JP2000151868A - 通信装置 - Google Patents
通信装置Info
- Publication number
- JP2000151868A JP2000151868A JP10315655A JP31565598A JP2000151868A JP 2000151868 A JP2000151868 A JP 2000151868A JP 10315655 A JP10315655 A JP 10315655A JP 31565598 A JP31565598 A JP 31565598A JP 2000151868 A JP2000151868 A JP 2000151868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mode
- ringing
- ess
- telephone
- incoming call
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無鳴動着信モード、鳴動着信モード、通常の
待機モード、ESS(Energy Save Sta
ndby)モードを有する装置において、無鳴動着信モ
ードの状態ままでESSモードに移行することによる消
費電力の浪費を抑制し、かつ、無鳴動着信モードから鳴
動着信モードに切り替えた際のノイズを除去し、誤動作
をなくす。 【解決手段】 無鳴動着信モードの状態で、通常のスタ
ンバイモードからESSモードに移行する場合は、移行
の所定時間前に鳴動着信モードに切り替えてからESS
モードに移行する。また、鳴動着信モードの状態で、通
常のスタンバイモードからESSモードに移行する場合
は、鳴動着信モードの状態でESSモードに移行する。
待機モード、ESS(Energy Save Sta
ndby)モードを有する装置において、無鳴動着信モ
ードの状態ままでESSモードに移行することによる消
費電力の浪費を抑制し、かつ、無鳴動着信モードから鳴
動着信モードに切り替えた際のノイズを除去し、誤動作
をなくす。 【解決手段】 無鳴動着信モードの状態で、通常のスタ
ンバイモードからESSモードに移行する場合は、移行
の所定時間前に鳴動着信モードに切り替えてからESS
モードに移行する。また、鳴動着信モードの状態で、通
常のスタンバイモードからESSモードに移行する場合
は、鳴動着信モードの状態でESSモードに移行する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省エネ・スタンバ
イ(ESS;Energy Save Standb
y)モードを備えた通信装置に関する。
イ(ESS;Energy Save Standb
y)モードを備えた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、無鳴動着信機能を有している
画像通信装置が提供されている。
画像通信装置が提供されている。
【0003】この無鳴動着信機能は、着信時に電話機を
鳴動させることなしに着信が画像通信または電話のいず
れであるかを自動的に判断し、画像通信であれば画像受
信へ移行し、電話であれば擬似呼出信号を電話機(子電
話)へ印加して鳴動させるか、あるいは画像通信装置の
スピーカから呼出音を鳴らしてユーザへ知らせるように
働く機能である。
鳴動させることなしに着信が画像通信または電話のいず
れであるかを自動的に判断し、画像通信であれば画像受
信へ移行し、電話であれば擬似呼出信号を電話機(子電
話)へ印加して鳴動させるか、あるいは画像通信装置の
スピーカから呼出音を鳴らしてユーザへ知らせるように
働く機能である。
【0004】一方、最近各国から電子機器の消費電力に
関する規制が出されている。画像通信装置においても、
記録速度に応じてスタンバイモードにおける消費電力が
規格化されている。この消費電力を抑えた省エネ・スタ
ンバイモードをESS(エナジー・セイブ・スタンバ
イ)と呼んでいる。
関する規制が出されている。画像通信装置においても、
記録速度に応じてスタンバイモードにおける消費電力が
規格化されている。この消費電力を抑えた省エネ・スタ
ンバイモードをESS(エナジー・セイブ・スタンバ
イ)と呼んでいる。
【0005】通常のスタンバイモードとESSモードと
の切替はソフトウェアスイッチ等によりユーザによって
容易に設定可能である。
の切替はソフトウェアスイッチ等によりユーザによって
容易に設定可能である。
【0006】ここで、通常スタンバイモードとは、送
信、受信、コピー動作をしていない待機状態(スタンバ
イ)で、省エネのための工夫をしていないモードをい
う。
信、受信、コピー動作をしていない待機状態(スタンバ
イ)で、省エネのための工夫をしていないモードをい
う。
【0007】また、ESSモードとは、送信、受信、コ
ピー動作をしていない待機状態で、省エネ対策を実施し
た省エネ・スタンバイ・モードをいう。
ピー動作をしていない待機状態で、省エネ対策を実施し
た省エネ・スタンバイ・モードをいう。
【0008】この省エネを考慮したスタンバイモードに
するための手段は幾つかあるが、1つの方法として、電
源を2個(メイン電源とスタンバイ電源)持ち、電源ス
イッチのオンでスタンバイ電源が立ち上がり、メイン電
源の入力はリモート信号を制御することにより、メイン
電源の発振をオン・オフするように構成されたものがあ
る。
するための手段は幾つかあるが、1つの方法として、電
源を2個(メイン電源とスタンバイ電源)持ち、電源ス
イッチのオンでスタンバイ電源が立ち上がり、メイン電
源の入力はリモート信号を制御することにより、メイン
電源の発振をオン・オフするように構成されたものがあ
る。
【0009】前記リモート信号の制御は、スタンバイ制
御回路によって行っている。スタンバイ電源からの電力
がスタンバイ制御回路に印加されている状態で、スタン
バイ制御回路がメイン電源の起動要因を検知すると、ス
タンバイ制御によって前記リモート信号がオンされて、
メイン電源が立ち上がる。
御回路によって行っている。スタンバイ電源からの電力
がスタンバイ制御回路に印加されている状態で、スタン
バイ制御回路がメイン電源の起動要因を検知すると、ス
タンバイ制御によって前記リモート信号がオンされて、
メイン電源が立ち上がる。
【0010】また、このような画像通信装置の制御回路
とNCU(網制御装置)には、スタンバイ電源から電力
が供給されている。そして、ESSモードのとき、無鳴
動着信にするために、NCUのリレーを駆動していたた
め、ESSモード時の消費電力が増えてしまう問題があ
る。
とNCU(網制御装置)には、スタンバイ電源から電力
が供給されている。そして、ESSモードのとき、無鳴
動着信にするために、NCUのリレーを駆動していたた
め、ESSモード時の消費電力が増えてしまう問題があ
る。
【0011】そこで、これを解決するために、従来はE
SSモードに移行するときに、無条件に鳴動着信となる
ように制御の変更を行っていた。
SSモードに移行するときに、無条件に鳴動着信となる
ように制御の変更を行っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常ス
タンバイモードからESSモードに移行するのと同時
に、無鳴動着信モードから鳴動着信モードに切り替える
制御、つまり、NCUのHリレーにより電話機をオフフ
ック検知用電源側から回線側に切り替える制御を行う
と、電話機のCやLの成分に電圧が印加されたことによ
る過渡現象によって、オフフック検知信号やCI信号に
パルス状のノイズが入り、このノイズをESSからの起
動信号(オフフック信号やCI信号)と誤認識してES
Sに移行しなくなるという問題があった。
タンバイモードからESSモードに移行するのと同時
に、無鳴動着信モードから鳴動着信モードに切り替える
制御、つまり、NCUのHリレーにより電話機をオフフ
ック検知用電源側から回線側に切り替える制御を行う
と、電話機のCやLの成分に電圧が印加されたことによ
る過渡現象によって、オフフック検知信号やCI信号に
パルス状のノイズが入り、このノイズをESSからの起
動信号(オフフック信号やCI信号)と誤認識してES
Sに移行しなくなるという問題があった。
【0013】そこで本発明は、無鳴動着信モードの状態
ままでESSモードに移行することによる消費電力の浪
費を抑制し、かつ、無鳴動着信モードから鳴動着信モー
ドに切り替えた際のノイズを除去し、正常にESSモー
ドへ移行させることができる通信装置を提供することを
目的とする。
ままでESSモードに移行することによる消費電力の浪
費を抑制し、かつ、無鳴動着信モードから鳴動着信モー
ドに切り替えた際のノイズを除去し、正常にESSモー
ドへ移行させることができる通信装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、呼出信号の着
信時に、電話機接続端子に接続された電話機を鳴動する
ことなしに画像通信と電話のいずれかを自動的に選択し
て実行する無鳴動着信モードと、呼出信号の着信時に電
話機接続端子に接続された電話機を鳴動する鳴動着信モ
ードと、通常のスタンバイモードと、省エネのためのE
SSモードとを有する通信装置において、前記通常のス
タンバイモードとESSモードとを設定する設定手段
と、前記設定手段の設定に基づいて、電源を制御する電
源制御手段と、前記無鳴動着信モードの状態で、通常の
スタンバイモードからESSモードに移行する場合は、
移行の所定時間前に鳴動着信モードに切り替えてからE
SSモードに移行するとともに、前記鳴動着信モードの
状態で、通常のスタンバイモードからESSモードに移
行する場合は、鳴動着信モードの状態でESSモードに
移行する制御手段とを有することを特徴とする。
信時に、電話機接続端子に接続された電話機を鳴動する
ことなしに画像通信と電話のいずれかを自動的に選択し
て実行する無鳴動着信モードと、呼出信号の着信時に電
話機接続端子に接続された電話機を鳴動する鳴動着信モ
ードと、通常のスタンバイモードと、省エネのためのE
SSモードとを有する通信装置において、前記通常のス
タンバイモードとESSモードとを設定する設定手段
と、前記設定手段の設定に基づいて、電源を制御する電
源制御手段と、前記無鳴動着信モードの状態で、通常の
スタンバイモードからESSモードに移行する場合は、
移行の所定時間前に鳴動着信モードに切り替えてからE
SSモードに移行するとともに、前記鳴動着信モードの
状態で、通常のスタンバイモードからESSモードに移
行する場合は、鳴動着信モードの状態でESSモードに
移行する制御手段とを有することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例による通信装置(ファクシミリ装置)の構成を示
すブロック図である。
実施例による通信装置(ファクシミリ装置)の構成を示
すブロック図である。
【0016】CPU1は、ROM2に記憶されているプ
ログラムに従って通信装置全体をコントロールする。S
RAM3とDRAM4は電池でバックアップされてお
り、停電時または電源20が遮断された状態にあっても
保存しておくべきデータを記憶しておくものである。前
記SRAM3は、短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルや
ソフトウェアスイッチを記憶するメモリである。また、
前記DRAM4は主に画像データを記憶するメモリであ
る。水晶発振22は、CPU1にシステムクロックを供
給するものである。
ログラムに従って通信装置全体をコントロールする。S
RAM3とDRAM4は電池でバックアップされてお
り、停電時または電源20が遮断された状態にあっても
保存しておくべきデータを記憶しておくものである。前
記SRAM3は、短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルや
ソフトウェアスイッチを記憶するメモリである。また、
前記DRAM4は主に画像データを記憶するメモリであ
る。水晶発振22は、CPU1にシステムクロックを供
給するものである。
【0017】PM6は、パワーマネジメント回路であ
り、システムリセット、ウォッチドッグタイマDRAM
4およびSRAM3のバックアップ制御、一次電池7お
よび二次電池8の充放電回路等により構成されている。
り、システムリセット、ウォッチドッグタイマDRAM
4およびSRAM3のバックアップ制御、一次電池7お
よび二次電池8の充放電回路等により構成されている。
【0018】FUNK9は、システム制御ICであり、
汎用ポート、DMAコントローラ、バスマスタリアルタ
イムポート、SLAVE−UPIのインターフェース、
CI検出タイマ、パネルインターフェース、汎用タイ
マ、クロックジェネレータ、ESS制御回路等により構
成される。なお、FUNK9は2つの発振回路25、2
6によって生成されるタイミング信号によって動作す
る。
汎用ポート、DMAコントローラ、バスマスタリアルタ
イムポート、SLAVE−UPIのインターフェース、
CI検出タイマ、パネルインターフェース、汎用タイ
マ、クロックジェネレータ、ESS制御回路等により構
成される。なお、FUNK9は2つの発振回路25、2
6によって生成されるタイミング信号によって動作す
る。
【0019】また、LCDコントローラ14は、操作パ
ネル19の不示図のLCDユニットを制御するLCD制
御回路や汎用I/O等から構成されている。なお、LC
Dコントローラ14は発振回路24によって生成される
タイミング信号によって動作する。
ネル19の不示図のLCDユニットを制御するLCD制
御回路や汎用I/O等から構成されている。なお、LC
Dコントローラ14は発振回路24によって生成される
タイミング信号によって動作する。
【0020】また、一次電池7は、SRAM3のバック
アップ時の電源に使用しており、二次電池8は、DRA
M4のバックアップ時の電源に使用するもので、充電が
可能である。RTC(リアルタイムクロック)5は、通
信の日時を表示するときに使い、一次電池7でバックア
ップされる構成である。
アップ時の電源に使用しており、二次電池8は、DRA
M4のバックアップ時の電源に使用するもので、充電が
可能である。RTC(リアルタイムクロック)5は、通
信の日時を表示するときに使い、一次電池7でバックア
ップされる構成である。
【0021】電源20は、通信装置に直流電源を供給す
るもので、電源スイッチオンによりAC100V21を
入力すると、複数の直流電圧が出力される構成となって
いる。そして、この電源20はスタンバイ電源部とメイ
ン電源部で構成されており、メイン電源部はリモート制
御でCPU1によってリモート信号を制御することによ
って電圧出力のオン・オフ制御を行っている。
るもので、電源スイッチオンによりAC100V21を
入力すると、複数の直流電圧が出力される構成となって
いる。そして、この電源20はスタンバイ電源部とメイ
ン電源部で構成されており、メイン電源部はリモート制
御でCPU1によってリモート信号を制御することによ
って電圧出力のオン・オフ制御を行っている。
【0022】CODEC10は、送信データの符号化、
および受信データの復号化を行うものであり、読取部1
1は、ファクシミリ送信時やコピー時に、撮像装置(C
S)27によって原稿画像の読取りを行うものである。
および受信データの復号化を行うものであり、読取部1
1は、ファクシミリ送信時やコピー時に、撮像装置(C
S)27によって原稿画像の読取りを行うものである。
【0023】記録部12は、ファクシミリ受信時やコピ
ー時に画像の印字出力を行うものであり、モデム部13
は、送信データの変調や受信データの復調を行うもので
ある。なお、モデム部13は発振回路23によって生成
されるタイミング信号によって動作する。
ー時に画像の印字出力を行うものであり、モデム部13
は、送信データの変調や受信データの復調を行うもので
ある。なお、モデム部13は発振回路23によって生成
されるタイミング信号によって動作する。
【0024】NCU部15は、回線16をモデム部1
3、または本電話機17、子電話/留守番電話機18に
選択的に接続するものであり、操作パネル19は、各種
の設定等を行うための入力キー群とLCD等の表示部を
有するものである。
3、または本電話機17、子電話/留守番電話機18に
選択的に接続するものであり、操作パネル19は、各種
の設定等を行うための入力キー群とLCD等の表示部を
有するものである。
【0025】次に、図2は、NCU部15の内部構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【0026】CMLリレー31は、電話回線16を電話
側かモデム部側に選択的に接続するものであり、待機状
態では電話側(a側)に保持されている。また、ファク
シミリの送受信の際には、モデム部側(b側)に切り替
わり、電話回線16をトランス34を介してモデム部1
3に接続する。
側かモデム部側に選択的に接続するものであり、待機状
態では電話側(a側)に保持されている。また、ファク
シミリの送受信の際には、モデム部側(b側)に切り替
わり、電話回線16をトランス34を介してモデム部1
3に接続する。
【0027】信号検出回路38は、CMLリレー31が
電話側(a側)に保持された状態で、電話回線16から
の信号をトランス33を介して検出するものである。
電話側(a側)に保持された状態で、電話回線16から
の信号をトランス33を介して検出するものである。
【0028】Hリレー30は、電話機17、18をオフ
フック検出用電源側か回線側かに選択的に接続するもの
であり、無鳴動着信モードでは、オフフック検出用電源
側(A側)に切り替わり、鳴動着信モードでは、回線側
(B側)に切り替わる。
フック検出用電源側か回線側かに選択的に接続するもの
であり、無鳴動着信モードでは、オフフック検出用電源
側(A側)に切り替わり、鳴動着信モードでは、回線側
(B側)に切り替わる。
【0029】オフフック検出用電源37は、Hリレー3
0がA側に切り替わった状態で、電話機17、18に疑
似呼出信号を供給するとともに、オフフック検出用の電
源をオフフック検知回路32に供給するものである。オ
フフック検知回路32は、電話機17、18からのオフ
フック信号36や呼出信号(CI信号)35を検知する
ものである。
0がA側に切り替わった状態で、電話機17、18に疑
似呼出信号を供給するとともに、オフフック検出用の電
源をオフフック検知回路32に供給するものである。オ
フフック検知回路32は、電話機17、18からのオフ
フック信号36や呼出信号(CI信号)35を検知する
ものである。
【0030】次に、図3、図4は、本実施例のファクシ
ミリ装置における制御動作を示すフローチャートであ
る。
ミリ装置における制御動作を示すフローチャートであ
る。
【0031】次に、図3のフローチャートに基づいてE
SSへの移行手順を説明する。なお、通常のスタンバイ
(待機)とESSの選択は、操作パネル19からのソフ
トウェアスイッチによるモード選択により行うものとす
る。
SSへの移行手順を説明する。なお、通常のスタンバイ
(待機)とESSの選択は、操作パネル19からのソフ
トウェアスイッチによるモード選択により行うものとす
る。
【0032】まず、送信、受信、コピー動作の終了後
(S1)に、待機状態となり(S2)、ESSへの移行
判断を行う。すなわち、ソフトウェアスイッチをESS
にセット(ESSフラグ=1)しているか否かを判断
し、セットしている場合には(S3)、その時点での着
信モードに応じて、無鳴動着信モードである場合には鳴
動着信に切り替える。これは、まず、NCU部15のH
リレー30の制御状態をSRAM3へ記憶させ、無鳴動
着信モードである場合には、待機状態のままでHリレー
30を切り替える(S4)。
(S1)に、待機状態となり(S2)、ESSへの移行
判断を行う。すなわち、ソフトウェアスイッチをESS
にセット(ESSフラグ=1)しているか否かを判断
し、セットしている場合には(S3)、その時点での着
信モードに応じて、無鳴動着信モードである場合には鳴
動着信に切り替える。これは、まず、NCU部15のH
リレー30の制御状態をSRAM3へ記憶させ、無鳴動
着信モードである場合には、待機状態のままでHリレー
30を切り替える(S4)。
【0033】次に、送信や受信、コピーなど一連の動作
終了後に、システムを起動させるための起動要因が所定
時間無い場合(S5、S6)、自動的にESS状態に移
行する。なお、ここで所定時間は、操作部から予め設定
しておくものとする。また、起動要因としては、圧板
開、呼出信号(CI)の着信、ファクシミリ通信網から
到来する無鳴動呼出信号(FC)の着信、タイマの出力
信号の到来、電話機のフックアップ、原稿有り、操作パ
ネルの起動スイッチ(ESSキー)を押した時に起動す
る構成となっている。
終了後に、システムを起動させるための起動要因が所定
時間無い場合(S5、S6)、自動的にESS状態に移
行する。なお、ここで所定時間は、操作部から予め設定
しておくものとする。また、起動要因としては、圧板
開、呼出信号(CI)の着信、ファクシミリ通信網から
到来する無鳴動呼出信号(FC)の着信、タイマの出力
信号の到来、電話機のフックアップ、原稿有り、操作パ
ネルの起動スイッチ(ESSキー)を押した時に起動す
る構成となっている。
【0034】ESSに設定されて所定時間にわたって起
動要因が無い場合は、次のように動作する。まず、ES
Sに移行するため、ESSのリセット信号を出力する
(S7)。次に、記録部12に供給しているメイン電源
を前記電源20のリモート信号を制御してオフする(S
8)。
動要因が無い場合は、次のように動作する。まず、ES
Sに移行するため、ESSのリセット信号を出力する
(S7)。次に、記録部12に供給しているメイン電源
を前記電源20のリモート信号を制御してオフする(S
8)。
【0035】次に、システムクロック以外の発振回路、
例えばモデム13のOSC23とFUNK9のOSC2
5、26とLCDC14のOSC24など、タイミング
を形成する発振回路をCPU1からの制御で発振停止す
る(S9)。
例えばモデム13のOSC23とFUNK9のOSC2
5、26とLCDC14のOSC24など、タイミング
を形成する発振回路をCPU1からの制御で発振停止す
る(S9)。
【0036】次にモデム13はスリープモード機能を持
っているので、スリープモードにする。また、その他の
CPU1周辺で、+5VS(スタンバイ電源)を供給し
ているICについても、スリープ・モードを持っている
ICは、スリープモードに制御する(S10)。
っているので、スリープモードにする。また、その他の
CPU1周辺で、+5VS(スタンバイ電源)を供給し
ているICについても、スリープ・モードを持っている
ICは、スリープモードに制御する(S10)。
【0037】次に、CPU1はSTOP命令を実行し、
次いでCPU1の発振回路で発振しているCPU1の駆
動クロックを停止し、これによりシステムはESS状態
となる(S11)。
次いでCPU1の発振回路で発振しているCPU1の駆
動クロックを停止し、これによりシステムはESS状態
となる(S11)。
【0038】このとき、CPU1やパラレルI/Oから
出力されるリレーや電源のリモート擬似呼出信号などの
制御を行う出力ポートは、STOP命令実行前の状態を
保持した状態で静止する。CPU1や周辺ICのデータ
バス、アドレスバスは、ハイイイピーダンス、あるいは
抵抗でプルダウンしてローレベルになり、ESSへ移行
する。
出力されるリレーや電源のリモート擬似呼出信号などの
制御を行う出力ポートは、STOP命令実行前の状態を
保持した状態で静止する。CPU1や周辺ICのデータ
バス、アドレスバスは、ハイイイピーダンス、あるいは
抵抗でプルダウンしてローレベルになり、ESSへ移行
する。
【0039】S4で説明したように、無鳴動着信モード
のときは、Hリレー30はA側に接続されている。よっ
て、本電話機17と子電話/留守番電話18は、電話回
線16から切り放されている。また、ESSに移行する
ときは、消費電流を下げるために、Hリレー30をOF
F状態、つまりリレーを引いていない状態にして消費電
流を下げている。
のときは、Hリレー30はA側に接続されている。よっ
て、本電話機17と子電話/留守番電話18は、電話回
線16から切り放されている。また、ESSに移行する
ときは、消費電流を下げるために、Hリレー30をOF
F状態、つまりリレーを引いていない状態にして消費電
流を下げている。
【0040】上述の従来技術で説明したように、ESS
に移行するのと同時にHリレー30をOFFにしてB側
に接続すると、電話回線16の電圧がHリレー30のB
側を通り、本電話機17や子電話/留守番電話18に印
加される。このとき、本電話機17や子電話/留守番電
話18のCやLに電圧が印加され、過渡現象によって電
話回線16にパルス状のノイズが発生し、このノイズが
CI信号35、オフフック信号36から出力され、この
信号を起動信号と認識してESSに移行させようとして
もESSにならない。そこで本例では、この問題を解決
するために、Hリレー30の切替タイミングを変更した
ものである。
に移行するのと同時にHリレー30をOFFにしてB側
に接続すると、電話回線16の電圧がHリレー30のB
側を通り、本電話機17や子電話/留守番電話18に印
加される。このとき、本電話機17や子電話/留守番電
話18のCやLに電圧が印加され、過渡現象によって電
話回線16にパルス状のノイズが発生し、このノイズが
CI信号35、オフフック信号36から出力され、この
信号を起動信号と認識してESSに移行させようとして
もESSにならない。そこで本例では、この問題を解決
するために、Hリレー30の切替タイミングを変更した
ものである。
【0041】つまり、無鳴動着信モードの状態のときE
SSへ移行させる場合は、移行させる所定時間前(本例
では送信や受信、コピーなど一連の動作終了後にシステ
ムを起動させるための要因が所定時間無い場合にESS
に移行しており、この所定時間を用いている)のスタン
バイのときに、Hリレー30を切り替えることにより、
このとき発生したノイズはCPU1で検知しないように
できるので、正常にESSモードに移行できる。
SSへ移行させる場合は、移行させる所定時間前(本例
では送信や受信、コピーなど一連の動作終了後にシステ
ムを起動させるための要因が所定時間無い場合にESS
に移行しており、この所定時間を用いている)のスタン
バイのときに、Hリレー30を切り替えることにより、
このとき発生したノイズはCPU1で検知しないように
できるので、正常にESSモードに移行できる。
【0042】一方、鳴動着信モードの状態のときESS
へ移行する場合は、そのままの状態を維持してESSモ
ードに移行する。
へ移行する場合は、そのままの状態を維持してESSモ
ードに移行する。
【0043】次に、図4のフローチャートに基づいてE
SSからのシステム起動手順を説明する。
SSからのシステム起動手順を説明する。
【0044】これは、ESSへの移行動作と逆となる。
まず、ESS状態(S12)において、上述した起動要
因があると(S13)、モデムや周辺ICのスリープを
解除し(S14)、メイン電源をオンし(S15)、上
述した各種タイミング用のクロック発振を再開する(S
16)。
まず、ESS状態(S12)において、上述した起動要
因があると(S13)、モデムや周辺ICのスリープを
解除し(S14)、メイン電源をオンし(S15)、上
述した各種タイミング用のクロック発振を再開する(S
16)。
【0045】そして、ESSリセットを解除し(S1
7)、SRAMに記憶したデータより、Hリレー30を
ESSの前の状態に制御する(S18)。次に、必要に
応じてプリンタのイニシャルをチェックする(S1
9)。この後、さらに起動要因の有無を監視し、ESS
モードに戻るか、通常の待機状態に復帰するかを判断す
る(S20〜S22)。
7)、SRAMに記憶したデータより、Hリレー30を
ESSの前の状態に制御する(S18)。次に、必要に
応じてプリンタのイニシャルをチェックする(S1
9)。この後、さらに起動要因の有無を監視し、ESS
モードに戻るか、通常の待機状態に復帰するかを判断す
る(S20〜S22)。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無鳴動着信モードの状態でESSモードに移行する場
合、移行の所定時間前に鳴動着信モードに切り替えるこ
とにより、回線にノイズが発生したとしても、これを誤
認することなく、安定したESSへの移行動作を得るこ
とができ、かつ、無鳴動着信モードの状態ままでESS
モードに移行することによる消費電力の浪費を抑制でき
る効果がある。
無鳴動着信モードの状態でESSモードに移行する場
合、移行の所定時間前に鳴動着信モードに切り替えるこ
とにより、回線にノイズが発生したとしても、これを誤
認することなく、安定したESSへの移行動作を得るこ
とができ、かつ、無鳴動着信モードの状態ままでESS
モードに移行することによる消費電力の浪費を抑制でき
る効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例におけるNCUの構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】上記実施例における動作を示すフローチャート
である。
である。
【図4】上記実施例における動作を示すフローチャート
である。
である。
1…CPU、 2…ROM、 3…SRAM、 4…DRAM、 5…RTC、 6…PM、 7…1次電池、 8…2次電池、 9…FUNK、 10…CODEC、 11…読取部、 12…記録部、 13…モデム部、 14…LCDC、 15…NCU部、 16…回線、 17…本電話機、 18…子電話/留守番電話機、 19…操作パネル、 20…直流電源、 21…AC100V電源、 30…Hリレー、 31…CMLリレー、 32…オフフック/CI検知回路。
Claims (7)
- 【請求項1】 呼出信号の着信時に、電話機接続端子に
接続された電話機を鳴動することなしに画像通信と電話
のいずれかを自動的に選択して実行する無鳴動着信モー
ドと、呼出信号の着信時に電話機接続端子に接続された
電話機を鳴動する鳴動着信モードと、通常のスタンバイ
モードと、省エネのためのESSモードとを有する通信
装置において、 前記通常のスタンバイモードとESSモードとを設定す
る設定手段と、 前記設定手段の設定に基づいて、電源の出力を制御する
電源制御手段と、 前記無鳴動着信モードの状態で、通常のスタンバイモー
ドからESSモードに移行する場合は、移行の所定時間
前に鳴動着信モードに切り替えてからESSモードに移
行するとともに、前記鳴動着信モードの状態で、通常の
スタンバイモードからESSモードに移行する場合は、
鳴動着信モードの状態でESSモードに移行する制御手
段と、 を有することを特徴とする通信装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記設定手段は、ソ
フトウェアスイッチによることを特徴とする通信装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記通常のスタンバイモードからESSモードに移行し
た場合に、通常のスタンバイモードのときの制御用出力
ポートの状態を保持する保持手段を有することを特徴と
する通信装置。 - 【請求項4】 請求項1において、 前記無鳴動着信モードと鳴動着信モードは、電話機を回
線またはオフフック検知用電源のいずれかに接続する切
替手段によって切り替えることを特徴とする通信装置。 - 【請求項5】 請求項4において、 無鳴動着信モードの状態で、通常のスタンバイモードか
らESSモードに移行する場合は、移行の所定時間前の
スタンバイ状態のときに、前記切替手段によって鳴動着
信モードに切り替えることにより、ノイズによる起動信
号の誤認識を防止することを特徴とする通信装置。 - 【請求項6】 請求項1において、 無鳴動着信モードの状態で、通常のスタンバイモードか
らESSモードに移行する場合は、送信/受信、コピー
を含む一連の動作終了後の起動要因が所定時間内に発生
しない場合に、前記ESSモードの移行手順を実行する
ことを特徴とする通信装置。 - 【請求項7】 呼出信号の着信時に、電話機接続端子に
接続された電話機を鳴動することなしに画像通信と電話
のいずれかを自動的に選択して実行する無鳴動着信モー
ドと、呼出信号の着信時に電話機接続端子に接続された
電話機を鳴動する鳴動着信モードと、通常のスタンバイ
モードと、省エネのためのESSモードとを有する通信
装置の制御方法において、 前記無鳴動着信モードの状態で、通常のスタンバイモー
ドからESSモードに移行する場合は、移行の所定時間
前に鳴動着信モードに切り替えてからESSモードに移
行するとともに、前記鳴動着信モードの状態で、通常の
スタンバイモードからESSモードに移行する場合は、
鳴動着信モードの状態でESSモードに移行することを
特徴とする通信装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10315655A JP2000151868A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10315655A JP2000151868A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000151868A true JP2000151868A (ja) | 2000-05-30 |
Family
ID=18067995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10315655A Pending JP2000151868A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000151868A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8644456B2 (en) | 2009-05-29 | 2014-02-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Improper connection determination method and communication apparatus |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP10315655A patent/JP2000151868A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8644456B2 (en) | 2009-05-29 | 2014-02-04 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Improper connection determination method and communication apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5909488A (en) | Communication apparatus having a non-ringing call receiving mode and an energy-saving stand-by mode | |
JPH0774863A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2000151868A (ja) | 通信装置 | |
JP2001061027A (ja) | 電気装置及び通信端末装置 | |
JP2002359705A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH05252319A (ja) | 電話機の電源制御回路 | |
JP4081150B2 (ja) | データ通信装置 | |
JP3509692B2 (ja) | 省エネ機能付き通信端末装置 | |
JP2002009989A (ja) | 通信装置 | |
JP2008040425A (ja) | 通信装置 | |
JP2002204321A (ja) | 画像通信装置、画像通信装置の制御方法、および画像通信装置の制御プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体 | |
JP2006287345A (ja) | 通信装置および電源制御方法 | |
JP2000261565A (ja) | 通信装置、その自動着信モードの制御方法、及び記録媒体 | |
JP3328480B2 (ja) | 情報機器 | |
JP3283754B2 (ja) | 電源制御装置およびそれを備えたファクシミリ装置 | |
JP2002158812A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH10164292A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2002077471A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2012019280A (ja) | ファクシミリ装置およびファクシミリ装置の電源制御方法 | |
JP3136936B2 (ja) | 省エネルギー機能付きファクシミリ装置 | |
JP2010141478A (ja) | 画像処理装置、画像形成装置及び電力制御方法 | |
JP2003348276A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2002232590A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JPH06152841A (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2006217647A (ja) | データ通信装置 |