JP6016724B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
このような画像形成装置においては、USB(Universal Serial Bus)ポートを備えており、外部機器を接続可能なものが存在する。
USBは、VBUSと呼ばれる5Vの電源ライン、GNDライン、信号線であるD+及びD−ラインを用いて、外部機器との通信を行う。
画像形成装置は、USBポートに外部機器が接続された場合、VBUSにより電源が供給される。外部機器は、自身の初期化を行い、D+又はD−ラインをプルアップする応答を行う。画像形成装置は、この外部機器からの応答を検知することで、外部機器の接続を検出する。
この外部機器からの応答は、USB規格上は1秒以内であるものの、実際には数秒程度かかるものが存在する。このため、画像形成装置は、その間ずっとUSBポートの状態を監視する必要がある。
当該技術は、外部機器の接続による駆動電流により外部機器の接続を検出でき、外部機器の利用を迅速に開始できるようになっている。
本発明の画像形成方法は、外部機器が接続されるUSBポートと、該USBポートへの前記外部機器の接続状態を検出する接続検出手段とを備え、前記USBポート及び前記接続検出手段は複数備えられた画像形成装置による画像形成方法において、省電力状態からの復帰時に、前記USBポートへの前記外部機器の接続状態を検出し、前記外部機器が検出された場合には前記外部機器からの応答を待ち、前記外部機器が検出されなかった場合には前記外部機器からの応答を待たずに復帰の処理を継続し、前記省電力状態への移行時における、それぞれの前記USBポートへの前記外部機器の接続情報を記憶し、前記接続情報により、前記省電力状態への移行時に前記外部機器が接続されていなかった前記USBポートに対応する前記接続検出手段から、前記省電力状態からの復帰時に前記外部機器を検出させることを特徴とする。
〔画像形成装置1のシステム構成〕
画像形成装置1は、画像処理部11、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部(給紙ローラー422、搬送ローラー44、排出ローラー45)、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、画像形成部17(画像形成手段)、及び記憶部19等が制御部10に接続されている。また、制御部10には、外部機器2a、2b(以下、いずれかの外部機器を示す場合は、単に「外部機器2」という。)をそれぞれ接続する二つのUSBポート100a、100b(以下、いずれかのUSBポートを示す際には、単に「USBポート100」という。)が接続されている。また、制御部10には、USBポート100a、100bそれぞれについて外部機器2a、2bが接続されたことを検出する、接続検出部110a、110b(接続検出手段。以下、いずれかの接続検出部を示す際には、単に「接続検出部110」という。)が接続されている。
各部は、制御部10によって動作制御される。
制御部10は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。また、制御部10は、操作パネル部16から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像を、PDFやTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換した上で、記憶部19に印刷データとして記憶することも可能である。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する手段である。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、ユーザーの端末(図示せず)から取得されたり、記憶部19に記憶されていたり、原稿読取部12で読み取られたりしたデータから記録紙への画像形成を行わせる手段である。
搬送部は、給紙カセット421(図3)から記録紙を搬送し、画像形成部17で画像形成させ、その後にスタックトレイ50へ搬送する。
なお、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部、画像形成部17の動作については後述する。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
記憶部19のROMやHDDには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラム、及び各種データが記憶されている。
なお、記憶部19には、ユーザーの端末(図示せず)から送信され、又は原稿読取部12によってスキャンされ画像処理部11で画像処理されたPDLデータ等の印刷データを格納する領域、アカウント設定を格納する領域、ユーザー毎の保存フォルダの領域、一時ファイルの保存領域等が含まれている。また、記憶部19は、制御部10の制御プログラム、サムネイル画像、その他の各種ファイルのデータ等も記憶している。
外部機器2は、USBメモリー、SDカード/xD/メモリースティック等の各種フラッシュメモリーカード、USB接続HDD、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話、スマートフォン、タブレット、PDA(Personal Data Assistant)、ユーザー認証用のRFID(Radio Frequency IDentification)カードのリーダー等である。USBポート100に接続された外部機器2は、種類によっては、記憶部19と同様に記憶手段としても機能させることも可能である。
接続検出部110は、USBポート100のコネクタの挿入を検知する赤外線等の光センサーやスイッチ、又はVBUSラインの電流を検知する電流検知回路や電圧検知回路等により構成される。接続検出部110が電流検知回路である場合、例えば、USBポート100のVBUSに電圧がかけられた際に、流れた電流の有無によって、数m秒〜数百m秒以内に外部機器2が接続されているか否かについての接続状態を検出することが可能である。
また、画像形成装置1において、制御部10及び画像処理部11は、GPU内蔵CPU等やチップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10及び画像処理部11は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
また、画像形成装置1は、ファクシミリの送受信を行うFAX送受信部を備えていてもよい。
図2を参照して、本実施形態の画像形成装置1の制御構成について、機能ブロックを基に説明する。
画像形成装置1は、複数のUSBポート100及び接続検出部110と、省電力処理部120(省電力処理手段)とを備えている。
また、記憶部19には、接続情報500a、500b(以下、いずれかの接続情報を示す場合は、単に「接続情報500」という。)、及び検出順番リスト510が記憶されている。
また、接続検出部110aがUSBポート100aに接続された外部機器2aを、接続検出部110bがUSBポート100bに接続された外部機器2bをそれぞれ検出する。この際に、接続検出部110aは、記憶部19に記憶された接続情報500aを読み出して、省電力状態への移行時に外部機器2aが接続されていた場合には、外部機器2aの検出を後回しとする。また、接続検出部110bも同様に、記憶部19に記憶された接続情報500bを読み出して、省電力状態への移行時に外部機器2bが接続されていた場合には、外部機器2bの検出を後回しとする。これにより、省電力状態への移行時に外部機器2が接続されていなかったUSBポート100に対応する接続検出部110から、外部機器2を検出することが可能となる。
また、省電力処理部120は、省電力状態への移行時において、接続検出部110aがUSBポート100aへの外部機器2aの接続情報500aを記憶部19に記憶させ、接続検出部110bがUSBポート100bへの外部機器2aの接続情報500bを記憶部19に記憶させる。
また、省電力処理部120は、記憶部19に記憶された接続情報500a、500bにより、省電力状態への移行時に外部機器2が接続されていなかったUSBポート100に対応する接続検出部110から先に、外部機器2を検出させる。
省電力状態への移行時に外部機器が接続されていると接続情報500に示されていたUSBポート100については、検出順番リスト510の検出させる順番が後回しになるよう変更される。これにより、省電力状態への移行時に外部機器2が接続されていなかったUSBポート100に対応する接続検出部110から、外部機器2を検出することが可能となる。
また、画像形成装置1の記憶部19は、USBポート100へ接続された外部機器2の接続情報500を記憶する外部機器接続情報記憶手段として機能する。
また、上述の画像形成装置1の各部は、本発明の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の動作について説明する。
原稿読取部12は、本体部14の上部に配設され、原稿給送部13は、原稿読取部12の上部に配設されている。スタックトレイ50は、本体部14に形成された記録紙の排出口41側に配設され、また、操作パネル部16は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
プラテンガラス12bは、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読取スリット12cは、原稿給送部13による原稿の搬送方向と直交方向に形成されたスリットを有する。
また、原稿給送部13により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、原稿読取スリット12cと対向する位置に移動され、原稿読取スリット12cを介し、原稿給送部13による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部14に出力する。
なお、原稿給送部13は、可倒式に構成され、原稿給送部13を上方に持ち上げることで、プラテンガラス12bの上面を開放させることができる。
給紙ローラー422によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙は、搬送ローラー44によって画像形成部17に搬送される。そして、画像形成部17によって記録が施された記録紙は、排出ローラー45によってスタックトレイ50に排出される。
次に、図4を参照して、本発明の画像形成装置1の実施の形態に係る省電力移行処理の説明を行う。
省電力移行処理では、ユーザーの指示やタイマー(図示せず)により画像形成装置1が省電力に移行する際に、USBポート100に接続された外部機器2の接続情報500をそれぞれ記憶部19に記憶する。
この処理は、主に制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働してハードウェア資源を用いて実行する。
以下では、図4のフローチャートにより、省電力移行処理をステップ毎に説明する。
まず、制御部10は、省電力処理部120により、接続情報記憶処理を行う。
制御部10は、それぞれのUSBポート100について、外部機器2が接続されているか否か、つまり接続の「有」「無」を、接続情報500として取得する。この際、制御部10は、実際に外部機器2と通信した結果として記憶部19に記憶されたデータ等から、接続情報500を作成してもよい。また、制御部10は、接続検出部110により実際に外部機器2が接続されていることを確認してもよい。
制御部10は、取得した接続情報500を、USBポート100と対応付けて、記憶部19に記憶する。図2の例では、制御部10は、USBポート100aに対応する接続情報500aと、USBポート100bに対応する接続情報500bとを記憶部19に記憶する。
なお、実際に外部機器2と通信した結果として記憶部19に記憶されたデータ等から、接続情報500が作成された場合、制御部10は、USB機器の種類や状態等についても接続情報500に含めて取得してもよい。
次に、制御部10は、省電力処理部120により、USBポート100の接続情報500を全てのポートについて記憶したか否かを判定する。
Yes、すなわち接続情報500を全てのポートについて記憶部19に記憶した場合、制御部10は、処理をステップS103に進める。
No、すなわち接続情報500をまだ全てのポートについて記憶していない場合、制御部10は、処理をステップS101に戻す。そして、制御部10は、接続情報500をまだ記憶していないポートについて記憶する処理を続ける。
USBポート100の接続情報500を全て記憶した場合、制御部10は、省電力処理部120により、省電力状態遷移処理を行う。
ここでは、まず、制御部10は、全ての外部機器2を切断する。制御部10は、例えば外部機器2がUSBメモリーやUSB外付けHDD等であった場合、ライトバックキャッシュの内容等を書きだしてから、VBUSラインの電源をオフにする。なお、記憶部19の設定によっては、USB充電用としてUSBポート100のVBUSラインに5Vを供給したままにすることも可能である。
また、制御部10は、消費電力の大きい画像形成部17等の電源については切断する。この上で、制御部10自体も消費電力が低いスリープ状態等に遷移させる。この際、制御部10は、ネットワーク送受信部15や図示しないタイマー等の復帰用の手段の電源は供給しておく。また、制御部10は、レジスタ等の内容を退避した上で記憶部19のRAM等はセルフリフレッシュ等によりメモリー内容自体は保持する状態にさせておき、記憶部19のHDD等の電源は切断する。
以上により、本発明の実施の形態に係る省電力移行処理を終了する。
次に、図5を参照して、本発明の画像形成装置1の実施の形態に係る省電力復帰処理の説明を行う。
省電力復帰処理では、それぞれのUSBポート100について記憶部19に記憶された接続情報500を読み出し、接続検出部110により外部機器2の接続状態を検出して、省電力状態から高速に復帰する。
この処理は、主に制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働してハードウェア資源を用いて実行する。
以下では、図5のフローチャートにより、省電力復帰処理をステップ毎に説明する。
まず、制御部10は、省電力処理部120により、初期化処理を行う。
制御部10は、ネットワーク送受信部15からの信号、図示しないタイマーの信号、操作パネル部16のボタン等の押下やICカード認証(図示せず)によるユーザーの指示の信号等により、省電力状態からの復帰を開始する。
制御部10は、画像形成部17等の各部に電源を供給し、各種初期化の処理を行う。
また、制御部10は、記憶部19のRAM等については、セルフリフレッシュの状態から復帰させ、記憶部19のHDD等については電源を供給する。これにより、記憶部19は、制御部10からで読み書き可能な状態となる。
次に、制御部10は、省電力処理部120により、ポート電源供給処理を行う。
制御部10は、全てのUSBポート100のVBUSラインに電源を供給する。これにより、USBポート100に外部機器2が接続されている場合、起動が開始される。
なお、設定等により、省電力状態でもVBUSラインに電源を供給されていたUSBポート100については、リセット等の信号を送信する。
次に、制御部10は、省電力処理部120により、接続情報読み出し処理を行う。
制御部10は、いずれかのUSBポート100を検出順番リスト510に示された順番に選択し、記憶部19からこの選択されたUSBポート100に対応する接続情報500を読み出す。
次に、制御部10は、省電力処理部120により、そのポートは接続されていたか否かを判定する。制御部10は、上述の省電力移行処理(図4)で当該接続情報500が取得された際、つまり省電力状態への移行時に、選択されたUSBポート100に対応する外部機器2が接続されていた場合、Yesと判定する。また、制御部10は、同様に省電力への移行時に選択されたUSBポート100に対応する外部機器2が接続されていなかった場合、Noと判定する。これに加えて、制御部10は、外部機器2の接続の判定が行われ、下記で説明する順番後回し処理で、一旦、順番が後回しにされたUSBポート100についても、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS204に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS205に進める。
省電力への移行時に、選択されたUSBポート100に外部機器2が接続されていた場合には、制御部10は、省電力処理部120により、順番後回し処理を行う。
制御部10は、既に外部機器2が接続されていたUSBポート100については、検出順番リスト510のキューの最後になるよう順番を入れ換える。これにより、制御部10は、後述するように、省電力状態への移行時に外部機器2が接続されていなかったUSBポート100に対応する接続検出部110から、外部機器2を検出させることになる。図2の例では、制御部10は、外部機器2aが検出されなかった場合には外部機器2aからの応答を待たずに復帰の処理を続ける。同様に、外部機器2bが検出されなかった場合には外部機器2bからの応答を待たずに復帰の処理を続ける。
その後、制御部10は、処理をステップS202に戻して、次の順番のUSBポート100について処理を進める。これにより、外部機器からの応答待ちの間、先に、外部機器2が接続されていない可能性が高いUSBポート100接続の検出を行うことが可能となり、復帰にかかる時間を短縮できる。
省電力への移行時に、選択されたUSBポート100に外部機器2が接続されていなかった又は一旦後回しにされていた場合、制御部10は、接続検出部110により、外部機器接続検知処理を行う。
接続検出部110は、選択されたUSBポート100に対応する外部機器2が接続されているか否かについての接続状態を、光センサの信号の変化、スイッチのオン/オフによる信号の変化、VBUSラインの電流の有無、電圧の変化等により検出する。
なお、接続検出部110は、VBUSラインに電源を供給する前に、外部機器2の接続を検出してもよい。
次に、制御部10は、省電力処理部120により、外部機器2の接続を検出したか否かを判定する。
制御部10は、選択されたUSBポート100に外部機器2が接続されていることが、対応する接続検出部110により検出された場合、Yesと判定する。制御部10は、外部機器2が検出されなかった場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS208に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS207に進める。
選択されたUSBポート100に外部機器2の接続が検出されなかった場合、制御部10は、省電力処理部120により、外部機器切断処理を行う。
制御部10は、選択されたUSBポート100のVBUSラインへの電源供給をオフにする。また、制御部10は、このUSBポート100に対応する接続情報500の接続の有無を「無」にして記憶部19に記憶する。
その後、制御部10は、処理をステップS212に進める。
選択されたUSBポート100に外部機器2の接続が検出された場合、制御部10は、省電力処理部120により、応答待ち処理を行う。
制御部10は、選択されたUSBポート100のD+又はD−ラインがプルアップされる応答があるまで、一秒よりも長い所定時間、待つ。この所定時間は、従来よりも長いご5秒〜10秒程度の時間を設定してもよい。つまり、制御部10は、外部機器2が接続されていることを接続検出部110で検出しているので、従来よりも長く応答を待ってもよくなり、確実に外部機器2からの応答を待つことが可能となる。
図2の例では、制御部10は、省電力処理部120により、接続検出部110aにより外部機器2aが検出された場合には、外部機器2aからの応答を待つ。同様に、省電力処理部120は、接続検出部110bにより外部機器2bが検出された場合には、外部機器2bからの応答を待つ。
なお、制御部10は、この応答の待ち時間の間、別のスレッドを動作させて、起動の処理を続行させてもよい。この際、制御部10は、接続情報500にて省電力状態への移行時に接続された外部機器2の種類を読み出し、応答が遅いと思われる外部機器2の応答時間に、優先的に復帰の処理を進めてもよい。
次に、制御部10は、省電力処理部120により、外部機器2からの応答があったか否かを判定する。
制御部10は、選択されたUSBポート100に接続された外部機器2から、所定時間待つ間に応答があった場合、Yesと判定する。制御部10は、この外部機器2からの応答がなかった場合は、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS210に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS211に進める。
外部機器2からの応答があった場合、制御部10は、省電力処理部120により、外部機器通信処理を行う。
応答があった後、制御部10は、選択されたUSBポート100から外部機器2にリセット信号を送出し、デバイスのコンフィギュレーション等を行うような通信を行う。制御部10は、外部機器2から、デバイスディスクリプタ等のデバイスの情報等を取得する。この取得された情報は、記憶部19に記憶され、接続情報500に用いられてもよい。
また、制御部10は、このUSBポート100に対応する接続情報500の接続の有無を「有」にして記憶部19に記憶する。
その後、制御部10は、処理をステップS212に進める。
外部機器2からの応答がなかった場合、制御部10は、省電力処理部120により、エラー報知処理を行う。
制御部10は、所定時間経っても、当該外部機器2からの応答がなかった場合には、外部機器2の故障又はケーブルの不良等と判断し、エラー表示を操作パネル部16に報知する。また、制御部10は、ネットワーク送受信部15から、外部の端末(図示せず)やサーバー等にエラー情報を送信してもよい。
ここで、制御部10は、省電力処理部120により、全てのポートの接続を検出したか否かを判定する。
制御部10は、全てのUSBポート100について、外部機器2の接続を接続検出部110で検出した場合、Yesと判定する。制御部10は、まだ全てのUSBポート100について検出が終わっていない場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS213に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS202に戻して、他のUSBポート100について処理を続行する。
すべてのUSBポート100の接続を検出した場合には、制御部10は、復帰処理を行う。
制御部10は、各部の初期化が終了した後、退避されたレジスタを復帰し、読み出し可能となった記憶部19のRAM上に展開された制御プログラムの復帰後動作用のアドレスにジャンプ等する。これにより、画像形成装置1は、省電力状態から復帰し、省電力状態へ移行する前の処理を継続する。
以上により、本発明の実施の形態に係る省電力復帰処理を終了する。
従来、特許文献1の技術は、外部機器を接続検知する手段を別に用意しているものの、省電力状態からの復帰時には、外部機器が接続されていない場合でも、最長で数秒程度、当該外部機器からの応答を待つ必要があった。このため、省電力状態からの復帰に時間がかかっており、ユーザーの利便性を損ねていた。
これに対して、本発明の画像形成装置1は、外部機器2が接続されるUSBポート100と、USBポート100に外部機器2の接続状態を、光センサーやスイッチやVBUSラインの電流/電圧等により検出する接続検出部110と、省電力状態からの復帰時に、接続検出部110により外部機器2が検出されなかった場合には外部機器2からの応答を待たずに省電力状態から復帰させる省電力処理部120とを備えることを特徴とする。
このように構成することで、本実施形態の画像形成装置1は、外部機器2が接続されていない場合には、応答があるまでの数秒程度を待たなくてもよくなる。このため、省電力状態からの復帰を高速に行えるようになり、ユーザーの利便性を高めることができる。
これに対して、本実施形態の画像形成装置1は、外部機器2が接続されていることが接続検出部110で検出された場合、その外部機器2から応答があるまで、従来の装置より長い時間、待機する。このため、省電力状態からの復帰時に応答が遅い外部機器2であっても誤検知しないようにすることができ、確実に接続することが可能となる。
このように構成することで、省電力状態からの復帰の際にも外部機器2が接続されていない可能性が高いUSBポート100について先に接続検出部110で外部機器2を検出することが可能になる。よって、確実に、外部機器2が接続されていないUSBポート100について、他の外部機器2が接続されたUSBポート100が応答を返すまでに接続の検出を行うことができる。これにより、無駄な待ち時間を短縮して、確実に応答待ちを行わないで起動を高速化することが可能となる。
また、例えば、USBポート100bの応答待ちの間に外部機器2aがUSBポート100aに接続され、これにより起動が遅くなるという事態も回避することが可能となる。加えて、外部機器2が接続されていない接続検出部110及びUSBポート100のVBUSラインへの電源を早く切断することができ、消費電力を抑えることも可能となる。
また、制御部10は、接続情報500に外部機器2の種類や状態等を含ませることも可能である。これにより、制御部10は、省電力状態への移行時に外部機器2が接続されていたUSBポート100について、当該外部機器2の種類に従い、接続検出部110による接続状態の検出の順番を、更に変更することが可能となる。たとえば、制御部10は、外部機器2がUSB外付けHDD等の応答が遅いデバイスであった場合、接続の検出の順番を遅くすることで、結果として応答待ちの時間を少なくすることが可能となる。また、同様に、制御部10は、VBUSに電源が供給されてから、当該外部機器2からの応答があるまでの時間を接続情報500に保存しておき、検出順番リスト510のキューを設定してもよい。
また、制御部10は、複数の外部機器2からの応答を別のスレッド等で検出するような構成であってもよい。このような構成の場合、接続検出部110による接続状態の検出の順番を、HDD等の応答が遅いデバイスについては、逆に早くすることで、応答待ちの間に他の外部機器2の接続の検出や復帰等を行わせることが可能となり、より省電力状態からの復帰までの時間を短縮できる。
また、制御部10は、応答待ちの間に他のUSBポート100に接続された外部機器2からの応答があり、応答を検知し損ねた場合、リセット信号等を送信して再度応答を求めてもよい。
また、制御部10は、接続検出部110による外部機器2の接続検知後に、接続が検出されたUSBポート100に対して、VBUSへの電源供給を行ってもよい。また、制御部10は、全USBポート100に対して一斉にVBUSへの電源供給を行わず、各USBポート100に対して接続検知後、別々にVBUSへの電源供給を行ってもよい。
2、2a、2b 外部機器
10 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
12a スキャナー
12b プラテンガラス
12c 原稿読取スリット
13 原稿給送部
13a 原稿載置部
13b 原稿排出部
13c 原稿搬送機構
14 本体部
15 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
17a 感光体ドラム
17b 露光部
17c 現像部
17d 転写部
17e 定着部
19 記憶部
41 排出口
42 給紙部
43 用紙搬送路
44 搬送ローラー
45 排出ローラー
50 スタックトレイ
100、100a、100b USBポート
110、110a、110b 接続検出部
120 省電力処理部
421 給紙カセット
422 給紙ローラー
500、500a、500b 接続情報
510 検出順番リスト
Claims (2)
- 外部機器が接続されるUSBポートと、
該USBポートへの前記外部機器の接続状態を検出する接続検出手段と、
省電力状態からの復帰時に、前記接続検出手段により前記外部機器が検出されなかった場合には、前記外部機器からの応答を待たずに復帰させる省電力処理手段とを備え、
前記USBポート及び前記接続検出手段は複数備えられ、
前記省電力状態への移行時における、それぞれの前記USBポートへの前記外部機器の接続情報を記憶する外部機器接続情報記憶手段を備え、
前記省電力処理手段は、前記外部機器接続情報記憶手段の前記接続情報により、前記省電力状態への移行時に前記外部機器が接続されていなかった前記USBポートに対応する前記接続検出手段から、前記省電力状態からの復帰時に前記外部機器を検出させる
ことを特徴とする画像形成装置。 - 外部機器が接続されるUSBポートと、該USBポートへの前記外部機器の接続状態を検出する接続検出手段とを備え、前記USBポート及び前記接続検出手段は複数備えられた画像形成装置による画像形成方法において、
省電力状態からの復帰時に、前記USBポートへの前記外部機器の接続状態を検出し、
前記外部機器が検出された場合には前記外部機器からの応答を待ち、前記外部機器が検出されなかった場合には前記外部機器からの応答を待たずに復帰の処理を継続し、
前記省電力状態への移行時における、それぞれの前記USBポートへの前記外部機器の接続情報を記憶し、
前記接続情報により、前記省電力状態への移行時に前記外部機器が接続されていなかった前記USBポートに対応する前記接続検出手段から、前記省電力状態からの復帰時に前記外部機器を検出させる
ことを特徴とする画像形成方法。
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