JP2000261565A - 通信装置、その自動着信モードの制御方法、及び記録媒体 - Google Patents

通信装置、その自動着信モードの制御方法、及び記録媒体

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JP2000261565A
JP2000261565A JP11059592A JP5959299A JP2000261565A JP 2000261565 A JP2000261565 A JP 2000261565A JP 11059592 A JP11059592 A JP 11059592A JP 5959299 A JP5959299 A JP 5959299A JP 2000261565 A JP2000261565 A JP 2000261565A
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Shigeru Koizumi
茂 小泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動着信モードを実行可能で、更に、低消費
電力または通常のスタンバイモードを選択して実行可能
な通信装置において、自動着信モードで、いずれのスタ
ンバイモードの場合でも、応答までの時間を同じにす
る。 【解決手段】 自動着信モードで、呼出信号検出回路に
より最初の呼出信号が検出されたら(S1)、いずれの
スタンバイモードか判定され(S2)、通常のスタンバ
イモードの場合は、動作状態にあるCPUが呼出信号の
検出を計数し、計数値が予め設定された設定値Nになる
のを待ち(S3)、なったら応答し受信する(S8)。
低消費電力スタンバイモードの場合は、割り込みでCP
Uが起動され(S4)、CPUは呼出信号の検出を計数
し、計数値が予め設定された設定値Nから1減算した値
になるのを待ち(S6,7)、なったら応答し受信する
(S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置、特に待
機状態で呼出信号を検出して自動的に応答し通信を行な
う自動着信モードを実行可能であり、更に、待機状態で
呼出信号を検出するまで装置の制御システムの少なくと
も一部を停止状態として消費電力を低減する低消費電力
スタンバイモード、または前記消費電力の低減を行なわ
ない通常のスタンバイモードを選択して実行可能に構成
された通信装置、その自動着信モードの制御方法、及び
その制御プログラムを格納したコンピュータにより読み
取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の通信装置として、例えばファクシ
ミリ装置では、低消費電力スタンバイモードまたは通常
のスタンバイモードを操作部のボタン操作などにより選
択して実行可能に構成されたものがあり、その場合、低
消費電力スタンバイモードでは、装置全体を制御するC
PUを停止状態として消費電力を低減する。そして、こ
の状態でNCUの呼出信号検出回路が呼出信号を検出す
るとCPUが起動される。また、通常のスタンバイモー
ドではCPUを動作状態とし、消費電力の低減は行なわ
ない。
【0003】また、上記の自動着信モードとして、待機
状態で電話回線から到来する呼出信号を検出して自動的
に応答(具体的には、いわゆる回線の直流ループの閉
結)して受信を行なう自動受信モードを実行可能に構成
されているのが普通である。なお、自動受信モードにお
いて、待機状態で呼出信号を何回検出したら(検出信号
が何回到来したら)応答するかという応答までの呼出信
号の検出回数を操作部の操作により任意に設定できるよ
うになっている(以下、この設定値をNとする)。ま
た、この自動受信モードと、呼出信号によるベルの鳴動
に応じて操作者が手動操作で応答し受信を行なう手動受
信モードを操作部の操作などにより選択して設定できる
ようにも構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のファクシミリ装置では、自動受信モードにおいて
最初の呼出信号の到来から応答までの呼出信号の検出回
数(到来回数)が通常のスタンバイモードの場合と低消
費電力スタンバイモードの場合で異なってしまうという
問題があった。
【0005】この問題を図3により説明する。ここで
は、上記のように設定される応答までの呼出信号の検出
回数の設定値Nを2とする。
【0006】自動受信モードの待機状態において回線か
ら呼出信号が到来すると装置のNCU(網制御装置)内
の呼出信号検出回路がそれを検出し、その検出信号を装
置のCPUが計数する。通常のスタンバイモードの場
合、CPUは動作状態にあるので、図3の上側に示すよ
うに呼出信号が2回到来すると、丸付きの数字で示すよ
うにそれぞれを計数して計数値が上記の設定値Nとして
の2になるので、応答制御信号をオンにし、回線の直流
ループを閉結させる。これが着信の応答となる。その
後、受信動作に移行する。
【0007】これに対して低消費電力スタンバイモード
の場合、最初の呼出信号が到来し、それをNCUの呼出
信号検出回路が検出したときに、CPUは停止状態にあ
り、その検出に応じてCPUが起動され、システムが立
ち上がるまでに呼出信号1回分位の遅延時間がかかる。
このため、図3の下側に示すように、システムが立ち上
がったときは既に最初の呼出信号の経過後である。この
ため、CPUは最初の呼出信号の計数をミスしてしま
い、その後、呼出信号を2回計数してから応答制御信号
をオンにする。すなわち、低消費電力スタンバイモード
では、NCUの呼出信号検出回路が設定値Nより1回多
く呼出信号を検出してから(1回多く呼出信号が到来し
てから)応答することになり、設定値Nを設定した意味
がなくなる。
【0008】このようにして、自動受信モードにおいて
応答までの呼出信号の検出回数が通常のスタンバイモー
ドの場合と低消費電力スタンバイモードの場合で異な
り、最初の呼出信号の到来から応答までの時間が異なっ
てしまう。
【0009】そこで本発明の課題は、ファクシミリ装置
に限らず、自動着信モードを実行可能であり、更に、低
消費電力スタンバイモードまたは通常のスタンバイモー
ドを選択して実行可能に構成された通信装置において、
自動着信モードで、低消費電力スタンバイモードと通常
のスタンバイモードのいずれの場合でも、最初の呼出信
号の到来から応答までの時間を同じにできるようにする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、自動着信モードを実行可能であ
り、更に、低消費電力スタンバイモードまたは通常のス
タンバイモードを選択して実行可能に構成された通信装
置において、呼出信号を検出する呼出信号検出手段と、
自動着信モードにおける応答までの呼出信号の検出回数
を設定する設定手段と、該設定手段により設定された検
出回数の設定値を記憶する記憶手段と、自動着信モード
において前記呼出信号検出手段により検出された呼出信
号の検出回数を計数する計数手段であって、低消費電力
スタンバイモードでは呼出信号の検出まで停止状態とさ
れることで計数ミスを生じる計数手段と、自動着信モー
ドにおいて、低消費電力スタンバイモードにおける前記
計数手段の計数ミスに拘わらず、該計数手段の計数値に
基づいて、低消費電力スタンバイモードと通常のスタン
バイモードのいずれの場合も、前記呼出信号検出手段が
前記記憶手段に記憶された設定値の検出回数だけ呼出信
号を検出したときに応答を行なわせる制御手段とを有し
た構成を採用した。
【0011】この構成において、より具体的には、前記
制御手段は、自動着信モードにおいて、低消費電力スタ
ンバイモードの場合は、前記計数手段の計数値が前記記
憶手段に記憶された設定値から前記計数手段の計数ミス
数に相当する所定数を減算した値と等しくなったときに
応答を行なわせ、通常のスタンバイモードの場合は、前
記計数手段の計数値が前記記憶手段に記憶された設定値
と等しくなったときに応答を行なわせるものとする。
【0012】また、本発明によれば、自動着信モードを
実行可能であり、更に、低消費電力スタンバイモードま
たは通常のスタンバイモードを選択して実行可能に構成
された通信装置の自動着信モードの制御方法において、
予め自動着信モードにおける応答までの呼出信号の検出
回数を設定し設定値を記憶手段に記憶する処理と、自動
着信モードにおいて呼出信号検出手段により検出された
呼出信号の検出回数を計数する計数処理と、自動着信モ
ードにおいて、低消費電力スタンバイモードで前記制御
システムの少なくとも一部が呼出信号の検出まで停止状
態とされることにより前記計数処理で計数ミスが生じる
ことに拘わらず、該計数処理による計数値に基づいて、
低消費電力スタンバイモードと通常のスタンバイモード
のいずれの場合も、呼出信号検出手段が前記記憶手段に
記憶された設定値の検出回数だけ呼出信号を検出したと
きに応答を行なう応答処理とを行なう方法を採用した。
【0013】この方法において、より具体的には、前記
自動着信モードにおける応答処理では、低消費電力スタ
ンバイモードの場合は、前記計数処理による計数値が前
記記憶手段に記憶された設定値から前記計数処理での計
数ミス数に相当する所定数を減算した値と等しくなった
ときに応答を行ない、通常のスタンバイモードの場合
は、前記計数処理による計数値が前記記憶手段に記憶さ
れた設定値と等しくなったときに応答を行なうものとす
る。
【0014】さらに、本発明によれば、自動着信モード
を実行可能であり、更に、低消費電力スタンバイモード
または通常のスタンバイモードを選択して実行可能に構
成された通信装置の制御プログラムを格納したコンピュ
ータにより読み取り可能な記録媒体において、上記本発
明に係る自動着信モードの制御方法における応答までの
呼出信号の検出回数を設定し設定値を記憶手段に記憶す
る処理、計数処理、及び応答処理を行なうための制御プ
ログラムを格納した構成を採用した。
【0015】上記の通信装置、制御方法、及び記録媒体
によれば、上記の通信装置において、自動着信モード
で、低消費電力スタンバイモードと通常のスタンバイモ
ードのいずれの場合でも、応答までの呼出信号の検出回
数(到来回数)を予め設定された設定値の回数とし、同
じにすることができる。すなわち、応答までの時間を同
じにすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。ここではファクシミリ装置における
実施形態を示す。
【0017】図1は、本発明の実施形態におけるファク
シミリ装置の構成を示すブロック図である。このファク
シミリ装置は、先述した自動着信モードの一種である自
動受信モードを実行可能であり、さらに低消費電力スタ
ンバイモードまたは通常のスタンバイモードを選択して
実行可能に構成されているものとする。
【0018】図1の構成において、CPU1は、水晶発
振器22のクロック信号により動作し、ROM2に記憶
されている制御プログラムに従ってファクシミリ装置全
体をコントロールする。CPU1は、後述のように自動
受信モードにおいて呼出信号の検出回数の計数を行な
い、その計数値に基づいて応答(回線の直流ループの閉
結)を行なう。なお、低消費電力スタンバイモード時に
はCPU1は呼出信号が検出されるまで停止状態とさ
れ、これにより本装置の制御システムが停止状態とさ
れ、消費電力が低減される。
【0019】SRAM3とDRAM4は、電池でバック
アップされていて、停電時または後述の電源22が遮断
された状態にあっても保存しておくべきデータを記憶し
ておくものである。SRAM3は、短縮ダイヤルやワン
タッチダイヤルやソフトウェアスイッチを記憶するメモ
リであり、後述する自動受信モードにおける応答までの
呼出信号の検出回数の設定値Nを記憶するのにも用いら
れる。また、DRAM4は、主に送信または受信する画
像データを記憶するメモリである。
【0020】PMIC5は、パワーマネージメントIC
であり、システムリセット、ウォッチドッグタイマ、D
RAM4およびSRAM3のバックアップ制御回路、一
次電池26および二次電池27の放充電回路等により構
成される。一次電池26は、SRAM3のバックアップ
時の電源に使用しており、二次電池27は、DRAM4
のバックアップ時の電源に使用するもので、充電が可能
である。RTC(リアルタイムクロック)25は、一次
電池26でバックアップされる。
【0021】記録部24は、CPU1の制御によってD
RAM4に格納されている画像データを取り出し、ハー
ドコピーとして記録紙にプリント出力するもので、イン
クジェットプリンタやサーマルプリンタ等から構成され
る。
【0022】FUNK6は、システム制御ICであり、
汎用ポート、DMAコントローラ、バスマスタ、リアル
タイムポート、SLAVE−UPIのインターフェー
ス、CI検出タイマ、パネルインターフェース、汎用タ
イマ、クロックジェネレータ、ESS制御回路等により
構成される。
【0023】電源22は、ファクシミリ装置に直流電源
を供給するもので、不図示の電源スイッチのオンによ
り、AC100V23を入力すると、電源22から複数
の直流電圧が出力される構成となっている。そして、こ
の電源22は、スタンバイ電源部とメイン電源部で構成
されていて、メイン電源部は、リモート制御でCPU1
によってリモート信号を制御することによって電圧出力
のオン・オフ制御を行っている。また、スタンバイ電源
部は、+5VS,+12VS、−12VSのチャネルで
構成され、メイン電源部は、+5V,+12V,+24
Vのチャネルで構成されている。なお、+5VSは、C
PU1,ROM2,SRAM3,DRAM4などCPU
1の周辺回路やモデム9やNCU14に供給している。
+12VSと、−12VSは、通信系アナログ回路に供
給している。また、+5Vは、記録系、NCU9のCM
Lリレーなどに供給している。また、+24Vは、記録
系と読み取り系のモータなどに供給している。
【0024】すなわち、CPU1周辺のシステム制御回
路は、スタンバイ電源を供給する。また、記録系や読み
取り系のロジックやモータなど、システム側と容易に電
気的に切り離せ、待機時に電源供給を必要としない回路
には、メイン電源を供給しており、待機時には、リモー
ト制御でメイン電源の供給を停止している。
【0025】また、電源22は、留守番電話機17の起
動や本電話機16の鳴動のための呼出信号用の擬似呼出
信号を生成することができる。電源22の直流電圧の出
力制御は、CPU1からのリモート信号により行なわれ
る。
【0026】GENESIS7は、読み取り画像処理I
Cであり、CS21の制御と画像データの画像処理を行
うものである。CS21は、原稿読み取り部を構成する
密着型イメージセンサユニットであり、原稿の画像を1
ライン毎に読み取るセンサである。シート原稿を読み取
る場合は、CS21を固定し、不図示の読み取りモータ
の駆動により、シート原稿を副走査方向に移動させなが
ら読み取る。一方、ブック原稿を読み取る場合は、透明
なガラス原稿台の上に原稿を置き、圧板を閉めて原稿を
透明なガラス原稿台に密着させ、読み取りモータの駆動
によりCS21を副走査方向に移動させながら読み取
る。
【0027】また、GENESIS7は、CPU1の制
御に基づいて、CS21で読み取ったライン毎の画像デ
ータを二値化し、その二値化データを順次DRAM4に
蓄積するように構成されている。
【0028】CODEC8は、DRAM4に蓄積されて
いる符号化された画像データを記録部24に出力すると
き画像データの復号化に使用する。または、原稿を読み
取るとき読み取った画像データをCODEC8で符号化
し、データを圧縮してDRAM4に蓄積している。
【0029】モデム9は、例えばG3モデムであり、1
4.4kdpsまたは28.8kdpsモデムを使用す
る。送信時には、CPU1の制御に基づいて、DRAM
4に格納されている画像データがモデム9へ送られ、モ
デム9は画像データの信号を変調し、この変調信号がN
CU14を介して電話回線15に出力される。さらに、
受信時には、電話回線15のアナログ信号をNCU14
を介して導入し、これをモデム9で復調し、二値化した
画像データをDRAM4に格納する。
【0030】また、Bicentronix12は、B
icentronixのインターフェース制御回路であ
る。
【0031】LCDC13は、操作パネル18に設けら
れた表示器のLCDユニットを制御するLCD制御回路
や汎用I/O等から構成されている。
【0032】NCU14は、CPU1の制御により、不
図示のCMLリレーを切り換え、電話回線15をモデム
9または本電話機16と子電話機ないし留守番電話機1
7のいずれかに切り換えて接続すると共に、呼出信号に
対する応答としての回線の直流ループの閉結とその開放
を行なう切り換え回路を有し、さらに、待機状態で電話
回線15から到来する呼出信号を検出する呼出信号検出
回路を有している。
【0033】操作パネル18は、本装置の操作を行うも
のであり、LCD表示器、LED,ワンタッチダイヤル
キー、スタートキー、ストップキー、その他、各種操作
キーで構成されている。この操作パネル18の特定のキ
ー操作により、前述した低消費電力スタンバイモードま
たは通常のスタンバイモードが選択して実行される。ま
た、特定のキー操作により、自動受信モードまたは手動
受信モードが選択して実行され、さらに、自動受信モー
ドの場合の最初の呼出信号の到来から応答までの呼出信
号の検出回数の設定値Nを設定できるようになってい
る。
【0034】なお、図1において50〜54は、これら
が接続された各デバイスを駆動するクロック信号等を出
力する発振器である。
【0035】次に、上記装置の構成において、自動受信
モードの待機状態で最初の呼出信号から応答までの動作
を説明する。なお、この場合の前提として、予め操作パ
ネル18の特定のキー操作により、自動受信モードの場
合の最初の呼出信号の到来から応答までの呼出信号の検
出回数の設定値Nを設定するための入力がなされ、これ
に応じてCPU1は設定値NのデータをSRAM3の所
定アドレスに書き込み、記憶させておくものとする。ま
た、操作パネル18の特定のキー操作により、自動受信
モードが設定され、さらに低消費電力スタンバイモード
または通常のスタンバイモードが設定されているものと
する。
【0036】上記の事を前提とした自動受信モードの待
機状態において、電話回線15から呼出信号が到来する
と、NCU14の呼出信号検出回路が呼出信号を検出
し、これに対応した検出信号を生成し、システム制御I
CのFUNK6の入力ポートに入力する。CPU1は前
記ポートに入力される検出信号を計数する。すなわち、
呼出信号の検出回数を計数する。そして、その計数値に
基づいて応答を行なわせる。具体的には、NCU14を
制御し、CMLリレーをモデム9側に切り換えさせ、回
線の直流ループを閉結させる。
【0037】この呼出信号の到来から応答までのCPU
1の制御動作を図2のフローチャートにより以下に説明
する。なお、図2のフローチャートに示す制御手順の処
理を行なうための制御プログラム、及び操作パネルから
の操作入力に応じて上記各モードの設定、並びに設定値
Nの設定、記憶の処理を行なうための制御プログラムが
ROM2に格納され、CPU1により実行される。RO
M2は、本発明に係る通信装置の制御プログラムを格納
したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体の実施
形態に相当する。
【0038】図2に示すように、自動受信モードの待機
状態では、まずステップS1でNCU14の呼出信号検
出回路による呼出信号の検出(FUNK6の入力ポート
に対する検出信号の入力)を待ち、呼出信号が検出され
たらステップS2に移行する。
【0039】ステップS2では低消費電力スタンバイモ
ードに設定されているか否か判定する。この判定は、低
消費電力スタンバイモードではない場合(通常のスタン
バイモードの場合)は、CPU1が動作状態であるの
で、CPU1により行なわれるが、低消費電力スタンバ
イモードの場合は、CPU1が停止状態であるので、呼
出信号の検出に応じてマスク不能な割り込み信号が発生
されることにより行なわれる。
【0040】ステップS2の判定の結果、通常のスタン
バイモードである場合は、ステップS3に移行し、FU
NK6の入力ポートを見て呼出信号の検出回数をカウン
トし、そのカウント値が前述した設定値Nと等しくなっ
たか否か判定し、等しくなるのを待つ。そして、設定値
Nと等しくなったら、ステップS8に移行し、応答(回
線の直流ループの閉結)を行なわせ、受信動作に移行す
る。
【0041】また、ステップS2で低消費電力スタンバ
イモードの場合、上述のようにマスク不能な割り込み信
号が発生され、これによりステップS4でCPU1が起
動される。
【0042】起動されたCPU1は、ステップS5で制
御システムの立ち上げに必要な直流電源をオンさせ、制
御システムを立ち上げる。
【0043】次に、ステップS6の判定ループにより、
NCU14の呼出信号検出回路による呼出信号の検出を
待ち、検出されたらステップS7に移行する。
【0044】ステップS7では、FUNK6の入力ポー
トを見て呼出信号の検出回数をカウントし、そのカウン
ト値が前述した設定値Nから1減算した値と等しくなっ
たか否か判定し、等しくなるのを待つ。そして、等しく
なったら、ステップS8に移行し、応答を行なわせ、受
信動作に移行する。なお前記の設定値Nから減算する1
は、低消費電力スタンバイモードでCPU1が最初の呼
出信号の検出まで停止状態とされ、その検出に応じて起
動されることで生じる呼出信号の検出回数の計数ミス数
に相当し、1に限らないのは勿論である。
【0045】以上のようにして、通常のスタンバイモー
ドの場合は、CPU1による呼出信号検出回数の計数値
が設定値Nと等しくなったときに応答がなされ、低消費
電力スタンバイモードの場合は、CPU1による呼出信
号検出回数の計数値が設定値Nから上述の計数ミス数に
相当する1を減算した値と等しくなったときに応答がな
される。したがって、通常のスタンバイモードと低消費
電力スタンバイモードのいずれの場合も、NCU14の
呼出信号検出回路により呼出信号が上記設定値のN回検
出されたとき(呼出信号がN回到来したとき)に応答が
なされる。すなわち、いずれのモードの場合も応答まで
の呼出信号の検出回数(到来回数)が同じNになり、応
答までの時間を同じにすることができる。
【0046】以上では、自動着信モードとして自動受信
モードの場合を示したが、いわゆるポーリング送信の場
合等で、呼出信号を検出して自動的に応答し送信を行な
う自動送信モードの場合も、上述のように通常のスタン
バイモードと低消費電力スタンバイモードのいずれの場
合も応答までの呼出信号の検出回数を同じにする本発明
に係る技術を適用できることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、自動着信モードを実行可能であり、更に、低
消費電力スタンバイモードまたは通常のスタンバイモー
ドを選択して実行可能に構成された通信装置において、
自動着信モードで、低消費電力スタンバイモードと通常
のスタンバイモードのいずれの場合でも、応答までの呼
出信号の検出回数(到来回数)を予め設定された設定値
の回数とし、同じにすることができ、応答までの時間を
同じにすることができ、装置の信頼性を向上することが
できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるファクシミリ装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】同装置のCPUによる自動受信モードにおける
応答までの制御手順を示すフローチャート図である。
【図3】従来のファクシミリ装置において、自動受信モ
ードで、通常のスタンバイモードと低消費電力スタンバ
イモードの場合の呼出信号に対する応答のタイミングを
示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 SRAM 4 DRAM 5 PMIC(パワーマネージメントIC) 6 FUNK(システム制御IC) 7 GENESIS(読み取り画像処理IC) 8 CODEC 9 モデム 14 NCU 15 電話回線 16 本電話機 18 操作パネル 21 CS(密着型イメージセンサユニット) 24 記録部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 待機状態で呼出信号を検出して自動的に
    応答し通信を行なう自動着信モードを実行可能であり、
    更に、待機状態で呼出信号を検出するまで装置の制御シ
    ステムの少なくとも一部を停止状態として消費電力を低
    減する低消費電力スタンバイモード、または前記消費電
    力の低減を行なわない通常のスタンバイモードを選択し
    て実行可能に構成された通信装置において、 呼出信号を検出する呼出信号検出手段と、 自動着信モードにおける応答までの呼出信号の検出回数
    を設定する設定手段と、 該設定手段により設定された検出回数の設定値を記憶す
    る記憶手段と、 自動着信モードにおいて前記呼出信号検出手段により検
    出された呼出信号の検出回数を計数する計数手段であっ
    て、低消費電力スタンバイモードでは呼出信号の検出ま
    で停止状態とされることで計数ミスを生じる計数手段
    と、 自動着信モードにおいて、低消費電力スタンバイモード
    における前記計数手段の計数ミスに拘わらず、該計数手
    段の計数値に基づいて、低消費電力スタンバイモードと
    通常のスタンバイモードのいずれの場合も、前記呼出信
    号検出手段が前記記憶手段に記憶された設定値の検出回
    数だけ呼出信号を検出したときに応答を行なわせる制御
    手段とを有したことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、自動着信モードにおい
    て、低消費電力スタンバイモードの場合は、前記計数手
    段の計数値が前記記憶手段に記憶された設定値から前記
    計数手段の計数ミス数に相当する所定数を減算した値と
    等しくなったときに応答を行なわせ、通常のスタンバイ
    モードの場合は、前記計数手段の計数値が前記記憶手段
    に記憶された設定値と等しくなったときに応答を行なわ
    せることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 待機状態で呼出信号を検出して自動的に
    応答し通信を行なう自動着信モードを実行可能であり、
    更に、待機状態で呼出信号を検出するまで装置の制御シ
    ステムの少なくとも一部を停止状態として消費電力を低
    減する低消費電力スタンバイモード、または前記消費電
    力の低減を行なわない通常のスタンバイモードを選択し
    て実行可能に構成された通信装置の自動着信モードの制
    御方法において、 予め自動着信モードにおける応答までの呼出信号の検出
    回数を設定し設定値を記憶手段に記憶する処理と、 自動着信モードにおいて呼出信号検出手段により検出さ
    れた呼出信号の検出回数を計数する計数処理と、 自動着信モードにおいて、低消費電力スタンバイモード
    で前記制御システムの少なくとも一部が呼出信号の検出
    まで停止状態とされることにより前記計数処理で計数ミ
    スが生じることに拘わらず、該計数処理による計数値に
    基づいて、低消費電力スタンバイモードと通常のスタン
    バイモードのいずれの場合も、呼出信号検出手段が前記
    記憶手段に記憶された設定値の検出回数だけ呼出信号を
    検出したときに応答を行なう応答処理とを行なうことを
    特徴とする通信装置の自動着信モードの制御方法。
  4. 【請求項4】 前記自動着信モードにおける応答処理で
    は、低消費電力スタンバイモードの場合は、前記計数処
    理による計数値が前記記憶手段に記憶された設定値から
    前記計数処理で計数ミス数に相当する所定数を減算した
    値と等しくなったときに応答を行ない、通常のスタンバ
    イモードの場合は、前記計数処理による計数値が前記記
    憶手段に記憶された設定値と等しくなったときに応答を
    行なうことを特徴とする請求項3に記載の通信装置の自
    動着信モードの制御方法。
  5. 【請求項5】 待機状態で呼出信号を検出して自動的に
    応答し通信を行なう自動着信モードを実行可能であり、
    更に、待機状態で呼出信号を検出するまで装置の制御シ
    ステムの少なくとも一部を停止状態として消費電力を低
    減する低消費電力スタンバイモード、または前記消費電
    力の低減を行なわない通常のスタンバイモードを選択し
    て実行可能に構成された通信装置の制御プログラムを格
    納したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体にお
    いて、 予め自動着信モードにおける応答までの呼出信号の検出
    回数を設定し設定値を記憶手段に記憶する処理と、 自動着信モードにおいて呼出信号検出手段により検出さ
    れた呼出信号の検出回数を計数する計数処理と、 自動着信モードにおいて、低消費電力スタンバイモード
    で前記制御システムの少なくとも一部が呼出信号の検出
    まで停止状態とされることにより前記計数処理で計数ミ
    スが生じることに拘わらず、該計数処理による計数値に
    基づいて、低消費電力スタンバイモードと通常のスタン
    バイモードのいずれの場合も、呼出信号検出手段が前記
    記憶手段に記憶された設定値の検出回数だけ呼出信号を
    検出したときに応答を行なう応答処理とを行なうための
    制御プログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記自動着信モードにおける応答処理と
    して、低消費電力スタンバイモードの場合は、前記計数
    処理による計数値が前記記憶手段に記憶された設定値か
    ら前記計数処理での計数ミス数に相当する所定数を減算
    した値と等しくなったときに応答を行ない、通常のスタ
    ンバイモードの場合は、前記計数処理による計数値が前
    記記憶手段に記憶された設定値と等しくなったときに応
    答を行なうための制御プログラムを格納したことを特徴
    とする請求項5に記載の記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007094475A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Seiko Epson Corp 半導体集積回路、並びに、デバッグ方法及びデバッグシステム
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US9860407B2 (en) 2015-04-14 2018-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus, method of controlling communication apparatus, and storage medium

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