JP3198029B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP3198029B2
JP3198029B2 JP08320495A JP8320495A JP3198029B2 JP 3198029 B2 JP3198029 B2 JP 3198029B2 JP 08320495 A JP08320495 A JP 08320495A JP 8320495 A JP8320495 A JP 8320495A JP 3198029 B2 JP3198029 B2 JP 3198029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image information
heating
incoming call
fixing
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08320495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08254921A (ja
Inventor
浩一郎 前村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP08320495A priority Critical patent/JP3198029B2/ja
Publication of JPH08254921A publication Critical patent/JPH08254921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3198029B2 publication Critical patent/JP3198029B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、詳細には、受信を確実に行いつつ、消費電力を効率
的に節減することのできるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画情報に対応させて記録紙に付着させた
トナーを定着部で加熱することにより記録紙に定着させ
る電子写真記録方式のファクシミリ装置においては、受
信画情報に基づいて変調された光により感光体に静電潜
像を形成し、静電潜像の形成された感光体にトナーを付
着して現像する。この感光体に付着されたトナーを記録
紙に転写し、トナーの付着された記録紙を定着ヒーター
により加熱される定着ローラに搬送して、定着ローラに
よりトナーを記録紙に定着させる。
【0003】従来のこのような電子写真記録方式のファ
クシミリ装置では、定着ヒーターを加熱する必要がある
が、受信した画情報を直ちに記録できるようにするた
め、常時定着ヒーターを定着に最適な定着温度に加熱し
ている。
【0004】ところが、定着ヒーターを常時定着温度に
加熱すると、大きな電力を消費し、電力の節約が重要な
問題となる。
【0005】そこで、従来から、受信待機中は、定着ヒ
ーターを定着可能温度よりも所定温度だけ低い予熱温度
に制御したり、受信待機中は、定着ヒーターへの通電を
停止するファクシミリ装置が提案されている。
【0006】ところが、定着ヒーターを予熱温度に制御
したり、定着ヒーターへの通電を停止すると、着呼があ
った際に定着ヒーターを定着可能温度まで受信可能時間
の間に立ち上げるために、定格容量の大きい定着ヒータ
ーを必要としたり、受信画情報を一時蓄積しておくため
の画像メモリが必要となり、コストが高くつくととも
に、定格容量の大きい定着ヒーターを加熱するのに多く
の消費電力を必要とし、消費電力のより一層の節減が望
まれる。
【0007】そこで、本出願人は、先に、加熱定着手段
を用いる記録手段を備え、前記加熱定着手段により待機
時に予熱を行うファクシミリ装置において、受信呼出検
出時に、前記加熱定着手段による加熱定着が可能になる
までに要する時間を求め、これに基づいて前記受信呼出
に対する応答受信開始可否の判断を行うファクシミリ装
置を提案している(特開平4−323954号公報参
照)。
【0008】このファクシミリ装置によれば、加熱定着
が可能になるまでに要する時間が受信開始からデータの
記録開始までに必要とされるデータ処理時間以内であれ
ば、即座に受信可能と判断し、加熱定着が可能になるま
でに要する時間がデータ処理時間を越えているときに
は、その差の時間だけ、受信開始を待たせるという方法
をとることにより、受信動作を行うことができる。
【0009】また、本出願人は、画像メモリを備えたフ
ァクシミリ装置において、熱定着部を加熱する加熱手段
を、画像メモリの空き容量が一定値以下である場合の
み、予熱するようにし、着信したとき、熱定着部が加熱
手段により予熱されているときには、受信画情報を即時
記録出力を行い、熱定着部が予熱されていないときに
は、受信画情報を一時画像メモリに格納して、熱定着部
が記録温度に加熱された後、記録出力するファクシミリ
装置を提案している(特開平2−281872号公報参
照)。
【0010】このファクシミリ装置によれば、画像メモ
リに所定の空き容量が有るときには、予熱を行わないこ
とにより、節電を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、なお、消費電
力の充分な節約を行なう上で、また、受信を確実に行う
上で、改良の余地があった。
【0012】すなわち、特開平4−323954号公報
記載のファクシミリ装置にあっては、加熱定着が可能に
なるまでに要する時間が受信開始からデータの記録開始
までに必要とされるデータ処理時間以内であれば、即座
に受信可能と判断し、加熱定着が可能になるまでに要す
る時間がデータ処理時間を越えているときには、その差
の時間だけ、受信開始を待たせていたため、送信側が自
動送信処理により送信してきた場合には、加熱定着が可
能になるまでに要する時間が呼出継続時間以上にかかる
場合には、受信を行うことができない。
【0013】この場合に、受信を確実に行うためには、
環境温度に影響されずに、呼出継続時間内に加熱定着が
可能な温度に定着ヒーターを加熱する必要があり、その
ために、定格容量の大きい定着ヒーターを用いる必要が
ある。
【0014】したがって、消費電力を節減しつつ、受信
を確実に行う上で、なお、改良の余地があった。
【0015】また、特開平2−281872号公報記載
のファクシミリ装置にあっては、画像メモリの空き容量
が所定容量以下のときには、常に、定着ヒーターを予熱
するようになっていたため、定着ヒーターを予熱するの
に、なお、少なからず電力を消費し、消費電力を節減し
つつ、受信を確実に行う上で、なお、改良の余地があっ
た。
【0016】そこで、請求項1記載の発明は、画情報記
憶手段が所定容量を越えて有るときには、着信に対して
即時に受信して、画情報記憶手段に記憶し、定着手段が
定着可能温度に加熱された後、画情報記憶手段から画情
報を読み出して記録出力し、画情報記憶手段が所定容量
以下のときには、着信があると、定着手段の加熱を開始
して、定着手段が定着可能温度に加熱されるまで、受信
処理を禁止するとともに、定着手段を所定時間定着可能
温度に制御して、節電しつつ、確実に受信を行うことの
できるファクシミリ装置を提供することを目的としてい
る。
【0017】さらに、請求項2記載の発明は、画情報記
憶手段が所定容量を越えて有るときには、着信に対して
即時に受信して、画情報記憶手段に記憶し、定着手段が
定着可能温度に加熱された後、画情報記憶手段から画情
報を読み出して記録出力し、画情報記憶手段が所定容量
以下のときには、着信があると、定着手段の加熱を開始
して、受信を開始から画情報記憶手段の空き容量が受信
画情報で一杯になるまでの予測時間が定着手段が定着可
能温度に加熱されるのに要する加熱時間よりも長い時間
になるまで、受信処理を禁止するとともに、予測時間が
加熱時間より長いと、受信処理を開始して、受信画情報
を画情報記憶手段に記憶し、定着手段が定着可能温度に
加熱されると、記録出力を行うことにより、節電しつ
つ、確実に受信を行うことができるとともに、処理時間
を短縮できるファクシミリ装置を提供することを目的と
している。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、画情報に対応させて記録紙に付着さ
せたトナーを定着手段で加熱することにより定着させる
ファクシミリ装置において、受信画情報を蓄積する画情
報記憶手段と、前記画情報記憶手段の空き容量を検出す
る空き容量検出手段と、前記定着手段を加熱する加熱手
段と、着信があると、前記加熱手段による前記定着手段
の加熱を開始させる加熱開始手段と、前記空き容量検出
手段の検出した前記画情報記憶手段の空き容量が所定容
量を越えているときに着信があると、該着信に対する受
信処理を開始して、受信画情報を前記画情報記憶手段に
記憶させ、前記空き容量が所定容量以下のときに着信が
あると、前記定着手段が定着可能温度に加熱されるま
で、該着信に対する受信処理を禁止するとともに、前記
定着手段が定着可能温度に加熱されているときに着信が
あると、該着信に対する受信処理を開始させる受信制御
手段と、前記定着手段が定着可能温度に加熱されると、
前記画情報記録手段に記憶されている前記受信画情報を
記録出力させる記録出力制御手段と、前記記録紙への前
記受信画情報の記録出力が完了すると、前記加熱手段に
よる前記定着手段の加熱を停止させるとともに、前記定
着手段が定着可能温度に加熱された後、所定時間着信が
ないと、前記加熱手段による前記定着手段の加熱を停止
させる加熱停止手段と、を備えることにより、上記目的
を達成している。
【0019】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、画情報に対応させて記録紙に付着させたトナーを定
着手段で加熱することにより定着させるファクシミリ装
置において、受信画情報を蓄積する画情報記憶手段と、
前記画情報記憶手段の空き容量を検出する空き容量検出
手段と、受信を開始してから前記空き容量検出手段の検
出した前記画情報記憶手段の空き容量が受信画情報で一
杯になるまでの予測時間を算出する予測時間算出手段
と、前記定着手段を加熱する加熱手段と、着信がある
と、前記加熱手段による前記定着手段の加熱を開始させ
る加熱開始手段と、前記定着手段が定着可能温度に加熱
されるのに要する加熱時間を算出する加熱時間算出手段
と、前記予測時間算出手段の算出した予測時間と前記加
熱時間算出手段の算出した加熱時間とを比較する時間比
較手段と、前記空き容量検出手段の検出した前記画情報
記憶手段の空き容量が所定容量を越えているときに着信
があると、該着信に対する受信処理を開始して、受信画
情報を前記画情報記憶手段に記憶させ、前記空き容量が
所定容量以下のときに着信があると、前記時間比較手段
が前記予測時間が前記加熱時間より長いと判別するま
で、該着信に対する受信処理を禁止するとともに、前記
予測時間が前記加熱時間より長いときに着信があると、
該着信に対する受信処理を開始して、受信画情報を前記
画情報記憶手段に記憶させる受信制御手段と、前記定着
手段が定着可能温度に加熱されると、前記画情報記憶手
段に記憶されている受信画情報を記録出力させる記録出
力制御手段と、前記記録紙への前記受信画情報の記録出
力が完了すると、前記加熱手段による前記定着手段の加
熱を停止させるとともに、前記定着手段が定着可能温度
に加熱された後、所定時間着信がないと、前記加熱手段
による前記定着手段の加熱を停止させる加熱停止手段
と、を備えることにより、上記目的を達成している。
【0020】上記場合において、ファクシミリ装置は、
消費電力を節約する省エネモードのオン/オフを選択す
る選択手段と、前記選択手段により前記省エネモードの
オンが選択されていると、前記空き容量検出手段が前記
画情報記憶手段が所定容量以下であることを検出する
と、送信原稿の画情報を前記画情報記憶手段に一旦記憶
した後送信する蓄積送信処理を禁止する蓄積送信禁止手
段と、を、さらに備えていてもよい。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明のファクシミリ装置によれ
ば、空き容量検出手段の検出した前記画情報記憶手段の
空き容量が所定容量を越えているときに着信があると、
受信制御手段が、定着手段の加熱を開始させるととも
に、該着信に対する受信処理を開始して、受信画情報を
画情報記憶手段に記憶させる。空き容量が所定容量以下
のときに着信があると、受信制御手段が、定着手段が定
着可能温度に加熱されるまで、該着信に対する受信処理
を禁止するとともに、定着手段が定着可能温度に加熱さ
れているときに着信があると、該着信に対する受信処理
を開始させる。そして、定着手段が定着可能温度に加熱
されると、記録出力制御手段が、画情報記録手段に記憶
されている受信画情報を記録出力させる。
【0022】また、加熱停止手段は、記録紙への受信画
情報の記録出力が完了すると、加熱手段による定着手段
の加熱を停止させるとともに、定着手段が定着可能温度
に加熱された後、所定時間着信がないと、加熱手段によ
る定着手段の加熱を停止させる。
【0023】したがって、画情報記憶手段が所定容量を
越えて有るときには、着信に対して即時に受信して、画
情報記憶手段に記憶し、定着手段が定着可能温度に加熱
された後、画情報記憶手段から画情報を読み出して記録
出力することができ、画情報記憶手段が所定容量以下の
ときには、受信処理を定着手段が定着可能温度に加熱さ
れるまで、受信処理を禁止するとともに、定着手段を所
定時間定着可能温度に制御して、定格容量の小さい加熱
手段を使用して、着信があってから加熱を開始しても、
再発呼時に確実に受信することができる。
【0024】その結果、効率的に消費電力を節減しつ
つ、確実に受信することができる。
【0025】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、受信制御手段が、画情報記憶手段の空き容量が
所定容量を越えているときに着信があると、該着信に対
する受信処理を開始して、受信画情報を画情報記憶手段
に記憶させる。空き容量が所定容量以下のときに着信が
あると、予測時間算出手段の算出した受信を開始してか
ら画情報記憶手段の空き容量が受信画情報で一杯になる
までの予測時間と、加熱時間算出手段の算出した定着手
段が定着可能温度に加熱されるのに要する加熱時間と、
を比較手段が比較して、予測時間が加熱時間より長いと
判別するまで、受信制御手段が、該着信に対する受信処
理を禁止するとともに、予測時間が加熱時間より長いと
きに着信があると、該着信に対する受信処理を開始し
て、受信画情報を画情報記憶手段に記憶させる。
【0026】そして、記録出力制御手段が、定着手段が
定着可能温度に加熱されると、画情報記憶手段に記憶さ
れている受信画情報を記録出力させ、加熱停止手段が、
記録紙への受信画情報の記録出力が完了すると、加熱手
段による定着手段の加熱を停止させるとともに、定着手
段が定着可能温度に加熱された後、所定時間着信がない
と、加熱手段による前記定着手段の加熱を停止させる。
【0027】したがって、画情報記憶手段が所定容量を
越えて有るときには、着信に対して即時に受信して、画
情報記憶手段に記憶し、定着手段が定着可能温度に加熱
された後、画情報記憶手段から画情報を読み出して記録
出力し、画情報記憶手段が所定容量以下のときには、着
信があると、定着手段の加熱を開始して、予測時間が加
熱時間より長くなるまで、着信に対する受信処理を禁止
することができるとともに、予測時間が加熱時間より長
くなると、受信処理を開始して、受信画情報を画情報記
憶手段に記憶し、定着手段が定着可能温度に加熱される
と、記録出力を行うことができる。
【0028】その結果、画情報に受信画情報を全て記憶
する空き容量が無い場合にも、予測時間が加熱時間より
も長くなった時点で、受信を開始することができ、節電
しつつ、確実に受信を行うことができるとともに、処理
速度を向上させることができる。
【0029】上記各場合に、選択手段により省エネモー
ドが選択されていると、画情報記憶手段が所定容量以下
のときには、蓄積送信禁止手段が、送信原稿の画情報を
画情報記憶手段に一旦記憶した後送信する蓄積送信処理
を禁止する。
【0030】したがって、画情報記憶手段を受信処理に
優先して利用することができ、より一層、消費電力を効
率的に節減することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。
【0032】尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適
な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0033】図1〜図5は、本発明のファクシミリ装置
の一実施例を示す図である。
【0034】図1は、本発明のファクシミリ装置の一実
施例の回路ブロック図である。
【0035】図1において、ファクシミリ装置1は、ス
キャナ2、CPU3、操作表示部4、ROM5、RAM
6、プロッタ7、ページメモリ8、DCR9、画情報メ
モリ10、モデム11及びNCU12等を備えており、
上記各部は、バス13により接続されている。
【0036】前記プロッタ7には、熱定着部7aとこの
熱定着部7aへの通電のオン/オフ及び定着部7aの温
度を制御する温度制御部7bが内蔵されている。
【0037】スキャナ2は、例えば、CCD(Charge C
oupled Device)を利用したイメージスキャナが利用さ
れており、ADF(自動原稿送り装置)を備えている。
ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セ
ットされた原稿を1枚ずつスキャナ2の読取部に送給す
る。
【0038】スキャナ2は、ADFから搬送されてきた
原稿を走査して、原稿の画情報を読み取り、DCR9に
出力する。DCR9は、スキャナ2から転送されてきた
画情報を符号化して、画情報メモリ10に出力し、画情
報メモリ10は、この符号化された画情報を蓄積する。
【0039】ROM(Read Only Memory)5には、ファ
クシミリ装置1のシステムプログラムが格納されている
とともに、消費電力を節約する省エネプログラムとこの
省エネプログラムを実行するための各種データ及びシス
テムデータ等が格納されている。
【0040】RAM(Random Access M
emory)6は、後述するCPU3がファクシミリ装
置1を制御する上で必要な各種データや演算結果等のデ
ータを記憶し、特に、省エネ処理を行なう上で必要な各
種データ、例えば、省エネモードのオン/オフデータ、
画情報メモリ10の空き容量、当該空き容量に画情報を
蓄積して画情報メモリ10が満杯になるまでの予測時
間、受信を開始した時点で熱定着部7aの加熱を開始し
てから熱定着部7aが定着可能温度に加熱されるまでに
要する加熱時間及び熱定着部7aの加熱を開始してから
の加熱継続時間等の各データを記憶する。
【0041】CPU(Central Process
ing Unit)3は、上記ROM5内のプログラム
に基づいて、RAM6をワークメモリとして利用しつ
つ、ファクシミリ装置1の各部を制御して、ファクシミ
リ装置1としての処理を実行するとともに、省エネプロ
グラムに基づいて省エネ処理を実行する。
【0042】操作表示部4は、テンキーやスタートキー
及び省エネモード設定キー等の各種操作キーを備えると
ともに、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)を
備え、操作キーからは、通常の送信操作、蓄積送信操作
及び省エネモードの設定操作等の各種命令が入力され、
ディスプレイには、操作キーから入力された命令内容や
ファクシミリ装置1からオペレータに通知する各種情報
が表示される。
【0043】プロッタ7は、電子写真式記録装置が利用
され、プロッタ7の書込部に記録紙を1枚ずつ供給する
自動給紙部を備えている。プロッタ7は、自動給紙部か
ら供給される記録紙にトナーを定着させることにより、
画情報を記録紙に記録出力する。
【0044】すなわち、プロッタ7は、感光体、熱定着
部7a及び温度制御部7b等を備えており、受信画情報
等に基づいて変調された光により感光体に静電潜像を形
成して、静電潜像の形成された感光体にトナーを付着し
て現像する。この感光体に付着されたトナーを記録紙に
転写し、トナーの付着された記録紙を熱定着部7aに搬
送して、熱定着部7aによりトナーを記録紙に定着させ
る。
【0045】熱定着部7aは、定着ローラーや定着ロー
ラーを加熱する定着ヒーター等を備え、熱定着部7aの
温度は、図示しない温度検出センサにより検出される。
【0046】したがって、熱定着部7a、具体的には、
定着ローラと定着ヒーターは、画情報に対応させて記録
紙に付着されたトナーを加熱することにより定着させる
定着手段及びこの定着手段を加熱する加熱手段として機
能する。
【0047】温度制御部7bは、CPU3からのオン/
オフ指示に基づいて、熱定着部7aへの通電をオン/オ
フ制御するとともに、CPU3からの設定温度値と温度
検出センサの検出結果に基づいて熱定着部7aへの通電
をオン/オフすることにより、熱定着部7aの温度を設
定温度値に制御する。
【0048】したがって、上記CPU3と温度制御部9
は、設定された省エネモードに応じて、熱定着部7aの
温度及び電源のオン/オフを制御する温度制御手段とし
て機能する。
【0049】また、ファクシミリ装置1には、図示しな
いが、外部温度を検出する外部温度検出センサを備えて
おり、上記CPU3は、温度検出センサの検出結果と外
部温度検出センサの検出結果及び熱定着部7aの定着ヒ
ーターの容量から温度制御部7bにより熱定着部7aに
通電して加熱を開始してから熱定着部7aが定着可能な
温度(以下、定着可能温度)に加熱されるまでの加熱時
間を算出して、RAM6に格納する。
【0050】ページメモリ8は、少なくとも画情報を1
ページ分蓄積する容量を有しており、例えば、受信画情
報を1ページ分蓄積すると、プロッタ7に出力する。
【0051】DCR(符号化・復号化部)9は、画情報
を所定の符号化方式に従って符号化し、また、符号化さ
れた画情報を生の画情報に復号化する。
【0052】画情報メモリ10は、例えば、大容量のR
AM(Random AccessMemory)ある
いはハードディスク装置等で構成され、主に画情報を蓄
積する。
【0053】画情報メモリ10には、蓄積送信用の画情
報や受信した画情報が蓄積され、画情報メモリ10内の
画情報は、上記CPU3の制御下で、所定時期に読み出
されて送信処理や記録処理等が行われる。
【0054】また、CPU3は、所定タイミング、例え
ば、着信があったとき、あるいは、所定周期で、この画
情報メモリ10の空き容量を検出し、受信を開始して当
該空き容量に画情報の蓄積を開始してから当該空き容量
が一杯になって、画情報メモリ10がメモリオーバーす
るまでの予測時間を算出し、算出結果をRAM6に格納
する。
【0055】さらに、CPU3は、上記算出してRAM
6に格納した熱定着部7aの加熱時間と、上記算出して
RAM6に格納した予測時間と、を比較して、その比較
結果に基づいて、着信時に、画情報メモリ10の空き容
量が予め設定された所定容量以下のときに、受信処理を
開始するか否かの判断を行なう。
【0056】すなわち、熱定着部7aへの通電を停止し
ているときに、着信があった時点で即時に受信を開始し
て受信画情報を画情報メモリ10に蓄積すると、熱定着
部7aに着信と同時に通電を開始しても、受信画情報が
画情報メモリ10の空き容量が満杯になる程度の空き容
量(所定容量)しか画情報メモリ10に無いときには、
CPU3は、当該着信に対する受信処理を行なわずに、
温度制御部7bを制御して熱定着部7aの加熱を開始す
るとともに、上記加熱時間と予測時間を算出するととも
に、比較する。
【0057】CPU3は、予測時間が加熱時間よりも長
いと判断すると、受信処理を開始して、受信画情報を画
情報メモリ10に蓄積し、その後、熱定着部7aが定着
可能温度に加熱されると、画情報メモリ10から画情報
を読み出して、DCR9で復号化した後、ページメモリ
8を介して、プロッタ7で記録紙に記録出力する。
【0058】したがって、CPU3は、加熱開始手段、
受信制御手段、加熱停止手段、空き容量検出手段、記録
出力制御手段、予測時間算出手段、加熱時間算出手段及
び比較手段として機能する。
【0059】また、CPU3は、画情報メモリ10が所
定容量以下のとき、受信待機中に熱定着部7aへの通電
を停止して消費電力を節約する省エネモードが、操作表
示部4の操作により、オンされていると、送信原稿の画
情報を画情報メモリ10に一旦蓄積した後送信する蓄積
送信処理を禁止し、操作表示部4で蓄積送信操作が行わ
れると、その旨を操作表示部4のディスプレイに表示す
る。
【0060】したがって、CPU3は、蓄積送信禁止手
段として機能する。
【0061】モデム11は、送信信号の変調や受信信号
の復調等を行なう。
【0062】NCU12には、回線網、例えば、公衆電
話回線あるいはISDN(サービス総合デジタル網)等
が接続され、NCU12は、相手ファクシミリ装置との
間でファクシミリ制御信号の交換を行って通信機能の設
定や各種制御情報の交換を行い実行する。
【0063】次に、作用を説明する。
【0064】本実施例のファクシミリ装置1は、上述の
ように省エネモードを備え、省エネモードに設定されて
いると、受信待機中熱定着部7aへの通電を停止し、着
信が有ると、画情報メモリ10の空き容量及び熱定着部
7aの温度等に基づいて受信処理を制御することによ
り、消費電力を効率的に節減するとともに、受信を確実
に行なうところにその特徴がある。
【0065】以下、この省エネ処理について、図2から
図5に基づいて説明する。
【0066】省エネ処理では、図2に示すように、CP
U3は、まず、蓄積送信要求があるかどうか、すなわ
ち、操作表示部4から蓄積送信操作が行なわれたかどう
かチェックし(ステップS1)、蓄積送信要求がある
と、省エネモードがオンにセットされているかどうかチ
ェックする(ステップS2)。
【0067】この省エネモードのオン/オフは、オペレ
ータが操作表示部4の省エネモード設定キーを操作する
ことにより行なわれ、省エネモードのオン/オフの設定
値は、RAM6に格納される。
【0068】したがって、CPU3は、このRAM6の
省エネモードのオン/オフの設定値をチェックすること
により、ステップS2の判断を行なう。
【0069】ステップS2で、省エネモードがオンのと
きには、画情報メモリ10の空き容量が上記所定容量以
上あるかどうかチェックし(ステップS3)、空き容量
が所定容量以上あると、蓄積送信用に画情報メモリ10
を使用しても充分空き容量があると判断して、スキャナ
2で原稿の読み取りを行なうとともに、読み取った原稿
の画情報を画情報メモリ10に蓄積して、ステップS1
に戻る(ステップS4)。
【0070】ステップS3で、画情報メモリの空き容量
が所定容量以下のときには、蓄積送信用に画情報メモリ
10を使用すると、着信があった際に、受信画情報を画
情報メモリ10に蓄積することができず、受信を確実に
行えないおそれがあるため、蓄積送信を行うことができ
ない旨、操作表示部4のディスプレイに表示あるいは音
声等によりオペレータに通知して、ステップS1に戻る
(ステップS5)。
【0071】したがって、ステップS1からステップS
5の処理により、蓄積送信要求があったとき、省エネモ
ードになっていると、画情報メモリ10に十分な空き容
量がないときには、蓄積送信を禁止することができ、受
信を確実に行うことができる。
【0072】上記ステップS1において、蓄積送信要求
がないときには、操作表示部4により省エネモードの選
択操作が行われたかどうかチェックし(ステップS
6)、省エネモードの選択操作が行われると、省エネモ
ードのオン/オフ処理を行って、ステップS1に戻る
(ステップS7)。
【0073】すなわち、省エネモードをオンにする選択
操作が行われると、省エネモードをオンにセットし、省
エネモードをオフにする選択操作が行われると、省エネ
モードをオフにセットする。
【0074】上記ステップS6で、省エネモードの選択
操作が行われないと、着信があったかどうかチェックし
(ステップS8)、着信がないと、熱定着部7aが加熱
中であるかどうかチェックする(ステップS9)。
【0075】ステップS9で、熱定着部7aが加熱中で
あると、加熱を開始してから予め設定された所定時間が
経過したかどうかチェックし(ステップS10)、所定
時間が経過していると、CPU3は、温度制御部7bに
熱定着部7aへの通電をオフする命令を出力して、熱定
着部7aの加熱を停止した後、ステップS1に戻る(ス
テップS11)。
【0076】上記熱定着部7aの加熱を開始してからオ
フにするまでの所定時間としては、後述するように、最
初の着信があり、熱定着部7aの加熱を開始してから熱
定着部7aが定着可能温度に加熱されて、相手ファクシ
ミリ装置からの再発呼による着信に対して確実に受信を
行うことができる時間として設定される。
【0077】したがって、ステップS8からステップS
11の処理により、熱定着部7aを加熱した後、着信が
無いまま、所定時間経過すると、熱定着部7aの加熱を
停止することができ、消費電力を効率的に節減すること
ができる。
【0078】上記ステップS8で、着信があると、図3
に示すように、画情報メモリ10の空き容量が所定容量
以下かどうかチェックし(ステップS12)、空き容量
が所定容量以下でないときには、即時に受信を行うこと
ができると判断して、熱定着部7aが加熱中であるかど
うかチェックする(ステップS13)。
【0079】上記所定容量は、例えば、通常の1回のフ
ァクシミリ通信により送信されてくる画情報を蓄積可能
な容量として、予め設定される。
【0080】ステップS13で、熱定着部7aが加熱中
でないときには、温度制御部7bに熱定着部7aへの通
電を指示して、熱定着部7aの加熱を開始し、ステップ
S1に戻る(ステップS14)。
【0081】ステップS13で、熱定着部7aが加熱中
のときには、熱定着部7aが定着可能温度かどうかチェ
ックし(ステップS15)、定着可能温度のときには、
受信を開始するとともに、受信した画情報をDCR9で
復号化した後、ページメモリ8を介してプロッタ7に転
送して、プロッタ7で記録紙に記録出力する印字処理を
開始する(ステップS16)。
【0082】上記受信処理及び印字(記録出力)処理が
完了したかチェックし(ステップS17)、受信及び印
字処理が完了すると、CPU3は、温度制御部7bに熱
定着部7aへの通電をオフする命令を出力して、熱定着
部7aの加熱を停止し、ステップS1に戻る(ステップ
S18)。
【0083】したがって、画情報メモリ10に所定容量
以上の空き容量が無い場合であっても、熱定着部7aが
定着可能温度に加熱されているときに着信があると、即
時に、受信を開始して、受信した画情報を記録出力する
ことができる。
【0084】また、記録出力が完了すると、熱定着部7
aの加熱を停止するので、効率的に消費電力を節減する
ことができる。
【0085】上記ステップS15で、熱定着部7aが定
着可能温度でないときには、CPU3は、図4に示すよ
うに、熱定着部7aの温度及び環境温度を検出し(ステ
ップS19)、検出した熱定着部7aの温度及び環境温
度から熱定着部7aが定着可能温度に加熱されるまでの
加熱時間(T1)を算出する(ステップS20)。
【0086】次に、CPU3は、画情報メモリ10の空
き容量を検出し(ステップS21)、検出した画情報メ
モリ10の空き容量に基づいて、受信を開始してから受
信した画情報を画情報メモリ10に蓄積して画情報メモ
リ10の空き容量が満杯になって画情報メモリ10がオ
ーバーフローするまでの予測時間(T2)を算出する
(ステップS22)。
【0087】上記加熱時間(T1)と予測時間(T2)
の算出を完了すると、これら加熱時間(T1)と予測時
間(T2)を比較して、予測時間(T2)が加熱時間
(T1)を越えているかどうかチェックし(ステップS
23)、予測時間(T2)が加熱時間(T1)より短い
ときには、受信を開始して画情報メモリ10に受信画情
報の蓄積を開始すると、熱定着部7aが定着可能温度に
加熱される前に、画情報メモリ10がオーバーフローす
ると判断して、ステップS3に戻り、上記同様の処理を
行う。
【0088】ステップS23で、予測時間(T2)が加
熱時間(T1)よりも長いときには、図5に示す代行受
信・記録処理を行う。
【0089】また、この代行受信・記録処理へは、上記
図3に示したステップS12において、画情報メモリ1
0の空き容量が所定容量以上有るときにも、移行する。
【0090】すなわち、CPU3は、着信があったとき
(ステップS8)、画情報メモリ10の空き容量をチェ
ックして(ステップS12)、受信画情報を蓄積するの
に十分な空き容量が画情報メモリ10にあると、代行受
信・記録処理を行う。
【0091】この代行受信・記録処理は、図5に示すよ
うに、受信を開始し、受信した画情報を画情報メモリ1
0に蓄積する受信・蓄積処理を開始し(ステップS2
4)、熱定着部7aが印字可能温度(定着可能温度)か
どうかチェックする(ステップS25)。
【0092】ステップS25で、印字可能温度でないと
きには、CPU3は、熱定着部7aが加熱中であるかど
うかチェックし(ステップS26)、加熱中でないとき
には、温度制御部7bに熱定着部7aへの通電を指示し
て、ステップS25に戻る(ステップS27)。温度制
御部7bは、CPU3から通電指示があると、熱定着部
7aへの通電を開始し、定着温度まで加熱すると、加熱
停止指示があるまで、定着温度に温度制御する。
【0093】ステップS25で、熱定着部7aが印字可
能温度に加熱されておらず、ステップS26で、熱定着
部7aが加熱中であると、ステップS25に戻って、再
度、熱定着部7aが印字可能温度に加熱されているかチ
ェックする。
【0094】すなわち、代行受信・蓄積処理では、受信
を開始して、受信した画情報を画情報メモリ10に蓄積
しつつ、熱定着部7aを加熱して、熱定着部7aが定着
可能温度になったかをチェックする。
【0095】ステップS25で、定着可能温度(印字可
能温度)であると、印字、すなわち、記録紙への記録処
理を開始する。
【0096】この記録処理では、画情報メモリ10から
画情報を読み出し、DCR9で復号した後、ページメモ
リ8に展開して、プロッタ7に転送する。プロッタ7
は、ページメモリ8から転送されてきた画情報を記録紙
に記録出力する。
【0097】次に、受信・印字処理が完了したかどう
か、すなわち、全ての画情報を相手ファクシミリ装置か
ら受信し、画情報メモリ10に蓄積した画情報を全て記
録出力したかどうかチェックし(ステップS29)、受
信・記録出力処理が完了するまで、受信・記録出力処理
を行う。この間、熱定着部7aは、温度制御部7bによ
り定着可能温度に温度制御される。
【0098】ステップS29で、受信・記録出力が完了
すると、CPU3は、温度制御部7bに加熱停止を指示
し(ステップS30)、ステップS1に戻って、上記同
様の処理を行う。
【0099】温度制御部7bは、CPU3から加熱停止
の指示があると、熱定着部7aへの通電を停止して、熱
定着部7aの加熱を停止する(ステップS30)。
【0100】したがって、着信時、画情報メモリ10の
空き容量が所定容量以下であっても、熱定着部7aが定
着温度に加熱されるまで待つことなく、予測時間(T
2)が加熱時間(T1)より長くなった時点で、代行受
信・記録処理を行うことができ、受信開始までの時間を
短くして、受信をより一層確実に行うことができるとと
もに、全体の処理時間を短くすることができる。
【0101】また、着信時、画情報メモリ10の空き容
量が所定容量を越えて有るときには、即時に、代行受信
・記録処理を行い、画情報メモリ10に受信画情報を蓄
積して、代行受信中に、熱定着部7aが定着温度に加熱
されると、画情報メモリ10から画情報を読み出して、
記録紙に記録出力することができる。
【0102】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説したが、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0103】例えば、上記実施例においては、省エネモ
ードで、受信待機中のときには、熱定着部7aへの通電
をオフしているが、これに限るものではなく、例えば、
省エネモードのとき、熱定着部7aを定着温度よりも低
く環境温度よりも高い所定の予熱温度に加熱するもので
あってもよいし、また、受信待機中、熱定着部7aへの
通電をオフするオフモードと、熱定着部7aを予熱温度
に加熱する予熱モードと、を選択したり、ファクシミリ
装置1の利用状況に応じて両モードを自動的に切り換え
るものであってもよい。
【0104】
【発明の効果】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
によれば、空き容量検出手段の検出した前記画情報記憶
手段の空き容量が所定容量を越えているときに着信があ
ると、受信制御手段が、定着手段の加熱を開始させると
ともに、該着信に対する受信処理を開始して、受信画情
報を画情報記憶手段に記憶させる。空き容量が所定容量
以下のときに着信があると、受信制御手段が、定着手段
が定着可能温度に加熱されるまで、該着信に対する受信
処理を禁止するとともに、定着手段が定着可能温度に加
熱されているときに着信があると、該着信に対する受信
処理を開始させる。
【0105】そして、定着手段が定着可能温度に加熱さ
れると、記録出力制御手段が、画情報記録手段に記憶さ
せれている受信画情報を記録出力させる。
【0106】また、加熱停止手段は、定着手段が定着可
能温度に加熱された後、所定時間着信がないと、加熱手
段による定着手段の加熱を停止させるとともに、記録紙
への受信画情報の記録出力が完了すると、加熱手段によ
る定着手段の加熱を停止させる。
【0107】したがって、画情報記憶手段が所定容量を
越えて有るときには、着信に対して即時に受信して、画
情報記憶手段に記憶し、定着手段が定着可能温度に加熱
された後、画情報記憶手段から画情報を読み出して記録
出力することができ、画情報記憶手段が所定容量以下の
ときには、受信処理を定着手段が定着可能温度に加熱さ
れるまで、受信処理を禁止するとともに、定着手段を所
定時間定着可能温度に制御して、定格容量の小さい加熱
手段を使用して、着信があってから加熱を開始しても、
再発呼時に確実に受信することができる。
【0108】その結果、効率的に消費電力を節減しつ
つ、確実に受信することができる。
【0109】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、受信制御手段が、画情報記憶手段の空き容量が
所定容量を越えているときに着信があると、該着信に対
する受信処理を開始して、受信画情報を画情報記憶手段
に記憶させる。
【0110】空き容量が所定容量以下のときに着信があ
ると、予測時間算出手段の算出した受信を開始してから
画情報記憶手段の空き容量が受信画情報で一杯になるま
での予測時間と、加熱時間算出手段の算出した定着手段
が定着可能温度に加熱されるのに要する加熱時間と、を
比較手段が比較して、予測時間が加熱時間より長いと判
別するまで、受信制御手段が、該着信に対する受信処理
を禁止するとともに、予測時間が加熱時間より長いとき
に着信があると、該着信に対する受信処理を開始して、
受信画情報を画情報記憶手段に記憶させる。
【0111】そして、記録出力制御手段が、定着手段が
定着可能温度に加熱されると、画情報記憶手段に記憶さ
れている受信画情報を記録出力させ、加熱停止手段が、
記録紙への受信画情報の記録出力が完了すると、加熱手
段による定着手段の加熱を停止させるとともに、定着手
段が定着可能温度に加熱された後、所定時間着信がない
と、加熱手段による前記定着手段の加熱を停止させる。
【0112】したがって、画情報記憶手段が所定容量を
越えて有るときには、着信に対して即時に受信して、画
情報記憶手段に記憶し、定着手段が定着可能温度に加熱
された後、画情報記憶手段から画情報を読み出して記録
出力し、画情報記憶手段が所定容量以下のときには、着
信があると、定着手段の加熱を開始して、予測時間が加
熱時間より長くなるまで、着信に対する受信処理を禁止
することができるとともに、予測時間が加熱時間より長
くなると、受信処理を開始して、受信画情報を画情報記
憶手段に記憶し、定着手段が定着可能温度に加熱される
と、記録出力を行うことができる。
【0113】その結果、画情報に受信画情報を全て記憶
する空き容量が無い場合にも、予測時間が加熱時間より
も長くなった時点で、受信を開始することができ、節電
しつつ、確実に受信を行うことができるとともに、処理
速度を向上させることができる。
【0114】上記各場合に、選択手段により省エネモー
ドが選択されていると、画情報記憶手段が所定容量以下
のときには、蓄積送信禁止手段が、送信原稿の画情報を
画情報記憶手段に一旦記憶した後送信する蓄積送信処理
を禁止するようにすると、画情報記憶手段を受信処理に
優先して利用することができ、より一層、消費電力を効
率的に節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施例の回路ブ
ロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置による省エネ処理を示
すフローチャート。
【図3】図2の省エネ処理の続きの処理を示すフローチ
ャート。
【図4】図3の省エネ処理の続きの処理を示すフローチ
ャート。
【図5】図3及び図4の省エネ処理の続きの処理として
の代行・受信処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 スキャナ 3 CPU 4 操作表示部 5 ROM 6 RAM 7 プロッタ 7a 熱定着部 7b 温度制御部 8 ページメモリ 9 DCR 10 画情報メモリ 11 モデム 12 NCU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−323954(JP,A) 特開 平5−167812(JP,A) 特開 平4−282653(JP,A) 特開 平2−281872(JP,A) 特開 平4−349772(JP,A) 特開 平8−317170(JP,A) 特開 平6−115216(JP,A) 特開 平4−91560(JP,A) 特開 平5−68151(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/00 303 G03G 15/20 G03G 21/00 370 - 502 H04N 1/00 - 1/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画情報に対応させて記録紙に付着させたト
    ナーを定着手段で加熱することにより定着させるファク
    シミリ装置において、 受信画情報を蓄積する画情報記憶手段と、 前記画情報記憶手段の空き容量を検出する空き容量検出
    手段と、 前記定着手段を加熱する加熱手段と、 着信があると、前記加熱手段による前記定着手段の加熱
    を開始させる加熱開始手段と、 前記空き容量検出手段の検出した前記画情報記憶手段の
    空き容量が所定容量を越えているときに着信があると、
    該着信に対する受信処理を開始して、受信画情報を前記
    画情報記憶手段に記憶させ、前記空き容量が所定容量以
    下のときに着信があると、前記定着手段が定着可能温度
    に加熱されるまで、該着信に対する受信処理を禁止する
    とともに、前記定着手段が定着可能温度に加熱されてい
    るときに着信があると、該着信に対する受信処理を開始
    させる受信制御手段と、 前記定着手段が定着可能温度に加熱されると、前記画情
    報記手段に記憶されている前記受信画情報を記録出力
    させる記録出力制御手段と、 前記記録紙への前記受信画情報の記録出力が完了する
    と、前記加熱手段による前記定着手段の加熱を停止させ
    るとともに、前記定着手段が定着可能温度に加熱された
    後、所定時間着信がないと、前記加熱手段による前記定
    着手段の加熱を停止させる加熱停止手段とを備えたこと
    を特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】画情報に対応させて記録紙に付着させたト
    ナーを定着手段で加熱することにより定着させるファク
    シミリ装置において、 受信画情報を蓄積する画情報記憶手段と、 前記画情報記憶手段の空き容量を検出する空き容量検出
    手段と、 受信を開始してから前記空き容量検出手段の検出した前
    記画情報記憶手段の空き容量が受信画情報で一杯になる
    までの予測時間を算出する予測時間算出手段と、 前記定着手段を加熱する加熱手段と、 着信があると、前記加熱手段による前記定着手段の加熱
    を開始させる加熱開始手段と、 前記定着手段が定着可能温度に加熱されるのに要する加
    熱時間を算出する加熱時間算出手段と、 前記予測時間算出手段の算出した予測時間と前記加熱時
    間算出手段の算出した加熱時間とを比較する時間比較手
    段と、 前記空き容量検出手段の検出した前記画情報記憶手段の
    空き容量が所定容量を越えているときに着信があると、
    該着信に対する受信処理を開始して、受信画情報を前記
    画情報記憶手段に記憶させ、前記空き容量が所定容量以
    下のときに着信があると、前記時間比較手段は、前記予
    測時間が前記加熱時間より長いと判別するまで、該着信
    に対する受信処理を禁止するとともに、前記予測時間が
    前記加熱時間より長いときに着信があると、該着信に対
    する受信処理を開始して、受信画情報を前記画情報記憶
    手段に記憶させる受信制御手段と、 前記定着手段が定着可能温度に加熱されると、前記画情
    報記憶手段に記憶されている受信画情報を記録出力させ
    る記録出力制御手段と、 前記記録紙への前記受信画情報の記録出力が完了する
    と、前記加熱手段による前記定着手段の加熱を停止させ
    るとともに、前記定着手段が定着可能温度に加熱された
    後、所定時間着信がないと、前記加熱手段による前記定
    着手段の加熱を停止させる加熱停止手段とを備えたこと
    を特徴とするファクシミリ装置。
JP08320495A 1995-03-15 1995-03-15 ファクシミリ装置 Expired - Fee Related JP3198029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08320495A JP3198029B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08320495A JP3198029B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 ファクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08254921A JPH08254921A (ja) 1996-10-01
JP3198029B2 true JP3198029B2 (ja) 2001-08-13

Family

ID=13795802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08320495A Expired - Fee Related JP3198029B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3198029B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102583676B1 (ko) * 2021-06-09 2023-09-26 김유진 아로마 테라피 기능이 구비된 애완동물용 가방

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102583676B1 (ko) * 2021-06-09 2023-09-26 김유진 아로마 테라피 기능이 구비된 애완동물용 가방

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08254921A (ja) 1996-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6925574B2 (en) Image forming apparatus having an improved power-mode switching function
KR950015211B1 (ko) 팩시밀리장치
JP2000196789A (ja) 省エネ復帰方法とそれを用いた記録装置
US6636710B2 (en) Multi function peripheral having improved power saving function and control method thereof
JP3198029B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2001257818A (ja) ファクシミリ装置
US6501919B1 (en) Copying machine, control method therefor, and multi function peripheral
JPH10262130A (ja) 複合装置
JP3426085B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH0614673B2 (ja) フアクシミリ装置
JPH08242322A (ja) 画像記録装置
JP2004112051A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2792565B2 (ja) 画像記録装置
JP3613327B2 (ja) 原稿読取記録装置
JP2001094693A (ja) ファクシミリ機能付き画像形成装置
JP3851479B2 (ja) 画像形成装置
JP2837892B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3205994B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3151818B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2001053914A (ja) ファクシミリ装置
JP3675653B2 (ja) 複合装置の制御方法
JP2004023724A (ja) 通信端末装置
JPH0897949A (ja) ファクシミリ装置
JP2004023604A (ja) ファクシミリ装置
JPH07154515A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees