JP2000172149A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2000172149A
JP2000172149A JP10363797A JP36379798A JP2000172149A JP 2000172149 A JP2000172149 A JP 2000172149A JP 10363797 A JP10363797 A JP 10363797A JP 36379798 A JP36379798 A JP 36379798A JP 2000172149 A JP2000172149 A JP 2000172149A
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process cartridge
container
electrophotographic
image forming
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Yoshiyuki Matori
至之 馬鳥
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーがプロセスカートリッジを振らなく
ても、未使用現像剤の滞留を解くこと、或いは使用済み
除去現像剤を電子写真感光体から遠ざける位置に移動さ
せることのできるプロセスカートリッジ、及び該プロセ
スカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置を提
供すること。 【解決手段】 プロセスカートリッジBは電子写真感光
体7に形成された静電潜像の現像に供される現像剤を収
納するための現像剤収納容器10A,11を有する。そ
して、プロセスカートリッジBが電子写真画像形成装置
本体14に装着されている状態で前記現像剤収納容器1
0A,11を画像形成時以外のタイミングで回動駆動手
段42によりG2方向へ回動させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジ及び電子写真画像形成装置に関する。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。そして、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例え
ばレーザープリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミ
リ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電
子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするも
のである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置
本体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体ド
ラム及び前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス
手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジ
を画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリ
ッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ
方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによ
らずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操
作性を向上させることができた。そこでこのプロセスカ
ートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられ
ている。
【0005】このようなプロセスカートリッジでは、現
像手段を構成する現像ローラ周辺にトナー(現像剤)残
量を検知するためのトナー残量検知手段を有する。そし
て、画像形成装置本体の制御部で上記トナー残量検知手
段からの検知出力に基づいてトナー残量を判断し、トナ
ーが残り少なくなった場合には表示部にトナー無し予告
を行っている。
【0006】しかしながら、上記トナー無し予告が行わ
れた場合において、プロセスカートリッジのトナー収納
枠体やトナー現像枠体の一部に未使用トナーが滞留して
いる事がある。そのため、トナー無し予告が行われた場
合にユーザーがプロセスカートリッジを画像形成装置本
体から取り出し、そのプロセスカートリッジを振る事で
未使用トナーの滞留を解いている。
【0007】また、現像ローラ上のトナーは電子写真感
光体ドラムに形成された静電潜像に応じて該電子写真感
光体ドラム上に転移されトナー像を形成して可視像化す
る。電子写真感光体ドラム上に残ったトナーはクリーニ
ングブレードによって掻き落とされると共に、スクイシ
ートによって掬い取られる。そして、電子写真感光体ド
ラム上より掬い取られた使用済みトナーはクリーニング
枠体の除去トナー収納部に収納されてクリーニングブレ
ードおよびスクイシート近傍に堆積する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
を更に発展させたものであり、その主要な目的は、ユー
ザーがプロセスカートリッジを振らなくても、未使用現
像剤の滞留を解くこと、或いは使用済み除去現像剤を電
子写真感光体から遠ざける位置に移動させることのでき
るプロセスカートリッジ、及び該プロセスカートリッジ
を着脱可能な電子写真画像形成装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の代表的な構成は、電子写真画像形成装置本体に着脱可
能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体
と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、前
記電子写真感光体に形成された静電潜像の現像に供され
る現像剤を収納するための現像剤収納容器と、前記電子
写真画像形成装置本体にプロセスカートリッジが装着さ
れている状態で前記現像剤収納容器を画像形成時以外の
タイミングで回動させるための回動駆動手段と、を有す
る、ことを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0010】プロセスカートリッジを着脱可能であり、
記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置
において、a)電子写真感光体と、前記電子写真感光体
に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体に形成
された静電潜像の現像に供される現像剤を収納するため
の現像剤収納容器と、前記電子写真画像形成装置本体に
プロセスカートリッジが装着されている状態で前記現像
剤収納容器を画像形成時以外のタイミングで回動させる
ための回動駆動手段と、を有するプロセスカートリッジ
を取り外し可能に装着するための装着手段と、b)前記
記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有する、こと
を特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0011】(作用)上記プロセスカートリッジにあっ
ては、電子写真画像形成装置本体にプロセスカートリッ
ジが装着されている状態で回動駆動手段が現像剤収納容
器を画像形成時以外のタイミングで回動させる。
【0012】この現像剤収納容器に収納される現像剤が
電子写真感光体の静電潜像の現像に供される前の未使用
現像剤である場合、現像剤収納容器が回動駆動手段によ
り画像形成時以外のタイミングで回動されることによっ
て、該現像剤収納容器内での未使用現像剤の滞留を解く
ことができる。
【0013】また、前記現像剤収納容器に収納される現
像剤が電子写真感光体の静電潜像の現像に供された後の
使用済み現像剤である場合、現像剤収納容器が回動駆動
手段により画像形成時以外のタイミングで回動されるこ
とによって、使用済み現像剤を電子写真感光体から遠ざ
かる位置に移動させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0015】本実施の形態では、電子写真画像形成装置
の実施の形態としてレーザービームプリンタについて説
明する。以下の説明で各部材についてプロセスカートリ
ッジを電子写真画像形成装置本体へ装着する方向に交差
する水平方向を長手方向という。
【0016】《第1の実施の形態例》プロセスカートリ
ッジ及びこれを装着可能な電子写真画像形成装置につい
て、図1乃至図27を参照して具体的に説明する。な
お、図1及び図2はプロセスカートリッジの外観説明図
である。図3はプロセスカートリッジを装着した電子写
真画像形成装置の構成模式説明図、図4はプロセスカー
トリッジの構成模式説明図、図5乃至図9はプロセスカ
ートリッジBの装着手段の構成説明図である。
【0017】まず、プロセスカートリッジ及び該プロセ
スカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置の全
体構成を説明する。
【0018】(電子写真画像形成装置の全体構成)この
電子写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)A
は、図3に示すように、光学系1から画像情報に基づい
た情報光をドラム形状の電子写真感光体である感光体ド
ラム7へ照射して該感光体ドラム7に潜像を形成し、こ
の潜像を現像剤(以下「トナー」という)で現像してト
ナー像を形成する。そして前記トナー像の形成と同期し
て、記録媒体(記録紙、OHPシート等)2を収容した
給紙カセット3aからピックアップローラ3b及びこれ
に圧接する圧接部材3cで一枚ずつ分離給送する。そし
て、その記録媒体2を搬送ローラ対3d、レジストロー
ラ対3e等からなる搬送手段3で搬送し、且つプロセス
カートリッジBとしてカートリッジ化された前記感光体
ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての転写ロ
ーラ4に電圧印加することによって記録媒体2に転写
し、その記録媒体2を搬送べルト3fによって定着手段
5へと搬送する。この定着手段5は、駆動ローラ5a
と、ヒータ5bを内蔵すると共に支持体5cによって回
転可能に支持された筒状シートで構成した定着回転体5
dとからなり、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加
して転写トナー像を定着する。そしてこの記録媒体2を
排出ローラ対3g,3hで搬送し、反転搬送経路を通し
て排出部(排紙トレイ)6へと排出する如く構成してい
る。なお、この画像形成装置Aは、手差しトレイ3i及
び手差しローラ3jによって手差し給送も可能となって
いる。
【0019】(プロセスカートリッジの構成)一方、前
記プロセスカートリッジBは、電子写真感光体と、少な
くとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここで
プロセス手段としては、例えば電子写真感光体を帯電さ
せる帯電手段、電子写真感光体に形成された潜像を現像
する現像手段、電子写真感光体表面に残留するトナーを
クリーニングするためのクリーニング手段等がある。
【0020】本実施の形態のプロセスカートリッジB
は、図4に示すように、感光層を有する電子写真感光体
である感光体ドラム7を回転し、帯電手段である帯電ロ
ーラ8へ電圧印加して前記感光体ドラム7の表面を一様
に帯電する。そして、この帯電した感光体ドラム7に対
して前記光学系1からの光像を露光開口部9を介して露
光して静電潜像を形成し、該潜像を現像手段10によっ
て現像するように構成している。
【0021】前記現像手段10は、トナー収納枠体10
a内のトナー(現像剤)をトナー送り手段である回転可
能なトナー送り部材10b2でトナー収納枠体10aの
開口部10gへ送り出し、そのトナーをトナー現像枠体
10fの開口部10hを通じてトナー現像枠体10f内
へ送り出す。そして、このトナーをトナー攪拌部材10
blで攪拌し、固定磁石10cを内蔵した現像回転体で
ある現像ローラ(現像剤担持体)10dを回転させると
共に、現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与
したトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、その
トナーを前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させる
ことによってトナー像を形成して可視像化するものであ
る。
【0022】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後
に、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム
7に残留したトナーを掻き落とすと共に、スクイシート
11bによってすくい取り、クリーニング枠体13内の
除去トナー収納部11cへ集めるクリーニング手段11
によって感光体ドラム7上の残留トナー(以下「転写残
トナー」という)を除去するように構成している。
【0023】本実施形態のプロセスカートリッジBは、
クリーニングユニット13Uと現像ユニット10Uとで
構成されている。クリーニングユニット13Uは、帯電
ローラ8と、クリーニング手段11と、感光体ドラム7
と、該感光体ドラム7上の転写残トナー(使用済み現像
剤)を収納するための現像剤収納容器としてのクリーニ
ング枠体13(現像剤容器)と、を一体化して構成され
ている。現像ユニット10Uは、現像手段10と、該現
像手段10に供給するトナー(未使用現像剤)を収納す
るための現像剤収納容器としてのトナー容器(現像剤容
器)10Aと、を一体化して構成されている。更に現像
ユニット10Uのトナー容器10Aは、現像手段10に
供給するトナーを収納するためのトナー収納枠体10a
と、該現像手段10を支持するためのトナー現像枠体1
0fと、凹状の把手部10i1を有する蓋部材10i
と、から成っている。そして、トナー現像枠体10fと
トナー現像枠体10fと蓋部材10iは超音波溶着等に
より一体化されている。そして、クリーニングユニット
13Uと現像ユニット10Uは不図示の結合部材により
一体的に結合されてプロセスカートリッジBを構成す
る。
【0024】このプロセスカートリッジBは電子写真画
像形成装置本体(以下「装置本体」という)14に設け
たカートリッジ装着手段に対して着脱可能に装着され
る。そして、このプロセスカートリッジBは操作者によ
って装置本体14に着脱可能である。
【0025】前記プロセスカートリッジBには画像情報
に応じたレーザ光を感光体ドラム7へ照射するための露
光開口部9と感光体ドラム7を記録媒体2に対向させる
ための転写開口部(開放部)12が設けてある。詳しく
は、露光開口部9はクリーニング枠体13に設けられて
おり、転写開口部12はトナー現像枠体10fとクリー
ニング枠体13との間に構成される。
【0026】また、プロセスカートリッジBには、装置
本体14から取り外されたときに感光体ドラム7を覆
い、これを長時間光に晒される或いは異物との接触等か
ら保護するためのドラムシャッタ部材28が取り付けら
れている。このドラムシャッタ部材28はシャッタアー
ム27とリンク部材29によってクリーニング枠体13
に支持され(図1及び図2参照)、プロセスカートリッ
ジBの着脱動作と連動して転写開口部12を開閉するよ
うになっている。 (プロセスカートリッジの着脱構成)次に、前記プロセ
スカートリッジBを装置本体14に対して装着するため
の構成について説明する。
【0027】プロセスカートリッジBの着脱は図3及び
図8に示すように、開閉部材15を開いて行う。軸15
aを中心にして開閉部材15を開くと図6及び図7に示
すように、カートリッジ装着スペースSの左右両側面に
前下がりであって、下方へ膨出する湾曲形状(本実施の
形態では略円弧形状)に形成したガイドレール(カート
リッジ装着手段)16が略対称に設けてあり、その上方
にはガイド部材17が取り付けてある。更に前記ガイド
レール16の入口側には、プロセスカートリッジBの有
するドラムシャッタ部材28のリンク部材29に設けた
突出部29b(図1、図2参照)が係合する引掛け部と
して第1傾斜面16aと、これに続いて前記第1傾斜面
16aよりも大きな傾斜の第2傾斜面16bが形成して
ある。
【0028】一方、ガイドレール16に対応してプロセ
スカートリッジBの長手方向両外側面にはガイドレール
16に沿ってガイドされるガイド部が形成してある。こ
のガイド部は、プロセスカートリッジBの長手方向両外
側面の略左右対称位置から突出するように形成されたも
のであり、図1及び図2に示すように、第1ガイド部と
なるボス18aと、第2ガイド部となるリブ18bとで
構成してある。前記ボス18aは感光体ドラム7の回転
軸7a(図4参照)の延長線上に位置し、リブ18bは
プロセスカートリッジBの挿入方向(矢印X方向)にお
いて前記ボス18aの下流側に位置している。そして、
リブ18bはガイドレール16の形状に合わせて下方
(プロセスカートリッジBの挿入方向と反対方向)へ膨
出した湾曲形状(本実施の形態では略円弧形状)に延設
されている。
【0029】上記構成において、プロセスカートリッジ
Bを装着する場合には、図8に示すように、ボス18a
及びリブ18bをガイドレール16に沿わせてプロセス
カートリッジBの先端(クリーニング枠体13側の先
端)を装置本体14の光学手段1の下に潜り込ませるよ
うに挿入する。ガイドレール16は略円弧状に形成して
あると共に、その上方にあるガイド部材17もこれに倣
った形状をしており、且つリブ18bも同様な略円弧状
であるために、挿入するに従ってプロセスカートリッジ
Bは略水平になる。更にプロセスカートリッジBを押し
込むと、図9に示すように、プロセスカートリッジBの
両端にあるボス18aがガイドレール16の終端に形成
した受け凹部16cに落ち込む。
【0030】図10はプロセスカートリッジBを装置本
体14に装着した状態を示す模式図である。この状態で
はプロセスカートリッジBは受け凹部16cを支点とし
て回動可能に支持されている。このときプロセスカート
リッジBの重心Gは図10の示す位置(プロセスカート
リッBの挿入方向(矢印X方向)においてリブ18bの
下流側の位置)にあるので、プロセスカートリッジBに
Gl方向の回転モーメントが発生し、装置本体14に設
けた突当部材19がクリーニング枠体13の先端の両端
部付近に設けた当接面20に当接する。これによりプロ
セスカートリッジBは上記Gl方向への回転が規制さ
れ、図10に示す状態に位置決めされる。
【0031】その後、開閉部材15を閉める動作に連動
して図7に示す駆動部材としての駆動ギア22がW方向
(感光体ドラム7の軸線方向)に移動する構成となって
いる。これにより、感光体ドラム7の側端に固着したカ
ップリング形状を先端に持つ被駆動部材としてのドラム
ギア21(図2参照)が装置本体14側の上記駆動ギア
22と噛合し、プロセスカートリッジBへ画像形成の為
の駆動力の伝達が可能となる。
【0032】(画像形成の為の駆動力伝達部の構成)こ
こで、前述の装置本体14とプロセスカートリッジBの
画像形成の為の駆動力伝達部の構成について詳細に述べ
る。
【0033】図14に示すように、感光体ドラム7の側
端に固着されるドラムギヤ21のカップリング凸部21
aは三角柱形状をしている。一方、装置本体14側の駆
動ギヤ22にはカップリング凹部22aがあり、このカ
ップリング凹部22aはドラムギヤ21のカップリング
凸部21aの凸形状に合わせて形成してある。
【0034】上記ドラムギヤ21および駆動ギヤ22は
プロセスカートリッジBが装置本体14に装着された状
態において、ドラムギヤ21および駆動ギヤ22それぞ
れの軸線がほぼ一直線上に重なり、カップリング凸部2
1aとカップリング凹部22aは互いに向き合ってい
る。
【0035】その後、開閉部材15を閉める動作に連動
して図7に示す駆動ギア22が前述したW方向に移動す
る構成となっている。
【0036】これにより、感光体ドラム7の側端に固着
したドラムギア21のカップリング凸部21aが装置本
体14側のカップリング凸部22aと噛合し、プロセス
カートリッジBへ画像形成の為の駆動力の伝達が可能と
なる。
【0037】なお、本実施形態例では、駆動側に凹形状
のカップリング凹部22aを用い、非駆動側に凸形状の
カップリング凸部21aを用いているが、この組み合わ
せに限定されるものではなく、逆の組み合わせでも何等
間題はない。
【0038】図16はカップリング凹部22aとカップ
リング凸部21aが噛み合った状態を示す図である。ま
た図17は図16におけるZZ断面を示す図である。図
17においてハッチング部はドラムギア21のカップリ
ング凸部21aであり、クロスハッチング部は駆動ギヤ
22のカップリング凹部22aである。
【0039】本実施の形態例では図17に示すように、
カップリング凸部21aとカップリング凹部22aの噛
み合いには回動ガタを持たせるようにカップリング凹部
22aがカップリング凸部21aよりも僅かに大きく形
成されている。
【0040】(未使用トナーの滞留及び使用済みトナー
の堆積についての説明)プロセスカートリッジBの使用
開始直後は図11に示す如くトナー収納枠体10a内に
未使用トナー(感光体ドラム7の静電潜像に供される前
の未使用現像剤)101が充満されている。
【0041】未使用トナー101は画像形成を行なう毎
に消費され、一方では感光体ドラム7上の転写残トナー
(感光体ドラム7の静電潜像の現像に供された後の使用
済み現像剤)102がクリーニング手段11によってク
リーニング枠体13の使用済み除去トナー収納部11c
へ集められる(図12参照)。
【0042】ところで、電子写真画像形成装置Aでは、
上述した如く、トナー収納枠体10a及びトナー現像枠
体10fに満たされていた未使用トナー101が画像形
成を行なう毎に消費され、ついには現像ローラ10dの
表面上にトナーが欠乏する部分が発生する。現像ローラ
10dの表面上にトナーが欠乏する部分が発生した場
合、その部分は現像が正しく行われずに記録媒体2上で
白抜け画像(白抜け画像:黒く塗りつぶされるべき画像
部分にトナーが供給されずに、白いまま印刷されてしま
うこと)となってしまう。
【0043】そこで、プロセスカートリッジBには、図
4に示すように、現像ローラ10d周辺の未使用トナー
101の残量を検知する為のトナー残量検知アンテナ4
6を該現像ローラ10dの長手方向に沿ってトナー現像
枠体10fに配設している。そして、装置本体14の制
御部(図示せず)でトナー残量検知アンテナ46からの
検知出力を判断し、トナーが残り少なくなり画像に白抜
け等の影響が出てくる以前に、装置本体14の表示部
(図示せず)にトナー無しの予告表示を行うようになっ
ている。ここで、トナー残量検知アンテナ46と現像ロ
ーラ10dとの間の静電容量は両者間に存在するトナー
量によって変化する。そこで、この静電容量の変化を電
位差変化として、上記制御部によって検出することによ
り、未使用トナー101の残量を検出するものである。
【0044】また、前述したように、現像ローラ10d
上のトナーは静電潜像に応じて感光体ドラム7上に転移
されトナー像を形成し可視像化される。そして転写ロー
ラ4によって転写され、感光体ドラム7上に残った転写
残トナー102はクリーニングブレード11aによって
掻き落とされると共に、スクイシート11bによって掬
い取られ、掬い取られた転写残トナー102はクリーニ
ング枠体13の使用済除去トナー収納部11cに収納さ
れる。
【0045】転写残トナー102はクリーニングブレー
ド11aおよびスクイシート11b近傍に堆積し、感光
体ドラム7はこの部分において常に転写残トナー102
にさらされる。このため感光体ドラム7上に転写残トナ
ー102が再付着し、クリーニングブレード11aのク
リーニング効率が低下する恐れがある。
【0046】ここで、未使用トナー101の滞留につい
て、図13を用いて更に詳しく説明する。
【0047】図13において、斜線部Cはトナー収納枠
体10a内で底面を構成する斜面10a1とトナー送り
部材10b2の回転軌跡Dとで挟まれた部分である。こ
の斜線部Cは、斜面10a1上に加わる未使用トナー1
01のトナー重量の斜面10a1方向の分力Eと、トナ
ー送り部材10b2がその回転軌跡Dの外側に押し出す
未使用トナー101の圧力Fが集中する場所である。
【0048】このため、この斜線部Cで未使用トナー1
01が押し固められ、この押し固められた未使用トナー
101が斜面10a1上方の未使用トナー101を支
え、斜面10a1上の一部若しくは大部分に未使用トナ
ー101が残留(滞留)する場合がある。
【0049】特に、未使用トナー101に高温高湿環境
(湿度85%)で48時間以上吸湿させた場合には、斜
面10a1の傾斜角が通常環境で該斜面10a1上に未
使用トナー101が残留しない値に設定されていても、
斜面10a1上にトナーが残留する傾向がある。
【0050】また、トナー送り部材10b2の回転軌跡
Dと該回転軌跡Dに沿うトナー収納枠体10aの底面1
0a2とで囲まれた斜線部Hは未使用トナー101を攪
拌することが出来ない為に、未使用トナー101が残留
(滞留)してしまう。
【0051】同様に、トナー現像枠体10f内の未使用
トナー101においても、トナー攪拌部材10b1の影
響を受けずに、また固定磁石10cの磁力に補集されず
に未使用トナー101が残留(滞留)する領域(トナー
現像枠体開口部10hの下部領域)、斜線部Jがある。
【0052】しかしながら、本発明者が実験を行なった
ところ、感光体ドラム7の回転軸7aを中心にトナー収
納容器10aの後方を持ち上げる様にプロセスカートリ
ッジBを矢印G2の方向に15度ほど回転させると、図
16に示す斜線部C,H,Jに残留している未使用トナ
ー101がトナー現像枠体10f側の現像ローラ10d
近傍に移動することが確認できた。また、プロセスカー
トリッジBの回転の際に、トナー収納枠体10aに衝撃
を付与することで残留トナー移動の効果が上がる事も確
認されている。
【0053】そこで、プロセスカートリッジBを図13
に示す矢印G2方向に回動させるしくみについて、図1
4乃至図18を用いて説明する。
【0054】(プロセスカートリッジに掛かる回転モー
メントの説明)図18に画像形成時においてプロセスカ
ートリッジBに掛かる外力としての回転モーメントを表
わす。
【0055】プロセスカートリッジBには、基本的にプ
ロセスカートリッジBの自重、および画像形成の為に加
えられる駆動力が掛かっている。
【0056】プロセスカートリッジBは前述したよう
に、ガイドレール16の受け凹部16cによってボス1
8aが感光体ドラム7の中心線(軸線)を中心として回
動可能に支持されている。このため、プロセスカートリ
ッジBは自重による回転モーメントM1によって矢印G
l方向へ回動され、画像形成時に駆動ギヤ22から受け
る回転モーメントM2によって矢印Jl方向へ回動され
る。そして、プロセスカートリッジBは装置本体14に
設けた突当部材19がクリーニング枠体13の先端の両
端部付近に設けた当接面20に当接して、矢印Gl方向
あるいは矢印Jl方向への回動が規制され、所定の位置
に位置決めされる。
【0057】そこで、プロセスカートリッジBを図中矢
印G2の方向に回動させる為には、プロセスカートリッ
ジBの自重による回転モーメントMlと、駆動ギヤ22
をJ1方向へ回転させるためのモーメントM2との和よ
り大きな回転モーメントをプロセスカートリッジBに与
えれば良い。
【0058】なお、プロセスカートリッジB専用の駆動
モータ(不図示)を装置本体14が備えている場合、も
しくは駆動源であるモータから駆動ギヤ22の間にワン
ウェイクラッチ(不図示)を装置本体14が備えている
場合、駆動ギヤ22のJ2方向への回転(駆動ギヤ22
のJ1方向とは反対方向への回転)は軽負荷で済むの
で、プロセスカートリッジBの自重による回転モーメン
トMlが支配的となる。
【0059】また、プロセスカートリッジBをG2方向
へ回動せしめるのは画像形成時以外が望ましい。その理
由は、画像形成時にプロセスカートリッジBのトナー容
器10AをG2方向へ回動させるためには、プロセスカ
ートリッジB全体の駆動トルク(5〜8kgf・cm)
に抗じるための大規模な高コストの駆動源を装置本体1
4に持たせる必要があること、また画像形成時にプロセ
スカートリッジBに振動が伝わり電子写真画像形成プロ
セスに悪影響を及ぼしてしまう可能性があるためであ
る。
【0060】以下に、本実施の形態例による回動駆動手
段を備えたプロセスカートリッジBを説明する。
【0061】(回動駆動手段の説明)本実施の形態例で
は、プロセスカートリッジBをG2方向へ回動させる回
動駆動手段として、前述したドラムシャッタ部材28の
リンク機構の有するねじりコイルばね42(図1参照)
を利用している。
【0062】既に述べたようにドラムシャッタ部材28
は、プロセスカートリッジBの未使用時に転写開口部1
2(図4参照)を閉じて、感光体ドラム7を保護する。
そして、ドラムシャッタ部材28は、トナー現像枠体1
0fの長手方向外側面の一方側に設けた軸26を中心に
回動可能なシャッターアーム27の先端部に枢着されて
いると共に、トナー現像枠体10fの長手方向両外側面
に設けられた回動中心穴10f1に挿入した軸29aを
中心に回動可能なリンク部材29に枢着されている。
【0063】即ち、ドラムシャッタ部材28は図1に示
すプロセスカートリッジBの長手方向片側においてシャ
ッターアーム27及びリンク部材29により4節回転連
鎖機構の1つのリンクを構成している。そして、シャッ
ターアーム27とリンク部材29はドラムシャッタ部材
28を回動可能に支持するシャッタ支持部材をなしてい
る。また上記軸26にはプロセスカートリッジBの未使
用時に転写開口部12をドラムシャッタ部材28が閉じ
る方向にシャッターアーム27を付勢するためのねじり
コイルばね42が取り付けられている。ねじりコイルば
ね42は、図1に示すように、軸26に巻き掛けられて
一端がトナー現像枠体10fの係止突起41に、他端が
シャッターアーム27の係止突起27aにそれぞれ係止
されている。
【0064】(回動駆動手段としてのねじりコイルばね
の作用)前述したようにプロセスカートリッジBをガイ
ドレール16に沿わせて挿入すると、図19に示すよう
に、リンク部材29の突出部29bがガイドレール16
の第1傾斜面16a、第2傾斜面16bの順に当接す
る。これによってドラムシャッタ部材28がねじりコイ
ルばね42の付勢力に抗して図19に示す矢印N1方向
へ開き、それにともなってシャッターアーム27もNl
方向に回転する。また、プロセスカートリッジBを抜き
とると、ねじりコイルばね42の付勢力によってドラム
シャッタ部材28、リンク部材29およびシャッターア
ーム27もN2方向に自動的に閉じることとなる。
【0065】図19に示すように、プロセスカートリッ
ジBが装置本体14の所定の位置に装着された状態にお
いて、ドラムシャッタ部材28および、シャッターアー
ム27の開角度は最大限となり、ねじりコイルばね42
の付勢力は最大となっている。リンク部材29の突出部
29bはプロセスカートリッジBの挿入方向(矢印X方
向)においてリブ18aの下流側でガイドレール16に
当接しているため、ねじりコイルばね42の付勢力はG
2方向ヘプロセスカートリッジBを回動させるモーメン
トを発生する。
【0066】従って、ねじりコイルばね42の付勢力に
よりプロセスカートリッジBのトナー容器10AをG2
方向ヘ回動させるためには、ねじりコイルばね42の付
勢力による回転モーメントをM3として、プロセスカー
トリッジBが装着された状態で |M1|+|M2|<|M3|・・・ となるようにねじりコイルばね42を設計すれば良い。
【0067】また、プロセスカートリッジBの自重によ
る回転モーメントM1は未使用トナー101の残量に大
きく影響するので、プロセスカートリッジBの使用開始
直後から上記式が成り立つためには上記M3を大きく
し、またプロセスカートリッジBによる画像形成時の白
抜け発生直前で上記式を成り立たせるのであれば上記
M3を小さくすればよい。
【0068】ここで、プロセスカートリッジBによる画
像形成時の白抜け直前で上記式を満たすねじりコイル
ばね42の作用を説明する。
【0069】図20に画像形成時において白抜けに近く
なった時のプロセスカートリッジB内のトナーの状態を
示し、また図21に画像形成が終了した時のプロセスカ
ートリッジB内のトナーの状態を示す。
【0070】図20においてプロセスカートリッジBの
トナー収納枠体10aおよびトナー現像枠体10f内に
は未使用トナー101が残っている。プロセスカートリ
ッジBは、画像形成時に前述のように自重による回転モ
ーメントM1と駆動ギヤ22から受ける回転モーメント
M2によってGl方向へ回動付勢されるが、装置本体1
4の突当部材19がクリーニング枠体13の先端の両端
部付近に設けた当接面20に当接して、上記G1方向へ
の回動が規制され位置決めされている。
【0071】画像形成が終了し画像形成の為の駆動ギヤ
22から駆動力の伝達が無くなると、上述式の条件が
満たされ、その結果、プロセスカートリッジBは図21
に示す如く姿勢を変えてトナー容器10Aの蓋部材10
iに設けられている突出部10i2が光学系1の筐体1
aと当接するまでG2方向に回動する。
【0072】本実施の形態例では、プロセスカートリッ
ジBのG2方向への回動は、トナー容器10Aの上記突
出部10i2が光学系1の筐体1aに当接するまで回動
可能としているが、上記突出部10i2以外の部分を開
閉カバー15等に当接させてプロセスカートリッジBの
G2方向への回動を規制するようにしてもよい。また、
ねじりコイルばね42のねじり角減少によってねじりコ
イルばね42の回転モーメントM3が減少し|M1|+
|M2|=|M3|と釣り合うことで、プロセスカート
リッジBのG2方向への回動が止まるようにしても良
い。
【0073】このようにプロセスカートリッジBがG2
方向へ回動することによって、トナー容器10Aのトナ
ー収納枠体10aおよびトナー現像枠体10f内の未使
用トナー101は滞留が解かれ、図21に示すようにト
ナー現像枠体10f側に移動する。
【0074】また、トナー収納枠体10aの内壁面に密
着しプロセスカートリッジBの回動だけでは移動しない
未使用トナー101も光学系1の筐体1aと当接した衝
撃で該内壁面よりはがれ落ち、次回のプロセスカートリ
ッジBのG2方向への回動でトナー現像枠体10f側へ
の移動が可能となる。
【0075】これにより、図21に示す如く、トナー容
器10Aのトナー収納枠体10a及びトナー現像枠体1
0f内の未使用トナー101を現像ローラ10d内の固
定磁石(マグネットローラ)10cの磁力で補集させ、
現像ローラ10d上に未使用トナー101を供給するこ
とで、未使用トナー101の全量を消費することが出来
る。
【0076】(使用済み除去トナーについて)クリーニ
ング枠体13内の使用済み除去トナー収納部11cに収
納されていた転写残トナー102も該プロセスカートリ
ッジBのG2方向への回動によって感光体ドラム7から
遠ざかる位置に、即ち、使用済み除去トナー収納部11
cの奥方向(クリーニング枠体13の先端方向)Rに移
動させることができる。
【0077】これにより、転写残トナー102がクリー
ニングブレード11aおよびスクイシート11b近傍に
堆積し、感光体ドラム7が常に転写残トナー102にさ
らされることによる該転写残トナー102の感光体ドラ
ム7上への再付着を防止することできる。従って、クリ
ーニングブレード11aのクリーニング効率の低下を避
けることができる。
【0078】(プロセスカートリッジの回動による取り
出し性についての説明)また、プロセスカートリッジB
を予めG2方向へ回動させることによる副次的な効果と
して、プロセスカートリッジBの取り出し性の向上が挙
げられる。次に、これについて説明する。
【0079】図26はユーザー(使用者)がプロセスカ
ートリッジBを装置本体14から取り出すためにトナー
容器10Aの蓋部材10iに設けた把手部10i1を掴
んだ瞬間の状態を表す図である。
【0080】ユーザーはプロセスカートリッジBを取り
出す時には、装置本体14のガイドレール16の形状に
沿って図中Sl方向に取り出そうとするが、そのままで
はユーザーの手105が装置本体14の内壁106にあ
たってしまう。
【0081】よって、ユーザーは図27に示すように、
図26の状態からプロセスカートリッジBをG2方向に
回動させ、その後、プロセスカートリッジBをSl方向
へ取り出す。
【0082】本実施形態例で既に述べたように、ねじり
コイルばね42の復元力によってプロセスカートリッジ
Bを予めG2方向へ回動させておけば、ユーザーがプロ
セスカートリッジBをG2方向へ回動させる手間を省く
ことが出来て、プロセスカートリッジBの取り出し性が
向上する。
【0083】また、図26に示すように、ユーザーがプ
ロセスカートリッジBを掴む時に、ユーザーはトナー収
納枠体10aの下部104aと装置本体14の内壁10
6とのあいだに指を入れるが、画像形成装置Aの小型化
に伴いこの隙間が狭くなる傾向にある。このため、ユー
ザーがプロセスカートリッジBを掴む時に、間違ってド
ラムシャッタ部材28を掴む可能性がある。
【0084】そこで、本実施形態例のように予めプロセ
スカートリッジBをG2方向へ回動させることによっ
て、トナー収納枠体10aの下部104aと装置本体1
4の内壁106との間のクリアランスを広げることがで
き、これによってトナー収納枠体10a下部104aの
視認性を上げることができる。また、これと同時にリン
ク部材29の回転中心軸29aを上方へ移動させること
ができ、その結果、ドラムシャッタ部材28が下方に移
動するので、トナー収納枠体10aの下部104aとド
ラムシャッタ部材28との間の距離を広げることができ
る。このため、ユーザーが誤ってドラムシャッタ部材2
8を掴むことが無くなり、プロセスカートリッジBを容
易に掴むことが可能になる。
【0085】(回動駆動手段の他の構成例1)本実施形
態例では、プロセスカートリッジBを予めG2方向へ回
動させる為にシャッターアーム27を付勢するねじりコ
イルばね42の復元力を用いたが、図22に示す如く、
ねじりコイルばね42と同じ機能を有する回動駆動手段
としての弾性部材103をプロセスカートリッジBに配
置しても良い。
【0086】図22に示す弾性部材103は、筒状の基
部103a内に押圧子103b及び圧縮ばね103cを
装着し、該押圧子103bを圧縮ばね103cにより装
置本体14のガイドレール16に向けて付勢するように
構成されている。弾性部材としての筒状付勢部材103
は、プロセスカートリッジBの挿入方向(矢印X方向)
においてリブ18aの下流側で基部103a内の圧縮ば
ね103cがP方向(ガイドレール16と直交する方
向)に伸縮自在となるようにプロセスカートリッジBに
配設される。そして圧縮ばね103cは押圧子103b
をガイドレール16に当接させてプロセスカートリッジ
BをG2方向へ回動させるための回転モーメントを発生
する。
【0087】このようにプロセスカートリッジBに上記
筒状付勢部材103を設けても、該プロセスカートリッ
ジBをG2方向へ回動させることができる。従って、前
述したねじりコイルばね42の復元力を用いてプロセス
カートリッジBをG2方向へ回動させる場合に得られる
効果と同様な効果を得ることができる。
【0088】前述の如く構成した筒状付勢部材103
は、図24に示すように、装置本体14の突当部材19
に配置してもよい。即ち、筒状付勢部材103は、基部
103a内の圧縮ばね103cがP方向(プロセスカー
トリッジBのクリーニング枠体13の先端両端部付近に
設けた当接面20と直交する方向)に伸縮自在となるよ
うに装置本体14の突当部材19に配設される。そして
圧縮ばね103cは押圧子103bをプロセスカートリ
ッジBの上記当接面20に当接させてプロセスカートリ
ッジBをG2方向に回動させるための回転モーメントを
発生する。
【0089】このように、装置本体14に上記筒状付勢
部材103を設けても、該プロセスカートリッジBをG
2方向へ回動させることができる。従って、前述したね
じりコイルばね42の復元力を用いてプロセスカートリ
ッジBをG2方向へ回動させる場合に得られる効果と同
様な効果を得ることができる。
【0090】(回動駆動手段の他の構成例2)また、プ
ロセスカートリッジBをG2方向へ回動させる回動駆動
手段の他の構成例として、電気エネルギーを用いた例え
ばモーターを備える回動駆動機構を採用することができ
る。図23に回動駆動機構としてモーターを使用したカ
ム機構の例を示す。
【0091】図23において104はカム形状部材であ
り、このカム形状部材104はプロセスカートリッジB
内にある図示しないモーターと回転軸105で繋がれて
いる。上記モーターとカム形状部材104はプロセスカ
ートリッジBの挿入方向(矢印X方向)においてリブ1
8aの下流側に配設されている。そして、非画像形成時
に、モーターを駆動してカム形状部材104をQ方向
(反時計回り方向)に回転させる。これによりカム形状
部材104は小径のカム部104aがガイドレール16
に当接してプロセスカートリッジBをG2方向に回動さ
せるモーメントを発生する。即ち、カム形状部材104
は小径のカム部104aがガイドレール16に当接する
ことでプロセスカートリッジBをG2方向に回動させる
回動付勢部材として機能する。
【0092】このように、上記モーターとカム形状部材
104をプロセスカートリッジBに設けても、該プロセ
スカートリッジBをG2方向に回動させることができ
る。従って、前述したねじりコイルばね42の復元力を
用いてプロセスカートリッジBを予めG2方向へ回動さ
せる場合に得られる効果と同様な効果を得ることができ
る。
【0093】このモーターとカム形状部材104は、図
25に示すように、装置本体14の突当部材19に配置
してもよい。そして、非画像形成時にモーターを駆動
し、カム形状部材104をQ方向(時計回り方向)に回
転させる。これによりカム形状部材104は小径のカム
部104aがプロセスカートリッジBのクリーニング枠
体13の先端両端部付近に設けた当接面20に当接して
プロセスカートリッジBをG2方向に回動させるモーメ
ントを発生する。即ち、カム形状部材104は小径のカ
ム部104aがクリーニング枠体13の先端両端部の当
接面20に当接することでプロセスカートリッジBをG
2方向に回動させる回動付勢部材として機能する。
【0094】このように、上記モーターとカム形状部材
104を装置本体14に設けても、該プロセスカートリ
ッジBをG2方向に回動させることができる。従って、
前述したねじりコイルばね42の復元力を用いてプロセ
スカートリッジBを予めG2方向へ回動させる場合に得
られる効果と同様な効果を得ることができる。
【0095】本構成例では、プロセスカートリッジBを
G2方向に回動させる回動駆動機構としてカム機構の例
を示したが、その他の回動駆動機構としてラック&ピニ
オン等のギヤ列を用いることができる。
【0096】上述したように回動駆動手段として電気エ
ネルギーによるモーターを用いた回動駆動機構を採用し
た場合、プロセスカートリッジBをG2方向に回動させ
るタイミングを任意に設定出来るメリットがある。
【0097】例えば、画像形成終了時のタイミング、あ
るいはプロセスカートリッジBの取り出し時のタイミン
グでプロセスカートリッジBをG2方向へ回動させるよ
うに設定することができる。更には、トナー容器10A
内の未使用トナー101が残り少なった時のタイミン
グ、あるいはクリーニング枠体13内の使用済み除去ト
ナー収納部11cに収納されている転写残トナー102
が多くなった時のタイミングでプロセスカートリッジB
をG2方向へ回動させるように設定することもできる。
更に、上記各タイミングのうちの少なくとも1つのタイ
ミングでプロセスカートリッジBをG2方向へ回動させ
るように設定することもできる。
【0098】また、本実施形態例では、未使用トナー1
01を収納するためのトナー容器10Aと、転写残トナ
ー102を収納するためのクリーニング枠体13とが一
体化されているプロセスカートリッジBについて説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、未使用
トナーを収納するためのトナー容器と、転写残トナー1
02を収納するためのトナー容器がそれぞれ単体で成り
立っている構成のカートリッジにおいても好適に適用で
きる。
【0099】《第2の実施形態例》本実施の形態例で
は、画像形成用に装置本体14に設けられる駆動モータ
を用いてプロセスカートリッジBを図13に示すG2方
向へ回動させる方法を説明する。
【0100】具体的には、上記駆動モータを画像形成時
の回転方向とは逆方向へ回転させることでプロセスカー
トリッジBをG2方向へ回動させるように構成してい
る。
【0101】図28に本実施形態の構成を示す。
【0102】図28に示すように、プロセスカートリッ
ジBを駆動するために装置本体14に搭載されているモ
ータMOが正回転方向(時計回り方向)T1に回転する
事によって該装置本体14の有する駆動部材としての駆
動ギヤ22が回転し、さらにはプロセスカートリッジB
の被駆動部材としてのドラムギヤ21が回転する。
【0103】なお、本実施形態では、説明の為に駆動ギ
ヤ22とドラムギヤ21のそれぞれを「はす歯ギヤ」で
構成している。ただし本実施形態例では、駆動モータM
Oの次段に駆動ギヤ21が配置されているが、この間に
アイドラギヤ(図示せず)を何段か組込んでもよい。
【0104】図28に示す如く、プロセスカートリッジ
Bに対して駆動がかかっている時には、前述の実施形態
例1と同じようにプロセスカートリッジBは自重による
回転モーメントM1によってGl方向へ回動付勢され、
画像形成時には駆動ギヤ22から受ける回転モーメント
M2によつてJl方向へ回動付勢される(図18参
照)。しかしながら、プロセスカートリッジBは装置本
体14に設けられた突当部材19がクリーニング枠体1
3の先端の両端部付近に設けた当接面20に当接して、
Gl方向への回動が規制され位置決めされている。
【0105】次に、図29に示すように、駆動モータM
Oを画像形成時の回転方向とは逆方向(反時計回り方
向)T2方向に回転させる。この際に駆動ギヤ22、ド
ラムギヤ21にも逆回転方向T2に回転する力が働く。
【0106】プロセスカートリッジBを固定したまま、
ドラムギヤ21を逆回転させるには正回転させるのとほ
ぼ同等の回転トルクが必要であり、なおかつその逆回転
トルクM4は上記Mlに比べて大きいので、プロセスカ
ートリッジB全体が図29に示すようにG2方向に回動
する。
【0107】これにより、前述した実施形態例1のよう
にねじりコイルばね42の復元力を用いてプロセスカー
トリッジBをG2方向へ回動させる場合に得られる効果
と同様な効果を得ることができる。
【0108】また、本実施の形態例では、説明をしやす
くする為に駆動ギヤ22とドラムギヤ21をそれぞれ
「はす歯ギヤ」にて構成した例を示した。しかしなが
ら、本実施形態において、前述した実施形態例1の如
く、三角形状のカップリング凹部22aを持つ駆動ギヤ
22と、該カップリング凹部22aに噛み合うカップリ
ング凸部21aを持つドラムギヤ21とからなる駆動力
伝達機構においても(図30参照)、プロセスカートリ
ッジBをG2方向に回動させることが出来る。この場
合、図30に示すように、カップリング凹部22aとカ
ップリング凸部21aの回動ガタをα°とし、駆動モー
タMOをα°以上回転させれば逆方向にカップリング凹
部22aとカップリング凸部21aが噛み合うので、駆
動ギヤ22をT2方向にさらに逆回転させることで、プ
ロセスカートリッジBをG2方向に回動させることが出
来るのは言うまでもない。
【0109】本実施形態例では、未使用トナー101を
収納するためのトナー容器10Aと、転写残トナー10
2を収納するためのクリーニング枠体13とが一体化さ
れているプロセスカートリッジBについて説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、未使用トナー
を収納するためのトナー容器と、転写残トナー102を
収納するためのトナー容器がそれぞれ単体で成り立って
いる構成のカートリッジにおいても好適に適用できる。
【0110】また、前述した実施形態例1と同様に、プ
ロセスカートリッジBの取り出し性の向上および、誤操
作の防止も可能となる。
【0111】本実施形態例のように駆動側ギヤ(駆動ギ
ヤ22)と被駆動側ギヤ(ドラムギヤ21)との噛み合
いにより、駆動側ギヤをモータMOによって駆動させる
ことで、プロセスカートリッジBをG2方向に回動さ
せ、なおかつ該プロセスカートリッジBをプロセスカー
トリッジBの回動を規制する部材(例えば実施形態例1
における構成と同じような、光学系1の筐体1a、もし
くは開閉カバー15等)に当接させる場合、それ以上の
回動をプロセスカートリッジBに与えると、プロセスカ
ートリッジB内のギヤ列が逆回転し始める。
【0112】このプロセスカートリッジB内のギヤ列の
逆回転を防止する方法の一つとして、駆動ギヤ列にトル
クリミッター(不図示)を設け、プロセスカートリッジ
BをG2方向へ回動させる駆動力を規制する方法があ
る。
【0113】《第3の実施実施例》次に、図31を用い
て本実施形態例を説明する。
【0114】本実施の形態では、前述の実施形態例1に
おいて駆動ギヤ22をJ1方向へ回転させる為のモーメ
ントM2が大きく弾性部材(ねじりコイルばね42、筒
状付勢部材103等)では対応しきれない場合、もしく
は電気的エネルギーを用いたモーターによるカム形状部
材104を回動させた際に、プロセスカートリッジB内
のギヤ列が逆回転しないような構成としている。
【0115】図31は本実施形態例を説明する駆動部材
としての駆動ギヤ22と被駆動部材としてのドラムギヤ
21の断面図である。
【0116】前述した実施形態例1及び2からの変更点
は、駆動ギヤ22のカップリング凹部22aの空間が広
く取られていることである。これによって、駆動ギヤ2
2とドラムギヤ21の回動がたが大きく取れる。本実施
形態例ではこの回動がたαを30°と設定した。
【0117】本実施形態では、次に、前述の実施形態例
2と同じように、駆動モータMOを画像形成時の回転方
向(正回転方向)T1とは逆回転方向T2に回転させる
と、駆動ギヤ22bとドラムギヤ21の噛み合いが外れ
駆動ギヤ22が空転する。この状態において、プロセス
カートリッジBにかかるのは自重による回転モーメント
M1のみとなるので、該回転モーメントM1に勝るよう
なG2方向の逆回転モーメントをプロセスカートリッジ
Bに与えれば良い。逆回転モーメントを与える手段とし
て、本実施形態例では前述した実施形態例1で説明した
ねじりコイルバネ42とする。この時、ねじりコイルば
ね42による回転モーメントM3は |M1|<|M3|・・・ を満たせば良いので、前述した式に比べより少ない復
元力をプロセスカートリッジBに与えれば良い。すなわ
ち、上記式を満足するようにねじりコイルバネ42を
設計すれば良い。
【0118】このように駆動ギヤ22の逆回転によっ
て、駆動ギヤ22bとドラムギヤ21との噛み合いが解
かれ、なおかつ上記式を満たすねじりコイルばね42
によって、プロセスカートリッジBはG2方向に回動す
る。
【0119】これにより、前述した実施形態例1のよう
にねじりコイルばね42の復元力を用いてプロセスカー
トリッジBをG2方向へ回動させる場合に得られる効果
と同様な効果を得ることができる。
【0120】また、プロセスカートリッジBの回動を規
制する構成として、前述した実施形態例1と同じよう
に、プロセスカートリッジBが光学系1の筐体1aもし
くは開閉カバー15等に当接するように該プロセスカー
トリッジBをG2方向に回動させる構成を採用すること
ができる。
【0121】また、前述した実施形態例2で述べたよう
に、プロセスカートリッジB内のギヤ列の逆回転を防止
する為に、プロセスカートリッジBの回動角をβ、モー
タMOの逆回転による駆動ギヤ22の逆回転角をγ、カ
ップリング凹部22aとカップリング凸部21aの回動
がた角度をαとすると、この3つのパラメータが β≦γ≦β+α・・・ を満たすことで、プロセスカートリッジBが回動規制さ
れつつも、駆動ギヤ22とドラムギヤ21との噛み合い
を解くことができる。その結果、ドラムギヤ21に係る
回動負荷が0になるので、プロセスカートリッジB内の
ギヤ列が逆回転をすることはない。また上記式を見て
分かるように回動がた角度αが大きいほどギヤ列の逆回
転がおこる可能性が少なくなる。
【0122】次に、駆動ギヤ22とドラムギヤ21の噛
み合いを解く変形例を説明する。
【0123】図32はドラムギヤ21、図33は駆動ギ
ヤ22、図34はドラムギヤ21と駆動ギヤ22が噛み
合った状態を示す模式図である。
【0124】感光体ドラム7の側端に固着したドラムギ
ア21のカップリング凸部21aは図32に示すよう
に、ねじり多角柱(本実施形態例では3角柱)で出来て
おり、それと噛み合う装置本体14側の駆動ギヤ22の
カップリング部22aは上記ねじり多角柱のカップリン
グ凸部21aと噛み合う空間(カップリング凹部)22
a1を有している。
【0125】駆動ギヤ22は上記カップリング部22a
とギヤ部22cとからなり、カップリング部22aは駆
動ギヤ22の軸線O方向(図34参照)に移動可能であ
る。カップリング部22aはギヤ部22cとの間に配設
された付勢部材(本実施形態例では付勢ばね)22dに
よってドラムギヤ21側に付勢されており、上記軸線O
方向でのドラムギヤ21側への移動量も図示せざる規制
部材にて規制されている。
【0126】図34は本実施形態例の駆動ギヤ22とド
ラムギヤ21が噛み合った状態を示す模式断面図であ
る。
【0127】画像形成時には装置本体14側の不図示の
モータによって駆動ギヤ22がJ1方向(駆動ギヤ22
側から見て時計回り方向)に回転する。駆動ギヤ22の
回転に伴いカップリング凹部22a1とカップリング凸
部21aのねじれ斜面同士が当接することで、駆動ギヤ
22とドラムギヤ21は軸線O方向に互いに引き合なが
ら回転する。
【0128】図35に示す如く装置本体14側の上記モ
ータを逆回転させると、駆動ギヤ22が図中J2方向
(駆動ギヤ22側から見て反時計回り方向)に回転す
る。この駆動ギヤ22の回転に伴いカップリング凹部2
2a1とカップリング凸部21aは逆方向に噛み合うの
で互いに斥力を及ぼす。このとき、駆動ギヤ22の付勢
部材22dはカップリング部22aを介して受けるドラ
ムギヤ21からの斥力よりも復元力が弱くなるように設
計してあるので、カップリング部22aは軸線O方向に
おいてJ3方向(ギヤ部22側)に移動するが、ドラム
ギヤ21はJ2方向へ回転する。
【0129】さらに駆動ギヤ22がJ2方向へ回転する
と、カップリング凹部22a1とカップリング凸部21
aのねじれ斜面同士の噛み合い(当接)が解除され、図
36のようにカップリング凹部22a1とカップリング
凸部21aは互いに向かい合う端面同士(ハッチング
部)22a2,21a1で当接する。これにより駆動ギ
ヤ22とドラムギヤ21の噛み合いが解かれる。
【0130】このような構成の駆動力伝達機構は、摩耗
を考慮して低摩性の材質を使用して作製してある。この
ため、上記カップリング凹部22a1とカップリング凸
部21aの当接端面22a2,21a1同士に働く摩擦
力は軽微であるので、駆動ギヤ22をJ1方向へ回転さ
せる為のモーメントM2=0と捉えることが出来る。
【0131】本実施形態例では、駆動力伝達機構として
ねじり多角柱カップリング結合の構成例を例示したが、
このねじり多角柱カップリング結合に代えてはす歯ギヤ
同士の結合とし、モータMOの逆回転によって駆動側ギ
ヤもしくは被駆動側ギヤをスラスト方向へ移動させ噛み
合いを解く構成でも良い。
【0132】また、本実施形態例では、未使用トナー1
01を収納するためのトナー容器10Aと、転写残トナ
ー102を収納するためのクリーニング枠体13とが一
体化されているプロセスカートリッジBについて説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、未使用
トナーを収納するためのトナー容器と、転写残トナー1
02を収納するためのトナー容器がそれぞれ単体で成り
立っている構成のカートリッジにおいても好適に適用で
きる。
【0133】また、前述した実施形態例1と同様に、プ
ロセスカートリッジBの取り出し性の向上および、誤操
作の防止も可能となる。
【0134】また、本実施形態例においても、前述した
実施形態例1と同様に、プロセスカートリッジBをG2
方向に回動駆動させる回動駆動機構として、カム機構、
ラック&ピニオン機構を用いても良い。また、この回動
駆動機構はプロセスカートリッジB、あるいは装置本体
14のどちらに配設しても良い。
【0135】以上説明したように、本実施形態のプロセ
スカートリッジBによれば、装置本体14にプロセスカ
ートリッジBが装着された状態で、回動駆動手段(ねじ
りコイルばね42、筒状付勢部材103、回動駆動機構
など)により現像剤収納容器としてのトナー容器10A
及びクリーニング枠体13が画像形成時以外のタイミン
グで回動される。
【0136】これにより、現像剤収納容器(トナー容器
10A)内の未使用現像剤である未使用トナー101の
滞留を解いて該未使用トナー101を現像剤担持体とし
ての現像ローラ10d近傍に移動させることができ、よ
って、ユーザーがプロセスカートリッジBを振らなくて
も、未使用トナー101をすべて消費することが可能と
なる。
【0137】また、現像剤収納容器(クリーニング枠体
13)内の使用済み現像剤である転写残トナー102を
感光体ドラム7から遠ざかる位置に移動させることがで
きるので、転写残トナー102が感光体ドラム7に再付
着するのを防止でき、よって、クリーニング手段11に
よる感光体ドラム7のクリーニング効率が向上する。ま
た、前記回動駆動手段による現像剤収納容器の回動を電
気的エネルギーを用いて行うことで、現像剤収納容器を
任意のタイミングで回動させることが可能となる。
【0138】また、前記回動駆動手段による現像剤収納
容器の回動を弾性部材を用いて行うことで、簡素、かつ
安価な構成で現像剤収納容器の回動が実現可能となる。
【0139】また、前記回動駆動手段による現像剤収納
容器の回動を画像形成終了時毎に(画像形成終了時のタ
イミングで常に)行うことで、常に、未使用トナー10
1を現像剤担持体としての現像ローラ10d近傍に移動
させる、或いは転写残トナー102を感光体ドラム7か
ら遠ざかる位置に移動させることができる。
【0140】また、前記回動駆動手段による現像剤収納
容器の回動をプロセスカートリッジBの取り出し時に行
なうことで、プロセスカートリッジBの装置本体14か
らの取り出し性の向上および、プロセスカートリッジB
を装置本体14から取り出すときの誤操作を防止でき
る。
【0141】また、前記回動駆動手段による現像剤収納
容器の回動を未使用トナー101が残り少なくなった時
に行なうことで、回動駆動手段による現像剤収納容器の
回動駆動力が少なくて済み、回動駆動装置の簡素化がは
かれる。
【0142】また、前記回動駆動手段による現像剤収納
容器の回動を転写残トナー102が残り多く時に行なう
ことで、回動駆動手段による現像剤収納容器の回動駆動
力が少なくて済み、回動駆動装置の簡素化がはかれる。
【0143】また、前記回動駆動手段による現像剤収納
容器の回動を上述した少なくとも一つのタイミングで行
うことで、このタイミングに対応した少なくとも一つの
上記効果を得ることができる。
【0144】また、プロセスカートリッジBの被駆動部
材(ドラムギヤ21)と装置本体14の駆動部材(駆動
ギヤ22)との噛み合いが解かれてから前記回動駆動手
段により現像剤収納容器を回動することで、プロセスカ
ートリッジBの回動負荷を軽減できることから、回動駆
動装置の簡素化が図れる。
【0145】また、装置本体14の駆動部材(駆動ギヤ
22)を逆回転して前記現像剤収納容器を回動すること
で、プロセスカートリッジB或いは装置本体14に特別
な回動駆動源を設けることなく、プロセスカートリッジ
Bの回動が可能となる。
【0146】《他の実施の形態》前述した実施の形態で
示したプロセスカートリッジBは単色画像を形成する場
合を例示したが、本発明に係るプロセスカートリッジは
現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、
3色画像あるいはフルカラー等)を形成するカートリッ
ジにも好適に適用することができる。
【0147】また、電子写真感光体としては、前記感光
体ドラム7に限定されることはなく、例えば次のものが
含まれる。先ず感光体としては光導電体が用いられ、光
導電体としては例えばアモルファスシリコン、アモルフ
ァスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体
(OPC)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形
状としては、例えばドラム状またはベルト状のものが用
いられており、例えばドラムタイプの感光体にあって
は、アルミ合金等のシリンダ上に光導電体を蒸着あるい
は塗工などを行ったものである。
【0148】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法などの種々の現像法を用いることが
可能である。
【0149】また帯電手段の構成も、前述した実施の形
態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正または
負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラム
の表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然
である。
【0150】なお、前記帯電手段としては前記ローラ型
以外にも、ブレード(帯電ブレード)、バッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型などのものでも良い。
【0151】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0152】また、前述したプロセスカートリッジと
は、例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段
の1つを備えたものである。従って、そのプロセスカー
トリッジの態様としては、前述した実施形態のもの以外
にも、例えば電子写真感光体と帯電手段とを一体的にカ
ートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子
写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ化し、
装置本体に着脱可能とするもの。電子写真感光体とクリ
ーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体
に着脱可能にするもの。更には電子写真感光体と、前記
プロセス手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的に
カートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等が
ある。
【0153】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能と
するものをいう。そして、このプロセスカートリッジ
は、使用者自身が装置本体に着脱することができる。そ
こで、画像形成装置本体のメンテナンスを使用者自身が
行うことができる。
【0154】更に、前述した実施の形態では、電子写真
画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示した
が、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば、電子
写真複写機、ファクシミリ装置及びワードプロッサ等の
電子写真画像形成装置に使用することも当然可能であ
る。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプロセス
カートリッジ、及び、該プロセスカートリッジを着脱可
能な電子写真画像形成装置によれば、ユーザーがプロセ
スカートリッジを振らなくても、未使用現像剤の滞留を
解くこと、或いは使用済み除去現像剤を電子写真感光体
から遠ざける位置に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プロセスカートリッジの側面図である。
【図2】プロセスカートリッジの外観斜視図である。
【図3】プロセスカートリッジを装着した画像形成装置
の構成を説明する断面図である。
【図4】プロセスカートリッジの構成を説明する断面図
である。
【図5】プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装
着するときの外観斜視図である。
【図6】画像形成装置本体のカートリッジ装着手段の構
成説明図である。
【図7】画像形成装置本体のカートリッジ装着手段の構
成説明図である。
【図8】プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装
着する説明図である。
【図9】プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装
着する説明図である。
【図10】プロセスカートリッジを画像形成装置本体に
装着した状態を示す模式図である。
【図11】プロセスカートリッジのトナー消費の様子を
示す説明図である。
【図12】プロセスカートリッジのトナー消費の様子を
示す説明図である。
【図13】未使用トナーの残留領域を説明する説明図で
ある。
【図14】ドラムギヤを説明する模式図である。
【図15】駆動ギヤを説明する模式図である。
【図16】ドラムギヤと駆動ギヤの噛み合い状態の説明
図である。
【図17】図16におけるZZ断面図である。
【図18】プロセスカートリッジに掛かる回転モーメン
トの説明図である。
【図19】プロセスカートリッジを回動させる様子を説
明する模式図である。
【図20】画像の白抜けに近くなった時のプロセスカー
トリッジ内のトナーの状態を説明する模式図である。
【図21】プロセスカートリッジを回動させた際のトナ
ーの状態を説明する模式図である。
【図22】プロセスカートリッジを回動させる為の他の
構成についての説明図である。
【図23】プロセスカートリッジを回動させる為の他の
構成についての説明図である。
【図24】プロセスカートリッジを回動させる為の他の
構成についての説明図である。
【図25】プロセスカートリッジを回動させる為の他の
構成についての説明図である。
【図26】プロセスカートリッジの取り出し操作を説明
する図である。
【図27】プロセスカートリッジの取り出し操作を説明
する図である。
【図28】プロセスカートリッジの画像形成時の駆動伝
達の様子を説明する説明図である。
【図29】プロセスカートリッジを回動させる時の駆動
伝達の様子を説明する説明図である。
【図30】駆動ギヤとドラムギヤの他の変形例を説明す
る図である。
【図31】駆動ギヤとドラムギヤの更に他の変形例を説
明する図である。
【図32】図31に示すドラムギヤの更に他の変形例を
説明する図である。
【図33】図31に示す駆動ギヤの更に他の変形例を説
明する図である。
【図34】図32に示すドラムギヤと図33に示す駆動
ギヤの噛み合い状態を説明する図である。
【図35】図32に示すドラムギヤと図33に示す駆動
ギヤの噛み合いが外れる時の状態を説明する図である。
【図36】図32に示すドラムギヤと図33に示す駆動
ギヤの噛み合いが外れて端面同士が当接した状態を説明
する図である。
【符号の説明】
3 搬送手段 7 電子写真感光体 8 帯電手段 9 現像手段 10A トナー容器(現像剤収納容器) 11 クリーニング手段 13 クリーニング枠体(現像剤収納容器) 14 電子写真画像形成装置本体 21 ドラムギヤ(被駆動部材) 22 駆動ギヤ(駆動部材) 42 ねじりコイルばね(回動駆動手段) 103 筒状付勢部材(回動駆動手段) B プロセスカートリッジ
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA27 DA45 DD02 DE10 ED01 ED03 ED10 ED27 EE02 EE04 HB15 HB18 2H034 BF00 CA04 2H071 BA05 BA13 CA05 DA06 DA08 DA13 DA15 DA26 2H077 AA02 AB04 AB12 BA02 BA09 DA22 DA32 FA22 GA04

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体に形成された静電潜像の現像に供さ
    れる現像剤を収納するための現像剤収納容器と、 前記電子写真画像形成装置本体にプロセスカートリッジ
    が装着されている状態で前記現像剤収納容器を画像形成
    時以外のタイミングで回動させるための回動駆動手段
    と、 を有する、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記現像剤収納容器とは前記電子写真感
    光体に形成された静電潜像の現像に供される前の未使用
    現像剤を収納するための現像剤容器である、ことを特徴
    とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記現像剤収納容器とは前記電子写真感
    光体に形成された静電潜像の現像に供された後の使用済
    み現像剤を収納するための現像剤容器である、ことを特
    徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記現像剤収納容器とは前記電子写真感
    光体に形成された静電潜像の現像に供される前の未使用
    現像剤と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像の
    現像に供された後の使用済み現像剤の少なくともどちら
    か一方を収納するための現像剤容器である、ことを特徴
    とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記回動駆動手段は前記現像剤収納容器
    を電気エネルギーを用いて回動させる、ことを特徴とす
    る請求項1乃至4の何れか一項に記載のプロセスカート
    リッジ。
  6. 【請求項6】 前記回動駆動手段は前記現像剤収納容器
    を弾性部材の復元力を用いて回動させる、ことを特徴と
    する請求項1乃至4の何れか一項に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  7. 【請求項7】 前記回動駆動手段は前記現像剤収納容器
    を画像形成終了時のタイミングで常に回動させる、こと
    を特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記回動駆動手段は前記現像剤収納容器
    をプロセスカートリッジの取り出し時のタイミングで回
    動させる、ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一
    項に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記現像剤収納容器は前記電子写真感光
    体に形成された静電潜像を現像する前の未使用現像剤を
    収納するための現像剤容器であり、前記回動駆動手段は
    前記現像剤容器を未使用現像剤が残り少なくなった時の
    タイミングで回動させる、ことを特徴とする請求項1乃
    至8の何れか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記現像剤収納容器は前記電子写真感
    光体に形成された静電潜像を現像した後の使用済み現像
    剤を収納するための現像剤容器であり、前記回動駆動手
    段は前記現像剤容器を使用済み現像剤が多くなった時の
    タイミングで回動させる、ことを特徴とする請求項1乃
    至8の何れか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記回動駆動手段は前記現像剤収納容
    器を請求項7乃至10に記載の少なくとも1つのタイミ
    ングで回動させる、ことを特徴とする請求項1乃至6の
    何れか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 更に、前記プロセスカートリッジは、
    前記電子写真画像形成装置本体の有する駆動部材と噛み
    合って駆動される被駆動部材を有して、前記駆動部材と
    前記被駆動部材との駆動連結による噛み合い負荷により
    前記現像剤収納容器が前記電子写真画像形成装置本体に
    固定され、前記回動駆動手段は前記駆動部材と前記被駆
    動部材との噛み合いが解かれてから前記現像剤収納容器
    を回動させる、ことを特徴とする請求項1乃至11の何
    れか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記プロセスカートリッジは、前記電
    子写真画像形成装置本体の有する駆動部材と噛み合って
    駆動される前記回動駆動手段としての被駆動部材を有し
    て、前記駆動部材と前記被駆動部材との駆動連結による
    噛み合い負荷により前記現像剤収納容器が前記電子写真
    画像形成装置本体に固定され、前記被駆動部材は前記駆
    動部材により逆回転される事で前記現像剤収納容器を回
    動させる、ことを特徴とする請求項1乃至11の何れか
    一項に記載のプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記プロセスカートリッジは、前記プ
    ロセス手段として、前記電子写真感光体に帯電を行うた
    めの帯電手段と、前記電子写真感光体に形成された静電
    潜像を現像剤により現像するための現像手段と、前記電
    子写真感光体に残留する現像剤を除去するためのクリー
    ニング手段とを備え、前記帯電手段と前記現像手段と前
    記クリーニング手段と前記電子写真感光体とを一体的に
    カートリッジ化して、このカートリッジを前記電子写真
    画像形成装置本体に着脱可能とする、請求項1乃至13
    の何れか一項に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記プロセスカートリッジは、前記プ
    ロセス手段として、前記電子写真感光体に帯電を行うた
    めの帯電手段、前記電子写真感光体に形成された静電潜
    像を現像剤により現像するための現像手段、前記電子写
    真感光体に残留する現像剤を除去するためのクリーニン
    グ手段の少なくとも一つを備え、前記帯電手段、前記現
    像手段、前記クリーニング手段の少なくとも一つと前記
    電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して、この
    カートリッジを前記電子写真画像形成装置本体に着脱可
    能とする、請求項1乃至13の何れか一項に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記プロセスカートリッジは、前記プ
    ロセス手段として、前記電子写真感光体に形成された静
    電潜像を現像剤により現像するための現像手段を備え、
    前記現像手段と前記電子写真感光体とを一体的にカート
    リッジ化して、このカートリッジを前記電子写真画像形
    成装置本体に着脱可能とする、請求項1乃至13の何れ
    か一項に記載のプロセスカートリッジ。
  17. 【請求項17】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    り、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成
    装置において、 a)電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体に形成された静電潜像の現像に供さ
    れる現像剤を収納するための現像剤収納容器と、 前記電子写真画像形成装置本体にプロセスカートリッジ
    が装着されている状態で前記現像剤収納容器を画像形成
    時以外のタイミングで回動させるための回動駆動手段
    と、 を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着す
    るための装着手段と、 b)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有する、 ことを特徴とする電子写真画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記現像剤収納容器とは前記電子写真
    感光体に形成された静電潜像の現像に供される前の未使
    用現像剤を収納するための現像剤容器である、ことを特
    徴とする請求項17に記載の電子写真画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記現像剤収納容器とは前記電子写真
    感光体に形成された静電潜像の現像に供された後の使用
    済み現像剤を収納するための現像剤容器である、ことを
    特徴とする請求項17に記載の電子写真画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記現像剤収納容器とは前記電子写真
    感光体に形成された静電潜像の現像に供される前の未使
    用現像剤と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像
    の現像に供された後の使用済み現像剤の少なくともどち
    らか一方を収納するための現像剤容器である、ことを特
    徴とする請求項17に記載の電子写真画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記回動駆動手段は前記現像剤収納容
    器を電気エネルギーを用いて回動させる、ことを特徴と
    する請求項17乃至20の何れか一項に記載の電子写真
    画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記回動駆動手段は前記現像剤収納容
    器を弾性部材の復元力を用いて回動させる、ことを特徴
    とする請求項17乃至20の何れか一項に記載の電子写
    真画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記回動駆動手段は前記現像剤収納容
    器を画像形成終了時のタイミングで常に回動させる、こ
    とを特徴とする請求項17乃至22の何れか一項に記載
    の電子写真画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記回動駆動手段は前記現像剤収納容
    器をプロセスカートリッジの取り出し時のタイミングで
    回動させる、ことを特徴とする請求項17乃至22の何
    れか一項に記載の電子写真画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記現像剤収納容器は前記電子写真感
    光体に形成された静電潜像を現像する前の未使用現像剤
    を収納するための現像剤容器であり、前記回動駆動手段
    は前記現像剤容器を未使用現像剤が残り少なくなった時
    のタイミングで回動させる、ことを特徴とする請求項1
    7乃至24の何れか一項に記載の電子写真画像形成装
    置。
  26. 【請求項26】 前記現像剤収納容器は前記電子写真感
    光体に形成された静電潜像を現像した後の使用済み現像
    剤を収納するための現像剤容器であり、前記回動駆動手
    段は前記現像剤容器を使用済み現像剤が多くなった時の
    タイミングで回動させる、ことを特徴とする請求項17
    乃至24の何れか一項に記載の電子写真画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記回動駆動手段は前記現像剤収納容
    器を請求項23乃至26に記載の少なくとも1つのタイ
    ミングで回動させる、ことを特徴とする請求項17乃至
    22の何れか一項に記載の電子写真画像形成装置。
  28. 【請求項28】 更に、前記プロセスカートリッジは、
    前記電子写真画像形成装置本体の有する駆動部材と噛み
    合って駆動される被駆動部材を有して、前記駆動部材と
    前記被駆動部材との駆動連結による噛み合い負荷により
    前記現像剤収納容器が前記電子写真画像形成装置本体に
    固定され、前記回動駆動手段は前記駆動部材と前記被駆
    動部材との噛み合いが解かれてから前記現像剤収納容器
    を回動させる、ことを特徴とする請求項17乃至27の
    何れか一項に記載の電子写真画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記プロセスカートリッジは、前記電
    子写真画像形成装置本体の有する駆動部材と噛み合って
    駆動される前記回動駆動手段としての被駆動部材を有し
    て、前記駆動部材と前記被駆動部材との駆動連結による
    噛み合い負荷により前記現像剤収納容器が前記電子写真
    画像形成装置本体に固定され、前記被駆動部材は前記駆
    動部材により逆回転される事で前記現像剤収納容器を回
    動させる、ことを特徴とする請求項17乃至27の何れ
    か一項に記載の電子写真画像形成装置。
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