JPH10336410A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH10336410A
JPH10336410A JP9140762A JP14076297A JPH10336410A JP H10336410 A JPH10336410 A JP H10336410A JP 9140762 A JP9140762 A JP 9140762A JP 14076297 A JP14076297 A JP 14076297A JP H10336410 A JPH10336410 A JP H10336410A
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JP9140762A
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English (en)
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Takashi Komatsu
隆志 小松
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、省エネルギモードを備えるファク
シミリ装置に関し、省エネルギモードに移行した後のフ
ァクシミリ受信動作において画像データをその都度記録
出力することをなくして、電力消費を効果的に抑えるこ
とを目的とする。 【解決手段】 メインCPU11などの制御系やプロッタ
14などの電装系への電力供給を停止したときに最低限の
動作命令を検出する省エネCPU18を備えて電力消費を
極力抑え得る完全省エネモードを実行可能なファクシミ
リ装置10は、例えば、完全省エネモードに移行した後に
リンギング等を検出したときにはメインCPU11などの
制御系の電源のみをONしてRAM17内に画像データを
蓄積するメモリ受信を行なってその省エネモードを保持
する。このRAM17内の画像データは、設定以上溜った
ときに、あるいはプロッタ14などの電装系の電源をON
する際に併せて記録出力するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省エネルギモード
を備えるファクシミリ装置に関し、詳しくは、省エネル
ギモードから無駄に復帰することをなくして電力消費を
効果的に抑え得るものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通信回線を介して原稿から読
み取った画像データを送信したり、受信した画像データ
を用紙に記録して画像を出力するファクシミリ装置が知
られており、ファクシミリ装置は、いつ画像データが送
られてくるか判らないので、常時、電源をONされた状
態で待機しているのが一般的である。
【0003】この種のファクシミリ装置は、待機してい
る場合にも表示部などを駆動させているので電力を消費
するとともに、例えば、用紙に形成した画像を定着させ
るための定着ヒータなどは一定温度以上に加熱保持する
必要のあるので待機するだけでも相当の電力を消費す
る。このため、待機状態が継続する場合には、自動的に
定着ヒータへの電力供給をOFFして省エネルギモード
に移行し電力の消費を抑えることが、例えば、特開平5
−30315号公報に提案されている。このファクシミ
リ装置は、使用頻度の低い時間帯に省エネルギモード
(以下、単に省エネモードともいう)に移行して、定着
ヒータの加熱保持をOFFすることにより電力消費を抑
えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、使用頻度の少
ない時間帯として夜間などを設定できるのみであり、就
業時間内でも待機状態になってから一定時間が経過して
も何等の動作命令がないこともあるにも拘らず、このよ
うな場合には、省エネモードに移行することができな
い。また、定着ヒータの他にも必要最低限の機能のみを
残して電力消費の大きな電装品をオフすることもできな
い。
【0005】また、待機状態になってから一定時間が経
過しても何等の動作命令がない場合には自動的に省エネ
モードに移行させて、また手動で省エネモードに移行さ
せて、定着ヒータと電装品をオフするように構成したと
しても、図6に示すように、ファクシミリ受信の度に省
エネモードから復帰して、その受信処理が終了した後に
省エネモードに再度移行することになる。このとき、特
に定着ヒータの立上げ時(図6の時間H中)にはかなり
の電力が消費されるとともに、一定時間待機状態を継続
する場合にもかなりの電力が消費される。
【0006】そこで、本発明は、省エネルギモードに移
行した後のファクシミリ受信動作において画像データを
その都度記録出力することをなくして、電力消費を効果
的に抑えることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、電力の消費を抑える省エネルギ
モードを備え、該省エネルギモードに移行した後には必
要に応じて使用可能な状態に復帰してファクシミリ受信
した画像データの記録出力を行なうファクシミリ装置で
あって、ファクシミリ受信した画像データを蓄積する画
像メモリと、省エネルギモードに移行した後にファクシ
ミリ受信をする際には必要な機能のみを復帰させて画像
データを画像メモリに蓄積するメモリ受信を実行して出
力命令があるまで該画像データの蓄積を保持する制御手
段と、を備えることを特徴とするものである。
【0008】この請求項1に記載の発明では、省エネル
ギモードに移行した後のファクシミリ受信はメモリ受信
するのに必要な機能のみが復帰されて実行され、画像メ
モリ内に蓄積された画像データは、出力命令があったと
きに画像メモリ内から読み出され記録出力される。した
がって、省エネルギモードへの移行後には、ファクシミ
リ受信の度に全ての機能が使用可能に復帰されることが
なく、ファクシミリ受信した画像データはまとめて記録
出力される。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加え、前記画像メモリ内に蓄積した画像
データのデータ量またはファイル数を確認する確認手段
を有し、前記制御手段は、確認された画像メモリ内の画
像データのデータ量またはファイル数が予め設定されて
いる設定値以上となったときに使用可能な状態に復帰し
て該画像メモリ内の画像データの記録出力を開始させる
ように構成したことを特徴とするものである。
【0010】この請求項2に記載の発明では、画像メモ
リ内に蓄積された画像データは、設定値以上に溜ったと
きに少なくとも画像データを記録出力する機能を使用可
能な状態に復帰されて記録出力される。したがって、フ
ァクシミリ受信した画像データはある程度まとまったと
きに自動的に記録出力される。請求項3に記載の発明
は、請求項1に記載の発明の構成に加え、ユーザによる
操作を検出する検出手段を有し、前記制御手段は、ユー
ザの操作が検出されたときに使用可能な状態に復帰して
画像メモリ内の画像データの記録出力を開始させるよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0011】この請求項3に記載の発明では、画像メモ
リ内に蓄積された画像データは、ユーザが操作するため
に少なくとも画像データを記録出力する機能を使用可能
な状態に復帰された際に併せて記録出力される。したが
って、ファクシミリ受信した画像データはユーザが例え
ば、複写機能を使用する際に、独自で立上げることなく
自動的に記録出力される。
【0012】ここで、前記省エネルギモードとして、通
常使用する状態に迅速に復帰可能な簡易省エネルギモー
ドや、簡易省エネルギモードよりも電力消費を低く抑え
る完全省エネルギモードなどの、1種以上の省エネルギ
モードを備えるものにも適用してもよいことは云うまで
もない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図3は本発明に係るファクシミリ装置の
第1実施形態を示す図であり、本実施形態は、請求項1
に記載の発明に対応する。図1において、10は電力消費
を低減する省エネモードを備えるファクシミリ装置であ
り、ファクシミリ装置10は、予め準備されている制御プ
ログラムに従って装置各部を統括制御するとともに本発
明の各種処理を実行するメインCPU11と、公衆回線に
接続されリンギングやファクシミリ通信網(F網)での
呼出信号を検出して画像データの受信(ファクシミリ受
信)時に回線接続を行なうとともに画像データの送信時
の動作命令に従って回線接続を行なうNCU(網制御
部)12と、セットされた原稿の画像面から送信などする
画像データを読み取るスキャナ13と、受信した画像デー
タや読み取った画像データを用紙に記録し画像を出力す
るプロッタ14と、表示器や操作キー等を備え装置本体の
動作状態を表示するとともにユーザが各種操作を行なう
操作部15と、前記制御プログラムを格納するROM16
と、ファクシミリ受信した画像データを蓄積する画像メ
モリを構成するとともに装置各部の駆動条件や管理デー
タ等の各種情報および動作する上で必要なデータを記憶
するRAM17とを備えている。
【0014】また、ファクシミリ装置10は、省エネモー
ドを備えることから、上記各部に加えて、省エネモード
時にROM16内の制御プログラムに従ってNCU12によ
る着信の検出やスキャナ13への原稿セットの検出や操作
部15に配設されている省エネキーの押下などのキー操作
の検出等を行なうなどの待機時に必要な機能を維持する
省エネCPU18と、先の画像データの送受信などを行な
う動作命令があってからの経過時間などを計時する省エ
ネタイマ19とが設けられている。
【0015】このファクシミリ装置10は、省エネモード
としては、全ての機能をそのまま使用可能な状態に迅速
に復帰させることができる程度に装置各部に供給する電
力を制限する簡易省エネモードと、さらに電力消費を低
く抑えるため待機状態時に最低限必要な機能のみを維持
するように装置各部に供給する電力を制限する完全省エ
ネモードと、を有して電力消費の低減を図るようになっ
ている。
【0016】ここで、簡易省エネモードでは、プロッタ
14が通常の待機時には用紙に記録した画像を定着可能に
定着ヒータ(定着ローラに内蔵するヒータ)を高温に加
熱保持しているのに対して、完全に電力供給をOFFに
すると使用可能な状態にまで復帰させるのに時間が掛か
るため、プロッタ14の定着ヒータは許容できる範囲で保
持温度を低くし、併せて、操作部15の表示出力をOFF
して電力消費を抑えるようになっており、この簡易省エ
ネモードは、所謂、予熱モードに相当する。一方、完全
省エネモードでは、簡易省エネモードの装置状態に加
え、スキャナ13やプロッタ14などの電装系への電力供給
をOFFしてその定着ヒータの加熱もOFFするととも
に、併せてメインCPU11などの制御系(省エネCPU
11など最低限必要な制御系を除く)への電力供給をOF
Fすることにより電力消費を極力抑えるようになってお
り、この完全省エネモードは、画像データの着信時のリ
ンギングや呼出信号の検出、手動送信時などに通話する
際のオフフックの検出、セットされた送信原稿の検出な
どのユーザによる操作を検出するために待機状態時に最
低限必要な機能のみを維持することにより動作命令を検
出するだけの機能を残して電力消費を最低限にするよう
になっている。
【0017】そして、ファクシミリ装置10は、これら省
エネモードには、省エネタイマ19が計時(カウント)す
る画像データの送受信などの何等の動作命令のない状態
が続く経過時間が予め設定されている時間(カウンタ設
定値)に達したときに、メインCPU11が通常状態で待
機しても動作を命令される可能性が低いと判断して、省
エネCPU18が簡易省エネモードに応じた電力を供給
し、さらに完全省エネモードに応じた電力を供給するよ
うに制御することにより省エネモードの各々に移行させ
るようになっている。また、これら省エネモードには、
操作部15の省エネキーの押下の繰り返しにより何れかに
移行させることができ、再度その省エネキーを押下する
ことにより通常状態に復帰させることができる。したが
って、ファクシミリ装置10は、オペレータが不在になる
際や使用する予定がないときにその都度操作部15の省エ
ネキーを操作をしても、また操作しなくても自動的に省
エネモードに移行することができる。
【0018】このように何れかの省エネモードに移行し
た後には、省エネCPU18がリンギングやファクシミリ
通信網での呼出信号、オフフック、セット原稿の検出、
省エネキーの押下などの何等かの動作命令(復帰要因)
を検出したことをトリガにして復帰コマンドをメインC
PU11に送って必要な機能のみを使用可能にする電力を
供給することにより復帰させるようになっており、これ
らメインCPU11および省エネCPU18が本発明におけ
る制御手段を構成している。
【0019】具体的には、例えば、図2に示すように、
完全省エネモードに移行してメインCPU11等の制御系
の不図示の電源をOFFするとともにプロッタ14の定着
ヒータや駆動モータ等の電装系の電源をOFFした後に
(ステップP1、2)、省エネモードからの復帰要因と
なる動作命令としてリンギングまたはF網の呼出信号
(受信命令)を検出したときには(ステップP3、P
4)、ファクシミリ受信のみを実行するためにメインC
PU11等の制御系のみの電源をONして電力供給を行な
って復帰させ(ステップP5)、送られてきた画像デー
タをファクシミリ受信してRAM17内に蓄積させるメモ
リ受信のみを行なう(所謂、代行受信のみを実行す
る)。一方、省エネモードからの復帰要因となる動作命
令としてリンギングやF網の呼出信号以外のオフフッ
ク、原稿セット、省エネキーの押下などを検出したとき
には(ステップP3、P4)、備える機能すべてを使用
可能にするためにメインCPU11等の制御系の電源と共
にプロッタ14の定着ヒータや駆動モータ等の電装系の電
源をONして電力供給を行なって復帰させ(ステップP
7)、検出した動作命令を実行する。この後に、省エネ
タイマ19が計時する経過時間がカウンタ設定値に達した
ときや操作部15の省エネキーの押下に応じて再度完全省
エネモードに移行するが、RAM17内に蓄積した画像デ
ータは、操作部15からその画像データを記録出力する操
作を行なうことにより、完全省エネモードに移行してい
たときやステップP3〜P6を実行してメインCPU11
等の制御系のみに電力供給が行なわれているときには、
ステップP3、P4、P7を実行してメインCPU11等
の制御系の電源とプロッタ14の定着ヒータや駆動モータ
等の電装系の電源の双方をONして電力供給を行なって
使用可能に復帰させた後に、操作部15からの入力操作に
従ってRAM17内から画像データを読み出しプロッタ14
に記録出力させる。
【0020】このように本実施形態では、省エネモード
に移行した後に画像データをファクシミリ受信する際に
は、プロッタ14の定着ヒータや駆動モータ等の電装系に
使用可能にする電力は供給しない状態でメインCPU11
等の制御系のみに電力供給するだけで、送られてきた画
像データをRAM17内に蓄積するメモリ受信のみを行な
って、その画像データは出力命令があったときにRAM
17内から読み出して記録出力することができる。このた
め、図3に示すように、省エネモードに移行後のファク
シミリ受信の度に、定着ヒータなどの立上げ時や待機時
にかなりの電力を消費する電装系に通常通りの電力供給
を行なって復帰させることなく、送られてきた画像デー
タはメモリ受信して必要に応じてまとめて記録出力する
ことができる。したがって、ファクシミリ装置10におい
ては、定着ヒータや駆動モータ等の電装系が電力のほと
んどを消費していると云っても過言ではないが、省エネ
モードに移行した後にはその電装系に通常の電力を供給
して無駄に電力消費を大きくしてしまうことを抑えるこ
とができる。
【0021】次に、図4は本発明に係るファクシミリ装
置の第2実施形態を示す図であり、本実施形態は、請求
項2に記載の発明に対応する。なお、本実施形態は、上
述第1実施形態と略同様に構成されているので、図1を
流用するとともに、同様な処理には同一のステップ数を
付して特徴部分を中心に説明する。図1において、ファ
クシミリ装置10は、簡易省エネモードまたは完全省エネ
モードに移行した後に前記代行受信を実行したときに
は、省エネCPU18がRAM17内に蓄積した画像データ
のデータ量を確認して、そのデータ量が予め設定されて
いる設定値に達しているときには、メインCPU11に復
帰コマンドを送ってRAM17内に蓄積した画像データの
プロッタ14による記録出力を行なう。すなわち、省エネ
CPU18が本発明における確認手段を構成している。な
お、本実施形態では、RAM17内に蓄積した画像データ
のデータ量を確認してその記録出力を行なうように構成
しているが、これに限らず、RAM17内に蓄積した画像
データのファイル数を確認してその記録出力を実行する
ようにしてもよい。
【0022】具体的には、例えば、図4に示すように、
完全省エネモードに移行した後に(ステップP1、P
2)、省エネモードからの復帰要因となる動作命令とし
て、リンギングまたはF網の呼出信号を検出したときに
はメインCPU11等の制御系のみの電源をONして送ら
れてきた画像データをRAM17内に蓄積させる代行受信
を実行し(ステップP3〜P6)、この後には、RAM
17内の画像データのデータ量(蓄積量)を確認して(ス
テップP11)、そのデータ量が設定値に達していないと
きには省エネタイマ19が計時する経過時間がカウンタ設
定値に達したときなどに再度完全省エネモードに移行す
るが、RAM17内の画像データのデータ量が設定値に達
していたときにはプロッタ14の定着ヒータや駆動モータ
等の電装系の電源をもONして電力供給を行なって復帰
させた後に(ステップP12)、RAM17内から画像デー
タを順次読み出してプロッタ14に記録出力させる(ステ
ップP13)。そして、この後には、省エネタイマ19が計
時する経過時間がカウンタ設定値に達したときなどに再
度完全省エネモードに移行する。
【0023】このように本実施形態では、上述第1実施
形態の作用効果に加え、RAM17内の画像データが設定
値以上に溜ったときにプロッタ14などの電装系の電源を
もONされて記録出力可能に復帰され、RAM17内の画
像データが記録出力される。このため、省エネモードへ
移行後にメモリ受信した画像データは、操作部15から出
力命令を入力するなどの操作を行なうことなく、自動的
にまとめて記録出力することができる。したがって、省
エネモードからの復帰回数を低減して電力消費を効果的
に抑えることができるとともに、ファクシミリ受信した
画像データを手間なく入手することができる。
【0024】次に、図5は本発明に係るファクシミリ装
置の第3実施形態を示す図であり、本実施形態は、請求
項3に記載の発明に対応する。なお、本実施形態も、上
述第1実施形態と略同様に構成されているので、図1を
流用するとともに、同様な処理には同一のステップ数を
付して特徴部分を中心に説明する。図1において、ファ
クシミリ装置10は、簡易省エネモードまたは完全省エネ
モードに移行した後に省エネCPU18がリンギングまた
はF網の呼出信号以外の省エネモードからの復帰要因と
なるユーザの操作による動作命令を検出したときにメイ
ンCPU11等の制御系の電源とプロッタ14の定着ヒータ
や駆動モータ等の電装系の電源の双方をONしてその動
作命令を実行すべく復帰する際に、併せて、RAM17内
に蓄積した画像データのプロッタ14による記録出力を行
なう。すなわち、省エネCPU18が本発明における検出
手段をも構成している。
【0025】具体的には、例えば、図5に示すように、
完全省エネモードに移行した後に(ステップP1、
2)、リンギングまたはF網の呼出信号以外のオフフッ
ク、原稿セット、省エネキーの押下などを検出したとき
にはメインCPU11等の制御系の電源とプロッタ14の定
着ヒータや駆動モータ等の電装系の電源の双方をONす
るとともに(ステップP3、P4、P7)、RAM17内
の画像データの有無を確認して(ステップP21)、蓄積
されていないときにはそのまま必要な機能が使用可能に
立上げられた後に検出した動作命令を実行するが、RA
M17内に画像データが蓄積されていたときには、まず、
プロッタ14の定着ヒータが使用可能な温度に加熱保持さ
れた後にそのRAM17内から画像データを読み出してプ
ロッタ14に記録出力させ(ステップP22)、この後に検
出した動作命令を実行する。この後には、省エネタイマ
19が計時する経過時間がカウンタ設定値に達したときな
どに再度完全省エネモードに移行する。なお、本実施形
態では、検出されたユーザによる動作命令を実行する前
にRAM17内の画像データの記録出力を行なっている
が、その前にその動作命令を行なうようにしてもよいこ
とは云うまでもなく、例えば、ファクシミリ送信など早
期に実行することができるものから行なうようにしても
よい。
【0026】このように本実施形態では、上述第1実施
形態の作用効果に加え、ユーザによる操作を検出したと
きには、メインCPU11等の制御系の電源とプロッタ14
の定着ヒータや駆動モータ等の電装系の電源の双方をO
Nして全ての機能を使用可能な状態に復帰させるので、
その操作による動作命令を実行するのに併せて動作可能
に復帰されたプロッタ14によりRAM17内の画像データ
が記録出力される。このため、省エネモードへの移行後
にメモリ受信した画像データは、独自にプロッタ14の定
着ヒータや駆動モータ等の電装系を立ち上げることな
く、ユーザの操作による省エネモードからの復帰に便乗
して自動的にまとめて記録出力することができる。した
がって、省エネモードからの復帰回数を低減して電力消
費を効果的に抑えることができるとともに、ファクシミ
リ受信した画像データを手間なく入手することができ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、省エネルギモードへの
移行後には画像データを画像メモリ内に蓄積して、その
画像メモリ内の画像データは、出力命令を入力すること
により、または画像データが設定値以上に溜ったときに
使用可能な状態に復帰して、あるいはユーザの操作によ
り使用可能な状態に復帰する際に併せて、記録出力する
ので、ファクシミリ受信の度に無駄に省エネルギモード
から復帰することなく、ファクシミリ受信する画像デー
タをまとめて、また自動的に記録出力することができ
る。したがって、電力消費を効果的に抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の第1実施形態
を示す図であり、その装置各部の関係を示すブロック図
である。
【図2】その省エネルギモードに移行後の動作を説明す
るフローチャートである。
【図3】その電力消費を説明する説明図である。
【図4】本発明に係るファクシミリ装置の第2実施形態
を示す図であり、その省エネルギモードに移行後の動作
を説明するフローチャートである。
【図5】本発明に係るファクシミリ装置の第3実施形態
を示す図であり、その省エネルギモードに移行後の動作
を説明するフローチャートである。
【図6】従来技術における省エネルギモードによる電力
消費を説明する説明図である。
【符号の説明】 10 ファクシミリ装置 11 メインCPU(制御手段) 12 NCU 13 スキャナ 14 プロッタ 15 操作部 16 ROM 17 RAM(画像メモリ) 18 省エネCPU(制御手段、確認手段、検出手段) 19 省エネタイマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力の消費を抑える省エネルギモードを備
    え、該省エネルギモードに移行した後には必要に応じて
    使用可能な状態に復帰してファクシミリ受信した画像デ
    ータの記録出力を行なうファクシミリ装置であって、 ファクシミリ受信した画像データを蓄積する画像メモリ
    と、省エネルギモードに移行した後にファクシミリ受信
    をする際には必要な機能のみを復帰させて画像データを
    画像メモリに蓄積するメモリ受信を実行して出力命令が
    あるまで該画像データの蓄積を保持する制御手段と、を
    備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記画像メモリ内に蓄積した画像データの
    データ量またはファイル数を確認する確認手段を有し、 前記制御手段は、確認された画像メモリ内の画像データ
    のデータ量またはファイル数が予め設定されている設定
    値以上となったときに使用可能な状態に復帰して該画像
    メモリ内の画像データの記録出力を開始させるように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ
    装置。
  3. 【請求項3】ユーザによる操作を検出する検出手段を有
    し、 前記制御手段は、ユーザの操作が検出されたときに使用
    可能な状態に復帰して画像メモリ内の画像データの記録
    出力を開始させるように構成したことを特徴とする請求
    項1に記載のファクシミリ装置。
JP9140762A 1997-05-30 1997-05-30 ファクシミリ装置 Pending JPH10336410A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7567357B2 (en) 2003-07-18 2009-07-28 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet record apparatus
JP2009296035A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Murata Mach Ltd 画像処理装置
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