JP3426085B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3426085B2
JP3426085B2 JP13056696A JP13056696A JP3426085B2 JP 3426085 B2 JP3426085 B2 JP 3426085B2 JP 13056696 A JP13056696 A JP 13056696A JP 13056696 A JP13056696 A JP 13056696A JP 3426085 B2 JP3426085 B2 JP 3426085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は省エネルギモ−ド
機能を有するファクシミリ装置、特に省エネルギ効率の
向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置においては、送受信や
コピ−動作をしない待機時にプリンタ部の定着用ヒ−タ
の温度を予熱温度より低い温度に設定したり定着用ヒ−
タに供給する電流をオフにする省エネルギモ−ド機能を
有する装置が特開平2−130075号公報や特開平5−2602
29号公報等に示されている。特開平2−130075号公報等
に示されたファクシミリ装置は、省エネルギモ−ドのと
き、待機時にはプリンタ部の電源を遮断しておき、受信
要求があったとき又は操作部からプリント要求があった
ときにプリンタ部の電源を投入してウォ−ムアップを開
始するようにしている。そしてプリンタ部がプリント可
能になるまで受信デ−タをメモリに格納し、プリンタ部
がプリント可能になったらメモリに蓄積した受信デ−タ
をプリンタ部に送り記録紙に出力する。この受信デ−タ
の出力が終了すると再び省エネルギモ−ドに移行して、
ファクシミリ装置の消費電力の低減を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように省エネル
ギモ−ドのときに、受信があるたびにプリンタ部の電源
を投入して定着ヒ−タを所定の温度まで上昇させ、受信
デ−タを記録紙に出力した後、再び省エネルギモ−ドに
移行するといことを繰り返すと、受信間隔が開くと、定
着ヒ−タをその都度低い温度から所定の温度まで加熱す
る必要がある。この定着ヒ−タを所定の温度まで立ちあ
げるためには、定着ヒ−タに連続通電する必要があり
に、定着ヒ−タに電流を流している時間が長くなって省
エネルギの効率が低下してしまうという短所があった。
【0004】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、消費電力をより効率良く低減するこ
とができるファクシミリ装置を得ることを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るファクシ
ミリ装置は、画像メモリと残量検出部と省エネルギモ−
ド選択部及び中央処理装置とを有し、前記画像メモリは
送受信する画情報を一時格納し、前記残量検出部は、前
記画像メモリの格納領域の残容量を検出し、前記省エネ
ルギモ−ド選択部は、操作表示部で省エネルギモ−ドが
選択されたとき、定着用ヒ−タの温度を予熱温度より低
い温度に設定したり定着用ヒ−タに供給する電流をオフ
にする省エネルギモ−ドを選択し、前記中央処理装置
は、前記省エネルギモ−ド選択部で省エネルギモ−ドを
選択した後に受信したとき、定着用ヒ−タの温度があら
かじめ定めた規定値を超えていた場合には、受信した画
情報を記録紙に直接出力し、定着用ヒ−タの温度が規定
値以下の場合には、受信した画情報を前記画像メモリに
格納し、前記残量検出部で検出している前記画像メモリ
の格納領域があらかじめ定めた規定値以下になったと
き、前記省エネルギモ−ド選択部で設定した省エネルギ
モ−ドを解消させ、定着用ヒ−タの温度を上昇させ、前
記画像メモリに格納された画情報を記録紙に出力するこ
とを特徴とする。
【0006】この発明に係る第2のファクシミリ装置
は、画像メモリと残量検出部と省エネルギモ−ド選択部
及び中央処理装置とを有し、前記画像メモリは送受信す
る画情報を一時格納し、前記残量検出部は、前記画像メ
モリの格納領域の残容量を検出し、前記省エネルギモ−
ド選択部は、操作表示部で省エネルギモ−ドが選択され
たとき、定着用ヒ−タの温度を予熱温度より低い温度に
設定したり定着用ヒ−タに供給する電流をオフにする省
エネルギモ−ドを選択し、前記中央処理装置は、前記省
エネルギモ−ド選択部で省エネルギモ−ドを選択した後
に受信したとき、定着用ヒ−タの温度があらかじめ定め
た規定値を超えていた場合には、受信した画情報を記録
紙に直接出力し、定着用ヒ−タの温度があらかじめ定め
た規定値以下の場合には、受信した画情報を前記画像メ
モリに格納し、前記残量検出部で検出している前記画像
メモリの格納領域があらかじめ定めた規定値以下になっ
た場合、前記省エネルギモ−ド選択部で設定した省エネ
ルギモ−ドを解消させ、定着用ヒ−タの温度を上昇させ
て前記画像メモリに格納された画情報を記録紙に出力
し、前記省エネルギモ−ド選択部で省エネルギモ−ドを
選択した後に受信したとき、メモリ代行受信が禁止され
ている場合には、前記省エネルギモ−ド選択部で設定し
た省エネルギモ−ドを解消させて直接受信を行ない、定
着用ヒ−タが定着温度に達するのが遅いために交信が間
に合わず回線断となったとき、回線断後あらかじめ定め
た一定期間は前記省エネルギモ−ド選択部による省エネ
ルギモ−ドの設定を禁止して定着用ヒ−タを予熱制御す
ることを特徴とする。
【0007】この発明に係る第3のファクシミリ装置
は、画像メモリと残量検出部と省エネルギモ−ド選択部
及び中央処理装置とを有し、前記画像メモリは送受信す
る画情報を一時格納し、前記省エネルギモ−ド選択部
は、操作表示部で省エネルギモ−ドが選択されていると
き、定着用ヒ−タの温度を予熱温度より低い温度に設定
したり定着用ヒ−タに供給する電流をオフにする省エネ
ルギモ−ドを選択し、前記中央処理装置は、前記省エネ
ルギモ−ド選択部で省エネルギモ−ドを選択した後に受
信したとき、受信した画情報を前記画像メモリに格納
し、前記操作表示部でコピ−あるいはレポ−ト又はプリ
ントの出力操作の指示があって省エネルギモ−ドを解消
し定着用ヒ−タの温度を上昇させて指示されたコピ−あ
るいはレポ−ト又はプリントの出力操作処理が終了した
ときに、前記画像メモリに格納された画情報を記録紙に
出力することを特徴とする。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】この発明においては、ファクシミ
リ装置の制御部に、送受信する画像デ−タを一時格納す
る画像メモリと、画像メモリの格納領域の残容量を検出
する残量検出部と、時計回路部と省エネモ−ド選択部を
有し、電源部にはプロッタ以外の各部に電力を供給する
主電源部と、プロッタに電力を供給するプロッタ用電源
制御部とを有する。プロッタ用電源制御部は省エネモ−
ド選択部で省エネルギモ−ドが選択されていると、待機
時にプロッタの定着部の消費電力を低減するため、定着
部を通常の予熱温度より低い温度に設定したり、定着ヒ
−タに供給する電流を遮断したりする。そしてコピ−動
作あるいはレポ−ト出力又はプリント動作のいずれかの
記録モ−ドのときに定着ヒ−タに電流を供給し、定着部
を定着温度まで加熱する。
【0010】そして待機モ−ドの状態で受信があると、
CPUは省エネモ−ド選択部を確認してプロッタ用電源
制御部に省エネルギモ−ドが設定されているかどうかを
確認する。省エネルギモ−ドが設定されていないとき
は、通常の直接受信処理に入り、受信した画情報をプロ
ッタから記録紙に印字出力する。省エネルギモ−ドが設
定されているとき、CPUは、定着用ヒ−タの温度があ
らかじめ定めた規定値を超えていた場合には、受信した
画情報をプロッタから記録紙に印字出力し、定着部の消
費電力を低減する。また、CPUは、定着用ヒ−タの温
度があらかじめ定めた規定値以下の場合には、プロッタ
からの印字出力をしないで受信している画情報を画像メ
モリに格納する。この画情報を画像メモリに格納してい
るとき、CPUは残量検出部を確認して、画像メモリの
格納領域の残容量があらかじめ定めた規定値以下になる
と、CPUは省エネモ−ド選択部に画像メモリに格納さ
れた画情報を印字出力することを知らせ、プロッタ用電
源制御部を記録モ−ドに設定して、プロッタの定着部が
所定の定着温度になるように定着ヒ−タに流れる電流を
制御させる。そして画像メモリに格納された画情報をプ
ロッタから印字出力させ、同時に受信している画情報を
画像メモリに格納する。受信が終了し、画像メモリに格
納された画情報を全てプロッタから印字出力したら、省
エネモ−ド選択部で再び省エネルギモ−ドを選択させて
待機モ−ドに入る。
【0011】このようにして省エネルギモ−ドが設定さ
れているときに、定着部を所定の定着温度に1回立ちあ
げるだけで複数回受信した画情報を同時に印字出力す
る。
【0012】また、オペレ−タが操作表示部を操作して
コピ−動作あるいはレポ−ト出力又はプリント動作のい
ずれかの記録モ−ドを設定して省エネルギモ−ドを解消
、定着用ヒ−タの温度を上昇させて指定された出力処
理が終了したときに、画像メモリに格納された画情報を
プロッタから記録紙に出力し、他の記録処理を行うとき
に受信した画情報を印字出力して、定着部の温度の立上
り回数を少なくする。
【0013】
【0014】さらに、省エネルギモ−ド中に受信したと
き、メモリ代行受信ができないときは省エネルギモ−ド
を解消して直接受信を行ない、定着用ヒ−タが定着温度
に達するのが遅いために交信が間に合わず受信エラ−と
なって回線断となったとき、回線断後あらかじめ定めた
一定期間は省エネルギモ−ドに入らずに定着用ヒ−タを
予熱制御して、再度受信エラ−になることを防ぐ。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図に示すように、ファクシミリ装置1
は、装置全体の動作を管理するCPU2と、各種制御プ
ログラム等を記憶したROM3と、各種デ−タ等を格納
するRAM4と、操作表示部5と、原稿を読み取り画像
デ−タに変換するスキャナ6と、受信した画像デ−タを
記録紙に印刷して記録するプロッタ7と、送受信する画
像デ−タの符号化や復号化を行う圧縮復元部8と、送受
信する画像デ−タを一時格納する画像メモリ9と、画像
メモリ9の格納領域の残容量を検出する残量検出部10
と、時計回路部11と、通信制御部12とモデム13と
網制御部14及び省エネモ−ド選択部15を有する。ス
キャナ6には原稿センサ61が設けられている。プロッ
タ7の定着ヒ−タ71を有する定着部72には温度セン
サ73が設けられている。
【0016】このファクシミリ装置1の電源部20には
プロッタ7以外の各部に電力を供給する主電源部21
と、プロッタ7に電力を供給するプロッタ用電源制御部
22とを有する。省エネモ−ド選択部15は操作表示部
5で省エネルギモ−ドが選択されているときにプロッタ
用電源制御部22を省エネルギモ−ドに設定する。プロ
ッタ用電源制御部22は省エネルギモ−ドが設定されて
いない通常の状態では、受信したりコピ−動作あるいは
レポ−ト出力又はプリント動作のときに、より早く出力
できるようにするため、待機時でもプロッタ7の定着ヒ
−タ71をオン.オフ制御して、定着部72を所定の予
熱温度に保っている。また、プロッタ用電源制御部22
は省エネルギモ−ドが設定されていると、待機時には定
着ヒ−タ71の消費電力を低減するため、図2の定着ヒ
−タ71の温度変化特性図に示すように、定着部72を
通常の予熱温度T2より低い温度T3に設定したり、定
着ヒ−タ71に供給する電流を遮断したりしている。
してコピ−動作あるいはレポ−ト出力又はプリント動作
のように記録モ−ドのときに定着ヒ−タ71に電流を供
給し、定着部72を定着温度T1まで加熱している。
【0017】上記のように構成されたファクシミリ装置
1で受信があったときの動作を図3のフロ−チャ−トを
参照して説明する。
【0018】待機モ−ドの状態で受信があると(ステッ
プS1,S2)、CPU2は省エネモ−ド選択部15を
確認してプロッタ用電源制御部22に省エネルギモ−ド
が設定されているかどうかを確認する(ステップS
3)。この確認の結果、CPU2は省エネルギモ−ドが
設定されていないことを確認すると、通常の直接受信処
理に入り、受信した画情報を圧縮復元部8で復元してプ
ロッタ7から記録紙に印字出力させる(ステップS
4)。CPU2は受信が終了し、画情報を全てプロッタ
7から出力したことを確認したら再び待機モ−ドに入る
(ステップS5,S6)。また、CPU2は省エネルギ
モ−ドが設定されていることを確認すると、残量検出部
10で確認している画像メモリ9の格納領域の残容量と
あらかじめROM3に設定されている規定値とを比較
し、画像メモリ9の格納領域の残容量が規定値以下であ
るかどうかを確認する(ステップS7)。そしてCPU
2は画像メモリ9の格納領域の残容量が規定値以上であ
るときは、受信している画情報を画像メモリ9に格納す
る(ステップS8)。そして受信が終了し、受信した画
情報を画像メモリ9に格納したら、受信した画情報をプ
ロッタ7から出力せずに再び待機モ−ドに入る(ステッ
プS9,S6)。また、CPU2は画像メモリ9の格納
領域の残容量が規定値以下であることを確認すると(ス
テップS7)、出力トリガをオンにして省エネモ−ド選
択部15に画像メモリ9に格納された画情報を印字出力
することを知らせる(ステップS10)。省エネモ−ド
選択部15は出力トリガがオンになるとプロッタ用電源
制御部22を記録モ−ドに設定する。プロッタ用電源制
御部22はプロッタ7の定着部72が所定の定着温度T
1になるように定着ヒ−タ71に流れる電流を制御する
(ステップS11)。そしてCPU2は画像メモリ9に
格納された画情報をプロッタ7に送り印字出力させる
(ステップS12)。同時に、CPU2は受信している
画情報を画像メモリ9に格納する(ステップS13)。
受信が終了し、画像メモリ9に格納された画情報を全て
プロッタ7から出力したら(ステップS14)、CPU
2は出力トリガをオフにして省エネモ−ド選択部15で
再び省エネルギモ−ドを選択させ(ステップS15)、
待機モ−ドに入る(ステップS6)。
【0019】このように省エネルギモ−ドが設定されて
いるときに受信があったら、受信した画情報を画像メモ
リ9に格納し、画像メモリ9に格納された画情報が一定
量を超えているときに受信があったときにプロッタ7の
定着部72を加熱して、そのときの受信前に画像メモリ
9に格納され画情報とそのとき受信した画情報を印字出
力するようにしたから、複数回受信した画情報を印字出
力するときに定着部72を所定の定着温度に1回立ちあ
げるだけで良く、定着部72を所定の定着温度T1にす
るときの消費電力を大幅に低減することができる。
【0020】なお、上記実施例においては、画像メモリ
の格納領域の残容量が規定値以上であるとき、受信し
ている画情報を画像メモリ9に格納する場合について説
明したが、このように受信している画情報を画像メモリ
9に格納しているときに、残量検出部10で画像メモリ
の格納領域の残容量を検出し、画像メモリ9の格納領
域の残容量が規定値以下になったときに、画像メモリ9
に格納された画情報をプロッタ7で印字出力するように
しても良い。
【0021】また、上記実施例は画像メモリ9の格納領
域の残容量が規定値以下のときに受信があると画像メモ
リ9に格納した画情報を印字出力する場合について説明
したが、オペレ−タが操作表示部5を操作してコピ−動
作あるいはレポ−ト出力又はプリント動作のように記録
モ−ドを設定して省エネルギモ−ドを解消し、定着用ヒ
−タ71の温度を上昇させて、指定された出力処理が終
了したときに、画像メモリ9に格納された画情報をプロ
ッタ7から記録紙に出力するようにしても良い。例え
ば、コピ−動作が指定されたときに、スキャナ6の原稿
センサ61でコピ−する原稿を検出し、原稿が無くなっ
たことを検出したときに、CPU2は画像メモリ9に格
納された画情報をプロッタ7に出力する。そして、画情
報の出力処理が終了したら、再び省エネルギモ−ドに入
る。このようにして受信した画情報だけを記録紙に出力
するためだけに定着用ヒ−タ71の温度を上昇させる必
要がなく、省エネルギの効率を高めることができる。
【0022】また、上記実施例は、画像メモリ9の格納
領域の残容量が規定値以上であるとき、受信している画
情報を画像メモリ9に格納する場合について説明した
が、受信したときにプロッタ7の定着部72の温度が高
い場合には、受信した画情報を直ちに印字出力したほう
が効率が良くなる。例えば、画像メモリ9の格納領域の
残容量が規定値以下のときに受信があって、画像メモリ
に格納した画情報を印字出力して省エネルギモ−ドに
入った後に受信があったとき、CPU2は温度センサ7
3で検出している定着部72の温度を確認し、定着部7
2の温度があらかじめ定められた消費電力がより効率的
に削減できる規定値、例えば通常の予熱温度T2以上の
場合には、出力トリガをオンにして省エネモ−ド選択部
15に送り、プロッタ用電源制御部22を記録モ−ドに
設定させる。そしてそのとき受信している画情報を直ち
に印字出力する。また、定着部72の温度が規定値以下
のときには、そのとき受信した画情報を画像メモリ9に
格納する。このようにして消費電力をより効率良く低減
できるとともに印字処理を迅速に行うことができる。
【0023】また、上記のように省エネルギモ−ドによ
る低温待機又はオフ状態制御を行なうファクシミリ装置
1の画像メモリ9が、例えばメモリ送信用の画情報の蓄
積などにより記憶領域の残容量が無い状態のときに、受
信した画情報を画像メモリ9に格納する代行受信禁止機
能が設定される。また、ファクシミリ装置によっては画
像メモリ9がない装置もあり、このようなファクシミリ
装置では受信した画情報を画像メモリ9に格納する代行
受信をすることはできない。このようなファクシミリ装
置では受信結果の応答は記録出力の完了を判断できたと
きに行なう。この記録出力の完了は、例えばプロッタ7
の記録紙出口付近に設けられた排紙センサなどにより行
われる。すなわち、受信記録紙が正常に出力したことを
検出したときにメッセ−ジ確認信号(MCF)を返す。
ここで省エネルギモ−ドが設定されているときに、例え
ば誤り訂正機能(ECM)のない受信を受けると、受信
開始から定着部7の温度を上昇させるため、その時の温
度が低いほど出力完了が遅くなる。このため、受信側の
メッセ−ジ確認信号(MCF)が送信側からの手順終了
信号(EOP)又はマルチペ−ジ信号(MPS)の3回
のトライに間に合わず受信エラ−となり回線が断になっ
てしまう。これを未然に防ぐためには、画像メモリ9に
格納する代行受信ができないときに省エネルギモ−ドの
設定を行なわない方法があるが、画像メモリ9に格納す
る代行受信ができない場合にも省エネルギモ−ドを設定
し、上記受信エラ−となることを防ぐようにすることが
望ましい。
【0024】そこで画像メモリ9にメモリ送信用の画情
報が蓄積されて記憶容量の残容量が無い状態のとき受信
があったときの動作を、図4のフロ−チャ−トを参照し
て説明する。
【0025】ファクシミリ装置1が待機モ−ドの状態で
受信があると(ステップS21,S22)、CPU2は
受信開始時に省エネモ−ド設定部15を確認してプロッ
タ用電源制御部22に省エネルギモ−ドが設定されてい
るかどうかを確認する(ステップS23)。この確認の
結果、省エネルギモ−ドが設定されていないことを確認
すると、CPU2は通常の直接受信処理に入り、受信し
た画情報を圧縮復元部8で復元してプロッタ7から記録
紙に印字出力させる(ステップS24)。CPU2は受
信が終了し、画情報を全てプロッタ7から出力したこと
を確認したら再び待機モ−ドに入る(ステップS25,
S26)。また、CPU2は受信開始時に省エネルギモ
−ドが設定されていることを確認すると、代行受信禁止
機能が設定されているかどうかを確認し(ステップS2
7)、代行受信禁止機能が設定されていないときは、図
3に示した画情報を画像メモリ9に格納する通常の代行
受信を行う(ステップS28)。そして受信が終了した
ら省エネルギモ−ドに設定して待機モ−ドに入る(ステ
ップS29,S30,S26)。また、CPU2は受信
開始時に代行受信禁止機能が設定されていることを確認
すると、出力トリガをオンにして省エネモ−ド選択部1
5に送り、プロッタ用電源制御部22を記録モ−ドに設
定させて受信処理に入る(ステップS31,S32)。
そして定着部72の温度が定着温度T1に達したらプロ
ッタ7による印字出力を開始する(ステップS33)。
この印字出力をしているときに、印字出力の完了が送信
側からの手順終了信号(EOP)又はマルチペ−ジ信号
(MPS)の3回のトライに間に合わないと受信エラ−
になって回線が断になる(ステップS34,S35)。
このように受信エラ−が発生して待機状態になったとき
(ステップS36)、CPU2はプロッタ用電源制御部
22で省エネルギモ−ドを選択させずに、時計回路11
に省エネルギモ−ド設定禁止時間の計時動作を開始させ
る(ステップS37)。時計回路11には送信側からの
再送信が行なわれると予測される時間、例えば30分程度
の時間が省エネルギモ−ド設定禁止時間として設定して
あり、この省エネルギモ−ド設定禁止時間が経過した
ら、CPU2はプロッタ用電源制御部22に省エネルギ
モ−ドを選択させる(ステップS38,S39)。この
ようにして受信エラ−があったときに定着部72の温度
を通常の予熱温度T2に一定時間しておき、送信側から
再送信されたときに受信エラ−が再び生じることを防
ぐ。
【0026】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、省エネ
ルギモ−ドが設定されているときに受信があったら、受
信した画情報を画像メモリに格納し、画像メモリに格納
された画情報が一定量を超えているときに受信があった
ときにプロッタの定着部を加熱して、そのときの受信前
に画像メモリに格納され画情報とそのとき受信した画情
報を印字出力するようにしたから、複数回受信した画情
報を印字出力するときに定着部を所定の定着温度に1回
立ちあげるだけで良く、定着部を所定の定着温度にする
ときの消費電力を大幅に低減することができる。
【0027】また、オペレ−タがコピ−動作あるいはレ
ポ−ト出力又はプリント動作のように記録モ−ドを設定
して省エネルギモ−ドを解消し、定着用ヒ−タの温度を
上昇させて指定された出力処理が終了したときに、画情
報用メモリに格納された画情報をプロッタから記録紙に
出力し、他の記録処理を行うときに受信した画情報を印
字出力することにより、定着部の温度の立上り回数を少
なくすることができ、省エネルギの効率をより高めるこ
とができる。
【0028】また、省エネルギモ−ド中に受信したと
き、定着用ヒ−タの温度があらかじめ定めた規定値を超
えていた場合には、受信した画情報を記録紙に直接出力
することにより、定着部の消費電力をより低減すること
ができる。
【0029】さらに、省エネルギモ−ド中に受信したと
き、メモリ代行受信ができないときは省エネルギモ−ド
を解消して直接受信を行ない、定着用ヒ−タが定着温度
に達するのが遅いために交信が間に合わず受信エラ−と
なって回線断となったとき、回線断後あらかじめ定めた
一定期間は省エネルギモ−ドに入らずに定着用ヒ−タを
予熱制御することにより、再度受信エラ−になることを
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】省エネルギモ−ドのときの定着部の温度変化特
性図である。
【図3】上記実施例の動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図4】上記実施例の他の動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 CPU 7 プロッタ 71 定着ヒ−タ 72 定着部 73 温度センサ 9 画像メモリ 10 残量検出部 11 時計回路部 15 省エネモ−ド選択部 21 主電源部 22 プロッタ用電源制御部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像メモリと残量検出部と省エネルギモ
    −ド選択部及び中央処理装置とを有し、 前記画像メモリは送受信する画情報を一時格納し、前記
    残量検出部は、前記画像メモリの格納領域の残容量を検
    出し、前記省エネルギモ−ド選択部は、操作表示部で省
    エネルギモ−ドが選択されたとき、定着用ヒ−タの温度
    を予熱温度より低い温度に設定したり定着用ヒ−タに供
    給する電流をオフにする省エネルギモ−ドを選択し、前記中央処理装置は、前記省エネルギモ−ド選択部で省
    エネルギモ−ドを選択した後に受信したとき、定着用ヒ
    −タの温度があらかじめ定めた規定値を超えていた場合
    には、受信した画情報を記録紙に直接出力し、定着用ヒ
    −タの温度が規定値以下の場合には、受信した画情報を
    前記画像メモリに格納し、前記残量検出部で検出してい
    る前記画像メモリの格納領域があらかじめ定めた規定値
    以下になったとき、前記省エネルギモ−ド選択部で設定
    した省エネルギモ−ドを解消させ、定着用ヒ−タの温度
    を上昇させ、前記画像メモリに格納された画情報を記録
    紙に出力することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 画像メモリと残量検出部と省エネルギモ
    −ド選択部及び中央処理装置とを有し、 前記画像メモリは送受信する画情報を一時格納し、前記
    残量検出部は、前記画像メモリの格納領域の残容量を検
    出し、前記省エネルギモ−ド選択部は、操作表示部で省
    エネルギモ−ドが選択されたとき、定着用ヒ−タの温度
    を予熱温度より低い温度に設定したり定着用ヒ−タに供
    給する電流をオフにする省エネルギモ−ドを選択し、 前記中央処理装置は、前記省エネルギモ−ド選択部で省
    エネルギモ−ドを選択した後に受信したとき、定着用ヒ
    −タの温度があらかじめ定めた規定値を超えていた場合
    には、受信した画情報を記録紙に直接出力し、定着用ヒ
    −タの温度があらかじめ定めた規定値以下の場合には、
    受信した画情報を画像メモリに格納し、前記残量検出部
    で検出している前記画像メモリの格納領域があらかじめ
    定めた規定値以下になった場合、前記省エネルギモ−ド
    選択部で設定した省エネルギモ− ドを解消させ、定着用
    ヒ−タの温度を上昇させて前記画像メモリに格納された
    画情報を記録紙に出力し、前記省エネルギモ−ド選択部
    で省エネルギモ−ドを選択した後に受信したとき、メモ
    リ代行受信が禁止されている場合には、前記省エネルギ
    モ−ド選択部で設定した省エネルギモ−ドを解消させて
    直接受信を行ない、定着用ヒ−タが定着温度に達するの
    が遅いために交信が間に合わず回線断となったとき、回
    線断後あらかじめ定めた一定期間は前記省エネルギモ−
    ド選択部による省エネルギモ−ドの設定を禁止して定着
    用ヒ−タを予熱制御することを特徴とするファクシミリ
    装置。
  3. 【請求項3】 画像メモリと残量検出部と省エネルギモ
    −ド選択部及び中央処理装置とを有し、 前記画像メモリは送受信する画情報を一時格納し、前記
    省エネルギモ−ド選択部は、操作表示部で省エネルギモ
    −ドが選択されているとき、定着用ヒ−タの温度を予熱
    温度より低い温度に設定したり定着用ヒ−タに供給する
    電流をオフにする省エネルギモ−ドを選択し、 前記中央処理装置は、前記省エネルギモ−ド選択部で省
    エネルギモ−ドを選択した後に受信したとき、受信した
    画情報を前記画像メモリに格納し、前記操作表示部でコ
    ピ−あるいはレポ−ト又はプリントの出力操作の指示が
    あって省エネルギモ−ドを解消し定着用ヒ−タの温度を
    上昇させて指示されたコピ−あるいはレポ−ト又はプリ
    ントの出力操作処理が終了したときに、前記画像メモリ
    に格納された画情報を記録紙に出力することを特徴とす
    るファクシミリ装置。
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