JP5198362B2 - 画像形成装置及びその節電方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタやファクシミリ装置、或いは、これらの機能を備えた複合機などの画像形成装置(特に、電子写真方式の画像形成装置)及びその節電方法に関する。
複写機、プリンタやファクシミリ装置、或いは、これらの機能を備えた複合機などの画像形成装置は、通常、画像形成動作を行っていない待機状態が続くと、自動的にスリープモードなどの省電力モードに移行する設定を行えるようになっている。
このような省電力モードの切換を工夫することで、画像形成装置の消費電力を節電する節電方法は、従来から種々提案されている。
例えば、特許文献1には、画像形成装置の周辺の照度を検知する光センサを設け、光センサの出力に応じて装置の節電モードへの移行を制御する画像形成装置の節電方法が提案されている。
また、特許文献2には、待機状態、低電力モード及びスリープモードの間で運転状態の切換を行う電子写真方式の画像形成装置において、人体検知センサが人体の接近を検知して低電力モード又はスリープモードから待機状態へ自動的に復帰させる画像形成装置が提案されている。
また、特許文献3には、省電力モードの切換を前提とはしていないが、イオン発生部と異臭又は異物の濃度センサとを備え、異臭又は異物の濃度に応じてイオン発生部の動作レベルを切換える画像形成装置が提案されている。
特開平9−179447号公報 特開平11−202690号公報 特開2005−4144号公報
しかしながら、これら何れの特許文献においても、制御動作には、画像形成装置の周辺の環境変化を検知する単一のセンサの検知結果しか反映されておらず、単一のセンサの検知結果によって1種類のみの制御対象の切換動作を行っているに過ぎない。すなわち、画像形成装置の周辺の様々な環境変化に応じて消費電力の切換を行うようにはなっていないため、人の行動に即した省電力化を実現できていないのが実情である。
そこで、本発明は、待機状態とスリープモードとの間での消費電力の切換を行う画像形成装置及びその節電方法であって、前記画像形成装置の周辺の様々な環境変化(特に人為的な環境変化)に応じて消費電力の切換を行うことができ、これにより、人の動作に即した省電力化を実現することができる画像形成装置及びその節電方法を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するために、次の画像形成装置及びその節電方法を提供する。
(1)画像形成装置
待機状態とスリープモードとの間での消費電力の切換を行う画像形成装置であって、前記画像形成装置の周辺の第1環境変化を検知する第1検知センサと、前記画像形成装置の周辺の前記第1環境変化とは異なる第2環境変化を検知する第2検知センサと、第1動作を行う第1動作機能と、イオンを発生して外部へ放出するイオン発生手段とを備えており、前記第1動作機能は、前記第1動作として前記イオン発生手段への電力供給動作を行うイオン発生動作機能であり、前記第1検知センサ及び前記第2検知センサによる検知結果に基づいて、前記第1検知センサによる前記第1環境変化を認識しない場合には、前記スリープモードを実行し、前記第1検知センサによる前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2検知センサによる前記第2環境変化を認識しない場合には、前記待機状態及び前記スリープモードの間の低消費電力モードである節電モードを実行し、前記第1検知センサによる前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2検知センサによる前記第2環境変化を認識する場合には、前記待機状態を実行し、前記スリープモードでは、前記第1動作機能を停止し、前記節電モード及び前記待機状態では、前記第1動作機能を実行することを特徴とする画像形成装置。
(2)画像形成装置の節電方法
待機状態とスリープモードとの間での消費電力の切換を行う画像形成装置の節電方法であって、前記画像形成装置が第1動作を行う第1動作機能を備えており、前記第1動作機能は、前記第1動作として、イオンを発生して外部へ放出するイオン発生手段への電力供給動作を行うイオン発生動作機能であり、前記画像形成装置の周辺の第1環境変化と、前記第1環境とは異なる第2環境変化とを検知し、これらの検知結果に基づいて、前記第1環境変化を認識しない場合には、前記スリープモードを実行し、前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2環境変化を認識しない場合には、前記待機状態及び前記スリープモードの間の低消費電力モードである節電モードを実行し、前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2環境変化を認識する場合には、前記待機状態を実行し、前記スリープモードでは、前記第1動作機能を停止し、前記節電モード及び前記待機状態では、前記第1動作機能を実行することを特徴とする画像形成装置の節電方法。
すなわち、本発明に係る画像形成装置、前記画像形成装置の周辺の互いに異なる複数の環境変化をそれぞれ検知する複数種類の検知センサを備えており、前記複数種類の検知センサによる検知結果に基づき、前記待機状態と前記スリープモードとの間で、消費電力の段階的な切換を行う、或いは、前記待機状態及び前記スリープモードの間の低消費電力モードである節電モードを経て、切換を行うことができる
また、本発明に係る画像形成装置の節電方法、前記画像形成装置の周辺の互いに異なる複数の環境変化をそれぞれ検知して、これらの検知結果に基づき、前記待機状態と前記スリープモードとの間で、消費電力の段階的な切換を行う、或いは、前記待機状態及び前記スリープモードの間の低消費電力モードである節電モードを経て、切換を行うことができる
なお、前記待機状態としては、前記画像形成装置が画像形成動作を行っている状態以外の状態を例示できる。
本発明に係る画像形成装置及びその節電方法によれば、前記検知結果に基づき、前記待機状態と、前記スリープモードとの間で消費電力の段階的な切換を行う、或いは、前記節電モードを経て切換を行うことで、前記画像形成装置の周辺の様々な環境変化(特に人為的な環境変化)に応じて消費電力の切換を行うことができ、これにより、人の行動に即した省電力化を実現することが可能となる。なお、前記段階的な切換としては、例えば、前記スリープモードから前記待機状態に向けて消費電力が大きくなるように段階的に切換える態様を挙げることができる。
しかも、制御対象を前記第1環境変化と前記第2環境変化との2種類としているので、簡単な制御構成で、前記待機状態と、前記節電モードと、前記スリープモードとの間での消費電力の切換を行うことができる。
さらに、前記スリープモードでは、前記第1動作機能を停止し、前記節電モード及び前記待機状態では、前記第1動作機能を実行することで、前記スリープモードで、例えば、人が居ないとみなして、前記第1動作機能を停止する一方、前記節電モード及び前記待機状態で、例えば、人が居るとみなして、前記第1動作機能を実行することができる。
また、前記第1動作機能を、前記第1動作として、前記イオン発生手段への電力供給動作を行う前記イオン発生動作機能とすることで、例えば、前記待機状態及び前記節電モードで、前記画像形成装置からの排出ガスを浄化することが可能であり、しかも、前記画像形成装置が設置された室内の空気の浄化も可能とすることができる。すなわち、1台で前記画像形成装置からの排出ガスの浄化と前記画像形成装置が設置された室内の空気の浄化の2役を果たすことができる。従って、前記画像形成装置が設置された室内に別途空気清浄機を設ける必要性をなくすることができる。一方、前記スリープモードで、前記イオン発生手段への電力供給動作を停止することができる。これにより、無駄な電力消費を省くことができる。
本発明に係る画像形成装置において、前記スリープモードのときに、前記第1検知センサによる前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2検知センサによる前記第2環境変化を認識しない場合には、前記スリープモードから前記節電モードへの切換を行い、前記節電モードのときに、前記第1検知センサによる前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2検知センサによる前記第2環境変化を認識する場合には、前記節電モードから前記待機状態への切換を行うことができる。
また、本発明に係る画像形成装置の節電方法において、前記スリープモードのときに、前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2環境変化を認識しない場合には、前記スリープモードから前記節電モードへの切換を行い、前記節電モードのときに、前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2環境変化を認識する場合には、前記節電モードから前記待機状態への切換を行うことができる。
この画像形成装置及びその節電方法では、前記第1環境変化及び前記第2環境変化の状態によって、前記節電モードより低消費電力の前記スリープモードから前記節電モードへの切換、及び、前記待機状態より低消費電力の前記節電モードから前記待機状態への切換を行うので、消費電力を段階的に上げることができ、それだけ迅速に前記待機状態へ復帰させることができる。
本発明に係る画像形成装置において、前記第1検知センサとしては、人が前記画像形成装置の周辺(例えば前記画像形成装置が設置された場所(部屋))に居る可能性を示す情報、具体的には、前記画像形成装置の周辺の照度を検知する照度検知センサを例示でき、前記第2検知センサとしては、前記画像形成装置の周辺の人体に関する情報を検知する人体検知センサを例示できる。この態様において、前記照度検知センサの検知結果が閾値を下回る場合には、前記スリープモードを実行し、前記照度検知センサの検知結果が閾値以上であり、かつ、前記人体検知センサによる人体に関する情報を検知しない場合には、前記節電モードを実行し、前記照度検知センサの検知結果が閾値以上であり、かつ、前記人体検知センサによる人体に関する情報を検知する場合には、前記待機状態を実行することができる。
また、本発明に係る画像形成装置の節電方法において、前記第1環境変化の検知としては、人が前記画像形成装置の周辺(例えば前記画像形成装置が設置された場所(部屋))に居る可能性を示す情報、具体的には、前記画像形成装置の周辺の照度を検知する態様を例示でき、前記第2環境変化の検知としては、前記画像形成装置の周辺の人体に関する情報を検知する態様を例示できる。この態様において、前記照度の検知結果が閾値を下回る場合には、前記スリープモードを実行し、前記照度の検知結果が閾値以上であり、かつ、前記人体に関する情報を検知しない場合には、前記節電モードを実行し、前記照度の検知結果が閾値以上であり、かつ、前記人体に関する情報を検知する場合には、前記待機状態を実行することができる。
本発明にいう「人体に関する情報」としては、人が前記画像形成装置の周辺(具体的には前記画像形成装置が設置された場所(部屋))に居ることを認識できる状態を示す情報を例示でき、例えば、人の温度を認識できる赤外線の情報や、人の形態を認識できる画像情報等を挙げることができる。
この画像形成装置及びその節電方法では、前記画像形成装置の周辺が暗いと判断できる場合には、人が周辺に居ないとみなし、前記スリープモードとすることができる。また、前記画像形成装置の周辺が明るいが、人が周辺に居ないと判断できるときには、前記節電モードを実行する一方、前記画像形成装置の周辺が明るく、人が周辺に居ると判断できる場合には、前記待機状態を実行することができる。
本発明に係る画像形成装置及びその節電方法において、前記画像形成装置が前記第1動作とは異なる第2動作を行う第2動作機能をさらに備えていてもよい。この場合、前記第2動作機能は、前記第2動作の実行状態である第2動作機能実行モードと、前記第2動作の待機状態である第2動作機能待機モードとを有しており、前記スリープモード及び前記節電モードでは、前記第2動作機能待機モードを実行し、前記待機状態では、前記第2動作機能実行モードを実行する態様を例示できる。
この特定事項では、前記スリープモード及び前記節電モードで、前記第2動作を停止することなく前記第2動作の待機状態である前記第2動作機能待機モードを実行する一方、前記待機状態で、前記第2動作機能実行モードを実行することができる。
本発明に係る画像形成装置及びその節電方法において、前記第2動作機能は、前記第2動作としてファクシミリ送受信動作を行うファクシミリ送受信機能と、前記第2動作の待機状態としてファクシミリ送受信の待機動作を行うファクシミリ受信待機機能とを有し、前記第2動作機能実行モードは、前記ファクシミリ送受信機能を実行するモードであり、前記第2動作機能待機モードは、前記ファクシミリ受信待機機能を実行するモードである態様を例示できる。
この特定事項では、例えば、前記スリープモード及び前記節電モードで、前記ファクシミリ送受信動作を停止することなく前記ファクシミリ受信待機機能を実行する一方、前記待機状態で、前記ファクシミリ送受信機能を実行することができる。
本発明に係る画像形成装置及びその節電方法において、前記イオン発生手段は、前記画像形成装置の本体の外側に設けられていることが好ましい。
この特定事項では、前記画像形成装置の本体の外側に前記イオン発生装置が設けられているので、前記画像形成装置の内部に前記イオン発生装置を設ける必要がなく、前記画像形成装置が大型化するのを抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置及びその節電方法において、前記イオン発生手段は、正イオン及び負イオンを同時に発生して放出することが好ましい。
この特定事項では、正イオン及び負イオンを同時に発生して放出するので、空気中の浮遊細菌を効果的に除去でき、さらに、前記画像形成装置の排出ガスの臭気を効果的に低減することができる。
本発明に係る画像形成装置及びその節電方法において、前記イオン発生手段は、複数のイオン発生素子を備えており、該複数のイオン発生素子のうち、駆動させるイオン発生素子の数を増減することで、イオンの放出量を可変してもよい。
この特定事項では、駆動させるイオン発生素子の数を増減するといった簡単な構成で、イオンの放出量を可変することができる。
本発明に係る画像形成装置及びその節電方法において、前記画像形成装置が動作中は前記画像形成装置の本体側に向けてイオンを放出し、前記画像形成装置が待機中は、上方に向けてイオンを放出することが好ましい。
この特定事項では、前記画像形成装置が動作中は前記画像形成装置の本体側に向けてイオンを放出するので、イオンにより前記画像形成装置の本体を容易に覆うことができ、イオンによる排出ガスの抑制を確実に行うことができる。また、前記画像形成装置が待機中は、上方に向けてイオンを放出するので、イオンを室内全体に流して拡散させることができ、これにより、空気の浄化を広い範囲で行うことができる。
本発明に係る画像形成装置及びその節電方法において、前記イオン発生手段はイオンを放出する開口部を備えており、前記画像形成装置の待機中及び動作中に関わらず、前記開口部を上方に向けていることが好ましい。
この特定事項では、上方に向けてイオンを放出する一方で上方から下方における前記画像形成装置の本体に向けてエアーカーテンのように該本体を覆うようにイオンを放出することができる。このように、上方に向けてイオンを放出することで、室内の空気を浄化することができ、かつ、上方から下方における前記画像形成装置の本体に向けてエアーカーテンのように該本体を覆うようにイオンを放出することで、前記画像形成装置からの排出ガスを抑制することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置及びその節電方法において、前記イオン発生手段は、前記画像形成装置の本体の上方に配置されていることが好ましい。
この特定事項では、前記画像形成装置の本体の上方の空間を有効活用することができ、さらには、前記画像形成装置の本体に対して、前記画像形成装置の本体の上から包みこむように、イオンを放出することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置及びその節電方法において、前記イオン発生手段は、前記画像形成装置の本体の背面部に設けられた支持部材により支持されている態様を例示できる。
この特定事項では、ユーザーにとって背後の無駄な空間を有効利用することができる。
以上説明したように、本発明によると、前記画像形成装置の周辺の互いに異なる複数の環境変化をそれぞれ検知して、これらの検知結果に基づき、前記待機状態と、前記スリープモードとの間で消費電力の段階的な切換を行うことで、或いは、前記待機状態と前記スリープモードとの間で前記節電モードを経て切換を行うことで、前記画像形成装置の周辺の様々な環境変化(特に人為的な環境変化)に応じて消費電力の切換を行うことができ、これにより、人の行動に即した省電力化を実現することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す断面図である。 図1に示す画像形成装置におけるイオン発生装置からの2つのイオン放出方向を示す斜視図であって、図(a)は、イオン放出方向を斜め下方に向けた状態を示す図であり、図(b)は、イオン放出方向を上方に向けた状態を示す図である。 図1に示す画像形成装置におけるイオン発生装置からの2つのイオン放出方向を示す断面図であって、イオン放出方向を上方に向けた状態を示す図である。 図1に示す画像形成装置におけるイオン発生装置からの2つのイオン放出方向を示す断面図であって、イオン放出方向を斜め下方に向けた状態を示す図である。 図1から図4に示すイオン発生装置の概略構成を示す断面図である。 図5に示すイオン発生装置における2組のイオン発生素子を示す図であって、図(a)は、イオン発生素子の一方の組を示す図であり、図(b)は、イオン発生素子の他方の組を示す図である。 画像形成装置における制御部を中心に示すシステムブロック図である。 画像形成装置のスリープモードへの移行と、スリープモードからの解除/復帰とを行う節電制御の一例の流れを示すフローチャートである。 図1から図5に示すイオン発生装置を画像形成装置の本体の背面中央に取り付けた状態を示す斜視図である。 図9の画像形成装置においてイオン発生装置からのイオン放出方向を上方に設定した状態を示す断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
(画像形成装置の説明)
まず、記録用紙に対する画像形成処理を行う画像形成装置100について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例100を示す断面図である。なお、本実施の形態においては、画像形成装置100は、本体90とイオン発生装置(イオン発生手段の一例)71の双方を含んだ全体を意味するものとする。
この画像形成装置100は、本体90及びイオン発生装置71に加えて、原稿の画像を読み取る原稿読取装置101を備えている。
原稿読取装置101は、原稿搬送部42により搬送されている原稿画像を読み取る。原稿搬送部42では、原稿が原稿セットトレイ41にセットされると、原稿ピックアップローラ44が原稿表面に押し付けられて回転され、原稿が原稿セットトレイ41から引き出され、サバキローラ45と分離パッド46間を通過して1枚ずつに分離されてから搬送経路47へと搬送される。
この搬送経路47では、原稿の先端が原稿レジストローラ49に当接して、原稿レジストローラ49と平行に揃えられ、この後に原稿が原稿レジストローラ49により搬送されて読取ガイド51と読取ガラス52間を通過する。さらに、原稿は、搬送ローラ57により搬送され、排紙ローラ58を介して原稿排紙トレイ59に排出される。
原稿読取装置101では、原稿が読取ガイド51と読取ガラス52との間を通過するに際し、第1走査部53の光源からの光が読取ガラス52を介して原稿表面に照射され、その反射光が読取ガラス52を介して第1走査部53に入射し、この反射光が第1走査部53及び第2走査部54のミラーで反射されて結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿表面の画像がCCD(Charge Coupled Device)56上に結像される。CCD56は、原稿表面の画像を読み取り、その画像を示す画像データを出力する。
また、原稿搬送部42は、原稿読取装置101の後面側で開閉可能に枢支されており、この原稿搬送部42が開かれると、原稿台ガラス61が開放されて、原稿台ガラス61上に原稿を載置することができる。原稿が載置されて、原稿搬送部42が閉じられ、原稿読み取りの指示があると、第1走査部53及び第2走査部54が副走査方向に移動されつつ、第1走査部53によって原稿台ガラス61上の原稿表面が露光される。原稿表面からの反射光は、第1走査部53及び第2走査部54によって結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によってCCD56上に結像され、ここで原稿画像が読み取られる。このとき、第1走査部53及び第2走査部54が相互に所定の速度関係を維持しつつ移動されて、原稿表面→第1走査部53及び第2走査部54→結像レンズ55→CCD56という反射光の光路の長さが変化しないように第1走査部53及び第2走査部54の位置関係が常に維持され、これによりCCD56上での原稿表面の画像のピントが常に正確に維持される。
こうして読み取られた原稿画像全体は、画像データとして画像形成装置100の本体90の露光装置1へと送受される。
画像形成装置100の本体90は、原稿読取装置101により読み取られた原稿の画像又は外部から受信した画像を電子写真方式の画像形成プロセスによりカラーもしくは単色で記録用紙に記録形成する。
詳しくは、画像形成装置100の本体90は、露光装置1、現像装置2、像担持体として作用する感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4、転写部として作用する中間転写ローラ6を含む中間転写ベルト装置8、定着装置12、給紙部として作用する給紙トレイ10及び排紙部として作用する排紙トレイ15を備えている。
画像形成装置100の本体90において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。従って、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4、中間転写ローラ6は各色に応じた4種類の画像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
感光体ドラム3は、本体90の上下方向のほぼ中央に配置されている。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、チャージャー型の帯電器が用いられる。
露光装置1は、ここでは、レーザ光源及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)であり、帯電された感光体ドラム3の表面を画像データに応じて露光して、その表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナーにより現像する。クリーナ装置4は、現像及び画像転写後に感光体ドラム3表面に残留したトナーを除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルト装置8は、中間転写ローラ6に加えて、中間転写体として作用する中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ21、従動ローラ22、テンションローラ23及び中間転写ベルトクリーニング装置9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ21、中間転写ローラ6、従動ローラ22、テンションローラ23等のローラ部材は、中間転写ベルト7を張架して支持し、中間転写ベルト7の表面を所定の移動方向(図中矢印C方向)に周回移動させる。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7内側に回転可能に支持され、中間転写ベルト7を介して感光体ドラム3に圧接されており、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト7に転写するための転写バイアスが印加される。
中間転写ベルト7は、各感光体ドラム3に接触するように設けられており、各感光体ドラム3表面のトナー像を中間転写ベルト7に順次重ねて転写することによって、カラーのトナー像(各色のトナー像)を形成する。この転写ベルト7は、ここでは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端ベルト状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7内側(裏面)に圧接されている中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(例えば、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。中間転写ローラ6は、ここでは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われたローラである。この導電性の弾性材により、記録用紙に対して均一に高電圧を印加することができる。
画像形成装置100の本体90は、転写部として作用する転写ローラ11aを含む2次転写装置11をさらに備えている。転写ローラ11aは、中間転写ベルト7の中間転写ベルト駆動ローラ21とは反対側(外側)に接触している。
上述の様に各感光体ドラム3表面のトナー像は、中間転写ベルト7で積層され、画像データによって示されるカラーのトナー像となる。このように積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト7と共に搬送され、2次転写装置11の転写ローラ11aによって記録用紙上に転写される。
中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとは、相互に圧接されてニップ域を形成する。また、2次転写装置11の転写ローラ11aには、中間転写ベルト7上の各色のトナー像を記録用紙に転写させるための電圧(例えば、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。さらに、そのニップ域を定常的に得るために、2次転写装置11の転写ローラ11aもしくは中間転写ベルト駆動ローラ21の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラや発泡性樹脂ローラ等)としている。
また、2次転写装置11によって中間転写ベルト7上のトナー像が記録用紙上に完全に転写されず、中間転写ベルト7上にトナーが残留することがあり、この残留トナーが次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。このため、中間転写ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去及び回収する。中間転写ベルトクリーニング装置9には、例えばクリーニング部材として中間転写ベルト7に接触するクリーニングブレードが備えられており、このクリーニングブレードで残留トナーを除去及び回収することができる。従動ローラ22は、中間転写ベルト7を内側(裏側)から支持しており、クリーニングブレードは、外側から従動ローラ22に向けて押圧するように中間転写ベルト7に接触している。
給紙トレイ10は、記録用紙を格納しておくためのトレイであり、本体90の画像形成部の下側に設けられている。また、画像形成部の上側に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みの記録用紙をフェイスダウンで載置するためのトレイである。
また、本体90には、給紙トレイ10から供給された記録用紙を2次転写装置11や定着装置12を経由させて排紙トレイ15に送るためのSの字形状の搬送経路Sが設けられている。この搬送経路Sに沿って、用紙ピックアップローラ16、用紙レジスト前ローラ19、用紙レジストローラ14、定着装置12及び排紙ローラ17等の搬送部材が配置されている。
用紙ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の記録用紙搬送方向下流側端部に設けられ、給紙トレイ10から記録用紙を1枚ずつ搬送経路Sに供給する呼び込みローラである。用紙レジスト前ローラ19は、記録用紙の搬送を促進補助するための小型のローラである。用紙レジスト前ローラ19は、用紙レジストローラ14の搬送方向上流側の直近に設けられており、記録用紙を用紙レジストローラ14へと搬送するようになっている。
用紙レジストローラ14は、用紙レジスト前ローラ19にて搬送されてきた記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃え、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとの間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像が記録用紙に転写されるように、感光体ドラム3及び中間転写ベルト7の回転にあわせて、記録用紙をタイミングよく搬送する。
例えば、用紙レジストローラ14は、中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとの間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像の先端が記録用紙における画像形成範囲の先端に合うように、記録用紙を搬送する。
定着装置12は、加熱ローラ31及び加圧ローラ32を備えている。加熱ローラ31及び加圧ローラ32は、トナー像が転写された記録用紙を受け取り、この記録用紙を加熱ローラ31及び加圧ローラ32間に挟み込んで搬送する。
加熱ローラ31は、図示しない温度検出器の検出出力に基づき、所定の定着温度となるように温度制御され、加圧ローラ32と共に記録用紙を熱圧着することにより、記録用紙に転写されたトナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。
各色のトナー像の定着後での記録用紙は、排紙ローラ17によって排紙トレイ15上に排出される。
さて、このような画像形成装置100においては、先に述べたような電子写真方式により記録用紙の印刷を行うに際し、排出ガスが生じることがある。この排出ガスの主成分は、記録用紙から発生すると推定されるロンギフォレン等の物質である。
このような排出ガスを放置していたのでは、画像形成装置100の利用者に不快感を与えてしまい、好ましくない。
そこで、本実施の形態に係る画像形成装置100は、この画像形成装置100の本体90の外側、ここでは、この画像形成装置100の本体90の筐体の上方に、イオンを発生して外部に放出するイオン発生装置71を備えている。
(イオン発生装置の説明)
次に、イオン発生装置71について説明する。図2は、図1に示す画像形成装置100におけるイオン発生装置71からの2つのイオン放出方向を示す斜視図である。図2(a)は、イオン放出方向を斜め下方に向けた状態を示しており、図2(b)は、イオン放出方向を上方に向けた状態を示している。図3及び図4は、図1に示す画像形成装置100におけるイオン発生装置71からの2つのイオン放出方向を示す断面図である。図3は、イオン放出方向を上方に向けた状態を示している。図4は、イオン放出方向を斜め下方に向けた状態を示している。なお、図2から図4において、帯状の矢印D,Eは空気の流れる方向を示している。
本実施の形態に係る画像形成装置100では、図1から図4に示すように画像形成装置100の本体90の上方にイオン発生装置71を設け、イオン発生装置71により正イオン及び負イオンを発生させ、正イオン及び負イオンをイオン発生装置71から図2(a)及び図4の矢印Dの斜め下方に放出することができる。これにより、エアーカーテンのように正イオン及び負イオンが画像形成装置100の本体90の前側を主に覆って、排出ガスの臭気を除去することができる。また、正イオン及び負イオンを同時に発生して放出することで、空気中の浮遊細菌を効果的に除去でき、さらに、画像形成装置100の排出ガスの臭気を効果的に低減することができる。このような正イオン及び負イオンにより、画像形成装置100の外部からでも排出ガスの影響を効果的に抑えられることが実験で確認されている。
画像形成装置100における状態は、記録用紙に対する画像形成処理を行う動作状態と、この画像形成処理を行わない待機状態とに区別できる。
画像形成装置100の待機状態においては、通常は排出ガスが発生し難い。このため、図2(b)及び図3に示すように、イオン発生装置71からの正イオン及び負イオンの放出方向を図2(b)及び図3の矢印Eの上方向に変更して、正イオン及び負イオンを室内全体に流して拡散させ、正イオン及び負イオンにより空気中の浮遊細菌を除去して、空気の浄化を広い範囲で行うようにすることができる。
ここでは、図2(a)及び図4に例示するように、正イオン及び負イオンの放出方向は矢印Dの斜め下方に設定しているが、この矢印Dの方向だけに限らず、正イオン及び負イオンが画像形成装置100の本体90を覆うように該本体90側の向きに放出されれば、正イオン及び負イオンの放出方向を変更してもよい。
また、図2(b)及び図3に例示するように、正イオン及び負イオンの放出方向を矢印Eの上方向に設定しているが、この矢印Eの方向だけに限らず、正イオン及び負イオンが図2(b)の一点鎖線で示す上側の向きの範囲Xに放出されれば、正イオン及び負イオンの放出方向を変更してもよい。さらに、上側の向きの範囲Xだけに限らず、室内全体に拡散するような画像形成装置100の本体90とは逆側の向きに正イオン及び負イオンの放出方向を変更してもよい。
図1及び図2に示すように、画像形成装置100の本体90の背面片側のコーナー100aには支柱(支持部材の一例)72が突設されており、この支柱72の上端でイオン発生装置71の一端側の水平方向に沿った軸71aが図2(b)の矢印Fの方向に回転可能に軸支され、イオン発生装置71の軸71aがモータ駆動ユニット73の出力軸に接続されている。
かかる構成を備えることにより、画像形成装置100では、モータ駆動ユニット73によりイオン発生装置71の軸71aが往復回転駆動されて、イオン発生装置71が矢印Fの方向の軸71a回りに往復回転される。これにより、イオン発生装置71からの正イオン及び負イオンの放出方向を矢印D及び矢印Eのいずれかの向きに変更することができる。
図1に示すようにモータ駆動ユニット73は、画像形成装置100に内蔵の制御部(制御手段の一例)74に接続されており、制御部74により駆動制御されるようになっている。
制御部74は、モータ駆動ユニット73の制御だけではなく、画像形成装置100全体の制御を司るものであり、画像形成装置100の動作状態に応じてモータ駆動ユニット73を駆動制御して、イオン発生装置71の軸71a回りの回転位置を制御し、イオン発生装置71からのイオンの放出方向を矢印D及び矢印Eのいずれかの向きに設定するようになっている。
図1及び図2に示すように、支柱72が本体90の背面片側のコーナー100aに配置され、支柱72によりイオン発生装置71が水平に片持ち支持されている。これにより、画像形成装置100の本体90の上方スペースが開放されて、画像形成装置100の使い勝手が損なわれずに済む。また、画像形成装置100の本体90は、その背面側が壁等に向けて配置されるように構成されている。このため、イオン発生装置71が画像形成装置100の本体90の背面側に設けられていることで、イオン発生装置71が壁際に配置されて邪魔にならないようにされている。
(イオン発生装置の詳細)
図5は、図1から図4に示すイオン発生装置71の概略構成を示す断面図である。なお、図5において、線状の矢印Gは空気の流れる方向を示している。
イオン発生装置71は、イオンを発生させて外部へ放出するイオン発生素子85を備えている。
本実施の形態では、イオン発生装置71は、さらに、本体筐体81と、吸入ダクト83と、吹き出しダクト84とを備えている。
吸入ダクト83は、本体筐体81の下側壁に形成された複数の吸入孔81aとイオン発生素子85との間に配置されている。吹き出しダクト84は、本体筐体81の上部に形成された装置吹き出し口81b(開口部の一例)とイオン発生素子85との間に配置されていている。
本実施の形態では、イオン発生装置71は、さらに、イオン発生素子85から外部へ空気を強制的に移動させる通風手段として作用する送風装置(ここではファンユニット)82を備えている。ファンユニット82は、イオン発生素子85からイオン発生装置71の外部へ向かう方向(図5中矢印G方向)において、イオン発生素子85よりも上流側に設けられている。
ファンユニット82は、本体筐体81の下部に配置されている。吸入ダクト83は、吸入孔81aとファンユニット82の吸入口82aとの間に配置されており、吹き出しダクト84は、装置吹き出し口81bとファンユニット82の吹き出し口82bとの間に配置さている。そして、イオン発生素子85は、ファンユニット82の周辺に配置されている。
イオン発生素子85は、複数組(ここでは2組)のイオン発生素子85からなっている。
図6は、図5に示すイオン発生装置71における2組のイオン発生素子85を示す図である。図6(a)は、イオン発生素子85の一方の組を示しており、図6(b)は、イオン発生素子85の他方の組を示している。
各組のイオン発生素子85は、正イオンを発生する一対の正イオン発生素子85aと、負イオンを発生する一対の負イオン発生素子85bとで構成されている。
各イオン発生素子85は、ここでは、プラズマクラスターイオン(登録商標)発生素子(PCI)で構成されている。このイオン発生素子85は、図5の矢印A方向から視て、図6に示すように、イオン発生装置71の長手方向に沿って、複数組(ここでは2組)配設されており、各組のイオン発生素子85毎に、正イオンを発生する一対の正イオン発生部85aと、負イオンを発生する一対の負イオン発生部85bとが配列されている。このようなイオン発生素子85は、本願発明の出願人が先に出願した特開2002−58731号公報に詳しく開示されている。
このイオン発生素子85により発生された正イオン及び負イオンは、ファンユニット82のファン82cにより発生された空気流Gと共に吹き出しダクト84を通じて装置吹き出し口81bから放出される。
(本発明の特徴部分の説明)
このような構成において、図1に示す制御部74は、画像形成装置100全体の制御を司るものであり、CPU(Central Processing Unit)等の処理部と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリを含む記憶部と含むマイクロコンピュータからなっている。詳しくは、この制御部74は、前記処理部が前記記憶部のROMに予め格納された制御プログラムを前記記憶部のRAM上にロードして実行することにより、各種構成要素の制御を行うようになっている。
画像形成装置100は、制御部74の指示の下、イオン発生装置71への電力供給を行うイオン発生動作機能をさらに備えている。また、画像形成装置100は、制御部74の指示の下、ファクシミリ送受信動作を行うファクシミリ送受信機能をさらに備えている。ファクシミリ送受信機能は、ファクシミリ送受信動作の実行状態であるファクシミリ実行モードと、ファクシミリ送受信動作の待機状態であるファクシミリ受信待機モードとを有している。
(ブロック図)
図7は、画像形成装置100における制御部74を中心に示すシステムブロック図である。
図7に示すように、画像形成装置100は、操作パネル75及びイオン発生装置71に加えて、インターフェース(I/F)部76と、I/O(Input/Output)インターフェース部77と、センサ部200と、エンジン部300と、電源部110とを備えている。
インターフェース部76は、公衆回線やLAN(Local Area Network)等のネットワークNに接続されており、ネットワークNを通じてファクシミリ装置やホストコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)等の外部のデータ入力装置400からコマンドやデータなどの信号入力を受け、データ入力装置400へ信号を出力するインターフェースの役割をもつ。
I/Oインターフェース部77は、センサ部200、操作パネル75、エンジン部300及びイオン発生装置71と、制御部74との間に設けられており、これらの間の入出力信号をインターフェース(通信)する。
センサ部200は、第1検知センサ210と、第2検知センサ220とを備えており、それら各センサの出力信号をI/Oインターフェース部77を通じて制御部74へ提供する。なお、センサ部200は、画像形成装置100の各部動作状態、つまり用紙搬送状態、現像材量を検知するためのセンサも含んでいる。
エンジン部300は、用紙搬送や画像出力のための駆動メカ部を含み、制御部74の制御に従い出力動作が遂行される。エンジン部300は、スキャナ制御部310、プリンタ制御部320及びファクシミリ制御部330を備えている。スキャナ制御部310は、原稿読取装置101を制御するようになっている。プリンタ制御部320は、画像形成装置100の画像形成部を制御するようになっている。また、ファクシミリ制御部330は、ファクシミリ実行モード及びファクシミリ受信待機モードを実行するようになっている。
電源部110は、各部の負荷に電力を供給するようになっている。また、電源部110は、制御部74の指示の下、センサ部200、操作パネル75、エンジン部300及びイオン発生装置71といった電力供給先と電力供給量とのうち少なくとも一方を制御するようになっている。
また、操作パネル75は、各種コマンドを入力するための多数のキー等を有する操作部75aと、画像形成装置100の動作に応じた各種情報を表示するための表示部75bとを備えている。操作部75aには、後述する省電力モードを実行するか否かを変更する省電力モード変更キー75cが設けられている。
制御部74は、インターフェース部76を通じてデータ入力装置400と通信し、データ入力装置400や操作パネル75から入力される各種命令に従いエンジン部300を制御して出力動作を含む各種機能を遂行する。
制御部74は、電源スイッチがオンになると、予め設定された手順で画像形成装置100の各部を駆動制御して、画像形成装置100を待機状態に設定する。
この待機状態においては、操作パネル75の入力操作により原稿画像の複写を指示することができる。制御部74は、操作パネル75の入力操作に基づく複写を指示する印刷指示信号が入力されると、この印刷指示信号に応答して画像形成装置100の動作を開始して、画像形成装置100の動作状態を設定し、原稿画像を読取り、読取った原稿画像を記録用紙に複写する。この場合は、画像形成装置100が複写機として機能する。
また、制御部74は、データ入力装置400からインターフェース部76へと画像及び印刷指示信号を受信すると、この受信した画像及び印刷指示信号を入力し、この印刷指示信号に応答して画像形成装置100の動作を開始して、画像形成装置100の動作状態を設定し、この画像を記録用紙に印刷する。この場合、画像形成装置100は、プリンタとして機能する。
また、制御部74は、データ入力装置400からインターフェース部76へとファクシミリデータを受信すると、この受信したファクシミリデータを入力し、このファクシミリデータに応答して画像形成装置100の動作を開始して、画像形成装置100の動作状態を設定し、このファクシミリデータに対応する画像を記録用紙に印刷する。この場合、画像形成装置100は、ファクシミリ装置として機能する。
印刷処理が終了すると、画像形成装置100が再び待機状態となり、次の印刷指示信号の入力に備えられる。なお、待機状態は、ここでは、印刷処理が実行されていない状態であって、直ちに印刷処理の実行に移れる状態とされている。
このように、本実施の形態では、画像形成装置100の動作状態と待機状態を示しているが、画像形成装置100は、動作中でない待機状態と、待機状態より低消費電力のスリープモードとの間での切換を行うようになっている。具体的には、画像形成装置100は、非動作状態が長く続いたときには、待機状態から消費電力の少ない節電モードへと移り、更に節電モードからより消費電力の少ないスリープモードへと移り、印刷指示があったときに動作状態に戻るという節電制御を行うことができる。
そして、画像形成装置100は、該画像形成装置100の周辺の互いに異なる複数の環境変化をそれぞれ検知する複数種類の検知センサ(ここでは第1検知センサ210及び第2検知センサ220)を備えている。制御部74は、第1検知センサ210及び第2検知センサ220による検知結果に基づき、待機状態と、スリープモードとの間で消費電力の段階的な切換を行う運転モード切換手段を含む手段として機能するようになっている。
また、運転モード切換手段は、待機状態とスリープモードとの間で切換を行うにあたり、第1検知センサ210及び第2検知センサ220による検知結果に基づき、スリープモードから節電モードを経て待機状態に切換えるようになっている。なお、節電モードは、待機状態時の消費電力とスリープモード時の消費電力との間の低消費電力モードである。
詳しくは、第1検知センサ210は、画像形成装置100の周辺の第1環境変化を検知するものであり、具体的には、画像形成装置100の周辺の照度を検知する照度検知センサとされている。第2検知センサ220は、画像形成装置100の周辺の第1環境変化とは異なる第2環境変化を検知するものであり、具体的には、画像形成装置100の周辺の人体に関する情報(例えば人体の動作情報)を検知する人体検知センサとされている。
照度検知センサ210としては、例えば、画像形成装置100の設置場所周辺の明るさ検知するためのセンサ、具体的には従来公知のフォトトランジスタ又はフォトダイオードを適用することができる。また、人体検知センサ220としては、例えば、画像形成装置100の周辺への人体の接近や移動等を感知するためのセンサ、具体的には焦電型赤外線センサや人間が居ることを検知する各種の人間センサを適用することができる。
運転モード切換手段は、照度検知センサ210の検知結果が閾値を下回る場合には、人体検知センサ220による人体に関する情報の検知に拘わらず、スリープモードを実行し、照度検知センサ210の検知結果が閾値以上であり、かつ、人体検知センサ220による人体に関する情報を検知しない場合には、節電モードを実行し、照度検知センサ210の検知結果が閾値以上であり、かつ、人体検知センサ220による人体に関する情報を検知する場合には、待機状態を実行するようになっている。
本実施の形態では、運転モード切換手段は、スリープモードのときに、照度検知センサ210の検知結果が閾値以上であり、かつ、人体検知センサ220による人体に関する情報を検知しない場合には、スリープモードから節電モードへの切換を行い、節電モードのときに、照度検知センサ210の検知結果が閾値以上であり、かつ、人体検知センサ220による人体に関する情報を検知する場合には、節電モードから待機状態への切換を行うようになっている。
本実施の形態では、運転モード切換手段は、スリープモードでは、イオン発生動作機能を停止し、節電モード及び待機状態では、イオン発生動作機能を実行するようになっている。
また、運転モード切換手段は、スリープモード及び節電モードでは、ファクシミリ受信待機モードを実行し、待機状態では、ファクシミリ実行モードを実行するようになっている。
具体的には、照度検知センサ210は、電源部110から電力の供給を受けて駆動する。人体検知センサ220は、電源部110から電力の供給を受けて駆動する。電源部110及びファクシミリ制御部330は、画像形成装置100に内蔵の制御部74に接続されており、制御部74により駆動制御される。つまり、運転モード切換手段は、照度検知センサ210及び人体検知センサ220による検知結果に基づき、電源部110の電力供給先及び電力供給量のうち少なくとも一方を調節して、イオン発生装置71及びファクシミリ制御部330の作動制御も行うようになっている。
ここでは、運転モード切換手段は、照度検知センサ210の検知結果が閾値未満である場合に、画像形成装置100のスリープモードへの切換、ファクシミリ受信待機モードの実行及びイオン発生装置71への電力供給の停止を行う一方、照度検知センサ210の検知結果が閾値以上である場合に、画像形成装置100のスリープモードを継続するとともにイオン発生装置71への電力供給を開始した後、人体検知センサ220による人体に関する情報(例えば、人体の接近)を検知すると、スリープモードから待機状態への切換を行い、ファクシミリ実行モードを実行してイオン発生装置71への電力供給を継続するようになっている。
(制御フロー)
次に、図8に示すフローチャートを参照して、スリープモードへの移行とスリープモードからの解除/復帰とを行う節電制御の一例について説明する。
図8は、画像形成装置100のスリープモードへの移行と、スリープモードからの解除/復帰とを行う節電制御の一例の流れを示すフローチャートである。
(スリープモードへの移行)
図8に示す節電制御では、まず、パワーオン後に制御部74は、エンジン部300を制御して、そのエンジン部300内のプリンタ制御部320にて定着装置12の定着温度を待機温度まで上昇させ、イオン発生動作機能及びファクシミリ実行モードを実行して待機状態を維持する。この待機状態で制御部74は、操作パネル75の操作部71aから省電力モード変更キー75cの入力があるかどうかを検索する(ステップS1)。
そして、省電力モード変更キー75cの入力があると、これに応じて制御部74は、操作パネル75の表示部75bに現在の省電力モード設定状態を反転させる。すなわち、ここでは省電力モードが設定されているときに省電力モード変更キー75cの入力が発生すると(ステップS1:YES)、省電力モードを解除し、省電力モードが解除されているときに省電力モード変更キー75cの入力が発生すると(ステップS1:YES)、省電力モードを設定する動作(いわゆるトグル動作)を実行する(ステップS2)。
その後、制御部74は出力命令(プリント命令)があるかどうかを判断し(ステップS3)、出力命令があれば(ステップS3:YES)、出力動作を遂行する(ステップS4)。
一方、出力命令がなければ(ステップS3:NO)、現在の制御モードが省電力モードであるかどうかを判断する(ステップS5)。この結果、省電力モードであれば(ステップS5:YES)、制御部74は、現在の画像形成装置100の周辺の照度が基準照度未満であるかどうかをセンサ部200の照度検知センサ210を通じて判断する(ステップS6)。具体的には、フォトダイオード又はフォトトランジスタからなる照度検知センサ210に基準照度以上の光量が入ると、出力端(OUTPUT TERMINAL)を通じて論理値(例えば“ロウ”状態)の信号が出力されるので、これに従い現在の画像形成装置100の周辺の明るさを判断する。
この結果、基準照度未満であれば(ステップS6:YES)、制御部74は、画像形成装置100の周辺が暗いとみなし、該制御部74に内蔵されたタイマーによりクロックをカウントするカウント動作を開始し、このクロックのカウントにより一定時間が経過するかどうかを判断する(ステップS7)。
そして、所定の一定時間内であれば(ステップS7:NO)、ステップS1へ戻り、一定時間の経過を待つ。この計時中に、センサ部200の照度検知センサ210を通じた基準照度以上の感知、出力命令の入力、省電力モード変更キー75cの入力の何れかがあれば、制御部74はクロックのカウント値をリセットし、出力命令の入力があると(ステップS3:YES)、ステップS4の出力動作を開始する。
一方、照度検知センサ210を通じた基準照度以上の感知、出力命令の入力、省電力モード変更キー75cの入力が何れもない状態が一定時間継続すると(ステップS7:YES)、制御部74は画像形成装置100のスリープモードへの切換を実行して(ステップS8)、イオン発生装置71への電源供給を停止し(ステップS9)、ファクシミリ受信待機モードへ移行する(ステップS10)。
(スリープモードからの解除/復帰)
このスリープモードへの切換の後に、制御部74は、センサ部200の照度検知センサ210を通じて基準値以上の照度検知があるか否か判定する(ステップS11)。照度が基準値未満であれば(ステップS11:NO)、画像形成装置100の周辺が依然として暗いとみなし、スリープモードを継続する(ステップS8〜ステップS11:NO)。
画像形成装置100の周辺が明るくなって、基準照度以上となっても(ステップS11:YES)、直ちにスリープモードから待機状態へ切換わることはなく、スリープモードを継続したままで、イオン発生装置71への電源供給を再開し(ステップS13)、センサ部200の焦電型赤外線センサ等の人体検知センサ220で画像形成装置100の本体への人体の接近を検知しないときは(ステップS14:NO)、画像形成装置100の周辺に人が居ないとみなし、スリープモード(ファクシミリ受信待機モード)の継続と、イオン発生装置71への電源供給のみを行うステップS12〜ステップS13へと戻り、節電モードを実行する(ステップS12〜ステップS14:No)。
節電モードから待機状態への切換は、人体検知センサ220で画像形成装置100の本体への人体の接近を検知したときに(ステップS14:YES)、人体検知センサ220から制御部74へ人体に関する情報の検知信号(例えばON要求信号)を出力し、制御部74が、画像形成装置100の周辺に人が居るとみなし、電源部110へON信号を送って、装置各部への電源供給を開始することにより行う(ステップS15)。これにより、節電モードから待機状態へ移行している(ステップS16)。
ここで、制御部74は、画像形成装置100を待機状態に設定すると、モータ駆動ユニット73を駆動制御して、イオン発生装置71の回転位置を制御し、図2(b)及び図3に示すようにイオン発生装置71からのイオンの放出方向を矢印Eの上方向に設定する。この待機状態において、制御部74がイオン発生装置71を作動すると、正イオン及び負イオンが室内全体に流れて拡散し、正イオン及び負イオンにより空気中の浮遊細菌が除去されて、空気の浄化が広い範囲で行われる。一般に、画像形成装置の待機状態の設定時間がその動作状態の設定時間よりも長いため、画像形成装置100の待機状態のときに正イオン及び負イオンが室内全体に流れて拡散されれば、空気の浄化が効果的になされる。
このとき、制御部74は、モータ駆動ユニット73の駆動制御によりイオン発生装置71を軸71a周りの一定角度範囲で往復回転させてもよい。すなわち、イオン発生装置71をスイング動作させる。これにより、正イオン及び負イオンの放出範囲を広げることができる。
或いは、制御部74は、ファンユニット82のファン82cのモータ(図示せず)の駆動制御によりファン82cの回転速度を速くする。これによって、イオン発生装置71からの空気の放出速度及び放出量が増大し、正イオン及び負イオンの放出範囲がより広がる。
また、制御部74は、画像形成装置100を動作状態に設定すると、モータ駆動ユニット73を駆動制御して、イオン発生装置71の回転位置を制御し、図2(a)及び図4に示すようにイオン発生装置71からのイオンの放出方向を矢印Dの斜め下方に設定する。これにより、正イオン及び負イオンにより画像形成装置100の本体90の前側が主に覆われて、排出ガスの臭気が除去される。通常、利用者が画像形成装置100の本体90の前側に立つので、正イオン及び負イオンを矢印Dの向きに放出して、正イオン及び負イオンにより画像形成装置100の本体90の前側を主に覆えば、利用者周辺の排出ガスの臭気を効果的に除去することができる。
このときにも、制御部74は、モータ駆動ユニット73の駆動制御によりイオン発生装置71を軸71a周りの一定角度範囲で往復回転させ、イオン発生装置71をスイング動作させてもよい。
或いは、制御部74は、ファンユニット82のファン82cのモータの駆動制御によりファン82cの回転速度を遅くする。これによって、イオン発生装置71からは空気が穏やかに放出され、空気の流れが矢印Dのように徐々に下方に曲がる曲線を描き、空気が画像形成装置100の本体90の前側に立った利用者に強く吹き付けられずに済み、正イオン及び負イオンを穏やかに拡散させて、正イオン及び負イオンにより画像形成装置100の本体90の前側を確実に覆うことが可能になる。
このように本実施形態では、画像形成装置100の待機状態及び動作状態に応じて、イオン発生装置71の向きを制御して、イオン発生装置71からの正イオン及び負イオンの放出方向を変更しているので、待機状態のときには空気の浄化を行い、動作状態のときには排出ガスの臭気を除去することができ、1台のイオン発生装置71を二役で用いることができる。
また、エアーカーテンのようにイオンが画像形成装置100の本体90を覆えば、画像形成装置100の排出ガスの影響を効果的に抑えられることが実験で確認されている。このため、イオン発生装置71を画像形成装置100の本体90の外側に配置することができ、画像形成装置100の本体90の大型化を避けることができる。また、このイオン発生装置71により室内の空気が浄化されるので、空気清浄機を別途設ける必要がなく、室内の空間を有効利用することができ、また設備費用を節減することができる。
図9は、図1から図5に示すイオン発生装置71を画像形成装置100の本体90の背面中央に取り付けた状態を示している。図10は、図9の画像形成装置100においてイオン発生装置71からのイオン放出方向を上方に設定した状態を示す断面図である。
画像形成装置100の本体90の背面中央には支柱(支持部材の他の例)93が突設されており、この支柱93の上端にイオン発生装置71の中央を安定的に支持している。
図2(b)、図3及び図10に示すようにイオン発生装置71の装置吹き出し口81bから空気が正イオン及び負イオンと共に矢印Eの上方向(画像形成装置100の本体90とは逆側の向きもしくは上側の向き)に放出される。これにより、正イオン及び負イオンが室内全体に流れて拡散し、空気の浄化が効果的になされる。
このとき、ファン82cのモータの駆動制御によりファン82cの回転速度を速くして、イオン発生装置71からの空気の放出速度及び放出量を増大させ、正イオン及び負イオンの放出範囲をより広げてもよい。以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
例えば、本実施の形態では、画像形成装置100の動作状態と待機状態とを示しているが、画像形成装置100の非動作状態が長く続いたときには、待機状態から消費電力の少ない節電モードへと移り、更に節電モードからより消費電力の少ないスリープモードへと移り、印刷指示があったときに動作状態に戻るという節電制御を行うことがある。そのような節電モードやスリープモードに際しても、待機状態と同様に、排出ガスが発生しないため、イオン発生装置71からのイオンの放出方向を上方に向けて、イオンを上方に放出し続けてもよい。特に、夜間等においては、スリープモードが設定されることが多いので、イオン発生装置71からイオンを上方に放出し続ければ、人が居ない間に、室内の空気を十分に浄化することができる。
また、イオン発生装置71やモータ駆動ユニット73をオプションで後付けすることができるようにしてもよい。この場合は、イオン発生装置71側にイオン発生装置71の構成要素を駆動制御するための制御部を設けておき、この制御部と画像形成装置100の制御部74とをシリアル通信用のケーブル並びにコンセントを介して接続し、両者の制御部間のデータ通信により、画像形成装置100の制御部74からイオン発生装置71側の制御部へと指示を送受して、イオン発生装置71側の制御部によりイオン発生装置71の構成要素を制御してもよい。
さらに、画像形成装置の構造や使用状況等に応じて、イオン発生装置71の取り付け位置を変更してもよい。上記実施形態では、画像形成装置100の背面側を壁等に向けて配置することを想定して、支柱を画像形成装置の背面側に突設し、この支柱の上端にイオン発生装置71を水平に支持しているが、画像形成装置の構造や使用状況によっては、画像形成装置の側面を壁等に向けて配置することがある。この場合は、支柱を画像形成装置の側壁に突設し、この支柱の上端にイオン発生装置71を支持すると、イオン発生装置71が壁際に配置されて、イオン発生装置71が邪魔にならずに済む。或いは、支柱を用いずに、イオン発生装置71を垂直に取り付けたり、画像形成装置本体の外壁に直接取り付けたりしてもよい。さらに、複数のイオン発生装置71を分散して取り付けても構わない。
以上説明した画像形成装置100によれば、複数種類の検知センサ(ここでは照度検知センサ210及び人体検知センサ220の双方)の検知結果に基づき、すなわち、制御動作の実行に複数種類のセンサ210,220の検知結果を反映することによって、画像形成装置100がスリープモードから待機状態への復帰へ至るまでに画像形成装置100の各部への電力供給や起動に関して、ある種の順序及び/又は規則性を与えることによって、待機状態とスリープモードとの間での消費電力の段階的な切換動作を行うので、或いは、スリープモードから節電モードを経て待機状態に切換えるので、画像形成装置100の周辺の様々な環境変化(特に人為的な環境変化)に応じて消費電力の切換を行うことができ、これにより、人の行動に即した省電力化を実現することが可能となる。
また、本実施の形態では、制御対象を画像形成装置100の周辺の明るさの変化と画像形成装置100の周辺への人体の接近や移動等の変化との2種類としているので、簡単な制御構成で待機状態と節電モードとスリープモードとの間での消費電力の切換動作を行うことができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置100の周辺の明るさの変化と画像形成装置100の周辺への人体の接近や移動等の変化の状態によって、節電モードより低消費電力のスリープモードから節電モードへの切換動作、及び、待機状態より低消費電力の節電モードから待機状態への切換動作を行うので、消費電力を段階的に上げることができ、それだけ迅速に待機状態へ復帰させることができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置100の周辺が暗いと判断できる場合には、人が近くに居ないとみなし、スリープモードとすることができる。また、画像形成装置100の周辺が明るいが、人が近くに居ないと判断できるときには、節電モードを実行する一方、画像形成装置100の周辺が明るく、人が近くに居ると判断できる場合には、待機状態を実行することができる。
また、本実施の形態では、節電モード及び待機状態で、人が居るとみなして、ファクシミリ送受信機能を実行することができる。一方、スリープモードで、人が居ないとみなして、イオン発生動作機能を停止することができる。これにより、無駄な電力消費を省くことができる。
また、本実施の形態では、スリープモード及び節電モードで、ファクシミリ送受信動作を停止することなくファクシミリ送受信動作の待機状態であるファクシミリ受信待機モードを実行する一方、待機状態で、ファクシミリ実行モードを実行することができる。
さらに説明すると、通常であれば、ファクシミリ送受信機能を搭載しているため、スリープモードにおいて、ファクシミリ送受信の待機動作を行うファクシミリ受信待機機能を実行し、イオン発生装置71への電源供給を停止するところ、照度検知センサ210及び人体検知センサ220を備えているので、照度検知センサ210の検知結果に従って、画像形成装置100の設置場所の照度と連動してイオン発生装置71への電源供給を制御することができ、また、人体検知センサ220によってスリープモードからの待機状態への復帰時間を短縮することができる。
さらに、画像形成装置100の周辺の明るさ及び画像形成装置100の近傍への人体の接近を検知し、画像形成装置100の運転状態をスリープモードから待機状態へ自動的に切換えることができる。また、スリープモードの継続時でも人体検知センサ220、イオン発生装置71及びファクシミリ制御部330に対して電力を供給(待機状態より低消費電力の節電モードで供給)しているので、スリープモードから待機状態への自動切換えを実施することができる。つまり、画像形成装置100の周辺の照度が基準値以上であれば、スリープモード継続中でも、自動的にイオン発生装置71及び人体検知センサ220に対して電力を供給するようにし、近くに人が居ることを検知することでファクシミリ受信待機モードからファクシミリ実行モードへの切換を自動的に行って、スリープモードから待機状態への消費電力の段階的な切換動作を実現することができるので、複写機などの画像形成装置に慣れ親しんでいるユーザーでも使用に際して違和感がなく、使い勝手がよい。
しかも、画像形成装置100の周辺の照度が所定値以上となっても、スリープモードを継続し、人体検知センサ220、イオン発生装置71及びファクシミリ制御部330に対しては電力を供給している状態で、待機状態より低消費電力の節電モードを経て、人体検知センサ220によって人体の接近を検知しない限り待機状態へと復帰しないことで、消費電力が増加することを防止することができる。
また、スリープモード継続中でも、イオン発生装置71への電源供給を先行して開始するので、画像形成装置100がファクシミリ受信待機モードから解除されてファクシミリ実行モードを使用開始する際、快適な使用環境下で使用開始できる。
さらに、照度検知センサ210の検知結果に従って画像形成装置100の周辺が暗くなる場合にスリープモードへ移行するようにしているので、電源切忘れや長時間待機での消費電力を抑制することができる。
また、イオン発生装置71が画像形成装置100の本体90の上方に配置されていることで、画像形成装置100の本体90の上方の空間を有効活用することができ、さらには、画像形成装置100の本体90に対して、画像形成装置100の本体90の上から包みこむように、イオンを放出することが可能となる。
また、イオン発生装置71が画像形成装置100の本体90の背面部に設けられた支柱72,93により支持されていることで、ユーザーにとって背後の無駄な空間を有効利用することができる。
本実施の形態において、制御部74は、複数のイオン発生素子85,…のうち、駆動させるイオン発生素子の数を増減することで、イオンの放出量を可変するようになっていてもよい。こうすることで、駆動させるイオン発生素子の数を増減するといった簡単な構成で、イオンの放出量を可変することができる。
本実施の形態において、制御部74は、画像形成装置100が動作中は本体90側に向けてイオンを放出し、画像形成装置100が待機中は、上方に向けてイオンを放出するようになっていてもよい。こうすることで、画像形成装置100が動作中は本体90側に向けてイオンを放出するので、イオンにより本体90を容易に覆うことができ、イオンによる排出ガスの抑制を確実に行うことができる。また、画像形成装置100が待機中は、上方に向けてイオンを放出するので、イオンを室内全体に流して拡散させることができ、これにより、空気の浄化を広い範囲で行うことができる。
本実施の形態において、イオン発生装置71は、画像形成装置100の待機中及び動作中に関わらず、装置吹き出し口81bを上方に向けているように構成されていてもよい。こうすることで、イオン発生装置71を回転させる複雑な構造を必要とせずに、オフィス等の設置場所全体と画像形成装置100の本体90にイオンを放出することが可能となる。上方に向けてイオンを放出していても、ファンユニット82の風量を小さくすることで、風量が小さくなるため、上方に向かうよりも、下方(画像形成装置100の本体90)にイオンがエアーカーテンのように覆うため、画像形成装置100の本体90自体を清浄することが可能となる。
71 イオン発生装置(イオン発生手段の一例)
72 支柱(支持部材の一例)
74 制御部
81b 装置吹き出し口(開口部の一例)
85 イオン発生素子
90 本体
93 支柱(支持部材の他の例)
100 画像形成装置
210 照度検知センサ(第1検知センサの一例)
220 人体検知センサ(第2検知センサの一例)
330 ファクシミリ制御部

Claims (13)

  1. 待機状態とスリープモードとの間での消費電力の切換を行う画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の周辺の第1環境変化を検知する第1検知センサと、
    前記画像形成装置の周辺の前記第1環境変化とは異なる第2環境変化を検知する第2検知センサと
    第1動作を行う第1動作機能と、
    イオンを発生して外部へ放出するイオン発生手段とを備えており、
    前記第1動作機能は、前記第1動作として前記イオン発生手段への電力供給動作を行うイオン発生動作機能であり、
    前記第1検知センサ及び前記第2検知センサによる検知結果に基づいて、
    前記第1検知センサによる前記第1環境変化を認識しない場合には、前記スリープモードを実行し、
    前記第1検知センサによる前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2検知センサによる前記第2環境変化を認識しない場合には、前記待機状態及び前記スリープモードの間の低消費電力モードである節電モードを実行し、
    前記第1検知センサによる前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2検知センサによる前記第2環境変化を認識する場合には、前記待機状態を実行し、
    前記スリープモードでは、前記第1動作機能を停止し、前記節電モード及び前記待機状態では、前記第1動作機能を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記スリープモードのときに、前記第1検知センサによる前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2検知センサによる前記第2環境変化を認識しない場合には、前記スリープモードから前記節電モードへの切換を行い、
    前記節電モードのときに、前記第1検知センサによる前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2検知センサによる前記第2環境変化を認識する場合には、前記節電モードから前記待機状態への切換を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項又は請求項に記載の画像形成装置において、
    前記第1検知センサは、前記画像形成装置の周辺の照度を検知する照度検知センサであり、
    前記第2検知センサは、前記画像形成装置の周辺の人体に関する情報を検知する人体検知センサであり、
    前記照度検知センサの検知結果が閾値を下回る場合には、前記スリープモードを実行し、
    前記照度検知センサの検知結果が閾値以上であり、かつ、前記人体検知センサによる人体に関する情報を検知しない場合には、前記節電モードを実行し、
    前記照度検知センサの検知結果が閾値以上であり、かつ、前記人体検知センサによる人体に関する情報を検知する場合には、前記待機状態を実行することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記第1動作とは異なる第2動作を行う第2動作機能をさらに備えており、
    前記第2動作機能は、前記第2動作の実行状態である第2動作機能実行モードと、前記第2動作の待機状態である第2動作機能待機モードとを有しており、
    前記スリープモード及び前記節電モードでは、前記第2動作機能待機モードを実行し、前記待機状態では、前記第2動作機能実行モードを実行することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記第2動作機能は、前記第2動作としてファクシミリ送受信動作を行うファクシミリ送受信機能と、前記第2動作の待機状態としてファクシミリ送受信の待機動作を行うファクシミリ受信待機機能とを有し、
    前記第2動作機能実行モードは、前記ファクシミリ送受信機能を実行するモードであり、
    前記第2動作機能待機モードは、前記ファクシミリ受信待機機能を実行するモードであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記イオン発生手段は、前記画像形成装置の本体の外側に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項に記載の画像形成装置において、
    前記イオン発生手段は、正イオン及び負イオンを同時に発生して放出することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項又は請求項に記載の画像形成装置において、
    前記イオン発生手段は、複数のイオン発生素子を備えており、該複数のイオン発生素子のうち、駆動させるイオン発生素子の数を増減することで、イオンの放出量を可変することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項から請求項までの何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置が動作中は前記画像形成装置の本体側に向けてイオンを放出し、前記画像形成装置が待機中は、上方に向けてイオンを放出することを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項から請求項までの何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記イオン発生手段はイオンを放出する開口部を備えており、前記画像形成装置の待機中及び動作中に関わらず、前記開口部を上方に向けていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項から請求項1までの何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記イオン発生手段は、前記画像形成装置の本体の上方に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項から請求項1までの何れか一つに記載の画像形成装置において、
    前記イオン発生手段は、前記画像形成装置の本体の背面部に設けられた支持部材により支持されていることを特徴とする画像形成装置。
  13. 待機状態とスリープモードとの間での消費電力の切換を行う画像形成装置の節電方法であって、
    前記画像形成装置が第1動作を行う第1動作機能を備えており、前記第1動作機能は、前記第1動作として、イオンを発生して外部へ放出するイオン発生手段への電力供給動作を行うイオン発生動作機能であり、
    前記画像形成装置の周辺の第1環境変化と、前記第1環境とは異なる第2環境変化とを検知し、これらの検知結果に基づいて、前記第1環境変化を認識しない場合には、前記スリープモードを実行し、前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2環境変化を認識しない場合には、前記待機状態及び前記スリープモードの間の低消費電力モードである節電モードを実行し、前記第1環境変化を認識し、かつ、前記第2環境変化を認識する場合には、前記待機状態を実行し、
    前記スリープモードでは、前記第1動作機能を停止し、前記節電モード及び前記待機状態では、前記第1動作機能を実行することを特徴とする画像形成装置の節電方法。
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