成する。この静電潜
像は接触現像器4により現像されてトナーラインとな
り、このトナーラインが転写ベルト8上に転写されて入
力される。
【0025】制御部7は、図3に示すタイミングで感光
体ドラム1の起動時に現像器用駆動部26を制御して接
触現像器4を駆動したり停止させたりする。光学センサ
6は、接触現像器4が停止している状態で感光体ドラム
1上の画像間の非画像形成領域のトナー付着量(トナー
ラインが形成されていない非画像形成領域のトナー付着
量)を検知し、かつ、接触現像器4が現像器用駆動部2
6により駆動されている状態で感光体ドラム1上の画像
間の非画像形成領域におけるトナーラインのトナー付着
量を検知する。
【0026】制御部7は、接触現像器4が停止している
状態での感光体ドラム1上の画像間の非画像形成領域の
トナー付着量に対する光学センサ6の出力値と、接触現
像器4が駆動されている状態での感光体ドラム1上の画
像間の非画像形成領域におけるトナーラインのトナー付
着量に対する光学センサ6の出力値とを比較してその比
(接触現像器4駆動時のトナーラインのトナー付着量に
対する光学センサ6の出力値/接触現像器4停止時の画
像間の非画像形成領域のトナー付着量に対する光学セン
サ6の出力値)を演算し、この比によりトナーライン信
号発生部16を制御してトナーラインの幅を可変制御す
る。
【0027】すなわち、制御部7は、上述の比により、
画像形成が所定の回数例えば29回行われる毎に、図4
に示すようにトナーライン信号発生部16を制御してト
ナーラインの幅を可変制御する。つまり、制御部7は、
上述の比が95%以上の場合にはトナーラインの幅を
2mmとし、上述の比が87.5%以上95%未満の
場合にはトナーラインの幅を1mmとし、上述の比が
87.5%未満の場合にはトナーラインの幅を0mmと
する(トナーラインを形成させない)。
【0028】上述の比が95%以上の場合にトナーライ
ンの幅を0mmとすると、クリーニングブレード15の
めくれが発生し、上述の比が87.5%未満の場合にト
ナーラインの幅を2mmとすると、転写ベルト8のクリ
ーニング不良による汚れが発生するが、本実施形態によ
り上述のようにトナーライン幅の制御を行うことで、こ
れらの不具合が解消されることが実験で確認された。
【0029】このように、本実施形態では、感光体ドラ
ム1上の画像間の非画像形成領域のトナー付着量に対す
る光学センサ6の検知結果により、トナーラインの幅を
ゼロを含めて調整することで、高温高湿環境等の、トナ
ーの帯電量、トナー濃度が低下し、微弱帯電あるいは逆
極性帯電のトナーがごく僅かになり、感光体ドラム1上
の非画像形成領域のトナー付着量がほぼ無くなる状態で
あっても、転写ベルト8、クリーニングブレード15の
エッジ部にトナーを供給することが可能となり、クリー
ニングブレード15のめくれ等の異常を防止することが
できる。
【0030】また、低温低湿環境等の、トナーの帯電
量、トナー濃度が上昇し、微弱帯電あるいは逆極性帯電
のトナーが増加して、感光体ドラム1上の非画像形成領
域のトナー付着量が多くなる状態においては、トナーラ
インの幅をゼロにしてトナーラインを形成しないことに
より、転写ベルト8、クリーニングブレード15のエッ
ジ部に過度のトナーを供給することを防止することが可
能となり、クリーニング不良を防止することができる。
【0031】また、クリーニングブレード15のめくれ
を防止するためのトナー消費を必要最小限に抑えること
が可能となる。また、感光体ドラム1上の画像間の非画
像形成領域のトナー付着量の検知に、接触現像器4の現
像能力を制御するための光学センサ6を用いることで、
新たな機能を追加することによるコストアップを抑える
ことができる。
【0032】この第1実施形態は、請求項1に係る発明
の一実施形態であって、像担持体としての感光体ドラム
1と、この像担持体1上に潜像を形成する帯電器2及び
露光手段からなる潜像形成手段と、前記像担持体1上の
潜像を現像してトナー像とする接触現像器4及びトナー
補給器5からなる現像装置と、転写材としての転写紙1
3を搬送して前記像担持体1上のトナー像を前記転写材
13へ転写させる転写ベルト8と、この転写ベルト8に
転写バイアスを印加するバイアスローラ12及び電圧印
加装置11からなる転写バイアス印加手段と、前記転写
ベルト8の表面を清掃するクリーニングブレード15と
を有する画像形成装置において、前記像担持体1上のト
ナー付着量を検知するトナー付着量検知手段としての光
学センサ6と、前記像担持体1上の非画像形成領域にト
ナーを付着させることにより該トナーを前記転写ベルト
8に転写させて前記クリーニングブレード15に入力せ
しめるトナーライン信号発生部16からなるトナー付着
手段と、前記像担持体1上の非画像形成領域のトナーに
対する前記トナー付着量検知手段6の検知結果により前
記非画像形成領域のトナーの付着状態を変更するトナー
付着状態変更手段としての制御部7とを備えたので、転
写ベルト用クリーニングブレード15のめくれを防止す
ることができる。
【0033】また、第1実施形態は、請求項2に係る発
明の一実施形態であって、請求項1記載の画像形成装置
において、前記トナー付着状態変更手段7は前記像担持
体1上の非画像形成領域のトナーに対する前記トナー付
着量検知手段6の検知結果により前記非画像形成領域の
トナー付着量を変更するので、転写ベルト用クリーニン
グブレード15のめくれを防止することができると共に
転写ベルト用クリーニングブレード15のクリーニング
不良を防止することができる。
【0034】図5は本発明の第2実施形態を示す。この
第2実施形態は、請求項3に係る発明の一実施形態であ
り、上記第1実施形態とは以下に述べる点が異なって他
の点が同じである。第2実施形態においては、露光手段
として公知のアナログ光学系が用いられ、ポジーポジ方
式の画像形成を行う。アナログ光学系では、原稿台17
上に載置された原稿が露光ランプ18により照明されて
その反射光が第1ミラー19、第2ミラー20、第3ミ
ラー21、レンズ22及び第4ミラー23を介して感光
体ドラム1上に結像されると共に、露光ランプ18、第
1ミラー19及び第2ミラー20の移動により原稿の走
査が行われて感光体ドラム1上に原稿画像の露光が行わ
れることにより感光体ドラム1上に画像形成用の静電潜
像が形成される。
【0035】また、原稿台17のスキャンエンド外に黒
ライン24が配置され、この黒ライン24が原稿走査終
了後に露光ランプ18により照明されてその反射光が第
1ミラー19、第2ミラー20、第3ミラー21、レン
ズ22及び第4ミラー23介して感光体ドラム1上に結
像されることにより、感光体ドラム1上の画像間(画像
形成用トナー像の間)の非画像形成領域に主走査方向
(感光体ドラム1及び転写ベルト8の幅方向)と平行に
画像形成領域の幅いっぱいに決められた幅のトナーライ
ンが感光体ドラム1上に形成される。
【0036】黒ライン24は、例えば幅が1mmで原稿
走査方向と直角な主走査方向へ配置された黒のラインか
らなる。制御部7は、接触現像器4が停止している状態
での感光体ドラム1上の画像間の非画像形成領域のトナ
ー付着量に対する光学センサ6の出力値と、接触現像器
4が現像器用駆動部26により駆動されている状態での
感光体ドラム1上の画像間の非画像形成領域におけるト
ナーラインのトナー付着量に対する光学センサ6の出力
値とを比較してその比(接触現像器4駆動時のトナーラ
インのトナー付着量に対する光学センサ6の出力値/接
触現像器4停止時の画像間の非画像形成領域のトナー付
着量に対する光学センサ6の出力値)を演算し、この比
によりトナーライン信号発生部16を制御してトナーラ
インの形成間隔を可変制御する。
【0037】すなわち、制御部7は、図6に示すように
トナーラインの形成間隔を上述の比により可変制御す
る。つまり、制御部7は、上述の比が95%以上の場
合にはトナーラインの形成間隔を14回の画像形成毎に
トナーライン形成を1回行う間隔とし、上述の比が8
7.5%以上95%未満の場合にはトナーラインの形成
間隔を29回の画像形成毎にトナーライン形成を1回行
う間隔とし、上述の比が87.5%未満の場合には、
トナーラインの形成間隔を無限回の画像形成毎にトナー
ライン形成を1回行う間隔とする(トナーラインを形成
させない)。イレーサ25は、制御部7により制御さ
れ、感光体ドラム1上のトナーラインの静電潜像を不要
な時に消去する。
【0038】本実施形態では、感光体ドラム1上の画像
間の非画像形成領域のトナー付着量に対する光学センサ
6の検知結果により、トナーラインの形成間隔を無限大
(トナーラインを形成せず)を含めて調整することで、
クリーニングブレード15のエッジ部へのトナー供給を
的確に制御することが可能となって、アナログ光学系を
持つ画像形成装置であっても、転写ベルト8のクリーニ
ング不良による汚れを防止しつつ、クリーニングブレー
ド15のめくれを防止することができる。
【0039】また、第1実施形態と同様に、クリーニン
グブレード15のめくれを防止するためのトナー消費を
必要最小限に抑えることが可能となり、、感光体ドラム
1上の画像間の非画像形成領域のトナー付着量の検知
に、接触現像器4の現像能力を制御するための光学セン
サ6を用いることで、新たな機能を追加することによる
コストアップを抑えることができる。
【0040】この第2実施形態は、請求項3に係る発明
の一実施形態であって、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記トナー付着状態変更手段としての制御部7
は前記前記像担持体としての感光体ドラム1上の非画像
形成領域のトナーに対する前記トナー付着量検知手段と
しての光学センサ6の検知結果により前記非画像形成領
域のトナー付着間隔を変更するので、潜像を形成して画
像形成を行う方式にも拘らず転写ベルト用クリーニング
ブレード15のめくれを防止することができると共に転
写ベルト用クリーニングブレード15のクリーニング不
良を防止することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、像担持体と、この像担持体上に潜像を形成する潜像
形成手段と、前記像担持体上の潜像を現像してトナー像
とする現像装置と、転写材を搬送して前記像担持体上の
トナー像を前記転写材へ転写させる転写ベルトと、この
転写ベルトに転写バイアスを印加する転写バイアス印加
手段と、前記転写ベルトの表面を清掃するクリーニング
ブレードとを有する画像形成装置において、前記像担持
体上のトナー付着量を検知するトナー付着量検知手段
と、前記像担持体上の非画像形成領域にトナーを付着さ
せることにより該トナーを前記転写ベルトに転写させて
前記クリーニングブレードに入力せしめるトナー付着手
段と、前記像担持体上の非画像形成領域のトナーに対す
る前記トナー付着量検知手段の検知結果により前記非画
像形成領域のトナーの付着状態を変更するトナー付着状
態変更手段とを備えたので、転写ベルト用クリーニング
ブレードのめくれを防止することができる。
【0042】請求項2に係る発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記トナー付着状態変更手
段は前記像担持体上の非画像形成領域のトナーに対する
前記トナー付着量検知手段の検知結果により前記非画像
形成領域のトナー付着量を変更するので、転写ベルト用
クリーニングブレードのめくれを防止することができる
と共に転写ベルト用クリーニングブレードのクリーニン
グ不良を防止することができる。
【0043】請求項3に係る発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記トナー付着状態変更手
段は前記前記像担持体上の非画像形成領域のトナーに対
する前記トナー付着量検知手段の検知結果により前記非
画像形成領域のトナー付着間隔を変更するので、潜像を
形成して画像形成を行う方式にも拘らず転写ベルト用ク
リーニングブレードのめくれを防止することができると
共に転写ベルト用クリーニングブレードのクリーニング
不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の制御系を示すブロック
図である。
【図2】同第1実施形態の概略を示す断面図である。
【図3】同第1実施形態の動作タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図4】同第1実施形態の光学センサ出力比とトナーラ
イン形成幅との関係を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態の概略を示す断面図であ
る。
【図6】同第2実施形態の光学センサ出力比とトナーラ
イン形成間隔との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電器 4 接触現像器 5 トナー補給器 6 光学センサ 7 制御部 8 転写ベルト 11 電圧印加装置 12 バイアスローラ 13 転写紙 15 クリーニングブレード 16 トナーライン信号発生部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、この像担持体上に潜像を形成
    する潜像形成手段と、前記像担持体上の潜像を現像して
    トナー像とする現像装置と、転写材を搬送して前記像担
    持体上のトナー像を前記転写材へ転写させる転写ベルト
    と、この転写ベルトに転写バイアスを印加する転写バイ
    アス印加手段と、前記転写ベルトの表面を清掃するクリ
    ーニングブレードとを有する画像形成装置において、前
    記像担持体上のトナー付着量を検知するトナー付着量検
    知手段と、前記像担持体上の非画像形成領域にトナーを
    付着させることにより該トナーを前記転写ベルトに転写
    させて前記クリーニングブレードに入力せしめるトナー
    付着手段と、前記像担持体上の非画像形成領域のトナー
    に対する前記トナー付着量検知手段の検知結果により前
    記非画像形成領域のトナーの付着状態を変更するトナー
    付着状態変更手段とを備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記トナー付着状態変更手段は前記像担持体上の非画像形
    成領域のトナーに対する前記トナー付着量検知手段の検
    知結果により前記非画像形成領域のトナー付着量を変更
    することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記トナー付着状態変更手段は前記前記像担持体上の非画
    像形成領域のトナーに対する前記トナー付着量検知手段
    の検知結果により前記非画像形成領域のトナー付着間隔
    を変更することを特徴とする画像形成装置。
JP9161443A 1997-06-18 1997-06-18 画像形成装置 Pending JPH117207A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6628392B2 (en) * 2000-08-22 2003-09-30 Canon Kabushiki Kaisha Light modulation apparatus and optical switch, movement detecting device and distance measuring device, alignment device and semiconductor aligner, and processes thereof
JP2010128401A (ja) * 2008-11-29 2010-06-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6628392B2 (en) * 2000-08-22 2003-09-30 Canon Kabushiki Kaisha Light modulation apparatus and optical switch, movement detecting device and distance measuring device, alignment device and semiconductor aligner, and processes thereof
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