JP5863611B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
これらの記録媒体の読み取り装置(カードリーダー)は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等のインターフェイスで接続されていることが多い。このため、カードリーダーでの記録媒体の検出及びユーザー認証のために、USBホストコントローラーや個人認証用の制御回路等の認証用回路を常時動作させる必要があった。
このため、従来の画像形成装置では、他の部位が通電されていないスリープ等の省エネルギー状態(低消費電力状態)であっても、認証用回路は常に通電されて常時消費電力が高い状態(以後「ライトスリープモード」という)で使用されていた。
従来は、ディープスリープモードに設定されていた場合、制御パネルの所定キーの押下等、ユーザーの特定の動作を検知して各部位に通電された通常起動状態へ復帰した後で、認証用回路が起動し、カードリーダーが利用可能となっていた。
しかしながら、ディープスリープモードでは、特定の動作を検知する以外の各部位がすべて、省エネルギー状態になっている。このため、通常起動状態に復帰させるためには、非常に長い時間がかかる。すなわち、ユーザーが使用可能(レディ)になるまでの待ち時間が長かった。
従来技術1では、ICカードを持たず、複写機を利用しないユーザーの接近により、省エネルギー状態が解除されるということがない。よって、ユーザーの利便性および省エネルギーの効率化を両立させることができるという効果が得られる。
従来技術2では、省エネルギー状態から通常起動状態への復旧に非接触ICカードを用いるプリンタに於いて、消費電力を低減するという効果が得られる。
従来技術3では、ユーザーの着脱操作を不要とした認証機能及び認証に連動してモード移行を行う省電力機能を備えたことにより、使い勝手がよく、ユーザーの不注意な操作ミスを防止しセキュリティ性能の向上及び無駄な電力消費の低減化をより高いレベルで、また簡素な手段によって実現することができるという効果が得られる。
また、従来技術1は、ライトスリープモードでICカードの電波を利用してユーザーの検出を行っているため、ICカードの検知範囲が小さいため、実際に省エネルギー状態から復帰するのに時間がかかっていた。
また、従来技術2は、光学的にICカードを検出するため、検知範囲が狭く、カードを検出後に個人認証を行うため、同様に省エネルギー状態から復帰するのに時間がかかるという問題があった。
さらに、従来技術3は、容量結合方式により、ユーザーが画像形成装置の近傍に設置された電極等に接触する必要がある。つまり、ユーザーが画像形成装置の直近に近づくまでは、省エネルギー状態から復帰させることができず、やはり時間がかかっていた。
本発明の画像形成装置は、前記省エネルギー状態切換手段は、前記第1の省エネルギー状態で前記人感センサによりユーザが非検知になった場合に、前記第2の省エネルギー状態に移行させることを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、画像形成装置において、消費電力を低下させた第1の省エネルギー状態と、該第1の省エネルギー状態よりも消費電力を低下させた第2の省エネルギー状態との移行を制御する画像形成方法において、前記画像形成装置は、ユーザの接近を検知する人感センサと、認証情報が記憶された記録媒体と接続される記録媒体接続手段と、接続された前記記録媒体から前記認証情報を取得する認証情報取得手段と、取得された前記認証情報により個人認証を行う個人認証手段とを備え、前記第1の省エネルギー状態の場合のみに、認証情報が記憶された前記記録媒体と接続し、接続された前記記録媒体から前記認証情報を取得し、取得された前記認証情報により個人認証を行い、前記第2の省エネルギー状態の場合に、前記人感センサによりユーザの接近を検知し、前記人感センサによりユーザの接近が検知された場合に、前記第1の省エネルギー状態に移行させ、前記記録媒体接続手段、前記認証情報取得手段、及び前記個人認証手段を、電源消費が少ない状態から復帰させ、前記第2の省エネルギー状態に移行させる際に、前記記録媒体接続手段、前記認証情報取得手段、及び前記個人認証手段を、電源消費が少ない状態に移行させることを特徴とする。
〔画像形成装置1の構成〕
次に、図1〜図2を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の構成について詳しく説明する。
図1によると、本実施の形態の画像形成装置1は、原稿読取部2、原稿給送部3、本体部4、スタックトレイ5、操作パネル部6、人感センサ13、及び記録媒体接続部63(記録媒体接続手段)を備えている。
原稿読取部2は、本体部4の上部に配設され、原稿給送部3は、原稿読取部2の上部に配設されている。スタックトレイ5は、本体部4の形成された記録紙の排出口41側に配設され、また、操作パネル部6は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
また、原稿給送部3により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー21は、原稿読取スリット23と対向する位置に移動され、原稿読取スリット23を介し、原稿給送部3による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
給紙ローラー422、搬送ローラー44、及び排出ローラー45は、搬送部として機能する。記録紙は、この搬送部により搬送される。給紙ローラー422によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙は、搬送ローラー44によって画像形成部7に搬送される。
そして、画像形成部7によって記録が施された記録紙は、排出ローラー45によってスタックトレイ5に排出される。
タッチパネル61は、抵抗膜方式や静電容量方式のタッチパネルであり、ユーザーが押下した表示部上の座標や押圧等を検知する。タッチパネル61は、マルチタッチ対応のパネルの場合には、複数の座標や押圧等を検知できる。また、タッチパネル61が静電容量方式の場合には、完全に押下しなくてもユーザーの指等が所定間隔近づいたことで座標を検知できる。
ボタン部62は、スタートキー、テンキー、複写、スキャナー等の動作モードの切り換え、選択された文書の印刷/送信/受信等に係る指示を検知するためのボタンである。ボタン部62も、静電容量方式のボタンを用いて、ユーザーの指等が所定間隔近づいたことを検知するように構成してもよい。
操作パネル部6のタッチパネル61及びボタン部62は、ユーザーによる画像形成装置1の指示を取得する。
なお、この他にもカメラ等の光学センサ、生体認証センサ、マイクロ波レーダー等を用いて、ユーザーの接近を検知してもよい。
記録媒体接続部63に接続された記録媒体は、記憶部9(図2参照)と同様に記憶部として機能する。
記録媒体100は、ユーザーID(Identification)を含む暗号化された認証情報等を記憶しており、ユーザー認証(個人認証)に用いられる。また、記録媒体100には、文書や写真のファイルが記憶されたり、スキャンされた画像のファイル、ユーザーのアカウントに関する情報等が記憶されてもよい。
なお、操作パネル部6のタッチパネル61やボタン部62からユーザー認証を行うこともできる。
また、本体部4は、図示しない手差しトレイの開閉や、給紙カセット421の交換等を用紙セットとして検知するセンサも備えている。この他にも、各部位は、状態の変化を検知するためのセンサを備えている。
制御部8は、これらのセンサ及び操作パネル部6からのユーザーの指示を検知して、通常起動状態で、各種ジョブを実行することができる。
制御部8は、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAMに展開させることで、操作パネル部6から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。また、制御部8及び画像処理部10は、他の画像形成装置1やユーザーのPC(Personal Computer)やスマートフォン等の他の端末(図示せず)からの指示で、各種の制御を行うこともできる。
また、制御部8は、ライトスリープ制御部81(第1の省エネルギー状態通電制御手段)、ディープスリープ制御部82(第2の省エネルギー状態通電制御手段)、スリープモード切換部83(省エネルギー状態切換手段)を、省エネルギー制御のための機能部位として備えている。
記憶部9は、画像処理部10で画像処理された画像データ、記録媒体100に記憶された各種ファイル、サムネイル画像のデータ等を記憶する。
また、記憶部9には、各ユーザーの保存フォルダを備えている。記憶部9は、原稿読取部2で読み取られ画像処理部10で画像処理された画像データ(スキャンされた画像データ)、記録媒体100等から読み取られた画像データ、印刷データ等をNAS(Network Attached Storage)のように保存フォルダ毎に記憶する。この画像データや印刷データ等は、記録媒体100に記憶されてもよい。画像データは、ネットワーク経由で図示しない端末に送信されてもよい。
また、記憶部9は、アカウント設定90を記憶するアカウント設定記憶部として機能する。
記憶部9の少なくとも一部は、省エネルギー状態であっても常時通電され、書き込み/読み込みが可能である。
アカウント設定90の各ユーザーの情報は、操作パネル部6から入力・変更される。また、図示しない外部端末や記録媒体接続部63に接続された記録媒体100等から、当該ユーザーの各種情報を入力して登録してもよい。また、アカウント設定90には、ゲストのユーザーを登録してもよい。
また、画像処理部10は、原稿読取部2で読み取られた画像を、PDFやTIFF等のフォーマットの画像データに変換してもよい。
また、画像形成装置1は、ファクシミリの送受信を行うFAX送受信部や、ネットワークと接続するネットワーク送受信部を備えていてもよい。また、画像形成装置1は、他の画像形成装置1や外部のサーバ(図示せず)にアップロードを行うためのアップロード部等を備えていてもよい。
ここで、図3を参照して、本実施形態の制御部8の省エネルギーの制御に関する部位の詳細な構成について説明する。
本実施形態の制御部8は、画像形成装置1の各部の電力状態の変更(移行)等を制御する省エネルギー管理モジュール等の電源管理制御部位を備えている。つまり、画像形成装置1は、各部について、電源が通電(オン)されて各機能を実行可能な通常起動状態と、スタンバイ等の電源消費が少ない省エネルギー状態とに、電源状態を変更させることが可能である。
ここで、本実施形態の制御部8は、第1の省エネルギー状態であるライトスリープモード、及び第2の省エネルギー状態であるディープスリープモードの二種類の省エネルギー状態に各部を切り換え、従来より省エネルギー性を高めるよう構成される。
ライトスリープモードは、下記で説明するライトスリープ制御部81、ディープスリープ制御部82、及びスリープモード切換部83と関連する部位が稼働電源を供給(通電)されているものの、各部位が省エネルギー状態にある状態である。ライトスリープモードは、ディープスリープモードよりも消費電力が多いものの、ユーザー認証等への反応性が高くなっている。
ディープスリープモードは、ディープスリープ制御部82と関連する部位のみが通電され、ライトスリープ制御部81を含む各部位が省エネルギー状態にある状態である。このため、ディープスリープモードは、ライトスリープモードより消費電力が少ない。
個人認証部811は、記憶部9のアカウント設定90等を基に、接続された記録媒体100を用いて、ユーザー認証を行う。具体的に、個人認証部811は、記録媒体100に記憶された認証情報からアカウント設定90を読みだして、ユーザーの権限の有無等を認証する。このユーザー認証が成功した場合、個人認証部811は、ユーザーの権限が及ぶ部位を通電して省エネルギー状態から復帰させる。
記録媒体読書部812は、記録媒体接続部63に接続された記録媒体100から読み書きを行う論理層のコントローラ等である。具体的には、記録媒体読書部812は、記録媒体100と制御信号をやり取りしてファイルシステム等を検索し、認証情報を読み出す等の処理を行う。
記録媒体制御部813は、記録媒体接続部63と物理層等で接続され、記録媒体100を制御するインターフェイスである。記録媒体接続部63がUSB端子及びUSB接続のカードリーダー/ライター等である場合には、記録媒体読書部812及び記録媒体制御部813として、USBコントローラのIC等を用いてもよい。記録媒体制御部813が通電され起動されると、記録媒体接続部63も通電されて記録媒体100と接続することが可能となる。
センサ検出部821は、人感センサ13からの信号をA/D変換するA/Dコンバータを備えており、人感センサ13の信号が所定の閾値以上の信号の場合等に、ユーザーが接近したと検知する。なお、センサ検出部821は、ユーザーの距離や方角等を算出して、正確に画像形成装置1の操作を行いたいユーザーの接近を検知してもよい。人感センサ13及びセンサ検出部821は、ヒトの接近を検知する人感センサ検知部を構成する。
センサ検出部821は、人感センサ13でユーザーの接近を検知した場合、スリープモード切換部83に通知する。この際、センサ検出部821は、スリープモード切換部83が省エネルギー状態であった場合は、通電して起動させる。
なお、ディープスリープ制御部82は、人感センサ13が生体認証センサやレーダー等であり、ディープスリープモード時には、人感センサ13自体を、ユーザーの接近等のみを検知する省エネルギー状態にするよう設定してもよい。
スリープモード切換部83は、ディープスリープモード時にディープスリープ制御部82からの信号により通知を受けた場合、自らを省エネルギー状態から復帰させ、ライトスリープ制御部81を省エネルギー状態から復帰させる。
また、スリープモード切換部83は、ユーザーが操作を終了し、ユーザーが画像形成装置1から離れたことをセンサ検出部821にて検出された場合は、ディープスリープモードに移行させる。すなわち、スリープモード切換部83は、ライトスリープ制御部81とスリープモード切換部83自身とを省エネルギー状態に移行させる。
また、スリープモード切換部83は、制御信号を送信して各部の電源状態を通常起動状態又は省エネルギー状態とに移行させる。この際、スリープモード切換部83は、図示しないリレー等を用いて、各部の電源供給を制御することもできる。
なお、スリープモード切換部83は、ディープスリープ制御部82と同様に、ディープスリープモードの場合であっても通電されていてもよい。
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1によるスリープモード切換処理について説明する。
本実施形態のスリープモード切換処理は、ライトスリープモード、ディープスリープモードの切換の制御を行う。
以下で、図4のフローチャートにより、本実施形態のスリープモード切換処理をステップ毎に詳しく説明する。以下の処理は、制御部8が、記憶部9に記憶されたプログラムに従って、ハードウェア資源を用いて実行する。
まず、ディープスリープ制御部82は、人待ち待機処理を行う。
ディープスリープ制御部82は、ディープスリープモード又はライトスリープモードの場合、ユーザーの接近が検知されるまで待機を行う。
ここで、ディープスリープ制御部82は、その時点の省エネルギー状態がライトスリープモードであっても、ディープスリームモードのいずれであっても起動している。このため、ディープスリープ制御部82は、いずれの省エネルギー状態でも、センサ検出部821と人感センサ13とによりユーザーの接近の検知を行うまで待機する。接近が検知された場合、ディープスリープ制御部82は、処理をステップS101に進める。
また、ディープスリープ制御部82は、ライトスリープモードで所定時間経過した場合にも、処理をステップS101に進める。
次に、ディープスリープ制御部82は、ディープスリープモードであったか否かを判定する。
ディープスリープ制御部82は、ディープスリープモードであった場合には、Yesと判定する。それ以外の場合、ライトスリープモードであった場合にはNoと判定する。
Yesの場合、ディープスリープ制御部82は、処理をステップS102に進める。
Noの場合、ディープスリープ制御部82は、ライトスリープモードであるので処理をステップS104に進める。
ライトスリープモードであった場合、ライトスリープ制御部81は、ライトスリープモードになってから所定時間経過したか否かを判定する。
Yesの場合、ライトスリープ制御部81は、処理をステップS111に進めて、ディプスリープへ移行する。
Noの場合、ライトスリープ制御部81は、処理をステップS105に進める。
ディープスリープモードであった場合、ディープスリープ制御部82は、人感センサ13でユーザーを検知したか否かを判定する。
ディープスリープ制御部82は、センサ検出部821により、人感センサ13の信号からユーザーの接近を検知した場合、Yesと判定する。それ以外の場合は、Noと判定する。
Yesの場合、ディープスリープ制御部82は、処理をステップS104に進める。
Noの場合、ディープスリープ制御部82は、処理をステップS100に戻して、この場合はディープスリープモードのまま、待機を続ける。
ディープスリープモードで人感センサ13でユーザーを検知した場合、ディープスリープ制御部82及びスリープモード切換部83は、ライトスリープ移行処理を行う。
ディープスリープ制御部82は、スリープモード切換部83を省エネルギー状態から通常起動状態に移行させ、ライトスリープモードに移行するよう指示する。
この指示を検知したスリープモード切換部83は、ライトスリープ制御部81を省エネルギー状態から起動させる。つまり、ライトスリープ制御部81の個人認証部811、記録媒体読書部812、及び記録媒体制御部813が起動され、記録媒体接続部63の制御が可能となる。これにより、ディープスリープモードからライトスリープモードに切り換えが完了する。
次に、ライトスリープ制御部81は、ユーザー操作があったか否かを判定する。ライトスリープ制御部81は、記録媒体100が記録媒体接続部63と無線や接触等により接続された状態となった場合、又はユーザーが操作パネル部6のタッチパネル61やボタン部62等で操作を行ったことを検知した場合にYesと判定する。それ以外の場合はNoと判定する。
Yesの場合、ライトスリープ制御部81は、処理をステップS105に進める。
Noの場合、ライトスリープ制御部81は、処理をステップS100に戻して、人待ち待機処理を続ける。
ユーザー操作があった場合、ライトスリープ制御部81は、認証処理を行う。
ここで、ライトスリープモードでは、ユーザーは、記録媒体100を用いて、個人認証を行うことが可能となる。
このため、ライトスリープ制御部81の各部は、ライトスリープモード及び画像形成装置1が通常起動状態の場合に起動されている。ライトスリープ制御部81は、記録媒体制御部813に記録媒体100が接続されたことを検知し、記録媒体読書部812によりユーザーID又は認証情報が記録媒体100に存在することを検知する。この上で、ライトスリープ制御部81は、個人認証部811を用いて、当該ユーザーID又は認証情報の認証を行う。なお、ライトスリープ制御部81は、操作パネル部6のユーザーのパスワード等の入力を検知して認証を行ってもよい。
次に、ライトスリープ制御部81は、認証が成功したか否かを判定する。
Yes、すなわち認証が成功した場合、ライトスリープ制御部81は、処理をステップS108に進める。
No、すなわち認証が失敗した場合、ライトスリープ制御部81は、処理をステップS100に戻して、人待ち待機処理を続ける。
認証が成功した場合、ライトスリープ制御部81は、通常起動移行処理を行う。
ライトスリープ制御部81は、認証の成功をスリープモード切換部83に通知する。すると、スリープモード切換部83は、ユーザーの使用権限に対応する各部を省エネルギー状態から通常起動状態へ移行(復帰)させる。これにより、画像形成装置1は、通常起動状態となる。
次に、制御部8は、ジョブ実行処理を行う。
通常起動状態となった画像形成装置1において、制御部8は、操作パネル部6等からのユーザーの指示や、各種センサの指示を検知する。
これにより、制御部8は、アカウント設定90の権限に従った各種ジョブを通常の消費電力で実行する。
ジョブが終了した後、制御部8は、所定時間、通常起動状態で待機する。この際に、所定時間経過後にライトスリープモードに移行するような制御を行ってもよい。
次に、ディープスリープ制御部82は、人感センサ13によりユーザーが非検知になったか否かを判定する。
ここでは、ディープスリープ制御部82は、センサ検出部821にて人感センサ13の値がユーザーを検知しなくなったか否かを検知して、ユーザーの非検知を判定する。つまり、ライトスリープモードに移行した場合であっても、認証に失敗したりユーザーが画像形成装置1での操作を終了して、画像形成装置1から離れた場合を検知して、「非検出」すなわちYesと判定する。それ以外の場合はNoと判定する。
Yesの場合、ディープスリープ制御部82は、処理をステップS111に進める。
Noの場合、ディープスリープ制御部82は、処理をステップS105に戻して、認証を待つ、又はユーザーのジョブの実行終了を待つ。
ユーザーが非検出になった場合又はライトスリープモードで所定時間経過した場合、ディープスリープ制御部82及びスリープモード切換部83は、ディープスリープ移行処理を行う。
ディープスリープ制御部82は、スリープモード切換部83に、ディープスリープモードへ移行するよう指示する。これにより、スリープモード切換部83は、通常起動状態になっている制御部8以外の部位を省エネルギー状態に移行させる。また、スリープモード切換部83は、ライトスリープ制御部81を省エネルギー状態に移行させ、自らも省エネルギー状態に移行して、ディープスリープモードとなる。
このディープスリープモードでも、上述したように、ディープスリープ制御部82は起動し続け、また人感センサ13でユーザーを検知するまで待つ。
以上により、本発明の実施の形態に係るスリープモード切換処理を終了する。
本実施の形態に係る画像形成装置1は、人感センサ13を利用し、ユーザーが画像形成装置1に近づいたことを遠方から検知させ、ディープスリープモードからライトスリープモードへ移行させ、記録媒体接続部63を使用可能な状態まで復帰させる。このため、ユーザーが特定の動作を行わずに、すぐに記録媒体100による個人認証を行うことができる。このため、ユーザーの利便性を大きく向上させることができる。
また、本実施形態の画像形成装置1は、人感センサ13を使用することにより、ユーザーが所定範囲内で検知できない場合は、ライトスリープモードより消費電力が低いディープスリープモードで待機できる。このため、ユーザーの支払う電力コストの削減に寄与できる。
また、本実施形態の画像形成装置1は、人感センサ13を使用することにより、ユーザーが近づいてきた場合は、ライトスリープモードに移行する。ディープスリープモードよりもライトスリープモードの方が通常起動状態に移行する時間が短いため、ユーザーがジョブの実行を行う場合も、素早く復帰できる。
また、本実施形態の画像形成装置1は、ユーザーが画像形成装置1から離れた場合に、ディープスリープモードに素早く移行させることが可能であり、ユーザーの支払う電力コストの削減に寄与できる。
また、画像形成装置1は、記録媒体接続部63や人感センサ13を別途接続せずに本体部4に内蔵するような構成であってもよい。
また、上述の実施の形態では、ユーザーの操作がない場合、通常起動状態からディープスリープモードに移行するよう記載したが、一旦ライトスリープモードに移行するように構成してもよい。この場合は、所定時間経過後に、ライトスリープモードからディープスリープモードに移行するように構成してもよい。
2 原稿読取部
3 原稿給送部
4 本体部
5 スタックトレイ
6 操作パネル部
7 画像形成部
8 制御部
9 記憶部
10 画像処理部
13 人感センサ
21 スキャナー
22 プラテンガラス
23 原稿読取スリット
31 原稿載置部
32 原稿排出部
33 原稿搬送機構
41 排出口
42 給紙部
43 用紙搬送路
44 搬送ローラー
45 排出ローラー
61 タッチパネル
62 ボタン部
63 記録媒体接続部
71 感光体ドラム
72 露光部
73 現像部
74 転写部
75 定着部
81 ライトスリープ制御部
82 ディープスリープ制御部
83 スリープモード切換部
90 アカウント設定
100 記録媒体
421 給紙カセット
422 給紙ローラー
811 個人認証部
812 記録媒体読書部
813 記録媒体制御部
821 センサ検出部
Claims (3)
- 消費電力を低下させた第1の省エネルギー状態と、該第1の省エネルギー状態よりも消費電力を低下させた第2の省エネルギー状態との移行が可能な画像形成装置において、
ユーザの接近を検知する人感センサと、
認証情報が記憶された記録媒体と接続される記録媒体接続手段と、
接続された前記記録媒体から前記認証情報を取得する認証情報取得手段と、
取得された前記認証情報により個人認証を行う個人認証手段と、
前記第1の省エネルギー状態と前記第2の省エネルギー状態との移行を制御する省エネルギー状態切換手段と、
前記第1の省エネルギー状態の場合に、前記記録媒体接続手段、前記認証情報取得手段、及び前記個人認証手段に通電する第1の省エネルギー状態通電制御手段と、
前記第1の省エネルギー状態及び前記第2の省エネルギー状態の場合に前記人感センサに通電する第2の省エネルギー状態通電制御手段とを備え、
前記省エネルギー状態切換手段は、前記第2の省エネルギー状態で前記人感センサによりユーザの接近が検知された場合に、前記第1の省エネルギー状態に移行させ、前記記録媒体接続手段、前記認証情報取得手段、及び前記個人認証手段を、電源消費が少ない状態から復帰させ、
前記第2の省エネルギー状態に移行させる際に、前記記録媒体接続手段、前記認証情報取得手段、及び前記個人認証手段を、電源消費が少ない状態に移行させる
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記省エネルギー状態切換手段は、前記第1の省エネルギー状態で前記人感センサによりユーザが非検知になった場合に、前記第2の省エネルギー状態に移行させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 画像形成装置において、消費電力を低下させた第1の省エネルギー状態と、該第1の省エネルギー状態よりも消費電力を低下させた第2の省エネルギー状態との移行を制御する画像形成方法において、
前記画像形成装置は、
ユーザの接近を検知する人感センサと、
認証情報が記憶された記録媒体と接続される記録媒体接続手段と、
接続された前記記録媒体から前記認証情報を取得する認証情報取得手段と、
取得された前記認証情報により個人認証を行う個人認証手段とを備え、
前記第1の省エネルギー状態の場合のみに、認証情報が記憶された前記記録媒体と接続し、
接続された前記記録媒体から前記認証情報を取得し、取得された前記認証情報により個人認証を行い、
前記第2の省エネルギー状態の場合に、前記人感センサによりユーザの接近を検知し、
前記人感センサによりユーザの接近が検知された場合に、前記第1の省エネルギー状態に移行させ、前記記録媒体接続手段、前記認証情報取得手段、及び前記個人認証手段を、電源消費が少ない状態から復帰させ、
前記第2の省エネルギー状態に移行させる際に、前記記録媒体接続手段、前記認証情報取得手段、及び前記個人認証手段を、電源消費が少ない状態に移行させる
ことを特徴とする画像形成方法。
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