JP3893910B2 - 電子機器およびその制御方法 - Google Patents

電子機器およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3893910B2
JP3893910B2 JP2001212287A JP2001212287A JP3893910B2 JP 3893910 B2 JP3893910 B2 JP 3893910B2 JP 2001212287 A JP2001212287 A JP 2001212287A JP 2001212287 A JP2001212287 A JP 2001212287A JP 3893910 B2 JP3893910 B2 JP 3893910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
control means
data
unit
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001212287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003032400A (ja
Inventor
研二 西村
明男 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001212287A priority Critical patent/JP3893910B2/ja
Publication of JP2003032400A publication Critical patent/JP2003032400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3893910B2 publication Critical patent/JP3893910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子機器およびその制御方法に関し、特に、待機中に最小限の給電のみを行う節電モードを有する電子機器およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子機器においては、省電力化の傾向が進み、復帰のために必要な最小限の部分にのみ給電を行う節電モードを有するものが増加してきている。例えば、ファクシミリ装置では、ユーザによる操作が一定時間無かった場合等に、節電モードに移行して不要な給電を停止するようにしている。
【0003】
図6は、従来のファクシミリ装置の構成例を示した図である。同図に示すように、ファクシミリ装置は、システム制御部501と、通信制御部502、通信制御部503、スキャナ部504、プリンタ部505、UI部506を具備して構成される。
【0004】
システム制御部501は、他の各部を統括して制御する部分で、CPU(Central Processing Unit)511、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)512、ROM(Read Only Memory)513、RAM(Random Access Memory)514、DP−RAM(Dual Port-RAM)515を具備している。CPU511は、システム制御部501はもちろんのこと、ファクシミリ装置全体の制御を行い、ROM513に記憶されているプログラムにに基づいて動作する。ASIC512には、アドレスデコードやタイマ等の周辺回路が構成されている。ROM513は、CPU511を動作させるためのプログラム等が記憶されている。RAM514は、カウンタやフラグ等のCPU511が動作する際に必要なデータや送受信する画像データを一時的に記憶する。DP−RAM515、516は、それぞれ通信制御部502、503との間でデータ等の授受を行う。
【0005】
通信制御部502は、回線を介して行われる通信を制御する部分で、CPU521、ASIC522、ROM523、RAM524、CODEC(Compresser Decompresser)525、MODEM(Modulater Demodulater)526、NCU(Network Control Unit)527を具備している。CPU521は、通信制御部502の制御を行い、ROM523に記憶されているプログラムにに基づいて動作する。ASIC522には、通信に要する周辺回路が構成されている。ROM523は、CPU521を動作させるためのプログラム等が記憶されている。RAM524は、契約回線や着信信号に対する個別設定等の通信に必要なパラメータが一時的に記憶される。CODEC525は、送受信する画像データの圧縮、伸張を行う。MODEM526は、画像データの等の通信するデータの変調、復調を行う。NCU527は、ダイヤル信号の送出や着信の検出等を行う。
【0006】
通信制御部503は、回線を介して行われる通信を制御する部分であるが、ファクシミリ装置に複数回線の回線を接続する際に増設されるオプション部分であり、通信制御部502と同様に、CPU531、ASIC532、ROM533、RAM534、CODEC535、MODEM536、NCU537を具備している。
【0007】
スキャナ部504は、原稿を読み取って画像データを生成し、プリンタ部505は、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する。UI部506は、UI(ユーザインタフェイス)を提供するもので、キー入力部やディスプレイおよびこれらの制御部で構成される。
【0008】
さて、このような構成のファクシミリ装置では、通常動作を行う通常モードから節電モードに移行した際には、必要最小限の部分を除いて給電を停止する。必要最小限の部分とは、節電モードから通常モードへ復帰するトリガを得るもので、例えば、NCU527、537、UI部506のキー入力部、これらからの信号を検知する起動検知部(不図示)等である。NCU527、537は、回線からの着信を検知し、UI部506のキー入力部は、ユーザによる操作を検知する。
【0009】
ここで、図6に示したファクシミリ装置が節電モードから通常モードへ復帰する際の処理について説明する。なお、図6に示したファクシミリ装置では、電源投入時と、節電モードから通常モードへの復帰時の両者の処理は同様のものである。図7は、ファクシミリ装置の給電開始時の動作の流れを示すフローチャートである。
【0010】
ファクシミリ装置は、給電が開始されると、システム制御部501、通信制御部502、通信制御部503、スキャナ部504、プリンタ部505、UI部506等の各部が初期化処理を開始するとともに(ステップ601)、全部分での初期化が終了するのを待ち(ステップ602でNO)、システム制御部501が全部分での初期化が終了したのを確認すると(ステップ602でYES)、立ち上げ完了として通常モードに入る。
【0011】
ここで、ステップ601における各部の初期化処理のうち、システム制御部501と通信制御部502の初期化処理を例として説明する。図8は、システム制御部501と通信制御部502の初期化処理の流れを示すフローチャートである。
【0012】
システム制御部501と通信制御部502に給電が開始されると、まず、システム制御部501が初期化処理を開始し(ステップ701)、通信制御部502に対してリセット信号を送出するとともに(ステップ702)、自身の内部チェックを行う(ステップ703)。
【0013】
一方、通信制御部502は、給電開始後にシステム制御部501からのリセット信号を受信すると、初期化処理を開始し(ステップ751)、自身の内部チェックを行う(ステップ752)。そして、内部チェックが終了すると、内部チェック確認信号をシステム制御部501に送信する(ステップ753)。
【0014】
システム制御部501は、内部チェック確認信号を受信すると(ステップ704)、初期応答信号を通信制御部502に送信し(ステップ705)、これを受信した通信制御部502は(ステップ754)、初期応答確認信号をシステム制御部501に送信する(ステップ755)。
【0015】
システム制御部501は、初期応答確認信号を受信すると(ステップ706)、通信制御部502にシステムデータを送信する(ステップ707)。システムデータは、通信制御部502が通信を行うのに必要なパラメータ等のデータで、例えば、契約回線の種別(発信者番号通知回線か否か)、着信信号の個別設定、着信を拒否する電話番号(迷惑DM防止用等に利用)等である。なお、このシステムデータは、図示しない記憶部(ハードディスクやEEPROM等の不揮発性のもの)に設定されているシステムデータ、ユーザ設定等の一部である。
【0016】
通信制御部502は、システムデータを受信すると(ステップ756)、受信したシステムデータをRAM524に記憶し、データ書込確認信号をシステム制御部501に送信して(ステップ757)、通常モードに移行する。
【0017】
また、システム制御部501は、通信制御部502からデータ書込確認信号を受信すると(ステップ708)、通常モードに移行する。ただし、システム制御部501は、実際には、通信制御部502以外の各部の全てと同様の処理を行うため、それらが全て終了した後に、通常モードに移行することになる。
【0018】
このように、従来のファクシミリ装置では、節電モードから通常モードに移行する際に、電源が切断されている状態から電源を投入して利用可能になるまでの場合と同程度の時間(数秒から数十秒程度)を要することもあり、ユーザが不便を感じることがあった。
【0019】
また、単に不便を感じるのみでなく、着信時に送信側の待ち時間が増大したり、場合によっては、着信やサービスの提供を受けることが不可能となることもあった。例えば、アナログ回線において発信者番号通知を受けようとする場合、その仕様から一定時間内に応答を行わなければならないため、通常モードへの移行に多大な時間を要すると、発信者番号通知を受けることができなくなる。
【0020】
ここで、発信者番号通知を受ける際の処理について説明する。図9は、発信者番号通知を受ける場合のシーケンスを示した図である。
【0021】
同図に示すように、発IDの通知の際には、加入者線交換機の動作により回線の極性が反転され(ステップ801)、次いで、加入者線交換機からID受信端末(発信者番号通知サービス/モデムダイヤルインサービスに対応の通信端末装置)にID受信端末起動信号(情報受信端末起動信号:CAR)が送信される(ステップ802)。このCARに対してID受信端末が加入者線交換機に一次応答信号を返すと(ステップ803)、加入者線交換機からID受信端末に発IDがモデム信号として送信される(ステップ804)。ただし、加入者線交換機からの発IDの送信は、加入者線交換機がステップ801での極性反転から6秒以内にステップ803の一次応答信号を受信した場合にのみ行われる。
【0022】
ID受信端末は、発IDを受信すると、受信完了信号を加入者線交換機に返し(ステップ805)、その後、加入者線交換機からID受信端末に呼出信号が送信される(ステップ806)。この呼出信号にID受信端末が応答し、二次応答信号を返すと(ステップ807)、加入者線交換機が回線の極性を復帰し(ステップ808)、続いて、加入者線交換機とID受信端末の間で通信が行われる(ステップ809)。
【0023】
したがって、ID受信端末は、発IDを受信するためには、ステップ801の極性の反転(ID受信端末信号の受信)から6秒以内にステップ803の一次応答信号を返す必要があることになり、この時間内に一次応答信号を返すことができなければ発IDを受けることができなくなる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来のファクシミリ装置では、節電モードの解除に要する時間が多大なため、ユーザに不便を感じさせたり、着信時の応答が送れてしまうといったことがあった。もちろん、節電モードにおいてCPUの停止等を行っていないものであれば、このような現象は生じないが、省電力化を進めていく上では、節電モードにおいて、より多くの部位への給電を停止する必要がある。
【0025】
同様に、ファクシミリ装置以外の電子機器においても、省電力化が進められており、節電モード等を解除する際に、その解除時間によりユーザに不便を感じさせることとなる。
【0026】
そこで、この発明は、節電モード等の解除に際して、機器を使用可能とするまでの時間を短縮し、ユーザへ不便を感じさせないとともに機能の制限を受けることのない電子機器およびその制御方法を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、各々独立して動作する第1の制御手段と第2の制御手段を具備し、初期化時に前記第1の制御手段から転送されるデータに基づいて前記第2の制御手段が動作するとともに、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段への給電を停止する節電モードを有する電子機器において、電源が投入された際の初期化時に、前記データの少なくとも一部を不揮発記憶する記憶手段と、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段に給電が開始された際に、該給電が電源投入により行われたものか前記節電モードからの復帰かを判定する判定手段と、前記判定手段により節電モードからの復帰と判定された場合に、前記記憶手段に記憶されているデータを前記第1の制御手段から転送されるデータに代えて前記第2の制御手段に転送する転送手段とを具備することを特徴とする。
【0028】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第2の制御手段は、前記転送手段により前記記憶手段に記憶されているデータの転送を受けた後に、前記第1の制御手段の状態にかかわらず動作を開始することを特徴とする。
【0029】
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記第2の制御手段は、回線を介して行う通信を制御する通信制御手段であることを特徴とする。
【0030】
また、請求項4の発明は、各々独立して動作する第1の制御手段と第2の制御手段を具備し、初期化時に前記第1の制御手段から転送されるデータに基づいて前記第2の制御手段が動作するとともに、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段への給電を停止する節電モードを有する電子機器の制御方法において、電源が投入された際の初期化時に、前記データの少なくとも一部を不揮発性の記憶手段に記憶し、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段に給電が開始された際に、該給電が電源投入により行われたものか前記節電モードからの復帰かを判定し、前記節電モードからの復帰と判定した場合は、前記記憶手段に記憶したデータを前記第1の制御手段から転送されるデータに代えて前記第2の制御手段に転送することを特徴とする。
【0031】
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記記憶手段に記憶しているデータを前記第2の制御手段に転送した後に、前記第1の制御手段の状態にかかわらず前記第2の制御手段の動作を開始させることを特徴とする。
【0032】
また、請求項6の発明は、請求項4の発明において、前記第2の制御手段は、回線を介して行う通信を制御する通信制御手段であることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る電子機器およびその制御方法の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、ここでは、この発明を適用した電子機器の一例としてファクシミリ装置についての説明を行うが、この発明は、ファクシミリ装置以外の電気機器に対しても同様に適用することができる。
【0034】
図1は、この発明を適用したファクシミリ装置の構成例を示した図である。同図に示すように、ファクシミリ装置は、システム制御部1と、通信制御部2、通信制御部3、スキャナ部5、プリンタ部5、UI部6を具備して構成される。
【0035】
システム制御部1は、他の各部を統括して制御する部分で、CPU(Central Processing Unit)11、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)12、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、DP−RAM(Dual Port-RAM)15、HOT/COLD判定部17を具備している。CPU11は、システム制御部1はもちろんのこと、ファクシミリ装置全体の制御を行い、ROM13に記憶されているプログラムにに基づいて動作する。ASIC12には、アドレスデコードやタイマ等の周辺回路が構成されている。ROM13は、CPU11を動作させるためのプログラム等が記憶されている。RAM14は、カウンタやフラグ等のCPU11が動作する際に必要なデータや送受信する画像データを一時的に記憶する。DP−RAM15、16は、それぞれ通信制御部2、との間でデータ等の授受を行う。HOT/COLD判定部17は、給電が開始された際に、各部をHOTスタートさせるかCOLDスタートさせるかを判定する。HOTスタートは節電モードが解除された場合の処理であり、COLDスタートは電源が投入された場合の処理である。この判定は、例えば、給電開始時に節電モードを解除する信号が検知されたか否かにより行うことができる。
【0036】
通信制御部2は、回線を介して行われる通信を制御する部分で、CPU21、ASIC22、ROM23、RAM24、CODEC(Compresser Decompresser)25、MODEM(Modulater Demodulater)26、NCU(Network Control Unit)27、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)28を具備している。CPU21は、通信制御部2の制御を行い、ROM23に記憶されているプログラムにに基づいて動作する。ASIC22には、通信に要する周辺回路が構成されている。ROM23は、CPU21を動作させるためのプログラム等が記憶されている。RAM24は、契約回線や着信信号に対する個別設定等の通信に必要なパラメータが一時的に記憶されている。CODEC25は、送受信する画像データの圧縮、伸張を行う。MODEM26は、画像データの等の通信するデータの変調、復調を行う。NCU27は、ダイヤル信号の送出や着信の検出等を行う。EEPROM28は、RAM24に記憶されるパラメータ等の少なくとも一部が記憶されている。
【0037】
通信制御部3は、回線を介して行われる通信を制御する部分であるが、ファクシミリ装置に複数回線の回線を接続する際に増設されるオプション部分であり、通信制御部2と同様に、CPU31、ASIC32、ROM33、RAM34、CODEC35、MODEM36、NCU37、EEPROM38を具備している。
【0038】
スキャナ部4は、原稿を読み取って画像データを生成し、プリンタ部5は、画像データに基づいて用紙上に画像を形成する。UI部6は、UI(ユーザインタフェイス)を提供するもので、キー入力部やディスプレイおよびこれらの制御部で構成される。
【0039】
このファクシミリ装置では、通常動作を行う通常モードから節電モードに移行した際には、必要最小限の部分を除いて給電を停止する。必要最小限の部分とは、節電モードから通常モードへ復帰するトリガを得るもので、例えば、NCU27、37、UI部6のキー入力部、これらからの信号を検知する起動検知部(不図示)等である。NCU27、37は、回線からの着信を検知し、UI部6のキー入力部は、ユーザによる操作を検知する。また、これらの信号は、HOT/COLD判定部17にも入力され、給電開始がHOTスタートによるものかCOLDスタートによるものかの判定が行われる。
【0040】
次に、このファクシミリ装置に給電が開始された際の動作について説明する。図2は、給電開始後のファクシミリ装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【0041】
ファクシミリ装置は、給電が開始されると、まず、HOT/COLD判定部17でHOTスタートを行うかCOLDスタートを行うかが判定される(ステップ101)。判定の結果、HOTスタートを行う場合には(ステップ102でYES)、システム制御部1、通信制御部2、通信制御部3、スキャナ部4、プリンタ部5、UI部6等の各部がHOTスタートを行う(ステップ103)。一方、HOT/COLD判定部17による判定の結果、COLDスタートを行うと判定された場合には(ステップ102でNO)、システム制御部1、通信制御部2、通信制御部3、スキャナ部4、プリンタ部5、UI部6等の各部がCOLDスタートを行う(ステップ104)。
【0042】
次に、このファクシミリ装置に給電が開始された際の動作の詳細について説明するが、ここでは、システム制御部1と通信制御部2の動作を例として説明する。図3および図4は、給電開始後のシステム制御部1および通信制御部2の動作の流れを示すフローチャートである。
【0043】
システム制御部1と通信制御部2は、給電が開始されると、それぞれ初期化処理を開始し(ステップ201、251)、最初にシステム制御部1のHOT/COLD判定部17がスタート種別の判定を行い(ステップ202)、その判定結果を通信制御部2に送信する(ステップ203)。
【0044】
その後、システム制御部1では、HOT/COLD判定部17がHOTスタートの判定をした場合には(ステップ204でYES)、自身の内部チェックを行い(ステップ205)、通常モードに移行する。
【0045】
また、通信制御部2は、HOT/COLD判定部17から受けた判定結果がHOTスタート判定であった場合には(ステップ252でYES)、ASIC22がEEPROM28に記憶されているデータをRAM24に転送し(ステップ253)、通常モードに移行する。EEPROM28に記憶されているデータは、通常モードにおいてRAM24に記憶されているデータの少なくとも一部であり、例えば、着信拒否を行う電話番号のデータ等がある。また、EEPROM28に記憶されているデータは、後述するCOLDスタートの際に、システム制御部1からRAM28に転送されたもの、若しくは節電モードに移行する際に、RAM28に記憶されているものである。
【0046】
一方、HOT/COLD判定部17がCOLDスタートの判定をした場合には(ステップ204でNO、ステップ252でNO)、システム制御部1が通信制御部2に対してリセット信号を送出するとともに(ステップ206)、自身の内部チェックを行う(ステップ207)。
【0047】
一方、通信制御部2は、システム制御部1からのリセット信号を受信すると、自身の内部チェックを行い(ステップ254)、内部チェックが終了すると、内部チェック確認信号をシステム制御部1に送信する(ステップ255)。
【0048】
システム制御部1は、内部チェック確認信号を受信すると(ステップ208)、初期応答信号を通信制御部2に送信し(ステップ209)、これを受信した通信制御部2は(ステップ256)、初期応答確認信号をシステム制御部1に送信する(ステップ257)。
【0049】
システム制御部1は、初期応答確認信号を受信すると(ステップ210)、通信制御部2にシステムデータを送信する(ステップ211)。システムデータは、通信制御部2が通信を行うのに必要なパラメータ等のデータである。
【0050】
なお、このシステムデータは、図示しない記憶部(ハードディスクやEEPROM等の不揮発性のもの)に設定されているシステムデータ、ユーザ設定等の一部である。
【0051】
通信制御部2は、システムデータを受信すると(ステップ258)、受信したシステムデータをRAM24に記憶し、データ書込確認信号をシステム制御部1に送信して(ステップ259)、通常モードに移行する。
【0052】
また、システム制御部1は、通信制御部2からデータ書込確認信号を受信すると(ステップ212)、通常モードに移行する。ただし、システム制御部1は、実際には、通信制御部2以外の各部の全てと同様の処理を行うため、それらが全て終了した後に、通常モードに移行することになる。
【0053】
このように、図1に示したファクシミリ装置では、HOTスタートの場合には、通信制御部2の内部チェックやシステム制御部1から通信制御部2へのシステムデータの転送を省略して、通常モードへ移行するまでの時間を短縮し、COLDスタートの場合には、従来のファクシミリ装置と同様の初期化処理を行っている。
【0054】
ところで、上述の説明では、EEPROM28に記憶しているデータは、RAM24に記憶すべきデータの一部の場合がある。この場合には、通常モードでの通信制御部2の動作に不都合が生じる場合があるため、通常モードに移行後に、システム制御部1から通信制御部2へシステムデータの転送を行う。
【0055】
図5は、通常モード移行後にシステムデータの転送を行う場合のシステム制御部1および通信制御部2の動作の流れを示すフローチャートである。
【0056】
システム制御部1と通信制御部2は、給電が開始されると、それぞれ初期化処理を開始し(ステップ301、351)、最初にシステム制御部1のHOT/COLD判定部17がスタート種別の判定を行い(ステップ302)、その判定結果を通信制御部2に送信する(ステップ303)。
【0057】
また、システム制御部1では、HOT/COLD判定部17がHOTスタートの判定をした場合には(ステップ304でYES)、自身の内部チェックを行う(ステップ305)。
【0058】
一方、通信制御部2は、HOT/COLD判定部17から受けた判定結果がHOTスタート判定であった場合には(ステップ352でYES)、ASIC22がEEPROM28に記憶されているデータをRAM24に転送する(ステップ353)。この時点で、通信制御部2は、動作可能となり、給電開始が着信による節電モードの解除に起因するものであった場合には、通信を開始する(ステップ354)。
【0059】
その後、システム制御部1は、初期応答信号を通信制御部2に送信し(ステップ306)、これを受信した通信制御部2は(ステップ355)、初期応答確認信号をシステム制御部1に送信する(ステップ356)。
【0060】
システム制御部1は、初期応答確認信号を受信すると(ステップ307)、通信制御部2にシステムデータを送信する(ステップ308)。ここで転送するシステムデータは、EEPROM28に記憶されていなかったものである。
【0061】
通信制御部2は、システムデータを受信すると(ステップ357)、受信したシステムデータをRAM24に記憶し、データ書込確認信号をシステム制御部1に送信して(ステップ358)、通常モードに移行する。
【0062】
また、システム制御部1は、通信制御部2からデータ書込確認信号を受信すると(ステップ309)、通常モードに移行する。
【0063】
また、HOT/COLD判定部17がCOLDスタートの判定をした場合には(ステップ304でNO、ステップ352でNO)、上述した場合と同様の動作を行う。
【0064】
なお、上述の説明では、システム制御部1と通信制御部2の給電開始後の動作を例として説明したが、システム制御部1と通信制御部3も同様に動作するのはもちろんのこと、システム制御部とUI部6等にも同様の動作をさせ、システム制御部1が通常モードに移行する前に、UI部6を通常モードに移行させることが可能である。
【0065】
また、この発明を適用した給電開始後の動作を各部の全てで行わず、必要な部分のみで行うようにしてもよい。例えば、節電モードを解除するトリガがNCU27による着信の検知であった場合には、システム制御部1と通信制御部2でHOTスタートを行わせ、通信制御部3にCOLDスタートを行わせるといったことが可能である。
【0066】
さらに、ここでは、ファクシミリ装置を例として説明しているが、各々が独立して動作可能な部位を複数有し、各部間で起動時にデータの転送等を必要とする電子機器に対しても、同様の処理を行って、節電モードの解除に要する時間を短縮することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、初期化時にシステムデータ等の転送を必要とする電子機器、例えば、ファクシミリ装置において、初期化時にシステム制御部から通信制御部に転送するシステムデータの少なくとも一部を不揮発性のEEPROM等に記憶させておき、節電モードからの解除の際に、通信制御部がEEPROMに記憶されているデータを読み込むことでシステム制御部からのシステムデータの転送を省略するように構成したので、通信制御部は、システム制御部の動作に関わらず、自身が動作可能となった状態で直ちに通信を行うことができ、結果として、節電モードの解除に要する時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用したファクシミリ装置の構成例を示した図である。
【図2】給電開始後のファクシミリ装置の動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】給電開始後のシステム制御部1および通信制御部2の動作の流れを示すフローチャート(1)である。
【図4】給電開始後のシステム制御部1および通信制御部2の動作の流れを示すフローチャート(2)である。
【図5】通常モード移行後にシステムデータの転送を行う場合のシステム制御部1および通信制御部2の動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】従来のファクシミリ装置の構成例を示した図である。
【図7】ファクシミリ装置の給電開始時の動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】システム制御部501と通信制御部502の初期化処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】発信者番号通知を受ける場合のシーケンスを示した図である。
【符号の説明】
1 システム制御部
2 通信制御部
3 通信制御部
4 スキャナ部
5 プリンタ部
6 UI部
11 CPU
12 ASIC
13 ROM
14 RAM
15 DP−RAM
16 DP−RAM
17 HOT/COLD判定部
21 CPU
22 ASIC
23 ROM
24 RAM
25 CODEC
26 MODEM
27 NCU
28 EEPROM
31 CPU
32 ASIC
33 ROM
34 RAM
35 CODEC
36 MODEM
37 NCU
38 EEPROM

Claims (6)

  1. 各々独立して動作する第1の制御手段と第2の制御手段を具備し、初期化時に前記第1の制御手段から転送されるデータに基づいて前記第2の制御手段が動作するとともに、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段への給電を停止する節電モードを有する電子機器において、
    電源が投入された際の初期化時に、前記データの少なくとも一部を不揮発記憶する記憶手段と、
    前記第1の制御手段および前記第2の制御手段に給電が開始された際に、該給電が電源投入により行われたものか前記節電モードからの復帰かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により節電モードからの復帰と判定された場合に、前記記憶手段に記憶されているデータを前記第1の制御手段から転送されるデータに代えて前記第2の制御手段に転送する転送手段と
    を具備することを特徴とする電子機器。
  2. 前記第2の制御手段は、前記転送手段により前記記憶手段に記憶されているデータの転送を受けた後に、前記第1の制御手段の状態にかかわらず動作を開始することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第2の制御手段は、回線を介して行う通信を制御する通信制御手段であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 各々独立して動作する第1の制御手段と第2の制御手段を具備し、初期化時に前記第1の制御手段から転送されるデータに基づいて前記第2の制御手段が動作するとともに、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段への給電を停止する節電モードを有する電子機器の制御方法において、
    電源が投入された際の初期化時に、前記データの少なくとも一部を不揮発性の記憶手段に記憶し、前記第1の制御手段および前記第2の制御手段に給電が開始された際に、該給電が電源投入により行われたものか前記節電モードからの復帰かを判定し、前記節電モードからの復帰と判定した場合は、前記記憶手段に記憶したデータを前記第1の制御手段から転送されるデータに代えて前記第2の制御手段に転送することを特徴とする電子機器の制御方法。
  5. 前記記憶手段に記憶しているデータを前記第2の制御手段に転送した後に、前記第1の制御手段の状態にかかわらず前記第2の制御手段の動作を開始させることを特徴とする請求項4記載の電子機器の制御方法。
  6. 前記第2の制御手段は、回線を介して行う通信を制御する通信制御手段であることを特徴とする請求項4記載の電子機器の制御方法。
JP2001212287A 2001-07-12 2001-07-12 電子機器およびその制御方法 Expired - Fee Related JP3893910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001212287A JP3893910B2 (ja) 2001-07-12 2001-07-12 電子機器およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001212287A JP3893910B2 (ja) 2001-07-12 2001-07-12 電子機器およびその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003032400A JP2003032400A (ja) 2003-01-31
JP3893910B2 true JP3893910B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=19047470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001212287A Expired - Fee Related JP3893910B2 (ja) 2001-07-12 2001-07-12 電子機器およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3893910B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4385755B2 (ja) 2003-12-15 2009-12-16 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 メモリ装置およびこれを備えた電子装置
JP2008005013A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Kyocera Mita Corp ファクシミリ基板及びファクシミリ装置
JP5247098B2 (ja) * 2007-09-20 2013-07-24 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP5278221B2 (ja) * 2009-07-21 2013-09-04 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、画像処理システム、及びプログラム
JP5460167B2 (ja) 2009-07-31 2014-04-02 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び制御プログラム
JP5388836B2 (ja) * 2009-12-25 2014-01-15 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP5486297B2 (ja) * 2009-12-25 2014-05-07 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP6048020B2 (ja) * 2012-09-13 2016-12-21 株式会社リコー 情報処理装置
JP5800861B2 (ja) * 2013-06-24 2015-10-28 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003032400A (ja) 2003-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3893910B2 (ja) 電子機器およびその制御方法
JP2002359703A (ja) 画像形成装置
JP5796374B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP2001061027A (ja) 電気装置及び通信端末装置
JP4385755B2 (ja) メモリ装置およびこれを備えた電子装置
JP4081150B2 (ja) データ通信装置
JP6051913B2 (ja) ファクシミリ装置及び通信制御方法
JPH10173832A (ja) ファクシミリ装置
JP2000307774A (ja) ファクシミリ装置
JPH10112770A (ja) ファクシミリ装置
JP4310933B2 (ja) 通信端末装置
JP3851479B2 (ja) 画像形成装置
US6903835B1 (en) Communication apparatus
JP3521745B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2019080130A (ja) 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法
JP2748802B2 (ja) ダイヤルイン処理回路
JP4499644B2 (ja) 端末網制御装置
JP2016158174A (ja) 通信装置
JP2000261565A (ja) 通信装置、その自動着信モードの制御方法、及び記録媒体
JPH11243464A (ja) ファクシミリ装置
JP3622495B2 (ja) 通信装置および記憶媒体
JP3198029B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2006217647A (ja) データ通信装置
JP2001103195A (ja) 画像記録装置およびその制御方法
JPH07336480A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060905

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees