JPH11243464A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH11243464A
JPH11243464A JP10043162A JP4316298A JPH11243464A JP H11243464 A JPH11243464 A JP H11243464A JP 10043162 A JP10043162 A JP 10043162A JP 4316298 A JP4316298 A JP 4316298A JP H11243464 A JPH11243464 A JP H11243464A
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JP
Japan
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energy saving
fixing heater
saving mode
control
reception
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JP10043162A
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Hiroyuki Endo
洋之 遠藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信要求に基づく省エネルギーモードの解除
直後、直接受信を行うことができない。 【解決手段】 定着ヒータの制御を省エネ制御部側で行
う構成とし、省エネルギーモード時での定着ヒータの予
熱制御を可能とすることにより、省エネルギーモード時
に受信要求があった場合にも、速やかに定着ヒータが定
着温度に達するので、直接受信を行うことができ、メモ
リ代行受信に伴うメモリオーバフローの発生を回避する
ことができ、ファクシミリ装置の信頼性を向上させるこ
とが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省エネルギーモー
ドを有するファクシミリ装置に係わり、特に、省エネル
ギーモード中に受信したファクシミリデータの印字出力
を効率的に行うのに好適なファクシミリ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、省エネルギーモード機能を有する
ファクシミリ装置としては、例えば、特開昭57−13
852号公報や特開昭57−168573号公報、およ
び、特開平8−214096号公報に記載のものがあ
る。特に、特開平8−214096号公報に記載の「省
エネルギー機能付きファクシミリ装置」では、上記特開
昭57−13852号公報および特開昭57−1685
73号公報に記載のそれぞれのファクシミリ装置が有す
る問題点を解決する機能が設けられている。
【0003】すなわち、特開平8−214096号公報
に記載の「省エネルギー機能付きファクシミリ装置」で
は、通常時にファクシミリ装置全体を制御する主制御部
の他に、省エネルギー状態時にファクシミリ装置を制御
する省エネ制御部を設け、省エネルギー状態(待機状
態)移行時に、主制御部や操作表示部、電装部等への電
源を遮断し、かつ、電力節減中である旨を表示する等の
処理を行う。
【0004】これにより、電話回線からの信号のみなら
ず種々の信号に応じて電源の供給を制御することがで
き、かつ、主制御部と省エネルギー制御部が互いに同期
をとりながら制御を分担できる。また、ユーザに対して
電力節減中である旨の表示を行うことができ、かつ、待
機状態でモータ系および電装系ドライバ部の漏れ電流に
よる電力の消費を防止することができる。
【0005】さらに、メモリ画像蓄積時や時刻指定ポー
リング受信時、あるいは、時刻指定送信時等のメモリお
よび時刻の管理が必要な場合には、電源遮断状態であっ
ても管理が可能であり、かつ、不要な機能の電力をも浪
費せずに済む。また、省エネルギー設定用キーの押下、
原稿セット、リンギング信号、オフフック信号等の検出
による省エネルギー解除動作が簡略化できるのみなら
ず、誤検出による省エネルギー状態の解除の場合も、再
検出後に再び省エネルギー状態に移行することができ
る。
【0006】しかし、このような従来のファクシミリ装
置においては、主制御部の電源を省エネ制御部が制御す
る構成で省エネルギーモードを実現しており、省エネル
ギーモード時の各呼び出し要求(復帰ボタン・キーO
N、受信着呼、送信原稿挿入等)のみの検出を省エネ制
御部が行い、その要求を受けて主制御部に電源を供給し
ている。そのため、省エネルギーモード中には、定着ヒ
ータの予熱が行われていなかった。そして、受信要求に
基づく省エネルギーモードの解除により主制御部が復帰
した場合、定着ヒータの温度が、受信したデータの1枚
目の印字に間に合うように上昇する保証が無いために、
直接受信を行うことができず、常に、メモリ代行受信
(受信したファクシミリデータをメモリに一時蓄積す
る)を選択していた。
【0007】この場合、代行受信に用いるメモリの容量
が小さいファクシミリ装置では、メモリオーバフローが
発生し、ファクシミリデータを正常に受信できなくなる
可能性があった。また、メモリの容量が大きいファクシ
ミリ装置においても、大容量の予約送信がセットされて
いる場合には、メモリの空き容量が減っており、同様
に、メモリオーバフローが発生してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、受信要求に基づく省エネルギー
モードの解除直後、直接受信を行うことができない点で
ある。本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決
し、省エネルギーモードの解除直後におけるメモリ代行
受信によるメモリオーバフローの発生を回避し、信頼性
の向上を図ることが可能なファクシミリ装置を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のファクシミリ装置は、定着ヒータの制御を
省エネ制御部側で行う構成とし、省エネルギーモード時
での定着ヒータの予熱制御を可能にする。このことによ
り、省エネルギーモード時に受信要求があった場合に
も、直ちに定着ヒータが定着温度まで達するようにな
り、直接受信を行うことができ、メモリ代行受信に伴う
メモリオーバフローの発生を回避することができる。ま
た、このように、省エネルギーモードでの定着ヒータ予
熱を行うと消費電力が大きくなるので、本発明のファク
シミリ装置では、その機能(省エネルギーモードでの定
着ヒータ予熱)を実行させるか否かをユ−ザに設定可能
にする構成とする。また、通常の業務時間帯は、ファク
シミリ装置が設置されている室内の温度も高く、定着ヒ
ータの定着温度までの温度上昇時間も短時間となり、印
字動作の開始が可能となるまでの時間も短縮され、メモ
リオーバフローの発生は回避できるので、このような業
務時間帯には、その機能(省エネルギーモードでの定着
ヒータ予熱)を実行させない設定が可能となる構成とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明のファクシミリ装
置の本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図であ
る。本図1において、1はCPU(Central Processing
Unit)からなり蓄積プログラム方式によるコンピュー
タ処理により装置の全体動作制御を行なう中央処理装置
(図中、「CPU」と記載)である。
【0011】また、2は印字出力対象の生データをペー
ジ単位で蓄積するページメモリ、3は送受信対象の圧縮
されたファクシミリデータを一時蓄積しメモリ代行受信
に用いられるSAFメモリ、4は中央処理装置1で用い
るプログラム等を格納したROM、5はワンタッチダイ
ヤルや短縮ダイヤル番号等のユーザ設定情報等を記憶す
るRAM、6はLCD(Liquid Crystal Display)や入
力キー等からなる操作部である。
【0012】さらに、7は送受信対象のファクシミリデ
ータの圧縮・伸長を行う符号化・復号化部(図中、「D
CR」と記載)、8は原稿からのイメージデータの読み
取りを行うスキャナ、9はファクシミリデータの変調・
復調を行なうモデム、10は回線との接続制御を行う通
信制御装置(図中、「NCU」と記載)、11はモデム
9と通信制御装置10を制御する通信制御部、12は受
信したファクシミリデータを印字出力する印字部であ
り、以上の各部により、通常の状態でのファクシミリ装
置の動作制御を行う主制御部が構成される。
【0013】そして、13は省エネルギーモードでのフ
ァクシミリ装置の制御を行う省エネ制御部であり、14
は省エネ制御部13の制御に基づき印字部12の定着ヒ
ータの予熱制御を行なう省エネ回路である。印字部12
には、省エネ回路14からの制御信号に基づき定着ヒー
タのオン/オフ制御を行うヒータ点灯回路15、ファク
シミリデータの用紙への印字に用いる定着ヒータ16、
定着ヒータ16の温度を検知するサーミスタ17が設け
られている。また、省エネ制御部13には、時間を計測
するリアルタイムクロック(図中、「RTC」と記載)
18が接続されている。また、各部は、バス(図中、
「BUS」と記載)19を介して接続され、信号やデー
タの授受を行なう。
【0014】省エネ制御部13は、省エネルギーモード
時に各呼び出し要因を判別して、省エネルギーモードの
実施/解除を制御すると共に、省エネルギーモード時
に、省エネ回路14を介してヒータ点灯回路15を制御
し、定着ヒータ16の点灯制御(予熱制御)を行う。さ
らに、定着ヒータ16は、サーミスタ17により温度検
出され、サーミスタ17で検知した温度に基づく省エネ
制御部13からの指示に従って、省エネ回路14は、定
着ヒータ16の点灯(予熱)制御を行う。また、省エネ
制御部13は、リアルタイムクロック18に基づき、現
時間を取得することができる。
【0015】このような省エネルギーモード時における
省エネ制御部13と省エネ回路14による定着ヒータ1
6の予熱制御は、操作部6を介してのユーザの操作に基
づき、有効/無効が設定される。以下、このような省エ
ネ制御部13と省エネ回路14による定着ヒータ16の
制御機構部分の詳細を、次の図2を用いて説明する。
【0016】図2は、図1におけるファクシミリ装置の
定着ヒータを制御する部分の詳細構成例を示すブロック
図である。本図2において、13〜17のそれぞれは図
1における省エネ制御部、省エネ回路、定着ヒータ点灯
回路、定着ヒータ、サーミスタであり、20は図1にお
ける中央処理装置1〜印字部12からなる主制御部、2
1はAC電源から変換したDC電源の各部への供給等を
行なう電源ユニット、22は定着ヒータ16へのAC電
源の供給をスイッチング制御するトライアック、23,
24は接続線を開閉制御するスイッチ(図中、「SW
1,2」と記載)である。
【0017】省エネルギーモードにおいては、省エネ制
御部13は、スイッチ23を開制御して、電源ユニット
21からの主制御部20への電源供給をオフ(遮断)
し、また、省エネ回路14は、スイッチ24を開閉制御
して、定着ヒータ点灯回路15への電源ユニット21か
らの電源供給をオン/オフ制御する構成となっている。
このように、省エネルギーモードにおいて、主制御部2
0および定着ヒータ点灯回路15への電源ユニット21
からの電源供給をオフすることにより、それぞれで消費
される電力を削減することができる。
【0018】ここで、定着ヒータ16を予熱する場合、
省エネ制御部13は、サ−ミスタ17による定着ヒータ
16の温度検出結果を参照して、現温度tが、予め設定
された予熱規定値Tよりも低かった場合に、省エネ回路
14を介してスイッチ24をオンさせ、定着ヒータ点灯
回路15を起動させ、トライアック22をオンさせ、電
源ユニット21からのAC出力を定着ヒータ16に通電
させることで、予熱を実施する。
【0019】これにより、受信要求があった場合にも、
定着ヒータ16は予熱温度に暖まっているので、省エネ
ルギーモードの解除後、1枚目の直接受信を開始する場
合でも、定着ヒータ16の温度を定着温度まで上昇させ
ておくことが可能となる。以下、このような構成による
定着ヒータ16の制御動作を、図3および図4を用いて
説明する。
【0020】図3は、図1におけるファクシミリ装置の
本発明に係わる第1の処理動作例を示すフローチャート
である。無稼働の状態で所定の時間が経過する等して、
省エネルギーモードに入ると(ステップ301)、図2
の省エネ制御部13は、スイッチ23をオープンにし
て、主制御部20への電源供給をオフ(遮断)する(ス
テップ302)。
【0021】そして、図1の操作部6を介してユーザか
ら、省エネルギーモード時における定着ヒータ16の予
熱制御が有効に設定されている場合(ステップ30
3)、定着ヒータの予熱モードとして、定着ヒータ16
のオン/オフ制御を行う(ステップ304)。受信要求
などの省エネルギーモードの解除要求があれば(ステッ
プ305)、省エネ制御部13は、スイッチ23をクロ
ーズ制御して、主制御部20へ電源ユニット21からの
DC出力を供給させ、主制御部20を起動し(ステップ
306)、省エネルギーモードを解除する(ステップ3
07)。
【0022】ステップ305において、省エネルギーモ
ードの解除要求が無い間、省エネ制御部13は、サーミ
スタ17による定着ヒータ16の温度検知結果(ステッ
プ308)に基づき省エネ回路14に指示を出し、定着
ヒータ16のオン(ステップ309)/オフ(ステップ
310)制御(予熱制御)を行う。また、ステップ30
3において、ユーザから、省エネルギーモード時におけ
る定着ヒータ16の予熱制御が有効に設定されていなけ
れば、定着ヒータ16の予熱制御をすることなく、受信
要求などの省エネルギーモードの解除要因の発生を待つ
(ステップ311)。
【0023】このように、操作者からの指示設定がなさ
れていれば、省エネルギーモード中においても、定着ヒ
ータは予熱温度に暖まっているので、省エネルギーモー
ドの解除後、速やかに受信データの印字を開始すること
ができ、メモリ代行受信でのメモリオーバフローを回避
できる。また、省エネルギーモード中での定着ヒータの
予熱制御の実行/不実行を、ユーザが指定し設定するこ
とができるので、十分なメモリ容量が確保できている場
合には、省エネルギーモード中での定着ヒータの予熱制
御を不実行とすることにより、省エネルギーモードにお
ける予熱制御による消費電力を抑えることができる。
【0024】図4は、図1におけるファクシミリ装置の
本発明に係わる第2の処理動作例を示すフローチャート
である。無稼働の状態で所定の時間が経過する等して、
省エネルギーモードに入ると(ステップ401)、図2
の省エネ制御部13は、スイッチ23をオープンにし
て、主制御部20への電源供給をオフする(ステップ4
02)。
【0025】そして、図1のリアルタイムクロック18
が示す現在の時間が、予め設定された省エネルギーモー
ド時における定着ヒータ16の予熱制御の実行有効時間
帯であれば(ステップ403)、定着ヒータの予熱モー
ドとし、定着ヒータ16のオン/オフ制御を行う(ステ
ップ404)。以下、図3におけるステップ305〜3
11の各処理動作と同様にしてステップ405〜411
の各処理動作を行う。尚、ステップ408〜410、お
よび、ステップ411の処理の後は、ステップ403の
処理に戻り、予熱制御の実行有効時間帯の確認を常時行
う。
【0026】このように、本例では、省エネルギーモー
ド中における定着ヒータの予熱制御を、ユーザが操作部
6等により予め設定した時間帯のみに限定して実行する
ので、例えば、夜間等、ファクシミリ装置が設置された
室内の暖房がオフされ気温が低下する時間帯のみ、省エ
ネルギーモード中におけるヒータ予熱制御を行い、直接
受信が可能な状態とし、また、昼間の通常の業務時間帯
で設置場所が暖かい場合には、省エネルギーモード中に
おけるヒータ予熱制御を行わないように制御できる。こ
のことにより、昼間等においての省エネルギーモード中
での定着ヒータの予熱制御による無用な消費電力を抑え
ることができる。
【0027】次に、図5〜図7を用いて、図1における
ファクシミリ装置の他の処理動作例を説明する。図5
は、図1におけるファクシミリ装置の他の処理動作の第
1の例を示すフローチャートである。無稼働の状態で所
定の時間が経過する等して、省エネルギーモードに入る
と(ステップ501)、図2の省エネ制御部13は、ス
イッチ23を使用して、主制御部20への電源供給をオ
フする(ステップ502)。
【0028】そして、図1の操作部6を介してユーザか
ら、省エネルギーモード時における定着ヒータ16の予
熱制御が有効に設定されている場合(ステップ50
3)、定着ヒータの予熱モードとして、定着ヒータ16
のオン/オフ制御を行い(ステップ504)、有効に設
定されていなければ、受信要求などの省エネルギーモー
ドの解除要因の発生を待つ(ステップ505)。
【0029】受信要求などの省エネルギーモードの解除
要因が発生すれば、主制御部20を起動して省エネルギ
ーモードを解除する(ステップ506)。この時、解除
要因が受信要求によるものであれば(ステップ50
7)、サーミスタ17で検知している定着ヒータ16の
温度が1枚目のデータ印字に対応できる十分な値か否か
を判別する(ステップ508)。
【0030】定着ヒータ16の温度が十分であれば、定
着ヒータ16が通常の定着温度になるようトライアック
22をオンし(ステップ509)、直接受信モードを選
択する(ステップ510)。また、定着ヒータ16の温
度が十分でなければ、メモリ代行受信モードを選択する
(ステップ511)。温度が十分であるか否かは、検知
した定着ヒータ16の温度が所定値以上か否かで判別す
る。すなわち、1枚目のデータ印字開始までに要する時
間内に、定着ヒータ16の温度を通常の定着温度まで上
昇させることができる温度を、所定値とする。
【0031】このように、本例では、省エネルギーモー
ド時、省エネ制御部13により定着ヒータ16の予熱制
御を行わない場合でも、定着ヒータ16の温度検出を行
い、受信要求があった場合には、受信したデータの1ペ
ージ目の印字出力の開始時間までに、現在の定着ヒータ
16の温度から直接受信が可能な定着温度まで上昇可能
か計算して判断し、省エネルギーモードにおける受信で
の直接受信の制御を行なうことができる。
【0032】このような処理動作を行うにあたっては、
直接受信が可能な温度領域を可能な限り広くすることが
望まれる。そのためには、受信データのサイズを考慮し
た制御を行うことが有効である。すなわち、ステップ5
08において直接受信可と判断した場合でも、1ページ
目の受信データが非常に短いデータ(例えば、定型A4
サイズの用紙に対して数行で終わってしまうようなデー
タ)であった場合には、定着ヒータ16を定着温度まで
上昇させるのに間に合わない可能性がある。このような
場合には、直接受信時も、常にSAFメモリ3にデータ
蓄積する必要があり、次の図6で示すような、それを考
慮した制御処理が望まれる。
【0033】図6は、図1におけるファクシミリ装置の
他の処理動作の第2の例を示すフローチャートである。
本例は、図5における動作をさらに高信頼化するもので
あり、本例におけるステップ601〜ステップ610、
および、ステップ615の各処理は、図5におけるステ
ップ501〜ステップ510とステップ511の各処理
と同じものであり、ここではその説明は省略し、ステッ
プ610以降の処理を説明する。尚、本例では、ステッ
プ610で直接受信モードを選択した場合にも、SAF
メモリ3でのデータ蓄積を行っている。
【0034】ステップ610で直接受信モードを選択し
た後、1ページ目のデータを受信完了した時点で(ステ
ップ611)、サーミスタ17で検知している定着ヒー
タ16の温度が通常の定着温度まで達したか否かを判別
する(ステップ612)。定着温度に達していれば、受
信完了した1ページ目のデータを印字出力(プロッタ排
出)し(ステップ613)、達していなければ、代行受
信モードに切り替え、SAFメモリ3でのデータ蓄積を
継続する(ステップ614)。
【0035】このように、本例では、直接受信時もSA
Fメモリ3に同時蓄積しておき、1ページ目の受信デー
タの全てがページメモリ2に貯まった時点での定着ヒー
タ16の温度が定着温度に達しているか否かを判別し、
達していなければ、直接受信を断念して、代行受信に切
り替える。このことにより、ステップ608では、定着
温度まで定着ヒータ16の温度を上昇させることができ
ると判断したが、1ページ目の受信データが非常に短い
データであり、実際には、定着ヒータ16の温度が定着
温度に達する前に印字動作が開始されてしまうといった
不具合を回避できる。
【0036】図7は、図1におけるファクシミリ装置の
他の処理動作の第3の例を示すフローチャートである。
本例は、図3での処理動作における省エネルギー効果を
さらに向上させるものである。すなわち、図2に示すよ
うに、定着ヒータ16の予熱制御を行う機構には、電源
ユニット21から定着ヒータ16へのAC出力線(ヒー
タライン)を開閉するトライアック22をオン/オフ制
御するためのヒータ点灯回路15が設けられている。
【0037】本例では、省エネルギーモード時におい
て、このヒータ点灯回路15に対する電源供給を制御す
るために、図3におけるステップ301〜308と同じ
内容のステップ701〜708の処理動作を行い、この
ステップ708においてサーミスタ温度tが規定値Tよ
り低い場合に、図2におけるスイッチ24をオンした
後、定着ヒータ16をオンする(ステップ710)。ま
た、サーミスタ温度tが規定値Tより高ければ、定着ヒ
ータ16をオフすると共に、スイッチ24をオフして、
ヒータ点灯回路15への電源ユニット21からのDC電
源供給を断つ(ステップ711)。
【0038】このように、本例においては、省エネ制御
部13と省エネ回路14による定着ヒータ16の予熱制
御時、定着ヒータ16をオンさせる時以外は、ヒータ点
灯回路15への電源ユニット21からのDC電源供給を
断ち、ヒータ点灯回路15によるDC電源の消費を回避
する。このことにより、省エネルギーモード時の消費電
力をさらに低下させることが可能となる。
【0039】以上、図1〜図7を用いて説明したよう
に、本例のファクシミリ装置では、定着ヒータ16の予
熱制御を、省エネ制御部13と省エネ回路14とによ
り、省エネルギーモード中にも行うので、省エネルギー
モード時にファクシミリデータを受信した場合でも、直
接受信を行うことができる。また、省エネルギーモード
時の定着ヒータ16の予熱制御の実行/不実行を、ユー
ザが指示設定することができるので、省エネルギーモー
ドでの低消費電力化を極め細かに制御できる。
【0040】また、省エネルギーモード時の定着ヒータ
16の予熱制御の実行/不実行を、時間帯により切替て
設定可能としているので、ユーザが不在で暖房装置がオ
フの時間帯のみ、省エネルギーモードでの定着ヒータ1
6の予熱制御を行う等の極め細かな制御が可能となる。
また、省エネルギーモードの予熱制御において、定着ヒ
ータ16への通電をオフしている時でも、定着ヒータ1
6の温度を検知可能であり、省エネルギーモード解除時
から定着温度に達するまでの時間を算出して、直接受信
できるか否かを判別できる。
【0041】さらに、直接受信時もSAFメモリ3に同
時蓄積することにより、直接受信が可能と判断された後
でも、印字処理の開始直前に定着ヒータ16が定着温度
に未到達の場合には、直ちにメモリ代行受信に切り替え
ることができる。また、定着ヒータ16のヒータライン
を開閉制御しているトライアック22をオン/オフ制御
する定着ヒータ点灯回路15への電源供給を、省エネル
ギーモード時には定着予熱をONする時以外は遮断する
ことができるので、さらに、省エネ効果を向上させるこ
とができる。
【0042】尚、本発明は、図1〜図7を用いて説明し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能である。例えば、図6の
例では、ステップ612において、定着ヒータ16の温
度が定着温度に達したか否かを判別しているが、ここで
も定着ヒータ16の温度から定着温度に達するまでの時
間を算出し、1ページ目のデータの受信終了時、すなわ
ち、ページメモリ2に1ページ分のデータが貯まった時
点での定着ヒータ16の温度から判断して直接受信を断
念して、メモリ代行受信に切り替えることでも良い。
【0043】また、同じく図6の例では、常にSAFメ
モリ3にデータ蓄積を実施しておくこととしているが、
SAFメモリ3にデータ蓄積せず、ステップ612での
直接受信不可との判別結果後に、ページメモリ2に蓄積
されていた1ページ目の受信データを、SAFメモリ3
に転送することでも良い。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、受信要求に基づく省エ
ネルギーモードの解除直後、直接受信を行うことがで
き、省エネルギーモードの解除直後におけるメモリ代行
受信によるメモリオーバフローの発生を回避でき、ファ
クシミリ装置の信頼性を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の本発明に係る構成
の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるファクシミリ装置の定着ヒータを
制御する部分の詳細構成例を示すブロック図である。
【図3】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係わ
る第1の処理動作例を示すフローチャートである。
【図4】図1におけるファクシミリ装置の本発明に係わ
る第2の処理動作例を示すフローチャートである。
【図5】図1におけるファクシミリ装置の他の処理動作
の第1の例を示すフローチャートである。
【図6】図1におけるファクシミリ装置の他の処理動作
の第2の例を示すフローチャートである。
【図7】図1におけるファクシミリ装置の他の処理動作
の第3の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:中央処理装置(CPU)、2:ページメモリ、3:
SAFメモリ、4:ROM、5:RAM、6:操作部、
7:符号化・復号化部(DCR)、8:スキャナ、9:
モデム、10:通信制御装置(NCU)、11:通信制
御部、12:印字部、13:省エネ制御部、14:省エ
ネ回路、15:ヒータ点灯回路、16:定着ヒータ、1
7:サーミスタ、18:リアルタイムクロック(RT
C)、19:バス(BUS)、20:主制御部、21:
電源ユニット、22:トライアック、23,24:スイ
ッチ(SW1,2)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリデータの送受信を含む通常
    の装置制御を行う主制御手段と、該主制御手段への電源
    の遮断を含む省エネルギーモードでの装置制御を行う省
    エネ制御手段とを具備したファクシミリ装置において、
    上記省エネルギーモード中、上記省エネ制御手段からの
    制御指示に基づき、受信した上記ファクシミリデータの
    印字に用いる定着ヒータの予熱制御を行う省エネ手段を
    設けたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のファクシミリ装置にお
    いて、上記省エネルギーモードでの上記省エネ手段によ
    る上記定着ヒータの予熱制御を行うか否かの操作者から
    の指示を入力する手段を設け、上記操作者からの指示に
    基づき上記省エネルギーモードでの上記省エネ手段によ
    る上記定着ヒータの予熱制御を行うか否かを決定するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載のファクシミリ装置において、予め設定された
    上記省エネ手段による上記定着ヒータの予熱制御を行う
    時間帯を監視する手段を設け、上記予め設定された時間
    帯内であれば、上記省エネルギーモードでの上記省エネ
    手段による上記定着ヒータの予熱制御を行うことを特徴
    とするファクシミリ装置。
JP10043162A 1998-02-25 1998-02-25 ファクシミリ装置 Pending JPH11243464A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6636710B2 (en) * 2001-10-17 2003-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Multi function peripheral having improved power saving function and control method thereof
JP2010217889A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Toshiba Corp 温度制御装置、電子写真装置および発熱体の温度制御方法

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