JPH09307672A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH09307672A
JPH09307672A JP8141202A JP14120296A JPH09307672A JP H09307672 A JPH09307672 A JP H09307672A JP 8141202 A JP8141202 A JP 8141202A JP 14120296 A JP14120296 A JP 14120296A JP H09307672 A JPH09307672 A JP H09307672A
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JP
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energy saving
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human body
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JP8141202A
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Yoshifumi Sakakura
好文 坂倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】省エネルギモード自動的に設定するタイミング
によってはかえって電力を消費する場合があった。そこ
で、使用状況に合わせて省エネルギモードの設定をす
る。 【解決手段】履歴制御部51はLOG用RAM4に操作
履歴データ及びファクシミリ受信履歴データを記憶す
る。モード制御部52はLOG用RAM4に記憶した操
作履歴データ及びファクシミリ受信履歴データに基づい
て操作終了又はファクシミリ受信終了してから省エネル
ギモードを自動的に設定するまでの時間間隔を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はファクシミリ装
置、特に待機中の消費電力の低減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置において待機中の消費
電力の低減を図る方法としては、例えば特開平3-20345
3号公報に掲載したファクシミリ装置のように装置動作
を制御するクロックパルスの周波数を装置が動作中か又
は待機中かに応じて変更したり、特開平5-333636号公
報に掲載した画像形成装置のように省エネルギモードの
際に必要に応じて電源をオフにする部分を切り換える方
法がある。
【0003】ここで、上記省エネルギモードを作動する
手段としては、例えばオペレータがキー等を操作して省
エネルギモードを作動する手段及びオペレータが操作が
終了してから一定時間内に次の操作を入力しない場合に
省エネルギモードを作動する手段がある。また、省エネ
ルギモードを解除する手段としては人体感知センサなど
で人体の接近を検知して省エネルギモードを解除する手
段などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ータがキー等を操作して省エネルギモードを作動する手
段はオペレータがキー等の操作を忘れる場合があり、ま
た、操作が終了してから一定時間内に次の操作を入力し
ない場合に省エネルギモードを作動する手段では使用頻
度が多い場合に頻繁に省エネルギモードの解除動作をす
ることになり使いにくくなる場合がある。
【0005】さらに、電源のオンオフを繰り返すと、か
えって電力を消費したり部品の寿命が短くなる場合もあ
る。
【0006】また、人体感知センサ等で人体の接近を検
知して省エネルギモードを解除する手段では、人がファ
クシミリ装置の前を通過するだけで省エネルギモードが
解除される場合がある。
【0007】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、使用状況に合わせて省エネルギモー
ドの設定及び解除を行うことにより、消費電力の低減及
び操作性の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るファクシ
ミリ装置は、操作履歴データ及びファクシミリ受信履歴
データを記憶し、記憶した操作履歴データ及びファクシ
ミリ受信履歴データに基づいて操作終了又はファクシミ
リ受信終了してから省エネルギモードを自動的に設定す
るまでの時間間隔を制御して、操作状況及びファクシミ
リ受信状況に応じた適切なタイミングで省エネルギモー
ドの設定をする。
【0009】さらに、記憶した操作履歴データ及びファ
クシミリ受信履歴データに基づいて省エネルギモード設
定の際に電力供給を停止する部分を変更して、省エネル
ギモードの設定及び解除を操作履歴及びファクシミリ受
信履歴に合わせて多段階に行い、より効率的に電力の消
費量を少なくする。
【0010】さらに、印刷履歴データを記憶し、記憶し
た印刷履歴データに基づいて省エネルギモード設定の際
に印刷系部分に電力を供給するか否かを判断して、印刷
系部分の通電時間を短縮する。
【0011】また、人体感知履歴データと操作履歴デー
タを記憶し、記憶した人体感知履歴データと操作履歴デ
ータを基に人体を感知してから省エネルギモードを自動
的に解除するまでの時間間隔を制御して、人が通過した
だけで省エネルギモードの設定を解除することを防止す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明のファクシミリ装置は、
待機中の電力消費を低減する省エネルギモードを有し、
特に省エネルギモードの設定タイミングを操作状況など
に合わせて変更して、効率的に消費電力の低減を行うも
のである。
【0013】ファクシミリ装置は、例えば主制御部、省
エネルギモード用制御部、システム用ROM、ユーザ用
RAM、LOG用RAM、通信制御部、操作表示部、画
像処理部、スキャナ、記録部、電源ユニット、電源切換
用リレー及び人体感知センサを有する。省エネルギモー
ド用制御部は省エネルギモードの設定、省エネルギモー
ドの解除及び省エネルギモードが設定されている際のフ
ァクシミリ装置全体の制御を行う部分であり、例えば履
歴制御部、モード制御部及びリレー切換駆動部を備え
る。履歴制御部は人体感知センサによる人体感知履歴デ
ータ、操作表示部の操作履歴データ及びファクシミリ受
信履歴データを順次LOG用RAMに蓄積する。モード
制御部は、例えばLOG用RAMに蓄積した操作表示部
の操作履歴データ及びファクシミリ受信履歴データを平
滑化し、予め設定した値を閾値としてリレー切換駆動部
を介して電源切換用リレーを切り換え、通常モードと省
エネルギモードの切り換えをする。これにより、省エネ
ルギモードの設定を操作表示部の操作履歴及びファクシ
ミリ受信履歴に応じて行うことができる。電源切換用リ
レーは、例えば主制御部、画像処理部、スキャナ及び記
録部等に対して、電源ユニットからの電力を供給したり
遮断したりする。
【0014】さらに、LOG用RAMに操作履歴デー
タ、ファクシミリ受信履歴データ及び印刷履歴データを
記憶し、モード制御部はLOG用RAMに記憶した操作
履歴データ、ファクシミリ受信履歴データ及び印刷履歴
データに基づいて省エネルギモード設定の際に電力供給
を停止する部分を設定するようにしても良い。例えば省
エネルギモードを記録部等の画像記録系部分に対する電
源の供給を停止するモード及びスキャナ等の画像読み取
り系部分に対する電源の供給を停止するモード等に分
け、印刷履歴データに基づいて画像記録系部分に対する
電源の供給を停止するモードを制御し、操作履歴データ
に基づいて画像読み取り系部分に対する電源の供給を停
止するモードを制御する。このように、省エネルギモー
ドの設定及び解除を操作履歴及びファクシミリ受信履歴
に合わせて多段階に行うことにより、より効率的に電力
の消費量を少なくすることができる。
【0015】また、モード制御部はLOG用RAMに蓄
積した人体感知履歴データ及び操作表示部の操作履歴デ
ータを基に人体を感知してから省エネルギモードの設定
を解除するか否かを判断するようにしても良い。例え
ば、人体感知センサが人体を感知している時間間隔が基
準時間間隔より長い場合には省エネルギモードを解除す
るようにし、かつ、それまでユーザによる操作があった
か否かに応じてその基準時間間隔を変更する。ファクシ
ミリ装置を頻繁に使用する場合には人体を検知してから
短時間で省エネルギモードを解除し、ファクシミリ装置
を使用せずに通過する回数が多い場合には人体を検知し
てから省エネルギモードを解除するまでの時間を長くす
る。ここで、人体感知センサとしては、例えばフォトセ
ンサ等を用いる。
【0016】
【実施例】図1はこの発明の一実施例のファクシミリ装
置の構成図である。図に示すように、ファクシミリ装置
は、主制御部1、システム用ROM2、ユーザ用RAM
3、LOG用RAM4、省エネルギモード用制御部5、
電源切換用リレー6、電源ユニット7、通信制御部8、
網制御部9、操作表示部10、画像処理部11、オート
フィーダ12、スキャナ13、記録部14及び人体感知
センサ15を有する。主制御部1は待機中の電力の消費
を低減する省エネルギモードを解除した状態でファクシ
ミリ装置全体の動作を制御する。システム用ROM2は
主制御部1及び省エネルギモード用制御部5の制御プロ
グラム等を記憶する。ユーザ用RAM3はファクシミリ
データ等のユーザが使用するデータ等を記憶する。LO
G用RAM4は操作履歴データ及びファクシミリ受信履
歴データを記憶する。省エネルギモード用制御部5は、
例えば省エネルギモードの設定、省エネルギモードの解
除及び省エネルギモードが設定されている際のファクシ
ミリ装置全体の制御を行う部分であり、例えば履歴制御
部51、モード制御部52及びリレー切換駆動部53を
備える。履歴制御部51は人体感知センサ15による人
体感知履歴を示す人体感知履歴データ、操作表示部10
の操作履歴データ及びファクシミリ受信履歴データを順
次LOG用RAM4に蓄積する。モード制御部52はL
OG用RAM4に蓄積した操作表示部10の操作履歴デ
ータ及びファクシミリ受信履歴データを平滑化し、予め
設定した値を閾値としてリレー切換駆動部53を介して
電源切換用リレー6を切り換えて通常モードから省エネ
ルギモードに切り換える。リレー切換駆動部53はモー
ド制御部52からの信号に応じて電源切換用リレー6を
切り換える。
【0017】電源切換用リレー6は、例えば主制御部
1、画像処理部11、スキャナ13及び記録部14等に
対して電源ユニット7からの電力を供給したり電源ユニ
ット7からの電力を遮断したりする。操作表示部10は
ファクシミリ送信操作等を行ったり、ファクシミリ送受
信状況等を表示したりする部分であり、省エネルギモー
ドの設定を解除する解除スイッチ101を備える。解除
スイッチ101は、例えば省エネルギモード中であるこ
とを示すLEDを有する。記録部14はファクシミリ受
信データ等の印刷をする。人体感知センサ15は、例え
ばフォトセンサ等から成り、人体の接近を感知する。
【0018】上記構成のファクシミリ装置において、例
えば省エネルギモードを設定する場合の動作を、図2の
フローチャートを参照して説明する。
【0019】ファクシミリ装置の主電源がオンになると
(ステップS1)、主制御部1は各部の初期化を行う。
省エネルギモード用制御部5の履歴制御部51はLOG
用RAM4を一旦クリアした後に操作履歴データ及びフ
ァクシミリ送受信履歴データの登録を開始する。履歴制
御部51は、例えば図3に示すようにユーザによる操作
表示部10の操作入力が終了するたびに及び操作入力が
終了してから一定時間経過するたびに(ステップS2)
LOG用RAM4に操作履歴データを登録する(ステッ
プS3)。図中、スタート時間(Ts1〜Tsn)は操作入力
開始時間、エンド時間(Te1〜Ten)は操作入力終了時
間、操作時間(Top1〜Topn)は操作入力開始から操作入
力終了までの時間間隔である。また、操作スイッチ使用
情報(S1〜Sn)は、例えば操作表示部10上の解除スイ
ッチ101以外の各スイッチを押下した回数である。
【0020】省エネルギモード用制御部5のモード制御
部52は履歴制御部51がLOG用RAM4に対して操
作履歴データ又はファクシミリ送受信履歴データを登録
するたびに、LOG用RAM4に登録した操作履歴デー
タ及びファクシミリ送受信履歴データを、例えば図4で
点線で示すように平滑化する(ステップS4)。平滑化
後の値が予め定めた閾値より下になった場合は(ステッ
プS5)、モード制御部52は省エネルギモードを設定
して、省エネルギモードを設定する旨の指示信号をリレ
ー切換駆動部53に対して出力する。リレー切換駆動部
53はモード制御部52からの省エネルギモードを設定
する旨の指示信号に応じて電源切換リレー6をオフにし
て、例えば主制御部1、通信制御部8、解除スイッチ1
01以外の操作表示部10、画像処理部11、スキャナ
13及び記録部14に対しての電力供給を停止する。ま
た、モード制御部53は操作表示部10の解除スイッチ
101上のLEDをオンにして省エネルギモード中であ
ることを表示する(ステップS5)。このように、それ
までの使用状況に応じて省エネルギモードを設定するの
で、操作入力待機中及びファクシミリ送受信待機中に自
動的に省エネルギモードを設定して消費電力を低減する
ことができる。また、頻繁にファクシミリ装置を操作す
る部署では省エネルギモードを設定するまでの時間間隔
が長くなるので、ファクシミリ装置を頻繁に使用する部
署でたびたび省エネルギモードに切り替わりかえって使
い勝手が悪くなることを防止できる。ここで、省エネル
ギモード設定の際に主制御部1、通信制御部8、解除ス
イッチ101以外の操作表示部10、画像処理部11、
スキャナ13及び記録部14に対しての電力供給を停止
したのは、省エネルギモードにおいては省エネルギモー
ドの制御及びファクシミリ着信の検出を行うことができ
れば十分だからである。
【0021】さらに、モード制御部52はLOG用RA
M4に記憶した操作履歴データ及びファクシミリ受信履
歴データに基づいて省エネルギモード設定の際に電力供
給を停止する部分を設定するようにしても良い。例え
ば、図5に示すように操作履歴データ及びファクシミリ
受信履歴データを別々に平滑化する。平滑化した操作履
歴Aとファクシミリ送受信履歴Bの組み合わせによる区
間は、例えば図中C,D,E,F,Gで示すようにな
る。モード制御部52は、例えば区間C及び区間Gでは
既に説明した省エネルギモードの場合と同様に省エネル
ギモードの制御及びファクシミリ着信の検出を行うこと
ができれば良いので、主制御部1、通信制御部8、解除
スイッチ101以外の操作表示部10、画像処理部1
1、スキャナ13及び記録部14に供給する電力を遮断
する。同様に、区間Dではファクシミリ受信処理をする
必要があるので、記録部14に供給する電力を遮断し、
区間Fでは多くのファクシミリ受信を処理する必要があ
るので、解除スイッチ101以外の操作表示部10及び
スキャナ13に供給する電力を遮断する。区間Cでは操
作履歴A及びファクシミリ受信履歴Bともに閾値を越え
ているので、省エネルギモードを解除する。このよう
に、省エネルギモードの設定及び解除を操作履歴及びフ
ァクシミリ受信履歴に合わせて多段階に行うので、より
効率的に電力の消費量を少なくすることができる。
【0022】また、履歴制御部51はLOG用RAM4
に、例えば図6に示すように印刷出力履歴データを記憶
するようにしても良い。図中、スタート時間(t0〜ta)
は印刷開始時間を示し、出力時間(T0〜Ta)は印刷に要
した時間を示す。モード制御部52は、例えば出力時間
T0が予め定めた時間間隔より長い場合は、例えば図7に
示すように次のスタート開始時間t1を(t1−T0)で置き
換えて出力時間が長い印刷があった場合に、印刷指示が
頻繁にあったように補正する。この補正後に予め定めた
一定時間間隔内に印刷指示がなかった場合は印刷部14
に供給する電力を停止する。このように、印刷出力履歴
を基に印刷部14に電力を供給する時間を短くすること
により、さらに効率的に消費電力を低減することができ
る。
【0023】上記実施例において省エネルギモードの解
除には、解除スイッチ101による解除及びファクシミ
リ受信による解除を用いる。
【0024】次に他の実施例として人体の接近及び離間
を基に省エネルギモードを設定及び解除するようにして
も良い。
【0025】履歴制御部51は人体感知履歴データと操
作履歴データをLOG用RAM4に記憶する。モード制
御部52は、例えば図8のタイミングT1に示すように人
体感知センサ15がオンになった後、基準時間Ts経過後
に継続して人体感知センサ15がオンであれば省エネル
ギモードを解除して主制御部1等に対する電力供給を開
始する。モード制御部52は上記のように省エネルギモ
ードを解除するに際してLOG用RAM4に記憶した人
体感知履歴データと操作履歴データを基に省エネルギモ
ードを解除するまでの基準時間Tsを変更する。また、人
体感知センサ15がオンになった後、基準時間Te経過後
に継続して人体感知センサ15がオフであれば省エネル
ギモードを設定して主制御部1等に対する電力供給を停
止する。図中、Tonは引退感知センサ15が人体を感知
している時間間隔であり、T0〜T11は人体感知センサ1
5がオン又はオフになったタイミングであり、Ta及びTb
は基準時間Tsを短く設定する区間及び基準時間Tsを長く
設定する区間である。
【0026】上記ファクシミリ装置に省エネルギモード
が設定されている場合の動作について、図9のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0027】省エネルギモードが設定されている際にタ
イミングTnで人体感知センサ15がオンになると(ステ
ップS11)、モード制御部52は内部タイマ(不図
示)による計時を開始する(ステップS12)。操作入
力がある前であって、且つ、内部タイマにより計時した
時間間隔が基準時間Tsに達する前に人体感知センサ15
がオフになると(ステップS13,S14,S15)、
モード制御部52は次に人体感知センサ15がオンにな
るまでの間隔(Tn〜Tn+1)が基準時間Tsを短く設定する
区間であるTa区間として設定されているか否かを調べ
(ステップS16)、Ta区間として設定されていない場
合は、区間Tnから区間Tn+2までを基準時間Tsを長く設定
する区間であるTb区間として設定して基準時間Tsを長く
設定する(ステップS17)。これにより、ファクシミ
リ装置の使用頻度が少ない場合に省エネルギモードを解
除するまでの時間間隔を長くして、人がファクシミリ装
置の脇を通過するだけで省エネルギモードを解除するこ
とを防止できる。
【0028】操作入力があると(ステップS13)、モ
ード制御部52は区間Tnから区間Tn+2までを基準時間Ts
を長く設定する区間であるTa区間として設定して基準時
間Tsを短く設定し(ステップS18)、省エネルギモー
ドを解除して主制御部1などに電力を供給する(ステッ
プS19)。これにより、人がファクシミリ装置を操作
を開始するとすみやかに省エネルギモードを解除するこ
とができる。
【0029】操作入力がなく、人体感知センサ15がオ
フになる前にタイマによる計時が基準時間Tsに達する
と、モード制御部52は省エネルギモードを解除して主
制御部1などに電力を供給する(ステップS20)。こ
のように、モード制御部52は人がファクシミリ装置の
脇に長時間立っている場合に省エネルギモードを解除す
るが、実際の操作入力がないので、図7の区間Tbで示す
ように区間Tnから区間Tn+2までを基準時間Tsを長く設定
する区間であるTb区間として設定して基準時間Tsを長く
設定する(ステップS16,S17)。このように、人
体感知履歴データと操作履歴データを基に人体を感知し
てから省エネルギモードを自動的に解除するまでの時間
間隔を制御するので、人の接近により省エネルギモード
を自動的に解除できるとともに人が通過しただけで省エ
ネルギモードの設定を解除することを防止できる。
【0030】なお、前記実施例においては操作スイッチ
使用情報(S1〜Sn)を平滑化して予め定めた閾値と比較
しているが、単位時間当たりのスイッチの押下回数を基
にして省エネルギモードを設定するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、操作履
歴データ及びファクシミリ受信履歴データに基づいて操
作終了又はファクシミリ受信終了してから省エネルギモ
ードを自動的に設定するまでの時間間隔を制御するの
で、操作状況及びファクシミリ受信状況に応じた適切な
タイミングで省エネルギモードを設定することができ
る。
【0032】さらに、操作履歴データ及びファクシミリ
受信履歴データに基づいて省エネルギモード設定の際に
電力供給を停止する部分を変更して、省エネルギモード
の設定及び解除を操作履歴及びファクシミリ受信履歴に
合わせて多段階に行うので、より効率的に電力の消費量
を少なくすることができる。
【0033】さらに、印刷履歴データに基づいて省エネ
ルギモード設定の際に印刷系部分に電力を供給するか否
かを判断するので、特に印刷系部分に関して効率的に電
力の消費量を少なくすることができる。
【0034】また、人体感知履歴データと操作履歴デー
タを基に人体を感知してから省エネルギモードを自動的
に解除するまでの時間間隔を制御するので、人が通過し
ただけで省エネルギモードの設定を解除することを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】省エネルギモードを設定する動作を示すフロー
チャートである。
【図3】LOG用RAMの内の操作履歴データの構成図
である。
【図4】操作履歴データを平滑化した場合の波形図であ
る。
【図5】操作履歴とファクシミリ受信履歴を別々に平滑
化した場合の波形図である。
【図6】LOG用RAMの内の印刷履歴データの構成図
である。
【図7】印刷開始時間と印刷時間を表わす説明図であ
る。
【図8】人体感知センサと省エネルギモード解除のタイ
ミングを示す波形図である。
【図9】省エネルギモードを解除する場合の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 主制御部 4 LOG用RAM 5 省エネルギモード用制御部 51 履歴制御部 52 モード制御部 53 リレー切換駆動部 6 電源切換リレー 7 電源ユニット 8 通信制御部 10 操作表示部 101 解除スイッチ 11 画像処理部 13 スキャナ 14 記録部 15 人体感知センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 待機中の電力の消費を低減する省エネル
    ギモードを自動的に設定するファクシミリ装置におい
    て、操作履歴データ及びファクシミリ受信履歴データを
    記憶し、記憶した操作履歴データ及びファクシミリ受信
    履歴データに基づいて操作終了又はファクシミリ受信終
    了してから省エネルギモードを自動的に設定するまでの
    時間間隔を制御することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 記憶した操作履歴データ及びファクシミ
    リ受信履歴データに基づいて省エネルギモード設定の際
    に電力供給を停止する部分を設定する請求項1記載のフ
    ァクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 印刷履歴データを記憶し、記憶した印刷
    履歴データに基づいて省エネルギモード設定の際に印刷
    系部分の電力供給を停止するか否かを判断する請求項1
    又は2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 待機中の電力の消費を低減する省エネル
    ギモードを備え、人体を感知すると自動的に省エネルギ
    モードを解除するファクシミリ装置において、人体感知
    履歴データと操作履歴データを記憶し、記憶した人体感
    知履歴データと操作履歴データを基に人体を感知してか
    ら省エネルギモードを自動的に解除するまでの時間間隔
    を制御することを特徴とするファクシミリ装置。
JP8141202A 1996-05-13 1996-05-13 ファクシミリ装置 Pending JPH09307672A (ja)

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