JP6323014B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装着されたリムーバブル記憶媒体を使用する画像処理装置に関する。
2012年1月SD(Secure Digital)カードの規格化団体 SD Association が、無線LAN(Local Area Network)接続機能を内蔵したWireless LAN SD 規格の策定を発表した。これにより、この規格に準拠したSDカード(以下、無線SDカード)を用いた場合、無線SDカードを装着した装置が無線通信の機能を有していなくても、無線SDカード自体が無線通信機能を内蔵しているため、携帯端末等の外部から無線通信にて無線SDカードの中身を読み書き出来るようになった。なお、無線SDカードは、装置本体に着脱可能(リムーバブル)な記憶装置である。
通常、無線SDカードは、デジタルカメラ等で撮影した画像を携帯端末で取得するために使われる。すなわち、デジタルカメラで撮影して得た画像を該デジタルカメラに装着中の無線SDカードに保存し、携帯端末が該無線SDカードに保存された画像を無線通信によって読み取るといった使い方がなされる。
しかし、逆に携帯端末から、無線SDカードに無線通信でファイルを保存する(書き込む)ことも可能となっている。よって、図11のように無線SDカード35をMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置10に装着した場合、携帯端末40から無線通信によって無線SDカード35にファイルを保存し、MFPのパネル操作で、この無線SDカード35内のファイルを読み出して印刷することが可能になる。
ところで、無線SDカードがMFPに装着されている間、常に無線通信機能がオンの状態だと、無線SDカードの所有者ではない他のユーザが操作する端末からのアクセスも受け付けてしまう。そこで、無線SDカードの無線通信機能のオン・オフを制御する方法が提案されている。
特許文献1には、カメラに装着された無線SDカードの無線通信機能のオン・オフをユーザからの指示に基づいて制御する方法が開示されている(特許文献1参照)。なお、特許文献1では、ユーザがカメラにて無線SDカードの無線通信機能のオン・オフを指示し、その指示内容を含むファイルが無線SDカードに書き込まれることで該無線SDカードの無線通信機能のオン・オフが切り替わっている。
また、特許文献2では、無線SDカード自体に無線通信機能のオン・オフを切り替えるためのスイッチを設け、該スイッチによって無線通信機能のオン・オフを切り替える方法が開示されている(特許文献2参照)
特開2010−288061号公報 特開2012−53648号公報
しかし、特許文献1、2では無線通信機能のオン・オフの切り替えは、その都度、手動で行われるため、その手間がかかってしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、自装置に装着されている無線通信機能付リムーバブル記憶媒体の無線通信機能のオン・オフをその都度、手動で切り替えることなく、現在の使用状況等に応じて自動的に制御することができる画像処理装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像処理部と、
前記画像処理部が処理するまたは処理したファイルを記憶可能な無線通信機能を備えたリムーバブル記憶媒体が着脱可能に装着される接続部と、
前記接続部に装着されたリムーバブル記憶媒体の無線通信機能を有効とするか無効とするかの切り替え条件を所定の記憶場所から取得する切り替え条件取得部と、
前記切り替え条件取得部が取得した前記切り替え条件に基づいて、前記接続部に接続されている前記リムーバブル記憶媒体の無線通信機能の有効/無効を切り替える制御部と、
を有する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、接続部に装着されたリムーバブル記憶媒体の無線通信機能を有効とするか無効とするかの切り替え条件を所定の記憶場所から取得し、その取得した切り替え条件に基づいて、接続部に接続されているリムーバブル記憶媒体の無線通信機能の有効/無効を切り替える。これにより、自装置に装着されている無線通信機能付リムーバブル記憶媒体の無線通信機能のオン・オフを、その都度、手動で切り替えることなく、現在の使用状況等に応じて自動的に制御することができる。
なお、所定の記憶場所とは、自装置に備えられた記憶部であってもよいし、リムーバブル記憶媒体やサーバなどの外部装置であってもよい。
[2]前記切り替え条件は、複数あって優先順位が設定されており、
前記制御部は、成立している中で最も優先順位の高い切り替え条件に従って、前記無線通信機能の有効/無効を切り替える
ことを特徴とする[1]に記載の画像処理装置。
上記発明では、切り替え条件は複数あって優先順位付けされている。たとえば、リムーバブル記憶媒体内におけるデータの状態や、該リムーバブル記憶媒体が接続部に接続されてからの経過時間、自装置のログイン状態などが切り替え条件に該当する。そして、成立している中で最も優先順位の高い切り替え条件に従って、無線通信機能の有効/無効を切り替える。
[3]前記切り替え条件として、優先順位付けされた複数の切り替え条件の組み合わせからなる切り替えモードが複数種類あり、
前記切り替えモードの選択を受けるモード選択部を有し、
前記制御部は、前記モード選択部で選択された切り替えモードに従って、前記無線通信機能の有効/無効を切り替える
ことを特徴とする[2]に記載の画像処理装置。
上記発明では、複数の切り替え条件の組み合わせからなる切り替えモードが複数種類あり、その切り替えモードごとに、切り替え条件に優先順位が設定される。ユーザから切り替えモードの選択を受けたら、その選択された切り替えモードによって設定された優先順位を採用し、成立している中で最も優先順位の高い切り替え条件に従って、無線通信機能の有効/無効を切り替える。切り替えモードを選択することで、複数の切り替え条件を一度に切り替えることができる。
[4]前記リムーバブル記憶媒体に記憶されているデータの状態を、前記切り替え条件の1つとする
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、たとえば、データの種類や、属性などのリムーバブル記憶媒体内におけるデータの状態を切り替え条件の一つとする。
[5]前記リムーバブル記憶媒体内のデータの有無を、前記切り替え条件の1つとする
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、リムーバブル記憶媒体内のデータの有無を、切り替え条件の1つとする。たとえば、リムーバブル記憶媒体の中にデータが無い場合は、外部の端末からリムーバブル記憶媒体にアクセスされても問題無いので、無線通信機能を有効とする。
[6]前記リムーバブル記憶媒体が前記接続部に装着されてからの経過時間を、前記切り替え条件の1つとする
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、たとえば、リムーバブル記憶媒体が接続部に装着されてからの経過時間そのものや、リムーバブル記憶媒体が接続部に装着されてから所定のジョブが実行されるまでの経過時間を切り替え条件の1つとする。
[7]前記リムーバブル記憶媒体に記憶されているデータの書き込み元を、前記切り替え条件の1つとする
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、リムーバブル記憶媒体に記憶されているデータの書き込み元(無線通信によって書き込まれたデータなのか、画像処理装置によって書き込まれたデータなのかなど)を切り替え条件の1つとする。
[8]自装置が前記リムーバブル記憶媒体にデータを書き込んでから一定時間が経過しても前記リムーバブル記憶媒体が前記接続部に接続されたままであって前記データが前記リムーバブル記憶媒体に記憶されている場合には前記データを削除して前記無線通信機能を有効にする動作のオンオフ設定を前記切り替え条件の1つとする
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、上記切り替え条件をオンに設定すれば、接続部に接続されているリムーバブル記憶媒体に自装置がデータを書き込んでから一定時間が経過しても該リムーバブル記憶媒体が接続部に接続されたままであって上記のデータがリムーバブル記憶媒体に記憶されている場合には、自動的に該データが削除されて無線通信機能が有効にされる。自装置でリムーバブル記憶媒体にデータを書き込んだにもかかわらず、リムーバブル記憶媒体が接続部に接続されたまま放置されている場合には、リムーバブル記憶媒体を無線I/Fとして使用する可能性を考慮し、無線通信機能を有効とする。また、有効とする前に該データを削除することで、該データが外部の端末からの無線アクセスで読み取られることを防止する。なお、削除する前に該データを画像処理装置にコピーして保存するようにしてもよい。
[9]前記リムーバブル記憶媒体内のデータの有無を第1の切り替え条件、前記リムーバブル記憶媒体が前記接続部に装着されてからの経過時間を第2の切り替え条件とし、
前記第2の切り替え条件の優先順位が前記1の切り替え条件の優先順位より高い
ことを特徴とする[2]に記載の画像処理装置。
上記発明では、リムーバブル記憶媒体内のデータの有無に係る第1の切り替え条件よりも、リムーバブル記憶媒体が接続部に装着されてからの経過時間に係る第2の切り替え条件を優先して、無線通信機能の有効/無効が切り替えられる。
[10]前記切り替え条件は、ユーザにより変更可能である
ことを特徴とする[1]乃至[9]のいずれか1つに記載の画像処理装置。
上記発明では、ユーザが切り替え条件を変更することができる。これにより、よりユーザの好みに応じた切り替え条件に従って、リムーバブル記憶媒体の無線通信機能のオン・オフを自動的に制御することができる。
本発明に係る画像処理装置によれば、自装置に装着されている無線通信機能付きリムーバブル記憶媒体の無線通信機能のオン・オフを、予め設定された切り替え条件に従って自動的に切り替えることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置と、無線SDカード、携帯端末を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 切り替え条件において、無線通信機能のオン・オフを変更する画面の一例を示す図である。 無線SDカードを装着した際に、ファイルの有無により無線通信機能のオン・オフを切り替える様子を示す図である。 無線SDカードを、単なる着脱可能な記憶媒体として使用するユースケースの例を示す図である。 無線SDカードを装着した際に、無線通信機能をオフに切り替えたことを通知する確認画面の例を示す図である。 無線SDカードが装着されてから、スキャンtoSDカードが実行されるまでに経過した時間が長い場合における、無線通信機能のオン・オフの状態を示す図である。 無線SDカードが装着されてから、スキャンtoSDカードが実行されるまでに経過した時間が短い場合における、無線通信機能のオン・オフの状態を示す図である。 切り替え設定内容を、無線SDカードに保存する様子を示す図である。 無線SDカードから切り替え設定内容を読み出して、自装置の設定に反映させる様子を示す図である。 携帯端末から無線SDカードに書き込んだファイルを、画像形成装置が読み出して印刷する様子を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、リムーバブル記憶媒体としての機能を果たす無線SDカード35と、本発明に係る画像処理装置としての機能を果たす画像形成装置10と、携帯端末40を示す。
無線SDカード35は、持ち歩きが可能なリムーバブル記憶媒体である。無線SDカード35は画像形成装置10が有する外部メモリ接続部21(図2参照)に着脱可能に接続される。画像形成装置10の外部メモリ接続部21に無線SDカード35を接続すると、画像形成装置10と無線SDカード35が有線接続されて有線通信可能になる。
また、無線SDカード35は無線通信機能を持つ。無線SDカード35が有する無線通信機能は、無線LAN(Local Area Network)等であり、該無線通信機能を使用することで無線SDカード35は携帯端末40等の外部装置と無線接続することができる。
無線SDカード35と有線接続された画像形成装置10および無線通信にて接続された携帯端末40等の外部装置は、それぞれ無線SDカード35の記憶領域へのデータの読み書きが可能となる。ここでは、ファイル形式でデータ(以後ファイルと記す)の読み書きが行われる。
携帯端末40は、持ち歩きが可能な端末である。携帯端末40は、ユーザから受けた指示に従って、無線接続されている無線SDカード35に対してデータの読み書きを行う機能を有する。
画像形成装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部装置へ送信したりするスキャンジョブ、PCから送出されたデータに係る画像を記録紙に印刷して出力するプリントジョブ(印刷ジョブ)などのジョブを実行する機能を備えた、所謂、複合機である。画像形成装置10は、外部メモリ接続部21に有線接続された(以後、装着されたと記す)無線SDカード35の記憶内容を読み取ったり、新たなデータ(ファイル)を書き込んだりすることができる。
画像形成装置10は、自装置に装着された無線SDカード35の無線通信機能を有効(オン)とするか無効(オフ)とするかの切り替え条件を所定の記憶場所から取得し、その取得した切り替え条件に基づいて、装着されている無線SDカード35の無線通信機能の有効/無効(オン・オフ)を切り替える。これにより、自装置に装着されている無線SDカード35の無線通信機能のオン・オフを、その都度手動で切り替えることなく、予め設定されている切り替え条件に応じて自動的に切り替えることができる。所定の記憶場所は、画像形成装置10の内部、装着された無線SDカード35、ネットワークを通じてアクセス可能なサーバなど任意でよい。ここでは、画像形成装置10に切り替え条件が記憶される場合を例に説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。CPU11にはバスを通じてROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、ハードディスク装置15と、画像処理部16と、画像読取部17と、プリンタ部18と、ファクシミリ通信部19と、ネットワーク通信部20と、外部メモリ接続部21と、ADF(Auto Document Feeder)22と、操作パネル30とを備えている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。また、CPU11は、操作パネル30の表示内容の制御を行う制御部や、無線SDカード35の無線通信機能のオン・オフを切り替える制御部としての機能を果たす。
ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで画像形成装置10の各機能が実現される。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。
ハードディスク装置15は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、ユーザ情報、印刷データや画像データ、ジョブ履歴、切り替え条件、および切り替え条件に係る設定内容などが保存される。
画像処理部16は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。本発明の実施の形態では、無線SDカード35に記憶されているデータ(ファイル)のサムネイル画像などを生成する。
画像読取部17は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。画像読取部17は、例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
プリンタ部18は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成は他の方式でもかまわない。
ファクシミリ通信部19は、ファクシミリ機能を備えた外部装置と公衆回線を通じて画像データを送受信する機能を果たす。
ネットワーク通信部20は、LANなどのネットワークを通じて無線通信にて無線接続された外部装置との間でデータを通信する機能を果たす。
ADF22は、画像を読み取る際に、複数枚の原稿を連続して画像読取部17の原稿台に送る自動給紙装置としての機能を果たす。一度に30枚程度の原稿をセットすることが可能で、原稿を読み取るごとに原稿台にセットし直す手間を省略することができる。
外部メモリ接続部21は、無線SDカード35を有線接続する為のコネクタを備えており、該コネクタに機械的に接続された無線SDカード35は、有線にて電気的に画像形成装置10と接続される。
操作パネル30は、表示部31と、操作部32とを備えている。操作部32は、スタートボタンや戻る釦などのスイッチ部33とタッチパネル部34とを備えている。表示部31は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。本実施の形態では、操作パネル30が表示する表示内容の制御、操作パネル30による操作の受け付けに関する制御はCPU11が行う。
タッチパネル部34は、表示部31上に設けられている。タッチパネル部34は、タッチペンや指などで押下された表示部31上のタッチ位置(座標位置)を検出する。CPU11は、継続的に検出されるタッチ位置の変化(操作情報)から、フリック操作やドラッグ操作などを認識する。
次に、切り替え条件について説明する。切り替え条件は複数ある。たとえば、無線SDカード35に保存されているデータの状態(データの有無や、種類、属性など)に応じて無線機能をオンにするかオフにするか、画像形成装置10に無線SDカード35が装着されてからの経過時間に応じて無線機能をオンにするかオフにするか、無線SDカード35に保存されているデータの書き込み元(たとえば、画像形成装置10や携帯端末40など)に応じて無線機能をオンにするかオフにするか、画像形成装置10のログインユーザに応じて無線機能をオンにするかオフにするかなどが切り替え条件に該当する。
ユーザは、複数の切り替え条件について、それぞれ有効にするか無効にするかの選択を行うことができる。画像形成装置10は、無効の設定に従って切り替え条件を無効にするとともに、有効に設定された切り替え条件に従って無線通信機能のオン・オフを切り替える。
たとえば、画像形成装置10は、「無線SDカード35内にファイルがあれば無線通信機能をオフにする」という切り替え条件が有効に設定されており、成立している場合に該切り替え条件に従って無線通信機能をオフにする。
切り替え条件は、成立条件部と、無線通信機能オン・オフ指示部にて構成される。成立条件部とは、無線SDカード35に保存されているデータの状態や、画像形成装置10に無線SDカード35が装着されてからの経過時間、無線SDカード35に保存されているデータの書き込み元、画像形成装置10のログインユーザなどであり、現在の状況にて成立しているか否かを判定する内容を示す。無線通信機能オン・オフ指示部は、成立条件部の示す内容が成立している場合に、無線通信機能をオンにするか、オフにするかを示す。
また、ユーザは、各切り替え条件において、成立条件部に対応する無線通信機能オン・オフ指示部の内容を変更すること、すなわち無線通信機能をオンにするか、オフにするかを切り替えることができる。図3は、該切り替えを行う画面の一例である切り替え条件設定画面80を示す。
切り替え条件設定画面80では、ユーザが、以下の5つの切り替え条件について、無線通信機能をオンにするか、オフにするかを切り替えることができる。
(1)無線SDカード35を装着した時に、無線SDカード35内にファイルがある場合に無線通信機能をオンにするか、オフにするか。
(2)無線SDカード35を装着した時に、無線SDカード35内にファイルが無い場合に無線通信機能をオンにするか、オフにするか。
(3)画像読取部17にて原稿を読み取って得た画像ファイルを無線SDカード35に保存するジョブ(以後、このジョブをスキャンtoSDカードと記す)を実行した場合に無線通信機能をオンにするか、オフにするか。
(4)スキャンtoSDカードによってデータが保存されてから、所定の時間が経過した後にそのデータが残っている場合無線通信機能をオンにするか、オフにするか。
(5)無線SDカード35が装着されてから一定時間が経過した場合に無線通信機能をオンにするか、オフにするか。
なお、(4)において残っていたデータを削除するか否かを設定したり、(5)における一定時間の長さを設定したりすることも可能である。
次に、各切り替え条件の優先順位について説明する。各切り替え条件には、優先順位が設定される。画像形成装置10は、成立している中で最も優先順位の高い切り替え条件に従って、無線通信機能のオン・オフを切り替える。
たとえば、以下の二つの切り替え条件が同時に成立する場合、
・無線SDカード35内にファイルがある場合に無線通信機能をオフにする。
・無線SDカード35に、スキャンtoSDカードによってデータが保存された場合に無線通信機能をオンにする。
画像形成装置10は2つの切り替え条件のうち優先順位が高い方に従って無線通信機能のオン・オフを切り替える。
画像形成装置10は、各切り替え条件と優先順位の組み合わせからなる切り替えモードを複数持つ。本発明の実施の形態では、前述の切り替え条件の優先順位は切り替えモードごとに設定されている。すなわち切り替えモードを変更した場合、その変更後の切り替えモードに応じた各切り替え条件の優先順位が一度に設定される。
次に、切り替えモードの具体例を複数挙げるとともに、該切り替えモードを構成する各切り替えモードに設定された優先順位で得られる効果について説明する。
なお、以下で説明する切り替えモードは、以下の5つの切り替え条件(R1〜R5)にて構成されるものとする。
・R1、無線SDカード35が装着された時のファイルの有無によって無線通信機能をオンにするか、オフにするか。
・R2、無線SDカード35内にあるデータが、無線通信経由で保存されたデータか、画像形成装置10から書き込まれたデータかにより、無線通信機能をオンにするか、オフにするか。
・R3、無線SDカード35内にデータ(ファイル)があることを確認してから一定時間が経過した後に該データが残っている場合、そのデータを削除して無線通信機能をオンにするか、オフにするか。
・R4、無線SDカード35が装着されてから、スキャンtoSDカードが実行されるまでの経過時間により、無線通信機能をオンにするか、オフにするか。
・R5、画像形成装置10のログインユーザによって無線通信機能をオンにするか、オフにするか。
<情報漏洩防止優先モード>
切り替えモードの一つである情報漏洩防止優先モードでは、情報漏洩防止モードを構成するR1〜R5の切り替え条件に対して、以下のように優先順位が設定されている。
・R1>R3>R5>R2>R4(R1が最も優先順位が高いものとする)
情報漏洩防止優先モードが選択された場合は、他の切り替えモードが選択された場合に比べて、より、無線SDカード35内のデータが他のユーザに読み込まれてしまうといった事態を防止することができる。
<ユースケース予測モード>
切り替えモードの一つであるユースケース予測モードでは、ユースケース予測モードを構成するR1〜R5の切り替え条件に対して、以下のように優先順位が設定されている。
・R2>R4>R1>R3>R5(R2が最も優先順位が高いものとする)
ユースケース予測モードが選択された場合は、他の切り替えモードが選択された場合に比べて、より、無線SDカード35に対するユーザの使用方法に沿って、無線SDカード35の無線通信機能のオン・オフを切り替えることができる。
<ログイン状態重視モード>
切り替えモードの一つであるログイン状態重視モードでは、ログイン状態重視モードを構成するR1〜R5の切り替え条件に対して、以下のように優先順位が設定されている。
・R5>R1>R3>R2>R4(R5が最も優先順位が高いものとする)
ログイン状態重視モードが選択された場合は、他の切り替えモードが選択された場合に比べて、より、無線SDカード35の所有者以外のユーザによる無線SDカード35へのアクセスを防止することができる。
<公共使用モード>
切り替えモードの一つである公共使用モードでは、公共使用モードを構成するR1〜R5の切り替え条件に対して、以下のように優先順位が設定されている。
・R1>R2>R3>R4>R5(R1が最も優先順位が高いものとする)
公共使用モードが選択された場合は、他の切り替えモードが選択された場合に比べて、より、無線SDカード35の所有者以外のユーザが無線SDカード35へのアクセスを行うことができる。
なおここまで、具体例として挙げた4つの切り替えモードは、優先順位だけが異なる例を示しているが、そうではなく、切り替えモードに含まれる切り替え条件自体の種類や数がモード毎に相違してもよい。
次に、切り替え条件の適切な設定例を挙げるとともに、その設定例において無線通信機能のオン・オフの切り替えが行われる様子について説明する。
<設定例1>
図4は、データ(ファイル)の有無によって、無線通信機能のオン・オフを切り替える場合の具体例を示す。図4では、切り替え条件として「無線SDカード35内にファイルがあれば無線通信機能をオフにする」が設定されている。まず、画像形成装置10は、無線SDカード35が新たに装着された際に、該無線SDカード35内のファイルの有無を調べる。そして、その無線SDカード35内にファイルがある場合に、無線通信機能をオフにする。
ファイルが保存されている無線SDカード35が画像形成装置10に装着された場合の一般的なユースケースとしては、たとえば、図5のように、外部端末(図5ではデジタルカメラ7)で無線SDカード35に画像ファイルを保存し、その無線SDカード35を画像形成装置10に装着して該画像ファイルを印刷する場合などがある。このユースケースの場合、ユーザは無線SDカード35を主に単なる着脱可能な記憶媒体として使用しているので、無線通信機能を使用しない。
図4では、前述のユースケースを想定しており、ファイルが保存されている無線SDカード35が装着されたら、当該ファイルを使用した処理が実行される可能性が高く、無線通信機能により新たなファイルを無線SDカード35に保存させるなど無線通信機能を使用する可能性が低いと判断して、無線通信機能をオフにしている。
なお、「無線SDカード35内にファイルがなければ、無線通信機能をオンにする」切り替え条件を合わせて設定してもよい。無線SDカード35の中にファイルが無い場合は、外部の端末から無線SDカード35にアクセスされても問題無いので、無線通信機能をオンにする。
図6は、画像形成装置10が、無線SDカード35の無線通信機能をオフにした際に、表示部31に表示する画面の一例である確認画面70を示す。確認画面70には、無線通信機能をオフにした旨とともに、切り替え釦71とOK釦72が表示される。画像形成装置10は、切り替え釦71が押下されたら無線通信機能をオンに切り替えて確認画面70を閉じる。OK釦72が押下されたら、無線通信機能をオフのまま確認画面70を閉じる。このように、切り替え条件に基づいて自動で無線通信機能のオン・オフを切り替えた際の通知をユーザが確認し、その切り替えた結果が気に入らなければ手動にて無線通信機能のオン・オフを切り替えてもよい。
<設定例2>
次に、以下の4つの切り替え条件に従って無線通信機能のオン・オフを切り替える場合について説明する。
(A)「無線SDカード35が装着されてから、スキャンtoSDカードを実行するまでの経過時間が所定値以上ならば、無線通信機能をオンにする」
(B)「無線SDカード35内にファイルがあれば無線通信機能をオフにする」
(C)「無線SDカード35内にファイルがなければ、無線通信機能をオンにする」
(D)「自装置が無線SDカード35にファイルを書き込んでから一定時間が経過しても該無線SDカード35が接続されたままであって、該ファイルが無線SDカード35に残っている場合には、該ファイルを削除して無線通信機能をオンにする」
なお、(A)〜(D)の優先順位は(A)を最上位とし、(A)>(B)>(C)>(D)とする。
図7は、無線SDカード35が装着されてから、スキャンtoSDカードが実行されるまでの経過時間が長い場合の無線通信機能のオン・オフの制御を時間軸と共に示す。
図7では、まず、画像形成装置10は、無線SDカード35が装着されたら、ファイルの有無を調べる。図7ではファイルが無いので、(C)に従って無線通信機能をオンにする。
その後、数時間(所定値以上の時間)が経過後、スキャンtoSDカードが実行される。無線SDカード35が装着されてからスキャンtoSDカードが実行されるまでに所定値以上の時間が経過しているので、画像形成装置10は、スキャンtoSDカードの実行後は(A)に従って無線通信機能をオンのままにする。スキャンtoSDカードの実行後は、無線SDカード35内にファイルが存在するため(A)と(B)の双方が成立するが、(A)の方が(B)より優先順位が高いので、(A)に従って無線通信機能をオンにする。
無線SDカード35が長時間接続されたままになる場合の一般的なユースケースとしては、無線SDカード35を主に画像形成装置10の無線通信I/F(interface)として使用する場合がある。このユースケースでは、たとえば、無線SDカード35は、携帯端末40から画像形成装置10に対して印刷指示を送信する場合に、両者の無線通信を補助する無線I/Fとして使用される。よってこのユースケースの場合、ユーザは、無線SDカード35を画像形成装置10に接続したままにすることが想定される。
図7では、前述のユースケースを想定しており、無線SDカード35が装着されてからスキャンtoSDカードが実行されるまでに長い時間が経過しているので、無線SDカード35は無線通信I/Fとして使用されていると判断し、スキャンtoSDカードによってファイルが保存された後も、無線通信機能をオンにしている。
図8は、無線SDカード35が装着されてから、スキャンtoSDカードが実行されるまでの経過時間が短い場合の無線通信機能のオン・オフの制御を時間軸と共に示す。
図8では、まず、画像形成装置10は、無線SDカード35が装着されたら(図中T1)、ファイルの有無を調べる。図8でもファイルが無いので、(C)に従って無線通信機能をオンにする。
図8では、無線SDカード35が装着されてから数秒(所定値未満の時間)が経過した後(図中T2)、スキャンtoSDカードが実行される。無線SDカード35が装着されてからスキャンtoSDカードが実行されるまで(T1〜T2間)に所定値未満の時間しか経過していないので、(A)は成立しない。スキャンtoSDカードの実行後(T2以後)は、無線SDカード35内にファイルが存在するため(B)に従って無線通信機能をオフにする。
その後、スキャンtoSDカードによって無線SDカード35にファイルを書き込んでから一定時間が経過した際に(図中T3)、該無線SDカード35が接続されたままであって、該ファイルが無線SDカード35に残っているので、(D)に従って該ファイルを削除し、無線通信機能をオンにする。
なお、無線SDカード35内のファイルが削除された時点(図中T3)で(D)と(C)の両方が成立するので、該ファイルの削除後は(C)に従って無線通信機能をオンにしてもよい。
無線SDカード35が装着されてから、直ぐにスキャンtoSDカードが実行された場合、ユーザが無線SDカード35を無線I/Fとしてではなく、スキャンtoSDカードによるファイルを保存するための単なる記憶媒体として装着するユースケースが想定される。よって、無線SDカード35が装着されてからスキャンtoSDカードが実行されるまでの経過時間(T1〜T2)が所定値未満の場合は、無線通信機能をオフにする。
その後、一定時間が経過した時点で、該無線SDカード35が接続されたままであって、該ファイルが無線SDカード35に残っている場合は、ユーザが無線SDカード35を無線I/Fとして画像形成装置10に装着し、スキャンtoSDカードによって無線SDカード35に保存させたファイルを、携帯端末40から無線通信を使用して読み取るというユースケースが想定される。よって、画像形成装置10は、無線SDカード35が無線I/Fとして装着されたものである可能性を考慮し、該データを削除して無線通信機能をオンにする。該データを、削除することで、外部の端末から該データが読み取られることを防止する。
<設定例3>
「画像形成装置10のログインユーザに応じて無線機能をオンにするかオフにするか」を切り替え条件とする場合について説明する。まず、画像形成装置10が、ユーザから操作を受ける前に、該ユーザに対してログイン時にユーザ認証を行い、ログインユーザを特定する。そして、そのログインユーザのユーザ情報と、無線SDカード35に予め登録されているユーザ情報(無線SDカード35の所有者の情報など)が一致する場合に切り替え条件が成立していると判断し、無線通信機能のオン・オフを切り替える。
一般的には、ログインユーザと該ユーザ情報が一致する場合に無線通信機能をオンにし、ログインユーザと該ユーザ情報が異なる場合に無線通信機能をオフにする。これにより、たとえば、無線SDカード35の所有者以外のユーザがログインしている場合は、無線通信機能をオフにすることができる。
設定例1〜3は、あくまで一例であり、画像形成装置10では、ユーザ毎の個別のユースケースに対応するように、切り替え条件を自由に設定することができる。
なお、ここまでの説明では、切り替え条件、および切り替え条件に係る設定内容(以後、切り替え設定内容と記す)は、ハードディスク装置15に保存されていたが、無線SDカード35に保存する場合について説明する。
図9は、切り替え設定内容を無線SDカード35に保存する様子を示す。切り替え設定内容には、たとえば、切り替え条件自体の内容の他、図3の切り替え条件設定画面80にて設定された内容や、設定されている切り替えモードに係る情報が含まれる。
画像形成装置10は無線SDカード35が装着されたら、切り替え設定内容が保存されているか否かを調べる。そして切り替え設定内容が保存されている場合は、該切り替え設定内容を読み出して、その内容を自装置に反映させる。図10は、無線SDカード35に保存されている切り替え条件設定を読み出して、自装置に反映させる様子を示す。
このように、画像形成装置10は、無線SDカード35が装着されたら、切り替え条件に従って、無線SDカード35の無線通信機能のオン・オフを切り替える。切り替え条件は複数あり、ユーザは各切り替え条件において、成立条件部に対応する無線通信機能オン・オフ指示部の内容を変更することができる。また、各切り替え条件の有効/無効を切り替えることも可能である。
また、各切り替え条件には優先順位が設定され、画像形成装置10は、成立している中で最も優先順位の高い切り替え条件に従って、無線通信機能の有効/無効(オン・オフ)を切り替える。なお、画像形成装置10は複数の切り替えモードを有し、ユーザから選択された切り替えモードに従って、前述の優先順位を設定する。
これにより、ユーザの使用用途などに合わせて前述の設定を行うことで、該ユーザの使用状況に対応して自動で無線SDカード35の無線通信機能のオン・オフが切り替わる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施の形態では、リムーバブル記憶媒体としてSDカードを例に説明したが、リムーバブル記憶媒体はSDカード以外であってもよい。たとえば、USB(Universal Serial Bus)メモリなどであってもよい。
本発明の実施の形態では、画像形成装置10を例に説明したが、本発明は、画像形成装置10から外部メモリ接続部21と、CPU11、ROM12、RAM13、画像処理部16とを抜き出して構成される画像処理装置であってもよい。本発明は画像形成装置10以外の装置、たとえば、画像解析装置や、画像読取装置などに適用されてもよい。
本発明の実施の形態では、切り替え設定内容をハードディスク装置15、または無線SDカード35に保存していたが、サーバやPC(Personal Computer)端末などの外部装置を設けて切り替え設定内容を保存し、画像形成装置10が該外部装置から切り替え条件設定を取得するようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、スキャンtoSDカードなどにより無線SDカード35に保存されたデータが、一定時間経過後に残っていた場合に、無線SDカード35からデータを削除していたが、削除する前にそのデータを画像形成装置10に退避して記憶するように構成してもよい。
本発明の実施の形態では、ログインユーザと、無線SDカード35内のユーザ情報が一致した場合に、無線通信機能のオン・オフを切り替えたが、ユーザ情報の他にも、Public、User、Administratorなどのログイン状態ごとに、無線通信機能のオン・オフを切り替えてもよい。また、ユーザ情報を無線SDカード35ではなく画像形成装置10に登録しておいてもよい。ユーザ情報のような個人別ID(Identification)ではなく、会社内における特定の部門の情報を登録しておき、その特定の部門のユーザがログインしている際は無線通信機能をオンにするようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、ユーザによって選択された切り替えモードの種類によって、各切り替え条件の優先順位が自動で設定されたが、ユーザが各切り替え条件の優先順位を手動で設定してもよい。
切り替え条件は、実施の形態で説明したものに限らない。たとえば、画像形成装置10に装着されている無線SDカード35内のデータが、装着前に書き込まれたデータか否かに応じて無線機能をオンにするかオフにするか、および該データに付与されている属性(重要度など)などに応じて無線機能をオンにするかオフにするか、などを切り替え条件に含めてもよい。
本発明の実施の形態では、「画像形成装置10に無線SDカード35が装着されてからスキャンtoSDカードが実行されるまでの経過時間によって無線通信機能をオンにするか、オフにするか」を切り替え条件の一つとして説明したが、スキャンtoSDカード以外のジョブが実行されるまでの経過時間であってもよい。また、「画像形成装置10に無線SDカード35が装着されてからの単なる経過時間によって無線通信機能をオンにするか、オフにするか」を切り替え条件の一つにしてもよい。
また、本発明の実施の形態では、予め用意されている複数の切り替え条件について、無線通信機能のオン・オフ指示部の内容を変更したり、各切り替え条件の有効/無効を設定したりしたが、切り替え条件の内容そのもの(成立条件部の内容)をユーザが設定変更できるようにしてもよい。
本発明の実施の形態では、切り替え条件毎に優先順位が設定されていたが、優先順位を設定しなくともよい場合がある。たとえば、図3の切り替え条件画面80では、
・(1)と(2)は、無線SDカード35が装着されたタイミングで、
・(3)はスキャンtoSDカードによってファイルを保存したタイミングで、
・(4)はスキャンtoSDカードによって保存されたファイルが削除されたタイミングで、
・(5)は無線SDカード35が装着されてから一定時間が経過したタイミングで、
無線通信機能のオン・オフの切り替えが行われる。なお(1)と(2)が同時に成立する場合はない。ここでは(1)〜(5)のうちのいずれかが成立する場合は、その他の切り替え条件は成立しない。すなわち、同時に複数の切り替え条件が成立しないので、切り替え条件が優先順位付けされていなくとも、無線通信機能のオン・オフの切り替えに不具合は生じない。
7…デジタルカメラ
10…画像形成装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
16…画像処理部
17…画像読取部
18…プリンタ部
19…ファクシミリ通信部
20…ネットワーク通信部
21…外部メモリ接続部
22…ADF
30…操作パネル
31…表示部
32…操作部
33…スイッチ部
34…タッチパネル部
35…無線SDカード
40…携帯端末
70…確認画面
71…切り替え釦
72…OK釦
80…切り替え条件設定画面

Claims (10)

  1. 画像処理部と、
    前記画像処理部が処理するまたは処理したファイルを記憶可能な無線通信機能を備えたリムーバブル記憶媒体が着脱可能に装着される接続部と、
    前記接続部に装着されたリムーバブル記憶媒体の無線通信機能を有効とするか無効とするかの切り替え条件を所定の記憶場所から取得する切り替え条件取得部と、
    前記切り替え条件取得部が取得した前記切り替え条件に基づいて、前記接続部に接続されている前記リムーバブル記憶媒体の無線通信機能の有効/無効を切り替える制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記切り替え条件は、複数あって優先順位が設定されており、
    前記制御部は、成立している中で最も優先順位の高い切り替え条件に従って、前記無線通信機能の有効/無効を切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記切り替え条件として、優先順位付けされた複数の切り替え条件の組み合わせからなる切り替えモードが複数種類あり、
    前記切り替えモードの選択を受けるモード選択部を有し、
    前記制御部は、前記モード選択部で選択された切り替えモードに従って、前記無線通信機能の有効/無効を切り替える
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記リムーバブル記憶媒体に記憶されているデータの状態を、前記切り替え条件の1つとする
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記リムーバブル記憶媒体内のデータの有無を、前記切り替え条件の1つとする
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記リムーバブル記憶媒体が前記接続部に装着されてからの経過時間を、前記切り替え条件の1つとする
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記リムーバブル記憶媒体に記憶されているデータの書き込み元を、前記切り替え条件の1つとする
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  8. 自装置が前記リムーバブル記憶媒体にデータを書き込んでから一定時間が経過しても前記リムーバブル記憶媒体が前記接続部に接続されたままであって前記データが前記リムーバブル記憶媒体に記憶されている場合には前記データを削除して前記無線通信機能を有効にする動作のオンオフ設定を前記切り替え条件の1つとする
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 前記リムーバブル記憶媒体内のデータの有無を第1の切り替え条件、前記リムーバブル記憶媒体が前記接続部に装着されてからの経過時間を第2の切り替え条件とし、
    前記第2の切り替え条件の優先順位が前記1の切り替え条件の優先順位より高い
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  10. 前記切り替え条件は、ユーザにより変更可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載の画像処理装置。
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