JP3089980B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3089980B2
JP3089980B2 JP07069076A JP6907695A JP3089980B2 JP 3089980 B2 JP3089980 B2 JP 3089980B2 JP 07069076 A JP07069076 A JP 07069076A JP 6907695 A JP6907695 A JP 6907695A JP 3089980 B2 JP3089980 B2 JP 3089980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、スリープ機能を持たせたプリン
タ部を備えるファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、記録紙の保存性、取扱い性の向上等
のため、サーマルプリントヘッドを用いた感熱方式によ
って記録を行うことに代え、電子写真プロセスによって
記録を行うようにプリンタ部を構成したファクシミリ装
置がある。このような電子写真式プリンタ部において
は、レーザスキャナまたはLEDプリントヘッド等から
照射される光によって感光体上に形成した静電潜像をト
ナーによって現像し、感光体から記録紙に転写したトナ
ー画像を熱定着する。このような熱定着は、熱定着ヒー
タを記録紙のトナー画像面に直接または間接に圧接する
ことによって行われる。そして、安定した熱定着状態を
得るには熱定着ヒータを所定以上の作動温度まで昇温さ
せておく必要がある。
【0003】また、ファクシミリ装置は、受信待ち受け
状態としておく必要のため、常時主電源をON状態とし
て使用されている。しかしながら、電子写真式プリンタ
部の熱定着ヒータをも常時ON状態としておくことは、
熱による機構部品の損傷、劣化を促すことになり、また
省電力の観点からも好ましいことではない。そのため、
一定時間プリンタ部の非作動状態が継続すると熱定着ヒ
ータの電源を完全にOFFとするか、または供給電力を
大幅に低下させて熱定着ヒータの温度をプリント作動温
度よりも低い所定の温度としてプリンタを待機状態とす
る、いわゆるスリープ機能を装備する場合が多い。
【0004】一方、ファクシミリ装置にはコピー機能を
備えさせるのが一般である。すなわち、原稿台にコピー
原稿をセットし、コピーキーを押すと、ファクシミリ装
置はコピーモードとなり、スタートキーを押すと読み取
り部がコピー原稿を画像情報として読み取り、この画像
情報をプリンタ部が記録紙上に再現する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にスリープ機能を持たせたプリンタ部を装備するファク
シミリ装置において上記のようにコピー操作を行う場
合、次のような不具合が生じる。すなわち、急いでコピ
ーをしようとしても、ファクシミリ装置がスリープ状態
となってる場合には、熱定着ヒータが所定の作動温度ま
で昇温してプリンタ部がプリント可能状態となるまでに
思わぬ時間がかかってしまう。そのため、ファクシミリ
装置のコピーモードをキャンセルして他のコピー専用機
で急ぎのコピー取りを行いたくなる場合が生じる。
【0006】従来のコピー機能付きのファクシミリ装置
は、コピーモードをキャンセルするためには所定のスト
ップキーを押すようにしたものが一般である。しかしな
がら、急ぎの場合にこのような手続きを行うのは非常に
面倒であり、たとえば、コピーモードとなったファクシ
ミリ装置の原稿台から単にコピー原稿を抜き取ったまま
放置すると、ファクシミリ装置がエラー状態となり、そ
の回復にさらに手間をとることになる。
【0007】本発明は上記した問題点を解決するために
考え出されたものであって、プリンタ部がプリント可能
状態ではない場合、選択されたコピーモードのキャンセ
ルを簡便に行えるようにすることができるファクシミリ
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明のファクシミリ装置は、プリン
ト待機状態からプリント可能状態になるまでに所定の時
間を必要とするプリンタ部と、そのプリンタ部を用いて
コピーを行うコピーモードを選択する選択手段とを備え
たファクシミリ装置において、上記プリンタ部がプリン
ト可能状態となっているか否かを判断するプリント可能
状態判定手段と、コピー原稿がセットされているか否か
を判断するコピー原稿有無判定手段と、上記選択手段に
よってコピーモードを選択した後、上記プリント可能状
態判定手段によって上記プリンタ部がプリント可能状態
となっていないと判断され、かつ上記コピー原稿有無判
定手段によってコピー原稿がセットされていないと判断
された場合、選択された上記コピーモードを終了させる
コピーモード終了手段とを備えている。
【0009】また、請求項2に係る発明のファクシミリ
装置は、プリント指令にしたがってプリント可能状態に
移行するプリンタ部を備えるとともに選択手段によって
コピーモードを選択できるファクシミリ装置であって、
上記コピーモードの選択後、プリンタ部がプリント可能
状態となっているか否かを判断するプリント可能状態判
定手段と、プリント可能状態判定手段によってプリンタ
部がプリント可能状態となっていないと判定された場合
にコピー原稿がセットされているか否かを判断するコピ
ー原稿有無判定手段と、コピー原稿有無判定手段によっ
てコピー原稿がセットされていないと判定された場合に
コピーモードを終了させるコピーモード終了手段と、を
備えている。
【0010】さらに、請求項3に係る発明のファクシミ
リ装置は、請求項1または請求項2に係る発明のファク
シミリ装置において、上記プリンタ部は、熱定着ヒータ
によって昇温させられる熱定着部を備えており、上記プ
リント可能状態判定手段は、上記プリンタ部における熱
定着部の温度が所定の温度に達しているか否かによって
判断するように構成される。
【0011】さらに、請求項4に係る発明のファクシミ
リ装置においては、請求項3に係る発明のファクシミリ
装置における上記コピーモード終了手段によるコピーモ
ード終了動作に、上記熱定着ヒータをOFFとする動作
が含まれる。
【0012】
【作用】上記構成を有する請求項1に係る発明のファク
シミリ装置においては、プリント可能状態判定手段がプ
リンタ部がプリント可能状態となっているか否かを判断
し、また、コピー原稿有無判定手段がコピー原稿がセッ
トされているか否かを判断する。そして、プリンタ部が
プリント待機状態の場合に、プリンタ部を使用してコピ
ーを行うコピーモードが選択手段によって選択される
と、プリンタ部がプリント待機状態からプリント可能状
態への移行を開始するが、プリント可能状態判定手段に
よってプリンタ部がプリント可能状態となっていないと
判断されるので、コピーモード終了手段は、コピー原稿
有無判定手段によってコピー原稿がセットされていない
と判断されると、選択されたコピーモードを終了させ
る。
【0013】また、請求項2に係る発明のファクシミリ
装置においては、プリンタ部によってコピーを行うコピ
ーモードが選択手段によって選択されると、プリント可
能状態判定手段がプリンタ部がプリント可能状態となっ
ているか否かを判断する。そして、プリント可能状態判
定手段によってプリンタ部がプリント可能状態となって
いないと判断されると、コピー原稿有無判定手段がコピ
ー原稿がセットされているか否かを判断する。これによ
り、コピー原稿有無判定手段によってコピー原稿がセッ
トされていないと判断された場合には、コピーモード終
了手段により、選択されたコピーモードを終了させる。
【0014】さらに、請求項3に係る発明のファクシミ
リ装置においては、プリンタ部によってコピーを行うコ
ピーモードが選択手段によって選択されると、熱定着ヒ
ータをONにしてプリンタ部における熱定着部の温度を
昇温させるとともに、プリント可能状態判定手段がプリ
ンタ部における熱定着部の温度が所定の作動温度に達し
ているか否かを判断する。そして、プリント可能状態判
定手段によってプリンタ部における熱定着部の温度が所
定の温度に達していないと判断されると、コピー原稿有
無判定手段がコピー原稿がセットされているか否かを判
断する。これにより、コピー原稿有無判定手段によって
コピー原稿がセットされていないと判断された場合に
は、コピーモード終了手段により、選択されたコピーモ
ードを終了させる。
【0015】さらに、請求項4に係る発明のファクシミ
リ装置においては、コピー原稿有無判定手段によってコ
ピー原稿がセットされていないと判断された場合には、
コピーモード終了手段により、選択されたコピーモード
を終了させる。そして、熱定着ヒータをOFFにして、
プリンタ部をプリント待機状態にする。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を、図面を参
照しつつ具体的に説明する。
【0017】図1は、電子写真式プリンタ部20を備え
るファクシミリ装置1の外観図であり、図2はその機械
的構成の一例を概略的に示す断面図である。本体上面に
配置された原稿台3に読み取り面を下にしてセットされ
た原稿Dは、原稿送りモータ4(図4参照)によって駆
動される送りローラ5によって本体内部に引き込まれ、
透明な原稿支持板6上を搬送される間に読み取り部7に
よって画像情報として読み取られる。この読み取り部7
は、光源8から発せられた光を原稿Dの読み取り面に当
て、その反射光を複数のミラー9およびレンズ10を介
してCCD等の読み取り素子11に集光するようになっ
ている。
【0018】一方、プリンタ部20は、給紙カセット2
1から1枚ずつ引き込まれるとともに搬送される記録紙
P上に、電子写真プロセスによって画像をプリントす
る。より詳しくは、レーザスキャナ装置22から照射さ
れたレーザ光をレンズ26およびミラー27を介して感
光ドラム28にスキャンさせてこの感光ドラム28に静
電潜像を形成するとともに、この静電潜像をトナーによ
って現像し、こうしてトナー現像された画像を記録紙P
に転写した上、このトナー画像を熱定着する。トナー現
像は、トナーカセット29内の攪拌羽根30によって攪
拌室31に送られたトナーを現像スリーブ32にふりか
け、こうしてトナーが付着させられた現像スリーブ32
を感光ドラム28に接触させることによって行われる。
トナー現像された画像の記録紙Pへの転写は、転写ロー
ラ33によってバックアップされた記録紙Pを感光ドラ
ム28に同期させてこれに押圧することによって行われ
る。熱定着は、記録紙Pを熱定着ローラ38と押えロー
ラ35との間に挟んで送りながら、記録紙Pに熱を与え
ることによって行われる。こうしてプリントを終えた記
録紙Pは、排紙ローラ36によって排紙トレイ37に排
出される。熱定着ローラ38内には、主・副の熱定着ヒ
ータ34a,34b(図4参照)が組み込まれている。
【0019】図3は、ファクシミリ本体上面に設けられ
た操作パネル40を示す。この操作パネル40には、テ
ンキー41、コピーキー42、ストップキー43、スタ
ートキー45などの操作キーの他、各種の表示を行うL
CDなどによるディスプレイ44が配置されている。
【0020】図4は、本発明のファクシミリ装置の一例
の回路ブロック図である。このファクシミリ装置1は、
ファクシミリ部50と、プリンタ部20とを備えてい
る。ファクシミリ部50は、操作パネル40に配置され
ている上記のディスプレイ44、各種のデータなどを記
憶するRAM51、ファクシミリ部全体を制御するCP
U52、各種のプログラムなどを記憶するROM53、
電話回線に接続されて網制御を行うNCU54、操作パ
ネル40上の操作キー41,42,43,45の使用者
による操作に応じて信号を出力するキーボード55、送
信信号の変調や受信信号の復調を行うモデム56、およ
び、原稿読み取り素子であるCCD11と原稿送りモー
タ4とが接続されたゲートアレイ57が互いに接続され
て基本的に構成されている。なお、本発明では、原稿台
3の原稿の有無を検知する原稿センサ58がさらに上記
ゲートアレイ57に接続されている。
【0021】一方、プリンタ部20は、各種のデータな
どを記憶するRAM61、プリンタ部20全体を制御す
るCPU62、各種のプログラムや文字パターンなどを
記憶するROM63、および、プリンタ用ゲートアレイ
64が相互に接続されて基本的に構成され、プリンタ用
ゲートアレイ64には、スキャナモータ23、レーザス
キャナ24、メインモータ64、熱定着ヒータ34(3
4a,34b)、温度センサ66が接続される。上記ス
キャナモータ23およびレーザスキャナ24は、図1に
おけるレーザスキャナ装置22を構成する。また、温度
センサ66は、熱定着ヒータ34が組み込まれた上述の
熱定着ローラ38の温度を検出する。上記ファクシミリ
部50とプリンタ部20とは、I/F用ゲートアレイ7
0を介して接続されている。
【0022】また、このプリンタ部20は、熱定着ヒー
タ34が所定の作動温度となるプリント可能状態から、
このプリンタ部20の非作動状態が一定時間継続した場
合に自動的に熱定着ヒータ34をOFFとするなどして
熱定着ヒータ34の温度を作動温度よりも低い温度のプ
リント待機状態、すなわちいわゆるスリープ状態とし、
ファクシミリ装置の内部機構を熱から保護するとともに
省電力を図ることができるように構成されている。
【0023】なお、上記のようにプリンタ部20をプリ
ント待機状態またはスリープ状態に移行させる手順とし
ては、種々の態様がある。たとえば、プリンタ部20が
非作動状態となってから数十分程度経過するまでは、電
力供給量を絞って比較的短い時間で作動温度に復帰でき
る待機温度とし、それ以降熱定着ヒータを完全にOFF
とする場合や、プリンタ部が非作動状態となってから所
定時間経過するまでは作動温度を維持し、それ以降は熱
定着ヒータを完全にOFFとする場合などがある。な
お、前者の場合は、電源装置を制御するほか、熱定着ヒ
ータ34として待機温度を維持するための副ヒータ34
bと、この副ヒータと併せて作動温度を維持するための
主ヒータ34aとの2つのヒータを設け、これらを切替
え制御することによることができる。そして、プリント
待機状態またはスリープ状態からプリント可能状態への
復帰は、ファクシミリ着信、通信管理レポート出力、あ
るいは後述するコピーモードの開始などによるプリント
指令にしたがって行われる。すなわち、熱定着ヒータ3
4をON駆動して昇温させるとともに、作動温度に維持
する。作動温度とは、トナーを記録紙に安定して熱定着
できる温度であり、待機温度とは、前述したようにそれ
より低い温度である。
【0024】ファクシミリ即時送信を行う場合には、送
信原稿Dを原稿台3にセットした上で、相手ファクシミ
リ装置を特定する操作、すなわち相手ダイヤル番号また
は短縮ダイヤルの入力操作をするとともに、スタートキ
ー45を押す。そうすると、原稿読み取り部7で読み取
られた画像データがモデム56によって通信データに変
調され、これがNCU54を介して電話回線に送出され
る。
【0025】ファクシミリ受信の場合は、電話回線から
の通信データがモデム56によって復調され、こうして
得られた画像データがプリンタ部20でプリントされ
る。ファクシミリ着信時プリンタ部20が待機状態また
はスリープ状態にある場合は、受信した画像データをR
AM61内に形成した適当なバッファに蓄積した上で、
プリンタ部20がプリント可能状態に復帰するのを待っ
てプリントされる。
【0026】また、コピーモードを選択してコピーを行
う場合は、原稿台3にコピー原稿Dをセットして操作パ
ネル40のコピーキー42を押す。ファクシミリ装置1
のコピー動作は、原稿読み取り部7で読み取られた画像
データをプリンタ部20で記録紙にプリントすることに
よって行われる。
【0027】さて、本発明は、上記したようにプリント
待機状態からプリント可能状態となるのに一定の時間を
必要とする、いわゆるスリープ機能をもつプリンタ部2
0を備えるファクシミリ装置1において、コピー操作を
行う場合に、プログラムによって実行されるコピーモー
ド制御に特徴づけられる。以下これを図5のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0028】コピーモードは、操作パネル40のコピー
キー42を押すことによって設定される。通常、その前
提として、使用者によって原稿台3にコピー原稿Dがセ
ットされている。まず、プリンタ部20における装置エ
ラーがないかどうかがチェックされ(S1)、装置エラ
ーがない場合は(S1:YES)、原稿台3にコピー原
稿Dがあることを確認した上で(S2:YES)、熱定
着ヒータ34をON駆動する(S3)。ここで装置エラ
ーとしては、たとえば、記録紙ジャムやトナーエンプテ
ィなどがある。プリンタ部20に装置エラーがある場合
(S1:NO)、および原稿台3にコピー原稿がない場
合(S2:NO)には、熱定着ヒータ34をON駆動す
ることなく、コピーモードを終了する。
【0029】上記のように熱定着ヒータ34をON駆動
すること(S3)は、より具体的には、熱定着ヒータ3
4を作動温度に昇温させるべく駆動することを意味す
る。したがって、たとえば、前述したように、熱定着ヒ
ータ34として主ヒータ34aと副ヒータ34bを用い
る場合において、副ヒータ34bがすでにONとなって
いて熱定着ヒータが所定の待機温度を維持している場合
は、主ヒータ34aをON駆動する。この場合は熱定着
ヒータ34が比較的短時間で作動温度に復帰する。ま
た、副ヒータ34bと主ヒータ34aがともにOFFと
なっていてプリンタ部20が上記待機温度よりもさらに
低い温度のスリープ状態となっている場合は、副ヒータ
34bと主ヒータ34aの双方をON駆動する。この場
合は熱定着ヒータ34が作動温度に達してプリンタ部2
0がプリント可能状態となるのに比較的時間がかかる。
【0030】次に、熱定着ヒータ34が作動温度に達し
たかどうか、すなわちプリンタ部20がプリント可能状
態となったかどうかがチェックされる(S4)。コピー
操作を繰り返し行っている場合やファクシミリ受信の直
後にコピー操作を行う場合のように、プリンタ部が継続
してプリント可能状態にある場合はこのステップがYE
Sとなり、コピーキー42が押されてコピーモードが選
択されると即座にコピー動作が実行される(S10)。
【0031】コピーモード設定時点でプリンタ部20が
上記待機温度状態またはそれより低温のいわゆるスリー
プ状態であった場合は(S4:NO)、ディスプレイに
たとえば「WARMING UP」といった表示を行う
(S5)。次に、プリンタ部20において装置エラーが
ないかどうかが再度チェックされ(S6)、エラーがな
い場合(S6:NO)、コピー原稿有無判定手段によっ
て原稿台3にコピー原稿Dがあるかどうかがチェックさ
れる(S7)。原稿台3にコピー原稿がある場合には
(S7:YES)、次にストップキー43が押されたか
どうかがチェックされ(S8)、押されていない場合
(S8:NO)は再度熱定着ヒータ34が作動温度に達
したかどうか、すなわちプリンタ部20がプリント可能
状態となったかどうかがプリント可能状態判定手段によ
ってチェックされる(S9)。作動温度に達している場
合(S9:YES)はコピー動作の実行に移り(S1
0)、作動温度に達していない場合(S9:NO)はス
テップS06に戻る。すなわち、プリンタ部20に装置
エラーがなく(S6:NO)、原稿台3にコピー原稿D
がセットされたままであり(S7:YES)、ストップ
キー43が押されていない限り(S8:NO)、熱定着
ヒータ34が作動温度に達するまでS6ないしS9を繰
り返す時間待ちが行われる。
【0032】一方、熱定着ヒータのON駆動(S3)開
始後この熱定着ヒータ34が作動温度に達するまでの待
ち時間に、プリンタ部20に装置エラーが発生したり
(S6:YES)、原稿台3からコピー原稿が取り除か
れたり(S7:NO)、ストップキー43が押されたり
すると(S8:YES)、コピー動作を実行することな
くコピーモード終了手段がコピーモードを終了させる。
ここで重要な点は、コピーモード終了手段がコピーモー
ドを終了させる条件として、原稿台3からコピー原稿が
取り除かれることを、ストップキー43を押すことと同
等に扱っている点である。すなわち、コピーモード設定
後原稿台からコピー原稿を取り去るだけで、ストップキ
ーを押さなくともコピーモードをキャンセルすることが
できる。
【0033】コピー動作が実行されない限り、コピー原
稿Dの読み取り動作やプリンタ部によるプリント動作も
行われない。こうしてコピーモードが終了すると、所定
の手順によってプリンタ部20がスリープ状態に移行さ
せられる。すなわち、上記のように熱定着ヒータ34と
して主ヒータ34aと副ヒータ34bとを用いる場合、
たとえば主熱定着ヒータ34aをOFFとしてこれを待
機温度とした後、プリント指令を受けることなく一定時
間経過後主・副両熱定着ヒータ34a,34bをOFF
としてこれを上記待機温度よりもさらに低い温度のいわ
ゆるスリープ状態とする。なお、プリンタ部20で装置
エラーが発生した場合(S6:YES)は、熱定着ヒー
タ34を直ちにOFFとすることが、熱定着部の点検作
業を行うための安全上、好ましい。
【0034】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
例に限定されるものではなく、特許請求の範囲各項に記
載した技術的意味内での変更は、本発明の範囲内に入
る。たとえば、上記の実施例は、電子写真式プリンタ部
を有するファクシミリ装置を前提とするものであるが、
電子写真式プリンタ部としては、上記した実施例のよう
に静電潜像形成手段としてレーザスキャナ装置を用いる
ほか、LEDプリントヘッドを用いたものであってもよ
い。また、いわゆるスリープ機能を備えるプリンタ部を
もつファクシミリ装置であれば、このプリンタ部は電子
写真式プリンタである必要はない。
【0035】
【発明の効果】以上詳説したように本願の各請求項に係
る発明のファクシミリ装置によれば、プリンタ部がプリ
ント可能状態でないときにコピー原稿をセットしてコピ
ーモードをいったん設定したとしても、プリンタ部がプ
リント可能状態となるまでの間にコピー原稿を除去する
だけで、たとえばストップキーを押すといった操作を必
要とすることなく、コピーモードをキャンセルさせるこ
とができる。
【0036】したがって、急ぎのコピーを取ろうとして
ファクシミリ装置の原稿台にコピー原稿をセットとして
コピーキーを押したにもかかわらず、プリンタ部がスリ
ープ状態となっていたがためになかなかコピー動作が始
まらないような場合、単にコピー原稿を取り除くだけで
コピーモードを適正にキャンセルして他のコピー専用機
でコピー取りを行うといった処置を、当該ファクシミリ
装置にエラーを発生させることなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の全体外観図であ
る。
【図2】本発明のファクシミリ装置の機械的構成の概略
を説明するための断面図である。
【図3】操作パネルの平面図である。
【図4】本発明のファクシミリ装置の一実施例の回路ブ
ロック図である。
【図5】本発明のファクシミリ装置のコピーモードの制
御例を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 ファクシミリ装置 3 原稿台 7 原稿読み取り部 20 プリンタ部 34 熱定着ヒータ 40 操作パネル 42 コピーキー 43 ストップキー 44 ディスプレイ 66 温度センサ D コピー原稿 P 記録紙

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント待機状態からプリント可能状態
    になるまでに所定の時間を必要とするプリンタ部と、こ
    のプリンタ部を用いてコピーを行うコピーモードを選択
    する選択手段とを備えたファクシミリ装置において、 上記プリンタ部がプリント可能状態となっているか否か
    を判断するプリント可能状態判定手段と、 コピー原稿がセットされているか否かを判断するコピー
    原稿有無判定手段と、 上記選択手段によってコピーモードを選択した後、上記
    プリント可能状態判定手段によって上記プリンタ部がプ
    リント可能状態となっていないと判断され、かつ上記コ
    ピー原稿有無判定手段によってコピー原稿がセットされ
    ていないと判断された場合、選択された上記コピーモー
    ドを終了させるコピーモード終了手段と、 を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 プリント指令にしたがってプリント可能
    状態に移行するプリンタ部を備えるとともに選択手段に
    よってコピーモードを選択できるファクシミリ装置にお
    いて、 上記コピーモードの選択後、上記プリンタ部がプリント
    可能状態となっているか否かを判断するプリント可能状
    態判定手段と、 上記プリント可能状態判定手段によって上記プリンタ部
    がプリント可能状態となっていないと判断された場合
    に、コピー原稿がセットされているか否かを判断するコ
    ピー原稿有無判定手段と、 上記コピー原稿有無判定手段によってコピー原稿がセッ
    トされていないと判定された場合にコピーモードを終了
    させるコピーモード終了手段と、 を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 上記プリンタ部は、熱定着ヒータによっ
    て昇温させられる熱定着部を備えており、上記プリント
    可能状態判定手段は、上記プリンタ部における熱定着部
    の温度が所定の温度に達しているか否かによって判断す
    る、請求項1または請求項2のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 上記コピーモード終了手段によるコピー
    モード終了動作には、上記熱定着ヒータをOFFとする
    動作を含む、請求項3のファクシミリ装置。
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